JP4694639B2 - 液晶表示ユニット、遊技装置、及び、液晶表示ユニットの表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示ユニット、遊技装置、及び、液晶表示ユニットの表示方法、特には役物の遮蔽・非遮蔽を切り替えることが可能な表示ユニットに関するものである。
従来から、パチンコなどの遊技装置に、その情報表示部を構成する部品として液晶表示素子が広く使われている。
そして、昨今の前記遊技装置では、その情報表示部に、前記液晶表示素子の液晶表示パネルに表示される情報とともに、前記液晶表示素子の背面に設置された役物などを併せて表示することが求められている。以下、遊技装置の概略構成を示す図である図17、及び、遊技装置の情報表示部の表示を示す図である図18の(a)〜(c)に基づいて説明する。
すなわち、図17に示すように遊技装置90の前面には、遊技の状況を見ることができるように円形の遊技盤92が設けられている。そして、前記遊技盤92のほぼ中心部には、主に液晶表示素子で構成された情報表示部94が設けられている。
この情報表示部94には、遊技の状況に応じて種々の情報が表示される。例えば、遊技装置90が、スロットマシンのように、遊技の状況に応じて3桁の数字が替わるものである場合には、図18の(a)に示すように、前記情報表示部94には、「567」のような数字が、前記液晶表示素子の液晶表示パネル上によって表示される。
そして、前記3桁の数字が例えば図18の(b)に示すように「777」等の所定の数字に揃った場合には、3桁の数字のうち中心部の数字である「7」を表示する領域が透明となる。これによって、前記情報表示部94には、図18の(c)に示すように、前記液晶表示パネルに表示された数字「7」・「7」と、前記液晶表示素子の背後にあらかじめ設置されていた役物62(人形)とが表示される。
(特許文献1)
以上のような表示を実現するために、種々の技術が提案されている。
例えば、特許文献1にはLCDシャッターとしてポリマー分散液晶を用いる技術について記載されている。以下、図19〜図22に基づいて説明する。ここで、図19は、特許文献1に記載の遊技機全体の構成を示す正面図である。図19に示すように、特許文献1に記載の遊技機101には、その遊技盤106の中心部にセンターケース111が設けられており、そのセンターケース111のなかに画像を表示するための画像表示装置108が設置されている。
詳しくは、前記センターケース111の構成を示す分解斜視図である図20に示すように、前記センターケース111は、主に鎧部409と、前記画像表示装置108と、その背後に設置された役物506とによって構成されている。
そして、前記画像表示装置108は、画像表示装置108の構成を示す説明図である図21に示すように、第1液晶パネル501と、拡散板502と、導光板503と、反射板504と、LCDシャッター505等がその順に配置されることによって構成されている。また、前記導光板503及びLCDシャッター505の端部近傍には、各々、画像表示用LCD光源513及び役物用光源514が設けられている。
特許文献1に記載の遊技機101では、前記画像表示装置108を構成するLCDシャッター505がポリマー分散液晶によって構成されており、これによって、前記役物506の見える・見えないの切替えが行われている。以下、LCDシャッター505を構成するポリマー分散液晶の動作原理を示す説明図である図22の(a)及び(b)に基づいて説明する。なお、図22の(a)は電圧が印加された時の液晶分子の配向状態を示し、図22の(b)は電圧が印加されていない時の液晶分子の配向状態を示す。
図22の(a)及び(b)に示すように、ポリマー分散液晶では、液晶層に電圧が印加されるか否かによって、光の透過状況が異なる。すなわち、液晶層に電圧が印加されている場合には、図22の(a)に示すように、光はポリマー分散液晶を透過し(LCDシャッター505:オン)、遊技者は、画像表示装置108の背後に設置された役物506を観ることができる。
一方、液晶層に電圧が印加されていない場合には、図22の(b)に示すように、光はポリマー分散液晶で散乱して白濁し(LCDシャッター505:オフ)、遊技者は、画像表示装置108の背後に設置された役物506を観ることができない。
以上のように、特許文献1に記載の遊技機101では、ポリマー分散液晶を用いることによって、画像表示装置108の背後に設置されていた役物506の可視・不可視(非遮蔽・遮蔽)の制御が可能になっている。
日本国公開特許公報「特開2005−185624号公報(公開日:2005年7月14日)」
しかしながら、前記特許文献1に記載された従来の遊技機では、画像表示装置(液晶表示素子)の背後に設置された役物の遮蔽が不十分であるという問題を有している。
具体的には、前記遊技機では、画像表示装置の背後に設置された役物の遮蔽を、上述のとおりポリマー分散液晶を用いておこなっていた。すなわち、先に説明したとおり、ポリマー分散液晶に電圧を印加しない状態でのポリマー分散液晶における光散乱を利用し、ポリマー分散液晶を白濁させることによって、その背後にある役物を遮蔽していた。
しかしながら、前記の方法では、光が散乱することによって全体が白濁し、その結果、役物の輪郭がぼやけ、役物の色彩も不鮮明になるものの、遊技者は、ぼんやりとでも役物の存在を認識することができた。
したがって、ポリマー分散液晶を散乱状態から透過状態にして役物が鮮明に見える状況に切り替えた際、遊技者は、散乱状態においてすでに役物の存在を認識しているので、表示の切替えによって受ける感動の度合いが低くなっていた。
そこで本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、表示装置の背後に設置された役物を十分に遮蔽することが可能な液晶表示ユニット、遊技装置、及び、液晶表示ユニットの表示方法を実現することにある。
本発明の液晶表示ユニットは、前記の課題を解決するために、画像を表示する第1液晶表示素子と、第1液晶表示素子の背後に設けられた役物と、前記第1液晶表示素子と前記役物との間に設けられた、前記役物を遮蔽するための第2液晶表示素子とが備えられた液晶表示ユニットであって、前記第2液晶表示素子の背後に、前記役物を遮蔽するための機械的な遮蔽装置が設けられていることを特徴としている。
また、本発明の液晶表示ユニットの表示方法は、前記の課題を解決するために、画像を表示する第1液晶表示素子と、第1液晶表示素子の背後に設けられた役物と、前記第1液晶表示素子と前記役物との間に設けられた、前記役物を遮蔽するための第2液晶表示素子とが備えられた液晶表示ユニットにおいて、前記第1液晶表示素子の観者に対して、前記役物が遮蔽され、第1液晶表示装置に表示された画像のみを示す表示と、前記役物が遮蔽されず、役物を見せる表示とを切り替える液晶表示ユニットの表示方法であって、前記第2液晶表示素子の背後に、前記役物を遮蔽するための機械的な遮蔽装置が設けられており、前記機械的な遮蔽装置によって、前記表示の切替えをおこなうことを特徴としている。
前記の構成によれば、役物を液晶表示ユニットの観者に対して遮蔽する(役物を液晶表示ユニットの観者に見せなくする)手段として、液晶表示素子とともに、機械的な遮蔽装置が設けられている。
ここで、機械的な遮蔽装置とは、液晶表示素子等による複屈折や光散乱等を利用して光透過率を低減させることなどによる光遮蔽手段とは異なり、光不透過性の部材を仕掛けによって動作させ、対象物からの光を遮ることによって、前記対象物(役物)を遮蔽する装置などを意味する。
