JP3824166B2 - 昇降圧型電流レギュレータ及び昇降圧型電流レギュレータの制御方法 - Google Patents

昇降圧型電流レギュレータ及び昇降圧型電流レギュレータの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、携帯機器、小型電子装置、電力装置などに用いられ、入力電圧から負荷電流を生成し、電気的変量または磁気的変量の調整システムを構成する昇降圧型電流レギュレータ及び昇降圧型電流レギュレータの制御方法に関するものである。
従来の昇降圧型コンバータは、入力電圧から所定の出力電圧を生成するものである(例えば、非特許文献1及び非特許文献2参照。)。また、従来の昇圧型電流レギュレータは、スイッチング周期Ts及びスイッチング周波数fsが固定で動作し、入力電圧から所定の負荷電流を生成するものもある。このような、従来の昇圧型電流レギュレータについて図6を用いて説明する。図6は、従来の昇圧型電流レギュレータを示す構成図である。
同図において、入力電圧Vinの負極と負荷Loadの一端とは、共通電位GNDに接続する。さらに、インダクタLの一端は入力電圧Vinの正極に接続し、インダクタLの他端はスイッチング素子SW2のドレインとダイオードD4のアノードとの接続点に接続する。
また、スイッチング素子SW2のソースは、抵抗RS1を介して、共通電位GNDに接続する。さらにまた、ダイオードD4のカソードは、出力電圧Vout及び負荷Loadの他端に接続する。
さらに、コンパレータCMPの非反転入力は、スイッチング素子SW2のソースと抵抗RS1との接続点に接続する。また、コンパレータCMPの反転入力は、電流指令値CMDに接続する。
そして、スイッチング素子SW2のソースと抵抗RS1とコンパレータCMPの非反転入力との接続点の電圧を電圧VS1とする。また、電圧VS1は、インダクタLの電流iL及びスイッチング素子SW2の電流に比例する。
さらに、制御回路11の入力は、コンパレータCMPの出力CMPOに接続し、制御回路11の出力VG2は、スイッチング素子SW2のゲートに接続する。
このような図6の従来例の動作を説明する(図示せず)。
まず、スイッチング素子SW2がオンのとき、ダイオードD4はオフとなる。また、入力電圧Vin、インダクタL、スイッチング素子SW2、抵抗RS1に入力電流Iinが流れる。そして、インダクタLは、入力電圧Vinが印加され、励磁される。したがって、電圧VS1はランプ状に上昇する。
そして、電圧VS1が電流指令値CMDとなると、スイッチング素子SW2はオンからオフに変化する。
次に、スイッチング素子SW2がオフのとき、ダイオードD4はオンとなる。また、入力電圧Vin、インダクタL、ダイオードD4、負荷Load(出力電圧Vout)抵抗RS1に入力電流Iin及び負荷電流Ioutが流れる。そして、インダクタLは、出力電圧Voutが印加され、リセットされ、インダクタLのエネルギーを放出する。
そして、スイッチング素子SW2がオンの時間とスイッチング素子SW2がオフの時間との和、即ち、スイッチング周期Tsが所定の時間となると、スイッチング素子SW2はオフからオンに変化する。
このようにして、図6の従来例は、カレントモードにおいて、スイッチング素子のオンオフの繰り返しにより、入力電圧Vinから所定の負荷電流Ioutを生成する。また、図6の従来例は、一定のスイッチング周期Tsで動作する。
図7は、図6の従来例のステップ応答における電圧VS1の波形である。図7を用いて、図6の従来例の特性を詳細に説明する。
同図において、電圧VS1は、スイッチング素子のオンオフにより、大きく変動する。よって、図6の従来例におけるインダクタLの電流iLは大きなリプル電流を有する。
また、電流指令値CMDが上昇すると、電圧VS1のピーク値は上昇する。よって、電流指令値CMDが上昇すると、電圧VS1は上昇し、電流iLは上昇し、負荷電流Ioutは上昇する。
さらに、図6の従来例の電圧VS1は、電流指令値CMDがステップ状に変化した場合においても、電圧VS1のピーク値が電流指令値CMDとなるように作用すると共に、一定のスイッチング周期Tsとなるように作用するため、図7の波形に示すように変化する。
詳しくは、電流指令値CMDがステップ状に変化した場合に、電圧VS1は、一時的に低い周波数で変動する。そして、その変動は次第に減少する。したがって、電流指令値CMDがステップ状に変化した場合において、電圧VS1は一時的に低い周波数で変動し、電流iLは一時的に低い周波数で変動し、負荷電流Ioutは一時的に低い周波数で変動する。
Datasheets, LTC3440 Micropower Synchronous Buck-Boost DC/DC Converter, LINEAR TECHNOLOGY CORPORATION, 2001. Datasheets, LT3433 High Voltage Step-Up/Step-Down DC/DC Converter, LINEAR TECHNOLOGY CORPORATION, September 2003.
