JP4686306B2 - ガス警報器 - Google Patents

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Description

本発明は、ガス警報器に関し、特に、非検知対象ガスによる誤作動を防止したガス警報器に関する。
ガス警報器用ガスセンサとして、一般的に半導体式ガスセンサが用いられている。都市ガス用ガス警報器の場合、昨今多く使用されている天然ガスの主成分であるメタンを検出するのが一般的であり、現在では、燃焼器の不完全燃焼時に発生する一酸化炭素ガスを検出する機能を併せ持ったガス警報器が主流となっている。
このようなガス警報器用のガスセンサとしては、メタン(CH4 )と一酸化炭素(CO)ガスを同時検出する、図1に示すような構造の半導体式ガスセンサが用いられる。半導体式ガスセンサ1は、酸化錫(SnO2 )等の金属酸化物を主体に形成され、ガスが存在した場合に抵抗変化を示す感ガス体1aと、白金(Pt)等の金属抵抗体で形成されたコイル等からなり、感ガス体1aを加熱するヒーター1bと、ヒーター1bからセンサ外部に導出されたヒーター電極1b1および1b2と、感ガス体1aの抵抗変化を検出するためのセンサ電極1cとを有する。
このような半導体式ガスセンサを用いてメタンを検出する場合は素子温度を約400℃に加温し、一酸化炭素ガスを検出する場合は約100℃の温度に加温している。ただし、半導体式ガスセンサの場合、長時間使用を行っていくと、非検知対象ガスである水素に対して鋭敏化していくことが非常にネックとなっている。もちろん、ガスセンサで水素に対する鋭敏化対策を講じているものはあるものの、簡単には対応ができないのが現状である。
ガスセンサで水素に対する鋭敏化対策を講じているものとして、たとえば、特開2002−82083号公報(特許文献1)には、回路的に補正を行う方式が開示されている。この方式では、ガスセンサの素子温度と検出ガスの関係が、図2に示すような特性を持っている。図2では、それぞれ、空気(AIR)中、一酸化炭素(CO)500ppmを含む雰囲気中、メタン(CH4 )500ppmを含む雰囲気中、および水素(H2 )500ppmを含む雰囲気中における素子温度対センサ抵抗値特性が示されている。このような特性を利用することにより、高温側ではメタンを、低温側では一酸化炭素ガスを選択的に検出することが可能であると共に、その中間温度域では、非検知対象ガスである水素を選択的に検出することが可能である。
すなわち、図3に示すように、半導体式ガスセンサのヒータ電圧とガス検出ポイントのタイミングチャートにおいて、メタン検出ポイントのA部(400℃に加温する高電圧から低電圧に切り替わる直前)と一酸化炭素検出ポイントのB部(100℃に加温する低電圧から高電圧に切り替わる直前)の間のC部(400℃に加温する高電圧から100℃に加温する定電圧の温度変化領域)を用いて水素ガスを検出し、水素ガスを検出した場合は、メタン側の警報判定点または一酸化炭素ガス側の警報判定点を、警報しにくい方向に補正を行うものである。
特開2002−82083号公報(実施形態2、図8)
しかしながら、従来技術では、非検知対象ガスである水素ガスと検知対象ガスが同時に混在した場合や、万が一に誤作動を起こした場合のフェールアウト等を考慮すると、大幅な補正を行うことができない等の問題があった。
そこで本発明は、上述した従来の問題点に鑑み、非検知対象ガスに起因する誤作動を防止して信頼性の高いガス警報器を提供することを目的としている。
