JP4703085B2 - ゴルフクラブ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はゴルフクラブに関し、特に、オフセンターショットをした場合でも飛距離低下が少なく、かつ、フェースが破損しにくいゴルフクラブヘッドを備えたゴルフクラブに関する。
【0002】
【従来技術】
ゴルフクラブヘッドの第1の従来例として、特開平9−168613号公報に記載されたものがある。この公報には、中空構造のゴルフクラブヘッドにおいて、フェースセンター部に衝撃に耐えうる強度を有する打撃部を設け、その周囲に小さなばね定数を有する部分を設けたゴルフクラブヘッドが開示されている。
【0003】
また、第2の従来例である特開平9−192273号公報には、金属製ゴルフクラブヘッドにおいて、フェースセンター箇所の肉厚をボールとの衝撃に耐える強度を有する厚みとし、その周辺箇所の肉厚をセンター箇所よりも薄くしたゴルフクラブヘッドが開示されている。
【0004】
更に、第3の従来例である特開平9−299519号公報には、フェース壁部の内面に、その内面の中央部を囲むように環状の溝部を設けたウッド型ゴルフクラブヘッドが開示されている。
【0005】
ところで、ゴルフクラブに要求される重要な項目として飛距離がある。特に、飛距離が大きく伸びれば次のショットが楽になり、スコアの善し悪しにひびく。飛距離は、ゴルフヘッドにおける打点位置によるところが大きい。しかし、プロゴルファーやトップアマは別として、一般プレイヤーの多くは、ゴルフヘッドフェース部の上下,左右のいろいろな箇所でゴルフボールを打撃している。そのため、ゴルフボールがゴルフヘッドのスイートスポット(SS)に衝突した場合には飛距離が出るが、スイートスポットを外れて衝突した場合は飛距離が大きく低下してしまう。
【0006】
ゴルフクラブヘッドの飛距離に大きく関与する要因として、クラブフェースの反発性能がある。
【0007】
ヘッドの反発性能を高めるためには、フェースの剛性を小さくすること、すなわち、フェースの垂直撓み量が大きいことが必要である。それを以下に説明する。
【0008】
図20は、ヘッドの反発係数と、ばね定数の関係を示す図である。反発係数は、いくつかのゴルフヘッドを選定し、ゴルフボールをウッド型ヘッドのスイートスポット(SS)に衝突させて、その衝突前後の速度を測定し、下記の数式(1)によって得られる。
Vout/Vin=(eM−m)/(M+m)・・・(1)
上記の数式(1)において、Voutは衝突後のゴルフボールスピードを示し、Vinは衝突前のゴルフボールスピードを示し、Mは、ヘッド重量を示し、mはゴルフボールの重量を示し、eは、反発係数を示す。
【0009】
ばね定数は、フェースのスイートスポットに垂直荷重(5kN)を与えたときのフェースの垂直撓み量で垂直荷重を除した値である。
【0010】
図20に示すように、ばね定数と反発係数とは非常に相関関係があり、フェースの垂直たわみ量が大きいものほど反発係数が高いことがわかる。
【0011】
したがって、反発係数を高めるためには、フェースのたわみ量を大きくする工夫を施すことが重要となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、先にも述べたように、一般プレイヤーの多くはゴルフヘッドフェース部の上下,左右のいろいろな箇所でゴルフボールを打撃している。そのため、ゴルフヘッドのフェースセンターをたわみやすくするだけでは不十分であり、オフセット打撃(スイートスポットからずれた位置での打撃)時の反発性能を十分に高める必要がある。
【0013】
第1の従来例(特開平9−168613号公報)では、プレイヤーの打球分布に合わせて小さなばね定数を有する部分を配置していないので、フェースセンター打撃での飛距離は向上するが、オフセット打撃による飛距離低下が著しい。
【0014】
また、第1の従来例のように打撃部中央に比べて打撃部の周囲に小さなばね定数を有する部分を設ける場合、フェースの中央と周辺のばね定数の異なる金属材料とを接合させると、多大な接合の手間や費用がかかる。
【0015】
さらに、第1の従来例のように打撃部の肉厚に比して打撃部周囲の肉厚を薄くしたり、あるいは、フェースの内面において、打撃部を囲む環状溝を形成する場合、肉厚差がある部分や環状溝の部分に応力集中が起こりやすく、オフセット打撃による衝撃力によってフェースの破損が起こりやすくなる。
【0016】
第2の従来例(特開平9−192273号公報)の場合も、プレイヤーの打球分布に合わせて周辺箇所を配置していないので、センター打撃での飛距離は向上するが、オフセット打撃による飛距離低下が著しい。また、肉厚差がある部分では応力集中が起こりやすく、オフセット打撃による衝撃力によってフェースの破損が起こりやすくなる。
【0017】
第3の従来例(特開平9−299519号公報)でも、第1および第2の従来例と同様、オフセット打撃による飛距離低下が著しい。また、環状の溝部と中央板厚部での肉厚差が大きくなり、この位置で応力集中が起こりやすくなる。そのため、オフセット打撃時の衝撃力や打球時の傷や凹みに起因して、ヘッドが割れやすくなる欠点がある。
【0018】
それ故に、本発明の主たる目的は、フェースセンターでの打撃はもとより、オフセット打撃によっても飛距離の低下をできるだけ少なくし、更に、フェースの破損が起こりにくいゴルフクラブを提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るゴルフクラブは、フェース部を有する金属製のヘッド部を備える。フェース部は、センター部と、該センター部の周囲に設けられ厚みが変化する第1テーパ部と、該第1テーパ部の周囲に設けられ厚みの異なる第1と第2周辺領域と、第1と第2周辺領域間に設けられ厚みが変化する第2テーパ部とを含む。センター部の厚みを第1および第2周辺領域の厚みよりも大きくし、第1テーパ部によって、センター部と第1と第2周辺領域間を区画するとともに、第2テーパ部によって第1と第2周辺領域間を区画する。そして、センター部の外周からフェース部の外周までの長さが相対的に長い第1周辺領域の厚みを、センター部の外周からフェース部の外周までの長さが相対的に短い第2周辺領域の厚みよりも大きくする。
【0020】
フェース部におけるソール部からの最大高さの部分がトー部側に位置する場合、トー部側に位置する周辺領域の厚みを、ヒール部側に位置する周辺領域の厚みよりも大きくすればよい。他方、フェース部におけるソール部からの最大高さの部分がヒール部側に位置する場合、ヒール部側に位置する周辺領域の厚みを、トー部側に位置する周辺領域の厚みよりも大きくすればよい。
【0021】
第1と第2周辺領域を、センター部の上下に配置してもよい。また、センター部をソール部近傍に配置し、第1と第2周辺領域をトー部側とヒール部側とに配置してもよい。
【0022】
周辺領域は、第1、第2および第3周辺領域を含むものであってもよい。この場合、センター部は、ソール部近傍にまで延在し、第1、第2および第3周辺領域は、ヒール部側からトー部に並んで配置されてもよい。
【0023】
周辺領域は、第1、第2、第3および第4周辺領域を含むものであってもよい。この場合、センター部を取囲むように第1、第2、第3および第4周辺領域を配置してもよい。
【0024】
この場合にも、フェース部におけるソール部からの最大高さの部分がトー部側に位置するときには、トー部側に位置する周辺領域の厚みを、ヒール部側に位置する周辺領域の厚みよりも大きくすればよい。他方、フェース部におけるソール部からの最大高さの部分がヒール部側に位置するときには、ヒール部側に位置する周辺領域の厚みを、トー部側に位置する周辺領域の厚みよりも大きくすればよい。
【0025】
周辺領域が、第1、第2、第3および第4周辺領域を含む場合、第1および第4周辺領域をソール部側に配置し、第2および第3周辺領域をクラウン部側に配置してもよい。センター部の外周からフェース部の外周までの第1周辺領域の長さが、センター部の外周からフェース部の外周までの第4周辺領域よりも長い場合、第1周辺領域の厚みを第4周辺領域の厚みよりも大きくすればよい。また、センター部の外周からフェース部の外周までの第3周辺領域の長さが、センター部の外周からフェース部の外周までの第2周辺領域よりも長い場合、第3周辺領域の厚みを第2周辺領域の厚みよりも大きくすればよい。
【0026】
上記センター部と第1から第4周辺領域との境界部にフェース部の外周に向かうにつれて厚みが小さくなる第1テーパ部を設け、第2テーパ部によって第1から第4周辺領域間を区画し、第1から第4周辺領域の周縁部にフェース部の外周に向かうにつれて厚みが小さくなる第3テーパ部を設けてもよい。
【0027】
また、センター部の厚みは、センター部の中央部からセンター部の外周に向かうにつれて小さくなるものであってもよい。
【0028】
なお、本発明は、中空タイプのゴルフクラブヘッド(中空タイプのウッドヘッド、中空タイプのアイアンヘッド)および中実タイプのゴルフクラブヘッド(中実タイプのウッドヘッド、ブレードアイアンヘッド、キャビティアイアンヘッド)を有するゴルフクラブに適用可能である。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1A〜図1Cは、本発明を説明するための図である。これらの図には、チタン製ゴルフクラブヘッドを想定し、比重4.5、弾性率は103GPa、ポアソン比0.3、長径(D1)40mm、短径(D2)20mmの楕円形状で、曲率半径254mm(バルジ曲率半径Rbとロール曲率半径Rrが254mmと仮定)で構成されるコンピュータシミュレーションモデルを示す。
【0030】
表1に示す3種類の肉厚のモデルについて、長径方向にa点(センター:0mm)、b点(オフセット打撃10mm)、c点(オフセット打撃20mm)をとり、これらの位置に点荷重として9800Nの垂直荷重をかけた場合の撓み量とフォンミーゼス応力をコンピューター計算(パラメトリックテクノロジーコーポレイション社製ソフトウェア「プロメカニカ2000i」)により算出した。その結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
Figure 0004703085
【0032】
フェース肉厚が均一なモデルでa点に荷重をかけて比較を行った場合、表1に示すように、薄肉になるほど撓み量が大きくなる。したがってフェースセンターでの反発性能は薄肉になるほど高いが、フォンミーゼス応力が大きくなるため破壊に到りやすい。
【0033】
一方、肉厚分布を変えて計算したモデルを図2乃至図4に示す。図2A〜図2Cのモデル1では、センターショットの打点部分の長径(D3)が10mm、短径(D4)が5mmで面積が157mm2である。すなわち、フェースセンター肉厚t2が3mm(同肉厚部分は長径10mm、短径5mmで面積157mm2)であり、この楕円周縁から徐々に肉厚を薄く変えたモデルである。
【0034】
図3A〜図3Cのモデル2では、センターショットの打点部分の長径(D3)が10mm、短径(D4)が5mmで面積が157mm2である。すなわち、フェースセンター肉厚t2が3mm(同肉厚部分は長径10mm、短径5mmで面積157mm2)であり、フェースセンターからすぐにその周辺を薄肉にしたモデルである。
【0035】
図4A〜図4Cのモデル3では、センター肉厚t2を2.6mmとし、周辺肉厚t1が3mmとなるように徐々に厚肉にしている。下記の表2〜表4に、モデル1〜3の肉厚分布を示す。
【0036】
【表2】
Figure 0004703085
【0037】
【表3】
Figure 0004703085
【0038】
【表4】
Figure 0004703085
【0039】
次に、撓み量の計算結果を表5に示す。この表5では、短径方向における0mm位置で、長径方向に荷重位置a点、b点、c点を変えた場合の撓み量(mm)を示している。
【0040】
【表5】
Figure 0004703085
【0041】
表5に示すように、モデル3の場合は、フェースセンターで0.478mmの変位量をもつが、20mm位置での変位は0.172mmしかなく、センターでの変位量の37%の変位量しかない。その結果、オフセット打撃時の反発性能はあまり良くない。
