JP4705562B2 - 情報処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子決裁処理を行う情報処理方法に関する。
電子決裁処理システムは、複数の業務システムと連携し、各業務システムで起票した伝票について、電子決裁案件として登録(起案)し、電子決裁処理を行う。電子決裁処理とは、起案された案件の承認、審査、決裁などの一連の処理について、情報処理装置を用いて実現する仕組みである。
電子決裁処理システムに投入された伝票の内容に不備があった場合、決裁者が起案者に案件の差戻しを行うか、起案者が案件の引戻しを行う。紙での決裁処理の場合、案件の内容の修正が、誤字・脱字などの軽微なものであれば、朱書き訂正を行い、起案者へ案件を戻さずに決裁処理を続けることが度々ある。
しかし、電子決裁処理においては、朱書き訂正を行うことができないため、差戻し、もしくは引戻しによって起案者に案件を戻し、起案者は各業務システムにログインし、各業務システムのメインメニューから該当案件の修正画面へ遷移し、内容を修正した後、改めて電子決裁処理システムに案件の投入を行い、一から電子決裁処理をはじめなければならない。
差戻しもしくは引戻しを行わず、案件の修正を行い、また誰がどのような修正を行ったのか、不備を修正した箇所の履歴管理を行う文書変更履歴管理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、特許文献1に記載のシステムは、電子決裁処理における起案文書の文書変更履歴管理システムであり、起案文書に添付される伝票の変更履歴を記憶し、管理する機能はない。
特開2005−284702号公報(段落0017〜段落0030、図1〜図5)
電子決裁処理システムでは、業務システムで作成した伝票について訂正しなければならない内容が有った場合、たとえそれがどんなに軽微な内容であっても、当該業務システムへ画面遷移し、修正しなければならない。
それは、電子決裁処理システムは、伝票に対しては、業務システムによって作成された伝票を添付するのみであり、伝票自体を修正するためには、業務システムによって再作成する必要があるためである。そのため、画面遷移の回数が多くなり、利用者にとっては手間となる。
そこで、本発明は、電子決裁中に、決裁案件に添付された伝票の修正が必要となったときに、迅速に伝票の修正画面へ遷移することができる情報処理方法を提供することを目的とする。
本発明の情報処理方法は、決裁案件の電子決裁を行う第1情報処理装置によって決裁案件情報を表示すると共に、前記決裁案件に添付された伝票情報の修正を指示可能な決裁案件画面を表示し、前記伝票情報の修正を指示されたときに、伝票情報を修正する第2情報処理装置にログインし、第2情報処理装置によって前記伝票情報を表示すると共に、前記伝票情報に対する修正情報を入力可能な伝票情報修正画面を表示することを特徴とする。
本発明によれば、電子決裁中に、決裁案件に添付された伝票の修正が必要となったときに、迅速に伝票の修正画面へ遷移する情報処理方法を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。ただし、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置等は、一つの具体例に過ぎず、本発明はこれらの記載に限定されるものではない。
<情報処理システムの構成>
図1は、本発明を実施するための情報処理システムの構成例を示す。
図1に示したように、情報処理システム100は、電子決裁処理システム2および業務システム3を備え、クライアント1とは通信可能にされている。また、電子決裁処理システム2と業務システム3とは、業務システムAPI4を介してデータを送受信するように構成されている。なお、クライアント1および業務システム3は、それぞれ複数のクライアント1および業務システム3を備えていてもよい。
クライアント(端末装置)1は、利用者(職員)が電子決裁処理システム2や業務システム3を利用する際に用いる利用者端末装置であり、図2に示したように、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、磁気ディスク装置や光ディスク装置、フラッシュメモリなどの記憶装置、液晶ディスプレイなどの表示装置、キーボード、マウスなどの入力装置、ネットワークアダプタなどの通信装置などを備えた一般的なコンピュータに、端末装置としての機能を実現するプログラムを実行させることにより実現することができる。
また、クライアント1は、表示装置に電子決裁処理システム2や業務システム3における処理画面を表示すると共に、入力装置を操作して、電子決裁処理システム2や業務システム3に対してデータを入力することができる。
電子決裁処理システム(第1情報処理装置)2は、電子決裁処理を実現し、電子決裁処理の履歴を管理するシステムであって、図1に示すように、電子決裁案件画面表示機能20、伝票修正可否チェック機能21、業務システムログインAPI応答機能22、伝票修正内容反映機能23、伝票修正履歴画面表示機能24、職員情報記憶部25、電子決裁情報記憶部26、伝票データ記憶部27、伝票修正履歴記憶部28を備える。
電子決裁処理システム2は、クライアント1と同様に、一般的なコンピュータに、前記した機能を実現するプログラムを実行させることにより実現することができる。
業務システム(第2情報処理装置)3は、例えば、財務会計処理の業務を行うための財務会計システムなどであり、電子決裁処理システム2と連携し、特定の業務を管理するシステムであって、業務システムログイン機能31、伝票情報修正画面表示機能32、伝票情報修正機能33、伝票履歴情報記憶部34および設定ファイル記憶部35を備えており、設定ファイル記憶部35には、修正可否設定ファイル36および決裁状態設定ファイル37が記憶されている。
