JP4688176B2 - 情報記録再生装置 - Google Patents

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、光ディスク等の光学式記録媒体に対する情報の記録及び再生に用いる情報記録再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から市場に供給されているCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray Disc)等の光ディスクにおいては、製造条件等に起因して光ディスクに部分的な機械歪み(例えば、光ディスク基板のそりや厚み誤差、グルーブトラックのトラック歪み、凹凸、偏芯等)が生じる場合が多い。この種の機械歪みは、トラッキング補正やフォーカス補正に多大な影響を与えることから、光ディスクに対するデータの記録再生スピードを向上させるための足かせとなってきている。
【0003】
例えば、図1に示すように光ディスク上にディスク半径方向の歪みが発生している場合を想定する。通常、かかる光ディスクに対するデータの記録再生時に発生する偏芯加速度(厳密には当該歪みに起因して発生する偏芯加速度)は、データの記録再生スピード(CLVにおいては線速度、CAVにおいては角速度)に比例して変化し、記録再生スピードが上昇すると、これに伴って偏芯加速度も上昇する関係にある。このため、高速(例えば、16倍速)にてデータの記録再生を行おうとすると、トラッキングエラー信号に含まれる当該機械歪みに対応した信号成分が偏芯加速度の上昇に併せて高周波側にシフトし、当該信号成分の周波数がサーボ系のゲイン交差周波数(すなわち、サーボ系の回路におけるゲインが「0dB」となる周波数)を超える事態が招来してしまう。この結果、アクチュエータにフィードバックされるトラッキングエラー信号中において当該信号成分のレベルが低下して、グルーブトラックにトラッキングサーボが追従できなくなり、トラック飛びが発生する可能性が高くなる。
【0004】
また、ディスク盤面と垂直な方向の歪み(例えば、グルーブトラックに存在する凹凸)が存在する場合、これらの歪みに起因する面ぶれ加速度が記録再生スピードに比例して変化し、かかる歪みにフォーカスサーボが追従できなくなると、データの読出エラーが発生してしまう。更に、光ディスクに存在する汚れや傷についても、偏芯加速度や面ぶれ加速度を変動させる要因となってしまう。
【0005】
従って、以上のような事態の発生を防止するためには、サーボ系のゲインを向上させてゲイン交差周波数を向上させ、トラッキングエラー信号に含まれる当該信号成分のレベル低下を防止することが必要となる。
【0006】
一方、このように、サーボ系のゲインを向上させた場合、サーボ系の回路における位相余裕が低下して回路の安定性が確保できなくなり、ゲインの設定値によってはエラー信号が発振してしまう事態を招来する。このため、従来からサーボ系に位相補償(具体的には、位相遅れ補償及び位相進み補償)を行うための回路を設け、回路の安定性を確保しつつゲインを向上させる手法も提案されている(例えば、特許文献1)。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−176094号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、上記従来の情報記録再生装置においては、サーボ系のゲインが一定の値に設定されており、当該ゲインにおいて最適な位相補償を実現するための機能が実現されるにとどまっている。しかし、実際に装置を構成する場合、データの記録再生期間中、常時、ゲインを上げてしまうとサーボ系の安定性を低下させる要因となるばかりではなく、受光信号に含まれるノイズによりアクチュエータが誤作動してしまう等、望ましい手法と言うことができない。
【0009】
本願は以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、光ディスクに対するデータの記録再生中におけるトラッキング補正及びフォーカス補正の安定性を確保しつつ、トラッキング補正及びフォーカス補正の精度を向上させることが可能な情報記録再生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題を解決するため、本願の一つの観点では、光源からの出射光を光学式記録媒体に設けられた記録トラックに集光する対物レンズと、前記出射光の光学式記録媒体における反射光を受光して当該反射光に対応する受光信号を出力する受光手段と、前記受光信号に基づいてトラッキングエラー信号或いはフォーカスエラー信号の少なくとも何れか一方を含むエラー信号を生成するエラー信号生成手段と、前記生成されたエラー信号に対して位相補償を施す位相補償手段と、前記位相補償の施されたエラー信号に基づき、前記記録トラックの半径軸方向或いは前記光学式記録媒体の盤面垂直方向の少なくとも何れか一方の方向に前記対物レンズの配置位置を変位させる変位手段と、を備え、前記位相補償手段は、前記光学式記録媒体に対するデータの記録期間或いは再生期間における一部の期間中、前記対物レンズの変位量に対応する変位量信号と、当該対物レンズの変位方向に対応する前記エラー信号と、の位相差に基づいて算出した位相補償量に応じて前記位相補償を施すことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
[0011]
[図1]光ディスクに発生した半径方向の歪みを示す図である。
[図2]第1実施形態にかかる情報記録再生装置RPの構成を示すブロック図である。
[図3](a)はトラッキングサーボループオープン時、(b)はクローズ時のトラッキングエラー信号Ste波形を、夫々、示す図であり、(c)は歪み検出信号Sdtの信号波形を示す図である。
[図4]同実施形態にかかる情報記録再生装置RPにおいて制御部Cが実行する処理を示すフローチャートである。
[図5]第1実施形態の変形例2にかかる情報記録再生装置RP2の構成を示すブロック図である。
[図6]第2実施形態にかかる情報記録再生装置RP3の構成を示すブロック図である。
符号の説明
[0012]
RP、RP2、RP3・・・情報記録再生装置
TS、TS2、TS3・・・トラッキングサーボ回路
FS、FS2、FS3・・・フォーカスサーボ回路
M・・・スピンドルモータ
C・・・制御部
PU・・・光ピックアップ装置
LD・・・レーザドライバ回路
P・・・再生部
SP・・・信号処理部