【0042】
しかし、肉厚をフェースセンターから周辺にむけて薄肉化していくモデル1やモデル2の場合、フェースセンターでの撓み量が0.428mm、0.443mmと表1に示す肉厚3mmのモデルの場合より格段に大きく、かつフェースセンターの撓みに対してともに20mmのオフセット位置での撓みは約48%もあり、フェースセンターでの撓み量の約半分程度もある。したがって、フェースセンターから周辺に向かってフェース部を薄肉化した方がオフセット打撃時の反発がよい。
【0043】
ところが、モデル2の場合、肉厚を3mmから2.6mmに急激に変化させたので、その境界近傍に大きな応力集中が起きる。図5は、長径0mm位置で、短径方向にそれぞれ所定の荷重(9800N)をかけた時のフォンミーゼス応力の大きさを示した図である。
【0044】
この図より、モデル1よりもモデル2の方が短径3〜5mmの位置でフォンミーゼス応力が約10%大きくなっており、モデル2において肉厚が急に変化する部分に応力集中が生じているのがわかる。
【0045】
したがって、反発性能に関しては、表5よりモデル1、モデル2ともさほど変わらないが、モデル2は強度面で不十分であるため、ゴルフボールの打球時に破壊しやすいことがわかる。したがって、その肉厚の変化の仕方としては、急激に変化させるのではなく、徐々に変化させる方が反発には効果的で、かつ破壊しにくくなることがわかる。また、打球分布を包括する中央部を厚肉にすることは打球部の衝撃強度を高めることになり、リブとしての効果を有するのでより破壊し難くなる。
【0046】
図6はドライバ−での一般プレイヤーの打点分布を示す図である。この図6から明らかなように、一般のプレイヤーは、スイートスポットSSの上下左右のいろいろな位置で打撃していることがわかる。このデータを取得したプレイヤーはゴルフのスコアでいうと100前後であり、図中○印はクラブヘッドのフェース部2上での打痕を示しており、打点中心を・点で示し、95%信頼区間を求めることによって打点分布の大きさと形状を近似した楕円(打点分布範囲)9を実線で示している。
【0047】
また、フェース部2の打点中心8を通り、フェース部2と地面10との交線と平行なX軸と、打点のばらつきを近似した楕円9の長軸7を実線で表わしている。
【0048】
この結果から、トー部5の上部からヒール部6の下部方向に、打点が分布していることががわかる。したがって、反発性能の高い場所がトー部5の下部やヒール部6の上部にあっても、プレイヤーへは飛距離の向上をもたらすことができない。
【0049】
以上のことより、フェース部2において打球時に所定量以上撓む領域(以下、「撓み範囲」と称する)を、このプレイヤーの打点分布に合わせておく。より詳しくは、フェース部2に垂直な方向の撓み量がフェース部2の垂直最大撓み量の45%以上95%以下(好ましくは70%以上95%以下、より好ましくは90%以上95%以下)である撓み範囲を設け、この撓み範囲を、フェース部2におけるプレイヤーの打点分布範囲9に合わせて配置する。それにより、オフセット打撃時においても、撓み範囲で確実に打球することができ、飛距離の低下を効果的に抑えることが可能となる。
【0050】
また、フェース部2におけるスイートスポットの近傍に、ばね定数が2kN/mm以上4kN/mm以下の撓み範囲を設けても良い。このようにばね定数の小さい領域をスイートスポットの近傍に設けた場合にも、オフセット打撃時にこのばね定数の小さい領域で確実に打球することができ、飛距離の低下を効果的に抑えることが可能となる。
【0051】
ここで、ばね定数とは、フェース部2に垂直荷重をかけてフェース部2を撓ませ、その際の撓み量で垂直荷重を除した値をいう。
【0052】
次に、ばね定数の測定方法について、図81〜図83を用いて説明する。図81および図82に示すように、ヘッド部1におけるフェース部2を地面に対して平行に設置し、エポキシ樹脂製のベース18の上面からフェース部2の中央部が高さH(5〜40mm)だけ突出するように、ベース18にヘッド部1を埋め込む。
【0053】
その後、図83に示す直方体形状の圧子(タングステン合金製)19をフェース部2の中央部に置き、これに圧縮試験機にて垂直荷重をかけてフェース部2に押し付け、フェース部2を撓ませる。圧子1の長さL1は25mmであり、長さL2は30mmであり、長さL3は15mmである。そして、圧子1における押圧面19aでフェース部2を押圧した。
【0054】
今回の実験では、5kNの垂直荷重をフェース部2にかけ、その際に生じる垂直撓み量を測定し、この垂直撓み量で垂直荷重を除してばね定数を算出した。また、荷重点をフェース部2の中央部からずらせ、中央部の周辺に位置する部分のばね定数をも算出した。さらに、従来例についても同様の手法でばね定数を算出した。その結果を表6に示す。
【0055】
【表6】
Figure 0004703085
【0056】
なお、上記の表6において、「SS」の欄には、ともにスイートスポットに荷重をかけた場合の値を示し、「トー側」の欄には、スイートスポットからトー部5側に圧子19を10mmずらせた場合の値を示し、「ヒール側」の欄には、スイートスポットからヒール部6側に圧子19を10mmずらせた場合の値を示し、「上側」の欄には、スイートスポットからクラウン部3側(上側)に圧子19を10mmずらせた場合の値を示し、「下側」の欄には、スイートスポットからソール部4側(下側)に圧子19を10mmずらせた場合の値を示している。
【0057】
表6に示すように、本発明品の場合、スイートスポットのみならずその周囲の領域におけるばね定数の値が、従来品よりも小さくなっているのがわかる。具体的には、ばね定数は2kN/mm以上4kN/mm以下となっている。それにより、図20に示されるように、スイートスポットとその周囲の領域(撓み範囲)の反発係数を従来例よりも増大することができ、オフセット打撃時においても、飛距離の低下を抑制することができる。
【0058】
なお、今回の測定では、図83に示す圧子19の押圧面19aでフェース部2を押圧したので、スイートスポットから上下左右に圧子19を10mmずらせることにより、スイートスポットを中心とした半径10mm〜20mmの領域内におけるばね定数を測定できたものと推察される。
【0059】
したがって、上記のばね定数を有する撓み範囲の面積は、75mm2以上1260mm2以下であり、より好ましくは、75mm2以上707mm2以下であり、さらに好ましくは、75mm2以上314mm2以下である。また、撓み範囲の面積は、好ましくは、フェース部2の面積の3%以上50%以下であり、より好ましくは、フェース部2の面積の5%以上30%以下である。
【0060】
また、上記のばね定数は、好ましくは、2kN/mm以上3.5kN/mm以下であり、より好ましくは、2kN/mm以上3.0kN/mm以下である。
ここで再び図6を参照して、一般のプレイヤーの打点分布は、打点中心8を中心とした楕円形状をしており、その長軸7はトー部5の上部に向かって傾斜している。すなわち、図6に示すように、X軸に対して、打点のばらつきを近似した楕円(打点分布範囲)9の長軸7の角度は5°であるため、撓み範囲のX軸に対する傾きは、好ましくは、0°以上40°であることが望ましい。
また、楕円9のアスペクト比は1.3であるため、撓み範囲のアスペクト比は1〜4であることが望ましい。更に、楕円9の中心はスイートスポットより、2mm離れているので、撓み範囲の中心とスイートスポットまでの長さは0〜5mmであることが望ましい。
また、ローハンデのプレイヤーの打点分布の面積は約150mm2の面積であり、一般プレイヤーの打点分布の面積は1500mm2であるので、撓み範囲の面積は150〜1500mm2が好ましい。
また、フェース部2の中央の等肉厚部から周辺に徐々に肉厚が減少する部分(以下、「テーパ部」と称する)の長さは、好ましくは3mm以上、より好ましくは5mm以上が効果的である。
【0061】
上記の撓み範囲の中心からフェース部2の外周までの長さは、フェース部2の外形によって変化する。この長さが長いと打撃力によるフェース部2の変形は容易、すなわち撓みやすくなるが、上記の長さが短いとフェース部2の変形は起りにくくなり、フェース部2が撓みにくくなる。これらのことは材料力学上明らかである。
【0062】
そこで、撓み範囲における撓み量をほぼ均一にするためには、撓み範囲の中心からフェース部2の外周までの長さが長いほどフェース部2の肉厚の減少の割合を小さくし、その長さが短いほどフェース部2の肉厚の減少の割合を大きくする必要がある。
【0063】
フェース部2の肉厚を全体に亘って変えるには、製造コストがかかるので、撓み範囲の外周からフェース外周までの領域を複数の周辺領域に分割し、この周辺領域によって肉厚を変化させる。
【0064】
たとえば、周辺領域を、上側領域、下側領域、トー側領域、ヒール側領域の4つの領域に分け、撓み範囲の中心がフェース部2の上部にある場合は上側領域の肉厚を下側領域の肉厚よりも薄く、かつ、撓み範囲の肉厚よりも薄くする。それにより、撓み範囲における撓み量をほぼ均一化することができる。
【0065】
なお、周辺領域を複数の領域に分割するものであれば、必ずしも4つの領域に分割する必要はなく、2つの領域、3つの領域あるいは5つ以上の領域に分割してもよい。
【0066】
また、たとえばソール部4からのフェース部2の最大高さがトー部5側に存在する場合には、トー部5側領域の肉厚をヒール部6側領域の肉厚よりも厚く、かつ、撓み範囲の肉厚よりも薄くする。他方、ソール部4からのフェース部2の最大高さがヒール部6側に存在する場合には、ヒール部6側領域の肉厚をトー部5側領域の肉厚よりも厚く、かつ、撓み範囲の肉厚よりも薄くする。この場合にも、撓み範囲内でのフェース部2の撓み量を均一化することができる。
【0067】
また、これら肉厚の厚い領域と肉厚の薄い領域との境界には、幅3mm以上5mm以下のテーパ部が形成され、応力集中を防止することができる。
【0068】
次に、上述の本発明を具現化したフェース部2の形態例について、図7〜図80を用いて説明する。なお、下記の具体例では、センター部12を撓み範囲としている。
【0069】
まず、図7〜図50を用いて、本発明を中空外殻構造の金属製ウッド型ゴルフクラブヘッドに適用した場合について説明する。なお、以下の説明では、ゴルフクラブのヘッド部1のみを示し、シャフト部やグリップ部の図示は省略する。
【0070】
また、ヘッド部1本体は、フェース部2、ソール部4、クラウン部3がβ系チタン合金(Ti−15V−3Cr−3Sn−3Al)の鍛造製であり、ネック部純チタンである。
【0071】
しかし、一般にクラブヘッドを作る際によく用いられる素材である鉄,ステンレス系では、オーステナイト系のSUS301,303,304,304N1,304N2,305,309S,310S,316,317,321,347,XM7,マルテンサイト系のSUS410,420,431,440,析出硬化系のSUS630,フェライト系のSUS405,430,444,軟鋼では、S15C,S20C,S25C,S30C,S35C,特殊鋼では、高張力鋼、超高張力鋼、オースフォーミング鋼、マルエージング鋼、ばね鋼、チタン合金では、純チタン1種,2種,3種,4種,α合金5Al−2.5V,α−β合金3Al−2.5V,6Al−4V,4.5Al−3V−2Fe−2Mo,β合金15V−3Cr−3Sn−3Al,10V−2Fe−3Al,13V−11Cr−3Al,15Mo−5Zr,15V−6Cr−4Al,15Mo−5Zr−3Al,20V−4Al−1Sn,22V−4Al,3Al−8V−6Cr−4Mo−3Zr,アルミニウム系では、純アルミ、2017,2024,7075,3003,5052,5056,6151,6053,6061(Aluminum Association規格),マグネシウム系では、AZ63A,AZ81A,AZ91A,AZ91C,WE54,EZ33A,クラッド系では、上記各材質の組合せによる合わせ板、タングステン,銅,ニッケル,ジルコニウム,コバルト,マンガン,亜鉛,シリコン,錫,クロム,FRP,合成樹脂,セラミックス,ゴムなどの単一素材あるいはこれらの材料の中から選択された2種類以上の組合せによってクラブヘッドを製造してもよい。
