JP2001167660A - 荷重検知センサ及びその取付方法 - Google Patents
荷重検知センサ及びその取付方法Info
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- JP2001167660A JP2001167660A JP34853399A JP34853399A JP2001167660A JP 2001167660 A JP2001167660 A JP 2001167660A JP 34853399 A JP34853399 A JP 34853399A JP 34853399 A JP34853399 A JP 34853399A JP 2001167660 A JP2001167660 A JP 2001167660A
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シート面における荷重を検知するように荷重
検知センサ9を容易に設置する。 【解決手段】 一直線状に配置された感圧センサ体10
を平面視短冊状の包装体11内に配置し、この包装体1
1の一端部のみからリード線37a〜37dを外部へ引
き出すように荷重検知センサ9を構成し、各荷重検知セ
ンサ9を単体として、この複数の荷重検知センサ9を所
望のレイアウトに配置するだけで、様々な配置で感圧検
知を行うことが可能となる。
検知センサ9を容易に設置する。 【解決手段】 一直線状に配置された感圧センサ体10
を平面視短冊状の包装体11内に配置し、この包装体1
1の一端部のみからリード線37a〜37dを外部へ引
き出すように荷重検知センサ9を構成し、各荷重検知セ
ンサ9を単体として、この複数の荷重検知センサ9を所
望のレイアウトに配置するだけで、様々な配置で感圧検
知を行うことが可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用シート
の着座検出等、所定の物体の上面に荷重が印加されたと
きにその旨を検知するのに好適な荷重検知センサ及びそ
の取付方法に関する。
の着座検出等、所定の物体の上面に荷重が印加されたと
きにその旨を検知するのに好適な荷重検知センサ及びそ
の取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の運転席等の座面に荷重検知セン
サを配置し、その座面に乗員が座しているか否かを検出
する技術がある。従来、この種の荷重検知センサとして
は、例えば図15に示すようなものがある。
サを配置し、その座面に乗員が座しているか否かを検出
する技術がある。従来、この種の荷重検知センサとして
は、例えば図15に示すようなものがある。
【0003】これは、座面に配置されるシートSの縦軸
1〜4と横軸A〜Eとの交点に圧力センサA1〜A4,
B1〜B4,C1〜C4,D1〜D4,E1〜E4を配
置し、この各圧力センサA1〜A4,B1〜B4,C1
〜C4,D1〜D4,E1〜E4からの検出結果に基づ
いて、制御回路5が荷重の判定を行い、その旨を所定の
駆動部6に伝達するようになっている。圧力センサA1
〜A4,B1〜B4,C1〜C4,D1〜D4,E1〜
E4としては、圧力によって電気抵抗値が変化する感圧
導電材料が使用されていた。
1〜4と横軸A〜Eとの交点に圧力センサA1〜A4,
B1〜B4,C1〜C4,D1〜D4,E1〜E4を配
置し、この各圧力センサA1〜A4,B1〜B4,C1
〜C4,D1〜D4,E1〜E4からの検出結果に基づ
いて、制御回路5が荷重の判定を行い、その旨を所定の
駆動部6に伝達するようになっている。圧力センサA1
〜A4,B1〜B4,C1〜C4,D1〜D4,E1〜
E4としては、圧力によって電気抵抗値が変化する感圧
導電材料が使用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図15に示した荷重検
知センサは、感圧導電材料からなる圧力センサA1〜A
4,B1〜B4,C1〜C4,D1〜D4,E1〜E4
をマトリクス状に配置しなければならず、また、シート
S上の様々な点の圧力を検出するための多数の圧力セン
サA1〜A4,B1〜B4,C1〜C4,D1〜D4,
E1〜E4を使用しなければならない。このため、製造
作業に手間がかかり、また回路が複雑になりコスト的に
高価なものとなってしまっていた。
知センサは、感圧導電材料からなる圧力センサA1〜A
4,B1〜B4,C1〜C4,D1〜D4,E1〜E4
をマトリクス状に配置しなければならず、また、シート
S上の様々な点の圧力を検出するための多数の圧力セン
サA1〜A4,B1〜B4,C1〜C4,D1〜D4,
E1〜E4を使用しなければならない。このため、製造
作業に手間がかかり、また回路が複雑になりコスト的に
高価なものとなってしまっていた。
【0005】そこで、この発明の課題は、所望の検知面
における荷重を、比較的簡単で安価な回路構成で検知で
き、しかも迅速且つ容易に設置することが可能な荷重検
知センサ及びその取付方法を提供することにある。
における荷重を、比較的簡単で安価な回路構成で検知で
き、しかも迅速且つ容易に設置することが可能な荷重検
知センサ及びその取付方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、所定の物体の表面または内部
に設置されて、当該物体に荷重が印加されたときにその
旨を検知する荷重検知センサであって、平面視短冊状の
包装体と、前記包装体内で直線状に配置されて、前記包
装体の外部から加えられた圧力を感知する感圧手段と、
前記感圧手段に接続されて前記包装体の一端部のみから
外部へ引き出されたリード線とを備えるものである。
請求項1に記載の発明は、所定の物体の表面または内部
に設置されて、当該物体に荷重が印加されたときにその
旨を検知する荷重検知センサであって、平面視短冊状の
