JP2005160759A - 表示装置および遊技機 - Google Patents

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JP2005160759A JP2003404261A JP2003404261A JP2005160759A JP 2005160759 A JP2005160759 A JP 2005160759A JP 2003404261 A JP2003404261 A JP 2003404261A JP 2003404261 A JP2003404261 A JP 2003404261A JP 2005160759 A JP2005160759 A JP 2005160759A
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Abstract

【課題】 背後が透視可能なカラー表示パネルに表示される絵柄を見易くする。
【解決手段】 重畳判定手段75cは、カラー透明液晶パネル43に表示される絵柄がモノクロ透明液晶パネル45に重なっているか否かを判定するもので、カラー透明液晶パネル43にドットマトリクス制御で表示される絵柄のドットパターンと重なるモノクロ透明液晶パネル45のドット位置を判定する。遮光制御手段75dは、重畳判定手段75cの判定結果に基づき各ドットに対する印加電圧を制御することにより、モノクロ透明液晶パネル45の背後からの光の透過状態をドットごとに制御するもので、カラー透明液晶パネル43に表示される絵柄81と重ならないドットを透明に制御し、重なるドットを不透明に制御する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、背後が透視可能なカラー表示パネルを備えた表示装置およびその表示装置を備えたスロットマシンなどの遊技機に関するものである。
従来、スロットマシンなどの遊技機として、例えば、スタートスイッチが操作されると、3個すべての回転リールの回転を開始させるとともに抽選を行い、3個のストップスイッチが順次操作されると、操作されたストップスイッチに対応する回転リールの回転の停止を抽選結果に基づき制御し、3個すべての回転リールの回転が停止したときに、所定の図柄が所定の入賞ライン上に揃うと入賞と判定して、遊技者に対して所定の利益を付与するように構成したものが提供されている。このような遊技機では、液晶表示部、演出用ランプ、スピーカなどの演出手段を備え、抽選結果などの遊技に関連する演出を行うことで、遊技者のゲームに対する興趣を増すようにしている(例えば、非特許文献1参照)。この非特許文献1に記載の遊技機では、回転リールの前方に背後が透視可能な透明カラー液晶パネルを配置しており、これによって、回転リールの図柄を透視可能にしつつ、その図柄と一体感のある演出を可能にしている。
花火百景、「パチスロ必勝ガイド」、株式会社白夜書房、平成15年4月1日、p.40−41
しかしながら、上記非特許文献1に記載の遊技機では、透明カラー液晶パネルに表示する演出のための絵柄が背後の回転リールの図柄に重なると、絵柄の輪郭が不明確になって絵柄が見難くなったり、絵柄の色と図柄の色との混色によって遊技者の眼に見える絵柄の色が意図したものと異なるものになってしまうなど、十分な演出効果が得られないという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、背後が透視可能なカラー表示パネルに表示される絵柄を見易くすることが可能な表示装置および遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかる表示装置は、背後が透視可能であって所定の絵柄が表示可能なカラー表示パネルと、前記カラー表示パネルの後方に配設され、背後が透視可能で、かつ背後からの光の透過状態がマトリクス状に形成された微小領域ごとに制御可能な遮光パネルと、前記カラー表示パネルに表示される絵柄の表示位置に対応して前記遮光パネルの背後からの光の透過状態を前記微小領域ごとに制御する遮光制御手段とを備えたことを特徴としている(請求項1)。
また、前記カラー表示パネルと前記遮光パネルとの間の間隙に光を照射するパネル照明手段をさらに備え、前記カラー表示パネルは少なくとも背面の一部に不透明部材のないカラー透明液晶パネルからなるとしてもよい(請求項2)。
