JP4698520B2 - バリフォーカルレンズおよび撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オートフォーカス機能を備えたバリフォーカルレンズに関する。
従来、バリフォーカルレンズは簡易的なズームレンズとして知られており、監視カメラ等に用いられている。通常のズームレンズはズーミングに伴ってフォーカス調整を自動的に行うのに対して、バリフォーカルレンズは、ズーミングが行われたときにフォーカスの再調整を必要とする。
バリフォーカルレンズのフォーカス調整は、鏡筒に設けられたフォーカスリングを手動で回すことによって行える。ただし、フォーカスリングを手動で動かしたのでは、フォーカス調整が不十分なことがある。例えば、バリフォーカルレンズが監視カメラに備えられたとする。監視カメラの設置工事では、モニタがカメラから離れた場所にある場合が多い。この場合、一人の作業員がカメラを操作し、別の作業員がモニタを見て、共同でフォーカス調整を行う。そのため、設置作業でピントを正確に合わせるのは容易でない。また、監視カメラの設置作業が昼間に行われたとする。昼間と夜間では、夜間の方が被写界深度が狭い。そのため、昼間に手動調整でピントが合っていても、夜間になるとピントがずれることがある。
そこで、バリフォーカルレンズにもオートフォーカス機能を備えることが好適である。従来のバリフォーカルレンズに適用されるオートフォーカス機能は、フォーカスリングを移動しながら撮像信号の高域成分を検出し、高域成分が最大になる位置でフォーカスリングを停止するように構成されている。このようなオートフォーカス技術は例えば特許文献1に開示されている。
図12は、従来のオートフォーカス機能付きのバリフォーカルレンズを備えた撮像装置を示している。図12において、撮像装置101は、撮像に関する構成として、ズームリング103、フォーカスリング105、撮像素子107、カメラDSP109および映像回路111を備えている。ズームリング103およびフォーカスリング105のレンズが被写体像を撮像素子107に形成し、撮像素子107が被写体像を電気信号に変換する。撮像素子107の出力信号がカメラDSP109での処理を経て映像回路111に供給される。
ズームリング103およびフォーカスリング105は別個に手動で動かすことができる。各リングを動かすときは、各リングが光軸回りに回動され、これにより、リングに保持されたレンズが光軸方向に沿って移動する。ズームリング103を動かすことによってズーミングが行われ、画角が調整される。また、フォーカスリング105を動かすことによってフォーカス調整が行われる。
オートフォーカス機能に関する構成としては、撮像装置101は、ステッピングモータ113、マイクロコンピュータ115および原点センサー117を備えている。
ステッピングモータ113は、フォーカスリング105に設けられており、フォーカスリング105をFAR側およびNEAR側に移動する。ステッピングモータ113は、マイクロコンピュータ115により制御される。
マイクロコンピュータ115は、アップダウンカウンタを内蔵しており、アップダウンカウンタのカウント値を用いてステッピングモータ113の回動量を制御し、フォーカスリング105の位置を制御する。
原点センサー117は、所定の原点位置にフォーカスリング105が到達したことを検出する。原点センサー117の出力に基づき、マイクロコンピュータ115は、フォーカスリング105の絶対位置を検出する。原点センサー117は典型的にはフォトインタラプタタイプのセンサーであり、フォーカスリング105に備えられた遮蔽板の有無を検出する。遮蔽板は、原点センサー117のオンオフが原点の両側で反転するように設けられる。これにより、原点センサー117は、フォーカスリング105が原点のどちらに位置するかをも検出できる。
マイクロコンピュータ115は、カメラDSP109から供給されるピント評価値に基づいてフォーカスリング105の位置を制御する。ピント評価値は、撮像信号の高域成分の大きさを表す信号であり、カメラDSP109が撮像素子107の出力信号からピント評価値を生成する。マイクロコンピュータ115は、フォーカスリング105を動かしたときのピント評価値の変化に基づき、ジャスピン位置(ジャストピント位置、ピントが合う位置、以下同じ)へとフォーカスリング105を動かす。ジャスピン位置は、撮像信号の高域成分が最大になる位置である。
図13(a)〜図13(c)は、従来のバリフォーカルレンズのオートフォーカス制御を示している。各図では、フォーカスリングの位置とその変化を示しており、左側がNEAR側であり、右側がFAR側である。図13(a)〜図13(c)は、フォーカスリング105のスタート位置(オートフォーカス前の位置)およびジャスピン位置(オートフォーカス後の位置)が異なる例である。図13(a)、図13(b)、図13(c)では、スタート位置とジャスピン位置が、それぞれ、フォーカスリング可動範囲の中央付近、FAR端付近およびNEAR端付近にある。
ここで、従来のオートフォーカス制御では、図中に示すように、ソフト端が、メカ端の内側に設定されている。メカ端は、フォーカスリング可動範囲の両端であり、機械的にモータ回転が規制される位置である。ソフト端は、フォーカスリング115がメカ端まで到達しないようにマイクロコンピュータ115のソフトウエア上で設定されたフォーカスリング移動範囲の終端である。
オートフォーカス制御では、まず、マイクロコンピュータ115は、原点センサー117の出力に基づき、フォーカスリング105の位置が原点センサー117に対してFAR側にあるのか、NEAR側にあるのかを判定し、フォーカスリング105を原点センサー117がある方向へ移動する。図13(a)、図13(b)の例ではNEAR方向へ、図13(c)の例ではFAR方向へフォーカスリング105が動かされる。バックラッシを除去するために、必ずFAR方向で原点サーチを行い、原点を通過した瞬間に、アップダウンカウンタをリセットする。
次に、マイクロコンピュータ115は、ジャスピン位置を検出しながら、フォーカスリング105に両ソフト端の間の区間を高速移動で一往復させ、おおよそのジャスピン位置を検出する。この際、バックラッシを除去するために、必ずFAR方向の移動で、検出が行われる。
さらに、マイクロコンピュータ115は、フォーカスリング105に、高速移動で検出されたジャスピン位置の近傍を今度は低速移動で一往復させ、正確なジャスピン位置を検出する。最後に、マイクロコンピュータ115は、ジャスピン位置にフォーカスリング105を停止させる。ここでも、マイクロコンピュータ105は、バックラッシを除去するために、必ずFAR方向に移動させてからフォーカスリングを停止させる。
