JPH08240194A - 水道用給水システムの末端圧力一定制御装置 - Google Patents

水道用給水システムの末端圧力一定制御装置

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JPH08240194A
JPH08240194A JP4399095A JP4399095A JPH08240194A JP H08240194 A JPH08240194 A JP H08240194A JP 4399095 A JP4399095 A JP 4399095A JP 4399095 A JP4399095 A JP 4399095A JP H08240194 A JPH08240194 A JP H08240194A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 水道本管に直結する給水システムにおいて、
給水管末端圧力を一定圧に正確に制御する。 【構成】 給水システムは、水道配水管1、配水管枝管
2、仕切弁3、10、汚染防止のための逆流防止弁4、
ポンプ5、吸込側の圧力センサ7、流量スイッチ8、圧
力タンク13(内部に空気を保有)に畜圧している水の
逆止弁9、給水管11、給水管11の圧力に応じた信号
を発信する圧力センサー12、末端圧力一定制御を行っ
て運転し、配水管側の水を加圧して需要家側に給水して
いくための制御装置(CTL)14を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水道の配水管に直結して
使用する水道用給水システムの末端圧力一定制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインバータを使用した給水システ
ムの末端圧力一定制御方式には特願昭56−272号
(関数、演算を行い、吐出し目標圧力を求めるもの)、
特願昭57−163871号(複数区間を設定し、吐出
し目標圧力を求めるもの)、特願昭59−131010
号(予め定めた運転速度と吐出し目標圧力との関係に基
づき、運転速度から吐出し目標圧力を求める。)などが
ある。これらは、いずれも、ポンプ吸込側の圧力が変化
しないことを前提としている。水道用の給水ポンプは現
状では、逆流による水の汚染、ウォータハンマーの影響
などの点から、配水管に直結して使用することが禁止さ
れていた。このため、水道の配水管から分岐して、一
旦、受水槽に貯水し、この水を給水ポンプにより揚水し
て各需要家に送水している。このような使われ方であれ
ば、前述した従来の制御方式で十分であった。最近、配
水管の圧力を利用するとともに不衛生な受水槽を排除す
るために、同給水装置を配水管に直結して給水する検討
が始められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】給水装置を配水管に直
結して使用し、且つ、ポンプをインバータで駆動して流
動センサーを用いずに圧力センサのみで末端圧力一定制
御を行うと、以下の問題が生じるものと考えられる。配
水管の圧力(ポンプ吸込側圧力)が変動すると、従来技
術で述べた制御方式はポンプの運転速度に関連付けて、
吐出目標圧力を決定するようにしてあるため、速度も変
化し、これに基づいての目標圧力を決められず、安定し
た制御ができなくなる。
【0004】即ち従来の一例を示す図1の運転特性図に
於いて、管路抵抗曲線Fに沿って、例えばそれぞれ、運
転速度がNMIN,N1,N2,N3,NMAX,の時、吐出し
目標圧力がH0,H1,H2,H3,H4,となるよう予め
記憶されている。さらに、図2は、押込圧力が0mとし
たときのポンプの特性図を示しており、Haは使用水量
0のときに必要な最低圧力であり、実揚程Haと所要末
端圧力Hpとの和で求められる。H4は給水系に最大水
量QMAXを流した時に必要な最高圧力であり前揚程であ
る。曲線Fは管路抵抗曲線であり、曲線Iはポンプを最
高速度NMAXで運転しているときのQ−H性能曲線であ
り、曲線Jはポンプを運転速度 NMIN=NMAX・SQR(H0/Hc) で運転している時のQ−H性能曲線を示しており、図3
は、押込圧力が0mからdmに変化した場合の運転特性
と運転速度との関係を左図に対比して表したものであ
る。
【0005】ところで、使用水量Qは運転速度Nに比例
し、全揚程Hは運転速度Nの二乗に比例する。同一給水
系に水を流すのであるから、前述した所要圧力H0,H4
は変わらない。しかし、使用水量0のときにH0を満足
