JP4705126B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタなどの画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置には、用紙に転写されたトナー像をその用紙に定着させる定着装置が設けられている。定着装置は、ヒートローラと、ヒートローラに押圧状態で配置されるプレスローラとを備えている。トナー像が転写された用紙は、ヒートローラとプレスローラとの間を搬送される。そして、用紙がヒートローラとプレスローラとの間を通過する間に、加熱および加圧によりトナー像が用紙に定着し、これにより記録シートへの画像の形成が達成される。
このような定着装置には、たとえば、ヒートローラの表面温度を検出するための2つのサーミスタが備えられている。第1のサーミスタは、ヒートローラの表面における幅方向の中央部に接触して配置される。そして、第1のサーミスタにより検出される温度が予め定める目標温度となるように、ヒートローラに内蔵されたヒータが制御される。一方、第2のサーミスタは、ヒートローラの表面における幅方向の端部、つまりヒートローラの表面における用紙との接触領域外に接触して配置される。たとえば、比較的小さい幅の用紙への画像の形成が連続して繰り返し行われた場合、ヒートローラの幅方向の中央部の表面温度が目標温度であるのに対し、ヒートローラの幅方向の端部では、記録シートに熱を奪われないために、熱が蓄積することによる異常加熱状態となるおそれがある。第2のサーミスタは、その異常加熱状態を検出し、ヒータによるヒートローラの加熱を中断(画像の形成を中断)するために備えられている。
また、ヒートローラの表面に付着した紙粉やトナーなどの付着物(異物)が第1のサーミスタに転移し、その転移した付着物が第1のサーミスタに蓄積されることにより、第1のサーミスタの感度が鈍ることがある。第1のサーミスタの感度が鈍ると、第1のサーミスタによる検出温度がヒートローラの実際の表面温度よりも低くなるため、ヒートローラの実際の表面温度が目標温度に達しているにもかかわらず、ヒータによるヒートローラの加熱が続けられる。その結果、ヒートローラの異常加熱状態となる。
これを防止するため、画像形成装置に電源が入れられたことに応答して、ヒータによるヒートローラのウォームアップを開始し、そのウォームアップ中に、第1のサーミスタによる検出温度と第2のサーミスタによる検出温度との差を求め、この温度差(第1のサーミスタにおける付着物の付着状態)に応じて、第1のサーミスタによる検出温度を補正することが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2005−173100号公報
ところが、ヒートローラの種類などにより、第1のサーミスタに与える熱量が大きく変わるので、ウォームアップ中の第1のサーミスタによる検出温度は、第1のサーミスタへの付着物の付着状態に加えて、ヒートローラの種類に依存する。そのため、第1のサーミスタによる検出温度と第2のサーミスタによる検出温度との差に応じて、第1のサーミスタによる検出温度を精度よく補正するためには、ヒートローラの種類を考慮して、その温度差に応じた補正量を決定しなければならない。そのため、ヒートローラの種類ごとに、温度差に応じた補正量を定めるテーブルまたは計算式(パラメータ)を大幅に修正しなければならない。
そこで、本発明の目的は、被温度検出部材の種類にあまり配慮しなくても、被温度検出部材の温度を検出するための温度センサにおける被温度検出部材との接触部分の状態を判別することができる、画像形成装置を提供することにある。
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、画像形成装置において、定着部材と、前記定着部材を加熱する加熱部材と、前記定着部材に接触して設けられ、前記定着部材の温度を検出するために用いられる温度センサと、前記加熱部材による前記定着部材の非加熱状態が予め定める時間以上続いていることを条件として、前記温度センサに供給される電力を制御することにより前記温度センサを予め定める発熱期間にわたって自己発熱させ、前記非加熱状態を継続したままの状態における前記発熱期間の終了からの予め定める放熱時間に前記温度センサにより検出される温度の低下量に基づいて、前記温度センサにおける前記定着部材との接触部分における、異物の付着や離間による異常を判別する状態判別部とを備えていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記定着部材は、画像が記録される記録シートと接触するものであることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項1〜2のいずれか一項に記載の発明において、前記状態判別部は、予め定める比較値を記憶しており、当該比較値と前記温度センサにより検出される温度との比較の結果に基づいて、前記接触部分の状態を判別することを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項2〜3のいずれか一項に記載の発明において、前記状態判別部は、前記接触部分の状態を判別することなく、前記記録シートに画像を形成する
