JP4687584B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗い、濯ぎ、脱水および乾燥を行うために、洗濯槽を回転させる回転駆動力を発生させるモータを有する洗濯機に関するものである。
従来の洗濯機とそのモータの速度制御装置としては、洗い、濯ぎ運転や脱水運転を行う場合、ブラシレスDCモータを使用して、そのブラシレスDCモータをインバータ回路によって駆動し、モータへの印加電圧を増減させることによって、モータのトルクを制御しているものがある。
洗濯機の速度制御装置はマイクロコンピュータなどで構成されていて、PI制御部、洗い速度パターン出力部、UVW変換部、初期速度パターン出力部、PWM駆動部、位置速度検出部などを備えている。PWM駆動部より出力される各相のPWM信号は、モータを駆動するインバータ回路に出力される。モータにはホールセンサが組み込まれていて、モータの回転速度とロータの位置検出を行っている。PI制御部は、洗濯機の運転制御部(図示なし)より出力される脱水運転の目標回転速度とモータの検出速度に基いてモータの回転速度をPI制御し、PWM信号のデューティ指令と位相指令をUVW変換部へ出力する。
洗い速度パターン出力部は、洗い運転時におけるデューティ指令と位相指令をUVW変換部へ出力している。UVW変換部は、PI制御部もしくは洗い速度パターン出力部より出力される信号をU、V、Wの各相の電圧指令に変換してPWM駆動部に出力している。初期パターン出力部は、モータを停止状態から起動する場合に通電パターンをUVW変換部に代わってPWM駆動部に出力している。
洗い、濯ぎ運転や脱水運転を行う場合、モータのトルク制御を高精度に行うことによって、騒音や振動を抑制するために、モータへの印加電流を増減させることによって、モータのトルクを制御している。
図20は、従来の洗濯機の速度制御装置の構成を示すものである。洗濯機の速度制御装置はマイクロコンピュータなどで構成されていて、その機能ブロックは、図20に示すように、速度指令出力部、速度PI制御部、電流PI制御部、q軸とd軸への指令値をUVWの3相への出力に変換するdq/αβ変換部、αβ/UVW変換部、PWM駆動部、電流検出のためのAD変換部、αβ/dq変換部、UVW/αβ変換部、回転速度を推定する推定部などを備えている。以下、第2の従来例について説明する。
速度PI制御部101は、目標速度指令値と速度推定部102の出力であるモータ回転推定速度との差分量に基づいてPI制御を行い、q軸電流指令値Iqrefとd軸電流指令値Idrefを生成して出力している。ここで、洗いおよび濯ぎ運転におけるd軸電流は、ゼロに設定され、脱水時におけるd軸電流は、弱め磁界制御を行うために所定の値に設定されている。
αβ/dq変換部103より出力される実際のq軸電流値Iq、d軸電流値Idは、減算器104、105で上記q軸電流指令値Iqref、d軸電流指令値Idrefとの差分量が計算され、電流制御部106はその差分量に基づいてPI制御を行い、q軸電圧指令値Vqとd軸電圧指令値Vdを生成して、dq/αβ変換部に出力している。
dq/αβ変換部は、推定部によって検出されたロータ位相角度が入力され、回転位相角に基づいた電圧指令値Vd、VqをVα、Vβに座標変換して出力している。
電圧指令値Vα、Vβはαβ/UVW変換部に入力され、3相の電圧指令値Vu、Vv、Vwに変換されて、PWM形成部に入力されている。
PWM形成部は、3相の電圧指令値に基づいて16kHzの搬送波を変調した各相のPWM信号をインバータ回路に出力して、モータの各相に正弦波状の電流が通電されるように正弦波に基づいた電圧振幅に対するパルス幅の信号が出力されている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の第2の従来のモータ制御装置としては、図21に示すように電流制御処理201およびPWM処理202によりモータ駆動信号の通電/断電パターンを作成してモータ制御を行い、モータ停止直前のモータ駆動信号の通電パターンをパターン学習処理203で学習し、再起動するときこの学習パターンをもとにパターン演算処理204で作成することにより、モータ駆動電流を早期に指令値に一致させて振動および騒音を低減しているものがある(例えば、特許文献2参照)。
さらに、他の第3の従来のモータ制御装置としては、モータ回転に同期したロータ位置信号を使用しての制御駆動と、非同期での制御駆動を切り換えながらモータを制御駆動して振動、騒音を抑えているものがある(例えば、特許文献3参照)。
図22は、第3の従来のインバータ洗濯機の制御装置の構成を示すものである。インバータ洗濯機は直流ブラシレスモータ301をロータ位置検出手段でモータ301の回転位置を検出して副制御部302に内蔵のインバータ手段が3相電流をモータ301に供給することによって駆動されている。副制御部302はモータ301の起動時にはロータ位置信号に同期した信号でモータを起動している。そしてモータの回転速度が所定値Aになると、ロータ位置信号に非同期で予め決められた信号でモータを駆動している。これによって、ロータ位置検出手段の取付位置に依存しない信号でモータを駆動できるため、モータの振動、騒音を抑えている。
特開2003−53092号公報 特開平7−264890号公報 特開2000−224890号公報
洗濯機は、その脱水工程において、モータで洗濯槽を高速回転させている。その高速回転のためにモータ制御系は、モータに大きな電流を流すことになり、コギング振動やトルクリップル振動による騒音が発生するという課題がある。
トルクリップルは、モータ制御基本周波数の6n倍(nは1以上の整数)で、8極モータを900r/minで回転させた場合、1次成分が360Hz、2次成分が720Hzとなる。また、コギングトルクは、モータの極数とコイル(スロット)数の最小公倍数で、8極12スロットモータの場合、モータ回転数の24k倍(kは1以上の整数)で、モータを900r/minで回転させた場合、1次成分が360Hz、2次成分となり、これらの振動がモータだけでなく、筐体、洗濯槽を振動させて大きな騒音となっている。
前記第1の従来の構成では、図20のように電圧指令のみでモータのトルクを制御している。電流はトルクに比例するが、駆動回路には遅れがあり、電圧からトルクまでの伝達関数に遅れが含まれ、そのため制御動作にも遅れが生じ、外乱がない状態でも、正確な速度制御ができない。速度制御の制御帯域を前記した振動が補償できるように1kHzまであげることは、センサノイズ、モータ時定数などの理由から現実的でない。よって、前記コギングトルクやトルクリップルのような振動外乱は制御系で補償されず、洗濯機の脱水工程において、振動、騒音が発生するという課題を有していた。
また、前記第2の従来の構成では、図21のように電流指令でモータのトルクを制御している。電流はトルクに比例するため、駆動回路に遅れがあっても電流をフィードバック制御しているため、動作の遅れを低減でき、正確な速度制御、トルク制御が可能である。
