JP2003242660A - 光ディスク装置及びそのゲイン調整方法 - Google Patents

光ディスク装置及びそのゲイン調整方法

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JP2003242660A
JP2003242660A JP2002333378A JP2002333378A JP2003242660A JP 2003242660 A JP2003242660 A JP 2003242660A JP 2002333378 A JP2002333378 A JP 2002333378A JP 2002333378 A JP2002333378 A JP 2002333378A JP 2003242660 A JP2003242660 A JP 2003242660A
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gain
rough seek
adjustment value
optical disk
signal
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JP2002333378A
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Hiromi Takeshita
博美 丈下
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録面から未記録面への移動であっても安定
したシーク処理を行う光ディスク装置及びそのゲイン調
整方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 粗シーク前のAS制御系ゲイン調整値を
保存するメモリ部22と粗シークにより記録面から未記
録面へ移動を行ったかを判定する移動判定部23とトラ
ッキング制御系ゲイン調整値を補正するための演算及び
設定部24から構成されるゲイン補正装置30を備え、
記録面から未記録面への粗シークであると判断される
と、粗シーク前後のAS制御系ゲインの変化率を基にト
ラッキング制御系ゲイン調整値を補正し、トラッキング
制御系ゲインの飽和を防止することで、安定した粗シー
クを行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォーカスやトラ
ッキングのサーボ系全体の出力を一定に保つためにゲイ
ン調整を行う光ディスク装置及びトラッキングサーボル
ープのゲイン調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスク装置のトラッキング回
路は、高速移動する粗シークに際し、トラッキングサー
ボをオフにしたり、AGCの利得制御を行ったりしてい
る(例えば、特許文献1参照)。
【0003】そこで、従来の光ディスク装置のトラッキ
ングサーボについて説明を行う。従来光ディスク装置で
は、光ピックアップにより光ディスクの記録面にレーザ
光を照射し、その反射光を受光して反射率の変化を検出
することで、光ディスクに記録されている情報を読み取
っている。しかし、光ディスクと光ピックアップとの間
にはどうしても面ぶれが避けられず、データの再生時と
記録時には、レーザ光を光ピックアップの対物レンズを
用いて、光ディスク信号記録面に対して常に焦点距離を
一定に保持するように制御している。そしてこのときの
フォーカス誤差を検出するために用いられる信号がフォ
ーカスエラー信号(以下、FE信号という)である。
【0004】一方、光ディスクの中心孔の偏芯や、光デ
ィスクをターンテーブル上にクランプする時のずれ等に
よる偏芯によって、光ディスクを回転させた時に光ピッ
クアップから照射されるレーザスポットに対して、トラ
ックは偏芯して光ディスク上にスパイラル状に配置され
ることになる。このようなトラックを正確にトラッキン
グするために用いられる信号がトラッキングエラー信号
(以下、TE信号という)である。また、光ディスク記
録面にレーザ光を照射した時の光ディスクからの反射光
量を示す信号がAS信号(信号検出方式を問わず検出素
子の全信号加算、つまりAll Sum 信号の意味)である。
【0005】従来光ディスク装置では、光ディスク(D
VD−RAM、DVD−R、DVD−RW、CD−R、
CD−RW等)のばらつきや反射光の光量変化による外
乱を少なくするためにサーボ系全体の出力を一定にする
