JPH08223989A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

空気調和機の制御装置

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JPH08223989A
JPH08223989A JP7023872A JP2387295A JPH08223989A JP H08223989 A JPH08223989 A JP H08223989A JP 7023872 A JP7023872 A JP 7023872A JP 2387295 A JP2387295 A JP 2387295A JP H08223989 A JPH08223989 A JP H08223989A
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JP
Japan
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output frequency
value
compressor
output
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Application number
JP7023872A
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English (en)
Inventor
Shigeo Takada
茂生 高田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/02Compressor control
    • F25B2600/021Inverters therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インバータ駆動の圧縮機を有する空気調和機
の制御装置において、圧縮機運転の安定化を図ることの
できる制御装置を提供する。 【構成】 出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値
を決定するための通常V/Fを記憶する通常V/F記憶
手段12と、通常V/Fより値の大きい起動V/Fを記
憶する起動V/F記憶手段13と、圧縮機1の起動から
の運転時間に基づいて起動時と通常運転時とを判定する
起動判定手段11と、起動判定手段11が起動時を判定
したときは起動V/F記憶手段13の記憶値を選択し通
常運転時を判定したときは通常V/F記憶手段12の記
憶値を選択するV/F選択手段14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ駆動の圧縮
機を備えた空気調和機の制御装置に係り、特に圧縮機の
安定運転を図ることのできる制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】インバータ駆動の圧縮機を備えた空気調
和機の制御装置には、従来、例えば特開平5−2617
2号公報に開示されたものがある。この制御装置の全体
構成は図25のようなものであって、図中符号1は圧縮
機、6はインバータ、61は起動制御手段、62は過電
流検出手段、63は運転停止手段、64は増速スピード
変更手段、65は再起動制御手段を、それぞれ示す。
【0003】以上のように構成された従来の制御装置で
は、冷媒寝込み等により圧縮機1の起動時の負荷が大き
く、過電流検出手段62が過電流を検出した場合には、
運転停止手段63により圧縮機1を一旦停止させ、増速
スピード変更手段64により圧縮機1の増速スピードを
より遅く変更するとともに、再起動制御手段65により
停止状態を所定時間保持したのち、圧縮機1を再起動さ
せていた。
【0004】したがって、再起動後の圧縮機1は、停止
させられる前よりも緩やかに増速することになり、この
ような停止(過電流遮断)→増速スピード変更→再起動
という制御を繰り返すことにより、最終的には圧縮機1
の増速スピードが過電流遮断に至らないスピードまで低
下させられることになっていた。
【0005】しかしながら、このような制御装置は、過
電流遮断に至らない増速スピードとなるまでに圧縮機1
の停止と再起動とを繰り返すために、圧縮機1のモータ
やインバータ6にストレスを与えてその寿命を短くした
り、正常に起動するまでに時間がかかったりするという
問題を有していた。
【0006】また、従来の空気調和機の制御装置には、
インバータの直流母線電圧に応じてインバータへの出力
電圧指令値を補正する出力電圧補正手段と、PWM信号
にスイッチング素子ON禁止期間を設定して直流母線相
互の短絡を防止する上下短絡防止手段とを備えたものが
あったが、このような制御装置では、圧縮機の低速運転
中に直流母線電圧が上昇した場合、出力電圧補正手段と
上下短絡防止手段とが共にPWM信号のパルス幅を細く
するように働くので、結果としてPWM信号のパルス幅
が消滅してしまい、インバータからの出力電圧がなくな
って圧縮機の運転が不安定になることがあった。
【0007】また、従来の空気調和機の制御装置では、
圧縮機の高速運転中に直流母線電圧が低下した場合、イ
ンバータからの出力電圧が確保できなくなり、電流値が
増大して、圧縮機の運転効率が低下したり過電流遮断に
至ったりして、圧縮機の運転が不安定になることがあっ
た。
【0008】さらに、特に前記した上下短絡防止手段を
備えたものでは、この上下短絡防止手段がPWM信号の
パルス幅を細くすることが原因となって、圧縮機の運転
状態が不安定になる場合が多かったが、従来の空気調和
機の制御装置では、このような不安定状態が速やかに解
消されなかったので、直流母線電流(およびインバータ
からの出力電流)の脈動に伴い圧縮機からの振動・騒音
が激しくなったり、過電流遮断に至ったりするという問
題もあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
問題を解消するためになされたものであって、起動時、
低速運転中の直流母線電圧上昇時、および高速運転中の
直流母線電圧低下時等、種々の運転条件において、圧縮
機運転の安定化を図ることのできる空気調和機の制御装
置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、圧縮機、凝縮器、絞り装置、及び蒸発器
を冷媒配管により接続してなる冷媒回路を備えた空気調
和機の、圧縮機をインバータを用いて可変速に駆動制御
する制御装置において、空気調和機の運転状態に基づい
てインバータへの出力周波数指令値を決定する出力周波
数決定手段と、出力周波数指令値に対応する出力電圧指
令値を決定するための通常V/Fを記憶する通常V/F
記憶手段と、出力周波数指令値に対応する出力電圧指令
値を決定するための通常V/Fより値の大きい起動V/
Fを記憶する起動V/F記憶手段と、圧縮機の起動から
の運転時間に基づいて圧縮機の起動時と通常運転時とを
判定する起動判定手段と、起動判定手段が起動時を判定
したときは起動V/F記憶手段の記憶値を選択し通常運
転時を判定したときは通常V/F記憶手段の記憶値を選
択するV/F選択手段と、出力周波数指令値とV/F選
択手段の選択値とに基づいてPWM信号を演算する第1
のPWM演算手段とを備えたものである。
【0011】また、空気調和機の運転状態に基づいてイ
ンバータへの出力周波数指令値を決定する出力周波数決
定手段と、出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値
を決定するためのV/Fを記憶するV/F記憶手段と、
圧縮機の起動からの運転時間に基づいて圧縮機の起動時
と通常運転時とを判定する起動判定手段と、PWM信号
の演算方式として起動判定手段が起動時を判定したとき
は出力周波数の正弦波にその3倍の周波数の正弦波を重
畳してなる波形とキャリア波の三角波形とを比較する3
次重畳方式を設定し起動判定手段が通常運転時を判定し
たときは出力周波数の正弦波にその3の倍数の周波数の
正弦波を重畳することにより出力周波数の正弦波の位相
が60〜120゜および240〜300゜の区間をキャ
リア波のピーク値に一致させてなる波形とキャリア波の
三角波形とを比較する2アーム方式を設定するPWM演
算方式設定手段と、出力周波数指令値とV/F記憶手段
の記憶値とに基づいてPWM演算方式設定手段で設定さ
れた演算方式によりPWM信号を演算する第2のPWM
演算手段とを備えたものである。
【0012】また、空気調和機の運転状態に基づいてイ
ンバータへの出力周波数指令値を決定する出力周波数決
定手段と、出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値
を決定するためのV/Fを記憶するV/F記憶手段と、
PWM信号の通常キャリア周波数を記憶する通常キャリ
ア周波数記憶手段と、PWM信号の通常キャリア周波数
より周波数の高い起動キャリア周波数を記憶する起動キ
ャリア周波数記憶手段と、圧縮機の起動からの運転時間
に基づいて圧縮機の起動時と通常運転時とを判定する起
動判定手段と、起動判定手段が起動時を判定したときは
起動キャリア周波数記憶手段の記憶値を選択し通常運転
時を判定したときは通常キャリア周波数記憶手段の記憶
値を選択するキャリア周波数選択手段と、出力周波数指
令値とV/F記憶手段の記憶値とキャリア周波数設定手
段の選択値とに基づいてPWM信号を演算する第3のP
WM演算手段とを備えたものである。
【0013】また、空気調和機の運転状態に基づいてイ
ンバータへの出力周波数指令値を決定する出力周波数決
定手段と、出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値
を決定するためのV/Fを記憶するV/F記憶手段と、
出力周波数指令値の通常増加速度を記憶する通常周波数
増加速度記憶手段と、出力周波数指令値の通常増加速度
より遅い起動増加速度を記憶する起動周波数増加速度記
憶手段と、圧縮機の起動からの運転時間に基づいて圧縮
機の起動時と通常運転時とを判定する起動判定手段と、
起動判定手段が起動時を判定したときは起動周波数増加
速度記憶手段の記憶値を選択し通常運転時を判定したと
きは通常周波数増加速度記憶手段の記憶値を選択する周
波数増加速度記憶手段と、出力周波数指令値とV/F選
択手段の記憶値と周波数増加速度選択手段の選択値とに
基づいてPWM信号を演算する第4のPWM演算手段と
を備えたものである。
【0014】また、空気調和機の運転状態に基づいてイ
ンバータへの出力周波数指令値を決定する出力周波数決
定手段と、出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値
を決定するためのV/Fを記憶するV/F記憶手段と、
インバータの直流母線電圧を検出する母線電圧検出手段
と、出力周波数指令値が所定値以下でありかつ母線電圧
検出手段の検出値が所定値より高いとき出力周波数指令
値とV/F記憶手段の記憶値とから決定される出力電圧
指令値を上昇させる第1の出力電圧上昇手段と、出力電
圧指令値を母線電圧検出手段の検出値に応じて補正する
出力電圧補正手段と、出力周波数指令値と第1の出力電
圧上昇手段および出力電圧補正手段を経た出力電圧指令
値とに基づいてPWM信号を演算する第5のPWM演算
手段と、第5のPWM演算手段により演算されたPWM
信号にスイッチング素子ON禁止期間を設定してインバ
ータの直流母線相互の短絡を防止する上下短絡防止手段
とを備えたものである。
【0015】また、空気調和機の運転状態に基づいてイ
ンバータへの出力周波数指令値を決定する出力周波数決
定手段と、出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値
