JP6446894B2 - ガス警報器、その制御装置 - Google Patents
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Description
ガス警報器は、ガスセンサなどのガス検知素子により検知対象ガスを検出し、検知対象ガスのガス濃度が所定値(閾値)を超えたら、警報音や警報表示により警報を行うようになっている。
また、特許文献1,2,3,4,5,6等に開示されている従来技術がある。
ガスはCO(一酸化炭素)、H2(水素)、メタンについて、それぞれ、そのガス濃度の変化に応じたセンサ抵抗値の変化を示す。CO(一酸化炭素)、H2(水素)については、それぞれ一点鎖線で示す。一方、メタンに関しては、正常なガスセンサ(正常品)に関する特性は実線で示し、上記“鈍化”状態となっているガスセンサ(感度低下品)に関する特性は点線で示している。
本発明の課題は、センサ素子と該センサ素子を加熱する為のヒータとを有するガスセンサを有するガス警報器に関して、センサ素子の感度低下状態である鈍化を検出することができるガス警報器、その制御装置等を提供することである。
図1は、本例のガス警報器の構成図である。
図示のガス警報器10は、ガス器具やガス配管から漏れた都市ガスなどの可燃性ガスを検知して警報を発するガス漏れ警報器であって、特に電池を電源とする電池式ガス警報器である。
すなわち、上記のように、ヒータ駆動温度がHigh(400℃)のときのセンサ抵抗値は、鈍化品であっても正常品と殆んど変わらないが、ヒータ駆動温度がLow(250℃)のときのセンサ抵抗値は、鈍化品は正常品よりも非常に大きくなる。よって、このようなセンサ抵抗値の温度特性を利用して、鈍化品であるか正常品であるかを判定することができる。
センサ診断処理は、所定のセンサ診断開始タイミングとなる毎に(ステップS11,YES)実行される。尚、センサ診断開始タイミングは、例えば一日1回所定時間(例えば0時)等とするが、この例に限らない。
一方、適正環境であるならば(ステップS12,YES)、まず、ステップS13〜S19の制御を行って必要なデータを取得して、取得データに基づいてステップS20の“鈍化”判定を行う。尚、ステップS13〜S19におけるセンサ駆動方法は、後述する図5(a)に示す駆動方法に応じたものであるが、この例に限らない。センサ駆動方法は、後述する図5(b)や図5(c)に示す例に応じたものであってもよいし、これら以外の方法であってもよい。
ここで、図4に示す処理は、制御回路部12のセンサ診断処理の一例であるが、この例に限らない。ここでは、図4に示す処理を、制御回路部12のセンサ診断処理の第1の具体例と言うものとする。そして、以下に、制御回路部12のセンサ診断処理の第2の具体例、第3の具体例について説明する。但し、第2の具体例、第3の具体例については、特にフローチャート図は示さずに、図4を利用して説明するものとする。すなわち、図4において、第1の具体例とは異なる点について、説明するものとする。
第2の具体例による制御回路部12のセンサ診断処理は、基本的に、図4の処理と殆ど同じであり、唯一異なる点は、ステップS20の処理である。すなわち、ステップS20の処理の代わりに、以下に説明する処理を実行する。
この鈍化判定方法は、例えば変化率を用いるものとする。すなわち、基準比に対する上記現在のLow/High抵抗比の変化率を用いる。この変化率は、仮に、基準比をα、現在のLow/High抵抗比をβとした場合、例えば
変化率γ=β/α
によって求める。
上述したように、第2の具体例では、センサ抵抗値のLow/High抵抗比を用いて、出荷時の値に対する現在値の変化率に基づいて、鈍化を判定する。
上述した第1の具体例、第2の具体例では、LOWセンサ抵抗値とHighセンサ抵抗値を用いたが、第3の具体例ではHighセンサ抵抗値は用いない。
