JP2014188728A - 印刷装置 - Google Patents
印刷装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014188728A JP2014188728A JP2013064099A JP2013064099A JP2014188728A JP 2014188728 A JP2014188728 A JP 2014188728A JP 2013064099 A JP2013064099 A JP 2013064099A JP 2013064099 A JP2013064099 A JP 2013064099A JP 2014188728 A JP2014188728 A JP 2014188728A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- tape
- type information
- selection key
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Record Information Processing For Printing (AREA)
- Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
Abstract
【課題】装着された被印字媒体に対応した印字データを自動的に印刷することができる印字ラベル作成装置である。
【解決手段】印字ラベル作成装置1は、装置の外郭を構成する装置筐体2と、装置筐体2に着脱可能に構成された被印字テープ3Aと、装置筐体2に装着された被印字テープ3Aの種別情報を取得するテープ判別センサ30と、被印字テープ3Aに対し所望の印字を行う印字ヘッド61と、印字ヘッド61により印字を行う印字項目を選択するための選択キー21と、を備え、選択キー21により印字項目を選択すると、テープ判別センサ30により取得された種別情報に基づき、選択された印字項目に関する印字データを変更する。
【選択図】図3
【解決手段】印字ラベル作成装置1は、装置の外郭を構成する装置筐体2と、装置筐体2に着脱可能に構成された被印字テープ3Aと、装置筐体2に装着された被印字テープ3Aの種別情報を取得するテープ判別センサ30と、被印字テープ3Aに対し所望の印字を行う印字ヘッド61と、印字ヘッド61により印字を行う印字項目を選択するための選択キー21と、を備え、選択キー21により印字項目を選択すると、テープ判別センサ30により取得された種別情報に基づき、選択された印字項目に関する印字データを変更する。
【選択図】図3
Description
本発明は、被印字媒体に印刷を行う印刷装置に関する。
印刷装置の選択キーを操作することで、当該選択キーに関連づけられたデータを印刷する印刷システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この印刷システムでは、データ作成装置で作成された印字データ(データ)に対して、印刷装置の選択キーを特定する情報が割り当てられており、印刷装置において選択キーが操作されたときに、割当情報によって当該選択キーに関連づけられた印字データが読み出され、印刷される。
上記印刷装置は、テープ状の被印字媒体(印刷媒体)に対して印刷を行い、印刷後に切断してラベルを作成する。被印字媒体は、一般にテープ幅やテープ色等に応じて複数の種別が用意されており、ラベルの用途に応じて使い分けられる。
上記従来技術では、選択キーと印字データとが関連づけられる。したがって、ラベルの用途に応じて被印字媒体が変更された場合であっても、同一の選択キーからは同一の印刷しかなされず、被印字媒体に対応した印刷をすることができない。被印字媒体に対応した印刷を行うには、ユーザ自身が、変更した被印字媒体に応じて選択キーに新たな印字データを割り当てる、あるいは、使用する被印字媒体の種別を入力する、等の設定操作を事前にする必要があり、利便性が低下する。
本発明の目的は、被印字媒体に対応した印字データを自動的に印刷することで、利便性を向上できる印刷装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、装置の外郭を構成する装置筐体と、前記装置筐体に着脱可能に構成された被印字媒体と、前記装置筐体に装着された前記被印字媒体の種別情報を取得する種別情報取得手段と、前記被印字媒体に対し所望の印字を行う印字手段と、前記印字手段により印字を行う印字項目を選択するための選択キーと、前記種別情報取得手段により取得された前記種別情報に基づき、前記選択キーにより選択された前記印字項目に関する印字データを変更するデータ変更手段と、を有することを特徴とする。
本願発明の印刷装置においては、被印字媒体が装置筐体に着脱可能に構成されている。そして、印字手段が被印字媒体に対し、選択キーにより選択された印字項目の印字を行う。
ここで、本願発明では、種別情報取得手段が、装置筐体に装着された被印字媒体の種別情報を取得する。そして、データ変更手段が、取得された種別情報に基づき、選択キーにより選択された印字項目に関する印字データを変更する。
これにより、印刷装置は、装着された被印字媒体に対応した印字データを自動的に印刷することができる。その結果、ユーザは、変更した被印字媒体に応じて選択キーに新たな印字データを割り当てる、あるいは、使用する被印字媒体の種別を入力する、等の設定操作をしなくても、所望の被印字媒体を装着して選択キーを操作するのみで用途に応じたラベルを作成することができる。したがって、ユーザの利便性を大幅に向上することができる。
本発明によれば、被印字媒体に対応した印字データを自動的に印刷することで、ユーザの利便性を向上することができる。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態を図面を参照しつつ説明する。
以下、本発明の第1実施形態を図面を参照しつつ説明する。
<外観概略構成>
本発明の第1実施形態の印字ラベル作成装置の外観構成を図1により説明する。なお、以下の説明において、前・後方向、左・右方向、上・下方向は、図1中に適宜示す矢印の方向を表す。
本発明の第1実施形態の印字ラベル作成装置の外観構成を図1により説明する。なお、以下の説明において、前・後方向、左・右方向、上・下方向は、図1中に適宜示す矢印の方向を表す。
図1において、本第1実施形態の印字ラベル作成装置1(印刷装置に相当する)は、装置の外郭を構成し、フロントパネル6を備えた装置筐体2と、上カバーユニット5(カバー部に相当する)とを有している。これら装置筐体2及び上カバーユニット5は例えば樹脂製である。上カバーユニット5は、タッチパネル部5Aと、略矩形状の液晶パネル部5B(表示手段に相当する)と、操作ボタン部5Cと、を備えている。
上カバーユニット5は、後方端部において装置筐体2に回転軸部2a(後述する図2参照)を介して回動可能に接続されており、これにより上カバーユニット5は装置筐体2に対し開閉可能な構造となっている。なお、上カバーユニット5の下部には、上記装置筐体2の一部を構成する筐体カバー部2Aが一体に構成されており、上カバーユニット5の開閉時には、筐体カバー部2Aも一体となって開閉する。
液晶パネル部5Bは、後方端部においてタッチパネル部5Aに回転軸部5a(後述する図2参照)を介して回動可能に接続されており、これにより液晶パネル部5Bはタッチパネル部5Aに対し開閉可能な構造となっている。