しかしながら、従来の昇圧型電流レギュレータは、降圧できないという課題がある。このため、従来の昇圧型電流レギュレータは、入力電圧Vinと出力電圧Voutとの差が正または負となる用途(アプリケーション)、入力電圧Vinと出力電圧Voutとの差が小さい用途に不適という課題がある。
また、従来の昇圧型電流レギュレータのインダクタLには、大きなリプル電流が流れ、損失が大きいという課題がある。さらにまた、従来の昇圧型電流のインダクタLは大形、高価のため、従来の昇圧型レギュレータは、大形、高価という課題がある。
さらに、従来の昇圧型電流レギュレータは、電流指令値CMDがステップ状に変化した場合において負荷電流Ioutは一時的に低い周波数で変動することから明らかなように、応答特性が悪いという課題がある。
また、従来のカレントモードの昇圧型電流レギュレータは、スロープ補償回路(図示せず)が必要となる場合があり、複雑になるという課題がある。なお、スロープ補償回路については、公知のため、説明を省略する。
本発明の目的は、以上説明した課題を解決するものであり、小形、安価、低損失、簡便の昇降圧型電流レギュレータ及び昇降圧型電流レギュレータの制御方法を提供することにある。
また、本発明の目的は、インダクタンスの低い磁気素子を用いながら、スイッチング周波数が低く、磁気素子のリプル電流が小さい昇降圧型電流レギュレータ及び昇降圧型電流レギュレータの制御方法を提供することにある。
さらに、本発明の目的は、良好な応答特性の昇降圧型電流レギュレータ及び昇降圧型電流レギュレータの制御方法を提供することにある。
このような目的を達成する本発明は、次の通りである。
(1)入力電圧から負荷電流を生成する昇降圧型電流レギュレータにおいて、第1スイッチング素子と磁気素子と第2スイッチング素子とを有し、前記入力電圧に直列に接続する第1直列回路と、第3スイッチング素子と前記磁気素子と第4スイッチング素子と負荷とを有し、前記負荷電流が流れる第2直列回路と、前記第1スイッチング素子と前記磁気素子と前記第4スイッチング素子と前記負荷とを有し、前記入力電圧に接続する第3直列回路と、前記第1直列回路に電流が流れる第1状態と、前記第2直列回路に電流が流れる第2状態と、前記第3直列回路に電流が流れる第3状態とを生成するスイッチング制御手段と、前記磁気素子の電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段の出力と電流指令値とを比較するコンパレータと、前記第2状態の時間を決定する第1のタイマーと、前記第3状態の時間を決定する第2のタイマーとを備え、前記コンパレータの出力に基づき前記第1状態から前記第2状態へ遷移し、前記第1のタイマーの出力に基づき前記第2状態から前記第3状態へ遷移し、前記第2のタイマーの出力に基づき前記第3状態から前記第1状態へ遷移することを特徴とする昇降圧型電流レギュレータ。
(2)前記スイッチング制御手段は、前記コンパレータの出力のピーク値に基づき、前記第1スイッチング素子をオフとし前記第2スイッチング素子をオフとすることを特徴とする請求項1記載の昇降圧型電流レギュレータ。
(3)前記スイッチング制御手段は、前記第1のタイマーが所定の時間の後に生成する第1のトリガ出力に基づき、前記第1スイッチング素子をオンとする
ことを特徴とする(2)記載の昇降圧型電流レギュレータ。
(4)前記スイッチング制御手段は、前記第2のタイマーが所定の時間の後に生成する第2のトリガ出力に基づき、前記第2スイッチング素子をオンとし、前記第2のタイマーは前記第1のトリガ出力に基づき動作することを特徴とする(3)記載の昇降圧型電流レギュレータ。
(5)前記スイッチング制御手段は、前記第3状態の期間を、前記第1状態の期間及び前記第2状態の期間よりも大きくすることを特徴とする()記載の昇降圧型電流レギュレータ。
(6)前記第1のタイマーは、前記入力電圧と負荷に生ずる出力電圧とに基づく遅延時間を備え、前記入力電圧が増加すると前記第2状態の期間が増加し、前記出力電圧が増加すると前記第2状態の期間が減少することを特徴とする()記載の昇降圧型電流レギュレータ。
(7)前記第3スイッチング素子はダイオードで形成し、前記第4スイッチング素子はダイオードで形成することを特徴とする()記載の昇降圧型電流レギュレータ。
(8)負荷に生ずる出力電圧を平滑する平滑キャパシタと、前記出力電圧と基準電圧との差を増幅し、前記電流指令値を出力する誤差増幅器とを備えることを特徴とする()記載の昇降圧型電流レギュレータ。