自動利得制御(以下、AGC「Automatic Gain Contro
l」と呼ぶ)回路を用いることで、前述のFE信号、T
E信号、AS信号に対する入力ゲインを調整し、最適値
に設定している。
【0006】そこで、まず従来の光ディスク装置につい
て説明する。図4は光ディスク装置の構成図である。図
4において、1は信号記録面を有するディスク状記録媒
体である光ディスク、2は光ディスク1を回転駆動させ
るディスクモータ、3は対物レンズをフォーカス方向に
駆動させ対物レンズを通して光スポットを光ディスク1
の信号記録面に生成する光ピックアップ、4は光ピック
アップ3を光ディスク1の半径方向に移動させるトラバ
ースである。5はドライバであって、ディスクモータ2
を制御するモータドライバ、レーザ光を制御するレーザ
ドライバ、トラバース4を制御するトラバースドライバ
を含む。6はRFアンプ、7はRFアンプ6を通して増
幅された再生信号を基に情報を復元する信号処理装置、
8はサーボ制御装置、9は光ディスク装置全体の動作を
制御するCPU(中央処理装置)である。
【0007】このように従来の光ディスク装置では、光
ディスクのばらつきや反射光の光量変化等による外乱を
少なくするためにサーボループのゲイン調整するAGC
回路を用いて、FE信号、TE信号、AS信号に対する
入力ゲインを調整している。このAGC回路について簡
単に説明する。図5は光ディスク装置のAGC回路の構
成図である。
【0008】図5において、11はA/D変換器であ
り、TE信号、FE信号、AS信号のA/D変換を行
う。A/D変換されたTE信号、FE信号は、それぞ
れ、TEAGCG(TE信号入力ゲイン調整部)12、
FEAGCG13(FE信号入力ゲイン調整部)によ
り、入力ゲインを切替えられることでサーボ系全体の出
力が一定に保たれる。TEAGCG12及びFEAGC
G13は、A/D変換されたAS信号のデジタル値であ
るASデジタル値17を基準に、予め用意されたゲイン
テーブル19によって変換された後、補正される。同様
にASAGCG14も補正される。
【0009】その後、TEAGCG12、FEAGCG
13によって調整されたTE信号とFE信号のデジタル
値(それぞれ、TEデジタル値15及びFEデジタル値
16)はD/A変換器18でD/A変換されそれぞれ、
トラッキングドライブ信号(TRDRV)とフォーカス
ドライブ信号(FODRV)として出力される。ちなみ
にTEAGCG12、FEAGCG13、ASAGCG
14の初期値は予め設定されている。しかしながら、ト
ラバース伝達機構を移動させる粗シークでは、シーク中
のトラッキングがオフ状態になるため、その間のトラッ
キング制御系ゲインに対するAGC回路が動作しない。
【0010】
【特許文献1】特開昭63−257923号公報(第2
−3頁、第1図及び第3図)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の光
ディスク装置では、トラバース伝達機構を移動させる粗
シークにおいてはシーク中のトラッキングがオフ状態に
なるため、その間のトラッキング制御系に対するAGC
回路が動作せず、粗シーク中のトラッキング制御系ゲイ
ン調整値は、粗シークを開始する前の調整値のままにな
っている。そのため、DVD−RAM、DVD−R、D
VD−RW等の記録済み領域と未記録領域が混在する記
録系メディアにおいては、記録面から未記録面へ、或い
は未記録面から記録面へ粗シークを行った場合、粗シー
ク直後のトラッキング制御系ゲイン調整値が、理想値と
異なることが発生した。
【0012】とくに記録面から未記録面への粗シークの
場合、トラッキング制御系ゲイン調整値が、理想値より
大きな値が設定されたままになるため、ゲインが飽和
し、トラッキングが外れてしまうおそれがあった。
【0013】たとえば、粗シーク時のAGC調整につい
て図6に基づいて説明する。図6は記録面から未記録面
への粗シーク時のAGC調整値概念図であり、AGC調
整値の推移を表している。
【0014】この記録面20と未記録面21の混在する
DVD−RAM等の光ディスク1において、記録面20
から未記録面21へ粗シークを開始すると、トラッキン
グ制御系ゲイン調整値(以下、TEAGCG調整値と呼
ぶ)は、粗シーク直前、つまり、トラッキングON状態
での最終TEAGCG調整値を保持したまま、シーク動
作を行い、シーク終了後にトラッキングを引込んで、ト
ラッキング制御系のAGC回路が動作するまでの間でT
