JP6468587B2 - ガス警報器 - Google Patents

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Description

本発明は、検知対象ガスのガス漏れに対し予備警報と異常警報の2段階警報を行うと共に非検知対象ガスによる誤警報を抑制するようにしたガス警報器に関する。
従来、都市ガスやプロパンガスなどの可燃性ガスのガス漏れを検知するガス警報器のガスセンサとして、半導体式ガスセンサを使用している。また、都市ガス用ガス警報器の場合、主成分であるメタンを検出しており、併せて、不完全燃焼により発生する一酸化炭素ガスを検出するようにしている。
ガス警報器用に使用する半導体ガスセンサは、ガスが接触した場合に抵抗変化を示す酸化錫(SnO2 )等の金属酸化物を主体に形成した感ガス素子と、白金(Pt)等の金属抵抗体で形成されたヒータを備え、メタン(CH4)ガスと一酸化炭素(CO)ガスを同時検出する。
半導体式ガスセンサを用いてメタンを検出する場合は素子温度を約400℃に加温し、一酸化炭素ガスを検出する場合は約100℃の温度に加温している。また半導体式ガスセンサは、高温側ではメタンを、低温側では一酸化炭素ガスを選択的に検出することが可能であると共に、その中間温度領域では、非検知対象ガスである水素ガスを選択的に検出することが可能である。
しかしながら、非検知対象ガスである水素ガスと検知対象ガスが同時に混在した場合には、高温側で検出するメタンや低温側で検出する一酸化炭素ガスに非検知対象ガスである水素ガスによる抵抗の変化が加わって検出しているガス濃度が高めになり、誤警報を出してしまう問題がある。
この問題を解決するため、検知対象ガスに対する警報を、予備警報と異常警報の2段階とし、半導体ガスセンサのヒータ制御により、高温側で検出するメタンや低温側で検出する一酸化炭素ガスに加え、その中間温度領域で水素ガスを検出し、水素ガスの濃度が所定の閾値濃度以上となった場合に、検知対象ガスの予備警報を出すために予め設定した閾値濃度(予備警報設定点)を解除して予備警報を出さないようにしたり、或いは、予備警報及び異常警報を出すために予め設定した濃度の異なる2つの閾値濃度(予備警報設定点と異常警報設定点)を、それぞれ警報を出し難い閾値濃度に変更(再設定)し、非検知対象ガスによる誤警報を軽減するようにしている(特許文献1)。
特開2007−066056号公報
しかしながら、このような従来のガス警報器にあっては、非検知対象ガスである水素ガスの濃度が所定の閾値濃度以上となった場合に、検知対象ガスの予備警報及び異常警報のために設定した閾値濃度を、警報し難いように解除又は変更して誤警報を軽減しているが、例えば異常警報については、警報を出し難くするよりは、積極的に異常警報を出力し、非検知対象ガスである水素ガスが混在していても、検知対象ガスのガス漏れがおきていることを異常警報により知らせることが適切といえる場合もあり、様々な状況に十分に対応できない場合がある。
本発明は、非検知対象ガスが混在した場合の検知対象ガスの対する予備警報と異常警報を適切に行って信頼性の高いガス警報を可能とするガス警報器を提供することを目的とする。
(第1発明:予備警報閾値を上げ、異常警報閾値を同一又は下げる閾値変更)
本発明は、ガスセンサで検知した検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の第1閾値濃度以上となった場合にガス濃度の予備警報を出力すると共に、検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度より高い予め設定された所定の第2閾値濃度以上となった場合にガス濃度の異常警報を出力するガス警報器に於いて、
ガスセンサで検知した非検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の閾値濃度以上となった場合に、検知対象ガスの第1閾値濃度をそれより高い閾値濃度に変更すると共に、検知対象ガスの第2閾値濃度を予め設定された閾値濃度と同じか又はそれよりも低い警報の出易い閾値濃度に変更する制御部を設けたことを特徴とする。
(第2発明:予備警報閾値を上げて蓄積警報し、予備警報条件が継続した場合に異常警報閾値を上げる閾値変更)
本発明は、ガスセンサで検知した検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の第1閾値濃度以上となった場合にガス濃度の予備警報を出力すると共に、検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度より高い予め設定された所定の第2閾値濃度以上となった場合にガス濃度の異常警報を出力するガス警報器に於いて、
ガスセンサで検知した非検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の閾値濃度以上となった場合に、検知対象ガスの第1閾値濃度をそれより高い閾値濃度に変更し、非検知対象ガスのガス濃度が閾値濃度以上となって所定時間継続した場合に、検知対象ガスの第2閾値濃度をそれよりも高い閾値濃度に変更する制御部を設けたことを特徴とする。
(第3発明:予備警報閾値を上げて蓄積警報し、非検知対象ガスの上昇速度が速い場合に異常警報閾値を上げる閾値変更)
本発明は、ガスセンサで検知した検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の第1閾値濃度以上となった場合にガス濃度の予備警報を出力すると共に、検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度より高い予め設定された所定の第2閾値濃度以上となった場合にガス濃度の異常警報を出力するガス警報器に於いて、
ガスセンサで検知した非検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の閾値濃度以上となった場合、検知対象ガスの第1閾値濃度をそれより高い閾値濃度に変更し、非検知対象ガスのガス濃度が予め設定した所定の閾値速度以上の速度で上昇している場合に、検知対象ガスの第2閾値濃度をそれよりも高い閾値濃度に変更する制御部を設けたことを特徴とする。
(第4発明:非検知対象ガスに2段階の閾値濃度を設定して検知対象ガスの2段階の閾値濃度を変更)
本発明は、ガスセンサで検知した検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の第1閾値濃度以上となった場合にガス濃度の予備警報を出力すると共に、検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度より高い予め設定された所定の第2閾値濃度以上となった場合にガス濃度の異常警報を出力するガス警報器に於いて、
ガスセンサで検知した非検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の第1閾値濃度以上となった場合に、検知対象ガスの第1閾値濃度をそれより高い閾値濃度に変更し、非検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度より高い予め設定された所定の第2閾値濃度以上となった場合に、検知対象ガスの第2閾値濃度をそれより高い閾値濃度に変更する制御部を設けたことを特徴とする。
