JP7293861B2 - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置および画像形成装置の制御方法に関する。
複合機等の画像形成装置を制御するマイクロコンピューターは、複数のセンサーに接続され、各センサーによって検出されたアナログ信号をAD変換して、各種の制御を行っている。その際、検出されたそれぞれのアナログ信号は、マイクロコンピューター等の各ポートに入力される(例えば、特許文献1参照)。
特開2007-33850号公報
しかしながら、低廉なマイクロコンピューターを採用した場合は、使用可能なポートの数に制約があるため、ポートが不足してしまう。このため、複数のポートを使用する動作モードの実行が制約されてしまう場合が生じ、改善の余地がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のポートを使用する動作モードであっても効率的に実行させることが可能な画像形成装置および画像形成装置の制御方法を提供することにある。
本発明に係る画像形成装置は、動作モードとして、第1モードと第2モードとを有する。前記画像形成装置は、切替部と、第1検出部と、第2検出部と、制御部とを備える。前記切替部は、入力ポートに入力される入力信号を切り替える。前記第1検出部は、第1物理量を検出し、前記第1物理量を示す第1信号を出力する。前記第2検出部は、第2物理量を検出し、前記第2物理量を示す第2信号を出力する。前記制御部は、前記動作モードが第1モードの場合に、前記入力ポートに前記第1信号を入力させ、前記動作モードが第2モードの場合に、前記入力ポートに前記第2信号を入力させるように前記切替部を制御する。
本発明に係る画像形成装置の制御方法は、動作モードとして、第1モードと第2モードとを有し、入力ポートに入力される入力信号を切り替える切替部を備える画像形成装置の制御方法である。前記画像形成装置の制御方法は、第1物理量を検出し、前記第1物理量を示す第1信号を出力するステップと、第2物理量を検出し、前記第2物理量を示す第2信号を出力するステップと、前記動作モードが第1モードの場合に、前記入力ポートに前記第1信号を入力させ、前記動作モードが第2モードの場合に、前記入力ポートに前記第2信号を入力させるように前記切替部を制御するステップとを包含する。
本発明によれば、複数のポートを使用する動作モードであっても効率的に実行させることが可能になる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 画像形成装置の構成を示すブロック図である。 装置制御部の機能の概略を示す模式図である。 加熱部の出力変化に対する定着ローラーの温度特性の一例を示す図である。 変形例の加熱部の出力変化に対する定着ローラーの温度特性の一例を示す図である。 画像形成装置を制御する制御処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面(図1~図6)を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
まず、図1を参照して、本実施形態に係る画像形成装置1の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の構成を示す概略図である。本実施形態において画像形成装置1は、例えば、カラー方式の複合機である。
図1に示すように、画像形成装置1は、シートS上に画像を形成する装置であって、筐体10と、給紙部2と、搬送部Lと、トナー補給ユニット3と、画像形成ユニット4と、転写部5と、濃度センサー55と、定着部7と、温度センサー71bと、排出部8と、装置制御部9とを備える。画像形成装置1は、動作モードとして、第1モードと第2モードとを有する。本実施形態では、第1モードは非印刷モードであり、第2モードは印刷モードである。「非印刷モード」は、印刷モード以外の動作モードを示す。「印刷モード」は、シートSに画像を形成する動作モードである。
給紙部2は、筐体10の下部に配置され、シートSを搬送部Lへ供給する。給紙部2は、複数枚のシートSを収容可能であって、シートSを1枚ずつ搬送部Lへ供給する。
搬送部Lは、給紙部2によって供給されたシートSを、転写部5および定着部7を経由して排出部8まで搬送する。
トナー補給ユニット3は、画像形成ユニット4にトナーを供給する容器であって、4つのトナーカートリッジ3c、3m、3y、および、3kを備える。トナーカートリッジ3cには、シアン色のトナーが収容される。トナーカートリッジ3mには、マゼンタ色のトナーが収容される。トナーカートリッジ3yには、イエロー色のトナーが収容される。トナーカートリッジ3kには、ブラック色のトナーが収容される。