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
[1]第1実施形態
[1.1]第1実施形態の構成
(1)情報記録再生装置の全体構成
次に、図2を参照しつつ本願の第1実施形態にかかる情報記録再生装置RPの構成について説明する。同図に示すように本実施形態にかかる情報記録再生装置RPは、大別して信号処理部SPと、制御部Cと、レーザドライバ回路LDと、光ピックアップ装置PUと、再生部Pと、フォーカスサーボ回路FSと、トラッキングサーボ回路TSと、クランプされた光ディスクDKを回転させるためのスピンドルモータMと、を有し、光ディスクDKに対するデータの記録及び再生を行うために用いられる。
【0014】
ここで、本実施形態に特徴的な事項として、この情報記録再生装置RPにおいては、データの記録再生に際して、次の2つの段階に分けて処理を実行するようになっている。
【0015】
検出処理(前処理段階)
この処理は、光ディスクDKに対するデータの記録等を開始する前に、一度、光ディスクDKをサーチして、光ディスクDKに発生した機械歪みや傷、汚れ(以下、「機械歪み等」という)を検出、管理するための処理である。上述したように、機械歪み等に起因する偏芯加速度や面ぶれ加速度は、トラッキングエラー信号Steやフォーカスエラー信号Sfe中の高周波数成分として検出される。本実施形態においては、かかる性質に着目して、トラッキングエラー信号Ste及びフォーカスエラー信号Sfeに含まれる高周波数成分に基づいて偏芯加速度及び面ぶれ加速度が所定値以上となる光ディスクDK上の領域を特定し、機械歪み等の発生している光ディスクDK上の領域(以下、「歪み発生領域」という)を特定する手法を採用している。そして、かかる方法により特定された歪み発生領域のアドレスをテーブル化し、次述する記録再生処理時に光ディスクDK上の歪み発生領域を管理、特定するようにしている。なお、実際にテーブルを生成する場合、トラッキングサーボ用とフォーカスサーボ用の2つのテーブル(以下、「トラッキング管理テーブル」と、「フォーカス管理テーブル」という)を生成する必要性があるが、この際の処理については後に詳述する。
【0016】
記録再生処理
この処理は、上記検出処理において生成された2つのテーブル(すなわち、トラッキング管理テーブル及びフォーカス管理テーブル)に基づき、トラッキングサーボ回路TS及びフォーカスサーボ回路FSにおけるゲインを調整しつつ、実際に光ディスクDKに対するデータの記録再生を行うための処理となっている。より具体的には、光ディスクDKに対するデータの記録再生中に、これらテーブルに基づいて歪み発生領域を特定し、当該特定された領域に対するデータの記録再生時にのみ、一時的にゲインを向上させるのである(所謂、ゲイン補償)。かかる手法を採用することにより、正常領域に対するデータの記録再生時にはゲインを下げてサーボ系の回路の安定性を確保しつつ、歪み発生領域に対するデータの記録再生時には一時的にゲインを向上させて確実なトラッキングサーボ及びフォーカスサーボを実現することが可能となる。
【0017】
一方、このようなゲイン補償を行うに際して一つ留意すべき点がある。それは、サーボ系の回路TS及びFSにおいて設定されるゲインによって、位相補償を行う際に与えるべき位相差(以下、「位相補償量」と呼ぶ)が異なるということである。このため、歪み発生領域と、正常領域との間においてトラッキングサーボ回路TS及びフォーカスサーボ回路FSにおけるゲインを切換える場合、ゲインの切換えに同期して、位相補償量の切換えを行わなければ、回路の安定性を確保できなくなる可能性がある(具体的には、ゲインの向上に併せて両回路TS及びFSにおける位相余裕が低下)。そこで、本実施形態においては、(i)歪み発生領域に対するデータの記録再生時と、(ii)正常領域に対するデータの記録再生時との間において、位相補償量の切換えも併せて行うこととしている。
【0018】
なお、歪み発生領域に対するデータの記録再生時に、設定するゲイン及び位相補償量は、光ディスクDK毎に変更するようにしても良く、一定値とするようにしても良い。但し、記録再生対象となる光ディスクDK毎に個体差が存在することから、本実施形態においては、上記検出処理においてテーブルを生成した後に、当該光ディスクDKに最適なゲイン及び位相補償量を算出し、当該算出されたゲイン等に基づいて記録再生処理を実行するものとして説明を行う。
【0019】
以下、かかる機能を実現するための本実施形態にかかる情報記録再生装置RPの具体的な構成について説明する。
【0020】
まず、信号処理部SPは、入力用の端子を有しており、この端子を介して外部から入力されたデータに所定形式の信号処理を施して制御部Cに出力する。
【0021】
レーザドライバ回路LDは主として増幅回路により構成され、制御部Cから入力された駆動信号を増幅した後、光ピックアップ装置PUに供給する。このレーザドライバ回路LDにおける増幅率は制御部Cにより制御され、光ディスクDKに対するデータ記録時には光ピックアップ装置PUから記録パワー(色素変色型或いは相変化型の光ディスクDKにおいて相変化若しくは色素変色が発生するエネルギー量)にて光ビームが出力されるように増幅率が制御される一方、データ再生時には再生パワー(色素変色等が発生しないエネルギー量)にて光ビームが出力されるように増幅率が制御される。
【0022】
光ピックアップ装置PUは、レーザドライバ回路LDから供給される制御信号に基づいて光ディスクDKに光ビームを照射し、光ディスクDKに対するデータの記録及び再生を行うための要素であり、ホログラムレーザユニット11と、コリメータレンズ12と、アクチュエータ13とを有している。
【0023】
このホログラムレーザユニット11は、1パッケージ内に半導体レーザ111やOEIC114がパッケージングされた光源ユニットであり、同一の基板上に半導体レーザ111とOEIC114が配置された構成となっている。この半導体レーザ111からの出射光の光路上には、当該出射光をメインビーム(0次光)と、2つのサブビーム(±1次光)に回折させるためのグレーティング112が設けられており、このグレーティング112から射出されたメインビーム及びサブビームがホログラム素子113に入射される。
【0024】