ここで、「不透明部材」は、例えば通常のカラー液晶表示パネルで後方側の偏光板の背面側に配設される反射板や拡散板などである。そして、「カラー透明液晶パネル」は、例えば2つの偏光板で挟まれた部分は通常のカラー液晶表示パネルと同様に構成されているが、通常のカラー液晶表示パネルでは後方側の偏光板の背面側に配設される反射板や拡散板などの不透明部材が少なくとも背面の一部にないため、その部分から背後が透視可能になっている。
また、前記遮光パネルは、前記微小領域ごとに、鏡面となる不透明状態と透明状態とに切り換えることで背後からの光の透過状態を制御可能なミラー液晶表示パネルからなるとしてもよい(請求項3)。
また、前記遮光パネルは、前記微小領域ごとに、光の透過率を可変制御することで背後からの光の透過状態が制御可能であるとしてもよい(請求項4)。
また、前記カラー表示パネルはドットマトリクス構成で絵柄をドットパターンにより表示可能であり、前記遮光パネルはドットマトリクス構成で前記微小領域としてドットごとに背後からの光の透過状態が制御可能であり、前記遮光制御手段は、前記カラー表示パネルに表示される絵柄のドットパターンに対応して前記遮光パネルの背後からの光の透過状態をドットごとに制御するとしてもよい(請求項5)。
また、上記目的を達成するために、本発明にかかる遊技機は、請求項1ないし5のいずれかに記載の表示装置を備えるとともに、前記表示装置の前記遮光パネルの後方に配設され、周囲に複数の図柄がそれぞれ表示された複数の回転リールと、遊技に関連する演出として、前記カラー表示パネルの絵柄表示を制御する演出制御手段とをさらに備えたことを特徴としている(請求項6)。
また、前記カラー表示パネルに表示される絵柄と、前記各回転リールの前方に設けられた表示窓を通して覗く前記各回転リールの図柄とが重なっているか否かを判定する重畳判定手段をさらに備え、前記遮光パネルは、前記表示窓のサイズより大きく、かつ、前記カラー表示パネルのサイズより小さく、前記遮光制御手段は、前記重畳判定手段により、前記カラー表示パネルに表示される絵柄が前記表示窓を通して覗く前記各回転リールの図柄に重なると判定されるときに、その重なっている前記遮光パネルの前記微小領域の背後からの光の透過状態を低下させるとしてもよい(請求項7)。
また、前記各回転リールをそれぞれ照明する複数のリール照明手段と、前記各リール照明手段の輝度をそれぞれ制御する照明制御手段とをさらに備え、前記照明制御手段は、前記重畳判定手段により、前記カラー表示パネルに表示される絵柄が前記表示窓を通して覗く前記各回転リールの図柄に重なると判定されるときに、その図柄の重なっている回転リールを照明する前記リール照明手段の輝度を低下させるとしてもよい(請求項8)。
請求項1の発明によれば、カラー表示パネルに表示される絵柄の表示位置に対応して遮光パネルの背後からの光の透過状態を微小領域ごとに制御しているため、例えば、絵柄の表示位置の背後に対応する遮光パネルの領域の透過状態を低下させることで、遮光パネルの背後からの光が絵柄の背後に入射するのを防止することができ、これによって絵柄の輪郭が不明確になって絵柄が見難くなったり、人間の眼に見える絵柄の色が背後の色との混色によって意図したものと異なるものになるのを未然に防止することができる。その結果、カラー表示パネルに表示される絵柄を見易くすることができる。
また、請求項2の発明によれば、パネル照明手段が少なくとも背面の一部に不透明部材のないカラー透明液晶パネルからなるカラー表示パネルのバックライトとして作用するため、カラー表示パネルに表示される絵柄をより見易くすることができる。
また、請求項3の発明によれば、遮光パネルはミラー液晶表示パネルからなり、不透明状態にすると鏡面となるので、不透明状態にするとパネル照明手段からの光がカラー表示パネル側に向けて反射されるため、カラー表示パネルに表示される絵柄をさらに一層見易くすることができる。
また、請求項4の発明によれば、遮光パネルは光の透過率を可変制御することで背後からの光の透過状態が制御可能であるため、例えばカラー表示パネルに表示される絵柄の色や遮光パネルの背後の状態などに応じて遮光パネルの透過率を制御することで、カラー表示パネルに表示される絵柄を見易くすることが可能になる。
また、請求項5の発明によれば、カラー表示パネルに表示される絵柄のドットパターンに対応して遮光パネルの背後からの光の透過状態をドットごとに制御しているため、例えば絵柄に対応する領域として必要最小限の領域の透過状態を低下させることで、カラー表示パネルに表示される絵柄を見易くするとともに、遮光パネルの背後の広い範囲を透視することが可能になる。
