JP4692044B2 - ミシンの糸調子装置 - Google Patents

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Description

本発明は、糸調子皿駆動用のソレノイドに印加する直流電圧をPWM制御して該ソレノイドの動作力を制御するミシンの糸調子装置に関する。
従来、例えばミシンにおいては、糸供給源から縫針までの糸経路に一対の糸調子皿を設け、この一対の糸調子皿により糸を挟んで糸に張力を与えるようにしている。この場合、一対の糸調子皿のうち一方を可動皿とし他方を固定皿とし、この可動皿をソレノイドにより動作できるようにしている。そしてソレノイドにより固定皿に対する可動皿の押圧力の調整(ソレノイドの動作力調整)により糸の張力を加減できるようになっている(例えば特許文献1)。
特開昭59−197287号
上述の特許文献1に記載のミシンの糸調子装置では、ソレノイドの駆動電流と推力(動作力)との間にヒステリシスがあることから、糸の張力を変更する場合つまりソレノイドの動作力を変更する場合、ソレノイドの駆動電流を一旦ゼロまで落としてから、目標とする推力相当の駆動電流まで制御するようにしている。
しかしこれでは、ソレノイドの動作力が一旦ゼロになってしまい、糸の張力が不必要に一旦大きく低下してしまう問題がある。このような事情はミシンの糸調子装置に用いられるソレノイドに限らないものであった。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ソレノイドの動作力が不用意に大きく変動することなく、スムーズに目標とする動作力を得ることができるミシンの糸調子装置を提供するにある。
本発明は、次の点に着目してなされたものである。すなわち、ソレノイドに印加する直流電圧を、設定されたデューティー比でのPWM制御することにより、該ソレノイドの動作力を制御する場合、PWM周波数が高いと、駆動電流と動作力との関係にヒステリシスを示す。従って、駆動電流を増加もしくは減少させて動作力を増加もしくは減少させる場合に、目標とする動作力がリニアに得られないものである。一方、PWM周波数が低いと上記ヒステリシスが少なく、目標とする動作力がほぼリニアに得られる。そして、本願発明者の調査によって300Hz以下のPWM周波数で動作力の変化を行うと、駆動電流と動作力との関係にさほどヒステリシスがないことが判明した。
ところで、PWM周波数が低い場合には、リニアに目標の動作力まで制御できるとはいう効果を奏するものではあるが、高いPWM周波数の場合と異なり電磁音などの騒音が問題となる。
請求項のミシンの糸調子装置は、ベッド部に脚柱部を介して設けられたアーム部と、
このアーム部に設けられた一方の糸調子皿、及びこの一方の糸調子皿と対をなして該一方の糸調子皿に対してロッドを介して押圧可能に設けられた他方の糸調子皿を有して糸に張力を与える一対の糸調子皿と、前記アーム部に設けられ自身の動作力により前記他方の糸調子皿を前記一方の糸調子皿に対して押圧させるソレノイドであって当該動作力を変更することにより前記一対の糸調子皿による糸の張力を調整するソレノイドと、前記ソレノイドに印加する直流電圧をPWM制御することにより、前記糸の張力の目安となる該ソレノイドの前記動作力を制御する駆動制御手段とを備え、前記駆動制御手段は、PWM周波数の変更が可能であり、前記PWM周波数として、前記駆動制御手段が前記ソレノイドの動作力をほぼ一定に維持するときの維持用PWM周波数と、前記ソレノイドの動作力を変化させるときの変化用PWM周波数とを有し、前記維持用PWM周波数を5000Hz以上に設定し、且つ前記変化用PWM周波数を300Hz以下に設定したPWM周波数設定手段を設けたことを特徴とするものである。
これによれば、ソレノイドの動作力を増加もしくは減少させるときには、300Hz以下といった低い周波数の変化用PWM周波数に設定してPWM制御することにより、リニアに目標の動作力まで制御できて、糸の張力が不用意に大きく変動して緩むようなこともなく、スムーズに目標とする張力を得ることができることに加え、その動作力を維持するときには高いPWM周波数に設定してPWM制御することにより、騒音を極力少なくでき、糸張力変更に伴う騒音の問題も少ないという効果を奏する。