【0072】
製造方法としては、精密鋳造方法がコストも安くつき、寸法精度も高いので利用可能である。その他、ヘッド本体はダイキャストやプレスや鍛造でも製造できる。一方、プレスや鍛造や精密鋳造やメタルインジェクション,ダイキャスト,切断加工,粉末治金などによって各パーツを製造し、それらを溶接や接着や圧入,嵌合,圧接,ビス止め,ろう付けなどによって接着させてクラブヘッドを作製する方法も可能である。なお、上記の材質および製造方法は、後述するアイアンクラブヘッドにも適用可能である。
【0073】
図7に示す例では、撓み範囲を楕円形状とし、スイートスポット15を楕円16,17の中心(打点中心)8と一致させている。撓み範囲は、楕円16で囲まれる領域である。しかし、少なくとも楕円16を含むものであれば、撓み範囲の形状や大きさは任意に選定可能である。このことは、以下の例でも同様である。
【0074】
楕円16で規定されるセンター部12の肉厚は3.0mmであり、楕円16の長径D5は10mm、短径D6は5mmである。また、楕円16の長軸は、ヒール部6の下部からトー部5の上部に向かう方向に延び、X軸に対し5度傾いている。この楕円16のアスペクト比は、2.3である。
【0075】
楕円17で規定されるテーパ部13の肉厚は、その周縁部に向かうにつれて徐々に減少する。楕円17の長径D7は30mm、短径D8は15mmである。
【0076】
楕円17の周囲に位置する周辺領域14の厚みは、2.6mmである。しかし、周辺領域14の厚みを、フェース部2の外周に近づくにつれて徐々に減少させても良い。この場合、周辺領域14の厚みの減少の割合を、テーパ部13の厚みの減少の割合よりも大きくしてもよい。なお、図7において、11は楕円16,17の短軸を示している。
【0077】
図8は、本発明に係る1番ウッドの構成を示したものである。本例においても、撓み範囲を楕円形状とし、スイートスポット15を楕円16,17の中心(打点中心)8と一致させている。
【0078】
楕円16,17の長軸7は、X軸に対して5度傾いている。楕円16の長径は10mm、短径は5mm(面積157mm2)であり、センター部12の肉厚は2.4mmである。
【0079】
楕円17の長径は25mmであり、短径は15mmである。楕円17の周囲に位置する周辺領域14の厚みは、2.1mmである。テーパ部13の肉厚は、その周縁部に向かうにつれて徐々に減少する。表7に、図8に示す例におけるフェース部2の肉厚分布例を示す。
【0080】
【表7】
Figure 0004703085
【0081】
表8は本発明の実施形態によるクラブヘッドと、従来のクラブヘッドとの反発係数を対比するための表である。
【0082】
【表8】
Figure 0004703085
【0083】
表8に示すように、オフセット打撃時における本発明品の反発係数が、従来品のそれよりも高くなっている。つまり、本発明品によれば、オフセット打撃時の飛距離低下を抑制することができる。
【0084】
なお、表8に示すように、本発明品のフェースセンターでの反発係数は、従来品と同等である。したがって、フェースセンター打撃時においても従来例と同等の飛距離を確保できる。また、フェース部2の厚みを徐々に減少させているので、フェース部2の破損が起こり難い、耐久性能に優れたウッド型ゴルフヘッドが得られる。
【0085】
次に、図9を用いて、ウッド型ドライバでスイートスポット15がフェース部2のほぼ中央部にあり、ソール部4からのフェース部2の高さがトー部5側で最も高い(トー部5側でフェース部2が最も広い)場合について説明する。
【0086】
この場合には、図9に示すように、センター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設ける。各周辺領域140,141,142,143は、テーパ部13により区画される。そして、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくする。
【0087】
また、周辺領域140の厚みt1を周辺領域142の厚みt3と等しくし、周辺領域141の厚みt2を周辺領域143の厚みt4と等しくする。具体的には、たとえば、センター部12の厚みtcを2.4mmとし、周辺領域140の厚みt1および周辺領域142の厚みt3を2.2mmとし、周辺領域141の厚みt2および周辺領域143の厚みt4を2.1mmとする。
【0088】
次に、図10を用いて、ウッド型ドライバでスイートスポット15がフェース部2の中央部よりも上方にあり、ソール部4からのフェース部2の高さがトー部5側で最も高い場合について説明する。
【0089】
この場合にも、図10に示すように、センター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくする。
【0090】
厚みtc,t1,t2,t3,t4間の関係は、t1<t3<tc、t2<t4<tcである。厚みtc,t1,t2,t3,t4の具体例としては、tc=3.0mm、t1=2.7mm、t2=2.6mm、t3=2.8mm、t4=2.8mmを挙げることができる。
【0091】
次に、図11を用いて、ウッド型ドライバでスイートスポット15がフェース部2の中央部よりも上方にあり、ソール部4からのフェース部2の高さがトー部5側よりもヒール部6側で高い場合について説明する。
【0092】
この場合にも、図11に示すように、センター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくする。
【0093】
厚みtc,t1,t2,t3,t4間の関係は、t3<t1<tc、t2<t4<tcである。厚みtc,t1,t2,t3,t4の具体例としては、tc=3.0mm、t1=2.9mm、t2=2.6mm、t3=2.7mm、t4=2.8mmを挙げることができる。
【0094】
次に、図12を用いて、ウッド型ドライバーでスイートスポット15がフェース部2の中央部よりも上方にあり、ソール部4からのフェース部2の高さがフェースセンター近傍で最も高い場合について説明する。
【0095】
この場合にも、図12に示すように、センター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくする。
【0096】
厚みtc,t1,t2,t3,t4間の関係は、t1=t3<tc、t2<t4<tcである。厚みtc,t1,t2,t3,t4の具体例としては、tc=2.8mm、t1=2.6mm、t2=2.5mm、t3=2.6mm、t4=2.7mmを挙げることができる。
【0097】
次に、図13を用いて、ウッド型ドライバーでスイートスポット15がフェース部2の中央部よりも下方にある場合について説明する。
【0098】
この場合には、図13に示すように、センター部12の周囲に1つの周辺領域14を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域14の厚みtpよりも大きくする。また、テーパ部13におけるセンター部12よりも上方に位置する部分の幅W2を、センター部12よりも下方に位置する部分の幅W1よりも大きくする。
【0099】
そして、幅W2の部分におけるテーパ部13の厚みの減少の割合を、幅W1の部分におけるテーパ部13の厚みの減少の割合よりも小さくする。つまり、スイートスポット(撓み範囲の中心)15からフェース部2の外周までの長さによって、テーパ部13の厚みの減少の割合を変化させている。
【0100】
上記の厚みtc,tpの具体例としては、tc=3.0mm、tp=2.6mmを挙げることができる。また、テーパ部13の厚みを減少させる一例としては、幅W2の部分について0.1mm/1.0mm(1mm毎に厚みを0.1mm減少させる)、幅W1の部分について0.2mm/1.0mmを挙げることができる。
【0101】
次に、図14を用いて、フェアウェーウッドでスイートスポット15がフェース部2の中央部にあり、ソール部4からのフェース部2の高さがトー部5側で最も高い場合について説明する。
【0102】
この場合には、図14に示すように、センター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくする。
【0103】
厚みtc,t1,t2,t3,t4間の関係は、t1<t3<tc、t2=t4<tcである。厚みtc,t1,t2,t3,t4の具体例としては、tc=2.4mm、t1=2.1mm、t2=2.1mm、t3=2.2mm、t4=2.1mmを挙げることができる。
【0104】
次に、図15を用いて、フェアウェーウッドでスイートスポット15がフェース部2の中央部よりも上方にあり、ソール部4からのフェース部2の高さがトー部5側で最も高い場合について説明する。
【0105】
この場合にも、図15に示すように、センター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくする。
【0106】
厚みtc,t1,t2,t3,t4間の関係は、t1<t3<tc、t2<t4<tcである。厚みtc,t1,t2,t3,t4の具体例としては、tc=3.0mm、t1=2.7mm、t2=2.6mm、t3=2.8mm、t4=2.8mmを挙げることができる。
【0107】
次に、図16を用いて、フェアウェーウッドでスイートスポット15がフェース部2の中央部よりも上方にあり、ソール部4からのフェース部2の高さがヒール部6側でトー部5側よりも高い場合について説明する。
【0108】
この場合にも、図16に示すように、センター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくする。
【0109】
厚みtc,t1,t2,t3,t4間の関係は、t3<t1<tc、t2<t4<tcである。厚みtc,t1,t2,t3,t4の具体例としては、tc=3.0mm、t1=2.9mm、t2=2.6mm、t3=2.7mm、t4=2.8mmを挙げることができる。
【0110】
次に、図17を用いて、フェアウェーウッドでスイートスポット15がフェース部2の中央部よりも上方にあり、ソール部4からのフェース部2の高さがフェースセンター近傍で最も高い場合について説明する。
【0111】
この場合にも、図17に示すように、センター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくする。
【0112】
厚みtc,t1,t2,t3,t4間の関係は、t3=t1<tc、t2<t4<tcである。厚みtc,t1,t2,t3,t4の具体例としては、tc=2.8mm、t1=2.6mm、t2=2.5mm、t3=2.6mm、t4=2.7mmを挙げることができる。
【0113】
次に、図18を用いて、フェアウェーウッドでスイートスポット15がフェース部2の中央部よりも下方にある場合について説明する。
【0114】
この場合には、図18に示すように、センター部12の周囲に1つの周辺領域14を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域14の厚みtpよりも大きくする。また、テーパ部13におけるセンター部12よりも上方に位置する部分の幅W2を、センター部12よりも下方に位置する部分の幅W1よりも大きくする。
【0115】
そして、幅W2の部分におけるテーパ部13の厚みの減少の割合を、幅W1の部分におけるテーパ部13の厚みの減少の割合よりも小さくする。
【0116】
上記の厚みtc,tpの具体例としては、tc=3.0mm、tp=2.6mmを挙げることができる。また、テーパ部13の厚みを減少させる手法の一例としては、幅W2の部分について0.1mm/1.0mm、幅W1の部分について0.2mm/1.0mmを挙げることができる。
【0117】
次に、図19を用いて、ウッド型ドライバーでスイートスポット15がフェース部2の中央部にあり、ソール部4からのフェース部2の高さがトー部5側で最も高い場合について説明する。
【0118】
この場合には、図19に示すように、センター部12の周囲に2つの周辺領域140,141を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141の厚みt1,t2よりも大きくする。
