JP4697015B2 - タンブル機構 - Google Patents

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Description

本発明は、タンブル機構に関する。詳しくは、車両のフロアに対して起倒回動可能にヒンジ連結されたシートを起こし上げの回動方向に附勢する附勢手段を備えたタンブル機構に関する。
従来、車両の座席用シートには、座席としての不使用時にこれを折畳み姿勢とし、折畳んだシート全体を起こし上げて収納しておけるようにするタンブル機構が組み込まれているものがある。このようなタンブル機構としては、一般に、シートをフロアに対して起倒回動可能に支持するヒンジ機構部と、シートを起こし上げの回動方向に附勢する附勢手段と、を備えたものが知られている。具体的には、ヒンジ機構部は、シートの前端位置や側端位置に配置されており、折畳んだシートを車両前方や側方に起こし上げられるように支持する。また、附勢手段は、一般には捩りばねが用いられ、捩り込んだばねの弾性的な復元力の作用を利用して、シートを起こし上げの回動方向に附勢するようになっている。したがって、この附勢手段の附勢力により、シートの起こし上げに必要な力がアシストされる。
ここで、シートの起倒回動時において、シート全体のヒンジ点回りにかかる重量モーメントの大きさは、その起こし上げ回動角度の変化に対して正弦曲線状に変化する。一方、捩りばねによって付与されるばねトルクの大きさは、シートの起こし上げ回動角度の変化に対して直線状に変化する。したがって、上記のように両トルクの変動の仕方に差異がある場合には、シートの起こし上げに必要な操作力が一定とならず、良好な操作感が得られない。
そこで、例えば特許文献1には、上記のような附勢手段によって付与されるトルク線をシートの重量モーメント曲線に近づけるようにする技術が開示されている。この開示では、シートを起こし上げの回動方向に附勢する捩りばねの設置に加え、それよりも附勢力の弱い捩りばねを逆の附勢向きに設置している。この逆の附勢向きに設置された捩りばねは、シートを起こし上げる方向とは逆の反トルクを付与する。これにより、附勢手段全体によって付与されるトルク線がシートの重量モーメント曲線に近づけられ、シートを一定に近い操作力で起こし上げられるようになる。
実開平6−7548号公報
しかしながら、上記のように捩りばねを逆の附勢向きにも設置する技術では、ばねトルクが直線状に変動する2つの捩りばねを組み合わせたものに過ぎず、ばねトルク線をシートの重量モーメント曲線に即して近似させることが難しい。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、シートを起こし上げの回動方向に附勢する附勢手段によって発揮されるトルク線をシートの重量モーメント曲線に近似させるための調整の自由度を高めることにある。
上記課題を解決するために、本発明のタンブル機構は次の手段をとる。
1の発明は、車両の座席用シートをフロアに対して起倒回動可能に連するヒンジ機構部に、シートを起こし上げの回動方向に附勢する捩りばねが設けられたタンブル機構である。捩りばねは、その捩り込まれた一がヒンジ機構部の固定側部材に掛着さ、他端がヒンジ機構部の可動側部材に掛着さいる。捩りばねの一端の固定側部材に対する掛着は、可動側部材に回動可能にリンク連結されたリンク部材に設けられた軸部材が固定側部材に形成された長穴内にスライド可能な状態に嵌め込まれ、軸部材に対して捩りばねの一端側の片部が押し付けられて掛着状態を成す構成とされている。長穴は、捩りばねの一端を捩り込む方向に延びて軸部材のスライドにより捩りばねの一端側の片部を更に捩り込む方向に移動させる第1形状部と、第1形状部の末端から捩りばねの回転中心から半径方向に離間する方向に延びて軸部材のスライドにより捩りばねの一端側の片部を捩り込みを弛める方向に移動させる第2形状部と、を有する屈曲形状とされている。シートの起こし上げに伴うリンク部材のリンク運動に伴って、軸部材が長穴内をスライドして捩りばねの捩り込み量が変えられる構成となってい
この第1の発明によれば、捩りばねは、シートの起こし上げに伴って、その可動側部材に掛着された他端が捩り込みを弛めていく方向に移動していくが、固定側部材に掛着された一端が、軸部材が長穴の第1形状部内をスライドする動きに伴って、この一端側の片部が捩り込みを強める方向に移動される。これにより、捩りばねにより発揮されるトルクが高められたりトルクの減少が抑えられたりする。そして、シートの起こし上げの進行により、軸部材が長穴の第2形状部内をスライドするようになることにより、捩りばねの一端側の片部が軸部材によって捩り込みを弛める方向に移動されるようになる。このように、長穴の形状を屈曲形状としたことにより、シートの起こし上げに際して、シートの重量モーメントが大きく作用する最初の回動領域では、捩りばねにより発揮されるトルクを好適に強められるようにし、シートの重量モーメントが小さくなっていく後の回動領域では、捩りばねにより発揮されるトルクを好適に弱められるように調整することが可能となる。
