JP4689460B2 - 液体漂白剤物品 - Google Patents

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本発明は、吐出容器に液体漂白剤組成物を収容した液体漂白剤物品、及び液体漂白剤組成物を収容し吐出するための吐出容器に関する。
液状物を吐出する吐出容器においては、収納部の開口部に、トリガー式スプレイヤー、ポンプ式スプレイヤー等の吐出手段が装着された吐出容器、ボトルをスクイズすることにより泡やシャワー状に液状物を吐出するスクイズ式吐出容器等多くのタイプの吐出容器がある。
上記のような吐出手段が装着された上述の吐出容器では、該吐出手段における、ピストン・シリンダー等の摺動部(内容物の吐出操作に伴い部材同士が摺動する部分)或いはポンプハウジングに対する通液体等の嵌合部に、組立時や使用時の摺動性を向上させる為の潤滑剤を塗布する必要がある。そして、この潤滑剤としては、温度に対する粘度変化の安定性、及び毒性のない安全性に優れている点で、シリコーンオイルが使用されている(特許文献1、2参照)。
一方、過酸化水素、界面活性剤及び水を含有する液体漂白剤組成物を吐出容器に収納した物品(特許文献3、4、5、6、7参照)が知られている。
実開平7−3744号公報 特開平8−196974号公報 特開2004−76006号公報 特開平11−100594号公報 特表平11−500778号公報 特表平9−506130号公報 特開平5−156293号公報
特許文献1、2のような吐出容器では、長期間使用すると、摺動部の摺動性が次第に低下する課題があった。特に、リフィール容器の普及にともない、液状物を収納部に再収納し、吐出手段は繰り返し使用する傾向にある昨今では、斯る課題は軽視できなくなってきている。このような摺動性の低下は、塗布した潤滑剤が少しずつ液状物に溶け出すために生じると考えられている。また、特許文献3〜7の液体漂白剤物品では、特に塗布した潤滑剤の液体漂白剤組成物への溶け出しが著しく、摺動部の摺動性が次第に低下する課題があった。
本発明の課題は、使用時の良好な摺動性を長期間維持し、液体漂白剤組成物、特に、過酸化水素、界面活性剤及び水を含有する液体漂白剤組成物を安定して吐出させることが可能な液体漂白剤物品、及び吐出容器を提供することにある。
本発明は、(a)過酸化水素、(b)界面活性剤、及び(c)水を含有する液体漂白剤組成物(イ)を、内容物の吐出手段を備えた吐出容器(ロ)に収納した液体漂白剤物品であって、
前記吐出容器(ロ)において構成部材同士が摺動する面と、前記吐出容器(ロ)において嵌合する構成部材の少なくとも一面とに、(A)下記一般式(1)で表される長鎖アル
キル変性シリコーン及び/又は(B)下記一般式(2)で表される長鎖アルキルアラルキル共変性シリコーンが塗布されている液体漂白剤物品に関する。
Figure 0004689460
(式中、Rは炭素数1〜7の1価炭化水素基、R1は炭素数8〜20のアルキル基、Aは
R又はR1で表される基、n/mは1〜50である。)
Figure 0004689460
(式中、Rは炭素数1〜7の1価炭化水素基、R1は炭素数8〜20のアルキル基、R2は炭素数8〜20のアラルキル基、BはR、R1又はR2で表される基、(p+q)/rは1〜50である。)
また、本発明は、(a)過酸化水素〔以下、(a)成分という〕、(b)界面活性剤〔以下、(b)成分という〕、及び(c)水〔以下、(c)成分という〕を含有する液体漂白剤組成物(イ)を収納、吐出するための、吐出手段を備えた吐出容器(ロ)であって、
前記吐出容器(ロ)において構成部材同士が摺動する面と、前記吐出容器(ロ)において嵌合する構成部材の少なくとも一面とに、(A)前記一般式(1)で表される長鎖アルキル変性シリコーン及び/又は(B)前記一般式(2)で表される長鎖アルキルアラルキル共変性シリコーンが塗布されている吐出容器に関する。
本発明の好ましい態様として以下のものが挙げられる。
(i)前記(b)界面活性剤の内、非イオン界面活性剤が50質量%以上である、上記本発明の液体漂白剤物品
(ii)前記(a)過酸化水素/(b)界面活性剤の質量比が3/1〜1/5である、上記本発明の液体漂白剤物品
(iii)前記液体漂白剤組成物(イ)の20℃における粘度が3〜100mPa・sであ
る、上記本発明の液体漂白剤物品
(iv)前記液体漂白剤組成物(イ)の20℃におけるpHが7以下である、上記本発明の液体漂白剤物品、
(v)前記吐出容器(ロ)の吐出手段がトリガー式スプレイヤーである、上記本発明の液体漂白剤物品
(vi)前記吐出容器(ロ)において構成部材同士が摺動する面と、前記吐出容器(ロ)において嵌合する構成部材の少なくとも一面とが、共に、前記吐出手段に存在する、上記本発明の液体漂白剤物品
(vii)前記吐出容器(ロ)において構成部材同士が摺動する面が、吐出操作に伴い摺動
する構成部材の面に存在する、上記本発明の液体漂白剤物品。
