JP4690347B2 - 放射性および有害廃棄物のホウケイ酸ガラス固定化の方法および組成物 - Google Patents

放射性および有害廃棄物のホウケイ酸ガラス固定化の方法および組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP4690347B2
JP4690347B2 JP2006554276A JP2006554276A JP4690347B2 JP 4690347 B2 JP4690347 B2 JP 4690347B2 JP 2006554276 A JP2006554276 A JP 2006554276A JP 2006554276 A JP2006554276 A JP 2006554276A JP 4690347 B2 JP4690347 B2 JP 4690347B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste
glass
borosilicate glass
oxide
weight percent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006554276A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007527005A (ja
Inventor
シェキミール、アナトリ
グリベツ、アーサー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Geomatrix Solutions Inc
Original Assignee
Geomatrix Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Geomatrix Solutions Inc filed Critical Geomatrix Solutions Inc
Publication of JP2007527005A publication Critical patent/JP2007527005A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4690347B2 publication Critical patent/JP4690347B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C1/00Ingredients generally applicable to manufacture of glasses, glazes, or vitreous enamels
    • C03C1/002Use of waste materials, e.g. slags
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B09DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
    • B09BDISPOSAL OF SOLID WASTE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B09B3/00Destroying solid waste or transforming solid waste into something useful or harmless
    • B09B3/20Agglomeration, binding or encapsulation of solid waste
    • B09B3/25Agglomeration, binding or encapsulation of solid waste using mineral binders or matrix
    • B09B3/29Agglomeration, binding or encapsulation of solid waste using mineral binders or matrix involving a melting or softening step
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C14/00Glass compositions containing a non-glass component, e.g. compositions containing fibres, filaments, whiskers, platelets, or the like, dispersed in a glass matrix
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/04Glass compositions containing silica
    • C03C3/062Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight
    • C03C3/064Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight containing boron
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/04Glass compositions containing silica
    • C03C3/062Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight
    • C03C3/064Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight containing boron
    • C03C3/068Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight containing boron containing rare earths
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21FPROTECTION AGAINST X-RADIATION, GAMMA RADIATION, CORPUSCULAR RADIATION OR PARTICLE BOMBARDMENT; TREATING RADIOACTIVELY CONTAMINATED MATERIAL; DECONTAMINATION ARRANGEMENTS THEREFOR
    • G21F9/00Treating radioactively contaminated material; Decontamination arrangements therefor
    • G21F9/28Treating solids
    • G21F9/30Processing
    • G21F9/301Processing by fixation in stable solid media
    • G21F9/302Processing by fixation in stable solid media in an inorganic matrix
    • G21F9/305Glass or glass like matrix
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C2214/00Nature of the non-vitreous component
    • C03C2214/14Waste material, e.g. to be disposed of

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2004年2月23日出願、米国仮出願第60/546,202号の優先権を主張し、本明細書の一部を構成するものとしてその全体を援用する。また、発明の名称を「放射性および有害廃棄物の固定化方法(Process for Immobilizing Radioactive and Hazardous Wastes)」とする、2003年6月26日出願の同時係属米国特許出願第10/606,218号を本明細書の1部を構成するものとしてその全体を援用する。
(発明の分野)
本発明は一般的に放射性および有害廃棄物の処理に関し、より詳細には1つ以上の放射性核種、有害な元素、有害な化合物および廃棄物中に存在する他の化合物を含有する廃棄物を固定化する方法に関する。
世界中での放射性および危険な材料の使用によって、大量の放射性および有害廃棄物の蓄積に至っている。これらの廃棄物を深部地質貯蔵所に埋設することによる廃棄物の計画された処分に関して国際的合意がある。現在、高レベル放射性廃棄物は永久処分を待って長期間保存に置かれている。ひとたび埋設されると時間経過とともに、地下水および熱水溶液が廃棄物中に含有する放射性核種、有害な元素または有害な化合物と接触が可能である。その結果、地下水および熱水溶液は、廃棄物から放射性核種、有害な元素および有害な化合物が動植物を生む生物圏への侵出を容易にする可能性がある。加えて、地下水および熱水溶液からの介入がなくても、廃棄物から放射性核種、有害な元素および有害な化合物が拡散する可能性があり、生物圏を汚染する結果になる。それゆえ、廃棄物の不都合な汚染物質が重大な問題を生じさせる可能性がある。
放射性および有害廃棄物の浸出および/または拡散を潜在的に減少させることのできる多くの既存の方法がある。しかしながら、既存の方法はいろいろと不利な点がある。例えば、セメント固定は低レベルおよび中レベル放射性廃棄物を固定化するのに一般的に用いられる。この方法は少量の廃棄物を固定化するのに大量のセメントを要するので望ましくない。さらに、セメントは浸出および拡散の双方を非常に受けやすい。
高レベル放射性廃棄物の最も一般的な対処方法は、ホウケイ酸ガラス中にガラス化されるものである。ガラス化は最近、フランス、米国、韓国、イタリア、ドイツ、英国、日本、ベルギー、中国およびロシアなどの多くの国々で使用されている。しかしながら、従来のガラス化方法は含有させられる廃棄物の量に限界があり、ホウケイ酸ガラスまたはメルト(溶融体)の廃棄物充填能力を増加させる努力が結晶化度の増加、浸出速度の増加、溶融装置腐食の増加を導き、従来のガラス化溶融装置での使用に不適当な組成物を提供することになる。
従って、従来のガラス化溶融装置で前記の方法および組成物において不利な点がない改良された、より高い廃棄物充填を達成するガラス化方法およびホウケイ酸ガラス組成物に対するニーズがある。
発明の概要
本発明は放射性および/または有害廃棄物をホウケイ酸ガラスに固定化する方法およびその方法に用いる組成物を提供する。本発明の一局面において、廃棄物をガラス形成成分およびフッ素を特定の比率で結合させ、その混合物を、廃棄物ガラス化溶融装置に適する性質を有する一体化した廃棄物を含む溶融ガラスを形成するために溶融し、一体化した廃棄物を含む溶融ガラスを受容性のある密封容器に流し込み、冷却して一体化した廃棄物を含む溶融ガラスを固化して高重合化ガラス、好ましくは過アルミナ性および成分が指定された組成範囲内になるガラスを形成する廃棄物を固定化する方法を提供する。
本発明の他の局面において、廃棄物をガラス形成成分およびフッ素を特定の比率で結合させ、その混合物を約1200℃までの温度で溶融させ、粘度が約2から10パスカル秒を有する廃棄物ガラス化溶融装置に適する性質をもつ低粘度の溶融ガラスを形成し、一体化した廃棄物を含む溶融したガラスを受容性のある密封容器に流し込み、冷却して一体化した廃棄物を含む溶融したガラスを固化して高重合化ガラス、好ましくは過アルミナ性および成分が指定された組成範囲内になるガラスを形成する廃棄物を固定化する方法が提供される。
