JP2006212092A - ゴルフクラブヘッド及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 耐久性や打球の方向性等を損ねることなく反発係数をゴルフ規則内に容易に調節しうるゴルフクラブヘッド及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 ボールを打撃するフェース部2を有するゴルフクラブヘッド1であって、前記フェース部2の少なくとも一部は、ヤング率が120〜160GPaかつ引張強度が950〜2200GPaの高強度・低反発合金から形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、耐久性や打球の方向性等を損ねることなく反発係数をゴルフ規則内に容易に調節しうるゴルフクラブヘッド及びその製造方法に関する。
近年、ゴルフクラブヘッドは、慣性モーメントを増大させるために、ヘッド体積の大型化が進んでいる。このようなゴルフクラブヘッドは、金属材料としてチタン合金が主として用いられる。また、従来のチタン合金は、高い強度及び低いヤング率を有した高強度・高反発合金(例えばTi−15Mo−5Zr−3Al等)又は低い強度及び高いヤング率を具えた低強度・低反発合金(例えばTi−6Al−4V等)が主流である(下記特許文献1参照。)。
ところで、U.S.G.A.やR&A等は、ゴルフクラブヘッドの反発係数(U.S.G.A.の Procedure for Measureing the Velocity Ratio of a Club Head for Conformance to Rule 4-1e, Revision 2 (February 8, 1999) 参照)を0.830未満に抑えるゴルフ規則を定めた。既に国内で市販されているヘッドの多くは、0.830以上の反発係数を持っている。従って、今後製造されるクラブは、反発係数の規制値をクリアすること、言い換えると、これまでより反発係数を小さくする必要がある。
インピーダンスマッチング理論等により、ヘッドの反発係数は、フェース部の剛性を小さくするほど大きくなる。具体的には、フェース部2の厚さが小さいほど又はフェース部を構成する材料のヤング率が小さいほどヘッドの反発係数は大きくなる。従って、これまでの材料を前提とすると、ヘッドの反発係数を低下させるためには、フェース部の厚さを大きくする必要がある。
しかしながら、フェース部の厚さを増すと、フェース部の重量が相対的に増加し、その結果、ヘッド重心がフェース部側へと変化し、ひいては重心深度が小さくなる。具体的な例を挙げると、ヘッド体積が400cm3 かつフェース面の表面積が40cm2 のチタン合金製の中空タイプのドライバーヘッドでは、フェース部の厚さが0.5mm増えると、フェース部の重量は概ね5g以上増加する。
このようなヘッドは、重心深度が小さくなるため、ミスショット時のヘッドのブレ量が大きくなり、ひいては打球の方向性が悪化する。このように、反発係数を規制値内にコントロールするために、従来用いられていたフェース材料を用いてフェース部の厚さを増加させると、他の性能の悪化、とりわけ重心深度が小さくなって打球の方向性が悪化するという欠点が顕在化する。
特開平8−280853号公報
本発明のうち請求項1ないし4記載の発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、フェース部の少なくとも一部を、高い引張強度及び高いヤング率を有する高強度・低反発合金で構成することを基本として、耐久性を損ねることなくフェース部を薄肉化でき、ひいては重心深度が小さくなるのを防止しうるとともに、高いヤング率ゆえ薄肉のフェース部としても反発係数の上昇を抑え得るゴルフクラブヘッドを提供することを目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、ボールを打撃するフェース部を有するゴルフクラブヘッドであって、前記フェース部の少なくとも一部は、ヤング率が120〜160GPaかつ引張強度が950〜2200MPaの高強度・低反発合金から形成されることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記高強度・低反発合金は、Al:3.5〜6.5重量%及びFe:0.1〜2.0重量%を有し、かつ残部がTi及び不可避不純物であるチタン合金からなる請求項1記載のゴルフクラブヘッドである。
