JP4742945B2 - 印刷装置及びフォーマット編集プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、印刷データを被記録媒体に印刷する印刷装置及びフォーマット編集プログラムに関し、詳細には、被記録媒体毎に定められたデータ入力領域にデータを入力するためのフォーマットを編集するものに関する。
従来、裏面に粘着剤が予め塗布された粘着性の被印刷シートと剥離シートとが剥離可能に重ね合わされた印刷テープに、任意の画像や文字列を印刷することが可能なテープ印刷装置(テーププリンタ)が知られている。このようなテーププリンタでは、例えば表題やタイトル名などを被印刷シート表面に印刷した後に、ラベル排出口から排出される印刷テープを所定長に切断することで一片のラベルを作成している。そして、このラベルの被印刷シートを剥離シートから剥離して、ユーザは書類ファイルの背表紙やビデオテープの背面などの対象物上に貼着することができる。
そして、従来のテーププリンタでは、あらかじめ被記録媒体やラベル貼着対象毎に作成された印刷フォーマットが記憶されており、この印刷フォーマットに基づいてユーザがラベル作成を行うことが知られている。一般には、ラベル作成用の印刷フォーマットは、被記録媒体等に応じて複数のブロックが配置されており、この複数のブロックで構成されたデータ入力領域に、ユーザは任意の画像や文字列を入力可能である。そして、あらかじめ定められた編集順序に従って、ユーザが対話形式で各ブロックにデータを順次入力していくだけで、簡易かつ迅速にラベル作成を行うことができるようになっている。
ここで、従来のテーププリンタにおけるラベル作成手順を説明する。図23は、従来のテーププリンタで用いられる印刷フォーマット900のデータ構成図である。図24は、印刷フォーマット900へのデータ入力手順を示す画面遷移図である。図25は、データ入力後の印刷フォーマット900に基づいて作成されたラベル920の具体例を示す図である。
図23に示す印刷フォーマット900は、従来のテーププリンタで用いられるVHSビデオテープラベル作成用のものであり、6つのブロック901〜906で構成されている。詳細には、ブロック901はシンボルを入力するためのデータ領域であり、ブロック902はタイトルを入力するためのデータ領域であり、ブロック903はコメントを入力するためのデータ領域であり、ブロック904は録画時間を入力するためのデータ領域であり、ブロック905は録画形式を入力するためのデータ領域であり、ブロック906は録画日を入力するためのデータ領域である。
この印刷フォーマット900では、各ブロック901〜906の編集順序があらかじめ固定されており、ユーザはこの編集順序に従ってデータ入力作業を行う。図24に示すように、テーププリンタの表示部には、シンボルを入力するための画面911、タイトルを入力するための画面912、コメントを入力するための画面913、録画時間を入力するための画面914、録画形式を入力するための画面915、録画日を入力するための画面916が、ユーザの操作に応じて順に表示される。そして、ユーザが各画面911〜916に任意のデータを対話形式で順次入力していくと、各画面911〜916に入力されたデータは印刷フォーマット900の各ブロック901〜906に設定される。
そして、テーププリンタでは、データ入力後の印刷フォーマット900に基づいてテープに画像印刷が行われた後に、当該テープが所定長に切断されて一片のラベル920が作成される。図25に示すように、印刷済みのラベル920には、印刷フォーマット900に基づく画像が印刷されており、各画面911〜916で入力されたデータが、各ブロック901〜906の配置や構成に応じた位置及び大きさで印刷されている。以上のようにして、所望のデータが印刷されたVHSビデオテープラベルを、ユーザは簡易に作成することができる。
また、従来より、印刷フォーマットを変更するための技術が各種提案されている。例えば、RAMのメモリ領域に印字順序が固定された複数の印字ブロックからなる印字順テーブルを設けるとともに、印字欄のそれぞれにインデックスナンバーを与え、該インデックスナンバーを選択的に印字ブロックのフォーマット設定欄に書き込むことによって印字フォーマットを設定させる。これにより、複数の印字欄から構成されるフォーマットを簡単に変更できるようにしたプリンタの印字フォーマット設定装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−8491号公報
ところで、前述の印刷フォーマットを構成する複数のブロックは、データ入力やデータ更新を要する重要度は必ずしも均一ではなく、各ブロックの内容に応じてその重要度は様々に異なる。例えば、図25に示すVHSビデオテープ用のラベル920では、一般にタイトル,コメント,録画日は各ビデオテープを区別するために重要な情報である一方、録画時間や録画形式は付随的な情報であるため省略しても問題はない。また、シンボルについては、野球録画用や映画録画用などの目的に応じて同じ画像を用いることがあるため、必ずしも毎回更新する必要はない。これらの事情から、図23に示す印刷フォーマット900は、ユーザのデータ入力やデータ更新を要する重要度が高いブロック902,903,906と、逆に重要度が低いブロック901,904,905とに分類することができる。
そして、ユーザの利便性や入力誤り防止の観点から、データ入力作業時には重要度の高いブロック902,903,906を優先的に入力できるように、画面912,913,916を編集順序の先頭側で表示させることが望ましい。また、重要度の低いブロック901,904,905の入力を省略するために、画面911,914,915を編集順序の末尾側で表示させるようにすれば、これらの重要度の低いブロックのデータ入力画面をまとめて読み飛ばすことができるので効率的である。
また、印刷フォーマットを構成する各ブロックの重要度は、ユーザの目的や嗜好などによっても様々に異なる。例えば、図24に示す印刷フォーマット900へのデータ入力手順では、ユーザはシンボル(画面911),タイトル(画面912),録画形式(画面915),録画日(画面916)は入力しているが、コメント(画面913)と録画時間(画面914)は入力していない。このように、同一形式のVHSビデオテープラベルであっても、ユーザの目的や嗜好などに応じてデータ入力の対象となるブロックが異なる。言い換えれば、個々のユーザによって各ブロックの重要度は様々に異なるため、各ユーザにとって好適な編集順序で各ブロックにデータ入力できるようにすることが望ましい。
しかしながら、従来のテーププリンタでは、ユーザが印刷フォーマットを用いてラベル作成する場合、印刷フォーマットを構成する複数のブロックの編集順序が固定されているため、各ブロックの編集順序を重要度に応じたものに変更することができなかった。そのため、ブロック編集順序が固定された印刷フォーマットを用いてラベルを作成すると、データ入力の誤りを生じやすく、作業効率が悪いという問題があった。なお、特許文献1に記載の発明では、ラベルにおける複数の印字ブロックの配列(印字順序)を任意に変更することができる。しかしながら、印刷フォーマットにおける各ブロックの配置や構成を替えることなく、各ブロックの編集順序(すなわち、ユーザによるデータ入力順序)のみを変更することはできないため、上記の課題を解決するものではない。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、複数のブロックから構成される印刷フォーマットを用いて印刷データを作成する場合に、ユーザにとって好適な編集順序で印刷フォーマットのデータ入力領域にデータ入力することができ、データ入力の誤りを防止するとともに作業効率を向上させることができる印刷装置及びフォーマット編集プログラムの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の印刷装置は、被記録媒体毎に定められたデータ入力領域にデータを入力するためのフォーマットに基づいて作成された印刷データを前記被記録媒体に印刷する印刷装置であって、前記データ入力領域を形成する複数のブロックで構成され、かつ該複数のブロックの編集順序を定義したフォーマットを複数記憶するフォーマット記憶手段と、前記フォーマット記憶手段に記憶された前記複数のフォーマットから、いずれか一つのフォーマットを選択するためのフォーマット選択手段と、前記フォーマット選択手段により選択されたフォーマットに定義された複数のブロックの編集順序に沿って、前記複数のブロックに任意の画像又は文字の印刷情報を各々入力するための印刷情報入力手段と、前記複数のブロックの各々に、前記印刷情報入力手段により印刷情報が入力されたか否かが設定されるブロック入力設定テーブルを記憶するブロック入力設定テーブル記憶手段と、前記フォーマット選択手段により選択されたフォーマットに対して、該フォーマットで定義された複数のブロックの編集順序を変更するブロック編集順序変更手段とを備え、前記ブロック編集順序変更手段は、前記ブロック入力設定テーブルに基づいて、前記印刷情報の入力があるブロックが先、かつ前記印刷情報の入力がないブロックが後となるように、前記複数のブロックの編集順序を変更することを特徴とする。
