JP5719521B2 - 3軸力センサ - Google Patents

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本発明は、例えば操作スティックのような操作部に加わる操作力を3軸方向に分けて検出する3軸力センサに関する。
操作スティックのような操作部に加わる操作力を3軸方向に分けて検出する3軸力センサは従来から知られている(例えば、特許文献1乃至3参照)。このような従来の3軸力センサの構成としては、直交座標のそれぞれの軸線に作用する3つの力からなるFx、Fy、Fz検出用の3軸力センサが一般的である。このタイプの3軸力センサにおいては、荷重受け部の円形板(ダイアフラム)に3個のホイートストンブリッジ回路の各々に組み込まれたひずみゲージが貼付されている。そして、この3軸力センサの荷重受け部が力を受けると、3つのホイートストンブリッジ回路のうちの少なくとも1つのホイートストンブリッジ回路の平衡が崩れることにより、対応するX、Y、Z軸方向の3分力のうち少なくとも一つの分力が他の分力とは分離独立して検出されるようになっている。
特開平10−104097号公報 特開平2001−43011号公報 特開平2008−116319号公報
特許文献1に記載の3軸力センサは、Fx、Fy、Fzを検出用のホイートストンブリッジ回路が何れも4辺にそれぞれひずみゲージ有するフルブリッジ回路であり、ゲージ貼付エリアが限定されている。その上、ブリッジを構成する内部配線の引き回しが交差して複雑であり、センサの小型化や作業性の点で課題を有していた。
そもそも特許文献1に記載の3軸力センサは、X、Y、Z軸方向の3分力を検出するセンサであり、Z軸廻りのねじり力(ねじりモーメント)であるMz分力を他軸から独立して検出できるものではない。
また、特許文献2に記載の3軸力センサは、柱状の操作部下に板状の起歪部を有する一体成形の基台と、一つのプラスチック製シートの上に複数の歪ゲージと複数のリードとを一体に配設してなる検出センサとを備えている。そして、複数の歪ゲージは十字型の配列で集約して、シートに予め付した十字指標を利用して起歪部の裏面の所定位置に貼着し、複数のリードは、並列して基台の側方へ延出させている。
しかしながら、特許文献2に記載の3軸力センサも、そもそもX、Y、Z軸方向の3分力を検出するセンサであり、Z軸廻りのねじり力(ねじりモーメント)であるMz分力を他軸から独立して検出できるものではない。
また、特許文献3に記載の3軸力センサは、3軸力センサの小型化及び作業性の向上に対して、Fx、Fy、Fzを検出用のホイートストンブリッジ回路がいずれも2辺にそれぞれひずみゲージ有するハーフブリッジ回路にすることと、内部配線材(FPC)を使用することによって、3軸センサの小型化及び作業性の向上を図るものである。
そのため、特許文献3に記載の3軸力センサは、そもそもX、Y、Z軸方向の3分力を検出するセンサであり、Z軸廻りのねじり力(ねじりモーメント)であるMz分力を他軸から独立して検出できるものではない。
このように、上述した従来技術の3軸力センサは、Fx、Fy、Fz3分力計測できるが、他軸から独立したMz分力を計測できないため、操作スティックのスティック軸線廻りにねじり力としての操作力を作用させた場合に、この操作力の作用のみを単独で認識することができなかった。
本発明の目的は、ダイアフラム上に備わった操作部に加わる操作力に応じたこの操作部の倒れ方向及び倒れ度合いを検出するのと同時に、この操作部のねじれ度合いを検出可能とする3軸力センサを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の請求項1に係る3軸力センサは、
ダイアフラムと、前記ダイアフラムの面上に設けられ当該ダイアフラムを変形させる操作部と、前記操作部の操作によって当該操作部に作用する直交座標のX軸方向とY軸方向の操作力を検出するのと同時に、直交座標のZ軸廻りのねじり力も検出する力センサを備えた3軸力センサであって、
前記ダイアフラム上の第1の直交座標のX軸とY軸上にそれぞれ原点に対して対称に配置され前記操作部のX軸方向とY軸方向への操作力を検出する力センサ素子と、前記ダイアフラム上であって前記第1の直交座標と原点及びZ軸を共通にしかつ当該第1の直交座標と異なる角度をなす第2の直交座標のX軸とY軸上にそれぞれ原点に対して対称に配置され前記操作部のZ軸廻りのねじり力を検出する力センサ素子とを有し、