(9)入力電圧から所定の負荷電流を生成する昇降圧型電流レギュレータの制御方法において、第1スイッチング素子と磁気素子と第2スイッチング素子とを有し、前記入力電圧に直列に接続する第1直列回路と、第3スイッチング素子と前記磁気素子と第4スイッチング素子と負荷とを有し、前記負荷電流が流れる第2直列回路と、前記第1スイッチング素子と前記磁気素子と前記第4スイッチング素子と前記負荷とを有し、前記入力電圧に接続する第3直列回路と、前記第1直列回路に電流が流れる第1状態と、前記第2直列回路に電流が流れる第2状態と、前記第3直列回路に電流が流れる第3状態とを生成するスイッチング制御手段と、前記磁気素子の電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段の出力と電流指令値とを比較するコンパレータと、前記第2状態の時間を決定する第1のタイマーと、前記第3状態の時間を決定する第2のタイマーと、前記磁気素子が前記入力電圧により励磁され、前記コンパレータの出力に基づき前記第1状態から前記第2状態へ遷移するステップと、前記磁気素子前記負荷電流に基づく出力電圧によリセットされ、前記第1のタイマーの出力に基づき前記第2状態から前記第3状態へ遷移するステップと、前記磁気素子前記入力電圧と前記出力電圧との差によ励磁またはリセットされ、前記第2のタイマーの出力に基づき前記第3状態から前記第1状態へ遷移するステップとを備えることを特徴とする昇降圧型電流レギュレータの制御方法。

本発明によれば次のような効果がある。
本発明によれば、昇圧及び降圧いずれの場合でも動作可能な昇降圧型電流レギュレータを提供できる。
このため、本発明によれば、入力電圧と出力電圧との差が正または負となる用途に好適な昇降圧型電流レギュレータを提供できる。また、本発明によれば、入力電圧と出力電圧との差が小さい用途に好適な昇降圧型電流レギュレータを提供できる。
さらに、本発明によれば、小形、安価、低損失、簡便の好適な昇降圧型電流レギュレータ及び昇降圧型電流レギュレータの制御方法を提供できる。
また、本発明によれば、良好な応答特性を有する昇降圧型電流レギュレータ及び昇降圧型電流レギュレータの制御方法を提供できる。
さらに、本発明によれば、インダクタンスの低い磁気素子を用いながら、スイッチング周波数が低く、磁気素子のリプル電流が小さい昇降圧型電流レギュレータ及び昇降圧型電流レギュレータの制御方法を提供することができる。
詳しくは、スイッチング制御手段が、第3状態を生成することにより、磁気素子のリプル電流を小さくできる。
そして、第3状態の期間を第1状態の期間及び第2状態の期間よりも大きくすることで、一層、磁気素子のリプル電流を小さくできる。
さらに、一方のタイマーは、第3状態の時間を簡便に形成する。また、他方のタイマーは、第2状態の時間を簡便に形成する。さらに、電流検出手段とコンパレータとスイッチング制御手段とは、本発明の昇降圧型電流レギュレータを簡便に形成すると共に、好適な制御特性を提供する。
また、タイマーが入力電圧と出力電圧とに基づく遅延時間を備えることにより、入力電圧に対する依存性及び出力電圧に対する依存性が低い昇降圧型電流レギュレータを提供できる。
さらに、本発明によれば、所定の出力電圧を生成すると共に、低雑音で出力のリプル電流が小さい昇降圧型電流レギュレータを提供できる。
また、本発明によれば、磁気素子を小形にできる。また、本発明によれば、携帯機器、小形電子装置、電力装置に好適な昇降圧型電流レギュレータを提供できる。
以下に図1に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す構成図である。そして、図1の実施例の特徴は、第1スイッチング素子であるスイッチング素子SW1と、第2スイッチング素子であるスイッチング素子SW2と、第3スイッチング素子であるスイッチング素子SW3と、第4スイッチング素子であるスイッチング素子SW4と、磁気素子であるインダクタLと、スイッチング制御手段SEQとを備える点にある。
また、図1の実施例は、電流検出手段である抵抗RS1と、コンパレータCMPと、タイマーTIM2と、タイマーTIM3とを備える。
同図において、スイッチング素子SW1の一端(ソース)は、入力電圧Vinの正極に接続する。さらに、入力電圧Vinの負極は共通電位GNDに接続する。
また、スイッチング素子SW2の一端(ソース)は、抵抗RS1を介して、共通電位GNDに接続する。
さらに、スイッチング素子SW3の一端(ソース)は、共通電位GNDに接続し、スイッチング素子SW3の他端(ドレイン)は、スイッチング素子SW1の他端(ドレイン)に接続する。
また、スイッチング素子SW4の一端(ソース)は、出力電圧Vout及び負荷Loadの他端に接続し、スイッチング素子SW4の他端(ドレイン)は、スイッチング素子SW2の他端(ドレイン)に接続する。さらに、負荷Loadの一端は共通電位GNDに接続する。そして、負荷Loadの他端には、負荷電流Iout及び出力電圧Voutが印加される。
さらに、インダクタLの一端は、スイッチング素子SW1の他端(ドレイン)とスイッチング素子SW3の他端(ドレイン)との接続点に接続し、インダクタLの他端は、スイッチング素子SW2の他端(ドレイン)とスイッチング素子SW4の他端(ドレイン)との接続点に接続する。
また、コンパレータCMPの非反転入力は、スイッチング素子SW2の一端(ソース)と抵抗RS1との接続点に接続する。さらに、コンパレータCMPの反転入力は、電流指令値CMDに接続する。
