JPH11311196A - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置

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JPH11311196A
JPH11311196A JP10118132A JP11813298A JPH11311196A JP H11311196 A JPH11311196 A JP H11311196A JP 10118132 A JP10118132 A JP 10118132A JP 11813298 A JP11813298 A JP 11813298A JP H11311196 A JPH11311196 A JP H11311196A
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JP
Japan
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temperature
motor
primary winding
variable speed
speed control
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JP10118132A
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Yukio Murai
井 幸 夫 村
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Ebara Corp
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転数が高くなる事と相関的に生じる電動機
冷却系の性能向上を配慮して、性能を向上する事が出来
るポンプ装置の提供。 【解決手段】 電動機(12)によって駆動され、可変
速制御装置(20、20A)と、電動機一次巻線温度を
検出する温度検出手段(16、16A)を備え、前記可
変速制御装置(20、20A)は、電動機一次巻線が許
容値に近い温度となった状態で運転されるように、電動
機一次巻線の許容温度或いはその近傍の数値に予め設定
された設定温度と、前記温度検出手段によって求められ
た計測値とを比較して、計測値が設定値よりも低温であ
る場合は出力周波数を上昇して、計測値が設定値よりも
高温である場合は出力周波数を低下するように構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動機で駆動されるポン
プ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、可変速制御をしない誘導電動機
によって駆動される一般的な遠心ポンプの性能曲線を示
している。誘導電動機によって駆動される遠心ポンプ
は、その運転域の全範囲に亘って概略一定の回転数で運
転され、その軸動力は一般に流量の増大に伴って増加す
る。そのため、低流量域では、誘導電動機は本来の定格
出力よりも小さい出力を行っており、遠心ポンプは定格
運転時に比較して小さな負荷で運転されている。
【0003】図9は、可変速制御装置及び電動機を有す
るポンプ装置の性能曲線を示している。ここで、可変速
制御装置を有するポンプ装置は、どの流量域において
も、電動機へ供給される電流が電動機定格電流に略等し
い一定値になるように制御されている。
【0004】図9で示す(可変速制御装置を有する)ポ
ンプ装置の場合、電動機へ供給される電流が一定値(定
格電流に略等しい数値)になるように制御されている結
果、図8で示す(可変速制御をしない誘導電動機によっ
て駆動される一般的な遠心ポンプ)の場合に比較して、
低流量域では、運転電流(図9の「運転電流2」)が増
加しており、回転数(図9の「回転数2」)が高くなっ
ていると共に、高い揚程(図9の「揚程2」)を実現し
ている。一般的な遠心ポンプの場合(図8の場合)の運
転電流、回転数、揚程は、図8及び図9ではそれぞれ
「運転電流1」、「回転数1」、「揚程1」で示されて
いる。そして、図9から明らかなように、少なくとも低
流量域(図9において左側の領域)においては、「運転
電流2」、「回転数2」、「揚程2」は、それぞれ、
「運転電流1」、「回転数1」、「揚程1」よりも高い
数値となっている。このように、可変速制御装置及び電
動機を有するポンプ装置は、特に低流量域におけるポン
プ装置の各種性能を向上するのに非常に有効である。
【0005】ここで、定格電流値は、一義的に許容電流
を意味するものではない。電動機に流すことができる電
