JP4678017B2 - Fpc実装構造及びfpc - Google Patents

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Description

本発明は、第一の筐体と第二の筐体とを二軸ヒンジ部を介して連結し、第一の筐体を第二の筐体に対して折り畳める(開閉できる)だけでなく、第一の筐体を第二の筐体に対して回転できるようにした電子機器、特に、二軸ヒンジ部を経由して第一の筐体内の回路と第二の筐体内の回路とを電気的に接続するFPC(フレキシブルプリント基板)の実装構造及びFPCに関する。
この種の電子機器としては、表示部及び受話部を有する第一の筐体と操作部及び送話部を有する第二の筐体とを二軸ヒンジ部を介して連結し、表示部を表にしても裏にしても折り畳めるようにした折り畳み式携帯電話機や、モニター(表示部)を有する第一の筐体を撮像部及び操作部を有する第二の筐体の側面に二軸ヒンジ部を介して連結し、第一の筐体を第二の筐体の側面に対して垂直となるように開くことができ、且つ開いた状態で第一の筐体を正逆両方向にそれぞれ90度回転させることができるようにしたビデオカメラ等がある。二軸ヒンジ部は、第一の筐体を第二の筐体に対して折り畳み自在(開閉自在)とする第一のヒンジ軸(開閉軸)と、この第一のヒンジ軸と直交する軸線回りに第一の筐体を回転自在とする第二のヒンジ軸(回転軸)とを有する。
このような二軸ヒンジ部を用いた電子機器には、二つのタイプがある。
第一のタイプは、表示部の搭載された第一の筐体を操作部の搭載された第二の筐体に対して開閉する(折り畳む)ための開閉軸を第二の筐体に連結し、第一の筐体を第二の筐体に対して回転させるための回転軸を第一の筐体に連結するタイプである(特許文献1参照)。
第二のタイプは、表示部の搭載された第一の筐体を操作部の搭載された第二の筐体に対して回転させるための回転軸を第二の筐体に連結し、第一の筐体を第二の筐体に対して開閉する(折り畳む)ための開閉軸を第一の筐体に連結するタイプである(特許文献2参照)。
上記何れのタイプにおいても、第一の筐体内の回路と第二の筐体の回路との電気的接続にはFPCが使用され、FPCは開閉軸及び回転軸に緩く巻き付けられている。
また、特許文献2にも記載されているが、第一の筐体内の回路と第二の筐体の回路とを電気的に接続する接続線が多い場合には、複数枚のFPCを使用し、これらを重ねて開閉軸や回転軸に巻き付けるようにしている。
一方、携帯電子機器は屋外で使用される機会が多く、折り畳み式携帯電子機器においても、防水仕様にすることの要望がある。この場合、両筐体におけるFPCの引き込み部も防水する必要があり、例えば、第一の筐体と第二の筐体とを開閉する機構のみを備えた折り畳み式携帯電子機器においては、第一の筐体及び第二の筐体それぞれのヒンジ部側側壁にFPC挿通用の孔を形成し、この孔をFPCに一体的に設けられたシール部材(防水パッキン)で塞ぐようにしたものがある(特許文献3参照)。
特開2003−152357号公報 特開2004−187185号公報 特開2005−348341号公報
従って、二軸ヒンジ部を備える携帯電子機器を防水仕様にする場合、FPC引き込み部の防水に、特許文献3の手法を用いることが考えられる。
図5乃至図7は、特許文献1のタイプの携帯電子機器におけるFPC引き込み部の防水に、特許文献3の手法を用いた構造例を示したものである。
FPC70は、図示のように、その中間部が第一のヒンジ軸(開閉軸)81及び第二のヒンジ軸(回転軸)82に巻き付けられ、第二のヒンジ軸82への巻付部72から第二のヒンジ軸82の軸方向に延びる延長部74が、第一の筐体90のヒンジ部側側壁に形成されたFPC挿通用の孔(図示せず)から第一の筐体90内に引き込まれ、その先端部に設けられたコネクタ75が回路基板91に接続されている。そして、FPC挿通用の孔は、FPC70に一体的に設けられた防水パッキン76により塞がれるようになっている。
なお、図中、71は第一のヒンジ軸81への巻き付け部、78は図示しない第二の筐体に形成されたFPC挿通用の孔を塞ぐ防水パッキン、84はヒンジカバー、85は第二のヒンジ軸82の先端部に取り付けられ、第一の筐体90に取付け固定されるブラケットである。
この構成は、第一の筐体内の回路と第二の筐体の回路との電気的接続を1枚のFPCで行っている場合には大きな問題はないが、例えば二枚のFPCを重ねて使用している場合には、以下のような問題がある。