前記Z軸廻りのねじり力を検出する力センサ素子の複数のパターン延在部分は、前記X軸方向、または前記Y軸方向への操作力を検出する力センサ素子の複数のパターン延在部分に対して直交するように配置され、
前記第1の直交座標と第2の直交座標との前記ダイアフラム上におけるなす角は45度であり、
前記第1の直交座標に配置される力センサ素子と第2の直交座標に配置される力センサ素子は、1枚のセンサ取付けシートにパターニングによりまとめて配置されたひずみゲージ素子からなり、前記各力センサ素子は、当該1枚のセンサ取付けシートを介して前記ダイアフラムに固着されていることを特徴としている。
本発明に係る3軸力センサによると、ダイアフラム上に備わった操作部に加わる操作力に応じたこの操作部の倒れ方向及び倒れ度合いを検出するのと同時に、この操作部のねじれ度合いを、簡単な構成で検出することが可能となる。
また、本発明に係る3軸力センサによると、操作部のX軸方向及びY軸方向の出力信号と、操作部のZ軸廻りに作用する倒し力Fx、Fyの出力信号に作用するねじり力Mzの出力信号を、それぞれ独立して検出することができる。これにより、倒し力Fx、Fyの出力信号とねじり力Mzの出力信号との干渉を最小限に抑えることができる。
その結果、ダイアフラム上に備わった操作部に加わる操作力に応じたこの操作部の倒れ方向及び倒れ度合いを検出するのと同時に、この操作部のねじれ度合いをより正確に検出することができるようになる。
また、本発明に係る3軸力センサによると、操作部に作用する操作力を検出する各力センサ素子を、互いの相対位置がずれることなくダイアフラムに配置することができ、ダイアフラム上に備わった操作部に加わる操作力に応じたこの操作部の倒れ方向及び倒れ度合いを検出するのと同時に、この操作部のねじれ度合いを簡単な構成でより正確に検出することができるようになる。
本発明によると、ダイアフラム上に備わった操作部に加わる操作力に応じたこの操作部の倒れ方向及び倒れ度合いを検出するのと同時に、この操作部のねじれ度合いを検出可能とする3軸力センサを提供できる。
本発明の一実施形態に係る3軸力センサのダイアフラム中心部分を断面に含む側方断面図である。 図1に示した3軸力センサの平面図である。 図1に示した3軸力センサの底面図である。 図1乃至図3に示した3軸力センサのダイアフラムとこのダイアフラム上に形成されたひずみゲージ及びボンディングパッドを示す平面図である。 本実施形態に係る3軸力センサのひずみゲージの配置状態を説明するための概略平面図である。 図5に示したひずみゲージの信号処理方法を説明する図であり、操作部のX軸方向に加わる力を検出する信号処理回路(図5(a))、操作部のY軸方向に加わる力を検出する信号処理回路(図5(b))、操作部のZ軸廻りに作用するねじり力を検出する信号処理回路(図5(c))を示している。 図5に示したひずみゲージの配置状態とは異なる変形例を示した概略平面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る3軸力センサについて図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る3軸力センサのダイアフラム中心部分を断面に含む側方断面図である。また、図2は、図1に示した3軸力センサの平面図である。また、図3は、図1に示した3軸力センサの底面図である。ここで図1は、図2における矢視I-Iに沿った断面図となっている。
本発明の一実施形態に係る3軸力センサ1は、ダイアフラム11と、ダイアフラム11の面上に設けられこのダイアフラム11を変形させる操作部20と、操作部20の操作によって操作部20に作用する直交座標のX軸方向とY軸方向(図5参照)の操作力を検出するのと同時に、直交座標のZ軸廻り(図5のX軸とY軸の交点を通り、これらの軸と直交するZ軸廻り)のねじれも検出できる力センサ300を有している。
ダイアフラム11は、基台プレート10の図中上面に底面視略円形の凹み部10aを形成することで、この凹み部10aの上部に構成されている。基台プレート10及びダイアフラム11は一体で形成され、かつダイアフラム11は、金属又は樹脂からなる薄膜でできている。なお、基台プレート10には3軸力センサ1を被取付け対象物に取付けるためのネジ孔12及び力センサ300からの出力を取り出すケーブル挿通孔13が備わっている。