また請求項3記載の発明は、前記フェース部は、前記チタン合金を鍛造することにより形成されたフェース部材からなる請求項2記載のゴルフクラブヘッドである。
また請求項4記載の発明は、ヘッド体積が400cm3 以上、ヘッド重量が170〜200g、ヘッドの反発係数が0.800以上かつ0.830未満及び前記フェース部のスイートスポットでの厚さが2.9〜3.2mmである請求項1乃至3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッドである。
ここで、ヘッドの反発係数は、U.S.G.A.の Procedure for Measureing the Velocity Ratio of a Club Head for Conformance to Rule 4-1e, Revision 2 (February 8, 1999) に準拠して測定された値とする。
また、前記スイートスポットとは、ヘッド重心からフェース面に立てた法線が該フェース面と交わる点とする。
また請求項5記載の発明は、請求項3に記載のゴルフクラブヘッドを製造するゴルフクラブヘッドの製造方法であって、前記チタン合金を熱間鍛造することにより前記フェース部材を成形する熱間鍛造工程を含み、かつ前記熱間鍛造工程は、前記チタン合金を930〜950℃で3〜30分保持する加熱工程を含んで行われることを特徴とする。
本発明のゴルフクラブヘッドにおいて、フェース部の少なくとも一部は、ヤング率が120〜160GPaかつ引張強度が950〜2200MPaの高強度・低反発合金から形成される。このような合金は薄肉化しても十分な強度及び耐久性を確保できる。また上述の合金は、耐久性等を損ねることなくフェース部を薄肉化しうる結果、フェース部の重量の増加を抑制し、ひいては重心深度が小さくなるのを防止できる。従って、打球の方向性を低下させるおそれもない。また、上述の高強度・低反発合金は、高いヤング率を有する低反発性を具えるため、薄肉化してフェース部に用いられた場合でもヘッドの反発係数の上昇を抑えることができる。従って、ゴルフ規則を満たしうるヘッドを容易に提供しうる。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1は本実施形態のゴルフクラブヘッド1の斜視図、図2はその基準状態の平面図、図3は図2のA−A断面図、図4はヘッドの分解斜視図をそれぞれ示す。前記基準状態とは、ゴルフクラブヘッド1を、当該ヘッドに定められたライ角及びロフト角(リアルロフト角)に保持してそのソール面を水平面HPに接地させた状態とする。
図において、ゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある。)1は、ボールを打撃するフェース部2と、該フェース部2の表面をなすフェース面Fの上縁Eaに連なりかつヘッド上面をなすクラウン部3と、前記フェース面Fの下縁Ebに連なりヘッド底面をなすソール部4と、前記クラウン部3とソール部4との間をフェース面Fのトウ側縁Ecからヒール側縁Edまでのびヘッド側面を形成するサイド部5と、図示しないシャフトが装着されるシャフト差込部6とを具え、本実施形態では内部に中空部iを有したウッド型のものが例示される。
前記ヘッド1は、好ましくは300cm3 以上、より好ましくは350cm3 以上、さらに好ましくは400cm3 以上、特に好ましくは410cm3 以上の体積を有することが望ましい。これにより、ヘッド1の慣性モーメントを大にでき、ミスショット時のヘッドのブレを最小限に抑えて打球の方向性が向上する。他方、ヘッド1の体積が大きすぎても、クラブ重量が増大して、例えばスイングバランスの悪化やヘッドスピードの低下を招いたり、ヘッド各部の薄肉化に伴う耐久性の低下を招くおそれがある。このような観点より、ヘッド1の体積の上限は、好ましくは500cm3 以下、より好ましくは450cm3 以下、さらに好ましくは420cm3 以下が望ましい。