本発明のさらに他の局面において、放射性および/または有害廃棄物をホウケイ酸ガラスに固定化する方法が提供される。その方法において、高重合化ガラス(少数の非架橋酸素(NBO)原子を有するガラス)が形成され、放射性および有害廃棄物用の固定化マトリクスとして用いられる。プロセスでは実質的に3つの群の化合物からなるガラス形成および廃棄物成分を合わせて溶融するが、化合物は(R2O+RO)、R23および(RO2+R25)で、その比率が(1〜1.1):(1〜1.4):(1.2〜4.2)であり、また最終生成物がフッ素を約1と約3重量パーセントの間の量で含まなければならない。好適な実施態様において、(R2O+RO)とR23との比率は1以下である。
本発明の他の局面において、放射性および/または有害廃棄物を固定化するガラス組成物を提供する。そのガラスは実質的に3つの群の化合物からなる高重合化ガラスであり、化合物が(R2O+RO)、R23および(RO2+R25)で、その比率が(1〜1.1):(1〜1.4):(1.2〜4.2)であり、SiO2が30重量パーセントを超えて存在し、B23が8.7と15.3重量パーセントの間で存在し、Al23が8.7と15.1重量パーセントの間で存在し、CaOが0.2と2.3重量パーセントの間で存在し、さらにフッ素が約1と約3重量パーセントの間で存在する。
これらの方法およびこれらの組成物により形成されるガラスは、従来の実施よりも十分高い比率で廃棄物を一体化し、しかも同時に廃棄物ガラス化溶融装置で製造されるガラスに対する加工要件および廃棄物形態許容基準の両方を満たしている。本発明の別の利点および特徴は、以下の図面、詳細な記述および本発明の好適な実施態様の例示から明らかであろう。
発明の詳細説明
さて参照は本発明の好適な実施態様に対する詳細になるが、以下の実施例とあわせて、本発明の原理を説明するのに役立つ。これらの実施態様は当業者が本発明を実施するのに十分詳細に記述されており、他の実施態様が応用され、構造的、化学的および物理的な修正が本発明の主旨および範囲から逸脱することなく成し得ることを理解すべきである。
(定義)
用語「廃棄物(waste)」は放射性核種、有害な元素、放射性化合物、有害な化合物および/または廃棄中に存在する他の化合物を含有する核分裂生成物のような廃棄物を含む。例えば、廃棄混合物は以下の元素およびその化合物を含む。Fe、Na、P、Cr、Al、Mn、Ni、Na、Zr、K、Cs、Ru、Sr、Ba、Tc、Rh、Mg、I、ランタニド、アクチニド(例:Th、U、Pu、Np、Am、CmおよびCe)およびそれらの化合物、他の放射性および有害な廃棄物の成分である。廃棄物はまた貴金属およびH2Oおよび/またはCO2のような揮発性成分を含んでもよい。分離されれば、これらの元素および化合物のすべてが有害というわけではない。
用語「放射性核種」は、1つ以上のアルファ線、ベータ線およびガンマ線などの放射線を発するいかなる核種を含む。用語「核種」は、すべての原子が同一の原子番号および質量数をもつ原子種を含む。しかしながら、異なる放射性核種の混合物を固定化する方法は、具体的に本発明の範囲に含まれる。放射性核種の例は、SrおよびCs、トリウムおよびウラニウムなどのアクチニド、およびランタニドである。
用語「放射性廃棄物」は、以下に分類される3つのレベルの放射性廃棄物を含む。
1.「低レベル放射性廃棄物」は、主として病院、研究室および産業部門から発生するものである。また、低レベル放射性廃棄物は高レベル放射性廃棄物から除去される成分からも発生するものである。低レベル放射性廃棄物は容積では約90%で示されるが、世界のすべての放射性廃棄物の放射能では約1%にすぎない。
2.「中レベル放射性廃棄物」は、樹脂、化学汚泥物および原子炉成分を含む。中レベル放射性廃棄物は体積では約7%で示され、世界のすべての放射性廃棄物の放射能では約4%である。
3.「高レベル放射性廃棄物」は、使用済み原子炉燃料(使用済み燃料)および主として使用済み燃料の再加工および核兵器開発から発生する他の高レベル放射性廃棄物を含む。高レベル放射性廃棄物は容積ではわずか約3%で示されるにすぎないが、世界のすべての放射性廃棄物の放射能では約95%になる。
放射性または有害な要素の文脈で用いられる用語「要素(element)」は、周期律表の原子を含む。放射性または有害な化合物の文脈で用いられる用語「化合物」は2つ以上の原子からなる物質を含む。
用語「有害な廃棄物」は、EPA環境関連用語集で定義される、いかなる廃棄物および廃棄物の組み合わせであり、ヒトの健康または生体に実質的に存在するまたは潜在的に危害を与えるものであり、なぜならそのような廃棄物は自然には分解されずまたは残留し、生物学的に拡大する可能性、致命的である可能性、それでなければ有害な蓄積的影響を引き起こすまたは引き起こす傾向がある。
廃棄混合物の多くの化合物はガラス化プロセスで酸化物に変換されるので、混合物は「廃棄酸化物」内容物の表現で広く言われている。用語「廃棄酸化物充填」、「廃棄酸化物の充填」、「廃棄物充填」または「廃棄物の充填」は廃棄混合物の廃棄物固定化プロセスの最終生成物(ガラス化工程で熱的に酸化物に変換された場合には非有害成分を含むかもしれない)中の重量パーセントを表す。
本明細書で用いる、「高重合化ガラス」とは、非架橋酸素(NBO)原子の数が少ないガラスであり、「過アルミナ性」ガラスは(R2O+RO)よりも多くのR23を含有するガラス、「過アルカリ」ガラスはR23より多い(R2O+RO)を含有するガラスである。「網目形成成分」とはR23および(RO2+R25)である四面体的に配位しているカチオンである。「網目修正成分」はROおよびR2O成分である高度に配位しているカチオンである。本明細書で用いる略号「wt%」は重量パーセントである。
(説明)
少数のNBO(高重合化ガラス)を有するガラスはより化学的に耐久性があり、より多数のNBO(低重合化したガラス)を有するガラスよりも結晶化しない。完全に重合化した(NBOを有しない100%重合化)ガラスの例は、長石ガラス組成、斜長石ガラス組成および純シリカガラス組成である。高重合化ガラス(少数のNBOを有する約90%以上の重合)の例は、黒曜石のような天然ガラスである。完全または高重合化ガラスは、化学的耐久性を維持しながら、低または非重合化ガラスよりも追加的成分を取り込む容量が大きい。このことは、高重合化構造が低重合化構造よりもより多くの破壊される結合を有することによる。なお、低重合化ガラスにおいて、アルカリおよびアルカリ性イオンがNBOと結合しており、それゆえ、より移動しやすく活性である。それらは容易に水中のヒドロニウムイオンと交換し、より少数のNBOのガラス中でより強く結合する場合、より結晶化をも生じさせる。
高重合化メルトまたはガラスは極めて高い粘度を有し、それゆえ、1150〜1200℃の温度範囲で加工する従来の廃棄物ガラス化溶融装置でのガラス化に適していない。例えば、曹長石の場合、1200℃に溶融されたとき、メルトは約105パスカル秒の粘度を有する。このことはメルトが融点(1113℃)を超えて約87℃しか加熱されていない事実による。例えば、斜長石ガラス組成または長石ガラス組成の場合、1150℃に加熱されると、メルトは約104パスカル秒の粘度を有する。この粘度はCarron原理に基づきE.Persikovのモデルを用いて推定している。同じ粘度が以下に記載するY. BottingaとD.F. Weillのモデルを用いて計算される(マグマシリケート液体の粘度;計算のためのモデル(The Visocity of Magmatic Silicate Liquids; a Model for Calculation)Amer. J. Sci., 27、438-475頁)。
高重合化ガラスの粘度を下げるにはいくつかの方法がある。例えば、アリカリを添加してSi−O結合を破り、NBOを創り、それによって粘度を下げる。他の粘度を下げる方法はガラス形成成分または融剤、例えばB23添加することにより材料の融点を下げる。最も有効な融剤はフッ素である。他の融剤と対照的にフッ素はガラスにフッ素2wt%の添加で、同量のアルカリがもたらすよりも数倍大きく粘度を下げることができる。このフッ素の特性は公知であるが、フッ素の計画的な使用は、化学反応性の理由により廃棄物ガラス化ガラス配合で意図的に避けられてきたものであり、廃棄物ガラス化溶融装置の腐食または他の廃棄物処理単位操作を生じさせる。なお、より高いフッ素濃度は、いくつかのガラス配合システムにおいて相分離に至る可能性がある。
フッ素は廃棄物中に存在する、または後でいつでも廃棄物に添加される、または一部が廃棄物の元の成分として見出されるおよび一部が廃棄物に後の添加剤として見出されるかもしれない。しかしながら、低濃度(約3wt%まで)のフッ素が、溶融装置または他の廃棄物処理プロセス部品に有意な悪影響を与えずに、著しく粘度を下げる。本発明による開発されたガラス組成の粘度は比較的に低い(ガラス加工温度で約2〜10パスカル秒)。
完全または高重合化ガラスは、ガラスの化学的耐久性を維持しながら、低または非重合化ガラスよりも追加的成分を取り込む容量が大きく、高重合化ガラスは本質的に従来のガラス化溶融装置での使用が適しないほどの高粘度を有する。本発明の利点は2つある。第一に、既存のガラス化システムでホウケイ酸ガラスを用いて従来達成されてきたよりも高い廃棄物充填が可能となる一方、廃棄物ガラス化の加工および生成物品質要件を満たす(例えば、粘度、電気抵抗率、結晶化および化学的耐久性。参照:米国、DOE/RW廃棄許容システム要件公文書(WASRD)およびタンク類焦点領域の高レベル廃棄物溶融装置研究報告書(Tank Focus Area High-Level Waste Study Report)、2001年7月作成、米国エネルギー省へのパシフィック・ノースウェスト国立研究所の報告書、3.0章、米国での加工および製品品質要件。参照:例えば、DOE-EM-0177、高レベル廃棄物ホウケイ酸ガラス(High-Level Waset Borosilicate Glass)、腐食特性の概要(A Compendium of Corrosion Characteristic)U.S DOE, 1994、米国外での製品要件。参照:例えば、Radioactive Wasete Form For the Future(将来の放射性廃棄物形態)、W. LutzeとR.C. Ewing編、Elsevier Science発行、1988年、第1章、米国外での製品要件)。第二に、それは、実験的試行錯誤の必要がないアルゴリズムによるこれらの高廃棄物充填の達成を可能とする。以上の2つの利点によって本発明に商業的な価値が与えられる。
ガラスの重合度は、網目修正成分である1価のカチオン酸化物(R2O)と2価のカチオン酸化物(RO)の合計(a)と、(b)網目形成成分である3価のカチオン酸化物(R23)、および網目形成成分である4価のカチオン酸化物(RO2)と5価のカチオン酸化物(R25)の合計(c)とのモル比で以下のように決定される。1価のカチオン酸化物の例はLi2O、Na2OおよびK2Oである。2価のカチオン酸化物の例はCaO、MgOおよびSrOである。3価のカチオン酸化物の例はAl23およびB23である。4価のカチオン酸化物の例はSiO2、ZrO2およびMnO2である。実施例で記載される廃棄物組成中のマンガンはMnOであるが、それは各種の酸化還元状態で存在し、それゆえ引き続く計算用にMnをRO2群に配属する。5価のカチオン酸化物の例はP25である。本明細書で用いるモル比の速記式叙述または表示は(R2O+RO):R23:(RO2+R25)である。
ガラスのモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)が長石の組成(1:1:6)または斜長石の組成(1:1:6と1:1:2の間)または黒曜石(約1:1:6)のような高重合天然ガラスに近いほど、ガラスの重合度は高い。対照的に、ガラスのモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)が藍閃石片石(5:2:8)のような低重合ガラスに近いほどガラスの重合度は低い。実際に、完全または高重合化ガラスを担う臨界決定因子は(R2O+RO):R23割合比が約1:1である。(R2O+RO)のモル割合がR25モル割合以下であることが、過アルミナ性ガラスになるので好ましい。過アルミナ性ガラスは一般的に過アルカリガラスよりも安定性があるので過アルミナ性ガラスは過アルカリガラスよりも高い廃棄物充填が可能である。