ダイアフラム11の図1における上面には操作部20が突設されている。操作部20は、その中心軸線がダイアフラム11の中心とほぼ一致する縦方向延在部21と、この縦方向延在部21の上側部分からダイアフラム11の形成面と平行であって特定方向に延在した横方向延在部22を備えている。
ここでダイアフラム上には、図5に示すように、第1の直交座標X1、Y1、Z1(以下、「第1の直交座標」とする)と第2の直交座標X2、Y2、Z2(以下、「第2の直交座標」とする)が規定されている。第1の直交座標は、ダイアフラム面11aの中心部分を原点とし、ダイアフラム面11a上にX軸とY軸が規定されると共に、ダイアフラム面11aの凹み部10aと反対側にZ軸のプラス方向が規定されている。また、第2の直交座標は、第1の直交座標と原点を共通にしかつ第1の直交座標とX軸及びY軸がそれぞれ第1の直交座標のX軸及びY軸とθ度(実施例では45度)の角度をなしている。なお、第2の直交座標のZ軸と第1の直交座標のZ軸とは一致している。
そして、操作部20の操作に基づき操作部20に作用する第1及び第2の直交座標のX軸方向とY軸方向の操作力に応じてダイアフラム11が変形するようになっている。また、本実施形態では操作部20の横方向延在部22に作用する操作力に応じて操作部20の縦方向延在部21の軸線廻りである直交座標のZ方向廻りにねじり動作を生じるようになっている。そして、互いに共通する第1及び第2の直交座標のZ軸方向のねじれに応じてダイアフラム11が変形するようになっている。
図4は、図1乃至図3に示した3軸力センサのダイアフラムとこのダイアフラム上に形成されたひずみゲージ及びボンディングパッドを示す平面図である。また、図5は、本実施形態に係る3軸力センサのひずみゲージの配置状態を説明するための概略平面図である。また、図6は、図5に示したひずみゲージの信号処理方法を説明する図であり、操作部のX軸方向に加わる力を検出する信号処理回路(図5(a))、操作部のY軸方向に加わる力を検出する信号処理回路(図5(b))、操作部のZ軸廻りに作用するねじり力を検出する信号処理回路(図5(c))を示している。
図4及び図5において、ダイアフラム上に配置された力センサ300は、ダイアフラム面上の第1の直交座標のX軸とY軸上にそれぞれ原点に対して対称に配置され操作部のX軸方向とY軸方向への操作力を検出する力センサ素子310と、第1の直交座標と原点及びZ軸を共通にしかつ第1の直交座標と異なる角度(θ度)をなす第2の直交座標のX軸とY軸上にそれぞれ原点に対して対称に配置され操作部のZ軸廻りのねじり力を検出する力センサ素子320からなる。
ここで、第1の直交座標と第2の直交座標とのダイアフラム上におけるなす角は、上述の通り45度となっている。また、第1の直交座標に配置される力センサ素子310と第2の直交座標に配置される力センサ素子320は、同一のセンサ取付けシート350に配置された複数のひずみゲージからなる。即ち、各力センサ素子310,320は、センサ取付けシート350を介してダイアフラム11に固着されている。また、各力センサ素子310,320は、それぞれ出力取り出し用のボンディングパッド310a,320aにそれぞれ接続されている。以下、全ての力センサ素子を「ひずみゲージ」と称する。
ここで、X軸方向に作用する単軸力センサとして第1の直交座標のX軸上に原点に対して対称に配置された一対のひずみゲージ311,312は、Fx検出用力センサをなし、Y軸方向に作用する単軸力センサとして第1の直交座標のY軸上に原点に対して対称に配置された一対のひずみゲージ315,316は、Fy検出用力センサをなす。また、第1及び第2の直交座標の互いに共通するZ軸廻りに作用するねじり力Mzを検出するMz検出用力センサは、本実施形態の場合、第2の直交座標のX軸及びY軸上に原点に対して互いに対称に配置された4つのひずみゲージ321,322,325,326からなる。
図5から明らかなように、Fx検出用のひずみゲージ311,312は、複数のパターン延在部分(グリッド長A(図5参照))がX軸に対して並列配置されるとともに、Fy検出用のひずみゲージ315,316は、複数のパターン延在部分(グリッド長A)がY軸に対して並列配置されるようになっている。また、Mz検出用のひずみゲージ321,322,325,326は、互いに平行をなす複数のパターン延在部分(グリッド長A)がX軸に対して直交するように配置されている。