請求項1記載の本発明は、ガスセンサで検知された検知対象ガスの濃度が予め設定された2段目警報設定点以上となった際に、ガス濃度が異常となった旨の警報を報知すると共に、検出された濃度が前記2段目警報設定点より低い濃度に対応するように予め設定された1段目警報設定点以上となった際に、ガス濃度の予備警報を報知するガス警報器であって、前記ガスセンサで検知された非検知対象ガスの濃度が予め設定された濃度以上となった場合、前記1段目警報設定点を解除する解除手段を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、ガスセンサで検知された検知対象ガスの濃度が予め設定された2段目警報設定点以上となった際に、ガス濃度が異常となった旨の警報を報知すると共に、検出された濃度が前記2段目警報設定点より低い濃度に対応するように予め設定された1段目警報設定点以上となった際に、ガス濃度の予備警報を報知するガス警報器であって、前記ガスセンサで検知された非検知対象ガスの濃度が予め設定された濃度以上となった場合、前記1段目警報設定点を解除する解除手段と、前記ガスセンサで検知された非検知対象ガスの濃度が予め設定された濃度以上となった場合、前記2段目警報設定点を予め設定された設定点よりも高いガス濃度が検出される設定点に再設定する再設定手段とを備えたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、ガスセンサで検知された検知対象ガスの濃度が予め設定された2段目警報設定点以上となった際に、ガス濃度が異常となった旨の警報を報知すると共に、検出された濃度が前記2段目警報設定点より低い濃度に対応するように予め設定された1段目警報設定点以上となった際に、ガス濃度の予備警報を報知するガス警報器であって、前記ガスセンサで検知された非検知対象ガスの濃度が予め設定された濃度以上となった場合、前記1段目警報設定点および2段目警報設定点を所定の補正率で、予め設定された設定点よりも高いガス濃度が検出される設定点に再設定する再設定手段を備え、前記再設定手段は、前記1段目警報設定点の補正率を前記2段目警報設定点の補正率より大きい率でかつ再設定後の前記1段目警報設定点が再設定後の前記2段目警報設定点を超えないように再設定することを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、ガスセンサで検知された検知対象ガスの濃度が予め設定された2段目警報設定点以上となった際に、ガス濃度が異常となった旨の警報を報知すると共に、検出された濃度が前記2段目警報設定点より低い濃度に対応するように予め設定された1段目警報設定点以上となった際に、ガス濃度の予備警報を報知するガス警報器であって、前記ガスセンサで検知された非検知対象ガスの濃度が予め設定された濃度以上となった場合、前記検知対象ガスの濃度が予め設定された2段目警報設定点以上となった際に、所定の遅延時間T2′経過後に前記警報を報知すると共に、前記検知対象ガスの濃度が予め設定された1段目警報設定点以上となった際に、所定の遅延時間T1′経過後に前記予備警報を報知するように、遅延時間を設定する設定手段を備えたことを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、ガスセンサで検知された検知対象ガスの濃度が予め設定された2段目警報設定点以上となった際に、予め設定された所定の遅延時間T2経過後に、ガス濃度が異常となった旨の警報を報知すると共に、検出された濃度が前記2段目警報設定点より低い濃度に対応するように予め設定された1段目警報設定点以上となった際に、予め設定された所定の遅延時間T1経過後にガス濃度の予備警報を報知するガス警報器であって、前記ガスセンサで検知された非検知対象ガスの濃度が予め設定された濃度以上となった場合、前記所定の遅延時間T1および/またはT2をより長い遅延時間T1′および/またはT2′に再設定する再設定手段を備えたことを特徴とする。
請求項1から6記載の発明によれば、非検知対象ガスに起因する誤作動を従来より軽減してより信頼性の高い警報動作を行わせることができる。
以下、本発明に係るガス警報器の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)図4は、本発明の実施の形態に係るガス警報器を示す回路図である。ガス警報器10は、半導体式ガスセンサ1、加熱駆動回路14、動作モード制御回路16および警報回路18を有する。