(予備警報の蓄積出力)
第1乃至第4発明について、制御部は、検知対象ガスのガス濃度が変更した第1閾値濃度以上となって所定時間継続した場合に予備警報を出力する。
(異常警報の蓄積出力)
第2乃至第4発明について、制御部は、検知対象ガスのガス濃度が変更した第2閾値濃度以上となって所定時間継続した場合に異常警報を出力する。
(第5発明:検知対象ガス濃度の補正)
本発明は、ガスセンサで検知した検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の第1閾値濃度以上となった場合にガス濃度の予備警報を出力すると共に、検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度より高い予め設定された所定の第2閾値濃度以上となった場合にガス濃度の異常警報を出力するガス警報器に於いて、
ガスセンサで検知した非検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の閾値濃度以上となった場合に、ガスセンサで検知した検知対象ガスのガス濃度を所定割合だけ低いガス濃度に補正し、補正した検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度以上となった場合にガス濃度の予備警報を出力すると共に、補正した検知対象ガスのガス濃度が第2閾値濃度以上となった場合にガス濃度の異常警報を出力する制御部を設けたことを特徴とする。
(予備警報と異常警報の蓄積出力)
第5発明について、制御部は、補正した前記検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度以上となって所定時間継続した場合に予備警報を出力すると共に、補正した検知対象ガスのガス濃度が第2閾値濃度以上となって所定時間継続した場合に異常警報を出力する。
(第1発明の効果:予備警報閾値を上げ、異常警報閾値を同一又は下げる閾値変更)
本発明は、ガスセンサで検知した検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の第1閾値濃度以上となった場合にガス濃度の予備警報を出力すると共に、検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度より高い予め設定された所定の第2閾値濃度以上となった場合にガス濃度の異常警報を出力するガス警報器に於いて、ガスセンサで検知した非検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の閾値濃度以上となった場合に、検知対象ガスの第1閾値濃度をそれより高い閾値濃度に変更すると共に、検知対象ガスの第2閾値濃度を予め設定された閾値濃度と同じか又はそれよりも低い警報の出易い閾値濃度に変更する制御部を設けるようにしたため、非検知ガスとなる水素ガスが混在した場合の予備警報については、非検知対象ガスが混在した場合に検知対象ガスの予備警報を出し難くして不要な混乱を未然に防止可能とする。
また、非検知対象ガスが混在した場合の検知対象ガスの異常警報については、検知対象ガスの閾値濃度を同じにするか又は低下させることにより、非検知対象ガスである例えば水素ガスは検知対象ガスであるメタンガスや一酸化炭素ガスと同様に可燃性のガスであり、水素ガスの混合により検知対象ガスのガス濃度が増加した場合に、異常警報を出易くすることで、水素ガスと検知対象ガスの混合濃度の増加による異常を早めに警報することで、迅速な対処を可能とする。
(第2発明の効果:予備警報閾値を上げて蓄積警報し非検知ガスの閾値濃度以上の継続により異常警報閾値を上げる閾値変更)
また、本発明は、ガスセンサで検知した検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の第1閾値濃度以上となった場合にガス濃度の予備警報を出力すると共に、検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度より高い予め設定された所定の第2閾値濃度以上となった場合にガス濃度の異常警報を出力するガス警報器に於いて、ガスセンサで検知した非検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の閾値濃度以上となった場合に、検知対象ガスの第1閾値濃度をそれより高い閾値濃度に変更し、非検知対象ガスのガス濃度が閾値濃度以上となって所定時間継続した場合に、検知対象ガスの第2閾値濃度をそれよりも高い閾値濃度に変更する制御部を設けるようにしたため、非検知ガスが混在した場合に閾値濃度を上げて蓄積警報を行うことで、検知対象ガスの予備警報を出し難くして不要な混乱を未然に防止可能とする。
また、検知対象ガスの異常警報については、非検知対象ガスが閾値濃度以上となる状態が所定時間継続した場合に閾値濃度を上げて異常警報を出し難くすることで、一時的な非検知対象ガスの濃度上昇で検知対象ガスの異常を警報する閾値濃度を警報を出難い方向に変更して、検知対象ガスの異常警報が出せなくなったり(失報)、遅れることを防止可能とする。
(第3発明の効果:予備警報閾値を上げて蓄積警報し、非検知対象ガスの上昇速度が速い場合に異常警報閾値を上げる閾値変更)
また、本発明は、ガスセンサで検知した検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の第1閾値濃度以上となった場合にガス濃度の予備警報を出力すると共に、検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度より高い予め設定された所定の第2閾値濃度以上となった場合にガス濃度の異常警報を出力するガス警報器に於いて、ガスセンサで検知した非検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の閾値濃度以上となった場合、検知対象ガスの第1閾値濃度をそれより高い閾値濃度に変更し、非検知対象ガスのガス濃度が予め設定した所定の閾値速度以上の速度で上昇している場合に、検知対象ガスの第2閾値濃度をそれよりも高い閾値濃度に変更する制御部を設けるようにしたため、非検知ガスが混在した場合に閾値濃度を上げて蓄積警報を行うことで、検知対象ガスの予備警報を出し難くして不要な混乱を未然に防止可能とする。
また、所定濃度を超える水素ガスが混在した場合、検知対象ガスの異常警報については、水素ガスの濃度が予め設定した所定の閾値速度以上の速度で上昇している場合に閾値濃度を高くして異常警報を出し難くすることで、水素ガスの濃度増加が速い場合に検知対ガスの異常警報を出し難くし、一方、水素ガス濃度が閾値濃度を超えても、それ以上増加しないような場合には、閾値濃度を初期設定のままとして異常警報を出難くする変更を行わないようにすることで、本来の検知対象ガスのガス濃度の増加に対し、確実に異常警報を可能とする。
(第4発明の効果:非検知対象ガスに2段階の閾値濃度を設定して検知対象ガスの2段階の閾値濃度を変更)