業務システム3は、クライアント1と同様に、一般的なコンピュータに、前記した機能を実現するプログラムを実行させることにより実現することができる。
なお、電子決裁処理システム2と業務システム3とクライアント1とは、それぞれ互いに連携するための通信手段を備え、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワークを介して互いに接続される。
業務システムAPI4は、業務システム3に関する処理において、業務システム3と電子決裁処理システム2との間でデータを送受信するためのAPI(Application Programming Interface)であり、業務システムログインAPI41および伝票修正API42を含んで構成される。
なお、本実施形態では、電子決裁処理システム2は、情報処理システム100を利用する利用者を管理する利用者管理システムとしても機能し、利用者が業務システム3にログインする場合には、業務システム3から電子決裁処理システム2に対して、業務システムログインAPI(要求)41を送信し、電子決裁処理システム2から業務システム3に対して、業務システムログインAPI(応答)41を返信することにより、ログインが可能となる。
次に、各システムの各部について説明する。
電子決裁案件画面表示機能20は、伝票修正履歴画面や伝票情報修正画面などの他の画面から電子決裁案件画面に遷移する処理手段である。
伝票修正可否チェック機能21は、修正対象とする伝票が修正可能な状態かどうかをチェックして、修正可能な状態であれば業務システム3へ遷移し、修正不可能な状態であれば電子決裁案件画面にエラーメッセージを出力する処理手段である。
業務システムログインAPI応答機能22は、業務システム3から要求された職員情報、電子決裁情報を応答する処理手段である。
伝票修正内容反映機能23は、修正した伝票情報に基づいて、電子決裁情報記憶部26、伝票データ記憶部27および伝票修正履歴記憶部28に記憶されるデータベースの情報を更新すると共に、クライアント1に表示する画面の再表示処理を行う処理手段である。
伝票修正履歴画面表示機能24は、電子決裁案件の表示画面から、修正履歴ボタンを押下した場合に、伝票修正履歴の表示画面に遷移する処理手段である。
職員情報記憶部(利用者情報記憶部)25は、電子決裁処理システム2および業務システム3を利用する職員情報を記憶する記憶手段である。
電子決裁情報記憶部(決裁案件情報記憶部)26は、決裁ルート(決裁順序)および決裁状態(承認済区分)を含む電子決裁情報を記憶する記憶手段である。
伝票データ記憶部27は、業務システム3によって作成されたpdf(portable document format)ファイル形式などの伝票データを記憶する記憶手段である。
伝票修正履歴記憶部28は、業務システム3によって、伝票データに対していつ誰がどのような修正を行ったのか、その履歴情報(伝票修正履歴情報)を保持する記憶手段である。
業務システムログイン機能31は、電子決裁案件の表示画面から業務システム3へ遷移する際に引き渡される職員番号および案件番号を業務システムログインAPI(要求)41にセットし、当該職員番号および案件番号に対応する職員情報および案件情報を要求する処理手段である。
伝票情報修正画面表示機能32は、業務システムログインAPI(応答)41を介して電子決裁処理システム2から引き渡される伝票情報に基づいて、遷移する伝票情報修正画面を特定して画面遷移を行う処理手段であり、伝票情報の項目毎に修正情報を入力可能に表示する。
また、伝票情報修正画面表示機能32は、設定ファイル記憶部35に記憶された修正可否設定ファイル36に設定された修正可否設定情報に基づき、修正不可能な入力項目についてはグレーアウト表示を行うと共に、当該入力項目を入力できない状態とし、伝票情報修正画面を表示する。
伝票情報修正機能33は、修正した伝票情報を伝票履歴情報記憶部34に記憶すると共に、設定ファイル記憶部35から決裁状態設定ファイル37を読み込み、修正があった項目について、どの決裁者から電子決裁を再開するかを決定し、伝票修正API42を作成して、電子決裁処理システム2に送信する処理手段である。
伝票履歴情報記憶部(伝票情報記憶部)34は、業務システム3で作成、修正した伝票情報および伝票修正履歴を記憶する記憶手段である。
修正可否設定ファイル36は、各伝票情報修正画面の各項目について、修正可能とするか、修正不可能とするかを示す修正可否設定情報を設定する設定ファイルである。
決裁状態設定ファイル37は、修正した項目に応じて、決裁ルート(決裁順序)上のどの時点から決裁を再開するかを示す決裁状態設定情報を設定する設定ファイルである。
業務システムログインAPI41は、利用者が業務システム3にログインするときに、用いられるAPIである。このとき、利用者を識別する利用者識別情報として職員番号をセットし、業務システム3から利用者を管理する電子決裁処理システム2に対して、業務システムログインAPI(要求)41を送信し、電子決裁処理システム2は、職員番号に対応する職員情報(利用者情報)をセットし、業務システムログインAPI(応答)41を業務システム3に返信する。
この手続によって、利用者は業務システム3にログインすることが可能となる。
伝票修正API42は、業務システム3によって修正された伝票情報に対する修正情報を、電子決裁処理システム2に送信するためのAPIである。
ここで、適宜図面を参照して、本実施形態で用いるデータの構成および表示画面の構成について説明する。
(データの構成)
まず、図3を参照(適宜図1参照)して、電子決裁を行うときに用いられるデータの構成例について説明する。ここで、図3の(a)は、電子決裁情報記憶部に記憶される電子決裁情報データ、(b)は、業務システムログインAPI(要求)にセットされるデータ、(c)は、業務システムログインAPI(応答)にセットされるデータ、(d)は、職員情報記憶部に記憶される職員情報データである。
