JP4681603B2 - 支持フレーム、平板状主杆、および連結部材を備えるフロントガラス用ワイパーブレード - Google Patents

Description

本発明は、駆動アームに連結して、平板状主杆を支持フレームに取り付ける連結部材を備えた、扁平ブレード型の自動車のフロントガラス用ワイパーブレードに関する。

より詳しく言うと、本発明は、次の要素を備える自動車のフロントガラス用ワイパーブレードに関する。
−ワイピングストリップを支持するためのフック、および長手方向の主軸を有する管体を備える、長手方向を向いている支持フレーム。
−管体の内部に収容されている、長手方向の水平ストリップの形態である平板状主杆。
−平板状主杆を管内の所定位置に、長手方向に固定するための固定手段を備え、フロントガラス用ワイパーブレードを支持フレームに取り付けられた駆動アームに連結するための連結部材。

高さが低いフロントガラス用ワイパーブレードを製造するためのある設計によると、ワイピングブレード、すなわちストリップを支持するフロントガラス用ワイパーブレードの関節構造は用いず、中空支持フレームと細長い補強平板との組合せで、ワイパーブレードの実際の構造を形成する。

支持フレームは、長手方向の水平ストリップの形態である平板状主杆を受容できる管体を構成する細長い形状部からなっている。この支持フレームは、ワイピングストリップを取り付けるための下部フックを備えている。

平板状主杆は、拭き取られるガラス面にワイピングストリップを押し付けることができるように、弾性材料から形成されている。

ワイパーブレードは、このワイパーブレードをワイピング動作させるアームに連結するための連結部材をも備えている。この連結部材は、支持フレームの管体の周りに取り付けられ、平板状主杆を支持フレームの管体内の取付け位置に、長手方向に固定するための固定手段を備えている。

米国特許第６，１６１，２４８号には、連結部材が、平板状主杆の相補的な溝に受容される弾性タングによって、その平板状主杆に連結されるフラットブレード型のフロントガラス用ワイパーブレードが開示されている。

しかし、このようなフロントガラス用ワイパーブレードを用いると、弾性タングが徐々に永久変形して、アセンブリに遊びが生じ、これにより、フロントガラス用ワイパーブレードの効率が低下する。

本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、支持フレームの取付け位置に平板状主杆を固定するための固定手段が、次第に変形しないように、十分に硬質であるとともに、フロントガラス用ワイパーブレードの様々な構成要素間の全ての遊びを防止することができる、フロントガラス用ワイパーブレードを提供することを目的とする。

この目的を達成するために、本発明は、連結部材を固定するための固定手段が、管体内に平板状主杆を固定するべく、平板状主杆の側面に形成された凹部と協働するラグを備えていることを特徴とする、上記したタイプのフロントガラス用ワイパーブレードを提供する。

本発明のさらなる特徴を挙げると、次のとおりである。
−ラグは、連結部材の長手方向に延びる垂直の横方向タブに位置している。
−各ラグは、対応する横方向タブの長手方向の垂直の内面から、連結部材の内側に向かって横方向に延びており、各ラグの横方向端部は、平板状主杆の対応する凹部内に受容される固定歯を有している。
−各固定歯は、管体の横方向側壁の一部を、対応する凹部の内部に押圧している。
−組立ての際に、連結部材が２つの部材から構成されている場合に、この連結部材の２つの部材間が、一定の寸法、すなわち、組み立てた後に、連結部材の幅が一定となり、２つの連結部材の製造の際に生じる差異に対処できるように、歯が、弾性平板の凹部内で平坦となることができる。
−管体の側壁および上部壁は、平板状主杆の各凹部に対向して位置する横方向開口を有し、対応するラグの固定歯が、この横方向開口を通過するようになっている。
−横方向開口は、連結部材を支持フレームに組み付ける前に、管体の対応する横方向側壁および上部壁をカットして形成されている。
−連結部材を支持フレームに対して長手方向に配置するべく、各横方向開口は、管体の上部水平壁に形成された凹部を備え、各ラグの横方向端部は、この凹部に受容される上歯を備えており、かつ各凹部および対応する上歯は、全体的に相補的な台形状であり、正方形、長方形、または台形の形状（管体がプレカット無孔性タイプの場合は、長方形を用いるのが好ましい）とされている。
−横方向開口は、連結部材を支持フレームに組み付ける際に、管体の対応する横方向側壁、上部水平壁、および下部水平壁をカットして形成されている。
−連結部材を支持フレームに組み付ける際に、横方向開口を形成することができるように、各ラグの横方向端部は、管体の対応する横方向側壁、および上部水平壁の一部をカットできる、固定歯の上方に位置する上歯と、管体の対応する横方向側壁および下部水平壁の一部をカットできる、固定歯の下方に位置する下歯を備えており、固定歯は、対応する前横方向側壁の一部をカットすることができるようになっている。
−固定歯は、上歯および下歯の後方に、横方向に位置している。
−上歯および下歯は、平板状主杆を連結部材に対して、垂直方向に配置するために、平板のいずれかの側に、垂直方向に位置している。
−固定歯、上歯、または下歯は、三角形の水平断面（管体がプレカットタイプの場合は、歯は、円柱または三角形の形状であるのが好ましい）を有するプリズムの形状である。
−平板状主杆の各凹部は、対応する固定歯に相補的な全体的に三角形の形状（管体がプレカットタイプの場合は円柱状）を有している。
−平板状主杆の各凹部は、平板状主杆の側面に形成された全体的に四角形状の第１の凹部と、この第１の凹部の長手方向の下部に形成された、対応する固定歯に相補的な全体的に三角形状（管体がプレカットタイプの場合は円柱状）の第２の凹部を有している。