FPCを二枚重ねで第一のヒンジ軸81や第二のヒンジ軸82へ巻き付けた場合、内側となるFPCの径と外側となるFPCの径との間に差が生じるので、その内外径差によって第一の筐体の開閉時や回転時に内側のFPCにたるみが生じる。
特に、上記構成の場合、第二のヒンジ軸82への巻付部72から第二のヒンジ軸82の軸方向に延びる延長部74は、第二のヒンジ軸82への巻付部72から第二のヒンジ軸82に沿ってその軸方向に延びており、しかも、防水パッキン76で固定されている箇所が巻付部72に近いので、巻付部72は延長部74との接続部においてその端部が固定された状態となり、図8に示すように、第一の筐体の回転時に内側のFPCに大きなたるみ73が生じる。
このため、それが繰り返されると、FPCが断線するという危険性がある。
二枚重ねにされたFPCにおけるこの内外径差による問題は、以下に述べる理由から、一般に、開閉軸に対する巻付部よりも回転軸に対する巻付部の方が大きい。
例えば、特許文献1のタイプの携帯電話機の場合、表示部及び受話部を有する第一の筐体は、操作部及び送話部を有する第二の筐体に対して170度程度開けばよい(第一の筐体を開閉軸回りに170度程度回転させればよい)が、第一の筐体を第二の筐体に対して左右両方向に回転できるようにするためには360度回転しなければならず、一方向のみに回転するようにした場合でも180度は回転しなければならない。
また、ビデオカメラの場合には、本体の側面に二軸ヒンジを介して設けられているモニターは、本体に対して垂直に立てられれば良いので、開閉軸回りに90度回転できればよいが、撮影時にはモニターを本体の上方や下方から覗いたりしなければならない場合もあるので、回転軸は、左右両方向にそれぞれ90度(トータル180度)回転できるようにしなければならない。
また、特許文献2のタイプでは、回転軸の径を開閉軸の径よりも大きくすることできるが、左右両方向に回転可能にした場合には、FPCのたるみは開閉軸部よりも大きくなる。
本発明の課題は、二軸ヒンジ部に二枚重ねで巻き付けるFPCに加わる負荷を軽減して断線を防ぐことを可能にするFPC実装構造及びその実装構造に使用することが可能なFPCを提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、第一の筐体と、第二の筐体と、前記第一の筐体を前記第二の筐体に対して折り畳み可能にする開閉軸と前記第一の筐体を前記第二の筐体に対して回転可能にする回転軸とを備えたヒンジ部と、前記第一の筐体内の回路と前記第二の筐体内の回路とを電気的に接続するFPCと、を備えた電子機器におけるFPCの実装構造であって、前記FPCは、二枚重ねで前記開閉軸及び前記回転軸に巻き付けられ、前記第一及び第二の筐体のうち前記開閉軸が連結される一方の筐体には、当該筐体に形成されたFPC通し穴に二枚重ねで通され、且つ前記FPC通し孔を塞ぐパッキンでFPC通し穴に固定され、前記回転軸が連結される他方の筐体には、当該筐体に形成された二つFPC通し穴に一枚ずつ通され、且つそれぞれ各FPC通し孔を閉塞するパッキンでFPC通し穴に固定されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のFPC実装構造であって、前記FPCの一方が、前記回転軸に、他方より半周多く巻き付けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、第一の筐体と第二の筐体とを、第一の筐体を第二の筐体に対して折り畳み可能にする開閉軸と第一の筐体を第二の筐体に対して回転可能にする回転軸とを備えたヒンジ部で連結してなる電子機器において、前記第一の筐体内の回路と前記第二の筐体内の回路との電気的接続に用いられるFPCであって、それぞれ前記開閉軸に巻き付けられる第一の巻付部と前記回転軸に巻き付けられる第二の巻付部とを有し、且つ互いを重ねた状態で前記開閉軸及び前記回転軸に巻き付けることが可能な略同一形状を成す二枚のFPC片を有し、前記第一の巻付部から前記第二の巻付部とは逆方向に延びる部分には、前記二枚のFPC片を重ねた状態で防水パッキン或いは防水パッキン取付け用台座が一体に取り付けられ、前記第二の巻付部から前記第一の巻付部とは逆方向に延びる部分には、それぞれのFPC片に防水パッキン或いは防水パッキン取付け用台座が一体に取り付けられていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載のFPCであって、前記FPC片の一方は、前記第二の巻付部の長さが、他方のFPC片よりも半周多く前記回転軸に巻き付けることができる長さとなっていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3又は4に記載のFPCであって、前記FPCは、二枚のFPCを重ねたものであることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項3又は4に記載のFPCであって、前記FPCは、一枚のFPCを折り返して二枚重ねにしたものであることを特徴とする請求項3又は4に記載のFPC。
本発明によれば、二軸ヒンジ部に二枚重ねで巻き付けるFPCに加わる負荷を軽減できるため、筐体の回転の繰り返しによるFPCの断線を防ぐことができる。
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
図1乃至図3は、本発明を適用した電子機器の一実施形態としての折り畳み式携帯電話機におけるFPCの組み込み構造を示したもので、1は第一の筐体、3は第一の筐体1と不図示の第二の筐体とを連結する二軸ヒンジ部、5は第一の筐体1内の回路と第二の筐体内の回路とを電気的に接続するFPCである。なお、図1及び図2では、第一の筐体1を後ケースを取り外した状態で示している。
第一の筐体1は、前ケース11、中ケース12及び不図示の後ケースから構成されており、前ケース11と後ケース12とは、図示しない防水パッキンを介して嵌め合わされる構成となっている。そして、第一の筐体1には、回路基板15等が内蔵されており、その表面側(前ケース11側)に表示部及び受話部等が設けられている。
また、図示していないが、第二の筐体も前ケース、中ケース及び後ケースから構成され、且つ前ケースと後ケースとが防水パッキンを介して嵌め合わされる構成となっている。
そして、第二の筐体には、回路基板が内蔵され、その表面側に各種キーによる操作部及び送話部等が設けられ、裏面側にカメラ部が設けられている。
二軸ヒンジ部3は、第二の筐体に対し第一の筐体1を折り畳み自在(開閉自在)に支持する第一のヒンジ軸(開閉軸)31と、この第一のヒンジ軸31に対しホルダ(連結部)33(図3参照)を介して回転自在に組み付けられた第二のヒンジ軸(回転軸)32とを有する。そして、ホルダ33等を覆うヒンジカバー34が設けられている。
第二のヒンジ軸32は、第一のヒンジ軸31と直交方向に軸線を交差して設けられるもので、この第二のヒンジ軸32の先端部にはブラケット35が取り付けられており、ブラケット35はネジ等によって第一の筐体1に取付け固定されている。また、図示していないが、第一のヒンジ軸31の両端部にも同様にブラケットが取り付けられており、ネジ等によって第二の筐体に取付け固定されるようになっている。
以上の二軸ヒンジ部3により、実施形態の折り畳み式携帯電話機は、第一のヒンジ軸31回りに第一の筐体1を第二の筐体に対し開いた状態(使用状態)と、第一のヒンジ軸31回りに第一の筐体1を第二の筐体に重ねて閉じた折り畳み状態(非使用状態)の他、第二のヒンジ軸32回りに第一の筐体1を180度回転させて表示部を表側にした折り畳み状態(カメラ撮影やテレビ視聴できる状態)にすることができる。
そして、第一の筐体1内の回路と第二の筐体内の回路とを電気的に接続するFPC5は、図3に示すように、二枚重ねの状態で第一のヒンジ軸31の周囲及び第二のヒンジ軸32の周囲に緩く巻き付けられ、第一の筐体1には、当該第一の筐体1のヒンジ部側側壁に形成された二つのFPC挿通用の孔13、14(図2参照)から一枚ずつに分かれて引き込まれて、それぞれの先端部に設けられたコネクタ51,51が回路基板15に接続され、不図示の第二の筐体には、当該第二の筐体のヒンジ部側側壁に形成された一つのFPC挿通用の孔から二枚重ねの状態で引き込まれて、その先端部に設けられたコネクタ52が第二の筐体内の回路基板に接続されるようになっている。
そして、第一の筐体1に形成された二つのFPC挿通用の孔13、14は、それぞれFPC5に一体的に設けた防水パッキン59,59で塞がれ、第二の筐体に形成されたFPC挿通用の孔は、FPC5に一体的に設けた防水パッキン58で塞がれるようになっている。