本発明により、使用時の良好な摺動性を長期間維持し、液体漂白剤組成物を安定して吐出させることが可能な液体漂白剤物品、及び吐出容器が得られる。
<液体漂白剤組成物(イ)>
本発明に係わる液体漂白剤組成物(イ)は、(a)過酸化水素、(b)界面活性剤、及び(c)水を含有する。
本発明に係わる液体漂白剤組成物(イ)の20℃におけるpHは、安定性の点で、好ましくは7以下、より好ましくは1〜6.5、更に好ましくは2〜5、特に好ましくは2〜4である。このようなpHに調整するためのpH調整剤としては塩酸、硫酸などの無機酸、もしくはクエン酸、コハク酸、リンゴ酸、フマル酸、酒石酸、マロン酸、マレイン酸などの有機酸などの酸剤、又は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア及びその誘導体、アミン塩(モノエタノールアミンやジエタノールアミン、トリエタノールアミンなど)、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ剤を、単独もしくは複合して用いることが好ましく、特に塩酸、硫酸から選ばれる酸剤又は水酸化ナトリウム、水酸化カリウムから選ばれるアルカリ剤を用いることが好ましい。
また、本発明に係わる液体漂白剤組成物(イ)は、20℃における粘度が3〜100mPa・s、更に4〜60mPa・sの範囲であることが、吐出性の点、特に好ましい泡状物として吐出する点で好適である。このような粘度に調整するために本発明では粘度調整剤を配合することができる。粘度調整剤としては、(1)炭素数1〜3のアルキル基、もしくはヒドロキシ基が1〜3個置換していてもよいベンゼンスルホン酸、(2)重量平均分子量3000〜100000のポリエチレングリコールもしくはポリプロピレングリコール、(3)キサンタンガム、グアガム、及びカルボキシメチルセルロースから選ばれる糖系高分子化合物、(4)炭素数12〜20、好ましくは14〜18のアルキル基もしくはアルケニル基と平均付加モル数が60〜200、好ましくは100〜200のポリオキシエチレン鎖とを有する非イオン性物質、又は(5)該(4)の非イオン性物質とビニルシクロヘキセンジエポキシド等のジエポキシ化合物との反応生成物を用いることができる。このような粘度調整剤の比率は液体漂白剤組成物(イ)中0〜10質量%、更に0.01〜5質量%が好適である。
〔(a)成分〕
本発明に係わる液体漂白剤組成物(イ)は、(a)成分として過酸化水素を含有する。好ましくは(a)成分を1〜6質量%、より好ましくは1〜5質量%、特に好ましくは1.5〜4.5質量%含有する。このような範囲において優れた漂白効果、安全性、摺動性の長期間維持を得ることができる。
〔(b)成分〕
本発明に係わる液体漂白剤組成物(イ)は、(b)成分として界面活性剤を含有する。好ましくは(b)成分を1〜20質量%、より好ましくは2〜18質量%、特に好ましくは3〜15質量%含有する。このような範囲において優れた漂白効果、摺動性の長期間維持を得ることができる。
優れた漂白効果、摺動性の長期間維持の点で、(a)過酸化水素/(b)界面活性剤の質量比は3/1〜1/10が好ましく、2/1〜1/8がより好ましく、1/1〜1/5が更に好ましい。
(b)成分としては、アルキルグリコシド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、オキシエチレンオキシプロピレンブロックポリマー(プルロニック)、脂肪酸モノグリセライド、及びアミンオキサイド等の非イオン界面活性剤;石鹸、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、スルホコハク酸ジエステル塩等の陰イオン界面活性剤;モノまたはジアルキルアミン及びそのポリオキシエチレン付加物、モノまたはジ長鎖アルキル第4級アンモニウム塩等の陽イオン界面活性剤;カルボベタイン、スルホベタイン、ヒドロキシスルホベタイン等の両性界面活性剤が挙げられる。
漂白効果、安定性、摺動性の長期間維持の点で、(b)成分中の非イオン界面活性剤は50質量%以上が好ましく、60質量%以上がより好ましく、70質量%以上が更に好ましく、80質量%以上が特に好ましい。
良好なスプレー特性を得る点で、陰イオン界面活性剤を液体漂白剤組成物(イ)中に0.1〜5質量%含有することが好ましく、0.3〜4質量%がより好ましく、0.5〜3質量%が更に好ましく、0.6〜2.5質量%が特に好ましい。
〔(c)成分〕
本発明に係わる液体漂白剤組成物(イ)は、(c)成分として水を含有する。水は、微量に水に溶解している金属を除去したイオン交換水又は蒸留水が貯蔵安定性の点から好適である。(c)成分の液体漂白剤組成物(イ)中の含有量は、吐出性の点で好ましくは70〜98質量%、より好ましくは80〜95質量%である。
〔その他の成分〕
本発明に係わる液体漂白剤組成物(イ)は、漂白効果を向上させる目的から(d)成分として漂白活性化剤を含有することが好ましく、組成物中の含有量は0.1〜5質量%がより好ましく、0.2〜3質量%が更に好ましく、0.4〜1質量%が特に好ましい。