半導体式ガスセンサ1は、図1に示す構造を有し、検知対象ガスとしてのメタンおよび一酸化炭素と、非検知対象ガスとしての水素の各ガスを検出するセンサである。半導体式ガスセンサ1のヒータ1bは、その一端が加熱駆動回路14のpnp型トランジスタQ1のコレクタに接続されると共に、他端が接地されている。センサ電極1cは、CPU164の入力ポートP3に接続され、感ガス体1aがガスに接触すると、その濃度に反応してセンサ抵抗値が低下し、検出電圧は下がり始め、この検出電圧が、CPU164の入力ポートP3に印加される。
加熱駆動回路14は、エミッタが電源Vccに接続され、コレクタがガスセンサ1のヒータ1bに接続されたpnp型トランジスタQ1と、トランジスタQ1のエミッタとベース間に接続された抵抗R1と、トランジスタQ1のベースとCPU164の出力ポートP4間に接続された抵抗R2とからなる。
加熱駆動回路14は、CPU164の出力ポートP4からの加熱制御信号に応じて、図3に示すように、高電圧および低電圧とに交互にパルス的にレベル変化するヒータ電圧をヒータ1bに供給して、半導体式ガスセンサ1の温度が、所定期間(たとえば、10〜20秒)だけ80〜120℃程度の低温域(好適には、100℃)になりかつ所定期間(たとえば、3〜5秒)だけ350〜450℃程度の高温域(好適には、400℃)になるように、加熱制御する。
動作モード制御回路16は、解除手段、再設定手段および設定手段としてのCPU164を中心にして構成されており、さらに、第1ガスとしてのメタンガスに対する警報を発生する基準濃度としての第1ガス警報濃度に対応する基準電圧レベルとしての第1ガス警報レベル(後述するメタンガス用の設定電圧値に相当)を設定するための第1基準電圧生成部と、第2ガスとしての一酸化炭素ガスに対する警報を発生する基準濃度としての第2ガス警報濃度に対応する基準電圧レベルとしての第2ガス警報レベル(後述する一酸化炭素ガス用の設定電圧値に相当)を設定するための第2基準電圧生成部とを有する。
第1基準電圧生成部は、電源Vccと接地間に直列接続された抵抗R7と、CPU164の出力ポートP7からの制御信号で可変制御されるボリュームVR1とから構成されている。第1ガス警報レベルは、このボリュームVR1を調節して得られるVR1の抵抗値と抵抗R7の抵抗値との分圧比(すなわち、VR1/(VR1+R7)によって決定され、CPU164の入力ポートP1に出力される。
同様に、第2基準電圧生成部は、電源電圧Vccと接地間に直列接続された抵抗R9と、CPU164の出力ポートP7からの制御信号で可変制御されるボリュームVR2とから構成されている。第2ガス警報レベルは、このボリュームVR2を調節して得られるVR2の抵抗値と抵抗R9の抵抗値との分圧比(すなわち、VR2/(VR2+R9)によって決定され、CPU164の入力ポートP2に出力される。
動作モード制御回路16は、前述の高温域で、メタンガスの検出ポイントA部で取り込んだ半導体式ガスセンサ1の検出電圧にてメタンガスの濃度を検出し、検出された濃度が第1ガス警報濃度に達した際に、メタンガスの濃度が異常となった旨の警報を報知する機能を有する。
さらに、動作モード制御回路16は、前述の低温域で、一酸化炭素ガスの検出ポイントB部で取り込んだ半導体式ガスセンサ1の検出電圧にて一酸化炭素ガスの濃度を検出し、検出された濃度が第2ガス警報濃度に達した際に、一酸化炭素ガスの濃度が異常となった旨の警報を報知する機能を有する。
動作モード制御回路16に設けられたセンサ制御部162は、エミッタが電源Vccに接続されかつコレクタが抵抗R4を介して負荷としてのセンサ電極1cに接続されているpnp型トランジスタQ2と、電源VccとトランジスタQ2のベース間に接続された抵抗R5と、トランジスタQ2のベースとCPU164の出力ポートP5間に接続された抵抗R6と、センサ電極1cにバイアス電流を与えるために電源Vccとセンサ電極1c間に接続された抵抗R3とから構成されている。
センサ制御部162は、図3に示すメタン検出ポイントのA部と、一酸化炭素検出ポイントのB部と、水素検出ポイントのC部との検出タイミングで、ガスセンサ1におけるガス濃度の検出電圧の生成を命令するためのイネーブル信号を生成する機能を有する。
