JP4689794B2 - 給水装置及び給水装置制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、給水装置及び給水装置制御方法に関し、特にポンプの能力の範囲内でポンプの仕様範囲(使用許容範囲)を拡大可能にした技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビルや居住用中高層の建物などに給水する給水装置は、ポンプ、ポンプ駆動モータ、圧力タンク、吐出圧検出手段、ポンプの回転数(つまり、モータ回転数)を制御する制御装置を備えている。前記ビルや建物の各々毎に高さが一定であるため、給水装置の必要な吐出圧はほぼ一定で大きくは変動しない。この種の従来の給水装置では、ポンプが定格流量時に定格出力となるポンプ回転数を最高回転数と定義し、その最高回転数以下の領域で必要な流量を発生させるようにポンプ回転数を時々刻々制御している。
【0003】
例えば、図6に示すように、回転数N=Nmax (最高回転数)のライン100と実際に使用可能なポンプの最大能力ライン102との交点において、モータ駆動電流が定格電流Icとなり、ライン100の下の領域(つまり、ポンプ仕様範囲)でポンプを使用している。このように、従来は通常、ある型式の給水装置におけるポンプの最高回転数は、その機種の全部の給水装置に共通に例えば3,600rpmのように設定されることになる。
【0004】
一方、特開平11−287195号公報には、ターボ形ポンプ、ポンプ駆動用の交流モータ、このモータの回転数を調整するインバータとを有するポンプユニットにおいて、ポンプの流量と発生揚程の関係がモータの定格出力内において任意の特性となるように、インバータの出力周波数(f)に対する出力電圧(V)の関係を予め設定し、モータの電流を一定に制御しながら、前記設定した特性を発揮させるポンプの特性制御装置が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図6に示すライン100の下のポンプ仕様範囲101(使用許容範囲)でのみポンプを運転する場合は、各ポンプ回転数毎にモータ電流が定格電流値Icとなる最大能力ライン102とライン100とで囲まれる領域103は、ポンプを運転可能であるにもかかわらず、全く利用しない領域であるから、ポンプの能力をフル活用してないことになる。その結果、給水装置の汎用性を高めにくく、常にビルや建物の給水要求に対して過剰能力の給水装置を採用することになり、設備経済的に不利で、ランニングコスト面でも不利である。
【0006】
前記公報の制御技術では、モータの電流を一定(例えば、定格電流)に制御しながらポンプを運転するため、ポンプやモータの能力をフルに活用できるけれども、給水装置などのように給水流量(つまり、負荷)が常時変動する装置に適した制御技術とは言い難い。本発明の目的は、ポンプの最高回転数の設定技術を変更し、ポンプを最高能力まで使用可能にする給水装置と給水装置制御方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の給水装置は、ポンプと、ポンプ駆動モータと、圧力タンクと、吐出圧検出手段と、ポンプ回転数が目標ポンプ回転数になるようポンプ駆動モータを制御する制御手段とを備えた給水装置において、ポンプ運転時のモータ電流値が定格電流値となる複数のポンプ回転数とこれらに対応する複数の吐出圧の関係を表した圧力回転数特性を前記制御手段に予め設定して記憶させ、前記制御手段は、別途設定される吐出圧の圧力設定値と前記圧力回転数特性に基づいて、使用可能なポンプ最高回転数を決定すると共に前記吐出圧検出手段により検出された吐出圧に基づきポンプ回転数を目標ポンプ回転数に調整する制御信号を作成し、前記目標ポンプ回転数が前記ポンプ最高回転数を越えたとき、目標ポンプ回転数を前記ポンプ最高回転数に制限する制御信号を作成することを特徴とするものである。
【0008】