【0119】
厚みtc,t1,t2間の関係は、t1<t2<tcである。厚みtc,t1,t2の具体例としては、tc=3.0mm、t1=2.6mm、t2=2.8mmを挙げることができる。
【0120】
次に、図21を用いて、フェアウェーウッドでスイートスポット15がフェース部2の中央部よりも下方にあり、ソール部4からのフェース部2の高さがトー部5側で最も高い場合について説明する。
【0121】
この場合には、図21に示すように、センター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくする。
【0122】
厚みtc,t1,t2,t3,t4間の関係は、t1<t3<tc、t4<t2<tcである。厚みtc,t1,t2,t3,t4の具体例としては、tc=2.8mm、t1=2.5mm、t2=2.6mm、t3=2.7mm、t4=2.4mmを挙げることができる。
【0123】
次に、図22を用いて、フェアウェーウッドでスイートスポット15がフェース部2の中央部よりもかなり下方にあり、ソール部4からのフェース部2の高さがトー部5側で最も高い場合について説明する。
【0124】
この場合には、図22に示すように、センター部12がソール部4近傍にまで達し、センター部12の周囲に1つの周辺領域14を設けている。そして、センター部12の厚みtcを、周辺領域14の厚みtpよりも大きくする。
【0125】
また、テーパ部13の厚みの減少の割合が、図13に示す場合と同様に、スイートスポット15からフェース部2の外周までの距離によって変化する。厚みtc,tpの具体例としては、tc=2.6mm、tp=2.2mmを挙げることができる。また、テーパ部13の厚みの減少手法は、図13に示す場合と同様である。
【0126】
次に、図23を用いて、フェアウェーウッドでスイートスポット15がフェース部2の中央部よりもかなり下方にあり、ソール部4からのフェース部2の高さがトー部5側で最も高い場合について説明する。
【0127】
この場合には、図23に示すように、センター部12の周囲に3つの周辺領域140,141,142を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142の厚みt1,t2,t3よりも大きくしてもよい。
【0128】
厚みtc,t1,t3間の関係は、t1<t3<tcである。厚みtc,t1,t2,t3の具体例としては、tc=2.8mm、t1=2.4mm、t2=2.5mm、t3=2.6mmを挙げることができる。
【0129】
次に、図24を用いて、フェアウェーウッドでスイートスポット15がソール部4近傍にあり、ソール部4からのフェース部2の高さがトー部5側で最も高い場合について説明する。
【0130】
この場合にも、図24に示すように、センター部12の周囲に3つの周辺領域140,141,142を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142の厚みt1,t2,t3よりも大きくする。
【0131】
厚みtc,t1,t3間の関係は、t1<t3<tcである。厚みtc,t1,t2,t3の具体例としては、tc=2.5mm、t1=2.1mm、t2=2.3mm、t3=2.4mmを挙げることができる。
【0132】
次に、図25〜図34を用いて、ドライバーおよびフェアウェーウッドでソール部4からのフェース部2の高さがトー部5側で最も高い場合の変形例について説明する。なお、図29,31に示す例ではスイートスポット15は低めに位置し、それ以外の例ではスイートスポット15はフェース部2の中央部にある。
【0133】
図25に示すように、センター部12の周囲に3つの周辺領域140,141,142を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142の厚みt1,t2,t3よりも大きくしてもよい。
【0134】
センター部12は、楕円16を包含し、センター部12の上部は楕円形状であり、センター部12の下部は任意形状である。
【0135】
厚みtc,t1,t3間の関係は、t3<t1<tcである。厚みtc,t1,t2,t3の具体例としては、tc=2.8mm、t1=2.4mm、t2=2.5mm、t3=2.7mmを挙げることができる。
【0136】
図26に示すように、センター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくしてもよい。
【0137】
センター部12は、前述の場合と同様に楕円16を包含し、センター部12の上部は楕円形状であり、センター部12の下部は任意形状である。
【0138】
厚みtc,t1,t2,t3,t4間の関係は、t3<t1<tc、t4<t2<tcである。厚みtc,t1,t2,t3,t4の具体例としては、tc=2.7mm、t1=2.2mm、t2=2.4mm、t3=2.6mm,t4=2.5mmを挙げることができる。
【0139】
図27に示すように、センター部12の周囲に3つの周辺領域140,141,142を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142の厚みt1,t2,t3よりも大きくしてもよい。
【0140】
センター部12は、前述の場合と同様に楕円16を包含し、多角形形状を有する。
【0141】
厚みtc,t1,t3間の関係は、t1<t3<tcである。厚みtc,t1,t2,t3の具体例としては、tc=3.0mm、t1=2.5mm、t2=2.8mm、t3=2.9mmを挙げることができる。
【0142】
図28に示すように、センター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくしてもよい。
【0143】
センター部12は、前述の場合と同様に楕円16を包含し、多角形形状を有する。
【0144】
厚みtc,t1,t2,t3,t4間の関係は、t1<t3<tc、t4=t2<tcである。厚みtc,t1,t2,t3,t4の具体例としては、tc=2.9mm、t1=2.4mm、t2=2.5mm、t3=2.6mm、t4=2.5mmを挙げることができる。
【0145】
図29に示すように、センター部12の周囲に3つの周辺領域140,141,142を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142の厚みt1,t2,t3よりも大きくしてもよい。
【0146】
センター部12は、前述の場合と同様に楕円16を包含し、台形形状を有する。
【0147】
厚みtc,t1,t3間の関係は、t1<t3<tcである。厚みtc,t1,t2,t3の具体例としては、tc=2.9mm、t1=2.4mm、t2=2.7mm、t3=2.6mmを挙げることができる。
【0148】
図30に示すように、センター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくしてもよい。
【0149】
センター部12は、前述の場合と同様に楕円16を包含し、台形形状を有する。
【0150】
厚みtc,t1,t2,t3,t4間の関係は、t1<t3<tc、t4=t2<tcである。厚みtc,t1,t2,t3,t4の具体例としては、tc=2.9mm、t1=2.5mm、t2=2.7mm、t3=2.8mm、t4=2.7mmを挙げることができる。
【0151】
図31に示すように、センター部12の周囲に3つの周辺領域140,141,142を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142の厚みt1,t2,t3よりも大きくしてもよい。
【0152】
センター部12は、前述の場合と同様に楕円16を包含し、フェース部2の外形形状と同様の形状を有する。
【0153】
厚みtc,t1,t3間の関係は、t1<t3<tcである。厚みtc,t1,t2,t3の具体例としては、tc=2.8mm、t1=2.2mm、t2=2.6mm、t3=2.4mmを挙げることができる。
【0154】
図32に示すように、センター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくしてもよい。
【0155】
センター部12は、前述の場合と同様に楕円16を包含し、フェース部2の外形形状と同様の形状を有する。
【0156】
厚みtc,t1,t2,t3,t4間の関係は、t1<t3<tc、t4=t2<tcである。厚みtc,t1,t2,t3,t4の具体例としては、tc=2.9mm、t1=2.5mm、t2=2.8mm、t3=2.7mm、t4=2.8mmを挙げることができる。
【0157】
図33に示すように、センター部12の周囲に3つの周辺領域140,141,142を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142の厚みt1,t2,t3よりも大きくしてもよい。
【0158】
センター部12は、前述の場合と同様に楕円16を包含し、センター部12の形状は任意形状でよい。
【0159】
厚みtc,t1,t3間の関係は、t1<t3<tcである。厚みtc,t1,t2,t3の具体例としては、tc=2.9mm、t1=2.5mm、t2=2.8mm、t3=2.6mmを挙げることができる。
【0160】
図34に示すように、センター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくしてもよい。
【0161】
センター部12は、前述の場合と同様に楕円16を包含し、センター部12の形状は任意形状でよい。
【0162】
厚みtc,t1,t2,t3,t4間の関係は、t1<t3<tc、t4=t2<tcである。厚みtc,t1,t2,t3,t4の具体例としては、tc=2.8mm、t1=2.2mm、t2=2.5mm、t3=2.3mm、t4=2.5mmを挙げることができる。
【0163】
次に、図35〜図50を用いて、周辺領域におけるソール部4側をクラウン部3側よりも厚くした場合について説明する。なお、ソール部4からのフェース部2の高さがトー部5側で最も高い場合についてであり、図35〜図42ではスイートスポット15はフェース部2の中央部よりも高い位置にあり、図43〜図50ではスイートスポット15はフェース部2における低い位置にある。
【0164】
図35に示すように、楕円形状のセンター部12の上下に2つの周辺領域140,141を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141の厚みt1,t2よりも大きくする。
【0165】
厚みtc,t1,t2間の関係は、t2<t1<tcである。このように、ソール部4側に位置する周辺領域140の厚みt1を、クラウン部3側に位置する厚み周辺領域141の厚みt2よりも厚くする。
【0166】
tc,t1,t2の具体例としては、tc=2.5mm、t1=2.3mm、t2=2.1mmを挙げることができる。
【0167】
次に、図36〜図38を用いて、図35に示す例の変形例について説明する。これらの図に示すように、フェース部2のセンター部12の形状を、四角形、多角形のみならず、任意形状としても良い。
【0168】
図39に示すように、楕円形状のセンター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくしてもよい。
【0169】
厚みtc,t1,t2,t3,t4間の関係は、t2≦t3<t1≦t4<tcである。厚みtc,t1,t2,t3,t4の具体例としては、tc=3.0mm、t1=2.6mm、t2=2.2mm、t3=2.4mm、t4=2.8mmを挙げることができる。
【0170】
なお、ヒール部6側に位置するフェース部2の高さがトー部5側に位置するフェース部2の高さよりも高い場合には、厚みtc,t1,t2,t3,t4間の関係を、t3≦t2<t4≦t1<tcとしてもよい。
【0171】
次に、図40〜図42を用いて、図39に示す例の変形例について説明する。これらの図に示すように、フェース部2のセンター部12の形状を、四角形、多角形のみならず、任意形状としても良い。
【0172】