以下、トナーカートリッジ3c、3m、3yをカラートナーカートリッジ31と記載し、トナーカートリッジ3kをブラックトナーカートリッジ32と記載する場合がある。
画像形成ユニット4は、4つの感光体ドラム42c、42m、42y、42k(42)上にトナー像を形成する。画像形成ユニット4には、各カラートナーカートリッジ31とブラックトナーカートリッジ32とから、それぞれ、各カラートナーとブラックトナーとが供給される。
転写部5は、中間転写ベルト54と、濃度センサー55とを有する。転写部5は、感光体ドラム42上に形成されたトナー像を中間転写ベルト54に転写する。その後、転写部5は、中間転写ベルト54上のトナー像を、シートS上に転写する。
濃度センサー55は、第1物理量を検出し、第1物理量を示す第1信号を出力する。本実施形態では、濃度センサー55は、非印刷モードに特有の第1物理量を検出し、第1物理量を示す第1信号を出力する。具体的には、濃度センサー55は、第1物理量として、中間転写ベルト54上に形成されたトナー像のトナー濃度を検出し、トナー濃度を示す第1信号を出力する。本実施形態では、第1信号は、アナログ信号である。トナー濃度を検出して第1信号を出力するためには、例えば、発光素子からトナー像に光を照射する。更に、受光素子が、トナー像から反射した光を受光する。受光素子は、受光した光量に応じた電圧値を第1信号として出力する。なお、濃度センサー55は、「第1検出部」の一例である。トナー濃度は、「第1物理量」の一例である。
本実施形態では、動作モードは、キャリブレーションモードと、印刷モードとを含む。キャリブレーションモードは、装置制御部9の指示に応じて、画像のトナー濃度のずれ等を補正する。具体的には、キャリブレーションモードでは、濃度センサー55からの出力値に基づいて、トナー濃度のずれを補正する。例えば、基準画像であるパッチ画像の濃度を示す基準値と、実際に形成された画像に対する濃度センサー55からの出力値とを比較し、比較結果に基づいてトナー濃度のずれ等を補正する。なお、画像のトナー濃度を補正する技術は、従来技術を適用することができる。なお、キャリブレーションモードは、「非印刷モード」の一例である。
濃度センサー55は、少なくとも「キャリブレーションモード」で稼働する。キャリブレーションモードでは、現像バイアスやLSU(Laser Scanner Unit)露光量を変更しながら、感光体ドラム42上にパッチ画像を形成する。更に、キャリブレーションモードでは、感光体ドラム42上のパッチ画像を中間転写ベルト54上に転写し、濃度センサー55でパッチ画像からの反射光を測定する。すなわち、キャリブレーションモードでは、形成したパッチ画像のトナー濃度の測定結果に基づいて、最適な現像バイアスやLSU露光量を決定する。
定着部7は、転写部5によってシートSに形成されたトナー像を定着するローラー対であって、回転可能な定着ローラー71と、回転可能なプレスローラー72とを備える。定着ローラー71およびプレスローラー72によって、シートSが加熱および加圧される。その結果、定着部7によって、シートSに転写された未定着のトナー像が定着される。定着ローラー71又はプレスローラー72は、駆動モーターによって回転駆動されてもよい。
温度センサー71bは、第2物理量を検出し、第2物理量を示す第2信号を出力する。本実施形態では、温度センサー71bは、印刷モードに特有の第2物理量を検出し、第2物理量を示す第2信号を出力する。具体的には、温度センサー71bは、第2物理量として、定着ローラー71の温度を検出し、定着ローラー71の温度を示す第2信号を出力する。本実施形態では、第2信号は、アナログ信号である。温度センサー71bは、例えばサーミスターである。サーミスターを利用した信号処理技術は、従来技術を適用することができる。なお、温度センサー71bは、「第2検出部」の一例である。定着ローラー71の温度は、「第2物理量」の一例である。
本実施形態では、温度センサー71bは、定着ローラー71の表面の温度を測定する。温度センサー71bは、印刷に最適な温度にするためのフィードバック制御に用いられる。本実施形態では、温度センサー71bは、定着ローラー71の近傍に配置される。
更に、温度センサー71bは、特定の第1期間と、特定の第2期間とにおける定着ローラーの温度を測定してもよい。具体的には、温度センサー71bは、キャリブレーションモードの直前の第1期間における定着ローラー71の温度を測定してもよい。第1期間では、図5を参照して後述する加熱部71aの出力が一旦「0」に設定される。更に、温度センサー71bは、加熱部71aの出力が「0」に設定されてから数秒後(例えば、3秒後)の第2期間における定着ローラー71の温度を測定してもよい。第2期間では、加熱部71aの出力は定格の100%に設定される。