前記圧力回転数特性は、ポンプ運転時のモータ電流値が定格電流値となる複数のポンプ回転数とこれらに対応する複数の吐出圧の関係を表したもので、これは予め実験などに基づいて決定され、給水装置の製作段階においてその圧力回転数特性が制御手段に予め設定して記憶される。吐出圧の圧力設定値は、例えば給水装置の据え付け時や、その後適宜の時に、制御手段に対して別途入力設定される。この制御手段は、例えばポンプの電源投入時や圧力設定値の変更時などに、前記圧力設定値と前記圧力回転数特性に基づいて、使用可能なポンプ最高回転数を決定してモメリに記憶保持する。その後、ポンプ運転中にはそのポンプ最高回転数以下の回転数でポンプを運転する。そして、前記吐出圧検出手段の出力に基づいて、ポンプ吐出圧が圧力設定値となるように、ポンプ最高回転数以下の回転数でポンプ回転数を制御する。このとき、モータ電流値が定格電流以下に維持される。
【0009】
請求項2の給水装置制御方法は、ポンプと、ポンプ駆動モータと、圧力タンクと、吐出圧検出手段と、ポンプ回転数が目標ポンプ回転数になるようポンプ駆動モータを制御する制御手段とを備えた給水装置を制御する方法において、ポンプ運転時のモータ電流値が定格電流値となる複数のポンプ回転数とこれらに対応する複数の吐出圧の関係を表した圧力回転数特性を前記制御手段に予め設定して記憶させる第1工程と、前記制御手段に対して吐出圧の圧力設定値を設定する第2工程と、前記圧力設定値と前記圧力回転数特性に基づいて、使用可能なポンプ最高回転数を決定する第3工程と、前記吐出圧検出手段により検出された吐出圧に基づきポンプ回転数を目標ポンプ回転数に調整する制御信号を作成する第4工程と、前記目標ポンプ回転数が前記ポンプ最高回転数を越えたとき、目標ポンプ回転数を前記ポンプ最高回転数に制限する制御信号を作成する第5工程とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】
この給水装置制御方法では、第1工程において、ポンプ運転時のモータ電流値が定格電流値となる複数のポンプ回転数とこれらに対応する複数の吐出圧の関係を表した圧力回転数特性を前記制御手段に予め設定して記憶させ、次に第2工程において、制御手段に対して吐出圧の圧力設定値を設定し、次に第3工程において、圧力設定値と圧力回転数特性に基づいて、使用可能なポンプ最高回転数を決定し、制御手段に記憶保持させる。
次に第4工程において、吐出圧検出手段により検出された吐出圧に基づきポンプ回転数を目標ポンプ回転数に調整する制御信号を作成し、次に第5工程において、目標ポンプ回転数がポンプ最高回転数を越えたとき、目標ポンプ回転数をポンプ最高回転数に制限する制御信号を作成する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態は、ビルや中高層の居住用の建物に装備されて、ビルや建物内の各階に給水する給水装置に本発明を適用した場合の一例である。尚、以下の説明は、給水装置の説明と、給水装置制御方法の説明と含むものである。
【0012】
図1に示すように、この給水装置1は、水道本管に接続された吸入管11に並列接続されたターボ形多段ポンプ12,13、これらポンプ12,13を夫々駆動する3相交流電動機からなるポンプ駆動モータ14,15、ポンプ12,13の吐出管16,17に夫々接続された逆止弁18,19および仕切弁20,21、これら吐出管16,17に接続されビルや建物の給水系に接続される給水管22、この給水管22に接続され吐出圧を検出する圧力発信器23および圧力タンク24(給水用アキュムレータ)、モータ14,15を制御する制御ユニット30、この制御ユニット30に接続された操作パネル31などを有し、この給水装置1は図示外のキャビネット内に組み込まれたキャビネット型給水装置に構成される場合もある。
【0013】