EAGCG調整値は変化しない。このため、記録面20
から未記録面21への粗シーク直後には、TEAGCG
調整値が理想値に比べて、大きな値が設定されたままと
なるため、トラッキングサーボ系の出力が飽和し、トラ
ッキングが外れてしまうおそれがある。一方、反射光量
を示すAS制御系ゲイン調整値(以下、ASAGCG調
整値と呼ぶ)は、光ディスク1の反射光量に応じて常時
変化する。
【0015】そこで本発明では、光ディスクにおいて記
録面から未記録面へ粗シークを行ってもサーボループゲ
インを一定に保ち、トラッキング外れを防止することが
できる光ディスク装置及びゲイン調整方法を提供するこ
とを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク装置
は、光ディスクに記録面と未記録面が混在する場合にシ
ーク先が記録面であるか未記録面であるかを判定する判
定部と、粗シーク直前のAS信号入力ゲイン調整値を一
時保存するメモリ部と、記録面から未記録面への粗シー
クであると判定された場合、粗シーク直前のAS信号入
力ゲイン調整値と粗シーク直後のAS信号入力ゲイン調
整値でトラッキング制御系ゲイン値を補正する演算及び
設定部が設けられたことを特徴とする。
【0017】これにより、光ディスクにおいて記録面か
ら未記録面へ粗シークを行ってもサーボループゲインを
一定に保ち、トラッキング外れを防止することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明は、光ピック
アップと自動ゲイン制御回路を有する光ディスク装置で
あって、自動ゲイン制御回路は光ピックアップを通して
得られるフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信
号と光ディスクからの反射光量を示すオールサム(A
S)信号とに対する入力ゲインを調整し、自動ゲイン制
御回路が、光ディスク上での粗シーク先が記録面か未記
録面かを判定する判定部と、粗シーク直前のAS信号入
力ゲイン調整値を一時保存するメモリ部と、記録面と未
記録面との間の粗シークであるとの判定を受けて粗シー
ク前後のAS信号入力ゲイン調整値に基づいてトラッキ
ング制御系ゲイン値を補正する演算設定部とを有するこ
とを特徴とする光ディスク装置である。
【0019】特に、トラッキング制御系ゲイン値の変化
率を粗シーク前後のAS信号入力ゲイン調整値の変化率
に比例させて補正することを特徴とする。これにより、
光ディスクにおいて記録面から未記録面へ粗シークを行
ってもサーボループゲインを一定に保ち、トラッキング
外れを防止することができる。
【0020】本発明の第2の発明は、光ピックアップ
と、自動ゲイン制御回路とを有し、自動ゲイン制御回路
が、粗シーク先が記録面であるか未記録面であるかを判
定する判定部と粗シーク直前のAS信号入力ゲイン調整
値を一時保存するメモリ部と粗シーク直前のAS信号入
力ゲイン調整値と粗シーク直後のAS信号入力ゲイン調
整値とに基づいてトラッキング制御系ゲイン値を補正す
る演算設定部とを有する光ディスク装置のゲイン調整方
法であって、粗シークを行う場合に粗シーク直前の調整
値をメモリ部に一時保存する保存ステップと、粗シーク
を終了後新たに調整値を取得する新調整値取得ステップ
と、判定部により粗シーク先が記録面であるか未記録面
であるかを判定する判定ステップと、記録面と未記録面
との間の粗シークであると判定された場合に演算設定部
によりトラッキング制御系ゲイン値を補正する補正ステ
ップと、を有することを特徴とする光ディスク装置のゲ
イン調整方法。である。
【0021】粗シークによる記録面から未記録面への移
動を行っても、AS制御系ゲイン調整値の変化率を基に
トラッキング制御系ゲイン調整値を補正し、サーボルー
プゲインを一定に保つことができ、トラッキング制御系
ゲインの飽和を防止しトラッキング外れを防止すること
ができる。
【0022】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1について、図面を参照しながら説明をする。なお、
本発明の対象となる媒体は、記録済みの領域と未記録領
域とが併存し、あるいは併存する可能性のある媒体であ
って、より具体的には、光ディスク、特にDVD−RA
M、DVD−R、DVD−RW、CD−R、CD−RW
等の媒体を意味する。以下の説明においては簡単のため
に、単に光ディスクと略称する。
【0023】図1は、本発明の実施の形態1における光