そして、前記の液晶表示ユニットでは、液晶表示ユニットの観者と役物との間に前記機械的な遮光装置が設けられているので、液晶表示素子(第2液晶表示素子)による役物の遮蔽が不十分な場合あっても、液晶表示ユニットの観者に対して上記役物を十分に遮蔽することが可能となる。
すなわち、前記の構成によれば、表示装置の背後に設置された役物を十分に遮蔽することが可能な液晶表示ユニット、及び、液晶表示ユニットの表示方法を実現することができる。
また、前記の構成によれば、前記機械的な遮蔽装置とともに、役物を遮蔽するための液晶表示素子(第2液晶表示素子)が設けられている。
したがって、前記第2液晶表示素子と、前記機械的な遮蔽装置との動作を連動させた場合には、前記機械的な遮蔽装置の作動状況を前記液晶表示ユニットの観者に見えにくくすることができる。
前記動作の連動とは、例えば、前記機械的な遮蔽装置が作動する直前に、前記機械的な遮蔽装置よりも観者に近い位置に設けられている前記第2液晶表示素子を、役物を遮蔽できる状態にすることがあげられる。
これによって、観者に対して、前記機械的な遮蔽装置が作動する様子を見えにくくすることができる。
本発明の液晶表示ユニットは、前記機械的な遮蔽装置が、回動可能なドラム装置であり、前記回転ドラム装置の回転面には、光を透過する透過部と、光を透過しない非透過部とが設けられており、前記役物は、前記ドラム装置の内部に設置されており、前記ドラム装置が回動することで、前記第1液晶表示素子と前記役物との間に、前記透過部又は非透過部が配置されることによって、前記役物の非遮蔽又は遮蔽が切り替えられることが好ましい。
また、本発明の液晶表示ユニットの表示方法は、前記機械的な遮蔽装置が、回動可能なドラム装置であり、前記回転ドラム装置の回転面には、光を透過する透過部と、光を透過しない非透過部とが設けられており、前記役物は、前記ドラム装置の内部に設置されており、前記ドラム装置を回動させ、前記観者と前記役物との間に前記非透過部を配置したときに、前記第1液晶表示装置に表示された画像のみを表示し、他方、前記ドラム装置を回動させ、前記観者と前記役物との間に前記透過部を配置したときに、前記役物を表示することが好ましい。
前記の構成によれば、機械的な遮蔽装置が、回転ドラム装置であるため、ドラムを回動させるのみで、役物の非遮蔽及び遮蔽を容易に切り替えることができる。
本発明の液晶表示ユニットは、前記第2液晶表示素子と前記ドラム装置との間には、前記ドラム装置の回動軸と同一方向の少なくとも一対の直管状の光源ランプが設けられており、前記回転面の非透過部が、反射部材によって形成されていることが好ましい。
前記の構成によれば、非透過部が反射部材によって形成されており、また、その非透過部が回転面に設けられているので、前記非透過部は曲面を形成している。
そのため、前記役物を遮蔽する場合、前記非透過部は前記役物の前方に配置され、光源光や外光などの光は非透過部の前記曲面の外面側に到達する。そして、この光は、非透過部が曲面であるので、種々の方向に散乱しやすい。その結果、この散乱した光は、前記機械的な遮蔽装置の前面にある第1液晶表示素子のバックライトとして作用しうる。よって、第1液晶表示素子の画像に関し、その表示を明るくし、また、その表示面内での輝度分布の均一性を向上させることができる。
他方、前記役物を遮蔽しない場合(役物を液晶表示ユニットの観者に見せる場合)、前記非透過部が前記役物の後方に配置されると、前記各光は非透過部の前記曲面の内面側に到達する。そして、この光は、曲面の内面で反射するため、光が集光しやすく、その結果、前記役物が照らされやすい。したがって、観者は、明るく鮮明な役物を見ることができる。
そして、前記の構成によれば、前記第2液晶表示素子と前記ドラム装置との間に光源ランプが設けられている。したがって、先に説明した、役物を遮蔽する場合の、第1液晶表示素子の画像の明るさをより向上させることができる。
また、前記の構成によれば、前記光源ランプが前記ドラム装置の回動軸と同一方向に、一対として設けられている。その結果、前記役物を遮蔽する場合、光源ランプからの光が前記非透過部の曲面の外面側で反射することによって、より均一に表示面内に拡散しやすくなる。
したがって、第1液晶表示素子の画像に関し、その明るさのみならず、その表示面内での輝度分布の均一性をより向上させることができる。
また、本発明の液晶表示ユニットは、前記非透過部が白色ポリエチレンテレフタレートフィルムで形成されており、前記透過部が透明ポリエチレンテレフタレートフィルムで形成されていることが好ましい。
前記の構成によれば、非透過部が白色ポリエチレンテレフタレート(Polyethylene Terephthalate(PET):テレフタル酸ポリエチレン)フィルムで形成されているので、良好な散乱反射が得られる。
また、透過部が透明ポリエチレンテレフタレートフィルムで形成されているので、役物を鮮明に見せることができる。
また、非透過部及び透過部が、同一材料のフィルムから形成されているので、前記白色ポリエチレンテレフタレートフィルムと、前記透明ポリエチレンテレフタレートフィルムとを連結し、その後筒状に曲げることによって、容易に前記ドラム装置の回転面を形成することができる。
また、本発明の液晶表示ユニットは、前記機械的な遮蔽装置が、スライド式のシャッター装置であり、前記シャッター装置のシャッターが開閉することによって、前記役物の非遮蔽及び遮蔽が切り替えられるものとすることができる。
また、本発明の液晶表示ユニットは、前記機械的な遮蔽装置が、巻き上げ式のシャッター装置であり、前記シャッター装置のシャッターが開閉することによって、前記役物の非遮蔽及び遮蔽が切り替えられるものとすることができる。
前記の構成によれば、機械的な遮蔽装置がスライド式のシャッター装置、又は、巻き上げ式のシャッター装置であるので、汎用的で簡易な機構を用いて、所望の機械的な遮蔽装置を実現することができる。
また、本発明の液晶表示ユニットは、前記第2液晶表示素子が、高分子分散型液晶表示素子であることが好ましい。
前記の構成によれば、画像を表示する第1液晶表示素子の背後に設けられた第2液晶表示素子が、高分子分散型の液晶表示素子である。
したがって、第1液晶表示素子が表示する画像をより明るく表示させることができる。以下、説明する。
すなわち、高分子分散型液晶は、先に説明したとおり、その液晶層に電圧が印加されていない状態では、光が散乱する状態にある。
そして、第2液晶表示素子がこの散乱状態である場合、例えば液晶表示ユニット内に光源が設けられている場合はその光(光源光)や、液晶表示ユニット内に光源が設けられていない場合には外光(自然光や室内光など)が前記第2液晶表示素子に到達した際、その光は、散乱反射したり、又は、第2液晶表示素子自体を明るくしたりする。
その結果、第1液晶表示素子の背後に設けられた第2液晶表示素子が、バックライトと同様の作用をしめすので、第1液晶表示素子が表示する画像をより明るく表示させることができる。
また、一般的に高分子分散型液晶表示素子は、光の遮蔽効果が低く、役物の遮蔽が不十分となりやすいが、本発明の液晶表示ユニットには、先に説明した機械的な遮蔽装置が設けられているので、観者に対する役物の遮蔽を十分におこなうことができる。
本発明の遊技装置は、上記液晶表示ユニットが備えられていることが好ましい。
前記の構成によれば、遊技装置に備えられた液晶表示ユニットが表示装置の背後に設置された役物を十分に遮蔽することができるので、前記遊技装置の遊技者は、より感動的な遊技を楽しむことができる。
また、本発明の液晶表示ユニットの表示方法は、前記第2液晶表示素子が、高分子分散型液晶表示素子であり、前記ドラム装置が回動している間、前記高分子分散型液晶表示素子を散乱状態にすることができる。