上記と同様の観点より、ヘッド1の重量は、好ましくは170g以上、より好ましくは175g以上、さらに好ましくは180g以上が望ましく、かつ、上限については、好ましくは200g以下、より好ましくは195g以下、さらに好ましくは190g以下が望ましい。
本実施形態のヘッド1は、図4に示されるように、前記フェース面Fの主要部(この例では全部)を含むフェース部材1Aと、このフェース部材1Aと本実施形態では溶接により固着されて該ヘッド1を形成するヘッド本体1Bとで構成される。このように、2つのパーツを接合して得られる2ピース構造のヘッドは、3ピース以上の構造のものに比して、接合(溶接)箇所を減じ生産性を向上しうる他、製造時のバラツキが低減される。
本実施形態のヘッド本体1Bは、クラウン部3の主要部をなすクラウン基体部14と、ソール部4の主要部をなすソール基体部15と、前記クラウン基体部14とソール基体部15との間を継ぎかつヘッド側面部をなすサイド基体部16と、前記シャフト差込部6とを一体に具え、その前面にはフェース部材1Aが接合される開口部Oが形成される。該開口部Oの縁部には、例えば前記フェース部材1Aを隙間を介して仮固定可能な爪片17などが設けられるのが良い。この爪片17は、両部材を溶接する際の位置合わせを容易化し作業性を向上させる。なおシャフト差込部6は、ヘッド内部にのびかつ内部に円形のシャフト差込孔6aが形成された円筒状部を含む。なお、ヘッド1を規定のライ角に傾ける際、このシャフト差込孔6aの軸中心線CLが基準となる。
また、前記ヘッド本体1Bは、種々の材料で構成でき、例えばアルミニウム合金、チタン、チタン合金又はステンレスなど金属材料により形成できる。またヘッド本体1Bは、2種以上の材料を複合させても良い。例えば、所望の重心位置などを得るために、タングステン合金等の高比重部材を例えばねじ、圧入等により複合することや、アルミニウム又はマグネシウム等の軽比重金属や、炭素繊維強化樹脂からなる樹脂部材を複合させたものでも良い。本実施形態のヘッド本体1Bは、α+β型チタン合金であるTi−6Al−4Vがロストワックス精密鋳造法により一体成形された鋳造品からなる。このため、ソール基体部15に対してシャフト差込部6を精度良く成形でき、ライ角などのバラツキを減じ得る。
前記フェース部材1Aは、本例では、前記フェース面Fを表面とする基部7と、前記フェース面Fの周縁E(前記上縁Ea、下縁Eb、トウ側縁Ec及びヒール側縁Edを含めて周縁Eと称する。)の少なくとも一部からヘッド後方にのびる延長部9とを一体に具えて構成される。
本実施形態において、前記基部7は、フェース部2の実質的な全域を形成する好ましい態様が示される。また、前記延長部9は、クラウン部3の一部を形成するクラウン部側の延長部9aと、ソール部4の一部を形成するソール部側の延長部9bと、サイド部5のトウ側部分の一部を形成するトウ側の延長部9cと、前記サイド部5のヒール側部分の一部を形成するヒール側の延長部9dとを含むほぼ環状で形成される。基部7と延長部9とは、溶接等により接合されているのではなく、プレス等による曲げ加工、鋳造又は鍛造等によって予め一体に形成されている。これにより、フェース部材1Aは、略カップ状をなす。なおフェース部材1Aのヒール側には、シャフト差込部6に合わせて凹状に切り欠かれている。
本実施形態において、ヘッド1は、フェース面Fの周縁Eからヘッド後方に遠ざかる位置にフェース部材1Aとヘッド本体1Bとの溶接継手部J(図3を示す)を持つことになる。前記溶接がフェース面Fの周縁Eで行われると、作業性が悪いばかりか、その中空部i側に研磨し得ない溶接ビードが残存し、フェース部2側の重量を増加させる。これは、ヘッド1の重心深度を小さくするため好ましくない。本実施形態では、フェース部材1Aが前記延長部9を含むことにより、溶接作業性が向上するばかりか、重心深度が小さくなるのが防止される。
以上の観点より、前記延長部9のヘッド前後方向の長さDは、好ましくは7mm以上、より好ましくは10mm以上、さらに好ましくは15mm以上が望ましい。他方、延長部9の長さDが大きすぎても、例えば鍛造、プレス等の塑性加工によってフェース部材1Aを成形するのが困難となり、生産性を低下させるおそれがある。かかる観点より、延長部9の前記長さDは、好ましくは30mm以下、特に好ましくは28mm以下、さらに好ましくは25mm以下が望ましい。