以上の説明の中で述べたように、従来のバリフォーカルレンズは、原点センサー117を使って原点を検出し、フォーカスリング105の絶対位置を制御している。
また、上述したように従来のバリフォーカルレンズでは、フォーカスリング105のメカ端の手前にソフト端が設定されており、フォーカスリング105がメカ端まで達しないようにリング位置が制御される。これは、メカ端でのステッピングモータ113の脱調を防ぐためである。脱調とは、ステッピングモータの制御上の位置と実際の位置がずれてしまうことをいう。フォーカスリング105がメカ端に達すると、駆動信号が供給されてもステッピングモータ113が回転せず、脱調が生じる。脱調が発生すると、ステッピングモータ113の位置とアップダウンカウンタのカウント値がずれてしまい、絶対位置が分からなくなる。そこで、脱調を防ぐために、メカ端の手前にソフト端が設定され、両端に余裕ゾーンが与えられている。
特開平6−217180号公報
しかしながら、従来のバリフォーカルレンズは、上述のようにフォーカスリング可動範囲の両端に余裕ゾーンを取る必要があるため、光学設計上のズーム倍率よりも実質上のズーム倍率を削減する必要があるという問題点を有している。
また、従来のバリフォーカルレンズは、原点センサーが必要であり、その分のコストを要し、また、鏡筒の構造が複雑になるという問題点を有している。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、その目的は、ズーム倍率を削減しないで済み、さらに原点センサーが不要なバリフォーカルレンズを提供することにある。
本発明のバリフォーカルレンズは、ズームリングと、フォーカスリングと、前記フォーカスリングをFAR側およびNEAR側に移動するステッピングモータと、前記ステッピングモータを制御して前記フォーカスリングを移動することによりフォーカス調整を行うフォーカス調整手段と、を備え、前記フォーカス調整手段は、前記FAR側および前記NEAR側のうちの一方へ向かう第1移動方向へ第1移動距離を前記フォーカスリングに移動させ、次に前記第1移動方向と反対の第2移動方向へ、前記第1移動距離よりも大きくフォーカスリング可動範囲以下に設定された第2移動距離を前記フォーカスリングに移動させ、この第2移動方向への移動による前記フォーカスリングの到達点を調整基準点とし、前記調整基準点から前記第1移動方向へ前記第2移動距離以下の範囲で前記フォーカスリングを移動してフォーカス調整を行う。ここで、第1移動距離および第2移動距離は予め設定された固定の値でもよい。また、後述の例のように第1移動距離および第2移動距離は可変でもよく、これらのうちで第2移動距離は第1移動距離に応じて決定されてもよい。
この構成により、上述のような調整基準点に基づいてフォーカスリングの移動を制御する構成を設けたことにより、特定の固定的な原点に基づいた絶対位置制御を行わなくてもジャスピン位置を検出できる。また、可動範囲端部にソフトウエア的な余裕を設定せずとも、問題なくジャスピン位置を検出できる。したがって、ズーム倍率を削減しないで済み、さらに原点センサーを不要にできるバリフォーカルレンズを提供することができる。
また、本発明のバリフォーカルレンズでは、前記第1移動距離が前記フォーカスリング可動範囲の1/8以下に設定されており、前記第2移動距離が前記フォーカスリング可動範囲の1/4以下に設定されている。この構成により、フォーカス調整のためのフォーカスリングの移動距離を小さくでき、短時間でフォーカス調整を行うことができる。従来のように高速駆動と低速駆動を組み合わせずに、低速駆動のみでフォーカス調整を行うこともできる。
また、本発明のバリフォーカルレンズでは、前記第2移動距離が前記第1移動距離の2倍に設定されている。この構成により、フォーカス調整のスタート位置の両側の適当な領域からジャスピン位置を好適に検出できる。
また、本発明のバリフォーカルレンズにおいて、前記フォーカス調整手段は、前記ズームリングがTELE側にあるかWIDE側にあるかを検出するTELE/WIDE検出手段を有し、前記ズームリングがTELE側にあるときの前記第1移動距離と比較して前記ズームリングがWIDE側にあるときの前記第1移動距離を長くする。
この構成により、ズームリングがTELE側にあるときの第1移動距離と比較してズームリングがWIDE側にあるときの第1移動距離を長くするので、TELE側ではフォーカスリング移動距離を短くしてフォーカス調整時間を短く抑えつつ、WIDE側でも十分なフォーカスリング移動距離を確保してフォーカス調整を確実に行うように図れる。
また、本発明のバリフォーカルレンズにおいて、前記TELE/WIDE検出手段は、撮像信号の空間周波数特性の積分値を表すピント評価値を用いて、TELE側と比較してWIDE側でフォーカスリング移動時のピント評価値の変化量が小さくなるピント評価値特性に基づき、前記ピント評価値の変化量に応じて前記ズームリングがTELE側にあるかWIDE側にあるかを検出する。この構成により、ピント評価値を利用することで、特別のセンサ等を使うことなくTELE側とWIDE側の検出を行うことができ、本発明を簡単な構成で実現できる。
また、本発明のバリフォーカルレンズにおいて、前記フォーカス調整手段は、前記ズームリングがTELE側にあるときに基準第1移動距離を前記第1移動距離とし、前記ズームリングがWIDE側にあるときに前記基準第1移動距離に延長第1移動距離を加えた距離を前記第1移動距離とする。この構成により、ズームリングがTELE側にあるときとWIDE側にあるときとで第1移動距離を好適に異ならせることができる。
また、本発明のバリフォーカルレンズにおいて、前記TELE/WIDE検出手段は、前記フォーカスリングが前記第1移動方向へ前記基準第1移動距離を移動する間に、前記ピント評価値からTELE側/WIDE側の検出を行う。
この構成により、基準第1移動距離を移動する間にTELE側/WIDE側を検出して、延長第1移動距離を付加するか否かの判断を行うことができる。基準第1移動距離の移動中にTELE/WIDE検出処理を済ますので、撮像信号から得たピント評価値を使っているにも拘わらず、TELE/WIDE検出処理に時間を無駄に費やすことなく迅速にフォーカス調整を行える。