排出部8は、トナー像が定着されたシートSを画像形成装置1の外部へ排出する。
装置制御部9は、画像形成装置1の各構成部分の動作を制御する。装置制御部9は、例えば、マイクロコンピューターである。本実施形態では、マイクロコンピューターは、入力信号の入力先を切り替え可能な入力ポートを含む。マイクロコンピューターは、プロセッサーを含む。プロセッサーは、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含む。
更に、装置制御部9は、印刷モード時に温度センサー71bで検知された定着部7の温度に基づいて、キャリブレーションモード時の定着部7の温度を推定する。
次に、図2および図3を参照して、装置制御部9の機能について、更に説明する。図2は、装置制御部9の構成を示すブロック図である。装置制御部9は、第1検出部91と、第2検出部92と、判定部93と、切替部94と、制御部95と、記憶部96とを備える。図2に示すように、定着部7は、定着ローラー71、温度センサー71b、およびプレスローラー72に加え、加熱部71aを備える。
定着ローラー71は、未定着のシートSを加熱する加熱部材である。例えば、定着ローラー71は、定着ベルトを有し、加熱部71aが定着ベルトを加熱する。
加熱部71aは、加熱源を有する。なお、定着ローラー71を加熱する加熱方法は、定着ベルトを加熱する方法に限られない。例えば、定着ローラー71の内部にハロゲンヒーターを設置して加熱してもよい。更に、定着ローラー71の中央部のみを加熱するハロゲンヒーターと、定着ローラー71の端部のみを加熱するハロゲンヒーターとを設置して加熱してもよい。この場合は、各々のハロゲンヒーターをオンオフ制御することで、所望の加熱が可能となる。なお、ヒーターは、「加熱源」の一例である。
プレスローラー72は、定着ローラー71に圧接し、定着ローラー71と協同してシートSを加熱する。
第1検出部91は、入力ポートを介して入力されたトナー濃度を示すアログ信号に基づいて、トナー濃度を算出する。具体的には、第1検出部91は、トナー濃度センサー55を介して入力されたアログ信号に基づいて、トナーの濃度を算出する。
第2検出部92は、入力ポートを介して入力された温度を示すアナログ信号に基づいて、定着温度を算出する。具体的には、第2検出部92は、温度センサー71bを介して入力されたアナログ信号に基づいて、定着ローラー71の温度を算出する。
判定部93は、画像形成装置1の動作モードを判定する。具体的には、判定部93は、画像形成装置1の動作モードが、少なくとも、キャリブレーションモードと印刷モードとの何れであるかを判定する。
切替部94は、入力ポートに入力される入力信号を切り替える。具体的には、切替部94は、制御部95の指示に応じて、動作モードがキャリブレーションモードの場合に、入力ポートにトナー濃度を示す第1信号を入力させるように入力を切り替える。また、切替部94は、制御部95の指示に応じて、動作モードが印刷モードの場合に、入力ポートに定着ローラーの温度を示す第2信号を入力させるように入力を切り替える。
制御部95は、画像形成装置1の動作モードが第1モードの場合に、入力ポートに第1信号を入力させ、動作モードが第2モードの場合に、入力ポートに第2信号を入力させるように、切替部94を制御する。具体的には、制御部95は、判定部93で画像形成装置1の動作モードが非印刷モードであると判定された場合に、入力ポートに第1信号を入力させるように、切替部94を制御する。更に、制御部95は、判定部93で動作モードが印刷モードであると判定された場合に、入力ポートに第2信号を入力させるように、切替部94を制御する。
本実施形態では、制御部95は、判定部93で動作モードがキャリブレーションモードであると判定された場合に、入力ポートにトナー濃度を示す第1信号を入力させるように、切替部94を制御する。更に、制御部95は、判定部93で動作モードが印刷モードであると判定された場合に、入力ポートに定着ローラー71の温度を示す第2信号を入力させるように、切替部94を制御する。
更に、制御部95は、キャリブレーションモード時、又は印刷モード時に、加熱部71aの加熱源に対する出力を制御する。
また、制御部95は、所定の期間に加熱部71aの加熱源のオンとオフとを制御してもよい。本実施形態では、加熱部71aの加熱源を「オフ」に設定した場合の定着ローラー71の一定期間の温度変化と、加熱部71aの加熱源を「オン」に設定した場合の一定期間の定着ローラー71の温度変化とに基づいて、一定期間以外の定着ローラー71の温度を推定する。