そして、スイッチング素子SW2の一端(ソース)と抵抗RS1とコンパレータCMPの非反転入力との接続点の電圧を電圧VS1とする。また、電圧VS1は、スイッチング素子SW1の電流、インダクタLの電流iL及びスイッチング素子SW2の電流に比例する。
さらに、タイマーTIM2のトリガ入力T2ENB及びトリガ出力T2は、スイッチング制御手段SEQに接続する。また、タイマーTIM2は、入力電圧Vin及び出力電圧Voutに接続する。
さらにまた、タイマーTIM3のトリガ入力T3ENB及びトリガ出力T3は、スイッチング制御手段SEQに接続する。
また、スイッチング制御手段SEQの入力は、コンパレータCMPの出力CMPOに接続し、スイッチング制御手段SEQの出力は、それぞれ、スイッチング素子SW1の制御端子(ゲート)と、スイッチング素子SW2の制御端子(ゲート)と、スイッチング素子SW3の制御端子(ゲート)と、スイッチング素子SW4の制御端子(ゲート)とに接続する。
さらに、スイッチング素子SW1及びスイッチング素子SW4は、それぞれpチャネル型MOSFET(pチャネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)で形成する。さらにまた、スイッチング素子SW2及びスイッチング素子SW3は、それぞれnチャネル型MOSFET(nチャネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)で形成する。
また、抵抗RS1は、共通電位GNDとスイッチング素子SW2の一端(ソース)との間に配置する。そして、抵抗RS1は、スイッチング素子SW1の電流、インダクタLの電流及びスイッチング素子SW2の電流を検出する。
さらに、スイッチング素子SW1とインダクタLとスイッチング素子SW2と抵抗RS1とは、第1直列回路を形成し、入力電圧Vinに直列に接続される。
また、スイッチング素子SW3とインダクタLとスイッチング素子SW4と負荷Load及び出力電圧Voutとは、第2直列回路を形成する。そして、第2直列回路には負荷電流Ioutが流れる。
さらに、スイッチング素子SW1とインダクタLとスイッチング素子SW4と負荷Load及び出力電圧Voutとは、第3直列回路を形成し、入力電圧Vinに接続される。
上記の説明の構成をなす、図1の実施例の動作について図2を用いて説明する。図2は、図1の実施例における各部の動作波形である。
図2(a)は、スイッチング素子SW2の他端(ドレイン)とスイッチング素子SW4の他端(ドレイン)とインダクタLの他端との接続点の電圧VD2である。また、図2(b)は、スイッチング素子SW1の他端(ドレイン)とスイッチング素子SW3の他端(ドレイン)とインダクタLの一端との接続点の電圧VD1である。
さらに、図2(c)は、スイッチング素子SW4の制御端子(ゲート)の駆動電圧VG4である。また、図2(d)は、スイッチング素子SW2の制御端子(ゲート)の駆動電圧VG2である。さらに、図2(e)は、スイッチング素子SW3の制御端子(ゲート)の駆動電圧VG3である。さらにまた、図2(f)は、スイッチング素子SW1の制御端子(ゲート)の駆動電圧VG1である。
また、図2(g)は、タイマーTIM3のトリガ出力T3である。さらに、図2(h)は、タイマーTIM3のトリガ入力T3ENBである。また、図2(i)は、タイマーTIM2のトリガ出力T2である。さらにまた、図2(j)は、タイマーTIM2のトリガ入力T2ENBである。
さらに、図2(k)は、コンパレータCMPの出力CMPOである。また、図2(l)は、インダクタLの電流iLである。
図1の実施例の動作状態は、第1状態となる期間S1と、第2状態となる期間S2と、第3状態となる期間S3とを順次繰り返す。また、スイッチング素子SW1とスイッチング素子SW3とは、相補的にオンオフする。また、スイッチング素子SW2とスイッチング素子SW4とは、相補的にオンオフする。
第1に、期間S1について説明する。このとき、駆動電圧VG1はロウ、駆動電圧VG2はハイ、駆動電圧VG3はロウ、駆動電圧VG4はハイとなり、スイッチング素子SW1はオン、スイッチング素子SW2はオン、スイッチング素子SW3はオフ、スイッチング素子SW4はオフとなる。
また、トリガ入力T2ENBはロウ、トリガ出力T2はロウ、トリガ入力T3ENBはロウ、トリガ出力T3はロウとなる。
このとき、入力電圧Vin、スイッチング素子SW1、インダクタL、スイッチング素子SW2、抵抗RS1の第1直列回路に入力電流Iinが流れる。さらにまた、インダクタLは、入力電圧Vinが印加され、励磁される。したがって、電圧VS1はランプ状に上昇する。
そして、電圧VS1が電流指令値CMDとなると、駆動電圧VG1はロウからハイへ変化し、駆動電圧VG2はハイからロウへ変化し、駆動電圧VG3はロウからハイへ変化し、駆動電圧VG4はハイからロウへ変化し、トリガ入力T2ENBはロウからハイへ変化する。そしてまた、期間S1は終了し期間S2へ遷移する。
このとき、電流iLのピーク値ipkは、抵抗RS1の抵抗値をRS1として、以下の式(1)を満足する。