流は、巻線温度によって決まる絶縁寿命を基本に、その
上限値が決定されるべきである。特に可変速制御を行な
う場合には、運転速度を高くして回転数を増加させる
と、電動機に装備された冷却系(回転子フィンや外部フ
ァン)の冷却風量も増加し、電動機に供給される電流値
が同一であっても巻線温度を低下させる事が出来る。す
なわち、原動機の許容電流の数値を回転数と相関的に増
加させることが可能である。図9で示したような性能曲
線を有する定電流制御の場合、すなわち可変速制御装置
及び電動機を有するポンプ装置における定電流制御の場
合においては、可変速制御に伴って許容電流値が増加す
るという上述の事項は考慮されていない。したがって、
この点(可変速制御に伴って許容電流値が増加する旨)
を加味すれば、ポンプの性能をさらに向上させることが
出来る。
【0006】しかし、従来、その様な事項を考慮したポ
ンプ装置は全く提案されていなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術で
は全く考慮されていなかった事項、すなわち、回転数が
高くなる事と相関的に生じる電動機冷却系の性能向上を
配慮して、性能を向上する事が出来るポンプ装置の提供
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のポンプ装置は、
電動機によって駆動され、可変速制御装置と、電動機一
次巻線温度を検出する温度検出手段を備え、前記可変速
制御装置は、電動機一次巻線が許容値に近い温度となっ
た状態で運転されるように、電動機一次巻線の許容温度
或いはその近傍の数値に予め設定された設定温度と、前
記温度検出手段によって求められた計測値とを比較し
て、計測値が設定値よりも低温である場合は出力周波数
を上昇して、計測値が設定値よりも高温である場合は出
力周波数を低下するように構成されている。
【0009】本発明のポンプ装置の実施に際して、前記
温度検出手段は、電動機の一次巻線に直接取り付けられ
た温度センサであるのが好ましい。或いは、前記温度検
出手段は、電動機設置個所の雰囲気温度を検出する温度
センサと、電動機へ供給される電流の電流を計測する計
測手段と、該計測手段により計測されたパラメータと電
動機一次巻線温度との相関特性を記憶する記憶手段と、
温度センサ及び計測手段による計測結果と記憶手段に記
憶されている相関特性とを用いて電動機一次巻線温度を
決定する決定手段、とを備えているのが好ましい。
【0010】かかる構成を具備する本発明の可変速制御
ポンプによれば、温度検出手段によって検出された電動
機の一次巻線温度が、常に信号として可変速制御装置に
フィードバックされており、該巻線の絶縁寿命を決定す
る設定温度(電動機一次巻線の許容温度或いはその近傍
の数値)を目標値として、電動機を制御している。その
ため電動機は、要求されている寿命に対応する物理量で
ある電動機の一次巻線温度に対応して、その能力をフル
に発揮することができる。換言すれば、可変速制御に伴
って許容電流値が増加したならば、その増加した許容電
流値に相当する分だけ、電動機の負荷を増加することが
出来るのである。すなわち、本発明のポンプ装置で用い
られている可変速制御によれば、配管抵抗が大きくポン
プの運転点が低流量域に有る場合には、定電流制御を行
なった場合よりも更に回転数を高めて運転することがで
きる。従って、従来の単純な定電流制御で運転されるポ
ンプに比較して、より高い吐出圧力を得ることができる
のである。
【0011】そして本発明によれば、遠心ポンプの性
能、特に汎用ポンプの低流量域での性能を著しく向上す
ることができる。従って、従来のポンプに比較して、よ
り小形のポンプで同様の性能を発揮することが出来るの
で、ポンプ設備の小形化に大いに寄与することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明に基づくポンプ装置
の第1実施形態を示している。図1において、全体を符
号10で示すポンプ装置は、電動機12とポンプ14が
一体に構成されており、電動機12の一次巻線(電動機
一次巻線:図1では図示せず)には温度検出手段16が
組み込まれている。なお図1の実施形態では、温度検出
手段16は、電動機12の一次巻線に直接取り付けられ
た温度センサであり、例えばサーミスタや熱電対等で構
成されている。
【0013】温度検出装置16は、信号ケーブル18及
び電動機12のターミナルボックス19を経由して、例
えばインバータで構成された可変速制御装置20に接続
されている。ここで可変速制御装置20には電源ケーブ
ル22及び電動機ケーブル24が接続されている。そし
て、電源ケーブル22は商用電源26に接続されてお