前記の方法によれば、前記ドラム装置が回動している間、第2液晶表示素子が散乱状態であるので、表示ユニットの観者は、前記ドラム装置の回動を認識しにくくなる。したがって、第1液晶表示装置の表示と役物の表示との切り替えをより高品位・感動的に行うことができる。
本発明の液晶表示ユニットは、以上のように、第2液晶表示素子の背後に、役物を遮蔽するための機械的な遮蔽装置が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の液晶表示ユニットの表示方法は、第1液晶表示素子の観者に対して、役物が遮蔽され、前記第1液晶表示装置に表示された画像のみを示す表示と、記役物が遮蔽されず、前記第1液晶表示装置に表示された画像及び前記役物を見せる表示、又は、前記役物のみを見せる表示とを切り替える液晶表示ユニットの表示方法であって、前記第2液晶表示素子の背後に、前記役物を遮蔽するための機械的な遮蔽装置が設けられており、前記機械的な遮蔽装置によって、前記表示の切替えをおこなうことを特徴とする。
それゆえ、表示装置の背後に設置された役物を十分に遮蔽することが可能な液晶表示ユニット、及び、液晶表示ユニットの表示方法を実現することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態の液晶表示ユニットの概略構成を示す図であり、(a)は液晶表示ユニットを正面斜め方向から見たもの、(b)は液晶表示ユニットを背面斜め方向から見たものを示す。 図1に記載の液晶表示ユニットを観者が見た際に見える表示内容を示す図である。 本発明の実施形態の液晶表示ユニットの概略構成を示す図であり、(a)は液晶表示ユニットを正面斜め方向から見たもの、(b)は液晶表示ユニットを背面斜め方向から見たものを示す。 図3に記載の液晶表示ユニットを観者が見た際に見える表示内容を示す図である。 本発明の液晶表示ユニットにおける液晶表示部の概略構成を示す断面図である。 本発明の実施形態の液晶表示ユニットの概略構成を示し、役物非表示時の液晶表示ユニットを横方向から見た図である。 図6に記載の液晶表示ユニットを観者が見た際に見える表示内容を示す図である。 本発明の実施形態の液晶表示ユニットの概略構成を示し、役物表示時の液晶表示ユニットを横方向から見た図である。 図8に記載の液晶表示ユニットを観者が見た際に見える表示内容を示す図である。 本発明の実施形態の液晶表示ユニットの概略構成を示す図であり、(a)は液晶表示ユニットを正面斜め方向から見たもの、(b)は液晶表示ユニットを背面斜め方向から見たものを示す。 図10に記載の液晶表示ユニットを観者が見た際に見える表示内容を示す図である。 本発明の実施形態の液晶表示ユニットの概略構成を示し、役物非表示時の液晶表示ユニットの断面図である。 本発明の実施形態の液晶表示ユニットの概略構成を示し、役物表示時の液晶表示ユニットの断面図である。 本発明の実施形態の液晶表示ユニットの概略構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態の液晶表示ユニットの概略構成を示す図であり、(a)は液晶表示ユニットを正面斜め方向から見たもの、(b)は液晶表示ユニットを背面斜め方向から見たものを示す。 本発明の他の実施形態における液晶表示部の、役物表示時の表示内容を示す図である。 遊技装置の概略構成を示す図である。 遊技装置の情報表示部の表示を示す図である。 特許文献1に記載の遊技機全体の構成を示す正面図である。 特許文献1に記載の遊技機のセンターケースの構成を示す分解斜視図である。 特許文献1に記載の遊技機の画像表示装置の構成を示す説明図である。 特許文献1に記載の遊技機のLCDシャッターのポリマー分散液晶の動作原理を示す説明図であり、(a)は電圧が印加された時の液晶分子の配向状態を示し、(b)は電圧が印加されていない時の液晶分子の配向状態を示す。
符号の説明
1 液晶表示ユニット
10 液晶表示部
20 第1液晶表示素子
30 第2液晶表示素子
40 第1光源部
42 第1光源ランプ
44 導光板
46 反射シート
50 第2光源部
52 第2光源ランプ (光源ランプ)
60 役物部
62 役物
64 役物遮蔽部 (遮蔽装置、ドラム装置)
66 表示切替え部 (ドラム装置の回転面)
67 反射部 (非透過部)
67a 内側反射部
67b 外側反射部
68 透過部
90 遊技装置
R1 第1表示領域
R2 第2表示領域
R3 第3表示領域
V 観者
LA 役物非表示時の第2光源ランプからの光
LB 役物表示時の第2光源ランプからの光
L1 役物非表示時及び役物表示時の第1光源ランプからの光
L2 役物非表示時の第1光源ランプからの光
L3 役物非表示時の第2光源ランプからの光
L4 役物表示時の第1光源ランプからの光
L5 役物表示時の第2光源ランプからの光
〔実施の形態1〕
本発明の一実施の形態について図面に基づいて説明すると以下のとおりである。
(液晶表示ユニットの構成)
まず、本実施の形態の液晶表示ユニットの概略構成について、図1の(a)及び(b)を参照しながら説明する。図1の(a)及び(b)は共に、本実施の形態の液晶表示ユニット1の概略構成を表す斜視図であり、図1の(a)は液晶表示ユニット1を正面方向から、図1の(b)は液晶表示ユニット1を背面方向から見た様子を表している。
図1の(a)に示すように、本実施の形態の液晶表示ユニット1は、液晶表示部10と、役物部60と、主制御部(図示せず)とを備えている。
(役物部)
そして、前記役物部60は、役物62と役物遮蔽部64と遮蔽制御部(図示せず)とを備え、この役物遮蔽部64は、表示切替え部66とリール部70と回動軸72とを備えている。
ここで前記役物遮蔽部64は、およそ円筒形に形成されており、その円筒の対向する2つの円形面が前記リール部70に相当し、円筒の側面(回転面)が表示切替え部66に相当する。
そして、前記円形のリール部70の中心には、前記円筒、すなわち役物遮蔽部64が回動可能となるように2つのリール部70を貫く回動軸72が設けられている。
(役物)
また、前記回動軸72のほぼ中心位置には、前記役物62が備えられている。
ここで、役物62とは、人やキャラクターや乗り物等の模型など、液晶表示ユニット1の観者に直接実物を見せたい造形物を指す。本実施の形態においては、役物62として人形を用いている。
本実施の形態の役物62である人形は、前記回動軸72に貫かれた形で、前記円筒形の役物遮蔽部64のほぼ中心位置に配置されている。その大きさは、前記役物遮蔽部64が回動しても、その回転の妨げにならない大きさ、言い換えると前記円筒内に収まる大きさである。
また、前記役物62としての人形は、前記回動軸72の周りで回動可能なように、回動軸72に設置されている。
したがって、回動軸72が回転することによって前記役物遮蔽部64が回動しても、その内部に位置する役物62としての人形は回転せず、絶えず自らの重心位置にしたがった一定の方向に向いている。
具体的には、本実施の形態においては、絶えず人形の足が下に向いている。
(表示切替え部)
つぎに、本発明の役物遮蔽部64を構成する表示切替え部66について説明する。先に説明したとおり、前記表示切替え部66は、円筒形の前記役物遮蔽部64における、円筒の側面(回転面)に相当する部分であり、その一部分が不透明に、残りの部分が透明となっている。詳しくは円周方向における半分の領域が不透明な領域であり、残る半分の領域が透明な領域である。
ここで透明とは、この表示切替え部66について、その外側から内部に設けられた役物62を見ることができることを意味し、他方不透明とは、表示切替え部66の外側から前記役物62を見ることができないことを意味する。
