JP4026639B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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Description

この発明は、DVDやCD等の光ディスクに記録されているデータの読取やデータの記録を行う光ディスク装置に関する。
従来、DVDやCD等の光ディスクに記録されているデータの読取や、データの記録が行える光ディスク装置が一般に普及している。周知のように、光ディスク装置は、本体にセットされている光ディスクに対して読取パワーのレーザ光を照射し、この光ディスクに記録されているデータを読み取る。また、読取パワーよりも大きい記録パワーのレーザ光を照射し、光ディスクにデータを記録する。また、光ディスク装置は、読取時や記録時にレーザ光の照射位置を光ディスクのトラックの中心に合わせるトラッキングサーボ制御や、レーザ光の合焦位置を光ディスクの記録面に合わせるフォーカスサーボ制御を行っている。トラッキングサーボ制御は、レーザ光の照射位置と、光ディスクのトラックの中心とのズレ量を示すトラッキングエラー信号を用いたサーボ制御であり、フォーカスサーボ制御はレーザ光の合焦位置と、光ディスクの記録面とのズレ量を示すフォーカスエラー信号を用いたサーボ制御である。トラッキングエラー信号、およびフォーカスエラー信号は、光ディスクからの反射光を検出している複数の受光素子の出力を用いて生成される信号である。
一方、上述したように読取時と記録時とでは光ディスクに照射するレーザ光のパワーが異なることから、読取時と記録時とで受光素子の出力(光ディスクからの反射光量)が大きく変化する。このため、読取時と記録時とで、トラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号の生成に同じパラメータ(増幅率)を用いると、この受光素子の出力の変化にともなって、生成されるトラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号の振幅が大きく変化するので、サーボ動作が不安定になる。そこで、読取時と記録時とでトラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号の生成に用いるパラメータを変化させ、取時時と記録時とで生成されるトラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号の振幅を同等にすることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、複数の受光素子の出力の総和に応じてトラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号の生成に用いるパラメータを変化させて、取時時と記録時とで生成されるトラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号の振幅を同等にすることが提案されている(例えば、特許文献2、3参照)。
さらに、読取時であっても、光ディスクの記録済領域(ピットが形成されている領域)と未記録領域(ピットが形成されていない領域)とでは反射率が大きく異なることから、受光素子の出力が大きく変化する。そこで、記録領域または未記録領域の一方の領域からから他方の領域へシークしたとき等に、サーボ動作が不安定になるのを抑えるために、記録済領域と未記録領域とでトラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号の生成に用いるパラメータを変化させて、記録済領域と未記録領域とで生成されるトラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号の振幅を同等にすることが提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開2001− 93165号公報 特開2001−266371号公報 特開2002−260250号公報 特開2003−242660号公報
しかしながら、特許文献件1には、読取時と記録時とでトラッキングエラー信号や、フォーカスエラー信号の生成に用いるパラメータの決定方法については、特に示されていない。
なお、読取時にトラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号を生成するときに用いるパラメータについては、読取パワーのレーザ光を実際に光ディスクに照射し、そのときの受光素子の出力に応じて決定できる。しかし、記録時にトラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号を生成するときに用いるパラメータについては、記録パワーのレーザ光を実際に光ディスクに照射すると、記録済のデータを破壊することになる。したがって、記録時にトラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号を生成するときに用いるパラメータについては、記録パワーのレーザ光を実際に光ディスクに照射して決定することができない。
また、特許文献2、3に示されているように、複数の受光素子の出力の総和に応じてトラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号の生成に用いるパラメータを変化させる構成では、自動利得制御回路(AGC回路)を設けなければならず、回路規模が大きくなり、装置本体の大型化という問題があった。
この発明の目的は、読取時と記録時とで生成されるトラッキングエラー信号の振幅の変化を抑え、且つ装置本体を小型化できる光ディスク装置を提供することにある。
また、この発明は、記録済領域と未記録領域とで生成されるトラッキングエラー信号の振幅の変化を抑え、且つ装置本体を小型化できる光ディスク装置を提供することを目的とする。
この発明の光ディスク装置は、上記課題を解決するために以下の構成を備えている。
(1)本体にセットされている光ディスクに対して読取パワーのレーザ光を照射して記録されているデータの読取を行い、また前記読取パワーよりも大きい記録パワーのレーザ光を照射してデータの記録を行う記録/読取手段と、
前記記録/読取手段が光ディスクに対してデータの読取、または記録を行っているときに、この光ディスクからの反射光を複数の受光素子で検出し、各受光素子の出力を用いてトラッキングエラー信号を生成するトラッキングエラー信号生成手段と、
前記トラッキングエラー信号生成手段に対してトラッキングエラー信号の生成に用いるパラメータを設定するパラメータ設定手段と、
前記トラッキングエラー信号生成手段が生成したトラッキングエラー信号でトラッキングサーボ制御を行うトラッキングサーボ手段と、を備え、
前記パラメータ設定手段は、読取時には読取時用パラメータを設定し、記録時には記録時用パラメータを設定する手段である光ディスク装置において、
前記トラッキングエラー信号生成手段は、前記複数の受光素子を複数のグループに分割し、グループ毎にそのグループに属する受光素子の出力和を増幅する第1のバランス調整部、グループ毎に前記第1のバランス調整部の出力を増幅してグループ間の出力バランスを調整する第2のバランス調整部、および各グループの前記第2のバランス調整部の出力を用いて前記トラッキングエラー信号を生成するときに生成される中間信号を増幅する増幅部を有し、
前記パラメータ設定手段は、前記第1のバランス調整部、第2のバランス調整部、および増幅部に対する増幅率を含むパラメータを設定する手段であり、
本体にセットされている光ディスクに対して前記読取パワーのレーザ光を照射している状態で、前記グループ毎に、前記第1のバランス調整部の読取時の増幅率をその出力の振幅が予め定めた第1のレベルになる増幅率に決定し、また前記第1のバランス調整部の増幅率がここで決定した読取時の増幅率であるときに、前記第2のバランス調整部の読取時の増幅率をその出力の振幅が予め定めた第2のレベルになる増幅率に決定し、さらに前記第1のバランス調整部、および第2のバランス調整部の増幅率がここで決定した読取時の増幅率であるときに、前記増幅部の読取時の増幅率を生成されるトラッキングエラー信号の振幅が予め定めた第3のレベルになる増幅率に決定する読取時用パラメータ決定手段と、