ipk=CMD/RS1 (1)
第2に、期間S2について説明する。このとき、駆動電圧VG1はハイ、駆動電圧VG2はロウ、駆動電圧VG3はハイ、駆動電圧VG4はロウとなり、スイッチング素子SW1はオフ、スイッチング素子SW2はオフ、スイッチング素子SW3はオン、スイッチング素子SW4はオンとなる。
また、トリガ入力T2ENBはハイ、トリガ入力T3ENBはロウ、トリガ出力T3はロウ、出力CMPOはロウとなる。
このとき、スイッチング素子SW3、インダクタL、スイッチング素子SW4、負荷Load(出力電圧Vout)の第2直列回路に負荷電流Ioutが流れる。また、インダクタLは、出力電圧Voutが印加され、リセットされ、インダクタLのエネルギーを放出する。したがって、インダクタLの電流iLはランプ状に低下する。
そして、トリガ入力T2ENBがハイとなってから所定の時間t2(遅延時間t2)の後、トリガ出力T2がロウからハイへ変化すると、駆動電圧VG1はハイからロウへ変化し、駆動電圧VG2はロウを保持し、駆動電圧VG3はハイからロウへ変化し、駆動電圧VG4はロウを保持し、トリガ入力T3ENBはロウからハイへ変化し、トリガ入力T2ENBはハイからロウへ変化する。そして、期間S2は終了し期間S3へ遷移する。
第3に、期間S3について説明する。このとき、駆動電圧VG1はロウ、駆動電圧VG2はロウ、駆動電圧VG3はロウ、駆動電圧VG4はロウとなり、スイッチング素子SW1はオン、スイッチング素子SW2はオフ、スイッチング素子SW3はオフ、スイッチング素子SW4はオンとなる。
また、トリガ入力T2ENBはロウ、トリガ出力T2はロウ、トリガ入力T3ENBはハイ、出力CMPOはロウとなる。
このとき、入力電圧Vin、スイッチング素子SW1、インダクタL、スイッチング素子SW4、負荷Load(出力電圧Vout)の第3直列回路に負荷電流Ioutが流れる。また、インダクタLは、入力電圧Vinと出力電圧Voutとの差(Vin−Vout)が印加され、励磁またはリセットされる。したがって、インダクタLの電流iLはランプ状に変化する。
なお、入力電圧Vinが出力電圧Voutよりも大きい(降圧モード)ときは、期間S3における電流iLはランプ状に上昇する。また、入力電圧Vinと出力電圧Voutとが等しいときは、期間S3における電流iLは一定となる。さらに、入力電圧Vinが出力電圧Voutよりも小さい(昇圧モード)ときは、期間S3における電流iLはランプ状に低下する。例えば、図2の動作波形は、昇圧モードを示す。
そして、トリガ入力T3ENBがハイとなってから所定の時間t3(遅延時間t3)の後、トリガ出力T3がロウからハイへ変化すると、駆動電圧VG1はロウを保持し、駆動電圧VG2はロウからハイへ変化し、駆動電圧VG3はロウを保持し、駆動電圧VG4はロウからハイへ変化し、トリガ入力T3ENBはハイからロウへ変化する。そして、期間S3は終了し期間S1へ遷移する。
このようにして、図1の実施例は、期間S1から期間S2へ遷移するステップと、期間S2から期間S3へ遷移するステップと、期間S3から期間S1へ遷移するステップとを繰り返す。即ち、インダクタLが入力電圧Vinにより励磁されるステップと、インダクタLが出力電圧Voutによりリセットされるステップと、インダクタLが入力電圧Vinと出力電圧Voutとの差により励磁またはリセットされるステップとを繰り返す。
そして、スイッチング制御手段SEQは、非同期順序回路からなるシーケンサ論理回路で形成され、期間S1,期間S2,期間S3を形成し、図1の実施例を統括制御する。
したがって、電流指令値CMDを所定の値とすると、ピーク値ipは所定の値となり、負荷電流Ioutも所定の値となり、負荷電流Ioutの平均値Ioも所定の値となる。
こうして、図1の実施例は、スイッチング素子SW1,SW2,SW3,SW4のオンオフにより、入力電圧Vinから所定の負荷電流Ioutを生成する。
一方、スイッチング素子SW1,SW2,SW3,SW4のオンオフに係るスイッチング周期Ts及びスイッチング周波数fsは、期間S1の時間t1、期間S2の時間t2、期間S3の時間t3として、以下の式(2)を満足する。
Ts=1/fs=t1+t2+t3 (2)
図3(a)は、入力電圧Vinと出力電圧Voutとが等しい(Vin=Vout)場合における、電流iLの波形である。さらにまた、図3(b)は、入力電圧Vinが出力電圧Voutよりも大きい(Vin>Vout)場合における、電流iLの波形である。
さらに、図3(c)は、入力電圧Vinが出力電圧Voutよりも小さい(Vin<Vout)場合、且つ、期間S2がゼロとなる(t2=0)場合の電流iLの波形である。
さらにまた、図3(a)、図3(b)及び図3(c)における期間S3(遅延時間t3)は、共に、所定の時間に決定する。
また、期間S1における電流iLの変化率をd/dt・iL(S1)、期間S2における電流iLの変化率をd/dt・iL(S2)、期間S3における電流iLの変化率をd/dt・iL(S3)、インダクタLのインダクタンスをLとすると式(3)から(5)を満足する。
