JP4692389B2 - V型内燃機関の吸気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の吸気装置に係り、特に、左右2系統の吸気系を備えたV型内燃機関の吸気装置に関する。
従来、V型内燃機関の吸気装置において、左右一対のスロットルボディから吸気を導入する左右2系統の吸気系を有するものが知られている(特許文献1を参照)。
特開2000−54845号公報
ところで、従来の吸気装置として上記特許文献1に開示された吸気マニホルドは、左右から延設された連通路が共鳴切換バルブを介して対向配置されているため、共鳴切換バルブが開放する低速回転時には、スロットルボディから左右の吸気系に供給された吸気が連通路で衝突(干渉)することになって吸入抵抗が増加し、機関出力の増加を抑制する。
したがって、本発明の目的は、V型内燃機関の吸気装置において、スロットルボディから吸気ポートまでの吸入抵抗を低減させることにある。
上記目的を達成するために、本発明は、各気筒が左右バンクに配列されたV 型内燃機関の吸気装置であって、容積室と、複数の分岐管と、左吸気管および右吸気管とを備える。
容積室は、左右バンクの略中央に位置し、左右の側面にそれぞれ左開口部および右開口部を有する。複数の分岐管は、各気筒に対応して設けられ、一端が前記容積室内の左側および右側で下方に開口し、当該一端から対応する気筒のバンクに向けて所定の曲げ角度で湾曲し、対応する気筒に吸気を供給する。左吸気管および右吸気管は、一端が容積室の左開口部および右開口部に接続し、上流側の他端から吸気を前記容積室の底部に向けて供給する供給する。
左吸気管および右吸気管は、容積室に対する吸気の流入方向が一致しないように、左開口部および右開口部近傍の管の中心軸が設定されているとともに、左吸気管から供給された吸気を一端が容積室内の右側で開口する分岐管へと導く第一凹部と、右吸気管から供給された吸気を一端が容積室内の左側で開口する分岐管へと導く第二凹部とが容積室の底部へ設けられている。したがって、左吸気管および右吸気管から容積室に通流する吸気が干渉しないとともに、吸気が分岐管に滑らかに導入される
本発明によれば、左吸気管および右吸気管から容積室に通流する吸気が干渉しないとともに、吸気が分岐管に滑らかに導入されるため、V 型内燃機関の各気筒に供給される吸入抵抗を低減させることが可能となる。
以下、本発明に係るV型内燃機関の吸気装置の実施の形態について図を参照して説明する。ここで、V型内燃機関としてはガソリン機関またはディーゼル機関のいずれでも構わない。
なお、以下の実施形態の説明では、車両の進行方向を前として左右前後の方向を規定するものとする。
図1は、本発明の一実施形態に係る吸気装置を含むV型内燃機関の前面図である。図2は、本発明の一実施形態に係る吸気装置を含むV型内燃機関の平面図である。このV型内燃機関は、一例として、左右バンクにそれぞれ4気筒が収容されるV型8気筒内燃機関となっている。
図1に示すように、このV型8気筒内燃機関では、4気筒がそれぞれ左右バンク(左バンク6L,右バンク6R)に配列されて収容されている。左バンク6Lは、左シリンダヘッド7Lを含み、右バンク6Rは、右シリンダヘッド7Rを含む。左右のシリンダヘッドの下部には、シリンダブロック3が設けられる。
図1および図2に示すように、実施形態に係る吸気装置10のサージタンク12は、左バンク6Lおよび右バンク6Rの略中央に配置されている。上流にある左側スロットルボディおよび右側スロットルボディから流れ込む吸気は、それぞれ左吸気管11Lおよび右吸気管11Rを通して、左右からサージタンク12に導入されるようになっている。
サージタンク12に導入された吸気は、吸気マニホルド13を介して左右バンクの各気筒に分配される。
(吸気装置10の構成)
次に、実施形態に係る吸気装置に搭載された吸気装置10の構成を、図3および図4を参照して説明する。
図3は、吸気装置10の平面図であり、図4は、吸気装置10の前面図である。なお、図3において、紙面下方向が前方(車両進行方向)となる。
図3に示すように、吸気装置10は、上流に位置するスロットルボディから延設される左吸気管11Lおよび右吸気管11Rと、所定の容積を有するサージタンク12(容積室)と、各気筒の吸気ポートに対して吸気を供給する複数の分岐管13_1〜13_8からなる吸気マニホルド13とを有する。
