JP3167004B2 - 水道用給水システムの末端圧力一定制御装置 - Google Patents

水道用給水システムの末端圧力一定制御装置

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  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道の配水管に直結し
て使用する水道用給水システムの末端圧力一定制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインバータを使用した給水システ
ムの末端圧力一定制御方式には、特願昭56−272号
(関数、演算を行い、吐出し目標圧力を求めるもの)、
特願昭57−163871号(複数区間を設定し、吐出
し目標圧力を求めるもの)、特願昭59−131010
号(予め定めた運転速度と吐出し目標圧力との関係に基
づき、運転速度から吐出し目標圧力を求める。)などが
ある。これらは、いずれも、ポンプ吸込側の圧力が変化
しないことを前提としている。水道用の給水ポンプは現
状では、逆流による水の汚染、ウォータハンマーの影響
などの点から、配水管に直結して使用することが禁止さ
れていた。このため、水道の配水管から分岐して、一
旦、受水槽に貯水し、この水を給水ポンプにより揚水し
て各需要家に送水している。このような使われ方であれ
ば、前述した従来の制御方式で十分であった。最近、配
水管の圧力を利用するとともに不衛生な受水槽を排除す
るために、同給水装置を配水管に直結して給水する検討
が始められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】給水装置を配水管に直
結して使用し、且つ、ポンプをインバータで駆動して流
量センサを用いずに圧力センサのみで末端圧力一定制御
を行うと、以下の問題が生じるものと考えられる。配水
管の圧力(ポンプ吸込側圧力、あるいは押込圧力)が変
動すると、従来技術で述べた制御方式はポンプの運転速
度に関連付けて、吐出目標圧力を決定するようにしてあ
るため、速度も変化し、これに基づいての目標圧力を決
められず、安定した制御ができなくなる。
【0004】即ち従来の一例を示す図1の運転特性図に
於いて、管路抵抗曲線Fに沿って、例えば運転速度が、
それぞれNMIN,N1,N2,N3,NMAXの時、吐出し目
標圧力がH0,H1,H2,H3,H4となるよう予め記憶
されている。さらに、図2は、押込圧力が0mとしたと
きのポンプの特性図を示しており、Haは使用水量0の
ときに必要な最低圧力であり、実揚程Haと所要末端圧
力Hpとの和で求められる。Hbは給水系に最大水量Q
MAXを流した時に必要な最高圧力であり全揚程である。
曲線Fは管路抵抗曲線であり、曲線Iはポンプを最高速
度NMAXで運転しているときのQ−H性能曲線であり、
曲線Jはポンプを運転速度NMINMIN=NMAX・SQR(H0/Hc) で運転している時のQ−H性能曲線を示しており、図3
は、押込圧力が0mからdmに変化した場合の運転特性
と運転速度との関係を、図2に対比して表したものであ
る。
【0005】ところで、使用水量Qは運転速度Nに比例
し、全揚程Hは運転速度Nの二乗に比例する。同一給水
系に水を流すのであるから、前述した所要圧力H0,H4
は変わらない。しかし、使用水量0のときにH0を満足
するための速度NMIN′は NMIN′=NMAX・SQR〔(H0−d)/Hc〕 となり、最大水量QMAXのときにH4を満足する速度N
MAX′は NMAX′=NMAX・SQR〔Hc/(Hc+d)〕 となり、それぞれ NMIN>NMIN´,NMAX>NMAX´ となり、押込圧力が0からdmに変化すると運転速度が
下がり、管路抵抗曲線Fに基づく正しい制御がなされな
くなる。
【0006】そこで、本発明は上記問題点を解消し、配
水管の圧力が変動しても流量センサを用いることなく、
圧力センサのみで末端圧力一定制御方式を実現できる水
道用給水装置の末端圧力一定制御装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】吸込側圧力が変動して
も、流量センサを必要とせず、末端圧力一定制御を行う
には、吸い込み側圧力の変化に応じて、使用水量が0の
時に必要な最低圧力時のポンプ運転速度と最大水量の時
に必要な最高圧力時のポンプ運転速度が特定されなけれ
ばならない。即ち、ポンプ吸込側に設けた圧力センサに