また、請求項2に係る発明の印刷装置は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記複数のブロックの編集順序を指定するためのブロック編集順序指定手段を備え、前記ブロック編集順序変更手段は、前記ブロック編集順序指定手段により指定された編集順序に基づいて、前記複数のブロックの編集順序を変更することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明の印刷装置は、請求項2に記載の発明の構成に加え、前記複数のブロックの各々を識別するためのブロック識別情報を選択可能に表示するブロック識別情報表示手段を備え、前記ブロック編集順序指定手段は、前記ブロック識別情報表示手段に表示される複数のブロック識別情報を任意の順序で指定し、前記ブロック編集順序変更手段は、前記ブロック編集順序指定手段により指定された複数のブロック識別情報の選択順序に基づいて、前記複数のブロックの編集順序を変更することを特徴とする。
また、請求項に係る発明の印刷装置は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記被記録媒体は、画像が印刷される印刷媒体と、該印刷媒体の裏面に設けられる粘着剤層と、該粘着剤層を覆う剥離層とからなる長尺テープであり、前記印刷データが印刷された前記被記録媒体が排出される部位に、該被記録媒体を切断してラベルを作成するカット手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項に係る発明のフォーマット編集プログラムは、印刷装置で被記録媒体に印刷するのに用いられる印刷データを作成するための、被記録媒体毎に定められたデータ入力領域にデータを入力するためのフォーマットを編集するフォーマット編集プログラムであって、コンピュータを、前記データ入力領域を形成する複数のブロックで構成され、かつ該複数のブロックの編集順序を定義したフォーマットを複数記憶するフォーマット記憶手段、前記フォーマット記憶手段に記憶された前記複数のフォーマットから、いずれか一つのフォーマットを選択するためのフォーマット選択手段、前記フォーマット選択手段により選択されたフォーマットに定義された複数のブロックの編集順序に沿って、前記複数のブロックに任意の画像又は文字の印刷情報を各々入力するための印刷情報入力手段、前記複数のブロックの各々に、前記印刷情報入力手段により印刷情報が入力されたか否かが設定されるブロック入力設定テーブルを記憶するブロック入力設定テーブル記憶手段、及び前記フォーマット選択手段により選択されたフォーマットに対して、該フォーマットで定義された複数のブロックの編集順序を変更するブロック編集順序変更手段として機能させ、前記ブロック編集順序変更手段は、前記ブロック入力設定テーブルに基づいて、前記印刷情報の入力があるブロックが先、かつ前記印刷情報の入力がないブロックが後となるように、前記複数のブロックの編集順序を変更することを特徴とする。
請求項1に係る発明の印刷装置では、データ入力領域を形成する複数のブロックで構成された複数のフォーマットからいずれか一つが選択されると、そのフォーマットに定義された複数のブロックの編集順序を変更する。よって、複数のブロックから構成されるフォーマットを用いて印刷データを作成する場合に、ユーザにとって好適な編集順序でフォーマットのデータ入力領域にデータ入力することができ、データ入力の誤りを防止するとともに作業効率を向上させることができる。
また、選択されたフォーマットに定義された複数のブロックの編集順序に沿って、複数のブロックに任意の画像又は文字の印刷情報が各々入力されると、印刷情報が入力されたか否かに基づいて複数のブロックの編集順序を変更する。よって、ユーザは任意のフォーマットの各ブロックに印刷情報を入力することで、その複数のブロックの編集順序を任意に変更することができる。
また、複数のブロックの各々に印刷情報が入力されたか否かが設定されるブロック入力設定テーブルに基づいて、印刷情報の入力があるブロックが先、印刷情報の入力がないブロックが後となるように、複数のブロックの編集順序を変更する。よって、ユーザが印刷情報を入力したブロックに対して、次回のフォーマット編集時に優先的にデータ入力することができるように、複数のブロックの編集順序を変更することができる。
また、請求項2に係る発明の印刷装置では、請求項1に記載の発明の効果に加え、複数のブロックの編集順序が指定されると、その指定内容に基づいて複数のブロックの編集順序を変更する。よって、ユーザは任意のフォーマットについて、その複数のブロックの編集順序を任意に指定することができる。
また、請求項3に係る発明の印刷装置では、請求項2に記載の発明の効果に加え、複数のブロックの各々を識別するためのブロック識別情報が任意の順序で指定されると、その複数のブロック識別情報の選択順序に基づいて、複数のブロックの編集順序を変更する。よって、ユーザは複数のブロック識別情報を任意の順序で選択することで、複数のブロックの編集順序を任意に指定することができる。
また、請求項に係る発明の印刷装置では、請求項1乃至のいずれかに記載の発明の効果に加え、被記録媒体は印刷媒体,粘着剤層,剥離層とからなる長尺テープであり、印刷データが印刷された被記録媒体を切断してラベルを作成する。よって、長尺テープに印刷を行ってラベルを作成するテープ印刷装置に本発明を適用することができる。
また、請求項に係る発明のフォーマット編集プログラムでは、コンピュータを用いて実行することにより、データ入力領域を形成する複数のブロックで構成された複数のフォーマットからいずれか一つが選択されると、そのフォーマットに定義された複数のブロックの編集順序を変更する。よって、複数のブロックから構成されるフォーマットを用いて印刷データを作成する場合に、ユーザにとって好適な編集順序でフォーマットのデータ入力領域にデータ入力することができ、データ入力の誤りを防止するとともに作業効率を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、テープ印刷装置1の全体構成について説明する。図1は、テープ印刷装置1のテープ収納部の蓋を取り去った状態を示す平面図である。
図1に示すように、テープ印刷装置1の後部には、後述するテープカセット51(図2参照)を収納する凹部であるテープカセット収納部2が設けられ、また、テープ印刷装置1の前部には、文字や記号を入力するキーボード部3が設けられ、キーボード部3には、文字、記号及び機能のコマンドを入力するキー3Aが複数配列されている。また、テープカセット収納部2とキーボード部3との間には、液晶表示部4が設けられ、キーボード部3で入力された文字、記号等が表示可能となっている。
次に、テープ印刷装置1のテープカセット収納部2に装着されるテープカセット51の構造を説明する。図2は、テープカセット51の斜視図である。図3は、テープカセット51の底面図である。図4は、上ケース52を取り外した状態の下ケース53の平面図である。