電子決裁情報記憶部26に記憶される電子決裁情報データ(決裁案件情報)D1は、図3(a)に示したように、案件情報を一意に識別するための案件番号(案件識別情報)、決裁の順序を示す決裁順序、決裁者が行う処理の区分(起案、承認、決裁、審査など)を示す処理区分、決裁処理を行う決裁者の役職を示す役職情報、決裁者の氏名、承認か未承認かの決裁処理の状態を示す承認済区分(決裁処理状態)、承認した日付を示す承認日、引戻し中かそうでないかを示す引戻し区分、差戻し中かそうでないかを示す差戻し区分、案件が取り消し済みかそうでないかを示す取消し区分を含んで構成される。
なお、承認日や、後記する修正日などの日付情報は、さらに、時刻を含めるようにしてもよい。
業務システムログインAPI(要求)41にセットされるデータD2は、図3(b)に示したように、職員(利用者)を一意に識別するための職員番号(利用者識別情報)、案件を一意に識別するための案件番号を含んで構成される。
業務システムログインAPI(応答)41にセットされるデータD3は、図3(c)に示したように、職員の氏名、所属、役職などの職員情報、および現在決裁がどの役職の職員まで進んでいるかを示す決裁状態を含んで構成される。
職員情報記憶部25に記憶される職員情報データD4には、図3(d)に示したように、職員を一意に識別するための職員番号、職員の氏名、所属情報、役職情報を含んで構成される。
次に、図4を参照(適宜図1参照)して、伝票に関するデータの構成例について説明する。ここで、図4の(a)は、伝票履歴情報記憶部に記憶される伝票履歴情報データ、(b)、(c)は、それぞれ、設定ファイル記憶部に記憶される修正可否設定ファイルのデータおよび決裁状態設定ファイルのデータである。
伝票履歴情報記憶部34に記憶される伝票履歴情報データD5は、図4(a)に示したように、伝票を一意に識別するための案件番号(年度、伝票区分、伝票連番、修正連番)、および伝票の種別を識別する伝票区分に応じた伝票情報入力画面で入力した情報を保持する入力項目情報1、入力項目情報2などを含んで構成される。
設定ファイル記憶部35に記憶される修正可否設定ファイル36のデータD6は、図4(b)に示したように、どの種別の伝票かを識別するための伝票区分、各伝票情報修正画面の入力項目名、各入力項目に修正可か(0)、修正不可か(1)の修正可否区分を含んで構成される。
設定ファイル記憶部35に記憶される決裁状態設定ファイル37のデータD7は、図4(c)に示したように、伝票を識別するための伝票区分、すべての伝票情報修正画面の入力項目名、該当する項目を修正した場合に、決裁をどの決裁者から再開するかを決定する決裁状態を含んで構成される。
次に、図5を参照(適宜図1参照)して、伝票の修正に関するデータの構成例について説明する。ここで、図5の(a)は、伝票修正APIにセットされる伝票修正APIデータ、(b)は、伝票データ記憶部に記憶される伝票データ、(c)は、伝票修正履歴記憶部に記憶される伝票修正履歴データである。
伝票修正API42にセットされる伝票修正APIデータD8は、図5(a)に示したように、修正した伝票を添付される新しい案件番号、修正前の伝票を添付された案件番号である元案件番号、修正者の所属、修正者氏名、修正日、どの時点まで決裁が完了しているかを識別する決裁状態、新しく作成した伝票ファイル名とそのデータ、修正があった伝票の伝票名、項目名、修正前のデータ、修正後のデータを含んで構成される。
伝票データ記憶部27に記憶される伝票データD9は、図5(b)に示したように、案件を識別するための案件番号、業務システムによって複数の伝票が起票された場合に伝票の識別をするための案件番号の枝番、業務システム3によって作成された伝票ファイルのファイル名とそのデータを含んで構成される。
伝票修正履歴記憶部28に記憶される伝票修正履歴データD10は、図5(c)に示したように、案件を識別するための案件番号、修正日、修正者氏名、修正した伝票名、項目名、修正前データ、修正後データを含んで構成される。
(画面の構成)
次に、図6を参照(適宜図1参照)して、電子決裁案件画面G1の構成例について説明する。ここで、図6は、電子決裁案件画面の構成を示す図である。
図6に示したように、電子決裁処理システム2によって電子決裁を行うときにクライアント1に表示される電子決裁案件画面(決裁案件画面)G1は、案件を一意に識別するための案件番号、その案件の件名、決裁順序および決裁状態を表す決裁ルート、決裁対象の伝票内容を確認できる添付資料、案件の承認処理を行う“承認”ボタン、案件の非承認処理を行う“非承認”ボタン、案件を自分に引き戻す“引戻し”ボタン、案件を任意の決裁者に差し戻す“差戻し”ボタン、前画面に遷移する“戻る”ボタン、そして添付資料から任意のファイルを選択しその伝票の伝票修正履歴画面を表示する“修正履歴”ボタン、選択した伝票を修正する“修正”ボタンを含んで構成される。
次に、図7を参照(適宜図1参照)して、伝票情報修正画面G2の構成例について説明する。ここで、図7は、伝票情報修正画面の構成を示す図である。
図7に示したように、業務システム3によって伝票情報の修正を行うときにクライアント1に表示される伝票情報修正画面G2は、伝票を一意に識別するための案件番号の他、その伝票を作成するために必要な各入力項目、処理を実行する“OK”ボタン、処理を中止する“キャンセル”ボタンを含んで構成される。
ここで、伝票情報修正画面G2が表示されたクライアント1の入力装置(図2参照)を用いて、各項目に対する修正情報を画面上で入力することができる。
また、図7の“金額1”及び“金額2”のように、修正が禁止された項目は、グレーアウト表示(図面ではハッチング)されており、入力可能な項目と識別可能になっている。
次に、図8を参照(適宜図1参照)して、伝票修正履歴画面G3の構成例について説明する。ここで、図8は、伝票修正履歴画面の構成を示す図である。