(反射部(非透過部))
まず、前記表示切替え部66の中の反射部67について、より詳しく説明する。この反射部67は、表示ユニット1の観者が前記役物62を直接みることができないように、言い換えると、表示切替え部66において、役物62を隠すための部分である。
本実施の形態においては、前記反射部67は、前記透過部68とは異なり不透明な部材によって構成されている。
具体的には、表面で光が反射する特性を有するプラスチックシート(フィルム)、例えば乳白色のPET(Polyethylene Terephthalate:テレフタル酸ポリエチレン)シートなどが用いられる。
なお、反射部67を構成する材料としては、特には限定されず、例えば、他の有機材料や金属材料を用いてもよい。
金属材料を用いることによって、役物遮蔽部64の強度や耐久性、耐熱安定性などを向上させることができる。
また、有機材料と金属材料との複合材料、例えば、有機材料からなるシートの表面に金属材料をコーティングした材料を用いても良い。
また、反射部67の表面における反射は、材料自体が乳白色を呈するなどの内部散乱性によるもの、表面の設けられた凹凸での散乱反射による外部(表面)散乱性によるもの、鏡面反射によるものなど、種々の反射作用を用いることができる。
また、前記図1の(a)などに示すように、前記反射部67は、円筒の側面に相当する表示切替え部66の一部分であるので、円筒の内側面に相当する内側反射部67aと、円筒の外側面に相当する外側反射部67bとを有する。
そこで、前記表面における反射は、内側反射部67a及び外側反射部67bの両方の面で得られることが望ましく、特には、外側反射部67bで十分な反射が得られることが好ましい。内側反射部67a及び外側反射部67bの作用については、後に説明する。
(透過部)
つぎに、前記表示切替え部66の中の透過部68について説明する。この透過部68は、液晶表示ユニット1の観者が前記役物62を直接見ることができるように、言い換えると、表示切替え部66において、役物62を可視状態にするための部分である。
そこで、本実施の形態においては、光を透過させる特性を有するプラスチックシート(フィルム)、例えば透明PETシートなどが用いられる。
なお、透過部68を構成する部材としては、特には限定されず、例えば、他の有機材料やガラスなどの無機材料を用いても良い。
また、この透過部68は、必ずしも上述したように部材が配置されることによって構成されている必要はなく、部材を配置することなく、単に開口されているのみでも良い。
(一体の構成)
なお、例えば反射部67を乳白色PETシートで構成し、透過部68を透明PETシートで構成する場合には、前記各シートを連結した上で、そのシートを丸めて円筒を作り、反射部67と透過部68とが備えられた表示切替え部66、ひいては役物遮蔽部64を構成してもよい。
この方法では、容易に前記表示切替え部66を形成することができる。
(液晶表示部の全体構成)
つぎに、本実施の形態における液晶表示部10について前記図1の(a)及び(b)、並びに、図5に基づいて説明する。図5は本実施の形態の液晶表示ユニット1における液晶表示部10の概略構成を示す断面図である。
本実施の形態の液晶表示部10には、第1液晶表示素子20と第2液晶表示素子30との2つの液晶表示素子が備えられている。そして、前記第1液晶表示素子20と第2液晶表示素子30とは、その間に、第1光源部40を挟んで、重ね合わせられている。そして、前記第1液晶表示素子20が液晶表示ユニット1の観者(図5の観者V参照)側、前記第2液晶表示素子30が役物部60側に位置するように、各々が配置されている。
そして、前記第2液晶表示素子30と役物部60との間には、第2光源部50が設けられている。
以下、各々について説明する。
(第1液晶表示素子)
まず、第1液晶表示素子20は、通常の液晶表示素子、例えばTFT(thin film transistor:薄膜トランジスタ)が各画素に形成されたアクティブマトリクス液晶表示素子などによって構成されている。
その層構成の概要は、2枚の基板(第1基板21と第2基板22)の間に液晶層23が設けられ、前記2枚の基板のうち前記液晶層23に面しない面(外側面)には、各々第1偏光板24と第2偏光板25が設けられている。
この第1液晶表示素子20には、液晶表示ユニット1の観者V、例えば前記液晶表示ユニット1が遊技装置に用いられる場合にはその遊技者に見せるための遊技内容等に関する画像が表示される。
(第1光源部)
そして、前記第1光源部40は、主に前記第1液晶表示素子20のバックライトとして機能するものである。
その主要な構成部材は、前記第1液晶表示素子20とほぼ同じ大きさを有する導光板44と、2本の第1光源ランプ42と、反射シート46とである。そして、前記液晶表示装置1と前記導光板44の両端に前記2本の第1光源ランプ42が各々配置され(サイドライト方式)、前記導光板44と、前記第2液晶表示素子30との間に、反射シート46が配置されている。
そして、この導光板44および反射シート46は、前記第1液晶表示素子20の全表示面に対応して設けられているのではなく、前記表示面を縦方向に3分割した際の両端に対応する領域に設けられている。すなわち、図5において、前記第1液晶表示素子20の表示面を3つの領域に分割した際(図5における点線参照)、その両端の領域である第1表示領域R1及び第2表示領域R2には前記導光板44および反射シート46が設けられているのに対して、中央の領域である第3表示領域R3には前記導光板44および反射シート46は設けられていない(図5参照)。
なお、前記第1液晶表示素子20と第1光源部40とを、例えば1つのの枠体の中に形成するなどして、一体として形成し、1つのモジュール、例えば第1液晶モジュール18としてもよい(後述の図6等参照)。
(第2液晶表示素子)
つぎに、前記第2液晶表示素子30について説明する。
本実施の形態における第2液晶表示素子30は、いわゆる高分子分散型の液晶表示素子によって構成されている。
具体的には、2枚の基板(第1基板31と第2基板32)の間に液晶層33が設けられ、その液晶層33が高分子分散型の液晶層となっている。そして、この液晶層33には高分子による3次元のネットワークが形成されており、そのネットワークの間隙に液晶分子が導入されている。
また、この第2液晶表示素子30には、偏光板は設けられていない。
1)光散乱状態
そして、先に説明したとおり、この高分子分散型の第2液晶表示素子30は、液晶層33に電圧が印加されていない状態では、前記液晶分子がランダムに配向するため、前記液晶層33で光は散乱する。
したがって、電圧が印加されていない状態では、光は液晶層33を透過しにくくなり、反射する光の割合が増加する。また、液晶層33を透過した光も、液晶層33の中で散乱するため、白色散乱光となる。
そのため、液晶層33に電圧が印加されていない状態では、前記液晶表示素子30の背後にある物(例えば役物62)は、見えないか、又は、見えても白くかつ輪郭がぼやけた状態で見える。
2)透明状態
他方、液晶層33に電圧が印加された状態では、前記液晶分子は、電圧によって生じた電界にそって1つの方向に揃って配向する。すなわち、ランダムな配向状態から、均一配向に変化する。
したがって、光は前記液晶層33を散乱することなく透過する。
そのため、前記第2液晶表示素子30は透明になり、背後にある物(例えば役物62)は、はっきりと見えるようになる。
(第2光源部)
つぎに本実施の形態における第2光源部について説明する。