包装体と、前記包装体内で直線状に配置されて、前記包
装体の外部から加えられた圧力を感知する感圧手段と、
前記感圧手段に接続されて前記包装体の一端部のみから
外部へ引き出されたリード線とを備えるものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、前記リード線
は、前記包装体の一端部に封止されて水密状に外部へ引
き出されたものである。
は、前記包装体の一端部に封止されて水密状に外部へ引
き出されたものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、前記包装体内に
おいて、前記感圧手段に隣接して緩衝材が設置されたも
のである。
おいて、前記感圧手段に隣接して緩衝材が設置されたも
のである。
【0009】請求項4に記載の発明は、前記感圧手段
は、導電性を有する管状の弾性導電チューブと、前記弾
性導電チューブ内に収納されて前記第一電極部材及び前
記第二電極部材が形成された複合弾性部材とを備えて直
線状に形成された単一の感圧センサ体であるものであ
る。
は、導電性を有する管状の弾性導電チューブと、前記弾
性導電チューブ内に収納されて前記第一電極部材及び前
記第二電極部材が形成された複合弾性部材とを備えて直
線状に形成された単一の感圧センサ体であるものであ
る。
【0010】請求項5に記載の発明は、前記感圧手段
は、直線状に間欠的に配置された複数個の感圧素子であ
るものである。
は、直線状に間欠的に配置された複数個の感圧素子であ
るものである。
【0011】請求項6に記載の発明は、前記載置面に、
前記包装体の下面と同形状且つ同寸法の複数の載置溝を
予め形成しておき、当該各載置溝に前記荷重検知センサ
の包装体を位置決め載置するようにしたものである。
前記包装体の下面と同形状且つ同寸法の複数の載置溝を
予め形成しておき、当該各載置溝に前記荷重検知センサ
の包装体を位置決め載置するようにしたものである。
【0012】請求項7に記載の発明は、前記所定の物体
の内部において、前記包装体と同形状且つ同寸法の複数
の収納孔を形成しておき、前記各収納孔内に前記各荷重
検知センサを嵌入するようにしたものである。
の内部において、前記包装体と同形状且つ同寸法の複数
の収納孔を形成しておき、前記各収納孔内に前記各荷重
検知センサを嵌入するようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一の実施の形態
に係る荷重検知センサ9を示す斜視図、図2は同じくそ
の内部構造を示す平面図、図3は同じくその断面図であ
る。この荷重検知センサ9は、例えば車両座席の座面等
に配置されて、当該座席に乗員が座しているか否かを検
知する等の目的で使用されるものであって、図1ないし
図3の如く、1本の線状の感圧センサ体10を、水密性
の包装体11内に収納し、これを個々のセンサユニット
として取り扱うことで、このセンサユニットを迅速且つ
容易に設置できるようにしたものである。
に係る荷重検知センサ9を示す斜視図、図2は同じくそ
の内部構造を示す平面図、図3は同じくその断面図であ
る。この荷重検知センサ9は、例えば車両座席の座面等
に配置されて、当該座席に乗員が座しているか否かを検
知する等の目的で使用されるものであって、図1ないし
図3の如く、1本の線状の感圧センサ体10を、水密性
の包装体11内に収納し、これを個々のセンサユニット
として取り扱うことで、このセンサユニットを迅速且つ
容易に設置できるようにしたものである。
【0014】ここで、感圧センサ体10は、包装体11
内に直線状に収納されており、図4に示すように、一部
に導電材料が用いられた中空チューブ状の弾性導電チュ
ーブ21と、この弾性導電チューブ21内に遊挿されて
正負の両電極部材22,23を備えて弾性を有せしめら
れた細長状の複合弾性部材24とを備えている。
内に直線状に収納されており、図4に示すように、一部
に導電材料が用いられた中空チューブ状の弾性導電チュ
ーブ21と、この弾性導電チューブ21内に遊挿されて
正負の両電極部材22,23を備えて弾性を有せしめら
れた細長状の複合弾性部材24とを備えている。
【0015】弾性導電チューブ21は、図4の如く、上
下方向に圧力が加えられたときに複合弾性部材24の両
電極部材22,23にともに接触されるように上半部に
形成された断面円弧状の導電部25と、この導電部25
を支持するよう下半部に形成された断面円弧状の絶縁部
26とが二色成型法により一体形成されてなり、この導
電部25及び絶縁部26により、中空部28を有する円
管形状に形成される。ここで、導電部25は、導電ゴム
等の導電性を有する弾性材料が使用され、単位長さ当た
りに一定の抵抗値を有して形成されている。また、絶縁
部26は、絶縁ゴム等の絶縁性弾性材料が使用される。
そして、この弾性導電チューブ21は、包装体11内に
その長手方向に沿って一定間隔に配置された略管状の複
数の支持部材30の中空部を貫通することで、この支持
部材30によって一直線状に支持される。この支持部材
30は、その下面が矩形に形成されており、この矩形部
分の平坦な下面が包装体11の下面上に載置され、これ
により包装体11の内部で弾性導電チューブ21を安定
的に支持するようになっている。
下方向に圧力が加えられたときに複合弾性部材24の両
電極部材22,23にともに接触されるように上半部に
形成された断面円弧状の導電部25と、この導電部25
を支持するよう下半部に形成された断面円弧状の絶縁部
26とが二色成型法により一体形成されてなり、この導
電部25及び絶縁部26により、中空部28を有する円
管形状に形成される。ここで、導電部25は、導電ゴム
等の導電性を有する弾性材料が使用され、単位長さ当た
りに一定の抵抗値を有して形成されている。また、絶縁
部26は、絶縁ゴム等の絶縁性弾性材料が使用される。
そして、この弾性導電チューブ21は、包装体11内に