ホログラム素子113は、グレーティング112から入射されたメインビーム及びサブビームを、そのまま透過してコリメータレンズ12に導光する一方、コリメータレンズ12から照射される反射光(具体的には、メインビーム及びサブビームの光ディスクDK盤面における反射光)の少なくとも一部に非点収差を与えてOEIC114に導光する。かかるホログラム素子113の機能により、往路(すなわち、半導体レーザ111からの出射光を光ディスクDKに導光する方向)と復路(すなわち、反射光をOEIC114に導光する方向)の分離がなされることとなる。
【0025】
また、OEIC114は、メインビーム及びサブビームの各々に対応した反射光を受光するための3つの受光領域を有しており、各受光領域は、(i)メインビームに対応したものが4分割、(ii)サブビームに対応したものが2分割された形状となっている。
【0026】
次いで、アクチュエータ13は、対物レンズ131と、当該対物レンズ131を固定するための対物レンズホルダ132、更には、この対物レンズホルダ132を一体的に可動させる可動機構133と、を有している。このアクチュエータ13は、トラッキングサーボ回路TSから供給されるトラッキング駆動信号Std及びフォーカスサーボ回路FSから供給されるフォーカス駆動信号Sfdに基づいて対物レンズ131の位置を変位させ、トラッキングサーボ及びフォーカスサーボを実現するためのものとなっている。
【0027】
次に、再生部Pは、例えば、加算回路及び増幅回路を有し、OEIC114から供給される受光信号に基づいて再生RF信号を生成する。そして、再生部Pは、当該再生RF信号を制御部Cに供給すると共に、当該再生RF信号に対して所定の信号処理を施した後、出力端子OUTに出力する。
【0028】
次に、トラッキングサーボ回路TSとフォーカスサーボ回路FSは、夫々、OEIC114から供給される受光信号に基づいてアクチュエータを駆動させ、トラッキングサーボ或いはフォーカスサーボを実現するための要素である。なお、これらトラッキングサーボ回路TS及びフォーカスサーボ回路FSにおいて、如何なるトラッキング補正方式及びフォーカス補正方式を採用するのかについては任意である。例えば、トラッキング補正方式としてはDPD法に代表されるヘテロダイン方式や3ビーム方式を用いることが可能であり、また、フォーカス補正方式としては、例えば、スポットサイズ法を採用することが可能である。但し、本実施形態においては装置の具体化のためトラッキング補正方式としてDPP(差動プッシュプル)方式を、フォーカス補正方式として非点収差法を採用しているものとして説明を行う。
【0029】
制御部Cは、主としてCPU(Central Processing Unit)により構成され、情報記録再生装置RPの各部を制御する。例えば、光ディスクDKに対してデータを記録する場合、制御部Cは信号処理部SPから入力されるデータに対応した記録用の駆動信号をレーザドライバ回路LDに出力する一方、光ディスクDKに記録されているデータの再生を行う場合には、再生用の駆動信号をレーザドライバ回路LDに出力する。また、制御部Cは、トラッキングサーボ回路TS及びフォーカスサーボ回路FSから供給される信号に基づいて、歪み発生領域を特定するためのトラッキング管理テーブル及びフォーカス管理テーブルを生成する(すなわち、上記検出処理の実行)。そして、制御部Cは、当該生成した2つのテーブルに基づきトラッキングサーボ回路TS及びフォーカスサーボ回路FSにおけるゲインと位相補償量の切換え制御を行うようになっている。
【0030】
(2)両サーボ回路TS及びFSの具体的な構成について
次に、トラッキングサーボ回路TSと、フォーカスサーボ回路FSの具体的な構成について分説することとする。
【0031】
(2-1)トラッキングサーボ回路TS
まず、トラッキングサーボ回路TSについてであるが、このトラッキングサーボ回路TSは、トラッキングエラー信号生成回路21と、偏芯加速度検出回路22と、ゲイン別最適位相補償回路23と、増幅回路24と、ドライブ回路25と、を有している。
【0032】
これらの要素中、トラッキングエラー信号生成回路21は、OEIC114から供給される受光信号に基づいて、トラッキングエラー信号Ste(具体的には、DPP信号)を生成する。なお、トラッキングエラー信号生成回路21にてトラッキングエラー信号Steを生成する手法は、トラッキング補正方式としてDPP方式を採用している従来の情報記録再生装置と同様である。
【0033】
偏芯加速度検出回路22は、上述した検出処理において歪み発生領域を特定するための要素であり、トラッキングエラー信号生成回路21から供給されるトラッキングエラー信号Steに基づいて歪み発生領域を示す歪み検出信号Sdtを生成して制御部Cに供給する。
【0034】
ここで、偏芯加速度検出回路22において歪み発生領域検出信号Sdtを生成する方法及び、この歪み発生領域検出信号Sdtに基づいて制御部Cがトラッキング管理テーブルを生成する方法について、図3を参照しつつ説明する。なお、図3において(a)はトラッキングサーボループオープン時、(b)はクローズ時のトラッキングエラー信号Ste波形を夫々、示しており、(c)は歪み検出信号Sdtの信号波形を示している。
【0035】
まず、サーボループオープンの状態にてトラックサーチが行われた場合、(a)に示すように略正弦波のトラッキングエラー信号Steに機械歪み等に起因する偏芯加速度成分が重畳されることとなる。その後、検出処理のためトラッキングサーボループがクローズされるとトラッキングエラー信号Steが「0」となるようにアクチュエータ13が駆動されることとなり、正常領域(機械歪み等が発生している場合であっても当該歪み等にアクチュエータ13が追従できている場合を含む)のサーチ中、トラッキングエラー信号Steは常に「0」近傍に維持されることとなる。この状態において、例えば、変位量の大きな半径方向の歪みが光ディスクDKに存在し、当該歪みに起因する偏芯加速度成分がトラッキングサーボ回路TSのゲイン交差周波数を越えると、アクチュエータ13は当該歪みに追従し得なくなり、偏芯加速度成分がトラッキングエラー信号Ste内に高周波数成分として出現する。本実施形態においては、この高周波数成分が検出された期間中、制御部Cに供給する歪み検出信号Sdtを「H」レベルに保持し(正常領域に対応する期間中は「L」レベル)、適切に歪み発生領域を特定し得るようにしている。
【0036】
なお、実際に歪み発生領域を特定する手法は任意であり、例えば、次のような手法を採用することが可能となっている。
【0037】
方法1