この第2光源部は、図5に示すように、前記第2液晶表示素子30と前記役物部60との間に設けられるものであり、前記第2液晶表示素子30の両端に設けられた一対の第2光源ランプ52をその主要構成要素とする。
(表示の仕組み)
つぎに、図1の(a)及び(b)、図2、図3の(a)及び(b)、図4に基づいて、本実施の形態の表示ユニット1における表示の仕組みについて説明する。
(役物非表示時)
前記の図1の(a)及び(b)は、液晶表示ユニット1の概略構成を示す斜視図であるが、いずれも液晶表示ユニット1の観者からは役物62が見えない役物非表示時の様子を示している。また、図2は、本実施の形態における液晶表示ユニット1の観者Vが、役物非表示時に液晶表示部10を見た際に見える内容を示している。
1)第1液晶表示素子20
この役物62を前記観者Vから遮蔽する役物非表示時においては、前記第1液晶表示素子は、前記観者Vに示したい内容をその前面で表示する。図2に示す例では、前記第1液晶表示素子20には、「777」が表示されている。
2)第1光源部40
また、この役物非表示時、第1光源部40の2本の第1光源ランプ42は、点灯されており、前記導光板44及び反射シート46を介して前記第1液晶表示素子20のバックライトとして機能している。
3)第2液晶表示素子30
そして、この役物非表示時、高分子分散型の第2液晶表示素子30は、その液晶層33には電圧が印加されておらず、第2液晶表示素子30は、前記光散乱状態にある。
4)第2光源部50
また、この役物非表示時、第2光源部50の第2光源ランプ52は、点灯されている。
ここで、第2光源部50の第2光源ランプ52は、役物非表示時に必ずしも点灯させる必要はない。役物62を照明する必要がないからである。
しかし、前記第2光源ランプ52は、前記第1液晶表示素子20のバックライトとしても機能する。特には、前記反射シート46が設けられていない領域である第3表示領域R3におけるバックライト(第3表示領域R3を照明する光)として有効である。したがって、役物非表示時においても、前記第2光源ランプ52を点灯することが望ましい。詳細については、後述する。
5)役物遮蔽部64
そして、この役物非表示時、役物遮蔽部64は、表示切替え部66の反射部67が、前記液晶表示部10に面するように回動している。
役物62を遮蔽するためである。
(観者Vからの見え方)
液晶表示ユニット1の各部が、以上の状況になることによって、観者Vには、図2に示す「777」の表示が見え、役物62は見えない。以下説明する。
役物非表示時、第2液晶表示素子30は、上述のとおり光散乱状態であり、観者Vからは第2液晶表示素子30の背後は見えにくくなっている。
そしてさらに、本実施の形態の液晶表示ユニット1では、その表示切替え部66の反射部67が液晶表示部10に向くように、役物遮蔽部64が、回動している。
そのため、観者Vに対して役物62は、前記第2液晶表示のみによって遮蔽される場合に比べて、より完全隠される。
その結果、観者Vからは、役物62は見えず、第1液晶表示素子に表示された表示内容、すなわち「777」のみが見える。
(役物表示時)
つぎに、役物表示時について説明する。
前記の図3の(a)及び(b)は、前記図1の(a)及び(b)と同様に、液晶表示ユニット1の概略構成を示す斜視図であるが、いずれも液晶表示ユニット1の観者から役物62が見える役物表示時の様子を示している。また、図4は、本実施の形態における液晶表示ユニット1の観者Vが、役物表示時に液晶表示部10を見た際に見える内容を示している。
1)第1液晶表示素子20
この役物62を前記観者Vから見えるようにする役物表示時においては、前記第1液晶表示素子は、前記観者Vに示したい内容をその前面で表示する。図2に示す例では、前記第1液晶表示素子20の全面ではなく、前記反射シート46が形成されている部分に対応する第1表示領域R1と第2表示領域R2とに、各々「7」が表示されている。そして、前記反射シート46が形成されていない部分に対応する第3表示領域R3には、何も表示されていない。
2)第1光源部40
また、この役物表示時、第1光源部40の2本の第1光源ランプ42は、前記役物非表示時と同様に点灯されており、前記導光板44及び反射シート46を介して前記第1液晶表示素子20のバックライトとして機能している。
3)第2液晶表示素子30
そして、この役物表示時、高分子分散型の第2液晶表示素子30は、その液晶層33には電圧が印加されており、第2液晶表示素子30は、前記光透過状態にある。
ここで、この第2液晶表示素子30の液晶層33への電圧の印加は、前記第2液晶表示素子30の全面に対して行ってもよいが、例えば前記反射シート46が形成されていない部分に対応する第3表示領域R3の液晶層33に対してのみ印加しても良い。
このように、前記役物62を表示させるために必要な領域のみを透明にすることによって、役物表示時において、役物62をより明るく鮮明に見せることができる。詳しくは、後に説明する。
4)第2光源部50
また、この役物表示時、第2光源部50の第2光源ランプ52は、点灯されている。ここで、第2光源部50の第2光源ランプ52は、前記役物非表示時とは異なり、役物62を照明するために点灯される。
5)役物遮蔽部64
そして、この役物表示時、役物遮蔽部64は、表示切替え部66の透過部68が、前記液晶表示部10に面するように回動している。
役物62の遮蔽を解除するためである。
(観者Vからの見え方)
液晶表示ユニット1の各部が、以上の状況になることによって、観者Vには、図4に示す「7(役物)7」の表示が見える。以下説明する。
役物表示時、第2液晶表示素子30は、上述のとおり少なくとも前記反射シート46が形成されておらず、役物62が配置されている第3表示領域R3において光透過状態である。したがって、観者Vからは、前記第3表示領域R3において、前記第2液晶表示素子30の背後に設置されている役物62が見える状態となっている。
そしてさらに、本実施の形態の液晶表示ユニット1では、その表示切替え部66の透過部68が液晶表示部10に向くように、役物遮蔽部64が、回動している。
そのため、観者Vに対して役物62は、遮られるものではなく、見ることができる状態となっている。
その結果、観者Vからは、第1液晶表示素子20に表示された表示内容、すなわち「7」及び「7」と共に、その間に役物62を見ることができる。
(第2光源部)
つぎに、液晶表示ユニット1を横方向から見た図に基づいて、役物62の表示・非表示の仕組み、及び、第2光源部50に備えられた第2光源ランプ52の作用について説明する。図6及び図8は、いずれも、本実施の形態の液晶表示ユニット1を横方向から見た際の概略構成を示す図である。そして、図6は役物非表示時の様子を示し、図8は役物表示時の様子を示す。
また、図7及び図9は、各々、図6及び図8に示す液晶表示ユニット1の液晶表示部10を観者Vが見た際に見える表示内容を示す図である。
(役物非表示時)
まず、役物非表示時について説明する。
図6に示すように、本実施の形態の表示ユニット1では、観者Vと役物(表示物体)62との間に、物理的な(液晶表示装置でよるものではなく機械的な)遮蔽手段としての反射部67が介在している。したがって、観者Vに対する役物62の遮蔽が十分に行われる。
その結果、観者Vは、図7に示すように、役物62を見ることなく、第1液晶モジュール18の第1液晶表示素子20に表示された内容(「777」)のみをみることができる。
また役物非表示時においても、第2光源部50の第2光源ランプ52を点灯させることによって、観者Vは、図7に示した第1液晶表示素子20に表示された内容をより明るく鮮明に見ることができる。
