JP4675012B2 - フラップ起立箱内面の拭取方法及び拭取設備 - Google Patents

フラップ起立箱内面の拭取方法及び拭取設備 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フラップが起立した状態のフラップ起立箱の内面を拭き取るフラップ起立箱内面の拭取方法及び拭取設備に関すものである。
【0002】
【従来の技術】
箱には、内面を拭き取って奇麗にして使用するものがある。例えば、飲食物や飲食用包装材等の梱包物を収納して搬送するときに用いる梱包用の箱があり、衛生管理面から箱の内側を奇麗にした後に梱包して発送する場合がある。殊に、繰り返して使用する通い箱の場合には、入念に拭き取る必要がある。
【0003】
箱は、四周を形成する側板どうしを重ねるように折り畳んで嵩張らないようにして搬送と保管をするものがあり、内側を拭き取るときには、折り畳まれている側板を起こして隣接する側板どうしを直交させると共に、四周の側板の開口側縁部に接合しているフラップを起立させた開口状態のまま内面を拭き取るよにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この拭き取り作業は、適宜大きさの拭取布を持って手作業で行われているため作業能率が非常に悪く、側板どうしが直交する内隅部まで奇麗に拭き取るのに熟練を要するため、拭き取りにむらがあった。殊に、合成樹脂製の段ボールから成形した箱の場合には、該内隅部がジグザクに延びるために拭き取りむらが生じ易かった。そこで、本発明は、側板どうしが直交する内隅部までも奇麗に拭き取ることができるフラップ起立箱内面の拭取方法及び拭取設備の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
側板どうしが交差する内隅部までも奇麗に拭き取ることができるようにするために請求項1記載の本発明が採用した手段は、フラップが起立して開口したフラップ起立箱の内面に、走行するテープ状の拭取シートを押し付けて拭き取る拭取方法であって、フラップ起立箱の拭取シート走行方向へ沿って延びる内隅部を拭き取りるときに、拭取シートの耳端側を除く内側領域に走行方向に沿う引張力を付与しつつ、フラップ起立箱の内隅部に該内側領域より引張力の弱い該耳端側を接触させつつ拭き取ることを特徴とするフラップ起立箱内面の拭取方法である。
【0006】
請求項1記載の本発明にあっては、フラップ起立箱の内隅部に拭取シートの耳端側を接触させつつ拭き取るとき、内隅部へ引張力の弱い状態で走行する該耳端側が充分に侵入するので、ジグザクに延びる内隅部であっても充分に拭き取ることができる。
【0007】
側板どうしが交差する内隅部までも奇麗に拭き取る拭取作業を能率よくできるようにするたために請求項2記載の本発明が採用した手段は、フラップが起立して開口したフラップ起立箱の内面に、走行するテープ状の拭取シートを押し付けて拭き取る拭取設備において、拭取作業位置へフラップ起立箱を搬入・搬出する搬送装置と、フラップ起立箱の搬入・搬出の邪魔とならない待機位置から拭取作業位置まで進退する拭取装置とを備え、この拭取装置は、ローラ状に巻き上げられている拭取シートを巻き出す巻出装置と、巻き出した拭取シートを、シート走行方向へ沿う引張力を付与しつつローラ状に巻き上げる巻取装置と、巻出装置から巻取装置へ至る拭取シート走行路の途中に配置して拭取シートの走行方向を180度反転させるものであって、反転部の幅寸法が拭取シートの幅寸法より短い反転ローラと、反転ローラの入側又は出側に配置して拭取シートを拭取面へ向かって押し付ける押付具とを備えていることを特徴とするフラップ起立箱内面の拭取設備である。