を決定するためのV/Fを記憶するV/F記憶手段と、
PWM信号のキャリア周波数を記憶するキャリア周波数
記憶手段と、インバータの直流母線電圧を検出する母線
電圧検出手段と、出力周波数指令値が所定値以下であり
かつ母線電圧検出手段の検出値が所定値より高いときキ
ャリア周波数記憶手段から読み出されるキャリア周波数
を下降させる第1のキャリア周波数下降手段と、出力周
波数指令値とV/F記憶手段の記憶値とから決定される
出力電圧指令値を母線電圧検出手段の検出値に応じて補
正する出力電圧補正手段と、出力周波数指令値と出力電
圧補正手段を経た出力電圧指令値と第1のキャリア周波
数下降手段を経たキャリア周波数とに基づいてPWM信
号を演算する第6のPWM演算手段と、第6のPWM演
算手段により演算されたPWM信号にスイッチング素子
ON禁止期間を設定してインバータの直流母線相互の短
絡を防止する上下短絡防止手段とを備えたものである。
【0016】また、空気調和機の運転状態に基づいてイ
ンバータへの出力周波数指令値を決定する出力周波数決
定手段と、出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値
を決定するためのV/Fを記憶するV/F記憶手段と、
出力周波数指令値の下限値を記憶する出力周波数下限値
記憶手段と、インバータの直流母線電圧を検出する母線
電圧検出手段と、母線電圧検出手段の検出値が所定値よ
り高いとき出力周波数下限値記憶手段から読み出される
下限値を上昇させる出力周波数下限値上昇手段と、出力
周波数決定手段が決定した出力周波数指令値が出力周波
数下限値上昇手段を経た下限値より低いとき出力周波数
指令値を下限値に置き換える第1の出力周波数置換手段
と、第1の出力周波数置換手段を経た出力周波数指令値
とV/F記憶手段の記憶値とから決定される出力電圧指
令値を母線電圧検出手段の検出値に応じて補正する出力
電圧補正手段と、第1の出力周波数置換手段を経た出力
周波数指令値と出力電圧補正手段を経た出力電圧指令値
とに基づいてPWM信号を演算する第7のPWM演算手
段と、第7のPWM演算手段により演算されたPWM信
号にスイッチング素子ON禁止期間を設定してインバー
タの直流母線相互の短絡を防止する上下短絡防止手段と
を備えたものである。
【0017】また、空気調和機の運転状態に基づいてイ
ンバータへの出力周波数指令値を決定する出力周波数決
定手段と、出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値
を決定するためのV/Fを記憶するV/F記憶手段と、
出力周波数指令値の上限値を記憶する出力周波数上限値
記憶手段と、インバータの直流母線電圧を検出する母線
電圧検出手段と、母線電圧検出手段の検出値が所定値よ
り低いとき出力周波数上限値記憶手段から読み出される
上限値を下降させる出力周波数上限値下降手段と、出力
周波数決定手段が決定した出力周波数指令値が出力周波
数上限値下降手段を経た上限値より高いとき出力周波数
指令値を上限値に置き換える第2の出力周波数置換手段
と、第2の出力周波数置換手段を経た出力周波数指令値
とV/F記憶手段の記憶値とに基づいてPWM信号を演
算する第8のPWM演算手段とを備えたものである。
【0018】また、空気調和機の運転状態に基づいてイ
ンバータへの出力周波数指令値を決定する出力周波数決
定手段と、出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値
を決定するためのV/Fを記憶するV/F記憶手段と、
インバータの直流母線電圧を検出する母線電圧検出手段
と、出力周波数指令値が所定値以上でありかつ母線電圧
検出手段の検出値が所定値より低いとき出力周波数指令
値とV/F記憶手段の記憶値とから決定される出力電圧
指令値を上昇させる第2の出力電圧上昇手段と、出力周
波数指令値と第2の出力電圧上昇手段を経た出力電圧指
令値とに基づいてPWM信号を演算する第9のPWM演
算手段とを備えたものである。
【0019】また、空気調和機の運転状態に基づいてイ
ンバータへの出力周波数指令値を決定する出力周波数決
定手段と、出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値
を決定するためのV/Fを記憶するV/F記憶手段と、
インバータの直流母線より下流側における電流を検出す
る電流検出手段と、電流検出手段の検出値に所定幅以上
の変動があるか否かを判定する変動判定手段と、変動判
定手段が変動を判定したとき出力周波数指令値とV/F
記憶手段の記憶値とから決定される出力電圧指令値を上
昇させる第3の出力電圧上昇手段と、出力周波数指令値
と第3の出力電圧上昇手段を経た出力電圧指令値とに基
づいてPWM信号を演算する第10のPWM演算手段と
を備えたものである。
【0020】また、空気調和機の運転状態に基づいてイ
ンバータへの出力周波数指令値を決定する出力周波数決
定手段と、出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値
を決定するためのV/Fを記憶するV/F記憶手段と、
PWM信号のキャリア周波数を記憶するキャリア周波数
記憶手段と、インバータの直流母線より下流側における
電流を検出する電流検出手段と、電流検出手段の検出値
に所定幅以上の変動があるか否かを判定する変動判定手
段と、変動判定手段が変動を判定したときキャリア周波
数記憶手段から読み出されるキャリア周波数を下降させ
る第2のキャリア周波数下降手段と、出力周波数指令値
とV/F記憶手段の記憶値と第2のキャリア周波数下降
手段を経たキャリア周波数とに基づいてPWM信号を演
算する第11のPWM演算手段と、第11のPWM演算
手段により演算されたPWM信号にスイッチング素子O
N禁止期間を設定してインバータの直流母線相互の短絡
を防止する上下短絡防止手段とを備えたものである。
【0021】
【作用】以上のように構成された空気調和機の制御装置
によれば、圧縮機の起動時には通常運転時より値の大き
い起動V/Fを用いてPWM信号が演算されるので、出
力電圧指令値が高められ、インバータからの出力電圧が
高くなって、圧縮機の発生トルクが増加させられる。
【0022】また、圧縮機の起動時には3次重畳方式に
よりPWM信号が演算されるので、キャリア周波数を相
対的に高めたのと同じ結果となって、起動電流のピーク
値が低く抑えられる。
【0023】また、圧縮機の起動時には通常運転時より
周波数の高い起動キャリア周波数を用いてPWM信号が
演算されるので、起動電流のピーク値が低く抑えられ
る。
【0024】また、圧縮機の起動時には出力周波数指令
値の増加速度として通常増加速度より遅い起動増加速度
を用いてPWM信号が演算され、圧縮機の増速スピード
が通常運転時よりも緩やかになるので、起動時の所要ト
ルクが低く抑えられる。
【0025】また、圧縮機の低速運転中に直流母線電圧
が上昇した場合には、第1の出力電圧上昇手段により出
力電圧指令値が上昇させられるので、PWM信号のパル
ス幅が広くなる。
【0026】また、圧縮機の低速運転中に直流母線電圧
が上昇した場合には、第1のキャリア周波数下降手段に
よりキャリア周波数が下降させられ、この下降させられ
たキャリア周波数を用いてPWM信号が演算されるの
で、スイッチングの回数が低減されてスイッチング素子
ON禁止期間の設定回数も低減されるとともに、PWM
信号のパルス幅が広くなる。
【0027】また、圧縮機の低速運転中に直流母線電圧
が上昇した場合には、出力周波数下限値上昇手段により
出力周波数指令値の下限値が上昇させられるので、PW
M信号のパルス幅が消滅するほどの低周波数域での運転
が回避される。
【0028】また、圧縮機の高速運転中に直流母線電圧
が低下した場合には、出力周波数上限値下降手段により
出力周波数指令値の上限値が下降させられるので、イン
バータからの出力電圧が出力電圧指令値まで上昇しなく
なるほどの高周波数域での運転が回避される。
【0029】また、圧縮機の高速運転中に直流母線電圧
が低下した場合には、第2の出力電圧上昇手段により出
力電圧指令値が通常時よりも上昇させられるので、イン
バータからの出力電圧は、出力電圧指令値まで達しない
にしても、できるだけ高められることになる。
【0030】また、圧縮機運転中の運転状態が不安定に
なり直流母線電流またはインバータ出力電流の変動が大
きくなった場合には、第3の出力電圧上昇手段により出
力電圧指令値が通常時よりも上昇させられるので、イン
バータからの出力電圧が高められ、圧縮機の発生トルク
が大きくなる。
【0031】また、圧縮機運転中に運転状態が不安定に
なり直流母線電流またはインバータ出力電流の変動が大
きくなった場合には、第2のキャリア周波数下降手段に
よりキャリア周波数が下降させられ、この下降させられ
たキャリア周波数を用いてPWM信号が演算されるの
で、スイッチングの回数が低減されてスイッチング素子
ON禁止期間の設定回数も低減されるとともに、PWM
信号のパルス幅が広くなる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0033】実施例1.図1は、実施例1に係る空気調
和機の制御装置の制御ブロック図であり、同図におい
て、符号1は圧縮機、2は凝縮器、3は絞り装置、4は
蒸発器、5は冷媒配管、6は圧縮機1に電力を供給する
インバータ、7はインバータ6を用いて圧縮機1を可変
速に駆動制御する制御装置、8はリモコンを、それぞれ
示す。
【0034】また、符号9はリモコン8からの運転・停
止指令信号等に基づいて圧縮機1の運転・停止を決定す
る運転停止決定手段、10は空気調和機の運転状態に基
づいてインバータ6への出力周波数指令値を決定する出
力周波数決定手段、11は圧縮機1の起動からの運転時
間に基づいて圧縮機1の起動時と通常運転時とを判定す
る起動判定手段、12は出力周波数指令値に対応する出
力電圧指令値を決定するための通常V/Fを記憶する通
常V/F記憶手段、13は通常V/Fより値の大きい起
動V/Fを記憶する起動V/F記憶手段、14は起動判
定手段11の判定結果に基づいて通常V/F記憶手段1
2または起動V/F記憶手段13の何れかの記憶値を選
択するV/F選択手段、15はPWM信号のキャリア周
波数を記憶するキャリア周波数記憶手段、16は出力周
波数指令値の増加速度を記憶する周波数増加速度記憶手
段、17はPWM信号を演算する第1のPWM演算手
段、18は第1のPWM演算手段17により演算された
PWM信号にスイッチング素子ON禁止期間を設定して
インバータ6の直流母線相互の短絡を防止する上下短絡
防止手段、19はインバータ駆動手段を、それぞれ示
す。
【0035】次いで、本実施例の制御動作を図2のフロ
ーチャートを用いて説明する。まず、ステップS1で
は、リモコン8からの運転・停止指令に基づき運転停止
決定手段9で圧縮機1の運転・停止を決定し、運転なら
ステップS2へ、停止ならステップS11へ進む。ステ
ップS2では、出力周波数決定手段10で、予め設定さ
れている所定値と空気調和機の運転状態とに基づいて出
力周波数指令値を決定(詳細記述せず)し、ステップS
3へ進む。ステップS3では、キャリア周波数記憶手段
15の記憶内容からPWM信号の演算に用いるキャリア
周波数を決定し、ステップS4へ進む。ステップS4で
は、周波数増加速度記憶手段16の記憶内容から出力周
波数指令値の増加速度を決定し、ステップS5へ進む。
【0036】ステップS5では、起動判定手段11によ
り圧縮機1の起動からの運転時間が所定時間より短いか
どうかを判定し、短ければステップS6へ、そうでなけ
ればステップS8へ進む。ステップS6では、運転時間
に本制御の制御周期分の時間を加算し、ステップS7へ