その長手方向に沿って一定間隔に配置された略管状の複
数の支持部材30の中空部を貫通することで、この支持
部材30によって一直線状に支持される。この支持部材
30は、その下面が矩形に形成されており、この矩形部
分の平坦な下面が包装体11の下面上に載置され、これ
により包装体11の内部で弾性導電チューブ21を安定
的に支持するようになっている。
【0016】複合弾性部材24は、図4の如く、断面視
両側端部に形成された側端絶縁体部31,32と、断面
視中央部に配置される中央絶縁体部33と、片側の側端
絶縁体部31と中央絶縁体部33との間に形成される第
一管状部34と、他側の側端絶縁体部32と中央絶縁体
部33との間に形成される第二管状部35を備え、特
に、第一管状部34及び第二管状部35のそれぞれの上
部に、中空部28内で弾性導電チューブ21の導電部2
5に対向配置される第一電極部材22及び第二電極部材
23がそれぞれ形成されている。
両側端部に形成された側端絶縁体部31,32と、断面
視中央部に配置される中央絶縁体部33と、片側の側端
絶縁体部31と中央絶縁体部33との間に形成される第
一管状部34と、他側の側端絶縁体部32と中央絶縁体
部33との間に形成される第二管状部35を備え、特
に、第一管状部34及び第二管状部35のそれぞれの上
部に、中空部28内で弾性導電チューブ21の導電部2
5に対向配置される第一電極部材22及び第二電極部材
23がそれぞれ形成されている。
【0017】各管状部34,35は、その内部に中空部
36a,36bが形成され、この中空部36a,36b
により外圧に対して複合弾性部材24が変形しやすい状
態にされている。
36a,36bが形成され、この中空部36a,36b
により外圧に対して複合弾性部材24が変形しやすい状
態にされている。
【0018】そして、各管状部34,35の上部に形成
された各電極部材22,23は、弾性導電チューブ21
の導電部25と同様の導電ゴム等の導電性を有する弾性
材料を用いて単位長さ当たりに一定の抵抗値を有してそ
れぞれ成形され、両電極部材22,23同士は、中央絶
縁体部33によって離間して配置されている。
された各電極部材22,23は、弾性導電チューブ21
の導電部25と同様の導電ゴム等の導電性を有する弾性
材料を用いて単位長さ当たりに一定の抵抗値を有してそ
れぞれ成形され、両電極部材22,23同士は、中央絶
縁体部33によって離間して配置されている。
【0019】側端絶縁体部31,32の弾性導電チュー
ブ21に接触する外面は、弾性導電チューブ21の内周
面に対応した略円弧形状とされている。
ブ21に接触する外面は、弾性導電チューブ21の内周
面に対応した略円弧形状とされている。
【0020】ここで、複合弾性部材24においては、図
4の如く、各側端絶縁体部31,32の高さ寸法(厚み
寸法)をH1とした場合に、各管状部34,35の高さ
寸法(外径:厚み寸法)H2は、各側端絶縁体部31,
32の高さ寸法(厚み寸法)H1よりも小さく設定され
ており、各側端絶縁体部31,32の上下端が各管状部
34,35よりも上下方向(複合弾性部材24の厚さ方
向)に張り出した状態とされている。これにより、複合
弾性部材24の各電極部材22,23と複合弾性部材2
4の弾性導電チューブ21との間に側端絶縁体部31,
32が介在され、複合弾性部材24の弾性導電チューブ
21の円管形状が保持されて、図4の上下方向における
電極部材22,23と弾性導電チューブ21との不用意
な接触を防止できる。
4の如く、各側端絶縁体部31,32の高さ寸法(厚み
寸法)をH1とした場合に、各管状部34,35の高さ
寸法(外径:厚み寸法)H2は、各側端絶縁体部31,
32の高さ寸法(厚み寸法)H1よりも小さく設定され
ており、各側端絶縁体部31,32の上下端が各管状部
34,35よりも上下方向(複合弾性部材24の厚さ方
向)に張り出した状態とされている。これにより、複合
弾性部材24の各電極部材22,23と複合弾性部材2
4の弾性導電チューブ21との間に側端絶縁体部31,
32が介在され、複合弾性部材24の弾性導電チューブ
21の円管形状が保持されて、図4の上下方向における
電極部材22,23と弾性導電チューブ21との不用意
な接触を防止できる。
【0021】そして、図4の上方から弾性導電チューブ
21に押圧力が加えられたときには、弾性導電チューブ
21と複合弾性部材24は図5のように弾性変形し、よ
って第一電極部材22と弾性導電チューブ21の導電部
25及び第二電極部材23と弾性導電チューブ21の導
電部25がそれぞれ接触して電気的に導通することにな
る。勿論、弾性導電チューブ21の形状が自然状態であ
る円管状に復帰した時点で、複合弾性部材24の各管状
部34,35の形状は、元の円管上の状態に弾性復元す
るようになっている。
21に押圧力が加えられたときには、弾性導電チューブ
21と複合弾性部材24は図5のように弾性変形し、よ
って第一電極部材22と弾性導電チューブ21の導電部
25及び第二電極部材23と弾性導電チューブ21の導
電部25がそれぞれ接触して電気的に導通することにな
る。勿論、弾性導電チューブ21の形状が自然状態であ
る円管状に復帰した時点で、複合弾性部材24の各管状
部34,35の形状は、元の円管上の状態に弾性復元す
るようになっている。
【0022】尚、複合弾性部材24は、弾性導電チュー
ブ21内に遊貫されているだけであるため、複合弾性部
材24の弾性導電チューブ21内での回動は許容されて
いる。複合弾性部材24が弾性導電チューブ21の中空
部28内で例えば図6のように斜め姿勢をとっていたよ
うな場合に、この状態のままでは、各電極部材22,2
3と弾性導電チューブ21の導電部25との接触が困難
となるおそれがあるが、側端絶縁体部31,32の弾性
導電チューブ21に接触する外面は、側端絶縁体部3
1,32の弾性導電チューブ21の内周面に対応した略