ディスク装置の構成図である。なお、図4に示した従来
の光ディスク装置と同一の構成要素については同一の符
号を付して、従来の光ディスク装置の説明を流用し、説
明の重複を省略する。
【0024】図1において、1は光ディスク、2はディ
スクモータ、3は光ピックアップ、4はトラバース、5
はドライバ、6はRFアンプ、7は信号処理装置、8は
サーボ制御装置、9はCPU(中央処理装置)、30は
サーボ制御装置8におけるトラッキング制御系ゲインの
補正を行うゲイン補正装置である。
【0025】本実施の形態1の光ディスク装置では、光
ディスク1のばらつきや反射光の光量変化等による外乱
を少なくするためにサーボ系全体の出力を一定にするA
GC回路を用いることで、FE信号、TE信号、AS信
号に対する入力ゲインを調整し、最適値に設定してい
る。図1の光ディスク装置の構成図において、AGC回
路は、信号処理装置7に含まれ、信号処理装置7(AG
C回路)を介し、処理されたFE信号、TE信号、AS
信号をサーボ制御装置8に入力している。なお、AGC
回路は図5に示した従来のAGC回路と同一の回路を用
いる。すなわち、A/D変換されたTE信号、FE信号
は、それぞれ、TEAGCG(TE信号入力ゲイン調整
部)12、FEAGCG(FE信号入力ゲイン調整部)
13により、入力ゲインを切替えられることでサーボ系
全体の出力が一定に保たれる。TEAGCG12及びF
EAGCG13は、A/D変換されたAS信号のデジタ
ル値であるASデジタル値17を基準に、予め用意され
たゲインテーブル19によって変換される。
【0026】同様にASAGCG14(AS信号入力ゲ
イン調整部)も補正される。その後、TEAGCG1
2、FEAGCG13によって調整されたTE信号とF
E信号のデジタル値(TEデジタル値15及びFEデジ
タル値16)はD/A変換器18でD/A変換されそれ
ぞれ、トラッキングドライブ信号(TRDRV)とフォ
ーカスドライブ信号(FODRV)として出力される。
ちなみにTEAGCG12、FEAGCG13、ASA
GCG14の初期値は予め設定されている。
【0027】そこで再び、図6に示す粗シークの動作に
おいて、記録面20から未記録面21へ粗シークを開始
すると、トラッキング制御系ゲイン調整値(以下、TE
AGCG調整値と呼ぶ)は、粗シーク直前、つまり、ト
ラッキングON状態での最終TEAGCG調整値を保持
したまま、シーク動作を行い、シーク終了後にトラッキ
ングを引込んで、トラッキング制御系のAGC回路が動
作するまでの間でTEAGCG調整値は変化しない。
【0028】ところが、トラッキングOFF中もディス
ク面からの反射光量に応じて常時変化するASAGCG
調整値を基準にTEAGCG調整値に対して補正を行っ
ている。補正は、粗シーク前後のASAGCG調整値の
変化率をTEAGCG調整値に乗算することで行ってい
る。以下、TEAGCG調整値の補正装置について、図
2を参照しながら説明をする。図2は図1の光ディスク
装置におけるゲイン補正装置の構成図である。
【0029】図2において、22はメモリ部、23は記
録面20から未記録面21への移動判定部、24は演算
及び設定部(以下、演算/設定部)である。ゲイン補正
装置30は、メモリ部22と移動判定部23と演算/設
定部24から構成される。
【0030】メモリ部22はAGC回路を含むサーボ制
御装置8から取得したASAGCG調整値を保存するも
ので、粗シーク直前のASAGCG調整値を一時保存す
る。また、記録面20から未記録面21への移動判定を
行う移動判定部23は、粗シーク実施前後のASAGC
G調整値の変化量或いは、変化率を調べることで、粗シ
ーク中に記録面20から未記録面21への粗シークを行
ったか否かの判定を行う。演算/設定部24では、粗シ
ーク前後のASAGCG調整値の変化率をTEAGCG
調整値に掛算することで、TEAGCG調整値の補正を
行う。
【0031】なお、本実施の形態1においては述べてい
ないが、移動判定部23は、記録面20から未記録面2
1への移動判定を行うだけでなく、逆に未記録面21か
ら記録面20への粗シークの判定もASAGCG調整値
の変化量或いは、変化率を調べることで行えるものであ
る。
【0032】続いて、以上のように構成された本実施の
形態1の光ディスク装置におけるトラッキング制御系ゲ
インの調整方法の説明を行う。図3は、図1の光ディス
ク装置におけるトラッキング制御系ゲインの補正処理フ
ローチャートである。
【0033】DVD−RAM等の記録と未記録面が混在