d/dt・iL(S1)=Vin/L (3)
d/dt・iL(S2)=−Vout/L (4)
d/dt・iL(S3)=(Vin−Vout)/L (5)
よって、変化率d/dt・iL(S3)の絶対値は、変化率d/dt・iL(S1)の絶対値よりも小さく、変化率d/dt・iL(S2)の絶対値よりも小さい。
さらに、期間S2及び期間S3の電流iLは負荷電流Ioutとなる。そして、期間S2と期間S3との和は、スイッチング周期Tsにおいて、大きな割合を占める。
したがって、図1の実施例の期間S3は、インダクタLのリプル電流ΔiLを抑制する。また、図1の実施例の期間S3は、スイッチング周波数fsを低く抑制する。このため、図1の実施例におけるインダクタLのコア損失等は抑制される。
以上のことにより、図1の実施例のインダクタLは、小形、安価となる。
図1の実施例の動作について、図3の波形を用いて、更に詳細に説明する。
例えば、期間S3(時間t3)は所定の値にする。また、期間S3(時間t3)は期間S1(時間t1)及び期間S2(時間t2)に対し十分に大きくする。例えば、時間t3は時間t1及び時間t2の5倍にする。
そして、期間S3の中央Mにおける電流iLの値と、期間S3における電流iLの平均値i2とは等しい。また、平均値i2は、期間S3における開始当初の電流iLの値i1に基づいて変化する。
また、リプル電流ΔiL、入出力電圧差ΔVio、所定の定数kをパラメータとして、タイマーTIM2は式(6)を満足するように遅延時間t2を変化させ、タイマーTIM3は式(7)を満足するように遅延時間t3を決定する。
t2=(1+(Vin−Vout)/ΔVio)・L・ΔiL/Vout (6)
t3=L・k・ΔiL/ΔVio (7)
このとき、時間t2は、入力電圧Vinが増加すると増加し、出力電圧Voutが増加すると減少する。さらに、入力電圧Vin及び出力電圧Voutが変化するとき、時間t2を変化するため、期間S3の中央Mにおける電流iLの値が一定となる。
そして、このような図1の実施例において、平均値i2が一定となれば、負荷電流Ioutの平均値Ioもほぼ一定となる。
これらのことにより、図1の実施例における負荷電流の平均値Ioは、入力電圧Vinに対する依存性が抑制され、出力電圧Voutに対する依存性が抑制される。
さらに、インダクタLのリプル電流ΔiLが抑制されることにより、図1の実施例の雑音は低減し、図1の実施例の出力リプル電流及び出力リプル電圧は低減し、図1の実施例におけるインダクタLの飽和は抑制される。
また、図1の実施例において、リプル電流ΔiLの実効値は抑制され、スイッチング素子SW1、スイッチング素子SW2、スイッチング素子SW3、スイッチング素子SW4及びインダクタL3の導通損失は小さくなる。このため、スイッチング素子SW1、スイッチング素子SW2、スイッチング素子SW3、スイッチング素子SW4及びインダクタL3は小形、安価、低損失となる。
さらに、図1の実施例は、スイッチング周波数fsを低くできるため、インダクタLのコア損失及びスイッチング素子SW1、スイッチング素子SW2、スイッチング素子SW3、スイッチング素子SW4の駆動に係る損失等の周波数に依存する損失を抑制できる。そして、図1の実施例のインダクタLは、小形、安価、低損失となる。
また、期間S3が期間S1及び期間S2よりも十分に大きいとき、負荷電流の平均値Ioは、期間S3における電流iLの平均値i2により支配的に決定されることから、期間S1及び期間S2における電流iLの変動分は実用上無視できる。
さらに、負荷電流Ioutの入力電圧Vin依存性及び出力電圧Vout依存性は軽減し、負荷電流Ioutは安定となるため、図1の実施例は、特に、携帯機器、小形電子装置、電力装置に好適なアプリケーションを提供する。
図4は、図1の実施例のステップ応答における電圧VS1の波形である。図4を用いて、図1の実施例の特性を詳細に説明する。
同図において、電流指令値CMDが上昇すると、電圧VS1のピーク値は上昇する。よって、電流指令値CMDが上昇すると、電圧VS1は上昇し、電流iLは上昇し、負荷電流Ioutは上昇する。
さらに、図1の実施例の電圧VS1は、電流指令値CMDがステップ状に変化した場合において、電圧VS1のピーク値が電流指令値CMDとなるように作用すると共に、所定の遅延時間t2及び所定の遅延時間t3が保持するように作用するため、図7の波形に示すように変化する。
詳しくは、電流指令値CMDがステップ状に変化した場合に、電圧VS1は、ステップ状の変化直後の1周期のみ変動し、ステップ状の変化直後の2周期以降は変動しない。即ち、ステップ状の変化前はスイッチング周期Tsで動作し、ステップ状の変化直後の1周期のみ時間Tdで動作し、ステップ状の変化直後の2周期以降はスイッチング周期Tsで動作する。
したがって、図1の実施例は、良好な応答特性となる。
また、図1の実施例は、従来のカレントモードのレギュレータにおけるスロープ補償回路に相当する構成が本質的に不要である。このため、図1の実施例は簡便となる。