CPU164は、出力ポートP5からイネーブル制御信号を出力してトランジスタQ2を制御することにより、センサ電極1cからのガス濃度の検出電圧を入力端子P3から取り込んでいる。
警報回路18は、CPU164の出力ポートP6にベースが接続されたnpn型トランジスタQ3と、トランジスタQ3のコレクタ負荷としてコレクタと電源Vcc間に接続されたブザー(BZ)182と、CPU164の出力ポートP9にベースが接続されたnpn型トランジスタQ4と、トランジスタQ4のコレクタ負荷としてコレクタと電源Vcc間に接続された発光ダイオード(LED)183とから構成されている。
図5は、非検知対象ガス(水素ガス)不存在時の通常動作状態における警報回路18の警報タイミングを説明する図である。図5において、2段目警報設定点ALP2は、上述の第1ガス警報レベルまたは第2ガス警報レベルに相当し、1段目警報設定点ALP1は、2段目警報設定点ALP2を基準としてそれより所定値だけ低い濃度に対応するようにCPU164内で設定された設定点である。
都市ガス用警報器は、通常、可燃性ガスの検出時には、LEL(爆発下限界)の1/200〜1/4の範囲で警報させる必要があるため、この範囲内に1段目警報設定点ALP1と2段目警報設定点ALP2を持っている。一般的には、1段目警報設定点ALP1は、LELの1/50〜1/100付近、メタンの場合0.05〜0.1%に設定され、2段目警報設定点ALP2は、LELの約1/20である0.3%付近に設定される。また、不完全燃焼ガスである一酸化炭素ガスについては、1段目警報設定点は、50〜200ppm、2段目警報設定点は、550ppm以下(通常、300ppm)に設定される。
警報を報知する警報手段18のLED183は、半導体式ガスセンサ1の検出電圧が、1段目警報設定点ALP1を超える検出値に達した場合、たとえばメタン検出ポイントにおける検出電圧値Vkに達した場合、CPU164の制御により、所定の遅延時間T1の経過後点滅する。このLED183の点滅により、メタンの濃度が危険な濃度の少し手前の濃度に達していることが予備的に警報される。そして、この点滅は、最初の検出ポイント以降のメタン検出ポイントにおける検出値が1段目警報設定点ALP1を連続して超えていて、所定の遅延時間T1経過した時に開始され、開始後の検出値が1段目警報設定点ALP1以上に上がるかまたは2段目警報設定点ALP2以下に下がった時に停止する。
また、警報を報知する警報手段18のLED183は、半導体式ガスセンサ1の検出電圧が、2段目警報設定点ALP2を超える検出値に達した場合、たとえばメタン検出ポイントにおける検出電圧値Vk+1に達した場合、CPU164の制御により、所定の遅延時間T2の経過後点灯する。このLED183の点灯により、メタンの濃度が危険な濃度に達していることが警報される。そして、この点灯は、最初の検出ポイント以降のメタン検出ポイントにおける検出値が2段目警報設定点ALP2を連続して超えていて、所定の遅延時間T2経過した時に開始され、開始後の検出値が2段目警報設定点ALP2以上に上がった時に停止(消灯)する。
警報を報知する警報手段18のBZ182は、半導体式ガスセンサ1の検出電圧が、2段目警報設定点ALP2を超える検出値に達した場合、たとえばメタン検出ポイントにおける検出電圧値Vk+1に達した場合、CPU164の制御により、所定の遅延時間T2経過後鳴動を開始して警報音18aを発する。このBZ182の警報音18aにより、メタンの濃度が危険な濃度に達していることが、LED183の点灯と共に警報される。そして、この警報音18aは、最初の検出ポイント以降のメタン検出ポイントにおける検出値が2段目警報設定点ALP2を連続して超えていて、所定の遅延時間T2経過した時に開始され、開始後の検出値が2段目警報設定点ALP2以上に上がった時に停止する。