進む。ステップS7では、V/F選択手段14により起
動V/F記憶手段13の記憶値を選択し、ステップS9
へ進む。ステップS8では、V/F選択手段14により
通常V/F記憶手段12の記憶値を選択し、ステップS
9へ進む。
【0037】ステップS9では、先に決定された出力周
波数指令値と、先にV/F選択手段14により選択され
たV/Fテーブルとから出力電圧指令値を決定し、ステ
ップS10へ進む。ステップS10では、これまでに決
定された諸値に基づいて第1のPWM演算手段17でP
WM信号を演算(詳細記載せず)し、本制御を終了す
る。ステップS11では、運転時間を0クリアし、本制
御を終了する。
【0038】以上のように、本実施例では、圧縮機1の
起動時には通常運転時より値の大きい起動V/Fを用い
てPWM信号が演算されるので、出力電圧指令値が高め
られ、インバータ6からの出力電圧が高くなって、圧縮
機1の発生トルクが増加させられる。したがって、圧縮
機1内への冷媒寝込み等による起動時負荷の増加に打ち
勝つことができるので、過電流遮断に至ることがなくな
り、確実かつ安定的に圧縮機1を起動させることが可能
となる。また、通常運転時には通常運転に適した通常V
/Fが用いられるので、圧縮機1の運転を効率的に行な
うことができる。
【0039】実施例2.図3は、実施例2に係る空気調
和機の制御装置の制御ブロック図であり、同図におい
て、符号1は圧縮機、2は凝縮器、3は絞り装置、4は
蒸発器、5は冷媒配管、6は圧縮機1に電力を供給する
インバータ、7はインバータ6を用いて圧縮機1を可変
速に駆動制御する制御装置、8はリモコンを、それぞれ
示す。
【0040】また、符号9はリモコン8からの運転・停
止指令信号等に基づいて圧縮機1の運転・停止を決定す
る運転停止決定手段、10は空気調和機の運転状態に基
づいてインバータ6への出力周波数指令値を決定する出
力周波数決定手段、11は圧縮機1の起動からの運転時
間に基づいて圧縮機1の起動時と通常運転時とを判定す
る起動判定手段、15はPWM信号のキャリア周波数を
記憶するキャリア周波数記憶手段、16は出力周波数指
令値の増加速度を記憶する周波数増加速度記憶手段、2
0は出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値を決定
するためのV/Fを記憶するV/F記憶手段、21はP
WM信号の演算方式として3次重畳方式の演算方式を記
憶する3次重畳方式記憶手段、22はPWM信号の演算
方式として2アーム方式の演算方式を記憶する2アーム
方式記憶手段、23は起動判定手段11の判定結果に基
づいて3次重畳方式または2アーム方式の何れかの演算
方式を設定するPWM演算方式設定手段、24はPWM
信号を演算する第2のPWM演算手段、18は第2のP
WM演算手段24により演算されたPWM信号にスイッ
チング素子ON禁止期間を設定してインバータ6の直流
母線相互の短絡を防止する上下短絡防止手段、19はイ
ンバータ駆動手段を、それぞれ示す。
【0041】ところで、PWM信号の演算方式のうち3
次重畳方式では、図5に示すように、出力周波数の正弦
波に出力周波数の3倍の正弦波を同位相で重畳してなる
波形と、キャリア波の三角波形とを比較し、三角波形の
方が小さいときにはインバータの上アームに係るスイッ
チング素子がONとなり、三角波形の方が大きいときに
はインバータの下アームに係るスイッチング素子がON
となるように、PWM信号を演算する。他方、2アーム
方式では、図6に示すように、出力周波数の正弦波に出
力周波数の3の倍数の周波数の正弦波を重畳する(すな
わち周波数が出力周波数の3倍,6倍,9倍,・・・で
ある多数の正弦波形を足し合わせる)ことにより、出力
周波数の正弦波の位相が60〜120゜および240〜
300゜の区間をキャリア波のピーク値に一致させてな
る波形と、キャリア波の三角波形とを比較し、三角波形
の方が小さいときにはインバータの上アームに係るスイ
ッチング素子がONとなり、三角波形の方が大きいとき
にはインバータの下アームに係るスイッチング素子がO
Nとなるように、PWM信号を演算する。以上2つの演
算方式を比較すると、出力周波数およびキャリア波の周
波数が等しい場合、3次重畳方式の方がインバータのス
イッチング素子のON/OFF切り替え回数が多くな
り、キャリア周波数を相対的に高めたのと同じ効果が得
られる。
【0042】次いで、本実施例の制御動作を図4のフロ
ーチャートを用いて説明する。まず、ステップS12で
は、リモコン8からの運転・停止指令に基づき運転停止
決定手段9で圧縮機1の運転・停止を決定し、運転なら
ステップS13へ、停止ならステップS21へ進む。ス
テップS13では、出力周波数決定手段10で、予め設
定されている所定値と空気調和機の運転状態とに基づい
て出力周波数指令値を決定(詳細記述せず)し、ステッ
プS14へ進む。ステップS14では、先に出力周波数
決定手段10で決定された出力周波数指令値に基づき、
V/F記憶手段20の記憶値から出力電圧指令値を決定
し、ステップS15へ進む。ステップS15では、キャ
リア周波数記憶手段15の記憶内容からPWM信号の演
算に用いるキャリア周波数を決定し、ステップS16へ
進む。ステップS16では、周波数増加速度記憶手段1
6の記憶内容から出力周波数指令値の増加速度を決定
し、ステップS17へ進む。
【0043】ステップS17では、起動判定手段11に
より圧縮機1の起動からの運転時間が所定時間より短い
かどうかを判定し、短ければステップS18へ、そうで
なければステップS20へ進む。ステップS18では、
運転時間に本制御の制御周期分の時間を加算し、ステッ
プS19へ進む。ステップS19では、PWM演算方式
設定手段23により3次重畳方式記憶手段21に記憶さ
れている3次重畳方式の演算方式を第2のPWM演算手
段24に設定するとともに、これまでに決定された諸値
に基づいて第2のPWM演算手段24でPWM信号を演
算(詳細記述せず)し、本制御を終了する。ステップS
20では、PWM演算方式設定手段23により2アーム
方式記憶手段22に記憶されている2アーム方式の演算
方式を第2のPWM演算手段24に設定するとともに、
これまでに決定された諸値に基づいて第2のPWM演算
手段24でPWM信号を演算(詳細記載せず)し、本制
御を終了する。ステップS21では、運転時間を0クリ
アし、本制御を終了する。
【0044】このように、本実施例では、圧縮機1の起
動時には3次重畳方式によりPWM信号が演算されるの
で、キャリア周波数を相対的に高めたのと同じ結果とな
って、起動電流のピーク値が低く抑えられる。したがっ
て、圧縮機1内への冷媒寝込み等により負荷が大きくな
る起動時にも過電流遮断に至ることがなくなり、確実か
つ安定的に圧縮機1を起動させることが可能となる。ま
た、通常運転時には2アーム方式によりPWM信号が演
算されるので、キャリア周波数を相対的に低くしたのと
同じ結果となって、インバータ6のスイッチング損失が
低減され、圧縮機1の運転を効率的に行なうことができ
る。
【0045】実施例3.図7は、実施例3に係る空気調
和機の制御装置の制御ブロック図であり、同図におい
て、符号1は圧縮機、2は凝縮器、3は絞り装置、4は
蒸発器、5は冷媒配管、6は圧縮機1に電力を供給する
インバータ、7はインバータ6を用いて圧縮機1を可変
速に駆動制御する制御装置、8はリモコンを、それぞれ
示す。
【0046】また、符号9はリモコン8からの運転・停
止指令信号等に基づいて圧縮機1の運転・停止を決定す
る運転停止決定手段、10は空気調和機の運転状態に基
づいてインバータ6への出力周波数指令値を決定する出
力周波数決定手段、11は圧縮機1の起動からの運転時
間に基づいて圧縮機1の起動時と通常運転時とを判定す
る起動判定手段、16は出力周波数指令値の増加速度を
記憶する周波数増加速度記憶手段、20は出力周波数指
令値に対応する出力電圧指令値を決定するためのV/F
を記憶するV/F記憶手段、25はPWM信号の通常キ
ャリア周波数を記憶する通常キャリア周波数記憶手段、
26は通常キャリア周波数より周波数の高い起動キャリ
ア周波数を記憶する起動キャリア周波数記憶手段、27
は起動判定手段11の判定結果に基づいて通常キャリア
周波数記憶手段25または起動キャリア周波数記憶手段
26の何れかの記憶値を選択するキャリア周波数選択手
段、28はPWM信号を演算する第3のPWM演算手
段、18は第3のPWM演算手段28により演算された
PWM信号にスイッチング素子ON禁止期間を設定して
インバータ6の直流母線相互の短絡を防止する上下短絡
防止手段、19はインバータ駆動手段を、それぞれ示
す。
【0047】次いで、本実施例の制御動作を図8のフロ
ーチャートを用いて説明する。まず、ステップS22で
は、リモコン8からの運転・停止指令に基づき運転停止
決定手段9で圧縮機の運転・停止を決定し、運転ならス
テップS23へ、停止ならステップS31へ進む。ステ
ップS23では、出力周波数決定手段10で、予め設定
されている所定値と空気調和機の運転状態とに基づいて
出力周波数指令値を決定(詳細記述せず)し、ステップ
S24へ進む。ステップS24では、先に決定された出
力周波数指令値に基づき、V/F記憶手段20の記憶値
から出力電圧指令値を決定し、ステップS25へ進む。
ステップS25では、周波数増加速度記憶手段16の記
憶内容から出力周波数指令値の増加速度を決定し、ステ
ップS26へ進む。
【0048】ステップS26では、起動判定手段11に
より圧縮機1の起動からの運転時間が所定時間より短い
かどうかを判定し、短ければステップS27へ、そうで
なければステップS29へ進む。ステップS27では、
運転時間に本制御の制御周期分の時間を加算し、ステッ
プS28へ進む。ステップS28では、キャリア周波数
選択手段27により起動キャリア周波数記憶手段25の
記憶値を選択し、ステップS30へ進む。ステップS2
9では、キャリア周波数選択手段27により通常キャリ
ア周波数記憶手段25の内容を選択し、ステップS30
へ進む。
【0049】ステップS30では、これまでに決定され
た諸値に基づいて第3のPWM演算手段28でPWM信
号を演算(詳細記載せず)し、本制御を終了する。ステ
ップS31では、運転時間を0クリアし、本制御を終了
する。
【0050】以上のように、本実施例では、圧縮機の起
動時には通常運転時より周波数の高い起動キャリア周波
数を用いてPWM信号が演算されるので、起動電流のピ
ーク値が低く抑えられる。したがって、圧縮機内への冷
媒寝込み等により負荷が大きくなる起動時にも過電流遮
断に至ることがなくなり、確実かつ安定的に圧縮機を起
動させることが可能となる。また、通常運転時には通常
運転に適した通常キャリア周波数を用いてPWM信号が
演算されるので、インバータのスイッチング損失が低減
され、圧縮機の運転を効率的に行なうことができる。
【0051】実施例4.図9は、実施例4に係る空気調
和機の制御装置の制御ブロック図であり、同図におい
て、符号1は圧縮機、2は凝縮器、3は絞り装置、4は
蒸発器、5は冷媒配管、6は圧縮機1に電力を供給する
インバータ、7はインバータ6を用いて圧縮機1を可変
速に駆動制御する制御装置、8はリモコンを、それぞれ
示す。
【0052】また、符号9はリモコン8からの運転・停
止指令信号等に基づいて圧縮機1の運転・停止を決定す
る運転停止決定手段、10は空気調和機の運転状態に基
づいてインバータ6への出力周波数指令値を決定する出
力周波数決定手段、11は圧縮機1の起動からの運転時
間に基づいて圧縮機1の起動時と通常運転時とを判定す
る起動判定手段、15はPWM信号のキャリア周波数を
記憶するキャリア周波数記憶手段、20は出力周波数指
令値に対応する出力電圧指令値を決定するためのV/F