図43に示すように、センター部12は、ソール部4の近傍にまで達し、センター部12の周囲に2つの周辺領域140,141を設けてもよい。この場合、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141の厚みt1,t2よりも大きくする。また、トー部5側の高さが高いので、厚みt2を厚みt1よりも大きくする。厚みtc,t1,t2の具体例としては、tc=2.7mm、t1=2.3mm、t2=2.5mmを挙げることができる。
【0173】
次に、図44〜図46を用いて、図43に示す例の変形例について説明する。これらの図に示すように、フェース部2のセンター部12の形状を、四角形、多角形のみならず、任意形状としても良い。
【0174】
図47に示すように、センター部12は、ソール部4の近傍にまで達し、センター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設けてもよい。そして、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくする。
【0175】
厚みtc,t1,t2,t3,t4の関係は、t2≦t3<t1≦t4<tcである。t1,t2,t3,t4の具体例としては、tc=2.7mm、t1=2.4mm、t2=2.1mm、t3=2.3mm、t4=2.5mmを挙げることができる。
【0176】
なお、ヒール部6側に位置するフェース部2の高さがトー部5側に位置するフェース部2の高さよりも高い場合には、厚みtc,t1,t2,t3,t4間の関係を、t3≦t2<t4≦t1<tcとしてもよい。
【0177】
次に、図48〜図50を用いて、図47に示す例の変形例について説明する。これらの図に示すように、フェース部2のセンター部12の形状を、四角形、多角形のみならず、任意形状としても良い。
【0178】
次に、図51〜図80を用いて、本発明をアイアン型ゴルフクラブヘッドに適用した場合について説明する。
【0179】
まず、図51を用いて、スイートスポット15がフェース部2の中央部よりも下方にある場合について説明する。
【0180】
この場合には、図51に示すように、センター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくする。
【0181】
厚みtc,t1,t2,t3,t4間の関係は、t1<t3<tc、t4<t2<tcである。厚みtc,t1,t2,t3,t4の具体例としては、tc=3.5mm、t1=3.0mm、t2=3.4mm、t3=3.3mm、t4=3.1mmを挙げることができる。
【0182】
次に、図52を用いて、スイートスポット15がフェース部2の中央部よりもかなり下方にある場合について説明する。
【0183】
この場合には、図52に示すように、センター部12がソール部4近傍にまで達し、センター部12の周囲に1つの周辺領域14を設けている。そして、センター部12の厚みtcを、周辺領域14の厚みtpよりも大きくする。
【0184】
また、テーパ部13の厚みの減少の割合が、図13に示す場合と同様に、スイートスポット15からフェース部2の外周までの距離によって変化する。厚みtc,tpの具体例としては、tc=3.4mm、tp=3.0mmを挙げることができる。また、テーパ部13の厚みの減少手法は、図13に示す場合と同様である。
【0185】
次に、図53を用いて、スイートスポット15がフェース部2の中央部よりもかなり下方にある場合について説明する。
【0186】
この場合には、図53に示すように、センター部12の周囲に3つの周辺領域140,141,142を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142の厚みt1,t2,t3よりも大きくする。
【0187】
厚みtc,t1,t3間の関係は、t1<t3<tcである。厚みtc,t1,t2,t3の具体例としては、tc=3.4mm、t1=3.0mm、t2=3.2mm、t3=3.3mmを挙げることができる。
【0188】
次に、図54を用いて、スイートスポット15がソール部4近傍にある場合について説明する。
【0189】
この場合にも、図54に示すように、センター部12の周囲に3つの周辺領域140,141,142を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142の厚みt1,t2,t3よりも大きくする。
【0190】
厚みtc,t1,t3間の関係は、t1<t3<tcである。厚みtc,t1,t2,t3の具体例としては、tc=3.7mm、t1=2.9mm、t2=2.4mm、t3=3.6mmを挙げることができる。
【0191】
次に、図55〜図64を用いて、フェース部2の他の構成例について説明する。なお、図55〜図58、図60、図62〜図64の場合は、スイートスポット15がフェース部2の中央部より高い位置にあり、図59および図61の場合は、スイートスポット15がフェース部2の低めにある。
【0192】
図55に示すように、センター部12の周囲に3つの周辺領域140,141,142を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142の厚みt1,t2,t3よりも大きくしてもよい。
【0193】
センター部12は、楕円16を包含し、センター部12の上部は楕円形状であり、センター部12の下部は任意形状である。
【0194】
厚みtc,t1,t3間の関係は、t1<t3<tcである。厚みtc,t1,t2,t3の具体例としては、tc=3.6mm、t1=2.8mm、t2=3.2mm、t3=3.3mmを挙げることができる。
【0195】
図56に示すように、センター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくしてもよい。
【0196】
センター部12は、前述の場合と同様に楕円16を包含し、センター部12の上部は楕円形状であり、センター部12の下部は任意形状である。
【0197】
厚みtc,t1,t2,t3,t4間の関係は、t1<t3<tc、t2<t4<tcである。厚みtc,t1,t2,t3,t4の具体例としては、tc=3.8mm、t1=3.2mm、t2=3.3mm、t3=3.6mm、t4=3.7mmを挙げることができる。
【0198】
図57に示すように、センター部12の周囲に3つの周辺領域140,141,142を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142の厚みt1,t2,t3よりも大きくしてもよい。
【0199】
センター部12は、前述の場合と同様に楕円16を包含し、多角形形状を有する。
【0200】
厚みtc,t1,t3間の関係は、t1<t3<tcである。厚みtc,t1,t2,t3の具体例としては、tc=3.6mm、t1=3.0mm、t2=3.2mm、t3=3.4mmを挙げることができる。
【0201】
図58に示すように、センター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくしてもよい。
【0202】
センター部12は、前述の場合と同様に楕円16を包含し、多角形形状を有する。
【0203】
厚みtc,t1,t2,t3,t4間の関係は、t1<t3<tc、t2<t4<tcである。厚みtc,t1,t2,t3,t4の具体例としては、tc=3.8mm、t1=3.1mm、t2=3.2mm、t3=3.4mm、t4=3.5mmを挙げることができる。
【0204】
図59に示すように、センター部12の周囲に3つの周辺領域140,141,142を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142の厚みt1,t2,t3よりも大きくしてもよい。
【0205】
センター部12は、前述の場合と同様に楕円16を包含し、台形形状を有する。
【0206】
厚みtc,t1,t3間の関係は、t1<t3<tcである。厚みtc,t1,t2,t3の具体例としては、tc=3.6mm、t1=3.0mm、t2=3.2mm、t3=3.4mmを挙げることができる。
【0207】
図60に示すように、センター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくしてもよい。
【0208】
センター部12は、前述の場合と同様に楕円16を包含し、台形形状を有する。
【0209】
厚みtc,t1,t2,t3,t4間の関係は、t1<t3<tc、t2<t4<tcである。厚みtc,t1,t2,t3,t4の具体例としては、tc=3.8mm、t1=3.0mm、t2=3.1mm、t3=3.3mm、t4=3.6mmを挙げることができる。
【0210】
図61に示すように、センター部12の周囲に3つの周辺領域140,141,142を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142の厚みt1,t2,t3よりも大きくしてもよい。
【0211】
センター部12は、前述の場合と同様に楕円16を包含し、フェース部2の外形形状と同様の形状を有する。
【0212】
厚みtc,t1,t3間の関係は、t1<t3<tcである。厚みtc,t1,t2,t3の具体例としては、tc=3.5mm、t1=2.9mm、t2=3.4mm、t3=3.3mmを挙げることができる。
【0213】
図62に示すように、センター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくしてもよい。
【0214】
センター部12は、前述の場合と同様に楕円16を包含し、フェース部2の外形形状と同様の形状を有する。
【0215】
厚みtc,t1,t2,t3,t4間の関係は、t1<t3<tc、t2<t4<tcである。厚みtc,t1,t2,t3,t4の具体例としては、tc=3.8mm、t1=3.0mm、t2=3.2mm、t3=3.4mm、t4=3.6mmを挙げることができる。
【0216】
図63に示すように、センター部12の周囲に3つの周辺領域140,141,142を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142の厚みt1,t2,t3よりも大きくしてもよい。
【0217】
センター部12は、前述の場合と同様に楕円16を包含し、センター部12の形状は任意形状でよい。
【0218】
厚みtc,t1,t3間の関係は、t1<t3<tcである。厚みtc,t1,t2,t3の具体例としては、tc=3.9mm、t1=3.1mm、t2=3.6mm、t3=3.5mmを挙げることができる。
【0219】
図64に示すように、センター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくしてもよい。
【0220】
センター部12は、前述の場合と同様に楕円16を包含し、センター部12の形状は任意形状でよい。
【0221】
厚みtc,t1,t2,t3,t4間の関係は、t1<t3<tc、t2<t4<tcである。厚みtc,t1,t2,t3,t4の具体例としては、tc=3.8mm、t1=3.1mm、t2=3.3mm、t3=3.5mm、t4=3.7mmを挙げることができる。
【0222】
次に、図65〜図80を用いて、周辺領域におけるソール部4側をクラウン部3側よりも厚くした場合について説明する。なお、図65〜図72ではスイートスポット15はフェース部2の中央部より高い位置にあり、図73〜図80ではスイートスポット15はフェース部2における低い位置にある。
【0223】
図65に示すように、楕円形状のセンター部12の上下に2つの周辺領域140,141を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141の厚みt1,t2よりも大きくしてもよい。
【0224】
厚みtc,t1,t2間の関係は、t2<t1<tcである。このように、ソール部4側に位置する周辺領域140の厚みt1を、クラウン部3側に位置する周辺領域141の厚みt2よりも厚くすることで、フェース部2におけるソール部4側の強度を増大することができる。