より吸込圧力を検出し、これに応じて、これらの運転速
度を求めるようにする。
【0008】このための手段として、予め定めた給水管
路の抵抗曲線に基づいて給水系が所望する締切時(水量
0)の圧力(ここではHaとする)と最大水量時の圧力
(ここではHbとする)とポンプ基準速度と(ここでは
MAXとする)とこの速度で運転したときの締切圧力
(ここではHcとする)とを設定し、前述の圧力Haを
満足する運転速度及びHbを満足する速度を吸込側圧力
センサの検出した圧力に基づいて決定し、これらの緒元
から目標圧力を決定し、目標圧力を更新する前の目標圧
力に到達した時、現状の運転速度から、次の目標圧力を
決定し、更新する手段を備える。
【0009】
【作用】上述した手段を備えることによって、管路抵抗
曲線に沿った末端圧力一定制御が達成される。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図4〜図8により説明す
る。図4は本発明実施例の構成を示す構成図であり、1
は水道配水管(水道本管)、2は配水管枝管、3,10
は仕切弁、4は汚染防止のための逆流防止弁、7はポン
プ、5は吸込側の圧力を検出し、これに応じた信号を発
信する圧力センサ、8は需要家側の使用水量がある一定
水量の時にONし過少水量(例えば10〜20l/mi
n)以下でOFFする流量スイッチ、9は圧力タンク1
3(内部に空気を保有)に畜圧している水を水道配水管
1側に逆流させないようにするための逆止弁、11は給
水管、12は同給水管11に備わり、ここでの圧力に応
じた信号を発信する圧力センサ、14は前述の圧力セン
サ5,12、流量スイッチ8の信号を入力し、予め定め
たプログラムに従い、ポンプ7を予め定めた一定の関
係、即ち、末端圧力一定制御を行って運転し、水道配水
管1側の水を加圧して需要家側に給水していくための制
御装置(CTL)である。
【0011】図5は図4の制御装置14の詳細な制御回
路図を示し、R,S,Tは電源(例えば3相,200V
電源)、20は配線用しゃ断器を兼ねた漏電遮しゃ器、
R,Sは制御電源、22は交流電源を所望の周波数、電
圧に変換し、インダクションモータ24に出力するイン
バータ、23はインバータ22が運転する上で必要な初
期値各種定数を設定するためのコンソール、25は始
動、停止を指令するスイッチであり、これを閉じると始
動し、開くと停止する。26はトランスであり、マイク
ロコンピュータCU内の電源ユニットに電源を供給す
る。27は予め定めたプログラムに従ってリレー(X)
28をON,OFF指令するためのインタフェースであ
る。
【0012】29はトランス26からの電力を整流平滑
するマイクロコンピュータCU用の電源ユニット(例え
ばDC5V,DC12V,DC24Vなど)、30は予
め制御手順を決めたプログラム及び各種データを記憶す
るメモリ、31は前述したインターフェース27に、予
め定めたプログラムに従って出力するための出力ポー
ト、32は同様にインバータ22に所望な速度及び電圧
を指令するための出力ポート(具体的にはディジタル信
号をアナログ信号(例えばDC0〜10V)に変換出
力)、33はスイッチ(例えばディジタルスイッチ)3
6にて設定されている、制御上での必要な初期値、即
ち、目標圧力(H0〜H4を設定)を読み込むための入力
ポート、同様に、35はスイッチ(例えばディジタルス
イッチ)37にて設定されている、制御上での必要な初
期値、即ち、回転速度NMAX等を読込むための入力ポー
トである。
【0013】さらに、39はインターフェース(主とし
てD/A変換器で構成)38を介して、圧力センサ5,
12の信号を読み込むための入力ポート、同じく、41
はインターフェース40を介して、流量スイッチ8の開
閉信号を読み込むための入力ポート、34は中央演算処
理装置(CPU)である。
【0014】具体的には漏電しゃ断器20、スイッチ2
5を投入することにより、電源が供給あるいは制御電源
が確立され、CPU34は予め定めた制御プログラムを
メモリ30より読み出し、始動条件の確立に伴い、イン
ターフェース27を介してリレー(X)28を付勢する
信号を出力して、その接点Xa(インバータ起動指令
用)を閉じ、インターフェース32を介して、所望な速
度指令信号をインバータ22に出力する。これにより同
インバータ22を介しインダクションモータ24が駆動
される結果として、ポンプ7が運転されて給水を始め
る。さて、本発明では、以下のように、水量Qが運転速