するための速度NMIN′は NMIN′=NMAX・SQR〔(H0−d)/Hc〕 となり、最大水量QMAXのときにH4を満足する速度N
MAX′は NMAX′=NMAX・SQR〔Hc/(Hc+d)〕 となり、それぞれ NMIN>NMIN´,NMAX>NMAX´ となり、押込圧力が0からdmに変化すると運転速度が
下がり、管路抵抗曲線に基づく正しい制御がなされなく
なる。
【0006】そこで、本発明は上記問題点を解消し、配
水管の圧力が変動しても流量センサーを用いることな
く、圧力センサーのみで末端圧力一定制御方式を実現で
きる水道用給水装置の末端圧力一定制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】吸込側圧力が変動しても
正しく流量センサーを必要とせず、末端圧力一定制御を
行うには、吸い込み側圧力の変化に応じて、使用水量が
0の時に必要な最低圧力時のポンプ運転速度と最大水量
の時に必要な最高圧力時のポンプ運転速度が特定されな
ければならない。即ち、ポンプ吸込側に設けた圧力セン
サにより吸込圧力を検出し、これに応じて、これらの運
転速度を求めるようにする。
【0008】このための手段として、予め定めた給水管
路の抵抗曲線に基づいて給水系が所望する締切時(水量
0)の圧力(ここではHaとする)と最大水量時の圧力
(ここではHbとする)とポンプ基準速度と(ここでは
MAXとする)とこの速度で運転したときの締切圧力
(ここではHcとする)とを設定し、前述の圧力Haを
満足する運転速度及びHbを満足する速度とを吸込側圧
力センサの検出した圧力に基づいて決定し、これらの緒
元から目標圧力を決定し、目標圧力を更新する前の目標
圧力に到達した時、現状の運転速度から、次の目標圧力
を決定し、更新する手段を備える。
【0009】
【作用】上述した手段を備えることによって管路抵抗曲
線に沿った末端圧力一定制御が達成される。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図4〜図8により説明す
る。図4は本発明実施例の構成を示す構成図であり、1
は水道配水管、2は配水管枝管、3,10は仕切弁、4
は汚染防止のための逆流防止弁、5はポンプ、7は吸込
側の圧力を検出し、これに応じた信号を発信する圧力セ
ンサ、8は需要家側の使用水量がある一定水量の時にO
Nし過少水量(例えば10〜20/min)以下でOFF
する流量スイッチ、9は圧力タンク13(内部に空気を
保有)に畜圧している水を配水管側に逆流させないよう
にするための逆止弁、11は給水管、12は同給水管に
備わり、ここの圧力に応じた信号を発信する圧力センサ
ー、14は前述の圧力センサー5、12、流量スイッチ
8の信号を入力し、予め定めたプログラムに従い、ポン
プ7を予め定めた一定の関係、即ち、末端圧力一定制御
を行って運転し、配水管側の水を加圧して需要家側に給
水していくための制御装置(CTL)である。
【0011】図5は図4の制御装置14の詳細な制御回
路図を示し、R,S,Tは電源(例えば3相,200V
電源)、20は配線用しゃ断器、R,Sは制御電源、2
2は交流電源を所望の周波数、電圧に変換し、インダク
ションモータ24に出力するインバータ、23はインバ
ータ22が運転する上で必要な初期値各種定数を設定す
るためのコンソール、25は始動、停止を指令するスイ
ッチであり、これを閉じると始動し、開くと停止する。
26はトランスであり、マクロコンピュータCUの安定
化電源を供給する。27は予め定めたプログラムに従っ
てリレー28をON,OFF指令するためのインタフェ
ースである。
【0012】29はトランス26からの電力を整流平滑
するCUの電源ユニット(例えばDC5V,DC12
V,DC24Vなど)、30は予め制御手順を決めたプ
ログラム及び各種データを記憶するメモリ、31は前述
したインターフェース27に、予め定めたプログラムに
従って出力するための出力ポート、32は同様にインバ
ータ22に所望な速度及び電圧を指令するための出力ポ
ート(具体的にはディジタル信号をアナログ(例えばD
C0〜10V)に変換して信号を出力)、33はスイッ
チ36(例えばディジタルスイッチ)であり、制御する
上で必要な初期値即ち、目標圧力(H0〜H4を設定)を
読み込むための入力ポート、同様に35はスイッチ37
(例えばディジタルスイッチであり、制御する上で必要
な初期値即ち、回転速度NMAX…………)で設定した値
を読込むための入力ポートである。