前記制御ユニット30は、CPU32とROM33とRAM34を含むマイクロコンピュータ、入出力インターフェース35、インバータを含むモータ駆動回路36,37などを有し、圧力発信器23と操作パネル31は入出力インターフェース35に接続されている。操作パネル31には、電源スイッチ、1号ポンプ12と2号ポンプ13を夫々選択するスイッチ、自動運転スイッチ、手動運転スイッチ、停止スイッチ、ディスプレイ、圧力設定スイッチ、及びその他の種々のスイッチなどが設けられている。
【0014】
前記マイクロコンピュータのROM33には、後述するポンプ12,13の圧力回転数特性である圧力回転数テーブル38(図3参照)と、図4のフローチャートに示す最高回転数設定制御のフローチャートと、図5のフローチャートに示す現在のポンプ回転数が目標ポンプ回転数になるようポンプ駆動モータ14,15を制御するためのポンプ回転数制御のフローチャートなどが予め入力格納されている。前記マイクロコンピュータのRAM34には、CPU32により最高回転数設定制御やポンプ回転数制御を実施する際に必要な種々のワークメモリが設けられている。
【0015】
最初に、圧力回転数テーブル38について説明する。図2は圧力回転数テーブル38の内容を説明する説明図であり、図3は圧力回転数テーブル38を示す図表である。図2に示すように、ポンプ回転数NをN1としてモータ駆動電流が定格電流Icとなる点A1、ポンプ回転数NをN2としてモータ駆動電流が定格電流Icとなる点A2、・・・・ポンプ回転数NをNnとしてモータ駆動電流が定格電流Icとなる点Anを結ぶラインが最大能力ライン39である。
【0016】
点A1の吐出圧をP1、点A2の吐出圧をP2、・・・・点Anの吐出圧をPnとする。このポンプ回転数N1,N2,・・・・Nnと吐出圧P1,P2,・・・・Pnの関係は予め実験などで求められ、これら回転数N1,N2,・・・・Nnと吐出圧P1,P2,・・・・Pnとの関係が、図3に示す圧力回転数テーブル38としてROM33に予め入力して記憶されている。前記の最大能力ライン39の下側の運転領域は、ポンプ運転が可能な範囲であり、この範囲内でポンプ12,13を夫々運転する限り定格電流以下の運転となる。
【0017】
この給水装置1においては、給水装置1の使用条件に応じて吐出圧を予め設定し、その圧力設定値(例えば、吐出圧P3)と、圧力回転数テーブル38に基づいて、ポンプ12,13の最高回転数Nmax (例えば、N3)を求め、この最高回転数Nmax 以下の回転数でポンプ12,13を夫々運転する。
【0018】
次に、その最高回転数Nmax を設定する最高回転数設定制御について図4のフローチャートに基づいて説明する。但し、図中の符号Si(i=1,2,・・)は各ステップを示す。この制御は、給水装置1の据え付け完了時、圧力設定値を変更した時、或いは、電源投入時などに実行される。制御の開始後、RAM34の種々のワークメモリをクリアする等の必要な初期設定が実行され(S1)、次に圧力設定値Psの設定処理が実行される(S2)。この場合、操作パネル31の圧力設定スイッチとディスプレイを介して圧力設定値Psが設定されてRAM34のメモリに格納される。この圧力設定値Psは、給水装置1の設置場所や使用条件に適合するように設定される。但し、圧力設定値Psが設定済みで変更を要しない場合などは必要に応じてこのS2のステップはスキップされる。
【0019】
次に、RAM34のメモリから圧力設定値Psが読み込まれ(S3)、次にその圧力設定値Psに対応するポンプ回転数Nmを図3の圧力回転数テーブル38のデータに基づいて演算する(S4)。この場合、必要に応じて補完演算などを併用してポンプ回転数Nmを求める。次に、ポンプ最高回転数Nmax として前記の回転数Nmを設定し、そのポンプ最高回転数Nmax をRAM34のメモリに記憶する(S5)。その後この制御は終了する。例えば、圧力設定値PsがP3の場合には、ポンプ回転数N3が最高回転数Nmax として記憶保持される。
【0020】