度Nに比例し、また、全揚程Hが運転速度Nの二乗に比
例する関係を利用の上、ポンプ吸込側の押込圧力の変動
が制御に取り込まれたものとなっている。
【0015】図2,図3に於いて、押込圧力をdm、ポ
ンプ7が最高速度NMAXで運転されている時のポンプQ
−H性能曲線をI、その時の締切圧力をHc、水量0の
時に給水系に所望な圧力をHa、最大水量QMAXの時に
必要な圧力をHbとする。これら値は給水系に所望な緒
元であり、普遍的なものである。押込圧力がdに変化し
たことを考慮して、圧力Ha,Hbを満足する運転速度
(変数)をそれぞれNMIN′,NMAX′とすると次の式で
与えられる。 NMIN′=NMAX・SQR〔(Ha−d)/Hc〕 ・・・ NMAX′=NMAX・SQR〔Hc/(Hc+d)〕 ・・・ 及び式は押込圧力dが変化すれば、圧力Ha,Hb
を満足する運転速度NMIN′,NMAX′が変化することを
表しており、吸込側に設けた圧力センサ5の検出した圧
力を、図5に示すインターフェース38でA/D変換し
て取り込み、,式で演算すれば、圧力Ha,Hbを
満足する運転速度NMIN′,NMAX′が特定できることに
なる。さらに、制御する際に、最高速度NMAXを運転速
度の基準とする。次に、使用水量の変動に応じ、管路抵
抗曲線Fに沿って、ポンプ吐出し側圧力を制御すると、
吐出し圧力はHaからHb、運転速度はNMIN′からN
MAX′まで変化する。この変化率は次の式で与えられ
る。 △h/△n=(Hb−Ha)/(NMAX′−NMIN′) ・・・ これは点00と点04との間を結んだ直線の傾きを示して
いる。以上の、、、式の関係から運転速度に応じ
て、目標圧力を与える演算式を求めると式となる。 Hy=△h/△n・(Nx−NMIN′)+Ha ・・・
ここで、hyは目標圧力、Nxは運転速度である。即
ち、式においてΔh/Δnは式から、また、
MIN′は式から既知であるから、式は運転中にポ
ンプ7の運転速度Nxを検出すれば、目標圧力hyが決
定できることを表している。
【0016】以上に基づいて、制御のアルゴリズムを示
すと以下のとおりとなる。 (1)ポンプ吸い込み側圧力dを圧力センサ5により検
出して、式により最低速度NMIN′を演算して求め
る。始動条件が確立したらポンプ7をNMIN′(Nx=
MIN′)で運転し、吐出し目標圧力をHaとする。 (2)始動後、安定するまで目標圧力をHaとして、こ
れの一定比例制御を行う。 (3)逐次、吸込側圧力dを検出し、式による演算結
果Δh/Δnをメモリ30に記憶させておく。吸込圧力
dが変動すると、これに伴い吸込圧力dが更新記憶され
る。但し、検出された吸込圧力dが直前記憶のものに比
し、相当大きくかけ離れている場合には、その検出され
た吸込圧力dは更新記憶されない。 (4)Ha一定となった後、Nxを検出する。その値を
式に代入して、新規目標圧力hyを求める。これによ
り、それまでの目標圧力はこの新規目標圧力hyに更新
される。 (5)もし、(4)の結果、目標圧力が更新されると、
これの一定制御を行う。以下、(3),(4),(5)
を繰返し処理すれば、使用水量に対応した吐出し目標圧
力に収束する。
【0017】次に、図6の運転特性図と、図7,図8フ
ローチャートにより、このアルゴリズムを更に詳細に説
明する。図6に於いて、今、便宜上、吸込側圧力がaで
停止しているものとする。この状態ではCU(図5)は
図8に示すステップ800を実行し、ステップ700よ
り始まる割込処理TIMINTの割込みを許可し、割込み待ち
を行う。この後、ステップ700からのTIMINT割込み処
理入口へジャンプする。ステップ701では1回目か否
かを判定し、1回目の場合は、ステップ702で圧力セ
ンサ5にて吸込圧力aを検出し、メモリ30上のアドレ
ス0(MO)に格納する。2回目以降の場合には、ステ
ップ703でそのMO上のデータと比較し、もしも、そ
の差がΔP(例えば5m)以上の時には、その検出され
た吸込圧力を捨て、もしも、また、ΔP以下の場合に
は、その検出された吸込圧力をMO上に格納する。
【0018】次いで、ステップ704では、そのMO上
のデータとしての吸込圧力を読出し、,式により、
それぞれNMIN′,NMAX′を演算した上、演算結果をメ
モリ30上のアドレス1,2(M1,M2)に格納す
る。 NMIN′=NMAX・SQR〔(Ha−a)/Hc〕 (d=a)→結果をM1に格納 NMAX′=NMAX・SQR〔Hc/(Hc+a)〕 (d=a)→結果をM2に格納 加えて、次のように、傾きΔh/Δnを演算した上、演