その為に、ガス警報器10は、例えば所定の操作に応じて例えば基準設定モードになるように構成しておき、この基準設定モードにおいて上記基準値を自動的に求めて記憶しておくようにしてもよい。上記の通り、特にガス警報器10の出荷時等に、作業員等が上記所定の操作を行って、基準設定モードにする。これによって、制御回路部12は、基準設定モードの処理を実行する。この基準設定モードの処理については、特に図示しないで、図4を利用して説明するものとする。
この鈍化判定方法は、例えば変化率を用いるものとする。すなわち、基準値に対する上記現在のLOWセンサ抵抗値の変化率を用いる。この変化率は、仮に、基準値をa、現在のLOWセンサ抵抗値をbとした場合、例えば
変化率c=b/a
によって求める。
図5(a)〜(c)に、ヒータ抵抗11bの駆動方法の具体例を示す。
図5(b)に示す例では、Highヒータ駆動を100ms行って、このヒータ駆動の最後のタイミングでセンサ抵抗値の取得を行う。その後、一旦、ヒータ駆動を止めて、所定時間経過したら、今度は、Lowヒータ駆動を所定時間行って、このヒータ駆動の最後のタイミングでセンサ抵抗値の取得を行う。尚、図5(b)に示すようなヒータ駆動方法を、High−OFF−Lowヒータ駆動方法と呼ぶものとする。
図6〜図9には、上記「LOWセンサ抵抗値/Highセンサ抵抗値」である図示の“Low/High抵抗比”と警報濃度(ppm)との関係を示す。警報濃度とは、実験対象のガス警報器が警報を発するメタンガス濃度である。実際には、所定のメタンガス濃度でのセンサ抵抗値を計測し、図16の関係から計算で算出している。上述したように、鈍化品は正常品よりも警報濃度が高くなる。例えば正常品であればメタンガス濃度が4000(ppm)で警報を発するのに対して、鈍化品の場合、極端な例では計算上10万(ppm)以上の場合もあった。実験対象の多数のガス警報器は、鈍化品もあれば正常品もある。
図6、図7は、センサ駆動方法が上記High−Lowヒータ駆動の場合の実験結果を示す。図6にはヒータ抵抗11bのLow駆動温度が20℃、50℃、100℃のそれぞれの実験結果を示す。図7は、ヒータ抵抗11bのLow駆動温度が150℃、200℃、250℃、300℃のそれぞれの実験結果を示す。
次に、以下、図10、図11に示す実験結果について説明する。
図10(a)、(c)に示すように、Highヒータ駆動時の波形は安定しており、特に駆動時間が100(ms)〜200(ms)の領域ではどのタイミングでサンプリングしても問題ないことが分かる。
図上左側に示す第1の具体例に係わる相関グラフは、上記図6〜図9に示す相関グラフと同様、“Low/High抵抗比”と警報濃度との相関関係を示すものである。
これら3種類の相関グラフを参照すれば明らかなように、第3の具体例は、第1、第2の具体例と比較して、相関関係が強く、バラツキが小さいことが分かる。尚、何れも正の相関関係である。これは数値によっても裏付けられている。すなわち、図上下側に示すように、図上左側に示す第1の具体例に係わる相関グラフに関しては、相関係数=‘0.8800’、標準誤差=‘1014.3’である。図上中央に示す第2の具体例に係わる相関グラフに関しては、相関係数=‘0.8841’、標準誤差=‘997.9’である。図上右側に示す第3の具体例に係わる相関グラフに関しては、相関係数=‘0.9693’、標準誤差=‘525.0’である。
このように、図13に示す各グラフは、横軸は気温のみであるが、実質的に湿度の影響も含まれている。よって、上記のように、例えば図上左側に示すグラフは、“Low/High抵抗比”と温湿度との関係を示すものと言うこともできる。そして、このような関係に基づいて、上記のように、上記制御回路部12のセンサ診断処理において、温湿度の影響を考慮した補正を行うようにしてもよい。但し、本例では、この補正は、上記図13の関係グラフではなく、図14に示す関係グラフに基づいて行う。
