JPH1071219A - ゴルフクラブヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

ゴルフクラブヘッドおよびその製造方法

Info

Publication number
JPH1071219A
JPH1071219A JP9243166A JP24316697A JPH1071219A JP H1071219 A JPH1071219 A JP H1071219A JP 9243166 A JP9243166 A JP 9243166A JP 24316697 A JP24316697 A JP 24316697A JP H1071219 A JPH1071219 A JP H1071219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face
club head
golf club
hollow
neck
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9243166A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Yamazaki
敏 山崎
Shigeki Ono
茂樹 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP9243166A priority Critical patent/JPH1071219A/ja
Publication of JPH1071219A publication Critical patent/JPH1071219A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴルフクラブヘッドにおいて、フェイス部、
ネック部、溶接部分の剛性および打球の方向性の向上を
図るとともに、シャフトの取付精度を高くすることを課
題とする。 【解決手段】 シャフトSを取り付けるネック部11a
が端部に形成され内部が中空部12eとされる金属製ゴ
ルフクラブヘッドにおいて、ネック部と一体に鍛造成形
されるフェイス部材11と、フェイス部材の周縁部に溶
接され中空部を形成する中空部材12とから構成され、
フェイス部材は、表面がフェイス面Fとされるフェイス
部11bと、フェイス部の周縁からフェイス面の臨む方
向と反対方向に延出するよう立ち上がって環状に形成さ
れる立ち上げ部11cとを具備し、立ち上げ部の後端周
縁部11fと中空部材の前端周縁部12dとが突き合わ
せ状態に溶接され、少なくともフェイス部がβ型チタン
合金により形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャフトを取り付
けるネック部が端部に形成され内部が中空部とされる金
属製ゴルフクラブヘッドおよびその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、メタルウッドと称される金属また
は合金製ヘッドを有するドライバー等のゴルフクラブ
(以下、メタルウッドという)が出現し、このメタルウ
ッドは打球の飛距離を伸ばし、方向性も正確に打ち易い
という特徴を有することから、一般に普及している。
【0003】特に最近では、金属または合金のうちでも
反発力および耐食性にすぐれ、かつ、軽いチタンまたは
チタン合金製ヘッドを有するメタルウッドが提案されて
いる。図10は、この種のメタルウッドの一例(特開昭
63−154186号で提供されたもの)を示す図であ
る。このチタンまたはチタン合金製ヘッドは、フェイス
面殻片1、上面殻片2およびソール面殻片3をそれぞれ
チタンまたはチタン合金をプレスすることにより作製
し、上記ソール面殻片3の内面にバランスウェイト4を
取付けた後、上記複数の殻片1,2,3を溶接により一
体化し、チタンまたはチタン合金製ヘッドを作製してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
のゴルフクラブヘッドにおいては、以下のような解決す
べき課題が残されている。フェイス面殻片1のフェイス
周縁部1aと、該フェイス周縁部1aに溶接される上面
殻片2およびソール面殻片3の上面周縁部2aおよびソ
ール周縁部3aとは、図11に示すように、かど継手の
状態で溶接され、溶接部分Aが屈曲状態に接合される。
このため、インパクト時に溶接部分にかかる荷重に対し
て高い剛性が得られず、特にインパクト時に生じるフェ
イス面殻片1のたわみによって、当該溶接部分に強い曲
げ応力が加わって変形する等の不都合がある。この解決
手段として、フェイス面殻片1の裏面に部分的に厚肉と
されたリブ部等を形成してフェイス面殻片1の剛性を高
める手段があるが、この場合、前記リブ部等によってフ
ェイス面殻片1がたわみ難くなるとともに、たわみが不
均一となり打球の方向性が悪くなるという問題があっ
た。