図2乃至図4に示すように、テープカセット51は上ケース52と下ケース53とから構成され、テープカセット51には、後述する印字テープ67の離形紙を外側に向けて巻回したテープスプール68を回動可能に支持する支持孔57、サーマルヘッド(図示外)により印字テープ67上に文字等を印字する際にリボンスプール70からインクリボン69を引き出すとともに巻取るリボン巻取スプール71を支持する支持孔55が形成されている。なお、下ケース53にも、上ケース52に形成された各支持孔55、57に対向して、支持孔55、57が各々形成されている。なお、印字テープ67は、文字等が印刷される印刷媒体と、印刷媒体の裏面に設けられる粘着剤層と、粘着剤層を覆う剥離層とからなる長尺テープである。
また、テープカセット51の前側(図2中下側)には、テープスプール68から引き出された印字テープ67、及びリボンスプール70から引き出されたインクリボン69を案内し、開口58Aから送出するアーム部58が設けられており、かかるアーム部58の後方にはテープ印刷装置1のサーマルヘッドが装着されるヘッド装着部59が設けられている。
更に、ヘッド装着部59においてアーム部58と対向する壁部59Aにはテープカセット51の後方に向かって入り込んだ第1嵌合部60が形成され、また、ヘッド装着部59の左側側壁には第1嵌合部60と直交する方向(壁部59Aに沿った方向)に入り込んだ第2嵌合部61が形成されている。これらの各第1嵌合部60、第2嵌合部61は、サーマルヘッドを支持する図示外のヘッドホルダに形成された2つの各突起部に嵌合されて、ヘッド装着部59に対するサーマルヘッドの装着を各インクリボン69、印字テープ67に干渉することなく確実に行うためのものである。
更に、各インクリボン69、印字テープ67の走行方向に関しヘッド装着部59の下流側において、テープ送りローラ62が支持孔63に回動可能に支持されており、かかるテープ送りローラ62は、それに対向する側からテープ送りローラ62に圧接される圧接ローラ(図示外)との協働により、テープスプール68から印字テープ67を引き出す。また、テープ送りローラ62の近傍位置には上下一対の規制部材64、65が設けられており、これらの各規制部材64、65は、サーマルヘッドの下流側にて文字等が印字された印字テープ67を幅方向に規制案内するものである。
次に、テープカセット51の内部構成について説明する。図4に示すように、テープカセット51の内部には、下ケース53内の後部(図4中上部)において印字テープ67を巻回したテープスプール68が前記支持孔57を介して回動可能に配置されている。また、下ケース53の前部(図4中下部)には、インクリボン69を巻回したリボンスプール70が回動可能に配置され、更に、リボンスプール70からインクリボン69を引き出すとともに、文字等の印字にて消費されたインクリボン69を巻き取るリボン巻取スプール71が、テープスプール68とリボンスプール70との間で前記支持孔55を介して回動可能に配置されている。
印字テープ67は、前述したようにテープ送りローラ62と図示外の圧接ローラ(テープ印刷装置側1に設けられている)との協働により、テープスプール68から引き出され、アーム部58の開口58Aからヘッド装着部59の前側(図4下側)を通過した後、テープ排出部74からテープカセット51の外方へ排出される。
また、カセット装着部9の側方には、テープ排出部74から排出された印字テープ67を切断するカッター機構14が配されている。カッター機構14は、固定刃(図示外)に対して接離する回動可能な可動刃(図示外)を有している。そして、可動刃がカッター駆動回路110(図5参照)の駆動により回動して、固定刃との間ではさみの原理によりテープ排出部74から排出された印字テープ67を切断できるようになっている。
また、インクリボン69は、リボン巻取スプール71を介してリボンスプール70から引き出され、アーム部58の開口58Aからヘッド装着部59の前側(図4中下側)を通過した後、各規制部材64、65の内方に形成された案内部75に案内されてリボン巻取スプール71の周囲に巻き取られる。尚、リボン巻取スプール71の下部にはクラッチバネ76が取り付けられており、このクラッチバネ76はリボン巻取スプール71が逆転して巻き取ったインクリボン69が緩んでしまうことを防止するものである。
次に、テープ印刷装置1の電気的構成について説明する。図5は、テープ印刷装置1の制御構成を示すブロック図である。図6は、ROM102の構成を示す模式図である。図7は、VHSビデオ用印刷フォーマット300の具体例を示す図である。図8は、RAM103の構成を示す模式図である。図9は、編集順序テーブル400のデータ構成を示す図である。
図5に示すように、テープ印刷装置1は、CPU101,ROM102,RAM103を有した制御装置100を備えている。そして、CPU101には、前述のキーボード部3と、時間を計測する発振回路であるRTC(real time clock)回路19と、サーマルヘッド11を駆動するためのヘッド駆動回路107と、テープ送りモータ37を駆動するためのモータ駆動回路108と、液晶表示部4に表示データを出力するためのビデオRAM(図示外)を有するディスプレイコントローラ(以下、LCDCという)109と、カッター機構14を駆動するためのカッター駆動回路110とが各々接続されている。
図6に示すように、ROM102には、CGデータ記憶領域121,プログラム記憶領域122,印刷フォーマット記憶領域123,その他のデータ領域124が設けられている。CGデータ記憶領域121には、アルファベット文字や記号等のキャラクタを印字するための多数のキャラクタの各々に関して、印字用ドットパターンデータが書体(ゴシック系書体、明朝体書体等)毎に分類され、各書体毎に6種類(16、24、32、48、64、96のドットサイズ)の印字文字サイズ分、コードデータに対応させて格納されている。また、グラフィック画像を印字するためのグラフィックパターンデータも記憶されている。
また、プログラム記憶領域122には、キーボード部3から入力された文字や数字等のキャラクタのコードデータや、選択された印刷フォーマットの表示データなどに対応させてLCDC109を制御する表示駆動制御プログラム、プリントバッファ132(図8参照)のデータを読み出してサーマルヘッド11やテープ送りモータ37を駆動する印字駆動制御プログラム、その他テープ印刷装置1の制御上必要な各種のプログラムが格納されている。そして、CPU101は、かかるROM102に記憶されている各種プログラムに基づいて各種の演算を行うものである。なお、後述のメイン処理(図10参照)を実行するためのメイン制御プログラムも、プログラム記憶領域122に記憶されている。
また、印刷フォーマット記憶領域123には、あらかじめ被記録媒体やラベル貼着対象毎に作成された複数の印刷フォーマットが記憶されている。各印刷フォーマットは、データ入力領域を形成する複数のブロックで構成されている。そして、各印刷フォーマットは、それぞれ固有のサイズや形状を有し、かつ複数のブロックによる固有の構成や配置を有している。本実施の形態では「VHSビデオ(登録商標)」,「8mmビデオ」,「MiniDV(登録商標)」,「FD/MD(登録商標)」,「SDメモリーカード(登録商標)」,「メモリースティック(登録商標)」,「スマートメディア(登録商標)」,「コンパクトフラッシュ(登録商標)」,「音楽カセット」についての各印刷フォーマットがあらかじめ記憶されている(図13参照)。
一例として、図7に示すように、「VHSビデオ」の印刷フォーマット(VHSビデオ用印刷フォーマット300)は、縦18mm,横142mmのサイズを有する横長長方形状をなし、シンボルのデータ入力領域をなすブロック301,タイトルのデータ入力領域をなすブロック302,コメントのデータ入力領域をなすブロック303,録画時間のデータ入力領域をなすブロック304,録画形式のデータ入力領域をなすブロック305,録画日のデータ入力領域をなすブロック306の6ブロックで構成されている。そして、VHSビデオ用印刷フォーマット300は、ブロック301が左側に、ブロック302及びブロック303が上下に並んで中央に、ブロック304〜306が上下に並んで右側に、それぞれ配置された構成をなす。