この方法は、トラッキングサーボループがクローズの状態にて得られるトラッキングエラー信号Steの振幅レベルを所定の閾値S1及びS2と比較し、振幅レベルが当該閾値を越えた区間を歪み発生領域として検出する方法である。通常、サーボループクローズ後のトラッキングエラー信号Ste中において偏芯加速度成分はS字形の信号として取得されることから、トラッキングエラー信号Steをコンパレータにより2つの異なる閾値S1及びS2と比較し、この振幅レベルが当該閾値S1及びS2を越えた場合に、歪み検出信号Sdtを「H」レベルとするようにすれば良い。なお、かかる手法に関しては、例えば、特開2004―62945号と同様の手法により実現することが可能である。
【0038】
方法2
この方法は、検出処理においてトラッキングサーボループをクローズとした後に得られるトラッキングエラー信号Steの周波数を所定の閾値と比較し、周波数が当該閾値を越えた区間を歪み発生領域として検出する方法である。この方法を採用する場合、例えば、偏芯加速度検出回路22にハイパスフィルタを設け、トラッキングエラー信号中に所定周波数以上の信号成分が含まれているか否かを検出し、当該成分が検出された期間中、歪み検出信号Sdtを「H」レベルに維持するようにすれば良い。また、偏芯加速度検出回路22においてトラッキングエラー信号Steを周波数変換(フーリエ変換)し、レベルが最大となる周波数が所定の閾値(周波数)を越えた期間中、歪み検出信号Sdtを「H」レベルに維持するようにしても良い。
【0039】
一方、以上の処理により偏芯加速度検出回路22から歪み検出信号Sdtが供給されると、制御部Cは、当該歪み検出信号Sdtに基づきトラッキング管理テーブルを生成する。この際、制御部Cは、再生部Pから供給される再生RF信号を常時監視し、歪み検出信号Sdtが「H」レベルとなっている期間に対応した領域のアドレスを取得する。そして、当該取得したアドレスをトラッキング管理テーブルに格納し、記録再生処理時にゲイン及び位相補償量の切換対象領域を特定することとしている。
【0040】
次に、ゲイン別最適位相補償回路23は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)によって構成され、記録再生処理時にトラッキングエラー信号生成回路21から供給されるトラッキングエラー信号Steに対してデジタル処理を施し、トラッキングエラー信号Steに位相補償を施すようになっている。このゲイン別最適位相補償回路23における位相補償量は、制御部Cから供給される位相制御信号Stpcに基づいて切換え可能とされている。制御部Cは、トラッキング管理テーブルに基づいて、この位相制御信号Stpcを出力することで、トラッキング管理テーブルに格納されたアドレスに対応した領域(すなわち、歪み発生領域)に対するデータ記録再生時の位相補償量と、それ以外の領域(すなわち、正常領域)に対するデータ記録再生時の位相補償量との間の切換えを行わせるようになっている。
【0041】
増幅回路24は、ゲイン別最適位相補償回路23から供給されるトラッキングエラー信号Steを所定のゲインにて増幅し、ドライブ回路25に供給する。この増幅回路24におけるゲインは、制御部Cから供給されるゲイン制御信号Stgcにより切換え可能とされており、制御部Cは、トラッキング管理テーブルに格納されたアドレスに基づいてゲインを向上させるべき期間を特定して、当該期間中のみ増幅回路24のゲインを向上させるようになっている。
【0042】
この結果、トラッキングサーボ回路TSにおいては、上記記録再生処理の実行時にゲイン及び位相補償量の切換えが実現されることとなる。
【0043】
(2-2)フォーカスサーボ回路FSについて
次に、フォーカスサーボ回路FSについてだが、このフォーカスサーボ回路FSは、フォーカスエラー信号生成回路31と、面ぶれ加速度検出回路32と、ゲイン別最適位相補償回路33と、増幅回路34と、ドライブ回路35と、を有している。
【0044】
これらの要素中、フォーカスエラー信号生成回路31は、OEIC114から供給される受光信号に基づいてフォーカスエラー信号Sfeを生成して、面ぶれ加速度検出回路32及びゲイン別最適位相補償回路33に供給する。なお、フォーカスエラー信号生成回路31においてフォーカスエラー信号Sfeを生成する方法については、非点収差法を用いた従来の情報記録再生装置と同様である。
【0045】
面ぶれ加速度検出回路32は、検出処理において歪み発生領域を特定するための要素であり、フォーカスエラー信号生成回路31から供給されるフォーカスエラー信号Sfeに基づいて歪み発生領域を示す、歪み検出信号Sdfを生成して制御部Cに供給する。この結果、制御部Cにおいては、フォーカス管理テーブルが生成され、記録再生処理時にゲイン及び位相補償量の切換えを行う領域が特定されることとなる。なお、面ぶれ加速度検出回路32において歪み発生領域を特定し、歪み検出信号Sdfを生成する方法及び制御部Cにおいてフォーカス管理テーブルを生成する方法については、トラッキング管理テーブルを生成する際の処理と同様である。
【0046】
次いで、ゲイン別最適位相補償回路33は、例えば、DSPにより構成され、フォーカスエラー信号Sfeに対して所定量の位相補償を施す要素であり、増幅回路34は、ゲイン別最適位相補償回路33から供給されるフォーカスエラー信号Sfeを所定のゲインにて増幅してドライブ回路35に供給する要素である。これらの両回路33及び34における位相補償量やゲインは、制御部Cから供給される位相制御信号Sfpc及びゲイン制御信号Sfgcに基づいて切換えられるようになっている。なお、この際、制御部Cは、フォーカス管理テーブルを監視し、位相制御信号Sfpc及びゲイン制御信号Sfgcを生成することとなるが、かかる処理は、トラッキング補正のために位相制御信号Stpc及びゲイン制御信号Stgcを生成する処理と同時並行して実行されることとなる。
【0047】
[1.2]第1実施形態の動作
次いで、本実施形態にかかる情報記録再生層RPにおいて光ディスクDKにデータを記録再生する際の動作について、図4を参照しつつ説明する。なお、図4は、光ディスクDKに対するデータの記録再生時に制御部Cが実行する処理を示すフローチャートである。
【0048】