(d)成分としては、アルカノイルオキシベンゼン型漂白活性化剤が好ましく、特に炭素数8〜14、好ましくは8〜13のアルカノイル基を有するアルカノイルオキシベンゼンスルホン酸もしくは炭素数8〜14、好ましくは8〜13のアルカノイル基を有するアルカノイルオキシベンゼンカルボン酸又はこれらの塩が好ましい。より具体的に好ましい例としてはオクタノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、ノナノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、デカノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、ドデカノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、オクタノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、ノナノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、デカノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、ドデカノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、あるいはこれらの塩が挙げられる。塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩が好ましく、特にナトリウム塩が溶解性の点から好ましい。
これらの中でも特にノナノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、デカノイルオキシ−p−ベンゼンカルボン酸、ドデカノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸又はこれらの塩が漂白効果の点から好ましい。
本発明に係わる液体漂白剤組成物(イ)は、漂白効果を高める目的から(e)成分として分散剤を含有することが好ましく、組成物中の含有量は0.05〜14質量%がより好ましく、0.1〜8質量%が更に好ましい。特に、重量平均分子量5千〜4万、好ましく
は5千〜1万のポリアクリル酸もしくはその塩又はポリメタクリル酸もしくはその塩、重量平均分子量1万〜10万、好ましくは3万〜7万のアクリル酸とマレイン酸とのコポリマーもしくはその塩から選ばれるカルボン酸系ポリマー、あるいは重量平均分子量4千〜2万、好ましくは5千〜1万のポリエチレングリコールから選ばれる非イオン性ポリマーが好ましい。
本発明に係わる液体漂白剤組成物(イ)は、漂白効果を高める目的で(f)成分として溶剤を含有することが好ましく、組成物中の含有量は0.05〜3質量%がより好ましく、0.1〜2質量%が更に好ましい。
(f)成分としては(f1)炭素数1〜5の1価アルコール、(f2)炭素数2〜12の多価アルコール、(f3)下記の一般式(6)で表される化合物、(f4)下記の一般式(7)で表される化合物、(f5)下記の一般式(8)で表される化合物が好適である。
Figure 0004689460
〔式中、R14及びR15は、それぞれ水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基又はベンジル基を示すが、R14及びR15の双方が水素原子となる場合を除く。eは0〜10の数を、fは0〜10の数を示すが、e及びfの双方が0である場合を除く。R16及びR17は、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基を示す。R18は炭素数1〜8のアルキル基を示す。〕
(f1)の炭素数1〜5の1価アルコールとしては、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等が挙げられる。これらの低級アルコールを配合することにより低温における系の安定性を更に向上させることができる。
(f2)の炭素数2〜12の多価アルコールとしては、イソプレングリコール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン等が挙げられる。
(f3)の化合物は、一般式(6)において、R14及びR15が、それぞれアルキル基である場合の炭素数は1〜4が特に好ましい。また、一般式(6)中、EO及びプロピレンオキシドの平均付加モル数のe及びfは、それぞれ0〜10の数である(e及びfの双方
