JP3133909U - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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松彦 三邊
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Abstract

【課題】 広いスイートスポットを備え、軽量で飛距離を伸ばすことができ、強度も高いゴルフクラブヘッドを提供する。
【解決手段】 中空状でフェース面取付部14が開口したヘッド本体後部18と、フェース面取付部14に固定されたフェース面部材10とから成るヘッド本体12を備える。ヘッド本体12内には、シャフト取付用パイプ24が固定されている。フェース面部材10の裏面には、複数の円形の凹部16が形成されている。凹部16は、フェース面部材10の中心から周辺までに分布し、フェース面部材10の中心に対して、大部分が同心状の楕円上に位置する。
【選択図】図1

Description

この考案は、金属製の外殻を備えたゴルフクラブヘッドに関する。
従来のいわゆる金属製の外殻を備えたメタルウッドは、金属製殻片を一体に溶接してゴルフクラブヘッドのヘッド本体後部を形成し、前面の開口部に金属板のフェース面部材を溶接している。また、近年ゴルフクラブのヘッド本体をカーボン素材で一部形成して軽量化を図り低重心。深重心化する等の調整を行ったものもある。これらの改良は、ボールをより遠くに正確に飛ばすためのものである。
特に、飛距離を延ばすためには、反発係数を高めることが最も効果的であり、フェース面部材の薄肉化や肉厚の調整により高反発化を図っている。また、反発係数の上限が決められた新ルールの施行が予定されていることから、かえって高反発係数のヘッドの需要が伸び、また、反発係数のみ成らずボールの回転数の調整によっても飛距離が伸びるものであり、反発係数のみ成らず総合的に飛距離を伸ばすことができるゴルフクラブヘッドが求められている。
また、特許文献1に開示されているように、フェース面部材の表裏に互い違いに溝を形成し、ボールの飛距離や正確さを高めるものが提案されている。さらに、特許文献2,3に開示されているように、フェース面部材の裏面にリブを形成し、フェース面部材の薄肉化と強度維持を図ったものも提案されている。
特開平4−212387号公報 特開平9−299521号公報 特開2002−65909号公報
上記従来の技術の場合、飛距離の向上にはフェース面部材の薄肉化が最も効果的であるが、単に薄くすると打球時にフェースに亀裂が入りやすく、特にヘッドスピードの高い人が使用すると亀裂や破損の恐れが高まるという問題があった。
また、特許文献1のようにフェース面部材の裏面に溝を形成することもヘッドの高反発化には有効であるが、肉厚を薄くした場合と同様に、溝底部から表面までの肉厚で強度が決まり、溝底部に応力集中が生じるので、フェース面部材の強度低下が否めず、十分な反発力は得られないものであった。一方、リブを形成する場合は、薄肉化して強度を補うためにリブを縦横に形成するため、フェース面部材の肉厚が厚くなったのと同様となり、かえって反発力が落ちてしまうものであった。
この考案は、上記従来の技術の問題点に鑑みて成されたもので、広いスイートスポットを備え、軽量で飛距離を伸ばすことができ、強度も高いゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
この考案は、中空状でフェース面取付部が開口したヘッド本体後部と、このフェース面取付部に固定されたフェース面部材とから成るヘッド本体を有し、このヘッド本体内にシャフト取付用パイプが固定されたゴルフクラブヘッドであって、前記フェース面部材の裏面に複数の円形の凹部を形成したゴルフクラブヘッドである。
前記凹部は、前記フェース面部材の中心から周辺までに分布し、前記中心に対して大部分が同心状の楕円上に位置している。前記凹部は、球面状に形成され、前記フェース面部材の厚さ程度の直径に形成されている。また、前記凹部は、中心部から周辺部に向かって連続的に単位面積当たりの数が多くなっていても良い。
この考案のゴルフクラブヘッドは、フェース面部材が広いスイートスポットを備え、反発性能が高く、しかもボール回転を適正にし、軽量でスイングしやすいヘッドを形成することができる。さらに、フェース面部材の強度を大きく低下させることなく、フェース面部材の高反発化やヘッドの大形化、及びスイートスポットの割合を増大させ、任意にスイートスポットの範囲を設定することができ、安定した方向性と大きな飛距離を得ることができる。
以下、この考案の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図3はこの考案の一実施形態を示すもので、この実施形態のゴルフクラブヘッドは、ボールを打つフェース面部材10とヘッド本体後部18とから成る中空のヘッド本体12を備える。フェース面部材10は、その表面に、複数本の浅いスコアライン10aが形成されている。
フェース面部材10の裏面には、複数の円形の凹部16が形成されている。凹部16は、フェース面部材10の中心から周辺までに分布し、図2(a)の仮想線で示す様に、フェース面部材10の中心に対して、ほぼ同心状の楕円上またはその周辺に大部分が位置している。凹部16は、単位面積当たりの数を等しくしたり、中心部から周辺部に向かって連続的に単位面積当たりの数を多くしたものや少なくしたもの、その他スイートスポットの設定条件により変えても良い。また、凹部16は、球面状に形成され、フェース面部材10の厚さ程度の直径に形成され、打球時の凹部16への応力集中を避ける構造となっている。
ヘッド本体後部18は、わずかに上方に膨らむように湾曲した平板状の上面部20と、ソール部22a及び側周部22bが一体に形成された側周底面部22とからなり、上面部20と側周底面部22の周縁部が合わせられて溶接されている。そして、フェース面部材10は、ヘッド本体後部18のフェース面取付部14に沿って一体に溶接されている。
