JP2002228613A - ガス漏れ警報器 - Google Patents
ガス漏れ警報器Info
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Abstract
を監視等することにより、ガス漏れ検出の信頼性を向上
させること等のできる、ガス漏れ警報器を提供すること
を課題とする。 【解決手段】 本発明にかかるガス漏れ警報器は、ガス
検出素子16と、このガス検出素子16の出力を所定の
ガス漏れ閾値と比較することによってガス漏れの有無を
判定するCPU11とを備えて構成されるガス漏れ警報
器において、ガス検出素子16の出力に基づいて統計値
を算定し、当該統計値に基づいて、ガス検出素子16の
周囲環境のエアレベルの変化状態を判定するエアレベル
判定部22を備える。
Description
力に基づいてガス漏れの有無を判定等するガス漏れ警報
器に関し、特に、ガス検出素子の周囲環境のエアレベル
の変化を監視等することのできるガス漏れ警報器に関す
る。
て警報を発するガス漏れ警報器が広く利用されている。
一般的に、このガス漏れ警報器は、ガス検出素子を備え
ており、このガス検出素子の出力変化に基づいて、ガス
漏れの有無を判定するように構成されている。
め、複数種類のガスのガス漏れを、1つのガス検出素子
で検出できるようにしたガス漏れ警報器も提案されてい
る。このようなガス漏れ警報器においては、ガス検出素
子を、各種類のガスの検出に適した複数の温度に切り替
え加熱し、各温度に加熱されたガス検出素子の出力変化
に基づいて、ガス漏れの有無を判定している。
や雑ガス被毒等によって、ガスがない状態におけるガス
検出素子の出力レベル(以下、エアレベルと呼ぶ)が変
化する場合がある。このようにエアレベルが変化した場
合には、出荷時等に設定したガス検出素子の出力に対す
る警報点等も変化する。
ス漏れ警報器は、エアレベルを監視する手段を一切備え
ていなかったので、エアレベルが変化した場合であって
もこれを報知等することができなかった。したがって、
利用者が気が付かないうちにガス漏れ検出精度が低下等
し、誤報が生じる等の可能性があった。
で、ガス検出素子の周囲環境のエアレベルの変化を監視
等することにより、ガス漏れ検出の信頼性を向上させる
こと等のできる、ガス漏れ警報器を提供することを目的
としている。
に記載のガス漏れ警報器は、ガス検出素子と、当該ガス
検出素子の出力を所定のガス漏れ閾値と比較することに
よってガス漏れの有無を判定するガス漏れ判定手段とを
備えて構成されるガス漏れ警報器において、上記ガス検
出素子の出力に基づいて統計値を算定し、当該統計値に
基づいて、上記ガス検出素子の周囲環境のエアレベルの
変化状態を判定するエアレベル判定手段を備えたことを
特徴とする。
に基づいて統計値が算定され、この統計値に基づいて、
ガス検出素子の周囲環境のエアレベルの変化状態が判定
される。したがって、従来監視していなかったエアレベ
ルの変化状態を監視することができ、ガス漏れ検出の信
頼性を向上させることができる。
は、請求項1に記載のガス漏れ警報器において、上記エ
アレベル判定手段は、上記ガス検出素子の複数の出力の
平均値または移動平均値を、上記統計値として算定する
ことを特徴とする。
の出力の平均値または移動平均値が統計値として算定さ
れるので、個々の出力のバラツキを平準化した、信頼性
のあるエアレベルを算定することができる。
は、請求項1または2に記載のガス漏れ警報器におい
て、上記エアレベル判定手段は、上記ガス検出素子の異
なる時刻における複数の出力に基づいて、上記統計値を
算定することを特徴とする。
る時刻における複数の出力に基づいて、統計値が算定さ
れるので、同一時刻に生じる周囲環境の変化の影響を回
避することができる。
は、請求項1〜3のいずれか一つに記載のガス漏れ警報
器において、上記ガス検出素子を少なくとも第1の検出
温度または当該第1の検出温度より高い第2の検出温度
に加熱する加熱制御手段を備え、上記エアレベル判定手
段は、上記第1の検出温度に加熱された時の上記ガス検
出素子の出力に基づいて上記統計値を算定することを特
徴とする。
変化が出易い状態で、エアレベル検出を行うことができ
るので、エアレベルの監視を一層容易かつ正確に行うこ
とができる。
は、請求項1〜4のいずれか一つに記載のガス漏れ警報