算結果をメモリ30上のアドレス3(M3)に格納す
る。 △h/△n=(Hb−Ha)/(NMAX′−NMIN′) →結果をM3に格納 その後、ステップ705では、圧力センサ12にて吐出
圧力を検出し、その値をメモリ30上のアドレス4(M
4)に格納する。更に、ステップ706ではRETI命令が
実行された後、ステップ801に進むようにされる。こ
のステップ801では、初期値としての目標圧力Hyは
Hy=Haとして設定された上、メモリ30上のアドレ
ス5(M5)に格納され、また、運転速度NxはNx=
MIN′として設定された上、メモリ30上のアドレス
6(M6)に格納される。ところで、以上では、割込み
処理TIMINTでの処理条件についての説明が省略されてい
るが、初期化処理で、割込処理の周期等の割込に関する
条件が事前設定されていることから、その後は、その周
期に基づいて周期的に割込みがかかり、前述の吸込圧力
の検出・格納・演算や、吐出圧力の検出・格納が実行さ
れているものである。さて、その後のステップ802で
は始動条件が確立したか否かが判定される。
【0019】そのステップ802についてより詳細に説
明すれば、図6において、使用水量Qsの下で、例えば
吐出圧力がHa(ここでは、ポンプ始動圧力もHaとし
てある。)以下に下がったか否かが判定される。判定結
果として、Ha以下でなければ、Ha以下に下がるま
で、ステップ802での判定処理が繰返し実行される
が、その後、Ha以下に下がったならば、ステップ80
3での処理により、初めてリレー(X)28が付勢(O
N)されるとともに、運転速度NxをNx=NMIN′と
する命令が実行されることによって、ポンプ7が始動状
態におかれるものである。この始動後については後述す
るところであるが、初期速度NMIN′の運転でHa一定
になるまで処理が実行される。
【0020】次に、使用水量がQsからQrに変化した
場合を考える(図6に於いて、ポンプ7の運転点は運転
速度がNMIN′で点O10にある。)。この状態では、ス
テップ804での判定結果として、目標圧力Haに対
し、吐出し圧力Hがそれ以下に低下しているため、処理
はステップ805に進み、ここで、M6上に格納されて
いる運転速度Nxが読み出された上、これに1bitが加
算された結果(Nx+1bit→Nx=N1)がインバ
ータ22に増速信号として出力されるとともに、M6に
格納される。その後、ステップ808では、インバータ
22とポンプ7の応答遅れを調整するための待ち時間Δ
t(約0〜1sec)処理が実行されるが、吐出し圧力H
がHa一定となるまでは、ステップ804〜808各々
での処理が繰返し順次実行される。このような処理の結
果として、運転速度はN1→N2→N3へと順次増速さ
れ、ポンプ7の運転点は最終的に点O12に到達するもの
である。
【0021】以上の処理の結果として、圧力センサ12
で吐出し圧力HがHaとして検出されると、処理はステ
ップ804からステップ807にジャンプする。ステッ
プ807では、M1〜M6上に格納されている各種デー
タが読み出された上、式による演算を実行する。 hy=△h/△n・(N3−NMIN)+Ha ここで、Ha=Ha′(Nx=N3) その演算結果はM6上に格納された上、処理はステップ
809に進むが、ここでの判定処理の結果として、停止
条件が確立されていない場合はステップ804に、ま
た、それが確立されている場合は、ステップ810で運
転停止処理が行われた上、処理はステップ803を介し
ステップ802に戻されているものである。
【0022】その後、吸込側圧力がaからbに上昇した
場合について説明すれば、割込処理TIMINTに係わるステ
ップ700〜704に於いて、M0〜M3それぞれに
は、 M0=b NMIN′=NMAX・SQR〔(Ha−b)/Hc〕 →M1に格納(d=b) NMAX′=NMAX・SQR〔Hc/(Hc+b)〕 →M2に格納(d=b) 加えて、次のように、傾きΔh/Δnを演算の上、M3
に格納する。 △h/△n=(Hb−Ha)/(NMAX′−NMIN′) →M3に格納(d=b) M4=Haが格納される。
【0023】また、目標圧力はHaからHa′に更新さ
れている。以下、前述の処理に従い、増速処理および目
標圧力更新処理が逐次実行され、使用水量Qrに於い
て、最終目標点である点O3に到達する。以上の処理で
は、使用水量が増加した例として示されているが、それ
とは逆に減少した場合には、前述の説明で明らかなので