左吸気管11Lおよび右吸気管11Rは、一端がそれぞれ左右のスロットルボディ(図3には図示せず)に接続され、他端がサージタンク12の左右の開口部12aおよび12bにおいてサージタンク12と接合される。これによって、左吸気管11Lおよび右吸気管11Rは、左右のスロットルボディからサージタンク12までの吸気路を形成する。
サージタンク12は、図3に示すように、前後方向が長手方向となる容積室であって、左右バンクの略中央に位置する。サージタンク12は、前後方向の略中央位置の側面に左右の開口(左開口部12aおよび右開口部12b)を有し、この左右の開口から左吸気管11Lおよび右吸気管11Rを通過した吸気を収集する吸気コレクタとしての役割を備える。
左開口部12aおよび右開口部12bは、下流側の分岐管13_1〜13_8に対して効率良く均一に吸気を分配させるために、平面視で見て長手方向の略中央に設けられている。
図4に示すように、サージタンク12の底部12cは、左右2箇所に凹部が形成されており、これによって、左吸気管11Lおよび右吸気管11Rから流入した空気が効率良く、吸気マニホルド13(分岐管13_1〜13_8)に取り込まれるようになっている。
吸気マニホルド13の各分岐管13_1〜13_8は、サージタンク12内の空気を対応する気筒の吸気ポートに伝達する。ここで、各分岐管13_1〜13_8は、それぞれ第1気筒(#1)〜第8気筒(#8)に対応している。図3には、各分岐管に対応する気筒番号を記載してある。
図4を参照して、各分岐管の構造を説明する。たとえば分岐管13_1の場合、管の一端である端部13aが、サージタンク12内において、対応する第1気筒が配設される左バンクと逆側(つまり右側)に下方に開口して形成される。そして、分岐管13_1は、その端部13aから上方に延び、第1気筒の吸気ポートに向けて(すなわち左方向に向けて)所定の曲げ角度で湾曲して形成されている。
一方、平面視で分岐管13_1に隣接して設けられる分岐管13_2(図4には図示せず)は、管の一端である端部が、サージタンク12内において、対応する第2気筒が配設される右バンクと逆側(つまり左側)に下方に開口して形成される。そして、分岐管13_2は、その端部から上方に延び、第2気筒の吸気ポートに向けて(すなわち右方向に向けて)所定の曲げ角度で湾曲して形成されている。
第1気筒と同一のバンクに配設される第3気筒、第5気筒、第7気筒に対応する分岐管13_3,13_5,13_7(図4には図示せず)は、第1気筒に対応する分岐管13_1と、正面視で見て同様の形状となっている。第2気筒と同一のバンクに配設される第4気筒、第6気筒、第8気筒に対応する分岐管13_4,13_6,13_8(図4には図示せず)は、第2気筒に対応する分岐管13_2と、正面視で見て同様の形状となっている。
次に、左吸気管11Lおよび右吸気管11Rの構造についてさらに説明する。
本実施形態に係る吸気装置では、左開口部12aおよび右開口部12b近傍における左吸気管11Lおよび右吸気管11Rの管の形状に特徴がある。左開口部12aおよび右開口部12b近傍における管の形状は、上流から吸気管を流れてくる空気のサージタンク12に対する流入方向を決定付けるが、本実施形態に係る吸気装置では、左吸気管11Lおよび右吸気管11Rからサージタンク12に対する吸気の流入方向が一致しないように、左吸気管11Lおよび右吸気管11Rの管の形状、すなわち、管の中心軸が設定される。
図5は、左開口部12aおよび右開口部12b近傍における左吸気管11Lおよび右吸気管11Rの管の形状を概略的に表した説明図であって、(a)は平面視での形状、(b)は正面視での形状を示す。図5は、左吸気管11L、右吸気管11Rの管、およびサージタンク12の一部の断面を概略的に捉えた図と考えてよい。
図5(a)を参照すると、平面視で左吸気管11Lの管の中心軸の接線方向が左開口部12a近傍で右方向を指向しているため、左吸気管11Lからサージタンク12に流入する空気流FLの流入方向は、右方向となる。一方、平面視で右吸気管11Rの管の中心軸の接線方向が右開口部12b近傍で所定の角度をもって前方を指向しているため、右吸気管11Rからサージタンク12に流入する空気流FRの流入方向は、前方に所定の角度を持った方向となる。
