JP4680722B2 - 車載用デジタル放送受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両などの移動体向けのデジタル放送受信装置に関する。
特許文献1には、受信可能なチャンネルを検出するサーチ機能を備え、リモコンによる対応が可能なデジタル放送装置を提供するために、受信可能なチャンネルを検出するサーチ機能を備えた放送受信装置が記載されている。この放送受信装置は、サーチ機能により検出されたチャンネルが登録済みチャンネルか否かを判定する判定手段と、判定手段による判定結果が表示される表示手段と、遠隔操作手段を備えている。そして、遠隔操作手段により、少なくとも判定手段による判定条件と表示手段による判定結果の表示条件が設定できるようにしている。
また、特許文献2には、直交周波数分割多重方式により送信された信号を受信するデジタル放送受信装置に係り、特にダブルチューナ受信モードとダイバーシチ受信モードの双方で動作するデジタル受信装置が記載されている。
特開2004−201253号公報 特開2004−320406号公報
本発明の課題は、移動体向け地上デジタル放送を受信するに際して、放送エリアをまたぐ際にチャンネル変更を行う場合、ダイバーシチ受信装置を有効に利用することにある。さらに、階層伝送を実施している際に、その伝送方法を有効に利用することにより、チャンネルを自動的に変更する際にも番組の途切れを低減することにある。
本発明の車載用デジタル放送受信装置は、複数の受信ユニットを備えており、現在位置に応じて受信方法を決定する。
例えば、本発明の車載用デジタル放送受信装置は、放送エリアに対応させたチャンネルリストを記憶する手段と、現在位置を取得する手段と、受信ユニットに受信するチャンネル及び受信する階層を設定する受信ユニット設定手段と、前記受信ユニットから出力される信号にもとづいて最大比合成または選択により出力する受信出力手段と、を備え、前記現在位置が、重複のない放送エリア内に属する場合には、前記受信ユニット設定手段は、前記受信ユニットの全てに対し、同一の受信するチャンネル及び受信階層を設定し、前記受信出力手段は、前記最大比合成または前記選択により出力し、前記現在位置が、重複する複数の前記放送エリア内に属する場合には、前記受信ユニット設定手段は、前記チャンネルリストを用いて、少なくとも一つの前記受信ユニットに対し、前記現在位置から遠い前記放送エリアの受信するチャンネルに対応するチャンネル、前記受信階層よりも少ない受信階層と、を設定前記受信出力手段は、前記複数の受信ユニットから出力される信号を選択し出力する、ことを特徴とする車載用デジタル放送受信装置。
また、前記現在位置に応じて前記複数の受信ユニットから出力される信号を合成して出力するか選択して出力するかを設定する手段を備えていても良い。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態にかかる車載受信装置の構成の一例である。本実施形態の車載受信装置は、2つのアンテナ、2つのチューナでダイバシチ受信を行う。もちろん、アンテナ数、チューナ数を増加させても差し支えない。
本実施形態の車載受信装置は、放送を受信するアンテナ101−a、bと、チューナ102−a、bと、アナログ信号をデジタル信号に変換する復調器103−a、bと、制御装置104と、リモコン(不図示)からの選局信号を制御装置104に伝えるバックエンド装置105と、を備えている。
制御装置104は、復調器103−a、bからのBER(Bit Error Rate)、あるいはCN比(Carrier to Noise ratio)を取得し、チューナ102に制御をかける。また、復調器103−a、bからのデジタルデータを処理して、所望のフォーマットにて出力を行う。また、バックエンド装置105からの信号を元にチューナ102の制御、あるいは復調器103の制御を行う。
バックエンド装置105は、ナビゲーション装置200と接続されている。ナビゲーション装置200は、GPS受信装置を備え、現在位置を算出する機能を備えている。バックエンド装置105は、ナビゲーション装置200から現在位置の情報を受信し、制御装置104に送信する。また、ナビゲーション装置200は、ディスプレイを備えている。バックエンド装置105は、ナビゲーション装置200のディスプレイにデジタル放送の内容を送信し表示する。