が0である場合を除く)が、これらの付加順序は特に限定されず、ランダム付加したものであってもよい。(f3)の化合物の具体例としては、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、ポリオキシエチレン(p=2〜3)ポリオキシプロピレン(p=2〜3)グリコールジメチルエーテル(pは平均付加モル数を示す、以下同様)、ポリオキシエチレン(p=3)グリコールフェニルエーテル、フェニルカルビトール、フェニルセロソルブ、ベンジルカルビトール等が挙げられる。このうち、洗浄力及び使用感の点から、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、又はポリオキシエチレン(p=1〜4)グリコールモノフェニルエーテルが好ましい。
また、(f4)の化合物としては、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、又は1,3−ジエチル−2−イミダゾリジノンが好適なものとして例示され、(f5)の化合物としてはアルキルグリセリルエーテル化合物が挙げられ、好ましくは一般式(8)中のR18が炭素数3〜8のアルキル基の化合物である。
これらのなかでも本発明の性質を満たすために(f1)、(f2)、(f3)、又は(f5)の水溶性溶剤が好ましく、特にエタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、イソプレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ペンチルグリセリルエーテル、オクチルグリセリルエーテル、及びポリオキシエチレン(p=1〜4)グリコールモノフェニルエーテルから選ばれる溶剤が好ましい。
本発明に係わる液体漂白剤組成物(イ)は、漂白効果を向上させる目的から(g)成分として金属イオン封鎖剤を含有することが好ましく、組成物中の含有量は0.005〜5質量%がより好ましく、0.01〜2質量%が更に好ましい。
本発明に用いられる(g)成分としては、(g1)フィチン酸等のリン酸系化合物又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩、(g2)エタン−1,1−ジホス
ホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸
およびその誘導体、エタンヒドロキシ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸等のホスホン酸又はこれらのア
ルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩、(g3)2−ホスホノブタン−1,2−ジカ
ルボン酸、1−ホスホノブタン−2,3,4−トリカルボン酸、α−メチルホスホノコハク酸
等のホスホノカルボン酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩、(g4)アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン等のアミノ酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩、(g5)ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、ジエンコル酸等のアミノポリ酢酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩、(g6)ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュウ酸、リンゴ酸、オキシジコハク酸、グルコン酸、カルボキシメチルコハク酸、カルボキシメチル酒石酸などの有機酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩、(g7)ゼオライトAに代表されるアルミノケイ酸のアルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩、(g8)アミノポリ(メチレンホスホン酸)もしくはそのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩、又はポリエチレンポリアミンポリ(メチレンホスホン酸)もしくはそのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩を挙げることができる。
これらの中で上記(g2)、(g5)、(g6)および(g7)からなる群より選ばれる少なくとも1種が好ましく、上記(g2)の群より選ばれる少なくとも1種がさらに好ましい。
本発明に係わる液体漂白剤組成物(イ)は、漂白繊維に対する漂白効果を増すために蛍光増白剤として、チノパールCBS(チバ・ガイギー社製)、チノパールSWN(チバ・ガイギー社製)や、カラー・インデックス蛍光増白剤28、40、61、71等のような蛍光増白剤や、漂白性能を向上させるために酵素(セルラーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ)することができる。また染料や顔料のような着色剤、香料、シリコーン類、殺菌剤、紫外線吸収剤等の種々の微量添加物を適量配合してもよい。
