JP4677700B2 - データ列編集装置、及びプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成媒体に形成される文字列やグラフィックパターン等のデータ列を編集するデータ列編集装置、及びそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、巻き回された長尺のテープをモータによって巻き解きつつ走行させて、所定長さの文字列等をテープに印刷するテーププリンタが知られている。このテーププリンタの用途として、例えば、食品の加工日や賞味期限などの食品情報を購入者に提供するため、食品の加工日や賞味期限などの文字列データや、それらに基づくバーコードパターンを印刷したラベルを作製して、作製したラベルを食品やそのパッケージなどに貼付することが行われている。このラベルの作製は、加工日や賞味期限などの複数項目からなるデータベースを利用しながら、予め定められたフォーマットに従ってデータベースの項目の情報を配置し直したり、バーコードパターンに変換したりして、文字列やグラフィックパターン等のデータ列として編集し、編集されたデータ列をテープに印刷することによって行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、データ列を印刷するテープのテープ長が予め定められていない場合には次のような問題があった。即ち、上記予め定められたフォーマットに重要な情報でない項目(例えば、ラベルに表示することによって購入者に提供するまでもないような情報の項目)が含まれているような場合においてまで、上記予め定められたフォーマットに従って重要な情報でない項目を含む全ての項目をラベルに印刷してしまい、この結果、ラベルを作成するためのテープの消費量が多くなってしまうという問題があった。
【0004】
また、データ列を印刷するテープのテープ長が予め定められている場合には次のような問題があった。即ち、ユーザがデータ列を編集した後にその編集したデータ列をテープに印刷しようとしたとき、ユーザが編集したデータ列のデータ列長が予め定められたテープのテープ長を超えることがある。このような場合、ユーザは予め定められたテープ長のテープ内にデータ列が収まるようにユーザ自ら手動でデータ列を再編集しなければならないという問題があった。
【0005】
本発明は、データ列を印刷するテープのテープ長(画像形成媒体のサイズ)が予め定められていない場合には重要な項目の情報を残しながらテープ(画像形成媒体)の消費量の軽減を図ることが可能であり、データ列を印刷するテープのテープ長が予め定められている場合には自動的に予め定められたテープ長のテープ内にデータ列を収めることが可能であるデータ列編集装置、及びそのプログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のデータ列編集装置は、画像形成媒体に形成される文字列やグラフィックパターン等のデータ列を編集するためのデータ列編集装置において、前記データ列に含まれており且つそれぞれが1又は複数の単位要素からなる複数の構成部分のそれぞれに重要度を付与するための重要度付与手段と、前記重要度に関する閾値が記憶される記憶手段と、前記データ列を構成する各単位要素について、前記重要度付与手段により複数の前記構成部分のそれぞれに付与された重要度と、前記記憶手段に記憶されている前記閾値とに基づいて、前記画像形成媒体に形成すべきか否かを判断するための画像形成判断手段と、前記データ列を構成する単位要素のうち前記画像形成判断手段によって前記画像形成媒体に形成すべきでないと判断された単位要素を含まない新たなデータ列を構成するためのデータ列構成手段と、前記データ列を構成する各単位要素が所定サイズで前記画像形成媒体に形成されたときに前記データ列が予め定められた範囲内に収まるかどうかを判定するための形成範囲判定手段とを備え、前記画像形成判断手段による、任意の1つの前記構成部分を構成する単位要素についての前記判断は、この任意の1つの前記構成部分に付与された前記重要度が、前記閾値以上である場合には、この任意の1つの前記構成部分を構成する単位要素全てを前記画像形成媒体に形成すべきと判断するものであり、前記閾値未満である場合には、この任意の1つの前記構成部分を構成する単位要素を前記画像形成媒体に形成すべきでないと判断するものであり、前記形成範囲判定手段が、前記データ列が前記予め定められた範囲内に収まらないと前記形成範囲判定手段が判定した場合において、前記形成範囲判定手段が、前記データ列が前記予め定められた範囲内に収まると判定するまで、前記重要度付与手段により付与された前記重要度が最も低い前記構成部分から順に、この構成部分を構成する単位要素についての前記判断を前記画像形成判断手段が行い、且つ、この画像形成判断手段による判断により前記画像形成媒体に形成すべきでないと判断された単位要素を含まない新たなデータ列の構成を前記データ列構成手段が行うことを特徴とする。
【0007】
請求項に記載の画像形成媒体に形成されるデータ列を編集するためのプログラムは、コンピュータを、請求項1のようなデータ列編集装置として機能させるためのプログラムである。
【0008】
請求項1または請求項に記載の発明によると、データ列を構成する構成部分に付与された重要度に基づいて画像形成媒体に形成される単位要素が決定されるため、重要度の高い構成部分に関する情報を残しながら画像形成媒体の使用量の軽減を図ることができる。又、予め定められた所定サイズの画像形成媒体内に自動的にデータ列を収めることが可能になり、この結果、データ列を所定サイズの画像形成媒体内に収めるためにユーザ自らデータ列を再編集する必要がなく、ユーザの利便性が向上する。
【0015】
請求項に記載のデータ列編集装置は、前記形成範囲判定手段が、前記データ列が前記予め定められた範囲内に収まると判定するまでに、前記画像形成判断手段が、任意の前記構成部分に付与された前記重要度が前記閾値以上であり、この構成部分を構成する単位要素全てを前記画像形成媒体に形成すべきと判断した場合には、前記データ列の編集に失敗したことをユーザに通知することを特徴とする。
【0016】
請求項に記載の画像形成媒体に形成されるデータ列を編集するためのプログラムは、コンピュータを、請求項のようなデータ列編集装置として機能させるためのプログラムである。
【0018】
請求項に記載のデータ列編集装置は、前記画像形成判断手段は、1つの前記構成部分中の一部の単位要素だけについて前記画像形成媒体に形成すべきでないと判断可能であることを特徴とする。
【0019】
請求項に記載の画像形成媒体に形成されるデータ列を編集するためのプログラムは、コンピュータを、請求項のようなデータ列編集装置として機能させるためのプログラムである。
【0020】
請求項または請求項に記載の発明によると、データ列を構成するある一の構成部分中の一部の単位要素が画像形成媒体に形成されることがあるため、その構成部分中の全ての単位要素を削除した場合には得られなくなるような情報が画像形成媒体に形成されたデータ列から取得可能になる。
【0036】
尚、請求項11〜20のそれぞれに記載されたようなプログラムは、CD−ROMのようなリムーバブル型記録媒体やハードディスクなどの固定型記録媒体に記録して配布可能であるほか、有線又は無線の電気通信手段によってインターネットなどの通信ネットワークを介して配布可能である。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0038】
図1は、本実施の形態に係るデータ列編集装置として機能するパーソナルコンピュータ(以下、コンピュータという)、及び印刷装置の概略を示す外観斜視図である。図1に示すように、コンピュータ1と印刷装置2とは接続ケーブル3によって互いに接続され、接続ケーブル3を介してデータの授受を行う。
【0039】
また、図1に示すように、コンピュータ1は、その内部にCPUやRAMなどを備えた制御本体部4と、表示部(液晶パネル)5aを有する液晶ディスプレイ5と、その上面に文字キーや制御キーなどの多数のキーを含むキーボード6と、特定の座標値を指し示して入力するためのマウス7とを備えており、液晶ディスプレイ5、キーボード6、及びマウス7は、夫々、制御本体部4に接続線によって接続されている。
【0040】
また、図1に示すように、印刷装置2には、その筐体2aの前面にテープ8を排出するための排出口2bが設けられている。そして、印刷装置2は、その内部に以下で説明するテープ収容カセット30を着脱自在に装着することができると共に、テープ駆動印刷機構10及びテープを切断するためのカッター17(共に図2参照)などが含まれており、テープ収容カセット30から引き出されて印刷されたテープ8はカッター17で切断された後に、排出口2bから排出される。
【0041】
図2は、図1に外観を示した印刷装置2の内部に配置された印刷機構10及びテープ収容カセット30の構造を説明するための平面図である。図2に示すように、印刷装置2内のカセット収納部フレーム11には、テープ収容カセット30が着脱自在に装着されている。テープ収容カセット30には、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等透明な表層テープ31が巻装されたテープスプール32と、インクリボン33が巻装されたリボン供給スプール34と、使用済みのインクリボン33を巻き取る巻取りスプール35と、表層テープ31と同一幅で両面に接着剤層を有する両面接着テープの片面に剥離テープが貼り合わされた二重テープ36が剥離テープを外側にして巻装された基材供給スプール37と、二重テープ36と表層テープ31とを重ねて接合させるための接合ローラ38とが夫々回転自在に設けられている。
【0042】
テープ収容カセット30には、テープ収容カセット30に収容されているテープのテープ幅を判別するために利用される3つの突出爪を組み合わせた突出片39が設けられている。そして、印刷装置2は、突出片39の突出爪の状態からテープ幅を検出するテープ幅検出センサ46(図3参照)を備えている。尚、テープは、6mm、9mm、12mm、18mm、24mm幅などのものがある。
【0043】
図2に示すように、カセット収容部フレーム11には、軸20aを中心にして揺動可能となるようにアーム20が取り付けられている。アーム20の先端には、共にゴムなどの可撓性部材を表面に有するプラテンローラ21及び送りローラ22が回動自在に取り付けられている。アーム20が最も時計回りに揺動した位置では、プラテンローラ21が表層テープ31及びインクリボン33を介して後述するプレート12に配置されたサーマルヘッド13と圧接し、送りローラ22が表層テープ31及び二重テープ36を介して接合ローラ38と圧接する。
【0044】
カセット収納部フレーム11からはプレート12が立設している。プレート12のプラテンローラ21側には、多数の発熱素子が図2の紙面垂直方向に1列に配列されたサーマルヘッド13が配置されている。プレート12は、テープ収納カセット30が所定位置に装着されたときに、テープ収納カセット30の凹部14にはめ込まれる。また、カセット収納部フレーム11からは、リボン巻取りローラ15及び接合ローラ駆動ローラ16が立設している。テープ収納カセット30が所定位置に装着されると、リボン巻取りローラ15及び接合ローラ駆動ローラ16はそれぞれ巻取りスプール35及び接合ローラ38内に挿入される。
【0045】
そして、印刷装置2が備えているテープ送りモータ48a(図3参照)に電力が供給されると、リボン巻取りローラ15を介して巻取りスプール35、接合ローラ駆動ローラ16を介して接合ローラ38、プラテンローラ21及び送りローラ22が回転し、これらの回転によって生じる駆動力によってテープ収納カセット30内の表層テープ31、インクリボン33及び二重テープ36が巻き解かれつつ下流側へと搬送される。表層テープ31及びインクリボン33は、互いに重ね合わされてからプラテンローラ21とサーマルヘッド13との間を通過する。これらがプラテンローラ21とサーマルヘッド13とによって挟まれた状態で搬送されつつ、サーマルヘッド13に配列された多数の発熱素子に選択的かつ間欠的に通電が行われることにより、表層テープ31にインクリボン33のインクがドット単位で転写されてそこに所望のドット画像が鏡像で形成される。また、サーマルヘッド13を通過したインクリボン33がリボン巻取りローラ15によって巻き取られた後、表層テープ31は二重テープ36と重ねられて送りローラ22と接合ローラ38との間を通過する。これによって、ドット印刷済みの表層テープ31はその印刷面側が二重テープ36と強固に重ね合わされる。
【0046】
表層テープ31と二重テープ36とが重ね合わされたテープ8は、表層テープ31の印刷面とは反対側から印刷画像の正像を見ることができるものであって、送りローラ22のさらに下流側に配置されたカッター17によって切断されてから排出口2bから排出される。カッター17は、固定刃17aに対して回動刃17bが回動して切断対象物を剪断する鋏形式であり、回動刃17bはカッター駆動モータ49a(図3参照)によって支点を中心に往復揺動することによりテープ8を切断する。切断されたテープ8は、剥離テープを剥がすことにより任意の場所に貼り付けることが可能な粘着ラベルとして用いることができる。