本体にセットされている光ディスクに対して前記読取時用パラメータ決定手段が決定した前記第1のバランス調整部の前記読取時の増幅率を、この第1のバランス調整部の記録時の増幅率に決定するとともに、読取パワーのレーザ光を照射している状態で、且つ前記第1のバランス調整部の増幅率が前記読取時の増幅率に予め定めた第1の比率を掛けた大きさに設定したときに、前記第2のバランス調整部の記録時の増幅率をその出力の振幅が予め定めた前記第2のレベルになる増幅率に決定し、さらに前記第1のバランス調整部の増幅率が前記読取時の増幅率に予め定めた第1の比率を掛けた大きさであり、前記第2のバランス調整部の増幅率がここで決定した記録時の増幅率であるときに、前記増幅部の読取時の増幅率を生成されるトラッキングエラー信号の振幅が予め定めた前記第3のレベルになる増幅率に決定する記録時用パラメータ決定手段と、を備えている。
この構成では、パラメータ設定手段がトラッキングエラー信号生成手段に対してフォーカスエラー信号の生成に用いるパラメータとして、読取時には読取時用パラメータを設定し、記録時には記録時用パラメータを設定する。トラッキングエラー信号の生成に用いるパラメータには、第1のバランス調整部、第2のバランス調整部、および増幅部に対する増幅率が含まれている。読取時用パラメータは、読取時用パラメータ決定手段により決定される。読取時用パラメータ決定手段は、本体にセットされている光ディスクに読取パワーのレーザ光を照射している状態で、第1のバランス調整部、第2のバランス調整部、および増幅部の出力が適正レベルになる増幅率に決定する。したがって、読取時には、適正な振幅レベルのトラッキングエラー信号を生成することができ、サーボ動作が不安定になるのを防止できる。
また、記録時用パラメータ決定手段は、第1のバランス調整部に対する記録時の増幅率を読取時の増幅率に決定する。また、記録時用パラメータ決定手段は、光ディスクに対して読取パワーのレーザ光を照射している状態で、第1のバランス調整部の増幅率を読取時の増幅率に第1の比率を掛けた大きさにし、第2のバランス調整部、および増幅部の出力が適正なレベルになるように、各部に対する増幅率を決定する。この第1の比率は、光ディスクに読取パワーのレーザ光を照射したときと、記録パワーのレーザ光を照射したときとにおける受光素子の出力の比率を、多数枚の光ディスクについて取得し、これを統計的に処理して決定すればよい。これにより、記録パワーのレーザ光を光ディスクに照射しているときの状態を擬似的に作り出すことができる。この擬似的に作り出した状態で、第2のバランス調整部、および増幅部の出力が適正レベルになる増幅率に決定する。したがって、読取時にも、適正な振幅レベルのトラッキングエラー信号を生成することができ、サーボ動作が不安定になるのを防止できる。
また、自動利得制御回路を設けることなく、読取時、および記録時に適正な振幅レベルのトラッキングエラー信号を生成することができるので、読取時、および記録時におけるトラッキングサーボ制御にかかる動作を不安定にすることなく、装置本体の小型化、およびコストダウンが図れる。
(2)前記読取時用パラメータには、記録済領域に対する記録済領域用パラメータと、未記録領域に対する未記録領域用パラメータがあり、
前記パラメータ設定手段は、前記トラッキングエラー信号生成手段に対して、レーザ光を照射している領域が、記録済領域であれば記録済領域用パラメータを設定し、未記録領域であれば未記録領域用パラメータを設定する手段であり、
前記読取時用パラメータ決定手段は、読取パワーのレーザ光を照射していた領域が記録済領域であれば、前記第1のバランス調整部、第2のバランス調整部、および増幅部に対して決定した増幅率を記録済領域用パラメータとし、
また、本体にセットされている光ディスクに対して前記読取時用パラメータ決定手段が決定した前記第1のバランス調整部の記録済領域用の増幅率を、この第1のバランス調整部の未記録領域用の増幅率に決定するとともに、読取パワーのレーザ光を照射している状態で、且つ前記第1のバランス調整部の増幅率が前記記録済領域用の増幅率に予め定めた第2の比率を掛けた大きさであるときに、前記第2のバランス調整部の未記録領域用の増幅率をその出力の振幅が予め定めた前記第2のレベルになる増幅率に決定し、さらに前記第1のバランス調整部の増幅率が前記記録済領域用の増幅率に予め定めた第2の比率を掛けた大きさであり、前記第2のバランス調整部の増幅率がここで決定した未記録領域用の増幅率であるときに、前記増幅部の未記録領域用の増幅率を生成されるトラッキングエラー信号の振幅が予め定めた前記第3のレベルになる増幅率に決定する。
この構成では、読取時用パラメータ決定手段が読取時用パラメータを決定するときに、読取パワーのレーザ光を照射していた光ディスクの記録領域が記録済領域(ピットが形成されている領域)であれば、このときに決定した読取時用パラメータを記録済領域用パラメータとする。また、読取時用パラメータ決定手段は、第1のバランス調整部に対する未記録領域用の増幅率を記録済領域用の増幅率に決定する。また、読取時用パラメータ決定手段は、光ディスクに対して読取パワーのレーザ光を照射している状態で、第1のバランス調整部の増幅率を記録済領域用の増幅率に第2の比率を掛けた大きさにし、第2のバランス調整部、および増幅部の出力が適正なレベルになるように、各部に対する増幅率を決定する。この第2の比率は、読取パワーのレーザ光を光ディスクの記録済領域に照射したときと、光ディスクの未記録済領域に照射したときと、における受光素子の出力の比率を、多数枚の光ディスクについて取得し、これを統計的に処理して決定すればよい。これにより、レーザ光を光ディスクの未記録領域に照射しているときの状態を擬似的に作り出すことができる。この擬似的に作り出した状態で、第2のバランス調整部、および増幅部の出力が適正レベルになる増幅率に決定する。したがって、この未記録領域用パラメータをトラッキングエラー信号生成手段に設定する時にも、振幅レベルが適正なトラッキングエラー信号を生成できる。
これにより、自動利得制御回路を設けることなく、レーザ光を照射している領域が記録済領域、未記録領域のどちらであっても。適正な振幅レベルのトラッキングエラー信号を生成することができるので、記録済領域、および未記録領域におけるトラッキングサーボ制御にかかる動作を不安定にすることなく、装置本体の小型化、およびコストダウンが図れる。
なお、レーザ光を照射している領域が記録済領域であるか、未記録領域であるかの判別はRF信号の有無で行える。
(3)前記読取時用パラメータには、記録済領域に対する記録済領域用パラメータと、未記録領域に対する未記録領域用パラメータがあり、
前記パラメータ設定手段は、前記トラッキングエラー信号生成手段に対して、レーザ光を照射している領域が、記録済領域であれば記録済領域用パラメータを設定し、未記録領域であれば未記録領域用パラメータを設定する手段であり、
前記読取時用パラメータ決定手段は、読取パワーのレーザ光を照射していた領域が未記録領域であれば、前記第1のバランス調整部、第2のバランス調整部、および増幅部に対して決定した増幅率を未記録領域用パラメータとし、
また、本体にセットされている光ディスクに対して前記読取時用パラメータ決定手段が決定した前記第1のバランス調整部の未記録領域用の増幅率を、この第1のバランス調整部の記録済領域用の増幅率に決定するとともに、読取パワーのレーザ光を照射している状態で、且つ前記第1のバランス調整部の増幅率が前記未記録領域用の増幅率に予め定めた第3の比率を掛けた大きさであるときに、前記第2のバランス調整部の記録済領域用の増幅率をその出力の振幅が予め定めた前記第2のレベルになる増幅率に決定し、さらに前記第1のバランス調整部の増幅率が前記未記録領域用の増幅率に予め定めた第3の比率を掛けた大きさであり、前記第2のバランス調整部の増幅率がここで決定した記録済領域用の増幅率であるときに、前記増幅部の記録済領域用の増幅率を生成されるトラッキングエラー信号の振幅が予め定めた前記第3のレベルになる増幅率に決定する。
この構成では、読取時用パラメータ決定手段が読取時用パラメータを決定するときに、読取パワーのレーザ光を照射していた光ディスクの記録領域が未記録領域(ピットが形成されていない領域)であれば、このときに決定した読取時用パラメータを未記録領域用パラメータとする。また、読取時用パラメータ決定手段は、第1のバランス調整部に対する記録済領域用の増幅率を未記録領域用の増幅率に決定する。また、読取時用パラメータ決定手段は、光ディスクに対して読取パワーのレーザ光を照射している状態で、第1のバランス調整部の増幅率を未記録領域用の増幅率に第3の比率を掛けた大きさにし、第2のバランス調整部、および増幅部の出力が適正なレベルになるように、各部に対する増幅率を決定する。この第3の比率は、読取パワーのレーザ光を光ディスクの記録済領域に照射したときと、光ディスクの未記録済領域に照射したときと、における受光素子の出力の比率を、多数枚の光ディスクについて取得し、これを統計的に処理して決定すればよい。これにより、レーザ光を光ディスクの記録済領域に照射しているときの状態を擬似的に作り出すことができる。この擬似的に作り出した状態で、第2のバランス調整部、および増幅部の出力が適正レベルになる増幅率に決定する。したがって、この記録済領域用パラメータをトラッキングエラー信号生成手段に設定する時にも、振幅レベルが適正なトラッキングエラー信号を生成できる。