を記憶するV/F記憶手段、29は出力周波数指令値の
通常増加速度を記憶する通常周波数増加速度記憶手段、
30は出力周波数指令値の通常増加速度より遅い起動増
加速度を記憶する起動周波数増加速度記憶手段、31は
起動判定手段11の判定結果に基づいて通常周波数増加
速度記憶手段29または起動周波数増加速度記憶手段3
0の何れかの記憶値を選択する周波数増加速度選択手
段、32はPWM信号を演算する第4のPWM演算手
段、18は第4のPWM演算手段32により演算された
PWM信号にスイッチング素子ON禁止期間を設定して
インバータ6の直流母線相互の短絡を防止する上下短絡
防止手段、19はインバータ駆動手段を、それぞれ示
す。
【0053】次いで、本実施例の制御動作を図10のフ
ローチャートを用いて説明する。まず、ステップS32
では、リモコン8からの運転・停止指令に基づき運転停
止決定手段9で圧縮機1の運転・停止を決定し、運転な
らステップS33へ、停止ならステップS41へ進む。
ステップS33では、出力周波数決定手段10で、予め
設定されている所定値と空気調和機の運転状態とに基づ
いて出力周波数指令値を決定(詳細記述せず)し、ステ
ップS34へ進む。ステップS34では、先に決定され
た出力周波数指令値に基づきV/F記憶手段20の記憶
値から出力電圧指令値を決定し、ステップS35へ進
む。ステップS35では、キャリア周波数記憶手段15
の記憶内容からPWM信号の演算に用いるキャリア周波
数を決定し、ステップS36へ進む。
【0054】ステップS36では、起動判定手段11に
より圧縮機1の起動からの運転時間が所定時間より短い
かどうかを判定し、短ければステップS37へ、そうで
なければステップS39へ進む。ステップS37では、
運転時間に本制御の制御周期分の時間を加算し、ステッ
プS38へ進む。ステップS38では、周波数増加速度
選択手段31により起動周波数増加速度記憶手段30の
記憶値を選択し、ステップS40へ進む。ステップS3
9では、周波数増加速度選択手段31により通常周波数
増加速度記憶手段29の記憶値を選択し、ステップS4
0へ進む。ステップS40では、これまでに決定された
諸値に用いて第4のPWM演算手段32でPWM信号を
演算(詳細記載せず)し、本制御を終了する。ステップ
S41では、運転時間を0クリアし、本制御を終了す
る。
【0055】以上のように、本実施例では、圧縮機1の
起動時には出力周波数指令値の増加速度として通常増加
速度より遅い起動増加速度を用いてPWM信号が演算さ
れるので、圧縮機1の増速スピードが通常運転時よりも
緩やかになって、起動時の所要トルクが低く抑えられ
る。したがって、圧縮機1内への冷媒寝込み等により負
荷が大きくなる起動時にも過電流遮断に至ることがなく
なり、確実かつ安定的に圧縮機1を起動させることが可
能となる。また、通常運転時には通常運転に適した通常
増加速度を用いてPWM信号が演算されるので、圧縮機
1の増速スピードを冷媒制御の変化に速やかに追従する
ものにできて、圧縮機1の運転を効率的に行なうことが
できる。
【0056】実施例5.図11は、実施例5に係る空気
調和機の制御装置の制御ブロック図であり、同図におい
て、符号1は圧縮機、2は凝縮器、3は絞り装置、4は
蒸発器、5は冷媒配管、6は圧縮機1に電力を供給する
インバータ、7はインバータ6を用いて圧縮機1を可変
速に駆動制御する制御装置、8はリモコンを、それぞれ
示す。
【0057】また、符号9はリモコン8からの運転・停
止指令信号等に基づいて圧縮機1の運転・停止を決定す
る運転停止決定手段、10は空気調和機の運転状態に基
づいてインバータ6への出力周波数指令値を決定する出
力周波数決定手段、15はPWM信号のキャリア周波数
を記憶するキャリア周波数記憶手段、20は出力周波数
指令値に対応する出力電圧指令値を決定するためのV/
Fを記憶するV/F記憶手段、33はインバータ6の直
流母線電圧を検出する母線電圧検出手段、34は出力周
波数指令値および直流母線電圧に基づいて出力電圧指令
値を上昇させる第1の出力電圧上昇手段、35は直流母
線電圧に応じて出力電圧指令値を補正する出力電圧補正
手段、36は出力周波数指令値の下限値を記憶する出力
周波数下限値記憶手段、37は出力周波数指令値の上限
値を記憶する出力周波数上限値記憶手段、38は出力周
波数指令値を下限値または上限値に置き換える出力周波
数置換手段、39はPWM信号を演算する第5のPWM
演算手段、18は第4のPWM演算手段32により演算
されたPWM信号にスイッチング素子ON禁止期間を設
定してインバータ6の直流母線相互の短絡を防止する上
下短絡防止手段、19はインバータ駆動手段を、それぞ
れ示す。
【0058】次いで、本実施例の制御動作を図12のフ
ローチャートを用いて説明する。ステップS51では、
出力周波数決定手段10で、予め設定されている所定値
と空気調和機の運転状態とに基づいて出力周波数指令値
を決定(詳細記述せず)し、ステップS52へ進む。ス
テップS52では、出力周波数指令値が出力周波数下限
値記憶手段36の記憶値より低いかどうかを判定し、低
ければステップS53へ進み、そうでなければステップ
S54へ進む。ステップS53では、出力周波数置換手
段38により、出力周波数指令値を出力周波数下限値記
憶手段36の記憶値に置き換え、ステップS54へ進
む。ステップS54では、出力周波数指令値が出力周波
数上限値記憶手段37の記憶値より高いかどうかを判定
し、高ければステップS55へ進み、そうでなければス
テップS56へ進む。ステップS55では、出力周波数
置換手段38により、出力周波数指令値を出力周波数上
限値記憶手段37の記憶値に置き換え、ステップS56
へ進む。
【0059】ステップS56では、出力周波数指令値と
V/F記憶手段20の記憶値とから出力電圧指令値を決
定し、ステップS57へ進む。ステップS57では、キ
ャリア周波数記憶手段15の記憶内容からPWM信号の
演算に用いるキャリア周波数を決定し、ステップS58
へ進む。ステップS58では、出力周波数指令値が所定
周波数以下であり、かつ母線電圧検出手段33の検出値
が所定電圧より高いかどうかを判定し、そうであればス
テップS59へ、そうでなければステップS60へ進
む。ステップS59では、第1の出力電圧上昇手段34
により、出力電圧指令値を[先に求めた出力電圧指令値
+所定電圧幅]で得られる値に置き換えたのち、ステッ
プS60へ進む。ステップS60では、出力電圧補正手
段35により、出力電圧指令値を[先に求めた出力電圧
指令値×予め定められた基準電圧÷母線電圧検出手段3
3の検出値]で得られる値に置き換えたのち、ステップ
S61へ進む。ステップS61では、これまでに決定さ
れた諸値に基づいて第5のPWM演算手段39でPWM
信号を演算(詳細記載せず)し、本制御を終了する。
【0060】以上のように、本実施例では、圧縮機1の
低速運転中に直流母線電圧が上昇した場合には、第1の
出力電圧上昇手段34により出力電圧指令値が上昇させ
られるので、PWM信号のパルス幅が広くなる。したが
って、出力電圧補正手段35および上下短絡防止手段1
8の影響でパルス幅が消滅してインバータ6からの出力
電圧がなくなってしまうことが防止され、圧縮機1の運
転を安定的に行なうことができる。
【0061】実施例6.図13は、実施例6に係る空気
調和機の制御装置の制御ブロック図であり、同図におい
て、符号1は圧縮機、2は凝縮器、3は絞り装置、4は
蒸発器、5は冷媒配管、6は圧縮機1に電力を供給する
インバータ、7はインバータ6を用いて圧縮機1を可変
速に駆動制御する制御装置、8はリモコンを、それぞれ
示す。
【0062】また、符号9はリモコン8からの運転・停
止指令信号等に基づいて圧縮機1の運転・停止を決定す
る運転停止決定手段、10は空気調和機の運転状態に基
づいてインバータ6への出力周波数指令値を決定する出
力周波数決定手段、15はPWM信号のキャリア周波数
を記憶するキャリア周波数記憶手段、20は出力周波数
指令値に対応する出力電圧指令値を決定するためのV/
Fを記憶するV/F記憶手段、33はインバータ6の直
流母線電圧を検出する母線電圧検出手段、35は直流母
線電圧に応じて出力電圧指令値を補正する出力電圧補正
手段、36は出力周波数指令値の下限値を記憶する出力
周波数下限値記憶手段、37は出力周波数指令値の上限
値を記憶する出力周波数上限値記憶手段、38は出力周
波数指令値を下限値または上限値に置き換える出力周波
数置換手段、40は出力周波数指令値および直流母線電
圧に基づいてキャリア周波数を下降させる第1のキャリ
ア周波数下降手段、41はPWM信号を演算する第6の
PWM演算手段、18は第6のPWM演算手段41によ
り演算されたPWM信号にスイッチング素子ON禁止期
間を設定してインバータ6の直流母線相互の短絡を防止
する上下短絡防止手段、19はインバータ駆動手段を、
それぞれ示す。
【0063】次いで、本実施例の制御動作を図14のフ
ローチャートを用いて説明する。ステップS62では、
出力周波数決定手段10で、予め設定されている所定値
と空気調和機の運転状態とに基づいて出力周波数指令値
を決定(詳細記述せず)し、ステップS63へ進む。ス
テップS63では、出力周波数指令値が出力周波数下限
値記憶手段36の記憶値より低いかどうかを判定し、低
ければステップS64へ進み、そうでなければステップ
S65へ進む。ステップS64では、出力周波数置換手
段38により、出力周波数指令値を出力周波数下限値記
憶手段36の記憶値に置き換え、ステップS65へ進
む。ステップS65では、出力周波数指令値が出力周波
数上限値記憶手段37の記憶値より高いかどうかを判定
し、高ければステップS66へ進み、そうでなければス
テップS67へ進む。ステップS66では、出力周波数
置換手段38により、出力周波数指令値を出力周波数上
限値記憶手段37の記憶値に置き換え、ステップ67へ
進む。
【0064】ステップS67では、出力周波数指令値と
V/F記憶手段20の記憶値とから出力電圧指令値を決
定し、ステップS68へ進む。ステップS68では、キ
ャリア周波数記憶手段15の記憶内容からPWM信号の
演算に用いるキャリア周波数を決定し、ステップS69
へ進む。ステップS69では、出力周波数指令値が所定
周波数以下であり、かつ母線電圧検出手段33の検出値
が所定電圧より高いかどうかを判定し、そうであればス
テップS70へ、そうでなければステップS71へ進
む。ステップS70では、第1のキャリア周波数下降手
段40により、キャリア周波数を[先に求めたキャリア
周波数−所定値]で得られる値に置き換え、ステップS
71へ進む。ステップS71では、出力電圧補正手段3
5により、出力電圧指令値を[先に求めた出力電圧指令
値×予め定められた基準電圧÷母線電圧検出手段33の
検出値]で得られる値に置き換え、ステップS72へ進
む。ステップS72では、これまでに決定された諸値に
用いて第6のPWM演算手段41によりPWM信号を演
算(詳細記載せず)し、本制御を終了する。
【0065】以上のように、本実施例では、圧縮機1の
低速運転中に直流母線電圧が上昇した場合には、第1の
キャリア周波数下降手段40によりキャリア周波数が下
降させられ、この下降させられたキャリア周波数を用い
てPWM信号が演算されるので、スイッチングの回数が
低減されてスイッチング素子ON禁止期間の設定回数も
低減されるとともに、PWM信号のパルス幅が広くな
る。したがって、出力電圧補正手段35および上下短絡
防止手段18の影響でパルス幅が消滅してインバータ6
からの出力電圧がなくなってしまうことが防止され、圧
縮機1の運転を安定的に行なうことができる。
【0066】実施例7.図15は、実施例7に係る空気
調和機の制御装置の制御ブロック図であり、同図におい
