JP4703232B2 - センサ取り付け用の凹部形成部材 - Google Patents

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本発明は、物体表面に沿って複数のセンサを取り付けられるようにしたセンサの取り付け用の凹部形成部材に関するもので、特に、複数の触圧センサなどをあらかじめ規定された幾何学的位置関係をもって三次元曲面に取り付けられるようにしたセンサの取り付け用の凹部形成部材に関するものである。
従来より、物体に作用する外力を検出するセンサとして、三分力センサなどが知られている。この三分力センサは、X方向、Y方向、Z方向に加わる外力を検知できるようにしたもので、例えば、特許文献1に記載されるような構造を有するものである。すなわち、図7に示すように、中心部分に設けられる円板状の第一の起歪部101と、該第一の起歪部101の周縁をほぼ等角度で四分割する位置から板状に延設され、第一の起歪部101の脚となって第一の起歪部101を支持する第二〜第五の起歪部102〜105と、これら第二〜第五の起歪部102〜105の下端に延設された第一〜第四の足部102a〜105aと、第一の起歪部101の円板面上に着設されたダイヤフラム状の第一の歪ゲージと(図示せず)、第二〜第五の起歪部の板面上にそれぞれ着設された図示しない第二〜第五の歪ゲージとを具備するようにしたものである。この発明によれば、それぞれの起歪部が板状で曲がりやすくなっているため、第一の歪ゲージによってZ方向の小さな力を検知し、また、第二〜第五の歪ゲージによってX方向、Y方向の小さな力を検知することができる。
ところで、このような触圧センサを物体の平面部分に取り付けることは比較的容易である一方、湾曲した三次元曲面に取り付ける場合は、その曲面との接触面積を大きく確保できないために、その取り付けが困難となる。しかも、それぞれの触圧センサを正確な位置関係をもって取り付けることができない。
三次元曲面にセンサを取り付ける方法に関しては、特許文献2に開示されるような方法がある。この三次元曲面に対するセンサの取り付け方法は、配管などのような断面が曲面形状を有する部材に対してセンサを取り付けられるようにしたもので、センサを内蔵するケースの表面に、その取り付け面に対応した嵌合凹部を設け、この嵌合凹部を三次元曲面に嵌合させるようにしたものである。
特開2004−245717号公報 特開2000−009743号公報
しかしながら、上述の特許文献2に記載されるような方法では、あらかじめ取り付け位置となる三次元曲面の形状に対応させて嵌合凹部を形成しておかなければならず、その取り付け位置とは異なる曲面位置に取り付けることができない。しかも、このようなセンサを三次元曲面に幾何学的位置関係をもって複数取り付ける必要がある場合は、二次元平面に取り付ける場合とは異なり、センサの取り付け位置だけでなく角度なども設定して取り付けなければならないため、取り付けに非常に時間がかかるという問題がある。
そこで、本発明は上記課題に着目してなされたもので、三次元曲面を有する物体表面の任意の位置にセンサを容易に取り付けることができ、しかも、複数のセンサの幾何学的位置関係が必要な場合であっても、容易に複数のセンサをその位置関係をもって取り付けることのできるようなセンサの取り付け用の凹部形成部材を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は上記課題を解決するために、物体表面にセンサを取り付けるための凹部を形成するセンサ取り付け用の凹部形成部材であって、物体表面に塗布された樹脂に押圧することによって凹部を形成するための複数のブロック体と、該複数のブロック体をあらかじめ規定された幾何学的位置関係をもって着脱可能に保持するブロック保持体とを備えるようにしたものである。
このようにすれば、任意の三次元曲面にセンサを取り付けるための凹部を形成して、容易に三次元曲面にセンサを取り付けることができるようになる。また、取り付けるべきセンサの大きさが変わった場合であっても、その大きさに対応したブロック体に取り替えるだけでセンサ取り付け用の凹部を形成することができるため、ブロック保持体を汎用的に使用することができるようになる。
また、ブロック保持体によってブロック体を保持する場合、あらかじめそのブロック体の取り付け角度を規定しておく。
このようにすれば、三次元曲面上におけるセンサの向きを揃える場合、その角度の統一されたブロック体を用いることによって凹部の向きを統一することができるため、簡単にセンサの向きを統一することができるようになる。