<吐出容器(ロ)>
本発明に係わる吐出容器(ロ)は、液体漂白剤組成物の収納部と、該液体漂白剤組成物の吐出手段とを備える。吐出手段は使いやすさの点でトリガー式スプレイヤーが好ましい。
本発明に係る吐出容器(ロ)、特に吐出手段には、互いに摺動する構成部材と、嵌合により該容器(ロ)を構成する部材とが存在する。例えば、互いに摺動する構成部材としては、吐出手段のピストンとシリンダー等が挙げられる。また、嵌合により該容器(ロ)を構成する部材としては、ポンプハウジングに対する通液体等が挙げられる。
本発明に用いられる吐出容器(ロ)の一例を、図1〜4に基づき説明する。図1はトリガー式吐出容器を示す模式図、図2は泡吐出状態を示す模式図、図3は霧吐出状態を示す模式図、図4は吐出停止状態を示す模式図である。図1の吐出容器は、収納部の開口部に吐出手段を設け、該吐出手段に加える手動操作により、容器内容物を泡状に吐出可能としてなる吐出容器であって、吐出手段の摺動部及び嵌合部に潤滑剤として、(A)前記一般式(1)で表される長鎖アルキル変性シリコーン及び/又は(B)前記一般式(2)で表される長鎖アルキルアラルキル共変性シリコーンを塗布してなるものである。
トリガー式吐出容器10は、図1に示す如く、収納部11の開口部11Aに螺着されるキャップ12により吐出手段13を固定している。
吐出手段13は、ポンプハウジング14に通液体15を嵌合し、通液体15の下部フランジ部15Aを上述のキャップ12により上記収納部11の開口部11Aに固定的に保持している。
通液体15は、通液路16の下端部に通液チューブ17を嵌合せしめられ、通液路16の内部にボール状入側逆止弁18と、2連空洞部を備えた弾性体からなる伸縮自在の出側逆止弁19とを有している。
そして、通液体15は、入側逆止弁18と出側逆止弁19の間の通液路16を後述するポンプ室26に連通する連通路21を備えるとともに、出側逆止弁19の弁体19Aにより出側の通液路16を後述する吐出路29に連通する連通路22を備えている。
入側逆止弁18は、(a) 自由状態において入側弁座23Aに着座して通液路16を閉じ、(b) ポンプ室26の吸引圧によって通液路16を開き収納部11内の内容物をポンプ室26側に導入可能とする。出側逆止弁19は、2連空洞部の上部を通液路16の上端部に固定されており、(a) 自由状態において2連空洞部の弾発力により弁体19Aを出側弁座23Bに着座させて通液路16を閉じ、(b) ポンプ室26の吐出圧によって通液路16を
開きポンプ室26側の内容物を吐出路29側に排出可能とする。
吐出手段13は、ポンプハウジング14の前面側下部にトリガー25を有し、ポンプハウジング14内における通液体15の前部にポンプ室26を形成し、ポンプ室26に摺動可能に挿入されるピストン27をトリガー25によって加圧操作可能としている。28はピストン27をトリガー25の側に弾発するばねである。ポンプ室26は前述の如く、連通路21を介して、通液体15の通液路16に連通している。トリガー25の加圧操作によりピストン27はポンプ室26を圧縮し、ポンプ室26に前述の吐出圧を生成する。また、トリガー25の加圧操作解除によりピストン27はポンプ室26を拡張し、ポンプ室26に前述の吸引圧を生成する。
吐出手段13は、ポンプハウジング14の上部に吐出路29を有している。吐出路29は前述の如く、連通路22を介して、通液体15の通液路16に連通している。
吐出容器10は、吐出手段13の前面部に吐出ノズル31を装着されている。
吐出ノズル31は、図2、図3、図4に示す如く、ポンプハウジング14の前面に嵌合されているノズル取付部材32の突出リング状支持筒部32Aに回動可能に係着されている。吐出ノズル31は、支持筒部32A回りで回動し、以下の(A) 泡吐出位置、(B) 霧吐出位置、(C) 吐出停止位置のいずれかに選択的に設定可能とされる。尚、図2、図3、図4は理解をし易くするために、吐出ノズル31を固定し、突出リング状支持筒部32A(スピン部32B)を回動させた状態で示している。
(A) 泡吐出位置(図2)
吐出ノズル31が泡吐出位置に設定されるとき、吐出ノズル31は、ポンプハウジング14内の吐出路29に連なる導通路31Aをノズル取付部材32のスピン部32Bに設けてある泡用旋回路33Aに連通せしめられる。泡用旋回路33Aは流路面積小であり、流通液に強い旋回を付与する。