て、符号1は圧縮機、2は凝縮器、3は絞り装置、4は
蒸発器、5は冷媒配管、6は圧縮機1に電力を供給する
インバータ、7はインバータ6を用いて圧縮機1を可変
速に駆動制御する制御装置、8はリモコンを、それぞれ
示す。
【0067】また、符号9はリモコン8からの運転・停
止指令信号等に基づいて圧縮機1の運転・停止を決定す
る運転停止決定手段、10は空気調和機の運転状態に基
づいてインバータ6への出力周波数指令値を決定する出
力周波数決定手段、15はPWM信号のキャリア周波数
を記憶するキャリア周波数記憶手段、20は出力周波数
指令値に対応する出力電圧指令値を決定するためのV/
Fを記憶するV/F記憶手段、33はインバータ6の直
流母線電圧を検出する母線電圧検出手段、35は直流母
線電圧に応じて出力電圧指令値を補正する出力電圧補正
手段、36は出力周波数指令値の下限値を記憶する出力
周波数下限値記憶手段、37は出力周波数指令値の上限
値を記憶する出力周波数上限値記憶手段、42は出力周
波数指令値の下限値を上昇させる出力周波数下限値上昇
手段、43は出力周波数指令値を下限値または上限値に
置き換える第1の出力周波数置換手段、44はPWM信
号を演算する第7のPWM演算手段、18は第7のPW
M演算手段44により演算されたPWM信号にスイッチ
ング素子ON禁止期間を設定してインバータ6の直流母
線相互の短絡を防止する上下短絡防止手段、19はイン
バータ駆動手段を、それぞれ示す。
【0068】次いで、本実施例の制御動作を図16のフ
ローチャートを用いて説明する。ステップS73では、
出力周波数決定手段10で、予め設定されている所定値
と空気調和機の運転状態とに基づいて出力周波数指令値
を決定(詳細記述せず)し、ステップS74へ進む。ス
テップS74では、母線電圧検出手段33の検出値が所
定電圧より高いかどうかを判定し、高ければステップS
75へ進み、そうでなければステップS76へ進む。ス
テップS75では、出力周波数下限値上昇手段42によ
り、出力周波数指令値の下限値を[出力周波数下限値記
憶手段36の記憶値+所定周波数幅]で得られる値に設
定し、ステップS76へ進む。ステップS76では、出
力周波数指令値が先に設定された下限値より低いかどう
かを判定し、低ければステップS77へ進み、そうでな
ければステップS78へ進む。ステップS77では、第
1の出力周波数置換手段43により、出力周波数指令値
を先に設定された下限値に置き換え、ステップS78へ
進む。ステップS78では、出力周波数指令値が出力周
波数上限値記憶手段37の記憶値より高いかどうかを判
定し、高ければステップS79へ進み、そうでなければ
ステップS80へ進む。ステップS79では、第1の出
力周波数置換手段43により、出力周波数指令値を出力
周波数上限値記憶手段37の記憶値に置き換え、ステッ
プS80へ進む。
【0069】ステップS80では、先に決定された出力
周波数指令値とV/F記憶手段20の記憶値とから出力
電圧指令値を決定し、ステップS81へ進む。ステップ
S81では、キャリア周波数記憶手段15の記憶内容か
らPWM信号の演算に用いるキャリア周波数を決定し、
ステップS82へ進む。ステップS82では、出力電圧
補正手段35により、出力電圧指令値を[先に求めた出
力電圧指令値×予め定められた基準電圧÷母線電圧検出
手段33の検出値]で得られる値に置き換えたのち、ス
テップS83へ進む。ステップS83では、これまでに
決定された諸値に基づいて第7のPWM演算手段44で
PWM信号を演算(詳細記載せず)し、本制御を終了す
る。
【0070】以上のように、本実施例では、圧縮機1の
低速運転中に直流母線電圧が上昇した場合には、出力周
波数下限値上昇手段42により出力周波数指令値の下限
値が上昇させられるので、PWM信号のパルス幅が消滅
するほどの低周波数域での運転が回避される。したがっ
て、出力電圧補正手段35および上下短絡防止手段18
の影響でパルス幅が消滅してインバータ6からの出力電
圧がなくなってしまうことが防止され、圧縮機1の運転
を安定的に行なうことができる。
【0071】実施例8.図17は、実施例8に係る空気
調和機の制御装置の制御ブロック図であり、同図におい
て、符号1は圧縮機、2は凝縮器、3は絞り装置、4は
蒸発器、5は冷媒配管、6は圧縮機1に電力を供給する
インバータ、7はインバータ6を用いて圧縮機1を可変
速に駆動制御する制御装置、8はリモコンを、それぞれ
示す。
【0072】また、符号9はリモコン8からの運転・停
止指令信号等に基づいて圧縮機1の運転・停止を決定す
る運転停止決定手段、10は空気調和機の運転状態に基
づいてインバータ6への出力周波数指令値を決定する出
力周波数決定手段、15はPWM信号のキャリア周波数
を記憶するキャリア周波数記憶手段、20は出力周波数
指令値に対応する出力電圧指令値を決定するためのV/
Fを記憶するV/F記憶手段、33はインバータ6の直
流母線電圧を検出する母線電圧検出手段、35は直流母
線電圧に応じて出力電圧指令値を補正する出力電圧補正
手段、36は出力周波数指令値の下限値を記憶する出力
周波数下限値記憶手段、37は出力周波数指令値の上限
値を記憶する出力周波数上限値記憶手段、45は出力周
波数指令値の上限値を下降させる出力周波数上限値下降
手段、46は出力周波数指令値を下限値または上限値に
置き換える第2の出力周波数置換手段、47はPWM信
号を演算する第8のPWM演算手段、18は第8のPW
M演算手段47により演算されたPWM信号にスイッチ
ング素子ON禁止期間を設定してインバータ6の直流母
線相互の短絡を防止する上下短絡防止手段、19はイン
バータ駆動手段を、それぞれ示す。
【0073】次いで、本実施例の制御動作を図18のフ
ローチャートを用いて説明する。ステップS84では、
出力周波数決定手段10で、予め設定されている所定値
と空気調和機の運転状態とに基づいて出力周波数指令値
を決定(詳細記述せず)し、ステップS85へ進む。ス
テップS85では、母線電圧検出手段33の検出値が所
定電圧より低いかどうかを判定し、低ければステップS
86へ進み、そうでなければステップS87へ進む。ス
テップS86では、出力周波数上限値下降手段45によ
り、出力周波数指令値の上限値を[出力周波数上限値記
憶手段37の記憶値+所定周波数幅]で得られる値に設
定し、ステップS87へ進む。ステップS87では、出
力周波数指令値が出力周波数下限値記憶手段36の記憶
値より低いかどうかを判定し、低ければステップS88
へ進み、そうでなければステップS89へ進む。ステッ
プS89では、第2の出力周波数置換手段46により、
出力周波数指令値を出力周波数下限値記憶手段36の記
憶値に置き換え、ステップS89へ進む。ステップS8
9では、出力周波数指令値が先に設定された上限値より
高いかどうかを判定し、高ければステップS90へ進
み、そうでなければステップS91へ進む。ステップS
90では、第2の出力周波数置換手段46により、出力
周波数指令値を先に設定された上限値に置き換え、ステ
ップS91へ進む。
【0074】ステップS91では、先に決定された出力
周波数指令値とV/F記憶手段20の記憶値とから出力
電圧指令値を決定し、ステップS92へ進む。ステップ
S92では、キャリア周波数記憶手段15の記憶内容か
らPWM信号の演算に用いるキャリア周波数を決定し、
ステップS93へ進む。ステップS93では、出力電圧
補正手段35により、出力電圧指令値を[先に求めた出
力電圧指令値×予め定められた基準電圧÷母線電圧検出
手段33の検出値]で得られる値に置き換えたのち、ス
テップS94へ進む。ステップS94では、これまでに
決定された諸値に基づいて第8のPWM演算手段47に
よりPWM信号を演算(詳細記載せず)し、本制御を終
了する。
【0075】以上のように、本実施例では、圧縮機1の
高速運転中に直流母線電圧が低下した場合には、出力周
波数上限値下降手段45により出力周波数指令値の上限
値が下降させられるので、インバータ6からの出力電圧
が出力電圧指令値まで上昇しなくなるほどの高周波数域
での運転が回避される。したがって、出力電圧の低下に
伴い電流値が増大して、運転効率が低下したり過電流遮
断に至ったりすることが防止され、圧縮機1の運転を安
定的に行なうことができる。
【0076】実施例9.図19は、実施例9に係る空気
調和機の制御装置の制御ブロック図であり、同図におい
て、符号1は圧縮機、2は凝縮器、3は絞り装置、4は
蒸発器、5は冷媒配管、6は圧縮機1に電力を供給する
インバータ、7はインバータ6を用いて圧縮機1を可変
速に駆動制御する制御装置、8はリモコンを、それぞれ
示す。
【0077】また、符号9はリモコン8からの運転・停
止指令信号等に基づいて圧縮機1の運転・停止を決定す
る運転停止決定手段、10は空気調和機の運転状態に基
づいてインバータ6への出力周波数指令値を決定する出
力周波数決定手段、15はPWM信号のキャリア周波数
を記憶するキャリア周波数記憶手段、20は出力周波数
指令値に対応する出力電圧指令値を決定するためのV/
Fを記憶するV/F記憶手段、33はインバータ6の直
流母線電圧を検出する母線電圧検出手段、35は直流母
線電圧に応じて出力電圧指令値を補正する出力電圧補正
手段、36は出力周波数指令値の下限値を記憶する出力
周波数下限値記憶手段、37は出力周波数指令値の上限
値を記憶する出力周波数上限値記憶手段、38は出力周
波数指令値の下限値または上限値に置き換える出力周波
数置換手段、48は出力周波数指令値および直流母線電
圧に基づいて出力電圧指令値を上昇させる第2の出力電
圧上昇手段、49はPWM信号を演算する第9のPWM
演算手段、18は第9のPWM演算手段49により演算
されたPWM信号にスイッチング素子ON禁止期間を設
定してインバータ6の直流母線相互の短絡を防止する上
下短絡防止手段、19はインバータ駆動手段を、それぞ
れ示す。
【0078】次いで、本実施例の制御動作を図20のフ
ローチャートを用いて説明する。ステップS95では、
出力周波数決定手段10で、予め設定されている所定値
と空気調和機の運転状態とに基づいて出力周波数指令値
を決定(詳細記述せず)し、ステップS96へ進む。ス
テップS96では、出力周波数指令値が出力周波数下限
値記憶手段36の記憶値より低いかどうかを判定し、低
ければステップS97へ進み、そうでなければステップ
S98へ進む。ステップS97では、出力周波数置換手
段38により、出力周波数指令値を出力周波数下限値記
憶手段36の記憶値に置き換え、ステップS98へ進
む。ステップS98では、出力周波数指令値が出力周波
数上限値記憶手段37の記憶値より高いかどうかを判定
し、高ければステップS99へ進み、そうでなければス
テップS100へ進む。ステップS99では、出力周波
数置換手段38により、出力周波数指令値を出力周波数
上限値記憶手段37の記憶値に置き換え、ステップS1
00へ進む。
【0079】ステップS100では、出力周波数指令値
とV/F記憶手段20の記憶値とから出力電圧指令値を
決定し、ステップS101へ進む。ステップS101で
は、キャリア周波数記憶手段15の記憶内容からPWM
信号の演算に用いるキャリア周波数を決定し、ステップ
S102へ進む。ステップS102では、出力周波数指
令値が所定周波数以上であり、かつ母線電圧検出手段3
3の検出値が所定電圧より低いかどうかを判定し、そう
であればステップS103へ、そうでなければステップ
S104へ進む。ステップS103では、第2の出力電
圧上昇手段48により、出力電圧指令値を[先に求めた
出力電圧指令値+所定電圧幅]で得られる値に置き換え
たのち、ステップS104へ進む。ステップS104で
は、出力電圧補正手段35により、出力電圧指令値を
[先に求めた出力電圧指令値×予め定められた基準電圧