しかしながら、前記コギングトルクやトルクリップルのような振動外乱がある場合、外乱による速度変化を検出できても、速度フィードバックだけでは制御帯域で決まる補償ゲインでのみ速度変動を低減することが可能となるだけである。DC的な低域外乱は補償できても、AC的な外乱(とくに制御帯域以上)に対しては正確な補償ができず、速度変動、ひいては速度変動が起因となる振動、騒音が発生するという課題を有していた。
また、前記第3の従来の構成では、図22のように、モータをホール素子などの回転同期信号を使用して制御する方法と、使用せずに非同期に制御する方法とを切り換えて行うことによって、ホール素子の取り付け位置誤差による通電の誤差、駆動電流のひずみ、それによるトルクリップルを低減して、モータによる振動、騒音を低減させる構成をとっている。
しかしながら、トルクリップルは3相モータを正弦波駆動で制御する場合、原理的に発生する振動であり、コギングトルク振動も、ブラシレスモータなどの同期回転機の場合、大小の差はあれ、その極数とコイル数の最小公倍数できまる回転に同期した磁気加振により発生する振動である。
よって、非同期正弦波信号を使用して3相モータを回転制御した場合、前記のような振動外乱は補償されず、洗濯機の脱水工程において、振動、騒音が発生するという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、洗濯機の脱水工程において、高速回転で、大きな電流を流す場合であっても、モータ回転が起因となる振動、騒音を防止できるようにした洗濯機とそのモータ速度制御装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、洗濯物を回転させる洗濯槽と、前記洗濯槽を回転駆動するモータと、前記洗濯槽の回転速度を検出する速度検出手段と、モータに流れる電流を検出する電流検出手段と、前記速度検出手段により検出した速度と前記電流検出手段により検出した電流と目標値より前記モータを制御する制御手段と、トルクリップルとコギングトルクによる振動を検出する振動検出手段と、振動を打ち消すための振動制御量を制御手段に加える振動制御手段とを備え、前記制御手段は、検出した電流に基づいてベクトル制御することでトルク制御量を演算して、トルク制御量と振動制御量を加算する振動加算器を有し、前記振動加算器は、洗濯機の動作モードに応じて振動制御量を加算するか否かを切り換える加算切換手段を有するとともに、前記振動制御手段は、補正すべき振動制御量の振幅と位相を推定する高調波振動推定手段を有するものである。
これによって、洗濯機の脱水工程において、高速回転で、大きな電流を流す場合であっても、モータ回転が起因となるコギングトルク振動、トルクリップル振動とそれによる騒音を、前記振動の推定もしくは検出と、フィードフォワード制御で低減、防止することができる。
本発明の洗濯機は、脱水工程において、高速回転で大きな電流を流す場合であっても、コギングトルク振動、トルクリップル振動とそれによる騒音を、低減、防止することが可能となる。
第1の発明は、洗濯物を回転させる洗濯槽と、前記洗濯槽を回転駆動するモータと、前記洗濯槽の回転速度を検出する速度検出手段と、モータに流れる電流を検出する電流検出手段と、前記速度検出手段により検出した速度と前記電流検出手段により検出した電流と目標値より前記モータを制御する制御手段と、トルクリップルとコギングトルクによる振動を検出する振動検出手段と、振動を打ち消すための振動制御量を制御手段に加える振動制御手段とを備え、前記制御手段は、検出した電流に基づいてベクトル制御することでトルク制御量を演算して、トルク制御量と振動制御量を加算する振動加算器を有し、前記振動加算器は、洗濯機の動作モードに応じて振動制御量を加算するか否かを切り換える加算切換手段を有するとともに、前記振動制御手段は、補正すべき振動制御量の振幅と位相を推定する高調波振動推定手段を有することにより、洗濯機の脱水工程において、高速回転で、大きな電流を流す場合であっても、モータ回転が起因となるコギングトルク振動、トルクリップル振動とそれによる騒音を、前記振動の推定もしくは検出と、フィードフォワード制御で低減、防止することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の高調波振動推定手段は、トルク制御量とモータ回転速度より高調波のトルク外乱振動を推定することにより、回転速度変動要因のコギングトルク振動の振幅と位相を推定することができる。そのため、この推定したコギングトルクを制御量に加算してモータ制御することによって、洗濯機の脱水工程において、高速回転で、大きな電流を流す場合であっても、モータ回転が起因となるコギングトルク振動、トルクリップル振動とそれによる騒音を、前記振動の推定もしくは検出と、フィードフォワード制御で低減、防止することができる。
第3の発明は、特に、第1の発明の振動制御手段は、補正すべき振動制御量の振幅と位相を、検出した電流もしくは回転数変動より学習する高調波振動学習手段を有することにより、回転速度変動要因のコギングトルク振動の振幅と位相を学習推定することができる。そのため、この推定したコギングトルクを制御量に加算してモータ制御することによって、洗濯機の脱水工程において、高速回転で、大きな電流を流す場合であっても、モータ回転が起因となるコギングトルク振動、トルクリップル振動とそれによる騒音を、前記振動の推定もしくは検出と、フィードフォワード制御で低減、防止することができる。
第4の発明は、特に、第3の発明の高調波振動学習手段は、キャリア周波数に同期したサンプリング周波数で電流誤差もしくは速度誤差を検出する学習誤差検出手段と、前記誤差に、指令モータ回転数に同期した回転角に応じて変化する三角関数値を乗算する学習乗算器と、1回転分の乗算値を積算する学習積算器と、前記積算値と有する指令モータ回転数に同期した回転角に応じて変化する三角関数値より高調波振動の振幅と位相を演算する学習振幅位相推定器を有することにより、回転速度変動要因のコギングトルク振動の振幅と位相を数回転の間に、少ないメモリ量で高速に学習推定することができる。そのため、この推定したコギングトルクを制御量に加算してモータ制御することによって、洗濯機の脱水工程において、高速回転で、大きな電流を流す場合であっても、モータ回転が起因となるコギングトルク振動、トルクリップル振動とそれによる騒音を、前記振動の推定もしくは検出と、フィードフォワード制御で低減、防止することができる。
第5の発明は、特に、第4の発明の高調波振動学習手段は、前記誤差に、指令モータ制御基本周波数に同期した回転角に応じて変化する三角関数値を乗算する学習乗算器と、前記積算値と指令モータ制御基本周波数に同期した回転角に応じて変化する三角関数値より高調波振動の振幅と位相を演算する学習振幅位相推定器と、学習する波形を記憶しておく基本波形記憶手段を有することにより、回転速度変動要因のコギングトルク振動の振幅と位相を、速度検出と同じサンプリング周波数で高速に学習推定することができる。そのため、この推定したコギングトルクを制御量に加算してモータ制御することによって、洗濯機の脱水工程において、高速回転で、大きな電流を流す場合であっても、モータ回転が起因となるコギングトルク振動、トルクリップル振動とそれによる騒音を、前記振動の推定もしくは検出と、フィードフォワード制御で低減、防止することができる。