上述の所定の遅延時間T1およびT2は、具体的には、日本ガス機器検査協会等の定める検定規定に合わせて設定される。この検定規定では、メタンに対しては、警報濃度以上のメタン検出時に60秒以内に警報すること、一酸化炭素に対しては、50ppm以上200ppm未満で15分以内、550ppm以下で5分以内に警報することと定められているので、たとえば、メタンに関する遅延時間は、検定規定に定めのない遅延時間T1については任意なので、例としてT1=50秒、検定規定に定めのある遅延時間T2については、例としてT2=10秒と設定し、一酸化炭素に関する遅延時間は、T1=5分、T2=0分と設定される。
なお、上述の警報動作は、メタンガスの検出の場合について説明したが、一酸化炭素の検出の場合も同様の動作となるので、説明を省略する。
本発明では、上述の非検知対象ガス(水素ガス)不存在時の通常動作状態に加えて、非検知対象ガス(水素ガス)の存在時には、非検知対象ガス(水素ガス)による誤作動を軽減するように、その動作状態が補正される。以下、非検知対象ガス(水素)存在時の補正を伴う処理動作について説明する。
図6は、CPU164が実行する非検知対象ガス(水素)存在時の補正を伴う処理動作を示すフローチャートである。
まず、待機動作が行われ(ステップS1)、次に、水素ガスの判定有りか否かが判断される(ステップS3)。この判断は、CPU164が、水素検出ポイントC部で入力ポートP3から取り込まれる半導体式ガスセンサ1の検出電圧にて水素ガスの濃度を検出し、検出した水素ガスの濃度を予め設定された水素判定濃度と比較することにより行われる。
検出した水素ガスの濃度が、水素判定濃度を超えていなければ(ステップS3のNO)、次いで待機動作が行われ(ステップS5)、次いでステップS1に戻る。検出した水素ガスの濃度が、水素判定濃度を超えていれば(ステップS3のYES)、次いで1段目警報設定点ALP1の解除が行われ(ステップS7)、次に、2段目設定点ALP2の設定電圧値に係数(補正率)B(<1)を乗じた電圧値が、2段目警報設定点ALP2の新たな設定電圧値として再設定される(ステップS9)。この再設定は、CPU164内で演算される。
次に、水素ガスの判定有りか否かが判断され(ステップS11)、その答がYESならば、次いでステップS7に戻り、ステップS7およびS9の処理が繰り返される。したがて、水素ガスが存在している間は、1段目設定点ALP1が解除されるので、LED183の点滅動作は行われず、それにより予備警報が報知されない。また、2段目設定点ALP2に対応する設定電圧値が、警報しにくい方向に再設定されるので、水素ガスを誤検知して第2警報設定点で誤作動するのを防止することができる。
一方、ステップS11の答がNOならば、次いで、1段目警報設定点ALP1の解除が解消されて通常の設定状態に復帰し(ステップS13)、次に、2段目警報設定ALP2の設定電圧値が通常の値に復帰し(ステップS15)、次いでステップS1に戻る。2段目警報設定ALP2の設定電圧値の復帰は、CPU164内で演算される。したがって、水素ガスが存在しなくなると、ガス警報器10は、通常のセンサ感度の状態に復帰し、LED183による予備警報とLED183およびBZ182による警報が共に報知されることになる。
このように、第1の実施形態では、メタンガスに対して水素補正を行う場合、通常予備警報用として用いている1段目警報設定点を解除し、本警報用として用いている2段目警報設定点における警報濃度以上のガス濃度の検出時に、2段目設定電圧値を警報しにくい方向に再設定している。1段目警報設定点による予備警報は、あくまでも危険度を事前に知らせる予備的な機能であり、最悪報知しなくてもユーザー側へ危険を与える可能性は小さく、2段目警報設定点による本警報で確実に報知すればよい。したがって、水素を検出した場合、すなわち、非検知対象ガスを検知した場合は、1段目警報設定点による予備警報を中止させることで、水素に対する誤作動の確率を極力少なくすることが可能となる。このようにすることで、従来より実際のフェールアウトを考慮し、大幅な補正をかけられない場合の大きな問題点であった1段目警報設定点および2段目警報設定点での誤作動に対し有効である。
(第2の実施形態)次に、図7は、本発明の第2の実施形態において、CPU164が実行する水素補正を伴う処理動作を示すフローチャートである。