モル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)によって決定されるガラスの重合度はCarron式を用いて数値的に計算される(Carron, J.P. (1969), Vue d'ensemble sur la rheologie des magmas silicates naturels, Bul. Soc. Franc. Miner. Christallogr., 92, 435-446頁)。Carron式は次のとおりである。
K=NBO/T*100=[2(O−2T)/T]*100
式中、Kは重合度、NBOはメルト中の非架橋酸素の略号、Tは酸素に対して四面体的に配位しメルト構造のアニオン性部分である網目形成のグラムイオン(例、Al3+、Fe3+、B3+、Si4+、Zr4+、P5+など)の総数、Oはメルト中の酸素グラムイオンの総数である。
天然ガラスは異なる重合度を有する。例えば、シリカガラス、完全重合(K=0);黒曜石、高重合(Kが0を越え約15との範囲);安山岩ガラス、中重合(Kは約15と約40の範囲);玄武岩ガラス、低重合(Kが約40と約70の範囲)。E. S. Persikof、「マグマ液体の粘度(The Visocity of Mgmatic Liquids)、マグマの物理化学(Springer-Verlag, 1991年)」、L.L. PerchukとI. Kushiro編、9,1-40頁)。非重合化ガラスは、Kが約70より大きい。曹長石の組成NaAlSi38のような完全重合化ガラスはKがゼロ、即ち、K=[2(8−2*4)/4]*100=0である。藍閃石片石の組成Na2Mg3Al2(Si822)(OH)2のような低重合化ガラスは、Kが40、即ち、K=[2(22−2*10)/10]*100=40である。
高重合化ガラスは種々の方法で製造でき、例えば、天然または合成シリカ(例:長石または斜長石)または高重合化天然ガラス(例:黒曜石)を溶融する。または、例えば、ガラス形成酸化物またはそれらの酸化物の化学的前駆体(例:石英、ホウ砂、硝酸リチウム)を正確なモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)でも高重合化ガラスは製造される。
本発明によれば、廃棄物を固定化するために形成されるガラスは高重合化ガラスにできるかぎり近い物理化学的および構造的性質を有するべきである。例えば、ホウケイ酸ガラスは、ワシントン州RichlandのHanford廃棄物処理計画でみられる代表的な種々の高レベル放射性廃棄物用のマトリクスに用いられる。ホウケイ酸ガラスは将来のHanford廃棄物処理計画用の現時点で許容された固定化マトリクスである。
本発明を試験するために、以下で用いられている廃棄物に類似の組成物が用いられたが、それは3つの異なるHanfordタンク汚泥物のモデルであるパシフィック・ノースウェスト国立研究所(PNNL)およびサバンナリバーサイト(SRS)が使用したものに類似する。実施例3と4、および2でそれぞれ記載のAZ−101、AZ−102およびC−104である。本発明によれば、3つの廃棄類似物を一体化するホウケイ酸ガラス用に、モル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)は以下の通りである。AZ−101は約1:1.2:4.5、AZ−102は約1:1.2:4.2およびC−104は約1:1.05:2.3である。これらの比は完全重合化ガラス組成のモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)に近い。Carron式を用いて、これら3つのガラス組成の計算値Kの範囲は3.0と6.5の間にあり、Kが高重合化ガラスの範囲内にある。
同じHanford廃棄類似物を一体化する従来技術のホウケイ酸ガラスは、計算値Kがかなり低重合化ガラスの範囲内であった。例えば、SRSによるHanford廃棄処理計画用に開発されたホウケイ酸ガラス(E.K. Hansenら、「ガラス形成物の有無のLAW中間製品とD汚泥物との混合動作範囲(Mixing Envelope Sludge with LAW Intemediate Products with and without Glass Formers)」(2001年5月、表B-41, 115頁および表B-42、117頁)が用いられて、AZ−101およびAZ−102廃棄類似物を固定化し、モル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)がおよそ2:1:5.7(AZ−101)および3.2:1:6.2(AZ−102)であった。PNNLにより形成されたホウケイ酸ガラスが用いられ、C−104廃棄類似物を固定化し、モル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)がおよそ2.5:1:5.8であった(G.L. Smithら、二次廃棄のフローシート量と混合したC−104およびAZ−102の前処理された汚泥物のガラス化と製品試験(Vitrification and Product Testingof C-104 and AZ-102 Pretreated Sludge Mixied with Flowsheet Quantities of Secondary Waste)」2001年2月、表3.6, 3.10-3.11頁、および表3.9, 3.12-3.11頁)。これらのSRSおよびPNNLガラス比率は完全または高重合化ガラス組成の比率から大きく離れている。Carron式を用いて、これら3つのガラス組成の計算値Kの範囲は22.5と53.6の間であり、かなり低重合化ガラスのK範囲内である。
本発明の概念を用いて、38wt%廃棄物充填が大規模試験で成功裏に達成され、実施例1に記載される。到達した38wt%廃棄物充填はHanford廃棄処理計画で現在期待されている約25wt%廃棄物充填と対照的である。実施例1のガラスのモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)は約1:1.17:2であり、高重合化ガラスの比率である。LCFM溶融装置でのガラス化に要求されるすべての性質はこのガラス組成で満たされた。実施例1のガラス組成は、同時に高廃棄物充填を達成しながら、アルミナ、ソーダ、シリカ、マンガンおよび鉄の高含有量の廃棄物組成(高含有とはこれらの成分の合計濃度が汚泥物の約60以上70wt%まで)を固定化するのに適する。
HanfordおよびSavannah Riverからの高レベル廃棄(HLW)類似物を用いて広範囲な実験室規模の試験が実施された。以下の表1に見られるように、実験はHanfordのHLWの94体積%を越える代表的なHanfordバッチ類似物を用いて実施され、タンク類焦点領域の高レベル廃棄物溶融装置研究報告書、補足文書C;酸化物の質量パーセントで89廃棄物バッチの組成物および総括クラスター組成物(Tanks Focus Area High-Level Waste Melter Study Report, Appnedix C-Compositions of 89 Waste Batches in Mass Percent of Oxides and Summary Cluster Compositions)からの引用である。実施例5〜16に記載の実験では、ホウケイ酸ガラスは廃棄物充填が40と55重量パーセント(これらの廃棄物に対して最大期待廃棄物充填より15wt%高い)範囲で製造された。実施例17に記載の実験では、ホウケイ酸ガラスはSavannah River廃棄物を対象に40重量パーセントの廃棄物充填で製造された。
実施例5において、バッチ69は43wt%充填でホウケイ酸ガラス中に固定化された。バッチ69の主成分はNa2O(23.36wt%)である。最終ガラス中のNa2O濃度は10.04wt%である。このNa2O濃度を廃棄物のNa2O濃度で除した値は0.43であり、廃棄物に対する推定廃棄物充填が43wt%であることを意味する。
Figure 0004690347
実施例6において、バッチ56は55wt%廃棄物充填でホウケイ酸ガラス中に固定化された。Na2Oもバッチ56の主成分(18.57wt%)である。最終ガラス中でのNa2O濃度は10.2135wt%である。このNa2O濃度を廃棄物のNa2O濃度で除した値は0.55であり、廃棄物に対する推定廃棄物充填が55wt%であることを意味する。バッチ56はモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)が約1:1.14:3.9である。
実施例7において、バッチ35は40wt%廃棄物充填でホウケイ酸ガラス中に固定化された。Na2OおよびAl23がバッチ35の主成分である(24.87wt%Na2Oおよび27.66wt%Al23)。最終ガラス中でのNa2O濃度は9.948wt%でAl23の濃度は11.064wt%である。これらのNa2OおよびAl23濃度を廃棄物のNa2OおよびAl2O3濃度で除した値は0.40であり、廃棄物に対する推定廃棄物充填が40wt%であることを意味する。バッチ35はモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)が約1:1.18:2である。
残る実施例(実施例8〜17)のガラスの廃棄物充填は同様に計算することができる。
前記のように、高重合化構造は引き続く結晶化なしに、低重合化構造よりも多くのイオンを取り込むことができる。廃棄物成分のいくつかの成分はガラスに取り込まれる。非一体化廃棄物成分および付加的な網目形成成分は完全または高重合化構造単位と相互作用して他の構造単位を形成するであろう。追加的な構造単位は、引き続く結晶化なしに他のガラス組成よりも高い廃棄物充填がなし得るのでこのプロセスの間に形成される。廃棄物のどの成分が高重合化構造に一体化されるのか、どの他の構造単位が形成するのかにかかわらず、本発明によると、高重合化ガラスを決定する(R2O+RO):R23:(RO2+R25)間のバルク比は保持される。
実験の結果として、本明細書に記載の方法論を用いて達成される高度の廃棄物充填特性は、ガラスが実質的にモル比で約(1〜1.1):(1〜1.4):(1.2〜4.2)で存在する(R2O+RO):R23:(RO2+R25)の化合物からなること、SiO2が30重量パーセントを超えて存在し、B23が8.7と15.3重量パーセントの間で存在し、Al23が8.7と15.1重量パーセントの間で存在し、CaOが0.2と2.3重量パーセントの間で存在しおよびフッ素が約1と約3重量パーセントの間で存在することを我々は決定した。
本発明のガラス組成に存在する化合物に関して、用語「本質的に構成される」の使用から明らかなように、他の化合物または物質がそのガラスに存在してもよい。しかしながら、他の化合物または物質は、記載した組成、即ち、高重合および比較的低粘度が提供されるこのガラスの2つの有利な特性を阻害しない量で存在しなければならない。一般的に、他の化合物または物質をガラス組成全体の約10重量パーセント以下に保つことで、これらの有利な特性が維持されるであろう。とはいえ、当業者は可能な変化の十分な範囲を理解し、本発明の教示によりそのような変化を計算できるであろう。
本発明の教示による特定の課題または環境への応用は本明細書に含まれる教示に鑑みて当業者の能力の範囲内にある。本発明の製品およびプロセスの実施例は以下の例から明らかになるだろう。
(Hanford C−106高レベル廃棄(HLW)類似物の38重量パーセント廃棄物充填でガラス化)
1.列AからC−106廃棄物組成が列Bの量に従い使用された。列Cは38重量パーセント廃棄物充填での最終ガラス製品の中で見出された成分量(重量パーセント)を示す。
Figure 0004690347
