JP4696699B2 - 降圧型dc/dcコンバータ及びドアホン装置 - Google Patents

降圧型dc/dcコンバータ及びドアホン装置 Download PDF

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Description

本発明は、スイッチング素子のゲート電圧を変動させて入力電圧をON又はOFFすることで、前記入力電圧を降圧した出力電圧を得る降圧型DC/DCコンバータ及び、同降圧型DC/DCコンバータを適用したドアホン装置に関する。
従来、このような降圧型DC/DCコンバータとしては、スイッチング素子のゲート電圧を変動させて入力電圧をON又はOFFすることで、前記入力電圧を降圧した出力電圧を得る技術内容が広く知られている(例えば特許文献1参照)。尚、特許文献1の技術内容は昇圧型及び降圧型DC/DCコンバータを併用したタイプのものであるため、出願人は従来の降圧型DC/DCコンバータとして図12乃至図15に基づき、以下に説明する。
図12は従来技術の降圧型DC/DCコンバータ内部の概略構成を示す回路構成図である。
図12に示す降圧型DC/DCコンバータ100は、ゲート電圧VGSの変動に応じて、電源部11からの入力電圧VINをON又はOFFするスイッチング素子Q1と、スイッチング素子Q1のゲート電圧VGSを変動させるべく、スイッチング素子Q1に対する制御電圧をON又はOFFするコントロール回路12と、スイッチング素子Q1にて入力電圧VINをON又はOFFすることでA点の電圧を、図13及び図14に示す0V〜VIN間で上下する断続波形にし、同断続波形の電圧を平滑することで安定した出力電圧VOを得る平滑回路13とを有し、同降圧型DC/DCコンバータ100で得た出力電圧VOを負荷14に供給するものである。
スイッチング素子Q1は、例えばPチャンネルMOSFETで構成し、ソースS側を電源部11、ゲートG側をコントロール回路12、ドレインD側を平滑回路13に接続し、同ゲート電圧VGSの変動、例えば図15に示すようにゲート電圧VGSがゲートOFF電圧を超えると、スイッチング素子Q1がONしてドレイン電流IDが流れ、ゲート電圧VGSがゲートOFF電圧未満となると、スイッチング素子Q1がOFFしてドレイン電流IDが流れなくなる。つまり、スイッチング素子Q1は、ゲート電圧VGSの変動に応じて入力電圧VINをON又はOFFすることで、出力電圧VOの基礎となる断続波形の電圧を生成することになる。
また、スイッチング素子Q1のゲート電圧VGSは、コントロール回路12の制御電圧のON又はOFF動作に応じて変動するものである。
平滑回路13は、ダイオードD、第1コンデンサC1及びリアクタンスLで構成し、スイッチング素子Q1のON/OFF動作で得た断続波形の電圧を平滑することで安定した出力電圧VOを得ることになる。
また、コントロール回路12は、平滑回路13にて得た出力電圧VOをフィードバックし、このフィードバック入力電圧(出力電圧VO)に基づきスイッチング素子Q1のON/OFF時間を制御するON時間制御回路12Aと、このON時間制御回路12Aの駆動制御に基づき、制御電圧をON又はOFFする第1スイッチQ2及び第2スイッチQ3を含む出力回路12Bとを有し、電源部11から入力電圧VINを得て電力供給を受けると共に、同入力電圧VINを制御電圧とし、第1スイッチQ2及び第2スイッチQ3のON/OFFで、スイッチング素子Q1に対する制御電圧をON又はOFFするものである。
また、降圧型DC/DCコンバータ100は、スイッチング素子Q1のソースS及びゲートG間に第1抵抗R1を配置すると共に、コントロール回路12及びスイッチング素子Q1のゲートG間に第2抵抗R2を配置するものである。
また、コントロール回路12は、図13及び図14に示すように制御電圧をONする場合、第1スイッチQ2をON、第2スイッチQ3をOFFし、その結果、制御電圧が入力電圧VINと等しい制御出力HIGHの状態に移行することになる。尚、制御出力HIGHの状態では、制御電圧をVINとしてスイッチング素子Q1のゲート電圧VGSが0Vに降下することでスイッチング素子Q1がOFFし、その結果、ドレイン電流IDは流れないことになる。
また、コントロール回路12は、図13及び図14に示すように制御電圧をOFFする場合、第1スイッチQ2をOFF、第2スイッチQ3をONし、その結果、制御電圧が0Vになる制御出力LOWの状態に移行することになる。尚、制御出力LOWの状態では、スイッチング素子Q1のゲート電圧VGSが、入力電圧VINと第1抵抗R1及び第2抵抗R2の抵抗値比率で決定される電圧値、すなわちVIN*R1/(R1+R2)に上昇するため、スイッチング素子Q1がONし、その結果、ドレイン電流IDが流れることになる。
コントロール回路12のON時間制御回路12Aは、フィードバック入力電圧値、すなわち出力電圧VOに応じて出力回路12Bを駆動制御し、例えば出力電圧VOを上昇させる場合、スイッチング素子Q1のON時間を長く、すなわち制御出力LOWの状態を長くすることになる(図13参照)。
また、ON時間制御回路12Aは、例えば出力電圧VOを下降させる場合、スイッチング素子Q1のON時間を短く、すなわち制御出力HIGHの状態を長くすることになる(図14参照)。
従って、従来の降圧型DC/DCコンバータ100によれば、コントロール回路12にて入力電圧VINを制御電圧とし、フィードバック入力電圧(出力電圧VO)に基づき同制御電圧をON又はOFFすることでスイッチング素子Q1のゲート電圧VGSを変動させ、その結果、スイッチング素子Q1をON又はOFFさせることで出力電圧VOを調整するようにしたので、入力電圧VINを所望の出力電圧VOに降圧することができる。
特開平7−107739号公報(要約書及び図1参照)