説明を省くが、ステップ804→806→808→80
4→807各々での処理を繰返し実行し、管路抵抗曲線
Fに沿った所定の圧力一定制御を行う。尚、前述のステ
ップ809での停止条件とは、例えば流量スイッチ8が
過少水量10〜15l/minを検出した場合とされる。
この停止条件が確立したならば、処理はステップ810
に進み、ここで停止処理が行われた上、ステップ802
に戻され、以降、処理が続行される。
【0024】以上のように、本実施例によれば、吸込側
圧力が変動しても末端圧力一定制御を正しく制御するこ
とが可能となる。さらに、以上の実施例に於いては、
,式を演算式としているが、これの開平演算を、次
のように、メモリテーブルを利用して求めても良い。
,式のルートの中は大体0.5〜1.0である。 メモリ 根 ル−ト M8000 0.71 SQR(0.5) ・ 0.77 SQR(0.6) ・ 0.84 SQR(0.7) ・ 0.89 SQR(0.8) ・ 0.95 SQR(0.9) ・ ・ ・ ・ ・ ・ M9000 1.0 SQR(1.0)
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、吸込側
圧力と吐出側圧力をそれぞれ圧力センサで検出し、両圧
力の変動を制御要件に組込んで、末端圧力一定制御を行
うため、管路抵抗曲線に沿った正しい制御が可能とな
り、管路抵抗曲線から離れてしまうという問題を解消す
ることが可能となる。さらに、吸込側圧力変動時には、
前述(図7)したように、急しゅんな大変動時での吸込
側圧力値については、これを離散的なデータと見做し
て、取り込まれないようにしているため、これの影響を
受けて暴走及びハンチングすることがなく、吐出側の圧
力制御を安定化させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水道用給水システムの運転特性図。
【図2】ポンプの特性図。
【図3】ポンプの特性図。
【図4】本発明の装置の構成図。
【図5】本発明の装置の制御回路図。
【図6】運転特性図。
【図7】フローチャート。
【図8】フローチャート。
【符号の説明】
1 水道配水管 2 配水管枝管 3,10 仕切弁 4 逆流防止弁 5 圧力センサ 7 ポンプ 8 流量スイッチ 9 逆止弁 11 給水管 12 圧力センサ 14 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 15/00 F04B 49/00 - 51/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変速駆動手段によって駆動されるポン
    プと、ポンプの吸込側に設けられて、吸込側の圧力を検
    出する吸込側圧力センサと、前記ポンプの吐出側に設け
    られて吐出側の圧力を検出する吐出側圧力センサとで構
    成される給水装置に於いて、予め定めた給水管路の抵抗
    曲線に基づいて給水系が所望する締切時(水量0)の圧
    力(ここではHaとする)と最大水量時の圧力(ここで
    はHbとする)とポンプ基準速度と(ここではNMAX
    する)とこの速度で運転したときの締切圧力(ここでは
    Hcとする)とを設定し、前述の圧力Haを満足する運
    転速度及びHbを満足する速度を吸込側圧力センサの検
    出した圧力に基づいて決定し、これらの緒元から目標圧
    力を決定し、目標圧力を更新する前の目標圧力に到達し
    た時、現状の運転速度から、次の目標圧力を決定し、更
    新することを特徴とする水道用給水システムの末端圧力
    一定制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1項記載の水道用給水システムの
    末端圧力一定制御装置に於いて、目標圧力の更新が吐出
    側圧力センサが更新前の目標圧力と一致した後になされ
    ことを特徴とする水道用給水システムの末端圧力一定
    制御装置。
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JP2007040135A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Ebara Corp 可変速給水装置

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