制御部95は、第1期間における定着ローラーの温度の負の変化率と、第2期間における定着ローラーの温度の正の変化率とを特定する。更に、制御部95は、負の変化率と、正の変化率と、加熱源の出力値とに基づいて、定着ローラーの温度の変化を推定する。
具体的には、定着ローラー71の温度変化の正の傾き(正の変化率)をAとし、温度変化の負の傾き(負の変化率)をBとし、加熱部71aの出力をPとした場合に、定着ローラー71の単位時間当たりの温度変化ΔTは、(1)式で表わされる。
ΔT=A×P-(100-P)×B ・・・(1)
例えば、ヒーターの出力が80%の場合、温度上昇の傾きはヒーターの出力が100%の時に比べて「0.8×A」である。ここで、20%は放熱により温度が低下すると考えられる。このため、温度の下降勾配の傾きは、ヒーターの出力が100%の場合に対して「0.2×(-B)」となる。したがって、制御部95は、負の変化率(B)と、正の変化率(A)と、ヒーターの出力値とに基づいて、定着ローラー71の温度の変化を推定することが可能である。
また、制御部95は、判定部93で動作モードがキャリブレーションモードであると判定された場合に、加熱部71aの加熱を停止させるように制御してもよい。これによって、画像形成装置1の省電力化を可能にし、加熱部71aの加熱に伴うトラブルを軽減させることができる。
記憶部96は、画像形成装置1の制御に関する各種のデータ、および制御プログラムを記憶する。記憶部96は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)および/又はソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)を備えていてもよい。
図3は、装置制御部9の機能の概略を示す模式図である。図3に示すように、画像形成装置1は、画像形成ユニット4と、転写部5と、定着部7と、装置制御部9とを備える。転写部5の濃度センサー55は、キャリブレーションモード時に、トナー濃度を示す受光量に応じた電圧値を示すアナログ信号を出力する。
定着部7は、温度センサー71bを含む。温度センサー71bは、印刷モード時に、定着ローラー71の表面付近の温度に応じた電圧値を示すアナログ信号を出力する。
装置制御部9は、切替部94と、制御部95とを含む。制御部95は、CPU951と、A/D変換器952とを含む。切替部94は、制御部95の指示に応じて、キャリブレーションモード時に、トナー濃度に対応する第1信号を入力ポートに入力させる。また、切替部94は、制御部95の指示に応じて、印刷モード時に、定着ローラー71の温度に対応する第2信号を入力ポートに入力させるように入力ポートを切り替える。
また、CPU951は、画像形成装置1の動作モードを示すフラグの値「M」を切替部94に出力する。例えば、動作モードがキャリブレーションモードの場合、Mは「1」である。また、動作モードが印刷モードの場合、Mは「0」である。A/D変換器952は、切替部94を介して入力された第1信号又は第2信号をデジタル信号に変換する。CPU951は、変換されたデジタル信号に基づいて、トナー濃度又は温度を算出する。
次に、図1~図5を参照して、装置制御部9の定着ローラーの温度変化について説明する。
図4は、加熱部の出力変化に対する定着ローラー71の温度特性の一例を示す図である。図4は、加熱部71aの温度変化として、特性L2と、特性L5とを示す。更に、図4は、定着ローラー71の温度の特性として、特性L1と、特性L3と、特性L4と、特性LAと、特性LBとを示す。
特性L2は、印刷モードの期間PPの加熱部71aの出力特性を示す。特性L5は、キャリブレーションモードの期間PCの加熱部71aの出力特性を示す。印刷モードの期間PP、およびキャリブレーションモードの期間PCでは、加熱部71aの出力は、何れも約70%を示している。
特性L1は、印刷モード(期間PP)の定着ローラー71の温度特性を示す。印刷モードの期間は、期間PPである。特性L3は、キャリブレーションモードの定着ローラー71の実測値による温度特性を示す。特性L4は、キャリブレーションモードの定着ローラー71の推定値による温度特性を示す。キャリブレーションモードの期間は、期間PCである。図4に示すように、特性L3と特性L4とは、ほぼ一致している。
図4において、特性LBおよび特性LAは、キャリブレーションモードの直前の定着ローラー71の温度の変化を示す。特性LBは、定着ローラー71の温度が下降する様子を示す。特性LAは、定着ローラー71の温度が上昇する様子を示す。本実施形態では、時刻T1で加熱部71aの出力を「0」に設定し、時刻T2で加熱部71aの出力を「100%」に設定している。したがって、時刻T1から時刻T2の期間は、特性LBに示されるように、定着ローラー71の温度が下降している。特性LBについて、単位時間当たりの温度の下降を「B」(以下、Bを温度の下降勾配とも称する。)で示す。また、特性LAについて、単位時間当たりの温度の上昇を「A」(以下、Aを温度の上昇勾配とも称する。)で示す。