しかしながら、上記従来の降圧型DC/DCコンバータ100によれば、コントロール回路12の電力供給源を電源部11からの入力電圧VINとしているが、同入力電圧VINが高くなると、同入力電圧VINに耐え得るためにはコントロール回路12内部の半導体素子を大きくする必要があるため、同コントロール回路12が大規模になり、その結果、同降圧型DC/DCコンバータ100の小型化に支障がでるといった事態が考えられる。
また、従来の降圧型DC/DCコンバータ100によれば、同降圧型DC/DCコンバータ100を小型化するために電源部11からの入力電圧VINを低くすることも考えられるが、例えば玄関子機及び室内親機で構成するドアホン装置においては、例えば降圧型DC/DCコンバータ100を内蔵した室内親機から玄関子機に対しても入力電圧VINを電源供給する必要があるため、同入力電圧VIN自体を低くすることは非常に難しいといった事態が考えられる。
そこで、本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、コントロール回路を小型化して、その結果、同降圧型DC/DCコンバータの小型化を図ることができる降圧型DC/DCコンバータ及びドアホン装置に提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の降圧型DC/DCコンバータは、ゲート電圧の変動に応じて、入力端子からの入力電圧をON又はOFFするスイッチング素子と、前記スイッチング素子の前記ゲート電圧を変動させるべく、前記スイッチング素子に対する制御電圧をON又はOFFするコントロール回路とを有し、前記スイッチング素子は、前記コントロール回路からの前記制御電圧のON又はOFFに基づく、同ゲート電圧の変動に応じて、前記入力電圧をON又はOFFすることで前記入力電圧を降圧した出力電圧を得る降圧型DC/DCコンバータであって、前記入力端子及び前記コントロール回路間に配置され、前記入力端子からの前記入力電圧を減圧し、同減圧した入力電圧を前記コントロール回路に供給する減圧手段と、前記コントロール回路及び前記スイッチング素子間に配置され、前記コントロール回路にてONした制御電圧を昇圧し、同昇圧した制御電圧を前記スイッチング素子に供給する昇圧手段とを有し、前記スイッチング素子をOFFする場合、前記コントロール回路にてONした制御電圧を前記昇圧手段が昇圧するようにした。
上記のように構成された本発明の降圧型DC/DCコンバータによれば、前記入力端子からの前記入力電圧を減圧し、同減圧した入力電圧をコントロール回路に供給し、同コントロール回路側で同減圧した入力電圧の電源供給を受け、さらに、同コントロール回路側で同減圧した入力電圧を制御電圧としてスイッチング素子に対してON又はOFFし、スイッチング素子をOFFする場合、スイッチング素子をOFFするようにスイッチング素子のゲート電圧を変動させるべく、コントロール回路にてONした制御電圧を昇圧するようにしたので、コントロール回路への電源供給に関わる入力電圧を減圧したことでコントロール回路の小型化が可能になって、その結果、降圧型DC/DCコンバータを小型化することができ、さらには、同入力電圧を減圧したとしても、同スイッチング素子のON又はOFFを実現することができる。
本願請求項1記載の降圧型DC/DCコンバータは、ゲート電圧の変動に応じて、入力端子からの入力電圧をON又はOFFするスイッチング素子と、前記スイッチング素子の前記ゲート電圧を変動させるべく、前記スイッチング素子に対する制御電圧をON又はOFFするコントロール回路とを有し、前記スイッチング素子は、前記コントロール回路からの前記制御電圧のON又はOFFに基づく、同ゲート電圧の変動に応じて、前記入力電圧をON又はOFFすることで前記入力電圧を降圧した出力電圧を得る降圧型DC/DCコンバータであって、前記入力端子及び前記コントロール回路間に配置され、前記入力端子からの前記入力電圧を減圧し、同減圧した入力電圧を前記コントロール回路に供給する減圧手段と、前記コントロール回路及び前記スイッチング素子間に配置され、前記コントロール回路にてONした制御電圧を昇圧し、同昇圧した制御電圧を前記スイッチング素子に供給する昇圧手段とを有し、前記スイッチング素子をOFFする場合、前記コントロール回路にてONした制御電圧を前記昇圧手段が昇圧するようにした。
従って、本願請求項1記載の降圧型DC/DCコンバータによれば、前記入力端子からの前記入力電圧を減圧し、同減圧した入力電圧をコントロール回路に供給し、同コントロール回路側で同減圧した入力電圧の電源供給を受け、さらに、同コントロール回路側で同減圧した入力電圧を制御電圧としてスイッチング素子に対してON又はOFFし、スイッチング素子をOFFする場合、スイッチング素子をOFFするようにスイッチング素子のゲート電圧を変動させるべく、コントロール回路にてONした制御電圧を昇圧するようにしたので、コントロール回路への電源供給に関わる入力電圧を減圧したことでコントロール回路の小型化が可能になって、その結果、降圧型DC/DCコンバータを小型化することができ、さらには、同入力電圧を減圧したとしても、同スイッチング素子のON又はOFFを実現することができる。
本願請求項2記載の降圧型DC/DCコンバータは、本願請求項1記載の構成において、前記昇圧手段は、ツェナダイオード及びコンデンサの並列回路で構成し、前記ツェナダイオードは、前記コントロール回路にて前記制御電圧をONした場合、前記制御電圧を昇圧すると共に、前記コントロール回路にて前記制御電圧をOFFした場合、前記スイッチング素子をONするように前記ゲート電圧を変動させるべく、同ツェナダイオード分の電圧を前記制御電圧として前記スイッチング素子に印加するようにした。