第6の発明は、特に、第3〜第5のいずれか1つの発明の振動加算器は、高調波振動学習手段の出力する振動制御量をトルク制御量に加算することにより、推定した速度変動要因のコギングトルクをモータ制御量に加算することが可能となる。そのため、洗濯機の脱水工程において、高速回転で、大きな電流を流す場合であっても、モータ回転が起因となるコギングトルク振動、トルクリップル振動とそれによる騒音を、前記振動の推定もしくは検出と、フィードフォワード制御で低減、防止することができる。
第7の発明は、特に、第3〜第5のいずれか1つの発明の高調波振動学習手段は、モータ相電流基本周波数の6の整数倍の次数、もしくはモータコギング振動周波数の整数倍の次数の周波数の高調波振動を学習することにより、洗濯機脱水工程での騒音要因であるモータコギング周波数に特化して、高次成分までの振動の振幅と位相を学習推定することが可能となる。そのため、洗濯機の脱水工程において、高速回転で、大きな電流を流す場合であっても、モータ回転が起因となるコギングトルク振動、トルクリップル振動とそれによる騒音を、前記振動の推定もしくは検出と、フィードフォワード制御で低減、防止することができる。
第8の発明は、特に、第1〜第7のいずれか1つの発明の高調波振動推定手段は、モータ相電流の基本周波数の整数倍の周波数成分の大きさを演算する周波数分析手段を有することにより、振動要因となっているモータ制御電流高次成分の次数とその電流値を見極めることによって、振動要因である制御電流の高次成分振幅を学習推定することができるため、洗濯機の脱水工程において、高速回転で、大きな電流を流す場合であっても、モータ回転が起因となるコギングトルク振動、トルクリップル振動とそれによる騒音を、前記振動の推定もしくは検出と、フィードフォワード制御で低減、防止することができる。
第9の発明は、特に、第8の発明の周波数分析手段は、検出したモータ相電流の基本周波数の6の整数倍の次数の周波数成分、もしくは検出したモータコギング周波数の整数倍の次数の周波数成分の大きさを演算することにより、とくにモータコギングトルクの高次成分振幅を学習推定することができるため、洗濯機の脱水工程において、高速回転で、大きな電流を流す場合であっても、モータ回転が起因となるコギングトルク振動、トルクリップル振動とそれによる騒音を、前記振動の推定もしくは検出と、フィードフォワード制御で低減、防止することができる。
第10の発明は、特に、第1〜第9のいずれか1つの発明の振動制御手段は、高調波振動学習手段の学習する次数、あるいは高調波振動推定手段の推定する次数に応じて、モータを制御駆動するキャリア周波数と学習あるいは推定計算するサンプリング周波数を変更調整するサンプリング調整手段を有することにより、振動周波数に応じて学習推定するサンプリング周波数を調整することができるため、高調波振動であっても、高精度に推定することが可能となり、洗濯機の脱水工程において、高速回転で、大きな電流を流す場合であっても、モータ回転が起因となるコギングトルク振動、トルクリップル振動とそれによる騒音を、前記振動の推定もしくは検出と、フィードフォワード制御で低減、防止することができる。
第11の発明は、特に、第1〜第10のいずれか1つの発明の振動制御手段は、推定あるいは学習した振動制御量を記憶しておく高調波振動記憶手段を有することにより、一度学習推定した高調波振動を記憶しておくことが可能となるため、学習推定時は高サンプリングで計算して、その後の制御はサンプリングを下げて、他の処理にマイコンを使用することが可能となり、洗濯機の脱水工程において、高速回転で、大きな電流を流す場合であっても、モータ回転が起因となるコギングトルク振動、トルクリップル振動とそれによる騒音を、前記振動の推定もしくは検出と、フィードフォワード制御で低減、防止することができる。
第12の発明は、特に、第11の発明の振動制御手段は、洗濯物の量および洗濯物によるアンバランスの大きさに応じて記憶された振動制御量を修正する高調波振動修正手段を有することにより、高調波振動の振幅位相に変化がある場合のみ、学習推定を再度行って推定値を記憶させることが可能となり、高精度に高調波振動を制御補償することができる。そのため、洗濯機の脱水工程において、高速回転で、大きな電流を流す場合であっても、モータ回転が起因となるコギングトルク振動、トルクリップル振動とそれによる騒音を、前記振動の推定もしくは検出と、フィードフォワード制御で低減、防止することができる。
第13の発明は、特に、第1〜第12のいずれか1つの発明の振動制御手段は、モータ回転数に応じて、学習および加算する高調波振動の周波数を切り換える高調波振動選択手段を有することにより、モータ回転数に同期して変化するコギング周波数に対応して学習及び加算することができるとともに、回転によって大きい振動成分の次数が変化しても対応して学習及び加算することができるので、洗濯機の脱水工程において、高速回転で、大きな電流を流す場合であっても、モータ回転が起因となるコギングトルク振動、トルクリップル振動とそれによる騒音を、前記振動の推定もしくは検出と、フィードフォワード制御で低減、防止することができる。
第14の発明は、特に、第1〜第13のいずれか1つの発明の加算手段は、出力する制御量の上限値を有し、加算信号を制限する加算制御量制限手段を有することにより、学習推定した高調波振動量を制御量に加えたことで、出力できるモータ制御量の最大最小値を超えて制御量が飽和することを防止することが可能となり、洗濯機の脱水工程において、高速回転で、大きな電流を流す場合であっても、モータ回転が起因となるコギングトルク振動、トルクリップル振動とそれによる騒音を、前記振動の推定もしくは検出と、フィードフォワード制御で低減、防止することができる。
第15の発明は、特に、第1〜第14のいずれか1つの発明の制御手段は、高調波振動の推定あるいは学習と、その推定値あるいは学習値を高調波振動記憶手段に記録する動作を、モータ回転中常に行う動作モードと、洗濯機コントローラからの指令に応じて行う動作モードを有し、その動作モードを洗濯機コントローラからの指令で切り換える記憶動作制御手段を有することにより、高調波振動制御の必要な脱水工程でのみ高調波を加算した制御量で制御することが可能となり、洗濯機の脱水工程において、高速回転で、大きな電流を流す場合であっても、モータ回転が起因となるコギングトルク振動、トルクリップル振動とそれによる騒音を、前記振動の推定もしくは検出と、フィードフォワード制御で低減、防止することができる。
第16の発明は、特に、第1〜第15のいずれか1つの発明のモータは、三相の直流同期回転機で、振動制御手段は、モータ相電流の基本周波数のN倍の振動を減衰させるために、基本周波数のN+1もしくはN−1の次数の周波数信号を出力することにより、振動低減の必要なN次の振動のみを制御することが可能となり、洗濯機の脱水工程において、高速回転で、大きな電流を流す場合であっても、モータ回転が起因となるコギングトルク振動、トルクリップル振動とそれによる騒音を、前記振動の推定もしくは検出と、フィードフォワード制御で低減、防止することができる。
