JP4684548B2 - ガスメータおよびその組立方法 - Google Patents

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Description

本発明は、都市ガスやLPガス(液化プロパンガス)のような燃料用途等に用いられるガスの流量積算値などを計測するためのガスメータおよびその組立方法に関する。
従来使用されているガスメータは、配管に接続される、いわゆる口金が、ボディの天面に設けられている。ここで、ボディとはガスメータの外殻の筐体のことであり、天面とは、通常の鉛直方向上向きを天とし下向きを地として、その天側の面、換言すればボディの上部の面のことを言う。
他方、ガスメータが接続される2本のガス配管は、土中に埋設されている導管のような幹側の配管から分岐するなどして土中から地上へと引き出され、鉛直方向上向きに延伸され、所定の高さの位置でU字状にほぼ180度向きを変えて、その先端が下向きの状態になるように配管施工されている。
そしてその2本のガス配管の下向きになっている先端に、ガスメータの流入口および流出口の2つの口金がそれぞれ接続されて、ガス配管のU字状に曲った先端の下にガスメータが懸垂したような状態で設置される。
従来のガスメータは、一般に家屋や店舗などの建築物の壁際のような限られたスペース内に設けられることが多いが、上記のような状態で設置すると、ガスメータと建築物の壁面との間にガス配管が介在することとなり、ガスメータの設置位置が、建築物の壁面から前面へと大きく張り出してしまうこととなる。
このため、設置スペースをガスメータの容積よりもかなり大きく無駄に取ることとなり、甚だしくは家屋の軒下のような限られたスペース内にガスメータを設置することが困難となる場合も生じていた。また、近年では住居や店舗などの外観を建築物の美観として整えたものとすることが要請される場合が多くなっているが、上記のようにガスメータを壁面から張り出した状態で設置すると、そのような美観を損なう要因となってしまう虞もある。
そこで、上記のようにU字状にガス配管を曲げて、その先端にガスメータを懸垂させた状態とするのではなく、ガス配管を地上に直立させて、その先端の上にガスメータを載置するような状態にすることが提案されている。
ところが、そのような載置型のガスメータは、従来の懸垂型のガスメータとは異なり、ガス配管に接続される口金をボディの下面(地側)に設けなければならないので、従来型の口金をボディの上面(天側)に設けるガスメータとは異なった部品構成とせざるを得なくなる。
このため、同じ号数で同じ塑性のガスを計測するためのガスメータでも、懸垂型と載置型とで、口金の位置が異なる2種類のものを作製しなければならなくなり、部品数の増大および製造工程の煩雑化を生じ、ひいては製造コストが高くなる虞がある。
このような不都合を解消することを企図して、口金の向きを可動(回動可能)にすることで、一つのガスメータで載置型にも懸垂型にも適用可能にするという技術が提案されている(特許文献1)。
また、ガスの積算流量値を表示する液晶表示パネルや機械式カウンタのような表示装置をボディの表裏両面に設けると共にボディの天地の向きを感知する方向センサを設けて、ボディの向きに対応してそのときの設置状態での前面側に位置する方の表示装置で表示を行うようにするという技術が提案されている(特許文献2)。
また、ガス配管に接続される口金を天地両方にそれぞれ1組ずつ設けた本体ケース(内側筐体)とそれを収容する封印ケース(実質的な外殻の筐体)との2重構造とし、載置型として使うか懸垂型として使うかに対応して、天地のうちいずれか一方の口金のみを用いると共に、用いない方の口金については閉塞部材によって塞ぐ、という技術が提案されている(特許文献3)。
特開平11−241936号公報 特開平8−159837号公報 特開平8−285655号公報
しかしながら、上記の特許文献1にて提案されている技術では、口金を回動可能とした部分にOリングのようなパッキング部材を使用せざるを得ないので、パッキング部材の経年変化等に起因して、その部分でガスメータとしての気密性が損なわれる虞があるという問題がある。
また、上記の特許文献2にて提案されている技術では、表示装置および方向センサをさらに追加装備することが必要となり、少なくともその分、装置構成がさらに繁雑化するという問題がある。
また、上記の特許文献3にて提案されている技術では、用いない方の口金については閉塞部材によって塞いでいるので、その閉塞部材の経年変化等に起因して、その部分でガスメータとしての気密性が損なわれる虞があるという問題がある。また、本体ケースと封印ケースとの二重構造という繁雑な構造となるという問題や、天地両方に口金を1組ずつ、合計2組設けているので、少なくともその分、部品構成が繁雑なものとなり、また使用されない側の口金が無駄になるという問題があり、ひいては製造コストや部品コストの高額化につながる虞がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、同一の部品や構造部材等を用いて、その配置関係のみの変更によって、部品構成の繁雑化や製造コストおよび部品コストの高額化を生じることなく、載置型にも懸垂型にも作製または変更することが可能なガスメータおよびその組立方法を提供することにある。
本発明の第1のガスメータは、計測対象のガスを流入口から流出口へと導通させる一繋がりの流路を有し、前記ガスの流入口と流出口とが同方向に向いて開口しており、前記流入口および流出口のそれぞれが外部の上流側と下流側との2本のガス配管に接続されるように設定されている導通路と、前記導通路の途中に設けられて前記ガスの流量または流速を計測する計測装置と、前記導通路および前記計測装置を収容する筐体とを有するガスメータであって、前記筐体には前記導通路の流入口と流出口とがそれぞれ取り付けられる2つの開口が設けられており、前記筐体の開口に対して前記導通路の流入口と流出口とを逆転して取り付け可能に設定されている。
本発明の第1のガスメータでは、筐体の2つの開口に対して、その筐体に内蔵(収容)される導通路の流入口と流出口とを逆転して取り付け可能に設定されているので、このガスメータを載置型として製造または使用する場合と、懸垂型として製造または使用する場合とで、筐体の開口に対して導通路の流入口と流出口とを逆転して取り付けて、その導通路を取り付けた筐体全体を天地逆転させることで、導通路の流入口を上流側のガス配管に位置させると共に流出口を下流側のガス配管に位置させることができ、その結果、載置型と懸垂型との両方に対応することができる。
さらに、本発明の第1のガスメータは、上記の計測装置で計測された計測結果の値または当該計測結果の値を積算してなる値を表示する、前記筐体に取り付けられる表示装置を備えており、前記表示装置は、少なくとも前記値を表示する表示部の天地を逆転して前記筐体に取り付け可能に設定されている。
すなわち、上記のように導通路を取り付けた筐体全体を天地逆転させてこのガスメータを組み立てるに際して、それに対応して表示装置の少なくとも表示部を、天地逆転させて筐体に取り付けることで、このガスメータを載置型として製造または使用する場合と、懸垂型として製造または使用する場合との、両方に対応することができる。