まず、ユーザが情報記録再生装置RPに対して光ディスクDKをセットし、所定の入力操作(例えば、データ記録を行う旨の入力操作)を行うと、制御部Cは、レーザドライバ回路LDに対して検出処理用の駆動信号の供給を開始する(ステップSa1)。この結果、半導体レーザ111から射出される光ビームは、グレーティング112において回折されて3ビーム化された後、ホログラム素子113及びコリメータレンズ12を透過して、対物レンズ131により光ディスクDKの盤面に集光される。このようにして、光ディスクDK盤面に集光されたメインビームとサブビームは、光ディスクDKの盤面において反射され、対物レンズ131及びコリメータレンズ12を透過してホログラム素子113に入射され、このホログラム素子113において所定の非点収差を与えられた後、OEIC114に設けられた受光領域に集光される。この結果、OEIC114において反射光の受光光量に対応したレベルの受光信号が生成され、当該受光信号が再生部P、トラッキングサーボ回路TS及びフォーカスサーボ回路FSに、夫々、供給される状態となる。
【0049】
このようにして、OEIC114から受光信号が出力された状態となると、制御部Cは、スピンドルモータMの回転制御及びトラックサーチを行うための処理を実行して(ステップSa2)、トラックサーチが完了した時点でトラッキングサーボループをクローズさせて機械歪みの検出を開始し(ステップSa3)、次の2つの処理(すなわち、「トラッキング管理テーブルの生成処理」及び「フォーカス管理テーブルの生成処理」)を並列的に実行する状態に移行する(ステップSa4〜Sa8と、ステップSa9〜Sa13)。
【0050】
トラッキング管理テーブルの生成処理
まず、ステップSa1において半導体レーザ111が駆動され、光ディスクDKの盤面における反射光に基づきOEIC114にて受光信号が生成される状態となると、トラッキングサーボ回路TSにおいては、当該受光信号に基づいてトラッキングエラー信号Steが生成され、このトラッキングエラー信号Steに基づいて偏芯加速度検出回路22により歪み検出信号Sdtが出力される状態となる。
【0051】
本処理においては、制御部Cが、まず、この歪み検出信号Sdtを監視し、歪み検出信号Sdtの信号レベルが「H」レベルであるか否かを判定する(ステップSa4)。この判定において、「no」と判定する場合、光ディスクDKの正常領域に光ビームが照射されている状況にあるため、制御部Cは、ステップSa5の処理を実行することなく、機械歪み等の検出が完了したか否かを判定する状態に移行する(ステップSa6)。
【0052】
一方、ステップSa4において「yes」と判定した場合、光ディスクDKの歪み発生領域(例えば、グルーブトラックに光ディスクDKの半径方向の歪みが発生している領域等)に対して光ビームが照射されている状態にあるため、制御部Cは、トラッキング管理テーブルを更新して(ステップSa5)、ステップSa6の判定を行う状態に移行する。この際、制御部Cは、再生部Pにて生成された再生RF信号に基づき、現在のサーチ領域を含む単位データ(例えば、セクタ)のアドレスを特定し、当該特定したアドレスをトラッキング管理テーブルに格納することとなる。
【0053】
かかる処理が、データの記録再生対象領域の全てのサーチが完了するまで、繰り返され、サーチが完了した時点でステップSa6における判定が「yes」に変化すると、制御部Cは、トラッキング補正用のゲインの最適値を決定した後(ステップSa7)、トラッキング補正用の位相補償量の最適値を決定し(ステップSa8)、処理をステップSa14に移行させる。
【0054】
なお、ステップSa7においてゲインの最適値を決定する際の具体的な手法については任意であり、図3(B)のノイズ成分がサーボの最適値で平坦になるように設定すればよい。具体的な手法としては、例えば、次のような方法を採用することが可能である。まず、トラッキング管理テーブル中から幾つかのサンプル(具体的にはアドレス)を決定し、当該サンプルに対応するアドレスにサーチ位置をジャンプさせる。そして、当該領域に対応した再生RF信号のエンベロープが所定範囲内(例えば、±15パーセントの誤差を含む範囲内)に収まるか否かを判定し、エンベロープが当該所定範囲内に収まるようにゲインを設定するようにしても良い。
【0055】
また、他の方法としては、トラッキング管理テーブルからピックアップしたサンプル領域に対応した受光信号からアイパターンを求め、当該アイパターンの劣化状態に基づいてジッタを求めて、ジッタ量が許容範囲(例えば、約8〜9パーセントに検出誤差を含めた範囲)内に収まるようにゲインを設定するようにしても良い。更に、他の方法としては、データを再生したときの誤り個数(すなわち、エラーレート)や再生RF信号の変調度に基づいて、決定するようにしても良い。
【0056】
また、ステップSa8において位相補償量の最適値を決定する手法についても任意であり、例えば、ゲインの値に応じた最適な位相補償量を実験的に求め、当該ゲインと位相補償量を定義付けたテーブルを制御部Cに保有させると共に、このテーブルとステップSa7において設定されたゲインに基づいて位相補償量を決定するようにしても良い。
【0057】
フォーカス管理テーブルの生成処理
次に、フォーカス管理テーブルの生成処理についてだが、この処理においては、まず、制御部Cが面ぶれ加速度検出回路32にて生成される歪み検出信号Sdfを監視し、歪み検出信号Sdfの信号レベルが「H」レベルであるか否かを判定する(ステップSa9)。この判定において、「no」と判定する場合、光ディスクDKには、光ビームの照射方向に対する歪み(例えば、グルーブトラックの凸凹等)が発生していない状況(すなわち、正常領域)にあるため、制御部Cは、ステップSa10の処理を実行することなく、機械歪み等の検出が完了したか否かを判定する状態に移行する(ステップSa11)。
【0058】
一方、ステップSa9において「yes」と判定した場合、光ディスクDK上に光ビームの照射方向の歪みが発生しているため(すなわち、歪み発生領域)、制御部Cは、再生RF信号に基づき現在サーチ中の領域に対応したアドレスを特定し、当該特定したアドレスをフォーカス管理テーブルに格納することにより、フォーカス管理テーブルを更新し(ステップSa10)、ステップSa11の判定処理を行う。かかる処理がデータの記録再生対象領域の全てのサーチが完了するまで、繰り返され、サーチが完了した時点でステップSa11における判定が「yes」に変化し、制御部Cは、フォーカス補正用のゲインの最適値を決定した後(ステップSa12)、フォーカス補正用の位相補償量の最適値を決定して(ステップSa13)、処理をステップSa14に移行させる。なお、この際に実行する処理の具体的な内容については、任意であり、例えば、上記トラッキング補正用のゲイン及び位相補償量を決定する際に用いる手法と同様の手法を採用することが可能である。
【0059】
以上説明したトラッキング管理テーブルの生成処理と、フォーカス管理テーブルの生成処理が完了し、処理がステップSa14に移行すると、制御部Cは、記録再生処理を開始する。この際、制御部Cは、まず、光ディスクDKに対するデータの記録再生の違いに応じて、次の処理を実行する。