2.列Dの量に従いガラス形成成分がC−106廃棄物組成に添加され、列Eに示される最終ガラス組成物が作られた。使用したガラス形成成分の正確な量はC−106廃棄物と一緒にして計算され、成分の総量はモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)で約(1〜1.1):(1〜1.4):(1.2〜4.2)の範囲内に達成されるであろう。達成されたモル比は約1:1.17:2であった。
3.工程1と工程2の混合物が室温で約1時間攪拌され、水懸濁液が製造された。
4.それから、工程3の生成品がマッフル炉内1150℃で5時間溶融され、それから急冷された。
5.それから得られたガラスが試験され、液供給型セラミックス製溶融装置(LFCM)技術を用いる加工のための組成の安定性が決定された。6試験結果により、組成がLFCM技術を用いる加工に適することが示された。
(a)急冷後の結晶性:結晶は見出されなかった。
(b)950℃で3日後の結晶性:1体積%未満の結晶(スピネル型)が見出された。
(c)粘度:1200℃で3.04パスカル秒から950℃で69.8パスカル秒の範囲。
(d)比電気抵抗率:1200℃で6.14Ωcmから950℃で16.29Ωcmの範囲。
(e)製品一貫性試験(PCT)結果(g/m2/d):Li−2.34×10-2、Na−1.78×10-2、B−1.04×10-2、Al−8.57×10-3、Si−4.94×10-3
(f)毒性特性浸出手順(TCLP)結果(mg/L):Ni−0.18、Sb−0.10、As−0.019、Cr−0.05、Se−0.10、Zn−0.17。
このガラスは両方とも2003年9月ドイツKarlsruleのForshungszentrumで実験室規模および工業規模のパイロット試験で製造された。試験に際し、38wt%廃棄物充填でC−106 Hanford高レベル廃棄(HLW)類似物を内に有する1500Kgのホウケイ酸ガラスが3000Lの水懸濁液から製造された。
(Hanford C−104高レベル廃棄(HLW)類似物の45重量パーセント廃棄物充填でガラス化)
1.列AからC−104廃棄物組成が列Bの量に従い使用された。列Cは45重量パーセント廃棄物充填での最終ガラス製品の中で見出された成分量(重量パーセント)を示す。
Figure 0004690347
2.列Dの量に従いガラス形成成分がC−104廃棄物組成に添加され、列Eに示される最終ガラス組成物が作られた。使用したガラス形成成分の正確な量はC−104廃棄物と一緒にして計算され、成分の総量はモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)で約(1〜1.1):(1〜1.4):(1.2:4.2)の範囲内に達成されるであろう。達成されたモル比は約1:1.05:2.3であった。沸石(天然ケイ酸塩)がガラス形成成分源の一部として添加された。
3.工程1と工程2の混合物が室温で約1時間攪拌され、水懸濁液が製造された。
4.それから、工程3の生成品がマッフル炉内1150℃で5時間溶融され、それから急冷された。
5.それから得られたガラスが試験され、液供給型セラミックス製溶融装置(LFCM)技術を用いる加工のための組成の安定性が決定された。6試験結果により、組成がLFCM技術を用いる加工に適することが示された。
(a)急冷後の結晶性:1体積%未満の結晶(ジルコン型)が見出された。
(b)950℃で3日後の結晶性:2体積%未満の結晶(ジルコン型)が見出された。
(c)粘度:1200℃で2.27パスカル秒から950℃で47.4パスカル秒の範囲。
(d)比電気抵抗率:1200℃で4.19Ωcmから950℃で12.01Ωcmの範囲。
(e)PCT結果(g/m2/d):Li−7.9×10-4、Na−5.3×10-2、B−5.7×10-3、Si−6.1×10-3
(f)TCLP結果(mg/L):Ni−0.033、Cr−0.011、Zn−0.19、Pb−0.077。
(Hanford AZ−104高レベル廃棄(HLW)類似物の45重量パーセント廃棄物充填でガラス化)
1.以下のAZ−101廃棄物組成を使用した(wt%)。Ag2O−0.26、Al23−11.63、BaO−0.25、CaO−1.34、CdO−2.71、CeO2−0.37、CoO−0.39、Cr23−0.35、CuO−0.13、Fe23−43.31、K2O−1.23、La23−1.44、MgO−0.28、MnO−0.91、MoO3−0.02、Na2O−11.89、Nd23−0.95、NiO−2.37、P25−2.54、PbO−0.37、SiO2−3.20、SrO−0.19、TiO2−0.05、ZnO−0.11、ZrO2−13.69。
2.AZ−101廃棄物組成に以下のガラス形成成分が添加された:SiO2,Al23,B23、CaO、K2O、Na2O、Li2OおよびF。使用したガラス形成成分の正確な量はAZ−101廃棄物と一緒にして計算され、成分の総量はモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)で(1〜1.1):(1〜1.4):(1.2:4.2)の範囲内に達成されるであろう。達成されたモル比は約1:1.2:4.5であった。沸石(天然ケイ酸塩)がガラス形成成分源の一部として添加された。
3.工程1と工程2の混合物が室温で約1時間攪拌され、水懸濁液が製造された。
4.それから、工程3の生成品がマッフル炉内1150℃で5時間溶融され、それから急冷された。
5.それから得られたガラスが試験され、液供給型セラミックス製溶融装置(LFCM)技術を用いる加工のための組成の適性が決定された。6試験結果により、組成がLFCM技術を用いる加工に適することが示された。
(a)急冷後の結晶性:結晶は見出されなかった。
(b)950℃で3日後の結晶性:1体積%未満の結晶(スピネル型)が見出された。
(c)粘度:1200℃で2.5パスカル秒から950℃で46.5パスカル秒の範囲。
(d)比電気抵抗率:1200℃で2.91Ωcmから950℃で8.65Ωcmの範囲。
(e)PCT結果(g/m2/d):Li−8.0×10-4、Na−1.3×10-3、B−4.45×10-3、Si−8.0×10-2
(f)TCLP結果(mg/L):Ni−0.052、Cr−0.05、Pb−1.1、Ba−3.0、Ag−0.32、Cd−1.1。
(Hanford AZ−102高レベル廃棄(HLW)類似物の45重量パーセント廃棄物充填でガラス化)
1.列Aから廃棄物組成が列Bの量に従い使用された。列Cは45重量パーセント廃棄物充填での最終ガラス製品の中で見出された成分量(重量パーセント)を示す。
Figure 0004690347
2.列Dの量に従いガラス形成成分が廃棄物組成に添加され、列Eに示される最終ガラス組成物が作られた。使用したガラス形成成分の正確な量はAZ−102廃棄物と一緒にして計算され、成分の総量はモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)で約(1〜1.1):(1〜1.4):(1.2:4.2)の範囲内に達成されるであろう。達成されたモル比は約1:1.2:4.2であった。沸石(天然ケイ酸塩)がガラス形成成分源の一部として添加された。
3.工程1と工程2の混合物が室温で約1時間攪拌され、水懸濁液が製造された。
4.それから、工程3の生成品がマッフル炉内1150℃で5時間溶融され、それから急冷された。
5.それから得られたガラスが試験され、液供給型セラミックス製溶融装置(LFCM)技術を用いる加工のための組成の適性が決定された。6試験結果により、組成がLFCM技術を用いる加工に適することが示された。
(a)急冷後の結晶性:結晶は見出されなかった。
(b)950℃で3日後の結晶性:1体積%未満の結晶(スピネル型)が見出された。
(c)粘度:1200℃で4.46パスカル秒から950℃で47.9パスカル秒の範囲。
(d)比電気抵抗率:1200℃で4.92Ωcmから950℃で10.7Ωcmの範囲。
(e)PCT結果(g/m2/d):Li−1.4×10-3、Na−6.2×10-2、B−7.2×10-3、Si−1.2×10-2
(f)TCLP結果(mg/L):Ni−0.01、Cr−0.01、Ba−0.507、Pb−0.05、Ag−0.05、Cd−0.54。
(バッチ69Hanford高レベル廃棄(HLW)類似物の43重量パーセント廃棄物充填でガラス化)
1.以下のバッチ69廃棄物組成を使用した(wt%)。Al23−18.86、B23−0.03、Bi23−4.80、CaO−4.58、Ce23−0.01、Cr23−0.54、F-−0.76、Fe23−10.48、K2O−0.12、La23−0.02、MgO−0.1、MnO−1.08、Na2O−23.36、Nd23−0.01、NiO−0.96、P25−2.74、PbO−0.32、SiO2−23.26、SO3−0.12、SrO−0.79、U38−6.86、ZrO2−0.11。
2.バッチ69廃棄物組成に以下のガラス形成成分が添加された。Al23、B23、Li2O、F、MnO、Fe23、MgOおよびSiO2。使用したガラス形勢成分の正確な量はバッチ69廃棄物と一緒にして計算され、成分の総量はモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)で約(1〜1.1):(1〜1.4):(1.2:4.2)の範囲内に達成されるであろう。
3.工程1と工程2の混合物が室温で約1時間攪拌され、水懸濁液が製造された。
4.それから、工程3の生成品がマッフル炉内1150℃で5時間溶融され、それから急冷された。
5.それから得られたガラスが試験され、液供給型セラミックス製溶融装置(LFCM)技術を用いる加工のための組成の適性が決定された。試験結果により、組成がLFCM技術を用いる加工に適することが示された。
(a)急冷後の結晶性:結晶は見出されなかった。
(b)950℃で3日後の結晶性:0.5体積%未満の結晶(スピネル型)が見出された。
(c)TCLP結果(mg/L):Ni−0.12、Cr−0.024、Pb−0.04。
粘度、比電気抵抗率およびPCTは測定しなかった。このガラス組成がC−106組成に類似しているので、結果は同様であろうと予想された。
(バッチ56Hanford高レベル廃棄(HLW)類似物の55重量パーセント廃棄物充填でガラス化)
1.列Aからバッチ56廃棄物組成が列Bの量に従い使用された。列Cは55重量パーセント廃棄物充填での最終ガラス製品の中で見出された成分量(重量パーセント)を示す。
Figure 0004690347
2.列Dの量に従いガラス形成成分が廃棄物組成に添加され、列Eに示される最終ガラス組成物が作られた。使用したガラス形成成分の正確な量はバッチ56廃棄物と一緒にして計算され、成分の総量はモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)で約(1〜1.1):(1〜1.4):(1.2:4.2)の範囲内に達成されるであろう。達成されたモル比は約1:1.14:3.9であった。
3.工程1と工程2の混合物が室温で約1時間攪拌され、水懸濁液が製造された。
4.それから、工程3の生成品がマッフル炉内1150℃で5時間溶融され、それから急冷された。
5.それから得られたガラスが試験され、液供給型セラミックス製溶融装置(LFCM)技術を用いる加工のための組成の適性が決定された。試験結果により、組成がLFCM技術を用いる加工に適することが示された。
(a)急冷後の結晶性:結晶は見出されなかった。
(b)950℃で3日後の結晶性:0.2体積%未満の結晶(スピネル型)が見出された。
粘度、比電気抵抗率、PCTおよびTCLPは検証しなかった。このガラスの主ガラス成分がC−106組成に類似しているので、結果は同様であろうと予想された。
(バッチ35Hanford高レベル廃棄(HLW)類似物の40重量パーセント廃棄物充填でガラス化)
1.列Aからバッチ35廃棄物組成が列Bの量に従い使用された。列Cは40重量パーセント廃棄物充填での最終ガラス製品の中で見出された成分量(重量パーセント)を示す。
Figure 0004690347