本発明の第2のガスメータは、計測対象のガスを導通させる一繋がりの流路を有し、前記ガスの流路の流入口と流出口とが同方向に向いて開口しており、前記ガスの流れを遮断する遮断弁が組み込まれたブロックと前記ガスの圧力を計測する圧力計測装置が組み込まれたブロックとを、前記ガスの流量または流速を計測する計測装置が組み込まれたブロックに組み付けて、一繋がりの前記流路を形成しており、前記遮断弁が組み込まれたブロックには前記流入口が設けられ、前記圧力計測装置が組み込まれたブロックには前記流出口が設けられた導通路と、前記導通路および前記計測装置を収容する筐体とを備えており、前記導通路は、前記遮断弁が組み込まれたブロックと前記圧力計測装置が組み込まれたブロックとの配置位置を、前記計測装置が組み込まれたブロックに対して配置転換可能に設定されており、前記筐体における実質的にガスが流入する方の開口には前記遮断弁が組み込まれたブロックが配置され、他方の実質的にガスが流出する方の開口には前記圧力計測装置が組み込まれたブロックが配置されるように、前記筐体に対する前記遮断弁が組み込まれたブロックおよび前記圧力計測装置が組み込まれたブロックの配置が可換に設定されている。
あるいは、本発明の第3のガスメータは、計測対象のガスを導通させる一繋がりの流路を有し、前記ガスの流路の流入口と流出口とが同方向に向いて開口しており、前記ガスの流れを遮断する遮断弁または前記ガスの圧力を計測する圧力計測装置のうち少なくともいずれか一方が組み込まれたブロックと、流路が組み込まれたブロックとを、前記ガスの流量または流速を計測する計測装置が組み込まれたブロックに組み付けて、一繋がりの前記流路を形成しており、前記遮断弁または前記圧力計測装置のうち少なくともいずれか一方が組み込まれたブロックには前記流入口が設けられ、前記流路が組み込まれたブロックには前記流出口が設けられた導通路と、前記導通路および前記計測装置を収容する筐体とを備えており、前記導通路は、前記遮断弁または前記圧力計測装置のうち少なくともいずれか一方が組み込まれたブロックと前記流路が組み込まれたブロックとの、前記計測装置が組み込まれたブロックに対する配置位置を、配置転換可能に設定されており、前記筐体における実質的にガスが流入する方の開口には前記遮断弁または前記圧力計測装置のうち少なくともいずれか一方が組み込まれたブロックが配置され、他方の実質的にガスが流出する方の開口には前記流路が組み込まれたブロックが配置されている
すなわち、本発明の第2のガスメータでは、載置型にする場合と懸垂型にする場合とでは、筐体の天地を逆転させることになるので、それに伴って筐体の2つの開口は流入口側と流出口側とが逆転する。このため、筐体の天地逆転に伴って、流入口側に設置することが望ましい遮断弁と、流出口側に設置することが望ましい圧力計測装置とを、入れ替えることが必要となる。そこで、この第2のガスメータでは、流入口および流出口のそれぞれに対する遮断弁が組み込まれたブロックと圧力計測装置が組み込まれたブロックとの配置を転換可能に設定することで、筐体の天地を逆転させても、流入口側には遮断弁を設置すると共に、流出口側には圧力計測装置を設置することができるようにしている。あるいは流入口側に遮断弁および圧力計測装置を設置し流入口側には流路のみを設置することができるようにしている。
ここで、前記筐体全体の少なくとも表面形状が、前記開口の配置を除いて、天地対称に設けられているようにしてもよい。あるいはさらに、前記筐体全体の少なくとも表面形状が、前記開口の配置および前記表示装置の配置を除いて、天地対称に設けられているようにしてもよい。
このようにすることにより、このガスメータを載置型にする場合でも懸垂型にする場合でも、どちらの場合でもユーザーにとっては同様の表面形状に見えるガスメータとして使用することができる。
また、前記筐体は、前記表示装置が取り付けられる前面部とその背面に設けられて前記導通路を収容する(組み付けられる)背面部とからなるものであり、前記前面部と前記背面部とを、相対的に天地逆転して取り付け可能に設定されているようにしてもよい。このようにすることにより、このガスメータを載置型にするか懸垂型にするかに対応して背面部を天地逆転させても、その背面部に対して前面部を相対的に天地逆転して取り付けることで、ユーザーにとって、表示装置の天地が常に正しい向きに視認可能となる。
また、前記前面部の少なくとも表面形状が、天地対称に設けられているようにしてもよい。このようにすることにより、前面部は天地対称としているのであるから、このガスメータの筐体全体を天地逆転させて載置型にする場合でも懸垂型にする場合でも、どちらの場合でもユーザーにとっては同様の表面形状のガスメータとして視認可能となる。ここで、上記の「前面部の少なくとも表面形状が、天地対称」とは、前面部の裏面側についても天地対称であることを除外しない、という意味であることは言うまでもない。
また、前記背面部の少なくとも表面形状が、天地対称に設けられているようにしてもよい。このようにすることにより、背面部の表面に例えば滑り止め用の凹凸形状などを設けた場合、筐体を天地逆転させても、ユーザーにとって、逆転させない場合と同様に滑り止めを用いてその筐体を取り扱うことが可能となる。
また、地震動または振動を感知する感震器、当該ガスメータに電源電力を供給するための電池、または当該ガスメータに付設される部品のうち少なくとも一つを、前記導通路の略U字型で囲まれた空間に配置してもよい。
また、前記前面部には、感震器、電池、または当該ガスメータに付設される部品のうち少なくとも一つを備えており、前記前面部に取り付けられた、地震動または振動を感知する感震器、当該ガスメータに電源電力を供給するための電池、または当該ガスメータに付設される部品は、前記前面部に対して前記導通路を相対的に天地逆転させてもなお前記導通路の略U字型またはコの字型で囲まれた空間に収まるように配置されているようにすることが、さらに望ましい。ここで、上記の「略U字型」とは、英文字のU状は言うまでもなく、その他にもカタカナの「コ」の字型や馬蹄形などのような、一繋がりの導通路(流路)が略180度曲った形状で、その導通路の一端と他端とが(換言すればガスの流入口と流出口とが)、同一方向に向いている形状のことを意味している。このようにすることにより、U字状の導通路の内側に囲まれた筐体の内部容積の利用効率を、さらに高いものとすることができる。
なお、前記導通路における前記計測装置よりも前記流入口側または前記流出口側に、遮断弁または圧力計測装置のうち少なくともいずれか一つが設けられている構造のガスメータにも、本発明は適用可能である。
すなわち、例えば導通路の流入口側に遮断弁および圧力計測装置がまとめて設けられている構造のガスメータや、導通路の流入口側に遮断弁が設けられており圧力計測装置は流量計測装置の付近に付設されている構造のガスメータなどにも、本発明は適用可能である。これは、本発明のガスメータでは、ガスメータ全体を天地逆転させたときに導通路の流入口と流出口とを左右逆転させて筐体に配置することができるので、載置型と懸垂型との両方に対応して、ガスが実際に流入する側と流出する側とのうちの望ましい方に遮断弁や圧力計測装置を配置することが可能となるからである。