また、このようなブロック保持体を可撓性の部材で構成する。
このような部材で構成すれば、ブロック保持体を三次元曲面に沿って押圧することができるため、種々の物体や曲面位置に対してもセンサ取り付け用の凹部を形成することができる。
本発明によれば、物体表面にセンサを取り付けるための凹部を形成するセンサ取り付け用の凹部形成部材であって、物体表面に塗布された樹脂に押圧することによって凹部を形成するための複数のブロック体と、該複数のブロック体をあらかじめ規定された幾何学的位置関係をもって着脱可能に保持するブロック保持体とを備えるようにしたので、任意の三次元曲面にセンサを取り付けるための凹部を形成して、容易に三次元曲面にセンサを取り付けることができるようになる。また、取り付けるべきセンサの大きさが変わった場合であっても、その大きさに対応したブロック体に取り替えるだけでセンサ取り付け用の凹部を形成することができるため、ブロック保持体を汎用的に使用することができるようになる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に使用される触圧センサ10を底部固定板7に取り付けた状態図を示したものであり、図2は、その触圧センサ10の平面図および断面図を示したものである。また、図3は、第一の起歪部1の裏面に設けられる歪みゲージ8a、8b、8c、8dを示したものである。また、図4は、触圧センサ10を三次元曲面に取り付けるための凹部形成部材8、図5および図6は、その凹部形成部材8を用いて触圧センサ10を取り付ける工程を説明したものである。
この実施の形態におけるセンサの取り付け方法は、ダミー人形の表面などに取り付けられるもので、ダミー人形の表面に樹脂90を塗布し、凹部形成部材8を用いてセンサ取り付け用の凹部91(図5参照)を形成した後に、その形成された凹部91に触圧センサ10を取り付けられるようにしたものである。
このダミー人形に取り付けられる触圧センサ10は、X方向、Y方向、Z方向(装着面に垂直な方向)を法線とする板状の部材を歪ませることによって各方向へ作用する力を検知できるようにしたもので、図1などに示すように、Z方向を法線とする薄い円板状の第一の起歪部1と、この第一の起歪部1の周縁をほぼ等角度で四分割する位置に延設される薄い板状の第二の起歪部2a〜第五の起歪部2dを設けている。この第二の起歪部2a〜第五の起歪部2dは、第一の起歪部1に対して約90度〜130度の角度をなすように立脚させており、これによって触圧センサ10の高さを低く抑えている。この第二の起歪部2a〜第五の起歪部2dの下端側には足部12a、12b、12c、12dが設けられ、後述する底部固定板7に固定できるようにしている。
この第一の起歪部1の裏面側(装着面側を裏面とする)には、図3に示すように、ダイヤフラム状の歪みゲージ8a、8b、8c、8dが着設されており、また、第二の起歪部2a〜第五の起歪部2dの裏面側にも、それぞれ第二の歪みゲージ5au、5ad、第三の歪みゲージ5bu、5bd、第四の歪みゲージ5cu、5cd、第五の歪みゲージ5du、5ddが着設されている。この第二の歪みゲージ5au、5ad〜第五の歪みゲージ5du、5ddは、第一の起歪部1から足部12a、12b、12c、12dに向かう長手方向の上段と下段に着設され、これにより、各第二の起歪部2a〜第五の起歪部2dの変形に基づく歪みを検知できるようにしている。
この触圧センサ10の具体的な大きさとしては、例えば、高さとして1mm〜3mm程度、足部12a、12b、12c、12dを含めた場合のX方向、Y方向の全長として5mm〜15mm程度である。このX方向とY方向の全長は、第二の起歪部2a〜第五の起歪部2dの立設角度に依存する。また、第一の起歪部1〜第五の起歪部2dの材質としては、例えば、板圧0.5mm程度の薄い真鍮板、燐青銅板、洋白板アルミ合金板、或いは、樹脂などのような適度な剛性を有するものが用いられる。特に、金属を用いた場合には、プレスや打ち抜きによって容易に加工、製作をすることができ、一方、樹脂を用いた場合は、成型加工によって大量に同一物を製作できる。