する光ディスク1において、トラバース移動を伴う粗シ
ークを行うかどうかを判定(ステップ1)し、粗シーク
直前のAGC回路によるASAGCG調整値をゲイン補
正装置30のメモリ部22に一時保存(ステップ2)
し、この時の保存値を[ASAGCG0]とする。
【0034】[ASAGCG0]を保存した後、実際の粗
シークを実行(ステップ3)し、粗シーク終了後、AG
C回路によるTEAGCG調整値及び、ASAGCG調
整値を取得(ステップ4)する。この時の値をそれぞれ
[TEAGCG1]、[ASAGCG1]とする。
【0035】次に、粗シーク中に記録面20から未記録
面21へ移動を行ったか否かの判定(ステップ5)を行
う。判定方法としては、粗シーク前後に取得したASA
GCG調整値([ASAGCG0]、[ASAGCG1])
の変化量あるいは変化率を調べ、予め用意した変化量或
いは変化率の閾値と比較することで、記録面かまたは未
記録面かの判定を行う。
【0036】この閾値は、記録面20と未記録面21の
反射光量の違いに依存するものであり、DVD−RA
M、DVD−R、DVD−RWディスク毎に必要に応じ
て用意されるものである。本実施の形態1においては、
粗シークの結果、この閾値により、記録面20から未記
録面21へ移動したと判定(ステップ6)された時、T
EAGCG調整値の補正(ステップ7)を行うものであ
る。
【0037】補正値の演算方法としては、粗シーク終了
後の[TEAGCG1]に粗シーク前後のASAGCG変
化率である[ASAGCG1]/[ASAGCG0]を掛算
する([TEAGCG]=[TEAGCG1]×[ASAG
CG1]/[ASAGCG0])方法を採用している。こ
れは、TEAGCGにもASAGCG変化率と同率の変
化があったものとしてTEAGCG補正値を算出するも
のである。このようにして求められたTEAGCG補正
値を実際のTEAGCG調整値に設定(ステップ8)
し、反映させる。なお、本発明の実施の形態1における
光ディスク装置において、粗シーク後のトラッキングO
N処理は、LSI側で自動的に行わず、TEAGCG調
整値を補正した後、ソフト的にONさせるものとする。
【0038】以上説明したように、DVD−RAM等の
記録/未記録面の混在する光ディスク1において、粗シ
ークより記録面20から未記録面21へ移動を行っても
トラッキング制御系ゲインの飽和を防止することができ
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の実施の形
態1によれば、DVD−RAM等の記録と未記録面が混
在する光ディスク1において、粗シークにより記録面2
0から未記録面21へ移動を行ってもトラッキング制御
系ゲインの飽和を防止することができ、安定した粗シー
ク処理を行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における光ディスク装置
の構成図
【図2】図1の光ディスク装置におけるゲイン補正装置
の構成図
【図3】図1の光ディスク装置におけるトラッキング制
御系ゲインの補正処理フローチャート
【図4】光ディスク装置の構成図
【図5】光ディスク装置のAGC回路の構成図
【図6】記録面から未記録面への粗シーク時のAGC調
整値概念図
【符号の説明】
1 光ディスク 2 ディスクモータ 3 光ピックアップ 4 トラバース 5 ドライバ 6 RFアンプ 7 信号処理装置 8 サーボ制御装置 9 CPU(中央処理装置) 11 A/D変換器 12 TEAGCG 13 FEAGCG 14 ASAGCG 15 TEデジタル値(TE_D) 16 FEデジタル値(FE_D) 17 ASデジタル値(AS_D) 18 D/A変換器 19 ゲインテーブル 20 記録面 21 未記録面 22 メモリ部 23 移動判定部 24 演算及び設定部(演算/設定部) 30 ゲイン補正装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対物レンズを通して光スポットを光ディス
    クの信号記録面に生成する光ピックアップと、サーボ系
    全体の出力を一定にする自動ゲイン制御回路を有する光
    ディスク装置であって、 前記自動ゲイン制御回路は前記光ピックアップを通して
    得られるフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信
    号と光ディスクからの反射光量を示すオールサム(A