図8に示すように、RAM103には、テキストバッファ131,プリントバッファ132,機能設定記憶領域133,編集順設定関係テーブル記憶領域134,その他データ領域135等が設けられている。テキストバッファ131には、キーボード部3から入力された文書データや、データ入力がなされた印刷フォーマットデータなどが格納される。また、プリントバッファ132には、複数の文字・記号や印刷フォーマット等の印字用ドットパターンや各ドットの形成エネルギ量である印加パルス数等がドットパターンデータとして格納されている。サーマルヘッド11はかかるプリントバッファ132に記憶されているドットパターンデータ(印刷データ)に従ってドット印字を行う。
また、機能設定記憶領域133には、テープ印刷装置1の表示や印刷などの諸機能に関する設定内容が記憶されている。機能設定記憶領域133に記憶される機能設定(例えば、使用言語や印刷設定など)は、ユーザや製造者が任意に変更可能であるが、初期状態ではあらかじめ定められた内容がデフォルト値(例えば、初期状態の使用言語は「英語」)として記憶されている。
さらに、編集順関係テーブル記憶領域134には、各印刷フォーマットのブロック編集順序に関する各種テーブルが記憶されている。詳細には、印刷フォーマット記憶領域123に記憶されている複数の印刷フォーマットごとに、各ブロックの編集順序等を定めた複数の編集順序テーブルが記憶されている。
例えば、図9に示す編集順序テーブル400は、VHSビデオ用印刷フォーマット300に対応して設けられたものであり、データ項目として編集順序番号401,ブロック番号402,ブロック名403,新編集順序番号404を備えている。編集順序番号401は、VHSビデオ用印刷フォーマット300の各ブロック301〜306の編集順序を示す番号が設定されており、ブロック番号402は各ブロック301〜306の識別番号が設定されており、ブロック名403は各ブロック301〜306の名称が設定されている。なお、新編集順序番号404は、後述の編集順序設定処理(図14参照)の実行時に新たな編集順序を示す番号が設定されるデータ領域である。
以上の構成を有するテープ印刷装置1においては、その電源が投入されると、ROM102(プログラム記憶領域122)に記憶されているメイン制御プログラムに基づいて、CPU101により後述のメイン処理(図10参照)が実行される。そして、キーボード部3の文字キーを介して文字等が入力されて印刷実行が指示されると、そのテキスト(文書データやデータ入力済みの印刷フォーマットなど)がRAM103のテキストバッファ131に順次記憶されていくとともに、ドットパターン発生制御プログラム及び表示駆動制御プログラムに基づいて、キーボード部3を介して入力された文字・記号やユーザにより選択された印刷フォーマット等に対応するドットパターンが液晶表示部4上に表示される。また、サーマルヘッド11はヘッド駆動回路107を介して駆動され、プリントバッファ132に記憶されたドットパターンデータの印字を行い、これと同期してテープ送りモータ37がモータ駆動回路108を介してテープの送り制御を行うものである。ここで、サーマルヘッド11は、ヘッド駆動回路107を介して発熱素子が1ライン分の印字ドットに対応して選択的に発熱駆動されることによって、文字等をテープ上に印字する。最後に、カッター機構14がテープ排出部74から排出されたテープを切断することで、一片のラベル片が作成される。
次に、上記の構成を有するテープ印刷装置1の動作について説明する。図10は、テープ印刷装置1のメインフローチャートである。図11は、メイン処理(図10)で液晶表示部4に表示される画面の遷移図である。
図10に示すように、テープ印刷装置1に電源が投入されて起動すると、各種の初期値やフラグ等の初期化が実行される(S1)。そして、キーボード部3から入力がなされるまで(S3:NO)、待ち状態となる。キーボード部3から入力がなされた場合(S3:YES)、その入力されたキー3Aが「フリーラベル作成」を指示するものであれば(S5:YES)、印刷フォーマットを用いずにユーザが任意に文字や記号などを入力してラベルを作成するフリーラベル作成処理が実行される(S7)。なお、本実施形態における「フリーラベル作成」は従来と同様であるため、説明を省略する。
具体的には、図11に示すように、テープ印刷装置1に電源が投入されると、液晶表示部4に初期画面501が表示される。この初期画面501では、ユーザはキーボード部3を操作することで、表示設定,日時設定,印刷設定など、様々な機能設定を行うことができ、また他の処理画面に遷移させることができる。そして、ユーザがキーボード部3で所定操作を行うと、ラベル作成種別を指定するためのラベル作成種別指定画面502が液晶表示部4に表示される。このラベル作成種別指定画面502でユーザが「フリーラベル作成」を選択すると、フリーラベル作成処理(S7)が実行される。
図10に戻り、キーボード部3から入力されたキー3Aが「用途別ラベル作成」を指示するものであれば(S5:NO,S9:YES)、ユーザが任意の文字や記号などを所定の印刷フォーマットに入力してラベルを作成する用途別ラベル作成処理が実行される(S11)。具体的には、図11に示すように、前述のラベル作成種別指定画面502でユーザが「用途別ラベル作成」を選択すると、用途別ラベル作成処理(S11)が実行される。なお、本実施の形態における「用途別ラベル作成」の詳細は後述する。
図10に戻り、キーボード部3から入力されたキー3Aが他の処理を指示するものであって(S9:NO)、その指示に応じた他の処理が実行される(S13)。なお、S7,S11,S13の各処理の実行後は、S3に戻って次の入力を待ち受ける。
次に、第1の実施の形態における「用途別ラベル作成」の詳細を説明する。図12は、第1の実施の形態における、用途別ラベル作成処理(S11)の詳細を示すフローチャートである。図13は、用途別ラベル作成処理(S11)で液晶表示部4に表示される画面の遷移図である。図14は、編集順序設定処理(S25)の詳細を示すフローチャートである。図15は、編集順序設定処理(S25)で液晶表示部4に表示される画面の遷移図である。図16は、編集順序設定処理(S25)における、編集順序テーブル400のデータ構成の遷移図である。図17は、第1の実施の形態における、用途別ラベル作成処理(S11)で液晶表示部4に表示される画面の遷移図である。
図12に示すように、本実施形態の用途別ラベル作成処理(S11)では、ユーザによって任意の印刷フォーマットが選択される(S21)。具体的には、図13に示すように、ユーザはキーボード部3を操作して、印刷フォーマット記憶領域123に記憶されている複数の印刷フォーマットを各々示すレイアウト画面511〜520のいずれかを液晶表示部4に切り替え表示させることができる。そのため、S21ではユーザが任意のレイアウト画面511〜520を表示及び選択することで、ラベル作成に使用する印刷フォーマットを任意に指定することができる。ここでは、ユーザがレイアウト画面511を表示及び選択して、VHSビデオ用印刷フォーマット300(図7)を指定したものとする。
次に、キーボード部3から入力がなされたキー3Aが「編集順設定」を指示するものであれば(S23:YES)、S21で選択された印刷フォーマットのブロック編集順序をユーザが任意に設定するための編集順序設定処理が実行される(S25)。具体的には、図11に示すように、前述のラベル作成種別指定画面502でユーザが「用途別ラベル作成」を選択すると、用途別ラベルに関する設定を行うための用途別ラベル設定画面503が液晶表示部4に表示される。この用途別ラベル設定画面503でユーザが「編集順設定」を選択すると、以下の編集順序設定処理(S25)が実行される。ここでは、VHSビデオ用印刷フォーマット300のブロック編集順序を、ユーザが任意に設定する場合を例示して説明する。
図14に示すように、編集順序設定処理(S25)では、まず編集順序番号nに「1」がセットされ(S51)、S21で選択された印刷フォーマットに対応する編集順序テーブルについて、その新編集順序番号が全て初期化される(S53)。ここでは、VHSビデオ用印刷フォーマット300に対応する編集順序テーブル400(図9)について、6つのブロック分の新編集順序番号404のデータ領域が全て初期化される。
次に、ユーザがブロック編集順序を任意に設定するためのnブロック目指定画面が、液晶表示部4に表示される(S55)。そして、このnブロック目指定画面において、nブロック目のブロック名が指定された場合は(S57:YES)、S57で指定されたブロックの新編集順序番号にnがセットされる(S59)。一方、nブロック目のブロック名が指定されていない場合は(S57:NO)、S55に戻り、ユーザによるブロック指定を待ち受ける。