円弧形状とされていることから、弾性導電チューブ21
の上方から押圧力が加えられたときには、側端絶縁体部
31,32は図6中の矢示方向R1に容易に回動し、結
局は図5の状態となって、第一電極部材22と第二電極
部材23とが弾性導電チューブ21の導電部25を介し
て電気的に導通することになる。
ブ21内に遊貫されているだけであるため、複合弾性部
材24の弾性導電チューブ21内での回動は許容されて
いる。複合弾性部材24が弾性導電チューブ21の中空
部28内で例えば図6のように斜め姿勢をとっていたよ
うな場合に、この状態のままでは、各電極部材22,2
3と弾性導電チューブ21の導電部25との接触が困難
となるおそれがあるが、側端絶縁体部31,32の弾性
導電チューブ21に接触する外面は、側端絶縁体部3
1,32の弾性導電チューブ21の内周面に対応した略
円弧形状とされていることから、弾性導電チューブ21
の上方から押圧力が加えられたときには、側端絶縁体部
31,32は図6中の矢示方向R1に容易に回動し、結
局は図5の状態となって、第一電極部材22と第二電極
部材23とが弾性導電チューブ21の導電部25を介し
て電気的に導通することになる。
【0023】ここで、複合弾性部材24の両端部におい
ては、図7の如く、複合弾性部材24内の第一管状部3
4及び第二管状部35のそれぞれの中空部36a,36
bに、丸棒状の接続端子38,39がそれぞれ挿入さ
れ、この各接続端子38,39を通じて、図6に示した
各電極部材22,23が図7に示したリード線37a〜
37dにそれぞれ接続される。
ては、図7の如く、複合弾性部材24内の第一管状部3
4及び第二管状部35のそれぞれの中空部36a,36
bに、丸棒状の接続端子38,39がそれぞれ挿入さ
れ、この各接続端子38,39を通じて、図6に示した
各電極部材22,23が図7に示したリード線37a〜
37dにそれぞれ接続される。
【0024】このリード線37a〜37dのうち、複合
弾性部材24の一端に接続される第一及び第二リード線
37a,37bは、図2のように弾性導電チューブ21
の一端部に嵌入される第一シール部材40aを通じて感
圧センサ体10の軸方向外側に取り出され、包装体11
の一端部付近に配置された所定の第一固定具41aによ
り固定されつつ、この包装体11の一端部外側へ取り出
されている。一方、リード線37a〜37dのうち、複
合弾性部材24の他端に接続される第三及び第四リード
線37c,37dは、図2のように弾性導電チューブ2
1の他端部に嵌入される第二シール部材40bを通じて
感圧センサ体10の軸方向外側に取り出され、包装体1
1の他端部付近に配置された所定の第二固定具41b内
でU字状に方向転換されて、感圧センサ体10に平行に
配策された状態で、第一固定具41aにより固定されつ
つ、この包装体11の一端部外側へ取り出されている。
弾性部材24の一端に接続される第一及び第二リード線
37a,37bは、図2のように弾性導電チューブ21
の一端部に嵌入される第一シール部材40aを通じて感
圧センサ体10の軸方向外側に取り出され、包装体11
の一端部付近に配置された所定の第一固定具41aによ
り固定されつつ、この包装体11の一端部外側へ取り出
されている。一方、リード線37a〜37dのうち、複
合弾性部材24の他端に接続される第三及び第四リード
線37c,37dは、図2のように弾性導電チューブ2
1の他端部に嵌入される第二シール部材40bを通じて
感圧センサ体10の軸方向外側に取り出され、包装体1
1の他端部付近に配置された所定の第二固定具41b内
でU字状に方向転換されて、感圧センサ体10に平行に
配策された状態で、第一固定具41aにより固定されつ
つ、この包装体11の一端部外側へ取り出されている。
【0025】これらのリード線37a〜37dは、図8
のように、所定の検知回路部42に接続され、この検知
回路部42において各リード線37a〜37dの電位差
を検知することで、第一電極部材22と第二電極部材2
3とが弾性導電チューブ21の導電部25を通じて接続
されているかどうか、及び、両電極部材22,23が導
電部25を通じて接続されている場合に、そのときの電
圧レベルにより荷重検知センサ9のどの位置に加重が印
加されているかを検出するようになっている。
のように、所定の検知回路部42に接続され、この検知
回路部42において各リード線37a〜37dの電位差
を検知することで、第一電極部材22と第二電極部材2
3とが弾性導電チューブ21の導電部25を通じて接続
されているかどうか、及び、両電極部材22,23が導
電部25を通じて接続されている場合に、そのときの電
圧レベルにより荷重検知センサ9のどの位置に加重が印
加されているかを検出するようになっている。
【0026】図9は感圧センサ体の等価回路を示す図で
ある。この図9では、感圧センサ体10全体の長さをL
とし、感圧センサ体10の右端部から距離Xだけ離間し
た点Pxから、同じく右端部から距離Yだけ離間した点
Pyまでの間に荷重が与えられているものとする。この
場合の弾性導電チューブ21の抵抗値をRDとすると、
両電極部材22,23と弾性導電チューブ21とで構成
される電流経路の抵抗は、図中の右側から取り出される
信号についての電流経路Irの抵抗値R(Ir)が、 R(Ir)=2rDX+RD …(1) となり、また、図中の左側から取り出される信号につい
ての電流経路Ilの抵抗値R(Il)が、 R(Il)=2rD(L−L)+RD …(2) となる。ここで、(1)式及び(2)式中の感圧センサ
体10の距離X,Yは、荷重物の印加点が変化すること
により0からLの間で様々に変化する。したがって、こ
の各抵抗値R(Ir),R(Il)による電圧降下を検
知回路部42で検出することにより、荷重物の印加点を
容易に検出することが可能となる。
ある。この図9では、感圧センサ体10全体の長さをL