このFPC5は、両端部に表示側コネクタ51をそれぞれ有し、且つ中間部に操作側コネクタ52を有する図4(a)に示す帯状のFPCを、操作側コネクタ52の近傍で折り返して、図4(b)に示すように、二枚重ねにし、図中のC点及びD点に、FPC挿通用の孔13、14を塞ぐための防水パッキン59を取り付け、E点に、第二の筐体側のFPC挿通用の孔を塞ぐための防水パッキン58を取り付けたものである。FPC5への防水パッキン58及び59の取り付けは、インサート成形等により行うことが可能である。
すなわち、折り返されて二枚重ねにされるFPCの半体部A及びBは、略同一の形状を成し、それぞれ、第一のヒンジ軸31に巻き付けられる第一の巻付部54(54A,54B)と、第二のヒンジ軸32に巻き付けられる第二の巻付部56(56A,56B)とを有している。但し、半体部A側の第二の巻付部56Aは、第二のヒンジ軸32に対して半体部Bの第二の巻付部56Bよりも半周多く巻き付けることができるように、半体部Bの第二の巻付部56Bよりも長く形成されている。
なお、図中、53(53A,53B)は、第一の巻付部54(54A,54B)から操作側コネクタ52側に延びる延長部、55(55A,55B)は、第一の巻付部54(54A,54B)と第二の巻付部56(56A,56B)とを繋ぐ連結部、57(57A,57B)は、第二の巻付部56(56A,56B)から表示側コネクタ51側に延びる延長部である。
以上のように、FPC5の二枚重ね部を第二のヒンジ軸32の周囲に巻付部56としてから、その両側に半体部A,Bを一枚ずつ分離して配置し、すなわち、巻付部56において、その両側に一枚ずつ分離された一方の半体部Aを他方の半体部Aよりも半周多く巻き付けてから、その一枚ずつに分離された半体部A,Bを第一の筐体1内にそれぞれ防水パッキン59を介して導入した構成である。
従って、FPC5の二枚重ね部による第二のヒンジ軸32の周囲への巻付部56において、その両側に半体部A,Bが一枚ずつ分離して配置されることから、FPC5の二枚重ね部による巻付部56に加わる負荷を軽減できるものである。従って、巻付部56の断線を防止できる。
また、第一の筐体内の回路と第二の筐体内の回路とを接続するFPC5は、二枚重ね状態部に、防水パッキン58が一体的に設けられているので、二枚重ねにしたFPCの二軸ヒンジ部への装着作業が簡単である
更に、本実施形態のFPC5は、一枚のFPCを折り畳んで二枚重ねにしたものであるので、製造が容易であり、また製造コストも低く抑えることができる。
また、本実施形態のFPC5は、図4(a)に明示されているように、コネクタ51,52がFPCの同じ側の面に形成されている点も、製造の容易化、製造コストの低減化に寄与している。
また、本実施の形態では、FPC挿通用の孔13、14を第二のヒンジ軸32の左右両側に配置した構成であり、図5及び図6に示した従来構造のように、第二のヒンジ軸82の延長上にFPC挿通用の孔が配置されるではないので、従来構造に比べて、第一の筐体1の長さが短くて済む。すなわち、第二のヒンジ軸32(82)の長さL1、防水パッキン59(76)の長さL2とすると、従来構造では、図6に示すように、第二のヒンジ軸72の長さL1と防水パッキン57の長さL2とが重なる領域は無いが、本実施の形態では、図2に示すように、第二のヒンジ軸32の長さL1と防水パッキン79の長さL2とが長さL3だけ重なっているので、少なくともその重なり合った長さL3分だけ、第一の筐体1の全長を短くできる。この結果、携帯電話機の小型化を図ることができるものである。
なお、以上の実施形態においては、二軸ヒンジ部を備える携帯電子機器として折り畳み式携帯電話機を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ビデオカメラ、ノート型PC、パームトップPC、PDA、その他の携帯型等の電子機器であっても良い。より具体的には、第一の筐体と第二の筐体とが二軸ヒンジを介して連結されている電子機器であれば良く、第一の筐体が表示部に代えてステレオスピーカ等、他の電子部品を備えたものであっても良い。
また、上記実施形態では、表示部を有する第一の筐体を操作部を有する第二の筐体に対して回転させるための回転軸を第一の筐体に連結するタイプであったが、本発明は、表示部を有する第一の筐体を操作部を有する第二の筐体に対して回転させるための回転軸を第二の筐体に連結するタイプ(特許文献2のタイプ)にも適用可能である。