このヘッド本体後部18には、シャフト取付用パイプ24が一体的に溶接されている。シャフト取付用パイプ24は、その下端部24aが、側周底面部22のソール部22aには接触しない程度に短く形成されている。シャフト取付用パイプ24の側面部24bは、ヘッド本体後部18の側周部22bに溶接されている。上面部20と側周底面部22のシャフト取付位置には、シャフト取付用パイプ24のネック端部24cが溶接されている。このシャフト取付用パイプ24は、チタン棒をくりぬいて形成されたもので、下端部24aは、中実に形成され、途中までがパイプ状に形成されている。そして、シャフト取付用パイプ24には、シャフト26が挿入され、接着されて、ゴルフクラブが形成される。
ここで、フェース面部材10は、ボールをヒットする部分であり高い強度が要求されるので、チタン合金である各種β型チタンで、おおよそ1.9mmから3.0mmの範囲で適宜の厚さに形成されている。そして、その裏面に、適宜の数の凹部16が、同心状の楕円上におおよそ形成されている。β型チタン合金としては、Ti-22V-4Al合金、Ti-15Mo-3Al合金、Ti-13V-11Cr-3Al合金、Ti-13.5V-3.5Cr-1.2Mo.3Sn-3.5Al合金、Ti-11.5Mo-6Zr-4.5Sn合金、またはTi-15Mo-3Cr-3Sn-3Al等でも良く、この他のチタン合金であってもよく、その性能に合わせて適宜採用可能なものである。また、シャフト取付用パイプ24は、加工し易い純チタンであるα型チタンで形成されている。
このゴルフクラブヘッドの製造方法は、先ず、チタン合金のフェース面部材10を、鍛造またはプレスして、塑性変形させて、所定の湾曲形状に形成する。このとき、表面の溝10aを形成する。また裏面には、上記加工の前または後に、塑性変形または切削加工等で凹部16を形成する。ここで、フェース面部材10の塑性加工は、熱間鍛造及び冷間鍛造の何れでも良い。熱間鍛造の場合は加工性が良く、所望の形状に形成しやすい。また、冷間鍛造の場合、金属組織に熱による悪影響がなく良好なフェース面部材10を得ることができる。
さらに、上面部20と側周底面部22とを各々所定形状にプレスして成形する。その後、シャフト取付用パイプ24を、ヘッド本体後部18の側周部22bのネック部に溶接する。溶接時には図示しない治具で固定した状態で、シャフト取付用パイプ24の側面部24bと側周部22bとを正確に位置決めして溶接する。
次に、フェース面部材10を、ヘッド本体後部18のフェース面取付部14に溶接する。このとき、フェース面部材10の下端部は、側周底面部22のソール部分の内側に嵌合されるように取り付け、ロフト角やフェース角がフェース面部材10の位置により調節される。溶接は、フェース面部材10の側周面の表裏部分で側周底面部22と溶接され、溶接部34が形成される。これらの溶接は、レーザ溶接または電子ビーム溶接等、適宜選択し得るものである。この後、上面部20を側周部22及びフェース面部材10の上縁部に溶接して、ヘッド本体12ができる。そして、シャフト取付用パイプ24にシャフト26を挿入し、接着剤等で固定し、ゴルフクラブが完成する。
この実施形態のゴルフクラブヘッドは、フェース面部材10の裏面に円形の凹部16が形成され、フェース面部材10の肉厚を薄くすることなく強度を維持した状態で、反発性を高めたり、スイートスポットを広げることができる。また、凹部16の位置や数を適宜設定することにより、スイートスポットの範囲をある程度調整することができ、プレーヤーのレベルやくせに合わせた位置にスイートスポットを設定することができる。特に、今後反発係数の制限が施行された場合も、反発係数を一定にして、スイートスポットを広げたり範囲を調整したりすることができる。また、フェース面部材の撓みを凹部16で調整することにより、ポールのスピンを調節することができ、これによっても飛距離を延ばすことができる。
尚、この考案のゴルフクラブヘッドは、上記実施形態に限定されず、この考案の円形の凹部は、角を丸めた多角形状の凹部や楕円形状の凹部を含むものである。また、ヘッド本体後部は、精密鋳造により形成しても良く、より大型ヘッドの形成に好適である。材料もチタンやチタン合金により、ヘッド本体が一体に成形されたものや、フェース面部材とシャフト取付用パイプ部が一体に設けられたもの、カーボン材料とチタン合金材料とを複合したコンポジットヘッド等、適宜の構造のゴルフクラブヘッドに適用可能なものである。
この考案のゴルフクラブヘッドの一実施形態の分解斜視図である。 この実施形態のゴルフクラブヘッドのフェース面部材の背面図(a)とA−A断面図(b)である。 この実施形態のゴルフクラブヘッドの斜視図である。
符号の説明
10 フェース面部材
12 ヘッド本体
14 フェース面取付部
16 凹部
18 ヘッド本体後部
20 上面部
22 側周底面部
24 シャフト取付用パイプ
26 シャフト

Claims (3)

  1. 中空状でフェース面取付部が開口したヘッド本体後部と、このフェース面取付部に固定されたフェース面部材とから成るヘッド本体を有し、このヘッド本体内にシャフト取付用パイプが固定されたゴルフクラブヘッドにおいて、前記フェース面部材の裏面に複数の円形の凹部を形成し、前記凹部は、前記フェース面部材の中心から周辺までに分布し、前記中心に対して大部分が同心状の楕円上に位置していることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 前記凹部は、球面状に形成され、前記フェース面部材の厚さ程度の直径に形成されている請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記凹部は、中心部から周辺部に向かって連続的に単位面積当たりの数が多くなっている請求項2記載のゴルフクラブヘッド。

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016158915A (ja) * 2015-03-03 2016-09-05 株式会社カムイワークスジャパン ゴルフクラブ
JP2021007513A (ja) * 2019-06-28 2021-01-28 株式会社Sonic ゴルフクラブヘッド

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