本発明の本発明の第1のガスメータの組立方法は、計測対象のガスを流入口から流出口へと導通させる一繋がりの流路を有し、前記ガスの流入口と流出口とが同方向に向いて開口しており、前記流入口および流出口のそれぞれが外部の上流側と下流側との2本のガス配管に接続されるように設定されている導通路と、前記導通路の途中に設けられて前記ガスの流量または流速を計測する計測装置と、前記導通路および前記計測装置を収容する筐体とを有するガスメータを組み立てるにあたり、前記筐体には前記導通路の流入口と流出口とがそれぞれ取り付けられる2つの開口を設けておき、筐体の天地を逆転させた構造とする場合には、前記開口に対して前記導通路の流入口と流出口とを逆転して取り付ける、というものである。
すなわち、本発明の第1のガスメータの組立方法では、筐体の2つの開口に対して、その筐体に収容される導通路の流入口と流出口とを逆転して取り付け可能に設定しておき、このガスメータを載置型として製造する場合と懸垂型として製造する場合とに対応して、筐体の開口に対して導通路の流入口と流出口とを逆転して取り付けて、その導通路を取り付けた筐体全体を天地逆転させることで、1種類の(同一の)部品や部材を用いて、載置型に組み立てることも懸垂型に組み立てることも可能となる。
さらに、本発明のガスメータの組立方法は、前記計測装置で計測された計測結果の値または当該計測結果の値を積算してなる値を表示する、前記筐体に取り付けられる表示装置を備えており、前記筐体の天地を逆転させた構造とする場合には、前記表示装置の少なくとも前記値を表示する表示部の天地を逆転して前記筐体に取り付けるようにすることが望ましい。
すなわち、上記のように導通路を取り付けた筐体全体を天地逆転させると、それに伴って表示装置の少なくとも表示部が天地逆転することとなる。そこで、表示装置の少なくとも表示部を天地逆転させて筐体に取り付けることで、このガスメータを載置型として製造または使用する場合と、懸垂型として製造または使用する場合との、両方に対応することが可能となる。
本発明の第2のガスメータの組み立て方法は、計測対象のガスを導通させる一繋がりの流路を有し、前記ガスの流路の流入口と流出口とが同方向に向いて開口しており、前記ガスの流れを遮断する遮断弁が組み込まれたブロックと前記ガスの圧力を計測する圧力計測装置が組み込まれたブロックとを、前記ガスの流量または流速を計測する計測装置が組み込まれたブロックに組み付けて、一繋がりの前記流路を形成しており、前記遮断弁が組み込まれたブロックには前記流入口が設けられ、前記圧力計測装置が組み込まれたブロックには前記流出口が設けられた導通路と、前記導通路および前記計測装置を収容する筐体とを備えたガスメータの組立方法であって、前記導通路における、前記遮断弁が組み込まれたブロックと前記圧力計測装置が組み込まれたブロックとの配置位置を、前記計測装置が組み込まれたブロックに対して配置転換可能に設定しておき、前記筐体における実質的にガスが流入する方の開口には前記遮断弁が組み込まれたブロックを配置し、他方の実質的にガスが流出する方の開口には前記圧力計測装置が組み込まれたブロックを配置する、というものである。
あるいは、本発明の第3のガスメータの組み立て方法は、計測対象のガスを導通させる一繋がりの流路を有し、前記ガスの流路の流入口と流出口とが同方向に向いて開口しており、前記ガスの流れを遮断する遮断弁または前記ガスの圧力を計測する圧力計測装置のうち少なくともいずれか一方が組み込まれたブロックと、流路が組み込まれたブロックとを、前記ガスの流量または流速を計測する計測装置が組み込まれたブロックに組み付けて、一繋がりの前記流路を形成しており、前記遮断弁または前記圧力計測装置のうち少なくともいずれか一方が組み込まれたブロックには前記流入口が設けられ、前記流路が組み込まれたブロックには前記流出口が設けられた導通路と、前記導通路および前記計測装置を収容する筐体とを備えたガスメータの組立方法であって、前記導通路における、前記遮断弁または前記圧力計測装置のうち少なくともいずれか一方が組み込まれたブロックと前記流路が組み込まれたブロックとの配置位置を、前記計測装置が組み込まれたブロックに対して配置転換可能に設定しておき、前記筐体における実質的にガスが流入する方の開口には前記遮断弁または前記圧力計測装置のうち少なくともいずれか一方が組み込まれたブロックを配置し、他方の実質的にガスが流出する方の開口には前記流路が組み込まれたブロックを配置する、というものである。
すなわち、本発明の第2または第3のガスメータの組立方法では、流入口側に設置すべきブロックと、流出口側に設置すべきブロックとを、筐体の2つの開口に対して配置転換することで、追加部品や部品交換を必要とすることなく、同じ導通路の部品(各ブロック)および筐体を用いて、筐体の天地を逆転させると共にブロックの配置を転換させることによって、いわゆる載置型のガスメータとして組み立てることも、懸垂型のガスメータとして組み立てることも、どちらも可能となる。
本発明のガスメータまたはその組立方法によれば、筐体の2つの開口に対して、その筐体に内蔵(収容)される導通路の流入口と流出口とを逆転して取り付け可能に設定し、このガスメータを載置型として製造または使用する場合と、懸垂型として製造または使用する場合とで、筐体の開口に対して導通路の流入口と流出口とを逆転して取り付けて、その導通路を取り付けた筐体全体を、その前面がユーザーの方に向く状態を保って天地逆転させることで、載置型と懸垂型との両方に対応することができるようにしたので、同一の部品や構造を用いて、部品構成の繁雑化や製造コストおよび部品コストを上昇(悪化)させることなく、載置型にも懸垂型にも作製または変更することが可能となるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るガスメータの概要構成を表したものである。なお、本発明の実施の形態に係るガスメータの組立方法については、このガスメータの作用と併せて説明する。また、図示および説明の繁雑化を避けるために、例えば遮断弁の内部構造のような、本発明の本質的な部分とは関係性の薄い部分については、その詳述は省略した。
このガスメータは、超音波伝播方式の流量計測器(計測装置)1および遮断弁2ならびに圧力センサ(圧力計測装置)3を備えた導通路ユニット100と、感震器4と、電池5と、液晶表示パネル(表示装置)6と、プリント配線基板7と、それらを内部の空間に収容するボディ(筐体)200とから、その主要部が構成されている。
さらに詳細には、ボディ200は、前面パネル(前面部)201と、奥行きの深い背面パネル(背面部)202とを組み合わせてなる、外形形状がやや横長でほぼ直方体状(いわゆる箱状)のものである。その箱状の内部の空間に、導通路ユニット100、感震器4、液晶表示パネル6、プリント配線基板7、およびその他の各種部品等一式(図示省略)が収容される。このボディ200は、例えばアルミニウム系合金を薄手の肉厚に鋳造してなるもので、軽量で内部容積が大きく、かつその外形寸法は、従来の例えば膜式マイコンメータなどのようなガスメータのボディ200と比較すると、同じ号数でも極めて軽量かつ小型のものとなっている。
前面パネル201には、その裏面に例えば表示部として液晶表示パネル6や駆動回路等を備えた表示装置が固定されるが、その液晶表示パネル6の表示部分を前面から視認可能にするための窓部8が設けられている。さらに具体的な一例としては、液晶表示パネル6は液晶駆動回路や流量積算値演算回路等が組み込まれたプリント配線基板7の上に搭載または実装されていて、そのプリント配線基板7ごと液晶表示パネル6が前面パネル201の窓部8の位置の裏面に組み付けられて固定される。