【0008】
請求項2記載の本発明にあっては、拭取シートがその耳端側を反転ローラの反転部からはみ出した状態で反転するので、拭取シートの内側領域の引張力よりも耳端側の引張力が弱くなり、フラップ起立箱の内隅部へ引張力の弱い状態で走行する該耳端側を充分に侵入させることが可能となり、ジグザクに延びる内隅部であっても充分に拭き取ることができるようになる。
【0009】
フラップ起立箱の内側へ拭取シートの拭取部分を円滑に進退できるようにするために請求項3記載の本発明が採用した手段は、前記拭取装置は、前記の巻出装置及び巻取装置から離れた位置に前記反転ローラを配置し、前記の巻出装置及び巻取装置と前記反転ローラとの間に、前記反転ローラの入側及び出側の拭取シート走行路どうしを対向させる対向領域を形成し、前記反転ローラ及び該対向領域を、前記フラップ起立箱の外側の待機位置から前記ラップ起立箱のフラップが起立した開口部を介して箱内部の拭取作業位置まで進退させる請求項2記載のフラップ起立箱内面の拭取設備である。
【0010】
請求項3記載の本発明にあっては、反転ローラの入側及び出側の拭取シート走行路どうしを対向させる対向領域が、巻出装置及び巻取装置から突出するように形成されることになり、拭取シートの突出状態の拭取部分を反転ローラと共にフラップ起立箱の内側へ円滑に進退させることが可能となる。
【0011】
反転ローラ及び押付具の進退動作及び拭取作業が円滑に行われるようにするために請求項4記載の本発明が採用した手段は、前記反転ローラ及び押付具は、これらが一体的に揺動するように配置され、前記待機位置から前記拭取作業位置まで進退するときの前記拭取シートを前記フラップ起立箱の内面から離すように揺動し、拭取作業を行うときの前記拭取シートを前記フラップ起立箱の内面に押し付けできるように揺動する請求項3記載のフラップ起立箱内面の拭取設備である。
【0012】
請求項4記載の本発明にあっては、待機位置から拭取作業位置まで進退するときの反転ローラ及び押付具が、拭取シートをフラップ起立箱の内面から離すように揺動するので、フラップ起立箱に拭取シートを接触させることなく進退が円滑に行われ、また、拭取作業を行うときの反転ローラ及び押付具が、拭取シートをフラップ起立箱の内面に押し付けできるように揺動するので、走行する拭取シートによる拭き取りが円滑に行われるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るフラップ起立箱内面の拭取方法及び拭取設備(以下、「本発明拭取方法」及び「本発明拭取設備」という)を図面に示す実施の形態に基づいて説明する。
【0014】
図1乃至図5は本発明拭取設備の実施の形態を示すものであって、図1は拭取装置を待機させた状態を示す右側面図、図2は同状態の平面図、図3は主要部を模式的に示すものであって、同図(A)は右側面図、同図(B)は平面図、図4は拭取装置をフラップ起立箱の内側へ侵入させた状態の右側面図、図5は拭取装置でフラップ起立箱の内面を拭き取っている状態を示す右側面図である。
【0015】
本実施の形態に係る拭取設備1は、図1及び図2に示す如く、拭取作業位置A1,A2(図2参照)へフラップ起立箱Pを搬入・搬出する搬送装置2と、フラップ起立箱Pの搬入・搬出の邪魔とならない待機位置B1又はB2(図2参照)から拭取作業位置A1又はA2まで進退する拭取装置3,3と、拭取装置3,3を進退させる移動装置4とを備え、拭取作業位置A1,A2で停止するフラップ起立箱Pの内面を拭取装置3,3で拭き取るようにしてある。拭き取りの対象となるフラップ起立箱Pは、合成樹脂製の段ボール板又は合成樹脂フィルムをラミネートした板紙等から成形され、四周の側板Paの前後両側の開口側縁部Pb,Pbの各々に接合している内フラップPc,Pc及び外フラップPd,Pdを起立して前後側を開口Pc,Pcさせたものであり、この状態で拭取作業位置A1又はA2に停止させられる。