従って、本願請求項2記載の降圧型DC/DCコンバータによれば、本願請求項1記載の効果に加えて、前記昇圧手段をツェナダイオード及びコンデンサの並列回路で構成し、前記ツェナダイオードは、前記コントロール回路にて前記制御電圧をONした場合、前記制御電圧を昇圧すると共に、前記コントロール回路にて前記制御電圧をOFFした場合、前記スイッチング素子をONするように前記ゲート電圧を変動させるべく、同ツェナダイオード分の電圧を前記制御電圧として前記スイッチング素子に印加するようにしたので、減圧した入力電圧を制御電圧としたとしても、制御電圧をONした場合、ツェナダイオードの電圧分だけ同制御電圧を昇圧することで、スイッチング素子をOFFすることできると共に、制御電圧をOFFした場合、ツェナダイオードの電圧を制御電圧としてスイッチング素子のゲート電圧に印加することで、スイッチング素子をONすることができる。
本願請求項3記載の降圧型DC/DCコンバータは、本願請求項1記載の構成において、前記昇圧手段は、抵抗及びコンデンサの並列回路で構成し、前記コントロール回路にて前記制御電圧をONした場合、前記抵抗を使用して前記制御電圧を昇圧するようにした。
従って、本願請求項3記載の降圧型DC/DCコンバータによれば、本願請求項1記載の効果において、前記昇圧手段を抵抗及びコンデンサの並列回路で構成し、前記コントロール回路にて前記制御電圧をONした場合、前記抵抗を使用して前記制御電圧を昇圧するようにしたので、減圧した入力電圧を制御電圧としたとしても、制御電圧をONした場合、前記抵抗を使用して同制御電圧を昇圧することで、スイッチング素子をOFFすることできる。
本願請求項4記載の降圧型DC/DCコンバータは、本願請求項1,2又は3記載の構成において、前記減圧手段は、ツェナダイオード及び抵抗の直列回路で構成し、前記入力端子からの入力電圧を前記ツェナダイオード及び前記抵抗で分圧することで、前記入力電圧を減圧するようにした。
従って、本願請求項4記載の降圧型DC/DCコンバータによれば、本願請求項1,2又は3記載の効果に加えて、前記減圧手段をツェナダイオード及び抵抗の直列回路で構成し、前記入力端子からの入力電圧を前記ツェナダイオード及び前記抵抗で分圧することで入力電圧を減圧することができる。
本願請求項5記載の降圧型DC/DCコンバータは、本願請求項1,2又は3記載の構成において、前記減圧手段は、第1抵抗及び第2抵抗の直列回路で構成し、前記入力端子からの入力電圧を前記第1抵抗及び前記第2抵抗で分圧することで前記入力電圧を減圧するようにした。
従って、本願請求項5記載の降圧型DC/DCコンバータによれば、本願請求項1,2又は3記載の効果に加えて、前記減圧手段を第1抵抗及び第2抵抗の直列回路で構成し、前記入力端子からの入力電圧を前記第1抵抗及び前記第2抵抗で分圧することで入力電圧を減圧することができる。
本願請求項6記載のドアホン装置は、ゲート電圧の変動に応じて、入力端子からの入力電圧をON又はOFFするスイッチング素子と、前記スイッチング素子の前記ゲート電圧を変動させるべく、前記スイッチング素子に対する制御電圧をON又はOFFするコントロール回路とを有し、前記スイッチング素子は、前記コントロール回路からの前記制御電圧のON又はOFFに基づく、同ゲート電圧の変動に応じて、前記入力電圧をON又はOFFすることで前記入力電圧を降圧した出力電圧を得る降圧型DC/DCコンバータを備えたドアホン装置であって、前記降圧型DC/DCコンバータは、前記入力端子及び前記コントロール回路間に配置され、前記入力端子からの前記入力電圧を減圧し、同減圧した入力電圧を前記コントロール回路に供給する減圧手段と、前記コントロール回路及び前記スイッチング素子間に配置され、前記コントロール回路にてONした制御電圧を昇圧し、同昇圧した制御電圧を前記スイッチング素子に供給する昇圧手段とを有し、前記スイッチング素子をOFFする場合、前記コントロール回路にてONした制御電圧を前記昇圧手段が昇圧するようにした。
従って、本願請求項6記載のドアホン装置によれば、前記入力端子からの前記入力電圧を減圧し、同減圧した入力電圧をコントロール回路に供給し、同コントロール回路側で同減圧した入力電圧の電源供給を受け、さらに、同コントロール回路側で同減圧した入力電圧を制御電圧としてスイッチング素子に対してON又はOFFし、スイッチング素子をOFFする場合、スイッチング素子をOFFするようにスイッチング素子のゲート電圧を変動させるべく、コントロール回路にてONした制御電圧を昇圧するようにしたので、ドアホン装置を構成する玄関子機及び室内親機において、例えば室内親機から玄関子機に対する入力電圧を変更することなく、室内親機内部に配置したコントロール回路への電源供給に関わる入力電圧を減圧したことでコントロール回路の小型化が可能になって、その結果、降圧型DC/DCコンバータを小型化することができ、さらには、同入力電圧を減圧したとしても、同スイッチング素子のON又はOFFを実現することができる。
以下、図面に基づいて本発明の降圧型DC/DCコンバータの実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
図1は第1の実施の形態を示す降圧型DC/DCコンバータ内部の概略構成を示す回路構成図である。尚、図12に示す降圧型DC/DCコンバータと同一の構成については同一符号を付すものとする。
図1に示す降圧型DC/DCコンバータ1は、ゲート電圧VGSの変動に応じて、電源部11からの入力電圧VINをON又はOFFするスイッチング素子Q1と、スイッチング素子Q1のゲート電圧VGSを変動させるべく、スイッチング素子Q1に対する制御電圧をON又はOFFするコントロール回路12と、スイッチング素子Q1にて入力電圧VINをON又はOFFすることでA点の電圧を0V〜VIN間で上下する断続波形にし、同断続波形の電圧を平滑することで安定した出力電圧VOを得る平滑回路13とを有し、同降圧型DC/DCコンバータ1で得た出力電圧VOを負荷14に供給するものである。