次に、ポンプ回転数制御について図5のフローチャートに基づいて説明する。この制御は、現時点のポンプ回転数が目標ポンプ回転数になるようポンプ駆動モータ14,15を制御するものであり、ポンプの運転中は常時実行される制御である。以下は一方のポンプ12を作動させる場合を例にして説明する。尚、以下のフローチャートにおいて、目標ポンプ回転数をポンプ回転数Nとして示している。制御の開始後、最初に圧力発信器23の検出信号などの各種信号と、圧力設定値Psが読み込まれ(S10)、次に圧力発信器23の検出信号から検出圧力Pdが演算される(S11)。
【0021】
次に、Pd<Psか否か判定し(S12)、その判定がYesのときは、現時点のポンプ回転数Nが小さな増分ΔNだけ増加側へ調整され、次の目標ポンプ回転数となるポンプ回転数N(N+ΔN)が演算される(S13)。この場合、モータ駆動回路36のインバータの出力周波数を増分ΔNに対応する増分だけ増加する制御信号が作成される。
他方、S12の判定がNoのときは、現時点のポンプ回転数Nが小さな減少分ΔNだけ減少側へ調整され、次の目標ポンプ回転数となるポンプ回転数N(N−ΔN)が演算される(S14)。この場合、モータ駆動回路36のインバータの出力周波数を減少分ΔNに対応する減少分だけ減少させる制御信号が作成される。但し、Pd=Psの場合は、ポンプ回転数Nは変更しないものとする。
【0022】
次に、ポンプ回転数N≦最高回転数Nmax か否かの判定を行い(S15)、N≦Nmax である場合は、次の目標ポンプ回転数となるポンプ回転数Nを変更することなく、S17へ移行する。ポンプ回転数N≦Nmax でない場合は、ポンプ回転数Nとして記憶されている最高回転数Nmax が設定され(S16)、S17へ移行する。この場合、次の目標ポンプ回転数となるポンプ回転数Nを、増加側へ調整されたポンプ回転数Nではなく、最高回転数Nmax に制限されたインバータ出力周波数を設定する制御信号が作成される。次に、S17においては、S13、S14、S16の何れかで作成したモータ制御信号がモータ駆動回路36へ出力され、その後S10へ戻ってS10以降が繰り返し実行される。
【0023】
以上説明したように、ポンプ運転時のモータ電流値が定格電流値Icとなる複数のポンプ回転数N1,N2,・・・Nnとこれらに対応する複数の吐出圧P1,P2,・・・・の関係を表した圧力回転数特性(圧力回転数テーブル38)を制御ユニット30のROM33に予め設定して記憶させ、制御ユニット30に対して吐出圧の圧力設定値Psを設定し、この圧力設定値Psと圧力回転数特性(圧力回転数テーブル38)に基づいて、使用可能なポンプ最高回転数Nmax を決定するので、次の効果を奏する。
【0024】
給水装置1の使用条件に応じて、ポンプ12,13の能力の範囲内で、ポンプ最高回転数Nmax を高く或いは低く設定してポンプ吐出圧Pdが設定された圧力設定値Psとなるようにポンプの回転数を制御しながらポンプ12,13を運転することができる。その結果、ポンプ12,13の仕様範囲(使用許容範囲)を大幅に拡大することができるから、給水装置1の汎用性を高め、設備経済性を高め、ランニングコストの低減を図ることができる。
【0025】
尚、前記実施形態を部分的に変更して実施可能であり、例えば、圧力回転数テーブル38は、必ずしもテーブルの形で格納しておく必要はなく、マップや演算式の形で格納しておくことも可能である。また、給水装置はキャビネット型給水装置以外の給水装置でもよい。その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、種々の変更を付加した形態で実施可能である。
【0026】
【発明の効果】