まず、待機動作が行われ(ステップS31)、次に、水素ガスの判定有りか否かが判断される(ステップS33)。この判断は、CPU164が、水素検出ポイントC部における半導体式ガスセンサ1の検出電圧にて水素ガスの濃度を検出し、検出した水素ガスの濃度を予め設定された水素判定濃度と比較することにより行われる。
検出した水素ガスの濃度が水素判定濃度を超えていなければ(ステップS33のNO)、次いで待機動作が行われ(ステップS35)、次いでステップS31に戻る。検出した水素ガスの濃度が水素判定濃度を超えていれば(ステップS33のYES)、次いで1段目警報設定点ALP1の設定電圧値に係数(補正率)A(<1)を乗じた電圧値が、1段目警報設定点ALP1の新たな設定電圧値として設定され(ステップS37)、次に、2段目設定点ALP2の設定電圧値に係数(補正率)B(<1)を乗じた電圧値が、2段目警報設定点ALP2の新たな設定電圧値として設定される(ステップS39)。なお、係数AおよびBは、たとえば、A=0.25に対してB=0.5またはB=0.3というように任意の値に設定可能であるが、1段目警報設定点が2段目警報設定点を超えないようにかつA<Bの補正になるように考慮される。
次に、水素ガスの判定有りか否かが判断され(ステップS41)、その答がYESならば、次いでステップS37に戻り、ステップS37およびS39の処理が繰り返される。したがて、水素ガスが存在している間は、1段目設定点ALP1および2段目設定点ALP2に対応する各設定電圧値が、警報しにくい方向に再設定されるので、水素ガスを誤検知して第1警報設定点での誤作動や第2の警報設定点での誤作動を防止することができる。
一方、ステップS41の答がNOならば、次いで、1段目警報設定点ALP1の設定電圧値が通常の値に復帰し(ステップS43)、次に、2段目警報設定ALP2の設定電圧値が通常の値に復帰し(ステップS45)、次いでステップS31に戻る。したがって、水素ガスが存在しなくなると、ガス警報器10は、通常のセンサ感度の状態に復帰することになる。
このように、第2の実施形態では、メタンガスおよび一酸化炭素ガスに対して水素補正を行う場合、通常予備警報用として用いている1段目警報設定点と本警報用として用いている2段目警報設定点における警報濃度以上のガス濃度の検出時に、1段目警報設定点および2段目設定電圧値を警報しにくい方向に再設定している。このようにすることで、従来より実際のフェールアウトを考慮し、大幅な補正をかけられない場合の大きな問題点であった1段目警報設定点および2段目警報設定点での誤作動に対し有効である。
(第3の実施形態)次に、図8は、本発明の第3の実施形態において、CPU164が実行する水素補正を伴う処理動作を示すフローチャートである。
まず、待機動作が行われ(ステップS51)、次に、水素ガスの判定有りか否かが判断される(ステップS53)。この判断は、CPU164が、水素検出ポイントC部における半導体式ガスセンサ1の検出電圧にて水素ガスの濃度を検出し、検出した水素ガスの濃度を予め設定された水素判定濃度と比較することにより行われる。
検出した水素ガスの濃度が水素判定濃度を超えていなければ(ステップS53のNO)、次いで待機動作が行われ(ステップS55)、次いでステップS51に戻る。検出した水素ガスの濃度が水素判定濃度を超えていれば(ステップS53のYES)、次いで1段目警報設定点ALP1の遅延時間T1がそれより長い遅延時間T1′(>T1)として設定され(ステップS57)、次に、2段目設定点ALP2の遅延時間T2がそれより長い遅延時間T2′(>T2)として設定される(ステップS59)。
検定規定ではメタンを検出する場合、通常60秒以内に検出させることが要求されているので、半導体式ガスセンサ1の検知応答能力が30秒の場合は、2段目警報設定点ALP2については遅延時間T2=10秒に対してたとえばT2′=20〜30秒に再設定され、また、特に時間的制限のない1段目警報設定点ALP1については遅延時間T1=50秒に対してたとえばT2′=100秒に再設定される。同様に、一酸化炭素ガスを検出する場合、1段目警報設定点で15分以内、2段目警報設定点で5分以内の検出が要求されているので、2段目警報設定点ALP2については遅延時間T2=0分に対してたとえばT2′=3分に再設定され、また1段目警報設定点ALP1については遅延時間T1=5分に対してたとえばT2′=10分に再設定される。