請求項のミシンの糸調子装置は、請求項の発明において、ソレノイドの動作力がほぼ一定に維持されたか否かを判断する安定状態判断手段を備え、PWM周波数設定手段は、変化用PWM周波数から維持用PWM周波数への切り替えを、前記安定状態判断手段により前記ソレノイドの動作力がほぼ一定に維持されたことが判断されたことを条件に行なうことを特徴とするものである。これによれば、糸の張力を変化させるときの変化用PWM周波数から、糸の張力を維持するときの維持用PWM周波数への切り替えを、適正に行なうことができる。
請求項のミシンの糸調子装置は、請求項の発明において、安定状態判定手段は、変化用PWM周波数でのPWM制御の開始時点から所定時間が経過したことをもってソレノイドの動作力がほぼ一定に維持されたと判断することを特徴とするものである。これによれば、簡単な構成により、動作力つまり糸の張力が一定に維持された安定状態となったことを判定することができる。
請求項のミシンの糸調子装置は、請求項1ないし3のいずれかの発明において、維持用PWM周波数及び変化用PWM周波数は変更可能であることを特徴とするものである。これによれば、ミシンとして固有振動音の低減などに有効である。
本発明によれば、ソレノイドの動作力が不用意に大きく変動することなく、スムーズに目標とする動作力を得ることができるという効果を奏する。
以下、本発明の一実施例につき図面を参照して説明する。図2に示すように、本縫いミシン1は作業テーブルT上に載置されている。本縫いミシン1のベッド部2には針板5が設けられている。このベッド部2の後端部には脚柱部3が上方に立設されている。この脚柱部3の上端部にはベッド部2と対向するように前方へ延びるアーム部4が設けられている。
アーム部4には、ミシンモータ(図示略)の動作力が主軸を介して伝達されることによって、縫針7を有する針棒6を上下駆動させる針棒駆動機構、上糸9を引き上げる天秤8を上下駆動させる天秤駆動機構及び後述する糸調子装置10が設けられている。ここで、針棒駆動機構や天秤駆動機構は公知の技術であるため、その詳細な説明を省略する。
次に、図示しない糸供給源から天秤8を経て縫針7に至る上糸供給経路の途中部に位置し、アーム部4に設けられた糸調子装置10について概略的に説明する。この糸調子装置10は、一対の糸調子皿11、12、ソレノイド13、押圧力伝達部材14、後述するソレノイド制御装置15(図1参照)などを備えて構成されている。
前記一対の糸調子皿11、12は上糸9に張力を与えるためのものであり、一方の糸調子皿11は、他方の糸調子皿12に対して動かないようにアーム部4に固定されており、この糸調子皿11に対して他方の糸調子皿12がロッド12aを介して移動可能(押圧可能)な構成となっている。ソレノイド13は一般的な比例ソレノイドからなり、これは、駆動されると出力軸13aが進出駆動され、そして、押圧力伝達部材14及びロッド12aを介して、前記他方の糸調子皿12を移動させるものである。このソレノイド13は印加される駆動電圧(駆動電流)に応じて出力軸13aの糸調子皿12に対する押圧力が変化し、ひいては一対の糸調子皿11、12による糸の張力が変化するようになっている。なお、このソレノイド13は駆動電圧印加が解除(断電)されると、その出力軸13aがばね14aにより元位置(図3に示す位置)に復帰するようになっている。