これにより、自動利得制御回路を設けることなく、レーザ光を照射している領域が記録済領域、未記録領域のどちらであっても。適正な振幅レベルのトラッキングエラー信号を生成することができるので、記録済領域、および未記録領域におけるトラッキングサーボ制御にかかる動作を不安定にすることなく、装置本体の小型化、およびコストダウンが図れるという、上記(2)と同様の効果を奏する。
(4)前記読取時用パラメータ決定手段は、本体の電源がオンされたとき、または光ディスクが本体にセットされたときに、前記読取時用パラメータを決定する手段である。
この構成では、本体にセットされている光ディスクに応じて読取時用パラメータが決定されるので、光ディスクの個体差による影響を受けることなく、読取時に適正な振幅レベルのトラッキングエラー信号を生成することができる。
(5)前記記録時用パラメータ決定手段は、前記読取時用パラメータ決定手段が読取時用パラメータを決定したとき、または光ディスクに対してデータの記録を開始するときに、前記記録時用パラメータを決定する手段である。
この構成では、本体にセットされている光ディスクに応じて記録時用パラメータが決定されるので、光ディスクの個体差による影響を受けることなく、記録時に適正な振幅レベルのトラッキングエラー信号を生成することができる。
(6)本体にセットされた光ディスクの種別を検出するディスク種別検出手段と、
前記ディスク種別検出手段により本体にセットされている光ディスクが読取専用ディスクである場合、前記記録時用パラメータ決定手段に対して前記記録時用パラメータを決定する動作の実行を禁止する禁止手段と、を備えている。
この構成では、本体にセットされている光ディスクが読取専用ディスクであれば、記録時用パラメータ決定手段による記録時用パラメータを決定する動作を行わないので、無用な動作の実行により生じる無駄が抑えられる。
この発明によれば、自動利得制御回路を設けることなく、読取時、および記録時に適正な振幅レベルのトラッキングエラー信号を生成することができるので、読取時、および記録時におけるトラッキングサーボ制御にかかる動作を不安定にすることなく、装置本体の小型化、およびコストダウンが図れる。
また、自動利得制御回路を設けることなく、レーザ光を照射している領域が記録済領域、未記録領域のどちらであっても。適正な振幅レベルのトラッキングエラー信号を生成することができるので、記録済領域、および未記録領域におけるトラッキングサーボ制御にかかる動作を不安定にすることもない。
以下、この発明の実施形態である光ディスク装置について説明する。
図1は、この発明の実施形態である光ディスク装置の主要部の構成を示す図である。この実施形態の光ディスク装置1は、本体の動作を制御する制御部2と、光ディスク10にレーザ光を照射し、その反射光を検出するピックアップヘッド3と、フォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー信号生成部4と、トラッキングエラー信号生成するトラッキングエラー信号生成部5と、フォーカスエラー信号生成部4で生成されたフォーカスエラー信号に基づくフォーカスサーボ制御を行うフォーカス制御部6と、トラッキングエラー信号生成部5で生成されたトラッキングエラー信号に基づくトラッキングサーボ制御を行うトラッキング制御部7と、を備えている。この実施形態の光ディスク装置1は、CDやDVD等の光ディスクに対して記録されているデータの読取や、データの記録を行う。制御部2には、本体の動作を制御するのに用いる制御データを記憶する記憶部が設けられている。制御データには、後述するフォーカスパラメータ、トラッキングパラメータ、読取パワーのレーザ光を光ディスク10の記録済領域(ピットが形成されている領域)に照射したときと、未記録領域(ピットが形成されていない領域)に照射したときと、における光ディスク10からの反射光量の比率、読取パワーのレーザ光を光ディスク10の記録済領域に照射したときと、記録パワーのレーザ光を照射したときと、における光ディスク10からの反射光量の比率、さらには読取パワーのレーザ光を光ディスク10の未記録領域に照射したときと、記録パワーのレーザ光を照射したときと、における光ディスク10からの反射光量の比率等が含まれている。
ピックアップヘッド3は、公知の光ディスク装置と同様に、光ディスク10の半径方向に延びる軸に移動自在に取り付けられている。図示していないスレッドモータが、ピックアップヘッド3を光ディスク10の半径方向に移動する。また、ピックアップヘッド3には、レーザ光を出力する光源であるLD(レーザダイオード)、光ディスク10からの反射光を検出するディテクタ11、光ディスク10に対するレーザ光の照射位置を制御する対物レンズが設けられている。また、対物レンズを光ディスク10に接離する方向、および光ディスク10の半径方向に移動する2軸のアクチュエータが設けられている。光ディスク10からの反射光を検出するディテクタ11は、複数の受光素子で形成されている。
フォーカスエラー信号生成部4は、ピックアップヘッド3に設けられたディテクタ11を構成する複数の受光素子で検出した光ディスク10からの反射光量に基づいてフォーカスエラー信号を生成する。フォーカスサーボ制御部6は、フォーカスエラー信号生成部4が生成したフォーカスエラー信号に基づくサーボ信号をアクチュエータに与え、ピックアップヘッド3の対物レンズを光ディスク10に対して接離する方向に移動し、光ディスク10の記録面にレーザ光を合焦させるフォーカス制御を行う。トラッキングエラー信号生成部5は、ディテクタ11を構成する複数の受光素子で検出した光ディスク10からの反射光量に基づいてトラッキングエラー信号を生成する。トラッキングサーボ制御部6は、トラッキングエラー信号生成部5が生成したトラッキングエラー信号に基づくサーボ信号をアクチュエータに与え、ピックアップヘッド3の対物レンズを光ディスク10の半径方向に移動し、光ディスク10のトラックの中心にレーザ光を照射させるトラッキング制御を行う。制御部2は、フォーカスエラー信号生成部4、およびトラッキングエラー信号生成部5に対して、フォーカスエラー信号、およびトラッキングエラー信号の生成に用いるパラメータ(フォーカスパラメータ、トラッキングパラメータ)を設定する。
なお、ディテクタ11で検出された光ディスク10からの反射光によるRF信号は、図示していない再生部に入力され、この再生部において再生信号が生成され出力される。また、図示していない記録部が光ディスク10に記録するデータに応じて、光ディスク10に対するレーザ光の照射を制御し、この光ディスク10にデータを記録する。
図2(A)はフォーカスエラー信号生成部の構成を示す図であり、図2(B)はトラッキングエラー信号生成部の構成を示す図である。図2に示す11がピックアップヘッド3に設けられているディテクタである。このディテクタ11は、4つの受光素子11a〜dを縦、横に2つずつ並べた4分割のディテクタである。フォーカスエラー信号生成部4は、受光素子11a、11cの出力を加算する加算部21a、受光素子11b、11dの出力を加算する加算部21b、加算部21aの出力のオフセットを調整するオフセット部22a、加算部21bの出力のオフセットを調整するオフセット部22b、オフセット部22aの出力を増幅する増幅部23a、オフセット部22bの出力を増幅する増幅部23b、増幅部23aの出力のオフセットを調整するオフセット部24a、増幅部23bの出力のオフセットを調整するオフセット部24b、オフセット部24aの出力を増幅する増幅部25a、オフセット部24bの出力を増幅する増幅部25b、増幅部25a、25bの出力を減算する減算部26、および減算部26の出力を増幅する増幅部27を有している。フォーカスエラー信号生成部4では、受光素子11a〜dを、受光素子11a、11cからなるグループと、受光素子11b、11dからなるグループとに分割している。