本発明の別の態様は撮像装置である。この撮像装置は、ズームリングと、フォーカスリングと、撮像素子と、前記フォーカスリングをFAR側およびNEAR側に移動するステッピングモータと、前記撮像素子の撮像信号から生成されるピント評価値に応じて前記ステッピングモータを制御して前記フォーカスリングを移動することによりフォーカス調整を行うフォーカス調整手段と、を備え、前記フォーカス調整手段は、前記FAR側および前記NEAR側のうちの一方へ向かう第1移動方向へ第1移動距離を前記フォーカスリングに移動させ、次に前記第1移動方向と反対の第2移動方向へ、前記第1移動距離よりも大きくフォーカスリング可動範囲以下に設定された第2移動距離を前記フォーカスリングに移動させ、この第2移動方向への移動による前記フォーカスリングの到達点を調整基準点とし、前記調整基準点から前記第1移動方向へ前記第2移動距離以下の範囲で前記フォーカスリングを移動してフォーカス調整を行う。この態様によっても上述の本発明の利点が得られる。
また、本発明の撮像装置において、前記フォーカス調整手段は、前記ズームリングがTELE側にあるかWIDE側にあるかを検出するTELE/WIDE検出手段を有し、前記ズームリングがTELE側にあるときの前記第1移動距離と比較して前記ズームリングがWIDE側にあるときの前記第1移動距離を長くする。この構成によっても上述した本発明の利点が得られる。
本発明の別の態様はバリフォールレンズのオートフォーカス方法である。この方法は、ズームリングと、フォーカスリングと、前記フォーカスリングをFAR側およびNEAR側に移動するステッピングモータとを備えたバリフォーカルレンズに適用され、前記ステッピングモータを制御して前記フォーカスリングを移動する。この方法は、前記FAR側および前記NEAR側のうちの一方へ向かう第1移動方向へ第1移動距離を前記フォーカスリングに移動させ、次に前記第1移動方向と反対の第2移動方向へ、前記第1移動距離よりも大きくフォーカスリング可動範囲以下に設定された第2移動距離を前記フォーカスリングに移動させ、この第2移動方向への移動による前記フォーカスリングの到達点を調整基準点とし、前記調整基準点から前記第1移動方向へ前記第2移動距離以下の範囲で前記フォーカスリングを移動してフォーカス調整を行う。この態様によっても上述の本発明の利点が得られる。
また、本発明のオートフォーカス方法は、前記ズームリングがTELE側にあるかWIDE側にあるかを検出し、前記ズームリングがTELE側にあるときの前記第1移動距離と比較して前記ズームリングがWIDE側にあるときの前記第1移動距離を長くする。この方法によっても上述した本発明の利点が得られる。
本発明は、上述のようにフォーカスリングの移動を適切に制御する構成を設けたことにより、ズーム倍率を削減しないで済み、さらに原点センサーを不要にできるという効果を有するバリフォーカルレンズを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態に係るバリフォーカルレンズとそれを備えた撮像装置について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の実施の形態に係るバリフォーカルレンズを備えた撮像装置を図1に示す。図1において、撮像装置1は、撮像に関する構成として、ズームリング3、フォーカスリング5、撮像素子7、カメラDSP9および映像回路11を備えている。ズームリング3およびフォーカスリング5のレンズが被写体像を撮像素子7に形成し、撮像素子7が被写体像を電気信号に変換する。撮像素子7の出力信号がカメラDSP9での処理を経て映像回路11に供給される。
ズームリング3およびフォーカスリング5は鏡筒に並んで配置されており、別個に手動で動かすことができる。各リングを動かすときは、各リングが光軸回りに回動され、これにより、リングに保持されたレンズが光軸方向に沿って移動する。ズームリング3を動かすことによってズーミングが行われ、画角が調整される。また、フォーカスリング5を動かすことによってフォーカス調整が行われる。
また、オートフォーカス機能に関する構成として、撮像装置1は、ステッピングモータ13およびマイクロコンピュータ15を備えている。従来の撮像装置と比べると、原点センサーが廃止されている。
ステッピングモータ13はフォーカスリング5に設けられており、フォーカスリング5をFAR側およびNEAR側に移動する。ステッピングモータ13は、マイクロコンピュータ15により制御される。
マイクロコンピュータ15は、アップダウンカウンタを内蔵しており、アップダウンカウンタのカウント値を用いてステッピングモータ13の回動量を制御し、フォーカスリング5の位置を制御する。マイクロコンピュータ15は本発明のフォーカス調整手段に相当する。アップダウンカウンタはステッピングモータ13のドライバICに設けられてもよい。
また、撮像装置1には、オートフォーカス指示ボタン17が備えられている。オートフォーカス指示ボタン17が押されると、マイクロコンピュータ15はステッピングモータ13を制御してフォーカス調整を行う。ただし、本発明の範囲内で、ボタン操作以外のトリガーに応じてオートフォーカス調整が行われてよい。例えば、フォーカス指示が通信で撮像装置1に送られてよい。
マイクロコンピュータ15は、カメラDSP9から供給されるピント評価値に基づいてフォーカスリング5の位置を制御する。ピント評価値は、撮像信号の高域成分の大きさを表す信号であり、カメラDSP9が撮像素子7の出力信号からピント評価値を生成する。マイクロコンピュータ15は、フォーカスリング5を動かしたときのピント評価値の変化に基づき、ジャスピン位置(ジャストピント位置、ピントが合う位置、以下同じ)へとフォーカスリング5を動かす。ジャスピン位置は、撮像信号の高域成分が最大になる位置である。
図2は、本実施の形態における撮像装置1のオートフォーカス動作を示している。図2はマイクロコンピュータ15における制御のフローチャートである。以下の説明において、ステップ数は、アップダウンカウンタによってカウントされるステッピングモータ13のステップ数である。ステップ数はフォーカスリング5の移動量と1対1で対応するので、以下の説明ではフォーカスリング5の移動量をステップ数で表す。本実施の形態の例では、100ステップがフォーカスリング可動範囲(フォーカスリング5のメカ的な可動範囲)の約1/8に相当し、200ステップがフォーカスリング可動範囲の約1/4に相当する。
図2に示すように、マイクロコンピュータ15は、まず、フォーカスリング5をFAR側に100ステップ動かし(S1)、次に、NEAR側に200ステップ動かし(S3)、そこで、アップダウンカウンタをリセットする(S5)。この位置が調整基準点になる。さらに、マイクロコンピュータ15は、フォーカスリング5をFAR側に200ステップ動かし、その間に、ジャスピン位置の検出を行う(S7)。