ソレノイド制御装置15は、図1に示すように、制御部16と、駆動制御部17と、電流検出部18とを有して構成されている。制御部16はマイクロコンピュータを含んで構成されており、このマイクロコンピュータはCPU、ROM、RAM、入出力インターフェースなどを備えている。この制御部16は、ソレノイド13の制御全般を司ると共に、PWM周波数設定手段及び安定状態判定手段に相当するものである。設定するPWM周波数としては、前記駆動制御部17が前記ソレノイド13の動作力をほぼ一定に維持するときの維持用PWM周波数(図5(a)、(b)、図7参照)と、前記ソレノイドの動作力を変化させるときの変化用PWM周波数(図5(c)、(d)、図8参照)とを有し、糸張力設定指令Sに応じて、その指令Sを張力の目安となる駆動電流値を変換し、この駆動電流値に応じたデューティー比指令Dを駆動制御部17に出力するものである。さらに、この制御部16はPWM周波数指令として変化用PWM周波数指令Phと維持用PWM周波数指令Piとを切替えて出力する。なお、変化用PWM周波数は例えば100Hzに設定され、また維持用PWM周波数は10KHzに設定されている。
駆動制御部17は、図示しないスイッチング素子を備えたPWM駆動制御回路から構成されており、これには、図示しない直流電源(直流電圧Vk、例えば30V)が与えられるようになっている。そして、この駆動制御部17は、デューティー比指令Dが与えられると、当該指令Dに応じて、図5(a)又は(b)、あるいは図5(c)又は(d)に示すように、デューティー比を変更する。
図5(a)と(c)とは、PWM周波数は異なるものの、ソレノイド13の駆動電流実行値は同じであり、ソレノイド13の動作力はほぼ同じである。また、図5(b)と(d)とは、PWM周波数は異なるものの、ソレノイド13の駆動電流実行値は同じであり、ソレノイド13の動作力はほぼ同じである。
ここで、図7には維持用PWM周波数(高周波数)の場合における駆動電流値(A)とソレノイド13の推力(N)との関係を示しており、同図から分かるように、駆動電流値と推力(動作力に相当する)とにはヒステリシスがある。また、図8には変化用PWM周波数(低周波数)の場合の、駆動電流値と推力との関係を示している。この図8から分かるように、変化用PWM周波数の場合には、ヒステリシスは殆ど見られない。なお、上記推力は駆動電流値(ひいては出力電圧)によってほぼ決定され、この駆動電流値は前述のPWM制御のデューティー比に応じて制御されるものである。
また、図9には、PWM周波数と、各PWM周波数に応じたヒステリシスの大きさ(所定駆動電流における推力増加方向と減少方向との推力の差(絶対値))との関係を示しており、また図10には、各PWM周波数と騒音の大きさの程度との関係を示している。上記図9から分かるように、PWM周波数が300Hz以下であれば、ヒステリシスはほとんど無視できるものであり、変化用PWM周波数としては300Hz以下であれば良い。ただし、本実施例では変化用PWM周波数を100Hzとすることで、さらにヒステリシスが小さいものとしている。また図10から分かるように、PWM周波数が5000Hz以上であれば騒音が小さく、従って維持用PWM周波数としては5000Hz以上であれば良い。本実施例では維持用PWM周波数を10KHzとしているので、さらに騒音が小さいものである。
前記図1において、入力部19は、糸調子皿11、12の糸張力についての調整をするために、ユーザーにより操作されるものであり、その操作に応じた糸張力設定指令Sが制御部16に入力されるようになっている。また、表示部20には、糸張力の度合いを示す表示がなされるようになっている。
さて、前記制御部16の制御内容について、図4のフローチャートを参照して説明する。このフローチャートは例えばミシンの図示しない主電源が「ON」されたときにスタートする。糸調子皿11、12について糸張力設定指令Sが入力されると(ステップR1で判断)、その設定値を読み込み(ステップR2)、駆動電流値に変換し(ステップR)、これに応じた電流値指令であるデューティー比指令Dを出力する。そして、PWM周波数指令として変化用PWM周波数指令Phを出力する。
上述のデューティー比指令D、及び変化用PWM周波数指令Phを受けた駆動制御部17は、変化用PWM周波数で、且つデューティー比指令Dに応じたデューティー比により直流電圧VkをPWM制御する。
この場合、駆動電流を電流検出部18により検出して制御部16にフィードバックし、制御部16は、目標とする駆動電流に近づけるようにデューティー比を制御する。