とし、感圧センサ体10の右端部から距離Xだけ離間し
た点Pxから、同じく右端部から距離Yだけ離間した点
Pyまでの間に荷重が与えられているものとする。この
場合の弾性導電チューブ21の抵抗値をRDとすると、
両電極部材22,23と弾性導電チューブ21とで構成
される電流経路の抵抗は、図中の右側から取り出される
信号についての電流経路Irの抵抗値R(Ir)が、 R(Ir)=2rDX+RD …(1) となり、また、図中の左側から取り出される信号につい
ての電流経路Ilの抵抗値R(Il)が、 R(Il)=2rD(L−L)+RD …(2) となる。ここで、(1)式及び(2)式中の感圧センサ
体10の距離X,Yは、荷重物の印加点が変化すること
により0からLの間で様々に変化する。したがって、こ
の各抵抗値R(Ir),R(Il)による電圧降下を検
知回路部42で検出することにより、荷重物の印加点を
容易に検出することが可能となる。
【0027】包装体11は、絶縁ゴム等の所定の弾性材
料を使用して、図2に示すような矩形の短冊状に形成さ
れており、その一端部からリード線37a〜37dが引
き出されるとともに、このリード線37a〜37dを水
密状に封止して、内部の感圧センサ体10を防水状に保
護するようになっている。具体的には、例えば包装体1
1の一端部でリード線37a〜37dを束ねた状態で、
このリード線37a〜37dをまとめて包装体11に樹
脂でモールド封止してもよいし、あるいは、包装体11
の一端部に形成された取り出し口からリード線37a〜
37dを引き出した後に、防水シール用の粘着テープで
リード線37a〜37dを包装体11に縛り付けるよう
にして防水処理を施してもよい。
料を使用して、図2に示すような矩形の短冊状に形成さ
れており、その一端部からリード線37a〜37dが引
き出されるとともに、このリード線37a〜37dを水
密状に封止して、内部の感圧センサ体10を防水状に保
護するようになっている。具体的には、例えば包装体1
1の一端部でリード線37a〜37dを束ねた状態で、
このリード線37a〜37dをまとめて包装体11に樹
脂でモールド封止してもよいし、あるいは、包装体11
の一端部に形成された取り出し口からリード線37a〜
37dを引き出した後に、防水シール用の粘着テープで
リード線37a〜37dを包装体11に縛り付けるよう
にして防水処理を施してもよい。
【0028】そして、包装体11の上下壁の内部には、
上下方向に加わる圧力を面状に均等に受けるための受圧
板43a,43bが設置されている。
上下方向に加わる圧力を面状に均等に受けるための受圧
板43a,43bが設置されている。
【0029】上記構成の荷重検知センサ9の使用方法と
して、これを車両座席の座面に配置する例を説明する。
して、これを車両座席の座面に配置する例を説明する。
【0030】まず、複数の荷重検知センサ9を、図10
のように車両座席44の座面45に所望のレイアウトで
配置する。図10では、全ての荷重検知センサ9を平行
に配置しているが、例えばロ字形に配置したり、三角形
に配置したりしてもよいことは勿論である。尚、図10
では、リード線37a,37b及び検知回路部42は図
示省略している。
のように車両座席44の座面45に所望のレイアウトで
配置する。図10では、全ての荷重検知センサ9を平行
に配置しているが、例えばロ字形に配置したり、三角形
に配置したりしてもよいことは勿論である。尚、図10
では、リード線37a,37b及び検知回路部42は図
示省略している。
【0031】このとき、各荷重検知センサ9は、線状の
感圧センサ体10を包装体11内に収納してセンサユニ
ットとして取り扱うことが可能となっているので、この
センサユニットとしての荷重検知センサ9を座面45上
に容易に設置することが可能である。
感圧センサ体10を包装体11内に収納してセンサユニ
ットとして取り扱うことが可能となっているので、この
センサユニットとしての荷重検知センサ9を座面45上
に容易に設置することが可能である。
【0032】この場合において、図11のように、車両
座席44の座面45において、包装体11の下面と同形
状且つ同寸法の載置溝46を予め形成しておき、この載
置溝46に各荷重検知センサ9の包装体11を位置決め
載置しておけば、各荷重検知センサ9を車両座席44の
座面45において容易に位置決め載置できる。
座席44の座面45において、包装体11の下面と同形
状且つ同寸法の載置溝46を予め形成しておき、この載
置溝46に各荷重検知センサ9の包装体11を位置決め
載置しておけば、各荷重検知センサ9を車両座席44の
座面45において容易に位置決め載置できる。
【0033】尚、これらの図10または図11の状態で
は、各荷重検知センサ9が上面に露出したままとなって
いるため、この荷重検知センサ9の上側にシートカバー
をかぶせるようにして使用すればよい。
は、各荷重検知センサ9が上面に露出したままとなって
いるため、この荷重検知センサ9の上側にシートカバー
をかぶせるようにして使用すればよい。
【0034】あるいは、図12のように、車両座席44
の内部の座面45の近傍において、包装体11と同形状
且つ同寸法の複数の収納孔47を形成しておき、この各
収納孔47に各荷重検知センサ9を嵌入して車両座席4
4の内部に埋込設置してもよい。
の内部の座面45の近傍において、包装体11と同形状
且つ同寸法の複数の収納孔47を形成しておき、この各
収納孔47に各荷重検知センサ9を嵌入して車両座席4
4の内部に埋込設置してもよい。
【0035】ここで、車両座席に人が座するとき、図4
の上方から弾性導電チューブ21に押圧力が加えられ
る。この際、包装体11の上下壁の内部に受圧板43
a,43bを設置しているので、この受圧板43a,4
3bが上下方向に加わる圧力を面状に均等に受けて、こ
れを効率良く感圧センサ体10に伝達することができ
る。