図8に示したように、電子決裁処理システム2によって決裁中の案件に添付された伝票の修正履歴を確認するときにクライアント1に表示される伝票修正履歴画面G3は、案件番号、その案件が何回修正されたかを表す修正回数、修正日、修正者氏名、伝票名、項目名、修正前および修正後の内容を含んで構成される。
<情報処理システムの動作>
次に、適宜図面を参照して、情報処理システム100における処理の流れを説明する。
(電子決裁案件画面から伝票情報修正画面への遷移)
まず、図9を参照(適宜図1から図8参照)して、電子決裁中に伝票修正を行う場合の処理の流れを説明する。ここで、図9は、電子決裁中に伝票修正を行う場合の情報処理システムの処理の流れを示すフローチャートである。
ただし、ここでは、利用者がクライアント1を利用して電子決裁処理システム2にログイン済みで、電子決裁案件の一覧から、特定の電子決裁案件を選択し、選択した案件の詳細情報をクライアント1に電子決裁案件画面G1(図6)として、電子決裁案件画面表示機能20によって表示していることを前提とする。また、決裁中の案件に添付された伝票の修正は、起案者でも決裁者でも行えることとする。
図9に示したように、クライアント1を操作する利用者が電子決裁案件画面G1で任意の添付資料(伝票)を選択し、“修正”ボタンを押下することによって、電子決裁案件画面G1から伝票情報修正画面G2(図7)へ遷移する場合の処理は、伝票修正可否チェック処理(ステップS1)、業務システムログイン処理(ステップS2)、業務システムログインAPI応答処理(ステップS3)、伝票情報修正画面表示処理(ステップS4)が含まれる。
次に、図10から図14を参照(適宜図1から図9参照)して、各ステップの詳細について説明する。ここで、図10、図11、図12、並びに図13および図14は、それぞれ、伝票修正可否チェック処理、業務システムログイン処理、業務システムログインAPI応答処理、伝票情報修正画面表示処理の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。
図9に示したように、クライアント1を操作する利用者が電子決裁案件画面G1(図6)で任意の添付資料を選択し、“修正”ボタンを押下したことを、電子決裁処理システム2はクライアント1を介して検出すると、伝票修正可否チェック機能21によって、クライアント1の画面に表示されている電子決裁案件が、修正を行える電子決裁案件かどうかを判定する(ステップS1)。
図10に示したように、伝票修正可否チェック処理(ステップS1)では、まず、電子決裁処理システム2の伝票修正可否チェック機能21は、案件番号をキーに、電子決裁情報記憶部26から、当該案件の電子決裁情報データD1(図3(a))を取得する(ステップS11)。
伝票修正可否チェック機能21は、電子決裁情報記憶部26から取得した当該案件の電子決裁情報データD1をもとに、エラーチェックを行う。エラーチェックの例として、最終決裁まで完了しているか(ステップS12)、引戻しまたは差戻し中もしくは取消済であるか(ステップS13)などを行う。
修正可能な案件であった場合(ステップS12でNOかつステップS13でNO)、職員番号、案件番号、修正区分を、例えばセッション情報としてセットし、業務システム3へ当該情報を引き渡し、業務システム3に制御を移す(ステップS14)。
これによって、利用者により、例えば、業務システムログインボタンを押下するというような明示的な操作を行うことなく、業務システム3へのログイン処理へ遷移することができる。
このとき、修正区分に“1”をセットして、業務システム3が、このログインと、業務システムログインボタンを押下して遷移してきた場合とを識別できるようにする。
一方、当該案件が修正可能な案件ではなかった場合は(ステップS12でYESまたはステップS13でYES)、それぞれ対応するエラーメッセージをクライアント1の画面に表示し(ステップS15,S16)、電子決裁案件画面G1における処理メニュー選択状態に戻る。
伝票修正可否チェック処理のステップS14で、業務システム3に制御が移ると、業務システム3は、業務システムログイン機能31によって、業務システムログイン処理を行う(ステップS2)。
図11に示したように、業務システムログイン処理(ステップS2)では、電子決裁処理システム2より制御を移された業務システム3では、業務システムログイン機能31によって、電子決裁処理システム2から引き渡された職員番号、案件番号、修正区分を保持する(ステップS21)。
修正区分は、電子決裁処理システム2の、例えば、メインメニュー画面(図示を省略)から業務システムログインボタンを押下して遷移してきたのか(例えば修正区分“0”)、電子決裁案件画面G1から修正ボタンを押下して遷移してきたのか(例えば修正区分“1”)を識別する(ステップS22)。修正区分が“0”の場合(ステップS22でNO)、職員番号を業務システムログインAPI(要求)41のデータD2(図3(b))にセットする(ステップS24)。修正区分が“1”の場合(ステップS22でYES)、職員番号および案件番号を業務システムログインAPI(要求)41のデータD2にセットする(ステップS23)。
そして、電子決裁処理システム2に、データをセットした業務システムログインAPI(要求)41を送信する(ステップS25)。
業務システムログイン処理のステップS25で、業務システムログインAPI(要求)41が、電子決裁処理システム2に送信されると、電子決裁処理システム2は、業務システムログインAPI応答機能22によって、業務システムログインAPI応答処理を行う(ステップS3)。
図12に示したように、業務システムログインAPI応答処理(ステップS3)では、電子決裁処理システム2は、業務システムログインAPI応答機能22によって、業務システム3より送信された業務システムログインAPI(要求)41を受信する(ステップS31)。