S59の実行後は、nが「1」インクリメントされる(S61)。そして、S21で選択された印刷フォーマットを構成する全ブロックについて、新編集順序番号がセットされたか否かが判定される(S63)。全ブロックについて新編集順序番号がセットされていない場合は(S63:NO)、S55に戻り、次のnブロック目指定画面が表示されて、ユーザにより編集順序が次のブロック名が指定される(S57〜S59)。以上の処理が、全ブロックについて新編集順序番号がセットされるまで繰り返し実行される(S55〜S63:NO)。
具体的には、図15に示すように、VHSビデオ用印刷フォーマット300は6つのブロックで構成されているため、6ブロック分のnブロック目指定画面がユーザのキーボード部3の操作に応じて液晶表示部4に順次表示される。まず、最初に、1ブロック目指定画面521が表示されるため、ユーザはこの1ブロック目指定画面521で編集順序が1番目となるブロック(1ブロック目)のブロック名を指定する。次に、2ブロック目指定画面522が表示されるため、ユーザはこの2ブロック目指定画面522で編集順序が2番目となるブロック(2ブロック目)のブロック名を指定する。同様にして、各3〜6ブロック目指定画面でユーザは3〜6ブロック目の各ブロック名を指定することで、VHSビデオ用印刷フォーマット300を構成する全ブロックの新たな編集順序を設定する。
すると、図16に示す編集順序テーブル400aのように、各ブロック名403に対応する新編集順序番号404には、そのブロックがnブロック目指定画面で指定されたことを示す番号nがセットされる。例えば、図15に示す1ブロック目指定画面521ではブロック名403の「タイトル」が指定されているため、これに対応する新編集順序番号404に「1」がセットされている。なお、編集順序テーブル400aは、ユーザが「タイトル」,「録画日」,「コメント」,「録画形式」,「録画時間」,「シンボル」の順で新たなブロック編集順序を設定したことを示している。
図14に戻り、全ブロックについて新編集順序番号がセットされた場合は(S63:YES)、編集順序テーブルの各ブロックにおいて新編集順序番号が現在の編集順序番号に上書きされる(S65)。そして、上書き後の編集順序番号(すなわち、新編集順序番号)に基づいて、編集順序テーブルにおける各ブロックの配列が更新され(S67)、メイン処理(図10)に戻る。
具体的には、図16に示すように、前述の編集順序テーブル400aには各ブロックの新編集順序番号404がセットされているところ、各ブロックにおいて現在の編集順序番号401が新編集順序番号404に各々上書きされる(編集順序テーブル400bを参照)。そして、上書き後の編集順序番号401(すなわち、新編集順序番号404)に基づいて、各ブロックの配列が更新される(編集順序テーブル400cを参照)。その結果、編集順序テーブル400cでは、「タイトル」,「録画日」,「コメント」,「録画形式」,「録画時間」,「シンボル」の順でブロック編集順序やブロック配列が設定される。
このように、図14に示す編集順序設定処理(S25)では、ユーザがVHSビデオ用印刷フォーマット300のブロック編集順序を設定したい場合は、nブロック目指定画面(1ブロック目指定画面521,2ブロック目指定画面522・・・)から各ブロック名を任意の順序で指定していくことで、編集順序テーブル400に定義されたブロック編集順序を任意に変更することができる。
図12に戻り、キーボード部3から入力がなされたキー3Aが「編集順設定」を指示するものでなければ(S23:NO)、次の手順により印刷フォーマットを用いたラベル作成が実行される。ここでは、図11に示す前述の用途別ラベル設定画面503でユーザが「ラベル作成」を選択し、VHSビデオ用印刷フォーマット300(及び編集順序テーブル400c)を用いてラベル作成を行う場合を例示して説明する。
まず、S21で選択された印刷フォーマットについて前回入力されたテキストがあれば、RAM103の所定記憶領域からそのテキスト内容が読み込まれる(S27)。これにより、ユーザは前回と同様のデータ入力を行う場合は、その入力を省略することが可能となる。
次に、S21で選択された印刷フォーマットに対応する編集順序テーブルが、編集順関係テーブル記憶領域134から読み込まれる(S29)。ここでは、使用対象のVHSビデオ用印刷フォーマット300に対応する編集順序テーブル400(図9)が、RAM103の所定記憶領域に読み込まれることになる。
そして、nブロック目入力画面が液晶表示部4に表示される(S31)。nブロック目入力画面は、印刷フォーマットを構成する各ブロックごとにユーザがデータ入力を行うための複数のデータ入力画面である。なお、最初に表示されるnブロック目入力画面(すなわち、1ブロック目入力画面)は、S29で読み込まれた編集順序テーブルで編集順序番号「1」が設定されたブロックにデータ入力するための画面である。
そして、キーボード部3から入力がなされたキー3Aが文字キーであれば(S33:YES)、nブロック目入力画面に対応するテキストに文字や記号などが入力されて(S35)、RAM103のテキストバッファ131に記憶されるとともに、S31に戻って、その入力内容がnブロック目入力画面に表示される。
また、キーボード部3から入力がなされたキー3Aが改ブロックキーであれば(S33:NO,S37:YES)、現在表示しているnブロック目入力画面が最終ブロックに対応するものでなければ(S39:NO)、S29で読み込まれた編集順序テーブルを参照して次のブロックへ移行する(S41)。そして、S31へ戻り、当該次ブロックへデータ入力するためのnブロック目入力画面が表示され、ユーザからの文字入力(S33)やブロック移行指示(S37)を待ち受ける。
具体的には、図17に示すように、VHSビデオ用印刷フォーマット300は6つのブロックで構成されているため、6ブロック分のnブロック目入力画面が編集順序テーブル400c(図16参照)の編集順序番号401に設定された順序で、ユーザのキーボード部3の操作に応じて液晶表示部4に順次表示される。まず、最初に「タイトル」を入力するための1ブロック目入力画面531が表示されるため、ユーザはこの1ブロック目入力画面531で所望のタイトルを入力する。次に、ユーザが改ブロックキーを押下すると、「録画日」を入力するための2ブロック目入力画面532が表示されるため、ユーザはこの2ブロック目入力画面532で所望の録画日を入力する。同様にして、ユーザは改ブロックキーの操作によって、3ブロック目入力画面533,4ブロック目入力画面534,5ブロック目入力画面535,6ブロック目入力画面536を順次表示させて、所望のコメント,録画形式,録画時間,シンボルを各々入力する。
なお、S27で前回のテキスト内容が読み込まれているため、S31で表示されるnブロック目入力画面が前回データ入力のあったブロックに対応する場合は、その入力内容も当該nブロック目入力画面に表示される。例えば、前回にユーザがVHSビデオ用印刷フォーマット300を用いてラベルを作成し、その際にシンボルとして「ロケット」の記号を入力した場合は、「シンボル」を入力するための6ブロック目入力画面536に前回入力された「ロケット」の記号がそのまま表示される。そのため、ユーザは前回と同様にシンボルとして「ロケット」の記号を使用したい場合は、その入力を省略することが可能である。
一方、キーボード部3から入力がなされたキー3Aが印刷キーである場合(S37:NO,S43:YES)や、改ブロックキーが押下されて現在表示しているnブロック目入力画面が最終ブロックに対応するものであれば(S39:YES)、印刷処理が実行される(S45)。詳細には、テキストバッファ131に記憶されたテキスト及び印刷フォーマット等に対応するドットパターンが液晶表示部4上に表示されると同時に、サーマルヘッド11によるドットパターンデータ(印刷データ)の印字と、テープ送りモータ37によるテープ送り制御とが同期して実行される。これにより、印刷対象の文字や記号などが印刷フォーマットに従ってテープ上に印字され、最後にカッター機構14によりテープ切断されて一片のラベル片を作成される。