【0016】
前記搬送装置2は、右側の拭取作業位置A1へフラップ起立箱Pを搬入し、拭取作業位置A1における拭取作業が終了後にフラップ起立箱Pを90度反転させて拭取作業位置A2へ搬入し、拭取作業位置A2における拭取作業が終了後に次の工程へ搬出するようにしてある。前記搬送装置2は、フラップ起立箱Pの前後側の開口Pe,Peした状態を維持するように、フラップ起立箱Pの外側面の適所を吸盤等の保持具(図示略)で保持するようにしてある。
【0017】
前記拭取装置3は、拭取作業位置A1又はA2で停止するフラップ起立箱Pの内面に、走行するテープ状の拭取シートSを押し付けて拭き取るものであって、ローラ状に巻き上げられている拭取シートSを巻き出す巻出装置5と、巻き出した拭取シートSをシート走行方向Gへ沿う引張力を付与しつつローラ状に巻き上げる巻取装置6と、巻出装置5から巻取装置6へ至る拭取シート走行路Rの途中に配置して拭取シートSの走行方向を180度反転させる反転ローラ7と、拭取シートSをフラップ起立箱Pの内側の拭取面へ向かって押し付けるための押付具8(図1参照)とを備えている。前記拭取シートSは、織布又は不織布等からなり、長繊維の合成繊維で成形することで、拭取作業中に抜け落ちる毛羽を発生させないようにしてある。
【0018】
各拭取装置3は、巻出装置5及び巻取装置6を片持ち状態に保持する側板9と、側板9から前方へ片持ち状態に張り出して先端に反転ローラ7を支持する支持アーム10とを備え、前記移動装置4の移動部20に側板9を揺動自在に軸支11してある。また、各拭取装置3は、適所に複数本のガイドローラ12を配置し、適宜のガイドローラ12に拭取シートSの走行距離を計測する計測具(図示略)を接合して、一回の拭取作業に必要な寸法長さの拭取シートSを繰り出すことができるようにしてある。
【0019】
更に、各拭取装置3は、側板9と移動装置4の移動部20との間に、側板9を上下方向へ揺動させるためのソレノイド等からなる揺動操作具13を備え、揺動操作具13の操作で、待機位置B1又はB2から拭取作業位置A1又はA2まで進退させるときの進退姿勢J(図1及び図4参照)と、拭取作業位置A1又はA2で拭き取り作業できる拭取姿勢K(図5参照)とを選択できるようにしてある。各拭取装置3は、待機位置B1又はB2から拭取作業位置A1又はA2まで進退するときの反転ローラ7及び押付具8が進退姿勢Jとなって、拭取シートSをフラップ起立箱Pの内面から離すため、フラップ起立箱Pに拭取シートSを接触させることなく進退が円滑に行われ、また、拭取作業を行うときの反転ローラ7及び押付具8が拭取姿勢Kとなって、拭取シートSをフラップ起立箱の内面に押し付けできるので、走行する拭取シートSによる拭き取りが円滑に行われるようになる。
【0020】
前記拭取装置3の巻出装置5は、巻き出す拭取シートSに引張力を付与するためのブレーキ手段14を備えている。前記巻取装置6は、拭取作業の終了した拭取シートSをロール状に巻き上げるための電動モータ等からなる駆動手段15を備えている。拭取装置3の反転ローラ7は、図3に示す如く、反転部7aとなる筒部の幅寸法W2が拭取シートSの幅寸法W1より短くなっており、拭取シートSの内側領域Saに反転部7aを接触させると共に、拭取シートSの左右の耳端側Sb,Sbが反転部7aからはみ出るようにしてある。拭取シートSの引張力は、拭取シートSに適度の弾性があるため、反転ローラ7の反転部7aに接触する内側領域Saに比べて、反転部7aからはみ出る耳端側Sb,Sbの方が弱くなる。前記拭取装置3の支持アーム10は、拭取シートSを案内する案内領域の幅寸法W3が拭取シートSの幅寸法W1より短くなっており、拭取シートSの耳端側Sb,Sbを積極的にはみ出すようにしてある。