信号線111−a、bは、チューナ102からのRF信号や、場合によってはチューナ102によりIF信号に変換された信号を送信するための配線である。信号線112−a、bは、デジタルデータに復号された信号を送信するための配線である。通信線113は、制御装置104にて必要に応じてフィルタリングされたデジタルデータを送信するための配線である。通信線114−a、bは、復調器103−a、bにおけるBER、あるいはCN比の情報を制御装置104に送信したり、制御装置104から復調器103−a、bへの制御信号を送信するための配線である。通信線115−a、bは、制御装置104からチューナ102−a、bに対して受信すべきチャンネルの情報を送信するための配線である。なお、どのチャンネルを選択すべきかをリモコンを介して設定された場合、選択すべきチャンネルの情報は、通信線116を介してバックエンド105から制御装置104に送信される。
バックエンド装置105は、図は省略するが、制御装置104から出力されるトランスポートストリーム形式のデジタルデータの中から所望のデータを振り分けるDEMUX装置と、DEMUX装置にて振り分けられた音声、映像、データ放送向けのデータ及びシステム情報データをそれぞれデコードするデコーダと、デコーダにてデコードされたデータを出力する出力装置と、外部入力装置(リモコン)からのデータを検出し、そのデータを所望のデータ形式に変換して外部に送信する装置と、を備えている。
次に、上記の車載受信装置が放送エリアを跨いで移動する場合のチャンネル切り替え処理について説明する。
車載受信装置は、車両に搭載され、図2に示す放送エリアAからエリアBに向けて移動するとする。なお、現在、チャンネル1を受信するようにリモコンを介して設定され、チャンネル1の内容がディスプレイに表示されているとする。また、エリアAでのチャンネル1と同じ系列の放送局が、エリアBでは、チャンネル2であるとする。そして、エリアAとエリアBには重なる部分(図中、斜線部分)があるとする。かかる場合に、同じ系列の放送を受信し続けるためには、エリアAからエリアBに移動するときに、チャンネル1からチャンネル2に選局し直す必要がある。
かかる選局を達成するため、制御装置104は、バックエンド装置105を介して、ナビゲーション装置200から現在位置情報を受信する。そして、現在位置がエリアA内でかつエリアBと重なっていない位置にある場合、二つの受信ユニット(アンテナ及びチューナ)の両方ともチャンネル1を受信するようにチューナ102−a、bを制御する。
本実施形態では、ダイバシチ合成方法として最大比合成法を用いる。制御装置104は、復調器112−aからの出力信号と、復調器112−bからの出力信号とを合成し、バックエンド装置105に出力する。
なお、制御装置104は、自身の記憶装置に、図3に示すように、放送エリア301ごとの中心座標(緯度、経度)302と、有効半径303と、系列放送会社304と、チャンネル305とが格納されたチャンネルリスト300を記憶している。制御装置104は、ナビゲーション装置から取得した現在位置が、中心座標302と有効半径303から求められるエリア内にあるか否かを調べ、現在位置の存在する放送エリアを求める。放送エリアの中心座標の位置及び有効半径の大きさによって、図2に示すように、現在位置が複数の放送エリアに属することになる場合がある。
制御装置104は、ナビゲーション装置から取得する現在位置を監視し続ける。
制御装置104は、現在位置がエリアAとエリアBが重なっている部分(図2の斜線部分)に移動した場合、2つの受信ユニットのうちの1つ(受信ユニットa)を主の受信ユニットと定義し、該主の受信ユニットでは、元の放送エリアのチャンネル(チャンネル1)の受信を継続する。一方、もうひとつの受信ユニット(受信ユニットb)を従の受信ユニットと定義し、その受信ユニットでは、重複する他の放送エリアのチャンネル(チャンネル2)を受信するようチューナを制御する。
上述のとおり、本実施形態では、ダイバシチ合成方法として最大比合成法を用いる。制御装置104は、チャンネル切替えの際、復調器112−aにおける合成比を1として、復調器112−bからの出力信号に対する合成比をゼロとして、バックエンド装置105にデジタル信号を送信する。
そして、制御装置104は、復調器112-a、112−bから、復調器112-a、112−bにおけるBER、あるいはCN比に代表される電波品質に関する指標を受信し、各電波品質に関する指標を自身の記憶装置に格納する。
制御装置104は、このような状態において、各受信ユニットに関する電波品質に関する指標を比較し続ける。そして、従の受信ユニットに関する電波品質が主の受信ユニットよりも大きくなったときに、主の受信ユニットの合成比をゼロに設定し、従の受信ユニットの合成比を1に設定する。
次に、制御装置104は、かかる状態(従の受信ユニットに関する電波品質が主の受信ユニットよりも大きい状態)の継続を監視する。