この実施形態では、加算部21a、21b、オフセット部22a、22bおよび増幅部23a、23bをアナログ回路で構成し、オフセット部24a、24b、増幅部25a、25b、減算部26、増幅部27はディジタル回路で構成している。図示していないが、増幅部23a、23bと、オフセット部24a、24bとの間に、増幅部23a、23bの出力をA/D変換するA/D変換部を設けている。制御部2は、フォーカスエラー信号生成部4に対して、オフセット部22a、22b、増幅部23a、23b、オフセット部24a、24b、増幅部25a、25b、および増幅部27に対するパラメータを設定する。制御部2がフォーカスエラー信号生成部4に対して設定するパラメータが上述したフォーカスパラメータである。
制御部2は、図3に示すように、読取時にレーザ光を照射している光ディスク10の領域が記録済領域であるときにフォーカスエラー信号生成部4に設定する記録済領域用フォーカスパラメータ(A1〜A9)、読取時にレーザ光を照射している光ディスク10の領域が未記録領域であるときにフォーカスエラー信号生成部4に設定する未記録領域用フォーカスパラメータ(A1〜A4、A5’〜A9’)、および記録時にフォーカスエラー信号生成部4に設定する記録時用フォーカスパラメータ(A1〜A4、A5”〜A9”)の3種類のフォーカスパラメータを記憶している。このフォーカスパラメータは、本体にセットされている光ディスク10に応じて決定されるパラメータである。このフォーカスパラメータを決定する処理については、後述する。
トラッキングエラー信号生成部5は、図2(B)に示すように受光素子11a、11dの出力を加算する加算部31a、受光素子11b、11cの出力を加算する加算部31b、加算部31aの出力のオフセットを調整するオフセット部32a、加算部31bの出力のオフセットを調整するオフセット部32b、オフセット部32aの出力を増幅する増幅部33a、オフセット部32bの出力を増幅する増幅部33b、増幅部33aの出力のオフセットを調整するオフセット部34a、増幅部33bの出力のオフセットを調整するオフセット部34b、オフセット部34aの出力を増幅する増幅部35a、オフセット部34bの出力を増幅する増幅部35b、増幅部35a、35bの出力を減算する減算部36、および減算部36の出力を増幅する増幅部37を有している。増幅部33a、33bが、この発明で言う第1のバランス調整部に相当し、増幅部35a、35bがこの発明で言う第2のバランス調整部に相当する。増幅部33a、33bの増幅率は、増幅部33a、33bの出力の振幅レベルが同じレベルになるように決定される。トラッキングエラー信号生成部5では、受光素子11a〜dを、受光素子11a、11dからなるグループと、受光素子11b、11cからなるグループとに分割している。また、増幅部35a、35bの増幅率は、増幅部35a、35bの出力の振幅レベルが同じレベルになるように決定される。増幅部37が、この発明で言う増幅部に相当する。増幅部37の出力がトラッキングエラー信号である。増幅部37の増幅率は、その出力の振幅レベルが予め定められたレベルになるように決定される。
この実施形態では、加算部31a、31b、オフセット部32a、32bおよび増幅部33a、33bは、アナログ回路で構成し、オフセット部34a、34b、増幅部35a、35b、減算部36、増幅部37はディジタル回路で構成している。図示していないが、増幅部33a、33bと、オフセット部34a、34bとの間に、増幅部33a、33bの出力をA/D変換するA/D変換部を設けている。制御部2は、トラッキングエラー信号生成部5に対して、オフセット部32a、32b、増幅部33a、33b、オフセット部34a、34b、増幅部35a、35b、および増幅部37に対するパラメータを設定する。制御部2がトラッキングエラー信号生成部5に対して設定するパラメータが上述したトラッキングパラメータである。
制御部2は、図4に示すように、読取時にレーザ光を照射している光ディスク10の領域が記録済領域であるときにトラッキングエラー信号生成部5に設定する記録済領域用トラッキングパラメータ(B1〜B9)、読取時にレーザ光を照射している光ディスク10の領域が未記録領域であるときにトラッキングエラー信号生成部5に設定する未記録領域用トラッキングパラメータ(B1〜B4、B5’〜B9’)、および記録時にトラッキングエラー信号生成部5に設定する記録時用トラッキングパラメータ(B1〜B4、B5”〜B9”)の3種類のトラッキングパラメータを記憶している。このトラッキングパラメータも、上述したフォーカスパラメータと同様に、本体にセットされている光ディスク10に応じて決定されるパラメータである。このトラッキングパラメータを決定する処理については、後述する。
次に、この実施形態の光ディスク装置1の動作について説明する。この実施形態の光ディスク装置1は、本体に光ディスクがセットされている状態で電源がオンされたとき、または本体に光ディスク10がセットされたときに、フォーカスエラー信号生成部4、およびトラッキングエラー信号生成部5に設定するフォーカスパラメータ、およびトラッキングパラメータを決定するパラメータ決定処理を行う。図5は、このパラメータ決定処理を示すフローチャートである。
まず、光ディスク装置1は、図示していないスレッドモータによりピックアップヘッド3を光ディスク10の内周側に移動し(s1)、光ディスク10に対して読取パワーのレーザ光の照射を開始する(s2)。その後、対物レンズを光ディスク10に対して接離する方向に移動し、このときのオフセット部22a、22b、増幅部23a、23b、オフセット部24a、24b、増幅部25a、25b、および増幅部27の出力に基づいて、これらの各部に対するフォーカスパラメータを決定する(s3)。s3で決定するフォーカスパラメータは、読取時用のフォーカスパラメータであるが、この時点では記録済領域用、または未記録領域用のどちらのフォーカスパラメータであるのか特定していない。s3では、各部に対するパラメータを以下のように決定する。
オフセット部22a、22bに対するパラメータA1、A2(オフセット値)は、オフセット部22a、22bの出力のピークレベルと、ボトムレベルとの絶対値が等しくなる値に決定する。増幅部22a、22bに対するパラメータA3,A4(増幅率)は、増幅部22a、22bの出力のピークレベルが予め定めたレベルF1になる値に決定する。これにより、増幅部22a、22bの出力のピークレベルが同じレベルになる。オフセット部24a、24bに対するパラメータA5,A6(またはA5’、A6’)(オフセット値)は、オフセット部24a、24bの出力のピークレベルと、ボトムレベルとの絶対値が等しくなる値に決定する。オフセット部24a、24bは、図示していないA/D変換部におけるA/D変換にともなうオフセットのズレを吸収する。増幅部25a、25bに対するパラメータA7,A8(またはA7’、A8’)(増幅率)は、増幅部25a、25bの出力のピークレベルが予め定めたレベルF2になる値に決定する。これにより、増幅部25a、25bの出力のピークレベルが同じレベルになる。増幅部27に対するパラメータA9(またはA9’)(増幅率)は、増幅部27の出力のピークレベルが予め定めたレベルF3になる値に決定する。レベルF3は、フォーカスサーボ制御部6においてフォーカスサーボが適正に行えるフォーカスエラー信号の振幅レベルである。レベルF1、F2は、レベルF3に基づいて決められている。
光ディスク装置1は、s3で読取時用のフォーカスパラメータを決定すると、このフォーカスパラメータをフォーカスエラー信号生成部4に設定し(s4)、フォーカスサーボ制御部6によるフォーカスサーボ制御をオンする(s5)。光ディスク装置1は、このとき、光ディスク10に対して読取パワーのレーザ光の照射を継続している。光ディスク装置1は、s5でフォーカスサーボ制御をオンすると、トラッキングパラメータを決定するトラッキングパラメータ決定処理を行う(s6)。