本発明のさらなる特徴および利点は、添付の図面を参照しながら、以下の詳細な説明を読めば、明らかになると思う。

本発明の説明において、垂直方向、長手方向、および横方向は、それぞれ、原則的に、図１に示す基準座標系Ｖ、Ｌ、Ｔに従うものとする。

以下の説明において、同一要素または類似の要素には、同じ符号を用いる。

図１は、フラットブレード型のフロントガラス用ワイパーブレード１０を示している。このワイパーブレード１０は、ワイパーブレードの他の構成要素を支持する、長手方向を向いている支持フレーム１２と、長手方向の水平ストリップの形態であって、支持フレーム１２の内部に取付けられる平板状の主杆１４と、ワイパーブレード１０を駆動アーム（不図示）およびワイピングストリップ（不図示）に連結するための連結部材１６とを備えている。

支持フレーム１２は、上部水平壁２０、下部水平壁２２、および２つの長手方向の垂直の側壁２４によって画定された、長手方向の主軸を有する中心管体１８を備えている。

もちろん、この管体１８の断面形状は図示のものに限定されない。管体１８は、平板１４を、その形状に関係なく、受容できれば良いのであって、円形または楕円形の断面とすることも可能である。

また支持フレーム１２は、管体１８の上部水平壁２０の上面から、垂直上方に延びる長手方向の上部リブ２６を備えている。この上部リブ２６は、自動車の運動によって生じる相対的気流の作用により、ブレード１０をフロントガラス面に押し付けるような、空気力学的形状を有している。

最後に、支持フレーム１２は、その下面に、ワイピングストリップアセンブリの保持手段を有する。この保持手段は、下面が開口した管状部３０を画定する、互いに対向した下部の長手方向フック２８からなり、この保持手段の中に、ワイピングストリップと相補的な支杆が挿入される。

平板状主杆１４は、支持フレーム１２を補強するための、ワイパーブレード１０の構造要素である。この主杆１４は、鋼などの比較的硬質の材料からなり、管体１８の内部に配置される長手方向の水平の平板からなっている。

連結部材１６が、支持フレーム１２の中間の管体１８の上に、長手方向に取り付けられる。すなわち、連結部材１６は、上部水平壁２０の上面に位置するように、側壁２４の間に取り付けられている。

上部リブ２６には、切欠部３２が設けられ、この切欠部３２を介して、連結部材１６が支持フレーム１２に取り付けられる。

連結部材１６は、ワイパーブレード１０の中央の長手方向垂直面に対して、横方向に対称な２つの連結片３３からなっている。これらの２つ連結片３３は、横方向に合わせて、管体１８に組み付けられる。

連結部材１６の各連結片３３は、管体１８の上部水平壁２０の上面に支持される上部片３６を有する。この上部片３６は、連結部材１６の他方の連結片３３の上部片３６に取り付けるための孔３８を有する。

連結部材１６の各連結片３３は、下部から上部片３６に達する、２つの横方向タブ３４を有する。これらの横方向タブ３４は、連結部材１６を管体１８に対して横方向の位置決めをするために、支持フレーム１２の管体１８の両側に、横方向に設けられている。

各横方向タブ３４の下端部３４ｉは、連結部材１６の内側に向かって曲げられ、管体１８の下部水平壁２２の下面２２ｉを支持するフックを形成している。したがって、各横方向タブ３４を管体１８に取り付けると、その下端部３４ｉは、連結部材１６を所定の位置に垂直方向に固定する機能を果たす。