【0021】
前記移動装置4は、図1及び図2に示す如く、上下一組の拭取装置3,3を待機位置B1又はB2から拭取作業位置A1又はA2まで前後方向へ進退させると共に、拭取作業位置A1又はA2で拭取作業する上下一組の拭取装置3,3を前後方向に沿って移動さるものであり、左右方向へ延びる前後のレール17,17と、レール17,17に案内されて左右方向へ移動する台車18と、台車18に設けた前後方向へ延びる上下のレール19,19と、レール19,19に案内されて前後方向へ移動する移動部20と、台車18を左右方向へ移動させる駆動装置(図示略)と、移動部20を前後方向へ移動させる駆動装置(図示略)とを備えている。
【0022】
前記拭取装置3は、巻出装置5及び巻取装置6から離れた前方位置に反転ローラ7を配置して、巻出装置5及び巻取装置6と反転ローラ7との間に、反転ローラ7の入側及び出側の拭取シート走行路R,Rどうしを対向させる対向領域M(図3(A)参照)を形成して、この対向領域Mを巻出装置5及び巻取装置6から突出させることで、フラップ起立箱Pの内側への進退が円滑に行われるようにしてある。
【0023】
前記拭取装置3の押付具8は、反転ローラ7の入側又は出側に配置され、拭取シートSをシート裏面側からフラップ起立箱Pの拭取面へ向かって押し付けるスポンジ等からなる押圧部8a(図3(A)参照)を進退自在に設け、押圧部8aをソレノイド等からなる操作具(図示略)で進退させるようにしてある。押付具8は、拭取作業位置A1又はA2へ進入した拭取装置3が拭き取り作業できる拭取姿勢K(図5参照)となっているときに、押圧部8aを前進させて、拭取シートSをフラップ起立箱Pの拭取面へ押し付けるようにしてある。押付具8は、進退自在に設けることなく固定配置し、拭取装置3が拭き取り作業できる拭取姿勢Kへ揺動したとき、フラップ起立箱Pの内側の拭取面へ拭取シートSを押し付ける状態となるようにすることもある。
【0024】
前記拭取設備1は、各拭取装置3の側板9に取着する等して清掃液付与具21を設け、走行する拭取シートSの拭取前の部分にアルコール等の清掃液を付与するようにしてある。清掃液の付与は、スプーノズルから拭取シートSへ清掃液を噴霧する方法や、液溜具から毛細管現象で清掃液を吸い上げた転移具を拭取シートSの表面へ接触させる方法等が選択される。
【0025】
左右にそれぞれ配置した上下一組の拭取装置3,3は、フラップ起立箱Pの拭取面の左右幅寸法に応じて、拭取シートS、反転ローラ7及び支持アーム10の各々の幅寸法が適宜選択される。図2示す場合には、反転ローラ7及び支持アーム10の各々の幅寸法が、左側の上下一組の拭取装置3,3よりも右側の拭取装置3の方を大きくしてある。
【0026】
図6は、拭取設備1の別態様を示すものであり、図1に示す場合と大きく相違する点は、図1に示す下方の拭取装置3を上下反転して配置することにより、上下一組の拭取装置3,3の前方へ突出する支持アーム10,10どうしを接近さて、フラップ起立箱Pの開口部Peの上下寸法Hが短い場合に対処できるようにしたことである。この相違点以外の構成は、図1乃至図5に示す場合と実質的に同一である。
【0027】
次に、本発明拭取方法の実施の形態を前記拭取設備1を用いて行う拭取作業に基づいて説明する。第1工程では、図1及び図2に示す如く、左右各々に配置した上下一組の拭取装置3,3を待機位置B1,B2に後退させた状態で、拭取作業位置A1に搬入したフラップ起立箱Pを、フラップを起立して前後端を開口Pe,Peした状態で停止させる。