図6は、このトラッキングパラメータ決定処理を示すフローチャートである。光ディスク装置1は、読取パワーのレーザ光を照射している光ディスク10の領域がピットが形成されている記録済領域であるか、ピットが形成されていない未記録領域であるかを判定する(s21)。s21では、RF信号の有無により記録済領域であるか、未記録領域であるかを判定する。光ディスク装置1は、s21で記録済領域であると判定すると、記録済領域用トラッキングパラメータ(B1〜B9)を決定する(s22)。s22では、このときのオフセット部32a、32b、増幅部33a、33b、オフセット部34a、34b、増幅部35a、35b、および増幅部37の出力に基づいて、各部に対する記録済領域用トラッキングパラメータを決定する。具体的には、オフセット部32a、32bに対するパラメータB1、B2(オフセット値)は、オフセット部32a、32bの出力のピークレベルと、ボトムレベルとの絶対値が等しくなる値に決定する。増幅部33a、33bに対するパラメータB3、B4(増幅値)は、増幅部33a、33bの出力のピークレベルが記録済領域に対して予め定めたレベルT1になる値に決定する。このレベルT1が、この発明で言う第1のレベルに相当する。これにより、増幅部32a、32bの出力のピークレベルが同じレベルになる。オフセット部34a、34bに対するパラメータ値B5、B6(オフセット)は、オフセット部34a、34bの出力のピークレベルと、ボトムレベルとの絶対値が等しくなる値に決定する。オフセット部34a、34bは、図示していないA/D変換部におけるA/D変換にともなうオフセットのズレを吸収する。増幅部35a、35bに対するパラメータB7、B8(増幅率)は、増幅部35a、35bの出力のピークレベルが記録済領域に対して予め定めたレベルT2になる値に決定する。これにより、増幅部35a、35bの出力のピークレベルが同じレベルになる。このレベルT2が、この発明で言う第2のレベルに相当する。増幅部37に対するパラメータB9(増幅率)は、増幅部37の出力のピークレベルが予め定めたレベルT3になる値に決定する。レベルT3は、トラッキングサーボ制御部7においてトラッキングサーボが適正に行えるトラッキングエラー信号の振幅レベルであり、この発明言う第3のレベルに相当する。レベルT1、T2は、レベルT3に基づいて決められている。
光ディスク装置1は、s22で記録済領域用トラッキングパラメータ(B1〜B9)を決定すると、次に未記録領域用トラッキングパラメータを決定する(s23)。光ディスク装置1には、光ディスク10に読取パワーのレーザ光を記録済領域に照射したときと、未記録領域に照射したときと、における加算部21a、21bの出力の比率(未記録領域/記録済領域)が設定されている。この比率が、この発明で言う第2の比率に相当する。この比率は、読取パワーのレーザ光を光ディスク10の記録済領域に照射したときと、光ディスク10の未記録済領域に照射したときと、における加算部21a、21bの出力の比率を、多数枚の光ディスクについて取得し、これを統計的に処理して算出したものである。オフセット部32a、32b、および増幅部33a、33bのパラメータについては、s22で決定した記録済領域用パラメータと同じ値(B1〜B4)に決定する。
光ディスク装置1は、オフセット部32a、32bに対するパラメータを先に決定したパラメータB1、B2に設定するとともに、増幅部33a、33bに対するパラメータを先に決定したパラメータB3、B4に、制御部2が記憶している光ディスク10に読取パワーのレーザ光を記録済領域に照射したときと、未記録領域に照射したときと、における加算部21a、21bの出力の比率を、掛けた値に設定する。これにより、オフセット部34a、34b以降に対して、未記録領域にレーザ光を照射しているときの状態を擬似的に作ることができる。光ディスク装置1は、この状態でオフセット部34a、34b、増幅部35a、35b、および増幅部37に対するパラメータB5’〜B9’を決定する。オフセット部34a、34bに対するパラメータB5’、B6’(オフセット値)は、オフセット部34a、34bの出力のピークレベルと、ボトムレベルとの絶対値が等しくなる値に決定する。増幅部35a、35bに対するパラメータB7’、B8’(増幅率)は、増幅部35a、35bの出力のピークレベルが記録済領域に対して予め定めたレベルT2になる値に決定する。増幅部37に対するパラメータB9’(増幅率)は、増幅部37の出力のピークレベルが予め定めたレベルT3になる値に決定する。
このように、光ディスク装置1は、記録済領域に読取パワーのレーザ光を照射して、記録済領域用トラッキングパラメータを決定した場合には、擬似的に未記録領域にレーザ光を照射している状態を作り、この状態でオフセット部34a、34b、増幅部35a、35b、および増幅部37に対する未記録領域用トラッキングパラメータB5’〜B9’を決定する。したがって、未記録領域にレーザ光を照射しているときに、トラッキングサーボ制御にかかる動作を安定させることができる、適正な未記録領域用トラッキングパラメータを得ることができる。また、記録済領域用トラッキングパラメータを決定する処理と、未記録領域用トラッキングパラメータを決定する処理において、ピックアップヘッド3の移動をともなう処理が入らないので、これら2種類のトラッキングパラメータを決定する処理にかかる時間も抑えられる。
一方、光ディスク装置1は、s21で未記録領域であると判定すると、未記録領域用トラッキングパラメータ(B1〜B4、B5’〜B9’)を決定する(s24)。s24にかかる処理も上記s22と略同じ処理である。s24では、このときのオフセット部32a、32b、増幅部33a、33b、オフセット部34a、34b、増幅部35a、35b、および増幅部37の出力に基づいて、各部に対する未記録領域用トラッキングパラメータを決定する。具体的には、オフセット部32a、32bに対するパラメータB1、B2(オフセット値)は、オフセット部32a、32bの出力のピークレベルと、ボトムレベルとの絶対値が等しくなる値に決定する。増幅部33a、33bに対するパラメータB3、B4(増幅値)は、増幅部33a、33bの出力のピークレベルが記録済領域に対して予め定めたレベルT1になる値に決定する。このレベルT1は、上述したように、この発明で言う第1のレベルに相当する。オフセット部34a、34bに対するパラメータ値B5、B6(オフセット)は、オフセット部34a、34bの出力のピークレベルと、ボトムレベルとの絶対値が等しくなる値に決定する。増幅部35a、35bに対するパラメータB7、B8(増幅率)は、増幅部35a、35bの出力のピークレベルが記録済領域に対して予め定めたレベルT2になる値に決定する。これにより、増幅部35a、35bの出力のピークレベルが同じレベルになる。このレベルT2は、上述したように、この発明で言う第2のレベルに相当する。増幅部37に対するパラメータB9(増幅率)は、増幅部37の出力のピークレベルが予め定めたレベルT3になる値に決定する。レベルT3は、上述したようにトラッキングサーボ制御部7においてトラッキングサーボが適正に行えるトラッキングエラー信号の振幅レベルであり、この発明言う第3のレベルに相当する。
光ディスク装置1は、s24で未記録領域用トラッキングパラメータ(B1〜B4、B5’〜B9’)を決定すると、次に記録済領域用トラッキングパラメータを決定する(s25)。光ディスク装置1には、光ディスク10に読取パワーのレーザ光を未記録領域に照射したときと、記録済領域に照射したときと、における加算部21a、21bの出力の比率(記録済領域/未記録領域)が設定されている。この比率が、この発明で言う第3の比率に相当する。この比率は、上述したs23で用いた比率の逆数である。したがって、どちらか一方の比率を制御部2に記憶させておいてもよい。オフセット部32a、32b、および増幅部33a、33bのパラメータについては、s24で決定した未記録領域用パラメータと同じ値(B1〜B4)に決定する。
光ディスク装置1は、オフセット部32a、32bに対するパラメータを先に決定したパラメータB1、B2に設定するとともに、増幅部33a、33bに対するパラメータを先に決定したパラメータB3、B4に、制御部2が記憶している光ディスク10に読取パワーのレーザ光を未記録領域に照射したときと、記録済領域に照射したときと、における加算部21a、21bの出力の比率を、掛けた値に設定する。これにより、オフセット部34a、34b以降に対して、記録済領域にレーザ光を照射しているときの状態を擬似的に作ることができる。光ディスク装置1は、この状態でオフセット部34a、34b、増幅部35a、35b、および増幅部37に対するパラメータB5〜B9を決定する。オフセット部34a、34bに対するパラメータB5、B6(オフセット値)は、オフセット部34a、34bの出力のピークレベルと、ボトムレベルとの絶対値が等しくなる値に決定する。増幅部35a、35bに対するパラメータB7、B8(増幅率)は、増幅部35a、35bの出力のピークレベルが記録済領域に対して予め定めたレベルT2になる値に決定する。増幅部37に対するパラメータB9(増幅率)は、増幅部37の出力のピークレベルが予め定めたレベルT3になる値に決定する。