操作ボタン部5Cは、上カバーユニット5の前方寄りの上面位置に設けられ、印字ラベル作成装置1の電源ボタン7Aや、周辺機器作動状態を表示させるためのステータスボタン7B、フィードボタン7C等が配置されている。
装置筐体2の左右の両側壁には、解除つまみ17が設けられている。この解除つまみ17を上方に押し上げることによって、装置筐体2への上カバーユニット5の係止が解除され、上カバーユニット5が開放可能な状態となる。なお、上カバーユニット5が閉じられたか否かは、例えば解除つまみ17にプッシュスイッチ(図示せず)を設けて、上カバーユニット5が閉じた際に押下される解除つまみ17によってプッシュスイッチが押されることで検出することができる。あるいは、上カバーユニット5の適宜な箇所、例えばタッチパネル部5Aの周囲枠の下面にプッシュスイッチを設けて、上カバーユニット5が閉じられたことを検出するようにしてもよい。
フロントパネル6には、第1排出口6Aと、当該第1排出口6Aよりも下方側の部位に位置する第2排出口6Bとが、設けられている。また、フロントパネル6のうち第2排出口6Bを備えた部分は、例えば後述の被印字テープ3Aの設置や排紙等の便宜を図るために、前方側へ回動可能な開閉蓋6Cとなっている。
第1排出口6Aは、上カバーユニット5を閉じ状態としたときに、装置筐体2の前面側上縁部と上記上カバーユニット5の前面側下縁部とによって形成される。なお、上カバーユニット5の第1排出口6A側における下縁部内側には、切断刃8が下方に向けて付設されている(後述する図2も参照)。
<内部構造>
次に、図2を用いて、印字ラベル作成装置1の内部構造を説明する。
次に、図2を用いて、印字ラベル作成装置1の内部構造を説明する。
図2に示すように、印字ラベル作成装置1は、装置筐体2の内部空間の後方に、凹状のロール収納部4を有している。ロール収納部4は、所望の幅の被印字テープ3A(被印字媒体に相当する)をロール状に巻回したロール3を、被印字テープ3Aがロール上側より繰り出されるように収納する。ロール3は、上記被印字テープ3Aの巻回の軸線を、前後方向と直交する左右方向となる状態で、回転可能にロール収納部4に収納されている。このようにして、被印字テープ3Aは、ロール状となって装置筐体2に着脱可能に構成されている。また、装着された被印字テープ3Aの上方、つまり、ロール収納部4の上方は、上カバーユニット5により開閉されることとなる。
ロール3を構成する被印字テープ3Aには、図2中拡大図中に示すように、例えば値札等に使用されるラベル台紙LPが剥離材層3c上に長手方向に沿って連続配置されている。すなわち、ラベル台紙LPは、この例では2層構造となっており、印字ヘッド61によって印字が形成される被印字層3aと、粘着剤層3bと、の順で積層されている。そして、ラベル台紙LPは、上記粘着剤層3bの粘着力により所定間隔おきに剥離材層3cの一方側の面に接着されている。すなわち、被印字テープ3Aは、ラベル台紙LPが接着された部分では被印字層3a、粘着剤層3b、及び剥離材層3cの3層構造となっており(図2中拡大図参照)、ラベル台紙LPが接着されていない部分(すなわちラベル台紙LP同士の間の部分)では、剥離材層3cのみの1層構造となっている。印字が完了したラベル台紙LPは、ラベルLとして最終的に剥離材層3cより剥がされることで所定の商品等の被着体に貼り付けられる。
ロール収納部4の底面部には、3つの支持ローラ51,52,53が設けられている。支持ローラ51〜53は、被印字テープ3Aを搬送させるためのプラテンローラ66が回転駆動されてロール3より被印字テープ3Aを引き出す際に、少なくとも2つのローラがロール3の外周面に接触することにより、従動的に回転してロール3を回転可能に支持する。これら3つの支持ローラ51〜53は、ロール3に対する周方向位置がそれぞれ異なっており、前方から後方に向かって、ロール3の周方向に沿って、第1支持ローラ51、第2支持ローラ52、及び第3支持ローラ53、の順に配置されている。これら第1〜第3支持ローラ51〜53は、上記左右方向(言い換えればロール幅方向)に複数の部分に分割されており、ロール幅に応じてロール3が搭載された部分だけが回転するようになっている。
また、ロール収納部4の底面部には、被印字テープ3Aの種別を判別するテープ判別センサ30(種別情報取得手段に相当する)(後述の図3参照)が設けられている。テープ判別センサ30は、複数個のプッシュ式のマイクロスイッチ等からなり、ロール収納部4にロール3が収納され、上カバーユニット5が閉じられると、ロール3の種類に応じてマイクロスイッチが押されてオンする。テープ判別センサ30は、複数個のマイクロスイッチのオン・オフ信号の組み合わせにより被印字テープ3Aの種別を判別し、種別情報を取得する。このとき、液晶パネル部5Bに、テープ判別センサ30により取得された種別情報に基づき、被印字テープ3Aの種別に関する表示を行わせることができる。
被印字テープ3Aの種別情報としては、テープ幅及びテープ色等があり、テープ判別センサ30は、これらの少なくとも一つを判別する。なお、テープ判別センサ30は光学センサとすることもできる。さらに、被印字テープ3Aの種別は、ユーザ自身の手でタッチパネル部5Aを介して入力することも可能である。
一方、ロール収納部4にはまた、ロール3の右側の端面に接触して被印字テープ3Aを左右方向(すなわちテープ幅方向)にガイドする第1ガイド部材(図示省略)と、ロール3の左側の端面に接触して被印字テープ3Aを左右方向にガイドする第2ガイド部材(図示省略)と、が設けられている。これら両ガイド部材は、上記左右方向に沿って進退することで互いに遠近可能となっている。そして、ロール3に対し、第1ガイド部材が右側から接触するとともに第2ガイド部材が左側から接触することにより、ロール3を両側から挟み込みつつ、被印字テープ3Aをガイドする。このように両ガイド部材は、左右方向に沿って進退可能に設けられていることから、収納したロール3の幅に応じて両ガイド部材を進退させ位置を調整することで、任意な幅のロール3に対し、両ガイド部材でロール3を挟み込み、被印字テープ3Aの幅方向をガイドすることができる。
また、ロール収納部4の前方側における被印字テープ3Aの搬送経路には、上記被印字テープ3Aの所定の基準位置を光学的に検出するためのセンサユニット100がロール3(被印字テープ3A)の幅方向(すなわち上記左右方向)に沿って移動可能に設けられている。
<プラテンローラ、印字ヘッド、及びその周辺構造>
一方、上カバーユニット5の前端部下側には、プラテンローラ66により搬送される被印字テープ3Aに対し所望の印字を行う印字ヘッド61(印字手段に相当する)が設けられている。この印字ヘッド61に上下方向に対向するように、装置筐体2の前端部上側に、上記プラテンローラ66が設けられている。プラテンローラ66のローラ軸66Aは、軸方向両端に設けたブラケット65(図2参照)により回転自在に軸支されており、またローラ軸66Aの一方の軸端には、プラテンローラ66を駆動するギア(図示省略)が固定されている。
一方、上カバーユニット5の前端部下側には、プラテンローラ66により搬送される被印字テープ3Aに対し所望の印字を行う印字ヘッド61(印字手段に相当する)が設けられている。この印字ヘッド61に上下方向に対向するように、装置筐体2の前端部上側に、上記プラテンローラ66が設けられている。プラテンローラ66のローラ軸66Aは、軸方向両端に設けたブラケット65(図2参照)により回転自在に軸支されており、またローラ軸66Aの一方の軸端には、プラテンローラ66を駆動するギア(図示省略)が固定されている。