図5(b)を参照すると、正面視で左吸気管11Lおよび右吸気管11Rの管の中心軸の接線方向が左開口部12aおよび右開口部12b近傍でともに下方向を指向しているため、左吸気管11Lおよび右吸気管11Rからサージタンク12に流入する空気流FL,FRの流入方向は、ともに下方向となる。
このように、左右の空気流FLおよびFRのサージタンク12に対する流入方向は、三次元上互いに異なる方向を指向するため、左右の空気流FLおよびFRの干渉が最小化され、吸入抵抗が少ないものとなっている。
(吸気装置10の動作)
次に、実施形態に係る吸気装置10の動作を、図6を参照して説明する。なお、図6は、図4に示した吸気装置10の正面図に対して吸気の通流方向を矢印で付加した図である。
この吸気装置が搭載されるV型8気筒内燃機関において、左右2系統の吸気経路を有し、左右のスロットルボディを通過した吸気は、スロットルボディよりも下流に配置される左吸気管11Lおよび右吸気管11Rに流れ込む。なお、図6では、左吸気管11Lから流れ込む吸気の流れのみを示しているが、右吸気管11Rから流れ込む吸気の流れも同様である。
左吸気管11Lおよび右吸気管11Rに流れ込んだ吸気は、それぞれ左開口部12aおよび右開口部12bからサージタンク12へ導入される。ここで、左吸気管11Lおよび右吸気管11Rの左開口部12aおよび右開口部12b近傍の管の中心軸は、サージタンク12に流入する空気流FL,FRの流入方向が一致しないように設定されているため、サージタンク12内において、左右の空気流FLおよびFRの干渉がほとんど発生しない。したがって、非常に低い吸入抵抗で吸気がサージタンク12に導入される。
サージタンク12に導入された吸気は、サージタンク12内において下方に開口した端部から各分岐管13_1〜13_8に分配される。
図6では、サージタンク12内の空気が分岐管13_1に流れ込む吸気の様子が示されている。前述したように、左吸気管11Lからの空気流FLの向きが下方向を指向しているため、左吸気管11Lから導入された空気は、図6に示すように、サージタンク12の底部12cの右側の凹部に向けて流れ、その凹部によって、滑らかに分岐管13_1の開口端13aへ導入される。分岐管13_1に導入された吸気は、第1気筒の吸気ポート(図示せず)に向かう。
他の分岐管13_2〜13_8についても、同様に、低吸入抵抗で対応する各気筒に吸気が導入される。
以上、本実施形態に係る吸気装置の構成および動作について説明してきたが、次に、この実施形態の変形例について説明する。
(変形例1)
本実施形態に係る吸気装置では、左吸気管11Lおよび右吸気管11Rからサージタンク12に対する吸気の流入方向が一致しないように、左吸気管11Lおよび右吸気管11Rの管の中心軸を設定するが、左右からの吸気の流入方向は、図5に示した一例に限られない。
図7は、左右からの吸気の流入方向の別の例を示す図であって、図5と同様の形式の図である。
図7(a)に示す例では、平面視で左吸気管51Lの管の中心軸の接線方向が左開口部近傍で所定の角度をもって後方を指向しているため、左吸気管51Lからサージタンク52に流入する空気流FLの流入方向は、後方に所定の角度を持った方向となる。一方、平面視で右吸気管51Rの管の中心軸の接線方向が右開口部近傍で左方向を指向しているため、右吸気管51Rからサージタンク52に流入する空気流FRの流入方向は、左方向となる。
図7(b)に示す例では、平面視で左吸気管61Lの管の中心軸の接線方向が左開口部近傍で所定の角度をもって後方を指向しているため、左吸気管61Lからサージタンク62に流入する空気流FLの流入方向は、後方に所定の角度を持った方向となる。一方、平面視で右吸気管61Rの管の中心軸の接線方向が右開口部近傍で所定の角度をもって前方を指向しているため、右吸気管61Rからサージタンク62に流入する空気流FRの流入方向は、前方に所定の角度を持った方向となる。
図7に示したいずれの例においても、図5に示した場合と同様に、左右からの吸気の流入方向が一致しないため、サージタンク12内で左右からの吸気の干渉が最小化される。
ここで、図7(b)に示したように、左吸気管および右吸気管によるサージタンクへの吸気の流入方向が、平面視で左右方向の軸を境にして逆向きとなるように、左右の吸気管の形状を設定することで、吸入抵抗を最も小さくすることができる。また、このように左右の吸気管の形状設定を行うと、図7(b)に示すように、平面視で左右からの空気流が交差しない。したがって、機関室内の周辺レイアウトやサージタンクの容量によって、左右からの空気流の流入方向を正面視で見て下向きにできない場合に有効である。