【0225】
なお、tc,t1,t2の具体例としては、tc=3.6mm、t1=3.0mm、t2=2.8mmを挙げることができる。
【0226】
次に、図66〜図68を用いて、図65に示す例の変形例について説明する。これらの図に示すように、フェース部2におけるセンター部12の形状を、四角形、多角形のみならず、任意形状としても良い。
【0227】
図69に示すように、楕円形状のセンター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設け、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくしてもよい。
【0228】
厚みtc,t1,t2,t3,t4間の関係は、t2≦t3<t1≦t4<tcである。厚みtc,t1,t2,t3,t4の具体例としては、tc=3.8mm、t1=3.4mm、t2=3.0mm、t3=3.2mm、t4=3.6mmを挙げることができる。
【0229】
次に、図70〜図72を用いて、図69に示す例の変形例について説明する。これらの図に示すように、フェース部2におけるセンター部12の形状を、四角形、多角形のみならず、任意形状としても良い。
【0230】
図73に示すように、センター部12は、ソール部4の近傍にまで達し、センター部12の周囲に2つの周辺領域140,141を設けている。そして、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141の厚みt1,t2よりも大きくする。
【0231】
また、トー部5側のフェース部2の高さが高いので、厚みt2を厚みt1よりも大きくする。厚みtc,t1,t2の具体例としては、tc=3.5mm、t1=3.1mm、t2=3.3mmを挙げることができる。
【0232】
次に、図74〜図76を用いて、図73に示す例の変形例について説明する。これらの図に示すように、フェース部2のセンター部12の形状を、四角形、多角形のみならず、任意形状としても良い。
【0233】
図77に示すように、センター部12の周囲に4つの周辺領域140,141,142,143を設けてもよい。この場合、センター部12の厚みtcを、周辺領域140,141,142,143の厚みt1,t2,t3,t4よりも大きくする。
【0234】
厚みtc,t1,t2,t3,t4の関係は、t2≦t3<t1≦t4<tcである。厚みtc,t1,t2,t3,t4の具体例としては、tc=3.9mm、t1=3.5mm、t2=3.0mm、t3=3.2mm、t4=3.7mmを挙げることができる。
【0235】
次に、図78〜図80を用いて、図77に示す例の変形例について説明する。これらの図に示すように、フェース部2のセンター部12の形状を、四角形、多角形のみならず、任意形状としても良い。
【0236】
次に、図84から図91を用いて、本発明の他の例について説明する。図84に示すように、本例ではフェース部2の周縁部に2mm〜10mm程度のテーパ部31を設けているが、さらに好ましくはフェース部2の周縁部に2mm〜5mm程度のテーパ部31を設ける。それ以外の構造については、図9に示す例と同様である。
【0237】
図86に、上記フェース部2の断面形状例を示す。図86に示すように、センター部12と周辺領域との境界部にテーパ部13を設け、さらに周辺領域の周縁部にテーパ部31を設けている。テーパ部13、31の厚みは、図86に示すように、ともにフェース部2の外周に向かうにつれて小さくなる。なお、図86において、32は打球面を示している。
【0238】
上記のように周辺領域の周縁部にテーパ部31を設けることにより、次のような効果が得られる。この効果について図87〜図90を用いて説明する。
【0239】
ゴルフクラブヘッドのフェース部2にゴルフボール30が衝突することによるフェース部2の曲げ変形は、周辺を固定した板材の曲げ変形と等価なものと考えることができる。そこで、図87では、フェース部2、クラウン部3およびソール部4を模式的に示している。
【0240】
フェース部2の中央部にゴルフボール30が衝突した場合、図88に矢印で示すような力がフェース部2のセンター部に加わり、このときのフェース部2の曲げモーメントは、図88に示すようになる(B.M.D.: Bending Moment Diagram参照)。
【0241】
図88に示すように、フェース部2の中央部にゴルフボール30が衝突した場合、最大曲げモーメントはフェース部2の中央部にかかり、曲げモーメントはフェース部2の外周に向かうにつれて小さくなる。したがって、フェース部2は、図88に点線で示すように変形する。そして、フェース部2の最大撓み量は、図88に一点鎖線で示す中立軸から最大撓み位置までの長さx1となる。
【0242】
次に、図89に、フェース部2の中央部が図88に示す場合と同様で、フェース部2の周縁部の厚みが図88に示す場合よりも薄くなる例を示す。なお、曲げモーメントは力の大きさとフェース部2の周縁部からの距離にのみ依存するので、この場合にも図88に示す場合と同様の曲げモーメント分布となる。
【0243】
図89に示す例ではフェース部2の周縁部の曲げ剛性は小さくなるので、図89において矢印で示す力がフェース部2のセンター部に加わったときに図88に示す場合よりもフェース部2の中央部の撓み量x2は大きくなる。そのため、図88に示す場合よりもフェース部2の反発特性は向上する。
【0244】
また、フェース部2の周縁部の曲げモーメントは小さいので、フェース部2の周縁部の曲げ剛性が上記のように小さくなったとしても、フェース部2の破損を回避できる。
【0245】
次に、図90に、図89に示す例の周縁部にテーパ部31を設けた例を示す。このようにテーパ部31を設けることにより、フェース部2の周縁部の曲げ剛性は、図89に示す例よりもさらに小さくなる。
【0246】
したがって、図90に示すようにフェース部2の中央部の撓み量x3は、上記の撓み量x2よりもさらに大きくなる。それにより、図89に示す例よりもさらにフェース部2の反発特性を向上することができる。
【0247】
なお、本例においてもフェース部2の周縁部の曲げモーメントは小さいので、フェース部2の破損を回避できる。
【0248】
次に、図91を用いて、図86に示す例の変形例について説明する。図91に示すように、フェース部2のセンター部12の厚みを、該センター部12の中央部からセンター部12の周縁に向かうにつれて小さくしてもよい。つまり、センター部12において最も曲げモーメントが大きくなる中央部分を最も厚くし、この中央部分から周囲に向かってセンター部12の厚みを徐々に低減している。
【0249】
それにより、フェース部2の破損を抑制しながらフェース部2の撓み量を大きくすることができ、フェース部2の反発特性を向上することができる。
【0250】
なお、図85に示すように、上記と同様のテーパ部31を、アイアンゴルフクラブヘッドのフェース部2に設けてもよい。それにより、同様の効果を期待できる。図85においてテーパ部31以外の構造は、図51に示す例と同様である。
【0251】
また、図84および図85に示す例以外の例に、上記のテーパ部31を設けてもよい。
【0252】
次に、図92から図101を用いて、本発明のさらに他の例について説明する。
【0253】
以下に示す例では、クラウン部3とソール部4の少なくとも一方のフェース部2側の肉厚を小さくし、打球時にフェース部2だけでなくクラウン部3とソール部4をも変形させる。それにより、さらなる反発係数の増加が可能となる。
【0254】
図92は、本例のウッドクラブにおけるヘッド部1の底面図である。図92に示すように、ソール部4は、フェース部2側に位置する第1部分40と、この第1部分40よりもバック部42側に位置する第2部分41とを有する。そして、第1部分40の平均肉厚を、第2部分41の平均肉厚よりも小さくする。
【0255】
なお、クラウン部3側において、第1部分40の平均肉厚を、第2部分41の平均肉厚より小さくしてもよい。好ましくは、ソール部4とクラウン部3の双方において、第1部分40の平均肉厚を、第2部分41の平均肉厚よりも小さくする。
【0256】
図92に示すように、フェース部2でゴルフボール30を打球すると、打点45の近傍に最大撓み位置46が存在することとなる。このとき、上記のように第1部分40を薄くすることにより、打球時に第1部分40が変形しやすくなり、反発係数を向上することができる
次に、ソール部4における打球時のひずみの大きさを測定したので、その結果について図93および図94を用いて説明する。
【0257】
ひずみ測定にはチタン製のフェアウェイウッドクラブ(ロフト角13.5度)を用い、そのソール部4に図93に示すようにフェース中央ラインからヒール側に5mm離れた位置にCH1からCH7までのバック側までの位置がリーディングエッジから6mm,8mm,10.5mm,13mm,15.5mm,17.5mm,19.5mmである7つのひずみゲージを貼付け、所定の速度でゴルフボールをフェース部2に衝突させた時の各箇所のひずみの大きさを測定した。なお、第1部分40の肉厚を1.1mmとし、第2部分41の肉厚を3mmとした。
【0258】
上記のひずみ測定結果を図94に示す。図94に示すように、フェースからの距離が約8mmの箇所でのひずみが最も大きくなっているのがわかる。つまり、フェース部2からバック部42に向かう方向に約8mmの箇所が打球時に最も変形することがわかる。
【0259】
このことから、第1部分40を、フェース部2からバック部42に向かう方向に5mm以上15mm以下(好ましくは9mm以上15mm以下)の位置に設けることが好ましいといえる。
【0260】
それにより、最も変形する箇所の近傍の厚みを薄くすることができ、打球時におけるソール部4の変形量を増大することができる。なお、クラウン部3に上記と同様の第1部分40を設けた場合にも、同様の効果を期待できる。
【0261】
クラウン部3および/またはソール部4の第1部分40における最も薄い部分の肉厚は、0.3mm以上1.5mm以下であることが好ましい。
【0262】
また、ヘッド部1のトー部5からヒール部6に向かう方向の第1部分40の長さは、10mm以上80mm以下(打点分布範囲)であることが好ましい。より好ましくは、第1部分40の上記長さは、30mm以上60mm以下である。
【0263】
また、第1部分40を、スイートスポット15を含むフェース部2の中央部に対応した位置(フェース部2の中央部の後方側)に設けることが好ましい。それにより、打球時にクラウン部3および/またはソール部4を確実に変形させることができ、反発係数を向上することができる。
【0264】
因みに、図93に示す本発明品の反発係数を測定したところ、第1部分40の厚みを薄くしないもの(すべてのソール肉厚が3mm)と比較して、反発係数は0.761から0.771に向上した。
【0265】
なお、上記反発係数の測定は、フェース部2の厚みを変化させないヘッド部1を用いて行なったが、本発明に従ってフェース部2の厚みを変化させたヘッド部1を用いた場合にはさらに反発係数が向上するものと推察される。
【0266】
次に、図95〜図101を用いて、本例の具体的な構成について説明する。
図95は、本例のフェース部材44の形状例を示す斜視図であり、図96は、図95に示すフェース部材44を組込んだヘッド部1の斜視図であり、図97は、フェース部2の後方から見たフェース部材44を示す図である。
【0267】
図95に示すように、フェース部材44は、フェース部2と、1対の延出部43とを有する。延出部43は、フェース部2の中央部の周縁部から連続してバック部側(後方)に延び、図96に示すようにクラウン部3およびソール部4の一部を構成する。
【0268】
図98に、図96における100−100線に沿うヘッド部1の部分断面図を示す。図98に示すように、延出部43は、フェース部2の上下端から後方に延びており、延出部43よりもバック部42側に第2部分41を設ける。そして、延出部43の厚みを第2部分41の厚みよりも薄くする。具体的には、延出部43の厚みを0.3mm以上1.5mm以下程度とし、第2部分41の厚みを3mm程度とする。
【0269】