図5は、本発明の他の実施例を示す構成図である。図1の実施例と同一の要素には同一符号を付し、説明を省略する。
図5の発明の特徴は、第3スイッチング素子であるダイオードD3と、第4スイッチング素子であるダイオードD4と、平滑キャパシタCoと、誤差増幅器EAとを備える点にある。
同図において、ダイオードD3のアノードは、共通電位GNDに接続し、ダイオードD3のカソードは、スイッチング素子SW1の他端(ドレイン)に接続する。さらにまた、ダイオードD4のカソードは、出力電圧Vout及び負荷Loadの他端に接続し、ダイオードD3のアノードは、スイッチング素子SW2の他端(ドレイン)に接続する。
また、平滑キャパシタCoは、出力電圧Voutに並列に接続する。さらにまた、抵抗R1と抵抗R2とからなる分圧器は、出力電圧Voutに並列に接続する。
さらに、誤差増幅器EAの非反転入力は、基準電圧Vrefに接続する。また、誤差増幅器EAの反転入力は、抵抗R1と抵抗R2との分圧点に接続する。さらに、誤差増幅器EAの出力は、電流指令値CMD及びコンパレータCMPの反転入力に接続する。そして、誤差増幅器EAは、出力電圧Voutに係る電圧Vout・R2/(R1+R2)と基準電圧Vrefとの差を増幅し、電流指令値CMDを出力する。
このような、図5の実施例の動作を説明する。平滑キャパシタCoは、出力電圧Voutを平滑する。さらにまた、ダイオードD3及びダイオードD4は、インダクタLに誘起する電圧を整流する。
また、電圧Voutが所定の電圧よりも大きいときは、誤差増幅器EAの反転入力の電圧Vout・R2/(R1+R2)は基準電圧Vrefよりも大きくなり、誤差増幅器EAの出力は低下し、電流指令値CMDは低下し、コンパレータCMPの反転入力は低下し、電圧VS1は低下し、電流iLは低下し、即ち、スイッチング素子SW1及びスイッチング素子SW2のオンの期間S1(時間t1)は小さくなり、出力電圧Voutは低下する。
さらに、電圧Voutが所定の電圧よりも小さいときは、誤差増幅器EAの反転入力の電圧Vout・R2/(R1+R2)は基準電圧Vrefよりも小さくなり、誤差増幅器EAの出力は上昇し、電流指令値CMDは上昇し、コンパレータCMPの反転入力は上昇し、電圧VS1は上昇し、電流iLは上昇し、即ち、スイッチング素子SW1及びスイッチング素子SW2のオンの期間S1(時間t1)は大きくなり、出力電圧Voutは上昇する。
こうして、図5の実施例は、スイッチング素子SW1,SW2のオンオフにより、入力電圧Vinから所定の出力電圧Voutを生成する。そして、図5の実施例は、図1の実施例と同様に、小形、安価、簡便となる。
さらに、図5の実施例は、インダクタLの電流が不連続となる、いわゆるインダクタ電流不連続モードで動作させることも可能である。そして、インダクタ電流不連続モードは、軽負荷及び無負荷において、好適なバースト動作特性を提供する。インダクタ電流不連続モードの詳細な動作については、公知であるため説明を省略する。
さらに、図5の実施例は、スイッチング素子SW1,SW2,SW3,SW4の過電流を本質的に抑制する。さらに、図5の実施例は、平滑キャパシタCoの突入電流を本質的に抑制する。
また、前述の例では、抵抗RS1を共通電位GNDとスイッチング素子SW2の一端(ソース)との間に配置するものであったが、これとは別に、抵抗RS1を入力電圧Vinとスイッチング素子SW1の一端(ソース)との間に配置しても、同様の作用及び効果を得ることができる。
さらに、前述の例では、電流検出手段を外付けの抵抗RS1で形成するのであったが、これとは別に、電流検出手段をスイッチング素子内部のオン抵抗で形成しても、同様の作用及び効果を得ることができる。
また、前述の例では、スイッチング素子をMOSFETで形成するものであったが、これとは別に、スイッチング素子をMOSFET以外の半導体素子等で形成しても、同様の作用及び効果を得ることができる。
さらに、前述の例では、期間S1、期間S2、期間S3、期間S1の順に遷移して所定の負荷電流を生成する昇降圧型レギュレータであったが、これとは別に、期間S1、期間S3、期間S2、期間S1の順に遷移して所定の負荷電流を生成する昇降圧型レギュレータもありうる。
以上のことにより、本発明は、前述の実施例に限定されることなく、その本質を逸脱しない範囲で更に多くの変更及び変形を含むものである。
本発明の一実施例を示す構成図である。 図1の実施例における各部の動作波形である。 図1の実施例における電流iLの波形である。 図1の実施例のステップ応答における電圧VS1の波形である。 本発明の他の実施例を示す構成図である。 従来の昇圧型電流レギュレータを示す構成図である。 図6の従来例のステップ応答における電圧VS1の波形である。
符号の説明
SW1,SW2,SW3,SW4 スイッチング素子
D3,D4 ダイオード
L インダクタ(磁気素子)
RS1 抵抗(電流検出手段)
CMP コンパレータ
SEQ スイッチング制御手段