÷母線電圧検出手段33の検出値]で得られる値に置き
換えたのち、ステップS105へ進む。ステップS10
5では、これまでに決定された諸値に基づいて第9のP
WM演算手段49によりPWM信号を演算(詳細記載せ
ず)し、本制御を終了する。
【0080】以上のように、本実施例では、圧縮機1の
高速運転中に直流母線電圧が低下した場合には、第2の
出力電圧上昇手段48により出力電圧指令値が通常時よ
りも上昇させられる。この際、例えば出力電圧指令値を
実際には出力不可能なレベルまで上昇させれば、インバ
ータ6からの出力電圧は、出力電圧指令値まで達しない
にしても可及的に高められ、上昇させる前の出力電圧指
令値に近づけられることになる。したがって、出力電圧
の低下に伴い電流値が増大して、運転効率が低下したり
過電流遮断に至ったりすることが防止され、圧縮機1の
運転を安定的に行なうことができる。
【0081】実施例10.図21は、実施例10に係る
空気調和機の制御装置の制御ブロック図であり、同図に
おいて、符号1は圧縮機、2は凝縮器、3は絞り装置、
4は蒸発器、5は冷媒配管、6は圧縮機1に電力を供給
するインバータ、7はインバータ6を用いて圧縮機1を
可変速に駆動制御する制御装置、8はリモコンを、それ
ぞれ示す。
【0082】また、符号9はリモコン8からの運転・停
止指令信号等に基づいて圧縮機1の運転・停止を決定す
る運転停止決定手段、10は空気調和機の運転状態に基
づいてインバータ6への出力周波数指令値を決定する出
力周波数決定手段、15はPWM信号のキャリア周波数
を記憶するキャリア周波数記憶手段、20は出力周波数
指令値に対応する出力電圧指令値を決定するためのV/
Fを記憶するV/F記憶手段、50はインバータ6の直
流母線電流を検出する母線電流検出手段(電流検出手段
の一例)、51は母線電流検出手段50の検出値に所定
幅以上の変動があるか否かを判定する変動判定手段、5
2は変動判定手段51の判定結果に基づいて出力電圧指
令値を上昇させる第3の出力電圧上昇手段、53はPW
M信号を演算する第10のPWM演算手段、18は第1
0のPWM演算手段53により演算されたPWM信号に
スイッチング素子ON禁止期間を設定してインバータ6
の直流母線相互の短絡を防止する上下短絡防止手段、1
9はインバータ駆動手段を、それぞれ示す。
【0083】次いで、本実施例の制御動作を図22のフ
ローチャートを用いて説明する。ステップS111で
は、出力周波数決定手段10で、予め設定されている所
定値と空気調和機の運転状態とに基づいて出力周波数指
令値を決定(詳細記述せず)し、ステップS112へ進
む。ステップS112では、先に決定された出力周波数
指令値とV/F記憶手段20の記憶値とから出力電圧指
令値を決定し、ステップS113へ進む。ステップS1
13では、キャリア周波数記憶手段15の記憶内容から
キャリア周波数を決定し、ステップS114へ進む。ス
テップS114では、変動判定手段51により、母線電
流検出手段50の検出値に所定の変動幅より大きな変動
があるかどうかを判定し、あればステップS115へ、
なければステップS116へ進む。ステップS115で
は、第3の出力電圧上昇手段52により、出力電圧指令
値を[先に求めた出力電圧指令値+所定電圧幅]で得ら
れる値に置き換え、ステップS116へ進む。ステップ
S116では、これまでに決定された諸値に基づいて第
10のPWM演算手段53によりPWM信号を演算(詳
細記載せず)し、本制御を終了する。
【0084】以上のように、本実施例では、圧縮機1の
運転中に運転状態が不安定になり直流母線電流の変動が
大きくなった場合には、第3の出力電圧上昇手段52に
より出力電圧指令値が通常時よりも上昇させられるの
で、インバータ6からの出力電圧が高められ、圧縮機1
の発生トルクが大きくなる。したがって、不安定な運転
状態を速やかに解消でき、直流母線電流の脈動に伴う圧
縮機1からの振動・騒音や過電流遮断が防止されて、圧
縮機1の運転を安定的に行なうことができる。なお、本
実施例では、直流母線電流の変動を検出することにより
圧縮機運転の不安定状態を判定したが、インバータ出力
電流の変動を検出することにより圧縮機運転の不安定状
態を判定しても、同様の制御が行なえる。
【0085】実施例11.図23は、実施例11に係る
空気調和機の制御装置の制御ブロック図であり、同図に
おいて、符号1は圧縮機、2は凝縮器、3は絞り装置、
4は蒸発器、5は冷媒配管、6は圧縮機1に電力を供給
するインバータ、7はインバータ6を用いて圧縮機1を
可変速に駆動制御する制御装置、8はリモコンを、それ
ぞれ示す。
【0086】また、符号9はリモコン8からの運転・停
止指令信号等に基づいて圧縮機1の運転・停止を決定す
る運転停止決定手段、10は空気調和機の運転状態に基
づいてインバータ6への出力周波数指令値を決定する出
力周波数決定手段、15はPWM信号のキャリア周波数
を記憶するキャリア周波数記憶手段、20は出力周波数
指令値に対応する出力電圧指令値を決定するためのV/
Fを記憶するV/F記憶手段、50はインバータ6の直
流母線電流を検出する母線電流検出手段(電流検出手段
の一例)、51は母線電流検出手段50の検出値に所定
幅以上の変動があるか否かを判定する変動判定手段、5
4は変動判定手段51の判定結果に基づいてキャリア周
波数を下降させる第2のキャリア周波数下降手段、55
はPWM信号を演算する第11のPWM演算手段、18
は第11のPWM演算手段55により演算されたPWM
信号にスイッチング素子ON禁止期間を設定してインバ
ータ6の直流母線相互の短絡を防止する上下短絡防止手
段、19はインバータ駆動手段を、それぞれ示す。
【0087】次いで、本実施例の制御動作を図24のフ
ローチャートを用いて説明する。ステップS117で
は、出力周波数決定手段10で、予め設定されている所
定値と空気調和機の運転状態とに基づいて出力周波数指
令値を決定(詳細記述せず)し、ステップS118へ進
む。ステップS118では、先に決定された出力周波数
指令値に基づきV/F記憶手段20の記憶値から出力電
圧指令値を決定し、ステップS119へ進む。ステップ
S119では、キャリア周波数記憶手段15の記憶内容
からキャリア周波数を決定し、ステップS120へ進
む。ステップS120では、変動判定手段51により、
母線電流検出手段50の検出値に所定の変動幅より大き
な変動があるかどうかを判定し、あればステップS12
1へ、なければステップS122へ進む。ステップS1
21では、第2のキャリア周波数下降手段54により、
キャリア周波数を[先に求めたキャリア周波数+所定周
波数幅]で得られる値に置き換え、ステップS122へ
進む。ステップS122では、これまでに決定された諸
値を用いて、第11のPWM演算手段55によりPWM
信号を演算(詳細記載せず)し、本制御を終了する。
【0088】以上のように、本実施例では、圧縮機1の
運転中に運転状態が不安定になり直流母線電流の変動が
大きくなった場合には、第2のキャリア周波数下降手段
54によりキャリア周波数が下降させられ、この下降さ
せられたキャリア周波数を用いてPWM信号が演算され
るので、スイッチングの回数が低減されてスイッチング
素子ON禁止期間の設定回数も低減されるとともに、P
WM信号のパルス幅が広くなる。したがって、上下短絡
防止手段18の影響でパルス幅が細くなることに原因す
る不安定な運転状態を速やかに解消でき、直流母線電流
の脈動に伴う圧縮機1からの振動・騒音や過電流遮断が
防止されて、圧縮機1の運転を安定的に行なうことがで
きる。なお、本実施例では、直流母線電流の変動を検出
することにより圧縮機運転の不安定状態を判定したが、
インバータ出力電流の変動を検出することにより圧縮機
運転の不安定状態を判定しても、同様の制御が行なえ
る。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る空気調
和機の制御装置によれば、圧縮機の起動時には通常運転
時より値の大きい起動V/Fを用いてPWM信号が演算
されるので、出力電圧指令値が高められ、インバータか
らの出力電圧が高くなって、圧縮機の発生トルクが増加
させられる。したがって、圧縮機内への冷媒寝込み等に
よる起動時負荷の増加に打ち勝つことができるので、過
電流遮断に至ることがなくなり、確実かつ安定的に圧縮
機を起動させることが可能となる。また、通常運転時に
は通常運転に適した通常V/Fが用いられるので、圧縮
機の運転を効率的に行なうことができる。
【0090】また、圧縮機の起動時には3次重畳方式に
よりPWM信号が演算されるので、キャリア周波数を相
対的に高めたのと同じ結果となって、起動電流のピーク
値が低く抑えられる。したがって、圧縮機内への冷媒寝
込み等により負荷が大きくなる起動時にも過電流遮断に
至ることがなくなり、確実かつ安定的に圧縮機を起動さ
せることが可能となる。また、通常運転時には2アーム
方式によりPWM信号が演算されるので、キャリア周波
数を相対的に低くしたのと同じ結果となって、インバー
タのスイッチング損失が低減され、圧縮機の運転を効率
的に行なうことができる。
【0091】また、圧縮機の起動時には通常運転時より
周波数の高い起動キャリア周波数を用いてPWM信号が
演算されるので、起動電流のピーク値が低く抑えられ
る。したがって、圧縮機内への冷媒寝込み等により負荷
が大きくなる起動時にも過電流遮断に至ることがなくな
り、確実かつ安定的に圧縮機を起動させることが可能と
なる。また、通常運転時には通常運転に適した通常キャ
リア周波数を用いてPWM信号が演算されるので、イン
バータのスイッチング損失が低減され、圧縮機の運転を
効率的に行なうことができる。
【0092】また、圧縮機の起動時には出力周波数指令
値の増加速度として通常増加速度より遅い起動増加速度
を用いてPWM信号が演算され、圧縮機の増速スピード
が通常運転時よりも緩やかになるので、起動時の所要ト
ルクが低く抑えられる。したがって、圧縮機内への冷媒
寝込み等により負荷が大きくなる起動時にも過電流遮断
に至ることがなくなり、確実かつ安定的に圧縮機を起動
させることが可能となる。また、通常運転時には通常運
転に適した通常増加速度を用いてPWM信号が演算され
るので、圧縮機の増速スピードを冷媒制御の変化に速や
かに追従するものにできて、圧縮機の運転を効率的に行
なうことができる。
【0093】また、圧縮機の低速運転中に直流母線電圧
が上昇した場合には、第1の出力電圧上昇手段により出
力電圧指令値が上昇させられるので、PWM信号のパル
ス幅が広くなる。したがって、出力電圧補正手段および
上下短絡防止手段の影響でパルス幅が消滅してインバー
タからの出力電圧がなくなってしまうことが防止され、
圧縮機の運転を安定的に行なうことができる。
【0094】また、圧縮機の低速運転中に直流母線電圧
が上昇した場合には、第1のキャリア周波数下降手段に
よりキャリア周波数が下降させられ、この下降させられ
たキャリア周波数を用いてPWM信号が演算されるの
で、スイッチングの回数が低減されてスイッチング素子
ON禁止期間の設定回数も低減されるとともに、PWM
信号のパルス幅が広くなる。したがって、出力電圧補正
手段および上下短絡防止手段の影響でパルス幅が消滅し
てインバータからの出力電圧がなくなってしまうことが
防止され、圧縮機の運転を安定的に行なうことができ
る。
【0095】また、圧縮機の低速運転中に直流母線電圧
が上昇した場合には、出力周波数下限値上昇手段により
出力周波数指令値の下限値が上昇させられるので、PW
M信号のパルス幅が消滅するほどの低周波数域での運転
が回避される。したがって、出力電圧補正手段および上
下短絡防止手段の影響でパルス幅が消滅してインバータ
からの出力電圧がなくなってしまうことが防止され、圧
縮機の運転を安定的に行なうことができる。