スイッチング素子Q1は、例えばPチャンネルMOSFETで構成し、ソースS側を電源部11、ゲートG側をコントロール回路12、ドレインD側を平滑回路13に接続し、同ゲート電圧VGSの変動、例えばゲート電圧VGSがゲートOFF電圧を超えると、スイッチング素子Q1がONしてドレイン電流IDが流れ、ゲート電圧VGSがゲートOFF電圧未満となると、スイッチング素子Q1がOFFしてドレイン電流IDが流れなくなる。つまり、スイッチング素子Q1は、ゲート電圧VGSの変動に応じて入力電圧VINをON又はOFFすることで、出力電圧VOの基礎となる断続波形の電圧を生成することになる。
また、スイッチング素子Q1のゲート電圧VGSは、コントロール回路12の制御電圧のON又はOFF動作に応じて変動するものである。
平滑回路13は、ダイオードD、第1コンデンサC1及びリアクタンスLで構成し、スイッチング素子Q1のON/OFF動作で得た断続波形の電圧を平滑することで安定した出力電圧VOを得ることになる。
また、降圧型DC/DCコンバータ1は、スイッチング素子Q1のソースS及びゲートG間に第1抵抗R1を配置すると共に、コントロール回路12及びスイッチング素子Q1のゲートG間に第2抵抗R2を配置するものである。
さらに、降圧型DC/DCコンバータ1は、電源部11の入力端子間に第1ツェナダイオードZD1及び第3抵抗R3の直列回路で構成する第1減圧手段15を備え、電源部11の入力電圧VINを第1ツェナダイオードZD1及び第3抵抗R3で減圧し、この減圧した入力電圧VIN−VZ1をコントロール回路12に供給するものである。
また、コントロール回路12は、平滑回路13にて得た出力電圧VOをフィードバックし、このフィードバック入力電圧(出力電圧VO)に基づきスイッチング素子Q1のON/OFF時間を制御するON時間制御回路12Aと、このON時間制御回路12Aの駆動制御に基づき、制御電圧をON又はOFFする第1スイッチQ2及び第2スイッチQ3を含む出力回路12Bとを有し、第1減圧手段15にて減圧した入力電圧VIN−VZ1を得て電力供給を受けると共に、同入力電圧VIN−VZ1を制御電圧とし、第1スイッチQ2及び第2スイッチQ3のON/OFFで、スイッチング素子Q1に対する制御電圧をON又はOFFするものである。
また、コントロール回路12は、制御電圧をONする場合、第1スイッチQ2をON、第2スイッチQ3をOFFし、その結果、制御電圧がVIN−VZ1となる制御出力HIGHの状態に移行することになる。尚、制御出力HIGHの状態では、ゲートOFF電圧VGSOFF≧VIN−VZ1を条件とした場合、スイッチング素子Q1のゲート電圧VGSがゲートOFF電圧以下となるためスイッチング素子Q1がOFFし、その結果、ドレイン電流IDは流れないことになる。
また、コントロール回路12は、制御電圧をOFFする場合、第1スイッチQ2をOFF、第2スイッチQ3をONし、その結果、制御電圧が0Vになる制御出力LOWの状態に移行することになる。尚、制御出力LOWの状態では、スイッチング素子Q1のゲート電圧VGSが、入力電圧VINと第1抵抗R1及び第2抵抗R2の抵抗値比率で決定される電圧値、すなわちVIN*R1/(R1+R2)となるためスイッチング素子Q1がONし、その結果、ドレイン電流IDが流れることになる。
コントロール回路12のON時間制御回路12Aは、フィードバック入力電圧値、すなわち出力電圧VOに応じて出力回路12Bを駆動制御し、例えば出力電圧VOを上昇させる場合、スイッチング素子Q1のON時間を長く、すなわち制御出力LOWの状態を長くすることになる。
また、ON時間制御回路は、例えば出力電圧VOを下降させる場合、スイッチング素子Q1のON時間を短く、すなわち制御出力HIGHの状態を長くすることになる。
従って、第1の実施の形態によれば、電源部11からの入力電圧VINを第1ツェナダイオードZD1及び第3抵抗R3で減圧し、同減圧した入力電圧VIN−VZ1をコントロール回路12に電源供給するようにしたので、コントロール回路12の小型化が可能になって、その結果、降圧型DC/DCコンバータ1を小型化することができる。
しかしながら、上記第1の実施の形態においては、スイッチング素子Q1のゲートOFF電圧VGSOFFとコントロール回路12の制御電圧との条件をVGSOFF≧VIN−VZ1にしたが、通常、ゲートOFF電圧は固定値であるため、第1減圧手段15にて入力電圧VINを減圧する量が少なく制限されてしまうことになる。
そこで、第1減圧手段15にて入力電圧VINを減圧する量を増やすことも考えられるが、単純に減圧量を増やすだけだと、ゲートOFF電圧が固定値であることから、VGSOFF≧VIN−VZ1の条件を満たすことができない。また、通常、スイッチング素子Q1をOFFする場合、ゲート電圧VGSを0Vに降下させることが望ましい。
つまり、コントロール回路12では、スイッチング素子Q1をONする場合、スイッチング素子Q1のゲート電圧VGSはVIN*R1/(R1+R2)となることでスイッチング素子Q1はONすることになるが、第1ツェナダイオードZD1の減圧分(VZ1)が大きすぎると、スイッチング素子Q1をOFFすべく、制御電圧をONにしたとしても、スイッチング素子Q1のゲート電圧VGSは0Vまで降下せずに、VZ1までしか降下せず、その結果、図2及び図3に示すようにゲートOFF電圧を超えて、スイッチング素子Q1がONしたまま、OFFにならないといった事態が考えられる。
そこで、このような事態に対処すべく、第2の実施の形態を示す降圧型DC/DCコンバータが考えられる。
(実施の形態2)
図4は第2の実施の形態を示す降圧型DC/DCコンバータ内部の概略構成を示す回路構成図、図5は第2の実施の形態を示す降圧型DC/DCコンバータ内部の動作を示すタイミングチャート図である。尚、図1に示す降圧型DC/DCコンバータ1と同一の構成については同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図4に示す降圧型DC/DCコンバータ1Aと図1に示す降圧型DC/DCコンバータ1とが異なるところは、スイッチング素子Q1及びコントロール回路12間の第2抵抗R2の代わりに、第2ツェナダイオードZD2及び第2コンデンサC2の並列回路で構成する第1昇圧手段16を配置した点にある。