そして、この状態が予め設定した間(たとえば、ナビゲーション装置からの現在位置をもとに算出される走行距離が1km以上になるまでの間)継続しなかった場合、制御装置104は、元の設定に戻すべく、主の受信ユニットの合成比を1に設定し、従の受信ユニットの合成比をゼロに設定し直す。そして、再び、制御装置104は、各受信ユニットに関する電波品質に関する指標を比較し続ける。このような設定の変更を電波状態が収束するまで繰り返す。
一方、前記した状態(従の受信ユニットに関する電波品質が主の受信ユニットよりも大きい状態)が予め設定した間継続した場合、制御装置104は、主の受信ユニットのチャンネルを、従の受信ユニットのチャンネルと同じチャンネル(チャンネル2)に切りかえる。具体的には、制御装置104は、主の受信ユニットのチューナ102−aに制御信号を送信して受信チャンネルを2に切り替える。なお、制御装置104は、現在位置が、エリアB内でかつエリアAに重ならない部分に移動した場合に、主の受信ユニットのチャンネルを切りかえるようにしてもよい。
こうして、制御装置104は、チャンネル切替えを終了し、元の通常の最大比合成方法を用いたダイバーシチ受信状態に戻る。
なお、上記では、主の受信ユニットの合成比を1又はゼロに設定し、従の受信ユニットの合成比をゼロ又は1に設定するようにしたが、本実施形態はこれに限られない。1又はゼロにするのではなく、一方の合成比を他方の合成比に比べ小さくするようにしてもよい。また、合成比をあらかじめ格納してある受信エリアの境界と、GPSを介して取得した自車位置との距離を求めることにより主の受信ユニットと従の受信ユニットの合成比を決定する方法でもかまわない。
以上の第1実施形態について説明した。本実施形態によれば、走行中の位置に従って、同じ系列局のチャンネルに自動的に切り替える。また、最大比合成法によるダイバシチ受信方法を用いたデジタル放送受信装置を用い、ダイバシチ受信におけるそれぞれの受信ユニットの受信チャンネルを別個に制御する。さらに位置に応じて最大比合成法における合成係数を位置に応じて制御することも可能である。
いいかえれば、複数の受信ユニットを備える車載受信装置において、放送エリアが重複する位置に現在位置ある場合、少なくとも一つの受信ユニットaで元のチャンネルと受信し、他の少なくとも一つの受信ユニットbで重複する他の放送エリアの同じ系列局のチャンネルを受信する。このとき、当初は、受信ユニットaから出力される信号の合成比を、受信ユニットbから出力される信号の合成比より大きくする。そして、受信ユニットbの受信状況が受信ユニットaより良好となった場合、受信ユニットaから出力される信号の合成比を、受信ユニットbから出力される信号の合成比より小さくする。
したがって、本実施形態によれば、放送エリアを跨る場合でも、同一の系列局の受信を継続して行うことができ、映像が途切れを抑止できる。
<第2実施形態>
地上デジタル放送では、サイマル放送を行う1セグメント及び12セグメントからなる階層受信を行う場合もある。第2実施形態では、このような放送方式がとられた場合で、図2に示すように放送エリアを跨って車両が移動する際のチャンネル切替方式について説明する。
なお、本実施形態の車載受信装置は、上記第1の実施形態の車載受信装置と基本的に同様の構成を備えているので、共通する構成については説明を省略することがある。
アンテナ101−a、bは、12セグメント(高階層)と1セグメント(低階層)における映像エンコード方式がそれぞれ異なった形式でサイマル放送が行われている階層化伝送方式のデジタル放送電波を受信する。チューナ102−a、bは、あらかじめ設定された周波数のチャンネルの電波を取り出し、それぞれ通信線111−a、bを介して復調器103−a、bに送信する。
復調器103−a、bは、12セグメント、1セグメントのBER、あるいはCN比を算出する。そして、算出した数値を通信線114−a、bを介して制御装置104に送信する。
制御装置104は、ナビゲーション装置からの現在位置情報により、現在位置の属する放送エリアを求める。現在位置が、図2のエリアA内でかつエリアBに重ならない部分に位置する場合、制御装置104は、主となる受信ユニット、ならびに従となる受信ユニットがともにチャンネル1を受信するようにする。
一方、現在位置がエリアAとエリアBとの重複部分(図2の斜線部分)に入ったことを検知した場合、制御装置104は、記憶装置に記憶されているチャンネルリスト300を参照して、エリアBの系列局のチャンネル(チャンネル2)を特定する。そして、従となる受信ユニットが系列局であるチャンネル2を受信するよう制御する。具体的には、制御装置104は、通信線115−bを介して、チューナ101−bに制御信号を送信する。