の上方から弾性導電チューブ21に押圧力が加えられ
る。この際、包装体11の上下壁の内部に受圧板43
a,43bを設置しているので、この受圧板43a,4
3bが上下方向に加わる圧力を面状に均等に受けて、こ
れを効率良く感圧センサ体10に伝達することができ
る。
【0036】そして、感圧センサ体10においては、受
圧板43a,43bを介して加えられた上下方向の圧力
により、弾性導電チューブ21と複合弾性部材24とが
図5のように弾性変形し、よって第一電極部材22と弾
性導電チューブ21の導電部25及び第二電極部材23
と弾性導電チューブ21の導電部25がそれぞれ接触し
て電気的に導通することになる。
圧板43a,43bを介して加えられた上下方向の圧力
により、弾性導電チューブ21と複合弾性部材24とが
図5のように弾性変形し、よって第一電極部材22と弾
性導電チューブ21の導電部25及び第二電極部材23
と弾性導電チューブ21の導電部25がそれぞれ接触し
て電気的に導通することになる。
【0037】これらの電気的導通状態は、両電極部材2
2,23に接続される接続端子38,39を介してリー
ド線37a,37bによって荷重検知センサ9の外部へ
引き出され、この状態を検知回路部42が認識する。
2,23に接続される接続端子38,39を介してリー
ド線37a,37bによって荷重検知センサ9の外部へ
引き出され、この状態を検知回路部42が認識する。
【0038】また、座席から人が離れると、弾性導電チ
ューブ21の形状は自然状態である円管状に復帰し、複
合弾性部材24の各管状部34,35の各電極部材2
2,23が弾性導電チューブ21の導電部25から離間
するため、両電極部材22,23同士の電気的接続が解
除され、この電気的状態が、両電極部材22,23に接
続される接続端子38,39を介してリード線37a,
37bによって荷重検知センサ9の外部へ引き出され
て、検知回路部42によって認識される。
ューブ21の形状は自然状態である円管状に復帰し、複
合弾性部材24の各管状部34,35の各電極部材2
2,23が弾性導電チューブ21の導電部25から離間
するため、両電極部材22,23同士の電気的接続が解
除され、この電気的状態が、両電極部材22,23に接
続される接続端子38,39を介してリード線37a,
37bによって荷重検知センサ9の外部へ引き出され
て、検知回路部42によって認識される。
【0039】ここで、この感圧センサ体10での検知結
果の外部引き出しについては、複合弾性部材24におい
て、各電極部材22,23が臨まれる中空部36a,3
6bを形成し、感圧センサ体10の端部においてこの中
空部36a,36bにリード線37a,37bの接続端
子38,39を嵌入するだけよいので、その組付け接続
作業が極めて容易になるという利点がある。
果の外部引き出しについては、複合弾性部材24におい
て、各電極部材22,23が臨まれる中空部36a,3
6bを形成し、感圧センサ体10の端部においてこの中
空部36a,36bにリード線37a,37bの接続端
子38,39を嵌入するだけよいので、その組付け接続
作業が極めて容易になるという利点がある。
【0040】尚、上記実施の形態では、包装体11内に
感圧センサ体10を収納し、この感圧センサ体10を上
下から受圧板43a,43bで挟み込む構成としていた
が、この受圧板43a,43bに加えられる圧力の調整
を行うため、図13に示すようにクッション(緩衝材)
48を設置するようにしてもよい。この場合、図13で
は、包装体11内において感圧センサ体10の左右両側
にそれぞれクッション48を設置しているが、左右いず
れかの片側だけに設置してもよい。また、このクッショ
ン48は、包装体11内に挿入するだけでもよいし、あ
るいは接着材等を使用して一体的に固着してもよい。こ
のように、クッション48を設置することで、荷重検知
センサ9の圧力検知感度をクッション48の弾性により
調整できるという利点がある。
感圧センサ体10を収納し、この感圧センサ体10を上
下から受圧板43a,43bで挟み込む構成としていた
が、この受圧板43a,43bに加えられる圧力の調整
を行うため、図13に示すようにクッション(緩衝材)
48を設置するようにしてもよい。この場合、図13で
は、包装体11内において感圧センサ体10の左右両側
にそれぞれクッション48を設置しているが、左右いず
れかの片側だけに設置してもよい。また、このクッショ
ン48は、包装体11内に挿入するだけでもよいし、あ
るいは接着材等を使用して一体的に固着してもよい。こ
のように、クッション48を設置することで、荷重検知
センサ9の圧力検知感度をクッション48の弾性により
調整できるという利点がある。
【0041】また、上記実施の形態では、図2ないし図
6に示したように弾性導電チューブ21内に複合弾性部
材24が挿入された単一の感圧センサ体10を包装体1
1内に収納して構成していたが、かかる構成に限るもの
ではなく、例えば図14に示したように、導電性の弾性
抵抗体51の上下面にそれぞれ電極52,53を形成
し、圧力により弾性抵抗体51が圧縮することで当該弾
性抵抗体51自身の抵抗値が減少する構造の感圧素子5
4を包装体11の内部に長手方向に沿って間欠的に複数
個配置するようにしてもよい。この場合であっても、包
装体11の形状は上記実施の形態と同様に矩形の短冊形
状に形成し、複数個の感圧素子54は、包装体11内に
一列に配列される。
6に示したように弾性導電チューブ21内に複合弾性部
材24が挿入された単一の感圧センサ体10を包装体1
1内に収納して構成していたが、かかる構成に限るもの
ではなく、例えば図14に示したように、導電性の弾性
抵抗体51の上下面にそれぞれ電極52,53を形成
し、圧力により弾性抵抗体51が圧縮することで当該弾
性抵抗体51自身の抵抗値が減少する構造の感圧素子5
4を包装体11の内部に長手方向に沿って間欠的に複数