(変形例)
図5は、変形例の加熱部の出力変化に対する定着ローラーの温度特性の一例を示す図である。本変形例では、加熱部71aの温度変化として、特性L7を示す。更に、図5は、定着ローラー71の温度の特性として、特性L6を示す。
特性L7は、本変形例のキャリブレーションモードの期間PCでは、加熱部71aの出力は、0%を示している。
特性L6は、本変形例のキャリブレーションモードの期間PCの定着ローラー71の推定値による温度特性を示す。図5に示すように、特性L6は、特性LBと同様に、温度の下降勾配Bで室温まで下降している。更に、特性L6は、特性LSAと同様に、室温から温度の上昇勾配Aで約150℃まで上昇している。
次に、図1~図6を参照して、画像形成装置1を制御する制御処理について説明する。図6は、画像形成装置1の制御処理の一例を示すフローチャートである。画像形成装置1の制御処理は、ステップS2~ステップS18によって実行される。
ステップS2:判定部93は、画像形成装置1の動作モードを判定する。処理は、ステップS4に進む。
ステップS4:画像形成装置1の動作モードが「キャリブレーションモード」であると判定部93が判定した場合(ステップS4で「キャリブレーション」)、処理はステップS6に進む。画像形成装置1の動作モードが「印刷モード」であると判定部93が判定した場合(ステップS4で「印刷」)、処理はステップS14に進む。
ステップS6:切替部94は、入力ポートをトナー濃度測定用に切り替える。すなわち、切替部94は、入力ポートに第1信号を入力させるように、入力を切り換える。処理は、ステップS8に進む。
ステップS8:第1検出部91は、入力ポートを介して入力されたトナー濃度を示すアナログ信号に基づいて、トナー濃度を算出する。処理は、ステップS10に進む。
ステップS10:制御部95は、定着ローラー71の温度(定着温度)を推定する。処理は、ステップS12に進む。
ステップS12:判定部93は、キャリブレーションモードが終了したか否かを判定する。キャリブレーションモードが終了したと判定部93が判定した場合(ステップS12でYes)、処理は終了する。キャリブレーションモードが終了していないと判定部93が判定した場合(ステップS12でNo)、処理はステップS8に戻る。
ステップS14:切替部94は、入力ポートを定着温度測定用に切り替える。すなわち、切替部94は、入力ポートに第2信号を入力させるように、入力を切り換える。処理は、ステップS16に進む。
ステップS16:第2検出部92は、入力ポートを介して入力された温度を示すアナログ信号に基づいて、定着温度を算出する。処理は、ステップS18に進む。
ステップS18:判定部93は、印刷モードが終了したか否かを判定する。印刷モードが終了したと判定部93が判定した場合(ステップS18でYes)、処理は終了する。印刷モードが終了していないと判定部93が判定した場合(ステップS18でNo)、処理はステップS16に戻る。
以上、図1~図6を参照して説明したように、本実施形態に係る画像形成装置によれば、複数のポートを使用する動作モードであっても効率的に実行させることが可能になる。例えば、キャリブレーション動作と、印刷動作とを効率的に実行させることが可能になる。
上述のように、図面(図1~図6)を参照しながら本発明の実施形態について説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
更に、本発明は、本発明に係る画像処理装置の特徴的な構成手段をステップとする画像形成装置の制御方法として実現したり、それらのステップを包含する制御プログラムとして実現したりすることもできる。また、そのプログラムは、CD-ROM等の非一時的に記録した記録媒体、又は通信ネットワーク等の伝送媒体を介して流通させることもできる。
本発明は、画像形成装置の分野に利用可能である。
1 画像形成装置
4 画像形成ユニット(画像形成部)
42(42c、42m、42y、42k) 感光体ドラム
5 転写部
54 中間転写ベルト
55 濃度センサー(第1検出部)
7 定着部
71 定着ローラー
71a 加熱部
71b 温度センサー(第2検出部)
72 プレスローラー
9 装置制御部
91 第1検出部
92 第2検出部
93 判定部
94 切替部
95 制御部(推定部)

Claims (6)

  1. 動作モードとして、キャリブレーションモード印刷モードとを有する画像形成装置であって、