TIM2,TIM3 タイマー
Load 負荷
Vin 入力電圧
Vout 出力電圧
Iout 負荷電流
GND 共通電位

Claims (9)

  1. 入力電圧から負荷電流を生成する昇降圧型電流レギュレータにおいて、
    第1スイッチング素子と磁気素子と第2スイッチング素子とを有し、前記入力電圧に直列に接続する第1直列回路と、
    第3スイッチング素子と前記磁気素子と第4スイッチング素子と負荷とを有し、前記負荷電流が流れる第2直列回路と、
    前記第1スイッチング素子と前記磁気素子と前記第4スイッチング素子と前記負荷とを有し、前記入力電圧に接続する第3直列回路と、
    前記第1直列回路に電流が流れる第1状態と、前記第2直列回路に電流が流れる第2状態と、前記第3直列回路に電流が流れる第3状態とを生成するスイッチング制御手段と
    前記磁気素子の電流を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段の出力と電流指令値とを比較するコンパレータと、
    前記第2状態の時間を決定する第1のタイマーと、
    前記第3状態の時間を決定する第2のタイマーとを備え、
    前記コンパレータの出力に基づき前記第1状態から前記第2状態へ遷移し、前記第1のタイマーの出力に基づき前記第2状態から前記第3状態へ遷移し、前記第2のタイマーの出力に基づき前記第3状態から前記第1状態へ遷移する
    ことを特徴とする昇降圧型電流レギュレータ。
  2. 前記スイッチング制御手段は、前記コンパレータの出力のピーク値に基づき、前記第1スイッチング素子をオフとし前記第2スイッチング素子をオフとする
    ことを特徴とする請求項1記載の昇降圧型電流レギュレータ。
  3. 前記スイッチング制御手段は、前記第1のタイマーが所定の時間の後に生成する第1のトリガ出力に基づき、前記第1スイッチング素子をオンとする
    ことを特徴とする請求項2記載の昇降圧型電流レギュレータ。
  4. 前記スイッチング制御手段は、前記第2のタイマーが所定の時間の後に生成する第2のトリガ出力に基づき、前記第2スイッチング素子をオンとし、
    前記第2のタイマーは前記第1のトリガ出力に基づき動作する
    ことを特徴とする請求項3記載の昇降圧型電流レギュレータ。
  5. 前記スイッチング制御手段は、前記第3状態の期間を、前記第1状態の期間及び前記第2状態の期間よりも大きくする
    ことを特徴とする請求項記載の昇降圧型電流レギュレータ。
  6. 前記第1のタイマーは、前記入力電圧と負荷に生ずる出力電圧とに基づく遅延時間を備え
    前記入力電圧が増加すると前記第2状態の期間が増加し、前記出力電圧が増加すると前記第2状態の期間が減少する
    ことを特徴とする請求項記載の昇降圧型電流レギュレータ。
  7. 前記第3スイッチング素子はダイオードで形成し、前記第4スイッチング素子はダイオードで形成する
    ことを特徴とする請求項記載の昇降圧型電流レギュレータ。
  8. 負荷に生ずる出力電圧を平滑する平滑キャパシタと、
    前記出力電圧と基準電圧との差を増幅し、前記電流指令値を出力する誤差増幅器とを備える
    ことを特徴とする請求項記載の昇降圧型電流レギュレータ。
  9. 入力電圧から所定の負荷電流を生成する昇降圧型電流レギュレータの制御方法において、
    第1スイッチング素子と磁気素子と第2スイッチング素子とを有し、前記入力電圧に直列に接続する第1直列回路と、
    第3スイッチング素子と前記磁気素子と第4スイッチング素子と負荷とを有し、前記負荷電流が流れる第2直列回路と、
    前記第1スイッチング素子と前記磁気素子と前記第4スイッチング素子と前記負荷とを有し、前記入力電圧に接続する第3直列回路と、
    前記第1直列回路に電流が流れる第1状態と、前記第2直列回路に電流が流れる第2状態と、前記第3直列回路に電流が流れる第3状態とを生成するスイッチング制御手段と、
    前記磁気素子の電流を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段の出力と電流指令値とを比較するコンパレータと、
    前記第2状態の時間を決定する第1のタイマーと、
    前記第3状態の時間を決定する第2のタイマーと、
    前記磁気素子が前記入力電圧により励磁され、前記コンパレータの出力に基づき前記第1状態から前記第2状態へ遷移するステップと、
    前記磁気素子前記負荷電流に基づく出力電圧によリセットされ、前記第1のタイマーの出力に基づき前記第2状態から前記第3状態へ遷移するステップと、
    前記磁気素子前記入力電圧と前記出力電圧との差によ励磁またはリセットされ、前記第2のタイマーの出力に基づき前記第3状態から前記第1状態へ遷移するステップとを備える
    ことを特徴とする昇降圧型電流レギュレータの制御方法。
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