再生時
再生時、制御部Cは、レーザドライバ回路LDに対してデータ再生用の制御信号を供給すると共に、再生用の光ビームが出力されるようにレーザドライバ回路LDの出力パワーを制御する。
記録時
記録時、制御部Cは、信号処理部SPから供給される信号に基づいて記録対象データに対応する駆動信号をレーザドライバ回路LDに供給すると共に、レーザドライバ回路LDの出力パワーを記録パワーに制御する。
【0060】
このようにして、データの記録再生が開始されると、制御部Cは、トラッキング管理テーブルと、ステップSa7、Sa8において決定したゲイン及び位相補償量に応じてゲイン制御信号Stgcと位相制御信号Stpcを生成し、増幅回路24と、ゲイン別最適位相補償回路23に供給する。
【0061】
また、この際、制御部Cは、フォーカス管理テーブルと、ステップSa12、Sa13において決定したゲイン及び位相補償量に応じてゲイン制御信号Sfgcと位相制御信号Sfpcを生成し、増幅回路34と、ゲイン別最適位相補償回路33に供給する。この結果、歪み発生領域に対するデータの記録再生時にのみ、トラッキングサーボ回路TS及びフォーカスサーボ回路FSにおいてゲインが切換えられると共に、位相補償量が切換えられ、光ディスクDKに発生した機械歪み等に対してアクチュエータを追従させることが可能となる。
【0062】
なお、この際における具体的な処理内容に関しては任意であり、例えば、トラッキング管理テーブル及びフォーカス管理テーブルに格納されたアドレスに対応したセクタに対するデータの記録再生タイミングを再生RF信号に基づいて予想し、当該セクタへのデータ記録期間中、ゲイン及び移動補償量の切換えを行うようにしても良い。
【0063】
このようにして、本実施形態にかかる情報記録再生装置RPは、光ディスクDKに対するデータの記録期間或いは再生期間における一部の期間(具体的には、歪み発生領域に対応した期間)中、トラッキングエラー信号Ste及びフォーカスエラー信号Sfeに対して付与する位相補償量を切換える構成となっているため、ゲインの切換えに併せて、位相補償量を調整することが可能となり、光ディスクに対するデータの記録再生中におけるトラッキング補正及びフォーカス補正の安定性を確保しつつ、トラッキング補正及びフォーカス補正の精度を向上させることが可能となる。
【0064】
また、本実施形態にかかる情報記録再生装置RPは、ゲインの切換えタイミングに同期して、位相補償量を可変させるようになっているため、サーボ系の回路における安定性を更に確保することが可能となる。
【0065】
また更に、本実施形態にかかる情報記録再生装置RPは、光ディスクDKに対するデータの記録或いは再生の開始前に検出処理を行い、トラッキングエラー信号Ste及びフォーカスエラー信号Sfeの高周波数成分が閾値S1及びS2を越えるか否かを検出して、トラッキング管理テーブル及びフォーカス管理テーブルを生成し、これらのテーブルに基づいて位相補償量を変化させる構成となっている。このため、光ディスクDKに発生した機械歪み等を適切に検出し、当該検出結果に応じた位相補償量の切換えが可能となり、もって、トラッキング補正及びフォーカス補正の精度を向上させ、トラック飛びや再生エラーの発生等を有効に防止することが可能となる。
【0066】
なお、上記実施形態においては、トラッキング管理テーブルとフォーカス管理テーブルにアドレスを格納する構成を採用していたが、アドレスに替えて、歪み発生領域の光ディスクDK上における半径位置と、回転角度を格納するようにして、半径位置と、回転角度に応じてゲイン及び位相補償量の切換えを行うようにしても良い。
【0067】
また、上記実施形態においては、トラッキング補正方式としてDPP方式を、フォーカス補正方式として非点収差法を、夫々採用した場合を例に説明を行った。しかし、トラッキング補正方式としてはDPD法に代表されるヘテロダイン方式や3ビーム方式を用いても良く、また、フォーカス補正方式としては、例えば、スポットサイズ法を採用するようにしても良い。但し、採用する方式によっては、OEIC114の分割形態と、トラッキングエラー信号生成回路21及びフォーカスエラー信号生成回路31の回路構成を適宜変更する必要がある点に留意する必要がある。
【0068】
更に、上記実施形態においては、ゲイン別最適位相補償回路23及び33をDSP等のデジタル回路により構成し、デジタル処理による位相補償を実現する構成を採用していた。しかし、ゲイン別最適位相補償回路23及び33内に各々、位相補償量の異なる位相進み補償回路と、位相遅れ補償回路を複数設け、アナログ的に位相補償を行う構成としても良い。
【0069】
[1.3]第1実施形態の変形例
(1)変形例1
上記第1実施形態においては、光ディスクDKに対するデータの記録再生スピードとは関係なく、データの記録再生対象となる全ての領域をサーチして、トラッキング管理テーブルとフォーカス管理テーブルを生成し、一律にゲイン及び位相補償量の切換えを行っていた。しかし、記録スピードを切換える機能を有する情報記録再生装置RPの場合、低速の記録再生スピード(例えば、4倍速や8倍速)が設定されている間は、光ディスクDKに発生している機械歪み等にアクチュエータが追従できるため、事前に検出処理を行って、歪み発生領域に対するデータの記録タイミングにてゲイン等の切換えを行う必要性が生じない。
【0070】
例えば、(a)光ディスクDKの内周側の領域(光ディスクDKの中心から30mm程度までの領域)を4倍速、中間領域(30〜50mm)を8倍速、外周側の領域(50〜60mm)を16倍速で記録する等、光ディスクDKの半径位置に応じて記録スピードを切換える方式を採用した情報記録再生装置RPの場合、外周側の領域に対してデータを記録再生する場合にのみ検出処理を行ってゲイン等の切換えを行えば良く、内周側〜中間領域に関しては、かかる処理を実行する必要性は生じない。
【0071】
また、(b)ユーザの任意にて記録再生スピードを切換え可能なDVDレコーダの場合、ユーザの選択した記録再生スピードが高速である場合にのみ、かかる処理を実行すれば良いこととなる。
【0072】
そこで、本変形例にかかる情報記録再生装置RPにおいては、情報の記録再生時に設定される記録再生スピードを検出し、当該設定された記録再生スピードが所定のスピードを超えた場合にのみ上記検出処理及びゲイン等の切換えを行い、低速〜中速記録時には検出処理を行わないようになっている。かかる手法を採用することにより、低速〜中速での記録再生時には検出処理を省略し、処理の高速化を実現することが可能となる。