ための動作が予め定める回数以上行われたことを条件として、前記接触部分の状態を判別するための一連の処理を実行することを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明において、前記状態判別部は、前記温度センサにより検出される温度が予め定める温度以下であることを条件として、前記接触部分の状態を判別するための一連の処理を実行することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、被温度検出部材の温度を検出するための温度センサは、被温度検出部材に接触して設けられている。温度センサにおける被温度検出部材との接触部分の状態を判別するために、温度センサを自己発熱させるべく、温度センサに供給される電力が制御される。そして、自己発熱の開始後の温度センサによる検出温度に基づいて、温度センサの接触部分の状態が判別される。
温度センサが自己発熱されるように構成されているので、定着部材の種類よらず、ほぼ一定の熱量が温度センサに供給される。したがって、定着部材の種類にあまり依存せず、温度センサの接触部分の状態を判別することができる。よって、定着部材の種類にあまり依存せずに、温度センサの接触部分の状態に応じた補正量を決定し、この補正量に基づいて温度センサによる検出温度を精度よく補正することができる。
また、温度センサの自己発熱の終了からの予め定める放熱時間における温度センサによる検出温度の低下量に基づいて、温度センサの接触部分の状態が判別される。
温度センサの接触部分の状態が正常な状態であるとき、たとえば、温度センサの自己発熱の終了からの予め定める放熱時間において、温度センサの温度は、ほぼ一定量低下する。そのため、その放熱時間における温度センサによる検出温度の低下量が一定量から大きく異なる場合、温度センサの接触部分の状態が通常の状態ではない(つまり異常である)と判別することができる。
さらに、画像形成装置には、定着部材を加熱する加熱部材が備えられている。そして、温度センサの接触部分の状態を判別するための一連の処理は、加熱部材による定着部材の非加熱状態が予め定める時間以上続いていることを条件として実行される。
一連の処理の開始の直前に、加熱部材による定着部材の加熱が行われていると、その加熱が温度センサの自己発熱開始後の温度変化に影響を与え、温度センサの接触部分の状態を正確に判別することができないおそれがある。そのため、加熱部材による定着部材の非加熱状態が予め定める時間以上続いていることを条件として、一連の処理が実行されることにより、温度センサの接触部分の状態を良好に判別することができる。
また、温度センサにおける定着部材との接触部分への異物の付着状態を判別することができる。
また、温度センサにおける定着部材との接触部分が定着部材に接触している状態と、当該接触部分が定着部材から離間している状態とを判別することができる。
請求項2に記載の発明によれば、被温度検出部材は、画像が記録される記録シートと接触する。そのため、被温度検出部材には、記録シートに付着した付着物(異物)が転移する。被温度検出部材に転移した付着物は、被温度検出部材から温度センサにさらに転移する。温度センサに付着物が付着すると、温度センサの感度が鈍るので、その付着状態(たとえば、温度センサの感度を鈍らせる程度の量の付着物が付着しているか否か)を判別し、付着状態に基づいて温度センサによる検出温度を補正すれば、被温度検出部材の温度を精度よく検出することができる。
請求項に記載の発明によれば、予め定める比較値と温度センサにより検出される温度との比較の結果に基づいて、温度センサの接触部分の状態が判別される。
温度センサの接触部分の状態が正常な状態であるとき、たとえば、温度センサの自己発熱の開始から所定時間が経過したタイミングで、温度センサの温度は、ほぼ一定温度となる。そのため、その一定温度に応じた値を比較値として定めておくことにより、温度センサによる検出温度と比較値とが大きく異なる場合に、温度センサの接触部分の状態が通常の状態ではない(つまり異常である)と判別することができる。
請求項4に記載の発明によれば、温度センサの接触部分の状態を判別するための一連の処理は、接触部分の状態が判別されることなく、予め定める回数以上の画像形成動作が行われたことを条件として実行される。これにより、温度センサの接触部分の状態を判別するための一連の処理が頻繁に実行されることを防止できる。