    入力ポートに入力される入力信号を切り替える切替部と、
    前記動作モードが、前記キャリブレーションモードおよび前記印刷モードの何れであるかを判定する判定部と、
    中間転写ベルトを含む転写部と、
    定着ローラーを含む定着部と、
    前記中間転写ベルトにトナー像を形成する画像形成ユニットと、
    前記定着ローラーを加熱する加熱源を有する加熱部と、
    前記中間転写ベルト上のトナー像のトナー濃度を検出し、前記トナー濃度を示す第1信号を出力する第1検出部と、
    前記定着ローラーの温度を検出し、前記温度を示す第2信号を出力する第2検出部と、
    前記判定部で前記動作モードが前記キャリブレーションモードと判定された場合に、前記入力ポートに前記第1信号を入力させ、前記判定部で前記動作モードが前記印刷モードと判定された場合に、前記入力ポートに前記第2信号を入力させるように、前記切替部を制御する制御部と
    を備え
    前記制御部は、
    前記判定部で前記動作モードが前記キャリブレーションモードと判定された場合、前記中間転写ベルト上に所定のトナー濃度のパッチ画像が形成されるように前記画像形成ユニットを制御し、
    前記判定部で前記動作モードが前記印刷モードと判定された場合、前記加熱源が前記定着ローラーを加熱するように前記加熱源を制御して、前記入力ポートに入力された前記第2信号に基づいて、前記加熱源のオンオフを制御する、画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記判定部で前記動作モードが前記キャリブレーションモードと判定された場合、前記加熱源が前記定着ローラーを加熱するように前記加熱源を制御し、前記定着ローラーの温度を推定して前記加熱源のオンオフを制御する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2検出部は、前記キャリブレーションモードおよび前記印刷モードのいずれでもない期間であって前記加熱源を加熱しない特定の第1期間と、前記キャリブレーションモードおよび前記印刷モードのいずれでもない期間であって前記加熱源を加熱する特定の第2期間とにおける前記定着ローラーの温度を測定し、
    前記制御部は、前記第1期間における前記定着ローラーの温度の負の変化率と、前記第2期間における前記定着ローラーの温度の正の変化率とを特定し、前記負の変化率と、前記正の変化率と、前記加熱源の出力値とに基づいて、前記キャリブレーションモードにおける前記定着ローラーの温度の変化を推定する、
    請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記判定部で、前記動作モードが前記キャリブレーションモードであると判定された場合に、前記加熱部の加熱を停止させるように制御する、
    請求項に記載の画像形成装置。
  5. 動作モードとして、キャリブレーションモード印刷モードとを有し、入力ポートに入力される入力信号を切り替える切替部を備える画像形成装置の制御方法であって、
    中間転写ベルト上のトナー像のトナー濃度を検出し、前記トナー濃度を示す第1信号を出力するステップと、
    加熱源で加熱される定着ローラーの温度を検出し、前記温度を示す第2信号を出力するステップと、
    前記動作モードが、前記キャリブレーションモードおよび前記印刷モードの何れであるかを判定するステップと、
    前記判定するステップにおいて前記動作モードが前記キャリブレーションモードと判定された場合に、前記入力ポートに前記第1信号を入力させるように前記切替部を制御して、前記中間転写ベルト上に所定のトナー濃度のパッチ画像が形成されるように画像形成ユニットを制御するステップと、
    前記判定するステップにおいて前記動作モードが前記印刷モードと判定された場合に、前記加熱源が前記定着ローラーを加熱するように前記加熱源を制御するとともに、前記入力ポートに前記第2信号を入力させるように前記切替部を制御し、前記入力ポートに入力された前記第2信号に基づいて、前記加熱源のオンオフを制御するステップと
    を包含する、画像形成装置の制御方法。
  6. 前記判定するステップにおいて前記動作モードが前記キャリブレーションモードと判定された場合、前記加熱源が前記定着ローラーを加熱するように前記加熱源を制御して、前記定着ローラーの温度を推定して、前記加熱源のオンオフを制御するステップをさらに包含する、請求項5に記載の画像形成装置の制御方法。
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