またヘッド1は、フェース部2の少なくとも一部が、120〜160GPaのヤング率及び950〜2200MPaの引張強度を有する高強度・低反発合金から形成される。本実施形態では、フェース部材1Aがこのような高強度・低反発合金から形成されることにより、フェース部2の全域が前記高強度・低反発合金により形成される。また、フェース部材1Aが、各延長部9を有することにより、クラウン部3のフェース部側、ソール部4のフェース部側、サイド部5のトウ側及びサイド部5のヒール側も前記高強度・低反発合金により形成される。
図5には、各種合金のヤング率と引張強度との関係を示す。従来、ゴルフクラブヘッドに用いられていた合金(従来例)は、いずれもヤング率が120GPaよりも小さく、大きいものでもせいぜい115GPaである。特に引張強度が大きいものは、総じてヤング率も小さくなる傾向がある。
これに対して、本発明で用いられる高強度・低反発合金では、従来に比して高いヤング率を有する。従って、例えば小さい厚さでフェース部2に用いられた場合でも、ヘッド1の反発係数の大幅な上昇が抑えられ、ひいては容易にゴルフ規則で定められた範囲内にヘッド1の反発係数をコントロールできる。また前記高強度・低反発合金は、従来に比して高い引張強度を併せ持つ。従って、厚さを過度に増すことなく十分な強度及び耐久性を確保しうる。従って、本実施形態のヘッド1は、重心深度が小さくなるのを防止しつつ反発係数をゴルフ規則の範囲内に抑え得る。
ここで、高強度・低反発合金のヤング率が120GPa未満の場合、ヘッド1の反発係数をゴルフ規制内に抑えるためにフェース部の厚さをより大きくする必要がある。その結果、フェース部材1Aの重量が増し、重心深度が小さくなって打球の方向性が低下する。特に好ましくは、前記ヤング率は、125GPa以上、さらに好ましくは130GPa以上が望ましい。他方、高強度・低反発合金のヤング率が160GPaを超える場合、強度及び耐久性を満足するフェース部の厚さとした場合、反発係数が0.830を大きく下回り、打球の飛距離が著しく低下する傾向があり好ましくない。好ましくは、前記ヤング率は、155GPa以下、より好ましくは150GPa以下、さらに好ましくは145GPa以下が望ましい。
また、前記高強度・低反発合金の引張強度が950MPa未満の場合、繰り返しの打球に耐えうる耐久性と強度を確保するためには、フェース部2の厚さを相当大きくする必要がある。この場合、ヘッドの反発性能が著しく低下したり、またフェース部2の重量が大きくなって重心深度が小さくなるという欠点がある。このような観点より、前記引張強度は、より好ましくは1000MPa以上、さらに好ましくは1100MPa以上、特に好ましくは1200MPa以上が望ましい。他方、前記引張強度が2200MPaを超える場合、チタン合金の一般的な特性として靭性が低下するため脆くなり、ヘッドとしての耐久性が低下する。このような観点より、前記引張強度は、より好ましくは1800MPa以下、さらに好ましくは1600MPa以下が望ましい。
このような高強度・低反発性合金としては、例えばAl(アルミニウム)を3.5〜6.5重量%及びFe(鉄)を0.1〜2.0重量%を有し、かつ残部がTi(チタン)及び不可避不純物で構成されたチタン合金が好適である。このようなチタン合金は、比重を4.38以下に抑えることもでき、この値は一般的なチタン合金Ti−6Al−4Vよりも小さい。従って、この点でも本実施形態のヘッド1は、重心深度の増大に有利となる。
ここで、Alの含有量が3.5重量%未満の場合、脆弱なω相が出現し易くなり、引張強度が低下するため好ましくない。またAlの含有量が6.5重量%を超える場合、塑性変形性が低下するため加工性が低下する。このような観点より、Alの含有量は、より好ましくは4.0重量%以上、特に好ましくは4.5重量%以上が望ましく、上限については好ましくは6.0重量%以下、より好ましくは5.5重量%以下が望ましい。