ここで、両グラフとも、横軸は周囲温度(気温)となっており、これは上記図13と同じである。すなわち、周囲温度(気温)が−10℃、20℃、50℃の環境化で且つ各気温毎に上記のように絶対湿度が異なる環境下で、上記センサ抵抗値の測定を行っている。これより、図上左側のグラフは上記Highセンサ抵抗値と温湿度との関係を示し、図上右側のグラフは上記Lowセンサ抵抗値と温湿度との関係を示すものと言うこともできる。
そして、例えば、上記第1の具体例の場合、上記図4の処理において、少なくともステップS20の処理を行う前に、補正を行う。その為に、少なくともステップS20の処理を行う前に、まず、周囲温度検出部14が検出した現在の周囲温度(気温)を取得する処理を行う。そして、ステップS15で取得したHighセンサ抵抗値と、ステップS18で取得したLowセンサ抵抗値を、それぞれ、上記現在の周囲温度に応じた補正係数式を用いて、補正する。
Lowセンサ抵抗値(補正値)=Lowセンサ抵抗値(実測値)×Low補正係数
そして、例えば、ステップS20の判定処理は、これら補正値を用いて行う。
Lowセンサ抵抗値(補正値)=R2×(1/d)(但し、dは、P=30により算出する)
これより、この例では、ステップS20の判定処理は、実質的に“「{R2×(1/d)}/{R1×(1/b)}」>閾値”であるか否かを判定する処理となる。
β=LOWセンサ抵抗値(補正値)/Highセンサ抵抗値(補正値)
によって上記現在のLow/High抵抗比βを算出する。つまり、本例ではβ算出の際に補正値を用いるようにする。尚、α算出の際にも同様にして補正値を用いるようにしてもよい。そして、これらα、βを用いた上記変化率γ(=β/α)を算出する。
また、本例の補正処理を上記第3の具体例に適用した場合には、上記の通り、Highセンサ抵抗値は用いないので、Lowセンサ抵抗値の補正のみを行う。すなわち、Lowセンサ抵抗値に関する補正係数式を決定して気温に応じた補正係数を算出し、この補正係数を上記ステップS18で取得したLowセンサ抵抗値に乗じることで、当該Lowセンサ抵抗値を補正する。
図示のガス警報器は、センサ素子31aと該センサ素子31aを加熱する為のヒータ31bとを有するガスセンサ31と、ヒータ31bを加熱制御してセンサ素子31aの抵抗値を測定する制御部32とを有する。
ここで、上記第2の所定温度は、例えば、該第2の所定温度に加熱したときのセンサ素子31aの抵抗値が、該センサ素子31aが正常な場合と上記感度低下状態となっている場合とで明らかに異なるようになる温度とする。例えば、上記第2の所定温度は、150℃〜300℃の温度範囲内の任意の温度とする。
上記鈍化判定部43による鈍化判定方法は、様々な手法があってよく、例えば以下に説明する各種手法を提案する。
第2の手法では、上記高温時抵抗値取得部41と低温時抵抗値取得部42等を用いる。
高温時抵抗値取得部41は、ヒータ31bで上記第2の所定温度より高い第1の所定温度に加熱したときのセンサ素子31aの抵抗値を、高温時抵抗値として取得する。
そして、第2の手法では、鈍化判定部43は、高温時抵抗値と低温時抵抗値との比に基づいて、鈍化判定を行う。例えば、高温時抵抗値と低温時抵抗値との比(例えば上記「LOWセンサ抵抗値/Highセンサ抵抗値」)が、所定の第2閾値を越えた場合に、センサ素子31aの感度低下状態である鈍化と判定する。
第3の手法でも、上記第2の手法と同様に、低温時抵抗値取得部42による上記低温時抵抗値の取得と、高温時抵抗値取得部41による上記高温時抵抗値の取得を行って、これらの比(現在のLow/High抵抗比;例えば上記「LOWセンサ抵抗値/Highセンサ抵抗値」等)を求める処理を行う。