また、本発明は、ガスセンサで検知した検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の第1閾値濃度以上となった場合にガス濃度の予備警報を出力すると共に、検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度より高い予め設定された所定の第2閾値濃度以上となった場合にガス濃度の異常警報を出力するガス警報器に於いて、ガスセンサで検知した非検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の第1閾値濃度以上となった場合に、検知対象ガスの第1閾値濃度をそれより高い閾値濃度に変更し、非検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度より高い予め設定された所定の第2閾値濃度以上となった場合に、検知対象ガスの第2閾値濃度をそれより高い閾値濃度に変更する制御部を設けるようにしたため、非検知対象ガスについても濃度閾値を2段階に設定し、検知対象ガスの予備警報と異常警報を出し難くするように各段階の閾値濃度を変更することで、非検知対象ガスのガス濃度に応じて警報を出難くする検知対象ガスの2段階警報を可能とする。
(予備警報の蓄積出力による効果)
第1乃至第4発明について、制御部は、検知対象ガスのガス濃度が変更した第1閾値濃度以上となって所定時間継続した場合に予備警報を出力するようにしたため、検知対象ガスのガス濃度が変更した第1閾値濃度以上となって所定時間継続する蓄積により予備警報することで、非検知対象ガスが混合した場合の検知対象ガスの予備警報を更に出し難くして非検知対象ガスに起因した予備警報の誤報を抑制可能とする。
(異常警報の蓄積出力による効果)
第2乃至第4発明について、制御部は、検知対象ガスのガス濃度が変更した第2閾値濃度以上となって所定時間継続した場合に異常警報を出力するようにしたため、検知対象ガスのガス濃度が変更した第2閾値濃度以上となって所定時間継続する蓄積により異常警報することで、非検知対象ガスが混合した場合の検知対象ガスの異常警報を更に出し難くして非検知対象ガスに起因した異常警報の誤報を抑制可能とする。
(第5発明の効果:検知対象ガス濃度の補正)
また、本発明は、ガスセンサで検知した検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の第1閾値濃度以上となった場合にガス濃度の予備警報を出力すると共に、検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度より高い予め設定された所定の第2閾値濃度以上となった場合にガス濃度の異常警報を出力するガス警報器に於いて、ガスセンサで検知した非検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の閾値濃度以上となった場合に、ガスセンサで検知した検知対象ガスのガス濃度を所定割合だけ低いガス濃度に補正し、補正した検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度以上となった場合にガス濃度の予備警報を出力すると共に、補正した検知対象ガスのガス濃度が第2閾値濃度以上となった場合にガス濃度の異常警報を出力する制御部を設けるようにしたため、検知対象ガスの予備警報及び異常警報を出すための各濃度閾値はそのままで、非検知対象ガスが混在した場合に、検知対象ガスのガス濃度を低い値に補正することで、警報を出難くして、非検知対象ガスによる予備警報及び異常警報の誤報を抑制可能とする。
(予備警報と異常警報の蓄積出力による効果)
第5発明について、制御部は、補正した検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度以上となって所定時間継続した場合に予備警報を出力すると共に、補正した検知対象ガスのガス濃度が第2閾値濃度以上となって所定時間継続した場合に異常警報を出力するようにしたため、補正した検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度以上及び又は第2閾値濃度以上となって所定時間継続する蓄積により予備警報及び又は異常警報をすることで、非検知対象ガスが混合した場合の検知対象ガスの予備警報及び又は異常警報を更に出し難くして非対象検知ガスに起因した誤報を抑制可能とする。
ガス警報器の実施形態を示した回路ブロック図 図1のセンサ駆動部とガスセンサの詳細を示した回路ブロック図 ガスセンサのヒータ電圧とガス検出タイミングを示したタイムチャート ガスセンサによるガス濃度と出力の関係を示した特性図ある。 ガス警報制御の第1実施形態による処理動作を示したフローチャート ガス警報制御の第2実施形態による処理動作を示したフローチャート ガス警報制御の第3実施形態による処理動作を示したフローチャート ガス警報制御の第4実施形態による処理動作を示したフローチャート ガス警報制御の第5実施形態による処理動作を示したフローチャート
[ガス警報器]
図1はガス警報器の実施形態を示した回路ブロック図、図2は図1のセンサ駆動部とガスセンサの詳細を示した回路ブロック図、図3はガスセンサのヒータ電圧とガス検出タイミングを示したタイムチャート、図4はガスセンサによるガス濃度と出力の関係を示した特性図である。
(ガス警報器の構成)
図1に示すように、本実施形態のガス警報器は、制御部10、半導体式のガスセンサ12、センサ駆動部14、メモリ部16、スイッチ部18、表示部20、音響警報部22、移報部24及び電源回路部26で構成している。
ガス警報器は、電源回路部26により商用AC100Vから所定の直流電圧に変換した電源供給を受けて動作する。
制御部10はCPU、各種の入出力ポート等を備えたマイクロプロセッサ等のコンピュータ回路等とし、CPUによるプログラムの実行により、検知対象ガスとなるメタンガスと一酸化炭素ガスの警報の判断、非検知ガスとなる水素ガスの濃度判断、故障判断及び各回路部の制御等を行う。
半導体式のガスセンサ12は、酸化錫(SnO )等の金属酸化物を主体に形成され、図2に示すように、ガスが存在した場合に抵抗変化を示す感ガス素子12aと、白金(Pt)等の金属抵抗体で形成されたコイル等のヒータ12bを備え、ヒータ12bにより感ガス素子12aを約400℃に加熱して検知対象ガスであるメタン(CH)を選択的に検知し、また、感ガス素子12aを約100℃に加熱して検知対象ガスである一酸化炭素ガスを選択的に検知し、更に、その中間温度領域の約300℃に加熱して非検知対象ガスである水素ガスを選択的に検知することを可能とする。
センサ駆動部14は、図2に示すように、ヒータ駆動部28、トランジスタ等を用いたスイッチ部30a,30b,30c、負荷抵抗RL1,RL2,RL3を備える。
ヒータ駆動部28は、制御部10から所定周期でHレベルとLレベルに変化する加熱制御信号E0を入力し、図3(A)に示すように、ガスセンサ12のヒータ12bの駆動電流を高低2段階に変化し、周期Tの前半のT1時間で感ガス素子12aを約400℃に加熱し、後半のT2時間で感ガス素子12aを約100℃に加熱する制御を繰り返す。
ここで400℃に加熱するT1時間は例えば数秒程度であり、100℃に加熱する時間T2は十数秒程度となり、周期Tは30秒以内の時間となる。勿論、加熱時間T1,T2は使用する半導体式のガスセンサ12の仕様(加熱特性)に応じて適宜の時間を設定可能である。
半導体式のガスセンサ12は、ヒータ12bの過熱温度で選択されたガスが接触すると、ガス濃度に応じて抵抗値が低下する。