このとき、トリガー25を引いて加圧操作すると、ポンプ室26に吐出圧を生ずる結果、出側逆止弁19が通液路16を開き、ポンプ室26内の内容物が通液路16から吐出路29を経て、吐出ノズル31の導通路31A、スピン部32Bの泡用旋回路33Aから強い旋回を伴って吐出ノズル31の吐出口31Bから外方に噴出する。吐出口31Bから噴出するスプレー液は、強い旋回力を付与されているから霧状にて広く拡開して、吐出ノズル31の泡形成筒31Cの内周面に衝突する。泡形成筒31Cの内面に衝突した霧状スプレー液の粒子は、衝突によって、破壊されて膜状になる。同時に、吐出口31Bから噴出するスプレー液は、吐出ノズル31の吐出口31B前面に開口してある空気取入路31Dからベンチュリ効果によって空気を巻き込み、結果として上述の膜状スプレー液に空気を取込ませることにて該膜状スプレー液を泡とする。これにより、吐出ノズル31から泡状スプレー液が吐出されるものとなる。
(B) 霧吐出位置(図3)
吐出ノズル31が霧吐出位置に設定されるとき、吐出ノズル31は、導通路31Aをノズル取付部材32のスピン部32Bに設けてある霧用旋回路33Bに連通せしめられる。霧用旋回路33Bは流路面積大であり、流通液に弱い旋回を付与する。
このとき、トリガー25を引いて加圧操作すると、ポンプ室26に吐出圧を生ずる結果、出側逆止弁19が通液路16を開き、ポンプ室26内の内容物が通液路16から吐出路29を経て、吐出ノズル31の導通路31A、スピン部32Bの霧用旋回路33Bから弱い旋回を伴って吐出ノズル31の吐出口31Bから外方に噴出する。吐出口31Bから噴
出するスプレー液は、弱い旋回力を付与されているのみであるから霧状にて狭く拡開し、吐出ノズル31の泡形成筒31Cの内周面に衝突することなく、その内方を霧状のまま吐出される。これにより、吐出ノズル31から霧状スプレー液が吐出されるものとなる。
尚、上記(A)、(B) において、トリガー25の加圧操作を解除すると、ポンプ室26に
吸引圧を生ずる結果、入側逆止弁18が通液路16を開き、収納部11内の内容物が通液チューブ17から通液路16を経て、ポンプ室26に導入される。
(C) 吐出停止位置(図4)
吐出ノズル31が吐出停止位置に設定されるとき、吐出ノズル31は、導通路31Aをノズル取付部材32のスピン部32Bに設けてある閉塞部33Cにて閉塞せしめられる。これにより、吐出ノズル31は吐出停止状態となる。
然るに、吐出容器10にあっては、吐出手段13のポンプハウジング14における通液体15の組立嵌合部41、ポンプハウジング14におけるポンプ室26内面であるピストン27の往復動摺動部42、ノズル取付部材32の支持筒部32A外面である吐出ノズル31の回動摺動部43等に、潤滑剤として、(A)前記一般式(1)で表される長鎖アルキル変性シリコーン及び/又は(B)前記一般式(2)で表される長鎖アルキルアラルキル共変性シリコーンを塗布している。
そして、本発明では、吐出容器(ロ)において構成部材同士が摺動する面(以下、摺動部という)と、吐出容器(ロ)において嵌合する構成部材の少なくとも一面(以下、嵌合部という)とに、(A)下記一般式(1)で表される長鎖アルキル変性シリコーン〔以下、長鎖アルキル変性シリコーン(A)という〕及び/又は(B)下記一般式(2)で表される長鎖アルキルアラルキル共変性シリコーン〔以下、長鎖アルキルアラルキル共変性シリコーン(B)という〕が塗布されている。本発明の吐出容器(ロ)としては、摺動部と嵌合部とが、共に、吐出手段に存在することが好ましい。また、摺動部が、吐出操作に伴い摺動する構成部材の面に存在することが好ましい。使用時の良好な摺動性を長期間維持する点で長鎖アルキル変性シリコーン(A)がより好ましい。
Figure 0004689460
(式中、Rは炭素数1〜7の1価炭化水素基、R1は炭素数8〜20のアルキル基、Aは
R又はR1で表される基、n/mは1〜50である。)
Figure 0004689460
(式中、Rは炭素数1〜7の1価炭化水素基、R1は炭素数8〜20のアルキル基、R2は炭素数8〜20のアラルキル基、BはR、R1又はR2で表される基、(p+q)/rは1〜50である。)
〔長鎖アルキル変性シリコーン(A)〕
上記式(1)中、Rは同一もしくは異種の炭素数1〜7の1価炭化水素基であり、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基などの飽和炭化水素基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基などの飽和脂環式炭化水素基、フェニル基、トリル基などの芳香族炭化水素基が例示され、特にメチル基が好ましい。
1は同一もしくは異種の炭素数8〜20のアルキル基であり、具体的には、オクチル
基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル基などが例示され、炭素数8〜14が好ましく、炭素数8〜12がより好ましく、炭素数10が更に好ましい。
使用時の良好な摺動性を長期間維持する点で、m、nは、n/mが1〜50となる数であり、2〜40が好ましく、3〜30がより好ましく、5〜20が更に好ましい。
使用性、使用時の良好な摺動性を長期間維持する点で、長鎖アルキル変性シリコーン(A)の粘度は、25℃において100〜5000mm2/sが好ましく、200〜100