本発明は上述した手段をとることにより、次の効果を得ることができる。
1の発明によれば、長穴の形状を屈曲形状にしたことにより、捩りばねにより発揮されるトルク線を、シート起こし上げ時にかかる重量モーメント曲線に近づけられるように調整することができる。これにより、シートをフロア上から一定に近い操作力で起こし上げられるようにすることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態の実施例について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のタンブル機構5Aについて、図1〜図5を用いて説明する。図1は車両用シートの概略構成を表した斜視図である。図2はタンブル機構5Aの構成図である。図3は捩りばね20の作動範囲を表した構成図である。図4はシート1が起倒回動する範囲を示した構成図である。図5はシート1の起こし上げ角度と各種の作用トルクとの関係を表したグラフである。
なお、以下の説明において、シート1に対して前後左右などの方向を示す場合には、シート1の設置向きに対しての方向を意図している。
本実施例の車両用シートは、車両の2列目や3列目などの後部座席として配設されている。ここで、図1には、シート1の概略構成が斜視図によって表されている。この図1では、シート1の構成を分かり易く示すために、シート1の外観形状が省略されて内部の骨格構造が表されている。すなわち、シートバック2の骨格を成すバックフレーム2fやシートクッション3の骨格を成すクッションフレーム3f等の骨格構造が表されている。
同図に示されているように、シート1は、リクライニング装置4を備えており、シートバック2の前倒しや後倒しといったリクライニングの動作が行えるようになっている。このシート1は、シートクッション3の右側下部に設けられたタンブル機構5Aと、左側下部に設けられた脚部材6と、によってフロアF上に位置固定されている。
ここで、タンブル機構5Aは、シート1をフロアFに対して起倒回動可能に支持している。詳しくは、図4に示されるように、タンブル機構5Aは、ヒンジ機構部10によって、シートクッション3とフロアFとをヒンジ連結している。これにより、シートクッション3が、フロアF上に倒伏した倒伏位置と、フロアFから車両の側方に起こし上げられた起立位置と、の間で起倒回動可能とされている。ここで、上記したシートクッション3の倒伏位置は、図4において実線の状態で表されている。また、シートクッション3の起立位置は、仮想線の状態で表されている。なお、同図において実線の細線で示された状態は、シートクッション3が起こし上げられていく途中の状態が表されている。
また、図1に戻り、タンブル機構5Aには、上記ヒンジ連結されたシート1をフロアFから起こし上げる回動方向に附勢する捩りばね20が組み付けられている。この捩りばね20は、予め捩り込まれた状態で組み付けられており、その復元に伴う附勢力によって、シート1をフロアFから起こし上げる際の操作力をアシストするようになっている。
また、脚部材6は、概略板形状を成しており、軸部6aによってシートクッション3の下面側に軸支されている。これにより、脚部材6は、シートクッション3の下面から垂直に起立した姿勢位置と、シートクッション3の下面側に重なるように畳み込まれた姿勢位置と、の間で起倒回動可能とされている。ここで、上記した脚部材6の起立姿勢位置は、図1において実線の状態で表されている。また、脚部材6の畳込姿勢位置は、仮想線の状態で表されている。
また、軸部6aのまわりには、捩りばねから成る畳込ばね6bが組み付けられている。この畳込ばね6bは、脚部材6とクッションフレーム3fとの間に設けられており、脚部材6を畳み込む回動方向に附勢している。これにより、脚部材6は、その自由状態では、上記の附勢に従って、シートクッション3の下面側に畳み込まれた回動位置(仮想線位置)にて保持されるようになっている。
したがって、図1の実線で示されるように、脚部材6を上記の附勢に抗して起立させることにより、この脚部材6を支えとして、シートクッション3を水平な姿勢状態としてフロアF上に倒伏させることができる。ここで、脚部材6の前後の端部位置には、ロック装置7が備え付けられている。このロック装置7は、フロアFに設置されているストライカSに対して係脱可能に構成されている。したがって、ロック装置7をストライカSに係合させることにより、脚部材6を起立させた状態としてフロアF側にロックすることができる。これにより、前述したタンブル機構5Aによるシート1の起こし上げ回動を規制することができ、シートクッション3をフロアF上に倒伏させた状態を維持することができる。