それから、マイクロコンピュータ15は、フォーカスリング5をNEAR側に動かし、検出されたジャスピン位置を越える位置まで到達させる(S9)。最後に、マイクロコンピュータ15は、フォーカスリング5をFAR側に動かして、ジャスピン位置でフォーカスリング5を停止させる(S11)。
上記の過程で、ステップS7のジャスピン位置検出はFAR側への移動過程で行われている。また、ステップS11の停止制御も、FAR側への移動過程で行われる。これらは、バックラッシを除去するためである。
上記の制御では、100ステップ、200ステップといった移動範囲が設定されている。これら100ステップ、200ステップは、既に述べた通り、フォーカスリング可動範囲の約1/8および約1/4に相当している。このように、フォーカスリング5の移動範囲が比較的狭く設定されており、したがってジャスピン位置のサーチ範囲も狭く設定されている。このような狭い移動範囲でフォーカス調整が可能な理由は以下の通りである。
図3は、バリフォーカルレンズのフォーカス範囲を、通常のズームレンズのフォーカス範囲と共に示している。図において、横軸は画角であり、左側がWIDEで、右側がTELEである。また縦軸はフォーカス位置である。そして、グラフの実線はINF(無限遠)であり、点線はMOD(Minimum Object Distanse、最至近距離)である。
図3に示されるように、バリフォーカルレンズのフォーカス範囲は、ズームレンズのフォーカス範囲と違い、WIDEでもTELEでもフォーカス範囲が狭い特徴を持っている。フォーカス範囲が狭いので、画角調整過程でおおよそピントも合わされている。したがって、フォーカス調整開始時のフォーカスリング位置の近傍だけをサーチすれば、ジャスピン位置が存在する。この点について、以下に例を用いてさらに詳細に説明する。
ここでは、例として、監視カメラを考える。簡易型のズームレンズであるバリフォーカルレンズは、監視カメラ用のレンズとして普及している。監視カメラの設置作業では、作業員が手でズームリングとフォーカスリングの各々を回して、画角調整とフォーカス調整を行う。このとき、仮に作業員が画角調整だけを単独で試みたとする。その場合、図3に示されるようにバリフォーカルレンズのフォーカス範囲が狭いので、ピントが大きくずれてしまい、画像がぼける。したがって、画角だけの単独での調整は実際はできない。そこで、作業員はズームリングとフォーカスリングの両方を回しながら、画角調整とフォーカス調整の両方を行う。このような作業が行われるので、画角調整過程でピントもおおよそ合わされる。したがって、本実施の形態の制御のようにフォーカス調整のサーチ範囲が狭くても、サーチ範囲内にジャスピン位置が存在する。
図4〜図6は、本実施の形態のオートフォーカス動作の例を示している。図4〜図6は、フォーカスリング5の位置変化の図であり、左側がNEAR側であり、右側がFAR側である。NEAR端とFAR端はメカ的な終端である。従来のようなソフト端の余裕は設定されていない。
図4の例では、フォーカスリング5のスタート位置(オートフォーカス前の位置)およびジャスピン位置(オートフォーカス後の位置)が、フォーカスリング可動範囲の中央付近にある。
この場合、マイクロコンピュータ15の制御下で、フォーカスリング5は、FAR側に100ステップ進み、NEAR側に200ステップ進む。ここでアップダウンカウンタがリセットされ、それからフォーカスリング5がFAR側へ200ステップ進み、この過程でジャスピン位置が検出される。さらに、フォーカスリング5はNEAR側に移動してジャスピン位置を越え、それからFAR側に移動してジャスピン位置で停止する。この例では、フォーカスリング可動範囲の両端でのステッピングモータ13の脱調は発生しない。
次に、図5の例では、フォーカスリング5のスタート位置およびジャスピン位置が、フォーカスリング可動範囲のFAR端付近にある。この場合、最初にフォーカスリング5がFAR側に100ステップ移動する過程で、ステッピングモータ13が脱調し、フォーカスリング5はFAR端で停止する。次に、フォーカスリング5は、NEAR側に200ステップ進む。
ここでアップダウンカウンタがリセットされ、それからフォーカスリング5がFAR側へ200ステップ進み、この過程でジャスピン位置が検出される。さらに、フォーカスリング5はNEAR側に移動してジャスピン位置を越え、それからFAR側に移動してジャスピン位置で停止する。
この例では、最初のFAR側への移動で脱調が発生している。しかし、その後は、NEAR側に200ステップ戻って調整基準点が設定される。それ以降は、FAR側に200ステップ以上動かない。したがって、脱調はもう発生せず、ジャスピン位置を正確に検出し、ジャスピン位置に正確にフォーカスリング5を停止させることができる。
次に、図6の例では、フォーカスリング5のスタート位置およびジャスピン位置が、フォーカスリング可動範囲のNEAR端付近にある。この場合は、フォーカスリング5がFAR側に100ステップ移動してからNEAR側に200ステップ移動する過程でステッピングモータ13が脱調し、フォーカスリング5はNEAR端で停止する。このNEAR端でアップダウンカウンタがリセットされ、それからフォーカスリング5がFAR側へ200ステップ進み、この過程でジャスピン位置が検出される。さらに、フォーカスリング5はNEAR側に移動してジャスピン位置を越え、それからFAR側に移動してジャスピン位置で停止する。
この例では、NEAR側へ200ステップ戻る過程で脱調が発生し、フォーカスリング5はNEAR端でそのまま停止する。そのため、NEAR端でアップダウンカウンタがリセットされ、NEAR端が調整基準点になる。そして、フォーカスリング5がFAR側に200ステップ移動してジャスピン位置が検出される。その後はNEAR側に200ステップ以上戻らず、ジャスピン位置へフォーカスリング5が停止される。したがって、脱調はもう発生せず、ジャスピン位置を正確に検出し、ジャスピン位置に正確にフォーカスリング5を停止させることができる。
上述の3つの例を用いて説明したように、本実施の形態では、図2の制御を行うことによって、フォーカスリング5のスタート位置がフォーカスリング可動範囲のどこであっても、問題なくジャスピン位置を検出でき、フォーカスリング5をジャスピン位置へ移動できる。特に、本実施の形態の制御は、固定的な原点の代わりに、上記のように最初の往復動によって設定される調整基準点を使っており、この調整基準点の設定前の脱調を許容するように制御が工夫されている。これにより、本実施の形態は、ソフト端の余裕が設けられていなくても、フォーカスリング5がどこにあってもフォーカス調整を行える好適な制御を実現している。