従となる受信ユニットにて受信チャンネルが変更となった場合、そのBER、CNも新しく受信したチャンネルのものに変更となる。したがって、制御装置104は、4種類(チャンネル1の1セグメント受信、チャンネル1の12セグメント受信、チャンネル2の1セグメント受信、及びチャンネル2の12セグメント受信)の受信映像に関するBER、CN比を得ることになる。このときのバックエンド装置105に表示させる映像の優先度に関しては、まずできるだけ高画質である番組を画面上に表示するという観点から、12セグメントに関する、主の受信ユニットと従となる受信ユニットのBER、あるいはCN比がよいほうを表示するものとする。
ここでBER、あるいはCN比が小刻みに変動する場合には、事前に設定した時間以内では変化しない、あるいは事前に設定したBER、あるいはCN比の範囲内では変化しない、という考え方に代表されるヒステリシスを設けて小刻みな変化を防止する処理を制御装置104に設定する。このヒステリシスを設定するか否か、あるいはヒステリシスに関する数値の詳細設定はバックエンド装置105を介して通信線116を介して制御装置104に指令することが可能である。
制御装置104は、12セグメントの受信が不可能なレベルのBER、あるいはCN比である場合、1セグメントに関する主の受信ユニット、従の受信ユニットに関するBER,CN比を検出する。そして、よいほうの受信ユニットからの信号がバックエンド装置105に送信可能となるように、上記実施形態1で説明した方法と同様にして、合成比パラメータを調整する。
バックエンド装置105は、1セグメントの映像に関するデジタルデータを制御装置104を介して受信した際、12セグメントの映像と1セグメントの映像は画像サイズが異なるため、拡大処理を施すなどして、画像の表示サイズを一致させる。
なお、以上のチャンネル切替えの際には、制御装置104は、バックエンド装置105に送信する放送データを自身のバッファにバッファリングしておいてもよい。そして、バックエンド装置にデジタルデータを送信する際に、そのバッファからのデータ送信が途切れないように送るようにしてもよい。
以上の本発明の第2の実施形態について説明した。本実施形態によれば、走行中の位置に従って、系列局のチャンネルに自動的に切り替える。また、最大比合成法によるダイバシチ受信方法を用いたデジタル放送受信機を用い、放送エリアをまたがって同一の系列局の受信を継続して行う際に、ダイバシチ受信におけるそれぞれの受信ユニットの受信チャンネルと階層化伝送のセグメントの受信状態を検出して、最大比合成法における合成係数を位置に応じて制御する。したがって、本実施形態によれば、放送エリアを跨る場合でも、同一の系列局の受信を継続して行うことができ、映像が途切れを抑止できる。
<第3実施形態>
次に、第3の実施形態について説明する。上記第1、第2の実施形態では最大比合成方式のダイバシチ方式であったが、本実施形態では切替ダイバシチ方式(選択ダイバシチ方式)を用いている。
なお、本実施形態の車載受信装置は、上記第1、第2の実施形態の車載受信装置と基本的に同様の構成を備えているので、共通する構成については説明を省略することがある。
第1、第2の実施形態では、復調器103−a、bにて検出されるBER、あるいはCN比の情報を用いて制御装置104から主の受信ユニットa、従の受信ユニットbの合成比を変化させていた。これに対して、本実施形態では、復調器103−a、103−bからの出力のいずれかを制御装置104にて選択し、選択したデジタルデータをバックエンド装置105に送信する。その後の処理方法は上記第1、第2実施形態と同様である。
第3の実施形態によれば、走行中の位置に従って、同一系列局のチャンネルに自動的に切り替える。また、切替ダイバシチ受信方式を用いたデジタル放送受信装置を用い、放送エリアをまたがって同一の系列局の受信を継続して行う際に、ダイバシチ受信におけるそれぞれの受信ユニットの受信チャンネルと階層化伝送のセグメントの受信状態を検出して、切替ダイバシチ方式を位置に応じて制御する。
いいかえれば、複数の受信ユニットを備える車載受信装置において、放送エリアが重複する位置に現在位置ある場合、少なくとも一つの受信ユニットaで元のチャンネルと受信し、他の少なくとも一つの受信ユニットbで重複する他の放送エリアの同じ系列局のチャンネルを受信する。このとき、当初は、受信ユニットaから出力される信号を選択して出力する。この間、受信状況を監視して、受信ユニットbの受信状況が受信ユニットaより良好となった場合、受受信ユニットbから出力される信号を出力するように切り替える。