請求項5に記載の発明によれば、温度センサの接触部分の状態を判別するための一連の処理は、温度センサにより検出される温度が予め定める温度以下であることを条件として実行される。
一連の処理の開始前に、温度センサによる検出温度が予め定める温度よりも高ければ、そのときの温度が温度センサの自己発熱開始後の温度変化に影響を与え、温度センサの接触部分の状態を正確に判別することができないおそれがある。そのため、温度センサにより検出される温度が予め定める温度以下であることを条件として、一連の処理が実行されることにより、温度センサの接触部分の状態を良好に判別することができる。
1.プリンタの全体構成
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例としてのプリンタの側断面図である。
プリンタ1の本体ケーシング2内には、その中央部に、プロセス部3が配置されている。プロセス部3の上方には、レーザなどを備える露光器4が配置されている。
プロセス部3は、感光ドラム5、スコロトロン型帯電器6、現像ローラ7および転写ローラ8などを備えている。感光ドラム5の回転に伴って、感光ドラム5の表面は、スコロトロン型帯電器6によって一様に帯電された後、露光器4からのレーザビームにより選択的に露光される。この露光によって、感光ドラム5の表面から電荷が選択的に除去され、感光ドラム5の表面に静電潜像が形成される。現像ローラ7には、現像バイアスが印加されている。静電潜像が現像ローラ7に対向すると、静電潜像と現像ローラ7との間の電位差により、現像ローラ7から静電潜像にトナーが供給される。これによって、感光ドラム5の表面にトナー像が形成される。
また、本体ケーシング2の底部には、記録シートの一例としての用紙Pを収容する給紙カセット9が配置されている。給紙カセット9に収容されている用紙Pは、1枚ずつ、感光ドラム5と転写ローラ8との間に供給される。そして、感光ドラム5の表面上のトナー像は、用紙Pと対向したときに、転写ローラ8に印加された転写バイアスによって、用紙Pに転写される。
プロセス部3に対して用紙Pの搬送方向における下流側には、定着部10が設けられている。トナー像が転写された用紙Pは、定着部10に搬送される。定着部10には、被温度検出部材の一例としての加熱ローラ11と、加熱ローラ11に下方から圧接される加圧ローラ12とを備えている。加熱ローラ11は、表面がフッ素樹脂によってコーティングされている金属管と、その金属管内に挿入されている加熱のための加熱部材の一例としてのヒータ13とを備えている。加圧ローラ12は、金属製のローラ軸をゴム材料で被覆した構成を有している。用紙Pが加熱ローラ11と加圧ローラ12との間を通過する間に、用紙P上のトナー像は、加熱ローラ11により加熱されるとともに、加圧ローラと加熱ローラとの間で加圧されることによって、用紙Pに定着する。
トナー像が定着した用紙Pは、本体ケーシング2の上面の排紙トレイ14に排出される。
2.プリンタの制御系
図2は、プリンタの制御系の構成を示すブロック図である。
プリンタ1は、CPU、RAMおよびROMなどを含むマイクロコンピュータで構成される制御部21を備えている。また、プリンタ1は、加熱ローラ11の表面温度を検出するために用いられる温度センサの一例としてのセンタサーミスタ22と、センタサーミスタ22への給電のためサーミスタ給電回路23と、ヒータ13への給電のためのヒータ給電回路24とを備えている。センタサーミスタ22は、加熱ローラ11の表面における用紙Pとの接触領域Aに接触して配置されている。より具体的には、センタサーミスタ22は、加熱ローラ11の表面における幅方向(加熱ローラ11の軸方向)の中央部に接触して配置されている。センタサーミスタ22は、温度検出用の抵抗素子22aを有している。抵抗素子22aは、自身の温度変化に従って、抵抗値が変化するように構成されている。そして、この抵抗素子22aの抵抗値の変化を利用して、温度が検出される。
制御部21は、ROMに格納されているプログラムをCPUが実行することによりソフトウエア的に実現される機能処理部として、サーミスタ制御部25、状態判別部26およびヒータ制御部27を実質的に備えている。
サーミスタ制御部25は、サーミスタ給電回路23を制御することにより、サーミスタ給電回路23からセンタサーミスタ22に供給される電力を制御する。具体的には、サーミスタ給電回路23には、出力電圧を第1電圧と第2電圧とに切り換えるための電圧切換回路28が備えられている。サーミスタ制御部25は、電圧切換回路28に含まれるスイッチング素子(図示せず)のオン/オフを切り換えることにより、センタサーミスタ22に印加される電圧を第1電圧と第2電圧とに切り換える。第1電圧は、センタサーミスタ22による良好な温度検出が可能な電圧である。センタサーミスタ22への第1電圧の印加時におけるセンタサーミスタ22の抵抗素子22aの自己発熱量は、それを無視できる程度に小さい。一方、第2電圧は、第1電圧よりもはるかに大きく、センタサーミスタ22の抵抗素子22aを積極的に自己発熱させることができる電圧である。センタサーミスタ22への第2電圧の印加時には、センタサーミスタ22(抵抗素子22a)は、その発熱量を無視することができない程度に自己発熱する。