個配置するようにしてもよい。この場合であっても、包
装体11の形状は上記実施の形態と同様に矩形の短冊形
状に形成し、複数個の感圧素子54は、包装体11内に
一列に配列される。
【0042】あるいは、包装体11内に単一の感圧セン
サ体10のみを設置する場合であっても、弾性導電チュ
ーブ21内の複合弾性部材24の形状は、図4等に示し
たものに限るものではない。例えば、上記実施の形態で
は、弾性導電チューブ21の一部のみを導電部25とし
ていたが、弾性導電チューブ21の全部分を導電部25
として形成してもよい。また、複合弾性部材24におい
ても、各管状部34,35の上部のみに電極部材22,
23を形成していたが、管状部34,35の全体をそれ
ぞれ電極部材22,23として構成し、この両管状部3
4,35(電極部材22,23)を中央絶縁体部33で
連結するようにしてもよい。
サ体10のみを設置する場合であっても、弾性導電チュ
ーブ21内の複合弾性部材24の形状は、図4等に示し
たものに限るものではない。例えば、上記実施の形態で
は、弾性導電チューブ21の一部のみを導電部25とし
ていたが、弾性導電チューブ21の全部分を導電部25
として形成してもよい。また、複合弾性部材24におい
ても、各管状部34,35の上部のみに電極部材22,
23を形成していたが、管状部34,35の全体をそれ
ぞれ電極部材22,23として構成し、この両管状部3
4,35(電極部材22,23)を中央絶縁体部33で
連結するようにしてもよい。
【0043】さらに、この実施の形態では、車両座席の
座面上に配置する例を説明したが、これに限られるもの
ではなく、例えば自動ドアの足踏みマット下等に載置す
るようにしてもよい。
座面上に配置する例を説明したが、これに限られるもの
ではなく、例えば自動ドアの足踏みマット下等に載置す
るようにしてもよい。
【0044】さらにまた、上記実施の形態では、単一の
感圧センサ体10を包装体11内に一直線状に設置して
いたが、複数の感圧センサ体10を包装体11内に平行
に設置するようにしてもよい。この場合であっても、包
装体11の形状が平面視短冊形状とされる限り、設置レ
イアウトの自由度は十分に確保できる。
感圧センサ体10を包装体11内に一直線状に設置して
いたが、複数の感圧センサ体10を包装体11内に平行
に設置するようにしてもよい。この場合であっても、包
装体11の形状が平面視短冊形状とされる限り、設置レ
イアウトの自由度は十分に確保できる。
【0045】
【発明の効果】請求項1、請求項4及び請求項5に記載
の発明によれば、直線状に配置された感圧手段を平面視
短冊状の包装体内に配置し、この包装体の一端部のみか
らリード線を外部へ引き出するようにしているので、か
かる荷重検知センサを単体として、この複数の荷重検知
センサを所望のレイアウトに配置するだけで、様々な配
置で感圧検知を行うことが可能となり、容易に設置でき
るという利点がある。
の発明によれば、直線状に配置された感圧手段を平面視
短冊状の包装体内に配置し、この包装体の一端部のみか
らリード線を外部へ引き出するようにしているので、か
かる荷重検知センサを単体として、この複数の荷重検知
センサを所望のレイアウトに配置するだけで、様々な配
置で感圧検知を行うことが可能となり、容易に設置でき
るという利点がある。
【0046】請求項2に記載の発明によれば、包装体の
一端部にリード線を封止して水密状に外部へ引き出して
いるので、防水性に優れた荷重検知センサを提供でき
る。
一端部にリード線を封止して水密状に外部へ引き出して
いるので、防水性に優れた荷重検知センサを提供でき
る。
【0047】請求項3に記載の発明によれば、包装体内
において、感圧手段に隣接して緩衝材を設置しているの
で、この緩衝材の作用により、荷重検知センサの圧力検
知感度を容易に調整できるという利点がある。
において、感圧手段に隣接して緩衝材を設置しているの
で、この緩衝材の作用により、荷重検知センサの圧力検
知感度を容易に調整できるという利点がある。
【0048】請求項6に記載の発明によれば、載置面に
複数の載置溝を予め形成し、この各載置溝に包装体を位
置決め載置するので、設置する際の設置位置の判断が容
易になるとともに、設置した後の位置ずれを防止でき
る。
複数の載置溝を予め形成し、この各載置溝に包装体を位
置決め載置するので、設置する際の設置位置の判断が容
易になるとともに、設置した後の位置ずれを防止でき
る。
【0049】請求項7に記載の発明によれば、所定の物
体の内部に複数の収納孔を形成しておき、この各収納孔
内に各荷重検知センサを嵌入するので、設置する際の設
置位置の判断が容易になるとともに、設置した後の位置
ずれを防止できるという効果がある。
体の内部に複数の収納孔を形成しておき、この各収納孔
内に各荷重検知センサを嵌入するので、設置する際の設
置位置の判断が容易になるとともに、設置した後の位置
ずれを防止できるという効果がある。
【図1】この発明の一の実施の形態に係る荷重検知セン
サを示す斜視図である。
サを示す斜視図である。
【図2】この発明の一の実施の形態に係る荷重検知セン
サの内部構成を示す平面図である。
サの内部構成を示す平面図である。
【図3】この発明の一の実施の形態に係る荷重検知セン
サを示す断面図である。
サを示す断面図である。
【図4】この発明の一の実施の形態に係る荷重検知セン
サの感圧センサ体を示す断面図である。
サの感圧センサ体を示す断面図である。
【図5】荷重が印加された状態の感圧センサ体を示す断
面図である。
面図である。
【図6】感圧センサ体の弾性導電チューブ内で複合弾性
部材が斜め姿勢となっている状態を示す断面図である。
部材が斜め姿勢となっている状態を示す断面図である。
【図7】感圧センサ体の端部を示す平面図である。
【図8】各荷重検知センサがリード線を通じて検知回路
部に接続された状態を示すブロック図である。