なお、サージタンクにおける左右の開口部を前後方向にオフセットさせることで、左右からの空気流の干渉をさらに低下させることもできる。
図8は、左右の吸気管の中心軸がほぼ水平である吸気装置の正面図である。図8に示す吸気装置では、左右の吸気管21L,21Rの中心軸がほぼ水平であって、かつ、サージタンク22の深さが前述のサージタンク12と比較して浅くなっている。サージタンク22内の吸気は、分岐管23_1,23_2,…に導入される。
この図8に示す吸気装置において、左右からのサージタンク22に対する空気流が干渉しないようにするためには、平面視で左右からの空気流が交差しないようにする必要があるため、左右の吸気管21L,21Rに対して図7(b)に例示したような管形状を設けるのがよい。
(変形例2)
左吸気管および右吸気管からサージタンクに対する吸気の流入方向は、各気筒の点火順序を考慮して決定することもできる。
たとえば、上述した実施形態において、各気筒の点火順序が、第1気筒(#1)、第8気筒(#8)、第7気筒(#7)、第3気筒(#3)、第6気筒(#6)、第5気筒(#5)、第4気筒(#4)、第2気筒(#2)の順である場合を想定する。ここで、図3を参照すると、第2気筒(#2)および第4気筒(#4)はともに同一バンクにあって、対応する分岐管13_2および13_4の開口端部は、サージタンク12内で隣接している。
かかる場合、第4気筒(#4)、第2気筒(#2)の順に連続して吸気ポート内に吸入されていくため、第4気筒よりも後に吸入する第2気筒の吸入空気量が少なくなる虞がある。
そこで、左右バンクのいずれかにおいて、隣接する2つの気筒間の点火順序が連続するときには、左吸気管および右吸気管によるサージタンク12への吸気の流入方向が、その隣接する2つの気筒に対応する分岐管の一端の開口を指向するようにすることが好ましい。たとえば、上述した例では、右吸気管11Rからの吸気の流入方向が、分岐管13_2および13_4の開口端部を指向するように、右開口部12b近傍の右吸気管11Rの管の中心軸を設定する。これによって、サージタンク12内では、分岐管13_2および13_4の開口端部付近には、第4気筒(#4)とそれに続く第2気筒(#2)とによって行われる連続的な吸入に対して、十分な量の空気量が確保される。
<本吸気装置の特徴>
(1)
以上説明したように、この吸気装置は、V型内燃機関の左右バンクの略中央に位置し、左右の側面にそれぞれ左開口部12aおよび右開口部12bを有するサージタンク12(容積室)と、各気筒に対応して設けられ、端部13aがサージタンク12で下方に開口し、その端部13aから対応する気筒のバンクに向けて所定の曲げ角度で湾曲し、対応する気筒に吸気を供給する複数の分岐管13_1〜13_8(吸気マニホルド13)と、一端がサージタンク12の左開口部12aおよび右開口部12bに接続し、上流側(スロットルボディ側)の他端から吸気をサージタンク12に供給する左吸気管11Lおよび右吸気管11Rと、を備える。そして、左吸気管11Lおよび右吸気管11Rは、サージタンク12に対する吸気の流入方向が一致しないように、左開口部12aおよび右開口部12b近傍の管の中心軸が設定されている。
したがって、この吸気装置によれば、サージタンク12に対して左右から流入する吸気が干渉しないので、干渉する場合と比較して、吸入抵抗が低減し、各気筒に分配される吸入空気量が増加する。それゆえ、吸気の干渉が発生する場合と比較して、V型内燃機関の出力が増加する。
(2)
この吸気装置において、各分岐管の一端の開口(分岐管13_1の場合、端部13a)は、左開口部12aおよび右開口部12bよりも下方に位置し、左吸気管11Lおよび右吸気管11Rによるサージタンク12への吸気の流入方向が水平軸よりも下方向である。
したがって、左開口部12aおよび右開口部12bよりも下方に、サージタンク12の所望の容量を確保しつつ、吸入抵抗を低減させることができる。
(3)
この吸気装置では、左吸気管および右吸気管によるサージタンクへの吸気の流入方向が、平面視で左右方向の軸を境にして逆向きであることが好ましい。
かかる構成によれば、平面視で左右からの空気流が交差しないようにすることができ、左吸気管、右吸気管およびサージタンクの形状設計自由度を高くすることができる。