【0005】また、シャフトを挿入して取り付けるネッ
ク部5は、上面殻片2およびソール面殻片3の半割筒状
の取付部2b,3bを接合することにより形成されるた
め、溶接および組立に要する手間がかかるとともに、溶
接部分が多く剛性が低いという問題がある。さらに、シ
ャフトの取付において高い精度が得にくく、ロフト角も
ばらつきが大きくなってしまう。さらに、ゴルフヘッド
の重心位置を微調整するために、別個の部材としてバラ
ンスウエイト4をソール面殻片3内面の適宜位置に設置
しなければならず、部材点数および組立工程の増加を招
いてしまう。
【0006】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、フェイス部、ネック部および溶接部分の剛性が高
く、かつ打球の方向性に優れているとともに、シャフト
の取付精度が高いゴルフクラブヘッドを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の構成を採用した。すなわち、請求項
1記載のゴルフクラブヘッドでは、シャフトを取り付け
るネック部が端部に形成され内部が中空部とされる金属
製ゴルフクラブヘッドにおいて、前記ネック部と一体に
鍛造成形されるフェイス部材と、該フェイス部材の周縁
部に溶接され前記中空部を形成する中空部材とから構成
され、前記フェイス部材は、表面がフェイス面とされる
フェイス部と、該フェイス部の周縁からフェイス面の臨
む方向と反対方向に延出するよう立ち上がって環状に形
成される立ち上げ部とを具備し、前記立ち上げ部の後端
周縁部と中空部材の前端周縁部とが突き合わせ状態に溶
接され、少なくともフェイス部がβ型チタン合金により
形成される技術が採用される。
【0008】このゴルフクラブヘッドでは、立ち上げ部
の後端周縁部と中空部材の前端周縁部とを突き合わせ状
態に溶接することにより、インパクト時にフェイス部に
加わった荷重は、立ち上げ部の後端周縁部から中空部材
の前端周縁部へ伝達されて、当該荷重がフェイス部材と
中空部材との全体で受け止めることとなって、溶接部分
に応力集中が生じないとともに、フェイス部材が鍛造成
形されているので、溶接部分において高剛性が得られ該
溶接部分に加わる曲げ応力が抑制される。また、フェイ
ス部も鍛造成形されているので剛性が高く、薄肉化およ
び軽量化が可能となる。さらに、フェイス部の裏面を平
坦状とするのが好ましい。そうすれば、インパクト時に
おけるフェイス部のたわみが均等に生じて、打球の方向
性およびコントロール性が向上する。また、軽量化によ
って重量の増大を招くことなく、容量の大きいゴルフク
ラブヘッドが得られる。さらに、フェイス部材を、ネッ
ク部と一体に成形することにより、ネック部は溶接によ
って形成される場合に比べ剛性が高くなるとともに、ロ
フト角の製造ばらつきが低減される。そして、フェイス
部がβ型チタン合金により形成されるので、合金の組織
が微細であるとともに鍛造成形されていることから、よ
り高い剛性が得られ、さらに加工熱処理によって高強度
化が可能なのでフェイス部の薄肉化等が可能となる。
【0009】請求項2記載のゴルフクラブヘッドの製造
方法では、シャフトを取り付けるネック部が端部に形成
され内部が中空部とされる金属製ゴルフクラブヘッドの
製造方法において、チタン合金で形成された素材棒を熱
間加工域まで加熱するとともに型鍛造加工を施して前記
ネック部と一体にフェイス部材を成形する鍛造加工工程
と、該鍛造加工工程後に、溶体化工程をせずに時効処理
を行う時効処理工程とを備えている技術が採用される。
【0010】このゴルフクラブヘッドの製造方法では、
ネック部と一体にフェイス部材を熱間型鍛造して成形し
た後に、溶体化工程を省略して時効処理しているので、
製造工程が簡略化されるとともに、加工硬化および時効
硬化による相乗効果で強度が向上する。また、鍛造工程
により成形しているので、板金加工等と比べて、加工後
も内部の金属繊維が連続状態であるので、高い強度を維
持することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
1〜図5を参照しながら説明する。図1は、この発明を
適用したクラブヘッドA(メタルヘッド)であって、該
クラブヘッドAは、フェイス部材11と中空部材12と
から構成されている。
【0012】フェイス部材11は、後で述べる熱間型鍛
造加工によりβ型チタン合金で形成されたものであっ
て、シャフトSを取り付けるネック部11aと一体に成
形されている。図2に示すように、前面をフェイス面F
とするフェイス部11bと、該フェイス部11bの周縁
からフェイス面Fの臨む方向と反対方向に延出するよう
立ち上がって環状に形成される立ち上げ部11cとから
構成されている。また、該立ち上げ部11cは、ネック
部11aの径より大きなほぼ一定の幅をもって形成さ
れ、フェイス部11bは、その裏面Rが平坦状に形成さ
れている。
【0013】前記ネック部11aは、上部および下部が