部に接続された状態を示すブロック図である。
【図9】感圧センサ体の等価回路を示す図である。
【図10】複数の荷重検知センサを車両座席の座面上に
配置した状態を示す斜視図である。
配置した状態を示す斜視図である。
【図11】複数の荷重検知センサを車両座席の座面上に
配置した状態を示す断面図である。
配置した状態を示す断面図である。
【図12】複数の荷重検知センサを車両座席の内部に埋
込設置した状態を示す断面図である。
込設置した状態を示す断面図である。
【図13】変形例に係る荷重検知センサを示す断面図で
ある。
ある。
【図14】変形例に係る荷重検知センサを示す断面図で
ある。
ある。
【図15】従来の荷重検知センサを示すブロック図であ
る。
る。
9 荷重検知センサ 10 感圧センサ体 11 包装体 21 弾性導電チューブ 22,23 電極部材 24 複合弾性部材 25 導電部 26 絶縁部 28 中空部 30 支持部材 31 側端絶縁体部 32 側端絶縁体部 33 中央絶縁体部 34,35 管状部 36a,36b 中空部 37a〜37d リード線 38,39 接続端子 40a,40b シール部材 41a,41b 固定具 42 検知回路部 43a,43b 受圧板 44 車両座席 45 座面 46 載置溝 47 収納孔 48 クッション 51 弾性抵抗体 52,53 電極 54 感圧素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60N 2/44 B60N 2/44 5/00 5/00 (72)発明者 粂 昌宏 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 3B084 JA06 JC01 3B087 DE08 3B088 QA05 5G006 AA01 AA07 AZ08 LG02 5G055 DB01 DB03 DD02 DD06 DD18 DG02
Claims (7)
- 【請求項1】 所定の物体の表面または内部に設置され
て、当該物体に荷重が印加されたときにその旨を検知す
る荷重検知センサであって、 平面視短冊状の包装体と、 前記包装体内で直線状に配置されて、前記包装体の外部
から加えられた圧力を感知する感圧手段と、 前記感圧手段に接続されて前記包装体の一端部のみから
外部へ引き出されたリード線とを備える荷重検知セン
サ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の荷重検知センサであっ
て、 前記リード線は、前記包装体の一端部に封止されて水密
状に外部へ引き出されたことを特徴とする荷重検知セン
サ。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の荷重検
知センサであって、 前記包装体内において、前記感圧手段に隣接して緩衝材
が設置されたことを特徴とする荷重検知センサ。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
載の荷重検知センサであって、 前記感圧手段は、 導電性を有する管状の弾性導電チューブと、 前記弾性導電チューブ内に収納されて前記第一電極部材
及び前記第二電極部材が形成された複合弾性部材とを備
えて直線状に形成された単一の感圧センサ体である荷重
検知センサ。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
載の荷重検知センサであって、 前記感圧手段は、直線状に間欠的に配置された複数個の
感圧素子である荷重検知センサ。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
載の荷重検知センサを所定の載置面上に載置して取り付
ける荷重検知センサの取付方法であって、 前記載置面に、前記包装体の下面と同形状且つ同寸法の
複数の載置溝を予め形成しておき、当該各載置溝に前記
荷重検知センサの包装体を位置決め載置するようにした
荷重検知センサの取付方法。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
載の荷重検知センサを所定の物体の内部に取り付ける荷
重検知センサの取付方法であって、 前記所定の物体の内部において、前記包装体と同形状且
つ同寸法の複数の収納孔を形成しておき、前記各収納孔
内に前記各荷重検知センサを嵌入するようにした荷重検
知センサの取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34853399A JP2001167660A (ja) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | 荷重検知センサ及びその取付方法 |
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JP34853399A JP2001167660A (ja) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | 荷重検知センサ及びその取付方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=18397660
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JP34853399A Abandoned JP2001167660A (ja) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | 荷重検知センサ及びその取付方法 |
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1999
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