そして、変化用PWM周波数でのPWM制御の開始時点から所定時間が経過したか否かを判断し(ステップR5)、所定時間が経過したことが判断されると、これをもって、ソレノイド13の動作力がほぼ一定に維持されたと判断し、ステップR6で、PWM周波数指令として維持用PWM周波数指令Piを出力する(変化用PWM周波数から維持用PWM周波数に切り替える)。周波数の低い維持用PWM周波数により動作力過渡期の制御を行なうことで、動作力(駆動電流)を上げる場合も下げる場合も、推力と駆動電流とのヒステリシスが少なく、リニアに糸の張力を設定あるいは設定変更することができる。
この維持用PWM周波数指令Piを受けた駆動制御部17は、周波数が前記変化用PWM周波数より高い維持用PWM周波数によりPWM制御する。この場合も駆動電流をフィードバックして目標とする駆動電流に近づけるようにする。この高周波のPWM制御により、電磁音などの騒音を少なくしつつ動作力を維持できる。
なお、図6には、糸張力の設定に伴う駆動電流変化の一例を示しており、タイミングt1において、糸の張力を任意の張力に設定すると、その張力に応じた駆動電流I1となるデューティー比で且つ変化用PWM周波数の制御モードQLでPWM制御する(この期間は前述の所定時間Tsである)。この所定時間Ts後、維持用PWM周波数の制御モードQHでPWM制御する。この後、タイミングt2において、糸の張力をさらに上げる設定がなされると、これに応じて駆動電流I2(I2>I1)となるデューティー比で変化用PWM周波数の制御モードQLでPWM制御する(この期間も前述の所定時間Tsである)。またタイミングt3において、糸の張力を下げる設定がなされると、これに応じて駆動電流I3(I3<I2)となるデューティー比で変化用PWM周波数の制御モードQLでPWM制御する(この期間も前述の所定時間Tsである)。そして、タイミングt4において、主電源がオフもしくは糸の張力フリーが設定されると、ソレノイド13を断電(オフ)する。
このような糸調子装置10によれば、ソレノイド13に印加する直流電圧Vkを、設定されたデューティー比でのPWM制御することにより、糸の張力の目安となる該ソレノイド13の動作力つまり駆動電流を制御し、且つPWM周波数の変更が可能な構成の駆動制御部17を設けると共に、PWM周波数として、この駆動制御部17がソレノイド13の動作力をほぼ一定に維持するときの維持用PWM周波数と、ソレノイド13の動作力を変化させるときの変化用PWM周波数とを有し、維持用PWM周波数に対して変化用PWM周波数を相対的に低くし、且つ該変化用PWM周波数を300Hz以下である例えば100Hzに設定した制御部16を設けたから、ソレノイド13の動作力を増加もしくは減少させるときには、低い周波数の変化用PWM周波数に設定してPWM制御することにより、ヒステリシスが極めて小さく、リニアに目標の動作力まで制御でき、その動作力を維持するときには周波数の高い維持用PWM周波数に設定してPWM制御することにより、騒音を極力少なくできる。特に、この維持用PWM周波数を5000Hz以上の例えば10KHzに設定したから、さらに騒音を少なくできる。この結果、ソレノイド13の動作力つまり糸の張力が不用意に大きく変動して緩むようなこともなく、スムーズに目標とする張力を得ることができ、しかも糸張力変更に伴う騒音の問題も少ないという効果を奏する。
また、本実施例によれば、制御部16がソレノイド13の動作力がほぼ一定に維持されたか否かを判断し、変化用PWM周波数から維持用PWM周波数への切り替えを、ソレノイド13の動作力がほぼ一定に維持されたことが判断されたことを条件に行なうから、糸の張力を変化させるときの変化用PWM周波数から、糸の張力を維持するときの維持用PWM周波数への切り替えを、適正に行なうことができる。
さらに本実施例によれば、変化用PWM周波数でのPWM制御の開始時点から所定時間Tsが経過したことをもってソレノイド13の動作力がほぼ一定に維持されたと判断するようにしたから、実際の張力を検出する検出装置を必要とせず、簡単な構成により、動作力つまり糸の張力が一定に維持された安定状態となったことを判定することができる。