り、電動機ケーブル24は電動機12に接続されてい
る。換言すれば、定電圧、定周波数の商用電源26が電
源ケーブル24を介して可変速制御装置20に接続され
ており、可変速制御装置20によって周波数が調整され
た状態で、電動機12に電流が供給される。一方、温度
検出手段16で検出された電動機12の一次巻線の温度
は、温度検出手段16の検出信号或いは出力信号とし
て、信号ケーブル18を介して可変速制御装置20へフ
ィードバックされるのである。
【0014】可変速制御装置20について、図2を参照
して詳細に説明する。可変速制御装置20は、商用電流
の周波数を所定の数値に調整するための調整手段30
と、電動機一次巻線の許容温度或いはその近傍の数値に
予め設定された設定温度を記憶する設定温度記憶手段3
2と、温度検出手段16の検出された電動機一次巻線温
度と記憶手段32に記憶されている前記設定温度とを比
較する比較手段34と、前記各手段間で信号を伝達する
ための信号伝達ラインB1、B2、とを有している。そ
して後述するように、検出された電動機一次巻線温度
と、予め設定された前記設定温度とが比較され、その比
較結果に基づき、前記設定温度を目標値として、電動機
ケーブル24を介して電動機12へ供給される電流の周
波数が決定される。
【0015】ここで前記設定温度は、例えば一次巻線を
含む電気材料の寿命が40,000hとなるように、巻
線、ワニス及び絶縁物の種類に応じて設定される。ここ
で使用条件に応じては、例えば20,000hの寿命し
か要求されないのであれば、40,000hの寿命とな
るように設定された設定温度に対して、例えば更に10
℃高くして、ポンプの性能のさらなる向上を図る事も可
能である。
【0016】次に図3のフローチャートをも参照して、
図1、図2の実施形態の作用を説明する。先ず、温度検
出手段16により電動機一次巻線温度を検出し、信号ケ
ーブル18を介して可変速制御装置20に計測値(電動
機一次巻線温度)を読み込ませる(ステップS1:図
3)。次に、設定温度記憶手段32(図2)に記憶させ
た設定温度を読み込み(ステップS2)、前記計測値
(電動機一次巻線温度)と設定温度とを、可変速制御装
置20内の比較手段34(図2)で比較する(ステップ
S3)。
【0017】電動機一次巻線温度が設定温度に等しい場
合、すなわちステップS3において「電動機一次巻線温
度=設定温度」の場合は、電動機ケーブル24(図1)
を介して電動機12へ供給されている駆動電流の周波数
(換言すれば、可変速制御装置20の出力周波数)を、
そのまま維持する(ステップS4)。そしてステップS
1の前段階にリターンする。ここで、「電動機一次巻線
温度が設定温度に等しい」なる文言は、電動機一次巻線
温度と設定温度とが完全に一致している場合を意味する
のではなく、両者が概略等しい場合を包含するものであ
る。
【0018】ステップS3において、検出手段16の計
測結果である電動機一次巻線温度が設定温度よりも低い
場合(「電動機一次巻線温度<設定温度」の場合)は、
電動機ケーブル24を介して電動機12へ供給されてい
る駆動電流の周波数(出力周波数)を上昇して、電動機
12の一次巻線温度を昇温せしめる(ステップS5)。
そして、ステップS1以前の段階へリターンする。
【0019】検出手段16の計測結果である電動機一次
巻線温度が設定温度よりも高温である場合(「電動機一
次巻線温度>設定温度」の場合)は、電動機ケーブル2
4を介して電動機12へ供給されている駆動電流の周波
数(出力周波数)を低下して、電動機12の一次巻線温
度を降温せしめる(ステップS6)。そして、ステップ
S1以前の段階へリターンする。
【0020】図4は、上述した実施形態の効果を性能曲
線により示している。図4において、「運転電流2」、
「回転数2」、「揚程2」と表示されている特性は、上
述した通り、図9で示す(可変速制御装置を有する)ポ
ンプ装置の場合の運転電流、回転数、揚程をそれぞれ示
している。一方、図4において「運転電流3」、「回転
数3」、「揚程3」で示されているのは、図1−3の実
施形態における運転電流、回転数、揚程である。図4か
ら明らかなように、特に低流量域(図4において左側の
領域)においては、「運転電流3」、「回転数3」、
「揚程3」は、それぞれ、「運転電流2」、「回転数
2」、「揚程2」よりも高い数値となっている。すなわ
ち、図1−3の実施形態によれば、可変速制御装置を有
する従来技術に比較して、高性能を達成する事が出来
る。
【0021】図1−4の実施形態では、電動機一次巻線
(図示せず)に温度検出手段16を直接取付けて、電動
機一次巻線の実温度を検出し、可変速制御装置20から