第17の発明は、特に、第16の発明の振動制御手段は、モータ相電流の基本周波数の6の整数倍+1もしくは−1の次数の周波数信号、あるいはモータコギング周波数の整数倍+1もしくは−1の次数の周波数信号を出力することにより、振動低減の必要な6N次の振動のみを制御することが可能となり、洗濯機の脱水工程において、高速回転で、大きな電流を流す場合であっても、モータ回転が起因となるコギングトルク振動、トルクリップル振動とそれによる騒音を、前記振動の推定もしくは検出と、フィードフォワード制御で低減、防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯機のモータ制御装置のブロック図である。図1において、10は洗濯機機構部で、11は洗濯物を回転させる洗濯槽の回転ドラム、12は回転ドラムを速度制御しながら回転させるブラシレスモータ、13は洗濯物と水が入る洗濯槽の水受筒、18は洗濯物投入口を有するカバー、14は洗濯槽と洗濯物投入窓のあるカバーとのすきまをなくして接続するための窓パッキン、15は洗濯槽の姿勢を支持するための支持ばね、16は洗濯時(モータ回転時)に発生する振動を低減してカバーや床への振動伝達を小さくするためのダンパ、17は洗濯物投入口のふた、19は洗濯機を床に設置する防振ゴムである。
ここで、モータ12は極数8、コイル数12のブラシレスモータである。また、100は洗濯機電気部で、30はモータ12の回転速度Vmを検出する速度検出手段、21は回転速度指令値Vrefと検出した実際の回転速度Vmとの差分をとり速度偏差VEを出力する速度誤差減算器、22は速度偏差VEに基づいて制御量Iaを演算して出力する速度制御手段、40はモータ駆動電流Imを検出する電流検出手段、20はモータを制御駆動する制御手段で、23は制御量Iaと検出したモータ駆動電流Imとの差分を出力する電流誤差減算器、24は電流をベクトル制御でフィードバック制御する電流制御量を出力する電流制御手段、25は2相のd軸電流とq軸電流を実際に3相のブラシレスモータに印加するU相、V相、W相の3相電流に変換して出力する制御指令手段、26はPWM制御でモータに電流を加えるインバータ回路の駆動手段である。
また、50は電流誤差よりコギング振動を検出する振動検出手段、60は検出した高調波振動の振幅と位相を推定、もしくは検出して、前記高調波振動が相殺するような高調波振動制御量を演算して出力する振動制御手段、52はモータ回転速度とモータトルク制御量よりN次の高調波振動の振幅と位相を推定する高調波振動推定手段、61は推定された高調波成分を抑制するためにN±1次の高調波を発生する振動発生手段、27は電流制御量に振動制御量を加算する振動加算器、28は洗濯機の動作モードに応じて振動制御手段60が出力する振動制御量である高調波電流を制御して、高調波電流を電流制御量に加算するか否かを切り換える加算切換手段である。
図2は、本発明の第1の実施の形態における洗濯機のモータ制御装置の詳細ブロック図である。以下、ベクトル制御による制御方法について説明する。
モータの目標回転速度は、洗濯機コントローラ(図示せず)より指令される。また、ここで使用するモータとしてはブラシレスDCモータで、その中でもリラクタンストルクを使用して回転させるリラクタンスモータである。図中の12はブラシレスモータで、12−1はマグネットとコイルで構成されるモータ部、12−2はロータ位相を検出できるホール素子である。
速度検出手段30は、ここではタコジェネレータを使用する。ブラシレスタコジェネレータは、モータ中に組み込まれたホール素子とコンパレータ、アナログスイッチで構成される。この速度検出手段30よりモータの回転速度Vmを検出する。
減算器21は目標回転速度Vrefと検出したモータ回転速度Vmの速度偏差VEを出力し、速度制御手段22では、速度偏差VEに基づいて制御量Icを演算する。
図3に速度制御手段22のブロック図を示す。速度制御手段は、速度偏差VEに速度フィードバックゲインKvを乗じて速度フィードバック制御量Uvを演算するとともに、速度偏差VEの積分値に積分フィードバックゲインを乗じて積分フィードバック制御量Uiを演算し、これら2つの制御量を加算器22−4で加算し、制御量Iaを出力している。
図1における制御量Iaは、図2におけるブラシレスモータのベクトル制御におけるq(quadrature)軸電流指令Iqaとなる。また、図2においてリラクタンストルクに相当するd(direct)軸電流指令Idaは、洗濯機コントローラより目標回転速度に応じて出力される。
次に、電流制御手段24について説明する。図2における3相UVW/2相dq変換器24−8において、U相電流とV相電流よりq軸電流Iqとd軸電流Idを検出している。図3に電流制御手段24のブロック図を示とともに、図4に3相UVW/2相dq変換器のブロック図を示す。前記電流値より減算器24−1と24−2がq軸指令電流との偏差Iqa’とd軸指令電流との偏差Ida’を演算している。そして、それぞれの偏差に速度制御手段22と同様に比例積分制御(PI制御)を行って指令電圧VqaとVdaを出力している。
さらに図5に非干渉制御器のブロック図を示す。ここで、Φは相電機子鎖交磁束数、Laは電機子巻線の自己インダクタンスである。演算された指令電圧VqaとVdaは、次に非干渉制御器24−7の出力を加算器24−5、24−6で加算して相互独立な指令電圧Vqa’とVda’となる。ブラシレスモータにはd、q軸間で干渉しあう速度起電力がある。それらはq軸電流Iq、d軸電流Idに影響するが直接制御することはできない。そこで、その速度起電力を求めておいてそれらを打ち消す制御がここでの非干渉制御器24−7である。非線形制御器では、電機子巻線自己インダクタンスLaと巻線鎖交磁束数Φより非線形制御量を演算している。なお、通常トルク定数ktは極数pとΦによって決定される。
そして、相互独立な指令電圧Vqa’とVda’は、制御指令手段25のdq/3相UVW変換器へ出力される。
図6に2相dq/3相変換器25とロータ位相角演算器26−4の関係を示すブック図を示す。dq/3相変換器25では、指令電圧Vqa’とVda’に対してロータ位相角のサイン値、コサイン値を乗じて、3相(U相、V相、W相)への指令電圧Vu、Vv、VwをPWMインバータ回路26−2に出力する。PWMインバータ回路26−2は、3相の正弦波指令電圧に対して、キャリア周波数15.6kHz、印加電圧100Vのパルス波信号をブラシレスモータ12に出力している。26−3は抵抗による電流検出器で、検出されたU相とV相の電流値は3相UVW/dq変換器24−8へ出力されている。
次に、高調波電流による高調波振動によってコギング振動やトルクリップル振動を減衰させる原理について説明する。トルクリップルは、3相モータの場合モータ基本周波数は6n倍(nは1以上の整数)の周波数で発生する。また、コギングトルクはロータマグネットの極数とステータコイルの数の最小公倍数kでモータ回転数のmk倍(mは1以上の整数)で発生し、本実施の形態ではモータ基本周波数の6n倍の周波数で発生する。