0mm2/sがより好ましい。
〔長鎖アルキルアラルキル共変性シリコーン(B)〕
上記式(2)中、Rは同一もしくは異種の炭素数1〜7の1価炭化水素基であり、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基などの飽和炭化水素基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基などの飽和脂環式炭化水素基、フェニル基、トリル基などの芳香族炭化水素基が例示され、特にメチル基が好ましい。
1は同一もしくは異種の炭素数8〜20のアルキル基であり、具体的には、オクチル
基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル基などが例示され、炭素数8〜14が好ましく、炭素数10〜14がより好ましく、炭素数12が更に好ましい。
2は同一もしくは異種の炭素数8〜20のアラルキル基であり、具体的には、ベンジ
ル基、4−メチルベンジル基、p−メトキシベンジル基、ジフェニルメチル基、2−フェニルエチル基、2−フェニルプロピル基、3−フェニルプロピル基などが例示され、特に2−フェニルプロピル基が好ましい。
使用時の良好な摺動性を長期間維持する点で、p、q、rは、(p+q)/rが1〜50となる数であり、2〜40が好ましく、3〜30がより好ましく、5〜20が更に好ましい。
使用時の良好な摺動性を長期間維持する点で、q/pは0.5〜20が好ましく、1〜10がより好ましく、2〜5が更に好ましい。
使用性、使用時の良好な摺動性を長期間維持する点で、長鎖アルキルアラルキル共変性
シリコーン(B)の粘度は、25℃において100〜5000mm2/sが好ましく、2
00〜1000mm2/sがより好ましい。
本発明では、上記長鎖アルキル変性シリコーン(A)及び/又は長鎖アルキルアラルキル共変性シリコーン(B)は、摺動部には0.001〜0.1g/cm2、更に0.01
〜0.05g/cm2となるように、嵌合部0.001〜0.1g/cm2、更に0.01〜0.05g/cm2となるように塗布することが好ましい。なお、嵌合部への塗布は、
組み立て前に構成要素の一面に塗布されていれば足りる。
<液体漂白剤物品>
本発明の液体漂白剤物品は、上記液体漂白剤組成物を、上記吐出容器に充填してなるものであり、硬質表面用漂白剤、衣料用漂白剤として用いることができる。
安全性、漂白性能の点で、泡状に吐出させて用いることが好ましい。特に、本発明では、「泡状」とは、対象表面に付着させたときの組成物の単位質量当りの見掛け体積が、気泡を含むことにより2倍以上となり、且つ1分経過後も2倍以上の見掛け体積を保持した状態が好ましい。また、泡状物を構成する気泡は、平均粒径1〜10000μm、更に10〜5000μm、特に100〜3000μmであることが好ましい。また、泡状に吐出された組成物の粘度は、20℃で3〜100mPa・s、更に3〜80mPa・s、特に4〜60mPa・sであることが好ましい。
<液体漂白剤組成物>
表1に示す組成物を調製した。何れも、20℃におけるpHを2.5に調整した(1/10規定硫酸水溶液及び1/10規定水酸化ナトリウム水溶液で調整)。
Figure 0004689460
表1中の成分は以下のものである。
・非イオン界面活性剤1:炭素数10〜14の1級アルコールにEOを平均8モル付加させたもの
・非イオン界面活性剤2:炭素数12〜14の2級アルコールにEOを平均7モル付加させたもの
・非イオン界面活性剤3:アルキルポリグルコシド(アルキル基の炭素数12、グルコシド平均縮合度1.3)
・陰イオン界面活性剤1:アルキル基の炭素数12〜14の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
・陰イオン界面活性剤2:アルキル基の炭素数14〜18のα−オレフィンスルホン酸ナトリウム
・陽イオン界面活性剤1:N−ドデシル−N,N,N−トリメチルアンモニウムメチル硫酸エステル塩
・粘度調整剤:EO平均付加モル数150のポリオキシエチレンステアリルエーテル
<吐出容器>
吐出容器No.1
図1の吐出容器の摺動部及び嵌合部に、一般式(1)中のRが炭素数1の飽和炭化水素基(メチル基)、R1が炭素数10のアルキル基、Aが共にメチル基、n/mが12で、
25℃の粘度が500mPa・sの長鎖アルキル変性シリコーンを、それぞれ0.02g/cm2の割合で塗布した。この吐出容器は、収納部の開口部に吐出手段を設け、吐出手段に
加える手動操作により、容器内容物を泡状に吐出可能としてなる吐出容器であり、吐出手段の摺動部及び嵌合部に前記長鎖アルキル変性シリコーンオイルを塗布してなるものである。
吐出容器No.2
図1の吐出容器の摺動部及び嵌合部に、一般式(2)中のRが炭素数1の飽和炭化水素基(メチル基)、R1が炭素数12のアルキル基、R2が2−フェニルプロピル基、Bが共にエチル基、(p+q)/rが9、q/pが4で、25℃の粘度が500mPa・sの長鎖アルキルアラルキル共変性シリコーンを、それぞれ0.02g/cm2の割合で塗布した。