図1に示すように、第一の起歪部1と各第二の起歪部2a〜第五の起歪部2dとのコーナー部分には、湾曲状に切り欠いた切欠部6が形成されており、また、脚部をなす第二の起歪部2a〜第五の起歪部2dと各足部12a、12b、12c、12dとのコーナー部分にも湾曲状に切り欠いた切欠部6が形成されている。これらの切欠部6は、脚部をなす第二の起歪部2a〜第五の起歪部2dに発生する歪みを第二の歪みゲージ5au、5ad〜第五の歪みゲージ5du、5ddにできるだけ大きく検出させるものである。すなわち、例えば、X方向に力が作用した場合、第二の起歪部2aおよび第四の起歪部2cを歪みやすくした方が感度よくその力を検知することができる。しかし、X方向の外力に対しては、第三の起歪部2bおよび第五の起歪部2dの法線まわりの応力がその第三の起歪部2bと第五の起歪部2dに発生し、かなりの高剛性となる。そこで、このような切欠部6を形成すると、第三の起歪部2bと第五の起歪部2dの法線まわりの応力が集中してX方向に変形しやすくなる。Y方向の外力についても同様である。これにより、小さな力であっても精度よく検知することができるようになる。
第一の起歪部1の下面に着設されるダイヤフラム状の歪みゲージ8a、8b、8c、8dは、図3に示すように、全体として円板状のシート上に設けられる。この歪みゲージ8a、8b、8c、8dを構成する配線は、接続パッド21からシートの半径方向に長手方向が配設された歪みゲージ8aを経て、接続パッド22に至り、さらには、接続パッド22から、シートの円周方向に長手方向が配設された歪みゲージ8dを経て接続パッド23に至る。また、その接続パッド23から、シートの半径方向に長手方向が配設された歪みゲージ8bを経て接続パッド24に至り、さらには、接続パッド24からシートの円周方向に長手方向が配設された歪みゲージ8cを経て接続パッド25に至る。
シートの半径方向を長手方向とする歪みゲージ8a、8bは、シート上で対向するようにシートの周縁に近い側に設けられる。一方、シートの円周方向が長手方向となる歪みゲージ8c、8dは、互いに対向するようにシートの中心に近い側に設けられる。周縁側の歪みゲージ8a、8bと中心側の歪みゲージ8c、8dとは、第一の起歪部1の変形により互いに反対の歪み、すなわち、圧縮歪みと引っ張り歪みを検知する。ここで、Z軸方向に外力が作用すると、周縁に近い側の歪みゲージ8a、8bは圧縮応力を受け、また、中心に近い側の歪みゲージ8c、8dは引っ張り応力を受けることになる。そしてこれらの歪みゲージを市販されているロードセルと同じホイートストンブリッジ(図示せず)に接続し、Z方向の応力を測定する。
一方、第一の起歪部1から伸びる四本の第二の起歪部2a〜第五の起歪部2dの裏面側には、上段側と下段側にそれぞれ歪みゲージ5au、5ad、5bu、5bd、5cu、5cd、5du、5ddが設けられる。X方向もしくはY方向と平行な外力が作用すると、上段側の歪みゲージ5au、5cuは圧縮歪みを生じ、また、下段側の歪みゲージ5ad、5cdは引っ張り歪みを生ずる。そして、これらの素子をホイートストンブリッジに接続し、それぞれの方向に作用する外力を測定する。
このように構成された触圧センサ10は、底部固定板7を介して三次元曲面を有するダミー人形の物体表面に取り付けられる。
底部固定板7は、触圧センサ10の四本の足部12a、12b、12c、12dを固定するもので、正方形状の金属板もしくは樹脂によって構成される。この底部固定板7の対角四隅部分には、触圧センサ10の足部12a、12b、12c、12dに対応した有底の凹部70が設けられており、この凹部70に触圧センサ10の足部12a、12b、12c、12dを埋設させてスポット溶接などによってその足部12a、12b、12c、12dを固定する。仮に、三次元曲面にこのような底部固定板7を介することなく触圧センサ10の足部12a、12b、12c、12dを取り付けるとすると、数ミリ単位に構成された足部12a、12b、12c、12dを曲面に取り付けるのに時間がかかり、また、複数の触圧センサ10を隣接して取り付ける場合、誤って隣の触圧センサ10の脚部などを折り曲げてしまう可能性もある。これに対して、上述のように底部固定板7に触圧センサ10を固定しておき、これらを一体として物体表面に取り付けるようにすれば、現場での取り付け作業が簡素化され、しかも、取り付け作業中に他の触圧センサ10の脚部などを折り曲げてしまうようなこともなくなる。
このような底部固定板7に取り付けられた触圧センサ10は、物体表面に凹部91を形成した後にその凹部91に取り付けられる。この凹部91は、ガラス繊維を混入させた樹脂90を物体表面に塗布し、この樹脂90に凹部形成部材8を押圧することによって形成される。この凹部形成部材8は、図4に示すように、複数のブロック体80と、このブロック体80を保持するブロック保持体82とを具備して構成される。