【0073】
なお、この場合であっても装置RPの構成は上記図1と同様であり、装置RP内において実行される処理については、(i)検出処理を実行する場合、上記図4に示す処理と同様の処理を実行すれば良く、(ii)検出処理を実行しない場合、従来のDVDレコーダ等と同様の処理を実行すれば良い。
【0074】
また、本変形例において低速〜中速の記録再生スピードが設定された場合、データの記録再生中、ゲイン及び位相補償量が一定値に維持されることとなるが、この場合におけるゲイン及び位相補償量は、高速記録時において正常領域にデータを記録再生する際のゲイン等と同一の値とするようにしても良く、異なる値とするようにしても良い。但し、情報記録再生装置RPにおいてCAV(Constant Anguler Velocity)方式を採用している場合や、上記のように半径位置に応じて記録再生スピードを切換える方式を採用している場合、記録再生スピードの変化に応じて位相補償量を変化させてしまうと、高速でデータの記録再生を行うことができなくなる可能性がある。従って、この場合には、低速〜中速の記録再生時に設定する位相補償量と、高速記録時に正常領域にデータを記録再生する際の位相補償量は同一の値とするようにすることが望ましい。
【0075】
(2)変形例2
図5は、本変形例にかかる情報記録再生装置RP2の構成を示すブロック図である。なお、図5において上述した図2と同様の要素については、同様の符号を付してある。
【0076】
ここで、上述した第1実施形態にかかる情報記録再生装置RPにおいては、トラッキングエラー信号生成回路21及びフォーカスエラー信号生成回路31において生成されたトラッキングエラー信号Steと、フォーカスエラー信号Sfeに対して、一律にゲイン補償及び位相補償を行う構成を採用していた。
【0077】
しかし、実際にトラッキングエラー信号Ste及びフォーカスエラー信号Sfeにゲイン補償と位相補償を施す場合、両エラー信号Ste及びSfe中の高周波数帯域成分と低周波数帯域成分との間で、最適なゲイン及び位相補償量が異なってくる可能性が高い。例えば、高周波数帯域成分については偏芯加速度成分と面ぶれ加速度成分を適切に検出するため、ゲインを大きくし、ゲイン交差周波数を高く設定する必要性があるのに対して、低周波数帯域成分に関してはゲインを大きく設定する必要性は無く、回路の安定性確保の観点からは、むしろ適切なゲインの範囲内に納めることが必要となる。また、このようにゲインの設定値が異なることに伴って、当然に、最適な位相補償量も変化することとなる。
【0078】
本変形例にかかる情報記録再生装置RP2においては、かかる観点からトラッキングエラー信号Ste及びフォーカスエラー信号Sfeを、各々、高周波数帯域成分と低周波数帯域成分に分離し、各周波数帯域成分毎にゲイン補償と位相補償を行うようになっている。そして、当該補償後の各周波数帯域成分を加算してアクチュエータ13を駆動させることにより、確実なゲイン補償及び位相補償と、サーボ系の回路における安定性の向上を両立させる手法を採用することとした。
【0079】
かかる機能を実現するため、本実施形態においては、ゲイン別最適位相補償回路230(フォーカスサーボ回路FS2にあっては330。以下、括弧内は、フォーカスサーボ回路FS2の要素)内に、高周波数用の位相補償回路231(331)と、低周波数用の位相補償回路232(332)を設けると共に、高周波数用の位相補償回路231(331)にハイパスフィルタを、低周波数用の位相補償回路232(332)にローパスフィルタを、各々設けた構成としている。この結果、トラッキングエラー信号生成回路21から供給されるトラッキングエラー信号Steに含まれる高周波数帯域成分が高周波数用の位相補償回路231に、低周波数帯域成分が低周波数用の位相補償回路232に、各々、入力されることとなる。なお、これら各位相補償回路231(331)及び232(332)における制御部Cから供給される位相制御信号Stpc2(Sfpc2)に基づいて制御されるようになっている。
【0080】
また、本変形例にかかる情報記録再生装置RP2においては、増幅回路240(340)に関しても、高周波数用の増幅回路241(341)と低周波数用の増幅回路242(342)が設けられており、各々、制御部Cから供給されるゲイン制御信号Stgc2(Sfgc2)に基づき、高周波数用の位相補償回路231(331)からの出力信号と、低周波数用の位相補償回路232(332)からの出力信号を所定のゲインにて増幅する。両増幅回路241(341)及び242(342)からの出力信号は、共に加算器26(36)に供給され、加算された後、ドライブ回路25(35)に供給されることとなる。
【0081】
なお、かかる手法を採用する場合、上述した図4のステップSa7及びSa8(ステップSa12及びSa13)においてゲイン及び位相補償量を決定する際に、高周波数帯域成分用のゲイン及び位相補償量と、低周波数帯域成分用のゲイン及び位相補償量を決定する必要がある点に留意する。なお、正常領域に対するデータの記録再生時における処理については、上記第1実施形態と同様である。
【0082】
このようにして、本変形例にかかる情報記録再生装置RP2は、トラッキングエラー信号Ste及びフォーカスエラー信号Sfeを高周波数帯域成分と低周波数帯域成分に分割し、各周波数帯域成分毎にゲイン補償及び位相補償を行う構成となっているため、確実なゲイン補償及び位相補償を実現しつつ、サーボ系の回路における安定性の向上を図ることが可能となる。
【0083】
[2]第2実施形態
[2.1]第2実施形態の構成及び動作
図6は、本実施形態にかかる情報記録再生装置RP3の構成を示すブロック図である。なお、図6において上記図2と同様の要素については、同様の符号を付してある。
【0084】
ここで、上記第1実施形態においては、実際の記録再生開始前に検出処理を実行し、当該処理において設定されたゲインに基づいて位相補償量を決定する手法が採用されていた。これに対して、本実施形態にかかる情報記録再生装置RP3においては、次のような手法を採用することとしている。
【0085】
まず、光ピックアップ装置PU内に、アクチュエータ13における対物レンズ131の変位量を検出し、当該変位量に対応する変位量検出信号SatとSafを出力するためのトラッキングセンサTSE及びフォーカスセンサFSEを設ける。そして、(a)このトラッキングセンサTSE及びフォーカスセンサFSEから出力される変位量検出信号Sat及びSafの位相と、(b)トラッキングエラー信号Ste及びフォーカスエラー信号Sfeの位相と、を位相比較器27及び37により比較する。