また、前記Feは、Tiとの金属間化合物を形成し難く、β相を安定化させる効果があり、しかも変形応力を低下させるため塑性変形性を高め加工性を向上させる。もし、Feの含有量が0.1重量%未満の場合、このような効果を得ることができない。逆にFeは500℃程度で長時間保持すると脆弱化及び硬化を起こしやすく、製造上の取り扱いが難しくなる。このため、Feの含有量の上限は2.0重量%とする。Feの含有量は、特に好ましくは、0.5重量%以上、さらに好ましくは0.7重量%以上であり、かつ上限についてはさらに好ましくは1.5重量%以下、より好ましくは1.3重量%以下が望ましい。
また前記不可避不純物としては、O、N、C及び/又はH等が挙げられる。
先に述べたように、ゴルフクラブを公式競技で使用するためには、ヘッド1の反発係数を0.830未満に抑える必要がある。他方、反発係数が過度に小さくなると、打球の飛距離が十分に得られない傾向がある。従って、ヘッド1の反発係数は、好ましくは0.800以上、より好ましくは0.810以上、さらに好ましくは0.820以上、特に好ましくは0.825以上が望ましい。
また、図3には、前記高強度・低反発合金を用いて作られた好ましい態様のフェース部2の厚さの分布が示される。
前記フェース部2は、例えば、大きい厚さt1(この例では最大厚さ)を有する中央部2Aと、この中央部2Aを囲むように環状にのびかつ前記中央部2Aよりも小さい厚さt2(この例では最小厚さ)を有する薄肉部2Bとを含む。前記中央部2Aは、少なくともスイートスポットSSを含む領域とする。このようなフェース部2は、中央部2Aによりフェース部2の強度及び耐久性を維持するとともに、厚さが小さい薄肉部2Bがボールの打球時に撓みやすいため、ヘッド1の反発係数をゴルフ規則の範囲内で最大限に高め得る。また、このようなフェース部2の構造は、フェース部2の重量を削減し、重心深度を小さくするのにも役立つ。
前記中央部2Aの前記厚さt1は、好ましくは2.90mm以上、より好ましくは2.95mm以上、さらに好ましくは3.0mm以上が望ましく、上限については、好ましくは3.2mm以下、より好ましくは3.1mm以下が望ましい。前記厚さt1が2.90mm未満の場合、ヘッド1の反発係数がゴルフ規則で定められた上限値を超えてしまう傾向があり、逆に3.2mmを超える場合、フェース部2の重量が増加して重心深度が小さくなる傾向がある。
また、前記薄肉部2Bの前記厚さt2は、好ましくは2.35mm以上、より好ましくは2.40mm以上、さらに好ましくは2.50mm以上が望ましく、上限については、好ましくは2.70mm以下、より好ましくは2.60mm以下が望ましい。前記厚さt2が2.35mm未満の場合、フェース部2の耐久性が低下しやすく、逆に2.7mmを超える場合、ヘッド1の反発性能が過度に低下するため好ましくない。
なお、本実施形態のフェース部2は、中央部2Aと前記薄肉部2Bとの間に、厚さが滑らかに変化して両部2A及び2Bを繋ぐ厚さ移行部2Cが設けられる。これにより、フェース部2の中央部2Aと薄肉部2Bとの境界部などでの応力集中を緩和し、フェース部2の耐久性をより一層向上するのに役立つ。
また、ヘッド1の重心深度は、好ましくは35.5mm以上、より好ましくは36.0mm以上、さらに好ましくは37.5mm以上が望ましく、上限については、好ましくは43.0mm以下、より好ましくは41.5mm以下、さらに好ましくは40.0mm以下が望ましい。ヘッド1の重心深度は、図3に示されるように、ヘッド重心Gと前記スイートスポットSSとを結ぶ直線Nの長さ(直線Nに沿った長さ)とする。前記重心深度が35.5mm未満の場合、ミスショット時のヘッドのブレ量が大きくなり、その結果、ボールに余分なサイドスピンが作用して打球の方向性が悪化し易いばかりか、ヘッド1の慣性モーメントも小さくなる傾向がある。逆に、重心深度が大きすぎると、スイートスポットSSが、フェース面Fの幾何学的中心よりもクラウン側に位置しやすい。このようなヘッドは、スイートスポットSSよりもソール側でボールを打撃しやすく、縦方向のギア効果によって打ち出し角が低くなり、飛距離が低下しやすい。
またヘッド1の慣性モーメントは、好ましくは4100g・cm2 以上、より好ましくは4200g・cm2 以上、さらに好ましくは4400g・cm2 以上が望ましく、上限については、好ましくは5700g・cm2 以下、より好ましくは5500g・cm2 以下が望ましい。本明細書で言う慣性モーメントは、前記基準状態におけるヘッド重心Gを通る垂直軸周りのヘッド単体の慣性モーメントとする。該慣性モーメントが4100g・cm2 未満の場合、ミスショット時のヘッド1のブレが大きくなり打球の方向性が悪くなる傾向があり、逆に、6000g・cm2 を超える場合、ヘッド重量が著しく大となり、適正なバランスのクラブを製造することが難しい傾向がある。