次に、水素ガスの判定有りか否かが判断され(ステップS61)、その答がYESなら
ば、次いでステップS57に戻り、ステップS57およびS59の処理が繰り返される。したがて、水素ガスが存在している間は、1段目設定点ALP1および2段目設定点ALP2に対応する各遅延時間が、警報しにくい方向に再設定されるので、水素ガスを誤検知して第1警報設定点での誤作動や第2の警報設定点での誤作動を防止することができる。
一方、ステップS61の答がNOならば、次いで、1段目警報設定点ALP1に対応する遅延時間が通常の値に復帰し(ステップS63)、次に、2段目警報設定ALP2に対応する遅延時間が通常の値に復帰し(ステップS65)、次いでステップS51に戻る。したがって、水素ガスが存在しなくなると、ガス警報器10は、通常のセンサ感度の状態に復帰することになる。
このように、第3の実施形態では、メタンガスおよび一酸化炭素ガスに対して水素補正を行う場合、通常予備警報用として用いている1段目警報設定点と本警報用として用いている2段目警報設定点における警報濃度以上のガス濃度の検出時に、警報の報知を検出時点から通常よりさらに遅延を持たせている。特に、鋭敏化傾向の大きい水素ガスは、分子量が小さく拡散しやすい特性を持っている。すなわち、仮に一般家庭で発生したとしても、一過性的な発生が多いと考えられるので、検知対象ガスの検出およびガスセンサの応答能力に支障のないように、通常よりも長い遅延時間を設けることができる。このようにすることで、従来より実際のフェールアウトを考慮し、大幅な補正をかけられない場合の大きな問題点であった1段目警報設定点および2段目警報設定点での誤作動に対し有効である。
以上のように、本発明によれば、半導体式ガスセンサを用いたガス警報器での、水素ガスに対する鋭敏化対策補正を行う警報器に関し、従来より誤作動を防止した機能を付加することで、より信頼性の高い警報器を提供することが可能である。
以上の通り、本発明の最良の形態について説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用が可能である。
たとえば、上述の第3の実施形態では、遅延時間T1およびT2の両方をより長い遅延時間T1′およびT2′に再設定しているが、これに限らず、いずれか一方のみ、すなわち遅延時間T1またはT2をより長い遅延時間T1′またはT2′に再設定するようにしても良い。
さらに、上述の第3の実施形態において、遅延時間T1=0およびT2=0としても良い。すなわち、この場合は、CPU164は、ステップS57で、1段目警報設定点ALP1の遅延時間T1(=0)を所定の遅延時間(たとえば、T1′)に設定し、ステップS59で、2段目設定点ALP2の遅延時間T2(=0)を所定の遅延時間(たとえば、T2′)になるように、各々の遅延時間を設定する。
半導体式ガスセンサの構造例を示す略図である。 ガスセンサの素子温度と検出ガスのセンサ抵抗値の関係を示す特性図である。 半導体式ガスセンサのヒータ電圧とガス検出ポイントのタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係るガス警報器を示す回路図である。(第1の実施形態) 非検知対象ガス不存在時の通常動作状態における警報回路の警報タイミングを説明する図である。(第1の実施形態) 非検知対象ガス存在時の補正を伴う処理動作を示すフローチャートである。(第1の実施形態) 非検知対象ガス存在時の補正を伴う処理動作を示すフローチャートである。(第2の実施形態) 非検知対象ガス存在時の補正を伴う処理動作を示すフローチャートである。(第3の実施形態)
符号の説明
1 半導体式ガスセンサ
10 ガス警報器
14 加熱駆動回路