状態判別部26は、後述する状態判別処理を実行し、センタサーミスタ22からの出力信号に基づいて、センタサーミスタ22における加熱ローラ11との接触部分(以下、この項において、単に「センタサーミスタ22の接触部分」という。)の状態を判別する。
ヒータ制御部27は、センタサーミスタ22の接触部分の状態およびセンタサーミスタ22からの出力信号に基づいて、ヒータ給電回路24を制御することにより、ヒータ給電回路24からヒータ13に供給される電力を制御する。具体的には、ヒータ制御部27は、センタサーミスタ22の接触部分の状態に基づいて、加熱ローラ11の表面温度の目標温度を設定(補正)し、センタサーミスタ22により検出される温度が目標温度と一致するように、ヒータ給電回路24をフィードバック制御する。
なお、センタサーミスタ22の故障などに起因する加熱ローラ11の異常加熱を防止するため、ヒータ給電回路24からヒータ13への給電経路上には、加熱ローラ11の表面温度が一定温度を超えると給電経路を遮断するバイメタルスイッチ29が設けられている。
3.状態判別処理
図3は、状態判別処理のフローチャートである。図4は、状態判別処理中におけるセンタサーミスタによる検出温度の変化を示すグラフである。
状態判別処理は、画像形成動作(用紙Pに画像を形成する動作)が行われていない期間に実行される。状態判別処理では、まず、センタサーミスタ22の接触部分の状態が以前に判別されてから、新たに判別されることなく、印字回数(画像形成動作の回数)が10000回以上に達しているか否かが判別される(S1)。印字回数が10000回未満であれば、これ以降のステップは実行されない。
印字回数が10000回以上であれば、スリープモードの継続時間であるスリープ時間がその時点で2時間以上に達しているか否かが判別される(S2)。プリンタ1では、画像形成動作の終了から新たな画像形成動作が行われずに一定時間(たとえば、5分間)が経過すると、スリープモードに入り、ヒータ13の発熱が中断される。スリープ時間が2時間未満であれば、これ以降のステップは実行されない。
スリープ時間が2時間以上であれば、センタサーミスタ22による検出温度が30℃以下であるか否かが判別される(S3)。センタサーミスタ22による検出温度が30℃よりも高ければ、これ以降のステップは実行されない。
センタサーミスタ22による検出温度が30℃以下であれば、サーミスタ自己発熱制御が実行される(S4)。このサーミスタ自己発熱制御では、センタサーミスタ22に印加される電圧が第1電圧から第2電圧に切り換えられる。これにより、センタサーミスタ22が自己発熱し、センタサーミスタ22の温度が急激に上昇する。図4に示すように、センタサーミスタ22に印加される電圧が第1電圧から第2電圧に切り換えられてから予め定める発熱期間t1−t2が経過すると、センタサーミスタ22に印加される電圧が第2電圧から第1電圧に戻される。これにより、センタサーミスタ22の積極的な自己発熱がなくなるので、その後、センタサーミスタ22の温度(検出温度)は、センタサーミスタ22からの放熱により低下していく。発熱期間t1−t2は、たとえば、30秒間である。
たとえば、センタサーミスタ22の接触部分に紙粉やトナーなどの付着物(異物)が多く付着していると、その付着物により放熱が妨げられるので、付着物が多く付着していないときに比べて、センタサーミスタ22の温度の低下が遅れる。また、センタサーミスタ22の取付状態が変化し、センタサーミスタ22の接触部分が加熱ローラ11の表面から離間していると、センタサーミスタ22から加熱ローラ11への伝熱が妨げられるので、センタサーミスタ22の接触部分が加熱ローラ11の表面に接触しているときに比べて、センタサーミスタ22の温度の低下が遅れる。
そこで、センタサーミスタ22に印加される電圧が第2電圧から第1電圧に戻されてから予め定める放熱時間t2−t3が経過した時点で、その放熱時間におけるセンタサーミスタ22の温度低下量ΔTが取得される(S5)。放熱時間は、たとえば、2分間である。
そして、温度低下量ΔTが比較値の一例としての閾値Tth1(たとえば、Tth1=20℃)よりも大きいか否かにより、センタサーミスタ22の接触部分の状態が正常であるか異常であるかが判別される。閾値Tth1は、実験に基づいて予め設定され、制御部21のROMに記憶されている。具体的には、センタサーミスタ22の接触部分が正常な状態(付着物の付着がなく、かつ、加熱ローラ11に接触している状態)で、実験により、放熱時間t2−t3におけるセンタサーミスタ22の温度低下量が取得される。そして、その取得された温度低下量に基づいて、閾値Tth1が設定される。