そして、このガスメータを懸垂型として組み立てる場合と載置型として組み立てる場合とでは、ボディ200のうち導通路ユニット100が組み付けられている背面パネル202の天地を逆転させることになるが、他方、前面パネル201の天地はそのままにして(従ってその前面パネル201の裏面に固定されている液晶表示パネル6の天地は逆転しないようにして、あるいは換言すれば天地逆転させた背面パネル202に対して相対的に前面パネル201を天地逆転させて)、両パネルを組み付けることにより、ボディ200が構成される。
導通路ユニット100は、都市ガスあるいは液化プロパンガスのような計測対象のガスを導通させるもので、このユニットのほぼ中央に位置する、流量計測器1が組み込まれた流量計測ブロック10と、その左右にそれぞれ接続されてガスの流路をほぼ直角に曲げた形状の2つのコーナーブロック40a,40bと、遮断弁2が組み込まれており常にガスの流入側に配置されることが望まれる遮断ブロック20と、圧力センサ3が組み込まれており常にガスの流出側に配置されることが望まれる圧力計測ブロック30とを、組み合わせてなるものである。その全体的な形状は、U字型(あるいはコの字型)になっていて、ガスの流入口11と流出口12とが同方向に向かって開口している。その先端の流入口11付近および流出口12付近は、導通路ユニット100がボディ200に取り付けられた状態で、それぞれボディから外側へと突出し、その突出した部分に、ガス配管51,52に接続するための、いわゆる口金(図示省略)が装着される。
そして、この導通路ユニット100は、ボディ200に設けられている2つの開口21,22に対して流入口11と流出口12とを逆転させて取り付けてボディ200内に配置することが可能な形状に形成されている。より具体的には、ボディ200に設けられている2つの開口21,22の部分は、互いに同じ形状および寸法に形成されている。また、それら2つの開口21,22に対して、雄型と雌型との組み合わせのようにきっちりと取り付けられるような形状および寸法に、導通路ユニット100の流入口11の取り付け部分と流出口12の取り付け部分とが形成されている。
そしてさらには、ボディ200の内部の空間には、導通路ユニット100をボディ200に対して左右逆転して取り付ける場合にその妨げとなるものが存在しないように設定されている。これは、ボディ200の内部の空間に向かって突出する、例えばプリント配線基板7上に搭載された電子部品(図示省略)や電池5や、ボディ200の裏面のリブ材のような張り出した構造物(図示省略)などが、導通路ユニット100を左右転換したどちらの状態でもその導通路ユニット100に位置的に干渉することのないように、ボディ200内部の構造や形状や部品配置などを設計することによって、実現される。
流量計測器1は、例えば超音波伝播方式の流量計測装置や、熱線式流量計測装置、あるいは上下対称形状のフルイディック方式の流量計測装置などのような、天地が逆転した場合でも、正確な計測が可能なものであれば、この第1の実施の形態のガスメータ用の流量計測器1として用いることができる。このガスメータでは、天地を逆転させて組み立てる場合、それに伴って導通路ユニット100の天地も逆転させるので、それに組み込まれている流量計測器1も天地が逆転することとなるからである。但し、例えば超音波伝播方式の流量計測装置は、順・逆双方向の流れのどちらでも計測可能なものである場合が多いが、この第1の実施の形態のガスメータでは、双方向計測が可能なもののみには限定されないことは言うまでもない(双方向計測の必要性については第2の実施の形態で説明する)。
遮断弁2は、導通路ユニット100と共に天地逆転するので、天地が逆転しても一般的な遮断動作を行うことができるものであることが必要である。また、圧力センサ3についても同様である。
感震器4は、プリント配線基板7上に実装される場合には、天地が逆転しても一般的な感震動作を行うことができるものであることが望ましいが、それ以外の場合、例えば感震器4を他の部品とは独立してボディ200内部に組み付けることが可能である場合などには、天地逆転不可のものでも構わない。いずれにしても、この感震器4は、ガスメータの内部に組み込まれる部品としては、電池5などと同様に容積が比較的大きなものなので、ボディ200内において導通路ユニット100でUの字型またはコの字型に囲まれた空間内に配置することで、ボディ200内部の空間の有効利用を図ることができる。
ここで、この感震器4や、マイコンメータとしての動作等に必要な電源用の電池5などのような、容積の比較的大きな部品は、上記のように導通路ユニット100でUの字型またはコの字型に囲まれた空間内に配置することが望ましいわけであるが、背面パネル202を天地逆転させた状態でもなお導通路ユニット100でUの字型またはコの字型に囲まれた空間内に収まっているようにする。
すなわち、さらに詳細には、プリント配線板上に実装または付設して前面パネル201の裏面に固定または配置する構造の場合や、直接に前面パネル201の裏面に固定する構造の場合には、鉛直方向を基準にして背面パネル202の天地を逆転させた際に、前面パネル201はそのままの向きに保っておく。換言すれば、相対的に前面パネル201と背面パネル202とが天地逆転することになる。従って、そのように天地逆転した状態でもなお導通路ユニット100でUの字型またはコの字型に囲まれた空間内に感震器4や電池5が収まるような前面パネル201の裏面の位置に、それら感震器4や電池5などのような大容積の部品等を固定または配置することによって、載置型に組み立てる場合でも懸垂型に組み立てる場合でも、どちらの場合にもボディ200の内部の空間の有効利用を図ることができる。
次に、この第1の実施の形態のガスメータの作用および組立方法について説明する。図2は、このガスメータの構造上の作用および組立方法について模式的に表したものである。
図2(A)は、直立したガス配管51,52の上方に載置される載置型の構造としてこのガスメータを組み立てた場合の一例を模式的に表したものであり、導通路ユニット100の流入口11および流出口12が、共に下向き(地面向き)になって、そのそれぞれがガス配管51,52に接続されるように配置されている。
他方、図2(C)は、直立したガス配管51,52の、上方で180度曲げて下向きに開口している先端部分に、懸垂型に(ぶら下がるように)載置される構造として、このガスメータを組み立てた場合の一例を、模式的に表したものである。この懸垂型の場合には、導通路ユニット100の流入口11および流出口12が共に上向き(天向き)になるように配置される。
この第1の実施の形態のガスメータは、同一の部品構成で、それら載置型にも懸垂型にも組み立てることができるものとなっている。あるいは、部品の追加や交換を必要とすることなく、一方の型(配置構造)式から他方の型(配置構造)に組み立て直すことなども可能となっている。
一例として、図2(A)に示した載置型の構造を、図2(C)に示した懸垂型の構造に変更する場合について説明する。まず、図2(A)に示したような載置型の構造のガスメータ全体を(より具体的にはボディ200ごと)天地逆転させる。但し、このときの逆転は、図2(A)に示した座標に基づいて記述すると、X軸回りに180度回転させるような逆転の仕方である。換言すれば、ボディ200の前面パネル201を前面側に向けたまま180度回転させることで、天地を逆転させる。これは、もしもボディ200をY軸回りに180度回転させると、表裏逆転していまい、前面パネル201がユーザーから見て背面方向に向いてしまうからである。