以上のようなヘッド1は、前記チタン合金を熱間鍛造して前記フェース部材1Aを成形する熱間鍛造工程を含んで製造することが望ましい。前記チタン合金を熱間鍛造することにより、チタン合金の内部に存在する空隙を圧縮でき、結晶組織の緻密化、内部欠陥の減少、偏析の均一化を図り得る。これは、フェース部材1Aの耐久性をさらに向上させるのに役立つ。さらに、熱間鍛造では、チタン合金の引張強さ、硬さなどの機械的性質のばらつきが抑制される。しかも、熱間鍛造では、製品形状に沿った鍛流線が得られ、靱性の向上と耐疲労特性の向上にも役立つ。また熱間鍛造では、複雑な形状の成形が可能となるため、例えば丸棒等から前記カップ状のフェース部材1Aを容易に成形しうる他、フェース部材1Aの厚さの分布を各部で異ならせ得る。
本実施形態において、熱間鍛造は、丸棒状の素材(ビレット)を加熱して打撃または加圧し所定の形状に成形することにより行われる。また鍛造に先立ち、材料の強度の向上及び成型性を高めるために、丸棒の素材には、例えば電気炉にて好ましくは930〜950℃まで加熱されかつ3〜30分保持される加熱工程が行われるのが望ましい。前記温度が930℃未満の場合、加工性が低下するため、所望の形状への成型性が低下し歩留りが悪化する傾向があり、逆に、前記温度が950℃を超える場合、結晶組織の変性が生じ脆弱になるため強度が低下してヘッドの耐久性を低下させる傾向がある。また、前記保持時間が3分未満の場合、材料温度にムラが生じ加工性が低下し易く、逆に、30分を超える場合、前記結晶組織の変性が生じ易いという不具合がある。
また加熱された素材は、例えば型鍛造(開放型、密閉型、或いは半密閉型を含む)などにより、圧縮塑性変形させられる。好ましくは、鍛造によって得られた素形材の表面に酸化膜(スケール)が生じにくい密閉型型鍛造法などを用いるのが望ましい。また、熱間鍛造工程では、荒打ち、仕上げ打ちなど加工具を替えて複数段の鍛造を行うことができ、しかる後、形成されたフェース部材は、バリ取りなどが行われる。また熱間鍛造後のフェース部材の表面に酸化膜が形成されているときには、表面研磨によってこれを除去する。
以上説明したように、本発明では、高強度・低反発合金をフェース部の少なくとも一部を用いることにより、反発係数が0.830未満でかつその値に近く、しかもフェース部の重量が小さくかつ重心深度の大きいゴルフクラブヘッドを容易に提供できる。また本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の態様に変形して実施できる。
本発明の効果を確認するために図1、図2の基本構造を有しかつ表1の仕様に基づきウッド型ゴルフクラブヘッドを試作し、各種のテストを行った。各ヘッドの共通仕様は次の通りである。
ヘッド体積:420cm3
ロフト角:10゜
ヘッド本体:Ti−6Alー4Vのロストワックス精密鋳造品
フェース部の中央部の面積:10cm2
フェース部の薄肉部の面積:33cm2
実施例のフェース部材は、Ti−5Al−1Fe(Al:5重量%、Fe:1重量%、残部はTi及び不可避不純物)を940℃で10分加熱する条件で熱間鍛造された鍛造品である。また、比較例のフェース部材は、Ti−6Al−4V(Al:6重量%、V:4重量%、残部はTi及び不可避不純物)を990℃で10分加熱する条件で熱間鍛造された鍛造品とした。いずれのフェース部材もヘッド本体とTIG溶接により溶接した。
テストの方法は、次の通りである。
<反発係数>
U.S.G.A.の Procedure for Measureing the Velocity Ratio of a Club Head for Conformance to Rule 4-1e, Revision 2 (February 8, 1999) に準拠して反発係数を算出した。数値が大きいほど良好であるが、USGA等のゴルフ規則を満たすためには0.830未満である必要がある。
<打球の方向性>