図4及び図5において、第1の直交座標のX軸上に配置された1組のひずみゲージ311,312は、図6(a)に示すように結線され、操作部20に及ぼす操作力に応じて、操作部20のFx方向の倒れ量と倒れ具合を検出する役目を果している。また、第1の直交座標のY軸上に配置された1組のひずみゲージ315,316は、図6(b)に示すように結線され、操作部20に及ぼす操作力に応じて、操作部20のFy方向の倒れ量と倒れ具合を検出する役目を果している。また、第2の直交座標のX軸上及びY軸上にそれぞれ配置された2組のひずみゲージ321,322,325,326は、図6(c)に示すように結線され、操作部20に及ぼす操作力に応じて、操作部20のMz方向のねじり量を検出する役目を果している。
ここで、操作部20のFx方向の倒れ量は、上述した第1の直交座標におけるX軸方向の倒れ量に相当すると共に、操作部20の、Fy方向の倒れ量は、第1の直交座標におけるY方向の倒れ量に対応する。また、操作部のMz方向のねじれ量は、操作部の横方向延在部22から及ぼすことで発生する縦方向延在部21に生じるねじり力(ねじりモーメント)に対応する。なお、図6に示す出力信号取り出し回路は、公知のホイートストンブリッジ回路を用いて構成されている。
以上説明したように、本実施形態に係る3軸力センサ1によると、ダイアフラム上に備わった操作部20に加わる操作力に応じたこの操作部20の倒れ方向及び倒れ度合いを検出するのと同時に、この操作部のねじれ度合いを、簡単な構成で検出することが可能となる。
また、本実施形態に係る3軸力センサ1は、第1の直交座標と第2の直交座標とのダイアフラム上におけるなす角が45度となっている。3軸力センサ1がこのような構成を有することで、操作部20のX軸方向及びY軸方向に作用する倒し力Fx、Fyの出力信号と、操作部のZ軸廻りに作用するねじり力Mzの出力信号を、図6に示す公知の出力信号取り出し回路を介してそれぞれ独立して検出することができる。これにより、操作部20の倒し力Fx、Fyの出力信号とねじり力Mzの出力信号との干渉を最小限に抑えることができる。
その結果、ダイアフラム上に備わった操作部20に加わる操作力に応じた操作部20の倒れ方向及び倒れ度合いを検出するのと同時に、操作部20のねじれ度合いをより正確に検出することができるようになる。
また、本実施形態に係る3軸力センサ1は、第1の直交座標に配置される力センサ素子311,312,315,316と第2の直交座標に配置される力センサ素子321,322,325,326とが1枚のセンサ取付けシート350に配置されたひずみゲージからなり、各ひずみゲージはセンサ取付けシート350を介して前記ダイアフラムに固着されている。
本実施形態に係る3軸力センサ1がこのような構成を有することで、操作部20に作用する操作力を検出する各力センサ素子を、互いの相対位置がずれることなくダイアフラムに配置することができ、ダイアフラム上に備わった操作部20に加わる操作力に応じたこの操作部20の倒れ方向及び倒れ度合いを検出すると同時に、この操作部20のねじれ度合いを簡単な構成でより正確に検出することができるようになる。
図7は、図5に示したひずみゲージの配置状態とは異なる変形例を示した概略平面図である。本変形例においては、図7から明らかなように、Fx検出用のひずみゲージ411,412は、複数のパターン延在部分(グリッド長A(図7参照))がX軸に対して並列配置されるとともに、Fy検出用のひずみゲージ415,416は、複数のパターン延在部分(グリッド長A)がY軸に対して並列配置されるようになっている点で上述の実施形態と同等の構成となっているが、Mz検出用のひずみゲージ421,422,425,426は、互いに平行をなす複数のパターン延在部分(グリッド長A)がY軸に対して直交する方向をなしている点で上述の実施形態と異なる構成となっている。Mz検出用のひずみゲージ421,422,425,426がこのようにダイアフラム上に配置されていても、上述の実施形態と同等の作用効果を発揮することが可能である。
なお、本発明は、上述の実施形態のような構成とは異なり、第1の直交座標と第2の直交座標とが互いに所定の角度θをなしていれば、その角度が45度には限定されない。しかしながら、本実施形態のように第2の直交座標とMz検出用のひずみゲージのグリッド長の方向が互いに45度をなすことで、操作部のX軸方向及びY軸方向の出力信号と、操作部のZ軸廻りの出力信号との干渉を最小限に抑えることができる。
また、第1の直交座標の原点及びZ軸と第2の直交座標の原点及びZ軸とはそれぞれ厳密に位置する必要はなく、ほぼ一致していれば本発明の作用を発揮することが可能である。また、第1の直交座標のZ軸のプラス方向と第2の直交座標のZ軸のプラス方向が互いに反対方向を向いていても、本発明の作用を発揮することが可能である。