また、図95に示す延出部43の長さ(ヘッド部1のトー部5からヒール部6に向かう方向の長さ)Lを、フェースの打点分布部の長さと同等の長さ(10mm〜80mm、少なくとも30mm〜60mm)とする。
【0270】
上記の延出部43を設けることにより、打球時にクラウン部3およびソール部4を確実に変形させることができ、フェース部2の反発係数を向上することができる。
【0271】
また、上記の延出部43を設けることにより、打球時のヘッド部1の割れをも防止することができる。
【0272】
フェース部2の外周とクラウン部3およびソール部4を溶接して接合すると、溶接不良や溶接強度不足によりフェース部2の外周が割れる場合がある。特に、フェース部2の打球部近傍では打球時の衝撃力が大きいので、フェース部2の外周部分の破断が発生し易い。
【0273】
しかし、図95および図96に示すように、クラウン部3の一部となる延出部43とフェース部2とが一体であり、またソール部4の一部となる延出部43とフェース部2も一体となっているため、溶接部をフェース部2の打球部から離すことができる。そのため、上記破断は生じ難くなる。
【0274】
さらに、上記の延出部43を設けることにより、フェース部材44と、クラウン部3およびソール部4との嵌め合わせが容易となる。
【0275】
延出部43を設けた場合には、クラウン部3やソール部4を含むバック部材に、延出部43に応じた切り込み部を設ける。それにより、該切り込み部に延出部43を嵌め込むだけでフェース部材44とバック部材を組合せることができ、セッティングが容易になる。その結果、フェース部材44とバック部材との接合の際の作業効率が高まる。
【0276】
さらに、上記の延出部43を設けることにより、溶接ビード発生による反発性能低下をも抑制することができる。
【0277】
上記の延出部43を設けないフェース部2とバック部材とを溶接すると、フェース部2の外周に裏ビードが出るため、図86等に示すテーパ部31やその近傍の薄肉部による効果が薄れる。
【0278】
しかしながら、上記の延出部43を設けることにより、上記ビードをフェース部2の周縁部から離すことができ、テーパ部31やその近傍の薄肉部による効果を維持することができる。それにより、溶接に起因する反発性能の低下の問題が生じない。
【0279】
さらに、上記の延出部43を設けることにより、フェース部2における打球部(中央部)の周縁近傍における溶接時の熱履歴による組織変化の発生をも抑制することができる。
【0280】
フェース部2の外周で溶接すると、その周辺に高熱がかかり、金属組織が変わる場合がある。その結果、結晶組織が肥大化し、強度低下が起こる。そのため、フェース部2の外周接合部の割れが発生する場合がある。
【0281】
しかし、上記の延出部43を設けることにより、フェース部2における打球部と、クラウン部3およびソール部4との接合部が、クラウン部3やソール部4の内側(フェース部2から離れた側)に位置する。そのため、溶接により結晶組織が肥大化したところで、打球時にその部分に大きな歪み(すなわち大きな応力)が発生しない。その結果、ヘッド部1の割れの心配が少なくなる。
【0282】
なお、図99に示すように、フェース部材44にネック部47を一体的に設けたものに上記の延出部43を設けてもよい。
【0283】
また、図100および図101に示すように、フェース部材44の両側端部(フェース部2のトー部5側およびヒール部6側)をカットし、フェース部2の周縁部をフェース部材44以外の部材(バック部材)で構成してもよい。つまり、フェース部2の打球部(中央部)と、フェース部2の周縁部とを別部材で構成してもよい。この場合にも、上記の場合と同様の効果を期待できる。
【0284】
次に、図102〜図106を用いて、本発明のフェース部材44のさらに他の例について説明する。
【0285】
図102に示すように、フェース部材44のトップエッジ側にのみ延出部43を設けてもよい。この場合、ヘッド本体のクラウン部3側に、延出部43と嵌合する凹部を形成する。それにより、フェース部材44をヘッド本体と接合する際に、フェース部材44とヘッド本体の嵌合が容易となり、作業性が向上し、かつ反発性も向上する。
【0286】
図103に示すように、フェース部材44のソール部4側にのみ延出部43を設けてもよい。この場合、ヘッド本体のソール部4側に、延出部43と嵌合する凹部を形成する。それにより、フェース部材44をヘッド本体と接合する際に、フェース部材44とヘッド本体の嵌合が容易となり、作業性が向上し、かつ反発性も向上する。
【0287】
図104に示すように、フェース部材44のヒール部6側を除いてトップエッジ側、トー部5側およびソール部4側にかけて延出部43を設けてもよい。それにより、フェース部材44をヘッド本体と接合する際に、溶接箇所がフェース部2よりも後方になるため、トーサイド部の溶接割れを防止でき、トー先端部の形状出しが容易となる。また、作業性も向上し、かつ反発性も向上する。
【0288】
図105に示すように、フェース部材44のヒール部6側からトップエッジ側を通りさらにトー部5側からソール部4側にかけて延出部43を設けてもよい。つまり、フェース部材44の全周に延出部43を設けてもよい。それにより、フェース部材44をヘッド本体と接合する際に、溶接箇所がフェース部2よりも後方になるため、トーサイド部の溶接割れを防止でき、トー先端部の形状出しが容易となる。また、作業性も向上し、かつ反発性も向上する。
【0289】
図106に示すように、フェース部材44のヒール部6側からトップエッジ側を通りかつトー部5側からソール部4側にかけて延出部43を全周に設け、さらにクラウン部3側およびソール部4側の延出部43の延出長さを他の部分より長くしてもよい。この場合、ヘッド本体のクラウン部3側およびソール部4側に、クラウン部3側およびソール部4側の延出部43と嵌合する凹部を形成する。
【0290】
それにより、フェース部材44をヘッド本体と接合する際にフェース部材44とヘッド本体との嵌合が容易となり、作業性が向上し、かつ反発性も向上する。さらに、フェース部材44とヘッド本体との溶接箇所がフェース部2よりも後方になるため、トーサイド部の溶接割れを防止でき、トー先端部の形状出しも容易となる。
【0291】
なお、図示しないが上記のようにフェース部材44の全周に延出部43を設けた場合、クラウン部3側とソール部4側の一方においてのみ、延出部43の延出長さを他の部分より長くしてもよい。この場合、ヘッド本体のクラウン部3側とソール部4側のいずれか一方に、上記延出部43と嵌合する凹部を形成する。
【0292】
それにより、フェース部材44をヘッド本体と接合する際にフェース部材44とヘッド本体との嵌合が容易となり、作業性が向上し、かつ反発性も向上する。さらに、フェース部材44とヘッド本体との溶接箇所がフェース部2よりも後方になるため、トーサイド部の溶接割れを防止でき、トー先端部の形状出しも容易となる。
【0293】
以上説明したように、本発明によれば、1つの局面では、撓み範囲をフェース部におけるプレイヤーの打点分布範囲に合わせて配置しているので、オフセット打撃時に飛距離の低下を効果的に抑制することができる。
【0294】
他の局面では、ばね定数がの小さい(2kN/mm以上4kN/mm以下)撓み範囲をスイートスポットの近傍に設けているので、オフセット打撃時の飛距離低下を効果的に抑制することができる。
【0295】
上記のいずれの局面の場合にも、たとえばフェース部の厚みをなだらかに変化させて撓み範囲を設けることで、フェース部の破損をも抑制することができる。
【0296】
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 本発明の比較例に係るゴルフクラブヘッドのフェース部の一部を模式的に示す図である。
【図1B】 図1AのA−A線断面図である。
【図1C】 図1AのB−B線断面図である。
【図2A】 本発明に係るゴルフクラブヘッドのフェース部の一部を模式的に示す図である。
【図2B】 図2AのA−A線断面図である。
【図2C】 図2AのB−B線断面図である。
【図3A】 本発明に係るゴルフクラブヘッドのフェース部の一部を模式的に示す図である。
【図3B】 図3AのA−A線断面図である。
【図3C】 図3AのB−B線断面図である。
【図4A】 本発明に係るゴルフクラブヘッドのフェース部の一部を模式的に示す図である。
【図4B】 図4AのA−A線断面図である。
【図4C】 図4AのB−B線断面図である。
【図5】 スイートスポットからの距離とフォンミーゼス応力との関係を示す図である。
【図6】 フェース部における一般プレイヤーの打球分布を示す図である。
【図7】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部の一例のフェース裏面側の断面図である。
【図8】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部の他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図9】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図10】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図11】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図12】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図13】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図14】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図15】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図16】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図17】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図18】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図19】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図20】ばね定数と反発係数との関係を示す図である。