また、階層化伝送の場合は、放送エリアが重複する位置に現在位置ある場合、少なくとも一つの受信ユニットaで元のチャンネルの12セグメントと1セグメントを受信し、他の少なくとも一つの受信ユニットbで重複する他の放送エリアの同じ系列局のチャンネルの12セグメントと1セグメントを受信する。そして、12セグメント受信同士の受信状況を比較し、よい方の受信ユニットから出力される信号を選択して出力する。どちらも所定の受信状況にない場合は、1セグメント受信の受信状況を比較し、良いほうの受信ユニットから出力される信号を出力するように切り替える。
したがって、本実施形態によれば、放送エリアを跨る場合でも、同一の系列局の受信を継続して行うことができ、映像が途切れることがない。
<第4実施形態>
次に、第4の実施形態について説明する。前記した実施形態ではBERあるいはCN比に代表される電波品質を示す指標を用いてチューナのチャンネル切替え、あるいは階層切替えを実施した。これに対して、本実施形態では、端末の構成を簡易にするために、記憶装置に記憶されている系列局に関するチャンネルリスト300と、現在位置情報をもとにして、固定的にチャンネルを移動中に切り替える。
なお、本実施形態の車載受信装置は、上記の実施形態の車載受信装置と基本的に同様の構成を備えているので、共通する構成については説明を省略することがある。
図4は、放送エリアA,Bと、車両の移動方向と、チャンネルの切替えの様子を模式的に示した図である。放送エリアAにおけるチャンネル1と、放送エリアBにおけるチャンネル2が同じ系列局であるとする。また、制御装置104は、現在位置を、ナビゲーション装置からの現在位置情報により取得する。
図4の領域(1)のように、放送エリアが重複しない領域に車両がいるときには、制御装置104は、受信ユニットa、bのどちらもチャンネル1を受信するようにして、通常の最大比合成ダイバシチ方式、あるいは切替ダイバシチ方式で受信及び出力を実施する。
図4における領域(2)のように、放送エリアが重複しかつ元の放送エリアAに近い領域では、受信ユニットaを、元のチャンネル(チャンネル1)の12セグメントを受信するように設定する。一方、受信ユニットbを、重複している他の放送エリアBの系列局のチャンネル(チャンネル2)の1セグメントを受信するように設定にする。
そして、制御装置104は、BERまたはCN比の大きい方を採用する切替ダイバシチ方式により、受信ユニットa、あるいはbを切り替えることによって所望のデジタルデータをバックエンド装置105に送信する。
さらに車両が移動し、領域(3)のように、放送エリアが重複しかつ次の放送エリアBに近い領域では、制御装置104は、受信ユニットaではチャンネル2の12セグメントを受信するように設定する。一方、受信ユニットbでは、チャンネル1の1セグメントを受信するようにする設定する。そして、制御装置104は、BERまたはCN比の大きい方を採用する切替ダイバシチ方式により、受信ユニットa、あるいはbを切り替えることによって所望のデジタルデータをバックエンド装置105に送信する。
さらに車両が移動し、領域(4)のように、放送エリアが重複しない領域に車両が移動したときは、制御装置104は、受信ユニットa、bのどちらもチャンネル2を受信するようにして、通常の最大比合成ダイバ方式、あるいは切替ダイバシチ方式で受信を実施する。
以上の第4の実施形態によれば、走行中の位置に従って、系列局のチャンネルに自動的に切り替える。そして、ダイバシチ受信方式を用いながら放送エリアと位置に従ってチャンネルを静的に設定するので、受信チャンネルが切り替わっても放送エリアをまたがって同一の系列局の受信を継続する。したがって、映像のちらつきが少なく、映像が途切れることなくスムーズにチャンネルを切り替えることが可能となる。
<第5実施形態>
次に本発明の第5実施形態について説明する。上記第1〜4の実施形態は、一つのアンテナに一つのチューナが接続している形態であった。これに対して、本実施形態の車載受信装置は、図5に示すように、車両の異なる位置に配置された複数のアンテナ101−a〜101−dが、一つのチューナ102−a、102−bに接続されている。そして、車載受信装置は、それぞれのアンテナ101−a〜101−dをチューナ102−a、102−bに入力に設定するためのアンテナの切替装置106−a、106−bを備えている。
例えば、切替装置106−a、106−bは、接続された複数のアンテナのうち、受信の電界強度の大きい方を選択して、選択したアンテナで受信した信号をチューナに出力する。