最後に、連結部材１６は、支持フレーム１２の管体１８に取り付けた際、平板状主杆１４を所定位置に長手方向に固定する固定手段を有する。

上記固定手段は、支持フレーム１２の管体１８に取り付けられると、平板状主杆１４の凹部４２と協働して、この平板状主杆１４を所定の位置に固定するための、内側に延びる横方向ラグ４０を有する。

この横方向ラグ４０は、横方向タブ３４に設けられている。

横方向ラグ４０と協働する凹部４２は、平板状主杆１４の側面１４ａに形成されている。本発明の一実施形態によると、凹部４２の形状は、横方向ラグ４０の形状と相補的である。

この場合、各横方向タブ３４が、横方向ラグ４０を有するため、平板状主杆１４の各側面１４ａは、２つの凹部４２を有する。

各ラグ４０は、対応する横方向タブ３４の長手方向の垂直の内面３４ａから、連結部材１６の内側に向かって横方向に延びており、各ラグ４０の内側端部は、平板状主杆１４の対応する凹部４２内に受容される第１の固定歯４４を備えている。

図２および図３は、横方向ラグ４０、および凹部４２の第１の実施形態を示している。この実施形態によると、管体１８の各横方向側壁２４の一部は、固定歯４４によって、対応する凹部４２に向かって押圧される。

このような押圧により、横方向側壁２４は、弾性的または可塑的に変形し、これにより、支持フレーム１２を一切変更しなくても、平板状主杆１４の直接取付けが可能となる。そのため、支持フレーム１２の製造コストが大幅に削減され、従ってフロントガラス用ワイパーブレード１０の製造コストが削減される。

図４および図５は、本発明による別の実施形態を示している。この実施形態によると、管体１８の横方向側壁２４および上部水平壁２０は、各凹部４２に対向して位置する横方向開口４６を有し、連結部材１６の対応する固定歯４４が、この開口４６を通過している。

この横方向開口４６は、連結部材１６を支持フレーム１２に組み付ける前に、支持フレーム１２の成形の際に形成するか、または支持フレーム１２をカットして形成される。

したがって、各固定歯４４は、対応する凹部４２の内部に受容され、これにより、連結部材１６に対する平板状主杆１４の長手方向の固定が強化される。

しかし、各横方向開口４６の幅は、各固定歯４４が、常に対応する横方向側壁２４を凹部４２の内部に向かって押圧する大きさである。

この実施形態によると、平板状主杆１４の各凹部４２は、平板の側面に形成された第１の凹部４８と、この第１の凹部４８の奥に形成された第２の凹部５０との２つの凹部から構成されている。

さらに、第１の凹部４８は、固定歯４４によって、この第１の凹部４８に対して押圧される管体１８の横方向側壁２４の一部を受容するように、第２の凹部５０に比べて、長手方向に長く延びている。

支持フレーム１２は、容易に成形または押出しできるプラスチック材料から形成される。しかし、支持フレーム１２の機械強度を局所的に低下させるおそれのある固定歯４４による変形のために、従来は不適当と考えられていた材料を用いることができる。

図６および図７は、横方向開口４６の別の実施形態を示している。この横方向開口４６により、連結部材１６の組み立ての際に、この連結部材１６を支持フレーム１２に対して、長手方向に配置することができる。

したがって、横方向開口４６は、支持フレーム１２の内部に向かって横方向に延びる第１の上側凹部５２、横方向側壁２４に形成された第２の中間凹部５４、および下部水平壁２２に形成された下側凹部５６を有する。

連結部材１６の各ラグ４０は、上側凹部５２内に受容される、固定歯４４の上方に位置する上歯５８と、下側凹部５６内に受容される、固定歯４４の下方に位置する下歯６０を有する。

上歯５８は、上側凹部５２と相補的であり、下歯６０は、下側凹部５６と相補的であるため、連結部材１６を、支持フレーム１２の所要の位置に、遊びなく取付けることができる。

この場合、図７から分かるように、上側凹部５２および相補的な上歯５８は、全体的に台形状であり、等脚台形であるのが特に好ましい。

なお、固定歯４４は、上歯５８および下歯６０に比べて、後方に横方向に位置している。

したがって、平板状主杆１４の側面１４ａが、上歯５８と下歯６０の間に受容され、これにより、平板状主杆１４は水平位置に保持され、かつ平板状主杆１４は、管体１８の内部に垂直方向に配置される。