【0096】また、圧縮機の高速運転中に直流母線電圧
が低下した場合には、出力周波数上限値下降手段により
出力周波数指令値の上限値が下降させられるので、イン
バータからの出力電圧が出力電圧指令値まで上昇しなく
なるほどの高周波数域での運転が回避される。したがっ
て、出力電圧の低下に伴い電流値が増大して、運転効率
が低下したり過電流遮断に至ったりすることが防止さ
れ、圧縮機の運転を安定的に行なうことができる。
【0097】また、圧縮機の高速運転中に直流母線電圧
が低下した場合には、第2の出力電圧上昇手段により出
力電圧指令値が通常時よりも上昇させられるので、イン
バータからの出力電圧は、出力電圧指令値まで達しない
にしても、できるだけ高められることになる。したがっ
て、出力電圧の低下に伴い電流値が増大して、運転効率
が低下したり過電流遮断に至ったりすることが防止さ
れ、圧縮機の運転を安定的に行なうことができる。
【0098】また、圧縮機運転中に運転状態が不安定に
なり直流母線電流またはインバータ出力電流の変動が大
きくなった場合には、第3の出力電圧上昇手段により出
力電圧指令値が通常時よりも上昇させられるので、イン
バータからの出力電圧が高められ、圧縮機の発生トルク
が大きくなる。したがって、不安定な運転状態を速やか
に解消でき、直流母線電流またはインバータ出力電流の
脈動に伴う圧縮機からの振動・騒音や過電流遮断が防止
されて、圧縮機の運転を安定的に行なうことができる。
【0099】また、圧縮機運転中に運転状態が不安定に
なり直流母線電流またはインバータ出力電流の変動が大
きくなった場合には、第2のキャリア周波数下降手段に
よりキャリア周波数が下降させられ、この下降させられ
たキャリア周波数を用いてPWM信号が演算されるの
で、スイッチングの回数が低減されてスイッチング素子
ON禁止期間の設定回数も低減されるとともに、PWM
信号のパルス幅が広くなる。したがって、上下短絡防止
手段の影響でパルス幅が細くなることに原因する不安定
な運転状態を速やかに解消でき、直流母線電流またはイ
ンバータ出力電流の脈動に伴う圧縮機からの振動・騒音
や過電流遮断が防止されて、圧縮機の運転を安定的に行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1に係る空気調和機の制御装
置を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施例1に係る空気調和機の制御装
置の制御フローチャートである。
【図3】 本発明の実施例2に係る空気調和機の制御装
置を示すブロック図である。
【図4】 本発明の実施例2に係る空気調和機の制御装
置の制御フローチャートである。
【図5】 3次重畳方式を説明するグラフである。
【図6】 2アーム方式を説明するグラフである。
【図7】 本発明の実施例3に係る空気調和機の制御装
置を示すブロック図である。
【図8】 本発明の実施例3に係る空気調和機の制御装
置の制御フローチャートである。
【図9】 本発明の実施例4に係る空気調和機の制御装
置を示すブロック図である。
【図10】 本発明の実施例4に係る空気調和機の制御
装置の制御フローチャートである。
【図11】 本発明の実施例5に係る空気調和機の制御
装置を示すブロック図である。
【図12】 本発明の実施例5に係る空気調和機の制御
装置の制御フローチャートである。
【図13】 本発明の実施例6に係る空気調和機の制御
装置を示すブロック図である。
【図14】 本発明の実施例6に係る空気調和機の制御
装置の制御フローチャートである。
【図15】 本発明の実施例7に係る空気調和機の制御
装置を示すブロック図である。
【図16】 本発明の実施例7に係る空気調和機の制御
装置の制御フローチャートである。
【図17】 本発明の実施例8に係る空気調和機の制御
装置を示すブロック図である。
【図18】 本発明の実施例8に係る空気調和機の制御
装置の制御フローチャートである。
【図19】 本発明の実施例9に係る空気調和機の制御
装置を示すブロック図である。
【図20】 本発明の実施例9に係る空気調和機の制御
装置の制御フローチャートである。
【図21】 本発明の実施例10に係る空気調和機の制
御装置を示すブロック図である。
【図22】 本発明の実施例10に係る空気調和機の制
御装置の制御フローチャートである。
【図23】 本発明の実施例11に係る空気調和機の制
御装置を示すブロック図である。
【図24】 本発明の実施例11に係る空気調和機の制
御装置の制御フローチャートである。
【図25】 従来の空気調和機の制御装置の制御構成図
である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 凝縮器、3 絞り装置、4 蒸発器、
5 冷媒配管、6 インバータ、7 制御装置、10
出力周波数決定手段、11 起動判定手段、12 通常
V/F記憶手段、13 起動V/F記憶手段、14 V
/F選択手段、17 第1のPWM演算手段、20 V
/F記憶手段、23 PWM演算方式設定手段、24
第2のPWM演算手段、25 通常キャリア周波数記憶
手段、26 起動キャリア周波数記憶手段、27 キャ
リア周波数選択手段、28 第3のPWM演算手段、2
9 通常周波数増加速度記憶手段、30 起動周波数増
加速度記憶手段、31 周波数増加速度選択手段、32
第4のPWM演算手段、33 母線電圧検出手段、3
4 第1の出力電圧上昇手段、35 出力電圧補正手
段、39 第5のPWM演算手段、40 第1のキャリ
ア周波数下降手段、41 第6のPWM演算手段、42
出力周波数下限値上昇手段、43 第1の出力周波数
置換手段、44 第7のPWM演算手段、45 出力周
波数上限値下降手段、46 第2の出力周波数置換手
段、47 第8のPWM演算手段、48第2の出力電圧
上昇手段、49 第9のPWM演算手段、50 母線電
流検出手段、51 変動判定手段、52 第3の出力電
圧上昇手段、53 第10のPWM演算手段、54 第
2のキャリア周波数下降手段、55 第11のPWM演
算手段。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、及び蒸発器
    を冷媒配管により接続してなる冷媒回路を備えた空気調
    和機の、前記圧縮機をインバータを用いて可変速に駆動
    制御する制御装置において、 空気調和機の運転状態に基づいて前記インバータへの出
    力周波数指令値を決定する出力周波数決定手段と、前記
    出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値を決定する
    ための通常V/Fを記憶する通常V/F記憶手段と、前
    記出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値を決定す
    るための前記通常V/Fより値の大きい起動V/Fを記
    憶する起動V/F記憶手段と、前記圧縮機の起動からの
    運転時間に基づいて前記圧縮機の起動時と通常運転時と
    を判定する起動判定手段と、前記起動判定手段が起動時
    を判定したときは前記起動V/F起動手段の記憶値を選
    択し通常運転時を判定したときは前記通常V/F記憶手
    段の記憶値を選択するV/F選択手段と、前記出力周波
    数指令値と前記V/F選択手段の選択値とに基づいてP
    WM信号を演算する第1のPWM演算手段とを備えたこ
    とを特徴とする空気調和機の制御装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、及び蒸発器
    を冷媒配管により接続してなる冷媒回路を備えた空気調
    和機の、前記圧縮機をインバータを用いて可変速に駆動
    制御する制御装置において、 空気調和機の運転状態に基づいて前記インバータへの出
    力周波数指令値を決定する出力周波数決定手段と、前記
    出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値を決定する
    ためのV/Fを記憶するV/F記憶手段と、前記圧縮機
    の起動からの運転時間に基づいて前記圧縮機の起動時と
    通常運転時とを判定する起動判定手段と、PWM信号の
    演算方式として前記起動判定手段が起動時を判定したと
    きは出力周波数の正弦波にその3倍の周波数の正弦波を
    重畳してなる波形とキャリア波の三角波形とを比較する
    3次重畳方式を設定し前記起動判定手段が通常運転時を
    判定したときは出力周波数の正弦波にその3の倍数の周
    波数の正弦波を重畳することにより前記出力周波数の正
    弦波の位相が60〜120゜および240〜300゜の
    区間をキャリア波のピーク値に一致させてなる波形とキ
    ャリア波の三角波形とを比較する2アーム方式を設定す
    るPWM演算方式設定手段と、前記出力周波数指令値と
    前記V/F記憶手段の記憶値とに基づいて前記PWM演
    算方式設定手段で設定された演算方式によりPWM信号
    を演算する第2のPWM演算手段とを備えたことを特徴
    とする空気調和機の制御装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、及び蒸発器
    を冷媒配管により接続してなる冷媒回路を備えた空気調
    和機の、前記圧縮機をインバータを用いて可変速に駆動
    制御する制御装置において、 空気調和機の運転状態に基づいて前記インバータへの出
    力周波数指令値を決定する出力周波数決定手段と、前記
    出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値を決定する
    ためのV/Fを記憶するV/F記憶手段と、PWM信号
    の通常キャリア周波数を記憶する通常キャリア周波数記
    憶手段と、PWM信号の前記通常キャリア周波数より周
    波数の高い起動キャリア周波数を記憶する起動キャリア
    周波数記憶手段と、前記圧縮機の起動からの運転時間に
    基づいて前記圧縮機の起動時と通常運転時とを判定する
    起動判定手段と、前記起動判定手段が起動時を判定した
    ときは前記起動キャリア周波数記憶手段の記憶値を選択
    し通常運転時を判定したときは前記通常キャリア周波数
    記憶手段の記憶値を選択するキャリア周波数選択手段
    と、前記出力周波数指令値と前記V/F記憶手段の記憶
    値と前記キャリア周波数設定手段の選択値とに基づいて
    PWM信号を演算する第3のPWM演算手段とを備えた
    ことを特徴とする空気調和機の制御装置。
  4. 【請求項4】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、及び蒸発器
    を冷媒配管により接続してなる冷媒回路を備えた空気調
    和機の、前記圧縮機をインバータを用いて可変速に駆動
    制御する制御装置において、 空気調和機の運転状態に基づいて前記インバータへの出
    力周波数指令値を決定する出力周波数決定手段と、前記
    出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値を決定する
    ためのV/Fを記憶するV/F記憶手段と、前記出力周
    波数指令値の通常増加速度を記憶する通常周波数増加速
    度記憶手段と、前記出力周波数指令値の前記通常増加速
    度より遅い起動増加速度を記憶する起動周波数増加速度
    記憶手段と、前記圧縮機の起動からの運転時間に基づい
    て前記圧縮機の起動時と通常運転時とを判定する起動判