業務システムログインAPI応答機能22は、受信した業務システムログインAPI(要求)41に含まれる職員番号をキーに、職員情報記憶部25を検索し、職員情報データD4(図3(d)参照)を取得する(ステップS32)。
ステップS31で受信した業務システムログインAPI(要求)41に案件番号がセットされていない場合(ステップS33でNO)、取得した職員情報データD4を業務システムログインAPI(応答)41のデータD3(図3(c))にセットして、業務システム3へ業務システムログインAPI(応答)41を返信する(ステップS35)。
一方、業務システムログインAPI(要求)41に案件番号がセットされている場合(ステップS33でYES)、案件番号をキーに、電子決裁情報記憶部26を検索し(図3(a)参照)、その結果から、承認済区分が「1 承認済」の中で、決裁順序がもっとも大きいレコードを抽出し、その役職情報を取得する(ステップS34)。
そして、業務システムログインAPI(応答)41に、ステップS32で取得した職員情報データD4およびステップS34で取得した役職情報をセットし、業務システム3へ業務システムログインAPI(応答)41を返信する(ステップS35)。
これによって、業務システム3へのログインが可能となる。
業務システムログインAPI応答処理のステップS35で、業務システムログインAPI(応答)41が、業務システム3に返信されると、業務システム3は、伝票情報修正画面表示機能32によって、伝票情報修正画面表示処理を行う(ステップS4)。
図13に示したように、伝票情報修正画面表示処理(ステップS4)では、業務システム3は、伝票情報修正画面表示機能32によって、電子決裁処理システム2から返信された業務ログインシステムAPI(応答)41を取得する(ステップS41)。
ここで、ステップS21で電子決裁処理システム2から引き渡された修正区分が「1 修正ボタン」以外の場合には(ステップS42でNO)、通常の業務システム3のメインメニュー画面(図示は省略)へ遷移する(ステップS44)。
一方、修正区分が「1 修正ボタン」の場合には(ステップS42でYES)、伝票情報修正画面G2(図7)に遷移するための処理に進む。
修正区分が「1 修正ボタン」の場合(ステップS42でYES)、業務システム3は、伝票情報修正画面表示機能32によって、電子決裁処理システム2から引き渡された案件番号をその業務システム3で伝票を一意に識別するための情報に変換する(ステップS43)。
例えば、案件番号が、図4(a)に示したように、和暦年度+伝票区分+伝票連番+修正連番からなっているとすると、案件番号から伝票区分を抽出し、修正対象の伝票の種別を特定して、該当する伝票情報修正画面G2(図7)に遷移する(ステップS45)。
また、図14に示したように、業務システム3は、伝票情報修正画面表示機能32によって、案件番号をキーに、伝票履歴情報記憶部34を検索して、該当する伝票の情報を取得する(ステップS46)。
次に、設定ファイル記憶部35から、該当する伝票情報修正画面G2に関する修正可否設定ファイル36を読み込み、読み込んだ修正可否設定ファイル36に含まれる修正可否設定ファイルデータD6(図4(b))の各入力項目に対応する修正可否区分を順次に取得する(ステップS47)。
取得した入力項目名に対応する修正可否区分が、修正不可能(“0”が設定)であれば(ステップS48でNO)、該当する入力項目エリアをグレーアウト表示し、修正のための入力が不可能な状態にする(ステップS49)。
一方、修正可否区分が、修正可能(“1”が設定)であれば(ステップS48でYES)、特別な処理は行わない。
これによって、修正不可な項目に対する入力操作ミスや改竄を防止することができる。
そして、最後の入力項目まで、修正可否の判定が終了したかどうかを確認し(ステップS50)、すべての入力項目について、修正可否区分に応じた反映が終わるまで、ステップS47からステップS50の修正可否判定処理を繰り返す。
なお、図7に示した伝票情報修正画面G2では、図4(b)に示した修正可否設定ファイル36のデータD6に基づき、金額1および金額2がグレーアウト表示され、入力不可能な状態であることを示している。
以上説明した処理手順によって、情報処理システム100は、電子決裁案件画面G1から伝票情報修正画面G2に、他の画面を経由することなく迅速に遷移して、伝票情報の修正処理を行えるようになる。
(伝票情報修正画面での伝票情報の修正処理)
次に、図15を参照(適宜図1から図8参照)して、電子決裁案件画面G1から伝票情報修正画面G2に遷移した後に、伝票情報の修正を行う場合の処理の流れを説明する。ここで、図15は、伝票情報修正画面において伝票情報の修正を行った場合の情報処理システムの処理の流れを示すフローチャートである。
図15に示したように、クライアント1を操作する利用者が伝票情報修正画面G2(図7)で伝票情報を修正し、“OK”ボタンを押下することによって行われる伝票情報を修正する処理は、伝票情報修正処理(ステップS5)、伝票修正内容反映処理(ステップS6)が含まれる。
次に、図16から図18を参照(適宜図1および図15参照)して、伝票情報修正処理の詳細について説明する。ここで、図16から図18は、伝票情報修正処理の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。
なお、修正不可項目については、例えば、図7に示したように、対応する項目の入力欄をグレーアウト表示し、修正できないようにしており、修正のための入力がなされた項目については、その入力データを、業務システム3のRAMなどの記憶手段に一時的に内部保持している。
まず、図15に示したように、クライアント1を操作する利用者が伝票情報修正画面G2で伝票情報を修正し、“OK”ボタンを押下すると、業務システム3は、伝票情報修正機能33によって、伝票情報修正処理を行う(ステップS5)。