請求項1の給水装置によれば、ポンプ運転時のモータ電流値が定格電流値となる複数のポンプ回転数とこれらに対応する複数の吐出圧の関係を表した圧力回転数特性を前記制御手段に予め設定して記憶させ、制御手段は、別途設定される吐出圧の圧力設定値と圧力回転数特性に基づいて使用可能なポンプ最高回転数を決定すると共に前記吐出圧検出手段により検出された吐出圧に基づきポンプ回転数を目標ポンプ回転数に調整する制御信号を作成し、前記目標ポンプ回転数が前記ポンプ最高回転数を越えたとき、目標ポンプ回転数を前記ポンプ最高回転数に制限する制御信号を作成するので、給水装置の使用条件に応じて、ポンプの能力の範囲内で、ポンプ最高回転数を高く或いは低く設定してポンプ吐出圧が設定された圧力設定値となるようにポンプを運転することができる。その結果、ポンプの仕様範囲(使用許容範囲)を大幅に拡大することができるから、給水装置の汎用性を高め、設備経済性を高め、ランニングコストの低減を図ることができる。
【0027】
請求項2の給水装置制御方法によれば、ポンプ運転時のモータ電流値が定格電流値となる複数のポンプ回転数とこれらに対応する複数の吐出圧の関係を表した圧力回転数特性を前記制御手段に予め設定して記憶させる第1工程と、制御手段に対して吐出圧の圧力設定値を設定する第2工程と、圧力設定値と圧力回転数特性に基づいて、使用可能なポンプ最高回転数を決定する第3工程と、吐出圧検出手段により検出された吐出圧に基づきポンプ回転数を目標ポンプ回転数に調整する制御信号を作成する第4工程と、目標ポンプ回転数がポンプ最高回転数を越えたとき、目標ポンプ回転数をポンプ最高回転数に制限する制御信号を作成する第5工程とを備えているため、基本的に請求項1と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る給水装置の全体構成図である。
【図2】圧力回転数特性を説明する説明図である。
【図3】圧力回転数テーブルの図表である。
【図4】最高回転数設定制御のフローチャートである。
【図5】ポンプ回転数制御のフローチャートである。
【図6】従来の給水装置のポンプ仕様範囲と最大能力ライン等の説明図である。
【符号の説明】
1 給水装置
12,13 ポンプ
14,15 ポンプ駆動モータ
23 圧力発信器
24 圧力タンク
30 制御ユニット
31 操作パネル
Claims (2)
- ポンプと、ポンプ駆動モータと、圧力タンクと、吐出圧検出手段と、ポンプ回転数が目標ポンプ回転数になるようポンプ駆動モータを制御する制御手段とを備えた給水装置において、
ポンプ運転時のモータ電流値が定格電流値となる複数のポンプ回転数とこれらに対応する複数の吐出圧の関係を表した圧力回転数特性を前記制御手段に予め設定して記憶させ、
前記制御手段は、別途設定される吐出圧の圧力設定値と前記圧力回転数特性に基づいて、使用可能なポンプ最高回転数を決定すると共に前記吐出圧検出手段により検出された吐出圧に基づきポンプ回転数を目標ポンプ回転数に調整する制御信号を作成し、
前記目標ポンプ回転数が前記ポンプ最高回転数を越えたとき、目標ポンプ回転数を前記ポンプ最高回転数に制限する制御信号を作成する
ことを特徴とする給水装置。 - ポンプと、ポンプ駆動モータと、圧力タンクと、吐出圧検出手段と、ポンプ回転数が目標ポンプ回転数になるようポンプ駆動モータを制御する制御手段とを備えた給水装置を制御する方法において、
ポンプ運転時のモータ電流値が定格電流値となる複数のポンプ回転数とこれらに対応する複数の吐出圧の関係を表した圧力回転数特性を前記制御手段に予め設定して記憶させる第1工程と、
前記制御手段に対して吐出圧の圧力設定値を設定する第2工程と、
前記圧力設定値と前記圧力回転数特性に基づいて、使用可能なポンプ最高回転数を決定する第3工程と、
前記吐出圧検出手段により検出された吐出圧に基づきポンプ回転数を目標ポンプ回転数に調整する制御信号を作成する第4工程と、
前記目標ポンプ回転数が前記ポンプ最高回転数を越えたとき、目標ポンプ回転数を前記ポンプ最高回転数に制限する制御信号を作成する第5工程と、
を備えたことを特徴とする給水装置制御方法。
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