この実施形態によると、横方向開口４６は、ワイパーブレード１０の組立ての前、換言すると、平板状主杆１４と連結部材１６の組立ての前に形成される。

したがって、横方向開口４６を形成するには、支持フレーム１２をカットするステップ、または使用する型の形状を変更するステップが必要である。

図８および図９は、ラグ４０の別の実施形態を示している。この実施形態では、横方向開口４６の形成、すなわち上側凹部５２、中間凹部５４、および下側凹部５６のカットは、連結部材１６を支持フレーム１２に組み付ける際に行われる。

そのため、固定歯４４が、横方向側壁２４の一部をカットすることができ、上歯５８が、上部水平壁２０の一部をカットすることができ、下歯６０が、下部水平壁２２の一部をカットすることができるようになっている。

このようなカットのために、各歯４４、５８、６０は、先端が尖っており、例えば、三角形状の断面を有するプリズムの形状であり、ダイの要領で、管体１８の壁部をカットすることができる。

また、この場合、上歯５８および下歯６０により、平板状主杆１４が管体１８内で垂直方向に配置されるように、固定歯４４は、上歯５８および下歯６０に比べて、後方に横方向に位置している。

本発明によるフロントガラス用ワイパーブレードの分解斜視図である。 図１に示すフロントガラス用ワイパーブレードの連結部材を組み付ける前の水平断面図である。 連結部材が支持フレームに組み付けられ、垂直壁が凹部に押圧されている、図２に類似する水平断面図である。 各垂直壁が各ラグに対応する凹部を有するワイパーブレードの別の実施形態を示す、図２に類似する水平断面図である。 図４の実施形態によるワイパーブレードを示す、図３に類似する水平断面図である。 各ラグが、上歯および下歯を備え、支持フレームが、これらに対応する凹部を備えている本発明によるワイパーブレードの別の実施形態を示す、図１に類似する組立分解斜視図である。 ラグの上歯の形状、および対応する凹部の形状を示すために、図６に示すワイパーブレードを上方から見た斜視図である。 上歯および下歯が、管体の壁部をカットする、本発明の別の実施形態によるワイパーブレードの垂直断面図である。 歯の形状を示す、図８に示すラグの詳細な斜視図である。

符号の説明

１０ ワイパーブレード
１２ 支持フレーム
１４ 平板状主杆
１４ａ 側面
１６ 連結部材
１８ 管体
２０ 上部水平壁
２２ 下部水平壁
２２ｉ 下面
２４ 横方向側壁
２６ 上部リブ
２８ 長手方向フック
３０ 管状部
３２ 切欠部
３３ 連結片
３４ 横方向タブ
３４ａ 内面
３４ｉ 下端部
３６ 上部片
３８ 孔
４０ 横方向ラグ
４２ 凹部
４４ 固定歯
４６ 横方向開口
４８ 第１の凹部
５０ 第２の凹部
５２ 上側凹部
５４ 中間凹部
５６ 下側凹部
５８ 上歯
６０ 下歯

Claims (15)