すなわち、図6の矢印LAに示すように、役物非表示時に第2光源ランプ52から出射した光は、前記表示切替え部66の反射部67によって遮られる。具体的には、前記第2光源ランプ52から出射した光は、前記反射部67の外側反射部67bで反射し、第1液晶モジュール18の第1液晶表示素子20を透過して観者Vの目に入る。
すなわち、前記第2光源ランプ52から出射した光は、第1液晶表示素子20のバックライトとして働くので、観者Vは、第1液晶表示素子20に表示された内容をより明るく鮮明に見ることができる。
(役物表示時)
つぎに役物表示時について説明する。
図8に示すように、本実施の形態の表示ユニット1では、表示切替え部66が回動することによって、観者Vと役物(表示物体)62との間に介在していた反射部67がなくなり、観者Vと役物62との間には、透過部68配置されている。
そして、この透過部68は、先に説明したとおり光透過性を有するため、観者Vは、遮蔽物なく役物62を直接見ることができる。
その結果、観者Vは、図9に示すように、第1液晶モジュール18の第1液晶表示素子20に表示された内容「7 7」と共に、その中央部分に役物62を見ることができる。
また役物表示時において、第2光源部50の第2光源ランプ52は点灯されている。そして、観者Vは、前記第2光源ランプ52が点灯されていることによって、図9に示した表示の内容、中でも、役物62をより明るく鮮明に見ることができる。
すなわち、図8の矢印LBに示すように、役物表示時に第2光源ランプ52から出射した光は、役物非表示時と異なり、前記役物62を照射する。
また、直接役物62に照射されなかった光も、反射部67の内側反射部67aの表面で反射した後、前記役物62の照明に資する場合もある。
さらに、前記反射した光は、第1液晶表示素子20を透過して、観者Vの目に入る場合もある。すなわち、第1液晶表示素子20のバックライトとして作用する場合がある。
以上より、前記第2光源ランプ52から出射した光は、役物62を直接・間接に照らすため、観者Vは、役物62をより明るく鮮明に見ることができる。また、役物62の両側に表示される第1液晶表示素子20に表示される内容も、明るく鮮明に見ることができる。
以上のように、第1液晶表示素子20に表示される内容、及び、役物62をより明るく鮮明に見えるようにするためには、前記反射部67は、その内側反射部67a及び外側反射部67bともに、高い反射性能(反射率)を有することが望まれる。また、その反射は、写り込みを防止するなどの観点から、鏡面反射よりも拡散反射の方が好ましい。
(反射シートの形状)
なお、前記説明においては、第1光源部40に設けられる反射シート46は、例えば図1の(a)に示したように、液晶表示部10の表示面(アクティブエリア)の両サイドに設けられていた。
この反射シート46の形状は、前記の形状に限定されず、例えば、本実施の形態の液晶表示ユニット1の他の構成を示す図である図10の(a)及び(b)に示すように、表示面に対して額縁状に形成してもよい。
前記反射シート46を前記の形状に形成した場合、液晶表示ユニット1を観者Vが見た場合、図11に示すように見える。
すなわち表示面のうち、前記反射シート46が形成された領域に相当する額縁部分の内側に、役物62が見える。
(光源ランプの光)
つぎに、第1光源部40及び第2光源部50の光源ランプ(第1光源ランプ42及び第2光源ランプ52)から出射した光について、液晶表示ユニット1の断面を示す図に基づいて、より詳しく説明する。
図12及び図13は、いずれも、前記図10の(a)及び(b)に示した液晶表示ユニット1の表示面の中心位置における縦断面を概略的に表す図である。そして、図12は、役物非表示時の液晶表示ユニット1を示し、図13は、役物表示時の液晶表示ユニット1を示す。
(役物非表示時)
1)第1光源ランプ42(第1光源部40)
役物非表示時、第1光源部40の第1光源ランプ42から出射された光は、図12の矢印L1及び矢印L2に示すように、主に、前記第1光源ランプ42に隣接する導光板44には直接入射せず、又は、導光板44に入射しても表示面の中心領域まで進行せずに前記導光板44の背面に設けられた反射シート46に反射する光(矢印L1)と、前記導光板44の内部を伝わって表示面の中心方向に進行する光(矢印L2)とに分かれる。
詳しくは、前記矢印L1で示される光は、反射シート46の表面で反射し、第1液晶表示素子20を透過して、観者Vの方向に出射される。ここで、本実施の形態の液晶表示ユニット1では、前記反射シート46は、表示面の全面に設けられているのではないため、主に、前記反射シート46が設けられている部分(両端部分)に相当する第1表示領域R1及び第2表示領域R2とから、前記矢印L1で示される光が出射される。
他方、前記矢印L2で示される光は、前記導光板44を伝わって表示面の中心方向に進行し、前記反射シート46が設けられていない部分(中心部分)に相当する第3表示領域R3において、前記反射シート46が設けられていない部分を通じて、その背後に設置されている第2液晶表示素子30に到達する。
ここで、前記第2液晶表示素子30は、役物非表示時には、先に説明したとおり、その液晶層33に電圧が印加されておらず、光散乱状態にある。したがって、前記第2液晶表示素子30に到達した光は、前記第2液晶表示素子30の表面で反射して観者Vの方向に出射される、又は、第2液晶表示素子30の内部で散乱して第2液晶表示素子30自体を明るくする。
よって、矢印L2で示される光は、表示面における第3表示領域R3のバックライトとして作用する。
以上より、表示面における両端の領域である第1表示領域R1と第2表示領域R2とにおいては、主に前記矢印L1で示される光がバックライトとして作用し、他方、表示面における中心の領域である第3表示領域R3においては、主に前記矢印L2で示される光がバックライトとして作用する。
その結果、表示面の全面において、明るい表示を実現することができる。
2)第2光源ランプ52(第2光源部50)
つぎに、役物非表示時における、第2光源部50の第2光源ランプ52から出射された光について説明する。
図12の矢印L3が示すように、前記第2光源ランプ52から出射された光は、表示切替え部66の反射部67における外側反射部67bの表面で反射する。そして、前記外側反射部67bで反射した光は、第2液晶表示素子30に達する。
ここで、前記第2液晶表示素子30は、先に説明したとおり、その液晶層33には電圧が印加されておらず、光散乱状態にある。したがって、前記第2液晶表示素子30に到達した光は、前記第2液晶表示素子30の表面で反射し、前記外側反射部67bと前記第2液晶表示素子30との間で反射を繰り返すか、又は、第2液晶表示素子30の内部で散乱して第2液晶表示素子30自体を明るくする。
そして、この明るくなった第2液晶表示素子30は、先に説明したとおり、第1液晶表示素子20のバックライトとして作用する。
ここで、本実施の形態においては、前記役物部60の役物遮蔽部64は、円筒形に形成されている。したがって、図12に示す役物非表示において、表示切替え部66の反射部67は、前記第3表示領域R3において、液晶表示部10と近接する。その結果、第2光源ランプ52から出射された光が、他の領域に比べ、第3表示領域R3に出射されやすくなる。
そのため、前記矢印L1で示す光が出射されにくいために前記第1表示領域R1及び第2表示領域R2よりも相対的に暗くなりがちな第3表示領域R3の明るさをより向上させやすくなる。
(役物表示時)
つぎに、役物表示時における光について、図13に基づいて説明する。
1)第1光源ランプ42(第1光源部40)