2.列Dの量に従いガラス形成成分が廃棄物組成に添加され、列Eに示される最終ガラス組成物が作られた。使用したガラス形成成分の正確な量はバッチ35廃棄物と一緒にして計算され、成分の総量はモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)で約(1〜1.1):(1〜1.4):(1.2:4.2)の範囲内に達成されるであろう。達成されたモル比は約1:1.18:2であった。
3.工程1と工程2の混合物が室温で約1時間攪拌され、水懸濁液が製造された。
4.それから、工程3の生成品がマッフル炉内1150℃で5時間溶融され、それから急冷された。
5.それから得られたガラスが試験され、液供給型セラミックス製溶融装置(LFCM)技術を用いる加工のための組成の適性が決定された。試験結果により、組成がLFCM技術を用いる加工に適することが示された。
(a)急冷後の結晶性:0.3体積%未満の結晶(スピネル型)が見出された。
(b)950℃で3日後の結晶性:2体積%未満の結晶(スピネル型)が見出された。平均寸法は10ミクロン未満。
粘度、比電気抵抗率、PCTおよびTCLPは検証しなかった。このガラスの主ガラス成分がC−106組成に類似しているので、結果は同様であろうと予想された。
(バッチ46Hanford高レベル廃棄(HLW)類似物の45重量パーセント廃棄物充填でガラス化)
1.列Aからバッチ46廃棄物組成が列Bの量に従い使用された。列Cは45重量パーセント廃棄物充填での最終ガラス製品の中で見出された成分量(重量パーセント)を示す。
Figure 0004690347
2.列Dの量に従いガラス形成成分が廃棄物組成に添加され、列Eに示される最終ガラス組成物が作られた。使用したガラス形成成分の正確な量はバッチ46廃棄物と一緒にして計算され、成分の総量はモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)で約(1〜1.1):(1〜1.4):(1.2:4.2)の範囲内に達成されるであろう。達成されたモル比は約1:1.11:2であった。
3.工程1と工程2の混合物が室温で約1時間攪拌され、水懸濁液が製造された。
4.それから、工程3の生成品がマッフル炉内1150℃で5時間溶融され、それから急冷された。
5.それから得られたガラスが試験され、液供給型セラミックス製溶融装置(LFCM)技術を用いる加工のための組成の適性が決定された。試験結果により、組成がLFCM技術を用いる加工に適することが示された。
(a)急冷後の結晶性:0.2体積%の結晶(スピネル型)が見出された。
(b)950℃で3日後の結晶性:1体積%未満の結晶(スピネル型)が見出された。
粘度、比電気抵抗率、PCTおよびTCLPは検証しなかった。このガラスの主ガラス成分がC−106組成に類似しているので、結果は同様であろうと予想された。
(バッチ53Hanford高レベル廃棄(HLW)類似物の50重量パーセント廃棄物充填でガラス化)
1.列Aからバッチ53廃棄物組成が列Bの量に従い使用された。列Cは50重量パーセント廃棄物充填での最終ガラス製品の中で見出された成分量(重量パーセント)を示す。
Figure 0004690347
2.列Dの量に従いガラス形成成分が廃棄物組成に添加され、列Eに示される最終ガラス組成物が作られた。使用したガラス形成成分の正確な量はバッチ53廃棄物と一緒にして計算され、成分の総量はモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)で約(1〜1.1):(1〜1.4):(1.2:4.2)の範囲内に達成されるであろう。達成されたモル比は約1.11:1:2であった。
3.工程1と工程2の混合物が室温で約1時間攪拌され、水懸濁液が製造された。
4.それから、工程3の生成品がマッフル炉内1150℃で5時間溶融され、それから急冷された。
5.それから得られたガラスが試験され、液供給型セラミックス製溶融装置(LFCM)技術を用いる加工のための組成の適性が決定された。試験結果により、組成がLFCM技術を用いる加工に適することが示された。
(a)急冷後の結晶性:結晶は見出されなかった。
(b)950℃で3日後の結晶性:0.5体積%未満の結晶(スピネル型)が見出された。
粘度、比電気抵抗率、PCTおよびTCLPは検証しなかった。このガラスの主ガラス成分がC−106組成に類似しているので、結果は同様であろうと予想された。
(バッチ62Hanford高レベル廃棄(HLW)類似物の40重量パーセント廃棄物充填でガラス化)
1.列Aからバッチ62廃棄物組成が列Bの量に従い使用された。列Cは40重量パーセント廃棄物充填での最終ガラス製品の中で見出された成分量(重量パーセント)を示す。
Figure 0004690347
2.列Dの量に従いガラス形成成分が廃棄物組成に添加され、列Eに示される最終ガラス組成物が作られた。使用したガラス形成成分の正確な量はバッチ62廃棄物と一緒にして計算され、成分の総量はモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)で約(1〜1.1):(1〜1.4):(1.2:4.2)の範囲内に達成されるであろう。達成されたモル比は約1:1.38:2であった。
3.工程1と工程2の混合物が室温で約1時間攪拌され、水懸濁液が製造された。
4.それから、工程3の生成品がマッフル炉内1150℃で5時間溶融され、それから急冷された。
5.それから得られたガラスが試験され、液供給型セラミックス製溶融装置(LFCM)技術を用いる加工のための組成の適性が決定された。試験結果により、組成がLFCM技術を用いる加工に適することが示された。
(a)急冷後の結晶性:結晶は見出されなかった。
(b)950℃で3日後の結晶性:1体積%未満の結晶(スピネル型)が見出された。
粘度、比電気抵抗率、PCTおよびTCLPは検証しなかった。このガラスの主ガラス成分がC−106組成に類似しているので、結果は同様であろうと予想された。
(バッチ87Hanford高レベル廃棄(HLW)類似物の50重量パーセント廃棄物充填でガラス化)
1.列Aからバッチ87廃棄物組成が列Bの量に従い使用された。列Cは50重量パーセント廃棄物充填での最終ガラス製品の中で見出された成分量(重量パーセント)を示す。
Figure 0004690347
2.列Dの量に従いガラス形成成分が廃棄物組成に添加され、列Eに示される最終ガラス組成物が作られた。使用したガラス形成成分の正確な量はバッチ87廃棄物と一緒にして計算され、成分の総量はモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)で約(1〜1.1):(1〜1.4):(1.2:4.2)の範囲内に達成されるであろう。達成されたモル比は約1.03:1:2であった。
3.工程1と工程2の混合物が室温で約1時間攪拌され、水懸濁液が製造された。
4.それから、工程3の生成品がマッフル炉内1150℃で5時間溶融され、それから急冷された。
5.それから得られたガラスが試験され、液供給型セラミックス製溶融装置(LFCM)技術を用いる加工のための組成の適性が決定された。試験結果により、組成がLFCM技術を用いる加工に適することが示された。
(a)急冷後の結晶性:0.3体積%の結晶(スピネル型)が見出された。
(b)950℃で3日後の結晶性:0.5体積%未満の結晶(スピネル型)が見出された。
粘度、比電気抵抗率、PCTおよびTCLPは検証しなかった。このガラスの主ガラス成分がC−106組成に類似しているので、結果は同様であろうと予想された。
(バッチ34Hanford高レベル廃棄(HLW)類似物の50重量パーセント廃棄物充填でガラス化)
1.列Aからバッチ34廃棄物組成が列Bの量に従い使用された。列Cは50重量パーセント廃棄物充填での最終ガラス製品の中で見出された成分量(重量パーセント)を示す。
Figure 0004690347
2.列Dの量に従いガラス形成成分が廃棄物組成に添加され、列Eに示される最終ガラス組成物が作られた。使用したガラス形成成分の正確な量はバッチ34廃棄物と一緒にして計算され、成分の総量はモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)で約(1〜1.1):(1〜1.4):(1.2:4.2)の範囲内に達成されるであろう。達成されたモル比は約1.11:1:2であった。
3.工程1と工程2の混合物が室温で約1時間攪拌され、水懸濁液が製造された。
4.それから、工程3の生成品がマッフル炉内1150℃で5時間溶融され、それから急冷された。
5.それから得られたガラスが試験され、液供給型セラミックス製溶融装置(LFCM)技術を用いる加工のための組成の適性が決定された。試験結果により、組成がLFCM技術を用いる加工に適することが示された。
(a)急冷後の結晶性:結晶は見出されなかった。
(b)950℃で3日後の結晶性:0.1体積%未満の結晶(スピネル型)が見出された。
粘度、比電気抵抗率、PCTおよびTCLPは検証しなかった。このガラスの主ガラス成分がC−106組成に類似しているので、結果は同様であろうと予想された。
(バッチ32Hanford高レベル廃棄(HLW)類似物の50重量パーセント廃棄物充填でガラス化)
1.列Aからバッチ32廃棄物組成が列Bの量に従い使用された。列Cは50重量パーセント廃棄物充填での最終ガラス製品の中で見出された成分量(重量パーセント)を示す。
Figure 0004690347
2.列Dの量に従いガラス形成成分が廃棄物組成に添加され、列Eに示される最終ガラス組成物が作られた。使用したガラス形成成分の正確な量はバッチ32廃棄物と一緒にして計算され、成分の総量はモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)で約(1〜1.1):(1〜1.4):(1.2:4.2)の範囲内に達成されるであろう。達成されたモル比は約1:1.16:2であった。
3.工程1と工程2の混合物が室温で約1時間攪拌され、水懸濁液が製造された。
4.それから、工程3の生成品がマッフル炉内1150℃で5時間溶融され、それから急冷された。
5.それから得られたガラスが試験され、液供給型セラミックス製溶融装置(LFCM)技術を用いる加工のための組成の適性が決定された。6試験結果により、組成がLFCM技術を用いる加工に適することが示された。
(a)急冷後の結晶性:結晶は見出されなかった。
(b)950℃で3日後の結晶性:1体積%未満の結晶(スピネル型)が見出された。
粘度、比電気抵抗率、PCTおよびTCLPは検証しなかった。このガラスの主ガラス成分がC−106組成に類似しているので、結果は同様であろうと予想された。
(バッチ20Hanford高レベル廃棄(HLW)類似物の40重量パーセント廃棄物充填でガラス化)
1.列Aからバッチ20廃棄物組成が列Bの量に従い使用された。列Cは40重量パーセント廃棄物充填での最終ガラス製品の中で見出された成分量(重量パーセント)を示す。
Figure 0004690347
2.列Dの量に従いガラス形成成分が廃棄物組成に添加され、列Eに示される最終ガラス組成物が作られた。使用したガラス形成成分の正確な量はバッチ20廃棄物と一緒にして計算され、成分の総量はモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)で約(1〜1.1):(1〜1.4):(1.2〜4.2)の範囲内に達成されるであろう。達成されたモル比は約1:1.19:2であった。
3.工程1と工程2の混合物が室温で約1時間攪拌され、水懸濁液が製造された。
4.それから、工程3の生成品がマッフル炉内1150℃で5時間溶融され、それから急冷された。
5.それから得られたガラスが試験され、液供給型セラミックス製溶融装置(LFCM)技術を用いる加工のための組成の適性が決定された。試験結果により、組成がLFCM技術を用いる加工に適することが示された。
(a)急冷後の結晶性:0.3体積%未満の結晶(スピネル型)が見出された。
(b)950℃で3日後の結晶性:2体積%未満の結晶(スピネル型)が見出された。平均寸法は10ミクロン未満。
粘度、比電気抵抗率、PCTおよびTCLPは検証しなかった。このガラスの主ガラス成分がC−106組成に類似しているので、結果は同様であろうと予想された。