また、請求項6の発明によれば、遊技に関連する演出としてカラー表示パネルに絵柄を表示するとともに、絵柄の表示位置に対応して遮光パネルの背後からの光の透過状態が制御されるため、例えば絵柄の表示位置に対応する領域の透過状態を低下させるとともにそれ以外の領域の透過状態をほぼ透明状態に保つことで、複数の回転リールに表示される図柄が前方から透視可能となり、回転リールの図柄と一体的な演出が可能になるとともに、カラー表示パネルの絵柄を見易くすることができる。
また、請求項7の発明によれば、カラー表示パネルに表示される絵柄が表示窓を通して覗く回転リールの図柄に重なると判定されるときに、その重なっている遮光パネルの微小領域の背後からの光の透過状態を低下させるため、カラー表示パネルに表示される絵柄が回転リールの図柄によって見難くなるのを未然に防止することができる。
また、請求項8の発明によれば、カラー表示パネルに表示される絵柄が表示窓を通して覗く回転リールの図柄に重なると判定されるときに、その図柄の重なっている回転リールを照明するリール照明手段の輝度を低下させるため、回転リールの図柄が前方から見難くなり、これによってカラー表示パネルに表示される絵柄をより一層見易くすることができる。
図1は本発明にかかる遊技機の一実施形態であるスロットマシンの外観を示す正面図、図2は同スロットマシンの筐体内部を示す正面図、図3は回転リールの前方に配設されている透明液晶パネルの構成を示す図2のA−A線断面図である。このスロットマシンは、たとえば図1ないし図3に示すように構成されている。すなわち、図1に示すように、スロットマシン1では、筐体3の前面開口が前面扉5により開閉自在に閉塞され、この前面扉5のほぼ中央高さの位置に操作板7が配設されると共に、この操作板7の上方に正面板9が配設されている。
そして、この正面板9には横長矩形の表示窓11が設けられ、表示窓11の内側には左・中・右の回転リール12L,12M,12Rが配置されており、表示窓11からは、回転リール12L,12M,12Rの図柄が各々3個ずつ覗くように設定されている。各回転リール12L,12M,12Rには、内側から図柄を照明する左・中・右のリール照明用LED13L,13M,13Rが内蔵されている。
さらに、この操作板7には、クレジットされているメダルの枚数を減じてメダル投入に代えるベットスイッチ15、各リールの回転を開始させるためのスタートスイッチ17、第1ないし第3ストップスイッチ19L,19M,19R、および、メダル投入口25や貯留メダルを払い出すための精算スイッチ27が設けられている。また、正面板9には入賞ラインが描かれるとともに、入賞ライン中の有効ラインを表示する有効表示ランプ31、ボーナスゲームの状態などを表示する種々の演出表示ランプ33、クレジットメダルの枚数を表示するメダル枚数表示器35が正面板9に配設され、操作板7の下方にはメダル払出口37やメダル受け39が設けられている。また、図2に示すように、筐体3内部の各回転リール12L,12M,12Rの下方には、メダルをメダル払出口37に排出するためのホッパーユニット41が配設されている。
さらに、各回転リール12L,12M,12Rと表示窓11との間、すなわち図2中、回転リール12L,12M,12Rの紙面手前側には、手前側から順に、カラー透明液晶パネル43と、モノクロ透明液晶パネル45とが配設されている。図2に示すように、モノクロ透明液晶パネル45は、表示窓11より大きいサイズを有しており、表示窓11を通して覗く各回転リール12L,12M,12Rの3個の図柄をカバーするようになっている。また、カラー透明液晶パネル43は、モノクロ透明液晶パネル45のサイズより大きいサイズを有している。
図3に示すように、カラー透明液晶パネル43は、前方(図3中、左方)側の偏光板51と後方(図3中、右方)側の偏光板52との間は通常の透過型カラー液晶パネルと同様に構成されているが、通常のカラー液晶パネルでは後方側の偏光板52の背面側に配設される反射板や拡散板などの不透明な部材を備えていない。すなわち、カラー透明液晶パネル43は、偏光板51と偏光板52との間に、前方側から順に、ガラス基板53、液晶封入層54およびガラス基板55を備え、ガラス基板53と液晶封入層54との間にカラーフィルタなどが配設されている。