【図21】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図22】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図23】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図24】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図25】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図26】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図27】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図28】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図29】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図30】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図31】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図32】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図33】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図34】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図35】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図36】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図37】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図38】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図39】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図40】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図41】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図42】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図43】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図44】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図45】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図46】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図47】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図48】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図49】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図50】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図51】本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部の一例のフェース裏面側の断面図である。
【図52】本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部の他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図53】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図54】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図55】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図56】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図57】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図58】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図59】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図60】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図61】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図62】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図63】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図64】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図65】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図66】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図67】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図68】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図69】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図70】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図71】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図72】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図73】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図74】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図75】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図76】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図77】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図78】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図79】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図80】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図81】 フェース部の撓み量の測定方法を説明するための図である。
【図82】 フェース部の撓み量の測定方法を説明するための図である。
【図83】 フェース部の撓み量測定のために用いた圧子を示す斜視図である。
【図84】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図85】 本発明に係るアイアン型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例のフェース裏面側の断面図である。
【図86】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のフェース部の断面図である。
【図87】 ゴルフクラブヘッドのフェース部にゴルフボールが衝突した時のフェース部の変形を説明するための模式図である。
【図88】 ゴルフクラブヘッドのフェース部にゴルフボールが衝突した時のフェース部の変形と曲げモーメントを併記した模式図である。
【図89】 周縁部の厚みを低減したゴルフクラブヘッドのフェース部にゴルフボールが衝突した時のフェース部の変形を説明するための模式図である。
【図90】 図89に示すフェース部の周縁部にテーパ部を設けたものにゴルフボールが衝突した時のフェース部の変形を説明するための模式図である。
【図91】 図86に示すフェース部の変形例の断面図である。
【図92】 本発明に係る金属製のウッド型ゴルフクラブヘッド部のさらに他の例の底面図である。
【図93】 図92に示すヘッド部のひずみ測定位置を示す図である。
【図94】 図92に示すヘッド部の打球時におけるひずみ値と、フェースエッジからの距離との関係を示す図である。
【図95】 本発明のフェース部材の形状例を示す斜視図である。
【図96】 図95に示すフェース部材を組込んだヘッド部の斜視図である。
【図97】 図95に示すフェース部材をフェース部裏面側から見た図である。
【図98】 図96に示すヘッド部の100−100線に沿って見た部分断面図である。
【図99】 図95に示すフェース部材の変形例の斜視図である。
【図100】 図95に示すフェース部材の他の変形例を組込んだヘッド部の斜視図である。
【図101】 図100に示すフェース部材をフェース部裏面側から見た図である。
【図102】 本発明のフェース部材のさらに他の例を示す斜視図である。
【図103】 本発明のフェース部材のさらに他の例を示す斜視図である。
【図104】 本発明のフェース部材のさらに他の例を示す斜視図である。
【図105】 本発明のフェース部材のさらに他の例を示す斜視図である。
【図106】 本発明のフェース部材のさらに他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ヘッド部、2 フェース部、3 クラウン部、4 ソール部、5 トー部、6 ヒール部。

Claims (7)

  1. フェース部(2)を有する金属製のヘッド部(1)を備え、
    前記フェース部(2)は、センター部(12)と、該センター部(12)の周囲に設けられ厚みが変化する第1テーパ部(13)と、該第1テーパ部(13)の周囲に設けられ厚みの異なる第1と第2周辺領域(140,141)と、前記第1と第2周辺領域(140,141)間に設けられ厚みが変化する第2テーパ部(13)とを含み、
    前記センター部(12)の厚みを前記第1および第2周辺領域(140,141)の厚みよりも大きくし、
    前記第1テーパ部(13)によって、前記センター部(12)と前記第1と第2周辺領域(140,141)間を区画するとともに、前記第2テーパ部(13)によって前記第1と第2周辺領域(140,141)間を区画し、
    前記センター部(12)の外周から前記フェース部(2)の外周までの長さが相対的に長い前記第1周辺領域(140)の厚みを、前記センター部(12)の外周から前記フェース部(2)の外周までの長さが相対的に短い前記第2周辺領域(141)の厚みよりも大きくした、ゴルフクラブ。
  2. 前記第1と第2周辺領域(140,141)を、前記センター部(12)の上下に配置した、請求項1に記載のゴルフクラブ。
  3. 前記センター部(12)をソール部(4)近傍に配置し、
    前記第1と第2周辺領域(140,141)を、トー部(5)側とヒール部(6)側とに配置した、請求項1に記載のゴルフクラブ。
  4. 前記フェース部(2)は、第3周辺領域(142)をさらに含み、
    前記センター部(12)は、ソール部(4)近傍にまで延在し、
    前記第1、第2および第3周辺領域(140,141,142)は、ヒール部(6)側からトー部(5)に並んで配置される、請求項1に記載のゴルフクラブ。
  5. 前記フェース部(2)は、第3および第4周辺領域(142,143)をさらに含み、
    前記センター部(12)を取囲むように前記第1、第2、第3および第4周辺領域(140,141,142,143)を配置した、請求項1に記載のゴルフクラブ。
  6. 前記第1テーパ部(13)は、前記センター部(12)と前記第1から第4周辺領域(140,141,142,143)との境界部に設けられ、前記フェース部(2)の外周に向かうにつれて厚みが小さくなり、
    前記第2テーパ部(13)によって前記第1から第4周辺領域(140,141,142,143)間を区画し、
    前記第1から第4周辺領域(140,141,142,143)の周縁部に前記フェース部(2)の外周に向かうにつれて厚みが小さくなる第3テーパ部(31)を有する、請求項5に記載のゴルフクラブ。
  7. 前記センター部(12)の厚みは、前記センター部(12)の中央部から前記センター部(12)の外周に向かうにつれて小さくなる、請求項6に記載のゴルフクラブ。
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