温度低下量ΔTが閾値Tth1よりも大きければ(S6:YES)、センタサーミスタ22の接触部分の状態が正常であると判別され(S7)、状態判別処理が終了する。一方、温度低下量ΔTが閾値Tth1以下であれば(S6:NO)、センタサーミスタ22の接触部分に多量(たとえば、センタサーミスタ22の感度を鈍らせる程度の量)の付着物が付着し、または、センタサーミスタ22の接触部分が加熱ローラ11の表面から離間しているなど、センタサーミスタ22の接触部分の状態が異常であると判別され(S8)、状態判別処理が終了する。そして、センタサーミスタ22の接触部分の状態が異常であると判別されると、制御部21は、プリンタ1の表示ディスプレイ(図示しない)に、警告を表示する。
4.効果
以上のように、加熱ローラ11の温度を検出するためのセンタサーミスタ22は、加熱ローラ11に接触して設けられている。センタサーミスタ22における加熱ローラ11との接触部分の状態を判別するために、センタサーミスタ22を自己発熱させるべく、センタサーミスタ22に供給される電力が制御される。そして、自己発熱の開始後のセンタサーミスタ22による検出温度に基づいて、センタサーミスタ22の接触部分の状態が判別される。
センタサーミスタ22は、加熱ローラ11における用紙Pと接触する接触領域に接触して設けられている。そして、センタサーミスタ22の自己発熱の終了からの予め定める放熱時間におけるセンタサーミスタ22による検出温度の低下量に基づいて、センタサーミスタ22の接触部分の状態が判別される。
センタサーミスタ22が自己発熱されるように構成されているので、加熱ローラ11の種類によらず、ほぼ一定の熱量が温度センサに供給される。したがって、加熱ローラ11の種類にあまり依存せずに、センタサーミスタ22の接触部分の状態を判別することができる。具体的には、加熱ローラ11の種類にあまり依存せずに、センタサーミスタ22の接触部分における付着物の付着状態を判別することができる。また、加熱ローラ11の種類にあまり依存せずに、センタサーミスタ22の接触部分が加熱ローラ11の表面に接触している状態と、センタサーミスタ22の接触部分が加熱ローラ11から離間している状態とを判別することができる。
加熱ローラ11は、画像が記録される用紙Pと接触する。そのため、加熱ローラ11には、用紙Pに付着した付着物が転移する。加熱ローラ11に転移した付着物は、加熱ローラ11からセンタサーミスタ22にさらに転移する。センタサーミスタ22に付着物が付着すると、センタサーミスタ22の感度が鈍るので、その付着状態(たとえば、センタサーミスタ22の感度を鈍らせる程度の量の付着物が付着しているか否か)を判別し、付着状態に基づいてセンタサーミスタ22による検出温度を補正することにより、加熱ローラ11の温度を精度よく検出することができる。
また、センタサーミスタ22の接触部分の状態を判別するための一連の処理(図3に示すS4以降のステップ)は、接触部分の状態が判別されることなく、10000回以上の画像形成動作が行われたことを条件として実行される。これにより、図3に示すS4以降のステップが頻繁に実行されることを防止できる。なお、10000回以上という基準は、単なる一例であり、図3に示すS4以降のステップが頻繁に実行されることによる弊害を生じない回数に設定されていればよい。
さらに、図3に示すS4以降のステップは、センタサーミスタ22により検出される温度が30℃以下であることを条件として実行される。サーミスタ自己発熱制御の開始時点で、センタサーミスタ22による検出温度が30℃よりも高ければ、そのときの温度がセンタサーミスタ22の自己発熱開始後の温度変化に影響を与え、センタサーミスタ22の接触部分の状態を正確に判別することができないおそれがある。そのため、センタサーミスタ22により検出される温度が30℃以下であることを条件として、図3に示すS4以降のステップが実行されることにより、センタサーミスタ22の接触部分の状態を良好に判別することができる。なお、30℃という基準は、単なる一例であり、室温に基づいて適当に設定されるとよい。
プリンタ1には、加熱ローラ11を加熱するヒータ13が備えられている。そして、図3に示すS4以降のステップは、ヒータ13による加熱ローラ11の非加熱状態が2時間以上続いていることを条件として実行される。サーミスタ自己発熱制御の開始の直前に、ヒータ13による加熱ローラ11の加熱が行われていると、その加熱(加熱ローラ11や加圧ローラ12の蓄熱)がセンタサーミスタ22の自己発熱開始後の温度変化に影響を与え、センタサーミスタ22の接触部分の状態を正確に判別することができないおそれがある。そのため、ヒータ13による加熱ローラ11の非加熱状態が2時間以上続いていることを条件として、一連の処理が実行されることにより、センタサーミスタ22の接触部分の状態を良好に判別することができる。なお、2時間という基準は、単なる一例であり、加熱された加熱ローラ11、加圧ローラ12およびセンタサーミスタ22が室温に低下するのに十分な時間に設定されていればよい。