このようにガスメータ全体を天地逆転させると、図2(B)に示したように、導通路ユニット100もボディ200の逆転に伴ってX軸回りに180度逆転(回転)するので、流入口11および流出口12は天方向を向いて開いている状態となるが、それに伴って導通路ユニット100の左右も逆転してしまい、流入側であるべき遮断弁ブロック20が流出側のガス配管52に接続され、流出側であるべき圧力計測ブロック30が流入側のガス配管51に接続されることとなる。従って、この状態では、導通路ユニット100の遮断弁ブロック20に組み込まれた遮断弁2と圧力計測ブロック30に組み込まれた圧力センサ3とが、互いに本来の望ましい位置とは逆の位置に配置されている状態となる。また、前面パネル201についても天地が逆転した状態になっているので、地面に通常の姿勢で立ってガスメータを視認するユーザーにとっては、液晶表示パネル6の天地が逆転していて、表示される数字や文字等が倒立して視認されてしまう状態になっている。
そこで、この第1の実施の形態のガスメータでは、導通路ユニット100の左右を逆転させてボディ200に組み込むことができるように設定されているので、導通路ユニット100を左右逆転させて(Z軸を中心として180度逆転させて)ボディ200に組み込む。このようにして、ボディ200を天地逆転させた構造に組み立てても、別段に部品の追加や交換を全く必要とすることなしに、図2(C)に示したように導通路ユニット100の流入側であるべき遮断弁ブロック20が流入側のガス配管51に接続され、流出側であるべき圧力計測ブロック30が流出側のガス配管52に接続されるようにすることができる。
また、図2(B)に示したような配置構造の変更途中でボディ200全体の天地を逆転させただけの状態では、前面パネル201に取り付けられている液晶表示パネル6の天地も逆転してしまっているので、これを正しい天地方向に向け直さなければならない。そのように天地逆転した状態の液晶表示パネル6を元の正しい天地方向の状態に戻すためには、液晶表示パネル6が固定されている前面パネル201を、背面パネル202に対して相対的に天地逆転させる。これを可能とするためには、前面パネル201と背面パネル202との両方について組み付けられる部分の形状および固着用の通し穴とネジ穴との組み合わせの配置等を、天地対称にあらかじめ形成しておく。このようにして、図3に示したように、ユーザーに視認される前面パネル201の状態を、載置型として組み立てた場合でも懸垂型として組み立てた場合でも、どちらでも正しい天地方向にすることができる。ここで、図3(A)は、懸垂型に組み立てた場合の一例を、また図3(B)は、載置型に組み立てた場合の一例を、それぞれ示している。両者を比較すると、ガス配管51,52が天側に接続されているか地側に接続されているかが異なっているだけで、それを除けば、ボディ200の外観上は殆ど全く同じに見えるようになっている。
あるいは、上記のように前面パネル201を背面パネル202に対して相対的に天地逆転させること以外に、前面パネル201は背面パネル202と共に天地逆転させ、液晶表示パネル6を前面パネル201の裏面に対して相対的に天地逆転して取り付けることで、液晶表示パネル6が倒立して見えてしまうことを解消するようにすることも可能である。これを可能とするためには、例えば液晶表示パネル6と前面パネル201とを組み付ける部位の形状および固着用部材等の配置を天地対称にあらかじめ形成しておくようにすればよい。
但し、この場合には、背面パネル202を天地逆転させると、前面パネル201は背面パネル202と共に天地逆転した状態となるので、通常地面の上に立ってガスメータの前面を見るユーザーにとっては、載置型の場合と懸垂型の場合とで、前面パネル201の外観が異なったもののように認識される場合があり、それがデザイン的な観点などから好ましくないとされる場合もあり得る。
そこで、そのような場合には、前面パネル201の外観(表面形状)を天地対称あるいはさらに左右対称に形成しておけば、ユーザーに視認される前面パネル201の状態を、載置型の場合と懸垂型の場合とで、同じものとすることができる。より厳密に言えば、このとき実際には前面パネル201の天地および左右は逆転しているのであるが、前面パネル201全体の外観が天地対称および左右対称であるので、ユーザーはそれが天地逆転していることに気付かないわけである。
また、背面パネル202についても、上記と同様に、天地対称(または厳密な幾何学的対称ではなくとも天地対称的)に形成することにより、載置型の場合と懸垂型の場合とで、ユーザーにとっては背面パネル202が同じ状態として視認されるようにすることが可能となる。あるいは同じ要領で取り扱うことができるようにすることが可能となる。
例えば、背面パネル202の表面には、ボディ200を取り扱う際にユーザーや組立担当者等の手が滑ることを防ぐために、滑り止め用の凹凸形状9などが形成されている場合がある。例えば天地逆転可能でない従来の一般的な構造のガスメータの場合には、ボディ200を人が手で掴んで確実に保持する際には、そのボディ200の下側寄り(天地のうちの地側寄り)を掴むことが多いので、そのようなボディ200の下側寄りにのみ、上記のような滑り止め用の凹凸形状9が設けられる場合が多い。
ところが、そのようにボディ200の下側のみに滑り止め用の凹凸形状9を設けただけでは、ガスメータ全体を天地逆転させると、手で掴まれることの少ないボディ200の上側にのみ、滑り止め用の凹凸形状9が存在することになってしまい、ユーザーや製造担当者等の手が滑ることを防ぐという機能を十分に果たすことができなくなる虞がある。
そこで、本実施の形態のガスメータでは、図4に一例を示したように、背面パネル202の表面には、下側(地側)寄りにも上側(天側)寄りにも、どちらにも(換言すれば天地対称的に)滑り止め用の凹凸形状9を設けて、図4(A)に示したような懸垂型の場合と図4(B)に示したような載置型の場合とのいずれの場合でも、滑り止め用の凹凸形状9を十分効果的に利用可能とすることができるようにしている。
ここで、背面パネル202は、ユーザーの家屋等の付近に設置された状態では前面パネル201の陰に隠れて、ユーザーからは殆ど見えないので、この滑り止め用の凹凸形状9のような機能が優先される構造や表面形状が作り込まれることがあり、また外観については前面パネル201ほど重要視されない場合が多い。このため、背面パネル202については、必ずしも幾何学的に厳密な意味での「天地対称」とする必要性は少ない傾向にあり、「天地対称的」であれば十分である場合が多いことが想定される。例えば、上記の滑り止め用の凹凸形状9を背面パネル202に設ける場合に則して一例を述べると、天側にも地側にも滑り止めの機能を十分に果たすことができるような形状の凹凸形状9を設けておけば、その形状やデザインについては厳密には天地対称でなくとも構わない。
但し、ガスメータの工業製品としてのデザインの統一性を守ることなどが強く要求される場合には、図4に一例を示したように、背面パネル202の表面形状やデザインについても天地対称および左右対称とすることにより、載置型の場合も懸垂型の場合も、ほとんど同じ外観に見えるようにすることが望ましい。