モノクロ透明液晶パネル45も、カラー透明液晶パネル43とほぼ同様に構成されている。すなわち、モノクロ透明液晶パネル45は、前方側の偏光板61と後方側の偏光板62との間は通常のモノクロ液晶パネルと同様に構成されているが、通常のモノクロ液晶パネルでは後方側の偏光板62の背面側に配設される反射板や拡散板などの不透明な部材を備えていない。すなわち、モノクロ透明液晶パネル45は、偏光板61と偏光板62との間に、前方側から順に、ガラス基板63、液晶封入層64およびガラス基板65を備えている。
カラー透明液晶パネル43とモノクロ透明液晶パネル45との間には、たとえば透明アクリル樹脂からなる導光板47が配設され、導光板47の後方であってモノクロ透明液晶パネル45以外の領域(図2の正面視でモノクロ透明液晶パネル45の上下左右の領域)には、反射板49が配設されている。また、カラー透明液晶パネル43の周縁部に相当する導光板47の上下位置には、それぞれ導光板47に向けて光を照射するたとえば蛍光灯からなるバックライト71が配設されている。また、モノクロ透明液晶パネル45の上下の適所には、それぞれ回転リール12L,12M,12Rに向けて光を照射するたとえば蛍光灯からなるリール照明用ランプ72が配設されている。
このような構成によって、カラー透明液晶パネル43は、ドットマトリクス構成で、反射板49が配設された領域では通常のカラー液晶パネルと同様にカラーの絵柄が表示可能にされ、モノクロ透明液晶パネル45が配設された領域では、カラーの絵柄が表示可能にされるとともに、背後が透視可能にされている。また、モノクロ透明液晶パネル45は、背後が透視可能にされるとともに、ドットマトリクス構成の電極間に印加する電圧を制御することで、背後からの光の透過率がドットごとに制御可能にされている。このように、この実施形態では、カラー透明液晶パネル43が本発明の「カラー表示パネル」に相当し、モノクロ透明液晶パネル45が本発明の「遮光パネル」に相当し、バックライト71が本発明の「パネル照明手段」に相当し、リール照明用ランプ72およびリール照明用LED13L,13M,13Rがそれぞれ本発明の「リール照明手段」に相当する。
図4はスロットマシンの電気的構成を示すブロック図である。メモリ73には遊技機用プログラムが格納されており、CPU75は、この遊技機用プログラムにしたがって動作すると、スロットマシンの遊技を制御する遊技制御手段75aとして機能するとともに、演出制御手段75b、重畳判定手段75c、遮光制御手段75dおよび照明制御手段75eとして機能する。
遊技制御手段75aによって制御されるスロットマシンにおける遊技の概要について説明する。スタートスイッチ17を操作すると、まず、当選か否かの抽選が行われ、ほぼ同時に、3個すべての回転リール12L,12M,12Rの回転が開始する。その後に、3個のストップスイッチ19L,19M,19Rのうちの1個を操作すると、当該ストップスイッチ19L,19M,19Rに対応した回転リール12L,12M,12Rの回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ19L,19M,19Rを操作し終えると、3個すべての回転リール12L,12M,12Rの回転が停止する。このとき、所定の図柄が所定の位置に停止すると入賞になり、遊技者に対して所定枚数の遊技メダルが払い出されるか、又は遊技者に対して所定の利益が付与される。なお、遊技メダルの払い出しに代えて、遊技メダルの貯留(クレジット)が行われることもある。
演出制御手段75bは、遊技に関連する演出の一例として、たとえば抽選結果や入賞の有無などを遊技者に報知するために、カラー透明液晶パネル43を制御して各々の演出パターンに応じた絵柄を表示させるものである。このときの絵柄は、動画、静止画のいずれの表示も可能である。この実施形態では、後述する図5(A)に示すように、カラー透明液晶パネル43のX,Y軸におけるドットマトリクス制御によって所定のドットパターンの絵柄81が表示される。重畳判定手段75cは、カラー透明液晶パネル43に表示される絵柄81がモノクロ透明液晶パネル45に重なっているか否かを判定するもので、カラー透明液晶パネル43にドットマトリクス制御で表示される絵柄81のドットパターンと重なるモノクロ透明液晶パネル45のドット位置を判定する。