また、図2に示すように、ガスセンサ12の感ガス素子12aに対しては、スイッチ部30a,30b,30cを介して負荷抵抗RL1,RL2,RL3を選択的に接続可能としている。負荷抵抗RL1はメタンガス検出用の所定の抵抗値をもち、負荷抵抗RL2は水素ガス検出用の所定の抵抗値をもち、更に負荷抵抗RL3は一酸化炭素ガス検出用の所定の抵抗値をもつ。
制御部10は、図3(B)に示すタイミングで、メタン選択信号E1、水素選択信号E2及びCO選択信号E3を出力してスイッチ素子30a,30b,30cのオンにより、メタン検出用の負荷抵抗RL1、水素ガス検出用の負荷抵抗RL2又は一酸化炭素ガス検出用の負荷抵抗RL3をガスセンサ12の感ガス素子12aに選択的に接続する動作を繰り返す。
ここで、感ガス素子12aの抵抗値をRs、負荷抵抗RL1,RL2又はRL3の抵抗値を代表してR、電源電圧をVc、ヒータ電圧をVh、感ガス素子12aの検出電圧をVsとすると、
Rs={(Vs−0.5Vh)/(Vc−Vs}R
の関係が得られる。
このため感ガス素子12aの両端の検出電圧Vsは、
Vs=(RsVc+0.5RVh)/(Rs+R
となり、ガス濃度の増加によるセンサ抵抗Rsの低下に対し、検出電圧Vsが減少する。
本実施形態にあっては、ガスセンサ12の検出電圧Vsを、図示しないオペアンプ等で反転増幅することで、図4に示すように、ガスの濃度の増加に対し上昇する検出出力を得ている。
制御部10は、図3に示したメタン選択信号E1、水素選択信号E2又はCO選択信号E3のタイミングで、ガスセンサ12から出力される各検出電圧を入力してA/D変換し、メタンガス濃度、水素ガス濃度及び一酸化炭素ガス濃度としてバッファメモリの所定領域に書込み記憶する。
再び図1を参照するに、メモリ部16は、検知対象ガスとしてのメタンガス及び一酸化炭素ガスの予備警報及び異常警報を判別するための各種の閾値濃度や警報履歴情報等を記憶する。
スイッチ部18は、警報停止スイッチや点検スイッチ等を備え、各スイッチの状態を監視し、スイッチ操作に応じた操作信号を制御部10に出力する。
表示部20は、LEDを用いた赤色のガス警報灯、黄色のCO警報灯、及び緑色の電源灯を備え、制御部10の指示により、メタンガスの予備警報でガス警報灯を点滅し、異常警報(ガス警報)でガス警報灯を点灯し、また、一酸化炭素ガスの予備警報でCO警報灯を点滅し、異常警報でCO警報灯を点灯し、更に、ヒータ断線、ヒータ電圧異常、スピーカ断線、ガスセンサ抵抗異常等の障害検出で電源灯を点滅する。
音響警報部22はブザーを備え、予備警報音として、メタンガスの場合は例えば「ピーポーピーポー」とする警報音を数秒程度の周期で間欠的に出力し、一方、一酸化炭素ガスの場合は例えば「ピッポッピッポッ」とする警報音を数秒程度の周期で間欠的に出力する。
また、音響警報部22は、異常警報音として、メタンガスの場合は例えば「ピーポーピーポー」とする警報音を連続的に出力し、一方、一酸化炭素ガスの場合は例えば「ピッポッピッポッ」とする警報音を連続的に出力する。
また、音響警報部22にスピーカを設けることで、警報音と音声メッセージを組み合わせた予備警報と異常警報を出力するようにしても良い。この場合、音響警報部22は、予備警報として、メタンガスの場合は例えば「ピーポーピーポー ガスが漏れていませんか」とする警報音とメッセージを数秒程度の周期で間欠的に出力し、一方、一酸化炭素ガスの場合は例えば「ピッポッピッポッ 空気が汚れて危険です 窓を開けて換気してください」とする警報音とメッセージを数秒程度の周期で間欠的に出力する。また、音響警報部22は、異常警報として、メタンガスの場合は例えば「ピーポーピーポー ガスが漏れていませんか」とする警報音とメッセージを連続的に出力し、一方、一酸化炭素ガスの場合は例えば「ピッポッピッポッ 空気が汚れて危険です 窓を開けて換気してください」とする警報音とメッセージを連続的に出力する。
移報部24は、制御部10により判断したメタンガス及び一酸化炭素ガスの予備警報と異常警報の状態に応じて所定の電圧をもつ有電圧信号を移報信号として外部に出力する。
制御部10は、図3(A)示すように、図2のヒータ駆動部28に加熱制御信号E0を出力し、T1時間で約400℃に加熱し、続くT2時間で約100℃に加熱する動作を周期Tで繰り返す加熱制御を行う。
また、制御部10は、図3(B)に示すように、周期T毎にヒータ加熱制御に対応して図2のセンサ駆動部14に設けたスイッチ部30a,30b,30cにメタン選択信号E1、水素選択信号E2及びCO選択信号E3を順次出力したタイミングでガスセンサ12からの各ガス濃度検出電圧を取り込んでA/D変換し、バッファメモリに書込んで記憶する制御を行う。
また、制御部10は、ガスセンサ12により検知した水素ガス濃度が所定の閾値濃度未満となる水素ガスの混在がない状態で、ガスセンサ12により検知された検知対象ガスとなるメタンガス又は一酸化炭素ガスの濃度が予め設定された所定の第1閾値濃度TH1以上となった場合に、表示部20及び音響警報部22に指示してガス濃度の予備警報を出力する制御を行う。
また、制御部10は、水素ガスの混在がない状態で、ガスセンサ12により検知された検知対象ガスとなるメタンガス又は一酸化炭素ガスの濃度が第1閾値濃度TH1より高い予め設定された所定の第2閾値濃度TH2以上となった場合に、表示部20及び音響警報部22に指示してガス濃度の異常警報を出力する制御を行う。
ここで、メタンガスの第1及び第2閾値濃度TH1,TH2としては、都市ガス用警報器による可燃性ガスの検知時には、爆発下限界の1/200〜1/4の範囲で警報させる必要があるため、制御部10は例えば第1閾値濃度TH1を0.05〜0.1%の範囲の例えばTH1=0.05%に設定し、第2閾値濃度TH2を例えばTH2=0.3%に設定している。
また、制御部10は、一酸化炭素ガスについて、第1閾値濃度TH1を50〜200ppmの範囲内の例えばTH1=100ppmに設定し、第2閾値濃度TH2は550ppm以下となる例えばTH2=300ppmに設定している。
また、制御部10は、ガスセンサ12により水素ガスの存在を検知した場合、以下に説明する第1乃至第5実施形態によるガス警報制御を行う。
[ガス警報制御の第1実施形態]
(制御部の機能)
本実施形態のガス警報制御において、図1に示したガス警報器の制御部10は、ガスセンサ12で検知された水素ガスの濃度が予め設定された所定の閾値濃度αth以上となった場合に、メタンガス及び一酸化炭素ガスに対し設定した第1閾値濃度TH1をそれより高い閾値濃度に変更すると共に、メタンガス及び一酸化炭素ガスに対し設定した第2閾値濃度TH2を予め設定された閾値濃度と同じか又はそれよりも低い警報の出易い閾値濃度に変更する制御を行う。
メタンガスの場合、初期設定をTH1=0.05%、TH2=0.3%とすると、水素
ガスの濃度が所定の閾値濃度αth以上となった場合、例えばTH1=0.06%に増加し、TH2=0.24%に低下する。
また、一酸化炭素ガスの場合、初期設定をTH1=100ppm、TH2=300ppmとすると、水素ガスの濃度が所定の閾値濃度以上となった場合、例えばTH1=120ppmに増加し、TH2=240ppmに低下する。
このため非検知ガスとなる水素ガスが混在した場合の検知対象ガスの予備警報については、閾値濃度を高くするように変更することにより、予備警報を出し難くして不要な混乱を未然に防止する。