一般に、モータ駆動に応用される磁気加振力はロータ起磁力とステータ電流により発生する。また、次数6nの高調波振動を減衰させるため、この高調波振動とのベクトル和の振幅が減少する振幅、位相をもつ磁気加振力を追加すればよい。この磁気加振力は、減衰させたい高調波振動の次数よりも1だけ大きいもしくは小さい高調波電流をステータに重畳すればよいことがわかっている。
そして、6次、12次の高調波振動は以下のロータ起磁力とステータ電流によって発生することがわかっている。
ロータ起磁力の3次高調波成分による6次
ロータ起磁力の1次と5次高調波成分による6次
ロータ起磁力の1次と7次高調波成分による6次
ロータ起磁力の5次と7次高調波成分による12次
ロータ起磁力の5次高調波成分とステータ電流の1次成分による6次
ロータ起磁力の7次高調波成分とステータ電流の1次成分による6次
現在、洗濯機のモータ制御装置において、この高調波振動6次と12次が騒音の原因となっていて、ステータ電流に高調波電流成分の7次と13次を付加することで、上記6次と12次を減衰させる高調波振動を発生することが可能である。
以下に、ステータ電流の7次成分と13次成分の重畳により発生する高調波振動を列記する。
ロータ起磁力1次成分とステータ電流7次成分により発生する6次成分
ロータ起磁力1次成分とステータ電流13次成分により発生する12次成分
ロータ起磁力5次成分とステータ電流7次成分により発生する12次成分
ロータ起磁力5次成分とステータ電流13次成分により発生する18次成分
ロータ起磁力7次成分とステータ電流13次成分により発生する6次成分
ステータ電流1次成分と7次成分により発生する6次成分
ステータ電流1次成分と13次成分により発生する12次成分
ステータ電流7次成分と13次成分により発生する6次成分
以上より、振幅と位相の調整により、コギング振動およびトルクリップル振動である6次および12次の高調波振動は、ステータ電流に高調波電流7次成分と13次成分を重畳させることによって減衰させることが可能である。
次に、以上の原理を用いた高調波電流による高調波振動のフィードフォワード制御について説明する。
振動検出手段50は電流誤差よりコギング振動の振幅と位相を推定する。モータは8極12コイルなので、コギング振動はモータ回転数の24次、モータ基本周波数の6次が1次成分となる。
図7に高調波振動推定手段52の詳細ブロック図を示す。図7において、62−1は制御量を入力として加速度Acc1を推定し、62−4は速度の差分を計算し、62−3は定数を乗算することにより加速度Acc2を推定し、減算器62−2が2つの加速度の差分を計算後、ローパスフィルタ62−5を通過させて、推定器62は、回転同期外乱の振幅と位相を推定している。振動発生手段61は、その推定値に係数を乗算して振動制御量を出力している。また、高調波振動推定手段52は、振動検出手段の信号変動をトリガに計算している。
振動検出手段は、高調波振動推定手段52の推定値に対して、振動発生手段61は6次の振動に対しては7(6+1)次または5次、12次に対しては13(12+1)次または11次の成分を、振動検出手段の出力である振幅と、位相より、6次成分、12成分を打ち消すように同振幅、逆位相の高調波振動のための高調波電流信号を出力している。以上が、高調波電流による高調波振動補償を含むブラシレスモータ制御系の信号の流れ、および制御アルゴリズムである。
以上より、高調波振動信号をモータ制御信号に付加することが可能となり、コギング振動を減衰することが可能であり、振動、騒音を防止することができる。
なお、本実施の形態において、モータのトルク定数、洗濯槽とモータの慣性、目標速度、サンプリング周波数、キャリア周波数、制御帯域を上記仕様としたが、他の仕様であっても同様の効果が可能である。
(実施の形態2)
図8は本発明の第2の実施の形態である洗濯機のモータ制御装置のブロック図である。モータ速度制御装置の基本的な構成については、第1の実施の形態と同様のため、ここでは、基本的な説明は省略する。また、第1の実施の形態と同一の構成要素については、図1と同一の符号を付している。
図1と異なるところは、振動制御手段60が、高調波振動推定手段52のかわりに、モータの回転速度誤差もしくはモータ制御電流誤差より、モータ回転同期外乱振動を学習して、外乱の振幅と位相を出力する高調波振動学習手段53を有するところである。
図9に、高調波振動学習手段53の学習原理説明図を示す。
モータ同期振動RROは次式で近似される。
図9において、63−1学習乗算器で、速度誤差VEとcosφ、VEとsinφを乗算し、それぞれの乗算値を、式(2)のように63−2学習積算器でVE*cosφとVE*sinφとを演算する。その後、学習推定器63−3で、上記A、Bを式(1)に代入して、高調波振動を学習する。
そして、振動発生手段61は、学習した6次の振動に対しては7(6+1)次または5次、12次に対しては13(12+1)次または11次の成分を、振動検出手段の出力である振幅と、位相より、6次成分、12成分を打ち消すように同振幅、逆位相の高調波振動のための高調波電流信号を出力している。
この学習した振動をもとに、振動発生手段61は、速度偏差に含まれる高調波振動よりコギング振動を検出し、PWM制御回路を含むインバータ回路である駆動手段への指令電圧信号に、13次の高調波振動を発生させる高調波電圧信号を加算して、課題である12次成分を減衰させている。
すなわち、学習した振幅と位相情報を用い、次数のみを学習した次数12から13に変更して補償を行っている。
以上より、高調波振動信号をモータ制御信号に付加することが可能となり、コギング振動を減衰することが可能であり、振動、騒音を防止することができる。
実際に以下の仕様での騒音と駆動電流との実験結果を図10、図11に示す。図10が高調波振動制御なしの場合、図11が高調波振動制御ありの場合であり、それぞれ(a)がモータの騒音、(b)がモータ駆動電流である。
図10、図11の実験結果より、モータ騒音のFFT結果より高調波振動制御ありの場合、12次成分で16dBの減衰がある。また、制御電流のFFT結果には高調波振動制御ありの場合、13次成分が付加されているのが確認できる。以下に仕様を記述する。
<実験仕様>
モータトルク定数:0.83 Nm/A
洗濯槽の慣性:2.25×10^4 kgm^2
目標回転速度:800〜900 r/min
サンプリング周波数:3kHz
d軸電流:2.5A
制御帯域:45
インバータキャリア周波数:15.6kHz
付加した高調波電流の次数:13次
(実施の形態3)
図12は本発明の第3の実施の形態である洗濯機のモータ制御装置のブロック図である。モータ制御装置の基本的な構成については、第1の実施の形態と同様のため、ここでは、基本的な説明は省略する。また、第1の実施の形態と同一の構成要素については、図1と同一の符号を付している。