1. 自動車のフロントガラス用ワイパーブレード（１０）において、
   ワイピングストリップを支持するためのフック（２８）、および長手方向の主軸を有する管体（１８）を有し、長手方向を向いている支持フレーム（１２）と、
   前記管体（１８）の内部に受容される、長手方向の水平ストリップ状の平板
   状主杆（１４）と、
   前記平板状主杆（１４）を、前記管体（１８）内の所定位置に長手方向に固定するための固定手段を有し、前記ワイパーブレード（１０）を、前記支持フレーム（１２）に取り付けられた駆動アームに連結するための連結部材（１６）を備え、
   前記連結部材（１６）の固定手段は、前記平板状主杆（１４）を管体（１８）内に確実に固定するために、前記平板状主杆（１４）の側面（１４ａ）に形成された凹部（４２）と協働するラグ（４０）を有することを特徴とするフロントガラス用ワイパーブレード（１０）。
2. 管体（１８）は、上部水平壁（２０）、下部水平壁（２２）、および２つの長手方向に延びる垂直の横方向側壁（２４）を備えており、連結部材（１６）は、前記管体（１８）の横方向側壁（２４）の両側に長手方向に延在する２つの垂直の横方向タブ（３４）によって、支持フレーム（１２）に取り付けられており、かつラグ（４０）は、この横方向タブ（３４）上に配置されていることを特徴とする、請求項１に記載のフロントガラス用ワイパーブレード（１０）。
3. 各ラグ（４０）は、対応する横方向タブ（３４）の長手方向に延びる垂直の内面（３４ａ）から、連結部材（１６）の内側に向かって横方向に延びており、かつ前記各ラグ（４０）の横方向端部は、平板状主杆（１４）の対応する凹部（４２）内に受容される固定歯（４４）を有することを特徴とする、請求項２に記載のフロントガラス用ワイパーブレード（１０）。
4. 各固定歯（４４）は、管体（１８）の横方向側壁（２４）の一部を、対応する凹部（４２）の内部に向かって押圧していることを特徴とする、請求項３に記載のフロントガラス用ワイパーブレード（１０）。
5. 管体（１８）の横方向側壁（２４）および上部水平壁（２０）は、平板状主杆（１４）の各凹部（４２）に対向して位置する横方向開口（４６）を備えており、かつ対応するラグ（４０）の固定歯（４４）は、この横方向開口（４６）を通過していることを特徴とする、請求項２〜４のいずれかに記載のフロントガラス用ワイパーブレード（１０）。
6. 横方向開口（４６）は、連結部材（１６）を支持フレーム（１２）に組み付ける前に、管体（１８）の横方向側壁（２４）および上部水平壁（２０）をカットして形成されていることを特徴とする、請求項５に記載のフロントガラス用ワイパーブレード（１０）。
7. 各横方向開口（４６）は、管体（１８）の上部水平壁（２０）に位置する上側凹部（５２）を備えており、各ラグ（４０）の横方向端部は、連結部材（１６）を支持フレーム（１２）に対して長手方向に配置するために、前記上側凹部（５２）内に受容されている上歯（５８）を有することを特徴とする、請求項６に記載のフロントガラス用ワイパーブレード（１０）。
8. 各上側凹部（５２）および対応する上歯（５８）は、全体として台形の相補的な形状を有することを特徴とする、請求項７に記載のフロントガラス用ワイパーブレード（１０）。
9. 横方向開口（４６）は、連結部材（１６）を支持フレーム（１２）に組み付ける際に、管体（１８）の対応する横方向側壁（２４）、上部水平壁（２０）、および下部水平壁（２２）をカットして形成されていることを特徴とする、請求項５に記載のフロントガラス用ワイパーブレード（１０）。
10. 連結部材（１６）を支持フレーム（１２）に組み付ける際に、横方向開口（４６）をカットすることができるように、各ラグ（４０）の横方向端部は、管体（１８）の対応する横方向側壁（２４）および上部水平壁（２０）の一部をカットできる、固定歯（４４）の上方に位置する上歯（５８）と、前記管体（１８）の対応する前記横方向側壁（２４）および下部水平壁（２２）の一部をカットできる、前記固定歯（４４）の下方に位置する下歯（６０）を備え、前記固定歯（４４）は、対応する前記横方向側壁（２４）の一部をカットすることができるようになっていることを特徴とする、請求項９に記載のフロントガラス用ワイパーブレード（１０）。
11. 固定歯（４４）は、上歯（５８）および下歯（６０）よりも後方に、横方向に位置していることを特徴とする、請求項１０に記載のフロントガラス用ワイパーブレード（１０）。
12. 上歯（５８）および下歯（６０）は、平板状主杆（１４）を連結部材（１６）に対して垂直方向に配置するために、前記平板状主杆（１４）の両側に、垂直に位置していることを特徴とする、請求項１０または１１に記載のフロントガラス用ワイパーブレード（１０）。
13. 各ラグ（４０）の横方向端部は、管体（１８）の対応する横方向側壁（２４）および上部水平壁（２０）の一部をカットできる、固定歯（４４）の上方に位置する上歯（５８）と、前記管体（１８）の対応する前記横方向側壁（２４）および下部水平壁（２２）の一部をカットできる、前記固定歯（４４）の下方に位置する下歯（６０）を備え、
    固定歯（４４）、上歯（５８）、または下歯（６０）は、三角形状の断面を有するプリズム形状であることを特徴とする、請求項３〜１２のいずれかに記載のフロントガラス用ワイパーブレード（１０）。
14. 平板状主杆（１４）の各凹部（４２）は、対応する固定歯（４４）と相補的である、全体的に三角形の形状を有することを特徴とする、請求項１３に記載のフロントガラス用ワイパーブレード（１０）。
15. 平板状主杆（１４）の各凹部（４２）は、平板状主杆（１４）の側面（１４ａ）に形成された、全体的に三角形状の第１の凹部（４８）と、この第１の凹部（４８）の長手方向底部に形成された、対応する固定歯（４４）と相補的な、全体的に三角形状の第２の凹部（５０）を有することを特徴とする、請求項３〜１３のいずれかに記載のフロントガラス用ワイパーブレード（１０）。

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