16 動作モード制御回路
18 警報回路
164 CPU(解除手段、再設定手段、設定手段)
182 ブザー(BZ)
183 発光ダイオード(LED)

Claims (5)

  1. ガスセンサで検知された検知対象ガスの濃度が予め設定された2段目警報設定点以上となった際に、ガス濃度が異常となった旨の警報を報知すると共に、検出された濃度が前記2段目警報設定点より低い濃度に対応するように予め設定された1段目警報設定点以上となった際に、ガス濃度の予備警報を報知するガス警報器であって、
    前記ガスセンサで検知された非検知対象ガスの濃度が予め設定された濃度以上となった場合、前記1段目警報設定点を解除する解除手段を備えたことを特徴とするガス警報器。
  2. ガスセンサで検知された検知対象ガスの濃度が予め設定された2段目警報設定点以上となった際に、ガス濃度が異常となった旨の警報を報知すると共に、検出された濃度が前記2段目警報設定点より低い濃度に対応するように予め設定された1段目警報設定点以上となった際に、ガス濃度の予備警報を報知するガス警報器であって、
    前記ガスセンサで検知された非検知対象ガスの濃度が予め設定された濃度以上となった場合、前記1段目警報設定点を解除する解除手段と、
    前記ガスセンサで検知された非検知対象ガスの濃度が予め設定された濃度以上となった場合、前記2段目警報設定点を予め設定された設定点よりも高いガス濃度が検出される設定点に再設定する再設定手段とを備えたことを特徴とするガス警報器。
  3. ガスセンサで検知された検知対象ガスの濃度が予め設定された2段目警報設定点以上となった際に、ガス濃度が異常となった旨の警報を報知すると共に、検出された濃度が前記2段目警報設定点より低い濃度に対応するように予め設定された1段目警報設定点以上となった際に、ガス濃度の予備警報を報知するガス警報器であって、
    前記ガスセンサで検知された非検知対象ガスの濃度が予め設定された濃度以上となった場合、前記1段目警報設定点および2段目警報設定点を所定の補正率で、予め設定された設定点よりも高いガス濃度が検出される設定点に再設定する再設定手段を備え、
    前記再設定手段は、前記1段目警報設定点の補正率を前記2段目警報設定点の補正率より大きい率でかつ再設定後の前記1段目警報設定点が再設定後の前記2段目警報設定点を超えないように再設定することを特徴とするガス警報器。
  4. ガスセンサで検知された検知対象ガスの濃度が予め設定された2段目警報設定点以上となった際に、ガス濃度が異常となった旨の警報を報知すると共に、検出された濃度が前記2段目警報設定点より低い濃度に対応するように予め設定された1段目警報設定点以上となった際に、ガス濃度の予備警報を報知するガス警報器であって、
    前記ガスセンサで検知された非検知対象ガスの濃度が予め設定された濃度以上となった場合、前記検知対象ガスの濃度が予め設定された2段目警報設定点以上となった際に、所定の遅延時間T2′経過後に前記警報を報知すると共に、前記検知対象ガスの濃度が予め設定された1段目警報設定点以上となった際に、所定の遅延時間T1′経過後に前記予備警報を報知するように、遅延時間を設定する設定手段を備えたことを特徴とするガス警報器。
  5. ガスセンサで検知された検知対象ガスの濃度が予め設定された2段目警報設定点以上となった際に、予め設定された所定の遅延時間T2経過後に、ガス濃度が異常となった旨の警報を報知すると共に、検出された濃度が前記2段目警報設定点より低い濃度に対応するように予め設定された1段目警報設定点以上となった際に、予め設定された所定の遅延時間T1経過後にガス濃度の予備警報を報知するガス警報器であって、
    前記ガスセンサで検知された非検知対象ガスの濃度が予め設定された濃度以上となった場合、前記所定の遅延時間T1および/またはT2をより長い遅延時間T1′および/またはT2′に再設定する再設定手段を備えたことを特徴とするガス警報器。
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