なお、本実施の形態の説明では、このガスメータの構造上の作用および組立方法について、載置型を懸垂型に変更するという手順に則して説明したが、これは載置型の構造として組み立てる場合と懸垂型の構造として組み立てる場合とでの、ボディ200および導通路ユニット100などの配置構造の差異を、比較して説明するためであった。従って、実際の製造ラインや組立ラインにおけるこのガスメータの組み立て手順は、必ずしも上記のような手順のみには限定されないことは言うまでもない。例えば、図2(A)の載置型を図2(C)の懸垂型に変更する手順としては、上記以外にも、導通路ユニット100をY軸回りに180度回転させることで天地逆転(および表裏逆転)させると共に、背面パネル202はX軸回りに180度回転させて、両者を組み付けるようにすることなども可能である。要するに、組み立ての順序はどのようなものであっても、ボディ200、導通路ユニット100、電池5などのようなこのガスメータを構成する部品や部材の向きや組み合わせ(配置関係)を、載置型の構造にする場合には図2(A)に示したようなものとし、懸垂型の構造にする場合には図2(C)に示したようなものとすればよいということである。また、このガスメータを製品として完成させた後に、載置型から懸垂型に、あるいは逆に懸垂型から載置型に、変更するようにしてもよい。具体的には、例えば導通路ユニット100の流入口11,流出口12と背面パネル202の開口11,12とを、接着剤や溶接金属等で固着させるのではなく、例えば導通路ユニット100の流入口11,流出口12の表面にタップでネジ山を設け、背面パネル202の開口11,12は通し穴として形成しておき、背面パネル202の開口11,12(通し穴)に流入口11,流出口12を挿通させて、導通路ユニット100を背面パネル202に組み付けた後、流入口11,流出口12の表面のネジ山にナット(図示省略)を螺合させることで、導通路ユニット100の流入口11,流出口12を背面パネル202に対してナットでカシメて固定するようにしてもよい。その他にも種々の固定方法が可能であることは言うまでもない。
[第2の実施の形態]
図5は、この第2の実施の形態のガスメータを、載置型の構造として組み立てた場合(A)と懸垂型の構造として組み立てた場合(B)との、各々についての構成の主要部を模式的に表したものである。なお、第1の実施の形態と同様の部位や部品については、この第2の実施の形態でも同じ符号を付して同じ名称で呼ぶものとする。
このガスメータでは、導通路ユニット100おける、遮断弁2が組み込まれている遮断ブロック20と、圧力センサ3が組み込まれている圧力計測ブロック30とが、それ以外の、流量計測ブロック10およびその左右に接続されている2つのコーナーブロック40a,40bとからなる中央流路ブロック60の両端に、互いに配置転換可能に組み立てられるように設定されている。
さらに詳細には、載置型として組み立てる場合には、図5(A)に示したように、遮断ブロック20がこのガスメータの向かって左側に位置し、圧力計測ブロック30がこのガスメータに向かって右側に位置するようにしている。これは、一般に2本のガス配管51,52のうちの向かって左側がガスをガスメータへと供給する上流側(in側)のガス配管51であり、右側がガスをガスメータからユーザー側へと送り出す下流側(out側)のガス配管52であるように定められていて、かつ一般に遮断弁2は常に上流側に設置すると共に圧力センサ3は常に下流側に設置することが望まれているからである。遮断は、より上流側で行うことが望ましく、圧力計測は、より下流側で行うことが望ましいからである。
一例として、図5(A)に示したような載置型の構造を懸垂型の構造に変えることを想定すると、この載置型のガスメータ全体を、図5(B)に示したようにただ単純に天地逆転させた構造とする(X軸を中心として180度回転させる)だけでは、遮断ブロック20が右側に位置し、圧力計測ブロック30が左側に位置することになるので、それらを各々2本のガス配管51,52に接続すると、遮断弁2は下流側のガス配管52に接続され圧力センサ3は上流側のガス配管51に設けられることになり、上記のような望ましい配置とは逆になってしまう。
そこで、この第2の実施の形態のガスメータでは、載置型の構造を懸垂型の構造に変える場合、あるいは逆に、懸垂型の構造を載置型の構造に変える場合には、図6に模式的に示したように、ボディ200および中央流路ブロック60に対する相対的な遮断ブロック20の位置と圧力計測ブロック30の位置とを、互いに配置転換させる(互いの配置位置を交替させる)。これにより、図5(C)に示したように、遮断ブロック20を左側に位置させ、圧力計測ブロック30を右側に位置させるようにすることができる。具体的には、載置型の場合には図6(A)に示した配置とし、懸垂型の場合には図6(B)に示した配置とする(但し、懸垂型では図6(B)に示した状態から天地逆転させて(かつ左右は逆転させないで)流入口11および流出口12を天側に向けた状態とする)。
また、上記のように中央流路ブロック60もボディ200と共に天地逆転させることで載置型を懸垂型に変えてガス配管51,52に接続すると、ガスは導通路ユニット100内を載置型の構造の場合とは逆向きに流れることになる。また、それとは逆に懸垂型を載置型に変える場合も同様である。従って、この場合、ガスの流れを正確に計測するためには、流量計測器1としては順・逆の双方向で流量計測可能であることが必要となる。換言すれば、流量計測器1がそのように順・逆の双方向での計測が可能なものである場合には、流量計測ブロック10およびその左右に接続されている2つのコーナーブロック40a,40bとからなる中央流路ブロック60については左右逆転させる必要はないことになる。このような双方向の計測が可能な流量計測器1としては、例えば超音波伝播方式の流量計測装置などが利用可能である。しかし、このガスメータに用いる流量計測器1が双方向計測可能でない場合には、中央流路ブロック60についても左右逆転させることが必要となる。なお、このように遮断ブロック20の位置と圧力計測ブロック30の位置とを転換する(左右逆転する)と共に中央流路ブロック60についても左右逆転させるということは、要するに導通路ユニット100全体を左右逆転させることになるから、このようにすると、第1の実施の形態の場合と実質的に(あるいは結果的に)等価な手法となることは言うまでもない。
ここで、この第2の実施の形態のガスメータでは、導通路ユニット100の中央流路ブロック60を背面パネル202に固定するなどして、その背面パネル202と共に天地反転させるようにしてもよい。あるいは、導通路ユニット100の中央流路ブロック60と遮断ブロック20と圧力計測ブロック30とを、ボディ200とは別に一つの導通路ユニット100として、載置型であるか懸垂型であるかに対応した配置のユニット状に組み立てた後に、そのユニット状ごとボディ200内に組み込むようにしてもよい。
なお、本実施の形態の説明では、このガスメータの構造上の作用および組立方法について、載置型を懸垂型に変更するという手順に則して説明したが、これは載置型の構造として組み立てる場合と懸垂型の構造として組み立てる場合とでの、ボディ200および導通路ユニット100などの配置構造の差異を、比較して説明するためであった。従って、実際の製造ラインや組立ラインにおけるこのガスメータの組み立て手順は、必ずしも上記のような手順のみには限定されないことは言うまでもない。要するに、組み立ての順序はどのようなものであっても、ボディ200、導通路ユニット100、電池5などのようなこのガスメータを構成する部品や部材の向きや組み合わせ(配置関係)を、載置型の構造にする場合には図5(A)に示したようなものとし、懸垂型の構造にする場合には図5(C)に示したようなものとすればよいということである。