【0013】さらに、39はインターフェース38(主
としてアナログをディジタルに変換するD/A変換器で
構成されている)を介して、圧力センサー39,40の
信号を読み込むための入力ポート、同じく41はインタ
ーフェース40を介して、流量スイッチ44の開閉信号
を読み込むための入力ポート、34は中央演算処理装置
である。
【0014】具体的には漏電しゃ断器20、スイッチ2
5を投入することにより、電源が供給あるいは制御電源
が確立され、CPU34は予め定めた制御プログラムを
メモリ30より読み出し、始動条件の確立に伴い、イン
ターフェース27を介してリレーXを付勢する信号を出
力して、その接点Xa(インバータ起動指令)を閉じ、
インターフェース32を介して、所望な速度指令信号を
インバータ22に出力する。これにより同インバータが
駆動し、ポンプが運転し給水を始める。ところで、ポン
プ吸込側の押込圧力の変動を制御に取り込むために次の
ように考える(水量Qが運転速度Nに比例,全揚程Hが
運転速度Nの二乗に比例する関係を利用)。
【0015】図2,図3に於いて、押込圧力をdm、ポ
ンプが最高速度NMAXで運転している時のポンプQH性
能曲線はI、その時の締切圧力はHc、又は水量0の時
に給水系に所望な圧力をHa、最大水量QMAXの時に必
要な圧力Hbとする。これは給水系に所望な緒元であ
り、普遍的なものである。押込圧力がdに変化したこと
を考慮して、Ha及びHbを満足する運転速度(変数)
をそれぞれNMIN′,NMAX′とすると次の式で与えられ
る。 NMIN′=NMAX・SQR〔(Ha−d)/Hc〕 ・・・ NMAX′=NMAX・SQR〔Hc/(Hc+d)〕 ・・・
【0016】及び式は押込圧力dが変化すればその
値が変化することを表しており、吸込側に設けた圧力セ
ンサの検出した圧力を図5に示すインターフェース38
でA/D変換して取り込み、、式で演算すればH
a,Hbを満足する運転速度が特定できることになる。
さらに、制御する際にこれを運転する速度の基準とす
る。次に、使用水量の変動に応じ、管路抵抗Fに沿っ
て、ポンプ吐出し側圧力を制御すると、吐出し圧力はH
aからHb、運転速度はNMIN′からNMAXまで変化す
る。この変化率は次の式で与えられる。 △h/△n=(Hb−Ha)/(NMAX′−NMIN′) ・・・
【0017】これは00と04を結んだ直線の傾きを示し
ている。以上の、、、式の関係から運転速度に応
じて、目標圧力を与える演算式を求めると式となる。 Hy=△h/△n・(Nx−NMIN′)+Ha ・・・ ここで、hyは目標圧力、Nxは運転速度である。即
ち、式においてΔh/Δnは式、NMIN′は式か
ら既知であるから、運転中にポンプの運転速度Nxを検
出すれば、目標圧力が決定できることを表している。
【0018】以上に基づいて、制御のアルゴリズムを示
すと以下のとおりとなる。 (1)ポンプ吸い込み側圧力dを圧力センサにより検出
して、式により最低速度NMIN′を演算して求める。
始動条件が確立したらポンプをNMIN′(Nx=NMIN
で運転し、吐出し目標圧力をHaとする。 (2)始動後、安定するまで目標圧力をHaとして、こ
れの一定比例制御を行う。 (3)逐次、吸込側圧力を検出し、式の演算結果Δh
/Δnをメモリに記憶させておく。吸込圧力が変動する
と、これに伴って新規データが書きかえられる。但し、
離散的な吸込側圧力は検出しない。 (4)Ha一定となった後、Nxを検出する。その値を
式に代入して、新規目標圧力hyを求める。これを新
しい目標圧力に更新する。 (5)もし、(4)の結果、目標圧力が変更されると、
これの一定制御を行う。以下(3)(4)(5)を繰返
し処理すれば使用水量に対応した吐出し目標圧力に収束
する。
【0019】次に、図6の運転特性図と、図7,図8フ
ローチャートにより、このアルゴリズムをさらに詳細に
説明する。図6に於いて、今、便宜上、吸込側圧力がa
で停止しているものとする。この状態ではCU(図5)
は図8に示すステップ800を実行し、ステップ700
より始まる割込処理TIMINTの割込みを許可し、割込み待
ちを行う。この後、ステップ700からのTIMINT割込み
処理入口へジャンプする。ステップ701では1回目が
判定し、1回目の場合はステップ702で圧力センサ3
9にて吸込圧力をa検出し、メモリMoに格納する。2
回目以降の場合にはステップ703でMoのデータと比
較し、ΔP(例えば5m)以上の時にはこのデータを捨
てて、これ以下の場合にはその値をMoに格納する。