電動機12へ供給(或いは出力)される駆動電流の周波
数を制御している。これに対して、電動機一次巻線の温
度上昇特性が予め分かっており、可変速制御装置の出力
周波数に応じた電動機一次巻線温度の推定ができる場合
は、電動機一次巻線の温度を直接検出する手段(図1の
温度検出手段16)を省略し、その代わりに、電動機1
2が設置される環境の雰囲気温度を可変速制御装置に取
り込んで、一次巻線の温度上昇推定値と雰囲気温度の和
を演算し、その値を設定温度の数値に等しくする制御が
可能である。図5−図7で示す本発明の第2実施形態
は、その様な発想のもとに提案されたものである。
【0022】図5は、第2実施形態にかかるポンプ装置
の全体構成を示しており、図1と概略同様である。但
し、図1或いは第1実施形態においては、電動機12の
一次巻線(図示せず)に直接取り付けられた温度検出手
段16を有しているのに対して、図5の第2実施形態で
は、電動機12が設置される環境の雰囲気温度、すなわ
ち電動機12設置個所の気温(電動機12が水中モータ
である場合は水温)を計測する温度検出手段16A(温
度センサ)が設けられている。そして、この温度検出手
段16Aの出力信号は、信号ケーブル18Aを介して、
可変速制御装置20Aに伝達される。
【0023】図6を参照して、第2実施形態における可
変速制御装置20Aについて説明する。可変速制御装置
20Aは、第1実施形態における可変速制御装置20と
同様に、商用電源26からの商用電流の周波数を所定の
数値に調整するための調整手段30と、電動機一次巻線
の許容温度或いはその近傍の数値に予め設定された設定
温度を記憶する設定温度記憶手段32、とを有してい
る。それと共に可変速制御装置20Aは、電動機ケーブ
ル24を介して電動機12へ供給される電動機駆動用電
流の周波数(出力周波数)を計測する駆動電流用の計測
手段42と、電動機12へ供給される駆動用電流の周波
数と電動機一次巻線温度との相関特性を記憶する特性記
憶手段44と、温度検出手段16Aで計測した電動機1
2設置個所の雰囲気温度と計測手段42の計測データと
特性記憶手段44で記憶している特性とから電動機一次
巻線温度を決定する電動機一次巻線温度決定手段46
と、該決定手段46で求められた電動機一次巻線温度と
設定温度記録手段32に記録されている設定温度とを比
較する比較手段34A、とを備えている。
【0024】ここで、電動機一次巻線温度決定手段46
は、計測手段42で計測された出力周波数のデータと、
特性記憶手段44に予め記憶されていた上述の相関特性
(出力周波数と電動機一次巻線温度との相関特性)とを
用いて、電動機一次巻線温度と電動機12の設置個所に
おける雰囲気温度との温度差Δtを求める。そして、温
度検出手段16Aで計測された雰囲気温度をTm、電動
機一次巻線温度をTcとすれば、電動機一次巻線温度T
cは、次式で求められる。 Tc=Tm+Δt ・・・ 式1 なお、上述された通り、電動機一次巻線温度決定手段4
6で求められた電動機一次巻線温度は、比較手段34A
において、設定温度記録手段32に記録されている設定
温度と比較される。
【0025】次に、図7のフローチャートを参照して、
図4−図7の第2実施形態の作用を説明する。先ず、温
度検出手段16Aで計測された雰囲気温度Tmを読み込
むと共に、計測手段42で計測されたデータ、すなわち
電動機ケーブル24を介して電動機12へ供給される電
動機駆動用電流の周波数(出力周波数)の計測データ
を、データ送信用ラインB11を介して読み込む(図7
のステップS11)。
【0026】次に、送信ラインB12を介して、特性記
憶手段44で記憶されている相関特性、すなわち、電動
機12へ供給される駆動用電流の周波数と電動機一次巻
線温度との相関特性を読み込む(ステップS12)。
【0027】次にステップS13で、計測手段42で読
み込まれたデータとステップS12で読み込まれた相関
特性から、電動機一次巻線温度と電動機12の設置個所
における雰囲気温度との温度差Δtを求める。そして、
ステップS11で読み込まれた電動機12設置個所の雰
囲気温をTmと、前記温度差Δtとから、前記式(1)
に基いて、その状況における電動機一次巻線温度Tcが
求まる。
【0028】ステップS14では、設定温度記憶手段3
2で記憶されている設定温度が読み込まれ、ステップS
15において、設定温度とステップS13で求められた
電動機一次巻線温度Tcとが、比較手段34Aにおいて
比較される。
【0029】ステップS13で求められた電動機一次巻
線温度が設定温度に等しい場合、すなわちステップS1
5において「電動機一次巻線温度=設定温度」の場合
は、駆動電流の周波数(出力周波数)は、そのまま維持