このロック装置7は、シート1の所定位置に設けられた操作部材(図示省略)の操作を行うことにより、ストライカSとの係合状態を解除するようになっている。したがって、シート1をフロアFから起こし上げる場合には、上記の操作を行ってロック装置7を解除することにより、シート1を側方に起こし上げ可能な状態とすることができる。そして、このロック装置7の解除に併せて、脚部材6が畳込ばね6bによる回動附勢力によって、シートクッション3の下面側に自動的に畳み込まれていくようになっている。
次に、タンブル機構5Aの構成について、更に詳しく説明する。
すなわち、タンブル機構5Aは、図1に示されるように、ヒンジ機構部10と、捩りばね20とを有する。
先ず、ヒンジ機構部10について説明する。すなわち、ヒンジ機構部10は、前述もしたように、シートクッション3とフロアFとをヒンジ連結している。このヒンジ機構部10は、フロアFと一体に連結された固定側部材11と、クッションフレーム3fと一体に連結された可動側部材12とを有し、これらが軸部13によってヒンジ連結された構成となっている。これにより、図4に示されるように、可動側部材12と一体とされているシートクッション3(シート1全体)が、フロアFに対して起倒回動可能とされている。なお、同図に示されているシート1は、シートバック2をシートクッション3側に前倒しした折畳姿勢状態とされている。
ここで、シート1の起倒回動の中心となる軸部13は、フロアF上の倒伏位置にあるシート1の重心Gの位置よりも高い位置に設定されている。したがって、この軸部13のまわりに作用するシート1の重量モーメントMgは、シート1を起こし上げていく回動角度の変化に対して図5の破線で示されている曲線のように変化する。すなわち、シート1の重量モーメントMgは、図4及び図5の両図を参照して分かるように、シート1の重心Gの位置が軸部13の高さ位置に到達するまでの回動領域(図示省略)では、シート1を起こし上げていくに従って正弦曲線状に増大していく。そして、その先の回動領域(図示省略)では、シート1の重量モーメントMgは、正弦曲線状に減少していく。
次に、図1に戻って、捩りばね20について説明する。すなわち、捩りばね20は、前述もしたように、ヒンジ連結されたシート1をフロアFから起こし上げる回動方向に附勢するように配されている。ここで、捩りばね20の配置状態は、図2及び図3において詳しく表されている。これらの図に示されるように、捩りばね20は、軸部13に巻き掛けられて設けられており、その一端21を固定側部材11に掛着させ、他端22を可動側部材12に掛着させている。ここで、図3の実線、実線の細線、及び仮想線で示されている状態位置は、それぞれ、図4において同じ線種で示されている状態位置に対応して描かれている。
この捩りばね20は、図3に示されるように、可動側部材12を固定側部材11に対して紙面内反時計回りの方向に回動附勢するように予め捩り込まれた状態で配されている。詳しくは、捩りばね20は、可動側部材12を実線で示されている倒伏位置から仮想線で示されている起立位置まで回動附勢してもなお附勢力を残した状態、すなわち自由状態となる前の状態となるように捩り込まれている。
ここで、前述した捩りばね20の一端21は、固定側部材11に組み付けられた軸部材11bと当接した状態として固定側部材11に掛着されている。この軸部材11bは、固定側部材11に形成された屈曲形状の長穴11a内にスライド移動可能に嵌め込まれている。そして、軸部材11bは、リンク部材14によって、可動側部材12にリンク連結されている。これにより、軸部材11bは、可動側部材12が実線で示されている倒伏位置にある状態では、長穴11aの上端位置にて位置固定されている。そして、この状態から、可動側部材12を反時計回りに回動させていくことにより、軸部材11bは、リンク部材14に押込操作されて長穴11a内を下方向にスライド移動していく。これにより、軸部材11bは、捩りばね20の一端21との当接位置を変化させる。
具体的には、同図の実線状態と実線の細線状態とを比較して分かるように、可動側部材12を反時計回りに回動させていくと、軸部材11bは、先ず、長穴11aの屈曲形状によって紙面内左下方向に移動する。これにより、軸部材11bは、捩りばね20の一端21を反時計回りに押動して、捩りばね20を捩り込む方向に変形させる。
次に、同図の実線の細線状態と仮想線状態とを比較して分かるように、可動側部材12を更に反時計回りに回動させていくことにより、軸部材11bは、長穴11aの屈曲形状によって紙面内右下方向に移動する。これにより、軸部材11bは、捩りばね20の一端21をその復元力に伴って時計回りに回動させ、捩りばね20を捩り込みを解放する方向に変形させる。