【0028】
第2工程では、図4に示す如く、右側の上下一組の拭取装置3,3を待機位置B1から拭取作業位置A1へ移動装置4で前進させた後に、図5に示す如く、上下一組の拭取装置3,3の各支持アーム10を揺動操作具13で揺動させて、支持アーム10どうしを離反させるようにして拭取可能な状態にする。続けて、上下一組の拭取装置3,3の各巻取装置6の駆動手段15を起動して、各巻取装置5から拭取シートSを繰り出しながら清掃液付与具21で清掃液を付与すると共に、上下一組の拭取装置3,3の各押付具8を前進させて拭取シートSをフラップ起立箱Pの内側の拭取面(すなわち、上下の各側板Paの内面及び上下の各外フラップPdの内面)へ押し付け、この状態で上下一組の拭取装置3,3を移動装置4で前後方向へ適宜回数だけ往復移動させた後に、更に上下一組の拭取装置3,3を移動装置4で左側へ移動して前後方向へ適宜回数だけ往復移動させることにより、フラップ起立箱Pの内側の上下の拭取面及び前後方向へ延びる内隅部(隣接する側板Pa,Paが交差する箱内側の部分)を拭取シートSで拭き取る。
【0029】
フラップ起立箱Pの内隅部の拭取は、この内隅部へ拭取シートSの耳端側Sb,Sb(図3参照)を接触させた状態で行う。この拭取動作中は、拭取シートSの走行方向Gに沿う引張力が反転ローラ7に接触して案内される内側領域Saよりも反転ローラ7からはみ出した耳端側Sb,Sbの方が弱いため、フラップ起立箱Pの内隅部へ引張力の弱い状態で走行する該耳端側Sbを充分に侵入させることが可能となり、ジグザクに延びる内隅部であっても充分に拭き取ることができる。この第2工程中の拭取作業は、上下一組の拭取装置3,3から設定した寸法長さの拭取シートSを繰り出すまで行われる。
【0030】
第3工程では、各巻取装置6の駆動手段15を停止すると共に、図4に示す如く、上下一組の拭取装置3,3の各支持アーム10を揺動操作具13で揺動させて支持アーム10どうしを離反させ、この状態で上下一組の拭取装置3,3を拭取作業位置A1から待機位置B1(図2参照)へ移動装置4で後退させ、次の拭取作業まで待機させる。
【0031】
第4工程では、内側の上下面の拭取が終了したフラップ起立箱Pを90度反転して左側の拭取作業位置A2へフラップ起立箱Pを搬入して停止させると共に、左側の拭取作業位置A1へ新しいフラップ起立箱Pを搬入して停止させる。
【0032】
第5工程では、左右に配置した上下一組の拭取装置3,3の各々について、前記第2工程の動作を行う。左側の上下一組の拭取装置3,3は、右側の上下一組の拭取装置3,3が拭き残した側板Paの内側及び内フラップPcの内面を、拭き取る。
【0033】
第6工程では、左右両側の各々の上下一組の拭取装置3,3について、前記第3工程の動作を行う。必要に応じて、第4工程乃至第6工程を適宜回数繰り返して複数個のフラップ起立箱Pの内面の拭取作業を行う。
【0034】
拭き取りの終了したフラップ起立箱Pは、後工程の梱包に用いられる。梱包工程では、フラップ起立箱Pの底側の内外フラップを折り曲げて箱底面を形成し、次に、奇麗な箱内側に飲食物や飲食用包装材等の梱包物を収納し、最後に、フラップ起立箱Pの上側の内外フラップを折り曲げて粘着テープ等でシールして梱包を完了させる。
【0035】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明拭取方法及び請求項2記載の本発明拭取設備は、拭取シートの引張力の弱い状態で走行する耳端側を、フラップ起立箱の内隅部に充分に侵入させた状態で拭き取るので、フラップ起立箱の平坦な内面部分は勿論のこと、内隅部までも奇麗に拭き取ることが可能となり、拭取作業能率を向上させることができる。