される(ステップS16)。
【0030】電動機一次巻線温度が設定温度よりも低い
場合(ステップS15で「電動機一次巻線温度<設定温
度」の場合)は、出力周波数を上昇して、電動機12の
一次巻線温度を昇温せしめる(ステップS17)。そし
て、ステップS11以前の段階へリターンする。
【0031】ステップS13で求められた電動機一次巻
線温度が設定温度よりも高温である場合(ステップS1
5で「電動機一次巻線温度>設定温度」の場合)は、出
力周波数を低下して、電動機12の一次巻線温度を降温
せしめる(ステップS18)。そして、ステップS11
以前の段階へリターンする。
【0032】図示の実施形態はあくまでも例示であり、
本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記載ではない旨を
付記する。
【0033】
【発明の効果】本発明の作用効果を以下に列挙する。 (1) 電動機或いはポンプ装置の能力をフルに発揮し
て、特に定流量域の性能を向上する事が出来る。 (2) 高い圧力(吐出圧)を発生することができる。 (3) ポンプ装置の小形化を実現することができる。 (4) 電動機は設定温度以上では使用されないので、
電動機に温度保護装置を設けたのと同じ効果があり、電
動機の信頼性向上にも効果がある。 (5) 電動機の寿命を短縮する恐れが無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかるポンプ装置の全
体構成を示すブロック図。
【図2】図1の実施形態にかかる制御機構のブロック
図。
【図3】図1、図2の実施形態にかかるポンプ装置の制
御フローチャートを示す図。
【図4】図1−図3の実施形態の作用効果をポンプ性能
で示す特性図。
【図5】本発明の第2実施形態にかかるポンプ装置の全
体構成を示すブロック図。
【図6】図5の実施形態にかかる制御機構のブロック
図。
【図7】図5、図6の実施形態にかかるポンプ装置の制
御フローチャートを示す図。
【図8】一般的なポンプ装置の性能曲線を示す特性図。
【図9】可変速制御装置を用いた従来のポンプ装置の性
能曲線を示す特性図。
【符号の説明】
10、10A・・・ポンプ装置 12・・・電動機 14・・・ポンプ 16、16A・・・温度検出手段 18・・・信号ケーブル 19・・・ターミナルボックス 20、20A・・・可変速制御装置 22・・・電源ケーブル 24・・・電動機ケーブル 26・・・商用電源 30・・・調整手段 32・・・設定温度記憶手段 34、34A・・・比較手段 42・・・駆動電流用の計測手段 44・・・特性記憶手段 46・・・電動機一次巻線温度決定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02P 7/00 H02P 7/00 R 7/63 302D 7/63 302 H02K 11/00 E

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機によって駆動され、可変速制御装
    置と、電動機一次巻線温度を検出する温度検出手段を備
    え、前記可変速制御装置は、電動機一次巻線が許容値に
    近い温度となった状態で運転されるように、電動機一次
    巻線の許容温度或いはその近傍の数値に予め設定された
    設定温度と、前記温度検出手段によって求められた計測
    値とを比較して、計測値が設定値よりも低温である場合
    は出力周波数を上昇して、計測値が設定値よりも高温で
    ある場合は出力周波数を低下するように構成されている
    ことを特徴とするポンプ装置。
  2. 【請求項2】 前記温度検出手段は、電動機の一次巻線
    に直接取り付けられた温度センサである請求項1のポン
    プ装置。
  3. 【請求項3】 前記温度検出手段は、電動機設置個所の
    雰囲気温度を検出する温度センサと、電動機へ供給され
    る電流を計測する計測手段と、該計測手段により計測さ
    れたパラメータと電動機一次巻線温度との相関特性を記
    憶する記憶手段と、温度センサ及び計測手段による計測
    結果と記憶手段に記憶されている相関特性とを用いて電
    動機一次巻線温度を決定する決定手段、とを備えている
    請求項1のポンプ装置。
JP10118132A 1998-04-28 1998-04-28 ポンプ装置 Pending JPH11311196A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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