遮光制御手段75dは、重畳判定手段75cの判定結果に基づき各ドットに対する印加電圧を制御することにより、モノクロ透明液晶パネル45の背後からの光の透過状態をドットごとに制御するもので、この実施形態では、カラー透明液晶パネル43に表示される絵柄81と重ならないドットを透明に制御し、重なるドットを不透明に制御する。照明制御手段75eは、リール照明用LED13L,13M,13Rおよびリール照明用ランプ72のオンオフを制御するもので、この実施形態では、リール照明用LED13L,13M,13Rおよびリール照明用ランプ72を、ゲーム中は点灯したままにしている。
図5はモノクロ透明液晶パネルの背後からの光の透過状態の一例を説明する図である。図5(A)では、カラー透明液晶パネル43は、遊技に関連する演出として、左上から右下に向って移動する絵柄81を表示している。そして、図5(B)では、カラー透明液晶パネル43に表示される絵柄81のドットパターンと重なるモノクロ透明液晶パネル45のドットが不透明に制御されており、その不透明なドットからなるマスク領域82が絵柄81の移動に合わせて、左上から右下に向って移動している。なお、図5(A)および(B)では表示窓11を一点鎖線で示し、図5(B)では、絵柄81の外周を一点鎖線で示し、不透明なマスク領域82を斜線で示している。
以上説明したように、この実施形態によれば、正面板9と回転リール12L,12M,12Rとの間に、背後が透視可能なカラー透明液晶パネル43と、その後方に配設された背後が透視可能なモノクロ透明液晶パネル45とを備え、カラー透明液晶パネル43に表示される絵柄81のドットパターンと重ならないモノクロ透明液晶パネル45のドットを透明に制御し、重なるドットを不透明に制御しているため、カラー透明液晶パネル43に表示される絵柄81が回転リール12L,12M,12Rの図柄に重なって見難くなるのを未然に防止して、絵柄81を見易くすることができる。その結果、演出効果を向上することができる。
また、この実施形態によれば、モノクロ透明液晶パネル45は、表示窓11より大きいサイズを有し、表示窓11を通して覗く回転リール12L,12M,12Rに表示される図柄をカバーしているため、カラー透明液晶パネル43に表示される絵柄81が表示窓11に覗く回転リール12L,12M,12Rの図柄に重なって見難くなるのを確実に防止することができる。
また、この実施形態によれば、リール照明用LED13L,13M,13Rおよびリール照明用ランプ72を、ゲーム中は点灯したままにしているため、カラー透明液晶パネル43およびモノクロ透明液晶パネル45を通してでも、回転リール12L,12M,12Rの図柄を確実に視認可能にしている。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であり、例えば以下に示すような変形形態(1)〜(6)を採用することができる。
(1)上記実施形態では、図5(A)、(B)に示すように、不透明なマスク領域82を絵柄81と正面視で同一位置かつ同一サイズとしているが、これに限られず、マスク領域82を絵柄81の表示位置に対応する位置に形成すればよい。例えばマスク領域82のサイズを絵柄81のサイズより多少大きいサイズとしてもよく、これによって、絵柄81をより確実に見易くすることができる。また、遊技者の視点位置からの視野角を考慮して、マスク領域82を正面視で絵柄81の表示位置から多少ずらせるようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、カラー透明液晶パネル43に表示される絵柄81がモノクロ透明液晶パネル45に重なっている領域を不透明なマスク領域82としているが、これに限られない。例えば、重畳判定手段75cは、カラー透明液晶パネル43に表示される絵柄81が回転リール12L,12M,12Rに重なっているか否かを判定するもので、カラー透明液晶パネル43にドットマトリクス制御で表示される絵柄81のドットパターンと回転リール12L,12M,12Rとが重なる領域に対応するモノクロ透明液晶パネル45のドット位置を判定するようにしてもよい。そして、遮光制御手段75dは、重畳判定手段75cの判定結果に基づき、モノクロ透明液晶パネル45の背後からの光の透過状態をドットごとに制御するもので、カラー透明液晶パネル43に表示される絵柄81と回転リール12L,12M,12Rとが重ならないドットを透明に制御し、重なるドットを不透明に制御するようにしてもよい。