このブロック体80は、底部固定板7とほぼ同じ大きさの外形寸法を有するもので、正方形状のテフロン(登録商標)製の角板などで構成される。なお、このブロック体80は、テフロン製の角板でなくても、他の金属部材などを用いることができるが、テフロン製の角板を用いると、後に樹脂90から簡単にそのブロック体80を取り外すことができるようになる。
一方、ブロック保持体82は、可撓性を有する薄いプラスチックフィルムや厚さ0.05mm程度の薄い金属板などで構成される。このブロック保持体82は、三次元曲面に対する触圧センサ10の取り付け位置を決定するもので、あらかじめ定められた幾何学的位置関係をもってブロック体80を保持する。このブロック体80の上面部分には正方形状の突起部81が設けられており、また、これに対応して、ブロック保持体82には、その突起部81に対応した貫通した角穴83が設けられている。そして、このブロック体80の突起部81をブロック保持体82の角穴83に嵌合させることによってブロック体80をブロック保持体82に保持させる。これにより、触圧センサ10を取り付けるための幾何学的位置関係が決定される。なお、図4では、球面体に五個の触圧センサ10を取り付ける場合の凹部形成部材8を示しており、十文字状をなすブロック保持体82の中心位置とそれぞれの端部にブロック体80を取り付ける例を示している。このブロック体80は、角穴83の角度と位置によって、それぞれ同じ距離をおいてX方向、Y方向が統一されるように取り付けられる。このように触圧センサ10の幾何学的位置関係が明確であれば、外力が負荷する重心位置が五個の触圧センサ10のどの位置にあるかを計算することができ、かつ、その方向が三次元の座標軸で計算表示することができる。さらに、X方向、Y方向面内の外力を知ることができ、裂傷力も測定することができる。
次に、このような凹部形成部材8を用いて三次元曲面に触圧センサ10を取り付ける場合の工程について説明する。
まず、触圧センサ10を三次元曲面に取り付けるに場合、事前に、その触圧センサ10の数に対応した底部固定板7を複数枚用意しておき、この底部固定板7の凹部70に触圧センサ10の足部12a、12b、12c、12dを埋設させる。そして、この状態で、触圧センサ10の足部12a、12b、12c、12dを底部固定板7にスポット溶接し、触圧センサ10を底部固定板7に固着する。
また、これとは別に、三次元曲面に触圧センサ10を取り付けるための凹部形成部材8を用意する。この凹部形成部材8の用意に際しては、あらかじめ触圧センサ10の取り付け位置を規定しているプラスチックフィルムなどのブロック保持体82を用意しておおき、このブロック保持体82の中心位置および端部の角穴83にブロック体80の正方形状の突起部81を嵌合させる。そして、このブロック体80の幾何学的な位置関係を決定する。
そして、このように触圧センサ10や凹部形成部材8を用意した後、図5に示すように、三次元曲面の設置したい位置に、硬化剤を混入したエポキシ樹脂90を塗布する。エポキシ樹脂90に硬化剤を混入するとき、ガラス繊維を容積比20%程度一緒に混入し、十分に混ぜ合わせた後、半硬化したエポキシ樹脂90を球面体の所定の位置に膜状に塗布する。
このように硬化剤を混入したエポキシ樹脂90を塗布した後、その樹脂90が完全に硬化する前に、ブロック体80を嵌め込んだブロック保持体82(凹部形成部材8)をそのエポキシ樹脂90の塗布面に拡げて設置する。そして、十文字状に構成されたブロック保持体82の四方をガムテープ92などの粘着部材で固定し、その後、スポーツ用ゴムバンド93などの緊帯部材を用いてその凹部形成部材8を曲面側に押圧する。エポキシ樹脂90が硬化したらゴムバンド93を除去し、さらに、その表面に取り付けられていたガムテープ92やブロック保持体82を取り去る。また、テフロン角板などで形成されたブロック体80もエポキシ樹脂90から取り除く。そして、このブロック体80を取り除いた位置に、底部固定板7に取り付けられた触圧センサ10を粘着剤などで取り付ける。この際、底部固定板7を接着剤などで取り付けてもよいが、好ましくは、触圧センサ10を底部固定板7とともに取り外して再利用できるように粘着剤を用いて固定する。
これにより、三次元曲面上における触圧センサ10の取り付け位置が幾何学的位置関係をもって取り付けられ、外力の負荷する重心位置が五個の触圧センサ10のどの位置にあるかを正確に計算し、かつ、その方向が三次元の座標軸で計算表示することができる。