第1昇圧手段16は、第2ツェナダイオードZD2及び第2コンデンサC2の並列回路で構成し、第2コンデンサC2の両端には第2ツェナダイオードZD2のツェナ電圧VZ2が蓄積されている。この際、VZ1及びVZ2の条件はVZ1≦VZ2、(VZ1−VZ2)及びゲートOFF電圧VGSOFFの条件は(VZ1−VZ2)≦VGSOFFとなるように第2ツェナダイオードZD2を設定するものである。
そして、第1昇圧手段16は、図5に示すようにコントロール回路12にて制御電圧VIN−VZ1をONした場合、すなわち制御出力HIGHの状態においては、制御電圧VIN−VZ1に対して第2ツェナダイオードZD2のツェナ電圧VZ2分を昇圧し、その制御電圧を(VIN−VZ1)+VZ2として、スイッチング素子Q1のゲート電圧VGSを0V以下までに降下させることで、スイッチング素子Q1をOFFさせることができる。
また、第1昇圧手段16は、図5に示すようにコントロール回路12にて制御電圧VIN−VZ1をOFFした場合、すなわち制御出力LOWの状態においては、スイッチング素子Q1をONするようにゲート電圧VGSを変動させるべく、第2ツェナダイオードZD2のツェナ電圧VZ2分を制御電圧としてスイッチング素子Q1に印加してスイッチング素子Q1のゲート電圧VGSはVZ2となるため、スイッチング素子Q1をONさせることができる。
尚、降圧型DC/DCコンバータ1Aの動作開始直後において、図5に示すように第2コンデンサC2には電荷が蓄積されていないため、電圧が発生しておらず、スイッチング素子Q1のOFF時間が短くなるが、動作開始直後は出力電圧VOを上昇させる必要があるため、時間変動に応じて出力電圧VOが上昇してスイッチング素子Q1のOFF時間を長くする必要が生じたタイミングでは、第2コンデンサC2に十分に電荷が蓄積されてツェナ電圧VZ2が生じて制御電圧VIN−VZ1にツェナ電圧VZ2分を昇圧し、スイッチング素子Q1をOFFすることができる。
従って、第2の実施の形態によれば、電源部11からの入力電圧VINを第1ツェナダイオードZD1及び第3抵抗R3で減圧し、同減圧した入力電圧VIN−VZ1をコントロール回路12に電源供給するようにしたので、コントロール回路12の小型化が可能となって、その結果、降圧型DC/DCコンバータ1Aを小型化することができる。
また、第2の実施の形態によれば、第1昇圧手段16を第2ツェナダイオードZD2及び第2コンデンサC2の並列回路で構成し、コントロール回路12にて制御電圧VIN−VZ1をONした場合、制御電圧を第2ツェナダイオードZD2のツェナ電圧VZ2分昇圧するようにしたので、減圧した入力電圧VIN−VZ1を制御電圧としたとしても、制御電圧をONした場合、第2ツェナダイオードZD2のツェナ電圧VZ2分だけ同制御電圧を昇圧して同制御電圧をVIN−VZ1+VZ2(尚、VZ1≦VZ2)としてゲート電圧を0V以下まで降下させることで、スイッチング素子Q1をOFFすることできる。
また、第2実施の形態によれば、コントロール回路12にて制御電圧VIN−VZ1をOFFした場合、スイッチング素子Q1をONするようにゲート電圧を変動させるべく、同第2ツェナダイオードZD2のツェナ電圧VZ2を制御電圧としてスイッチング素子Q1に印加するようにしたので、制御電圧をOFFした場合、第2ツェナダイオードZD2のツェナ電圧VZ2を制御電圧としてスイッチング素子Q1に印加してゲート電圧VGSをVZ2にすることで、スイッチング素子Q1をONすることができる。
(実施の形態3)
次に第3の実施の形態を示す降圧型DC/DCコンバータについて説明する。図6は第3の実施の形態を示す降圧型DC/DCコンバータ内部の概略構成を示す回路構成図、図7は第3の実施の形態を示す降圧型DC/DCコンバータ内部の動作を示すタイミングチャート図である。尚、図4に示す降圧型DC/DCコンバータ1Aと同一の構成については同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図6に示す降圧型DC/DCコンバータ1Bと図4に示す降圧型DC/DCコンバータ1Aとが異なるところは、入力端子間に配置された第1減圧手段15の代わりに、第3抵抗R3及び第4抵抗R4の直列回路で構成する第2減圧手段15Aを配置し、電源部11からの入力電圧VINを第3抵抗R3及び第4抵抗R4で分圧することで同入力電圧VINを減圧した点にある。尚、減圧した入力電圧はVIN*R3/(R3+R4)となり、VIN*R4/(R3+R4)≦VZ2を条件とし、(VIN*R3/(R3+R4))及びゲートOFF電圧VGSの条件は(VIN*R4/(R3+R4))−VZ2≦VGSOFFとなるように第2ツェナダイオードZD2を設定するものである。
コントロール回路12は、第3抵抗R3及び第4抵抗R4の分圧比で減圧した入力電圧VIN*R3/(R3+R4)の電源供給を受け、さらに同入力電圧VIN*R3/(R3+R4)を制御電圧としてON又はOFFするものである。
第1昇圧手段16は、図7に示すようにコントロール回路12にて制御電圧VIN*R3/(R3+R4)をONした場合、すなわち制御出力HIGHの状態においては、制御電圧VIN*R3/(R3+R4)に対して第2ツェナダイオードZD2のツェナ電圧VZ2分を昇圧し、制御電圧を(VIN*R3/(R3+R4))+VZ2として、スイッチング素子Q1のゲート電圧VGSを0V以下まで降下させることで、スイッチング素子Q1をOFFさせることができる。
また、第1昇圧手段16は、図7に示すようにコントロール回路12にて制御電圧VIN*R3/(R3+R4)をOFFした場合、すなわち制御出力LOWの状態においては、スイッチング素子Q1をONするようにゲート電圧VGSを変動させるべく、第2ツェナダイオードZD2の電圧VZ2分を制御電圧としてスイッチング素子Q1に印加してスイッチング素子Q1のゲート電圧VGSはVZ2となるため、スイッチング素子Q1をONさせることができる。