次に、上記の実施の形態の変形例を説明する。上記の例では、フォーカスリング5がFAR方向、NEAR方向、FAR方向の順で移動された。しかし、フォーカスリング5の移動方向が逆であり、NEAR方向、FAR方向、NEAR方向の順で移動されてもよい。言い換えれば、上記の例ではFAR方向およびNEAR方向がそれぞれ本発明の第1移動方向および第2移動方向であったが、変形例ではNEAR方向が第1移動方向であり、FAR方向が第2移動方向でもよい。
また、上記の例では、第1移動方向(FAR方向)への第1移動距離が100ステップであり、その次の第2移動方向(NEAR方向)への第2移動距離が200ステップであった。しかし、本発明の範囲で移動距離は変えられてよい。第2移動距離は、第1移動距離よりも大きくフォーカスリング可動範囲以下に設定されてよい。そして、第1移動距離および第2移動距離の移動でフォーカスリング5がジャスピン位置を通り過ぎる程度の大きさに、両距離が設定される。
ただし、上記のような100ステップ、200ステップといった移動距離は、フォーカスリング可動範囲の1/8および1/4にそれぞれ相当しており、比較的狭く設定されている。既に説明したように、フォーカス範囲が狭いというバリフォーカルレンズの特徴を考慮して移動距離が小さく設定されている。そして、このような狭い移動距離は、オートフォーカス動作に要する時間を短縮できるので有利である。さらには、従来技術では移動距離が大きいために高速での往復移動と低速での往復移動が組み合わされる。これに対して、本実施の形態では、移動距離が小さいので、最初から低速でフォーカスリング5が移動してよい。この点でも、上述のような移動距離の設定は有利である。
また、上述の例では、第2移動距離が第1移動距離の2倍であったが、本発明の範囲でこれも限定されない。ただし、一般に、ジャスピン位置は、フォーカスリング5のスタート位置のどちらにも同じ確率で存在し得る。この点を考慮すると、第2移動距離が第1移動距離の2倍であれば、スタート位置の両側を同じようにサーチできるので有利である。
以上に本発明の実施の形態に係るバリフォーカルレンズとそれを備えた撮像装置1について説明した。上記の実施の形態によれば、フォーカス調整では、フォーカスリング5が第1移動方向へ所定の第1移動距離だけ移動され、次に第2移動方向へ所定の第2移動距離だけ移動され、この第2移動方向への移動によるフォーカスリング5の到達点が調整基準点とされる(上記の例では、第1移動方向がFAR方向、第2移動方向がNEAR方向、第1移動距離が100ステップ、第2移動距離が200ステップ)。さらに、フォーカスリング5を調整基準点から第1移動方向へ第2移動距離以下の範囲で移動して、フォーカス調整が行われる。このような調整基準点に基づいた制御が行われるので、特定の固定的な原点に基づいた絶対位置制御を行わなくてもジャスピン位置を検出できる。また、可動範囲端部にソフトウエア的な余裕を設定せずとも、問題なくジャスピン位置を検出できる。したがって、ズーム倍率を削減しないで済み、さらに原点センサーを不要にできる。
また、上記の実施の形態によれば、第1移動距離がフォーカスリング可動範囲の1/8以下に設定されており、第2移動距離が前記フォーカスリング可動範囲の1/4以下に設定されている。これにより、フォーカス調整のためのフォーカスリングの移動距離を小さくでき、短時間でフォーカス調整を行うことができる。従来のように高速駆動と低速駆動を組み合わせずに、低速駆動のみでフォーカス調整を行うこともできる。
また、上記の実施の形態によれば、第2移動距離が第1移動距離の2倍に設定されている。これにより、フォーカス調整のスタート位置の両側の適当な領域からジャスピン位置を好適に検出できる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係るバリフォーカルレンズとそれを備えた撮像装置について説明する。
上記の第1の実施の形態と第2の実施の形態を比較すると、第1の実施の形態では、オートフォーカス調整の際、最初に所定の第1移動距離をフォーカスリングが移動しており、この所定の第1移動距離が固定的に設定されていた。これに対して、第2の実施の形態では第1移動距離が可変である。より詳細には、ズームリングがTELE側にあるかWIDE側にあるかが検出されて、ズームリングがTELE側にあるときの第1移動距離と比較して、ズームリングがWIDE側にあるときの第1移動距離が延長される。また、それに伴い、第2移動距離も、ズームリングがTELE側にあるかWIDE側にあるかで変更され、ズームリングがWIDE側にあるときの方が長くなる。以下では、主として第1の実施の形態との相違点について説明し、第1の実施の形態と共通する事項の説明は省略する。
まず、本実施の形態の技術が求められる背景事情について説明する。図7(a)、図7(b)は、ズームリング3がTELE側およびWIDE側に位置するときの、フォーカスリング位置とピント評価値の関係を模式的に表している。図7(a)がTELE側であり、図7(b)がWIDE側である。例えば、TELE側の端の倍率が3.3倍であり、WIDE側の端の倍率が1倍である。図7(a)、図7(b)において、点JPはジャスピン位置である。点MPは、最初に手動でピントが調整されたときのフォーカスリング位置であり、オートフォーカス開始時のフォーカスリング位置である。また、D1は、第1移動距離である。
図7(a)、図7(b)に示されるように、TELE側、WIDE側の双方において、ピント評価値はジャスピン位置JPで最大になり、その両側で小さくなる。両者を比較した場合、被写体にもよるが、図示の如く、TELE側の方がピント評価値の変化が激しく、WIDE側の方がピント評価値の変化が緩やかである。
上記のように、TELE側では、ピント評価値の変化が激しいので、ピント調整が敏感であり、フォーカスリングを少し動かしただけでピントが大きく変わる。このことは、手動調整時にかなり正確にピントを合わせないと、ピンぼけが大きくなることを意味する。結果として、図7(a)に示されるように、手動調整のフォーカスリング位置MPはジャスピン位置JPにかなり近くなる。そして、この位置MPからフォーカス調整が開始し、第1移動距離D1のリング移動を行うと、フォーカスリングが問題なくジャスピン位置JPを通過する。そして、第1の実施の形態で説明したようにしてフォーカス調整が実現される。