このとき、プラテンローラ66のローラ軸66Aに固定された上記ギアが、装置筐体2側の図示しないギア列に噛合し、ステッピングモータ等で構成される上記プラテンローラ用モータ211(後述の図3参照)によりプラテンローラ66を回転駆動する。これにより、プラテンローラ66は、ロール収納部4に収納されたロール3より被印字テープ3Aを繰り出し、被印字テープ3Aをそのテープ幅方向を左右方向とした姿勢で搬送する。
印字ヘッド61は、被印字テープ3Aの搬送方向と直交する方向に、複数個の発熱素子を備えている。印字ヘッド61の発熱素子が設けられた面と対向する側に、上記プラテンローラ66は配置されている。発熱素子には、印字すべきドットパターンデータに従って通電がなされ、これによって、ロール3から繰り出された被印字テープ3A上に文字や図像等が印字される。印字ヘッド61に設けられた各発熱素子の駆動は、後述する図3に示す印字ヘッド制御回路217によって行われる。
なお、上記ロール3は、上記ラベル台紙LPが径方向外側となるように、被印字テープ3Aがロール状に巻回されて構成されている。その結果、被印字テープ3Aはラベル台紙LP側の面を上方とした状態でロール3の上側から繰り出され(図2中の破線参照)、被印字テープ3Aの上側に配置された印字ヘッド61によって印字形成される。
また、プラテンローラ66よりも前方側には、剥離材層3cをプラテンローラ66の下方側へ折り返すことで、剥離材層3cから上記被印字層3a及び粘着剤層3bを引き剥がすための、剥離板200(図2参照)が設けられている。上記剥離板200により剥離材層3cから引き剥がされた印字済みの被印字層3a及び粘着剤層3bは、剥離板200のさらに前方側に位置する上記第1排出口6Aを介し装置筐体2の外部へ排出される。切断刃8は、上記第1排出口6Aを介し装置筐体2の外部へ排出される被印字層3a及び粘着剤層3bを、ユーザが所望の位置で切断するのに用いられる。
一方、プラテンローラ66の下方には、上記剥離板200により下方側へ折り返された剥離材層3cを、当該プラテンローラ66との間に挟み込んで搬送するピンチローラ201が設けられている。上記ピンチローラ201により搬送された上記剥離材層3cは、上記第2排出口6Bから、装置筐体2の外部へ排出される。
<被印字テープの搬送の概略>
上記構成において、上カバーユニット5が閉じられ、上記プラテンローラ用モータ211によりプラテンローラ66が回転駆動されると、被印字テープ3Aが引っ張られる。これにより、上記ガイド部材により幅方向をガイドされつつ、被印字テープ3Aがロール3から繰り出される。ロール3より繰り出された被印字テープ3Aは、印字ヘッド61によって印字された後、剥離板200によりプラテンローラ66の下方側へ折り返される。このとき、腰が強い被印字層3aがこのような折返し経路に追従できないことを利用して、前述のように剥離材層3cから被印字層3a及び粘着剤層3bが引き剥がされる。このように剥離板200により引き剥がされた被印字層3a及び粘着剤層3b(言い換えればラベル台紙LP)は、第1排出口6Aより装置筐体2の外部へ排出され、ラベルLとして使用される。なお、図2では、ロール3より繰り出され搬送される被印字テープ3Aの搬送経路を波線又は一点鎖線で示している。
上記構成において、上カバーユニット5が閉じられ、上記プラテンローラ用モータ211によりプラテンローラ66が回転駆動されると、被印字テープ3Aが引っ張られる。これにより、上記ガイド部材により幅方向をガイドされつつ、被印字テープ3Aがロール3から繰り出される。ロール3より繰り出された被印字テープ3Aは、印字ヘッド61によって印字された後、剥離板200によりプラテンローラ66の下方側へ折り返される。このとき、腰が強い被印字層3aがこのような折返し経路に追従できないことを利用して、前述のように剥離材層3cから被印字層3a及び粘着剤層3bが引き剥がされる。このように剥離板200により引き剥がされた被印字層3a及び粘着剤層3b(言い換えればラベル台紙LP)は、第1排出口6Aより装置筐体2の外部へ排出され、ラベルLとして使用される。なお、図2では、ロール3より繰り出され搬送される被印字テープ3Aの搬送経路を波線又は一点鎖線で示している。
<制御系>
次に、図3を用いて、印字ラベル作成装置1の制御系について説明する。
次に、図3を用いて、印字ラベル作成装置1の制御系について説明する。
図3において、印字ラベル作成装置1には、所定の演算を行う演算部を構成するCPU212が備えられている。CPU212は、RAM213、ROM214及びメモリ215(記憶手段に相当する)に接続されている。また、CPU212は、上記プラテンローラ66を駆動する上記プラテンローラ用モータ211の駆動制御を行うモータ駆動回路216と、上記印字ヘッド61の発熱素子の通電制御を行う印字ヘッド制御回路217と、に接続されている。さらに、CPU212には、上記液晶パネル部5B、上記タッチパネル部5A、及びテープ判別センサ30が接続されている。
ROM214には、後述する制御処理(後述の図8等参照)等を実行するための制御プログラムが記憶されている。メモリ215には、印字項目を選択するための選択キーと、装置筐体2に装着された被印字テープ3Aのテープ幅等の種別と、印字データのテンプレートと、を対応付けた相関情報であるテーブル25(後述の図6参照)が記憶されている。
CPU212は、RAM213の一時記憶機能を利用しつつROM214に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行い、それによって印字ラベル作成装置1全体の制御を行う。そして、CPU212は、印字ラベル作成時、プラテンローラ66によりロール収納部4のロール3から被印字テープ3Aを繰り出しつつ、印字ヘッド61により被印字テープ3Aに印字データを印刷させ、ラベルLを作成する。
以上説明した構成である印字ラベル作成装置1では、ユーザがタッチパネル部5Aに表示された印刷メニュー画面の選択キーで印字項目を選択すると、当該選択された印字項目に関し、装置筐体2に装着された被印字テープ3Aの種別に対応した印字データを自動的に印刷することができる。以下、その詳細を順を追って説明する。
<印字項目メニュー画面での印字項目の選択>
タッチパネル部5Aに表示された印字項目メニュー画面20の一例を図4に示す。印字項目メニュー画面20には、この例では、印字項目(メニュー)として「あんぱん」等の20種類のパンを選択する20個の選択キー21が縦横5行4列の配置で表示されている。各選択キー21は、第1行第1列のメニュー1「あんぱん」から第5行第4列のメニュー20「蒸しパン」の20個のメニューに対応し、印字項目であるパンの種類の商品名が表記されるとともに、同一の印字項目に関する複数種類のテンプレートが割り当てられている。以下、適宜、第1行第1列の印字項目をメニュー1、第1行第2列の印字項目をメニュー2、第1行第3列の印字項目をメニュー3等で示す。ユーザは、手の指22等により例えば「あんぱん」の選択キー21をタッチすると、印字項目として「あんぱん」を選択することができる。