【0086】
ここで、トラッキングエラー信号Ste及びフォーカスエラー信号Sfeに基づいてアクチュエータ13が適切に駆動されている場合、変位量検出信号Sat及びSafと、トラッキングエラー信号Ste及びフォーカスエラー信号Sfeとは、同位相となる一方、トラッキングエラー信号Ste及びフォーカスエラー信号Sfeに基づいて、アクチュエータ13が適切に駆動されていないと変位量検出信号Sat及びSafと、トラッキングエラー信号Ste及びフォーカスエラー信号Sfeとの間に位相差が発生する。
【0087】
本実施形態にかかる情報記録再生装置RP3においては、かかる関係に着目し、位相比較器27及び37からゲイン別最適位相補償回路2300及び3300に対して、検出された位相差を示す位相差信号Spt及びSpfを供給する。そして、この位相差信号Spt及びSpfに基づいて、両位相補償回路2300及び3300における位相補償量の切換えを行うのである。
【0088】
なお、位相差信号Spt及びSpfの信号形態については任意であり、発生した位相差に応じて、信号の電圧値を変更するようにしても良い。
【0089】
なお、また、位相差信号Spt及びSpfに基づいて、ゲイン別最適位相補償回路2300及び3300にて位相補償量を決定する方法については任意であり、例えば、各位相差に対応した位相補償量を実験的に求め、当該実験値を格納したテーブルをゲイン別最適位相補償回路2300及び3300に保有させるようにする。そして、このテーブルと、位相比較器27及び37から供給される位相差信号Spt及びSpfの値に基づいて、位相補償量を切換えるようにしても良い。
【0090】
なお、ゲイン補償の手法については、上述した第1実施形態と同様であるため詳細は省略する。
【0091】
このようにして、本実施形態に情報記録再生装置RP3においては、対物レンズ131の変位量を示す変位量検出信号Sat及びSafと、トラッキングエラー信号Ste及びフォーカスエラー信号Sfeと、の位相差に基づいてゲイン別最適位相補償回路2300及び3300における位相補償量を決定する方法を採用しているため、実際の対物レンズ131の変位状態に基づいて位相補償量の切換えタイミングを決定することが可能となり、もって、トラッキング補正及びフォーカス補正の精度を向上させることが可能となる。また、この構成の下では、信号の位相比較を行うことで位相差の絶対量が特定できるので、位相補償を行うことが容易となる。
【0092】
[2.2]第2実施形態の変形例
(1)変形例1
上記第2実施形態においては、対物レンズ131の変位量を検出するためのトラッキングセンサTSEと、フォーカスセンサFSEと、を設け、各センサTSE及びFSEにおいて得られる変位量検出信号Sat及びSafに基づいて位相補償量を決定する手法が採用されていた。しかし、実際にアクチュエータ13に供給される駆動信号Std及びSfdを位相比較器27及び37にフィードバックして、駆動信号Std及びSfdと、トラッキングエラー信号Ste及びフォーカスエラー信号Sfeとの位相を比較し、当該比較結果に応じて位相補償量を切換えるようにしても良い。なお、この場合であっても、他の構成については、上記第2実施形態と同様であるため、詳細は省略する。
【0093】
(2)変形例2
上記第2実施形態にかかる情報記録再生装置RP3においては、偏芯加速度検出回路22と、面ぶれ加速度検出回路32を設け、トラッキングエラー信号Ste及びフォーカスエラー信号Sfeに基づいてトラッキング管理テーブルと、フォーカス管理テーブルを生成して、ゲインの切換えを行う構成が採用されていた。しかし、ゲインの切換えタイミングについても、トラッキングセンサTSE及びフォーカスセンサFSEにおける変位量検出信号Sat及びSafに基づいて行うようにしても良い。この場合、事前に検出処理を実行する必要性はなく、位相比較器37から出力される位相差信号Spt及びSpfを増幅回路24及び34に供給するようにし、この位相差信号Spt及びSpfに基づいて、リアルタイムにてゲインの切換えを行うようにすれば良い。
【0094】
なお、この場合におけるゲインの設定値を、どのようにして決定するかについては任意であり、位相差信号Spt及びSpfの信号値に応じて、如何なるゲインを設定すべきかを実験的に求め、当該実験値を格納したテーブルを増幅回路24及び34に保持させるようにすれば良い。
【0095】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0096】
また、2005年9月5日に出願された明細書、特許請求の範囲、図面、要約を含む日本の特許出願(No. 2005-257060)の全ての開示は、その全てを参照することよって、ここに組み込まれる。

Claims (3)

  1. 光源からの出射光を光学式記録媒体に設けられた記録トラックに集光する対物レンズと、
    前記出射光の光学式記録媒体における反射光を受光して当該反射光に対応する受光信号を出力する受光手段と、
    前記受光信号に基づいてトラッキングエラー信号或いはフォーカスエラー信号の少なくとも何れか一方を含むエラー信号を生成するエラー信号生成手段と、
    前記生成されたエラー信号に対して位相補償を施す位相補償手段と、
    前記位相補償の施されたエラー信号に基づき、前記記録トラックの半径軸方向或いは前記光学式記録媒体の盤面垂直方向の少なくとも何れか一方の方向に前記対物レンズの配置位置を変位させる変位手段と、を備え、
    前記位相補償手段は、前記光学式記録媒体に対するデータの記録期間或いは再生期間における一部の期間中、前記対物レンズの変位量に対応する変位量信号と、当該対物レンズの変位方向に対応する前記エラー信号と、の位相差に基づいて算出した位相補償量に応じて前記位相補償を施すことを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 前記変位量信号は、前記対物レンズの配置位置が変位した際の変位量に基づいて生成される変位量検出信号であることを特徴とする請求項1に記載の情報記録再生装置。
  3. 前記変位量信号は、前記対物レンズの配置位置を変位させるための駆動信号であることを特徴とする請求項1に記載の情報記録再生装置。
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