【0020】ステップ704ではこのデータを読出し、
式により、それぞれNMIN′,NMAX′を演算し結果
をメモリM1,M2に格納する。 NMIN′=NMAX・SQR〔(Ha−a)/Hc〕 (d=a)→結果をメモリM1に格納 NMAX′=NMAX・SQR〔Hc/(Hc+a)〕 (d=a)→結果をメモリM2に格納 加えて、次のように傾きΔh/Δnを演算し、メモリM
3に格納する。 △h/△n=(Hb−Ha)/(NMAX′−NMIN′) →結果をメモリM3に格納
【0021】ステップ705では圧力センサ40にて吐
出圧力を検出し、その値をメモリM4に格納する。ステ
ップ706ではRETI命令実行し、ステップ801へ進
む。ここで、初期値として、目標圧力をHy=Haと設
定し、メモリM5に格納し、運転速度をNx=NMIN
と設定し、メモリM6に格納しておく。ところで図8で
は割込み処理TIMINTの処理条件の説明を省いたが、初期
化処理で、割込処理の周期等の割込に関する条件を設定
してあり、この後はこの周期に基づいて、割込みが割込
みがかかり前述した吸込、吐出圧力の検出し、データの
格納、演算を逐次、実行する。さて、ステップ802で
は始動条件が確立したか判定する。
【0022】図6において、使用水量がQsであり、例
えば、吐出圧力がHa(ここではポンプ始動圧力もHa
としてある。)以下に下がったか判定する。判定した結
果、Ha以下に下がっていなければHa以下に下がるま
でステップ802のループ処理を実行し、Ha以下に下
がったらステップ803へ進み、ここで、図5に示すリ
レーXをONし、運転速度N=NMIN′を指令する命令
を実行し、ポンプ、モータを始動する。始動後は後で詳
細に述べるが、初期速度NMIN′の運転でHa一定にな
るまで処理を実行する。
【0023】次に、使用水量がQsからQrに変化した
場合を考える。(図6に於いて、ポンプの運転点は運転
速度がNMIN′でO10点にある。)この状態では目標圧
力Haに対し、吐出し圧力がこれ以下に低下しているた
め、ステップ804での判定でステップ805へ進み、
ここで、メモリM5に格納している運転速度Nxのデー
タを読み出して1bit加算して結果(Nx+1bit→
Nx=N1)をインバータに増速信号として出力すると
ともにメモリM5に格納する。ステップ808でインバ
ータとポンプの応答遅れを調整する待ち時間Δt(約0
−1sec)実行し、Ha一定となるまでステップ804
〜808の処理を繰返し実行する。この結果、運転速度
はN1→N2→N3と増速し、O12点に到達する。
【0024】以上の処理結果、圧力センサ40の検出し
た吐出圧力がHaとなると、ステップ807へジャンプ
する。ステップ807でメモリM1〜M6のデータを読
出し、式による演算を実行する。 hy=△h/△n・(N3−NMIN)+Ha ここで、Ha=Ha′(NX=N3) 結果をM5に格納し、ステップ809へ進む。ここでの
処理結果、停止条件が確立されていないのでステップ8
10へジャンプする。
【0025】以後の処理を吸込側圧力がaからbに上昇
した場合について説明する。割込処理TIMINTの処理70
0〜704に於いて、それぞれメモリに M0=b NMIN′=NMAX・SQR〔(Ha−b)/Hc〕 →メモリM1に格納(d=b) NMAX′=NMAX・SQR〔Hc/(Hc+b)〕 →メモリM2に格納(d=b) 加えて、次のように傾きΔh/Δnを演算し、メモリM
3に格納する。 △h/△n=(Hb−Ha)/(NMAX′−NMIN′) →メモリM3に格納(d=b) M4=Haが格納される。
【0026】又、目標圧力はHaからHa′に更新され
ている。以下、前述の処理に従い、増速処理及び目標圧
力の更新が逐次実行され、使用水量QRに於いて、最終
目標点であるO3に到達する。以上の処理は使用水量が
増加した例で示したが、減少した場合には前述の説明で
明らかなので説明を省くが、ステップ804→806→
808→804→807の処理を繰返し実行し、管路抵
抗Fに沿った所定の圧力一定制御を行う。尚、前述のス
テップ809に於いて、判定した結果、停止条件(例え
ば図5に示す流量スイッチ41が過少水量10〜15l
/minを検出すること)が確立したら、ステップ810
へ進み、ここで停止処理を実行し、ステップ802へ戻
り、これ以降の処理を続ける。
【0027】以上のように本実施例によれば吸込側圧力
が変動しても末端圧力一定制御を正しく制御することが
可能となる。さらに、以上の実施例に於いては、式