器において、上記エアレベル判定手段によって上記エア
レベルが所定レベル以上変化していると判定された場合
に、当該エアレベルが変化している旨を出力する出力手
段を備えたことを特徴とする。
ベル以上変化していると判定された場合に、その旨が出
力されるので、エアレベルの異常性について報知するこ
とができ、警報器の点検を促す等、ガス漏れ検出の信頼
性を維持することができる。
は、請求項1〜5のいずれか一つに記載のガス漏れ警報
器において、上記ガス検出素子の出力に基づいてエアレ
ベルの変動幅を算定し、この変動幅に基づいて上記ガス
漏れ閾値または上記ガス検出素子の出力を補正する補正
手段を備えたことを特徴とする。
に基づいてエアレベルの変動幅が算定され、この変動幅
に基づいてガス漏れ閾値またはガス検出素子の出力が補
正される。したがって、閾値を相対的に適正値に維持す
ることができ、あるいは、ガス検出素子の出力を相対的
に適正状態に維持することができて、ガス漏れ検出の信
頼性を維持することができる。
警報器の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるもの
ではない。
いて説明する。図1は警報器の全体斜視図、図2は警報
器の要部構成を示すブロック図である。この警報器1
は、火災発生およびガス漏れを検出して警報を行う、火
災ガス漏れ警報器である。この警報器1によって検出さ
れるガスは、COガスおよび炭化水素ガスである。この
警報器1では、概略的に、後述するガス検出素子16の
温度を、COガス検出用の第1の検出温度T1と、炭化
水素ガス検出用の第2の検出温度T2(>T1)とに、周
期的に自動で切り替える。そして、第1の検出温度T1
に切り替えた状態においてCOガスを監視し、第2の検
出温度T2に切り替えた状態において炭化水素ガスを監
視する。
の監視機能を有していることである。特に、このエアレ
ベルの監視を正確に行うために、出力の取得タイミング
を工夫し、統計的な処理を行っている。そして、エアレ
ベルが所定のレベル以上である場合には、警報等を発す
る。
1に示すように、警報器1は、略方形の筐体2に、火災
検出部3、ガス検出部4、スピーカ5、電源ランプ6、
火災警報ランプ7、CO警報ランプ8、および、炭化水
素ガス警報ランプ9を備えて構成されている。このう
ち、火災検出部3は、例えば、サーミスタ式あるいは散
乱光式の火災検出手段である。また、ガス検出部4は、
ガス検出素子16により、COガスまたは炭化水素ガス
を検出するガス検出手段である。また、スピーカ5は、
後述する音声メッセージ等を出力する出力手段である。
また、電源ランプ6、火災警報ランプ7、CO警報ラン
プ8、および、炭化水素ガス警報ランプ9は、所定時に
点灯または点滅されることにより、警報器1の機能状態
または検出状態をユーザ等に報知する報知手段である。
図2に示すように、警報器1は、検出回路部10、CPU
(Central Processing Unit)11、記憶部12、表示部
13、および、音声出力部14を備えて構成されている
(なお、図2においては、火災検出機能のみに関する構
成要素を省略する)。
15、検出抵抗RL、RH、トランジスタTR1、TR2、
および、その他の回路要素を図示の如く接続して構成さ
れている。このうち、ガスセンサ15は、COガスまた
は炭化水素ガスを検出するもので、ガス検出素子16お
よびヒータ17を備える。このヒータ17は、ガス検出
素子16を、第1の検出温度T1または第2の検出温度
T2に加熱する加熱手段である。また、検出抵抗RLはC
Oガス検出、検出抵抗RHは炭化水素ガス検出に応じた
抵抗値をそれぞれ有し、ガス検出素子16に対して上記
温度の切り替えに伴って切り替え接続される。また、ト
ランジスタTR1は、ヒータ17をONまたはOFFに切り替
えてガス検出素子16の加熱状態を調整し、トランジス
タTR2は、検出抵抗RL、RHを選択的にガス検出素子
16に接続する。
御する制御手段である。このCPU11は、機能概念的
に、ガス信号処理部18、ヒータコントロール部19、
タイマー20、演算部21、および、エアレベル判定部
22を備えて構成されている。このうち、ガス信号処理
部18は、ガス検出素子16の出力を受け、これを所定
の閾値と比較することにより、ガス漏れの有無を判定す