(バッチ4Hanford高レベル廃棄(HLW)類似物の40重量パーセント廃棄物充填でガラス化)
1.列Aからバッチ4廃棄物組成が列Bの量に従い使用された。列Cは40重量パーセント廃棄物充填での最終ガラス製品の中で見出された成分量(重量パーセント)を示す。
Figure 0004690347
2.列Dの量に従いガラス形成成分が廃棄物組成に添加され、列Eに示される最終ガラス組成物が作られた。使用したガラス形成成分の正確な量はバッチ4廃棄物と一緒にして計算され、成分の総量はモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)で約(1〜1.1):(1〜1.4):(1.2〜4.2)の範囲内に達成されるであろう。達成されたモル比は約1:1.28:2であった。
3.工程1と工程2の混合物が室温で約1時間攪拌され、水懸濁液が製造された。
4.それから、工程3の生成品がマッフル炉内1150℃で5時間溶融され、それから急冷された。
5.それから得られたガラスが試験され、液供給型セラミックス製溶融装置(LFCM)技術を用いる加工のための組成の適性が決定された。試験結果により、組成がLFCM技術を用いる加工に適することが示された。
(a)急冷後の結晶性:結晶は見出されなかった。
(b)950℃で3日後の結晶性:1体積%未満の結晶(スピネル型)が見出された。
粘度、比電気抵抗率、PCTおよびTCLPは検証しなかった。このガラスの主ガラス成分がC−106組成に類似しているので、結果は同様であろうと予想された。
(バッチ30Hanford高レベル廃棄(HLW)類似物の40重量パーセント廃棄物充填でガラス化)
1.列Aからバッチ30廃棄物組成が列Bの量に従い使用された。列Cは40重量パーセント廃棄物充填での最終ガラス製品の中で見出された成分量(重量パーセント)を示す。
Figure 0004690347
2.列Dの量に従いガラス形成成分が廃棄物組成に添加され、列Eに示される最終ガラス組成物が作られた。使用したガラス形成成分の正確な量はバッチ30廃棄物と一緒にして計算され、成分の総量はモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)で約(1〜1.1):(1〜1.4):(1.2:4.2)の範囲内に達成されるであろう。達成されたモル比は約1:1.06:2であった。
3.工程1と工程2の混合物が室温で約1時間攪拌され、水懸濁液が製造された。
4.それから、工程3の生成品がマッフル炉内1150℃で5時間溶融され、それから急冷された。
5.それから得られたガラスが試験され、液供給型セラミックス製溶融装置(LFCM)技術を用いる加工のための組成の適性が決定された。試験結果により、組成がLFCM技術を用いる加工に適することが示された。
(a)急冷後の結晶性:結晶は見出されなかった。
(b)950℃で3日後の結晶性:1体積%未満の結晶(スピネル型)が見出された。
粘度、比電気抵抗率、PCTおよびTCLPは検証しなかった。このガラスの主ガラス成分がC−106組成に類似しているので、結果は同様であろうと予想された。
(Savannah River汚泥物バッチ2高レベル廃棄(HLW)類似物の40重量パーセント廃棄物充填でガラス化)
1.列AからSavannah River汚泥物バッチ2廃棄物組成が列Bの量に従い使用された。列Cは40重量パーセント廃棄物充填での最終ガラス製品の中で見出された成分量(重量パーセント)を示す。
Figure 0004690347
2.列Dの量に従いガラス形成成分が廃棄物組成に添加され、列Eに示される最終ガラス組成物が作られた。使用したガラス形成成分の正確な量はバッチ2廃棄物と一緒にして計算され、成分の総量はモル比(R2O+RO):R23:(RO2+R25)で約(1〜1.1):(1〜1.4):(1.2〜4.2)の範囲内に達成されるであろう。達成されたモル比は約1:1.22:1.7であった。
3.工程1と工程2の混合物が室温で約1時間攪拌され、水懸濁液が製造された。
4.それから、工程3の生成品がマッフル炉内1150℃で5時間溶融され、それから急冷された。
5.それから得られたガラスが試験され、液供給型セラミックス製溶融装置(LFCM)技術を用いる加工のための組成の適性が決定された。試験結果により、組成がLFCM技術を用いる加工に適することが示された。
(a)急冷後の結晶性:結晶は見出されなかった。
(b)950℃で3日後の結晶性:1体積%未満の結晶(スピネル型)が見出された。
粘度、比電気抵抗率、PCTおよびTCLPは検証しなかった。このガラスの主ガラス成分がC−106組成に類似しているので、結果は同様であろうと予想された。
本発明の好適な実施態様の前記の開示は例示および説明のために提示したものである。それは網羅するまたは本発明を開示した詳細な実施態様に限定することを意図しない。本明細書で開示した実施態様の多くの変更および修正は前記の開示に鑑み、当業者に明らかであろう。本発明の範囲は本明細書に添付した請求の範囲およびそれらの均等なものによってのみ定義されることとする。
さらに、本発明の代表的な実施態様を記述するに際し、明細書は本発明の方法および/またはプロセスを工程の特定の順序として提示したかもしれない。しかしながら、方法またはプロセスは本明細書で示した工程の特定の順序に依存しない範囲まで、方法またはプロセスが記述した工程の特定の順序に限定されるべきでない。当業者に明らかなように、他の工程の順序は可能であろう。それゆえ、明細書で示した工程の特定の順序は請求の範囲の限定と考えられるべきでない。なお、本発明の方法および/またはプロセスに向けられた請求の範囲は記述された順での工程の実施に限定されるべきでなく、当業者は順序が変更され、それでもやはり本発明の主旨および範囲にあることを容易に理解できる。

Claims (21)

  1. 高濃度の廃棄物成分(廃棄物充填)を達成する廃棄物をガラスに固定化する方法であって、
    放射性核種、有害元素および有害成分のうちの1つ以上を有する廃棄物をフッ素およびガラス形成成分に組み合わせて、1価のカチオン酸化物(R2O)と2価のカチオン酸化物(RO)との組み合わせを1〜1.1モル部、3価のカチオン酸化物(R23を1〜1.4モル部、および、4価のカチオン酸化物(RO2)と5価のカチオン酸化物(R25)との組み合わせを1.2〜4.2モル部で含有しており前記4価のカチオン酸化物に含まれるSiO2が30重量パーセントを超えて存在し、前記3価のカチオン酸化物に含まれる23が8.7と15.3重量パーセントの間で存在し、前記3価のカチオン酸化物に含まれるAl23が8.7と15.1重量パーセントの間で存在し、前記2価のカチオン酸化物に含まれるCaOが0.2と2.3重量パーセントの間で存在し、フッ素が1と3重量パーセントの間で存在する高重合化ホウケイ酸ガラスを形成する能力を有する混合物を形成し、
    前記混合物を溶融して、廃棄物を一体化した溶融ガラスを形成し、
    前記廃棄物一体化溶融ガラスを冷却することにより固化して、高重合化ホウケイ酸ガラスを形成することよりなる、廃棄物の固定化方法。
  2. 廃棄物を固定化する方法であって、
    放射性核種、有害元素および有害成分のうちの1つ以上を有する廃棄物をフッ素およびガラス形成成分に組み合わせて、アルカリ酸化物およびアルカリ土類酸化物を含む1価のカチオン酸化物(R2O)と2価のカチオン酸化物(RO)との組み合わせを1〜1.1モル部、アルミナ、酸化ホウ素および酸化鉄を含む3価のカチオン酸化物(R23を1〜1.4モル部、および、シリカ、ジルコニア、チタニアおよび無水リン酸を含む4価のカチオン酸化物(RO2)と5価のカチオン酸化物(R25)との組み合わせを1.2〜4.2モル部で含有しており前記4価のカチオン酸化物に含まれるSiO2が30重量パーセントを超えて存在し、前記3価のカチオン酸化物に含まれる23が8.7と15.3重量パーセントの間で存在し、前記3価のカチオン酸化物に含まれるAl23が8.7と15.1重量パーセントの間で存在し、前記2価のカチオン酸化物に含まれるCaOが0.2と2.3重量パーセントの間で存在しフッ素が1と3重量パーセントの間で存在する高重合化ホウケイ酸ガラスを形成する能力を有する混合物を形成し、
    前記混合物を溶融して、廃棄物を一体化した溶融ガラスを形成し、
    前記廃棄物一体化溶融ガラスを冷却することにより固化して、高重合化ホウケイ酸ガラスを形成することよりなる、廃棄物の固定化方法。
  3. 1価のカチオン酸化物(R2O)と2価のカチオン酸化物(RO)との組み合わせを1〜1.1モル部、
    3価のカチオン酸化物(R23を1〜1.4モル部、
    4価のカチオン酸化物(RO2)と5価のカチオン酸化物(R25)との組み合わせを1.2〜4.2モル部、で含有しており
    前記4価のカチオン酸化物に含まれるSiO2が30重量パーセントを超えて存在し、前記3価のカチオン酸化物に含まれる23が8.7と15.3重量パーセントの間で存在し、前記3価のカチオン酸化物に含まれるAl23が8.7と15.1重量パーセントの間で存在し、前記2価のカチオン酸化物に含まれるCaOが0.2と2.3重量パーセントの間で存在し、フッ素が1と3重量パーセントの間で存在する、ホウケイ酸ガラス。
  4. アルカリ酸化物およびアルカリ土類酸化物を含む1価のカチオン酸化物(R2O)と2価のカチオン酸化物(RO)との組み合わせを1〜1.1モル部、
    アルミナ、酸化ホウ素および酸化鉄を含んで3価のカチオン酸化物(R23を1〜1.4モル部、
    シリカ、ジルコニア、チタニアおよび無水リン酸を含んで4価のカチオン酸化物(RO2)と5価のカチオン酸化物(R25)との組み合わせを1.2〜4.2モル部、で含有しており
    フッ素が1〜3重量パーセント、
    前記4価のカチオン酸化物に含まれるSiO2が30重量パーセントを超えて存在し、前記3価のカチオン酸化物に含まれる23が8.7と15.3重量パーセントの間で存在し、前記3価のカチオン酸化物に含まれるAl23が8.7と15.1重量パーセントの間で存在し、前記2価のカチオン酸化物に含まれるCaOが0.2と2.3重量パーセントの間で存在する、ホウケイ酸ガラス。
  5. ホウケイ酸ガラスが過アルミナ性である、請求項3または請求項4に記載のホウケイ酸ガラス。
  6. ホウケイ酸ガラスが1000から1200℃の温度でガラス化加工要件を満たす粘度を有する、請求項3または請求項4のホウケイ酸ガラス。
  7. ホウケイ酸ガラスが15未満の次式で計算された重合度(K)を有する、請求項3または請求項4に記載のホウケイ酸ガラス。
    K=NBO/T * 100=[2(O−2T)/T] * 100
    (式中、NBOはメルト中の非架橋酸素の略号、Tは酸素に対して四面体的に配位しメルト構造のアニオン性部分である網目形成のグラムイオンの総数、Oはメルト中の酸素グラムイオンの総数である。)
  8. ホウケイ酸ガラスが7未満の次式で計算された重合度(K)を有する、請求項3または請求項4に記載のホウケイ酸ガラス。
    K=NBO/T * 100=[2(O−2T)/T] * 100
    (式中、NBOはメルト中の非架橋酸素の略号、Tは酸素に対して四面体的に配位しメルト構造のアニオン性部分である網目形成のグラムイオンの総数、Oはメルト中の酸素グラムイオンの総数である。)
  9. ホウケイ酸ガラスが1150℃および950℃で3日後に共に1体積パーセント未満の結晶化度を有する、請求項3または請求項4に記載のホウケイ酸ガラス。
  10. ホウケイ酸ガラスが1000から1200℃で1.4Ωcmと10Ωcmの範囲の、ガラス化溶融装置での加工条件を満たす、比電気抵抗率を有する、請求項3または請求項4に記載のホウケイ酸ガラス。
  11. ホウケイ酸ガラスが高レベル廃棄物所蔵所で受け入れられる侵出要件を満たす、請求項3または請求項4に記載のホウケイ酸ガラス。
  12. ホウケイ酸ガラスが1.2と2.5重量パーセント間の量のフッ素を含有する、請求項3または請求項4に記載のホウケイ酸ガラス。
  13. 前記溶融工程が1200℃までの温度で実施される、請求項1または請求項2に記載の方法。