【0047】
次に、本実施の形態に係るデータ列編集装置として機能するコンピュータ1の制御系について、図3を参照しつつ説明する。図3は、コンピュータ1の制御系を説明するためのブロック図である。
【0048】
図3に示すように、制御本体部4は、CPU41、CG−ROM42、ハードディスク43、RAM44、及び入出力インターフェース(以下、I/Fという)45を備えている。
【0049】
制御本体部4が備えるI/F45には、液晶ディスプレイコントローラ(LCDC)5b、キーボード6及びマウス7が接続されている。I/F45に接続されたLCDC5bはビデオRAMを備えており、ビデオRAMはそのビットパターンが液晶ディスプレイ(LCD)5のドットパターンに対応したものである。そして、LCDC5bはビデオRAMに格納されたデータに基づいてビデオRAMに格納されたデータに関する画像をLCD5に表示するための制御を行う。
【0050】
さらに、I/F45には、印刷装置2のサーマルヘッド13を駆動するための駆動回路47、上述したテープ送りモータ48aを駆動するための駆動回路48b、上述したカッター駆動モータ49aを駆動するための駆動回路49b、及び上述したテープ幅検出センサ46が接続されている。
【0051】
CPU41は、各種制御や演算を行うものであり、本実施の形態における主たる機能について図4を参照しつつ説明する。但し、図4は、本実施の形態におけるCPUの主たる機能を説明するためのブロック図である。
【0052】
CPU41は、図4に示すように、定長設定ON/OFFフラグ設定部51、定長設定ON/OFFフラグ判定部52、形成範囲判定部53、定長オーバ回避方法選定部54、定長オーバ回避方法判定部55、優先順位変更部56、及びレイアウト変更部57などとして機能する。
【0053】
定長設定ON/OFFフラグ設定部51は、I/F45を介して入力されるキーボード6からの押下信号またはマウス7からの座標信号に基づいてRAM44の定長設定ON/OFFフラグ記憶領域44a(図5参照)に記憶されている情報を更新する。即ち、ユーザがデータ列(文字列やグラフィックパターン等から構成される構成部分である項目からなるもの)を予め定められた所定サイズのテープ内に収める後述する定長オーバ回避処理を実行することを選択した場合、定長設定ON/OFFフラグ設定部51は定長設定ON/OFFフラグ記憶領域44aの記憶内容を“1”に設定する(定長設定ON/OFFフラグをONに設定する)。一方、ユーザが定長オーバ回避処理を実行しないことを選択した場合、定長設定ON/OFFフラグ設定部51は定長設定ON/OFFフラグ記憶領域44aの記憶内容を“0”に設定する(定長設定ON/OFFフラグをOFFに設定する)。尚、例えば、液晶ディスプレイ5の表示画面に定長オーバ回避処理を実行するか否かをユーザが選択するためのボタンなどを表示するようにすれば、ユーザは定長オーバ回避処理を実行するか否かを容易に選択することが可能になる。
【0054】
定長設定ON/OFFフラグ判定部52は、RAM44の定長設定ON/OFFフラグ記憶領域44a(図5参照)に記憶されている情報に基づいてデータ列を予め定められた所定サイズのテープ内に収めるための定長オーバ回避処理を実行するか否かを判定する。
【0055】
形成範囲判定部53は、データ列がRAM44の定長長さ記憶領域44b(図5参照)に記憶されている値に対応するテープ長のテープ内に収まるか否かを判定するテープ長方向判定部53aと、データ列がユーザによって指定されたテープ幅または印刷装置2に収容されているテープ幅のテープ内に収まるか否かを判定するテープ幅方向判定部53bとして作用する。
【0056】
定長オーバ回避方法選定部54は、RAM44の定長オーバ回避方法記憶領域44e(図5、図6参照)に記憶されている情報に基づいて、複数の後述する定長オーバ回避方法の中から優先順位の高い順に定長オーバ回避方法を選定する。但し、優先順位とは、複数用意されている定長オーバ回避方法を実行する順番である。
【0057】
定長オーバ回避方法判定部55は、定長オーバ回避方法選定部54によって選定された定長オーバ回避方法が複数用意されている定長オーバ回避方法のいずれであるかを判定する。
【0058】
優先順位変更部56は、ユーザによる指定に従ってRAM44の定長オーバ回避方法記憶領域44e(図5、図6参照)に記憶されている各定長オーバ回避方法の優先順位を変更する。
【0059】
尚、例えば、複数容易されている各定長オーバ回避方法の優先順位を入力するための図8に示すような優先順位入力領域5c(ユーザは優先順位の高いものから“1”、“2”、…を入力する)を含む優先順位入力画面を液晶ディスプレイ5に表示する。そして、優先順位変更部56は、ユーザの入力情報に基づいて、RAM44の定長オーバ回避方法記憶領域44e(図5、図6参照)に記憶されている情報を更新する。これによって、ユーザは複数の定長オーバ回避方法を実行する順番を指定することが可能になると共に、ユーザが指定した順番で定長オーバ回避方法の実行が可能になる。
【0060】
レイアウト変更部57は、“重要度の低いものをドロップ”する定長オーバ回避方法(図17参照)、“全体のサイズを小さくする”定長オーバ回避方法(図18参照)、“重要度の低いものを複数行にする”定長オーバ回避方法(図19参照)、“全体を複数行にして重要度を低いものは下の方の行で、サイズを小さくする”定長オーバ回避方法(図20参照)、“項目間のスペースをつめる”定長オーバ回避方法(図22参照)、“バーコードのフォーマットサイズを小さくする”定長オーバ回避方法(図23参照)、“日付のみにする”定長オーバ回避方法(図24参照)、“左右マージンを減らす”定長オーバ回避方法(図25参照)などの定長オーバ回避方法を実行するとともに、RAM44の重要度記憶領域61b、62b、63b、…(図7参照)に記憶されているデータ列を構成する各項目の重要度、及びRAM44の閾値記憶領域44d(図5参照)に記憶されている閾値に基づいて、データ列を構成する項目から閾値以下の重要度の項目を削除する方法(図14:ステップS103〜ステップS105参照)を実行する。尚、各定長オーバ回避方法の詳細についてはフローチャートを参照しつつ説明するためここではその説明を省略し、レイアウト変更部57の機能の一部を説明するにとどめる。
【0061】
レイアウト変更部57は、重要度付与部57a、画像形成判断部57b、データ列構成部57c、改行部57d、データ列配置部57e、サイズ縮小部57fなどとして機能する。
【0062】
重要度付与部57aは、データ列を構成する複数の項目に重要度を付与すると共に、各項目に付与した重要度の情報をRAM44の重要度記憶領域61b、62b、63b、…(図7参照)に格納する。
【0063】
ここで、重要度付与部57aによるデータ列を構成する複数の項目の重要度付与方法について図9を参照しつつ説明する。但し、図9は、重要度付与部による重要度付与方法を説明するための説明図である。
【0064】
図9に示すように、データ列を構成する複数の項目に対して予め重要度を定めておき、複数の項目とその項目に予め定められた重要度とを関連付けてRAM44に格納しておく。重要度付与部57aは、RAM44に格納された各項目の重要度に基づいて、データ列を構成する項目の夫々に対して予め定められた重要度を付与する。そして、重要度付与部57aは、データ列を構成する各項目に付与した重要度をその項目に対応するRAM44の重要度記憶領域61b、62b、63b、…(図7参照)に格納する。
【0065】
例えば、図9に示すように、“イラスト”、“バーコード”、“品名”に対して、それぞれ、30、100、50の重要度が割り当てられており、また、RAM44の重要度記憶領域61b、62b、63b(図7参照)の夫々が、“イラスト”、“バーコード”、“品名”に対応しているものとすれば、重要度記憶領域61b、62b、63bの夫々に30、100、50が格納されることになる。
【0066】
尚、例えば、データ列を構成する複数の項目に対して重要度を入力するための図10に示すような重要度入力領域57aを含む重要度入力画面を液晶ディスプレイ5に表示する。そして、重要度付与部5dは、ユーザの入力情報に基づいて、RAM44の重要度記憶領域61b、62b、63b、…に記憶されている情報を更新する。これによって、ユーザはデータ列を構成する各項目の重要度を指定することが可能になると共に、ユーザが指定した重要度で自動的にデータ列の編集を行うことが可能になる。この結果、ユーザが重要な情報を含んでいると考える項目を優先的にテープに印刷するデータ列に含めることが可能になるという利点を有している。
【0067】
画像形成判断部57bは、RAM44の重要度記憶領域61b、62b、63b、…(図7参照)に記憶された重要度とRAM44の閾値記憶領域44dに記憶された閾値とに基づいて、データ列を構成する各項目をテープに印刷するデータ列に含めるか否かを判断する。データ列構成部57cは、画像形成判断部57bの判断結果に基づいて、データ列を再構成する。
【0068】
そして、画像形成判断部57bとデータ列構成部57cとが一体となって、“閾値以下を全て”ドロップするドロップ方法、“一番多くの項目が入る組み合わせ”を選択するドロップ方法、“フォーマットの配置順(後から)”でドロップするドロップ方法、“フォーマットの配置順(前から)”でドロップするドロップ方法、“データベースの並び順(後から)”でドロップするドロップ方法、“データベースの並び順(前から)”でドロップするドロップ方法などの各ドロップ方法を実行する。
【0069】
ここで、上記各ドロップ方法について図11を参照しつつ説明する。但し、図11は、ドロップ方法を説明するための説明図である。尚、閾値は“80”が設定されているものとする。
【0070】
図11(a)は、データ列のフォーマットの一例を表しており、図11(a)に示すフォーマットの各項目の並びは、前から順に、“バーコード”、“加工日”、“賞味期限”、“品名”、“産地番号”、“生産者番号”、“分類”となっている。尚、テープ71は、予め定められたテープ長のテープを表したものであり、また、バーコード71a、加工日71b、賞味期限71c、品名71d、産地番号71e、生産者番号71f、分類71gはテープ71に対する相対的な寸法で表している。
【0071】
図11(b)は、データ列を構成する各項目の重要度の一例を表しており、図11(b)に示すように、“バーコード”には重要度“100”が割り当てられており、“加工日”、“賞味期限”、“品名”、“産地番号”、“生産者番号”、“分類”には重要度“50”が割り当てられている。
【0072】
図11(c)は、データ列を構成する項目のデータベースの一例を表しており、図11(c)に示すデータベースの各項目の並びは、“バーコード”、“品名”、“分類”、“加工日”、“賞味期限”、“産地番号”、“生産者番号”となっている。
【0073】
“閾値以下を全て”ドロップするドロップ方法は、閾値以上の重要度の項目を全てテープに印刷するデータ列に残し、閾値未満の重要度の項目を全てデータ列から削除する方法である。図11(a)〜図11(c)のような場合、閾値以上の重要度の“バーコード”をデータ列に残し、閾値未満の重要度の“加工日”、“賞味期限”、“品名”、“産地番号”、“生産者番号”、“分類”をデータ列から削除する。従って、図11(d)に示すように、テープに印刷されるデータ列は“バーコード”のみとなる。
【0074】
“一番多くの項目が入る組み合わせ”を選択するドロップ方法は、閾値以上の重要度の項目を全てテープに印刷するデータ列に残しながら、閾値未満の重要度の項目について、重要度の低い順に一つずつ項目を取り出し、取り出した項目をデータ列から削除する。この際に、同じ重要度の項目がある場合には、同じ重要度の項目がテープ71内に最も多く入る組み合わせを選び、その最も多く入る組み合わせに含まれる項目をテープに印刷するデータ列に含める方法である。尚、同じ重要度の項目が最も多く入る組み合わせを選ぶ処理は、同じ重要度の項目を少なくとも一つ含む全ての組み合わせに対して、予め定められたテープ長のテープ内に収まるか否かを調べ、テープ内に収まると判定された組み合わせの中で項目数の最も多いものを選ぶことによって行う。尚、“一番多くの項目が入る組み合わせ”を選択するドロップ方法を実行して得られるデータ列の一例が図11(e)に示されている。
【0075】
“フォーマットの配置順(後から)”でドロップするドロップ方法は、次のようなものである。閾値以上の重要度の項目を全てテープに印刷するデータ列に残しながら、閾値未満の重要度の項目について、重要度の低い順に一つずつ項目を取り出し、取り出した項目をデータ列から削除する。この際に、同じ重要度の項目がある場合には、同じ重要度の項目の中からフォーマットの配置順に従い配置順の後から一つ項目を取り出して、取り出した項目をデータ列から削除する。そして、この処理を削除後のデータ列が予め定められたテープ長のテープ内に収まるまで繰り返し行う方法である。
【0076】
図11(a)〜図11(c)のような場合、閾値以上の重要度の“バーコード”をデータ列に残す。そして、“加工日”、“賞味期限”、“品名”、“産地番号”、“生産者番号”、“分類”は閾値未満の重要度で且つ同じ重要度であるため、フォーマットの配置順に従い配置順の後から一つの項目“分類”を取り出してデータ列から削除する。“分類”を削除しても削除後のデータ列が予め定められたテープ長のテープ内に収まらないため、さらに、フォーマットの配置順に従い配置順の後から一つの項目“生産者番号”を取り出してデータ列から削除する。“生産者番号”を削除しても削除後のデータ列が予め定められたテープ長のテープ内に収まらないため、さらに、フォーマットの配置順に従い配置順の後から一つの項目“産地番号”を取り出してデータ列から削除する。“産地番号”を削除した後のデータ列は予め定められたテープ長のテープ内に収まるので、“加工日”、“賞味期限”、“品名”がテープに印刷されるデータ列として残る。従って、図11(f)に示すように、テープに印刷されるデータ列は“バーコード”、“加工日”、“賞味期限”、“品名”となる。
【0077】
“フォーマットの配置順(前から)”でドロップするドロップ方法は、次のようなものである。閾値以上の重要度の項目を全てテープに印刷するデータ列に残しながら、閾値未満の重要度の項目について、重要度の低い順に一つずつ項目を取り出し、取り出した項目をデータ列から削除する。この際に、同じ重要度の項目がある場合には、同じ重要度の項目の中からフォーマットの配置順に従い配置順の前から一つ項目を取り出して、取り出した項目をデータ列から削除する。そして、この処理を削除後のデータ列が予め定められたテープ長のテープ内に収まるまで繰り返し行う方法である。
【0078】
図11(a)〜図11(c)のような場合、閾値以上の重要度の“バーコード”をデータ列に残す。そして、“加工日”、“賞味期限”、“品名”、“産地番号”、“生産者番号”、“分類”は閾値未満の重要度で且つ同じ重要度であるため、フォーマットの配置順に従い配置順の前から一つの項目“加工日”を取り出してデータ列から削除する。“加工日”を削除しても削除後のデータ列が予め定められたテープ長のテープ内に収まらないため、さらに、フォーマットの配置順に従い配置順の前から一つの項目“賞味期限”を取り出してデータ列から削除する。“賞味期限”を削除しても削除後のデータ列が予め定められたテープ長のテープ内に収まらないため、さらに、フォーマットの配置順に従い配置順の前から一つの項目“品名”を取り出してデータ列から削除する。“品名”を削除した後のデータ列は予め定められたテープ長のテープ内に収まるので、“産地番号”、“生産者番号”、“分類”がテープに印刷されるデータ列として残る。従って、図11(g)に示すように、テープに印刷されるデータ列は“バーコード”、“産地番号”、“生産者番号”、“分類”となる。
【0079】
“データベースの並び順(後から)”でドロップするドロップ方法は、次のようなものである。閾値以上の重要度の項目を全てテープに印刷するデータ列に残しながら、閾値未満の重要度の項目について、重要度の低い順に一つずつ項目を取り出し、取り出した項目をデータ列から削除する。この際に、同じ重要度の項目がある場合には、同じ重要度の項目の中からデータベースの配置順に従い配置順の後から一つ項目を取り出して、取り出した項目をデータ列から削除する。そして、この処理を削除後のデータ列が予め定められたテープ長のテープ内に収まるまで繰り返し行う方法である。
【0080】
図11(a)〜図11(c)のような場合、閾値以上の重要度の“バーコード”をデータ列に残す。そして、“加工日”、“賞味期限”、“品名”、“産地番号”、“生産者番号”、“分類”は閾値未満の重要度で且つ同じ重要度であるため、データベースの配置順に従い配置順の後から一つの項目“生産者番号”を取り出してデータ列から削除する。“生産者番号”を削除しても削除後のデータ列が予め定められたテープ長のテープ内に収まらないため、さらに、データベースの配置順に従い配置順の後から一つの項目“産地番号”を取り出してデータ列から削除する。“産地番号”を削除しても削除後のデータ列が予め定められたテープ長のテープ内に収まらないため、さらに、データベースの配置順に従い配置順の後から一つの項目“賞味期限”を取り出してデータ列から削除する。“賞味期限”を削除した後のデータ列は予め定められたテープ長のテープ内に収まるので、“品名”、“分類”、“加工日”がテープに印刷されるデータ列として残る。従って、図11(h)に示すように、テープに印刷されるデータ列は“バーコード”、“品名”、“分類”、“加工日”となる。
【0081】
“データベースの並び順(前から)”でドロップするドロップ方法は、次のようなものである。閾値以上の重要度の項目を全てテープに印刷するデータ列に残しながら、閾値未満の重要度の項目について、重要度の低い順に一つずつ項目を取り出し、取り出した項目をデータ列から削除する。この際に、同じ重要度の項目がある場合には、同じ重要度の項目の中からデータベースの配置順に従い配置順の前から一つ項目を取り出して、取り出した項目をデータ列から削除する。そして、この処理を削除後のデータ列が予め定められたテープ長のテープ内に収まるまで繰り返し行う方法である。
【0082】
図11(a)〜図11(c)のような場合、閾値以上の重要度の“バーコード”をデータ列に残す。そして、“加工日”、“賞味期限”、“品名”、“産地番号”、“生産者番号”、“分類”は閾値未満の重要度で且つ同じ重要度であるため、データベースの配置順に従い配置順の前から一つの項目“品名”を取り出してデータ列から削除する。“品名”を削除しても削除後のデータ列が予め定められたテープ長のテープ内に収まらないため、さらに、データベースの配置順に従い配置順の前から一つの項目“分類”を取り出してデータ列から削除する。“分類”を削除した後のデータ列は予め定められたテープ長のテープ内に収まるので、“加工日”、“賞味期限”、“産地番号”、“生産者番号”がテープに印刷されるデータ列として残る。従って、図11(i)に示すように、テープに印刷されるデータ列は“バーコード”、“加工日”、“賞味期限”、“産地番号”、“生産者番号”となる。
【0083】
改行部57dは、“重要度の低いものを複数行にする”定長オーバ回避方法(図19参照)においてデータ列を構成する項目から重要度に基づいて取り出された項目の行を増加させる。データ列配置部57eは、“全体を複数行にして重要度の低いものは下の方の行で、サイズを小さくする”定長オーバ回避方法(図20参照)において、重要度に基づいて取り出された項目を一つ下の行に移動させる。サイズ縮小部57fは、データ列を構成する項目のサイズを小さくする。
【0084】
CG−ROM42には、多数のキャラクタに関しキャラクタを液晶ディスプレイ(LCD)5に表示するためのキャラクタパターンがそのキャラクタコードに関連付けられて格納されている。ハードディスク43には、GUI(Graphical User Interface)ベースのOS(Operating System)ソフトウェアのほか、本発明の一実施の形態に係るデータ列編集プログラムなどの各種プログラムやデータテーブル類が格納されている。
【0085】
RAM44には複数の記憶領域があり、その詳細について図5を参照しつつ説明する。但し、図5は、RAM44の記憶内容を説明するための説明図である。
【0086】
図5に示すように、RAM44は、定長設定ON/OFFフラグ記憶領域44a、定長長さ記憶領域44b、ドロップ方法記憶領域44c、閾値記憶領域44d、定長オーバ回避方法記憶領域44e、フォーマット情報記憶領域44f、テキスト領域44g、及びワーク領域44hなどを含んでいる。
【0087】
定長設定ON/OFFフラグ記憶領域44aは、データ列を予め定められたサイズのテープ内に収める後述する定長オーバ回避処理を実行するか否かに関する情報を記憶する領域である。そして、定長設定ON/OFFフラグ記憶領域44aには、定長オーバ回避処理を実行する場合、“1”が格納され、一方、定長オーバ回避処理を実行しない場合、“0”が格納される。
【0088】
定長長さ記憶領域44bには、後述する定長オーバ回避処理で用いられる予め定められたテープのテープ長の値が記憶される。
【0089】
ドロップ方法記憶領域44cは、図11を参照しつつ上述した複数のドロップ方法のうち実行するドロップ方法を特定するための情報(各ドロップ方法に割り当てられた値:図12参照)を記憶する領域である。尚、図12に示すように、“閾値以下を全て”ドロップするドロップ方法には“0”が割り当てられており、“一番多くの項目が入る組み合わせ”を選択するドロップ方法には“1”が割り当てられている。また、“フォーマットの配置順(前から)”でドロップするドロップ方法には“2”が割り当てられており、“フォーマットの配置順(後から)”でドロップするドロップ方法には“3”が割り当てられている。また、“データベースの並び順(前から)”でドロップするドロップ方法には“4”が割り当てられており、“データベースの並び順(後から)”でドロップするドロップ方法には“5”が割り当てられている。
【0090】
閾値記憶領域44dには、データ列を構成する項目からドロップ(削除)する項目を選択する際に利用される閾値が記憶される。
【0091】
定長オーバ回避方法記憶領域44eは、定長オーバ回避処理において行われる複数の後述する定長オーバ回避方法に割り当てられた番号(図13参照)を定長オーバ回避方法が行われる順番で記憶する領域であり、図6に示すように、最初に実行する定長オーバ回避方法に割り当てられた番号を記憶する回避方法記憶領域65a、二番目に実行する定長オーバ回避方法に割り当てられた番号を記憶する回避方法記憶領域65b、三番目に実行する定長オーバ回避方法に割り当てられた番号を記憶する回避方法記憶領域65cなどからなる。
【0092】
尚、図13に示すように、“重要度の低いものをドロップ”する定長オーバ回避方法には“1”が割り当てられており、“全体のサイズを小さくする”定長オーバ回避方法には“2”が割り当てられている。また、“重要度の低いものを複数行にする”定長オーバ回避方法には“3”が割り当てられており、“全体を複数行にして重要度の低いものは下の方の行で、サイズを小さくする”定長オーバ回避方法には“4”が割り当てられている。また、“項目間のスペースをつめる”定長オーバ回避方法には“5”が割り当てられており、“バーコードのフォーマットサイズを小さくする”定長オーバ回避方法には“6”が割り当てられている。また、“日付のみにする”定長オーバ回避方法には“7”が割り当てられており、“左右マージンを減らす”定長オーバ回避方法には“8”が割り当てられている。また、各定長オーバ回避方法を行う順番が設定されていない“設定なし”には“0”が割り当てられている。
【0093】
フォーマット情報記憶領域44fは、図7に示すように、データ列を構成する項目ごとに割り当てられる項目情報記憶領域61、62、63、…からなる。そして、各項目情報記憶領域61、62、63、…は、項目をデータ列中のどの位置に配置するかを示す情報を記憶する配置情報記憶領域61a、62a、63a、…とその項目の重要度を記憶する重要度記憶領域61b、62b、63b、…とからなる。
【0094】
テキスト領域44fは、データ列を構成する項目に含まれる文字など(単位要素)に関する情報が記憶される領域である。また、ワーク領域44hは、CPU41が各種制御や演算の際に利用する作業領域である。
【0095】
以下、コンピュータ1のCPU41が行うデータ列編集処理について図14を参照しつつ説明する。図14は、コンピュータのCPUが行うデータ列編集処理における動作手順を説明するためのフローチャートである。
【0096】
ステップS101において、CPU41はユーザがテープに印刷することを指定したレコードを特定する。尚、ユーザは複数のレコードを選択することができる。
【0097】
ステップS102において、CPU41の定長設定ON/OFFフラグ判定部52は、RAM44の定長設定ON/OFFフラグ記憶領域44aに記憶された内容が“1”であるか否か、即ち定長設定ON/OFFフラグがONになっているか否かを判定する。定長設定ON/OFFフラグ判定部52によって定長設定ON/OFFフラグがONになっていると判定された場合には(ステップS102:YES)、レコードに対応するデータ列を予め定められたサイズのテープ内に収めるための処理を実行するためステップS106の処理に移行する。一方、定長設定ON/OFFフラグ判定部52によって定長設定ON/OFFフラグがONになっていない、即ち定長設定ON/OFFフラグがOFFになっていると判定された場合には(ステップS102:NO)、印刷に使用されるテープのテープ長さを短くするための処理を実行するためステップS103の処理に移行する。
【0098】
ステップS103において、CPU41の画像形成判断部57bは、データ列の中から一つの項目を取り出し、取り出した項目に付与された重要度がRAM44の閾値記憶領域44dに記憶された閾値以上であるか否かを判定する(取り出した項目をテープに印刷するデータ列に含めるか否かを判定する)。そして、画像形成判断部57bによって項目の重要度が閾値以上であると判定された場合には(ステップS103:YES)、ステップS105の処理に移行する。一方、画像形成判断部57bによって項目の重要度が閾値以上でないと判定された場合には(ステップS103:NO)、ステップS104の処理に移行する。
【0099】
図14のフローチャートの説明に戻って、ステップS104において、CPU41のデータ列構成部57cは、ステップS103で重要度が閾値未満と判定された項目をテープに印刷するデータ列から削除する。
【0100】
ステップS105において、CPU41のレイアウト変更部57は、データ列を構成する全ての項目に対してステップS103の処理を行ったか否かを判定する。レイアウト変更部57によって全ての項目に対してステップS103の処理が行われたと判定された場合には(ステップS105:YES)、ステップS112の処理に移行する。一方、レイアウト変更部57によって全ての項目に対してステップS103の処理が行われていないと判定された場合には(ステップS105:NO)、ステップS103の処理に戻り、再度ステップS103、ステップS104及びステップS105の処理が繰り返される。
【0101】
ステップS105でデータ列を構成する全ての項目に対してステップS103の処理が行われたと判定された場合、テープに印刷するデータ列を構成する項目は全てその重要度がRAM44の閾値記憶領域44dに記憶された閾値以上のものとなる。
【0102】
ここで、ステップS103からステップS105の処理によりデータ列を構成する項目が閾値以上の項目のみになる例を図15に挙げる。図15(a)に示すように、“賞味期限”、“加工日”、“イラスト”の重要度は、夫々、100、50、20であるとする。また、図15(b)は、ステップS101でユーザがレコードを選択するレコード選択画面を示している。ユーザはこのレコード選択画面において、カーソル76を所望のレコードの位置に移動させることによってレコードの選択を行う。
【0103】
RAM44の閾値記憶領域44dに記憶されている閾値の値が0の場合、図15(c)に示すように、いずれの項目もデータ列から削除されず、全ての項目がテープに印刷される。また、閾値記憶領域44dに記憶されている閾値の値が40の場合、図15(d)に示すように、閾値未満の重要度の“イラスト”がデータ列から削除され、“イラスト”を除く“賞味期限”、“加工日”がテープに印刷される。さらに、閾値記憶領域44dに記憶されている閾値の値が80の場合、図15(e)に示すように、閾値未満の重要度の“イラスト”、及び“加工日”がデータ列から削除され、“賞味期限”のみがテープに印刷される。
【0104】
ステップS106において、CPU41のテープ長方向判定部53aはレコードに対応するデータ列のデータ列長がRAM44の定長長さ記憶領域44bに記憶されているテープのテープ長(定長)を超えているか否かを判定する。テープ長長さ方向判定部53aによってデータ列長が定長を超えていると判定された場合には(ステップS106:YES)、ステップS107の処理に移行する。一方、テープ長長さ方向判定部53aによってデータ列長が定長を超えていないと判定された場合には(ステップS106:NO)、既にテープに印刷するデータ列が予め定められたサイズのテープ内に収まるため、定長オーバ回避処理を実行する必要がなく、ステップS112の処理に移行する。
【0105】
ステップS107において、CPU41は定長オーバ回避処理(図16参照)を実行する。
【0106】
ステップS108において、CPU41のテープ長方向判定部53aは、ステップS107で定長オーバ回避処理が実行された後のデータ列のデータ列長がRAM44の定長長さ記憶領域44bに記憶されているテープのテープ長(定長)を超えているか否かを判定する。テープ長方向判定部53aによってデータ列長が定長を超えていると判定された場合には(ステップS108:YES)、ステップS111の処理を実行する。一方、テープ長方向判定部53aによってデータ列長が定長を超えていないと判定された場合には(ステップS108:NO)、ステップS109の処理に移行する。
【0107】
ステップS109においてCPU41は、液晶ディスプレイ5にステップS107で定長オーバ回避処理が実行された後のデータ列をイメージで表示する(印刷プレビュー)とともに、印刷を実行するか否かを確認するメッセージ(印刷実行確認メッセージ)を表示する。
【0108】
ステップS110において、CPU41は、ユーザによって印刷が指示されたか否かをマウス7からの座標信号やキーボード6からの押下信号に基づいて判定する。CPU41によってユーザが印刷を指示したと判定された場合には(ステップS110:YES)、ステップS112の処理に移行する。一方、CPU41によってユーザが印刷を指示していないと判定された場合には(ステップS110:NO)、ステップS113の処理に移行する。
【0109】
尚、ユーザが印刷を指示したか否かの判定は、例えば、液晶ディスプレイ5にユーザが印刷を指示する際にクリックする印刷ボタンを表示し、この印刷ボタンがユーザによってマウス7でクリックされたか否かをマウス7からの座標信号に基づいて判定することにより実現できる。
【0110】
ステップS111において、CPU41は、ステップS107で定長オーバ回避処理を実行してもデータ列を予め定められたサイズのテープ内に収めることができなかったため、ユーザにデータ列を予め定められたサイズのテープ内に収めることに失敗したことを通知するエラーメッセージを液晶ディスプレイ5に表示する(定長オーバ失敗エラーのメッセージの表示)。
【0111】
ステップS112において、CPU41は、データ列がテープに印刷されるように印刷装置2を制御する。これによって、データ列の印刷が行われたラベルが作製される。
【0112】
ステップS113において、CPU41は、ステップS101でユーザによって選択されたレコードの全てに対して印刷処理(ステップS102からステップS112の処理)が試みられたか否かを判定する。CPU41によって全てのレコードに対して印刷処理が試みられていないと判定された場合には(ステップS113:NO)、まだ印刷処理が試みられていないレコードを取り出して、ステップS102の処理に戻り、取り出したレコードに対してステップS102からステップS112の処理を実行する。一方、CPU41によって全てのレコードに対して印刷処理が試みられたと判定された場合には(ステップS113:YES)、ユーザが選択したレコードの全てに対して印刷処理が試みられたのでデータ列編集処理を終了する。
【0113】
次に、図14のフローチャート中の定長オーバ回避処理について図16を参照しつつ説明する。図16は、定長オーバ回避処理におけるCPUの動作手順を説明するためのフローチャートである。
【0114】
ステップS201において、CPU41の定長オーバ回避方法選定部54は、RAM44の定長オーバ回避方法記憶領域44eに記憶されている情報に基づいて、優先順位の一番高い定長オーバ回避方法を選択する。
【0115】
ステップS202において、CPU41の定長オーバ回避方法判定部55は、ステップS201で選択された定長オーバ回避方法(一度ステップS202の処理を実行した後は後述するステップS220で選択された定長オーバ回避方法)が“重要度の低いものをドロップ”する定長オーバ回避方法であるか否かを判定する。定長オーバ回避方法判定部55によって“重要度の低いものをドロップ”する定長オーバ回避方法であると判定された場合には(ステップS202:YES)、ステップS203の処理に移行する。一方、定長オーバ回避方法判定部55によって“重要度の低いものをドロップ”する定長オーバ回避方法でないと判定された場合には(ステップS202:NO)、ステップS204の処理に移行する。
【0116】
ステップS203において、CPU41は、“重要度を低いものをドロップ”する定長オーバ回避方法(図17参照)を実行し、ステップS218の処理に移行する。
【0117】
ステップS204において、CPU41の定長オーバ回避方法判定部55は、ステップS201で選択された定長オーバ回避方法(一度ステップS204の処理を実行した後は後述するステップS220で選択された定長オーバ回避方法)が“全体のサイズを小さくする”定長オーバ回避方法であるか否かを判定する。定長オーバ回避方法判定部55によって“全体のサイズを小さくする”定長オーバ回避方法であると判定された場合には(ステップS204:YES)、ステップS205の処理に移行する。一方、定長オーバ回避方法判定部55によって“全体のサイズを小さくする”定長オーバ回避方法でないと判定された場合には(ステップS204:NO)、ステップS206の処理に移行する。
【0118】
ステップS205において、CPU41は、“全体のサイズを小さくする”定長オーバ回避方法(図18参照)を実行し、ステップS218の処理に移行する。
【0119】
ステップS206において、CPU41の定長オーバ回避方法判定部55は、ステップS201で選択された定長オーバ回避方法(一度ステップS206の処理を実行した後は後述するステップS220で選択された定長オーバ回避方法)が“重要度の低いものを複数行にする”定長オーバ回避方法であるか否かを判定する。定長オーバ回避方法判定部55によって“重要度の低いものを複数行にする”定長オーバ回避方法であると判定された場合には(ステップS206:YES)、ステップS207の処理に移行する。一方、定長オーバ回避方法判定部55によって“重要度の低いものを複数行にする”定長オーバ回避方法でないと判定された場合には(ステップS206:NO)、ステップS208の処理に移行する。
【0120】
ステップS207において、CPU41は、“重要度の低いものを複数行にする”定長オーバ回避方法(図19参照)を実行し、ステップS218の処理に移行する。
【0121】
ステップS208において、CPU41の定長オーバ回避方法判定部55は、ステップS201で選択された定長オーバ回避方法(一度ステップS208の処理を実行した後は後述するステップS220で選択された定長オーバ回避方法)が“全体を複数行にして重要度の低いものは下の方の行で、サイズを小さくする”定長オーバ回避方法であるか否かを判定する。定長オーバ回避方法判定部55によって“全体を複数行にして重要度の低いものは下の方の行で、サイズを小さくする”定長オーバ回避方法であると判定された場合には(ステップS208:YES)、ステップS209の処理に移行する。一方、定長オーバ回避方法判定部55によって“全体を複数行にして重要度の低いものは下の方の行で、サイズを小さくする”定長オーバ回避方法でないと判定された場合には(ステップS208:NO)、ステップS210の処理に移行する。
【0122】
ステップS209において、CPU41は、“全体を複数行にして重要度の低いものは下の方の行で、サイズを小さくする”定長オーバ回避方法(図20参照)を実行し、ステップS218の処理に移行する。
【0123】
ステップS210において、CPU41の定長オーバ回避方法判定部55は、ステップS201で選択された定長オーバ回避方法(一度ステップS210の処理を実行した後は後述するステップS220で選択された定長オーバ回避方法)が“項目間のスペースをつめる”定長オーバ回避方法であるか否かを判定する。定長オーバ回避方法判定部55によって“項目間のスペースをつめる”定長オーバ回避方法であると判定された場合には(ステップS210:YES)、ステップS211の処理に移行する。一方、定長オーバ回避方法判定部55によって“項目間のスペースをつめる”定長オーバ回避方法でないと判定された場合には(ステップS210:NO)、ステップS212の処理に移行する。
【0124】
ステップS211において、CPU41は、“項目間のスペースをつめる”定長オーバ回避方法(図22参照)を実行し、ステップS218の処理に移行する。
【0125】
ステップS212において、CPU41の定長オーバ回避方法判定部55は、ステップS201で選択された定長オーバ回避方法(一度ステップS212の処理を実行した後は後述するステップS220で選択された定長オーバ回避方法)が“バーコードのフォーマットサイズを小さくする”定長オーバ回避方法であるか否かを判定する。定長オーバ回避方法判定部55によって“バーコードのフォーマットサイズを小さくする”定長オーバ回避方法であると判定された場合には(ステップS212:YES)、ステップS213の処理に移行する。一方、定長オーバ回避方法判定部55によって“バーコードのフォーマットサイズを小さくする”定長オーバ回避方法でないと判定された場合には(ステップS212:NO)、ステップS214の処理に移行する。
【0126】
ステップS213において、CPU41は、“バーコードのフォーマットサイズを小さくする”定長オーバ回避方法(図23参照)を実行し、ステップS218の処理に移行する。
【0127】
ステップS214において、CPU41の定長オーバ回避方法判定部55は、ステップS201で選択された定長オーバ回避方法(一度ステップS214の処理を実行した後は後述するステップS220で選択された定長オーバ回避方法)が“日付のみにする”定長オーバ回避方法であるか否かを判定する。定長オーバ回避方法判定部55によって“日付のみにする”定長オーバ回避方法であると判定された場合には(ステップS214:YES)、ステップS215の処理に移行する。一方、定長オーバ回避方法判定部55によって“日付のみにする”定長オーバ回避方法でないと判定された場合には(ステップS214:NO)、ステップS216の処理に移行する。
【0128】
ステップS215において、CPU41は、“日付のみにする”定長オーバ回避方法(図24参照)を実行し、ステップS218の処理に移行する。
【0129】
ステップS216において、CPU41の定長オーバ回避方法判定部55は、ステップS201で選択された定長オーバ回避方法(一度ステップS216の処理を実行した後は後述するステップS220で選択された定長オーバ回避方法)が“左右マージンを減らす”定長オーバ回避方法であるか否かを判定する。定長オーバ回避方法判定部55によって“左右マージンを減らす”定長オーバ回避方法であると判定された場合には(ステップS216:YES)、ステップS217の処理に移行する。一方、定長オーバ回避方法判定部55によって“左右マージンを減らす”定長オーバ回避方法でないと判定された場合には(ステップS216:NO)、ステップS218の処理に移行する。
【0130】
ステップS217において、CPU41は、“左右マージンを減らす”定長オーバ回避方法(図25参照)を実行し、ステップS218の処理に移行する。
【0131】
ステップS218において、CPU41のテープ長方向判定部53aは、ステップS201で選択された定長オーバ回避方法(一度ステップS218の処理が実行された後は後述するステップS220で選択された定長オーバ回避方法)が実行された後のデータ列のデータ列長がRAM44の閾値記憶領域44dに記憶されたテープのテープ長(定長)を超えているか否かを判定する。テープ長方向判定部53aによってデータ列長が定長を超えていると判定された場合には(ステップS218:YES)ステップS219の処理に移行する。一方、テープ長方向判定部53aによってデータ列長が定長を超えていないと判定された場合には(ステップS218:NO)、ステップS201で選択された定長オーバ回避方法(一度ステップS218の処理が実行された後は後述するステップS220で選択された定長オーバ回避方法)を実行することによってデータ列が所定サイズのテープ内に収まるようになっているので、定長オーバ回避処理を終了して、図14を参照しつつ説明したステップS108の処理へ移行する。
【0132】
ステップS219において、CPU41の定長オーバ回避方法選定部54は、RAM44の定長オーバ回避方法記憶領域44eに記憶されている情報に基づいて、いままで実行してきた定長オーバ回避方法の次に優先順位が高い定長オーバ回避方法が設定されているか否かを判定する。定長オーバ回避方法選定部54によっていままで実行してきた定長オーバ回避方法の次に優先順位が高い定長オーバ回避方法が設定されていると判定された場合には(ステップS219:YES)、ステップS220の処理に移行する。一方、定長オーバ回避方法選定部54によっていままで実行してきた定長オーバ回避方法の次に優先順位が高い定長オーバ回避方法が設定されていないと判定された場合には(ステップS219:NO)、設定された定長オーバ回避方法が全て実行されたことから、定長オーバ回避処理を終了して、図14を参照しつつ説明したステップS108の処理に移行する。
【0133】
ステップS220において、CPU41の定長オーバ回避方法選定部54は、RAM44の定長オーバ回避方法記憶領域44eに記憶されている情報に基づいて、今まで実行してきた定長オーバ回避方法の次に優先順位が高い定長オーバ回避方法を選択してステップS202の処理に戻り、ステップS202からステップS220の一連の処理が繰り返される。
【0134】
さらに、図16のフローチャート中の“重要度の低いものをドロップ”する定長オーバ回避方法について図17を参照しつつ説明する。図17は、“重要度の低いものをドロップ”する定長オーバ回避方法におけるCPUの動作手順を説明するためのフローチャートである。
【0135】
ステップS301において、CPU41の画像形成判断部57bは、RAM44の重要度記憶領域61b、62b、63b、…に記憶されている重要度に基づいて、データ列を構成する項目(既にステップS301の処理が行われている場合には既に取り出された項目を除く項目)の中から重要度の一番低い項目を一つ取り出す。
【0136】
ステップS302において、CPU41の画像形成判断部57bは、ステップS301で取り出した項目の重要度がRAM44の閾値記憶領域44dに記憶されている閾値の値よりも小さいか否かを判定する(取り出した項目をテープに印刷するデータ列から削除するか否かを判定する)。画像形成判断部57bによってステップS301で取り出した項目の重要度が閾値より小さいと判定された場合には(ステップS302:YES)、ステップS303の処理に移行する。一方、画像形成判断部57bによってステップS301で取り出した項目の重要度が閾値より小さくないと判定された場合には(ステップS302:NO)、既に閾値より小さい重要度の項目がデータ列に存在しなくなっているため、“重要度の低いものをドロップ”する定長オーバ回避方法を終了し、図16を参照しつつ説明したステップS218の処理に移行する。
【0137】
ステップS303において、CPU41のデータ列構成部57cは、ステップS301で取り出した項目をテープに印刷するデータ列の項目からドロップ(削除)して新たなデータ列を形成する。
【0138】
ステップS304において、CPU41のテープ長方向判定部53aは、ステップS301で取り出した項目がデータ列から削除された後のデータ列のデータ列長がRAM44の定長長さ記憶領域44bに記憶されているテープのテープ長(定長)を超えているか否かを判定する。テープ長方向判定部53aによってデータ列長が定長を超えていると判定された場合には(ステップS304:YES)、ステップS301の処理に戻って、ステップS301からステップS304の処理が繰り返される。一方、テープ長方向判定部53aによってデータ列長が定長を超えていないと判定された場合には(ステップS304:NO)、ステップS301で取り出した項目が削除された後のデータ列が予め定められた長さのテープ内に収まるようになっているため、“重要度の低いものをドロップ”する定長オーバ回避方法を終了し、図16を参照しつつ説明したステップS218の処理に移行する。
【0139】
さらに、図16のフローチャート中の“全体のサイズを小さくする”定長オーバ回避方法について図18を参照しつつ説明する。図18は、“全体のサイズを小さくする”定長オーバ回避方法におけるCPUの動作手順を説明するためのフローチャートである。
【0140】
ステップS351において、CPU41のレイアウト変更部57は、データ列のサイズを小さくすることができるか否かを判定する。レイアウト変更部57によってデータ列のサイズを小さくすることができると判定された場合には(ステップS351:YES)、ステップS352の処理に移行する。一方、レイアウト変更部57によってデータ列のサイズを小さくすることができないと判定された場合には(ステップS351:NO)、これ以上データ列のサイズを小さくすることができないため、“全体のサイズを小さくする”定長オーバ回避方法を終了し、図16を参照しつつ説明したステップS218の処理に移行する。尚、例えば、現時点のデータ列のサイズが予め決められた最小のサイズより所定サイズ分(後述するステップS352でデータ列のサイズを小さくするサイズ分)大きいか否かによって、データ列のサイズを小さくすることができるか否かを判定する。
【0141】
ステップS352において、CPU41のレイアウト変更部41は、データ列のサイズを1段階(所定サイズ)小さくする。
【0142】
ステップS353において、CPU41のテープ長方向判定部53aは、ステップS352でサイズが1段階小さくされた後のデータ列のデータ列長がRAM44の定長長さ記憶領域44bに記憶されているテープのテープ長(定長)を超えているか否かを判定する。テープ長方向判定部53aによってデータ列長が定長を超えていると判定された場合には(ステップS353:YES)、ステップS351の処理に戻って、ステップS351からステップS353の処理が繰り返される。一方、テープ長方向判定部53aによってデータ列長が定長を超えていないと判定された場合には(ステップS353:NO)、ステップS352でサイズが1段階小さくされた後のデータ列が予め定められた長さのテープ内に収まるようになっているため、“全体のサイズを小さくする”定長オーバ回避方法を終了し、図16を参照しつつ説明したステップS218の処理に移行する。
【0143】
さらに、図16のフローチャート中の“重要度の低いものを複数行にする”定長オーバ回避方法について図19を参照しつつ説明する。図19は、“重要度の低いものを複数行にする”定長オーバ回避方法におけるCPUの動作手順を説明するためのフローチャートである。
【0144】
ステップS401において、CPU41のレイアウト変更部57は、RAM44の重要度記憶領域61b、62b、63b、…に記憶されている重要度に基づいて、データ列を構成する項目(既にステップS401の処理が行われている場合には既に取り出された項目を除く項目)の中から重要度の一番低い項目を一つ取り出す。
【0145】
ステップS402において、CPU41のテープ幅方向判定部53bは、ステップS401で取り出した項目の行数をさらに増やすことができるか否かを判定する。テープ幅方向判定部53bによってステップS401で取り出した項目の行数をさらに増やすことができると判定された場合には(ステップS402:YES)、ステップS403の処理に移行する。一方、テープ幅方向判定部53bによってステップS401で取り出した項目の行数をさらに増やすことができないと判定された場合には(ステップS402:NO)、ステップS405の処理に移行する。
【0146】
ステップS403において、CPU41の改行部57dは、ステップS401で取り出した項目の行数を一つ増やす(図26(f)参照)。即ち、ステップS401で取り出した項目の行数が“n”行であった場合、ステップS403の処理により、その項目の行数は“n+1”行になる。
【0147】
ステップS404において、CPU41のテープ長方向判定部53aは、ステップS401で取り出した項目の行数を増やした後のデータ列のデータ列長がRAM44の定長長さ記憶領域44bに記憶されているテープのテープ長(定長)を超えているか否かを判定する。テープ長方向判定部53aによってデータ列長が定長を超えていると判定された場合には(ステップS404:YES)、ステップS402の処理に戻って、再度ステップS401で取り出した項目の行数を増やすことを試みる。一方、テープ長方向判定部53aによってデータ列長が定長を超えていないと判定された場合には(ステップS404:NO)、ステップS401で取り出した項目の行数を増やした後のデータ列が予め定められた長さのテープ内に収まるようになっているため、“重要度の低いものを複数行にする”定長オーバ回避方法を終了し、図16を参照しつつ説明したステップS218の処理に移行する。
【0148】
ステップS405において、CPU41のレイアウト変更部57は、データ列を構成する項目のうちステップS401で取り出されていない項目があるか否かを判定する。レイアウト変更部57によって取り出されていない項目があると判定された場合には(ステップS405:YES)、ステップS401の処理に移行し、まだ取り出されていない項目のうち最も重要度の低い項目を取り出すなどステップS401からステップS405の処理を行う。一方、レイアウト変更部57によって取り出されていない項目がないと判定された場合には(ステップS405:NO)、データ列を構成する項目の全てに対して複数行にする処理を試みたことになるので、“重要度の低いものを複数行にする”定長オーバ回避方法を終了して、図16を参照しつつ説明したステップS218の処理に移行する。
【0149】
さらに、図16のフローチャート中の“全体を複数行にして重要の低いものは下の方の行で、サイズを小さくする”定長オーバ回避方法について図20を参照しつつ説明する。図20は、“全体を複数行にして重要度の低いものは下の方の行で、サイズを小さくする”定長オーバ回避方法におけるCPUの動作手順を説明するためのフローチャートである。
【0150】
ステップS451において、CPU41のレイアウト変更部57は、データ列を構成する項目のテープの長手方向に並んだ項目からなる行(項目の並びの行)のうち一番長い項目の並びの行を見つける。例えば、図21の場合には、項目77c、77d、77eからなる行(項目の並びの行)を見つける。
【0151】
ステップS452において、CPU41のレイアウト変更部57は、ステップS451で見つけた項目の並びの行は最も下の行であるか否かを判定する。レイアウト変更部57によってステップS451で見つけた項目の並びの行が最下行であると判定された場合には(ステップS452:YES)、ステップS453の処理に移行する。一方、レイアウト変更部57によってステップS451で見つけた項目の並びの行が最下行でないと判定された場合には(ステップS452:NO)、ステップS455の処理に移行する。尚、データ列が1行の場合には常にステップS453の処理に移行する。
【0152】
ステップS453において、CPU41のテープ幅方向判定部53bは、データ列の行を追加できるか否か、即ちデータ列の行を増やしてもデータ列がテープのテープ幅内に収まるか否かを判定する。テープ幅方向判定部53bによってデータ列の行を追加できると判定された場合には(ステップS453:YES)、ステップS454の処理に移行する。一方、テープ幅方向判定部53bによってデータ列の行を追加できないと判定された場合には(ステップS453:NO)、データ列の行をこれ以上追加する処理を行えばデータ列がテープのテープ幅をはみ出すことになるので、“全体の行を複数行にして重要度の低いものは下の方の行で、サイズを小さくする”定長オーバ回避方法を終了して、図16を参照しつつ説明したステップS218の処理に移行する。
【0153】
ステップS454において、CPU41のデータ列配置部57eは、データ列の行を1行追加し、ステップS455の処理に移行する。
【0154】
ステップS455において、CPU41のレイアウト変更部57は、ステップS451で見つけた項目の並び行に含まれる項目の中から、RAM44の重要度記憶領域61b、62b、63b、…に記憶されている重要度に基づいて重要度の最も低いものを一つ取り出す。
【0155】
ステップS456において、CPU41のサイズ縮小部57fは、ステップS455で取り出した項目のサイズを一つ下の行に割り当てられたサイズに縮小し、データ列配置部57eはサイズを縮小した項目を一つ下の行に移動させる。
【0156】
ステップS457において、CPU41のテープ長方向判定部53aは、ステップS456の処理が行われた後のデータ列のデータ列長がRAM44の定長長さ記憶領域44bに記憶されているテープのテープ長(定長)を超えているか否かを判定する。テープ長方向判定部53aによってデータ列長が定長を超えていると判定された場合には(ステップS457:YES)、ステップS451の処理に戻って、ステップS451からステップS457の処理が繰り返される。一方、テープ長方向判定部53aによってデータ列長が定長を超えていないと判定された場合には(ステップS457:NO)、ステップS456の処理が行われた後のデータ列が予め定められた長さのテープ内に収まるようになっているため、“全体を複数行にして重要度の低いものは下の方の行で、サイズを小さくする”定長オーバ回避方法を終了し、図16を参照しつつ説明したステップS218の処理に移行する。
【0157】
ここで、図20を参照しつつ説明した“全体を複数行にして重要度の低いものは下の方の行で、サイズを小さくする”定長オーバ回避方法の例について図21を参照しつつ説明する。但し、図21は、“全体を複数行にして重要度の低いものは下の方の行で、サイズを小さくする”定長オーバ回避方法の例を示す図である。尚、図中、テープ8aはRAM44の定長長さ記憶領域44bに記憶されているテープのテープ長に対応したものであり、項目77a、77b、77c、77d、77e、77f、77gは、夫々、テープ8aのサイズに対する相対的なサイズで表しているとする。
【0158】
図21(a)に示すような状態にデータ列がなっているとすると、項目77c、77d、77eからなる項目の並びの行が取り出され(ステップS451)、最下行でないと判定される(ステップS452)。そして、項目77c、77d、77eの中で項目77eが最も重要度が低いとすると、項目77eが取り出され(ステップS455)、項目77eのサイズを小さくして項目77f、77gからなる項目の並びの行に移動させる(ステップS456)。これによって、図21(a)に示すデータ列が図21(b)に示すデータ列となる。
【0159】
図21(b)に示すデータ列は予め定められたテープ長のテープ内に収まらないと判定されて(ステップS457)、項目77e、77f、77gからなる項目の並びの行が取り出される(ステップS451)。そして、項目77e、77f、77gからなる項目の並びの行は最下行であると判定される(ステップS452)。さらに、行が追加できる状態となっているものとすると、行を追加できると判定されて(ステップS453)、データ列の行を1行追加する(ステップS454)。そして、項目77e、77f、77gの中で項目77gが最も重要度が低いとすると、項目77gが取り出され(ステップS455)、項目77gのサイズを小さくして新たに追加した行に移動させる(ステップS456)。これによって、図21(b)に示すデータ列が図21(c)に示すデータ列となる。
【0160】
図21(c)に示すデータ列は予め定められたテープ長のテープ内に収まると判定されて(ステップS457)、“全体を複数行にして、重要度の低いものは下の方の行で、サイズを小さくする”定長オーバ回避方法を終了する。
【0161】
さらに、図16のフローチャート中の“項目間のスペースをつめる”定長オーバ回避方法について図22を参照しつつ説明する。図22は、“項目間のスペースをつめる”定長オーバ回避方法におけるCPUの動作手順を説明するためのフローチャートである。
【0162】
ステップS501において、CPU51のレイアウト変更部57は、データ列を構成する項目間のスペースを減らすことができるか否かを判定する。レイアウト変更部57によってデータ列を構成する項目間のスペースを減らすことができると判定された場合には(ステップS501:YES)、ステップS502の処理に移行する。一方、レイアウト変更部57によってデータ列を構成する項目間のスペースを減らすことができないと判定された場合には(ステップS501:NO)、データ列を構成する項目間のスペースをこれ以上狭めることができないため、“項目間のスペースをつめる”定長オーバ回避方法を終了し、図16を参照しつつ説明したステップS218の処理に移行する。尚、例えば、レイアウト変更部57は、データ列を構成する項目間の距離がある値以上(予め定められた最小の項目間の距離に、後述するステップS502で項目間のスペースの量を減らす値を加算した値以上)であるか否かにより、項目間のスペースを減らすことができるか否かを判定する。
【0163】
ステップS502において、CPU41のレイアウト変更部57は、データ列を構成する項目間のスペースを予め定められた一定量減らす。
【0164】
ステップS503において、CPU41のテープ長方向判定部53aは、ステップS502でデータ列を構成する項目間のスペースが一定量減らされた後のデータ列のデータ列長がRAM44の定長長さ記憶領域44bに記憶されているテープのテープ長(定長)を超えているか否かを判定する。テープ長方向判定部53aによってデータ列長が定長を超えていると判定された場合には(ステップS503:YES)、ステップS501の処理に戻って、ステップS501からステップS503の処理が繰り返される。一方、テープ長方向判定部53aによってデータ列長が定長を超えていないと判定された場合には(ステップS503:NO)、ステップS502で項目間のスペースが一定量減らされた後のデータ列が予め定められた長さのテープ内に収まるようになっているため、“項目間のスペースをつめる”定長オーバ回避方法を終了し、図16を参照しつつ説明したステップS218の処理に移行する。
【0165】
さらに、図16のフローチャート中の“バーコードのフォーマットサイズを小さくする”定長オーバ回避方法について図23を参照しつつ説明する。図23は、“バーコードのフォーマットサイズを小さくする”定長オーバ回避方法におけるCPUの動作手順を説明するためのフローチャートである。
【0166】
ステップS551において、CPU41のレイアウト変更部57は、データ列を構成する項目の中にバーコードが含まれているか否かを判定する。レイアウト変更部57によってデータ列を構成する項目の中にバーコードが含まれていると判定された場合には(ステップS551:YES)、ステップS552の処理に移行する。一方、レイアウト変更部57によってバーコードが含まれていないと判定された場合には(ステップS551:NO)、“バーコードのフォーマットサイズを小さくする”定長オーバ回避方法を終了し、図16を参照しつつ説明したステップS218の処理に移行する。
【0167】
ステップS552において、CPU41のレイアウト変更部57は、データ列を構成する項目からバーコードに関する項目を取り出し、取り出したバーコードのフォーマットサイズを予め定められたサイズに変更して、バーコードのフォーマットサイズを小さくする。これで“バーコードのフォーマットサイズを小さくする”定長オーバ回避方法が終了するので、図16を参照しつつ説明したステップS218の処理に移行する。
【0168】
さらに、図16のフローチャート中の“日付のみにする”定長オーバ回避方法について図24を参照しつつ説明する。図24は、“日付のみにする”定長オーバ回避方法におけるCPUの動作手順を説明するためのフローチャートである。
【0169】
ステップS601において、CPU41のレイアウト変更部57は、データ列を構成する全ての項目を列挙したか(全ての項目に対して以下のステップS602からステップS604の処理を行ったか)否かを判定する。レイアウト変更部57によってデータ列を構成する全ての項目が列挙されていないと判定された場合には(ステップS601:NO)、ステップS602の処理に移行する。一方、レイアウト変更部57によってデータ列を構成する全ての項目が列挙されたと判定された場合には(ステップS601:YES)、データ列を構成する項目のうち日付を含む項目は既に日付のみになっているので、“日付のみにする”定長オーバ回避方法を終了し、図16を参照しつつ説明したステップS218の処理に移行する。
【0170】
ステップS602において、CPU41のレイアウト変更部57は、データ列を構成する複数の項目(既にステップS602の処理が行われている場合にはその際に取りされた項目を除く)から1の項目を取り出す。
【0171】
ステップS603において、CPU41のレイアウト変更部57は、ステップS602で取り出した項目が日付を含む項目であるか否かを判定する。レイアウト変更部57によってステップS602で取り出された項目が日付を含む項目であると判定された場合には(ステップS603:YES)、ステップS604の処理に移行する。一方、レイアウト変更部57によってステップS602で取り出された項目が日付を含まない項目であると判定された場合には(ステップS603:NO)、ステップS601の処理に戻る。
【0172】
ステップS604において、CPU41のレイアウト変更部57は、ステップS602で取り出した項目に含まれる文字から日付に関する文字以外を削除して、取り出した項目を日付のみの項目に変更する。そして、ステップS601の処理に戻る。
【0173】
さらに、図16のフローチャート中の“左右マージンを減らす”定長オーバ回避方法について図25を参照しつつ説明する。図25は、“左右マージンを減らす”定長オーバ回避方法におけるCPUの動作手順を説明するためのフローチャートである。
【0174】
ステップS651において、CPU41のレイアウト変更部57は、データ列をテープに印刷した場合のテープの長手方向の両端の余白幅(左右のマージン)を減らすことができるか否かを判定する。レイアウト変更部57によって左右のマージンを減らすことができると判定された場合には(ステップS651:YES)、ステップS652の処理に移行する。一方、レイアウト変更部57によって左右マージンを減らすことができないと判定された場合には(ステップS651:NO)、左右マージンをこれ以上減らすことができないため、“左右マージンを減らす”定長オーバ回避方法を終了し、図16を参照しつつ説明したステップS218の処理に移行する。尚、例えば、レイアウト変更部57は、左右マージンの値がある値以上(予め定められた最小の左右マージン幅の値に、後述するステップS652で左右マージンを減らす値を加算した値以上)であるか否かにより、左右マージンを減らすことができるか否かを判定する。
【0175】
ステップS652において、CPU41のレイアウト変更部57は、左右マージンを予め定められた一定量減らす。
【0176】
ステップS653において、CPU41のテープ長方向判定部53aは、ステップS652で左右マージンが一定量減らされた後のデータ列のデータ列長がRAM44の定長長さ記憶領域44bに記憶されているテープのテープ長(定長)を超えているか否かを判定する。テープ長方向判定部53aによってデータ列長が定長を超えていると判定された場合には(ステップS653:YES)、ステップS651の処理に戻って、ステップS651からステップS653の処理が繰り返される。一方、テープ長方向判定部53aによってデータ列長が定長を超えていないと判定された場合には(ステップS653:NO)、ステップS652で左右マージンが一定量減らされた後の文字列が予め定められた長さのテープ内に収まるようになっているため、“左右マージンを減らす”定長オーバ回避方法を終了し、図16を参照しつつ説明したステップS218の処理に移行する。
【0177】
ここで、上記各定長オーバ回避方法の一例を図26に示す。但し、図26は、各定長オーバ回避方法が実行された後のデータ列の例を示す図である。尚、閾値は“60”が設定されているものとする。
【0178】
図26(a)は、データ列のフォーマットの一例を表しており、図26(a)に示すフォーマットの各項目の並びは、前から順に、“バーコード”、“加工日”、“賞味期限”、“品名”となっている。尚、テープ78は、RAM44の定長長さ記憶領域44bに記憶された値に対応するテープ長のテープを表したものであり、また、バーコード78a、加工日78b、賞味期限78c、品名78dはテープ78に対する相対的な寸法で表している。
【0179】
図26(b)は、データ列を構成する各項目の重要度の一例を表しており、図26(b)に示すように、“バーコード”、“加工日”、“賞味期限”、“品名”、の夫々に、重要度として、100、50、70、30が割り当てられている。
【0180】
図26(c)は、データ列を構成する項目のデータベースの一例を表しており、図26(c)に示すデータベースの各項目の並びは、“バーコード”、“加工日”、“賞味期限”、“品名”となっている。ここで、ユーザは“バーコード”が“FOS21001”であるレコードをステップS101で選択したものとする。
【0181】
図26(a)から図26(c)に示すような場合において、“重要度を低いものをドロップ”する定長オーバ回避方法を実行した場合について簡単に記載する。まず、重要度が最も低い“品名”が取り出され(ステップS301)、取り出された“品名”の重要度が閾値より小さいと判定され(ステップS302)、“品名”がデータ列から削除される(ステップS303)。そして、“品名”が削除された後のデータ列は予め定められたテープ長のテープ内に収まると判定される(ステップS304)。そして、“品名”を除く項目からなるデータ列が、図26(d)に示すように、テープに印刷されることになる。
【0182】
図26(a)から図26(c)に示すような場合において、“全体のサイズを小さくする”定長オーバ回避方法を実行した場合について簡単に記載する。尚、データ列のサイズを少なくとも1段階小さくすることができ、且つ、1段階データ列のサイズを小さくすると、データ列が予め定められたテープ長のテープ内に収まるものとする。
【0183】
まず、データ列のサイズを小さくすることができると判定され(ステップS351)、データ列全体のサイズを一段階小さくし(ステップS352)、一段階サイズを小さくした後のデータ列が予め定められたテープ長のテープ内に収まると判定される(ステップS353)。そして、1段階サイズが小さくされた後のデータ列が、図26(e)に示すように、テープに印刷されることになる。
【0184】
図26(a)から図26(c)に示すような場合において、“重要度を低いものを複数行にする”定長オーバ回避方法を実行した場合について簡単に記載する。尚、“品名”の“さくらんぼ”を2行にすることができ、且つ、“さくらんぼ”を2行にすると、データ列が予め定められたテープ長のテープ内に収まるものとする。
【0185】
まず、重要度が最も低い“品名”がデータ列から取り出され(ステップS401)、取り出した“品名”(さくらんぼ)の行数を増やすことができると判定される(ステップS402)。そして、“さくらんぼ”の行数を2行とし(ステップS403)、“さくらんぼ”を2行にした後のデータ列が予め定められたテープ長のテープ内に収まると判定される(ステップS404)。そして、“さくらんぼ”を2行にした後のデータ列が、図26(f)に示すように、テープに印刷されることになる。
【0186】
図26(a)から図26(c)に示すような場合において、“全体を複数行にして重要度の低いものは下の方の行で、サイズを小さくする”定長オーバ回避方法を実行した場合について簡単に記載する。尚、データ列を2行にすることが可能であり、且つ、データ列を2行にすると、データ列が予め定められたテープ長のテープ内に収まるものとする。
【0187】
まず、項目の並びの行の一番長いもの(項目78a、78b、78c、78dからなる行)を取り出し(ステップS451)、取り出した項目の並びの行は最下行であると判定される(ステップS452)。さらに、データ列の行数を増やすことができると判定されて(ステップS453)、データ列の行を追加する(ステップS454)。そして、項目の並びのうち重要度が最も低い“品名”がデータ列から取り出され(ステップS4455)、取り出した“品名”(さくらんぼ)のサイズを小さくし、且つ、新たに追加した行に“さくらんぼ”を移動させることにより、新たなデータ列が作成される(ステップS456)。新たなデータ列が予め定められたテープ長のテープ内に収まると判定される(ステップS457)。そして、新たなデータ列が、図26(g)に示すように、テープに印刷されることになる。
【0188】
図26(a)から図26(c)に示すような場合において、“項目間のスペースをつめる”定長オーバ回避方法を実行した場合について簡単に記載する。尚、データ列の項目間を少なくとも1回つめることが可能であり、且つ、項目間のスペースを1段階詰めると、データ列が予め定められたテープ長のテープ内に収まるものとする。
【0189】
まず、データ列を構成する項目間のスペースを一定量減らすことができると判定され(ステップS501)、項目間のスペースを一定量減らす(ステップS502)。そして、項目間のスペースが一定量減らされた後のデータ列が予め定められたテープ長のテープ内に収まると判定される(ステップS503)。そして、項目間のスペースが一定量減らされた後のデータ列が、図26(h)に示すように、テープに印刷されることになる。
【0190】
図26(a)から図26(c)に示すような場合において、“バーコードのフォーマットサイズを小さくする”定長オーバ回避方法を実行した場合について簡単に記載する。
【0191】
まず、データ列を構成する項目78a、78b、78c、78dの中に“バーコード”に関する項目があるかを判定し、“バーコード”に関する項目があると判定される(ステップS501)。そして、データ列を構成する項目78a、78b、78c、78dの中から“バーコード”に関する項目78aを取り出し、取り出した項目78aのサイズを所定のフォーマットサイズへと小さくする(ステップS502)。そして、“バーコード”のフォーマットサイズが小さくされた後のデータ列が、図26(i)に示すように、テープに印刷されることになる。
【0192】
図26(a)から図26(c)に示すような場合において、“日付のみにする”定長オーバ回避方法を実行した場合について簡単に記載する。
【0193】
まず、項目78a、78b、78c、78dから順に一つの項目を取り出す(ステップS602)。取り出した項目が“加工日”、“賞味期限”の場合には、日付を含んでいると判定されて(ステップS603)、項目を構成する文字から日付以外の文字を削除して、日付のみにする(ステップS604)。そして、日付を含む項目は日付のみにされた後のデータ列が、図26(j)に示すように、テープに印刷されることになる。
【0194】
図26(a)から図26(c)に示すような場合において、“左右マージンを減らす”定長オーバ回避方法を実行した場合について簡単に記載する。尚、左右マージンは少なくとも1回減らすことが可能であり、且つ、左右マージンを1回減らすと、データ列が予め定められたテープ長のテープ内に収まるものとする。
【0195】
まず、左右マージンが一定量減らすことができると判定されて(ステップS651)、左右マージンが一定量減らされる(ステップS652)。そして、左右マージンが一定量減らされた後のデータ列が予め定められたテープ長のテープ内に収まると判定される(ステップS653)。そして、左右マージンが一定量減らされた後のデータ列が、図26(k)に示すように、テープに印刷されることになる。
【0196】
以上説明したように、予め定められたテープ長のテープ内にデータ列を収める必要がない場合において、データ列を構成する項目(構成部分)に付与された重要度に基づいて、項目の重要度が閾値未満の場合にはその項目をデータ列から削除するため、重要度の高い項目をデータ列に残しながら、テープの使用量の軽減を図ることができる。また、予め定められたテープ長のテープ内にデータ列を収める必要がある場合において、“重要度の低いものをドロップ”する定長オーバ回避方法では、重要度が閾値以上の項目は必ずデータ列に残しながら、重要度の低い項目から順にデータ列から削除しているため、重要度の高い項目をテープに印刷するデータ列に含めながらデータ列が予め定められた所定サイズのテープ内に収まるように、自動的にデータ列が再編集される。この結果、予め定められた所定サイズのテープ内にデータ列を収めるためにユーザ自らデータ列を再編集する必要がなく、ユーザの利便性が向上する。
【0197】
また、複数の定長オーバ回避方法(レイアウト回避処理)を設けているため、データ列を所定サイズのテープ内に自動的に収めることができる割合が増大する(定長オーバ回避方法が1つの場合にはその方法によってはデータ列を所定サイズのテープ内に収めることができない場合が起こりうる)。そして、複数の定長オーバ回避方法を実行する順番をユーザ自ら変更することができるため、ユーザが望む定長オーバ回避方法の順番で定長オーバ回避方法が実行され、テープに印刷されるデータ列がユーザの望むデータ列により近くなるという利点を有する。
【0198】
《変形例:重要度付与方法》
上記実施の形態とは異なるデータ列を構成する項目に重要度を付与する重要度付与方法について図27を参照しつつ説明する。但し、図27は、他の重要度付与方法を説明するための説明図である。
【0199】
図27(a)に示す重要度付与方法は、データ列を構成する各項目のフォーマット81上の位置に基づいて各項目の重要度を決定するものであって、フォーマット81上の配置位置が前にある項目ほど高い重要度を付与する方法である。この方法では、図27(a)に示すようなデータ列のフォーマット81の場合には、イラスト81aが最も重要度が高く、バーコード81bが二番目に重要度が高く、品名81cが最も重要度が低くなる。
【0200】
図27(b)に示す重要度付与方法は、データ列を構成する各項目のフォーマット81上の位置に基づいて各項目の重要度を決定するものであって、フォーマット81上の配置位置が後にある項目ほど高い重要度を付与する方法である。この方法では、図27(b)に示すような文字列のフォーマット81の場合には、イラスト81aが最も重要度が低く、バーコード81bが二番目に重要度が低く、品名81cが最も重要度が高くなる。
【0201】
さらに、二つの他の重要度付与方法について図28を参照しつつ説明する。但し、図28は、他の重要度付与方法を説明するための説明図である。
【0202】
図28(a)に示す重要度付与方法は、文字列を構成する各項目のデータベース82上の位置に基づいて各項目の重要度を決定するものであって、データベース82上の配置位置が前にある項目ほど高い重要度を付与する方法である。この方法では、図28(a)に示すようなデータベース82の場合には、バーコードが最も重要度が高く、品名が二番目に重要度が高く、イラストが最も重要度が低くなる。
【0203】
図28(b)に示す重要度付与方法は、文字列を構成する各項目のデータベース82上の位置に基づいて各項目の重要度を決定するものであって、データベース82上の配置位置が後にある項目ほど高い重要度を付与する方法である。この方法では、図28(b)に示すようなデータベース82の場合には、バーコードが最も重要度が低く、品名が二番目に重要度が低く、イラストが最も重要度が高くなる。
【0204】
さらに、他の重要度付与方法について図29を参照しつつ説明する。但し、図29は、他の重要度付与方法を説明するための説明図である。
【0205】
図29に示す重要度付与方法は、データ列を構成する項目を以下に記載する3つの分類のいずれかに分類分けするものである。第1分類はデータ列から項目全体の削除のみを認めるものであり(ドロップ可)、第2分類はデータ列から項目の削除を認めないものであり(ドロップ不可)、第3分類は項目を構成する一部の文字など(単位要素)の削除を認めるものである(省略可)。図29に示す場合には、イラストは第1分類(ドロップ可)に属するように重要度が付与されており、バーコードは第2分類(ドロップ不可)に属するように重要度が付与されており、品名は第3分類(省略可)に属するように分類わけされている。
【0206】
《変形例:項目削除》
上記実施の形態では、項目をデータ列から削除する場合、項目を構成する単位要素(文字など)全てを削除するようにしているが、項目に含まれる1または複数の単位要素(文字など)の一部を削除するようにしてもよい。例えば、項目に含まれる文字の前から所定の文字数分(例えば5文字)の文字のみを残してそれ以外の文字を全て削除するようにしてもよい(図30(a)、(b)参照)。この場合、図30(a)のようなデータ列が、図30(b)に示すバーコードと“ノートブッ”からなるデータ列に代わる。
【0207】
また、項目に含まれる文字の前から所定の文字数分(例えば3文字)の文字と後から所定の文字数分(例えば2文字)の文字を残してそれ以外を全て削除するようにしてもよい(図30(a)、(c)参照)。この場合、図30(a)のようなデータ列が、図30(c)に示すバーコードと“ノートA4”からなるデータ列に代わる。
【0208】
このような場合、項目中の一部の文字などがテープに印刷されるため、その項目に含まれる全ての文字などを削除した場合には得られなくなるような情報がテープに印刷されたデータ列から取得可能になるという利点を有する。
【0209】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、上述した実施の形態においては、コンピュータ1と印刷装置2とを接続ケーブル3で互いに接続する構成であるが、スタンドアロン機に上述した機能を適用することができることはいうまでもない。また、上述の実施の形態はユーザが編集した文字列をテープに印刷する場合について説明したが、本発明は画像形成媒体が印材であって、印材に文字列を製版してスタンプを作製する場合にも適用できることはいうまでもない。
【0210】
また、データ列を構成する構成部分のうちバーコードに関する構成部分やバーコードに関連付けられた構成部分は必ず画像形成媒体に形成するデータ列に含める(データ列から削除しない)ように、画像形成媒体に形成するデータ列を形成するようにしてもよい。
【0211】
さらに、各フローチャートで示した動作手順をCPUに行わせるプログラムをCD−ROMなどの記録媒体に保存するようにしてもよい。この場合には、上記手順を行うプログラムの販売が容易となる。
【0212】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1または請求項に記載の発明によると、データ列を構成する構成部分に付与された重要度に基づいて画像形成媒体に形成される単位要素が決定されるため、重要度の高い構成部分に関する情報を残しながら画像形成媒体の使用量の軽減を図ることができる。又、予め定められた所定サイズの画像形成媒体内に自動的にデータ列を収めることが可能になり、この結果、データ列を所定サイズの画像形成媒体内に収めるためにユーザ自らデータ列を再編集する必要がなく、ユーザの利便性が向上する。
【0214】
請求項または請求項に記載の発明によると、データ列を構成するある一の構成部分中の一部の単位要素が画像形成媒体に形成されることがあるため、その構成部分中の全ての単位要素を削除した場合には得られなくなるような情報が画像形成媒体に形成されたデータ列から取得可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 文字列編集装置として機能するパーソナルコンピュータ、及び印刷装置の概略を示す外観斜視図である。
【図2】 図1に外観を示した印刷装置の内部に配置された印刷機構及びテープ収容カセットの構造を説明するための平面図である。
【図3】 図1に外観を示したコンピュータの制御系を説明するためのブロック図である。
【図4】 図3に制御系を示したコンピュータ内のCPUの動作を説明するためのブロック図である。
【図5】 図3に制御系を示したコンピュータ内のRAMを説明するための説明図である。
【図6】 図5に示したRAMの一の記憶領域を説明するための説明図である。
【図7】 図5に示したRAMの他の記憶領域を説明するための説明図である。
【図8】 図1に外観を示した液晶ディスプレイに表示される優先順位入力画面の一例を示す図である。
【図9】 図4に示したCPUが行う重要度付与方法を説明するための説明図である。
【図10】 図1に外観を示した液晶ディスプレイに表示される重要度入力画面の一例を示す図である。
【図11】 図4に示したCPUが行うドロップ方法を説明するための説明図である。
【図12】 図4に示したCPUが行うドロップ方法の種類を記載した図である。
【図13】 図4に示したCPUが行う定長オーバ回避方法の種類を記載した図である。
【図14】 図4に示したCPUのデータ列編集処理の動作手順を説明するためのフローチャートである。
【図15】 データ列編集処理において作成されるデータ列の一例を説明するための説明図である。
【図16】 図4に示したCPUの定長オーバ回避処理の動作手順を説明するためのフローチャートである。
【図17】 図4に示したCPUの一の定長オーバ回避方法の動作手順を説明するためのフローチャートである。
【図18】 図4に示したCPUの他の定長オーバ回避方法の動作手順を説明するためのフローチャートである。
【図19】 図4に示したCPUのさらに他の定長オーバ回避方法の動作手順を説明するためのフローチャートである。
【図20】 図4に示したCPUのさらに他の定長オーバ回避方法の動作手順を説明するためのフローチャートである。
【図21】 図20にフローチャートを示した定長オーバ回避方法を説明するための説明図である。
【図22】 図4に示したCPUのさらに他の定長オーバ回避方法の動作手順を説明するためのフローチャートである。
【図23】 図4に示したCPUのさらに他の定長オーバ回避方法の動作手順を説明するためのフローチャートである。
【図24】 図4に示したCPUのさらに他の定長オーバ回避方法の動作手順を説明するためのフローチャートである。
【図25】 図4に示したCPUのさらに他の定長オーバ回避方法の動作手順を説明するためのフローチャートである。
【図26】 図4に示したCPUが行う各定長オーバ回避方法を説明するための説明図である。
【図27】 図4に示したCPUが行う他の重要度付与方法を説明するための説明図である。
【図28】 図4に示したCPUが行うさらに他の重要度付与方法を説明するための説明図である。
【図29】 図4に示したCPUが行うさらに他の重要度付与方法を説明するための説明図である。
【図30】 図4に示したCPUが行う項目に含まれる1又は複数の文字を削除する削除方法を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ
2 印刷装置
3 接続ケーブル
4 制御本体部
5 ディスプレイ
6 キーボード
7 マウス
8 テープ
41 CPU
42 CG−ROM
43 ハードディスク
44 RAM
45 入出力インターフェース
51 定長設定ON/OFFフラグ設定部
52 定長設定ON/OFFフラグ判定部
53 形成範囲判定部
53a テープ長方向判定部
53b テープ幅方向判定部
54 定長オーバ回避方法選定部
55 定長オーバ回避方法判定部
56 優先順位判定部
57 レイアウト変更部
57a 重要度付与部
57b 画像形成判断部
57c データ列構成部
57d 改行部
57e データ列配置部
57f サイズ縮小部

Claims (6)

  1. 画像形成媒体に形成される文字列やグラフィックパターン等のデータ列を編集するためのデータ列編集装置において、
    前記データ列に含まれており且つそれぞれが1又は複数の単位要素からなる複数の構成部分のそれぞれに重要度を付与するための重要度付与手段と、
    前記重要度に関する閾値が記憶される記憶手段と、
    前記データ列を構成する各単位要素について、前記重要度付与手段により複数の前記構成部分のそれぞれに付与された重要度と、前記記憶手段に記憶されている前記閾値とに基づいて、前記画像形成媒体に形成すべきか否かを判断するための画像形成判断手段と、
    前記データ列を構成する単位要素のうち前記画像形成判断手段によって前記画像形成媒体に形成すべきでないと判断された単位要素を含まない新たなデータ列を構成するためのデータ列構成手段と、
    前記データ列を構成する各単位要素が所定サイズで前記画像形成媒体に形成されたときに前記データ列が予め定められた範囲内に収まるかどうかを判定するための形成範囲判定手段とを備え、
    前記画像形成判断手段による、任意の1つの前記構成部分を構成する単位要素についての前記判断は、この任意の1つの前記構成部分に付与された前記重要度が、前記閾値以上である場合には、この任意の1つの前記構成部分を構成する単位要素全てを前記画像形成媒体に形成すべきと判断するものであり、前記閾値未満である場合には、この任意の1つの前記構成部分を構成する単位要素を前記画像形成媒体に形成すべきでないと判断するものであり、
    前記形成範囲判定手段が、前記データ列が前記予め定められた範囲内に収まらないと判定した場合において、前記形成範囲判定手段が、前記データ列が前記予め定められた範囲内に収まると判定するまで、前記重要度付与手段により付与された前記重要度が最も低い前記構成部分から順に、この構成部分を構成する単位要素についての前記判断を前記画像形成判断手段が行い、且つ、この画像形成判断手段による判断により前記画像形成媒体に形成すべきでないと判断された単位要素を含まない新たなデータ列の構成を前記データ列構成手段が行うことを特徴とするデータ列編集装置。
  2. 前記形成範囲判定手段が、前記データ列が前記予め定められた範囲内に収まると判定するまでに、前記画像形成判断手段が、任意の前記構成部分に付与された前記重要度が前記閾値以上であり、この構成部分を構成する単位要素全てを前記画像形成媒体に形成すべきと判断した場合には、前記データ列の編集に失敗したことをユーザに通知することを特徴とする請求項に記載のデータ列編集装置。
  3. 前記画像形成判断手段は、1つの前記構成部分中の一部の単位要素だけについて前記画像形成媒体に形成すべきでないと判断可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ列編集装置。
  4. コンピュータを、
    文字列やグラフィックパターン等のデータ列に含まれており且つそれぞれが1又は複数の単位要素からなる複数の構成部分のそれぞれに重要度を付与するための重要度付与手段と、
    前記重要度に関する閾値が記憶される記憶手段と、
    前記データ列を構成する各単位要素について、前記重要度付与手段により複数の前記構成部分のそれぞれに付与された重要度と、前記記憶手段に記憶されている前記閾値とに基づいて、前記画像形成媒体に形成すべきか否かを判断するための画像形成判断手段と、
    前記データ列を構成する単位要素のうち前記画像形成判断手段によって前記画像形成媒体に形成すべきでないと判断された単位要素を含まない新たなデータ列を構成するためのデータ列構成手段と
    前記データ列を構成する各単位要素が所定サイズで前記画像形成媒体に形成されたときに前記データ列が予め定められた範囲内に収まるかどうかを判定するための形成範囲判定手段として機能させ、
    前記画像形成判断手段による、任意の1つの前記構成部分を構成する単位要素についての前記判断は、この任意の1つの前記構成部分に付与された前記重要度が、前記閾値以上である場合には、この任意の1つの前記構成部分を構成する単位要素全てを前記画像形成媒体に形成すべきと判断するものであり、前記閾値未満である場合には、この任意の1つの前記構成部分を構成する単位要素を前記画像形成媒体に形成すべきでないと判断するものであり、
    前記形成範囲判定手段が、前記データ列が前記予め定められた範囲内に収まらないと前記形成範囲判定手段が判定した場合において、前記形成範囲判定手段が、前記データ列が前記予め定められた範囲内に収まると判定するまで、前記重要度付与手段により付与された前記重要度が最も低い前記構成部分から順に、この構成部分を構成する単位要素についての前記判断を前記画像形成判断手段が行い、且つ、この画像形成判断手段による判断により前記画像形成媒体に形成すべきでないと判断された単位要素を含まない新たなデータ列の構成を前記データ列構成手段が行うことを特徴とする画像形成媒体に形成されるデータ列を編集するためのプログラム。
  5. 前記形成範囲判定手段が、前記データ列が前記予め定められた範囲内に収まると判定するまでに、前記画像形成判断手段が、任意の前記構成部分に付与された前記重要度が前記閾値以上であり、この構成部分を構成する単位要素全てを前記画像形成媒体に形成すべきと判断した場合に、前記コンピュータに前記データ列の編集に失敗したことをユーザに通知する機能を、前記コンピュータにもたせることを特徴とする請求項に記載の画像形成媒体に形成されるデータ列を編集するためのプログラム。
  6. 前記画像形成判断手段は、1つの前記構成部分中の一部の単位要素だけについて前記画像形成媒体に形成すべきでないと判断可能であることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成媒体に形成されるデータ列を編集するためのプログラム。
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