吐出容器No.3(比較例)
図1の吐出容器の摺動部及び嵌合部に、25℃の粘度が500mPa・sのジメチルシリコーンを、それぞれ0.02g/cm2の割合で塗布した。
吐出容器No.4(比較例)
図1の吐出容器の摺動部及び嵌合部に、一般式(1)中のRが炭素数1の飽和炭化水素基(メチル基)、R1が炭素数10のアルキル基、Aが共にメチル基、n/mが80で、
25℃の粘度が500mPa・sの長鎖アルキル変性シリコーンを、それぞれ0.02g/cm2の割合で塗布した。
吐出容器No.5(比較例)
図1の吐出容器の摺動部及び嵌合部に、一般式(1)中のRが炭素数1の飽和炭化水素基(メチル基)、R1が炭素数10のアルキル基、Aが共にメチル基、n/mが0.4で
、25℃の粘度が500mPa・sの長鎖アルキル変性シリコーンを、それぞれ0.02g/cm2の割合で塗布した。
実施例1
表1の液体漂白剤組成物を表2の組み合わせで吐出容器に200ml収納し、25℃に保存し、1日(24時間ごとに)10回液体漂白剤組成物を吐出させ、長期使用時のトリ
ガーの摺動性を調べた。結果を表2に示す。各組み合わせについて、それぞれ10サンプルの試験を行い、表2に示すスプレー操作の累計回数における異常のなかったサンプル数を表2に示した。
Figure 0004689460
トリガー式吐出容器を示す模式図である。 泡吐出状態を示す模式図である。 霧吐出状態を示す模式図である。 吐出停止状態を示す模式図である。
符号の説明
10 吐出容器
11 収納部
13 吐出手段
41 嵌合部
42、43 摺動部

Claims (9)

  1. (a)過酸化水素、(b)界面活性剤、及び(c)水を含有する液体漂白剤組成物(イ)を、内容物の吐出手段を備えた吐出容器(ロ)に収納した液体漂白剤物品であって、
    前記吐出容器(ロ)において構成部材同士が摺動する面と、前記吐出容器(ロ)において嵌合する構成部材の少なくとも一面とに、(A)下記一般式(1)で表される長鎖アルキル変性シリコーン及び/又は(B)下記一般式(2)で表される長鎖アルキルアラルキル共変性シリコーンが塗布されている液体漂白剤物品。
    Figure 0004689460

    (式中、Rは炭素数1〜7の1価炭化水素基、R1は炭素数8〜20のアルキル基、Aは
    R又はR1で表される基、n/mは1〜50である。)
    Figure 0004689460

    (式中、Rは炭素数1〜7の1価炭化水素基、R1は炭素数8〜20のアルキル基、R2は炭素数8〜20のアラルキル基、BはR、R1又はR2で表される基、(p+q)/rは1〜50である。)
  2. 前記(b)界面活性剤の内、非イオン界面活性剤が50質量%以上である請求項1記載の液体漂白剤物品。
  3. 前記(a)過酸化水素/(b)界面活性剤の質量比が3/1〜1/10である請求項1又は2何れか記載の液体漂白剤物品。
  4. 前記液体漂白剤組成物(イ)の20℃における粘度が3〜100mPa・sである請求項1〜3何れか記載の液体漂白剤物品。
  5. 前記液体漂白剤組成物(イ)の20℃におけるpHが7以下である請求項1〜4何れか記載の液体漂白剤物品。
  6. 前記吐出容器(ロ)の吐出手段がトリガー式スプレイヤーである請求項1〜5何れか記載の液体漂白剤物品。
  7. 前記吐出容器(ロ)において構成部材同士が摺動する面と、前記吐出容器(ロ)において嵌合する構成部材の少なくとも一面とが、共に、前記吐出手段に存在する請求項1〜6の何れか1項記載の液体漂白剤物品。
  8. 前記吐出容器(ロ)において構成部材同士が摺動する面が、吐出操作に伴い摺動する構成
    部材の面に存在する請求項7記載の液体漂白剤物品。
  9. (a)過酸化水素、(b)界面活性剤、及び(c)水を含有する液体漂白剤組成物(イ)を収納、吐出するための、吐出手段を備えた吐出容器(ロ)であって、
    前記吐出容器(ロ)において構成部材同士が摺動する面と、前記吐出容器(ロ)において嵌合する構成部材の少なくとも一面とに、(A)下記一般式(1)で表される長鎖アルキル変性シリコーン及び/又は(B)下記一般式(2)で表される長鎖アルキルアラルキル共変性シリコーンが塗布されている吐出容器。
    Figure 0004689460

    (式中、Rは炭素数1〜7の1価炭化水素基、R1は炭素数8〜20のアルキル基、Aは
    R又はR1で表される基、n/mは1〜50である。)
    Figure 0004689460

    (式中、Rは炭素数1〜7の1価炭化水素基、R1は炭素数8〜20のアルキル基、R2は炭素数8〜20のアラルキル基、BはR、R1又はR2で表される基、(p+q)/rは1〜50である。)
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