このように上記実施の形態によれば、物体表面に触圧センサ10を取り付けるための凹部70を形成するセンサ取り付け用の凹部形成部材8を、物体表面に塗布された樹脂90に押圧することによって凹部91を形成するための複数のブロック体80と、この複数のブロック体80をあらかじめ規定された幾何学的位置関係をもって着脱可能に保持するブロック保持体82とを備えるようにしたので、任意の三次元曲面に触圧センサ10を取り付けるための凹部91を形成することができ、容易に三次元曲面に触圧センサ10を取り付けることができるようになる。また、取り付けるべき触圧センサ10の大きさが変わった場合であっても、その大きさに対応したブロック体80に取り替えるだけでセンサ取り付け用の凹部70を形成することができるため、ブロック保持体82を汎用的に使用することができるようになる。
また、上記実施の形態では、ブロック保持体82によってブロック体80を保持する場合、あらかじめそのブロック体80の取り付け角度を規定しておくようにしたので、三次元曲面上における触圧センサ10の向きを揃える場合、その角度の統一されたブロック体80を用いることによって凹部70の向きを統一することができ、簡単に触圧センサ10の向きを統一することができる。
さらに、このようなブロック保持体82を可撓性の部材で構成するようにしたので、ブロック保持体82を三次元曲面に沿って押圧することができるため、種々の物体や曲面位置に対してもセンサ取り付け用の凹部70を形成することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、上記実施の形態では、触圧センサ10を取り付ける場合について説明したが、上述のような触圧センサ10に限らず、構造の異なる触圧センサ10や、もしくは、他の種類のセンサを取り付ける場合にも適用することができる。
また、上記実施の形態では、十文字状をなすブロック保持体82に五個のブロック体80を取り付ける場合を例に挙げて説明したが、このような形状および個数に限定されるものではなく、例えば、等間隔に格子状の角穴83を有する一枚の矩形状シートを用いてブロック保持体82を形成するようにしてもよい。さらには、ブロック保持体82をブロック体80とを別体で構成して嵌合させるようにしているが、成形などによって一体的に凹部形成部材8を構築するようにしてもよい。
さらに、上記実施の形態では、樹脂としてガラス繊維を混入させたエポキシ樹脂90を用いているが、このような樹脂に限定されるものではなく、また、混入される材料としてもガラス繊維などに限定されるものではない。
本発明の一実施の形態における底部固定板に固定された触圧センサの斜視図 図1における平面図および断面図 同形態における第一の起歪部の裏面に取り付けられる歪みゲージ 同形態におけるセンサ取り付け用の凹部形成部材を示す図 同形態における凹部形成部材を用いて三次元曲面に凹部を形成する工程を示す図 同形態におけるセンサの取り付け工程を示す図 従来の触圧センサを示す図
1・・・第一の起歪部
2a・・・第二の起歪部
2b・・・第三の起歪部
2c・・・第四の起歪部
2d・・・第五の起歪部
5au、5ad、5bu、5bd、5cu、5cd、5du、5dd、8a、8b、8c、8d・・・歪みゲージ
6・・・切欠部
7・・・底部固定板
8・・・凹部形成部材
10・・・触圧センサ
12a、12b、12c、12d・・・足部
21、22、23、24・・・接続パッド
70・・・凹部
80・・・ブロック体
81・・・突起部
82・・・ブロック保持体
83・・・角穴
90・・・樹脂
91・・・凹部
92・・・ガムテープ
93・・・ゴムバンド

Claims (3)

  1. 物体表面にセンサを取り付けるための凹部を形成するセンサ取り付け用の凹部形成部材であって、
    物体表面に塗布された樹脂に押圧することによって凹部を形成するための複数のブロック体と、
    該複数のブロック体をあらかじめ規定された幾何学的位置関係をもって着脱可能に保持するブロック保持体と、
    を具備してなるセンサ取り付け用の凹部形成部材。
  2. 前記ブロック体が、前記ブロック保持体に対して角度を規定した状態で保持されるものである請求項1に記載のセンサ取り付け用の凹部形成部材。
  3. 前記ブロック保持体が、可撓性の部材で形成されたものである請求項1に記載のセンサ取り付け用の凹部形成部材。
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