図16に示したように、伝票情報修正処理(ステップS5)では、業務システム3は、伝票情報修正機能33によって、まず、伝票情報修正画面G2で修正のために入力された入力項目のデータ(伝票の修正内容)のエラーチェックを行う(ステップS61)。なお、入力項目のエラーチェックについては、業務システム3で、伝票の起票時に行うのと同様に、入力されたデータが、例えば、予め定めた範囲を超える異常値でないかどうかのエラーチェックを行う。
伝票情報修正機能33は、エラーの有無を判定し(ステップS62)、エラーが存在しなかった場合は(ステップS62でYES)、修正内容を反映した伝票ファイルを作成してRAMなどの記憶手段に一時的に保持する(ステップS64)。エラーが存在した場合は(ステップS62でNO)、伝票情報修正画面に遷移しエラーメッセージを表示して(ステップS63)、修正内容を再度入力する状態に戻る。
入力項目にエラーが存在せず(ステップS62でYES)、伝票ファイルを作成した後(ステップS64)、決裁状態設定ファイル37を読み込む(ステップS65)。
次に、図17に示したように、ステップS65で読み込んだ決裁状態設定ファイル37のデータD7(図4(c))に含まれる項目について、修正可能な項目かどうかを確認し(ステップS66)、修正可能な項目でない場合は(ステップS66でNO)、ステップS71に進む。
一方、修正可能な項目である場合は(ステップS66でYES)、この項目が修正されているかどうかを確認する(ステップS67)。なお、伝票履歴情報記憶部34に記憶されている伝票履歴情報データD5(図4(a))の該当レコードの内容と、伝票情報修正画面G2で入力されて内部保持している内容とが異なっているものを、修正された項目と判断する。
ここで、項目の内容が修正されていない場合は(ステップS67でNO)、ステップS71に進む。
一方、修正された項目については(ステップS67でYES)、決裁状態設定ファイル37のデータD7(図4(c))の決裁状態と、伝票修正API42のデータD8(図5(a))の決裁状態とを比較し(ステップS68)、決裁状態設定ファイル37の決裁状態の方が前の段階の場合は(ステップS68でYES)、再開する決裁状態として、決裁状態設定ファイル37から取得した決裁状態の情報を伝票修正API42の決裁状態にセットする(ステップS69)。
そして、この修正された項目に関する項目名、修正前、修正後の内容などを伝票修正API42にセットする(ステップS70)。
なお、伝票修正API42の決裁状態には、各項目についての決裁状態を確認する前に、予め(ステップS66よりも前に)業務システムログインAPI(応答)41から取得した決裁状態をセットしておくものとする。
また、伝票修正API42の決裁状態の方が前の段階の場合は(ステップS68でNO)、決裁状態は変更せずに、この修正項目に関する項目名、修正前、修正後の内容などを伝票修正API42にセットする(ステップS70)。
1つの項目についての修正有無の確認が終わると、すべての入力項目について、修正有無の確認が行われたかを判定し(ステップS71)、確認が行われていない項目がある場合は(ステップS71でNO)、ステップS66に戻り、次の項目について修正有無の確認を行う。
一方、すべての入力項目についての修正有無の確認が行われると(ステップS71でYES)、図18に示したフローチャートのステップS72に進む。
このようにして、業務システムログインAPI(応答)41の決裁状態および決裁状態設定ファイル37に含まれ、かつ修正されたすべての項目の決裁状態の内で、決裁状態が最も前の段階の決裁状態が伝票修正APIにセットされる。
例えば、業務システムログインAPI(応答)41の決裁状態が「部長」で、決裁状態設定ファイル37に含まれ、かつ修正された項目に対する決裁状態の内で決裁状態が最も前の段階が「課長」の場合、「課長」を伝票修正API42の決裁状態にセットする。
すべての入力項目について修正有無の判断が終了したら(ステップS71でYES)、伝票修正API42に案件番号、元案件番号、修正者所属、修正者氏名、修正日などの伝票修正情報をセットする(ステップS72)。
そして、伝票履歴情報記憶部34の情報を、内部保持していた修正後の伝票情報に更新し(ステップS73)、伝票修正API42を電子決裁処理システム2へ送信し(ステップS74)、伝票情報修正画面G2を閉じる(ステップS75)。
次に、図19を参照(適宜図1から図8、および図15参照)して、業務システム3から伝票修正API42を受信した電子決裁処理システム2による伝票修正内容反映処理(ステップS6)について詳細に説明する。ここで、図19は、伝票修正内容反映処理の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。
電子決裁処理システム2は、業務システム3から送信された伝票修正API42を受信すると(ステップS81)、伝票修正内容反映機能23によって、伝票修正API42(図5(a))に含まれる案件番号、ファイル名、伝票データに基づき、当該案件番号およびファイル名に対応する案件番号枝番をキーに、伝票データ記憶部27に記憶される伝票データD9(図5(b))を検索し、対応する伝票データD9の更新を行う(ステップS82)。
次に、電子決裁処理システム2で内部保持している修正前の電子決裁情報データD1(図3(a))と同等のデータをコピーし、伝票修正API42の案件番号を、コピーしたデータの案件番号にセットする(ステップS83)。