なお、キーボード部3から入力がなされたキー3Aがその他のキーであれば(S43:NO,S47:YES)、その入力に応じたその他の処理が実行される(S49)。キー入力がない場合(S47:NO)やS49の実行後は、S31に戻ってユーザの入力を待ち受ける一方、S45の実行後はメイン処理(図10)に戻る。
このように、図12に示す用途別ラベル作成処理(S11)では、ユーザがVHSビデオ用印刷フォーマット300に基づいてラベルを作成したい場合は、nブロック目入力画面(1ブロック目入力画面531,2ブロック目入力画面532・・・)から所望のデータを順序入力していくことで、従来と同様に(図25参照)、VHSビデオに貼着するのに適したラベル920を簡易かつ迅速に作成することができる。
以上、第1の実施の形態に係るテープ印刷装置1によれば、ユーザがラベル作成に使用するVHSビデオ用印刷フォーマット300を選択し、これを構成する複数のブロック301〜306を識別するためのブロック名をnブロック目指定画面(1ブロック目指定画面521,2ブロック目指定画面522・・・)で任意の順序で指定すると、編集順序テーブル400ではブロック名403の指定順序に基づいて編集順序番号401(すなわち、ブロック編集順序)が更新される。そして、このブロック編集順序が変更されたVHSビデオ用印刷フォーマット300を用いてラベルを作成する場合、ユーザがnブロック目入力画面(1ブロック目入力画面531,2ブロック目入力画面532・・・)から所望のデータを順序入力していけば、ユーザが任意に設定したブロック編集順序に従って各ブロック301〜306にデータ入力が行われる。
よって、複数のブロック301〜306から構成されるVHSビデオ用印刷フォーマット300を用いて印刷データを作成する場合に、ユーザにとって好適な編集順序でVHSビデオ用印刷フォーマット300のデータ入力領域(ブロック301〜306)にデータ入力することができ、データ入力の誤りを防止するとともに作業効率を向上させることができる。また、ユーザは任意のフォーマット(ここでは、VHSビデオ用印刷フォーマット300)について、その複数のブロック301〜306のブロック名を任意の順序で選択することで、各ブロック301〜306の編集順序を任意に指定することができる。
次に、本発明を実施するための第2の実施の形態について、図面を参照して説明する。本実施の形態に係るテープ印刷装置1は、基本的に第1の実施の形態にかかるものと同一であるが、印刷フォーマットのブロック編集順序の設定方法が異なる。以下、第1の実施の形態と異なる点について説明する。図18は、編集順序テーブル600のデータ構成を示す図である。
まず、RAM103の編集順関係テーブル記憶領域134に記憶されている編集順序テーブルのデータ構成が、第1の実施の形態と異なる。例えば、図18に示す編集順序テーブル600は、VHSビデオ用印刷フォーマット300(図7参照)に対応して設けられたテーブルであり、編集順序テーブル400(図9参照)と同様にデータ項目として編集順序番号601,ブロック番号602,ブロック名603を備えている。そして、新編集順序番号404に代えて、各ブロックが前回のラベル作成時にデータ入力されたものか否かを示すフラグがセットされるデータ領域である編集済みフラグ604を備えている。なお、編集済みフラグ604では、データ入力されたブロックには「ON」を示す「1」が、データ入力されなかったブロックには「OFF」を示す「0」がセットされるが、初期状態では全てのブロックについて「0」がセットされる。
さらに、本実施の形態では、編集順関係テーブル記憶領域134に、前回のラベル作成時にデータ入力されたブロックを記憶するデータ領域である編集ありリスト610(図21参照)と、前回のラベル作成時にデータ入力されなかったブロックを記憶するデータ領域である編集なしリスト620(図21参照)とを備えているが、詳細は後述する。
次に、第2の実施の形態における「用途別ラベル作成」の詳細を説明する。図19は、第2の実施の形態における、用途別ラベル作成処理(S11)の詳細を示すフローチャートである。図20は、編集順序設定処理(S125)の詳細を示すフローチャートである。図21は、編集順序設定処理(S125)における、編集順序テーブル600のデータ構成の遷移図である。図22は、第2の実施の形態における、用途別ラベル作成処理(S11)で液晶表示部4に表示される画面の遷移図である。
図19に示すように、本実施形態の用途別ラベル作成処理(S11)では、第1の実施の形態(図12参照)と同様に、印刷フォーマットの選択(S101),前回のテキスト内容の読み込み(S103),編集順序テーブルの読み込み(S105)が実行される。ここでは、ユーザによってVHSビデオ用印刷フォーマット300が選択され、これに対応する編集順序テーブル600が読み込まれたものとする。
次に、第1の実施の形態と同様に、nブロック目入力画面が液晶表示部4に表示され(S31)、文字キーが入力されればテキストに文字等が入力される(S109:YES,S111)。改ブロックキーが入力され(S109:NO,S115:YES)、かつ最終ブロックでなければ(S117:NO)、編集順序テーブルを参照して次ブロックに移行する(S119)。印刷キーが入力され(S115:NO,S121:YES)、又は改ブロックキーが入力されて最終ブロックであれば(S117:YES)、ラベル印刷が実行される(S123)。その他のキーが入力されれば、その入力に応じた処理が実行される(S127:YES,S129)。
具体的には、図18に示す編集順序テーブル600では、初期状態の編集順序番号601(ブロック編集順序)が設定されているため、ユーザは「シンボル」,「タイトル」,「コメント」,「録画時間」,「録画形式」,「録画日」の順に各nブロック目入力画面からデータ入力を行う。ここでは、図24に示す従来の画面遷移と同様に、「シンボル」,「タイトル」,「録画形式」,「録画日」の各ブロック(画面911,912,915,916)には文字等が入力され、「コメント」及び「録画時間」の各ブロック(画面913,914)には何も入力されなかったものとする。
ところで、本実施形態では、文字キーによりテキストに文字等が入力されると(S111)、S105で読み込まれた編集順序テーブルにおいて、そのテキストに対応するブロックの編集済みフラグが「ON」にセットされる(S113)。例えば、「シンボル」のブロック(画面911)には「ロケット」を示す記号が入力されているため、図21の編集順序テーブル600aでは「シンボル」に対応する編集済みフラグ604に「ON」を示す「1」がセットされている。同様にして、編集順序テーブル600aには、ユーザがデータ入力した「コメント」,「録画時間」,「シンボル」の編集済みフラグ604に各々「1」がセットされ、ユーザがデータ入力しなかった「コメント」及び「録画時間」の編集済みフラグ604に「OFF」を示す「0」がセットされる。
また、本実施形態では、ラベル印刷の実行後に(S123)、以下の編集順序設定処理(S125)が実行される。ここでは、VHSビデオ用印刷フォーマット300のブロック編集順序が、前回のデータ入力の有無によって自動的に設定される場合を例示して説明する。
図20に示すように、編集順序設定処理(S125)では、まず編集順序番号nに「1」がセットされ(S151)、S105で読み込まれた編集順序テーブルから、n番目のブロックが読み込まれる(S153)。そして、S153で読み込まれたブロックの編集済みフラグが「ON」であるか否かが判定される(S155)。ここでは、VHSビデオ用印刷フォーマット300に対応する編集順序テーブル600(図18)から、編集順序番号601がn番目のブロックが読み込まれ、当該ブロックの編集済みフラグ604が「1」であれば「ON」であると判定される。