なお、センタサーミスタ22の接触部分の状態が正常な状態であるとき、センタサーミスタ22の自己発熱の開始から所定時間が経過したタイミング(たとえば、図4に示す時刻t3)で、センタサーミスタ22の温度は、ほぼ所定の温度となる。そのため、その所定の温度に応じた値を比較値として制御部21のROMに記憶させておき、センタサーミスタ22の自己発熱の開始から所定時間が経過したタイミングでのセンタサーミスタ22による検出温度を取得して、その検出温度と比較値とが大きく異なる場合(たとえば、それらの偏差が10℃よりも大きい場合)に、センタサーミスタ22の接触部分の状態が異常であると判別することができる。
5.制御系の他の構成
図5は、プリンタの制御系の他の構成を示すブロック図である。
プリンタ1は、CPU、RAMおよびROMなどを含むマイクロコンピュータで構成される制御部51を備えている。また、プリンタ1は、加熱ローラ11の表面温度を検出するための第1の温度センサの一例としてのセンタサーミスタ52と、加熱ローラ11の表面温度を検出するための第2の温度センサの一例としてのサイドサーミスタ53と、センタサーミスタ52およびサイドサーミスタ53への給電のためのサーミスタ給電回路54と、ヒータ13への給電のためのヒータ給電回路55とを備えている。
センタサーミスタ52は、加熱ローラ11の表面における用紙Pとの接触領域Aに接触して配置されている。より具体的には、センタサーミスタ52は、加熱ローラ11の表面における幅方向(軸方向)の中央部に接触して配置されている。センタサーミスタ52は、温度検出用の抵抗素子52aを有している。
サイドサーミスタ53は、加熱ローラ11の表面における接触領域A以外の領域に接触して配置されている。サイドサーミスタ53としては、センタサーミスタ52と同じタイプのもの(同じ特性を有するもの)が採用されている。サイドサーミスタ53は、温度検出用の抵抗素子53aを有している。
制御部51は、ROMに格納されているプログラムをCPUが実行することによりソフトウエア的に実現される機能処理部として、サーミスタ制御部56、状態判別部57およびヒータ制御部58を実質的に備えている。
サーミスタ制御部56は、サーミスタ給電回路54を制御することにより、サーミスタ給電回路54からセンタサーミスタ52およびサイドサーミスタ53に供給される電力を制御する。具体的には、サーミスタ給電回路54には、出力電圧を第1電圧と第2電圧とに切り換えるための電圧切換回路59が備えられている。サーミスタ制御部56は、電圧切換回路59に含まれるスイッチング素子(図示せず)のオン/オフを切り換えることにより、出力電圧を第1電圧と第2電圧とに切り換える。サーミスタ給電回路54の出力電圧は、センタサーミスタ52およびサイドサーミスタ53に並列に印加される。
状態判別部57は、後述する第2の状態判別処理を実行し、センタサーミスタ52およびサイドサーミスタ53からの出力信号に基づいて、センタサーミスタ52の接触部分の状態を判別する。
ヒータ制御部58は、センタサーミスタ52の接触部分の状態およびセンタサーミスタ52からの出力信号に基づいて、ヒータ給電回路55を制御することにより、ヒータ給電回路55からヒータ13に供給される電力を制御する。具体的には、ヒータ制御部58は、センタサーミスタ52の接触部分の状態に基づいて、加熱ローラ11の表面温度の目標温度を設定(補正)し、センタサーミスタ52により検出される温度が目標温度と一致するように、ヒータ給電回路55をフィードバック制御する。
なお、センタサーミスタ52の故障などに起因する加熱ローラ11の異常加熱を防止するため、ヒータ給電回路55からヒータ13への給電経路上には、加熱ローラ11の表面温度が一定温度を超えると給電経路を遮断するバイメタルスイッチ60が設けられている。
6.第2の状態判別処理
図6は、第2の状態判別処理のフローチャートである。
第2の状態判別処理は、画像形成動作が行われていない期間に実行される。状態判別処理では、まず、センタサーミスタ52の接触部分の状態が以前に判別されてから、新たに判別されることなく、印字回数(画像形成動作の回数)が10000回以上に達しているか否かが判別される(S11)。印字回数が10000回未満であれば、これ以降のステップは実行されない。
印字回数が10000回以上であれば、スリープモードの継続時間であるスリープ時間がその時点で2時間以上に達しているか否かが判別される(S12)。スリープ時間が2時間未満であれば、これ以降のステップは実行されない。
スリープ時間が2時間以上であれば、センタサーミスタ52による検出温度が30℃以下であるか否かが判別される(S13)。センタサーミスタ52による検出温度が30℃よりも高ければ、これ以降のステップは実行されない。