このように、光ディスク装置1は、未記録領域に読取パワーのレーザ光を照射して、未記録領域用トラッキングパラメータを決定した場合には、擬似的に記録済領域にレーザ光を照射している状態を作り、この状態でオフセット部34a、34b、増幅部35a、35b、および増幅部37に対する記録済領域用トラッキングパラメータB5〜B9を決定する。したがって、記録済領域にレーザ光を照射しているときに、トラッキングサーボ制御にかかる動作を安定させることができる、適正な記録済領域用トラッキングパラメータを得ることができる。また、未記録領域用トラッキングパラメータを決定する処理と、記録済領域用トラッキングパラメータを決定する処理において、ピックアップヘッド3の移動をともなう処理が入らないので、これら2種類のトラッキングパラメータを決定する処理にかかる時間も抑えられる。
光ディスク装置1は、s23で未記録領域用トラッキングパラメータを決定すると、本体にセットされている光ディスク10が読取専用ディスクであるかどうかを判別する(s26)。s26で読取専用ディスクであると判別すると、本処理を終了する。一方、追記型ディスク、または書換型ディスクであると判別すると、記録時用トラッキングパラメータを決定し(s27)、本処理を終了する。光ディスク装置1には、読取パワーのレーザ光を光ディスク10の記録済領域に照射したときと、記録パワーのレーザ光を照射したときと、における加算部21a、21bの出力の比率A(記録パワー/読取パワー)が設定されている。この比率Aが、この発明で言う第1の比率に相当する。この比率Aは、読取パワーのレーザ光を光ディスク10の記録済領域に照射したときと、光ディスク10に記録パワーのレーザ光を照射したときと、における加算部21a、21bの出力の比率を、多数枚の光ディスクについて取得し、これを統計的に処理して算出したものである。
なお、後述するが。光ディスク装置1には、読取パワーのレーザ光を光ディスク10の未記録領域に照射したときと、記録パワーのレーザ光を照射したときと、における加算部21a、21bの出力の比率A’(記録パワー/読取パワー)も設定されている。この比率A’もこの発明で言う第1の比率に相当する。
光ディスク装置1は、オフセット部32a、32b、および増幅部33a、33bのパラメータについては、s22で決定した記録済領域用パラメータと同じ値(B1〜B4)に決定する。
光ディスク装置1は、オフセット部32a、32bに対するパラメータを先に決定したパラメータB1、B2に設定するとともに、増幅部33a、33bに対するパラメータを先に決定したパラメータB3、B4に、制御部2が記憶している比率Aを、掛けた値に設定する。これにより、オフセット部34a、34b以降に対して、記録パワーのレーザ光を光ディスク10に照射しているときの状態を擬似的に作ることができる。光ディスク装置1は、この状態でオフセット部34a、34b、増幅部35a、35b、および増幅部37に対するパラメータB5”〜B9”を決定する。オフセット部34a、34bに対するパラメータB5”、B6”(オフセット値)は、オフセット部34a、34bの出力のピークレベルと、ボトムレベルとの絶対値が等しくなる値に決定する。増幅部35a、35bに対するパラメータB7”、B8”(増幅率)は、増幅部35a、35bの出力のピークレベルが記録済領域に対して予め定めたレベルT2になる値に決定する。増幅部37に対するパラメータB9”(増幅率)は、増幅部37の出力のピークレベルが予め定めたレベルT3になる値に決定する。
このように、光ディスク装置1は、記録済領域に読取パワーのレーザ光を照射して、記録済領域用トラッキングパラメータを決定した場合には、擬似的に記録パワーのレーザ光を光ディスク10に照射している状態を作り、この状態でオフセット部34a、34b、増幅部35a、35b、および増幅部37に対する記録時用トラッキングパラメータB5”〜B9”を決定する。したがって、記録パワーのレーザ光を照射しているとき(記録時)に、トラッキングサーボ制御にかかる動作を安定させることができる、適正な記録時用トラッキングパラメータを得ることができる。また、記録済領域用トラッキングパラメータを決定する処理と、未記録領域用トラッキングパラメータを決定する処理と、記録時用トラッキングパラメータを決定する処理において、ピックアップヘッド3の移動をともなう処理が入らないので、これら3種類のトラッキングパラメータを決定する処理にかかる時間も抑えられる。さらに、s26で読取専用の光ディスク10であると判別したときには、記録時用トラッキングパラメータを決定する処理を行わないので、無用な処理の実行による、処理時間の増加も抑えられる。
また、光ディスク装置1は、s25で記録済領域用トラッキングパラメータを決定すると、本体にセットされている光ディスク10が読取専用ディスクであるかどうかを判別する(s28)。s28で読取専用ディスクであると判別すると、本処理を終了する。一方、追記型ディスク、または書換型ディスクであると判別すると、記録時用トラッキングパラメータを決定し(s29)、本処理を終了する。光ディスク装置1には、上述したように、読取パワーのレーザ光を光ディスク10の未記録領域に照射したときと、記録パワーのレーザ光を照射したときと、における加算部21a、21bの出力の比率A’(記録パワー/読取パワー)が設定されている。この比率A’は、読取パワーのレーザ光を光ディスク10の未記録領域に照射したときと、光ディスク10に記録パワーのレーザ光を照射したときと、における加算部21a、21bの出力の比率を、多数枚の光ディスクについて取得し、これを統計的に処理して算出したものである。光ディスク装置1は、オフセット部32a、32b、および増幅部33a、33bのパラメータについては、s24で決定した記録済領域用パラメータと同じ値(B1〜B4)に決定する。
光ディスク装置1は、オフセット部32a、32bに対するパラメータを先に決定したパラメータB1、B2に設定するとともに、増幅部33a、33bに対するパラメータを先に決定したパラメータB3、B4に、制御部2が記憶している比率A’を、掛けた値に設定する。これにより、オフセット部34a、34b以降に対して、記録パワーのレーザ光を光ディスク10に照射しているときの状態を擬似的に作ることができる。光ディスク装置1は、この状態でオフセット部34a、34b、増幅部35a、35b、および増幅部37に対するパラメータB5”〜B9”を決定する。B5”〜B9”を決定する処理は、B5’〜B9’を決定する処理と同じであるので、ここでは説明を省略する。
このように、光ディスク装置1は、未記録領域に読取パワーのレーザ光を照射して、未記録領域用トラッキングパラメータを決定した場合にも、擬似的に記録パワーのレーザ光を光ディスク10に照射している状態を作り、この状態でオフセット部34a、34b、増幅部35a、35b、および増幅部37に対する記録時用トラッキングパラメータB5”〜B9”を決定する。したがって、記録パワーのレーザ光を照射しているとき(記録時)に、トラッキングサーボ制御にかかる動作を安定させることができる、適正な記録時用トラッキングパラメータを得ることができる。
図5に戻って、光ディスク装置1は、s21で記録済領域であると判定されていれば、s3で決定したフォーカスパラメータを記録済領域用フォーカスパラメータに決定する(s7、s8)。反対に、s21で未記録領域であると判定されていれば、s3で決定したフォーカスパラメータを未記録済領域用フォーカスパラメータに決定する(s7、s9)。光ディスク装置1は、この時点で決定されていない2種類のフォーカスパラメータ(記録時用フォーカスパラメータと、未記録領域用フォーカスパラメータまたは記録済領域用フォーカスパラメータ)を決定し(s10)、本処理を終了する。s10では、すでに記録済領域用フォーカスパラメータを決定していれば、この記録済領域用フォーカスパラメータを基準にして、3種類のトラッキングパラメータ間におけるオフセット部34a、34b、増幅部35a、35b、および増幅部37の比率を用いて、決定されていない2種類のフォーカスパラメータを決定する。また、すでに未記録領域用フォーカスパラメータを決定していれば、この未記録領域用フォーカスパラメータを基準にして、3種類のトラッキングパラメータ間におけるオフセット部34a、34b、増幅部35a、35b、および増幅部37の比率を用いて、決定されていない2種類のフォーカスパラメータを決定する。例えば、オフセット部34aに対する記録済領域用パラメータと未記録領域用パラメータの比率を、オフセット部24aに対する記録済領域用のパラメータA5に掛けた値を、オフセット部24aに対する記録済領域用のパラメータA5’とする。
したがって、フォーカスパラメータについても、記録済領域用、未記録領域用、および記録時用の適正なフォーカスパラメータを決定することができる。