図6は、この変形形態でのモノクロ透明液晶パネルの背後からの光の透過状態を説明する図である。図6(A)では、上記図5(A)と同様に、カラー透明液晶パネル43は、遊技に関連する演出として、左上から右下に向って移動する絵柄81を表示している。そして、図6(B)では、カラー透明液晶パネル43に表示される絵柄81のドットパターンと表示窓11を通して覗く回転リール12L,12M,12Rとが重なる領域にのみ対応するモノクロ透明液晶パネル45のドットが不透明に制御されており、その不透明なドットからなるマスク領域83が絵柄81の移動に合わせて、左上から右下に向って移動している。なお、図6(A)および(B)では表示窓11を一点鎖線で示し、図6(B)では、絵柄81の外周を一点鎖線で示し、不透明なマスク領域83を斜線で示している。
(3)上記実施形態では、リール照明用LED13L,13M,13Rを、ゲーム中は点灯したままにしているが、これに限られない。例えば、重畳判定手段75cは、カラー透明液晶パネル43に表示される絵柄81が回転リール12L,12M,12Rの各々に重なっているか否かを判定するとしてもよい。そして、照明制御手段75eは、カラー透明液晶パネル43に表示される絵柄81が回転リール12L,12M,12Rの各々に重なっているときは、その重なっている回転リールのリール照明用LEDの輝度を低下させたり消灯するとしてもよい。例えば図5(A)においてほぼ中央に表示されている絵柄81のように回転リール12Mに重なっているときは、電流制御や点灯個数の減少などによってリール照明用LED13Mの輝度を低下させたり、あるいはリール照明用LED13Mを消灯する。これによって、カラー透明液晶パネル43に表示される絵柄81をさらに一層見易くすることができる。ここで、リール照明用LED13L,13M,13Rの制御は、図柄の1コマごとに行うようにしてもよい。
なお、この形態のようなリール照明用LED13L,13M,13Rの輝度の低下や消灯の制御は、回転リール12L,12M,12Rの停止時にのみ行ってスタートスイッチ17の操作による回転リール12L,12M,12Rの回転中は行わずに常に点灯しておくようにしたり、停止時だけでなく回転中にも行うようにすることができる。
また、カラー透明液晶パネル43に表示される絵柄81が回転リール12L,12M,12Rのいずれかに重なっているときは、リール照明用LED13L,13M,13Rの輝度の低下や消灯に代えてまたは加えて、リール照明用ランプ72の輝度を低下させたり消灯するようにしてもよい。なお、リール照明用LED13L,13M,13Rは、LEDに限られず、蛍光灯などの他の光源を用いてもよい。
(4)上記実施形態では、カラー透明液晶パネル43に表示される絵柄81のドットパターンと重なるドットを不透明に制御しているが、モノクロ透明液晶パネル45の透過状態の制御はこれに限られない。例えば、カラー透明液晶パネル43に表示される演出内容に応じて、モノクロ透明液晶パネル45の各ドットに印加する電圧を制御することで、光の透過率を複数段階に制御するようにしてもよい。また、本発明の「カラー表示パネル」は、上記したカラー透明液晶パネル43に限定されるものではなく、例えばEL表示パネルを用いてもよい。
(5)上記実施形態のモノクロ透明液晶パネル45に代えて、通電時は透明状態となり、非通電時は鏡面状態となるミラー液晶パネルを用いてもよい。すなわち、カラー透明液晶パネル43に表示される絵柄81のドットパターンと重なるドットを鏡面状態に制御する。この形態によれば、鏡面状態ではバックライト71からの光がカラー透明液晶パネル43側に向けて反射されるため、カラー透明液晶パネル43に表示される絵柄81をさらに一層見易くすることができる。
(6)また、上記実施形態では本発明をスロットマシンに適用しているが、これに限られず、一般の表示装置に適用することができる。例えば、小売店の飲料容器を保管する冷蔵ショーケースの扉パネルに適用すると、カラー透明液晶パネル43に宣伝用の絵柄を表示し、内部に陳列されている飲料容器と重なっているモノクロ透明液晶パネル45のドットを不透明状態に制御することで、宣伝用の絵柄を見易くすることができる。
本発明にかかる遊技機の一実施形態であるスロットマシンの外観を示す正面図である。 同スロットマシンの筐体内部を示す正面図である。 回転リールおよび透明液晶パネルを示す図2のA−A線断面図である。 スロットマシンの電気的構成を示すブロック図である。 モノクロ透明液晶パネルの背後からの光の透過状態の一例を説明する図である。 変形形態のモノクロ透明液晶パネルの背後からの光の透過状態を説明する図である。