なお、上述した維持用PWM周波数及び変化用PWM周波数は変更可能としても良い。このようにすると、ミシンとして固有振動音の低減などに有効である。
本発明は上記した実施例に限られず、次のように変更して実施しても良い。
1)ソレノイド13の動作力を押圧力伝達部材14により直線的に糸調子皿12に伝達する構成としたが、上記動作力はリンクなどを介して糸調子皿12に伝達するようにしても良い。
2)ソレノイド制御装置15は、フィードバック制御でなくても良く、オープン制御でも良い。
3)変化用PWM周波数は300Hz以下であれば、適宜変更しても良く、また、維持用PWM周波数は5000Hz以上の適宜の周波数としても良い。
4)その他、本発明は以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、当業者であれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態に種々の変更を付加して実施することができ、本発明はそれらの変更形態を包含するものである。
本発明の一実施例を示す糸調子装置の電気的構成のブロック図 本縫いミシンの斜視図 糸調子装置部分の縦断正面図 制御部の制御内容を示すフローチャート (a)、(b)は変化用PWM周波数でのPWM制御波形を示し、(c)、(d)は維持用PWM周波数でのPWM制御波形を示す図 糸張力の設定に伴う駆動電流変化の一例を示す図 維持用PWM周波数の駆動電流値と推力との関係を示す図 変化用PWM周波数の駆動電流値と推力との関係を示す図 PWM周波数とヒステリシスとの関係を示す図 PWM周波数と騒音との関係を示す図
図面中、1は本縫いミシン、10は糸調子装置、11、12は糸調子皿、13はソレノイド、15はソレノイド制御装置、16は制御部(PWM周波数設定手段、安定状態判断手段)、17は駆動制御部(駆動制御手段)を示す。

Claims (4)

  1. ベッド部に脚柱部を介して設けられたアーム部と、
    このアーム部に設けられた一方の糸調子皿、及びこの一方の糸調子皿と対をなして該一方の糸調子皿に対してロッドを介して押圧可能に設けられた他方の糸調子皿を有して糸に張力を与える一対の糸調子皿と、
    前記アーム部に設けられ自身の動作力により前記他方の糸調子皿を前記一方の糸調子皿に対して押圧させるソレノイドであって当該動作力を変更することにより前記一対の糸調子皿による糸の張力を調整するソレノイドと、
    前記ソレノイドに印加する直流電圧をPWM制御することにより、前記糸の張力の目安となる該ソレノイドの前記動作力を制御する駆動制御手段とを備え、
    前記駆動制御手段は、PWM周波数の変更が可能であり、
    前記PWM周波数として、前記駆動制御手段が前記ソレノイドの動作力をほぼ一定に維持するときの維持用PWM周波数と、前記ソレノイドの動作力を変化させるときの変化用PWM周波数とを有し、前記維持用PWM周波数を5000Hz以上に設定し、且つ前記変化用PWM周波数を300Hz以下に設定したPWM周波数設定手段を設けたことを特徴とするミシンの糸調子装置。
  2. ソレノイドの動作力がほぼ一定に維持されたか否かを判断する安定状態判断手段を備え、
    PWM周波数設定手段は、変化用PWM周波数から維持用PWM周波数への切り替えを前記安定状態判断手段により前記ソレノイドの動作力がほぼ一定に維持されたことが判断されたことを条件に行なうことを特徴とする請求項1に記載のミシンの糸調子装置。
  3. 安定状態判定手段は、変化用PWM周波数でのPWM制御の開始時点から所定時間が経過したことをもってソレノイドの動作力がほぼ一定に維持されたと判断することを特徴とする請求項2に記載のミシンの糸調子装置。
  4. 維持用PWM周波数及び変化用PWM周波数は変更可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載のミシンの糸調子装置。
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