  14. ホウケイ酸ガラスが過アルミナ性である、請求項1または請求項2に記載の方法で製造されるホウケイ酸ガラス。
  15. ホウケイ酸ガラスが1000から1200℃の温度でガラス化加工要件を満たす粘度を有する、請求項1または請求項2に記載の方法で製造されるホウケイ酸ガラス。
  16. ホウケイ酸ガラスが15未満の次式で計算された重合度(K)を有する、請求項1または請求項2に記載の方法で製造されるホウケイ酸ガラス。
    K=NBO/T * 100=[2(O−2T)/T] * 100
    (式中、NBOはメルト中の非架橋酸素の略号、Tは酸素に対して四面体的に配位しメルト構造のアニオン性部分である網目形成のグラムイオンの総数、Oはメルト中の酸素グラムイオンの総数である。)
  17. ホウケイ酸ガラスが7未満の次式で計算された重合度(K)を有する、請求項1または請求項2に記載の方法で製造されるホウケイ酸ガラス。
    K=NBO/T * 100=[2(O−2T)/T] * 100
    (式中、NBOはメルト中の非架橋酸素の略号、Tは酸素に対して四面体的に配位しメルト構造のアニオン性部分である網目形成のグラムイオンの総数、Oはメルト中の酸素グラムイオンの総数である。)
  18. ホウケイ酸ガラスが1150℃および950℃で3日後に共に1体積パーセント未満の結晶化度を有する、請求項1または請求項2に記載の方法で製造されるホウケイ酸ガラス。
  19. ホウケイ酸ガラスが1000から1200℃で1.4Ωcmと10Ωcmの範囲の、ガラス化溶融装置での加工条件を満たす、比電気抵抗率を有する、請求項1または請求項2に記載の方法で製造されるホウケイ酸ガラス。
  20. ホウケイ酸ガラスが高レベル廃棄物所蔵所で受け入れられる侵出要件を満たす、請求項1または請求項2に記載の方法で製造されるホウケイ酸ガラス。
  21. ホウケイ酸ガラスが1.2と2.5重量パーセント間の量のフッ素を含有する、請求項1または請求項2に記載の方法で製造されるホウケイ酸ガラス。
JP2006554276A 2004-02-23 2005-02-23 放射性および有害廃棄物のホウケイ酸ガラス固定化の方法および組成物 Expired - Fee Related JP4690347B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US54620204P 2004-02-23 2004-02-23
US60/546,202 2004-02-23
PCT/US2005/005484 WO2005084756A1 (en) 2004-02-23 2005-02-23 Process and composition for immobilization wastes in borosilicate glass

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007527005A JP2007527005A (ja) 2007-09-20
JP4690347B2 true JP4690347B2 (ja) 2011-06-01

Family

ID=34919324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006554276A Expired - Fee Related JP4690347B2 (ja) 2004-02-23 2005-02-23 放射性および有害廃棄物のホウケイ酸ガラス固定化の方法および組成物

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7019189B1 (ja)
EP (1) EP1722867A4 (ja)
JP (1) JP4690347B2 (ja)
WO (1) WO2005084756A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7550645B2 (en) 2004-02-23 2009-06-23 Geomatrix Solutions, Inc. Process and composition for the immobilization of radioactive and hazardous wastes in borosilicate glass
CN101448752B (zh) 2006-03-20 2012-05-30 地理矩阵解决方案公司 在硅酸盐基玻璃中固定高碱性的放射性和有害废料的方法和组合物
US7804077B2 (en) * 2007-10-11 2010-09-28 Neucon Technology, Llc Passive actinide self-burner
FR2940718A1 (fr) * 2008-12-30 2010-07-02 Areva Nc Verre alumino-borosilicate pour le confinement d'effluents liquides radioactifs, et procede de traitement d'effluents liquides radioactifs
FR2943835B1 (fr) * 2009-03-31 2011-04-29 Onectra Procede de conditionnement de dechets radioactifs sous forme de roche synthetique
KR101524588B1 (ko) * 2013-12-04 2015-06-01 한국수력원자력 주식회사 저방사성 폐수지를 유리화하기 위한 유리조성물 및 이를 이용한 저방사성 폐수지의 유리화 방법
KR101510641B1 (ko) 2013-12-04 2015-04-09 한국수력원자력 주식회사 가연성 폐기물을 유리화하기 위한 유리조성물 및 이를 이용한 가연성 폐기물의 유리화 방법
KR101510669B1 (ko) * 2013-12-04 2015-04-10 한국수력원자력 주식회사 혼합 폐기물을 유리화하기 위한 유리조성물 및 이를 이용한 혼합 폐기물의 유리화 방법
RU2566084C1 (ru) * 2014-09-18 2015-10-20 Евгения Валерьевна Мальчукова Содопированное оксидами гадолиния и самария алюмоборосиликатное стекло с повышенной радиационной стойкостью
US9938182B2 (en) * 2015-03-02 2018-04-10 Corning Incorporated Ultraviolet absorbing glass and articles thereof
US11120922B2 (en) 2016-06-23 2021-09-14 Nippon Chemical Industrial Co., Ltd. Method for producing solidified radioactive waste
FR3090624B1 (fr) * 2018-12-20 2021-01-08 Eurokera Verres aluminoborosilicates de cuivre et leurs utilisations

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002179435A (ja) * 2000-12-11 2002-06-26 Asahi Glass Co Ltd ガラス、セラミックカラー組成物およびセラミックカラー層付ガラス板

Family Cites Families (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3000072A (en) 1959-08-20 1961-09-19 Ca Atomic Energy Ltd Process of containing and fixing fission products
US3249551A (en) 1963-06-03 1966-05-03 David L Neil Method and product for the disposal of radioactive wastes
CA965966A (en) 1970-01-08 1975-04-15 Jesse R. Conner Land improvement with waste materials
US3959172A (en) * 1973-09-26 1976-05-25 The United States Of America As Represented By The United States Energy Research And Development Administration Process for encapsulating radionuclides
US4028265A (en) 1974-04-02 1977-06-07 The United States Of America As Represented By The United States Energy Research And Development Administration Process for converting sodium nitrate-containing, caustic liquid radioactive wastes to solid insoluble products
DE2611954C3 (de) 1976-03-20 1978-09-07 Kernforschungszentrum Karlsruhe Gmbh, 7500 Karlsruhe Verfahren zur Verfestigung wäßriger, radioaktiver Abfälle in einer Glas-, Glaskeramik- oder glaskeramikähnlichen Matrix
US4224177A (en) 1978-03-09 1980-09-23 Pedro B. Macedo Fixation of radioactive materials in a glass matrix
DE2726087C2 (de) * 1977-06-10 1978-12-21 Kernforschungszentrum Karlsruhe Gmbh, 7500 Karlsruhe Verfahren zur endlagerreifen, umweltfreundlichen Verfestigung von" und mittelradioaktiven und/oder Actiniden enthaltenden, wäßrigen Abfallkonzentraten oder von in Wasser aufgeschlämmten, feinkörnigen festen Abfällen
DE2819085C3 (de) 1978-04-29 1981-04-23 Kernforschungszentrum Karlsruhe Gmbh, 7500 Karlsruhe Verfahren zur endlagerreifen, umweltfreundlichen Verfestigung von hoch- und mittelradioaktiven und/oder Actiniden enthaltenden, wäßrigen Abfallkonzentraten oder von in Wasser aufgeschlämmten, feinkörnigen festen Abfällen
NL7803073A (nl) 1978-03-22 1979-09-25 Stamicarbon Werkwijze voor het verwijderen van melamine uit melamine-bevattende vloeistoffen.