なお、図7(A)に示したように、導通路ユニット100におけるガスの流入側に遮断弁2および圧力センサ3の両方を設けた場合や、図7(B)に示したように、流入側に遮断弁2を設け、圧力センサ3は流量計測ブロック10に付設する場合、もしくは図7(C)に示したように、コーナーブロック40a,40bに遮断弁2と圧力センサ3とを内蔵させるなどして設けた場合、あるいは図7(D)に示したように、流量計測器1と遮断弁2と圧力センサ3とを共に流量計測ブロックに作り込んだ場合など、種々の場合にも本発明は適用可能である。これらの場合、遮断弁2や圧力センサ3が作り込まれていない部分は素通しの流路であっても構わないことは言うまでもない。あるいは、流量計測器1以外の部分は素通しの流路であっても構わないことは言うまでもない。
また、ボディの構造としては、上記の各実施の形態に説明したもののみには限定されない。この他にも、例えば図8(A)に示したように、ボディの天地両面のパネル211,212をボディ本体213に対して互換可能に設定することや、図8(B)に示したように、ボディの天地のうちの一方のパネル222をボディ本体223に対して組み付けるように設定することなども可能である。
以上説明したように、第1または第2の実施の形態のガスメータまたはその組立方法によれば、同一の導通路ユニット100やボディ200やプリント配線基板7等を用いて、それらが互いに組み付けられる向きや姿勢等を変更するだけで、部品や構造物等の変更や追加を必要とすることなしに、載置型の構造にも懸垂型の構造にも、どちらにでも組み立てることが可能となる。
その結果、載置型のガスメータも懸垂型のガスメータも、基本的にはほぼ同様の組立ラインで、同じ部品や構造部材等を用いて、製造または組み立てを行うことが可能となり、ひいては製造設備や組立工程を繁雑化させることなく低コストに製造や組み立てが可能となる。また、載置型の構造にも懸垂型の構造にも、どちらにも全く同じ部品を用いることができるので、載置型の構造のガスメータと懸垂型の構造のガスメータとの生産(組立)計画の変更に対して柔軟に対処することが可能となる。また、載置型と懸垂型との2種類のガスメータを製造可能としながらも、部品構成や部品調達管理等の繁雑さは、いずれか1種類のガスメータを製造する場合とほとんど変わらないようにすることができる。
また、上記のような製造ライン上の利点や部品構成上の利点等により、製造コストや部品コストを上昇させることなく、載置型と懸垂型との2種類のガスメータを製造または組み立てることが可能となる。
都市ガスのようなガスの流量を計測し、その積算値を表示するガスメータ等は言うまでもないが、その他にも、LPガスやLNGガスなどを計測するためのガスメータなどで、懸垂型と載置型とを同一の部品や部材等を用いて少ない部品点数で作り分けることが要請されるメータなどにも利用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係るガスメータの概要構成を表した図である。 本発明の第1の実施の形態に係るガスメータの構造上の作用および組立方法について模式的に表した図である。 本発明の第1の実施の形態に係るガスメータの外観の一例を表した図である。 本発明の第1の実施の形態に係るガスメータの外観の他の一例を表した図である。 本発明の第2の実施の形態に係るガスメータの構成の主要部を模式的に表したものである。 本発明の第2の実施の形態のガスメータにおける、載置型と懸垂型とに対応して遮断ブロックの位置と圧力計測ブロックの位置とを配置転換させる手法を、模式的に表した図である。 導通路ユニットの構造のバリエーションを表した図である。 ボディの構造のバリエーションを表した図である。
符号の説明
1…流量計測器、2…遮断弁、3…圧力センサ、4…感震器、5…電池、6…液晶表示パネル、7…プリント配線基板、8…窓部、9…凹凸形状、10…流量計測ブロック、20…遮断ブロック、21,22…開口、30…圧力計測ブロック、40a,40b…コーナーブロック、60…中央流路ブロック、100…導通路ユニット、200…ボディ、201…前面パネル、202…背面パネル

Claims (18)

  1. 計測対象のガスを流入口から流出口へと導通させる一繋がりの流路を有し、前記ガスの流入口と流出口とが同方向に向いて開口しており、前記流入口および流出口のそれぞれが外部の上流側と下流側との2本のガス配管に接続されるように設定されている導通路と、
    前記導通路の途中に設けられて前記ガスの流量または流速を計測する計測装置と、前記導通路および前記計測装置を収容する筐体とを有するガスメータであって、
    前記筐体には前記導通路の流入口と流出口とがそれぞれ取り付けられる2つの開口が設けられており、前記筐体の開口に対して前記導通路の流入口と流出口とを逆転して取り付け可能に設定されている
    ことを特徴とするガスメータ。
  2. 前記筐体に取り付けられて、前記計測装置で計測された計測結果の値または当該計測結果の値を積算してなる値を表示する表示装置を備えており、
    前記表示装置は、少なくとも前記値を表示する表示部の天地を逆転して前記筐体に取り付け可能に設定されている
    ことを特徴とする請求項1記載のガスメータ。
  3. 前記導通路における前記計測装置よりも前記流入口側に遮断弁が設けられ前記流出口側に圧力計測装置が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のガスメータ。
  4. 計測対象のガスを導通させる一繋がりの流路を有し、前記流路の流入口と流出口とが同方向に向いて開口しており、前記ガスの流れを遮断する遮断弁が組み込まれたブロックと前記ガスの圧力を計測する圧力計測装置が組み込まれたブロックとを、前記ガスの流量または流速を計測する計測装置が組み込まれたブロックに組み付けて、前記一繋がりの流路を形成しており、前記遮断弁が組み込まれたブロックには前記流入口が設けられ、前記圧力計測装置が組み込まれたブロックには前記流出口が設けられた導通路と、
    前記導通路および前記計測装置を収容する筐体と
    を備えており、
    前記導通路は、前記遮断弁が組み込まれたブロックと前記圧力計測装置が組み込まれたブロックとの配置位置を、前記計測装置が組み込まれたブロックに対して配置転換可能に設定されており、
    前記筐体における実質的にガスが流入する方の開口には前記遮断弁が組み込まれたブロックが配置され、他方の実質的にガスが流出する方の開口には前記圧力計測装置が組み込まれたブロックが配置されるように、前記筐体に対する前記遮断弁が組み込まれたブロックおよび前記圧力計測装置が組み込まれたブロックの配置が可換に設定されている
    ことを特徴とするガスメータ。
  5. 前記筐体の少なくとも表面形状が、前記開口の配置を除いて、天地対称に設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1つの項に記載のガスメータ。