したがって、捩りばね20が上記のような変形態様をとることにより、捩りばね20によって作用するばねトルクTsは、可動側部材12(シート1)を起こし上げていく回動角度の変化に対して図5の実線で示されている曲線のように変化する。
ここで、同図の仮想線で示されている直線は、捩りばね20の一端21が固定となっている場合のばねトルク(仮想ばねトルクTv)の変化の様子が仮想的に表されている。この仮想ばねトルクTvは、捩りばね20の一端21が図3の実線の細線で示されている位置に固定されている場合を想定したものである。このように、捩りばね20の一端21が固定となっている場合には、可動側部材12を起こし上げていく回動角度の変化に対して、ばねトルクの大きさは直線状に変化する。
しかし、本実施例では、可動側部材12の起こし上げ回動に伴って、捩りばね20の一端21の掛着位置が変化するようになっている。したがって、可動側部材12の起こし上げ回動時には、捩りばね20の他端22の掛着位置も変化することと相まって、捩りばね20の捩り込み量が上記の角度変化に対して曲線状に変化するようになる。これにより、図5に示されているように、捩りばね20により発揮されるばねトルクTsの曲線を、シート1の重量モーメントMgの曲線に即して近似させた形にすることができる。そして、ばねトルクTsの曲線を上記のように設定することにより、そのアシストにより、終始、一定に近い操作感でシート1をフロアF上から起こし上げていくことができるようになる。
続いて、本実施例の使用方法を説明する。
すなわち、シート1は、図1の実線で示されるように、その初期状態では、フロア1上において着座可能な姿勢状態とされている。この初期状態では、シートクッション3がフロアF上に倒伏した姿勢状態の位置にロックされており、シートバック2はシートクッション3から起立した姿勢位置に保持されている。したがって、この状態のシート1を車両の側方に起こし上げるために、シート1を折畳み姿勢状態として、ロック装置7を解除する。これにより、図5に示されるように、シート1を、捩りばね20の附勢によるアシストを受けながら、終始、一定に近い操作感でフロアF上から起こし上げていくことができる。
なお、上記のように車両の側方に起こし上げられたシート1は、図示しないベルト等の保持手段を用いて車両の側壁部等に起立させた姿勢状態として固定しておくことができる。これにより、シート1の不使用時には、これを折畳んで車両の側方に起こし上げた姿勢状態として収納しておくことができ、その空いたスペースを荷室スペースとして有効利用できるようになる。
このように、本実施例のタンブル機構5Aによれば、捩りばね20の回動角度の変化の割合を、シート1の起こし上げ回動角度の変化の割合に対して変化させることができる。これにより、捩りばね20によって発揮されるばねトルクTsのトルク線をシート1の重量モーメントMgの曲線に好適に近似させることができるようになる。また、このようなタンブル機構5Aを、車両の座席用シート1をフロアFから起こし上げるための機構として採用したことにより、シート1のような重量物を一定に近い操作力で起こし上げられるようになる。
次に、実施例2のタンブル機構5Bについて、図6〜図7を用いて説明する。図6はタンブル機構5Bの構成図である。図7は捩りばね20の作動範囲を表した構成図である。なお、本実施例では、実施例1で示したタンブル機構5Aと実質的に同様の構成及び作用を奏する箇所については同一の符号を付して説明を簡略化し、相違する箇所について詳しく説明していく。
本実施例のタンブル機構5Bでは、図6に良く示されるように、捩りばね20の一端21が、固定側部材11に組み付けられたカム部材11cと当接した状態として固定側部材11に掛着されている。このカム部材11cは、図7に示されるように、軸部11eによって固定側部材11に回動可能に軸支されている。そして、カム部材11cは、可動側部材12との間に設けられた原動歯12a及び従動歯11dから成る歯車列によって、可動側部材12に連結されている。前者の原動歯12aは、可動側部材12と一体に構成されており、可動側部材12と一体となって軸部13の回りを回動するように軸支されている。後者の従動歯11dは、カム部材11cと一体に構成されており、軸部11eによって原動歯12aと噛合した状態に軸支されている。これにより、従動歯11dは、可動側部材12と共に回動する原動歯12aから回動力の伝達を受けて回動し、カム部材11cをこれと同じ方向に回動させることができる。