また、非検知ガスとなる水素ガスが混在した場合の検知対象ガスの異常警報については、閾値濃度を同じにするか又は低下させることにより、水素ガスは検知対象ガスであるメタンガスや一酸化炭素ガスと同様に可燃性のガスであることから、水素ガスの混合により検知対象ガスのガス濃度が増加した場合に、異常警報を出易くすることで、水素ガスと検知対象ガスの混合濃度の増加による異常を早めに警報して迅速な対処を可能とする。
(ガス警報制御の動作)
図5はガス警報制御の第1実施形態による処理動作を示したフローチャートである。図5に示すように、制御部10は、ステップS1(以下「ステップ」は省略)で周期Tの間に、ヒータ制御に対応してメタンガス及び一酸化炭素ガス(以下「検知対象ガス」という)と水素ガスのガス濃度を検知してバッファメモリに書込み、続いて、検知した水素ガス濃度を読出し、所定の閾値濃度αth以上か否かを判別する。
水素ガス濃度が閾値濃度αth未満と低い場合はS3に進み、初期設定した検知対象ガスの第1閾値濃度TH1及び第2閾値濃度TH2を読出し、S4で検知対象ガスのガス濃度を読出して比較する。
続いて、S5に進み、検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度TH1以上に増加していれば、S6に進んで検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度TH1以上となって所定時間Tdに亘り継続したこと(蓄積したこと)を判別すると、S7で予備警報中でないことを判別してS8に進み、表示部20及び音響警報部22に指示して予備警報を行う。
続いて、S9で検知対象ガスのガス濃度が第2閾値濃度TH2未満の場合、S2に戻り、次の周期Tの間に、検知対象ガスと水素ガスのガス濃度を検知してバッファメモリに書込む。
続いて前述したと同様にS2〜S5の処理を行い、S6に進んで検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度TH1以上となって所定時間Tdに亘り継続したこと(蓄積したこと)を判別してS7に進むと、現在、予備警報中であることから、S8をスキップしてS9に進む。S9で検知対象ガスのガス濃度が第2閾値濃度TH2以上に増加したことを判別するとS10に進み、表示部20及び音響警報部22に指示して異常警報を行う。
また、S6で検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度TH1以上となって所定時間Tdに亘り継続しない場合はS9に進み、検知対象ガスのガス濃度が第2閾値濃度TH2以上に増加したことを判別するとS10に進み、表示部20及び音響警報部22に指示して異常警報を行う
一方、S2で水素ガスのガス濃度が閾値濃度αth以上に増加したことが判別された場合はS11に進み、初期設定している第1閾値濃度TH1に、1より大きい所定の係数K1、例えばK1=1.2を掛けあわせ、初期設定した閾値濃度より高い第1閾値濃度TH1に変更する。
続いてS12に進み、初期設定している第2閾値濃度TH2に、1より小さい所定の係数K2、例えばK2=0.8を掛け合わせ、初期設定した閾値濃度より低い第2閾値濃度TH2に変更する。なお、S12にあっては、K2=1とすることで、初期設定した第2閾値濃度TH2を変更せずに、そのままとしても良い。
このようにS11,S12で検知対象ガスの第1閾値濃度TH1を初期設定より高い閾値濃度に変更すると共に、第2閾値濃度TH2を初期設定より低い閾値濃度に変更した場合も、前述したと同様にS4〜S5の処理を行い、S6に進んで検知対象ガスのガス濃度が変更した第1閾値濃度TH1以上となって所定時間Tdに亘り継続したこと(蓄積したこと)を判別した場合に予備警報を行い、またS9で第2閾値濃度TH2以上に増加した場合にS10で異常警報を行う。
また、S11,S12で第1閾値濃度TH1及び第2閾値濃度TH2を変更した後にS2で水素ガスのガス濃度が閾値濃度αth未満に低下したことを判別すると、S1、S2を介してS3に進み、現在変更している第1閾値濃度TH1及び第2閾値濃度TH2を初期設定に戻して、それ以降のガス警報制御を行う。
[ガス警報制御の第2実施形態]
(制御部の機能)
本実施形態のガス警報制御において、図1に示したガス警報器の制御部10は、ガスセンサ12で検知された水素ガスの濃度が予め設定された所定の閾値濃度αth以上に増加した場合、検知対象ガスの第1閾値濃度TH1をそれより高い閾値濃度に変更し、検知対象ガスのガス濃度が変更した高い第1閾値濃度TH1以上となる状態が所定の蓄積時間に亘り継続(蓄積)した場合に予備警報を出力する制御を行う。
また、制御部10は、水素ガスの濃度が予め設定された所定の閾値濃度αth以上となって所定時間に亘り継続した場合、検知対象ガスに対し設定した第2閾値濃度TH2をそれより高い閾値濃度に変更する制御を行う。
検知対象ガスがメタンガスの場合、初期設定をTH1=0.05%、TH2=0.3%とすると、水素ガスの濃度が所定の閾値濃度αth以上に増加した場合、例えばTH1=0.06%と高くし、TH2=0.36%と高くする。
また、検知対象ガスが一酸化炭素ガスの場合、初期設定をTH1=100ppm、TH2=300ppmとすると、水素ガスの濃度が所定の閾値濃度αth以上に増加して所定時間に亘り継続した場合、例えばTH1=120ppmと高くし、TH2=360ppmと高くする。
このため、非検知対象ガスとしての水素ガスが混在した場合に、予備警報について、閾値濃度を高くし且つ蓄積予備警報を行うことで、検知対象ガスの予備警報を出し難くして不要な混乱を未然に防止可能とする。
また、検知対象ガスの異常警報については、非検知対象ガスが閾値濃度αth以上に増加した状態が所定時間に亘り継続(した場合に閾値濃度を高くして異常警報を出し難くすることで、一時的な水素ガスの濃度上昇で第2閾値濃度を高くして、検知対象ガスの異常警報が出せなくなったり(失報)、遅れることを防止可能とする。
(ガス警報制御の動作)
図6はガス警報制御の第2実施形態による処理動作を示したフローチャートである。図6に示すように、制御部10は、ステップS21で周期Tの間に、ヒータ制御に対応して検知対象ガスのガス濃度を検知してバッファメモリに書込み、続いてS22に進んで、検知した水素ガス濃度を読出し、水素ガス濃度が閾値濃度αth未満の場合はS23に進み、初期設定した検知対象ガスに対し設定した第1閾値濃度TH1及び第2閾値濃度TH2を読出し、S24で検知対象ガスのガス濃度を読出して第1閾値濃度TH1及び第2閾値濃度TH2と比較する。
続いて、S25に進み、検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度TH1以上に増加した場合、S26に進んで検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度TH1以上となって所定時間Tdに亘り継続したこと(蓄積したこと)を判別すると、S27で予備警報中でないことを判別してS28に進み、表示部20及び音響警報部22に指示して予備警報を行う。