役物表示時、第1光源部40の第1光源ランプ42から出射された光は、図13の矢印L1及び矢印L4に示すように、先の役物非表示時と同様に、主に、前記第1光源ランプ42に隣接する導光板44には直接入射せず、又は、導光板44に入射しても表示面の中心領域まで進行せずに、前記導光板44の背面に設けられた反射シート46に反射する光(矢印L1)と、前記導光板44の内部を伝わって表示面の中心方向に進行する光(矢印L4)とに分かれる。
ここで、前記矢印L1で示される光は、先の役物非表示時と同様に作用する。すなわち、矢印L1で示される光は、まず反射シート46の表面で反射し、第1液晶表示素子20を透過して、観者Vの方向に出射される。詳しくは、主に、前記反射シート46が設けられている部分(両端部分)に相当する第1表示領域R1及び第2表示領域R2とから、前記矢印L1で示される光が出射される。
他方、前記矢印L4で示される光は、役物非表示時の矢印L2で示される光と同様に、前記導光板44を伝わって表示面の中心方向に進行する。そして、前記反射シート46が設けられていない部分(中心部分)に相当する第3表示領域R3において、前記反射シート46が設けられていない部分を通じて、その背後に設置されている第2液晶表示素子30に到達する。
ここで、前記第2液晶表示素子30は、役物表示時には、先に説明したとおり、その液晶層33に電圧が印加されており、光透過状態にある。したがって、前記第2液晶表示素子30に到達した光は、前記第2液晶表示素子30を透過して役物部60に達する。詳しくは、矢印L4で示される光は、前記第2液晶表示素子30を透過した後、役物62に達し、役物62を照らす。
したがって、観者Vは、役物62の存在を認識することができる。
なお、前記第2液晶表示素子30を透過した後、役物62に達しなかった第1光源ランプ42からの光は、反射部67の内側反射部67aの表面で反射する。そして、本実施の形態の反射部67は、その断面形状が円弧(半円)形なので、その内面である前記内側反射部67aでの反射によって、光は、観者Vの方向に出射さ入れ易くなる。そして、この光は、第1液晶表示素子20に対するバックライトとして作用し、前記矢印L4で示される光が余り届かない領域等において、表示の明るさの向上や、明るさの均一性の向上に資する。
2)第2光源ランプ52(第2光源部50)
つぎに、役物表示時における、第2光源部50の第2光源ランプ52から出射された光について説明する。
図13の矢印L5が示すように、前記第2光源ランプ52から出射された光は、表示切替え部66の透過部68を透過して役物62に達し、役物62を照らす。
したがって、観者Vは、前記第1光源部40の第1光源ランプ42のみが備えられている場合に比べ、より明るく鮮明に役物62の存在を認識することができる。
なお、第2光源ランプ52から出射された光のうち、役物62に達しなかった光は、反射部67の内側反射部67aの表面で反射する。そして、本実施の形態の反射部67は、その断面形状が円弧(半円)形なので、その内面である前記内側反射部67aでの反射によって、光は、観者Vの方向に出射さ入れ易くなる。
この光は、先の第1光源ランプ42からの光のうち内側反射部67aで反射した光と同様に、第1液晶表示素子20に対するバックライトとして作用し、表示の明るさの向上や、明るさの均一性の向上に資する。
(全体構成)
つぎに、本実施の形態の液晶表示ユニット1の構成について、ブロック図に基づいて説明する。図14は、本実施の形態の液晶表示ユニット1の概略構成を示すブロック図である。
図14に示すように、本発明の液晶表示ユニット1には、前記の液晶表示部10及び役物部60と、前記液晶表示部10及び役物部60を制御する主制御部80とが備えられている。そして、この主制御部80は、入力された表示信号に応じて、前記液晶表示部10及び役物部60を制御する。例えば、前記表示信号に応じて、役物非表示時か役物表示時かを判断し、液晶表示部10及び役物部60を制御する。
具体的には、役物部60に備えられた遮蔽制御部74を介して、役物遮蔽部64の表示切替え部66を回動させ、表示切替え部66の反射部67・透過部68のいずれが、液晶表示部10に面するかなどが制御される。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について図15の(a)及び(b)、図16に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
ここで、図15の(a)及び(b)は、いずれも本発明の他の実施形態の液晶表示ユニットの、役物表示時における概略構成を示す図である。そして、図15の(a)は液晶表示ユニットを正面方向から見た斜視図であり、図15の(b)は液晶表示ユニットを背面方向から見た斜視図である。
また、図16は、本発明の他の実施形態における液晶表示部の、役物表示時の表示内容を示す図である。
なお、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図面に示した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態の液晶表示ユニット1は、前記実施の形態1の液晶表示ユニット1と比較して、前記第1光源部40に反射シート46が設けられていない点が相違する。
すなわち、前記実施の形態1における第1光源部40には、前記第1表示領域R1及び第2表示領域R2に対応した部分に反射シート46が設けられていた。これに対して、本実施の形態の第1光源部40には、反射シート46が設けられていない。
これによって、役物表示時において、より大きな役物62を、観者Vから見えるようにすることができる。
すなわち、液晶表示部10のほぼ全面にわたって、役物部60を直接見ることができるようになるので、役物部60に設置する役物62の大きさを、前記液晶表示部10の大きさとほぼ同等の大きさまで、拡大することができる。
なお、本実施の形態においては、役物非表示時、第1液晶表示素子20は、前記役物遮蔽部64の外側反射部67bで反射する光(前記光源光や外光)をそのバックライトとして表示が行われる。
(遊技装置)
本実施の液晶表示ユニット1は種々の装置に用いることができるが、例えば、遊技装置、中でもパチンコ台(弾球遊技装置)に好適に用いられる。
前記図17を基に説明すると、図17に示す遊技装置90の例としてのパチンコ台において、遊技盤92の中の情報表示部94として用いることができる。
このような構成においては、遊技装置90の遊技者が液晶表示ユニット1の観者Vとなり、この遊技者は、情報表示部94において第1液晶表示素子に表示された内容とともに、その背後に設置された役物62を見ることができる。
(他の構成)
本発明は前記した各実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
(導光板)
例えば、先の説明においては、第1光源部40における導光板44は、全体で厚みがほとんど一定である材料を用いているが、導光板44の構成としては、このような構成に限定されない。
例えば、くさび形や、くさび形を複数個組み合わせた様な形状とすることができる。
ただし、先に説明した厚みがほぼ均一な導光板44を用いた場合には、表示面内での表示の均一性が増加するとの効果が得られる。
先に説明した本発明の実施形態の液晶表示ユニットの概略構成を示す図で、役物表示時の液晶表示ユニットの断面図である図13に基づいて説明する。
図13に示すように、例えば、第3表示領域R3では、役物表示時において、役物62からの光は、前記導光板44を透過して観者Vの目に入る。ここで、前記導光板44の厚みが均一である場合には、前記役物62は、歪むことなく見える。