タッチパネル部5Aに表示された印字項目メニュー画面20の一例を図4に示す。印字項目メニュー画面20には、この例では、印字項目(メニュー)として「あんぱん」等の20種類のパンを選択する20個の選択キー21が縦横5行4列の配置で表示されている。各選択キー21は、第1行第1列のメニュー1「あんぱん」から第5行第4列のメニュー20「蒸しパン」の20個のメニューに対応し、印字項目であるパンの種類の商品名が表記されるとともに、同一の印字項目に関する複数種類のテンプレートが割り当てられている。以下、適宜、第1行第1列の印字項目をメニュー1、第1行第2列の印字項目をメニュー2、第1行第3列の印字項目をメニュー3等で示す。ユーザは、手の指22等により例えば「あんぱん」の選択キー21をタッチすると、印字項目として「あんぱん」を選択することができる。
<被印字テープの種別に対応した印字データの印字>
被印字テープ3Aの種別に対応して作成されるラベルLの一例を図5に示す。この例では、印字項目としてメニュー1「あんぱん」が選択されている。図5(a)は、装置筐体2に装着されたロール3(被印字テープ3A)である。この装着された被印字テープ3Aの種別が、比較的大きいテープ幅(例えば58mm)を有する原材料用の被印字媒体である場合は、メニュー1の選択キー21に割り当てられた印字項目「あんぱん」に関する複数種類のテンプレートの中から原材料用のテンプレートが特定され、印字データが当該テンプレートに対応して変更される。その結果、被印字テープ3Aに原材料用のテンプレートの印字データが印字され、図5(b)に示すように、原材料用の印字R1を有するラベルLが作成される。この例では、原材料用の印字R1には、印字項目「あんぱん」に関する複数の詳細項目である「商品名」、「内容量」、「作成日」、「原材料」が含まれている。
被印字テープ3Aの種別に対応して作成されるラベルLの一例を図5に示す。この例では、印字項目としてメニュー1「あんぱん」が選択されている。図5(a)は、装置筐体2に装着されたロール3(被印字テープ3A)である。この装着された被印字テープ3Aの種別が、比較的大きいテープ幅(例えば58mm)を有する原材料用の被印字媒体である場合は、メニュー1の選択キー21に割り当てられた印字項目「あんぱん」に関する複数種類のテンプレートの中から原材料用のテンプレートが特定され、印字データが当該テンプレートに対応して変更される。その結果、被印字テープ3Aに原材料用のテンプレートの印字データが印字され、図5(b)に示すように、原材料用の印字R1を有するラベルLが作成される。この例では、原材料用の印字R1には、印字項目「あんぱん」に関する複数の詳細項目である「商品名」、「内容量」、「作成日」、「原材料」が含まれている。
一方、装置筐体2に装着された被印字テープ3Aの種別が、比較的小さいテープ幅(例えば38mm)を有する価格表示用の被印字媒体である場合には、印字項目「あんぱん」に関する複数種類のテンプレートの中から価格表示用のテンプレートが特定され、印字データが当該テンプレートに対応して変更される。その結果、被印字テープ3Aに価格表示用のテンプレートの印字データが印字され、図5(b)に示すように、価格表示用の印字R2を有するラベルLが作成される。この例では、価格表示用の印字R2には、商品名と価格、及び社名が含まれている。
<相関情報のテーブル>
図6は、印字ラベル作成装置1に備えられたメモリ215(上記図3参照)に記憶されたテーブル25の一例を示す。テーブル25は、印字項目を選択する選択キー21と、被印字テープ3A(被印字媒体)の種別と、印字データ(この例ではテンプレートの名称)とを対応付けた相関情報である。図6では、選択キーとして、メニュー1「あんぱん」を選択するための選択キー21と、メニュー2「食パン」を選択するための選択キー21の2例を示している。
図6は、印字ラベル作成装置1に備えられたメモリ215(上記図3参照)に記憶されたテーブル25の一例を示す。テーブル25は、印字項目を選択する選択キー21と、被印字テープ3A(被印字媒体)の種別と、印字データ(この例ではテンプレートの名称)とを対応付けた相関情報である。図6では、選択キーとして、メニュー1「あんぱん」を選択するための選択キー21と、メニュー2「食パン」を選択するための選択キー21の2例を示している。
図6に示すように、例えば印字項目としてメニュー1「あんぱん」を選択するための選択キー21に対し、装置筐体2に装着される被印字テープ3Aが、テープ色が白でテープ幅58mmの無定長テープ(以下適宜「原材料表示用テープ」という)である場合には、原材料用のテンプレートである印字データ(図6では「原材料_あんぱん」と略記)が対応付けられている。また、装置筐体2に装着される被印字テープ3Aが、テープ色が白でテープ幅及び長さが38mm×90mmのダイカットテープ(以下適宜「価格表示用テープ」という)である場合には、価格表示用のテンプレートである印字データ(図6では「価格_あんぱん」と略記)が対応付けられている。
これにより、例えば被印字テープ3Aの種別が上記原材料表示用テープである場合に、印字項目としてメニュー1「あんぱん」が選択キー21により選択されると、印字データが原材料用のテンプレートに変更され、被印字テープ3Aの種別が上記価格表示用テープである場合には、印字データが価格表示用のテンプレートに変更される。
同様に、印字項目としてメニュー2「食パン」を選択するための選択キー21についても、装置筐体2に装着される被印字テープ3Aの2種類の種別(テープ色が黒でテープ幅58mmの無定長テープと、テープ色が青でテープ幅及び長さが38mm×90mmのダイカットテープ)に対して、原材料用のテンプレートである印字データ(図6では「原材料_食パン」と略記)と価格用のテンプレートである印字データ(図6では「価格_食パン」と略記)がそれぞれ対応付けられている。
これにより、例えば被印字テープ3Aの種別が上記原材料表示用テープである場合に、印字項目としてメニュー2「食パン」が選択キー21により選択されると、印字データが原材料用のテンプレートに変更され、被印字テープ3Aの種別が上記価格表示用テープである場合には、印字データが価格表示用のテンプレートに変更される。
なお、テーブル25の被印字媒体の種別において、テープ色を限定しないように対応付けることも可能である。図7にこの一例を示す。この例では、図6に示すテーブル25に、印字項目としてメニュー3(カレーパン)を選択するための選択キー21を追加する場合を示している。このメニュー3(カレーパン)の選択キー21には、被印字媒体として、テープ色を限定することなく(図6では「テープ色:ANY」と略記)テープ幅58mmの無定長テープが対応付けられている。このようにして、相関情報であるテーブル25を適宜拡充することができる。
<制御内容>
上記内容を実現するために、印字ラベル作成装置1のCPU212によって実行される制御内容を、図8を用いて説明する。
上記内容を実現するために、印字ラベル作成装置1のCPU212によって実行される制御内容を、図8を用いて説明する。
図8において、例えばユーザによる電源ボタン7Aの押下で印字ラベル作成装置1の電源がオンにされることによって、このフローが開始される(「START」位置)。