続いて、S29で検知対象ガスのガス濃度が第2閾値濃度TH2未満の場合、S22に戻り、次の周期Tの間に、検知対象ガスと水素ガスのガス濃度を検知してバッファメモリに書込む。続いて前述したと同様にS22〜S25の処理を行い、S26で検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度TH1以上であることを判別してS27に進むと、現在、予備警報中であることから、S28をスキップしてS29に進む。S29で検知対象ガスのガス濃度が第2閾値濃度TH2以上に増加したことを判別するとS30に進み、表示部20及び音響警報部22に指示して異常警報を行う。
また、S26で検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度TH1以上となって所定時間Tdに亘り継続しない場合はS29に進み、検知対象ガスのガス濃度が第2閾値濃度TH2以上に増加したことを判別するとS30に進み、表示部20及び音響警報部22に指示して異常警報を行う。
一方、S22で水素ガスのガス濃度が閾値濃度αth以上に増加したことを判別した場合はS31に進み、初期設定している検知対象ガスに対応した第1閾値濃度TH1に、1より大きい所定の係数K1、例えばK1=1.2を掛けあわせ、初期設定した閾値濃度より高くした第1閾値濃度TH1に変更する。
続いてS32に進み、所定の閾値濃度αth以上に増加した水素ガスのガス濃度の検知が所定時間2に亘り継続した場合は、S33に進み、初期設定している検知対象ガスの第2閾値濃度TH2に、1より大きい所定の係数K2、例えばK2=1.2を掛け合わせ、初期設定した閾値濃度より高くした第2閾値濃度TH2に変更する。
続いて、S24で、変更した第1及び第2閾値濃度TH1,TH2と検知対象ガスのガス濃度とを比較し、前述したと同様にして、S25〜S30により、予備警報の出力又は異常警報の出力を行う。
また、S31,S33で第1閾値濃度TH1及び第2閾値濃度TH2を高い閾値濃度に変更した後のガス警報制御中に、S22で水素ガスのガス濃度が閾値濃度αth未満に低下したことを判別すると、S23に進み、現在変更している第1閾値濃度TH1及び第2閾値濃度TH2を初期設定に戻して、その後のガス警報制御を行う。
[ガス警報制御の第3実施形態]
(制御部の機能)
本実施形態のガス警報制御において、図1に示したガス警報器の制御部10は、ガスセンサ12で検知された水素ガスの濃度が予め設定された所定の閾値濃度αth以上に増加した場合、検知対象ガスの第1閾値濃度TH1をそれより高い閾値濃度に変更し、検知対象ガスのガス濃度が変更した高い第1閾値濃度TH1以上となる状態が所定時間に亘り継続(蓄積)した場合に予備警報を出力する制御を行う。
また、制御部10は、水素ガスの濃度が予め設定した所定の閾値速度Vth以上の速度で上昇している場合、検知対象ガスの第2閾値濃度TH2をそれより高い閾値濃度に変更する制御を行う。
検知対象ガスがメタンガスの場合、初期設定をTH1=0.05%、TH2=0.3%とすると、水素ガスの濃度が所定の閾値濃度αth以上に増加した場合、例えばTH1=0.06%と高くし、TH2=0.36%と高くする。
また、検知対象ガスが一酸化炭素ガスの場合、初期設定をTH1=100ppm、TH
2=300ppmとすると、水素ガスの濃度が閾値速度Vth以上の速度で上昇している
場合、例えばTH1=120ppmと高くし、TH2=360ppmと高くする。
このため、所定濃度を超える水素ガスが混在した場合、検知対象ガスの予備警報については、閾値濃度を高くし且つ蓄積を行うことで、検知対象ガスの予備警報を出し難くして不要な混乱を未然に防止可能とする。
また、所定濃度を超える水素ガスが混在した場合、検知対象ガスの異常警報については、水素ガスの濃度が閾値速度Vth以上の属度で上昇している場合に閾値濃度を高くして異常警報を出し難くすることで、水素ガスの濃度増加が速い場合に検知対ガスの異常警報を出し難くし、一方、水素ガス濃度が閾値濃度を超えても、それ以上増加しないような場合には、閾値濃度を初期設定のままとして異常警報を出難くする変更を行わないようにすることで、本来の検知対象ガスのガス濃度の増加に対し、確実に異常警報を可能とする。
(ガス警報制御の動作)
図7はガス警報制御の第3実施形態による処理動作を示したフローチャートである。図7に示すように、制御部10は、ステップS41で周期Tの間に、ヒータ制御に対応して検知対象ガスのガス濃度を検知してバッファメモリに書込み、続いてS42で水素ガス濃度が閾値濃度αth未満の場合はS43に進み、初期設定した検知対象ガスの第1閾値濃度TH1及び第2閾値濃度TH2を読出し、S44で検知対象ガスのガス濃度を読出して比較する。
続いて、S45に進み、検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度TH1以上に増加した場合、S46に進んで検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度TH1以上となって所定時間に亘り継続したこと(蓄積したこと)を判別し、続いてS47で予備警報中でないことを判別してS48に進み、表示部20及び音響警報部22に指示して予備警報を行う。
続いて、S49で検知対象ガスのガス濃度が第2閾値濃度TH2未満の場合、S42に戻り、次の周期Tの間に、検知対象ガスと水素ガスのガス濃度を検知してバッファメモリに書込む。続いて前述したと同様にS43〜S45の処理を行い、S46で検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度TH1以上であることを判別してS47に進むと、現在、予備警報中であることから、S48をスキップしてS49に進む。S49で検知対象ガスのガス濃度が第2閾値濃度TH2以上に増加したことを判別するとS50に進み、表示部20及び音響警報部22に指示して異常警報を行う。
また、S46で検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度TH1以上となって所定時間Tdに亘り継続しない場合はS49に進み、検知対象ガスのガス濃度が第2閾値濃度TH2以上に増加したことを判別するとS50に進み、表示部20及び音響警報部22に指示して異常警報を行う。
一方、S42で水素ガスのガス濃度が閾値濃度αth以上に増加したことを判別した場合はS51に進み、初期設定している検知対象ガスの第1閾値濃度TH1に、1より大きい所定の係数K1、例えばK1=1.2を掛けあわせ、初期設定した閾値濃度より高くした第1閾値濃度TH1に変更する。
続いてS52に進み、水素ガスの濃度が予め設定した所定の閾値速度Vth以上の速度で上昇していることを判別すると、S53に進み、初期設定している検知対象ガスに対し設定した第2閾値濃度TH2に、1より大きい所定の係数K2、例えばK2=1.2を掛け合わせ、初期設定した閾値濃度より高くした第2閾値濃度TH2に変更する。
続いて、S44で、変更した第1及び第2閾値濃度TH1,TH2と検知対象ガスのガス濃度とを比較し、前述したと同様にして、S45〜S50により、予備警報の出力又は予備警報と異常警報の出力を行う。
また、S51,S53で第1閾値濃度TH1及び第2閾値濃度TH2を高い閾値濃度に変更した後のガス警報制御中に、S42で水素ガスのガス濃度が閾値濃度αth未満に低下したことを判別すると、S43に進み、現在変更している第1閾値濃度TH1及び第2閾値濃度TH2を初期設定に戻して、その後のガス警報制御を行う。