また、上述の実施形態と異なり、各ひずみゲージをダイアフラム上にそれぞれ別々に直接配置しても良いが、本実施形態の場合、各ひずみゲージを1枚のセンサ取付けシートにまとめてパターニングし、このセンサ取付けシート自体をダイアフラムに直接固着させることで、3軸力センサの生産効率を格段に向上させると共に、検出精度を安定して高めることができる。
なお、各ひずみゲージを1枚のセンサ取付けシートにまとめてパターニングする際に、位置決めマーク331(図4参照)も付しているのでダイアフラムに直接固着させる時の位置合わせが精度良く容易にできる。
なお、力センサとして、本実施形態のようなひずみゲージを用いる代わりに、厚膜センサ、静電容量センサ等を用いても良い。しかしながら、力センサとしてひずみゲージを用いることで、各力センサを1枚のセンサ取付けシート状にパターニングすることができる。これによって、各力センサ素子同士の寸法管理がし易くなり、3軸力センサの出力精度を高めると共に、生産効率を向上させることができる。また、ダイアフラム上に全てのひずみゲージを1枚のセンサ取付けシートを介して貼るようにすることで、大量生産向きで配線等の処理が簡単に行うことが可能となる。
本発明は、上述したように操作部に作用する直交座標のX軸及びY軸方向の倒し力Fx、Fyを検出するのと同時に、Z軸まわりのねじり力(ねじりモーメント)Mzを同時にかつそれぞれ独立して検出する必要がある様々なアプリケーションに適用可能である。
具体的には、被制御対象物をX軸及びY軸方向に動作させると共に、Z軸廻りに回転させる例えばワークハンドリング用のロボットハンドのティーチングスイッチ、被制御対象物を多軸方向に独立して移動可能とする多数のモータ等のアクチュエータを備えたパワーシート、家庭用ゲーム機の操作信号入力用の操作スティック等、様々なアプリケーションに適用可能である。
1 3軸力センサ
10 基台プレート
10a 凹み部
11 ダイアフラム
11a ダイアフラム面
12 ネジ孔
13 ケーブル挿通孔
20 操作部
21 縦方向延在部
22 横方向延在部
300 力センサ
310 力センサ素子
310a ボンディングパッド
311,312 (Fx検出用の)力センサ素子(ひずみゲージ)
315,316 (Fy検出用の)力センサ素子(ひずみゲージ)
320 力センサ素子
320a ボンディングパッド
321,322,325,326 (Mz検出用の)力センサ素子(ひずみゲージ)
331 位置決めマーク
350 センサ取付けシート
411,412 (Fx検出用の)力センサ素子(ひずみゲージ)
415,416 (Fy検出用の)力センサ素子(ひずみゲージ)
421,422,425,426 (Mz検出用の)力センサ素子(ひずみゲージ)
A グリッド長

Claims (1)

  1. ダイアフラムと、前記ダイアフラムの面上に設けられ当該ダイアフラムを変形させる操作部と、前記操作部の操作によって当該操作部に作用する直交座標のX軸方向とY軸方向の操作力を検出するのと同時に、直交座標のZ軸廻りのねじり力も検出する力センサを備えた3軸力センサであって、
    前記ダイアフラム上の第1の直交座標のX軸とY軸上にそれぞれ原点に対して対称に配置され前記操作部のX軸方向とY軸方向への操作力を検出する力センサ素子と、前記ダイアフラム上であって前記第1の直交座標と原点及びZ軸を共通にしかつ当該第1の直交座標と異なる角度をなす第2の直交座標のX軸とY軸上にそれぞれ原点に対して対称に配置され前記操作部のZ軸廻りのねじり力を検出する力センサ素子とを有し、
    前記Z軸廻りのねじり力を検出する力センサ素子の複数のパターン延在部分は、前記X軸方向、または前記Y軸方向への操作力を検出する力センサ素子の複数のパターン延在部分に対して直交するように配置され、
    前記第1の直交座標と第2の直交座標との前記ダイアフラム上におけるなす角は45度であり、
    前記第1の直交座標に配置される力センサ素子と第2の直交座標に配置される力センサ素子は、1枚のセンサ取付けシートにパターニングによりまとめて配置されたひずみゲージ素子からなり、前記各力センサ素子は、当該1枚のセンサ取付けシートを介して前記ダイアフラムに固着されていることを特徴とする3軸力センサ。
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