センタサーミスタ52による検出温度が30℃以下であれば、センタサーミスタ52による検出温度Tcとサイドサーミスタ53による検出温度Tsとの偏差│Tc−Ts│が1℃よりも小さいか否かが判別される(S14)。偏差│Tc−Ts│が1℃以上であれば、これ以降のステップは実行されない。
偏差│Tc−Ts│が1℃よりも小さければ、サーミスタ自己発熱制御が実行される(S15)。このサーミスタ自己発熱制御では、センタサーミスタ52およびサイドサーミスタ53に印加される電圧が第1電圧から第2電圧に切り換えられる。これにより、センタサーミスタ52(抵抗素子52a)およびサイドサーミスタ53(抵抗素子53a)が自己発熱し、センタサーミスタ52およびサイドサーミスタ53の温度が急激に上昇する。センタサーミスタ52およびサイドサーミスタ53に印加される電圧が第1電圧から第2電圧に切り換えられてから予め定める発熱期間(図4に示す期間t1−t2)が経過すると、センタサーミスタ52およびサイドサーミスタ53に印加される電圧が第2電圧から第1電圧に戻される。これにより、センタサーミスタ52およびサイドサーミスタ53の積極的な自己発熱がなくなるので、その後、センタサーミスタ52およびサイドサーミスタ53の温度(検出温度)は、センタサーミスタ52からの放熱により低下していく。
センタサーミスタ52は、加熱ローラ11における接触領域Aに接触しているので、センタサーミスタ52には、加熱ローラ11から付着物が転移しやすい。これに対し、サイドサーミスタ53は、接触領域Aに接触していないので、加熱ローラ11からサイドサーミスタ53への付着物の転移は、ほとんどない。そのため、センタサーミスタ52の接触部分に付着物が多く付着していると、サイドサーミスタ53の温度低下に比べて、センタサーミスタ52の温度の低下が遅れる。
そこで、センタサーミスタ52およびサイドサーミスタ53に印加される電圧が第2電圧から第1電圧に戻されてから予め定める放熱時間(図4に示す時間t2−t3)が経過した時点で、センタサーミスタ52による検出温度Tcとサイドサーミスタ53による検出温度Tsとの温度差(Tc−Ts)が取得される(S16)。
そして、温度差(Tc−Ts)が比較値の一例としての閾値Tth2(たとえば、Tth2=10℃)よりも小さいか否かにより、センタサーミスタ52の接触部分の状態が正常であるか異常であるかが判別される。閾値Tth2は、実験に基づいて予め設定され、制御部51のROMに記憶されている。
温度低下量ΔTが閾値Tth2よりも小さければ(S17:YES)、センタサーミスタ52の接触部分の状態が正常であると判別され(S18)、状態判別処理が終了する。一方、温度低下量ΔTが閾値Tth2以上であれば(S17:NO)、センタサーミスタ52の接触部分に多量(たとえば、センタサーミスタ52の感度を鈍らせる程度の量)の付着物が付着している状態(異常)であると判別され(S19)、状態判別処理が終了する。
7.効果
センタサーミスタ52は、加熱ローラ11の表面における用紙Pと接触する接触領域Aに接触して設けられる。一方、サイドサーミスタ53は、加熱ローラ11の表面における接触領域A以外の領域に接触して設けられる。そして、センタサーミスタ52およびサイドサーミスタ53の自己発熱の開始から所定時間が経過したタイミングでセンタサーミスタ52により検出される温度と、当該タイミングでサイドサーミスタ53により検出される温度との比較の結果に基づいて、センタサーミスタ52の接触部分の状態が判別される。
具体的には、センタサーミスタ52およびサイドサーミスタ53の自己発熱の終了からの予め定める放熱時間が経過した時点でセンタサーミスタ52により検出される温度と、その時点でサイドサーミスタ53により検出される温度とが比較される。そして、その比較の結果に基づいて、センタサーミスタ52における加熱ローラ11との接触部分の状態が判別される。より具体的には、その放熱時間が経過した時点で、センタサーミスタ52による検出温度Tcとサイドサーミスタ53による検出温度Tsとの温度差(Tc−Ts)が予め定める閾値Tth2以上であれば、センタサーミスタ52にある程度の付着物が付着している状態であると判別することができる。