[ガス警報制御の第4実施形態]
(制御部の機能)
本実施形態のガス警報制御において、図1に示したガス警報器の制御部10は、ガスセンサ12で検知された水素ガスの濃度が予め設定された所定の第1閾値濃度αth以上に増加した場合、検知対象ガスの第1閾値濃度TH1をそれより高い閾値濃度に変更し、検知対象ガスのガス濃度が変更した高い第1閾値濃度TH1以上となる状態が所定の蓄積時間に亘り継続(蓄積)した場合に予備警報を出力する制御を行う。
また、制御部10は、水素ガスの濃度が第1閾値濃度αthより高い予め設定された所定の第2閾値濃度βth以上に増加した場合、検知対象ガスの第2閾値濃度TH2をそれより高い閾値濃度に変更する制御を行う。
検知対象ガスがメタンガスの場合、予備警報の初期設定をTH1=0.05%とすると、水素ガスの濃度が第1閾値濃度αth以上に増加した場合、例えばTH1=0.06%と高くする。また、異常警報の初期設定をTH2=0.3%とすると、水素ガスの濃度が第2閾値濃度βth以上に増加した場合、例えばTH2=0.36%と高くする。
また、検知対象ガスが一酸化炭素ガスの場合、予備警報の初期設定をTH1=100ppm、とすると、水素ガスの濃度が第2閾値濃度βth以上に増加した場合、例えばTH1=120ppmと高くする。また、異常警報の初期設定をTH2=300ppmとすると、水素ガスの濃度が第2閾値濃度βth以上に増加した場合、例えばTH2=360ppmと高くする。
このため、第1閾値濃度αthを超える水素ガスが混在した場合、検知対象ガスの予備警報について、閾値濃度を高くし且つ蓄積を行うことで、予備警報を出し難くし、検知対象ガスの予備警報を出し難くして不要な混乱を未然に防止可能とする。
また、第1閾値濃度αthより高い第2閾値濃度βを超える水素ガスが混在した場合、検知対象ガスの異常警報について、閾値濃度を高くして異常警報を出し難くする。また、水素ガスの濃度が第1閾値濃度αthより高いが第2閾値濃度β未満の場合に、予備警報を出し難くしても、異常警報は出し難くせずに初期設定のままとし、水素ガスの混合による誤警報の可能性が低い段階での異常警報の第2閾値濃度を高くする変更は行わずに、検知対象ガスの異常警報を適切に出すことを可能とする。
(ガス警報制御の動作)
図8はガス警報制御の第4実施形態による処理動作を示したフローチャートである。図8に示すように、制御部10は、ステップS61で周期Tの間に、ヒータ制御に対応して検知対象ガスのガス濃度を検知してバッファメモリに書込み、続いてS62で水素ガス濃度が第1閾値濃度αth未満の場合はS63に進み、初期設定した検知対象ガスの第1閾値濃度TH1及び第2閾値濃度TH2を読出し、S64で検知対象ガスのガス濃度を読出して比較する。
続いて、S65に進み、検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度TH1以上に増加した場合、S66に進んで検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度TH1以上となって所定時間Tdに亘り継続したこと(蓄積したこと)を判別し、続いてS67で予備警報中でないことを判別してS68に進み、表示部20及び音響警報部22に指示して予備警報を行う。
続いて、S69で検知対象ガスのガス濃度が第2閾値濃度TH2未満の場合、S62に戻り、次の周期Tの間に、検知対象ガスと水素ガスのガス濃度を検知してバッファメモリに書込む。続いて前述したと同様にS63〜S65の処理を行い、S66で検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度TH1以上であることを判別してS67に進むと、現在、予備警報中であることから、S68をスキップしてS69に進む。S69で検知対象ガスのガス濃度が第2閾値濃度TH2以上に増加したことを判別するとS70に進み、表示部20及び音響警報部22に指示して異常警報を行う。
また、S65で検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度TH1以上となって所定時間Tdに亘り継続しない場合はS69に進み、検知対象ガスのガス濃度が第2閾値濃度TH2以上に増加したことを判別するとS70に進み、表示部20及び音響警報部22に指示して異常警報を行う。
一方、S62で水素ガスのガス濃度が第1閾値濃度αth以上に増加したことを判別した場合はS71に進み、初期設定している検知対象ガスの第1閾値濃度TH1に、1より大きい所定の係数K1、例えばK1=1.2を掛けあわせ、初期設定した閾値濃度より高くした第1閾値濃度TH1に変更する。
続いてS72に進み、水素ガスの濃度が予め設定した所定の第2閾値速度βth以上に増加したことを判別すると、S73に進み、初期設定している検知対象ガスの第2閾値濃度TH2に、1より大きい所定の係数K2、例えばK2=1.2を掛け合わせ、初期設定した閾値濃度より高くした第2閾値濃度TH1に変更する。
続いて、S64で、変更した第1閾値濃度TH1及び第2閾値濃度TH2と検知対象ガスのガス濃度とを比較し、前述したと同様にして、S65〜S70により、予備警報の出力又は予備警報と異常警報の出力を行う。
また、S71,S73で第1閾値濃度TH1及び第2閾値濃度TH2を高い閾値濃度に変更した後のガス警報の制御中に、S62で水素ガスのガス濃度が閾値濃度αth未満に低下したことを判別すると、S63に進み、現在変更している第1閾値濃度TH1及び第2閾値濃度TH2を初期設定に戻して、その後のガス警報制御を行う。
[ガス警報制御の第5実施形態]
(制御部の機能)
本実施形態のガス警報制御において、図1に示したガス警報器の制御部10は、ガスセンサ12で検知された水素ガスの濃度が予め設定された所定の閾値濃度αth以上に増加した場合、検知対象ガスのガス濃度を所定割合だけ低いガス濃度に補正し、検知対象ガスのガス濃度が予め設定した第1閾値濃度TH1以上となる状態が所定の蓄積時間Td1に亘り継続(蓄積)した場合に予備警報を出力する制御を行う。
また、制御部10は、補正した場合を含む検知対象ガスのガス濃度が予め設定した第1閾値濃度TH1以上となった場合に予備警報を出力する制御を行い、予め設定した第2閾値濃度TH2以上となった場合に異常警報を出力する制御を行う。
検知対象ガスがメタンガスの場合、第1閾値濃度TH1を例えばTH1=0.05%に設定し、第2閾値濃度TH2を例えばTH2=0.3%に設定する。また、検知対象ガスが一酸化炭素ガスの場合、第1閾値濃度TH1を例えばTH1=100ppmに設定し、第2閾値濃度TH2を例えばTH2=300ppmに設定する。
このため、検知対象ガスとしての水素ガスが混在した場合に、検知対象ガスのガス濃度を低い値となるように補正することで、検知対象ガスの予備警報及び異常警報を出し難くする。
(ガス警報制御の動作)
図9はガス警報制御の第5実施形態による処理動作を示したフローチャートである。図9に示すように、制御部10は、ステップS81で周期Tの間に、ヒータ制御に対応して検知対象ガスのガス濃度を検知してバッファメモリに書込み、続いてS82に進んで、検知した水素ガス濃度を読出し、水素ガス濃度が閾値濃度αth未満の場合はS83に進み、検知対象ガスのガス濃度と第1閾値濃度TH1及び第2閾値濃度TH2を比較する。