伝票修正API42の決裁状態について、内部保持している修正前の電子決裁情報データD1の役職情報および承認済区分に基づいて定まる決裁状態と異なるものがある場合、コピーした電子決裁情報データD1の承認済区分に対して、伝票修正API42の決裁状態の役職(該当役職も含む)まで未承認(0)をセットし、承認日に空白をセットする。例えば、決裁状態が「課長」で、現在「部長」決裁まで完了している場合、課長決裁からやり直しになるため、役職が「課長」以上のレコードを未承認の状態にする。
電子決裁情報記憶部26に記憶されている電子決裁情報データD1を、このコピーデータに更新する(ステップS84)。
また、電子決裁情報記憶部26に記憶されている電子決裁情報データD1に対して、伝票修正API42のデータD8の元案件番号の案件に対応する取消区分を取消済(1)に更新する(ステップS85)。
さらに、伝票修正履歴記憶部28に記憶されている伝票修正履歴データD10(図5(c))を、伝票修正API42の案件番号、修正日、修正者氏名、伝票名、項目前、修正前、修正後のデータに更新する(ステップS86)。
各記憶部のデータの更新が終わると、電子決裁処理システム2は、電子決裁案件画面表示機能20によって、電子決裁情報記憶部26に記憶された修正後の電子決裁情報データD1をもとに、電子決裁案件画面G1の再表示処理を行う(ステップS87)。
以上、説明した処理手順によって、伝票情報修正画面G2に遷移して伝票情報を修正し、他の画面を経ることなく、電子決裁案件画面G1に遷移して、修正項目に応じた段階から、決裁を迅速かつ適切に再開することができる。
(伝票修正履歴画面での伝票修正履歴の確認)
次に、図20を参照(適宜図1から図8参照)して、伝票情報修正画面G2での伝票情報修正を完了後、再び電子決裁案件画面G1に遷移して決裁を再開したときに、修正した伝票の修正内容を確認する伝票修正履歴確認処理を行う場合の処理の流れを説明する。ここで、図20は、伝票修正履歴を確認する処理を行った場合の情報処理システムの処理の流れを示すフローチャートである。
図20に示したように、クライアント1を操作する利用者が電子決裁案件画面G1(図6)で“修正履歴”ボタンを押下することによって行われる伝票修正履歴を確認する処理は、伝票修正履歴画面表示処理(ステップS7)が含まれる。
次に、図21を参照(適宜図1から図8、および図20参照)して、伝票修正履歴画面表示処理(ステップS7)の詳細について説明する。ここで、図21は、伝票修正履歴画面表示処理の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。
まず、クライアント1を操作する利用者によって、電子決裁案件画面G1で“修正履歴”ボタンが押下されると、電子決裁処理システム2は、伝票修正履歴画面表示機能24によって、案件番号および案件番号枝番をキーに伝票修正履歴記憶部28から、対応する伝票の伝票修正履歴データD10(図5(c))を取得する(ステップS91)。
取得した伝票修正履歴データD10をもとに、伝票修正履歴画面G3(図8)を表示する(ステップS92)。
図8に示した例では、伝票修正履歴データD10の内容から、その案件が何回修正されたかを表す修正回数、修正日、修正者氏名、伝票名、項目名、修正前、修正後が表示されている。
また、“戻る”ボタンを押下することにより、電子決裁案件画面G1に戻って決裁処理を続行することができる。
これによって、電子決裁案件画面G1から、決裁案件に添付された伝票の修正履歴により、伝票が、いつ、誰によって、どのような修正を行ったかを容易に確認することができ、伝票の改竄や決裁者の認知しないところでの伝票の修正する行為を抑止することができる。また、変更点を迅速に把握でき、かつ適切な電子決裁処理を実現することができ、業務の効率化を図ることができる。
以上、発明を実施するための最良の形態について説明したが、前記した実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
本発明を実施するための情報処理システムの構成例を示すブロック図である。 コンピュータの構成を示すブロック図である。 電子決裁を行うときに用いられるデータの構成を示す構成図である。 伝票に関するデータの構成を示す構成図である。 伝票の修正に関するデータの構成を示す構成図である。 電子決裁案件画面の構成を示す図である。 伝票情報修正画面の構成を示す図である。 伝票修正履歴画面の構成を示す図である。 電子決裁中に伝票修正を行う場合の情報処理システムの処理の流れを示すフローチャートである。 伝票修正可否チェック処理の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。 業務システムログイン処理の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。 業務システムログインAPI応答処理の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。 伝票情報修正画面表示処理の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。 伝票情報修正画面表示処理の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。 伝票情報修正画面において伝票情報の修正を行った場合の情報処理システムの処理の流れを示すフローチャートである。 伝票情報修正処理の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。 伝票情報修正処理の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。 伝票情報修正処理の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。 伝票修正内容反映処理の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。 伝票修正履歴を確認する処理を行った場合の情報処理システムの処理の流れを示すフローチャートである。 伝票修正履歴画面表示処理の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 クライアント(端末装置)