まずステップS10で、CPU212は、ユーザにより上カバーユニット5が閉じられたか否かを判定する。CPU212は、上カバーユニット5が閉じられるまで、本判定を繰り返す。ユーザが上カバーユニット5を閉じ、上カバーユニット5が解除つまみ17を押下して、解除つまみ17に設けたプッシュスイッチが押されると、上カバーユニット5が閉じられたことが検出され、本判定が満たされて次のステップS20に移る。
ステップS20では、CPU212は、テープ判別センサ30より装置筐体2のロール収納部4に装着されたロール3(被印字テープ3A)の種別情報を取得する。具体的には、CPU212は、ロール収納部4の底面部に設けられたプッシュ式のテープ判別センサ30が押されてオンし、そのテープ判別センサ30のオン・オフ信号の組み合わせにより、ロール3(被印字テープ3A)の種別情報(被印字テープ3Aのテープ幅及びテープ色の少なくとも一方)を取得する。このとき、液晶パネル部5Bでは、被印字テープ3Aの種別に関する表示が行われる。
なお、例えば、取得された被印字テープ3Aの種別情報をメモリ215等に保存しておき、種別情報の取得が行われる度に保存された種別情報と比較することで、比較した種別情報が異なる場合に、被印字テープ3Aが変更された旨を液晶パネル部5Bに表示させてもよい。
次のステップS30では、CPU212は、選択キー21により印字項目が選択されたか否かを判定する。CPU212は、印字項目が選択されるまで、本判定を繰り返す。印字項目が選択された場合には、判定が満たされて次のステップS40に移る。
ステップS40では、CPU212は、上記ステップS20により取得された種別情報に基づき、上記ステップS30において選択された印字項目に関する印字データを変更する。つまり、CPU212は、メモリ215に記憶されたテーブル25に基づいて、タッチされた選択キー21に割り当てられた複数種類のテンプレートの中から上記取得された種別情報に対応するテンプレートを特定し、当該テンプレートに変更する。なお、当該ステップS40が特許請求の範囲に記載のデータ変更手段として機能する。
次のステップS50では、CPU212は、被印字テープ3Aに対し、上記ステップS40で変更された印字データを印字する。これにより、ラベルLが作成される。その後、本フローを終了する。
<第1実施形態の効果>
以上説明したように、本第1実施形態の印字ラベル作成装置1においては、被印字テープ3Aが装置筐体2に着脱可能に構成されている。そして、印字ヘッド61が被印字テープ3Aに対し、選択キー21により選択された印字項目の印字を行う。このとき、本実施形態では、上記ステップS20において、CPU212が、装置筐体2に装着された被印字テープ3Aの種別情報を取得し、上記ステップS40において、取得された種別情報に基づき、選択キー21により選択された印字項目に関する印字データを変更する。
以上説明したように、本第1実施形態の印字ラベル作成装置1においては、被印字テープ3Aが装置筐体2に着脱可能に構成されている。そして、印字ヘッド61が被印字テープ3Aに対し、選択キー21により選択された印字項目の印字を行う。このとき、本実施形態では、上記ステップS20において、CPU212が、装置筐体2に装着された被印字テープ3Aの種別情報を取得し、上記ステップS40において、取得された種別情報に基づき、選択キー21により選択された印字項目に関する印字データを変更する。
これにより、印字ラベル作成装置1は、装着された被印字テープ3Aに対応した印字データを自動的に印刷することができる。その結果、ユーザは、変更した被印字テープ3Aに応じて選択キー21に新たな印字データを割り当てたり、あるいは、使用する被印字テープ3Aの種別を入力する、等の設定操作をしなくても、所望の被印字テープ3Aを装着して選択キー21を操作するのみで用途に応じたラベルLを作成することができる。したがって、ユーザの利便性を大幅に向上することができる。
また、本実施形態では特に、選択キー21が、同一の印字項目に関する複数種類の印字データを割り当てられている。そして、上記ステップS40において、CPU212は、被印字テープ3Aの種別情報に基づき、選択キー21に割り当てられた複数種類のテンプレートの中でテンプレートを変更することにより、選択された印字項目に関する印字データを変更する。
このような構成とすることにより、作成されるラベルLの用途に応じて複数種類のテンプレートを予め用意し選択キー21に割り当てておくことで、選択キー21により選択された印字項目について、用途に応じた多種多様な印字を行うことができる。したがって、ユーザのニーズに合致したラベルLを簡便に作成することができる。
また、本実施形態では特に、選択キー21と、被印字テープ3Aの種別と、テンプレートと、を対応付けた相関情報であるテーブル25が、メモリ215に記憶されている。そして、上記ステップS40において、CPU212は、記憶されたテーブル25の相関情報に基づいて、選択キー21に割り当てられた複数種類のテンプレートの中から種別情報に対応するテンプレートを特定し、当該テンプレートに変更することによって印字データを変更する。
このように、テーブル25をメモリ215に記憶する構成とすることで、新たな被印字テープ3Aの種別やテンプレートを追加したり、対応付けを変更したりといった、相関情報の加工を容易に行うことができる。その結果、新たな種別の被印字テープ3Aを容易に使用可能とすることができるので、汎用性や拡張性を高めることができる。
また、本実施形態では特に、次のような効果も得ることができる。一般に、被印字テープ3Aのようなテープ状の被印字媒体は、テープ幅やテープ色等に応じて複数の種別が用意されており、ラベルの用途に応じて使い分けられる。そして、本実施形態では、テープ判別センサ30により取得された被印字テープ3Aのテープ幅及びテープ色の少なくとも一方に基づき、選択キー21により選択された印字項目に関する印字データを変更する。これにより、作成されるラベルLの用途に確実に対応させて印字を行うことができる。したがって、ユーザのニーズに合致したラベルLを確実に作成することができる。
また、本実施形態では特に、テープ判別センサ30は、上カバーユニット5が閉じられた際に、装置筐体2に装着された被印字テープ3Aの種別情報を取得する。このように、上カバーユニット5が閉じられたことを情報取得のトリガーとすることで、上カバーユニット5が開放された状態での種別情報の取得を防止でき、無駄な情報処理が行われることを防止できる。また、例えばテープ判別センサ30として光学センサを用いるような場合には、外部からの光がセンサの外乱となる可能性がある。そこで、本実施形態のように上カバーユニット5が閉じられた状態で種別情報の取得を行うことにより、外部からの光を遮断できるので、誤検出を防止することができる。
また、本実施形態では特に、液晶パネル部5Bが、テープ判別センサ30により取得された種別情報に基づき、被印字テープ3Aの種別に関する表示を行う。これにより、ユーザは装着した被印字テープ3Aの種別を確実に認識することができるので、被印字テープ3Aの誤装着により所望のラベルLと異なるラベルが作成されることを防止することができる。
<第2実施形態>
上記第1実施形態では、選択キー21に同一の印字項目(メニュー)に関する複数種類のテンプレートが割り当てられており、取得された被印字テープ3Aの種別情報に基づき、割り当てられた複数種類のテンプレートの中でテンプレートを変更することによって、印字データを変更する場合を説明したが、印字データの変更の手法はこれに限定されるものではない。本第2実施形態は、選択キー21に対し、印字項目に関する複数の詳細項目を備えた単一のテンプレートが割り当てられており、取得された被印字テープ3Aの種別情報に基づき、割り当てられたテンプレートにおける印字領域を詳細項目単位で変更(拡大又は縮小)することにより、印字データを変更するものである。
上記第1実施形態では、選択キー21に同一の印字項目(メニュー)に関する複数種類のテンプレートが割り当てられており、取得された被印字テープ3Aの種別情報に基づき、割り当てられた複数種類のテンプレートの中でテンプレートを変更することによって、印字データを変更する場合を説明したが、印字データの変更の手法はこれに限定されるものではない。本第2実施形態は、選択キー21に対し、印字項目に関する複数の詳細項目を備えた単一のテンプレートが割り当てられており、取得された被印字テープ3Aの種別情報に基づき、割り当てられたテンプレートにおける印字領域を詳細項目単位で変更(拡大又は縮小)することにより、印字データを変更するものである。
本第2実施形態における印字データの変更方法の一例を図9に示す。図9(a)は、特定の選択キー21に割り当てられた、テープ幅36mmの被印字テープ3A用のテンプレート27を示す。この例では、テンプレート27は、「原材料」、「商品名」、「価格」、「生産月」の4つの詳細項目を有する。そして、CPU212は、装置筐体2に装着された被印字テープ3Aのテープ幅がテンプレート27が予定しているテープ幅36mmよりも小さい例えば24mmの場合、テンプレート27における印字領域を詳細項目3つ分に縮小することにより、印字データを変更する。同様に、CPU212は、装置筐体2に装着された被印字テープ3Aのテープ幅がさらに小さい例えば18mmの場合、テンプレート27における印字領域を詳細項目2つ分に縮小することにより、印字データを変更する。
このとき、テンプレート27は、複数の詳細項目のうち、他の詳細項目よりも優先度の高い詳細項目が印字領域における特定の領域に集中的に配置されている。この例では、テンプレート27の印字領域の中央部の2つに優先度が高い詳細項目として「商品名」及び「価格」が配置され、印字領域の上下の各1行に優先度が低い詳細項目である「原材料」及び「生産月」がそれぞれ配置されている。
そこで、CPU212は、上述のようにして印字領域を詳細項目単位で変更する際に、優先度の高い特定の領域を残しつつ印字領域を拡大又は縮小する。つまり、図9に示す例では、テープ幅24mmの被印字テープ3Aが装着された場合は、テンプレート27の印字領域を中央部の2つの優先度の高い詳細項目を残しつつ、上段の詳細項目「原材料」を削除する。その結果、図9(b)に示すように、「商品名」、「価格」、「生産月」の3つの詳細項目からなる印字R3を有するラベルLが作成される。同様にテープ幅18mmの被印字テープ3Aが装着された場合は、上記テンプレート27の印字領域の中央部の2つの優先度の高い詳細項目を残しつつ、上段の詳細項目「原材料」及び下段の詳細項目「生産月」を削除する。その結果、図9(c)に示すように、「商品名」、「価格」の2つの詳細項目からなる印字R4を有するラベルLが作成される。
なお、上述のCPU212による印字領域の変更は、前述のステップS40において行われる。これ以外の制御内容は前述の図8と同様であるので説明を省略する。
<第2実施形態の効果>
以上のように、本第2実施形態では、装置筐体2に装着された被印字テープ3Aの種別情報に基づき、選択キー21に割り当てられたテンプレートにおける印字領域を詳細項目単位で変更することにより、選択された印字項目に関する印字データを変更する。
以上のように、本第2実施形態では、装置筐体2に装着された被印字テープ3Aの種別情報に基づき、選択キー21に割り当てられたテンプレートにおける印字領域を詳細項目単位で変更することにより、選択された印字項目に関する印字データを変更する。
このようにすることで、共通のテンプレートを用いて詳細項目を増減させることにより印字データを変更することが可能となるので、複数種類のテンプレートを用意する場合に比べて、データの処理量及び蓄積量を少なくすることができる。また、印字領域の変更のみで印字データを変更するので、データの加工も単純化できる。その結果、処理速度を早くし、且つ、コストも削減できる。
また、本実施形態では特に、印字データ(テンプレート27)は、複数の詳細項目のうち、他の詳細項目よりも優先度の高い詳細項目が印字領域における特定の領域に集中的に配置されるように構成されており、上記ステップS40において、CPU212が、特定の領域を残しつつ印字領域を詳細項目単位で拡大又は縮小することにより、選択された印字項目に関する印字データを変更する。これにより、印字項目に関する詳細項目のうち優先度の高い詳細項目については、被印字テープ3Aの種別に関わらず、必ず印字をする一方で、優先度の低い詳細項目については、被印字テープ3Aの種別に応じて印字を行わないようにすることができる。その結果、ユーザのニーズに合致したラベルを簡便に作成することができる。
<変形例>
以上では、装置筐体2のロール収納部4に被印字テープ3Aをロール状に巻回したロール3を収納して、ロール3から被印字テープ3Aを供給するようにしたが、装置筐体にカートリッジホルダを設け、被印字テープ3A(ロール3)を収納したカートリッジをカートリッジホルダに着脱自在に装着して、カートリッジから被印字テープ3Aを供給するようにしてもよい。
以上では、装置筐体2のロール収納部4に被印字テープ3Aをロール状に巻回したロール3を収納して、ロール3から被印字テープ3Aを供給するようにしたが、装置筐体にカートリッジホルダを設け、被印字テープ3A(ロール3)を収納したカートリッジをカートリッジホルダに着脱自在に装着して、カートリッジから被印字テープ3Aを供給するようにしてもよい。
なお、以上において、図3中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図8に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 印字ラベル作成装置(印刷装置)
2 装置筐体
3 ロール
3A 被印字テープ(被印字媒体)
5 上カバーユニット(カバー部)
5A タッチパネル部
5B 液晶パネル部(表示手段)
20 印字項目メニュー画面
21 選択キー
25 テーブル(相関情報)
26 相関情報のテーブル(相関情報)
27 テンプレート
30 テープ判別センサ(種別情報取得手段)
61 印字ヘッド(印字手段)
215 メモリ(記憶手段)
L ラベル
2 装置筐体
3 ロール
3A 被印字テープ(被印字媒体)
5 上カバーユニット(カバー部)
5A タッチパネル部
5B 液晶パネル部(表示手段)
20 印字項目メニュー画面
21 選択キー
25 テーブル(相関情報)
26 相関情報のテーブル(相関情報)
27 テンプレート
30 テープ判別センサ(種別情報取得手段)
61 印字ヘッド(印字手段)
215 メモリ(記憶手段)
L ラベル
Claims (8)
- 装置の外郭を構成する装置筐体と、
前記装置筐体に着脱可能に構成された被印字媒体と、
前記装置筐体に装着された前記被印字媒体の種別情報を取得する種別情報取得手段と、
前記被印字媒体に対し所望の印字を行う印字手段と、
前記印字手段により印字を行う印字項目を選択するための選択キーと、
前記種別情報取得手段により取得された前記種別情報に基づき、前記選択キーにより選択された前記印字項目に関する印字データを変更するデータ変更手段と、を有する
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1記載の印刷装置において、
前記選択キーは、
同一の前記印字項目に関する複数種類のテンプレートを割り当てられており、
前記データ変更手段は、
前記種別情報に基づき、前記選択キーに割り当てられた前記複数種類のテンプレートの中で前記テンプレートを変更することにより、選択された前記印字項目に関する前記印字データを変更する
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項2記載の印刷装置において、
前記選択キーと、前記被印字媒体の種別と、前記テンプレートと、を対応付けた相関情報を記憶した記憶手段をさらに有し、
前記データ変更手段は、
前記相関情報に基づいて、前記選択キーに割り当てられた前記複数種類のテンプレートの中から前記種別情報に対応する前記テンプレートを特定する
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1記載の印刷装置において、
前記選択キーは、
前記印字項目に関する複数の詳細項目を備えたテンプレートを割り当てられており、
前記データ変更手段は、
前記種別情報に基づき、前記選択キーに割り当てられた前記テンプレートにおける印字領域を前記詳細項目単位で変更することにより、選択された前記印字項目に関する前記印字データを変更する
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項4記載の印刷装置において、
前記印字データは、
前記複数の詳細項目のうち、他の詳細項目よりも優先度の高い詳細項目が前記印字領域における特定の領域に集中的に配置されるように構成されており、
前記データ変更手段は、
前記特定の領域を残しつつ前記印字領域を前記詳細項目単位で拡大又は縮小することにより、選択された前記印字項目に関する前記印字データを変更する
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の印刷装置において、
前記被印字媒体は、
前記装置筐体に着脱可能に構成されたロール又はカートリッジより供給される被印字テープであり、
前記種別情報取得手段は、
前記被印字テープのテープ幅及びテープ色の少なくとも一方を前記種別情報として取得し、
前記データ変更手段は、
前記種別情報取得手段により取得された前記テープ幅及び前記テープ色の少なくとも一方に基づき、前記選択キーにより選択された前記印字項目に関する前記印字データを変更する
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の印刷装置において、
前記装置筐体は、
装着された前記被印字媒体の上方を開閉するカバー部を有しており、
前記種別情報取得手段は、
前記カバー部が閉じられた際に、前記装置筐体に装着された前記被印字媒体の種別情報を取得する
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載の印刷装置において、
前記種別情報取得手段により取得された前記種別情報に基づき、前記被印字媒体の種別に関する表示を行う表示手段をさらに有する
ことを特徴とする印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013064099A JP2014188728A (ja) | 2013-03-26 | 2013-03-26 | 印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013064099A JP2014188728A (ja) | 2013-03-26 | 2013-03-26 | 印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014188728A true JP2014188728A (ja) | 2014-10-06 |
Family
ID=51835564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013064099A Pending JP2014188728A (ja) | 2013-03-26 | 2013-03-26 | 印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014188728A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108351755A (zh) * | 2015-11-13 | 2018-07-31 | 菲尼克斯电气公司 | 用于利用打印机输入用于印刷印刷对象的打印数据的方法和具有至少两个打印机的打印系统 |
JP2021100817A (ja) * | 2018-03-30 | 2021-07-08 | ブラザー工業株式会社 | 印刷装置 |
JP2021157710A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | セイコーエプソン株式会社 | テープ印刷装置、情報処理装置、テープ印刷装置の制御方法、およびプログラム |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0445748U (ja) * | 1990-08-23 | 1992-04-17 | ||
JPH0852906A (ja) * | 1994-08-10 | 1996-02-27 | Brother Ind Ltd | 印刷データ作成装置 |
JP2002067395A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-05 | Seiko Epson Corp | テープ印刷装置の宛先印刷方法、宛先ラベル作成方法、宛先印刷装置並びに宛先ラベル作成装置 |
JP2003109020A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-11 | Brother Ind Ltd | データ列編集装置、及びプログラム |
JP2004157912A (ja) * | 2002-11-08 | 2004-06-03 | Brother Ind Ltd | 印刷システム、データ作成装置、印刷装置、プログラム、及びそのプログラムを記録する記録媒体 |
JP2007233785A (ja) * | 2006-03-02 | 2007-09-13 | Brother Ind Ltd | 印刷装置及び印刷システム |
JP2009028976A (ja) * | 2007-07-26 | 2009-02-12 | Brother Ind Ltd | テープ印刷装置 |
JP2010225046A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Seiko Epson Corp | テープ印刷装置、テープ印刷装置の制御方法及びプログラム |
-
2013
- 2013-03-26 JP JP2013064099A patent/JP2014188728A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0445748U (ja) * | 1990-08-23 | 1992-04-17 | ||
JPH0852906A (ja) * | 1994-08-10 | 1996-02-27 | Brother Ind Ltd | 印刷データ作成装置 |
JP2002067395A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-05 | Seiko Epson Corp | テープ印刷装置の宛先印刷方法、宛先ラベル作成方法、宛先印刷装置並びに宛先ラベル作成装置 |
JP2003109020A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-11 | Brother Ind Ltd | データ列編集装置、及びプログラム |
JP2004157912A (ja) * | 2002-11-08 | 2004-06-03 | Brother Ind Ltd | 印刷システム、データ作成装置、印刷装置、プログラム、及びそのプログラムを記録する記録媒体 |
JP2007233785A (ja) * | 2006-03-02 | 2007-09-13 | Brother Ind Ltd | 印刷装置及び印刷システム |
JP2009028976A (ja) * | 2007-07-26 | 2009-02-12 | Brother Ind Ltd | テープ印刷装置 |
JP2010225046A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Seiko Epson Corp | テープ印刷装置、テープ印刷装置の制御方法及びプログラム |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108351755A (zh) * | 2015-11-13 | 2018-07-31 | 菲尼克斯电气公司 | 用于利用打印机输入用于印刷印刷对象的打印数据的方法和具有至少两个打印机的打印系统 |
JP2019501794A (ja) * | 2015-11-13 | 2019-01-24 | フェニックス コンタクト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトPhoenix Contact GmbH & Co.KG | プリンタを用いて印刷対象物に印刷するための印刷データの入力方法および少なくとも2つのプリンタを備えるプリントシステム |
JP2021100817A (ja) * | 2018-03-30 | 2021-07-08 | ブラザー工業株式会社 | 印刷装置 |
JP7094498B2 (ja) | 2018-03-30 | 2022-07-04 | ブラザー工業株式会社 | 印刷装置 |
JP2021157710A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | セイコーエプソン株式会社 | テープ印刷装置、情報処理装置、テープ印刷装置の制御方法、およびプログラム |
US11813849B2 (en) | 2020-03-30 | 2023-11-14 | Seiko Epson Corporation | Tape printing apparatus, information processing apparatus, method for controlling tape printing apparatus, and storage medium |
JP7384100B2 (ja) | 2020-03-30 | 2023-11-21 | セイコーエプソン株式会社 | テープ印刷装置、情報処理装置、テープ印刷装置の制御方法、およびプログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5319657B2 (ja) | テーププリント装置 | |
US8441654B2 (en) | Cable label forming apparatus, tape printing apparatus, method of forming cable label for cable label forming apparatus and program | |
EP1804173A1 (en) | Label creation apparatus and program | |
JP5843166B2 (ja) | 印刷装置 | |
US8534941B2 (en) | Expanding a sheet to be cut when an ink dot is present in a cut position | |
JP3711868B2 (ja) | プリンタ内蔵マウス装置 | |
JP2011062985A (ja) | テープ印字装置、テープ印字装置のテープ切断方法及びそのテープ切断方法を実現するためのプログラムが記憶された記憶媒体 | |
WO2012169263A1 (ja) | ラベル作成用編集プログラム及びラベル編集装置 | |
JP2014188728A (ja) | 印刷装置 | |
CN101670713A (zh) | 打印标签编辑设备 | |
JP2010224703A (ja) | 情報処理装置、テープ印刷装置およびプログラム | |
JP5907387B2 (ja) | 印刷装置及び印刷方法 | |
JP2010214787A (ja) | 印刷装置およびテープ印刷装置 | |
US20100014904A1 (en) | Documentation Apparatus and Tape Printing Apparatus | |
JP2011116069A (ja) | 情報処理装置およびその制御方法 | |
JP5552965B2 (ja) | テープ印刷装置およびテープ印刷装置の制御方法 | |
JP2009255334A (ja) | 印字装置 | |
JP2011095970A (ja) | 情報処理装置およびその制御方法 | |
JP6929520B2 (ja) | 印刷装置及び印刷プログラム | |
JP6858054B2 (ja) | 印刷画像生成装置、ラベル印刷装置、印刷画像生成方法およびそのプログラム | |
JP2004216736A (ja) | テーププリンタ | |
JP6924401B2 (ja) | 印刷装置 | |
JP5577950B2 (ja) | テープ印刷装置およびテープ印刷装置の制御方法 | |
US20060227128A1 (en) | Imaging apparatus including an incising unit | |
JP5983946B2 (ja) | ラベル作成装置及びラベル作成用処理プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150320 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160215 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160928 |