(4)
左右バンクのいずれかにおいて、隣接する2つの気筒間の点火順序が連続するときには、左吸気管および右吸気管によるサージタンク12への吸気の流入方向が、その隣接する2つの気筒に対応する分岐管の一端の開口を指向するように、左開口部および右開口部近傍の管の中心軸が設定されていることが好ましい。
かかる構成によれば、対応して配置された隣接する2つの分岐管の開口端部付近に、隣接する2つの気筒によって行われる連続的な吸入に対して、十分な量の空気量が確保される。
以上、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成及びシステムは本実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更や、他のシステムへの適応なども含まれる。
実施形態に係る吸気装置を含むV型内燃機関の前面図である。 実施形態に係る吸気装置を含むV型内燃機関の平面図である。 実施形態に係る吸気装置の平面図である。 実施形態に係る吸気装置の前面図である 左開口部および右開口部近傍における左吸気管および右吸気管の形状を概略的に表した説明図である。 実施形態に係る吸気装置の動作を示す図である。 実施形態に係る吸気装置の変形例を示す図である。 実施形態に係る吸気装置の変形例を示す図である。
符号の説明
10…吸気装置
11L…左吸気管、11R…右吸気管
12…サージタンク(容積室)
13…吸気マニホルド
13_1〜13_8…分岐管

Claims (4)

  1. 各気筒が左右バンクに配列されたV 型内燃機関の吸気装置であって、
    左右バンクの略中央に位置し、左右の側面にそれぞれ左開口部および右開口部を有する容積室と、
    各気筒に対応して設けられ、一端が前記容積室内の左側および右側で下方に開口し、当該一端から対応する気筒のバンクに向けて所定の曲げ角度で湾曲し、対応する気筒に吸気を供給する複数の分岐管と、
    一端が前記容積室の左開口部および右開口部に接続し、上流側の他端から吸気を前記容積室の底部に向けて供給する供給する左吸気管および右吸気管と、
    を備え、
    前記左吸気管および前記右吸気管は、前記容積室に対する吸気の流入方向が一致しないように、前記左開口部および右開口部近傍の管の中心軸が設定されているとともに、前記左吸気管から供給された吸気を一端が前記容積室内の右側で開口する分岐管へと導く第一凹部と、前記右吸気管から供給された吸気を一端が前記容積室内の左側で開口する分岐管へと導く第二凹部と、を前記容積室の底部へ設ける、
    V 型内燃機関の吸気装置。
  2. 前記分岐管の一端の開口は、前記左開口部および右開口部よりも下方に位置し、
    前記左吸気管および前記右吸気管による前記容積室への吸気の流入方向が水平軸よりも下方向である
    請求項1 記載のV 型内燃機関の吸気装置。
  3. 前記左吸気管および前記右吸気管による前記容積室への吸気の流入方向は、平面視で左右方向の軸を境にして逆向きである
    請求項1 または2 記載のV 型内燃機関の吸気装置。
  4. 各気筒が左右バンクに配列されたV 型内燃機関の吸気装置であって、
    左右バンクの略中央に位置し、左右の側面にそれぞれ左開口部および右開口部を有する容積室と、
    各気筒に対応して設けられ、一端が前記容積室内で下方に開口し、当該一端から対応する気筒のバンクに向けて所定の曲げ角度で湾曲し、対応する気筒に吸気を供給する複数の分岐管と、
    一端が前記容積室の左開口部および右開口部に接続し、上流側の他端から吸気を前記容 積室に供給する左吸気管および右吸気管と、
    を備え、
    前記左吸気管および前記右吸気管は、前記容積室に対する吸気の流入方向が一致しないように、前記左開口部および右開口部近傍の管の中心軸が設定されており、
    左右バンクのいずれかにおいて、隣接する2 つの気筒間の点火順序が連続するときには、前記左吸気管および前記右吸気管による前記容積室への吸気の流入方向が、前記2 つの気筒に対応する分岐管の一端の開口を指向するように、前記左開口部および右開口部近傍の管の中心軸が設定されているV 型内燃機関の吸気装置。
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