DE2819086C2 (de) 1978-04-29 1985-09-12 Kernforschungszentrum Karlsruhe Gmbh, 7500 Karlsruhe Verfahren zur Verfestigung von radioaktiven, wäßrigen Abfallflüssigkeiten
US4274976A (en) 1978-07-14 1981-06-23 The Australian National University Treatment of high level nuclear reactor wastes
US4351749A (en) 1978-11-18 1982-09-28 Vitrex Corporation Molecular glasses for nuclear waste encapsulation
JPS5580735A (en) * 1978-12-07 1980-06-18 Nippon Electric Glass Co Ltd Solidification treating method for high level radioactive waste
US4329248A (en) 1979-03-01 1982-05-11 The Australian National University Process for the treatment of high level nuclear wastes
US4377507A (en) 1980-06-25 1983-03-22 Westinghouse Electric Corp. Containing nuclear waste via chemical polymerization
US4488990A (en) 1981-03-19 1984-12-18 Westinghouse Electric Corp. Synthetic monazite coated nuclear waste containing glass
DE3131276C2 (de) * 1981-08-07 1986-02-13 Kernforschungsanlage Jülich GmbH, 5170 Jülich Verfahren zur Verfestigung von radioaktiven Abfällen
DE3214242A1 (de) * 1982-04-17 1983-10-20 Kernforschungszentrum Karlsruhe Gmbh, 7500 Karlsruhe Verfahren zur verbesserung der fuer eine langzeitlagerung erforderlichen eigenschaften von verfestigungen radioaktiver abfaelle
FI71625C (fi) * 1982-04-30 1987-01-19 Imatran Voima Oy Foerfarande foer keramisering av radioaktivt avfall.
JPS60221338A (ja) * 1984-04-12 1985-11-06 Ohara Inc 光学ガラス
US4868141A (en) * 1987-10-22 1989-09-19 Corning Incorporated Fluoroborosilicate glass
JP3002525B2 (ja) * 1990-11-28 2000-01-24 株式会社日立製作所 放射性廃棄物の固化体及び放射性廃棄物の処理方法
TW261602B (ja) 1992-09-22 1995-11-01 Timothy John White
FR2712726B1 (fr) * 1993-07-15 1995-12-15 Commissariat Energie Atomique Procédé de conditionnement de déchets radioactifs utilisant des apatites silicatées comme matrice de confinement.
US5678233A (en) * 1994-09-14 1997-10-14 Brown; Paul W. Method of immobilizing toxic or radioactive inorganic wastes and associated products
FR2728099B1 (fr) 1994-12-07 1997-01-10 Commissariat Energie Atomique Procede de conditionnement d'iode radioactif, en particulier d'iode 129, utilisant une apatite comme matrice de confinement
US5649323A (en) * 1995-01-17 1997-07-15 Kalb; Paul D. Composition and process for the encapsulation and stabilization of radioactive hazardous and mixed wastes
US5656009A (en) 1995-08-11 1997-08-12 Battelle Memorial Institute Process for immobilizing plutonium into vitreous ceramic waste forms
US5750822A (en) * 1995-11-13 1998-05-12 Institute Of Chemical Technology (Plastech) Processing of solid mixed waste containing radioactive and hazardous materials
FR2741339B1 (fr) * 1995-11-20 1997-12-12 Commissariat Energie Atomique Procede de fabrication de composes de type monazite dopes ou non en actinides et application au conditionnement des dechets radioactifs riches en actinides et en lanthanides
WO1997030760A1 (en) * 1996-02-21 1997-08-28 Extruder Vitrification Group, L.L.C. Vitrification of nuclear and other toxic wastes
US5750824A (en) * 1996-02-23 1998-05-12 The Curators Of The University Of Missouri Iron phosphate compositions for containment of hazardous metal waste
US5994609A (en) * 1996-12-16 1999-11-30 Luo; Ping Methods of treating nuclear hydroxyapatite materials
US5960368A (en) * 1997-05-22 1999-09-28 Westinghouse Savannah River Company Method for acid oxidation of radioactive, hazardous, and mixed organic waste materials
US6145343A (en) * 1998-05-02 2000-11-14 Westinghouse Savannah River Company Low melting high lithia glass compositions and methods
IL136685A0 (en) * 2000-06-12 2001-06-14 Gribbitz Arthur Process for treatment of radioactive waste
US6472579B1 (en) 2000-11-27 2002-10-29 The United States Of America As Represented By The Department Of Energy Method for solidification of radioactive and other hazardous waste

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002179435A (ja) * 2000-12-11 2002-06-26 Asahi Glass Co Ltd ガラス、セラミックカラー組成物およびセラミックカラー層付ガラス板

Also Published As

Publication number Publication date
EP1722867A1 (en) 2006-11-22
US7019189B1 (en) 2006-03-28
JP2007527005A (ja) 2007-09-20
WO2005084756A1 (en) 2005-09-15
EP1722867A4 (en) 2010-12-15
WO2005084756B1 (en) 2005-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4690347B2 (ja) 放射性および有害廃棄物のホウケイ酸ガラス固定化の方法および組成物
US7550645B2 (en) Process and composition for the immobilization of radioactive and hazardous wastes in borosilicate glass
US8575415B2 (en) Process and composition for the immobilization of high alkaline radioactive and hazardous wastes in silicate-based glasses
JP5768977B2 (ja) 放射性廃液を閉じ込めるためのアルミノ‐ホウケイ酸ガラス、及び放射性廃液の処理方法
US6258994B1 (en) Methods of vitrifying waste with low melting high lithia glass compositions
KR101653421B1 (ko) 금속 캔 내 유리화에 의한 폐기물 봉쇄방법
Jantzen et al. Radioactive waste (RAW) conditioning, immobilization, and encapsulation processes and technologies: overview and advances
Langowski et al. Volatility literature of chlorine, iodine, cesium, strontium, technetium, and rhenium; technetium and rhenium volatility testing
Hand et al. Molybdenum in glasses containing vitrified nuclear waste
JPH11295487A (ja) 放射性廃棄物の処理方法及び放射性廃棄物のガラス固化体
Mesko et al. Immobilization of high-level radioactive sludges in iron phosphate glass
Cole et al. Properties of vitrified ICPP zirconia calcine
Morgan et al. Interactions of simulated high level waste (HLW) calcine with alkali borosilicate glass
Feng et al. Retention of sulfur, phosphorus, chlorine, and fluorine in Hanford Phase II vendor LLW glasses
Harrison et al. Survey of potential glass compositions for the immobilisation of the UK's separated plutonium stocks
JPH06345480A (ja) 低レベルα線ガラスおよびその製造方法
Bonnetier Nuclear waste immobilization by vitrification in a cold crucible melter: 3D magnetic model of a melter
Jantzen et al. High Level Waste (HLW) Vitrification Experience in the US: Application of Glass Product/Process Control to Other HLW and Hazardous Wastes
JPH0875898A (ja) 放射性廃棄物の処理方法および固化体
JP2003050297A (ja) 放射性廃棄物処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees