JP2006147290A - 接続構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表示部1及び操作部2を回動可能に連結する開閉軸31と、開閉軸31に略直角に連接され、表示部1の回動動作の中心となる回動軸32と、表示部1及び操作部2を電気的に接続するFPC4とを備えた折畳み式携帯電話機100は、FCP4が複数枚重ねられて、開閉軸31及び回動軸32に巻き付けられるとともに、回動軸32に対する巻付部から軸方向に沿って所定間隔離れた箇所で固定されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、複数枚のFPCを巻き付けた際にたるみが生じることがなく、断線を防止することのできる接続構造を提供することを目的としている。
前記配線部材は可撓性回路基板が折り重ねられたものであり前記回路基板上に電気的に接続するための少なくとも2つの接続端部(表示部側接続端子41、垂直部43a)を有し、
前記2つの接続端部の一方(垂直部43a)は、前記回路基板の前記連結部より所定間隔離れた位置に前記可撓性回路基板の配置方向に平行して接続されるとともに、該2つの接続端部の他方(表示部側接続端子41)は、該回路基板の該一方の接続端部が接続される位置より距離をおいた位置に接続されることを特徴とする。
図1(a)は、本発明の接続構造を折畳み式携帯電話機に適用させた場合の折畳み式形態電話機の斜視図、(b)は操作部側の分解斜視図、(c)は表示部側の分解斜視図、図2(a)、(b)はヒンジ部の斜視図、図3(a)はFPCの形状図、(b)はヒンジ部の平面図、(c)はFPCの巻き付け状態を示した断面図である。
折畳み式携帯電話機100は、図1に示すように、液晶ディスプレイ12が設けられた表示部1と、操作キー群(図示しない)が設けられた操作部2とがヒンジ部3によって回動可能に連結されている。
表示部筐体11は、折り畳んだ際に内側に配置される表示部フロントケース13と、折り畳んだ際に外側に配置される表示部リアケース14とから構成されている。表示部フロントケース13と表示部リアケース14とは、それぞれヒンジ部3を収納するフロントヒンジケース15及びリアヒンジケース16が一体に形成されている。
表示部フロントケース13と表示部リアケース14との間には、液晶ディスプレイ12を構成する表示ユニット17や表示側基板18、表示ユニット17を支持するとともに後述する回動軸31に取り付けられるヒンジ固定金具36、ヒンジ部3、表示部1と操作部2とを電気的に接続するFPC4の表示部側接続端子41(図3(a)参照)等が収納されている。
操作部筐体21は、折り畳んだ際に内側に配置される操作部フロントケース22と、折り畳んだ際に外側に配置される操作部リアケース23とから構成されている。操作部フロントケース23には、表示部筐体11のフロントヒンジケース15及びリアヒンジケース16を両側から挟み込んで固定するヒンジケース固定部24が一体に形成されている。
操作部フロントケース22と操作部リアケース23との間には、折畳み式携帯電話機100全体を制御するメイン基板25、このメイン基板25を支持する中ケース26、ヒンジ部3の一部である開閉軸31、表示部1と操作部2とを電気的に接続するFPC4の操作部側接続端子42(図3(a)参照)、キーシート等が収納されている。
ヒンジ部3は、表示部1及び操作部2を連結して、表示部1に対する操作部2の開閉動作を可能とするとともに、表示部1の回動動作を可能とするものである。このヒンジ部3の内部にはFPC4が配置されており、FPC4によって表示部1と操作部2とが電気的に接続されている。
開閉軸31は、操作部2に対し表示部1を折り重ねる方向に回動する際の中心となる軸であり、一方の端部に設けられた2軸ヒンジユニット35を介して操作部2に回動自在に取り付けられている。この開閉軸31の中央に回動軸32が直交する方向になるように連接されている。すなわち、開閉軸31は、操作部2に対して表示部1を矢印X方向に180°回動可能とし、回動軸32は、操作部2に対して表示部1を矢印Y方向に180°回動可能としている。
また、回動軸32の先端には、開閉軸31と略平行となるようにヒンジ固定金具36が取り付けられている。ヒンジ固定金具36には、回動軸32に巻き付けられたFPC4が接続される中継部43が取り付けられている。
ヒンジユニット35は、開閉軸31を所定角度回動させたときにクリック感を与えたり、所定のトルクを発生させたりする開閉機構である。
また、中継部43の両垂直部43aの上端部間には固定ピース44が取り付けられ、FPC4が浮き上がらないように仮止めされている。中継部43の両垂直部43aで固定されたFPC4は、さらに表示部1側へと配されて、その他端部が表示部用接続端子41に接続されている。そして、操作部用接続端子42は、操作部フロントケース22と操作部リアケース23との間に配置され、表示部用接続端子41は、表示部フロントケース13と表示部リアケース14との間に配置されている。
したがって、従来では回動軸32Aに巻き付けられたFPC4Aは回動軸32Aの直近で固定されているので、図5(c)に示すように2枚のFPC4Aの内外径差により内側のFPC4AにたるみAが生じる。
一方、本発明では、図1〜図3に示すように回動軸32に巻き付けられたFPC4を、軸方向に沿って所定間隔離れた中継部43の平行部43bに接続することによって、2枚のFPC40a、40bは互いに多少ずらされた状態で重ねられるとともに回動軸32に巻き付けられ、回動軸32の先端から中継部43の平行部43bまでの間で、その内外径差が吸収される。そのため、図3(c)に示すように、FPC40bにたるみが生じることなく回動軸32に巻き付けられる。
まず、表示部1と操作部2とを折り畳んだ状態から、表示部1を操作部2に対して開閉軸31を中心に矢印X方向に180°回動させることによって表示部1の液晶ディスプレイ12を表面に露出させて開状態(使用状態)とすることができる。
また、この開状態から、表示部1を回動軸32を中心に矢印Y方向に180°回動させた後に、さらに、表示部1を操作部2に対して開閉軸31を中心に矢印X方向に180°回動させることによって表面に表示部1が露出した状態で折り畳まれる。
その他、表示部1を操作部2に対して開閉軸31を中心に矢印X方向に90°回動させた状態から、さらに、表示部1を回動軸32中心に矢印Y方向に90°回動させて使用することも可能である。
例えば、上記実施の形態において、FPC4は2枚重ねられて配線されていたが、2枚以上であっても良い。
また、中継部43は平面視略コ字型としたが、この形状でなくとも、巻き付けられたFPC4を回動軸32に対する巻付部から軸方向に沿って所定間隔離れるように固定することができれば、その他の形状であっても構わない。
2 操作部(第2筐体)
4 FPC(可撓性回路基板)
31 開閉軸
32 回動軸
100 折畳み式携帯電話機(携帯端末装置)
Claims (3)
- 第1筐体と第2筐体とを回動可能に連結する回動軸に沿って巻き付けられ、前記第1筐体の回路基板と前記第2筐体の回路基板とを電気的に接続する配線部材によって接続される接続構造であって、
前記配線部材は可撓性回路基板が折り重ねられたものであり前記回路基板上に電気的に接続するための少なくとも2つの接続端部を有し、
前記2つの接続端部の一方は、前記回路基板の前記連結部より所定間隔離れた位置に前記可撓性回路基板の配置方向に平行して接続されるとともに、該2つの接続端部の他方は、該回路基板の該一方の接続端部が接続される位置より距離をおいた位置に接続されることを特徴とする接続構造。 - 前記折り重ねられた可撓性回路基板のうち、前記回動軸の外径側に巻き付けられる可撓性回路基板は、前記2つの接続端部のうちの前記他方の接続端部を有し、前記回動軸の内径側に巻き付けられる可撓性回路基板は、前記2つの接続端部のうちの前記一方の接続端部を有することを特徴とする請求項1記載の接続構造。
- 前記回動軸は、前記第1の筐体に前記第2筐体を重ね合わせる方向に回動可能に連結する第1回動軸と、前記第1筐体と前記第2筐体とを前記第1回動軸の回動方向に対し直交する方向に回動可能に連結する第2回動軸とからなることを特徴とする請求項1または2に記載の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004334644A JP2006147290A (ja) | 2004-11-18 | 2004-11-18 | 接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004334644A JP2006147290A (ja) | 2004-11-18 | 2004-11-18 | 接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006147290A true JP2006147290A (ja) | 2006-06-08 |
Family
ID=36626733
Family Applications (1)
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JP2004334644A Pending JP2006147290A (ja) | 2004-11-18 | 2004-11-18 | 接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006147290A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012035372A (ja) * | 2010-08-09 | 2012-02-23 | Denso Wave Inc | 多関節ロボット |
CN102801070A (zh) * | 2012-06-26 | 2012-11-28 | 苏州佳世达电通有限公司 | 枢扭导通装置及显示装置 |
CN102865290A (zh) * | 2012-09-05 | 2013-01-09 | 北京泛华恒兴科技有限公司 | 一种部件连接旋转装置 |
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2004
- 2004-11-18 JP JP2004334644A patent/JP2006147290A/ja active Pending
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