尚、降圧型DC/DCコンバータ1Bの動作開始直後において、図7に示すように第2コンデンサC2には電荷が蓄積されていないため、電圧が発生しておらず、スイッチング素子Q1のOFF時間が短くなるが、動作開始直後は出力電圧VOを上昇させる必要があるため、時間変動に応じて出力電圧VOが上昇してスイッチング素子Q1のOFF時間を長くする必要が生じたタイミングでは、第2コンデンサC2に十分に電荷が蓄積されてツェナ電圧VZ2が生じて制御電圧VIN*R3/(R3+R4)にツェナ電圧VZ2分を昇圧し、スイッチング素子Q1をOFFすることができる。
従って、第3の実施の形態によれば、電源部11からの入力電圧VINを第3抵抗R3及び第4抵抗R4の分圧比で減圧し、同減圧した入力電圧VIN*R3/(R3+R4)をコントロール回路12に電源供給するようにしたので、コントロール回路12の小型化が可能となって、その結果、降圧型DC/DCコンバータ1Bを小型化することができる。
また、第3の実施の形態によれば、第1昇圧手段16を第2ツェナダイオードZD2及び第2コンデンサC2の並列回路で構成し、コントロール回路12にて制御電圧VIN*R3/(R3+R4)をONした場合、制御電圧を第2ツェナダイオードZD2のツェナ電圧VZ2分昇圧するようにしたので、減圧した入力電圧VIN*R3/(R3+R4)を制御電圧としたとしても、制御電圧をONした場合、第2ツェナダイオードZD2のツェナ電圧VZ2分だけ同制御電圧を昇圧して同制御電圧を(VIN*R3/(R3+R4))+VZ2(尚、VIN*R4/(R3+R4)≦VZ2)にしてゲート電圧VGSを0V以下までに降下させることで、スイッチング素子Q1をOFFすることできる。
また、第3実施の形態によれば、コントロール回路12にて制御電圧VIN*R3/(R3+R4)をOFFした場合、スイッチング素子Q1をONするようにゲート電圧VGSを変動させるべく、第2ツェナダイオードZD2のツェナ電圧VZ2を制御電圧としてスイッチング素子Q1に印加するようにしたので、制御電圧をOFFした場合、第2ツェナダイオードZD2のツェナ電圧VZ2を制御電圧としてスイッチング素子Q1のゲート電圧VGSに印加し、ゲート電圧VGSをVZ2にすることで、スイッチング素子Q1をONすることができる。
(実施の形態4)
次に第4の実施の形態を示す降圧型DC/DCコンバータについて説明する。図8は第4の実施の形態を示す降圧型DC/DCコンバータ内部の概略構成を示す回路構成図、図9は第4の実施の形態を示す降圧型DC/DCコンバータ内部の動作を示すタイミングチャート図である。尚、図4に示す降圧型DC/DCコンバータ1Aと同一の構成については同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図8に示す降圧型DC/DCコンバータ1Cと図4に示す降圧型DC/DCコンバータ1Aとが異なるところは、スイッチング素子Q1及びコントロール回路12間に配置された第1昇圧手段16の代わりに、第2抵抗R2及び第2コンデンサC2の並列回路で構成した第2昇圧手段16Aを配置した点にある。
第2昇圧手段16Aは、図9に示すようにコントロール回路12にて制御電圧をONした場合、すなわち制御出力HIGHの状態においては、制御電圧VIN−VZ1に対してVIN*R2/(R1+R2)の電圧分を昇圧し、制御電圧を(VIN−VZ1)+(VIN*R2/(R1+R2))となるため(尚、VZ1≦VIN*R2/(R1+R2)、(VZ1−(VIN*R2/(R1+R2)))≦VGSOFFを条件とする)、スイッチング素子Q1のゲート電圧VGSを0V以下までに降下させることで、スイッチング素子Q1をOFFさせることができる。
また、第2昇圧手段16Aは、図9に示すようにコントロール回路12にて制御電圧VIN−VZ1をOFFした場合、すなわち制御出力LOWの状態においては、スイッチング素子Q1をONするようにゲート電圧VGSを変動させるべく、VIN*R1/(R1+R2)の電圧を制御電圧としてスイッチング素子Q1に印加してスイッチング素子Q1のゲート電圧VGSがVIN*R1/(R1+R2)となるため、スイッチング素子Q1をONさせることができる。
尚、降圧型DC/DCコンバータ1Cの動作開始直後において、図9に示すように第2コンデンサC2には電荷が蓄積されていないため、電圧が発生しておらず、スイッチング素子Q1のOFF時間が短くなるが、動作開始直後は出力電圧VOを上昇させる必要があるため、時間変動に応じて出力電圧VOが上昇してスイッチング素子Q1のOFF時間を長くする必要が生じたタイミングでは、第2コンデンサC2に十分に電荷が蓄積されて、制御電圧VIN−VZ1に対してVIN*R2/(R1+R2)の電圧分を昇圧し、スイッチング素子Q1をOFFすることができる。
従って、第4の実施の形態によれば、電源部11からの入力電圧VINを第1ツェナダイオードZD1及び第3抵抗R3で減圧し、同減圧した入力電圧VIN−VZ1をコントロール回路12に電源供給するようにしたので、コントロール回路12の小型化を可能とし、その結果、降圧型DC/DCコンバータ1Cを小型化することができる。
また、第4の実施の形態によれば、第2昇圧手段16Aを第2抵抗R2及び第2コンデンサC2の並列回路で構成し、コントロール回路12にて制御電圧をONした場合、制御電圧VIN−VZ1に対してVIN*R2/(R1+R2)の電圧分を昇圧するようにしたので、減圧した入力電圧VIN−VZ1を制御電圧としたとしても、制御電圧をONした場合、VIN*R2/(R1+R2)の電圧分だけ同制御電圧を昇圧して同制御電圧を(VIN−VZ1)+VIN*R2/(R1+R2)(尚、VZ1≦VIN*R2/(R1+R2))とすることでゲート電圧VGSを0V以下までに降下させることで、スイッチング素子Q1をOFFすることできる。