光ディスク装置1は、上記処理で決定したフォーカスパラメータ、およびトラッキングパラメータを制御部2に記憶し、そのときの状態に応じた種類のフォーカスパラメータ、およびトラッキングパラメータをフォーカスエラー信号生成部4、およびトラッキングエラー信号生成部5に設定する。したがって、読取パワーのレーザ光を記録済領域に照射しているときや、読取パワーのレーザ光を未記録領域に照射しているとき、さらには記録パワーのレーザ光を照射しているときに、サーボ動作が不安定になることもなく、装置の信頼性を向上させることができる。また、従来のように自動利得制御回路を必要としないので、装置本体の小型化や、コストダウンも図れる。
なお、上記実施形態では、本体に光ディスク10がセットされている状態で電源がオンされたとき、または本体に光ディスク10がセットされたときに、記録時用フォーカスパラメータ、および記録時用トラッキングパラメータも決定するとしたが、これらのパラメータについては、装置本体に対して光ディスク10に対するデータの記録が要求されたときに実行するようにしてもよい。
さらに、DPP方によりトラッキングエラー信号を生成する装置では、サブビームの反射光量を検出する受光素子の出力を処理する処理部(図2(B)と同様の処理部)を設け、読取パワーのレーザ光を光ディスク10の記録済領域に照射して記録済領域用トラッキングパラメータを決定した場合には、読取パワーのレーザ光を光ディスク10の未記録領域に照射している状態、および記録パワーのレーザ光を光ディスク10に照射している状態を擬似的に作り、未記録領域用トラッキングパラメータおよび記録時用トラッキングパラメータを決定すればよい。図7に、DPP方によりトラッキングエラー信号を生成する装置におけるトラッキングエラー信号生成部の構成を示す。
この発明の実施形態である光ディスク装置の主要部の構成を示す図である。 この発明の実施形態である光ディスク装置におけるフォーカスエラー信号生成部、およびトラッキングエラー信号生成部の構成を示す図である。 この発明の実施形態である光ディスク装置が記憶するフォーカスパラメータを示す図である。 この発明の実施形態である光ディスク装置が記憶するトラッキングパラメータを示す図である。 この発明の実施形態である光ディスク装置におけるパラメータ決定処理を示すフローチャートである。 この発明の実施形態である光ディスク装置におけるトラッキングパラメータ決定処理を示すフローチャートである。 DPP方によりトラッキングエラー信号を生成する装置におけるトラッキングエラー信号生成部の構成を示す図である。
符号の説明
1−光ディスク装置
2−制御部
3−ピックアップヘッド
4−フォーカスエラー信号生成部
5−トラッキングエラー信号生成部
6−フォーカスサーボ制御部
7−トラッキングサーボ制御部
10−光ディスク
11−ディテクタ

Claims (7)

  1. 本体にセットされている光ディスクに対して読取パワーのレーザ光を照射して記録されているデータの読取を行い、また前記読取パワーよりも大きい記録パワーのレーザ光を照射してデータの記録を行う記録/読取手段と、
    前記記録/読取手段が光ディスクに対してデータの読取、または記録を行っているときに、この光ディスクからの反射光を複数の受光素子で検出し、各受光素子の出力を用いてトラッキングエラー信号を生成するトラッキングエラー信号生成手段と、
    前記トラッキングエラー信号生成手段に対してトラッキングエラー信号の生成に用いるパラメータを設定するパラメータ設定手段と、
    前記トラッキングエラー信号生成手段が生成したトラッキングエラー信号でトラッキングサーボ制御を行うトラッキングサーボ手段と、を備え、
    前記パラメータ設定手段は、読取時には読取時用パラメータを設定し、記録時には記録時用パラメータを設定する手段である光ディスク装置において、
    前記トラッキングエラー信号生成手段は、前記複数の受光素子を複数のグループに分割し、グループ毎にそのグループに属する受光素子の出力和を増幅する第1のバランス調整部、グループ毎に前記第1のバランス調整部の出力を増幅してグループ間の出力バランスを調整する第2のバランス調整部、および各グループの前記第2のバランス調整部の出力を用いて前記トラッキングエラー信号を生成するときに生成される中間信号を増幅する増幅部を有し、
    前記パラメータ設定手段は、前記第1のバランス調整部、第2のバランス調整部、および増幅部に対する増幅率を含むパラメータを設定する手段であり、
    本体にセットされている光ディスクに対して前記読取パワーのレーザ光を照射している状態で、前記グループ毎に、前記第1のバランス調整部の読取時の増幅率をその出力の振幅が予め定めた第1のレベルになる増幅率に決定し、また前記第1のバランス調整部の増幅率がここで決定した読取時の増幅率であるときに、前記第2のバランス調整部の読取時の増幅率をその出力の振幅が予め定めた第2のレベルになる増幅率に決定し、さらに前記第1のバランス調整部、および第2のバランス調整部の増幅率がここで決定した読取時の増幅率であるときに、前記増幅部の読取時の増幅率を生成されるトラッキングエラー信号の振幅が予め定めた第3のレベルになる増幅率に決定する読取時用パラメータ決定手段と、
    本体にセットされている光ディスクに対して前記読取時用パラメータ決定手段が決定した前記第1のバランス調整部の前記読取時の増幅率を、この第1のバランス調整部の記録時の増幅率に決定するとともに、読取パワーのレーザ光を照射している状態で、且つ前記第1のバランス調整部の増幅率が前記読取時の増幅率に予め定めた第1の比率を掛けた大きさに設定したときに、前記第2のバランス調整部の記録時の増幅率をその出力の振幅が予め定めた前記第2のレベルになる増幅率に決定し、さらに前記第1のバランス調整部の増幅率が前記読取時の増幅率に予め定めた第1の比率を掛けた大きさであり、前記第2のバランス調整部の増幅率がここで決定した記録時の増幅率であるときに、前記増幅部の読取時の増幅率を生成されるトラッキングエラー信号の振幅が予め定めた前記第3のレベルになる増幅率に決定する記録時用パラメータ決定手段と、を備え、
    また、前記読取時用パラメータには、記録済領域に対する記録済領域用パラメータと、未記録領域に対する未記録領域用パラメータがあり、
    前記パラメータ設定手段は、前記トラッキングエラー信号生成手段に対して、レーザ光を照射している領域が、記録済領域であれば記録済領域用パラメータを設定し、未記録領域であれば未記録領域用パラメータを設定する手段であり、
    前記読取時用パラメータ決定手段は、読取パワーのレーザ光を照射していた領域が記録済領域であれば、前記第1のバランス調整部、第2のバランス調整部、および増幅部に対して決定した増幅率を記録済領域用パラメータとし、
    また、本体にセットされている光ディスクに対して前記読取時用パラメータ決定手段が決定した前記第1のバランス調整部の記録済領域用の増幅率を、この第1のバランス調整部の未記録領域用の増幅率に決定するとともに、読取パワーのレーザ光を照射している状態で、且つ前記第1のバランス調整部の増幅率が前記記録済領域用の増幅率に予め定めた第2の比率を掛けた大きさであるときに、前記第2のバランス調整部の未記録領域用の増幅率をその出力の振幅が予め定めた前記第2のレベルになる増幅率に決定し、さらに前記第1のバランス調整部の増幅率が前記記録済領域用の増幅率に予め定めた第2の比率を掛けた大きさであり、前記第2のバランス調整部の増幅率がここで決定した未記録領域用の増幅率であるときに、前記増幅部の未記録領域用の増幅率を生成されるトラッキングエラー信号の振幅が予め定めた前記第3のレベルになる増幅率に決定し、
    反対に、読取パワーのレーザ光を照射していた領域が未記録領域であれば、前記第1のバランス調整部、第2のバランス調整部、および増幅部に対して決定した増幅率を未記録領域用パラメータとし、
    また、本体にセットされている光ディスクに対して前記読取時用パラメータ決定手段が決定した前記第1のバランス調整部の未記録領域用の増幅率を、この第1のバランス調整部の記録済領域用の増幅率に決定するとともに、読取パワーのレーザ光を照射している状態で、且つ前記第1のバランス調整部の増幅率が前記未記録領域用の増幅率に予め定めた第3の比率を掛けた大きさであるときに、前記第2のバランス調整部の記録済領域用の増幅率をその出力の振幅が予め定めた前記第2のレベルになる増幅率に決定し、さらに前記第1のバランス調整部の増幅率が前記未記録領域用の増幅率に予め定めた第3の比率を掛けた大きさであり、前記第2のバランス調整部の増幅率がここで決定した記録済領域用の増幅率であるときに、前記増幅部の記録済領域用の増幅率を生成されるトラッキングエラー信号の振幅が予め定めた前記第3のレベルになる増幅率に決定する手段であり、