また、制御装置104は、101−a、101−cのアンテナのどちらを選ぶかを切替装置106−a、106−bに指令を出してもよい。そして、切替装置106−a、106−bは、指令に従って、接続された複数のアンテナのうち一つを選択し、選択したアンテナで受信した信号をチューナに出力するようにしてもよい。この指令を出す指標は、切替装置にて測定したアンテナからの電界強度に代表される物理値を用いることで可能である。
また、切替装置106−a、106−bは、複数のアンテナで受信した信号を合成して、チューナに出力するようにしてもよい。
以上、第5の実施形態では、複数のアンテナを用いるので、映像のちらつきが少なく、映像が途切れることなくスムーズにチャンネルを切り替えることが可能となる。
<第6実施形態>
次に第6の実施形態を図6を用いて説明する。本実施形態は、上記第1〜第5実施形態の変形例である。本実施形態の車載受信装置は、上記第1〜第5実施形態実施例における合成ダイバシチ方式と切替ダイバシチ方式の切り替えを、制御装置104にて、アンテナの受信感度を示す物理指標、ならびに復調時における物理指標をもとに行う。
これまでに説明を行った実施形態では単純に映像、音声を受信するのみであったものの、たとえば、電波が比較的移動中でも安定している地域での受信においては、合成ダイバシチ方式で受信を行っているときには映像、音声のみの受信であるものの、切替ダイバシチ方式を車両移動領域、ならびに隣接地域の全局EPGをはじめとしたシステム情報を取得する際に、片側の受信ユニットを上記のデータを取得するために、残りの受信ユニットで映像音声を受信するために用いることも可能となる。
また、アンテナの選択装置106にて検出する物理量をもとに受信ユニットa、受信ユニットbを選択ダイバシチ方式用いるか、最大比合成ダイバシチ方式を用いるかの基準を算出し(たとえばこの基準は各アンテナで受信した電波をキャリアごとに合成し、その積分値があらかじめ設定した積分和の基準値からの乖離度をもとに算出する)、機能の切替を実現することが可能である。
本実施形態によれば、電波受信時の物理量と、GPSからの自車位置の情報をもとに切替ダイバシチ方法と、最大比合成方法ダイバシチをテレビジョン受信、あるいはデータ受信というように走行時のニーズに応じて切り替えることが可能となるので、単に途切れない映像音声受信を実現するのみならず、デジタル放送ならではのデータ放送を、車両が走行している位置に応じて楽しめることが可能となる。
以上、本発明の幾つかの実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されない。上記実施形態は、本発明の要旨の範囲内で様々な変形が可能である。
例えば、最大比合成の一部の処理を復調器103−aが行うようにしてもよい。そして、復調器103−aは、復調器103−bの出力を受け入れて、自身で復調したデータと、復調器103−bの出力から受け入れたデータに基づいて最大比合成の処理の一部を行う。制御装置104は、最大比合成処理の残りの処理を行うようにする。
第1〜4実施形態の車載受信装置の概略構成図。 移動受信のエリアを示す模式図。 チャンネルリストの構成を示す図。 移動受信のエリアを示す模式図。 第5実施形態の車載受信装置の概略構成図。 第6実施形態の車載受信装置の概略構成図。
符号の説明
101:アンテナ、102:チューナ、103:復調器、104:制御装置、105:バックエンド装置、106:切替装置

Claims (1)

  1. 複数の受信ユニットを備える車載用デジタル放送受信装置であって、
    放送エリアに対応させたチャンネルリストを記憶する手段と、
    現在位置を取得する手段と、
    受信ユニットに受信するチャンネル及び受信する階層を設定する受信ユニット設定手段と、前記受信ユニットから出力される信号にもとづいて最大比合成または選択により出力する受信出力手段と、を備え、
    前記現在位置が、重複のない放送エリア内に属する場合には、
    前記受信ユニット設定手段は、
    前記受信ユニットの全てに対し、同一の受信するチャンネル及び受信階層を設定し、
    前記受信出力手段は、前記最大比合成または前記選択により出力し、
    前記現在位置が、重複する複数の前記放送エリア内に属する場合には、
    前記受信ユニット設定手段は、
    前記チャンネルリストを用いて、少なくとも一つの前記受信ユニットに対し、前記現在位置から遠い前記放送エリアの受信するチャンネルに対応するチャンネル、前記受信階層よりも少ない受信階層と、を設定
    前記受信出力手段は、
    前記複数の受信ユニットから出力される信号を選択し出力する、
    ことを特徴とする車載用デジタル放送受信装置。
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