これに対して、WIDE側では、ピント評価値の変化が緩やかであり、ピント調整が鈍感なので、フォーカスリングがジャスピン位置JPから相当に離れていても、ピンぼけが小さい。そのため、手動調整時点でのピント調整が粗くなり、結果として、図7(b)に示されるように、手動調整のフォーカスリング位置MPが、ジャスピン位置JPからかなり遠くなる可能性がある。その場合、位置MPからフォーカス調整が開始し、第1移動距離D1のリング移動を行っても、フォーカスリングがジャスピン位置JPを通過できない。その結果、第1の実施の形態で説明したフォーカス調整を行っても、真のジャスピン位置JPにフォーカスリングを移動できず、あたかもジャスピン位置に見えるが実際は誤った場所でフォーカス位置を決定してしまう。
上記の問題が生じるのは、第1移動距離D1を小さく設定した場合である。第1移動距離D1を十分に大きくしておけば、上記の問題は回避可能である。図7(b)の例でも、第1移動距離D1の移動でフォーカスリングにジャスピン位置JPを通過させることができる。
しかしながら、第1移動距離D1を増大することは、フォーカス調整時間の観点からは圧倒的に不利である。フォーカス調整時間を短縮するためには、第1移動距離D1を極力短くすることが望まれる。
本実施の形態は、上記の問題を好適に解決するものである。本実施の形態は、以下に説明するように、ズームレンズのTELE側/WIDE側の検出を行い、検出結果に応じて第1移動距離を制御して、第1移動距離をなるべく小さくしつつも、WIDE側でのピント調整能力も確保する。
図8は、本実施の形態に係るバリフォーカルレンズを備えた撮像装置を示している。図示のように、本実施の形態では、TELE/WIDE検出部18が追加されている。TELE/WIDE検出部18は、本発明のフォーカス調整手段として機能するマイクロコンピュータ15に設けられる。下記のTELE/WIDE検出処理のプログラムがマイクロコンピュータ15で実行されて、これによりTELE/WIDE検出部18が実現される。
TELE/WIDE検出部18は、カメラDSP9から供給されるピント評価値に基づいて、ズームリング3がTELE側にあるかWIDE側にあるかを検出する。ピント評価値(AF評価値ともいう)は、空間周波数特性の全画素積分値であり、撮像信号の高域成分の大きさを表す。
図9に示すように、WIDE側とTELE側では、フォーカスリング位置に対するピント評価値の変化量が違い、TELE側の方がWIDE側より大きく変化する。この点は、図7を用いて既に説明した通りである。そこで、TELE/WIDE検出部18は、取得したピント評価値を処理して、その変化量を求める。そして、TELE/WIDE検出部18は、ピント評価値の変化量が所定のしきい値より大きければズームリング3がTELE側にあると判定し、ピント評価値の変化量が所定のしきい値以下であればズームリング3がWIDE側にあると判定する。
本実施の形態では、ステッピングモータ13が使われており、前述したように、フォーカスリング位置はステップ数で表される。したがって、具体的構成では、TELE/WIDE検出部18は、1ステップ当たりのピント評価値の変化量をしきい値と比較してよい。
また、図9に示すように、TELE/WIDE検出部18は、上記のTELE側/WIDE側の検出を、フォーカス調整が開始してフォーカスリング5が移動し始めてから、基準第1移動距離D10をフォーカスリング5が移動するまでの間に行う。
マイクロコンピュータ15は、TELE/WIDE検出部18の検出結果に応じて、第1移動距離D1を制御する。ズームリング位置がTELE側であれば、マイクロコンピュータ15は、基準第1移動距離D10を第1移動距離D1とする。ズームリング位置がWIDE側であれば、マイクロコンピュータ15は、基準第1移動距離D10に所定の延長第1移動距離D11を加えた距離を第1移動距離D1とする。基準第1移動距離D10と延長第1移動距離D11は予め設定され、マイクロコンピュータ15の記憶装置に記憶されており、マイクロコンピュータ15により参照される。こうして、マイクロコンピュータ15は、ズームリング3がTELE側にあるときの第1移動距離D1と比較してズームリング3がWIDE側にあるときの第1移動距離D1を長くする。また、いずれの場合にも、第2移動距離D2は、第1移動距離D1の2倍に設定される。
図10、図11は、TELE側およびWIDE側におけるフォーカスリング位置の制御処理を示している。図10がTELE側であり、図11がWIDE側である。
図10を参照すると、本実施の形態では、基準第1移動距離D10が250ステップである。図10の例では、基準第1移動距離D10の移動中に、ズームリング3がTELE側にあることが検出される。この場合、マイクロコンピュータ15は、基準第1移動距離D10を第1移動距離D1とする。すなわち、マイクロコンピュータ15は、基準第1移動距離D10をフォーカスリング5が移動した時点で、移動方向を反転する。そして、マイクロコンピュータ15は、フォーカスリング5にNEAR側へ第2移動距離D2を移動させる。第2移動距離D2は第1移動距離の倍であり、この場合は第2移動距離D2が500ステップである。
フォーカスリング5がNEAR側に第2移動距離D2を移動すると、アップダウンカウンタがリセットされ、その場所が調整基準点になる。それから、フォーカスリング5が、FAR側とNEAR側に第2移動距離D2(500ステップ)移動され、この往復過程でジャスピン位置が検出される。最後に、フォーカスリング5がFAR側に移動されて、ジャスピン位置で停止する。
次に、図11を参照すると、基準第1移動距離D10の移動中に、ズームリング3がWIDE側にあることが検出された場合、マイクロコンピュータ15は、基準第1移動距離D10に延長第1移動距離D11を加えた距離を第1移動距離D1とする。すなわち、マイクロコンピュータ15は、基準第1移動距離D10に達してもフォーカスリング5を移動させ続けて、さらに延長第1移動距離D11を移動させる。これにより、第1移動方向への移動の到達点が、延長第1移動距離D11だけ延長され、オフセットされる。図の例では、延長第1移動距離D11は150ステップであり、この場合、第1移動距離D1は全体で400ステップ(=250ステップ+150ステップ)になる。以降の処理は、図10のTELE側の例と同様である。ただし、第2移動距離D2が、第1移動距離D1の倍であり、すなわち、800ステップになる。このようにして、ズームリング3がWIDE側にある場合には、ジャスピン位置のサーチ範囲が拡大されることになる。