それぞれ断面円形状および断面矩形状に形成され、前記
下部をフェイス部11bの端部に配して設けられてい
る。また、ネック部11aには、機械加工によりシャフ
ト挿入穴Hが穿設され、該シャフト挿入孔Hは、ネック
部11aの上端から内部を貫通して下部の下端まで形成
され、適宜手段によりシャフトSが挿入、固定される。
【0014】前記中空部材12は、精密鋳造法(ロスト
ワックス法)により、例えば6Al(アルミニウム)−
4V(バナジウム)合金で形成されたものであり、図3
および図4に示すように、上部を形成するクラウン部1
2aと、側部を形成するサイド部12bと、底部を形成
するソール部12cとが一体に形成されている。また、
中空部材12は、フェース部材11の周縁部、すなわち
前記立ち上げ部11cの後縁周端部11fと、中空部材
12の前端周端部12dとを突き合わせ状態に溶接する
ことにより中空部12eが形成されている。
【0015】また、中空部材12は、上部を形成するク
ラウン部12aと、側部を形成するサイド部12bと、
底部を形成するソール部12cとから構成され、前記ク
ラウン部12aの肉厚をt1、サイド部12bの肉厚を
t2、ソール部12cの肉厚をt3とすると、t1≦t2≦
t3、かつt1<t3の関係に設定されている。さらに、
中空部材12の前端周端部12dにおける肉厚は、前記
立ち上げ部11cの肉厚と同じ厚さに設定されている。
【0016】本実施形態では、フェイス部11bの肉厚
が、1.6〜2.8mmの範囲に設定され、中空部材1
2の上記各部の肉厚t1、t2、t3は、上記条件を満た
す0.4〜8.0mmの範囲に設定されている。また、
中空部材12の重量は、フェイス部材11の重量Wに対
して、1.6×W〜3.0×Wの範囲に設定されてい
る。
【0017】前記フェイス部材11は、以下の製造工程
により成形されている。フェイス部材11の素材として
は、図5に示すように、β型Ti合金で形成され一端側
が小径部20aとされた円柱状の段付丸棒(素材棒)2
0を用いる。まず、段付丸棒20を、熱間加工域まで加
熱するとともに、型鍛造加工を施し、フェイス部材11
の形状を得る。さらに、この後、溶体化工程を行わずに
直接、時効処理を行う。
【0018】上記製造工程では、熱間型鍛造後に溶体化
工程を省略しているので、製造工程が簡略化されるとと
もに、加工硬化および時効硬化による相乗効果で強度が
向上する。この工程により、従来の溶体化工程を採用し
た場合に比べて、強度を10〜15%向上させることが
できる。また、鍛造加工により成形しているので、板金
加工等と比べて、加工後も内部の金属繊維が連続状態で
あるので、高い強度を維持することができる。
【0019】上記の構成のクラブヘッドAにおいては、
立ち上げ部11cの後端周縁部11fと中空部材12の
前端周縁部12dとを突き合わせ状態に溶接することに
より、インパクト時にフェイス部11bに加わった荷重
は、立ち上げ部11cの後端周縁部11fから中空部材
12の前端周縁部12dへ伝達されて、当該荷重がフェ
イス部材11と中空部材12との全体で受け止めること
となって、溶接部分に応力集中が生じないとともに、フ
ェイス部材11が鍛造成形されているので、溶接部分に
おいて高剛性が得られ該溶接部分に加わる曲げ応力が抑
制される。
【0020】さらに、立ち上げ部11cがほぼ一定の幅
をもって直線的に形成されているので、後端周縁部11
fと前端周縁部12dとの突き合わせ部分に凹凸部分が
なく、溶接がしやすいとともに、成形用の型が作製しや
すい。そして、ネック部31b近傍において立ち上げ部
11cがネック部11aの径より大きな幅を有するの
で、インパクト時に生じるネック部11aを中心とした
ひねりに対して強い剛性を有する。
【0021】また、フェイス部11bも鍛造成形されて
いるので剛性が高く、薄肉化および軽量化が可能とな
る。また、フェイス部11bの裏面が平坦状とされてい
るので、インパクト時におけるフェイス部11のたわみ
が均等に生じて、打球の方向性が向上し、打球のコント
ロールがしやすくなる。また、軽量化によって重量の増
大を招くことなく、容量の大きいゴルフクラブヘッドが
得られる。さらに、フェイス部材11を、ネック部11
aと一体に成形することにより、ネック部11aは溶接
によって形成される場合に比べ剛性が高くなるととも
に、ロフト角の製造ばらつきが低減される。
【0022】また、精密鋳造により中空部材12が形成
されているので、製造における形状の自由度が高いとと
もに、各部分の肉厚の設定が自在となる。したがって、
中空部材12とは別にバランスウェイトを設けなくて
も、各部分の肉厚をゴルフクラブヘッドの種類(モデ
ル)別に設定して中空部材12およびゴルフクラブヘッ
ドのウエイトバランスを調整できる。
【0023】そして、フェイス部材11をチタン合金に
より形成しているので、該合金の組織が微細であるとと
もに鍛造成形されていることからより高い剛性が得ら