    また、前記読取時用パラメータ決定手段は、本体の電源がオンされたとき、または光ディスクが本体にセットされたときに、前記読取時用パラメータを決定する手段であり、
    前記記録時用パラメータ決定手段は、前記読取時用パラメータ決定手段が読取時用パラメータを決定したとき、または光ディスクに対してデータの記録を開始するときに、前記記録時用パラメータを決定する手段であり、
    さらに、本体にセットされた光ディスクの種別を検出するディスク種別検出手段と、
    前記ディスク種別検出手段により本体にセットされている光ディスクが読取専用ディスクである場合、前記記録時用パラメータ決定手段に対して前記記録時用パラメータを決定する動作の実行を禁止する禁止手段と、を備えた光ディスク装置。
  2. 本体にセットされている光ディスクに対して読取パワーのレーザ光を照射して記録されているデータの読取を行い、また前記読取パワーよりも大きい記録パワーのレーザ光を照射してデータの記録を行う記録/読取手段と、
    前記記録/読取手段が光ディスクに対してデータの読取、または記録を行っているときに、この光ディスクからの反射光を複数の受光素子で検出し、各受光素子の出力を用いてトラッキングエラー信号を生成するトラッキングエラー信号生成手段と、
    前記トラッキングエラー信号生成手段に対してトラッキングエラー信号の生成に用いるパラメータを設定するパラメータ設定手段と、
    前記トラッキングエラー信号生成手段が生成したトラッキングエラー信号でトラッキングサーボ制御を行うトラッキングサーボ手段と、を備え、
    前記パラメータ設定手段は、読取時には読取時用パラメータを設定し、記録時には記録時用パラメータを設定する手段である光ディスク装置において、
    前記トラッキングエラー信号生成手段は、前記複数の受光素子を複数のグループに分割し、グループ毎にそのグループに属する受光素子の出力和を増幅する第1のバランス調整部、グループ毎に前記第1のバランス調整部の出力を増幅してグループ間の出力バランスを調整する第2のバランス調整部、および各グループの前記第2のバランス調整部の出力を用いて前記トラッキングエラー信号を生成するときに生成される中間信号を増幅する増幅部を有し、
    前記パラメータ設定手段は、前記第1のバランス調整部、第2のバランス調整部、および増幅部に対する増幅率を含むパラメータを設定する手段であり、
    本体にセットされている光ディスクに対して前記読取パワーのレーザ光を照射している状態で、前記グループ毎に、前記第1のバランス調整部の読取時の増幅率をその出力の振幅が予め定めた第1のレベルになる増幅率に決定し、また前記第1のバランス調整部の増幅率がここで決定した読取時の増幅率であるときに、前記第2のバランス調整部の読取時の増幅率をその出力の振幅が予め定めた第2のレベルになる増幅率に決定し、さらに前記第1のバランス調整部、および第2のバランス調整部の増幅率がここで決定した読取時の増幅率であるときに、前記増幅部の読取時の増幅率を生成されるトラッキングエラー信号の振幅が予め定めた第3のレベルになる増幅率に決定する読取時用パラメータ決定手段と、
    本体にセットされている光ディスクに対して前記読取時用パラメータ決定手段が決定した前記第1のバランス調整部の前記読取時の増幅率を、この第1のバランス調整部の記録時の増幅率に決定するとともに、読取パワーのレーザ光を照射している状態で、且つ前記第1のバランス調整部の増幅率が前記読取時の増幅率に予め定めた第1の比率を掛けた大きさに設定したときに、前記第2のバランス調整部の記録時の増幅率をその出力の振幅が予め定めた前記第2のレベルになる増幅率に決定し、さらに前記第1のバランス調整部の増幅率が前記読取時の増幅率に予め定めた第1の比率を掛けた大きさであり、前記第2のバランス調整部の増幅率がここで決定した記録時の増幅率であるときに、前記増幅部の読取時の増幅率を生成されるトラッキングエラー信号の振幅が予め定めた前記第3のレベルになる増幅率に決定する記録時用パラメータ決定手段と、を備えた光ディスク装置。
  3. 前記読取時用パラメータには、記録済領域に対する記録済領域用パラメータと、未記録領域に対する未記録領域用パラメータがあり、
    前記パラメータ設定手段は、前記トラッキングエラー信号生成手段に対して、レーザ光を照射している領域が、記録済領域であれば記録済領域用パラメータを設定し、未記録領域であれば未記録領域用パラメータを設定する手段であり、
    前記読取時用パラメータ決定手段は、読取パワーのレーザ光を照射していた領域が記録済領域であれば、前記第1のバランス調整部、第2のバランス調整部、および増幅部に対して決定した増幅率を記録済領域用パラメータとし、
    また、本体にセットされている光ディスクに対して前記読取時用パラメータ決定手段が決定した前記第1のバランス調整部の記録済領域用の増幅率を、この第1のバランス調整部の未記録領域用の増幅率に決定するとともに、読取パワーのレーザ光を照射している状態で、且つ前記第1のバランス調整部の増幅率が前記記録済領域用の増幅率に予め定めた第2の比率を掛けた大きさであるときに、前記第2のバランス調整部の未記録領域用の増幅率をその出力の振幅が予め定めた前記第2のレベルになる増幅率に決定し、さらに前記第1のバランス調整部の増幅率が前記記録済領域用の増幅率に予め定めた第2の比率を掛けた大きさであり、前記第2のバランス調整部の増幅率がここで決定した未記録領域用の増幅率であるときに、前記増幅部の未記録領域用の増幅率を生成されるトラッキングエラー信号の振幅が予め定めた前記第3のレベルになる増幅率に決定する請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記読取時用パラメータには、記録済領域に対する記録済領域用パラメータと、未記録領域に対する未記録領域用パラメータがあり、
    前記パラメータ設定手段は、前記トラッキングエラー信号生成手段に対して、レーザ光を照射している領域が、記録済領域であれば記録済領域用パラメータを設定し、未記録領域であれば未記録領域用パラメータを設定する手段であり、
    前記読取時用パラメータ決定手段は、読取パワーのレーザ光を照射していた領域が未記録領域であれば、前記第1のバランス調整部、第2のバランス調整部、および増幅部に対して決定した増幅率を未記録領域用パラメータとし、
    また、本体にセットされている光ディスクに対して前記読取時用パラメータ決定手段が決定した前記第1のバランス調整部の未記録領域用の増幅率を、この第1のバランス調整部の記録済領域用の増幅率に決定するとともに、読取パワーのレーザ光を照射している状態で、且つ前記第1のバランス調整部の増幅率が前記未記録領域用の増幅率に予め定めた第3の比率を掛けた大きさであるときに、前記第2のバランス調整部の記録済領域用の増幅率をその出力の振幅が予め定めた前記第2のレベルになる増幅率に決定し、さらに前記第1のバランス調整部の増幅率が前記未記録領域用の増幅率に予め定めた第3の比率を掛けた大きさであり、前記第2のバランス調整部の増幅率がここで決定した記録済領域用の増幅率であるときに、前記増幅部の記録済領域用の増幅率を生成されるトラッキングエラー信号の振幅が予め定めた前記第3のレベルになる増幅率に決定する請求項2に記載の光ディスク装置。
  5. 前記読取時用パラメータ決定手段は、本体の電源がオンされたとき、または光ディスクが本体にセットされたときに、前記読取時用パラメータを決定する手段である請求項2〜4のいずれかに記載の光ディスク装置。
  6. 前記記録時用パラメータ決定手段は、前記読取時用パラメータ決定手段が読取時用パラメータを決定したとき、または光ディスクに対してデータの記録を開始するときに、前記記録時用パラメータを決定する手段である請求項2〜5のいずれかに記載の光ディスク装置。
  7. 本体にセットされた光ディスクの種別を検出するディスク種別検出手段と、
    前記ディスク種別検出手段により本体にセットされている光ディスクが読取専用ディスクである場合、前記記録時用パラメータ決定手段に対して前記記録時用パラメータを決定する動作の実行を禁止する禁止手段と、を備えた請求項2〜6のいずれかに記載の光ディスク装置。
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