そして、編集済みフラグが「ON」である場合は(S155:YES)、S153で読み込まれたブロックが編集ありリストに追加される(S157)。一方、編集済みフラグが「OFF」である場合は(S155:NO)、S153で読み込まれたブロックが編集なしリストに追加される(S159)。S157又はA159の実行後は、nが「1」インクリメントされる(S161)。そして、S101で選択された印刷フォーマットを構成する全ブロックについて、編集ありリスト又は編集なしリストに追加する処理を行ったか否かが判定される(S163)。全ブロックについて処理が行われていない場合は(S163:NO)、S153に戻って編集順序テーブルから次ブロックが読み込まれて、その編集済みフラグに応じて当該ブロックが編集ありリスト又は編集なしリストに追加される(S155〜S159)。以上の処理が、全ブロックについて処理されるまで繰り返し実行される(S153〜S163:NO)。
具体的には、図21に示すように、前述の編集順序テーブル600aでは、「シンボル」,「タイトル」,「録画形式」,「録画日」の各ブロックに対応する編集済みフラグ604に「1」がセットされるため、これらのブロック名が編集ありリスト610に順次追加される一方、「コメント」及び「録画時間」の各ブロックに対応する編集済みフラグ604に「0」がセットされるため、これらのブロック名が編集なしリスト620に順次追加される。
図20に戻り、全ブロックについて処理された場合は(S163:YES)、S157で編集ありリストに登録されたブロックが、S105で読み込まれた編集順序テーブルの先頭から上書きされる(S165)。さらに、S159で編集なしリストに登録されたブロックが、S105で読み込まれた編集順序テーブルの続きから上書きされる(S167)。そして、S165及びS167で上書き更新された編集順序テーブルにおいて、各ブロックの編集済みフラグがリセット(すなわち、「0」がセット)されて(S169)、用途別ラベル作成処理(図19)に戻る。
具体的には、図21に示すように、前述の編集ありリスト610に登録された「シンボル」,「タイトル」,「録画形式」,「録画日」の各ブロックが、前述の編集順序テーブル600aの先頭から上書きされる。そのため、編集順序番号601「1」のブロックが「シンボル」となり、「2」のブロックが「タイトル」となり、「3」のブロックが「録画形式」となり、「4」のブロックが「録画日」となる(編集順序テーブル600bを参照)。また、前述の編集なしリスト620に登録された「コメント」及び「録画時間」の各ブロックが、前述の編集順序テーブル600aの続きから上書きされる。そのため、編集順序番号601「5」のブロックが「コメント」となり、「6」のブロックが「録画時間」となる(編集順序テーブル600bを参照)。その結果、編集順序テーブル600bでは、「シンボル」,「タイトル」,「録画形式」,「録画日」,「コメント」,「録画時間」の順でブロック編集順序やブロック配列が設定される。
このように、図20に示す編集順序設定処理(S125)では、ユーザがVHSビデオ用印刷フォーマット300を用いてラベルを作成すると、データが入力されたブロック301,302,305,306が編集順序の先頭側になるように、かつデータが入力されなかったブロック303,304が編集順序の末尾側になるように、編集順序テーブル600に定義されたブロック編集順序が自動的に変更されるようにすることができる。
そして、次回にVHSビデオ用印刷フォーマット300を用いてラベルを作成する場合は、用途別ラベル作成処理(図19)で上記の編集順序テーブル600bが読み込まれる(S105)。そして、この編集順序テーブル600bに定義されたブロック編集順序で、ユーザは各ブロックにデータ入力を順次行ってラベル作成を行うことになる(S107〜S129)。
具体的には、図22に示すように、VHSビデオ用印刷フォーマット300は6つのブロックで構成されているため、6ブロック分のnブロック目入力画面が編集順序テーブル600b(図21参照)の編集順序番号601に設定された順序で、ユーザのキーボード部3の操作に応じて液晶表示部4に順次表示される。まず、最初に、「シンボル」を入力するための1ブロック目入力画面701が表示されるため、ユーザはこの1ブロック目入力画面701で所望のシンボルを入力する。次に、ユーザが改ブロックキーを押下すると、「タイトル」を入力するための2ブロック目入力画面702が表示されるため、ユーザはこの2ブロック目入力画面702で所望のタイトルを入力する。同様にして、ユーザは改ブロックキーの操作によって、3ブロック目入力画面703,4ブロック目入力画面704,5ブロック目入力画面705,6ブロック目入力画面706を順次表示させて、所望の録画形式,録画日,コメント,録画時間を各々入力する。
このように、図19に示す用途別ラベル作成処理(S11)では、ユーザがVHSビデオ用印刷フォーマット300に基づいてラベルを作成したい場合は、nブロック目入力画面(1ブロック目入力画面701,2ブロック目入力画面702・・・)から所望のデータを順序入力していくことで、従来と同様に(図25参照)、VHSビデオに貼着するのに適したラベル920を簡易かつ迅速に作成することができる。
以上、第2の実施の形態に係るテープ印刷装置1によれば、ユーザがラベル作成に使用するVHSビデオ用印刷フォーマット300を選択し、編集順序テーブル600の編集順序番号601(すなわち、ブロック編集順序)に沿って複数のブロック301〜306にnブロック目入力画面(画面911,画面912・・・)からデータ入力を行うと、編集順序テーブル600ではデータ入力の有無(すなわち、編集ありリスト610及び編集なしリスト620)に基づいて、データ入力があるブロックが先、かつデータ入力がないブロックが後となるように編集順序番号601(すなわち、ブロック編集順序)が更新される。そして、次回にVHSビデオ用印刷フォーマット300を用いてラベルを作成する場合、ユーザがnブロック目入力画面(1ブロック目入力画面701,2ブロック目入力画面702・・・)から所望のデータを順序入力していけば、前回のラベル作成時に自動的に変更されたブロック編集順序に従って各ブロック301〜306にデータ入力が行われる。
よって、複数のブロック301〜306から構成されるVHSビデオ用印刷フォーマット300を用いて印刷データを作成する場合に、ユーザにとって好適な編集順序でVHSビデオ用印刷フォーマット300のデータ入力領域(ブロック301〜306)にデータ入力することができ、データ入力の誤りを防止するとともに作業効率を向上させることができる。また、ユーザがデータ入力したブロック301,302,305,306に対して、次回のVHSビデオ用印刷フォーマット300の編集時(ラベル作成時)に優先的にデータ入力することができるように、複数のブロック301〜306の編集順序を変更することができる。
ところで、上記第1及び2の実施の形態において、テープ印刷装置1が本発明の「印刷機器」に相当し、メイン処理(図10)をCPU101に実行させるメイン制御プログラムが本発明の「フォーマット編集プログラム」に相当する。また、印字テープ67が本発明の「被記録媒体」に相当し、ROM102(印刷フォーマット記憶領域123)が本発明の「フォーマット記憶手段」に相当し、レイアウト画面511〜520から印刷フォーマットを選択するためのキーボード部3が本発明の「印刷フォーマット選択手段」に相当する。そして、編集順序設定処理(図14,図20)を実行するCPU101が、本発明の「ブロック編集順序変更手段」に相当する。
また、第1の実施の形態において、nブロック目指定画面(1ブロック目指定画面521,2ブロック目指定画面522・・・)からブロック編集順序を選択するためのキーボード部3が、本発明の「ブロック編集順序指定手段」に相当する。ブロック名403が本発明の「ブロック識別情報」に相当し、nブロック目指定画面を表示するための液晶表示部4が本発明の「ブロック識別情報表示手段」に相当する。
また、第2の実施の形態において、nブロック目入力画面(画面911,画面912・・・)から所望のデータ(印刷情報)を入力するためのキーボード部3が、本発明の「印刷情報入力手段」に相当する。編集ありリスト610及び編集なしリスト620が本発明の「ブロック入力設定テーブル」に相当し、これらを記憶するRAM103(編集順関係テーブル記憶領域134)が本発明の「ブロック入力設定テーブル記憶手段」に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。上記実施の形態では「印刷装置」としてテープ印刷装置1を例示した。しかし、本発明は各種の印刷装置に適用することができ、被記録媒体の種類は記録紙や布帛などの種類を問わず、また印刷方式はサーマル方式やインクジェット方式などの種類を問わない。