また、センタサーミスタ52の接触部分の状態を判別するための一連の処理(図6に示すS15以降のステップ)は、センタサーミスタ52による検出温度Tcとサイドサーミスタ53による検出温度Tsとの偏差が1℃以下であることを条件として実行される。サーミスタ自己発熱制御の開始時点で、センタサーミスタ52による検出温度Tcとサイドサーミスタ53による検出温度Tsとが大きく異なれば、その温度差に起因して、センタサーミスタ52およびサイドサーミスタ53の自己発熱開始後の温度に差が生じる。この場合に、センタサーミスタ52およびサイドサーミスタ53の自己発熱の開始から所定時間が経過したタイミングで、センタサーミスタ52による検出温度Tcとサイドサーミスタ53による検出温度Tsとに差が生じていても、その差は、サーミスタ自己発熱制御の開始前からの温度差に起因するものであるか、センタサーミスタ52の接触部分の接触状態に起因するものであるかが不明である。そのため、センタサーミスタ52による検出温度Tcとサイドサーミスタ53による検出温度Tsとの差が1℃以下であることを条件として、図6に示すS15以降のステップが実行されることにより、センタサーミスタ52の接触部分の状態を良好に判別することができる。なお、1℃という基準は、単なる一例であり、適当に設定されるとよい。
また、センタサーミスタ52およびサイドサーミスタ53として、同じタイプのものが採用されている。これにより、センタサーミスタ52およびサイドサーミスタ53は、同じ特性を有するので、センタサーミスタ52による検出温度Tcとサイドサーミスタ53による検出温度Tsとの比較の結果に基づいて、センタサーミスタ52の接触部分の状態を良好に判別することができる。
8.変形例
プリンタ1として、モノクロレーザプリンタを例にとったが、本発明は、モノクロLEDプリンタ、カラーレーザプリンタおよびカラーLEDプリンタなどの各種のプリンタに適用することができる。また、プリンタに限らず、複写機やファクシミリ装置に適用することもできる。
また、用紙P上のトナー像を加熱する定着部材として、加熱ローラ11を例にとったが、本発明は、フィルム定着方式に用いられるフィルム状の定着部材などの各種の定着部材を備える画像形成装置に適用することができる。
また、加熱ローラ11へ圧接される加圧部材として、加圧ローラ12を例にとったが、本発明は、ベルト状の加圧部材などの各種の加圧部材を備える画像形成装置に適用することができる。
また、「温度」として、[℃]を単位とする温度を例にとったが、本発明は、「温度」として、センタサーミスタ22内の温度検出用の抵抗素子の抵抗値、電圧値などの値を採用することができる。また、「温度」として、[℃]を単位とする温度を適当に加工したデータを採用することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例としてのプリンタの側断面図である。 図2は、プリンタの制御系の構成を示すブロック図である。 図3は、状態判別処理のフローチャートである。 図4は、状態判別処理中におけるセンタサーミスタによる検出温度の変化を示すグラフである。 図5は、プリンタの制御系の他の構成を示すブロック図である。 図6は、第2の状態判別処理のフローチャートである。
符号の説明
1 プリンタ
11 加熱ローラ
13 ヒータ
22 センタサーミスタ
26 状態判別部
52 センタサーミスタ
53 サイドサーミスタ
57 状態判別部
A 接触領域
P 用紙

Claims (5)

  1. 定着部材と、
    前記定着部材を加熱する加熱部材と、
    前記定着部材に接触して設けられ、前記定着部材の温度を検出するために用いられる温度センサと、
    前記加熱部材による前記定着部材の非加熱状態が予め定める時間以上続いていることを条件として、前記温度センサに供給される電力を制御することにより前記温度センサを予め定める発熱期間にわたって自己発熱させ、前記非加熱状態を継続したままの状態における前記発熱期間の終了からの予め定める放熱時間に前記温度センサにより検出される温度の低下量に基づいて、前記温度センサにおける前記定着部材との接触部分における、異物の付着や離間による異常を判別する状態判別部とを備えている、画像形成装置。
  2. 前記定着部材は、画像が記録される記録シートと接触するものである、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記状態判別部は、予め定める比較値を記憶しており、当該比較値と前記温度センサにより検出される温度との比較の結果に基づいて、前記接触部分の状態を判別する、請求項1〜2のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  4. 前記状態判別部は、前記接触部分の状態を判別することなく、前記記録シートに画像を形成するための動作が予め定める回数以上行われたことを条件として、前記接触部分の状態を判別するための一連の処理を実行する、請求項2〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記状態判別部は、前記温度センサにより検出される温度が予め定める温度以下であることを条件として、前記接触部分の状態を判別するための一連の処理を実行する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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