また、上記実施形態では、FPCは一枚のFPCを折り畳んで二枚重ねにする構成であったが、FPCは独立した二枚のFPCを重ねて用いても良い。この場合も、防水パッキン58は二枚重ね状態部に一体的に設けられているのが望ましい。
また、防水パッキンをFPCと一体に形成するようにしたが、防水パッキンとなるOリングを装着するための台座部をFPCと一体に形成するようにしても良い。
また、FPCの形状等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
本発明を適用した携帯電子機器の一実施形態の構成を示すもので、携帯電話機におけるFPCの組み込み構造を示した斜視図である。 図1における第一の筐体1と二軸ヒンジ部3との連結部を拡大して示した平面図である。 図1においてFPCが二軸ヒンジ部に装着されている状態を拡大して下方から見た斜視図である。 図1のFPCの構成を説明する図で、(a)はFPCを展開した状態を示した図、(b)はFPCを二枚重ねした状態(折り畳んだ状態)を示した図である。 従来の手法を用いた筐体内に対するFPCの防水構造を設ける例を示した斜視図である。 図5における第一の筐体90と二軸ヒンジ部との連結部を拡大して示した平面図である。 図5の構造例においてFPCが二軸ヒンジ部に装着されている状態を拡大して下方から見た斜視図である。 従来構造における二枚重ねFPCのヒンジ軸への巻付部を示すもので、たるみの発生を示した図である。
符号の説明
1 第一の筐体
3 二軸ヒンジ部
31 第一のヒンジ軸(開閉軸)
32 第二のヒンジ軸(回転軸)
5 FPC
51・52 コネクタ
54 第一の巻付部
56 第二の巻付部
58・59 防水パッキン

Claims (6)

  1. 第一の筐体と、第二の筐体と、前記第一の筐体を前記第二の筐体に対して折り畳み可能にする開閉軸と前記第一の筐体を前記第二の筐体に対して回転可能にする回転軸とを備えたヒンジ部と、前記第一の筐体内の回路と前記第二の筐体内の回路とを電気的に接続するFPCと、を備えた電子機器におけるFPCの実装構造であって、
    前記FPCは、二枚重ねで前記開閉軸及び前記回転軸に巻き付けられ、
    前記第一及び第二の筐体のうち、前記開閉軸が連結される一方の筐体には、当該筐体に形成されたFPC通し穴に二枚重ねで通され、且つ、前記FPC通し孔を塞ぐパッキンでFPC通し穴に固定され、
    前記回転軸が連結される他方の筐体には、当該筐体に形成された二つFPC通し穴に一枚ずつ通され、且つ、それぞれ各FPC通し孔を閉塞するパッキンでFPC通し穴に固定されている
    ことを特徴とするFPC実装構造。
  2. 前記FPCの一方は、前記回転軸に、他方よりも半周多く巻き付けられていることを特徴とする請求項1に記載のFPC実装構造。
  3. 第一の筐体と第二の筐体とを、第一の筐体を第二の筐体に対して折り畳み可能にする開閉軸と第一の筐体を第二の筐体に対して回転可能にする回転軸とを備えたヒンジ部で連結してなる電子機器において、前記第一の筐体内の回路と前記第二の筐体内の回路との電気的接続に用いられるFPCであって、
    それぞれ前記開閉軸に巻き付けられる第一の巻付部と前記回転軸に巻き付けられる第二の巻付部とを有し、且つ互いを重ねた状態で前記開閉軸及び前記回転軸に巻き付けることが可能な略同一形状を成す二枚のFPC片を有し、
    前記第一の巻付部から前記第二の巻付部とは逆方向に延びる部分には、前記二枚のFPC片を重ねた状態で防水パッキン或いは防水パッキン取付け用台座が一体に取り付けられ、
    前記第二の巻付部から前記第一の巻付部とは逆方向に延びる部分には、それぞれのFPC片に防水パッキン或いは防水パッキン取付け用台座が一体に取り付けられている
    ことを特徴とするFPC。
  4. 前記FPC片の一方は、前記第二の巻付部の長さが、他方のFPC片よりも半周多く前記回転軸に巻き付けることができる長さとなっていることを特徴とする請求項3に記載のFPC。
  5. 前記FPCは、二枚のFPCを重ねたものであることを特徴とする請求項3又は4に記載のFPC。
  6. 前記FPCは、一枚のFPCを折り返して二枚重ねにしたものであることを特徴とする請求項3又は4に記載のFPC。
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