  6. 前記筐体の少なくとも表面形状が、前記開口の配置および前記表示装置の配置を除いて、天地対称に設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載のガスメータ。
  7. 前記筐体は、前記表示装置が取り付けられる前面部と、その背面に設けられて前記導通路を収容する背面部とからなるものであり、
    前記前面部と前記背面部とを、相対的に天地逆転して取り付け可能に設定されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のガスメータ。
  8. 前記背面部の少なくとも表面形状が、天地対称に設けられている
    ことを特徴とする請求項7記載のガスメータ。
  9. 前記前面部の少なくとも表面形状が、天地対称に設けられている
    ことを特徴とする請求項7または8記載のガスメータ。
  10. 前記導通路における前記計測装置よりも前記流入口側または前記流出口側に、遮断弁または圧力計測装置のうち少なくともいずれか一つが設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のガスメータ。
  11. 計測対象のガスを導通させる一繋がりの流路を有し、前記ガスの流路の流入口と流出口とが同方向に向いて開口しており、前記ガスの流れを遮断する遮断弁または前記ガスの圧力を計測する圧力計測装置のうち少なくともいずれか一方が組み込まれたブロックと、流路が組み込まれたブロックとを、前記ガスの流量または流速を計測する計測装置が組み込まれたブロックに組み付けて、一繋がりの前記流路を形成しており、前記遮断弁または前記圧力計測装置のうち少なくともいずれか一方が組み込まれたブロックには前記流入口が設けられ、前記流路が組み込まれたブロックには前記流出口が設けられた導通路と、
    前記導通路および前記計測装置を収容する筐体と
    を備えており、
    前記導通路は、前記遮断弁または前記圧力計測装置のうち少なくともいずれか一方が組み込まれたブロックと前記流路が組む込まれたブロックとの、前記計測装置が組み込まれたブロックに対する配置位置を、配置転換可能に設定されており、
    前記筐体における実質的にガスが流入する方の開口には前記遮断弁または前記圧力計測装置のうち少なくともいずれか一方が組み込まれたブロックが配置され、他方の実質的にガスが流出する方の開口には前記流路が組み込まれたブロックが配置されている
    ことを特徴とするガスメータ。
  12. 前記導通路の全体形状が略U字型またはコの字型を成すものであり、
    地震動または振動を感知する感震器、当該ガスメータに電源電力を供給するための電池、または当該ガスメータに付設される部品のうち少なくとも一つを、前記導通路の略U字型またはコの字型で囲まれた空間に配置した
    ことを特徴とする請求項1ないし11のうちいずれか1つの項に記載のガスメータ。
  13. 前記前面部に取り付けられた、地震動または振動を感知する感震器、当該ガスメータに電源電力を供給するための電池、または当該ガスメータに付設される部品は、前記前面部に対して前記導通路を相対的に天地逆転させてもなお前記導通路の略U字型で囲まれた空間に収まるように配置されている
    ことを特徴とする請求項12記載のガスメータ。
  14. 計測対象のガスを流入口から流出口へと導通させる一繋がりの流路を有し、前記ガスの流入口と流出口とが同方向に向いて開口しており、前記流入口および流出口のそれぞれが外部の上流側と下流側との2本のガス配管に接続されるように設定されている導通路と、
    前記導通路の途中に設けられて前記ガスの流量または流速を計測する計測装置と、前記導通路および前記計測装置を収容する筐体とを有するガスメータを組み立てるにあたり、
    前記筐体には前記導通路の流入口と流出口とがそれぞれ取り付けられる2つの開口を設けておき、筐体の天地を逆転させた構造とする場合には、前記開口に対して前記導通路の流入口と流出口とを逆転して取り付ける
    ことを特徴とするガスメータの組立方法。
  15. 前記筐体に取り付けられて、前記計測装置で計測された計測結果の値または当該計測結果の値を積算してなる値を表示する表示装置を備えており、
    前記筐体の天地を逆転させた構造とする場合には、前記表示装置の少なくとも前記値を表示する表示部の天地を逆転して前記筐体に取り付ける
    ことを特徴とする請求項14記載のガスメータの組立方法。
  16. 計測対象のガスを導通させる一繋がりの流路を有し、前記ガスの流路の流入口と流出口とが同方向に向いて開口しており、前記ガスの流れを遮断する遮断弁が組み込まれたブロックと前記ガスの圧力を計測する圧力計測装置が組み込まれたブロックとを、前記ガスの流量または流速を計測する計測装置が組み込まれたブロックに組み付けて、一繋がりの前記流路を形成しており、前記遮断弁が組み込まれたブロックには前記流入口が設けられ、
    前記圧力計測装置が組み込まれたブロックには前記流出口が設けられた導通路と、前記導通路および前記計測装置を収容する筐体とを備えたガスメータの組立方法であって、
    前記導通路における、前記遮断弁が組み込まれたブロックと前記圧力計測装置が組み込まれたブロックとの配置位置を、前記計測装置が組み込まれたブロックに対して配置転換可能に設定しておき、
    前記筐体における実質的にガスが流入する方の開口には前記遮断弁が組み込まれたブロックを配置し、他方の実質的にガスが流出する方の開口には前記圧力計測装置が組み込まれたブロックを配置する
    ことを特徴とするガスメータの組立方法。
  17. 前記導通路における前記計測装置よりも前記流入口側または前記流出口側に、遮断弁または圧力計測装置のうち少なくともいずれか一つを設ける
    ことを特徴とする請求項14または15記載のガスメータの組立方法。
  18. 計測対象のガスを導通させる一繋がりの流路を有し、前記流路の流入口と流出口とが同方向に向いて開口しており、前記ガスの流れを遮断する遮断弁または前記ガスの圧力を計測する圧力計測装置のうち少なくともいずれか一方が組み込まれたブロックと、流路が組み込まれたブロックとを、前記ガスの流量または流速を計測する計測装置が組み込まれたブロックに組み付けて、前記一繋がりの流路を形成しており、前記遮断弁または前記圧力計測装置のうち少なくともいずれか一方が組み込まれたブロックには前記流入口が設けられ、前記流路が組み込まれたブロックには前記流出口が設けられた導通路と、前記導通路および前記計測装置を収容する筐体とを備えたガスメータの組立方法であって、
    前記導通路における、前記遮断弁または前記圧力計測装置のうち少なくともいずれか一方が組み込まれたブロックと前記流路が組み込まれたブロックとの配置位置を、前記計測装置が組み込まれたブロックに対して配置転換可能に設定しておき、
    前記筐体における実質的にガスが流入する方の開口には前記遮断弁または前記圧力計測装置のうち少なくともいずれか一方が組み込まれたブロックを配置し、他方の実質的にガスが流出する方の開口には前記流路が組み込まれたブロックを配置する
    ことを特徴とするガスメータの組立方法。
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