るガス漏れ判定手段である。また、ヒータコントロール
部19は、トランジスタTR1をスイッチング制御する
ことによってヒータ17を制御する。また、タイマー2
0は、ガス検出等の各種処理のタイミングを制御する。
また、演算部21は、ガス検出等の各種処理の演算を行
なう。
素子16の出力に基づいて統計値を算定し、当該統計値
と所定のエアレベル閾値とを比較することによって、ガ
ス検出素子16の周囲環境のエアレベルの変化を判定す
るエアレベル判定手段である。また、記憶部12は、ガ
ス検出等の各種処理に必要なプログラムやパラメータ等
を記憶する記憶手段であり、特に、本実施の形態におい
ては、エアレベル閾値として、第1の閾値と第2の閾値
とを不揮発的に記憶する。
6、火災警報ランプ7、CO警報ランプ8、および、炭
化水素ガス警報ランプ9に接続され、これら各ランプ6
〜9を点灯または点滅させる。また、音声出力部14
は、スピーカ5に接続され、スピーカ5から音声メッセ
ージ等を出力させる。特に、これら音声出力部14およ
びスピーカ5は、エアレベル判定部22によってエアレ
ベルが所定レベル以上変化していると判定された場合
に、当該エアレベルが変化している旨を出力する出力手
段を構成する。なお、これら各部において行われる具体
的な処理の内容については、後述する。
た警報器1のエアレベルの監視に関する処理の内容につ
いて説明する。図3は、この処理のフローチャートであ
る。
部22は、ガス検出素子16の出力の取得タイミングが
到来したか否かを監視する(ステップSA−1)。この
取得タイミングは、任意であるが、環境によっては人体
に影響のない程度の一過性のガスが発生することも考え
られ(調理時の不完全燃焼等)、通常の火災発生やガス
漏れの検出周期(20〜30秒間隔)でガス検出素子1
6の出力を取得したのでは、このようなガス発生の影響
を受けてしまい、エアレベルを正確に監視できない可能
性がある。また、エアレベルの変化は、比較的長い時間
をかけてゆっくり変化する傾向にある。これらのことか
ら、本実施の形態では、通常の検出周期よりも十分に長
い周期(数時間〜数週間間隔)で出力を取得する。
では、同一時刻に生じる周囲環境の変化(例えば、毎
日、同じ時刻に調理を行う等)の影響を受ける可能性が
大きい。このため、本実施の形態では、異なる時刻にお
ける複数の出力に基づいて、統計値を出力する。すなわ
ち、毎回、同一時刻になり難いような周期(6時間、3
6時間、4.5日間隔等)で出力を取得し、この出力に
基づいて統計値を算定する。このようなタイミングは、
タイマー20の出力を用いて計時することができる。
エアレベル判定部22は、ガス検出素子16の出力(電
圧値)を取得する(ステップSA−2)。この出力は記
憶部12によって一時的に記憶される。次に、エアレベ
ル判定部22は、それまでに取得して記憶部12に記憶
させた、ガス検出素子16の出力が所定のデータ数に達
しているか否かを判断する(ステップSA−3)。この
データ数は、後述する統計値の算定方法に応じて異なる
が、例えば、複数の出力の平均値や移動平均値を算定す
る場合には、その平均値の母集団を形成し得る数の出力
を取得する。
データ数に達した場合には、これら出力に基づいて、所
定の統計計算方法にしたがって、所定種類の統計値を算
定する(ステップSA−4)。この統計値の具体的種類
は、エアレベルの監視に寄与し得る範囲内において任意
であるが、ここでは、平均値または移動平均値を算定す
る。例えば、平均値を算定する場合、6つの出力を取得
し、このうちの最小値と最大値を除いた4つの出力の平
均値を算定して、この平均値を当該6つの出力が得られ
た期間のエアレベルとすることができる。あるいは、移
動平均値を算定する場合、出力を取得する毎に、この出
力と、その直前に算定した移動平均値との平均値を算定
し、この移動平均値を新たな移動平均値とし、これを当
該出力が得られた期間のエアレベルとすることができ
る。このように平均値または移動平均値を算定すること
により、個々の出力のバラツキを平準化した、信頼性の
あるエアレベルを算定することができる。
の比較対象になる閾値を決定する(ステップSA−5〜
SA−7)。すなわち、その時点において、ガス検出素
子16が第1の検出温度T1または第2の検出温度T2の
いずれに加熱されているかによって、第1の閾値または
第2の閾値を選択する。具体的には、ガス検出素子16
が第1の検出温度T1に加熱されている場合には、記憶
部12に記憶された第1の閾値(例えば、4.5v)を
呼び出して閾値として設定し(ステップSA−6)、ガ
ス検出素子16が第2の検出温度T2に加熱されている
場合には、記憶部12に記憶された第2の閾値(例え
ば、4.0v)を呼び出して閾値として設定する(ステ
ップSA−7)。
(エアレベル)と、上記ステップSA−5〜SA−7で
選択した第1の閾値または第2の閾値とを比較する(ス
テップSA−8)。ここで、エアレベルが増えるとガス
検出素子16の出力は低下するため、エアレベルが閾値
以上である場合には、エアレベルの変動が小さく、正常
であると判定することができ、エアレベルが閾値を下回
っている場合には、エアレベルの変動が大きく、異常で
あると判定することができる。
された場合には、その旨の表示および音声出力を行う
(ステップSA−9)。すなわち、エアレベル判定部2
2は、エアレベルが閾値を下回っている場合には、表示
部13に制御信号を出力して、ランプ6〜9の全部また
は任意の一部を点灯または点滅させる等、所定の表示を
行わせる。また、エアレベル判定部22は、音声出力部
14に制御信号を出力して、「エアレベルに異常があり
ます」の如き音声やブザー音等を出力させる。これにて
一連の処理が終了する。
ついて説明する。ただし、特に説明なき構成および処理
については上記実施の形態1と同様である。また、実施
の形態1と同様の構成要素を同一の符号で示す。本実施
の形態は、エアレベルの変動率に応じて、ガス漏れ検出
のための閾値(ガス漏れ閾値)の補正を行う点に主たる
特徴を有する。
図である。この図4において、CPU11には、エアレ
ベル判定部22が省略されており、また、記憶部12に
おける第1の閾値および第2の閾値が省略されている。
その一方、CPU11には、エアレベル補正演算部23
が設けられている。このエアレベル補正演算部23は、
ガス検出素子16の出力に基づいてエアレベルの変動率
を算定し、この変動率に基づいてガス漏れ検出のための
閾値を補正する補正手段である。
た警報器1のエアレベルの監視に関する処理の内容につ
いて説明する。図5は、この処理のフローチャートであ
る。
の算定が上記ステップSA−1〜SA−4と同様に行わ
れる(SB−1〜SB−4)。このように算定された統
計値は記憶部12に記憶される。そして、エアレベル補
正演算部23は、統計値(エアレベル)が算定される毎
に、このエアレベルの変動率を算定し、この変動率に応
じた所定の補正、すなわちガス漏れ検出用の閾値の再設
定を行う(SB−5)。具体的には、記憶部12に記憶
されている前回の統計値から今回算定した統計値を減算
し、この差分を変動率とし、この変動率だけ閾値を減算
する。例えば、変動率が20%であり、閾値が2.0v
の場合、閾値を20%減算して1.8vとする。この補
正により、エアレベルと閾値とを連動して変動させるこ
とができるので、閾値を相対的に適正値に維持すること
ができ、ガス漏れ検出の信頼性を維持することができ
る。
ついて説明する。ただし、特に説明なき構成および処理
については上記実施の形態2と同様である。また、実施
の形態2と同様の構成要素を同一の符号で示す。本実施
の形態は、エアレベルの変動率に応じて、ガス漏れ検出
用に取得したガス検出素子16の出力の補正を行う点に
主たる特徴を有する。
算部23は、ガス検出素子16の出力に基づいてエアレ
ベルの変動率を算定し、この変動率に基づいてガス検出
素子16の出力を補正する補正手段である。
た警報器1のエアレベルの監視に関する処理の内容につ
いて説明する。図6は、この処理のフローチャートであ
る。
の算定が上記ステップSB−1〜SB−4と同様に行わ
れる(SC−1〜SC−4)。このように算定された統
計値は記憶部12に記憶される。そして、エアレベル補
正演算部23は、統計値(エアレベル)が算定される毎
に、このエアレベルの変動率を算定し、この変動率に応
じた所定の補正、すなわちガス検出素子16の出力の補
正を行う(SC−5)。具体的には、記憶部12に記憶
されている前回の統計値から今回算定した統計値を減算
し、この差分を変動率とし、この変動率だけ、ガス漏れ
検出用に取得した出力(電圧値)を加算する。例えば、
変動率が20%であり、ガス検出素子16の出力が2.
0vの場合、閾値を20%加算して2.2vとする。こ
の補正により、エアレベルとガス検出素子16の出力と
を連動して変動させることができるので、ガス検出素子
16の出力を相対的に適正状態に維持することができ、
ガス漏れ検出の信頼性を維持することができる。
の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した
実施の形態以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技
術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて
実施されてよいものである。例えば、上記の実施の形態
においては、本発明を火災ガス漏れ警報器に適用した例
を示すが、ガス漏れの検出機能を有する任意の警報器に
ついて同様に適用することができる。また、エアレベル
が閾値を下回っている場合、表示や音声出力以外に、防
災を集中的に監視している監視盤等の任意の防災機器に
対して移報を行うこともできる。
出温度T2と、エアレベル判定タイミングとの関係を特
定することにより、エアレベル判定の信頼性を向上させ
ることもできる。すなわち、ガス検出素子16を比較的
高温の第2の検出温度T2に加熱した状態においては、
当該ガス検出素子16から水分がパージされて、エアレ
ベルの変化が出難くなる。このため、ガス検出素子16
を比較的低温の第1の検出温度T1に加熱した状態にお
いて、エアレベル検出用の出力を取得するようにすれ
ば、比較的エアレベルの変化が出易い状態で、エアレベ
ル検出を行うことができるという利点がある。このよう
な制御は、ヒータ17への制御信号に基づいて容易に行
うことができる。
T1に加熱した状態におけるガス検出素子16の出力
と、ガス検出素子16を第2の検出温度T2に加熱した
状態におけるガス検出素子16の出力との差を求め、こ
の差の変化に基づいて、閾値と比較して警報を出力する
ことや、変動率を求めて補正を行うこともできる。
ば、ガス検出素子の出力に基づいて統計値が算定され、
この統計値に基づいて、ガス検出素子の周囲環境のエア
レベルの変化状態が判定される。したがって、従来監視
していなかったエアレベルの変化状態を監視することが
でき、ガス漏れ検出の信頼性を向上させることができ
る。
数の出力の平均値または移動平均値が統計値として算定
されるので、個々の出力のバラツキを平準化した、信頼
性のあるエアレベルを算定することができる。
なる時刻における複数の出力に基づいて、統計値が算定
されるので、同一時刻に生じる周囲環境の変化の影響を
回避することができる。
の変化が出易い状態で、エアレベル検出を行うことがで
きるので、エアレベルの監視を一層容易かつ正確に行う
ことができる。
レベル以上変化していると判定された場合に、その旨が
出力されるので、エアレベルの異常性について報知する
ことができ、警報器の点検を促す等、ガス漏れ検出の信
頼性を維持することができる。
力に基づいてエアレベルの変動幅が算定され、この変動
幅に基づいてガス漏れ閾値またはガス検出素子の出力が
補正される。したがって、閾値を相対的に適正値に維持
することができ、あるいは、ガス検出素子の出力を相対
的に適正状態に維持することができて、ガス漏れ検出の
信頼性を維持することができる。
視図である。
る処理のフローチャートである。
ブロック図である。
る処理のフローチャートである。
る処理のフローチャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】 ガス検出素子と、当該ガス検出素子の出
力を所定のガス漏れ閾値と比較することによってガス漏
れの有無を判定するガス漏れ判定手段とを備えて構成さ
れるガス漏れ警報器において、 上記ガス検出素子の出力に基づいて統計値を算定し、当
該統計値に基づいて、上記ガス検出素子の周囲環境のエ
アレベルの変化状態を判定するエアレベル判定手段、 を備えたことを特徴とするガス漏れ警報器。 - 【請求項2】 上記エアレベル判定手段は、上記ガス検
出素子の複数の出力の平均値または移動平均値を、上記
統計値として算定すること、 を特徴とする請求項1に記載のガス漏れ警報器。 - 【請求項3】 上記エアレベル判定手段は、上記ガス検
出素子の異なる時刻における複数の出力に基づいて、上
記統計値を算定すること、 を特徴とする請求項1または2に記載のガス漏れ警報
器。 - 【請求項4】 上記ガス検出素子を少なくとも第1の検
出温度または当該第1の検出温度より高い第2の検出温
度に加熱する加熱制御手段を備え、 上記エアレベル判定手段は、上記第1の検出温度に加熱
された時の上記ガス検出素子の出力に基づいて上記統計
値を算定すること、 を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のガス
漏れ警報器。 - 【請求項5】 上記エアレベル判定手段によって上記エ
アレベルが所定レベル以上変化していると判定された場
合に、当該エアレベルが変化している旨を出力する出力
手段、 を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つ
に記載のガス漏れ警報器。 - 【請求項6】 上記ガス検出素子の出力に基づいてエア
レベルの変動率を算定し、この変動率に基づいて上記ガ
ス漏れ閾値または上記ガス検出素子の出力を補正する補
正手段、 を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つ
に記載のガス漏れ警報器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001022087A JP2002228613A (ja) | 2001-01-30 | 2001-01-30 | ガス漏れ警報器 |
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Publication Number | Publication Date |
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