また、第4実施の形態によれば、コントロール回路12にて制御電圧をOFFした場合、スイッチング素子Q1をONするようにゲート電圧VGSを変動させるべく、VIN*R1/(R1+R2)を制御電圧としてスイッチング素子Q1に印加するようにしたので、制御電圧をOFFした場合、VIN*R1/(R1+R2)を制御電圧としてスイッチング素子Q1に印加し、ゲート電圧VGSをVIN*R1/(R1+R2)にすることで、スイッチング素子Q1をONすることができる。
(実施の形態5)
次に第5の実施の形態を示す降圧型DC/DCコンバータについて説明する。図10は第5の実施の形態を示す降圧型DC/DCコンバータ内部の概略構成を示す回路構成図、図11は第5の実施の形態を示す降圧型DC/DCコンバータ内部の動作を示すタイミングチャート図である。尚、図8に示す降圧型DC/DCコンバータ1Cと同一の構成については同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図10に示す降圧型DC/DCコンバータ1Dと図8に示す降圧型DC/DCコンバータ1Cとが異なるところは、入力端子間に配置された第1減圧手段15の代わりに、第3抵抗R3及び第4抵抗R4の直列回路で構成した第2減圧手段15Aを配置し、電源部11からの入力電圧を第3抵抗R3及び第4抵抗R4で分圧することで同入力電圧VINを減圧した点にある。尚、減圧した入力電圧はVIN*R3/(R3+R4)となる。
コントロール回路12は、第3抵抗R3及び第4抵抗R4の分圧比で減圧した入力電圧VIN*R3/(R3+R4)の電源供給を受け、さらに同入力電圧VIN*R3/(R3+R4)を制御電圧としてON又はOFFするものである。
第2昇圧手段16Aは、図11に示すようにコントロール回路12にて制御電圧VIN*R3/(R3+R4)をONした場合、すなわち制御出力HIGHの状態においては、制御電圧VIN*R3/(R3+R4)に対してVIN*R2/(R1+R2)の電圧分を昇圧し、制御電圧を(VIN*R3/(R3+R4))+(VIN*R2/(R1+R2))となるため(VIN*R3/(R3+R4)≦VIN*R2/(R1+R2)、(VIN*R3/(R3+R4))−(VIN*R2/(R1+R2))≦VGSOFFを条件とする)、同ゲート電圧VGSを0V以下までに降下させることで、スイッチング素子Q1をOFFさせることができる。
また、第2昇圧手段16Aは、図11に示すようにコントロール回路12にて制御電圧をOFFした場合、すなわち制御出力LOWの状態においては、スイッチング素子Q1をONするようにゲート電圧VGSを変動させるべく、VIN*R1/(R1+R2)を制御電圧としてスイッチング素子Q1に印加してスイッチング素子Q1のゲート電圧VGSはVIN*R1/(R1+R2)となるため、スイッチング素子Q1をONさせることができる。
尚、降圧型DC/DCコンバータ1Dの動作開始直後において、図11に示すように第2コンデンサC2には電荷が蓄積されていないため、電圧が発生しておらず、スイッチング素子Q1のOFF時間が短くなるが、動作開始直後は出力電圧VOを上昇させる必要があるため、時間変動に応じて出力電圧VOが上昇してスイッチング素子Q1のOFF時間を長くする必要が生じたタイミングでは、第2コンデンサC2に十分に電荷が蓄積されて、制御電圧VIN*R3/(R3+R4)に対してVIN*R2/(R1+R2)の電圧分を昇圧し、スイッチング素子Q1をOFFすることができる。
従って、第5の実施の形態によれば、電源部11からの入力電圧VINを第3抵抗R3及び第4抵抗R4の分圧比で減圧し、同減圧した入力電圧VIN*R3/(R3+R4)をコントロール回路12に電源供給するようにしたので、コントロール回路12の小型化を可能にし、その結果、降圧型DC/DCコンバータ1Dを小型化することができる。
また、第5の実施の形態によれば、第2昇圧手段16Aを第2抵抗R2及び第2コンデンサC2の並列回路で構成し、コントロール回路12にて制御電圧をONした場合、制御電圧VIN*R3/(R3+R4)に対してVIN*R2/(R1+R2)の電圧分を昇圧するようにしたので、減圧した入力電圧VIN*R3/(R3+R4)を制御電圧としたとしても、制御電圧VIN*R3/(R3+R4)をONした場合、VIN*R2/(R1+R2)の電圧分だけ同制御電圧を昇圧して同制御電圧をVIN*R3/(R3+R4)+VIN*R2/(R1+R2)(尚、VIN*R3/(R3+R4)≦VIN*R2/(R1+R2))とすることでゲート電圧を0V以下までに降下させることで、スイッチング素子Q1をOFFすることできる。
また、第5実施の形態によれば、コントロール回路12にて制御電圧をOFFした場合、スイッチング素子Q1をONするようにゲート電圧を変動させるべく、VIN*R1/(R1+R2)を制御電圧としてスイッチング素子Q1に印加するようにしたので、制御電圧をOFFした場合、VIN*R1/(R1+R2)を制御電圧としてスイッチング素子Q1に印加し、ゲート電圧VGSをVIN*R1/(R1+R2)にすることで、スイッチング素子Q1をONすることができる。
尚、上記第1乃至第5の実施の形態に関わる降圧型DC/DCコンバータを、ドアホン装置を構成する玄関子機及び室内親機の内、同室内親機に内蔵した場合、例えば室内親機から玄関子機への入力電圧を変更することなく、室内親機内部に配置したコントロール回路12への電源供給に関わる入力電圧を減圧したことでコントロール回路12の小型化が可能になって、その結果、降圧型DC/DCコンバータを小型化することができ、さらには、同入力電圧を減圧したとしても、同スイッチング素子のON又はOFFを実現することができる。