図1と異なるところは、周波数分析手段64を有しているところである。図において、周波数分析手段64は、前述した高調波振動推定手段52の出力である回転同期のコギング振動を含む外乱振動信号を高速フーリエ変換(FFT変換)して周波数分析している。周波数に対する振幅と位相を計算して、回転速度によってきます回転同期振動であるコギング振動成分とその高次成分の振幅と位相を計算して振動発生手段61に出力している。振動発生手段61は、6次の振動に対しては7(6+1)次または5次、12次に対しては13(12+1)次または11次の成分の高調波電流信号を出力している。
これは、振動検出手段の出力である振幅と、位相より、6次成分、12成分を打ち消すように同振幅、逆位相の高調波振動のための高調波電流信号を出力していることとなる。
以上より、高調波振動信号をモータ制御信号に付加することが可能となり、コギング振動を減衰することが可能であり、振動、騒音を防止することができる。
(実施の形態4)
図13は本発明の第4の実施の形態である洗濯機のモータ制御装置のブロック図である。モータ制御装置の基本的な構成については、第1の実施の形態と同様のため、ここでは、基本的な説明は省略する。また、第1の実施の形態と同一の構成要素については、図1と同一の符号を付している。
図1と異なるところは、高調波振動推定手段52に代えて高調波振動学習手段53を有するところと、学習および補正制御を行う回転同期振動の回転次数に応じて、学習するサンプリング周波数(サンプリング数)を変更するサンプリング調整手段65を有するところである。
今、モータが8極12スロット、回転数900r/minの場合、コギング振動の1次が360Hz、2次が720Hzとなる。いま、学習して振動発生手段で補正制御する周波数(コギング次数)を720Hz(2次)とするとサンプリング周波数は10倍以上の7.2kHzとする。その後、回転数を1500r/minまで上昇させた場合、2次のコギング振動は1200Hzとなり、サンプリング周波数も12kHzに変更する。
このように、サンプリングを回転数によって変更調整することにより、学習精度、推定精度を向上させることができる。
すなわち、高精度な学習、あるいは推定により、高精度にコギング振動による騒音が大きくなることを防いでいる。
以上より、高調波振動信号をモータ制御信号に付加することが可能となり、コギング振動を減衰することが可能であり、振動、騒音を防止することができる。
(実施の形態5)
図14は本発明の第5の実施の形態である洗濯機のモータ制御装置のブロック図である。モータ制御装置の基本的な構成については、第1の実施の形態と同様のため、ここでは、基本的な説明は省略する。また、第1の実施の形態と同一の構成要素については、図1と同一の符号を付している。
図1と異なるところは、高調波振動推定手段52に代えて高調波振動学習手段53を有するところと、学習した振動量を記憶しておく高調波振動記憶手段66を有するところである。
前述した回転同期振動であるコギング振動の学習を起動10回に1回、あるいは出荷検査時に行い、そのとき学習した振幅と位相を、前記高調波振動記憶手段に記録する。
その後、脱水時、回転数が800r/min以上になり、加算切換手段が振動制御量の加算指令を出したとき、格納された高調波振動学習値の振幅と位相をもとに、振動発生手段61は、学習した6次の振動に対しては7(6+1)次または5次、12次に対しては13(12+1)次または11次の成分を、振動検出手段の出力である振幅と、位相より、6次成分、12成分を打ち消すように同振幅、逆位相の高調波振動のための高調波電流信号を出力している。
すなわち、モータ回転数に応じて、例えば800r/min以上の回転速度で回転している場合、電流制御量に13次の高調波振動を発生させる高調波電流信号を加算して制御指令手段に出力することによって、課題である12次成分を減衰させている。洗濯物の脱水起動時、回転数上昇に伴い、コギング振動による騒音が大きくなることを防いでいる。
以上より、高調波振動信号をモータ制御信号に付加することが可能となり、コギング振動を減衰することが可能であり、振動、騒音を防止することができる。
(実施の形態6)
図15は本発明の第6の実施の形態である洗濯機のモータ制御装置のブロック図である。モータ制御装置の基本的な構成については、第1の実施の形態と同様のため、ここでは、基本的な説明は省略する。また、第1の実施の形態と同一の構成要素については、図1と同一の符号を付している。
図1と異なるところは、高調波振動推定手段62に代えて高調波振動学習手段53を有するところと、学習した振動量を記憶しておく高調波振動記憶手段66を有するところと、洗濯物のアンバランス量、すなわち回転数1次の振動量の大きさに応じて、記憶された振動量の振幅を修正して振動発生手段61に出力する高調波振動修正手段67を有するところである。
高調波振動記憶手段66の振幅と位相のうち振幅を増減させて振動発生手段61に出力して、その値をもとに振動発生手段61が振動制御量を出力する場合、学習した6次の振動に対しては7(6+1)次または5次、12次に対しては13(12+1)次または11次の成分を、振動検出手段の出力である振幅と、位相より、6次成分、12成分を打ち消すように同振幅、逆位相の高調波振動のための高調波電流信号を出力している。
すなわち、洗濯モード、モータ回転数に応じて、制御帯域を調整しながら、電流制御量に13次の高調波振動を発生させる高調波電流信号を加算して制御指令手段に出力することによって、課題である12次成分を減衰させている。洗濯物の脱水起動時、回転数上昇に伴い、コギング振動による騒音が大きくなることを防いでいる。
以上より、高調波振動信号をモータ制御信号に付加することが可能となり、コギング振動を減衰することが可能であり、振動、騒音を防止することができる。
(実施の形態7)
図16は本発明の第7の実施の形態である洗濯機のモータ制御装置のブロック図である。モータ制御装置の基本的な構成については、第1の実施の形態と同様のため、ここでは、基本的な説明は省略する。また、第1の実施の形態と同一の構成要素については、図1と同一の符号を付している。
図1と異なるところは、振動制御手段60が、高調波振動推定手段62のかわりに、モータの回転速度誤差もしくはモータ制御電流誤差より、モータ回転同期外乱振動を学習して、外乱の振幅と位相を出力する高調波振動学習手段53を有するところと、回転速度に応じて、補正制御する回転同期振動の周波数を高調波振動学習手段53に指令する高調波振動選択手段68を有しているところである。
高調波振動選択手段68は、回転数ごとに補正制御する振動を変更して、高周波振動学習手段に、学習する振動の次数、周波数を指令する。
回転数が900r/minの場合、高調波振動選択手段68はコギング周波数2次成分の学習と補正制御を指令する。高調波振動学習手段53は、720Hz(電気角周波数の12次)の回転同期振動の振幅と位相を学習し、振動発生手段61は780Hz(電気角周波数の13次)を出力することによって、課題である12次成分を減衰させている。