続いて、S84に進み、検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度TH1以上に増加したことを判別すると、S85に進んで所定時間Tdに亘り継続したこと(蓄積したこと)を判別し、S86で予備警報中でないことを判別してS87に進み、表示部20及び音響警報部22に指示して予備警報を行う。
続いて、S88で検知対象ガスのガス濃度が第2閾値濃度TH2未満の場合、S81に戻り、次の周期Tの間に、検知対象ガスと水素ガスのガス濃度を検知してバッファメモリに書込む。続いて前述したと同様にS82〜S84の処理を行い、S85で検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度TH1以上であることを判別してS86に進むと、現在、予備警報中であることから、S87をスキップしてS88に進む。S88で検知対象ガスのガス濃度が第2閾値濃度TH2以上に増加したことを判別するとS89に進み、表示部20及び音響警報部22に指示して異常警報を行う。
また、S85で検知対象ガスのガス濃度が第1閾値濃度TH1以上となって所定時間Tdに亘り継続しない場合はS88に進み、検知対象ガスのガス濃度が第2閾値濃度TH2以上に増加したことを判別するとS89に進み、表示部20及び音響警報部22に指示して異常警報を行う。
一方、S82で水素ガスのガス濃度が閾値濃度αth以上に増加したことを判別した場合はS90に進んで現在検知している検知対象ガスのガス濃度を読出し、S91でガス濃度を所定割合だけ減少させる補正を行う。この補正は例えば1以下の補正係数Kとして、例えばK=0.8を検知対象ガスのカス濃度に掛けあわせて、低い値に補正する。
続いて、S83で、低い値に補正した検知対象ガスのガス濃度と第1閾値濃度TH1及び第2閾値濃度TH2を比較し、前述したと同様にして、S84〜S89により、予備警報の出力又は異常警報の出力を行う。
また、S91で検知対象ガスのガス濃度を低い値に補正した後のガス警報制御中に、S82で水素ガスのガス濃度が閾値濃度αth未満に低下したことを判別すると、S90、S91によるガス濃度の補正は行わず、S81〜S89によるガス警報制御を繰り返す。
[本発明の変形例]
(蓄積警報)
上記の実施形態にあっては、予備警報又は異常警報について、警報出力条件が所定時間継続した場合に警報する蓄積警報を行っているが、残りの予備警報又は異常警報、或いは予備警報と異常警報の両方について、蓄積警報を行うようにしても良い。
また、蓄積警報は、水素ガスを検知して検知対象ガスの警報閾値濃度を変更した場合のみならず、初期設定した警報閾値濃度を使用した予備警報及び又は異常警報について行うようにしても良い。
(その他)
また本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:制御部
12:ガスセンサ
12a:感ガス素子
12b:ヒータ
14:センサ駆動部
16:メモリ部
18:スイッチ部
20:表示部
22:音響警報部
24:移報部
26:電源回路部
28:ヒータ駆動部
30a,30b,30c:スイッチ部

Claims (6)

  1. ガスセンサで検知した検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の第1閾値濃度以上となった場合にガス濃度の予備警報を出力すると共に、検知対象ガスのガス濃度が前記第1閾値濃度より高い予め設定された所定の第2閾値濃度以上となった場合にガス濃度の異常警報を出力するガス警報器に於いて、
    前記ガスセンサで検知した非検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の閾値濃度以上となった場合に、前記検知対象ガスの前記第1閾値濃度をそれより高い閾値濃度に変更すると共に、前記検知対象ガスの前記第2閾値濃度を予め設定された閾値濃度と同じか又はそれよりも低い警報の出易い閾値濃度に変更する制御部を設けたことを特徴とするガス警報器。
  2. ガスセンサで検知した検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の第1閾値濃度以上となった場合にガス濃度の予備警報を出力すると共に、検知対象ガスのガス濃度が前記第1閾値濃度より高い予め設定された所定の第2閾値濃度以上となった場合にガス濃度の異常警報を出力するガス警報器に於いて、
    前記ガスセンサで検知した非検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の閾値濃度以上となった場合に、前記検知対象ガスの前記第1閾値濃度をそれより高い閾値濃度に変更し、前記非検知対象ガスのガス濃度が前記閾値濃度以上となって所定時間継続した場合に、前記検知対象ガスの前記第2閾値濃度をそれよりも高い閾値濃度に変更する制御部を設けたことを特徴とするガス警報器。
  3. ガスセンサで検知した検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の第1閾値濃度以上となった場合にガス濃度の予備警報を出力すると共に、検知対象ガスのガス濃度が前記第1閾値濃度より高い予め設定された所定の第2閾値濃度以上となった場合にガス濃度の異常警報を出力するガス警報器に於いて、
    前記ガスセンサで検知した非検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の閾値濃度以上となった場合、前記検知対象ガスの前記第1閾値濃度をそれより高い閾値濃度に変更し、前記非検知対象ガスのガス濃度が予め設定した所定の閾値速度以上の速度で上昇している場合に、前記検知対象ガスの前記第2閾値濃度をそれよりも高い閾値濃度に変更する制御部を設けたことを特徴とするガス警報器。
  4. ガスセンサで検知した検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の第1閾値濃度以上となった場合にガス濃度の予備警報を出力すると共に、検知対象ガスのガス濃度が前記第1閾値濃度より高い予め設定された所定の第2閾値濃度以上となった場合にガス濃度の異常警報を出力するガス警報器に於いて、
    前記ガスセンサで検知した非検知対象ガスのガス濃度が予め設定された所定の第1閾値濃度以上となった場合に、前記検知対象ガスの前記第1閾値濃度をそれより高い閾値濃度に変更し、前記非検知対象ガスのガス濃度が前記第1閾値濃度より高い予め設定された所定の第2閾値濃度以上となった場合に、前記検知対象ガスの前記第2閾値濃度をそれより高い閾値濃度に変更する制御部を設けたことを特徴とするガス警報器。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載のガス警報器に於いて、前記制御部は、前記検知対象ガスのガス濃度が前記変更した第1閾値濃度以上となって所定時間継続した場合に予備警報を出力することを特徴とするガス警報器。
  6. 請求項2乃至4の何れかに記載のガス警報器に於いて、前記制御部は、前記検知対象ガスのガス濃度が前記変更した第2閾値濃度以上となって所定時間継続した場合に異常警報を出力することを特徴とするガス警報器。
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