上記のカム部材11cは、可動側部材12が実線で示されている倒伏位置にある状態では、カム形状の突起部分を捩りばね20の一端21に対して寝かせた姿勢となる回動位置にて位置固定されている。そして、この状態から、可動側部材12を反時計回りに回動させていくことにより、カム部材11cは、原動歯12a及び従動歯11dによる回動力の伝達を受けて回動し、捩りばね20の一端21との当接位置を変化させる。
具体的には、同図の実線状態と実線の細線状態とを比較して分かるように、可動側部材12を反時計回りに回動させていくことにより、カム部材11cは、カム形状の突起部分を捩りばね20の一端21に対して起立させた姿勢となる。これにより、カム部材11cは、捩りばね20の一端21を反時計回りに押動して、捩りばね20を捩り込む方向に変形させる。
次に、同図の実線の細線状態と仮想線状態とを比較して分かるように、可動側部材12を更に反時計回りに回動させていくことにより、カム部材11cは、再びカム形状の突起部分を捩りばね20の一端21に対して寝かせた姿勢となる。これにより、カム部材11cは、捩りばね20の一端21をその復元力に伴って時計回りに回動させ、捩りばね20を捩り込みを解放する方向に変形させる。
このように、カム部材11cと歯車列(原動歯12a及び従動歯11d)とを用いた比較的簡単な構成によっても、実施例1で示した構成と同じようにして、捩りばね20の変形態様を調整することができる。
以上、本発明の実施形態を2つの実施例により説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施ができるものである。
例えば、本発明のタンブル機構は、上記各実施例で示したような車両の座席用シートに関係した機構部への採用に限定されるものではなく、種々の起倒回動させる機構に採用することができる。
また、上記各実施例では、捩りばねのトルク線を調整することによって可動部材の起こし上げ回動操作の操作感を一定に近づけるという観点で説明を行った。しかし、例えば、捩りばねの附勢によって可動部材が自動的に起こし上げられていく設定となっている場合には、そのトルク線の調整によって可動部材の起こし上げ回動速度の調整を行うことができるため、このような用途で本発明を用いることもできる。
また、シートを起こし上げる向きは、車両の側方だけでなく、車両の前方や後方に起こし上げられるものであってもよい。また、シートの「起こし上げ」とは、シートを床下の収納位置から起こし上げるタイプのもの意図している。
実施例1の車両用シートの概略構成を表した斜視図である。 タンブル機構の構成図である。 捩りばねの作動範囲を表した構成図である。 シートが起倒回動する範囲を示した構成図である。 シートの起こし上げ角度と各種の作用トルクとの関係を表したグラフである。 実施例2のタンブル機構の構成図である。 捩りばねの作動範囲を表した構成図である。
符号の説明
1 シート
2 シートバック
2f バックフレーム
3 シートクッション
3f クッションフレーム
4 リクライニング装置
5A タンブル機構
5B タンブル機構
6 脚部材
6a 軸部
6b 畳込ばね
7 ロック装置
10 ヒンジ機構部
11 固定側部材
11a 長穴
11b 軸部材
11c カム部材
11d 従動歯
11e 軸部
12 可動側部材
12a 原動歯
13 軸部
14 リンク部材
20 捩りばね
21 一端
22 他端
F フロア
S ストライカ
Ts ばねトルク
Tv 仮想ばねトルク
Mg 重量モーメント

Claims (1)

  1. 車両の座席用シートをフロアに対して起倒回動可能に連するヒンジ機構部に前記シートを起こし上げの回動方向に附勢する捩りばねが設けられたタンブル機構であって、
    前記捩りばねは、その捩り込まれた一が前記ヒンジ機構部の固定側部材に掛着さ、他端前記ヒンジ機構部の可動側部材に掛着さ
    記捩りばねの一端の前記固定側部材に対する掛着は、前記可動側部材に回動可能にリンク連結されたリンク部材に設けられた軸部材が前記固定側部材に形成された長穴内にスライド可能な状態に嵌め込まれ、該軸部材に対して前記捩りばねの一端側の片部が押し付けられて掛着状態を成す構成とされ、
    前記長穴は、前記捩りばねの一端を捩り込む方向に延びて前記軸部材のスライドにより前記捩りばねの一端側の片部を更に捩り込む方向に移動させる第1形状部と、該第1形状部の末端から前記捩りばねの回転中心から半径方向に離間する方向に延びて前記軸部材のスライドにより前記捩りばねの一端側の片部を捩り込みを弛める方向に移動させる第2形状部と、を有する屈曲形状とされ、前記シートの起こし上げに伴う前記リンク部材のリンク運動に伴って前記軸部材が前記長穴内をスライドして前記捩りばねの捩り込み量が変えられる構成となっていることを特徴とするタンブル機構
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