また、回転数が1200r/min以上で1500r/minの場合、高調波振動選択手段68はコギング周波数1次成分の学習と補正制御を指令する。高調波振動学習手段53は、600Hz(電気角周波数の6次)の回転同期振動の振幅と位相を学習し、振動発生手段61は700Hz(電気角周波数の7次)を出力することによって、課題である6次成分を減衰させている。
以上のような構成で、洗濯物の脱水起動時、回転数上昇に伴い、コギング振動による騒音が大きくなることを防いでいる。
以上より、高調波振動信号をモータ制御信号に付加することが可能となり、コギング振動を減衰することが可能であり、振動、騒音を防止することができる。
(実施の形態8)
図17は本発明の第8の実施の形態である洗濯機のモータ制御装置のブロック図である。モータ制御装置の基本的な構成については、第1の実施の形態と同様のため、ここでは、基本的な説明は省略する。また、第1の実施の形態と同一の構成要素については、図1と同一の符号を付している。
図1と異なるところは、振動制御手段60が、高調波振動推定手段62のかわりに、モータの回転速度誤差もしくはモータ制御電流誤差より、モータ回転同期外乱振動を学習して、外乱の振幅と位相を出力する高調波振動学習手段53を有するところと、振動加算器27が制御指令手段25への出力が制御量の上限値を超えないように制限する加算制御量制限手段27−2を有しているところである。
回転数が1500r/minの場合、高調波振動学習手段53は、600Hz(電気角周波数の6次)の回転同期振動の振幅と位相を学習し、振動発生手段61は700Hz(電気角周波数の7次)を出力する。
また、電流制御手段24の出力である制御量が変調率0.9(Max:1.0)であるとする。ここで、振動発生手段の出力である振動制御量の振幅が0.3、位相が230degの場合、振動加算器27の加算手段27−1で上記制御量と振動制御量が加算されるが、加算後の制御量の振幅が図18(a)のように1を超えてしまう。
図18は、加算制御量制限手段27−2の動作説明図である。このような場合、加算制御量制限手段27−2が、図18に示すように加算制御量の最大値が振幅1となるように制限する。ここでは、2つの例を示している。図18(b)は、制御量をC1、振動制御量をC2、制限後の出力される加算制御量をC、調整ゲインKg<1とすると、
C=Kg×(C1+C2) として、加算制御量を制限している。
図18(c)は、 C=C1+Kg×C2 として、加算制御量を制限している。
以上のような構成で、洗濯物の脱水起動時、回転数上昇に伴い、コギング振動による騒音が大きくなることを防いでいる。
以上より、高調波振動信号をモータ制御信号に付加することが可能となり、コギング振動を減衰することが可能であり、振動、騒音を防止することができる。
(実施の形態9)
図19は本発明の第9の実施の形態である洗濯機のモータ制御装置のブロック図である。モータ制御装置の基本的な構成については、第1の実施の形態と同様のため、ここでは、基本的な説明は省略する。また、第1の実施の形態と同一の構成要素については、図1と同一の符号を付している。
図1と異なるところは、振動制御手段60が、高調波振動推定手段62のかわりに、モータの回転速度誤差もしくはモータ制御電流誤差より、モータ回転同期外乱振動を学習して、外乱の振幅と位相を出力する高調波振動学習手段53を有するところと、学習した振動量を記憶しておく高調波振動記憶手段66を有するところと、学習した振動量を高調波振動記憶手段66への記録を洗濯機コントローラからの指令に応じて制御する記憶動作制限手段70を有しているところである。
前述した回転同期振動であるコギング振動の学習を起動時10回に1回、あるいは出荷検査時に行い、そのとき学習した振幅と位相を、前記高調波振動記憶手段に記録する。また、洗濯機コントローラから夜間洗濯脱水モードの指令時は、毎回学習を行って振幅と位相を、前記高調波振動記憶手段に記録する。
その後、脱水時、回転数が800r/min以上になり、加算切換手段が振動制御量の加算指令を出したとき、格納された高調波振動学習値の振幅と位相をもとに、振動発生手段61は、学習した6次の振動に対しては7(6+1)次または5次、12次に対しては13(12+1)次または11次の成分を、振動検出手段の出力である振幅と、位相より、6次成分、12成分を打ち消すように同振幅、逆位相の高調波振動のための高調波電流信号を出力している。
なお、本実施の形態1では、13次成分の補償としたが、6次、18次など他の次数でもよい。
また、本実施の形態では、センサはタコジェネレータとエンコーダを使用しているが、他のセンサやオブザーバによる速度推定値を使用しても同様の効果が得られる。
さらに、本実施の形態では、速度制御手段を速度フィードバック制御と積分制御としたが、速度フィードバックだけでもよいし、加速度フィードバックを加えてもよい。
また、本実施の形態では、電流制御手段を比例制御と積分制御としたが、比例制御だけでもよいし、微分制御を加えてもよい。
また、本実施の形態では、電流フィードバック制御を速度制御とPWM駆動の間に行っているが、電圧制御であってもよい。
さらに、本実施の形態では、速度制御であったが、位置決め制御であっても同様の効果が得られる。
また、本実施の形態では、12次の高調波振動に対してN+1次の13次の高調波電流を付加したが、N−1次の11次の高調波を付加してもよい。
また、付加する高調波信号は、高調波電流指令もしくは高調波電圧指令のどちらでもよい。
また、本実施の形態では、位相を検出電流などによって調整しているが、あらかじめ測定した高調波をメモリに記憶しておいて、その信号をそのまま付加してもよい。
また、本実施の形態では、振幅を電流誤差などによって調整しているが、あらかじめ測定した高調波をメモリに記憶しておいて、その信号をそのまま付加してもよい。
また、付加される高調波振動は、その位相が最適位相に対して約45度の範囲に入っていればよく、振幅が最適振幅に対して3倍から3分の1倍の範囲に入っていればよい。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、脱水工程において、高速回転で大きな電流を流す場合であっても、コギングトルク振動、トルクリップル振動とそれによる騒音を、低減、防止することができるので、洗濯機のモータ制御装置として有用である。
本発明の実施の形態1における洗濯機のモータ制御装置のブロック図 同洗濯機のモータ制御装置の詳細ブロック図 同洗濯機の速度制御手段のブロック図 同洗濯機の3相UVW/2相dq変換器のブロック図 同洗濯機の非干渉制御器のブロック図 同洗濯機の2相dq/3相UVW変換器のブロック図 同洗濯機の高調波振動推定手段の詳細ブロック図 本発明の実施の形態2における洗濯機のモータ制御装置のブロック図 同洗濯機の高調波振動学習手段の原理図 (a)同洗濯機の高調波振動制御なしの場合の実験結果の騒音のFFT図(b)同実験結果の制御電流のFFT図 (a)同洗濯機の高調波振動制御ありの場合の実験結果の騒音のFFT図(b)同実験結果の制御電流のFFT図 本発明の実施の形態3における洗濯機のモータ制御装置のブロック図 本発明の実施の形態4における洗濯機のモータ制御装置のブロック図 本発明の実施の形態5における洗濯機のモータ制御装置のブロック図 本発明の実施の形態6における洗濯機のモータ制御装置のブロック図 本発明の実施の形態7における洗濯機のモータ制御装置のブロック図 本発明の実施の形態8における洗濯機のモータ制御装置のブロック図 (a)〜(c)同洗濯機の加算制御量制限手段の動作説明図 本発明の実施の形態9における洗濯機のモータ制御装置のブロック図 従来の洗濯機の速度制御装置のブロック図 従来の他の洗濯機の速度制御装置のブロック図 従来の他の洗濯機のモータ制御装置のブロック図