各供試ヘッドにFRP製の同一のシャフトを装着し全長46インチのウッド型ゴルフクラブを試作するとともに、10人の右打ちアマチュアゴルファ(ハンディキャップ10〜20)が、各供試クラブにてゴルフボールを10球づつ打撃し、目標方向と打球の停止位置との左右のずれ量(右又は左のいずれにずれた場合でも正の値。)を測定し、該ずれ量の平均値を以下の基準で5点法により評価した。そして、10名の評価をさらに平均して示した。数値が大きいほど良好である。
5点:ズレ量が7.5ヤード以下
4点:ズレ量が10.0ヤード以下
3点:ズレ量が12.5ヤード以下
2点:ズレ量が15.0ヤード以下
1点:ズレ量が17.5ヤード以下
<耐久性>
前記ウッド型ゴルフクラブをスイングロボットに取り付け、打点位置(スイートスポット)でのヘッドスピードが55m/sとなるように調節してゴルフボールを繰り返し打球し、ヘッドに損傷が生じるまでの打球数を10球毎に調べた。評価は実施例1の打球数を100とする指数で表示した。数値が大きいほど良好である。
<フェース部の合金の疲労強度>
両端を支持された水平な試料の中間部に荷重1200MPaの垂直荷重を周期2Hzで作用させる3点曲げ疲労試験を行い、試料が破損するまでの荷重負荷回数をそれぞれ測定した。試料は、スパン長30mm、巾20mm、厚さを2.5mmとした。評価は、実施例1の回数を100とする指数で表示した。数値が大きいほど良好である。
<フェース部の合金の衝撃強度>
シャルピー衝撃試験機を使用し、幅10mm、厚さ2mmの試料を使用し、30Jのエネルギーでの衝撃強度を測定し、実施例1の結果を100とする指数で表示した。数値が大きいほど良好である。
テストの結果などを表1に示す。
Figure 2006212092
比較例1及び3では、フェース部の厚さが小さいめ、反発係数が0.830を超えており、また耐久性が低い。比較例2及び4では、フェース部の厚さが大きいため、フェース部材の重量が大きく、その結果、重心深度や慣性モーメントも小さくなっている。このため、打球の方向性が低下している。これに対して、実施例のヘッドでは、反発係数を0.830未満としつつ重心深度及び慣性モーメントが大きいことが確認できる。その結果、打球の方向性に優れる。
本発明の実施形態を示すゴルフクラブヘッドの斜視図である。 その基準状態の平面図である。 そのA−A断面図である。 ヘッドの分解図である。 金属材料のヤング率と引張強度と関係を示すグラフである。
符号の説明
1 ゴルフクラブヘッド
1A フェース部材
1B ヘッド本体
2 フェース部

Claims (5)

  1. ボールを打撃するフェース部を有するゴルフクラブヘッドであって、
    前記フェース部の少なくとも一部は、ヤング率が120〜160GPaかつ引張強度が950〜2200MPaの高強度・低反発合金から形成されることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 前記高強度・低反発合金は、Al:3.5〜6.5重量%及びFe:0.1〜2.0重量%を有し、かつ残部がTi及び不可避不純物であるチタン合金からなる請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記フェース部は、前記チタン合金を鍛造することにより形成されたフェース部材からなる請求項2記載のゴルフクラブヘッド。
  4. ヘッド体積が400cm3 以上、ヘッド重量が170〜200g、ヘッドの反発係数が0.800以上かつ0.830未満及び前記フェース部のスイートスポットでの厚さが2.9〜3.2mmである請求項1乃至3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 請求項3に記載のゴルフクラブヘッドを製造するゴルフクラブヘッドの製造方法であって、
    前記チタン合金を熱間鍛造することにより前記フェース部材を成形する熱間鍛造工程を含み、かつ
    前記熱間鍛造工程は、前記チタン合金を930〜950℃で3〜30分保持する加熱工程を含んで行われることを特徴とするゴルフクラブヘッドの製造方法。
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