【0036】
請求項3記載の本発明拭取設備は、フラップ起立箱の内側へ拭取シートの拭取部分を円滑に進退させることができるようになる。
請求項4記載の本発明拭取設備は、反転ローラ及び押付具を一体的に揺動させて、反転ローラ及び押付具の進退動作及び拭取作業を円滑に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明拭取設備の実施の形態を示すものであって、拭取装置を待機させた状態を示す右側面図である。
【図2】同実施の形態における同状態の平面図である。
【図3】同実施の形態における主要部を模式的に示すものであって、(A)は右側面図、(B)は平面図である。
【図4】同実施の形態において、拭取装置をフラップ起立箱の内側へ侵入させた状態の右側面図である。
【図5】同実施の形態において、拭取装置でフラップ起立箱の内面を拭き取っている状態を示す右側面図である。
【図6】本発明拭取設備の別態様の実施の形態を示すものであって、拭取装置を待機させた状態を示す右側面図である。
【符号の説明】
1…拭取設備、2…搬送装置、3…拭取装置、5…巻出装置、6…巻取装置、7反転ローラ、7a反転部、8…押付具、A1,A2…拭取作業位置、B1,B2…待機位置、P…フラップ起立箱、Pc,Pd…フラップ、Pe…開口、S…テープ状の拭取シート、R…拭取シート走行路

Claims (4)

  1. フラップが起立して開口したフラップ起立箱の内面に、走行するテープ状の拭取シートを押し付けて拭き取る拭取方法であって、フラップ起立箱の拭取シート走行方向へ沿って延びる内隅部を拭き取りるときに、拭取シートの耳端側を除く内側領域に走行方向に沿う引張力を付与しつつ、フラップ起立箱の内隅部に該内側領域より引張力の弱い該耳端側を接触させつつ拭き取ることを特徴とするフラップ起立箱内面の拭取方法。
  2. フラップが起立して開口したフラップ起立箱の内面に、走行するテープ状の拭取シートを押し付けて拭き取る拭取設備において、拭取作業位置へフラップ起立箱を搬入・搬出する搬送装置と、フラップ起立箱の搬入・搬出の邪魔とならない待機位置から拭取作業位置まで進退する拭取装置とを備え、この拭取装置は、ローラ状に巻き上げられている拭取シートを巻き出す巻出装置と、巻き出した拭取シートを、シート走行方向へ沿う引張力を付与しつつローラ状に巻き上げる巻取装置と、巻出装置から巻取装置へ至る拭取シート走行路の途中に配置して拭取シートの走行方向を180度反転させるものであって、反転部の幅寸法が拭取シートの幅寸法より短い反転ローラと、反転ローラの入側又は出側に配置して拭取シートを拭取面へ向かって押し付ける押付具とを備えていることを特徴とするフラップ起立箱内面の拭取設備。
  3. 前記拭取装置は、前記の巻出装置及び巻取装置から離れた位置に前記反転ローラを配置し、前記の巻出装置及び巻取装置と前記反転ローラとの間に、前記反転ローラの入側及び出側の拭取シート走行路どうしを対向させる対向領域を形成し、前記反転ローラ及び該対向領域を、前記フラップ起立箱の外側の待機位置から前記ラップ起立箱のフラップが起立した開口部を介して箱内部の拭取作業位置まで進退させる請求項2記載のフラップ起立箱内面の拭取設備。
  4. 前記反転ローラ及び押付具は、これらが一体的に揺動するように配置され、前記待機位置から前記拭取作業位置まで進退するときの前記拭取シートを前記フラップ起立箱の内面から離すように揺動し、拭取作業を行うときの前記拭取シートを前記フラップ起立箱の内面に押し付けできるように揺動する請求項3記載のフラップ起立箱内面の拭取設備。
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