符号の説明
11 ドラム(洗濯槽)
12 モータ
13 水受筒
20 制御手段
21 速度誤差減算器
22 速度制御手段
23 電流誤差減算器
24 電流制御手段
25 制御指令手段
26 駆動手段
27 振動加算器
28 加算切換手段
30 速度検出手段
40 電流検出手段
50 振動検出手段
52 高調波振動推定手段
60 振動制御手段
61 振動発生手段

Claims (17)

  1. 洗濯物を回転させる洗濯槽と、前記洗濯槽を回転駆動するモータと、前記洗濯槽の回転速度を検出する速度検出手段と、モータに流れる電流を検出する電流検出手段と、前記速度検出手段により検出した速度と前記電流検出手段により検出した電流と目標値より前記モータを制御する制御手段と、トルクリップルとコギングトルクによる振動を検出する振動検出手段と、振動を打ち消すための振動制御量を制御手段に加える振動制御手段とを備え、前記制御手段は、検出した電流に基づいてベクトル制御することでトルク制御量を演算して、トルク制御量と振動制御量を加算する振動加算器を有し、前記振動加算器は、洗濯機の動作モードに応じて振動制御量を加算するか否かを切り換える加算切換手段を有するとともに、前記振動制御手段は、補正すべき振動制御量の振幅と位相を推定する高調波振動推定手段を有することを特徴とする洗濯機。
  2. 高調波振動推定手段は、トルク制御量とモータ回転速度より高調波のトルク外乱振動を推定することを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 振動制御手段は、補正すべき振動制御量の振幅と位相を、検出した電流もしくは回転数変動より学習する高調波振動学習手段を有することを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  4. 高調波振動学習手段は、キャリア周波数に同期したサンプリング周波数で電流誤差もしくは速度誤差を検出する学習誤差検出手段と、前記誤差に、指令モータ回転数に同期した回転角に応じて変化する三角関数値を乗算する学習乗算器と、1回転分の乗算値を積算する学習積算器と、前記積算値と有する指令モータ回転数に同期した回転角に応じて変化する三角関数値より高調波振動の振幅と位相を演算する学習振幅位相推定器を有することを特徴とする請求項3記載の洗濯機。
  5. 高調波振動学習手段は、前記誤差に、指令モータ制御基本周波数に同期した回転角に応じて変化する三角関数値を乗算する学習乗算器と、前記積算値と指令モータ制御基本周波数に同期した回転角に応じて変化する三角関数値より高調波振動の振幅と位相を演算する学習振幅位相推定器と、学習する波形を記憶しておく基本波形記憶手段を有することを特徴とする請求項4記載の洗濯機。
  6. 振動加算器は、高調波振動学習手段の出力する振動制御量をトルク制御量に加算することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の洗濯機。
  7. 高調波振動学習手段は、モータ相電流基本周波数の6の整数倍の次数、もしくはモータコギング振動周波数の整数倍の次数の周波数の高調波振動を学習することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の洗濯機。
  8. 高調波振動推定手段は、モータ相電流の基本周波数の整数倍の周波数成分の大きさを演算する周波数分析手段を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の洗濯機。
  9. 周波数分析手段は、検出したモータ相電流の基本周波数の6の整数倍の次数の周波数成分、もしくは検出したモータコギング周波数の整数倍の次数の周波数成分の大きさを演算することを特徴とする請求項8記載の洗濯機。
  10. 振動制御手段は、高調波振動学習手段の学習する次数、あるいは高調波振動推定手段の推定する次数に応じて、モータを制御駆動するキャリア周波数と学習あるいは推定計算するサンプリング周波数を変更調整するサンプリング調整手段を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の洗濯機。
  11. 振動制御手段は、推定あるいは学習した振動制御量を記憶しておく高調波振動記憶手段を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の洗濯機。
  12. 振動制御手段は、洗濯物の量および洗濯物によるアンバランスの大きさに応じて記憶された振動制御量を修正する高調波振動修正手段を有することを特徴とする請求項11記載の洗濯機。
  13. 振動制御手段は、モータ回転数に応じて、学習および加算する高調波振動の周波数を切り換える高調波振動選択手段を有することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の洗濯機。
  14. 加算手段は、出力する制御量の上限値を有し、加算信号を制限する加算制御量制限手段を有することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の洗濯機。
  15. 制御手段は、高調波振動の推定あるいは学習と、その推定値あるいは学習値を高調波振動記憶手段に記録する動作を、モータ回転中常に行う動作モードと、洗濯機コントローラからの指令に応じて行う動作モードを有し、その動作モードを洗濯機コントローラからの指令で切り換える記憶動作制御手段を有することを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の洗濯機。
  16. モータは、三相の直流同期回転機で、振動制御手段は、モータ相電流の基本周波数のN倍の振動を減衰させるために、基本周波数のN+1もしくはN−1の次数の周波数信号を出力することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の洗濯機。
  17. 振動制御手段は、モータ相電流の基本周波数の6の整数倍+1もしくは−1の次数の周波数信号、あるいはモータコギング周波数の整数倍+1もしくは−1の次数の周波数信号を出力することを特徴とする請求項16記載の洗濯機。
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