尚、第3の手法においても、上記気温計測部46による計測結果を用いた補正を行うようにしてもよい。これについては、上記第2の手法と略同様にして、上記高温時抵抗値(補正値)と低温時抵抗値(補正値)との比を求めて、この比を上記現在のLow/High抵抗比として、上記鈍化判定の処理を行う。また、上記基準比を求める際にも、この補正を行うようにしてもよい。
また、上記ガス漏れ判定部44は、定周期で、ヒータ31bで第3の所定温度に加熱したときのセンサ素子31aの抵抗値に基づいて、ガス漏れの有無を判定する既存機能である。そして、上記第1の所定温度は、例えば上記第3の所定温度と略同一としても構わない。
11 ガスセンサ
11a センサ抵抗
11b ヒータ抵抗
12 制御回路部
13 警報部
13a 警報音出力部
13b 警報表示部
13c 外部警報出力部
15 電池部
16 昇圧回路部
17 定電圧回路部
R 負荷抵抗
R2 シャント抵抗
SW1 トランジスタスイッチ
SW2 トランジスタスイッチ
21 Si基板
22 支持基板
23 薄膜ヒータ
24 SnO2薄膜(酸化スズ薄膜)
25 触媒層
31 ガスセンサ
31a センサ素子
31b ヒータ
32 制御部
41 高温時抵抗値取得部
42 低温時抵抗値取得部
43 鈍化判定部
44 ガス漏れ判定部
Claims (20)
- メタンガスの濃度に応じて抵抗値が変化するセンサ素子と、該センサ素子を加熱する為のヒータと、メタンガスのみを透過させるように前記センサ素子を覆った触媒層とを有するガスセンサと、
前記ヒータを加熱制御して前記センサ素子の抵抗値を測定する制御部と、
を有するガス警報器であって、
前記制御部は、
定周期で、前記ヒータで第3の所定温度に加熱したときの前記センサ素子の抵抗値に基づいて、ガス漏れの有無を判定するガス漏れ判定手段と、
任意のときに前記ヒータで、前記第3の所定温度よりも低い第2の所定温度に加熱したときの前記センサ素子の抵抗値を、低温時抵抗値として取得する低温時抵抗値取得手段と、
少なくとも前記低温時抵抗値を用いて、前記センサ素子の感度低下状態である鈍化であるか否かを判定する鈍化判定手段と、
を有し、
前記第2の所定温度は、前記第2の所定温度に加熱したときの前記センサ素子の抵抗値が、前記センサ素子が正常な場合と前記感度低下状態になっている場合とで異なるように設定される、ことを特徴とするガス警報器。 - 予め計測された前記低温時抵抗値を、基準値として記憶する基準値記憶手段を更に有し、
前記鈍化判定手段は、該基準値と、前記低温時抵抗値取得手段で取得した前記低温時抵抗値とに基づいて、前記鈍化の判定を行うことを特徴とする請求項1記載のガス警報器。 - 前記鈍化判定手段は、前記基準値に対する前記低温時抵抗値の変化率によって、前記鈍化の判定を行うことを特徴とする請求項2記載のガス警報器。
- 前記ヒータで前記第2の所定温度より高い第1の所定温度に加熱したときの前記センサ素子の抵抗値を、高温時抵抗値として取得する高温時抵抗値取得手段を更に有し、
前記鈍化判定手段は、前記低温時抵抗値と前記高温時抵抗値とに基づいて、前記鈍化の判定を行うことを特徴とする請求項1記載のガス警報器。 - 前記鈍化判定手段は、前記低温時抵抗値と前記高温時抵抗値との比に基づいて、前記鈍化の判定を行うことを特徴とする請求項4記載のガス警報器。
- 予め計測された前記低温時抵抗値と前記高温時抵抗値との比を基準比として記憶する基準比記憶手段を更に有し
前記鈍化判定手段は、前記取得された前記低温時抵抗値と前記高温時抵抗値との比を求め、前記基準比に対する該比の変化率によって、前記鈍化の判定を行うことを特徴とする請求項4記載のガス警報器。 - 前記基準値記憶手段には、前記ガス警報器の出荷時に計測された前記低温時抵抗値が前記基準値として記憶されていることを特徴とする請求項2または3記載のガス警報器。
- 前記基準比記憶手段には、前記ガス警報器の出荷時に計測された前記低温時抵抗値と前記高温時抵抗値との比が、前記基準比として記憶されていることを特徴とする請求項6記載のガス警報器。
- 気温を計測する気温計測手段を更に有し、
前記鈍化判定手段は、前記計測した低温時抵抗値に対して該気温計測手段で計測した気温に応じた補正係数を用いた補正を行ったうえで、前記基準値を用いた鈍化判定を行うことを特徴とする請求項2または3記載のガス警報器。 - 気温を計測する気温計測手段を更に有し、
前記鈍化判定手段は、前記計測した前記低温時抵抗値と前記高温時抵抗値とに対して、それぞれ、該気温計測手段で計測した気温に応じた補正係数を用いた補正を行ったうえで求めた前記比に基づいて前記鈍化判定を行うことを特徴とする請求項5記載のガス警報器。 - 気温を計測する気温計測手段を更に有し、
前記鈍化判定手段は、前記計測した低温時抵抗値と前記高温時抵抗値とに対して、それぞれ、該気温計測手段で計測した気温に応じた補正係数を用いた補正を行ったうえで求めた前記比に基づいて、前記変化率を求めて、該変化率によって前記鈍化の判定を行うことを特徴とする請求項6記載のガス警報器。 - 前記補正係数を求めるための式が、予め所定の複数の気温と、各気温に応じて決められた所定の各湿度とによる所定の条件下で測定された前記低温時抵抗値または/及び前記高温時抵抗値に基づいて、決定されて記憶されていることを特徴とする請求項9〜11の何れかに記載のガス警報器。
- 前記鈍化判定手段は、前記基準値に対する前記低温時抵抗値の変化率が、所定の第1閾値を越えた場合に、前記鈍化であると判定することを特徴とする請求項3記載のガス警報器。
- 前記鈍化判定手段は、前記低温時抵抗値と前記高温時抵抗値との比が、所定の第2閾値を越えた場合に、前記鈍化であると判定することを特徴とする請求項5記載のガス警報器。
- 前記鈍化判定手段は、前記基準比に対する前記比の変化率が、所定の第3閾値を越えた場合に、前記鈍化であると判定することを特徴とする請求項6記載のガス警報器。
- 前記第2の所定温度は、150℃〜300℃の温度範囲内の任意の温度であることを特徴とする請求項1〜15の何れかに記載のガス警報器。
- 前記第1の所定温度は、前記第3の所定温度と略同一とすることを特徴とする請求項4、5、6、8の何れかに記載のガス警報器。
- 前記第2の所定温度によるヒータ駆動時間は、前記第1の所定温度によるヒータ駆動時間と比較して長時間とし、各ヒータ駆動時間の波形が安定したタイミングで前記センサ素子の抵抗値を計測することを特徴とする請求項4、5、6、8の何れかに記載のガス警報器。
- 前記高温時抵抗値取得手段によって前記高温時抵抗値の取得を行った後、ヒータ駆動を所定時間中止し、その後に前記第2の所定温度によるヒータ駆動を開始することを特徴とする請求項4、5、6、8の何れかに記載のガス警報器。
- メタンガスの濃度に応じて抵抗値が変化するセンサ素子と、該センサ素子を加熱する為のヒータと、メタンガスのみを透過させるように前記センサ素子を覆った触媒層とを有するガスセンサと、
前記ヒータを加熱制御して前記センサ素子の抵抗値を測定する制御装置と、
を有するガス警報器における該制御装置であって、
定周期で、前記ヒータで第3の所定温度に加熱したときの前記センサ素子の抵抗値に基づいて、ガス漏れの有無を判定するガス漏れ判定手段と、
任意のときに前記ヒータで、前記第3の所定温度よりも低い第2の所定温度に加熱したときの前記センサ素子の抵抗値を、低温時抵抗値として取得する低温時抵抗値取得手段と、
少なくとも前記低温時抵抗値を用いて、前記センサ素子の感度低下状態である鈍化であるか否かを判定する鈍化判定手段と、
を有し、
前記第2の所定温度は、前記第2の所定温度に加熱したときの前記センサ素子の抵抗値が、前記センサ素子が正常な場合と前記感度低下状態になっている場合とで異なるように設定される、ことを特徴とするガス警報器の制御装置。
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