本発明の降圧型DC/DCコンバータによれば、入力電圧を減圧し、同減圧した入力電圧をコントロール回路に供給し、同コントロール回路側で同減圧した入力電圧の電源供給を受け、さらに、同コントロール回路側で同減圧した入力電圧を制御電圧としてスイッチング素子に対してON又はOFFし、スイッチング素子をOFFする場合、スイッチング素子をOFFするようにスイッチング素子のゲート電圧を変動させるべく、コントロール回路にてONした制御電圧を昇圧するようにしたので、コントロール回路への電源供給に関わる入力電圧を減圧したことでコントロール回路の小型化が可能になって、その結果、降圧型DC/DCコンバータを小型化することができ、さらには、同入力電圧を減圧したとしても、同スイッチング素子のON又はOFFを実現することができるため、降圧型DC/DCコンバータを使用する各技術分野、特にドアホン装置に有用である。
本発明の第1の実施の形態を示す降圧型DC/DCコンバータ内部の概略構成を示す回路構成図 第1の実施の形態を示す降圧型DC/DCコンバータ内部の動作を示すタイミングチャート図 第1の実施の形態に関わるスイッチング素子の動作特性を示す説明図 第2の実施の形態を示す降圧型DC/DCコンバータ内部の概略構成を示す回路構成図 第2の実施の形態を示す降圧型DC/DCコンバータ内部の動作を示すタイミングチャート図 第3の実施の形態を示す降圧型DC/DCコンバータ内部の概略構成を示す回路構成図 第3の実施の形態を示す降圧型DC/DCコンバータ内部の動作を示すタイミングチャート図 第4の実施の形態を示す降圧型DC/DCコンバータ内部の概略構成を示す回路構成図 第4の実施の形態を示す降圧型DC/DCコンバータ内部の動作を示すタイミングチャート図 第5の実施の形態を示す降圧型DC/DCコンバータ内部の概略構成を示す回路構成図 第5の実施の形態を示す降圧型DC/DCコンバータ内部の動作を示すタイミングチャート図 従来技術の降圧型DC/DCコンバータ内部の概略構成を示す回路構成図 従来技術の降圧型DC/DCコンバータ内部の高電位の出力電圧生成時に関わる動作を示すタイミングチャート図 従来技術の降圧型DC/DCコンバータ内部の低電位の出力電圧生成時に関わる動作を示すタイミングチャート図 従来技術の降圧型DC/DCコンバータ内部のスイッチング素子の動作特性を示す説明図
符号の説明
1,1A,1B,1C,1D 降圧型DC/DCコンバータ
12 コントロール回路
15 第1減圧手段(減圧手段)
15A 第2減圧手段(減圧手段)
16 第1昇圧手段
16A 第2昇圧手段
Q1 スイッチング素子

Claims (6)

  1. ゲート電圧の変動に応じて、入力端子からの入力電圧をON又はOFFするスイッチング素子と、前記スイッチング素子の前記ゲート電圧を変動させるべく、前記スイッチング素子に対する制御電圧をON又はOFFするコントロール回路とを有し、前記スイッチング素子は、前記コントロール回路からの前記制御電圧のON又はOFFに基づく、同ゲート電圧の変動に応じて、前記入力電圧をON又はOFFすることで前記入力電圧を降圧した出力電圧を得る降圧型DC/DCコンバータであって、
    前記入力端子及び前記コントロール回路間に配置され、前記入力端子からの前記入力電圧を減圧し、同減圧した入力電圧を前記コントロール回路に供給する減圧手段と、
    前記コントロール回路及び前記スイッチング素子間に配置され、前記コントロール回路にてONした制御電圧を昇圧し、同昇圧した制御電圧を前記スイッチング素子に供給する昇圧手段とを有し、
    前記スイッチング素子をOFFする場合、前記コントロール回路にてONした制御電圧を前記昇圧手段が昇圧することを特徴とする降圧型DC/DCコンバータ。
  2. 前記昇圧手段は、ツェナダイオード及びコンデンサの並列回路で構成し、前記ツェナダイオードは、前記コントロール回路にて前記制御電圧をONした場合、前記制御電圧を昇圧すると共に、前記コントロール回路にて前記制御電圧をOFFした場合、前記スイッチング素子をONするように前記ゲート電圧を変動させるべく、同ツェナダイオード分の電圧を前記制御電圧として前記スイッチング素子に印加することを特徴とする請求項1記載の降圧型DC/DCコンバータ。
  3. 前記昇圧手段は、抵抗及びコンデンサの並列回路で構成し、前記コントロール回路にて前記制御電圧をONした場合、前記抵抗を使用して前記制御電圧を昇圧することを特徴とする請求項1記載の降圧型DC/DCコンバータ。
  4. 前記減圧手段は、ツェナダイオード及び抵抗の直列回路で構成し、前記入力端子からの入力電圧を前記ツェナダイオード及び前記抵抗で分圧することで、前記入力電圧を減圧することを特徴とする請求項1,2又は3記載の降圧型DC/DCコンバータ。
  5. 前記減圧手段は、第1抵抗及び第2抵抗の直列回路で構成し、前記入力端子からの入力電圧を前記第1抵抗及び前記第2抵抗で分圧することで前記入力電圧を減圧することを特徴とする請求項1,2又は3記載の降圧型DC/DCコンバータ。
  6. ゲート電圧の変動に応じて、入力端子からの入力電圧をON又はOFFするスイッチング素子と、前記スイッチング素子の前記ゲート電圧を変動させるべく、前記スイッチング素子に対する制御電圧をON又はOFFするコントロール回路とを有し、前記スイッチング素子は、前記コントロール回路からの前記制御電圧のON又はOFFに基づく、同ゲート電圧の変動に応じて、前記入力電圧をON又はOFFすることで前記入力電圧を降圧した出力電圧を得る降圧型DC/DCコンバータを備えたドアホン装置であって、
    前記降圧型DC/DCコンバータは、
    前記入力端子及び前記コントロール回路間に配置され、前記入力端子からの前記入力電圧を減圧し、同減圧した入力電圧を前記コントロール回路に供給する減圧手段と、
    前記コントロール回路及び前記スイッチング素子間に配置され、前記コントロール回路にてONした制御電圧を昇圧し、同昇圧した制御電圧を前記スイッチング素子に供給する昇圧手段とを有し、
    前記スイッチング素子をOFFする場合、前記コントロール回路にてONした制御電圧を前記昇圧手段が昇圧することを特徴とするドアホン装置。
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