れ、さらに加工熱処理によって高強度化が可能なので、
フェイス部11bの薄肉化等が可能となる。
【0024】また、立ち上げ部11cの肉厚がフェイス
部11bより厚いので、立ち上げ部11cが高い剛性を
有し、インパクト時におけるフェイス部11bのたわみ
が立ち上げ部11cで緩和されるとともに、溶接部分に
加わる曲げ応力がさらに低減される。
【0025】中空部材12においてソール部12c側ほ
ど厚肉とされているので、低重心化されるとともに、地
面と接触する場合が多いソール部12cの剛性が最も高
く変形し難い。
【0026】次に、本発明の第2実施形態を図6から図
8を参照しながら説明する。図6は、この発明を適用し
たクラブヘッドB(メタルヘッド)であって、該クラブ
ヘッドBは、フェイス部材31と中空部材32とから構
成されている。
【0027】第2実施形態と第1実施形態との異なる点
は、第1実施形態のクラブヘッドAにおける立ち上げ部
11cが、フェイス部11bの周縁からほぼ同じ幅をも
って形成されているのに対し、第2実施形態のクラブヘ
ッドBにおける立ち上げ部31aは、その幅がネック部
31b側からトウ側に向けて漸次狭められて形成され、
この立ち上げ部31aの後端周縁部31cに対応して中
空部材32の前端周端部32aが形成されている点であ
る。
【0028】すなわち、フェイス部材31を作製する際
に、前記丸棒素材20の小径部20aを塑性変形させて
トウ側を成形するが、立ち上げ部31aがトウ側で幅狭
とされているので、変形量が少なくて済み素材量が少な
い小径部20aにおいても鍛造加工がし易いという利点
がある。
【0029】次に、本発明の第3実施形態を図9を参照
しながら説明する。図9は、この発明を適用したクラブ
ヘッドC(メタルヘッド)であって、該クラブヘッドC
は、フェイス部材41と中空部材42とから構成されて
いる。
【0030】第3実施形態と第2実施形態との異なる点
は、第2実施形態のクラブヘッドBにおける立ち上げ部
31cが、その幅がネック部31b側からトウ側に向け
て漸次狭められて形成されているのに対し、第3実施形
態のクラブヘッドCにおける立ち上げ部41aは、ネッ
ク部41b側からトウ側に形成された後端周縁部41c
が途中で屈曲したV字状に成形され、この後端周縁部4
1cに対応して中空部材42の前端周端部42aが形成
されている点である。
【0031】すなわち、フェイス部材41と中空部材4
2とをつき合わせて接合する際に、V字状の後端周縁部
41cと前端周縁部42aとによって、位置決めがし易
いという利点を有している。また、後端周縁部41cを
V字状に形成することにより、ネック部41bから溶接
部分が離間して、インパクト時に強い応力が加わるネッ
ク部41b近傍の剛性を維持することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。 (1)請求項1記載のゴルフクラブヘッドによれば、立
ち上げ部の後端周縁部と中空部材の前端周縁部とを突き
合わせ状態に溶接することにより、インパクト時におけ
る溶接部分の応力集中が低減され、クラブヘッドの耐久
性を向上させることができる。また、フェイス部も鍛造
成形されているので剛性が高く、薄肉化および軽量化が
可能となる。そして、軽量化によって、大容量のゴルフ
クラブヘッドを得ることができ、大きなスイートエリア
を確保することができる。さらに、フェイス部材とネッ
ク部とが一体であるので、ロフト角の製造ばらつきが低
減されるとともに、フェースからネックの連続したグレ
ンフローを有する強靱な金属組織が得られる。また設定
通りのロフト角を容易に得ることができる。上記の相乗
効果により、ゴルフクラブヘッド全体の剛性および打球
の方向性が向上することにより、インパクト時のブレが
減少して正確かつ安定した打球を得ることができる。ま
た、フェイス部材をβ型チタン合金により形成している
ので、より高い剛性が得られ、さらに加工熱処理より高
強度化できる結果、フェイス部の薄肉化等が可能となる
とともに、軽量化を図ることができる。
【0033】(2)請求項2記載のゴルフクラブヘッド
の製造方法によれば、ネック部と一体にフェイス部材を
熱間型鍛造して成形した後に、溶体化工程を省略して時
効処理しているので、製造工程が簡略化されるととも
に、加工硬化および時効硬化による相乗効果で強度が向
上する。また、鍛造工程により成形しているので、板金
加工等に比べて、加工後も内部の金属繊維が連続状態で
あるので、高い強度を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るゴルフクラブヘッドの第1実施
形態を示す斜視図である。
【図2】 本発明に係るゴルフクラブヘッドの第1実施
形態におけるフェイス部材を示す斜視図である。
【図3】 本発明に係るゴルフクラブヘッドの第1実施
形態における中空部材を示す斜視図である。
【図4】 本発明に係るゴルフクラブヘッドの第1実施