2 電子決裁処理システム(第1情報処理装置)
3 業務システム(第2情報処理装置)
4 業務システムAPI
20 電子決裁案件画面表示機能
21 伝票修正可否チェック機能
22 業務システムログインAPI応答機能
23 伝票修正内容反映機能
24 伝票修正履歴画面表示機能
25 職員情報記憶部(利用者情報記憶部)
26 電子決裁情報記憶部(決裁案件情報記憶部)
27 伝票データ記憶部
28 伝票修正履歴記憶部
31 業務システムログイン機能
32 伝票情報修正画面表示機能
33 伝票情報修正機能
34 伝票履歴情報記憶部(伝票情報記憶部)
35 設定ファイル記憶部
36 修正可否設定ファイル(修正可否設定情報)
37 決裁状態設定ファイル(決裁状態設定情報)
41 業務システムログインAPI
42 伝票修正API
100 情報処理システム
G1 電子決裁案件画面(決裁案件画面)
G2 伝票情報修正画面
G3 伝票修正履歴画面

Claims (6)

  1. 伝票情報を添付された決裁案件を決裁する決裁者の決裁順序と前記決裁者の決裁処理状態とを含む決裁案件情報を、前記決裁案件を識別する案件識別情報に対応付けて記憶する決裁案件情報記憶部と、利用者に関する利用者情報を、当該利用者を識別する利用者識別情報に対応付けて記憶する利用者情報記憶部と、を有し、前記伝票情報を添付された決裁案件の電子決裁を行う第1情報処理装置と、
    前記伝票情報を、前記案件識別情報に対応付けて記憶する伝票情報記憶部を有し、前記第1情報処理装置と通信可能に接続され、前記伝票情報の作成および修正を行う第2情報処理装置と、
    を含み、前記利用者が端末装置を介して前記電子決裁、前記伝票情報の作成および前記伝票情報の修正の操作を行う情報処理システムにおいて、
    前記第1情報処理装置によって、前記決裁案件情報を表示すると共に、前記決裁案件に添付された伝票情報の修正を指示可能な決裁案件画面を前記端末装置に表示し、
    前記決裁案件画面において、伝票情報の修正を指示されたときに、前記第1情報処理装置によって、前記利用者識別情報を前記第2情報処理装置に送信し、
    前記第2情報処理装置によって、前記利用者識別情報に対応する利用者情報と、前記案件識別情報に対応する決裁案件情報とを、前記第1情報処理装置に要求し、
    前記第1情報処理装置によって、前記利用者識別情報に対応する利用者情報と、前記案件識別情報に対応する決裁案件情報とを前記第2情報処理装置に応答し、
    前記第2情報処理装置によって、前記案件識別情報に対応する伝票情報を表示すると共に、前記伝票情報に対する修正情報を入力可能な伝票情報修正画面を前記端末装置に表示することを特徴とする情報処理方法。
  2. 前記伝票情報修正画面は、前記伝票情報を構成する項目毎に修正情報を入力可能であって、
    当該伝票情報の項目毎に修正の可否を設定する修正可否設定情報に基づいて、修正を否と設定された項目に対する修正情報の入力を禁止することを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
  3. 前記伝票情報修正画面は、前記修正可否設定情報において修正を否と設定された項目と、入力を可と設定された項目とを識別可能に表示することを特徴とする請求項2に記載の情報処理方法。
  4. 前記伝票情報修正画面から入力された修正情報に基づいて前記伝票情報を修正した後に、前記第2情報処理装置によって、前記伝票情報を構成する項目毎に、当該項目を修正して電子決裁を再開するときに最初に決裁を行う決裁者を設定した決裁状態設定情報によって定められる決裁状態と、前記伝票情報の修正を行ったときの前記決裁案件情報に含まれる前記決裁者の決裁順序と前記決裁者の決裁処理状態とに基づいて定められる決裁状態とを比較し、決裁順序が前段階の決裁状態を、電子決裁を再開するときの決裁状態として決定することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の情報処理方法。
  5. 前記伝票情報修正画面から入力された前記伝票情報に対する修正情報と、前記第2情報処理装置によって決定された、電子決裁を再開するときの決裁状態とを、前記第2情報処理装置から前記第1情報処理装置へ送信し、
    前記第1情報処理装置によって、前記伝票情報記憶部に記憶された前記案件識別情報に対応する伝票情報を、前記第2情報処理装置から送信された当該伝票に対する修正情報に基づいて更新すると共に、前記決裁案件情報記憶部に記憶された前記案件識別情報に対応する決裁案件情報に含まれる決裁者の決裁状態を、前記第2情報処理装置から送信された前記電子決裁を再開するときの決裁者を識別する情報に基づいて更新し、
    前記第1情報処理装置によって、前記更新された決裁案件情報の前記決裁案件画面を表示することを特徴とする請求項4に記載の情報処理方法。
  6. 前記第1情報処理装置は、さらに、前記第2情報処理装置から送信された前記伝票情報の修正情報と、修正日時と、修正者とを含む伝票修正履歴情報を、前記案件識別情報に対応付けて記憶する伝票修正履歴記憶部を備え、
    前記決裁案件画面は、当該案件識別情報に対応する伝票情報の前記伝票修正履歴情報の表示を指示可能であって、
    前記伝票修正履歴情報の表示を指示されたときに、前記第1情報処理装置によって、前記案件識別情報に対応する前記伝票修正履歴情報を表示する伝票修正履歴画面を前記端末装置に表示することを特徴とする請求項5に記載の情報処理方法。
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