符号の説明
1…スロットマシン、11…表示窓、12L,12M,12R…回転リール、13L,13M,13R…リール照明用LED、43…カラー透明液晶パネル、45…モノクロ透明液晶パネル、71…バックライト、72…リール照明用ランプ、75…CPU、75a…遊技制御手段、75b…演出制御手段、75c…重畳判定手段、75d…遮光制御手段、75e…照明制御手段、81…絵柄、82,83…マスク領域

Claims (8)

  1. 背後が透視可能であって所定の絵柄が表示可能なカラー表示パネルと、
    前記カラー表示パネルの後方に配設され、背後が透視可能で、かつ背後からの光の透過状態がマトリクス状に形成された微小領域ごとに制御可能な遮光パネルと、
    前記カラー表示パネルに表示される絵柄の表示位置に対応して前記遮光パネルの背後からの光の透過状態を前記微小領域ごとに制御する遮光制御手段と
    を備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 前記カラー表示パネルと前記遮光パネルとの間の間隙に光を照射するパネル照明手段をさらに備え、
    前記カラー表示パネルは少なくとも背面の一部に不透明部材のないカラー透明液晶パネルからなることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記遮光パネルは、前記微小領域ごとに、鏡面となる不透明状態と透明状態とに切り換えることで背後からの光の透過状態を制御可能なミラー液晶表示パネルからなることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記遮光パネルは、前記微小領域ごとに、光の透過率を可変制御することで背後からの光の透過状態が制御可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  5. 前記カラー表示パネルはドットマトリクス構成で絵柄をドットパターンにより表示可能であり、
    前記遮光パネルはドットマトリクス構成で前記微小領域としてドットごとに背後からの光の透過状態が制御可能であり、
    前記遮光制御手段は、前記カラー表示パネルに表示される絵柄のドットパターンに対応して前記遮光パネルの背後からの光の透過状態をドットごとに制御することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の表示装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の表示装置を備えるとともに、
    前記表示装置の前記遮光パネルの後方に配設され、周囲に複数の図柄がそれぞれ表示された複数の回転リールと、
    遊技に関連する演出として、前記カラー表示パネルの絵柄表示を制御する演出制御手段とをさらに備えたことを特徴とする遊技機。
  7. 前記カラー表示パネルに表示される絵柄と、前記各回転リールの前方に設けられた表示窓を通して覗く前記各回転リールの図柄とが重なっているか否かを判定する重畳判定手段をさらに備え、
    前記遮光パネルは、前記表示窓のサイズより大きく、かつ、前記カラー表示パネルのサイズより小さく、
    前記遮光制御手段は、前記重畳判定手段により、前記カラー表示パネルに表示される絵柄が前記表示窓を通して覗く前記各回転リールの図柄に重なると判定されるときに、その重なっている前記遮光パネルの前記微小領域の背後からの光の透過状態を低下させることを特徴とする請求項6に記載の遊技機。
  8. 前記各回転リールをそれぞれ照明する複数のリール照明手段と、
    前記各リール照明手段の輝度をそれぞれ制御する照明制御手段とをさらに備え、
    前記照明制御手段は、前記重畳判定手段により、前記カラー表示パネルに表示される絵柄が前記表示窓を通して覗く前記各回転リールの図柄に重なると判定されるときに、その図柄の重なっている回転リールを照明する前記リール照明手段の輝度を低下させることを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
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