形態を示す縦断面図である。
【図5】 本発明に係るゴルフクラブヘッドの第1実施
形態におけるフェイス部材の素材である段付丸棒を示す
斜視図である。
【図6】 本発明に係るゴルフクラブヘッドの第2実施
形態を示す斜視図である。
【図7】 本発明に係るゴルフクラブヘッドの第2実施
形態におけるフェイス部材を示す斜視図である。
【図8】 本発明に係るゴルフクラブヘッドの第2実施
形態における中空部材を示す斜視図である。
【図9】 本発明に係るゴルフクラブヘッドの第3実施
形態を示す分解斜視図である。
【図10】 本発明に係るゴルフクラブヘッドの従来例
を示す分解斜視図である。
【図11】 本発明に係るゴルフクラブヘッドの従来例
の溶接部分を示す要部断面図である。
【符号の説明】
11,31,41 フェイス部材 11a,31b,41b ネック部 11b フェイス部 11c,31a,41a 立ち上げ部 11f,31c,41c 後端周縁部 12,32,42 中空部材 12a クラウン部 12b サイド部 12c ソール部 12d,32a,42a 前端周縁部 12e 中空部 20 段付き丸棒 A,B,C ゴルフクラブヘッド F フェイス面 R 裏面 H シャフト挿入穴 t1 クラウン部の厚さ t2 サイド部の厚さ t3 ソール部の厚さ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトを取り付けるネック部が端部に
    形成され内部が中空部とされる金属製ゴルフクラブヘッ
    ドにおいて、 前記ネック部と一体に鍛造成形されるフェイス部材と、
    該フェイス部材の周縁部に溶接され前記中空部を形成す
    る中空部材とから構成され、 前記フェイス部材は、表面がフェイス面とされるフェイ
    ス部と、該フェイス部の周縁からフェイス面の臨む方向
    と反対方向に延出するよう立ち上がって環状に形成され
    る立ち上げ部とを具備し、 前記立ち上げ部の後端周縁部と中空部材の前端周縁部と
    が突き合わせ状態に溶接され、 少なくともフェイス部がβ型チタン合金により形成され
    ることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 【請求項2】 シャフトを取り付けるネック部が端部に
    形成され内部が中空部とされる金属製ゴルフクラブヘッ
    ドの製造方法において、 チタン合金で形成された素材棒を熱間加工域まで加熱す
    るとともに型鍛造加工を施して前記ネック部と一体にフ
    ェイス部材を成形する鍛造加工工程と、 該鍛造加工工程後に、溶体化工程をせずに時効処理を行
    う時効処理工程とを備えていることを特徴とするゴルフ
    クラブヘッドの製造方法。
JP9243166A 1997-09-08 1997-09-08 ゴルフクラブヘッドおよびその製造方法 Pending JPH1071219A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9243166A JPH1071219A (ja) 1997-09-08 1997-09-08 ゴルフクラブヘッドおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9243166A JPH1071219A (ja) 1997-09-08 1997-09-08 ゴルフクラブヘッドおよびその製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8022892A Division JPH09215783A (ja) 1996-02-08 1996-02-08 ゴルフクラブヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1071219A true JPH1071219A (ja) 1998-03-17

Family

ID=17099800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9243166A Pending JPH1071219A (ja) 1997-09-08 1997-09-08 ゴルフクラブヘッドおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1071219A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001083049A1 (fr) * 2000-05-02 2001-11-08 Mizuno Corporation Club de golf
JP2002017913A (ja) * 2000-07-07 2002-01-22 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴルフクラブヘッド及びその製造方法