これに対して、導光板44の厚みが面内で均一ではない場合、例えばその断面形状がくさび形で、厚みが連続的に変化するような場合には、その厚みの差によって透過光に不均一が生じるので、観者Vにとって、役物62は歪んで見える。
このため、断面形状がくさび形の導光板44を用いたうえで、前記役物62の歪みを抑制する方法としては、導光板44の前記第3表示領域R3に対応する領域をくりぬく方法が考えられる。この導光板44の前記第3表示領域R3に対応する領域をくりぬく方法は厚みが均一な導光板にも適用可能である。
なお、厚みが均一な導光板44を用いる場合には、光源ランプを2本以上、少なくとも対向した端辺近傍に設けることが好ましい。
これによって、導光板44の厚みが均一であっても、表示面内におおけるバックライトの明るさ、ひいては表示の明るさの均一性を向上させることが容易になる。
また、第1光源部の導光板44と第1液晶表示素子との間に光学シートを追加することで、第1液晶表示素子の明るさを向上させる効果を得ることが出来る。この場合光学シートの表面によっては、その光の屈折の差によって透過光に不均一が生じるので、観者Vにとって、役物62は歪んで見える。
このため、光学シートを用いたうえで、前記役物62の歪みを抑制する方法としては、光学シートの前記第3表示領域R3に対応する領域をくりぬく方法が考えられる。
(役物遮蔽部)
また、先の説明においては、役物遮蔽部64について、回動可能な円筒形状のもの、言い換えると回転リール型ドラムを例にして説明したが、本発明の役物遮蔽部64は、この構成に限定されるものではない。
すなわち、前記役物表示時・役物非表示時の切替えに応じて、光の透過・反射が制御できるものであればよく、他の例としては、横開き又は縦開きのスライド式のシャッター装置や巻き上げ式のシャッター装置、観音開き構造などがあげられる。
(第2液晶表示素子)
また、先の説明においては、第2液晶表示素子、言い換えると、役物62に対するシャッター液晶素子について、高分子分散型の液晶表示素子を例にして説明したが、本発明の第2液晶表示素子は、この構成に限定されるものではない。
すなわち、前記役物表示時・役物非表示時の切替えに応じて、光の透過・反射が制御できるものであればよく、例えば、偏光板を用いた通常のTN(Twisted Nematic:ねじれネマチック)型液晶表示素子としてもよい。このTN型液晶表示素子を第2液晶表示素子として用いた場合、役物非表示時における役物62はより良く遮蔽される。
これに対して、前記高分子型の液晶表示素子では、先に述べたとおり、光散乱状態において、光を散乱反射させたり、それ自体が明るくなったりすることができるので、第1液晶表示素子の表示内容をより明るく見せることができる。
本発明の液晶表示ユニットは、映像の表示と共に役物の表示ができるので、遊技装置などのアミューズメント設備に好適に利用可能である。

Claims (11)

  1. 画像を表示する第1液晶表示素子と、
    第1液晶表示素子の背後に設けられた役物と、
    前記第1液晶表示素子と前記役物との間に設けられた、前記役物を遮蔽するための第2液晶表示素子とが備えられた液晶表示ユニットであって、
    前記第2液晶表示素子の背後に、前記役物を遮蔽するための機械的な遮蔽装置が設けられ
    前記機械的な遮蔽装置が作動する際には、前記第2液晶表示素子が前記役物を遮蔽できる状態であることを特徴とする液晶表示ユニット。
  2. 前記機械的な遮蔽装置が、回動可能なドラム装置であり、
    前記ドラム装置の回転面には、光を透過する透過部と、光を透過しない非透過部とが設けられており、
    前記役物は、前記ドラム装置の内部に設置されており、
    前記ドラム装置が回動することで、前記第1液晶表示素子と前記役物との間に前記透過部又は非透過部が配置されることによって、前記役物の非遮蔽又は遮蔽が切り替えられることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示ユニット。
  3. 前記第2液晶表示素子と前記ドラム装置との間には、前記ドラム装置の回動軸と同一方向の少なくとも一対の直管状の光源ランプが設けられており、
    前記回転面の非透過部が、反射部材によって形成されていることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示ユニット。
  4. 前記非透過部が白色ポリエチレンテレフタレートフィルムで形成されており、
    前記透過部が透明ポリエチレンテレフタレートフィルムで形成されていることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示ユニット。
  5. 前記機械的な遮蔽装置が、スライド式のシャッター装置であり、前記シャッター装置のシャッターが開閉することによって、前記役物の非遮蔽及び遮蔽が切り替えられることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示ユニット。
  6. 前記機械的な遮蔽装置が、巻き上げ式のシャッター装置であり、前記シャッター装置のシャッターが開閉することによって、前記役物の非遮蔽及び遮蔽が切り替えられることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示ユニット。
  7. 前記第2液晶表示素子が、高分子分散型液晶表示素子であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示ユニット。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の液晶表示ユニットが備えられた遊技装置。
  9. 画像を表示する第1液晶表示素子と、
    第1液晶表示素子の背後に設けられた役物と、
    前記第1液晶表示素子と前記役物との間に設けられた、前記役物を遮蔽するための第2液晶表示素子とが備えられた液晶表示ユニットにおいて、
    前記第1液晶表示素子の観者に対して、
    前記役物が遮蔽され、第1液晶表示装置に表示された画像のみを示す表示と、
    前記役物が遮蔽されず、役物を見せる表示とを切り替える液晶表示ユニットの表示方法であって、
    前記第2液晶表示素子の背後に、前記役物を遮蔽するための機械的な遮蔽装置が設けられており、
    前記機械的な遮蔽装置によって、前記表示の切替えをおこない、
    前記機械的な遮蔽装置が作動する際には、前記第2液晶表示素子を前記役物が遮蔽される状態にすることを特徴とする液晶表示ユニットの表示方法。
  10. 前記機械的な遮蔽装置が、回動可能なドラム装置であり、
    前記ドラム装置の回転面には、光を透過する透過部と、光を透過しない非透過部とが設けられており、
    前記役物は、前記ドラム装置の内部に設置されており、
    前記ドラム装置を回動させ、前記観者と前記役物との間に前記非透過部を配置したときに、前記第1液晶表示装置に表示された画像のみを表示し、
    他方、前記ドラム装置を回動させ、前記観者と前記役物との間に前記透過部を配置したときに、前記役物を表示することを特徴とする請求項9に記載の液晶表示ユニットの表示方法。
  11. 前記第2液晶表示素子が、高分子分散型液晶表示素子であり、
    前記ドラム装置が回動している間、前記高分子分散型液晶表示素子を散乱状態にすることを特徴とする請求項10に記載の液晶表示ユニットの表示方法。
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