また、第1の実施の形態では、nブロック目指定画面(1ブロック目指定画面521,2ブロック目指定画面522・・・)から、ユーザが任意の順序でブロック名を指定することでブロック編集順序を指定している。しかし、「ブロック識別情報」は各ブロックを特定できるものであればよく、例えば、ユーザはブロック番号402を任意の順序で指定することでブロック編集順序を指定してもよい。
また、第2の実施の形態では、編集ありリスト610及び編集なしリスト620を用いて編集順序テーブル600に定義されるブロック編集順序を更新している。しかし、ユーザによるデータ入力の有無を反映したブロック編集順序に変更することができるのであれば、他の手法によって編集順序テーブル600を更新してもよい。例えば、編集順序テーブル600において、編集済みフラグ604に「1」が設定されたブロックの編集順序を自動的に繰り上げるようにしてもよい。
また、第1及び2の実施の形態を組み合わせて、ユーザが任意にブロック編集順序を変更できるともに、ユーザのデータ入力に応じてブロック編集順序が自動的に変更されるように、テープ印刷装置1及びメイン制御プログラムを実装してもよいことはいうまでもない。
本発明の印刷装置及びフォーマット編集プログラムは、被記録媒体毎に定められたデータ入力領域にデータを入力するためのフォーマットに基づいて作成された印刷データを被記録媒体に印刷するテープ印刷装置などに利用できる。
テープ印刷装置のテープ収納部の蓋を取り去った状態を示す平面図である。 テープカセットの斜視図である。 テープカセットの底面図である。 上ケースを取り外した状態の下ケースの平面図である。 テープ印刷装置の制御構成を示すブロック図である。 ROMの構成を示す模式図である。 VHSビデオ用印刷フォーマットの具体例を示す図である。 RAMの構成を示す模式図である。 編集順序テーブルのデータ構成を示す図である。 テープ印刷装置のメインフローチャートである。 メイン処理(図10)で液晶表示部に表示される画面の遷移図である。 第1の実施の形態における、用途別ラベル作成処理の詳細を示すフローチャートである。 用途別ラベル作成処理で液晶表示部に表示される画面の遷移図である。 編集順序設定処理の詳細を示すフローチャートである。 編集順序設定処理で液晶表示部に表示される画面の遷移図である。 編集順序設定処理における、編集順序テーブルのデータ構成の遷移図である。 用途別ラベル作成処理で液晶表示部に表示される画面の遷移図である。 編集順序テーブルのデータ構成を示す図である。 第2の実施の形態における、用途別ラベル作成処理の詳細を示すフローチャートである。 編集順序設定処理の詳細を示すフローチャートである。 編集順序設定処理における、編集順序テーブルのデータ構成の遷移図である。 用途別ラベル作成処理で液晶表示部に表示される画面の遷移図である。 従来のテーププリンタで用いられる印刷フォーマットのデータ構成図である。 印刷フォーマットへのデータ入力手順を示す画面遷移図である。 データ入力後の印刷フォーマットに基づいて作成されたラベルの具体例を示す図である。
1 テープ印刷装置
3 キーボード部
4 液晶表示部
67 印字テープ
101 CPU
102 ROM
103 RAM
123 印刷フォーマット記憶領域
134 編集順関係テーブル記憶領域
300 VHSビデオ用印刷フォーマット
400 編集順序テーブル
502 ラベル作成種別指定画面
503 用途別ラベル設定画面
511〜520 レイアウト画面
521,522 nブロック目指定画面
531〜536 nブロック目入力画面
600 編集順序テーブル
610 編集ありリスト
620 編集なしリスト
701〜706 nブロック目入力画面

Claims (5)

  1. 被記録媒体毎に定められたデータ入力領域にデータを入力するためのフォーマットに基づいて作成された印刷データを前記被記録媒体に印刷する印刷装置であって、
    前記データ入力領域を形成する複数のブロックで構成され、かつ該複数のブロックの編集順序を定義したフォーマットを複数記憶するフォーマット記憶手段と、
    前記フォーマット記憶手段に記憶された前記複数のフォーマットから、いずれか一つのフォーマットを選択するためのフォーマット選択手段と、
    前記フォーマット選択手段により選択されたフォーマットに定義された複数のブロックの編集順序に沿って、前記複数のブロックに任意の画像又は文字の印刷情報を各々入力するための印刷情報入力手段と、
    前記複数のブロックの各々に、前記印刷情報入力手段により印刷情報が入力されたか否かが設定されるブロック入力設定テーブルを記憶するブロック入力設定テーブル記憶手段と、
    前記フォーマット選択手段により選択されたフォーマットに対して、該フォーマットで定義された複数のブロックの編集順序を変更するブロック編集順序変更手段とを備え、
    前記ブロック編集順序変更手段は、前記ブロック入力設定テーブルに基づいて、前記印刷情報の入力があるブロックが先、かつ前記印刷情報の入力がないブロックが後となるように、前記複数のブロックの編集順序を変更することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記複数のブロックの編集順序を指定するためのブロック編集順序指定手段を備え、
    前記ブロック編集順序変更手段は、前記ブロック編集順序指定手段により指定された編集順序に基づいて、前記複数のブロックの編集順序を変更することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記複数のブロックの各々を識別するためのブロック識別情報を選択可能に表示するブロック識別情報表示手段を備え、
    前記ブロック編集順序指定手段は、前記ブロック識別情報表示手段に表示される複数のブロック識別情報を任意の順序で指定し、
    前記ブロック編集順序変更手段は、前記ブロック編集順序指定手段により指定された複数のブロック識別情報の選択順序に基づいて、前記複数のブロックの編集順序を変更することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記被記録媒体は、画像が印刷される印刷媒体と、該印刷媒体の裏面に設けられる粘着剤層と、該粘着剤層を覆う剥離層とからなる長尺テープであり、
    前記印刷データが印刷された前記被記録媒体が排出される部位に、該被記録媒体を切断してラベルを作成するカット手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 印刷装置で被記録媒体に印刷するのに用いられる印刷データを作成するための、被記録媒体毎に定められたデータ入力領域にデータを入力するためのフォーマットを編集するフォーマット編集プログラムであって、コンピュータを、
    前記データ入力領域を形成する複数のブロックで構成され、かつ該複数のブロックの編集順序を定義したフォーマットを複数記憶するフォーマット記憶手段、
    前記フォーマット記憶手段に記憶された前記複数のフォーマットから、いずれか一つのフォーマットを選択するためのフォーマット選択手段、
    前記フォーマット選択手段により選択されたフォーマットに定義された複数のブロックの編集順序に沿って、前記複数のブロックに任意の画像又は文字の印刷情報を各々入力するための印刷情報入力手段、
    前記複数のブロックの各々に、前記印刷情報入力手段により印刷情報が入力されたか否かが設定されるブロック入力設定テーブルを記憶するブロック入力設定テーブル記憶手段、及び
    前記フォーマット選択手段により選択されたフォーマットに対して、該フォーマットで定義された複数のブロックの編集順序を変更するブロック編集順序変更手段として機能させ
    前記ブロック編集順序変更手段は、前記ブロック入力設定テーブルに基づいて、前記印刷情報の入力があるブロックが先、かつ前記印刷情報の入力がないブロックが後となるように、前記複数のブロックの編集順序を変更することを特徴とするフォーマット編集プログラム。
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