上記の図10、図11を比べると、図10の例では、ズームリング3がTELE側にあるので、手動調整が比較的正確に行われ、フォーカス調整のスタート位置がジャスピン位置に近い。したがって、フォーカスリング5が基準第1移動距離D10(250ステップ)を移動しただけで、ジャスピン位置を通過でき、最終的に問題なくフォーカスリング5がジャスピン位置へ停止できる。
これに対して、図11の例では、ズームリング3がWIDE側にあるために、手動調整が粗く、スタート位置がジャスピン位置から遠い。そのため、仮に本実施の形態の処理が適用されなかったとすると、フォーカスリング5は、ジャスピン位置を通る前に逆戻りしてしまい、真のジャスピン位置が検出されず、結局、誤った場所へとフォーカスリング5が停止してしまう。このような事態を本実施の形態によれば回避できる。つまり、図示のように、WIDE側が検出されると最初の第1移動距離D1が延長されるので、フォーカスリング5がジャスピン位置を通過でき、オートフォーカスのサーチ範囲に真のジャスピン位置を含ませることができ、これによりフォーカス調整を正確に行うことができる。
なお、上記の図10、図11の動作例では、ステッピングモータ13の脱調が生じる場合については説明がなされていない。しかし、本実施の形態の制御は、第1の実施の形態において図4〜図6を用いて説明したのと同様に、モータ脱調の有無に拘わらず、同じ処理によりフォーカス調整を行うことができる。この点については第1の実施の形態と同様なので説明を省略する。ただし、第1の実施の形態における図5の例ではモータ脱調が早期に発生している。このような早期の脱調の可能性を考慮すると、TELE側/WIDE側の検出は、フォーカスリング5が移動を開始した直後の早い段階で実行することが好適であり、例えば、リング移動開始後の数ステップで行われてよい。
また、第2の実施の形態のオートフォーカス処理(図10、図11)を第1の実施の形態(例えば図4)と比較すると、第2の実施の形態のステップ数(移動距離)が全体的に大きい。この点は撮像装置の仕様に応じて適当に設定されてよい。
また、第2の実施の形態のオートフォーカス処理(図10、図11)を第1の実施の形態(例えば図4)と比較すると、ジャスピン位置を検出した後のNEAR側へのフォーカスリング5の戻り量が大きく設定されている。具体的には、第1の実施の形態ではジャスピン位置を少し超えるまでフォーカスリング5が戻るのに対し、第2の実施の形態では基準点までフォーカスリング5が戻される。この部分については、本発明の範囲内で、どちらの処理が行われてもよい。
以上に本実施の形態におけるフォーカス調整処理について説明した。最後に、TELE側/WIDE側の設定について説明を補足する。TELE側とWIDE側の境界は、本発明の効果が好適に得られる範囲で適当に設定されてよい。TELE/WIDE検出のしきい値を大きくするとTELE側が狭くなり、WIDE側が広くなる。逆にしきい値を小さくするとTELE側が広くなり、WIDE側が狭くなる。そして、WIDE側を広くすると、広いサーチ範囲を使う機会が増えるので、全体としては、フォーカス調整精度は向上するが、フォーカス調整時間が長くなる。逆にWIDE側を狭くすると、狭いサーチ範囲を使う機会が増えるので、全体としては、フォーカス調整時間が短くなるが、フォーカス調整精度にとっては不利である。これらの点を考慮して、フォーカス調整制度を確保できる範囲で、検出しきい値をできるだけ下げて、WIDE側領域を狭めることが好適である。
以上に、本発明の第2の実施の形態に係るバリフォーカルレンズとそれを備えた撮像装置1について説明した。本実施の形態によれば、ズームリングがTELE側にあるかWIDE側にあるかが検出される。そして、ズームリングがTELE側にあるときの第1移動距離と比較してズームリングがWIDE側にあるときの第1移動距離を長くされる。これにより、TELE側ではフォーカスリング移動距離を短くしてフォーカス調整時間を短く抑えつつ、WIDE側でも十分なフォーカスリング移動距離を確保してフォーカス調整を確実に行うように図れる。
また、本実施の形態によれば、撮像信号の空間周波数特性の積分値を表すピント評価値を用いて、TELE側と比較してWIDE側でフォーカスリング移動時のピント評価値の変化量が小さくなるピント評価値特性に基づき、ピント評価値の変化量からTELE側/WIDE側の検出が行われる。これにより、ピント評価値を利用することで、特別のセンサ等を使うことなくTELE側とWIDE側の検出を行うことができ、本発明を簡単な構成で実現できる。
また、本実施の形態のフォーカス調整処理は、ズームリングがTELE側にあるときに基準第1移動距離を第1移動距離とし、ズームリングがWIDE側にあるときに基準第1移動距離に延長第1移動距離を加えた距離を第1移動距離とする。これにより、ズームリングがTELE側にあるときとWIDE側にあるときとで第1移動距離を好適に異ならせることができる。
また、本実施の形態によれば、フォーカスリングが第1移動方向へ基準第1移動距離を移動する間に、ピント評価値からTELE側/WIDE側の検出が行われる。これにより、基準第1移動距離を移動する間にTELE側/WIDE側を検出して、延長第1移動距離を付加するか否かの判断を行うことができる。基準第1移動距離の移動中にTELE/WIDE検出処理を済ますので、撮像信号から得たピント評価値を使っているにも拘わらず、TELE/WIDE検出処理に時間を無駄に費やすことなく迅速にフォーカス調整を行える。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明した。しかし、本発明は上述の実施の形態に限定されず、当業者が本発明の範囲内で上述の実施の形態を変形可能なことはもちろんである。
以上のように、本発明にかかるバリフォーカルレンズは、ズーム倍率を削減しないで済み、さらに原点センサーを不要にできるという効果を有し、監視カメラ用レンズ等として有用である。
本発明の実施の形態におけるバリフォーカルレンズを備えた撮像装置を示す図 本実施の形態に係るバリフォーカルレンズのオートフォーカス動作を示すフロー図 バリフォーカルレンズのフォーカス範囲を、通常のズームレンズのフォーカス範囲と共に示す図 ジャスピン位置が中央付近にあるときのオートフォーカス動作の例を示す図 ジャスピン位置がFAR端付近にあるときのオートフォーカス動作の例を示す図 ジャスピン位置がNEAR端付近にあるときのオートフォーカス動作の例を示す図 (a)ズームリングがTELE側にあるときのフォーカスリング位置とピント評価値の関係を示す図 (b)ズームリングがWIDE側にあるときのフォーカスリング位置とピント評価値の関係を示す図 本発明の第2の実施の形態におけるバリフォーカルレンズを備えた撮像装置を示す図 (a)ズームリングのTELE側/WIDE側の検出処理を示す図 (b)ズームリングのTELE側/WIDE側の検出処理を示す図 第2の実施の形態における、ズームリングがTELE側にあるときのフォーカス調整処理を示す図 第2の実施の形態における、ズームリングがWIDE側にあるときのフォーカス調整処理を示す図 従来のバリフォーカルレンズを備えた撮像装置を示す図 (a)ジャスピン位置が中央付近にあるときの従来のオートフォーカス動作を示す図 (b)ジャスピン位置がFAR端付近にあるときの従来のオートフォーカス動作を示す図 (c)ジャスピン位置がNEAR端付近にあるときの従来のオートフォーカス動作を示す図