    S)信号とに対する入力ゲインを調整し、 前記自動ゲイン制御回路が、前記光ディスク上での粗シ
    ーク先が記録面か未記録面かを判定する判定部と、前記
    粗シーク直前の前記AS信号入力ゲイン調整値を一時保
    存するメモリ部と、前記記録面と前記未記録面との間の
    粗シークであるとの判定を受けて前記粗シーク前後の前
    記AS信号入力ゲイン調整値に基づいてトラッキング制
    御系ゲイン値を補正する演算設定部と、を有することを
    特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】前記光ディスクが、書き換え型DVD−R
    AMディスク、追記型DVD−RディスクまたはCD−
    Rディスク、及び書き換え型DVD−RWディスクまた
    はCD−RWディスクのうち何れか1の光ディスクであ
    ることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】前記判定部が、前記粗シークの前後での前
    記AS信号入力ゲイン調整値の変化と、選択された所定
    の閾値とを対比して判定することを特徴とする請求項1
    記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】前記光ディスクが、書き換え型のDVD−
    RAMディスク、追記型のDVD−RディスクまたはC
    D−Rディスク、及び書き換え型のDVD−RWディス
    クまたはCD−RWディスクのうち何れか1の光ディス
    クであり、前記判定部が、前記光ディスクの種類に応じ
    て前記閾値を選択することを特徴とする請求項3記載の
    光ディスク装置。
  5. 【請求項5】前記演算設定部が、前記トラッキング制御
    系ゲイン値の変化率を前記粗シーク前後の前記AS信号
    入力ゲイン調整値の変化率に比例させて補正することを
    特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  6. 【請求項6】対物レンズを通して光スポットを光ディス
    クの信号記録面に生成する光ピックアップと、 前記光ピックアップを通して得られるフォーカスエラー
    信号とトラッキングエラー信号およびオールサム(A
    S)信号に対して、サーボ系全体の出力を一定にする自
    動ゲイン制御回路とを有し、 前記自動ゲイン制御回路が、粗シーク先が記録面である
    か未記録面であるかを判定する判定部と、前記粗シーク
    直前の前記AS信号入力ゲイン調整値を一時保存するメ
    モリ部と、前記粗シーク直前の前記AS信号入力ゲイン
    調整値と粗シーク直後の前記AS信号入力ゲイン調整値
    とに基づいてトラッキング制御系ゲイン値を補正する演
    算設定部と、を有する光ディスク装置のゲイン調整方法
    であって、 前記粗シークを行う場合に、前記粗シーク直前の前記調
    整値を前記メモリ部に一時保存する保存ステップと、 前記粗シークを終了後、新たに前記調整値を取得する新
    調整値取得ステップと、 前記判定部により前記粗シーク先が記録面であるか未記
    録面であるかを判定する判定ステップと、 前記記録面と前記未記録面との間の粗シークであると判
    定された場合に前記演算設定部により前記トラッキング
    制御系ゲイン値を補正する補正ステップと、を有するこ
    とを特徴とする光ディスク装置のゲイン調整方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7545709B2 (en) 2004-11-04 2009-06-09 Funai Electric Co., Ltd. Optical disk apparatus having servo parameter setting unit

Cited By (1)

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US7545709B2 (en) 2004-11-04 2009-06-09 Funai Electric Co., Ltd. Optical disk apparatus having servo parameter setting unit

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