EP1175923A1 (en) * 2000-02-02 2002-01-30 Mizuno Corporation Golf club and method of manufacturing the golf club
JP2003000774A (ja) * 2001-06-19 2003-01-07 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴルフクラブヘッド
JP2004135963A (ja) * 2002-10-18 2004-05-13 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴルフクラブヘッド

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1175923A1 (en) * 2000-02-02 2002-01-30 Mizuno Corporation Golf club and method of manufacturing the golf club
EP1175923A4 (en) * 2000-02-02 2002-07-03 Mizuno Kk GOLF CLUB AND MANUFACTURING METHOD
US6666779B1 (en) 2000-02-02 2003-12-23 Mizuno Corporation Golf club and method of manufacturing the golf club
WO2001083049A1 (fr) * 2000-05-02 2001-11-08 Mizuno Corporation Club de golf
US6899638B2 (en) 2000-05-02 2005-05-31 Mizuno Corporation Golf club
JP4703085B2 (ja) * 2000-05-02 2011-06-15 美津濃株式会社 ゴルフクラブ
JP2002017913A (ja) * 2000-07-07 2002-01-22 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴルフクラブヘッド及びその製造方法
JP2003000774A (ja) * 2001-06-19 2003-01-07 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴルフクラブヘッド
JP2004135963A (ja) * 2002-10-18 2004-05-13 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴルフクラブヘッド

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09215783A (ja) ゴルフクラブヘッド
US7347796B2 (en) Golf club
KR101069456B1 (ko) 골프 클럽 헤드
US6669576B1 (en) Metal wood
JP3469758B2 (ja) ゴルフクラブ
JPH09215786A (ja) ゴルフクラブヘッドおよびその製造方法
JPH09239075A (ja) ゴルフクラブヘッド
JP2006212092A (ja) ゴルフクラブヘッド及びその製造方法
JPH09239074A (ja) ゴルフクラブヘッド
JP4263950B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JPH09135932A (ja) ゴルフクラブヘッドとその製造方法
JP2007029710A (ja) ゴルフクラブヘッド及びその製造方法
JPH1071219A (ja) ゴルフクラブヘッドおよびその製造方法
JP3225596B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JPH10201886A (ja) ゴルフクラブヘッド
JPH08280854A (ja) ゴルフクラブヘッド
US20020095762A1 (en) Method for manufacturing golf club
JP2002065913A (ja) ゴルフクラブヘッド及びその製造方法
JPH09215793A (ja) ゴルフクラブヘッドおよびその製造方法
JP2002233596A (ja) ゴルフクラブヘッド
JP3133909U (ja) ゴルフクラブヘッド
JPH1015118A (ja) ゴルフクラブヘッド
JP2628455B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP4654518B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
US10898770B2 (en) Golf club head