符号の説明
1 撮像装置
3 ズームリング
5 フォーカスリング
7 撮像素子
9 カメラDSP
11 映像回路
13 ステッピングモータ
15 マイクロコンピュータ

Claims (11)

  1. ズームリングと、
    フォーカスリングと、
    前記フォーカスリングをFAR側およびNEAR側に移動するステッピングモータと、
    前記ステッピングモータを制御して前記フォーカスリングを移動することによりフォーカス調整を行うフォーカス調整手段とを備え、
    前記フォーカス調整手段は、前記FAR側および前記NEAR側のうちの一方へ向かう第1移動方向へ第1移動距離を前記フォーカスリングに移動させ、次に前記第1移動方向と反対の第2移動方向へ、前記第1移動距離よりも大きくフォーカスリング可動範囲以下に設定された第2移動距離を前記フォーカスリングに移動させ、この第2移動方向への移動による前記フォーカスリングの到達点を調整基準点とし、前記調整基準点から前記第1移動方向へ前記第2移動距離以下の範囲で前記フォーカスリングを移動してフォーカス調整を行うことを特徴とするバリフォーカルレンズ。
  2. 前記第1移動距離が前記フォーカスリング可動範囲の1/8以下に設定されており、前記第2移動距離が前記フォーカスリング可動範囲の1/4以下に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のバリフォーカルレンズ。
  3. 前記第2移動距離が前記第1移動距離の2倍に設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のバリフォーカルレンズ。
  4. 前記フォーカス調整手段は、前記ズームリングがTELE側にあるかWIDE側にあるかを検出するTELE/WIDE検出手段を有し、前記ズームリングがTELE側にあるときの前記第1移動距離と比較して前記ズームリングがWIDE側にあるときの前記第1移動距離を長くすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のバリフォーカルレンズ。
  5. 前記TELE/WIDE検出手段は、撮像信号の空間周波数特性の積分値を表すピント評価値を用いて、TELE側と比較してWIDE側でフォーカスリング移動時のピント評価値の変化量が小さくなるピント評価値特性に基づき、前記ピント評価値の変化量に応じて前記ズームリングがTELE側にあるかWIDE側にあるかを検出することを特徴とする請求項4に記載のバリフォーカルレンズ。
  6. 前記フォーカス調整手段は、前記ズームリングがTELE側にあるときに基準第1移動距離を前記第1移動距離とし、前記ズームリングがWIDE側にあるときに前記基準第1移動距離に延長第1移動距離を加えた距離を前記第1移動距離とすることを特徴とする請求項5に記載のバリフォーカルレンズ。
  7. 前記TELE/WIDE検出手段は、前記フォーカスリングが前記第1移動方向へ前記基準第1移動距離を移動する間に、前記ピント評価値からTELE側/WIDE側の検出を行うことを特徴とする請求項6に記載のバリフォーカルレンズ。
  8. ズームリングと、
    フォーカスリングと、
    撮像素子と、
    前記フォーカスリングをFAR側およびNEAR側に移動するステッピングモータと、
    前記撮像素子の撮像信号から生成されるピント評価値に応じて前記ステッピングモータを制御して前記フォーカスリングを移動することによりフォーカス調整を行うフォーカス調整手段と、
    を備え、
    前記フォーカス調整手段は、前記FAR側および前記NEAR側のうちの一方へ向かう第1移動方向へ第1移動距離を前記フォーカスリングに移動させ、次に前記第1移動方向と反対の第2移動方向へ、前記第1移動距離よりも大きくフォーカスリング可動範囲以下に設定された第2移動距離を前記フォーカスリングに移動させ、この第2移動方向への移動による前記フォーカスリングの到達点を調整基準点とし、前記調整基準点から前記第1移動方向へ前記第2移動距離以下の範囲で前記フォーカスリングを移動してフォーカス調整を行うことを特徴とする撮像装置。
  9. 前記フォーカス調整手段は、前記ズームリングがTELE側にあるかWIDE側にあるかを検出するTELE/WIDE検出手段を有し、前記ズームリングがTELE側にあるときの前記第1移動距離と比較して前記ズームリングがWIDE側にあるときの前記第1移動距離を長くすることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. ズームリングと、フォーカスリングと、前記フォーカスリングをFAR側およびNEAR側に移動するステッピングモータとを備えたバリフォーカルレンズに適用され、前記ステッピングモータを制御して前記フォーカスリングを移動することによりフォーカス調整を行うオートフォーカス方法であって、
    前記FAR側および前記NEAR側のうちの一方へ向かう第1移動方向へ第1移動距離を前記フォーカスリングに移動させ、
    次に前記第1移動方向と反対の第2移動方向へ、前記第1移動距離よりも大きくフォーカスリング可動範囲以下に設定された第2移動距離を前記フォーカスリングに移動させ、この第2移動方向への移動による前記フォーカスリングの到達点を調整基準点とし、
    前記調整基準点から前記第1移動方向へ前記第2移動距離以下の範囲で前記フォーカスリングを移動してフォーカス調整を行うことを特徴とするオートフォーカス方法。
  11. 前記ズームリングがTELE側にあるかWIDE側にあるかを検出し、前記ズームリングがTELE側にあるときの前記第1移動距離と比較して前記ズームリングがWIDE側にあるときの前記第1移動距離を長くすることを特徴とする請求項10に記載のオートフォーカス方法。
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