    定手段と、前記起動判定手段が起動時を判定したときは
    前記起動周波数増加速度記憶手段の記憶値を選択し通常
    運転時を判定したときは前記通常周波数増加速度記憶手
    段の記憶値を選択する周波数増加速度選択手段と、前記
    出力周波数指令値と前記V/F選択手段の記憶値と前記
    周波数増加速度選択手段の選択値とに基づいてPWM信
    号を演算する第4のPWM演算手段とを備えたことを特
    徴とする空気調和機の制御装置。
  5. 【請求項5】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、及び蒸発器
    を冷媒配管により接続してなる冷媒回路を備えた空気調
    和機の、前記圧縮機をインバータを用いて可変速に駆動
    制御する制御装置において、 空気調和機の運転状態に基づいて前記インバータへの出
    力周波数指令値を決定する出力周波数決定手段と、前記
    出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値を決定する
    ためのV/Fを記憶するV/F記憶手段と、前記インバ
    ータの直流母線電圧を検出する母線電圧検出手段と、前
    記出力周波数指令値が所定値以下でありかつ前記母線電
    圧検出手段の検出値が所定値より高いとき前記出力周波
    数指令値と前記V/F選択手段の記憶値とから決定され
    る出力電圧指令値を上昇させる第1の出力電圧上昇手段
    と、前記出力電圧指令値を前記母線電圧検出手段の検出
    値に応じて補正する出力電圧補正手段と、前記出力周波
    数指令値と前記第1の出力電圧上昇手段および前記出力
    電圧補正手段を経た出力電圧指令値とに基づいてPWM
    信号を演算する第5のPWM演算手段と、前記第5のP
    WM演算手段により演算されたPWM信号にスイッチン
    グ素子ON禁止期間を設定して前記インバータの直流母
    線相互の短絡を防止する上下短絡防止手段とを備えたこ
    とを特徴とする空気調和機の制御装置。
  6. 【請求項6】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、及び蒸発器
    を冷媒配管により接続してなる冷媒回路を備えた空気調
    和機の、前記圧縮機をインバータを用いて可変速に駆動
    制御する制御装置において、 空気調和機の運転状態に基づいて前記インバータへの出
    力周波数指令値を決定する出力周波数決定手段と、前記
    出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値を決定する
    ためのV/Fを記憶するV/F記憶手段と、PWM信号
    のキャリア周波数を記憶するキャリア周波数記憶手段
    と、前記インバータの直流母線電圧を検出する母線電圧
    検出手段と、前記出力周波数指令値が所定値以下であり
    かつ前記母線電圧検出手段の検出値が所定値より高いと
    き前記キャリア周波数記憶手段から読み出されるキャリ
    ア周波数を下降させる第1のキャリア周波数下降手段
    と、前記出力周波数指令値と前記V/F記憶手段の記憶
    値とから決定される出力電圧指令値を前記母線電圧検出
    手段の検出値に応じて補正する出力電圧補正手段と、前
    記出力周波数指令値と前記出力電圧補正手段を経た出力
    電圧指令値と前記第1のキャリア周波数下降手段を経た
    キャリア周波数とに基づいてPWM信号を演算する第6
    のPWM演算手段と、前記第6のPWM演算手段により
    演算されたPWM信号にスイッチング素子ON禁止期間
    を設定して前記インバータの直流母線相互の短絡を防止
    する上下短絡防止手段とを備えたことを特徴とする空気
    調和機の制御装置。
  7. 【請求項7】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、及び蒸発器
    を冷媒配管により接続してなる冷媒回路を備えた空気調
    和機の、前記圧縮機をインバータを用いて可変速に駆動
    制御する制御装置において、 空気調和機の運転状態に基づいて前記インバータへの出
    力周波数指令値を決定する出力周波数決定手段と、前記
    出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値を決定する
    ためのV/Fを記憶するV/F記憶手段と、出力周波数
    指令値の下限値を記憶する出力周波数下限値記憶手段
    と、前記インバータの直流母線電圧を検出する母線電圧
    検出手段と、前記母線電圧検出手段の検出値が所定値よ
    り高いとき前記出力周波数下限値記憶手段から読み出さ
    れる下限値を上昇させる出力周波数下限値上昇手段と、
    前記出力周波数決定手段が決定した出力周波数指令値が
    前記出力周波数下限値上昇手段を経た下限値より低いと
    き前記出力周波数指令値を前記下限値に置き換える第1
    の出力周波数置換手段と、前記第1の出力周波数置換手
    段を経た出力周波数指令値と前記V/F記憶手段の記憶
    値とから決定される出力電圧指令値を前記母線電圧検出
    手段の検出値に応じて補正する出力電圧補正手段と、前
    記第1の出力周波数置換手段を経た出力周波数指令値と
    前記出力電圧補正手段を経た出力電圧指令値とに基づい
    てPWM信号を演算する第7のPWM演算手段と、前記
    第7のPWM演算手段により演算されたPWM信号にス
    イッチング素子ON禁止期間を設定して前記インバータ
    の直流母線相互の短絡を防止する上下短絡防止手段とを
    備えたことを特徴とする空気調和機の制御装置。
  8. 【請求項8】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、及び蒸発器
    を冷媒配管により接続してなる冷媒回路を備えた空気調
    和機の、前記圧縮機をインバータを用いて可変速に駆動
    制御する制御装置において、 空気調和機の運転状態に基づいて前記インバータへの出
    力周波数指令値を決定する出力周波数決定手段と、前記
    出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値を決定する
    ためのV/Fを記憶するV/F記憶手段と、出力周波数
    指令値の上限値を記憶する出力周波数上限値記憶手段
    と、前記インバータの直流母線電圧を検出する母線電圧
    検出手段と、前記母線電圧検出手段の検出値が所定値よ
    り低いとき前記出力周波数上限値記憶手段から読み出さ
    れる上限値を下降させる出力周波数上限値下降手段と、
    前記出力周波数決定手段が決定した出力周波数指令値が
    前記出力周波数上限値下降手段を経た上限値より高いと
    き前記出力周波数指令値を前記上限値に置き換える第2
    の出力周波数置換手段と、前記第2の出力周波数置換手
    段を経た出力周波数指令値と前記V/F記憶手段の記憶
    値とに基づいてPWM信号を演算する第8のPWM演算
    手段とを備えたことを特徴とする空気調和機の制御装
    置。
  9. 【請求項9】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、及び蒸発器
    を冷媒配管により接続してなる冷媒回路を備えた空気調
    和機の、前記圧縮機をインバータを用いて可変速に駆動
    制御する制御装置において、 空気調和機の運転状態に基づいて前記インバータへの出
    力周波数指令値を決定する出力周波数決定手段と、前記
    出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値を決定する
    ためのV/Fを記憶するV/F記憶手段と、前記インバ
    ータの直流母線電圧を検出する母線電圧検出手段と、前
    記出力周波数指令値が所定値以上でありかつ前記母線電
    圧検出手段の検出値が所定値より低いとき前記出力周波
    数指令値と前記V/F記憶手段の記憶値とから決定され
    る出力電圧指令値を上昇させる第2の出力電圧上昇手段
    と、前記出力周波数指令値と前記第2の出力電圧上昇手
    段を経た出力電圧指令値とに基づいてPWM信号を演算
    する第9のPWM演算手段とを備えたことを特徴とする
    空気調和機の制御装置。
  10. 【請求項10】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、及び蒸発
    器を冷媒配管により接続してなる冷媒回路を備えた空気
    調和機の、前記圧縮機をインバータを用いて可変速に駆
    動制御する制御装置において、 空気調和機の運転状態に基づいて前記インバータへの出
    力周波数指令値を決定する出力周波数決定手段と、前記
    出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値を決定する
    ためのV/Fを記憶するV/F記憶手段と、前記インバ
    ータの直流母線より下流側における電流を検出する電流
    検出手段と、前記電流検出手段の検出値に所定幅以上の
    変動があるか否かを判定する変動判定手段と、前記変動
    判定手段が変動を判定したとき前記出力周波数指令値と
    前記V/F記憶手段の記憶値とから決定される出力電圧
    指令値を上昇させる第3の出力電圧上昇手段と、前記出
    力周波数指令値と前記第3の出力電圧上昇手段を経た出
    力電圧指令値とに基づいてPWM信号を演算する第10
    のPWM演算手段とを備えたことを特徴とする空気調和
    機の制御装置。
  11. 【請求項11】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、及び蒸発
    器を冷媒配管により接続してなる冷媒回路を備えた空気
    調和機の、前記圧縮機をインバータを用いて可変速に駆
    動制御する制御装置において、 空気調和機の運転状態に基づいて前記インバータへの出
    力周波数指令値を決定する出力周波数決定手段と、前記
    出力周波数指令値に対応する出力電圧指令値を決定する
    ためのV/Fを記憶するV/F記憶手段と、PWM信号
    のキャリア周波数を記憶するキャリア周波数記憶手段
    と、前記インバータの直流母線より下流側における電流
    を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段の検出値
    に所定幅以上の変動があるか否かを判定する変動判定手
    段と、前記変動判定手段が変動を判定したとき前記キャ
    リア周波数記憶手段から読み出されるキャリア周波数を
    下降させる第2のキャリア周波数下降手段と、前記出力
    周波数指令値と前記V/F記憶手段の記憶値と前記第2
    のキャリア周波数下降手段を経たキャリア周波数とに基
    づいてPWM信号を演算する第11のPWM演算手段
    と、前記第11のPWM演算手段により演算されたPW
    M信号にスイッチング素子ON禁止期間を設定して前記
    インバータの直流母線相互の短絡を防止する上下短絡防
    止手段とを備えたことを特徴とする空気調和機の制御装
    置。
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