を演算式としているがこれの開平演算を次のようにメモ
リテーブルを利用して求めても良い。式のルートの
中は大体0.5〜1.0である。 メモリ 根 ル−ト M8000 0.71 SQR(0.5) ・ 0.77 SQR(0.6) ・ 0.84 SQR(0.7) ・ 0.89 SQR(0.8) ・ 0.95 SQR(0.9) ・ ・ ・ ・ ・ ・ M9000 1.0 SQR(1.0)
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば吸込側圧
力と吐出側圧力をそれぞれ圧力センサで検出し、両圧力
の変動を制御要件に組込んで、末端圧力一定制御を行う
ため、管路抵抗曲線に沿った正しい制御が可能となり、
管路抵抗曲線から離れてしまうという問題を解消するこ
とが可能となる。さらに、吸込側圧力変動時には前述
(図7)したように急しゅんな値は離散的なデータと見
直して、取り込まないようにしているため、これの影響
を受けて暴走及びハンチングすることがないため、吐出
側の圧力制御を安定化させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水道用給水システムの運転特性図。
【図2】ポンプの特性図。
【図3】ポンプの特性図。
【図4】本発明の装置の構成図。
【図5】本発明の装置の制御回路図。
【図6】運転特性図。
【図7】フローチャート。
【図8】フローチャート。
【符号の説明】
1 水道配水管 2 配水管枝管 3,10 仕切弁 4 逆流防止弁 5 ポンプ 7 圧力センサ 8 流量スイッチ 9 逆止弁 11 給水管 12 圧力センサ 14 制御装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変速駆動手段によって駆動されるポン
    プと、ポンプの吸込側に設けられて、吸込側の圧力を検
    出する吸込側圧力センサと、前記ポンプの吐出側に設け
    られて吐出側の圧力を検出する吐出側圧力センサとで構
    成される給水装置に於いて、予め定めた給水管路の抵抗
    曲線に基づいて給水系が所望する締切時(水量0)の圧
    力(ここではHaとする)と最大水量時の圧力(ここで
    はHbとする)とポンプ基準速度と(ここではNMAX
    する)とこの速度で運転したときの締切圧力(ここでは
    Hcとする)とを設定し、前述の圧力Haを満足する運
    転速度及びHbを満足する速度とを吸込側圧力センサの
    検出した圧力に基づいて決定し、これらの緒元から目標
    圧力を決定し、目標圧力を更新する前の目標圧力に到達
    した時、現状の運転速度から、次の目標圧力を決定し、
    更新することを特徴とする水道用給水システムの末端圧
    力一定制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の水道用給水システムの末
    端圧力一定制御装置に於いて、給水圧力Ha及びHbを
    得るポンプの運転速度(ここではNMIN´,NMAX´)が
    吸込側圧力センサの検出した圧力(ここではdとする)
    に依存し、 NMIN′=NMAX・SQR〔(Ha−d)/Hc〕 NMAX′=NMAX・SQR〔Hc/(Hc+d)〕 (ここでSQRは平方根記号を表わす、以下同じ)で与
    えられ、これを基準として現状の運転速度をNxとした
    とき、目標圧力Hyが Hy=(△h/△n)・(Nx−NMIN′)+Ha で与えられ、ここで △h=Hb−Ha,△n=NMAX´−NMIN´ であることを特徴とする水道用給水システムの末端圧力
    一定制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1項記載の水道用給水システムの
    末端圧力一定制御装置に於いて、目標圧力の更新が吐出
    側圧力センサが更新前の目標圧力と一致した後になされ
    ることを特徴とする水道用給水システムの末端圧力一定
    制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2項記載の水道用給水システムの
    末端圧力一定制御装置に於いて、NMIN′,NMAX′の開
    平演算がメモリテーブルによってなされることを特徴と
    する水道用給水システムの末端圧力一定制御装置。
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