JP2003095227A - フラップ起立箱内面の拭取方法及び拭取設備 - Google Patents

フラップ起立箱内面の拭取方法及び拭取設備

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JP2003095227A JP2001291838A JP2001291838A JP2003095227A JP 2003095227 A JP2003095227 A JP 2003095227A JP 2001291838 A JP2001291838 A JP 2001291838A JP 2001291838 A JP2001291838 A JP 2001291838A JP 2003095227 A JP2003095227 A JP 2003095227A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フラップ起立箱の側板どうしが交差する内隅部
までも奇麗に拭き取る拭取作業を能率よくできるように
する。 【解決手段】フラップPc,Pdが起立して開口Peし
たフラップ起立箱Pの内面に、走行するテープ状の拭取
シートSを押し付けて拭き取る拭取設備1であり、拭取
作業位置A1,A2へフラップ起立箱Pを搬入・搬出す
る搬送装置2と、フラップ起立箱Pの搬入・搬出の邪魔
とならない待機位置B1,B2から該拭取作業位置まで
進退する拭取装置3,3とを備え、拭取装置3は、拭取
シートSを巻き出す巻出装置5と、シート走行方向Rへ
沿う引張力を付与しつつ拭取シートを巻き上げる巻取装
置6と、拭取シート走行路Rの途中に配置して拭取シー
トの走行方向を180度反転させるものであって、反転
部7aの幅寸法W2が拭取シートSの幅寸法W1より短
い反転ローラ7と、反転ローラ7の入側又は出側に配置
して拭取シートSを拭取面へ向かって押し付ける押付具
8とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラップが起立し
た状態のフラップ起立箱の内面を拭き取るフラップ起立
箱内面の拭取方法及び拭取設備に関すものである。
【0002】
【従来の技術】箱には、内面を拭き取って奇麗にして使
用するものがある。例えば、飲食物や飲食用包装材等の
梱包物を収納して搬送するときに用いる梱包用の箱があ
り、衛生管理面から箱の内側を奇麗にした後に梱包して
発送する場合がある。殊に、繰り返して使用する通い箱
の場合には、入念に拭き取る必要がある。
【0003】箱は、四周を形成する側板どうしを重ねる
ように折り畳んで嵩張らないようにして搬送と保管をす
るものがあり、内側を拭き取るときには、折り畳まれて
いる側板を起こして隣接する側板どうしを直交させると
共に、四周の側板の開口側縁部に接合しているフラップ
を起立させた開口状態のまま内面を拭き取るよにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この拭き取り作業は、
適宜大きさの拭取布を持って手作業で行われているため
作業能率が非常に悪く、側板どうしが直交する内隅部ま
で奇麗に拭き取るのに熟練を要するため、拭き取りにむ
らがあった。殊に、合成樹脂製の段ボールから成形した
箱の場合には、該内隅部がジグザクに延びるために拭き
取りむらが生じ易かった。そこで、本発明は、側板どう
しが直交する内隅部までも奇麗に拭き取ることができる
フラップ起立箱内面の拭取方法及び拭取設備の提供を目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】側板どうしが交差する内
隅部までも奇麗に拭き取ることができるようにするため
に請求項1記載の本発明が採用した手段は、フラップが
起立して開口したフラップ起立箱の内面に、走行するテ
ープ状の拭取シートを押し付けて拭き取る拭取方法であ
って、フラップ起立箱の拭取シート走行方向へ沿って延
びる内隅部を拭き取りるときに、拭取シートの耳端側を
除く内側領域に走行方向に沿う引張力を付与しつつ、フ
ラップ起立箱の内隅部に該内側領域より引張力の弱い該
耳端側を接触させつつ拭き取ることを特徴とするフラッ
プ起立箱内面の拭取方法である。
【0006】請求項1記載の本発明にあっては、フラッ
プ起立箱の内隅部に拭取シートの耳端側を接触させつつ
拭き取るとき、内隅部へ引張力の弱い状態で走行する該
耳端側が充分に侵入するので、ジグザクに延びる内隅部
であっても充分に拭き取ることができる。
【0007】側板どうしが交差する内隅部までも奇麗に
拭き取る拭取作業を能率よくできるようにするたために
請求項2記載の本発明が採用した手段は、フラップが起
立して開口したフラップ起立箱の内面に、走行するテー
プ状の拭取シートを押し付けて拭き取る拭取設備におい
て、拭取作業位置へフラップ起立箱を搬入・搬出する搬
送装置と、フラップ起立箱の搬入・搬出の邪魔とならな
い待機位置から拭取作業位置まで進退する拭取装置とを
備え、この拭取装置は、ローラ状に巻き上げられている
拭取シートを巻き出す巻出装置と、巻き出した拭取シー
トを、シート走行方向へ沿う引張力を付与しつつローラ
状に巻き上げる巻取装置と、巻出装置から巻取装置へ至
る拭取シート走行路の途中に配置して拭取シートの走行
方向を180度反転させるものであって、反転部の幅寸
法が拭取シートの幅寸法より短い反転ローラと、反転ロ
ーラの入側又は出側に配置して拭取シートを拭取面へ向
かって押し付ける押付具とを備えていることを特徴とす
るフラップ起立箱内面の拭取設備である。
【0008】請求項2記載の本発明にあっては、拭取シ
ートがその耳端側を反転ローラの反転部からはみ出した
状態で反転するので、拭取シートの内側領域の引張力よ
りも耳端側の引張力が弱くなり、フラップ起立箱の内隅
部へ引張力の弱い状態で走行する該耳端側を充分に侵入
させることが可能となり、ジグザクに延びる内隅部であ
っても充分に拭き取ることができるようになる。
【0009】フラップ起立箱の内側へ拭取シートの拭取
部分を円滑に進退できるようにするために請求項3記載
の本発明が採用した手段は、前記拭取装置は、前記の巻
出装置及び巻取装置から離れた位置に前記反転ローラを
配置し、前記の巻出装置及び巻取装置と前記反転ローラ
との間に、前記反転ローラの入側及び出側の拭取シート
走行路どうしを対向させる対向領域を形成し、前記反転
ローラ及び該対向領域を、前記フラップ起立箱の外側の
待機位置から前記ラップ起立箱のフラップが起立した開
口部を介して箱内部の拭取作業位置まで進退させる請求
項2記載のフラップ起立箱内面の拭取設備である。
【0010】請求項3記載の本発明にあっては、反転ロ
ーラの入側及び出側の拭取シート走行路どうしを対向さ
せる対向領域が、巻出装置及び巻取装置から突出するよ
うに形成されることになり、拭取シートの突出状態の拭
取部分を反転ローラと共にフラップ起立箱の内側へ円滑
に進退させることが可能となる。
【0011】反転ローラ及び押付具の進退動作及び拭取
作業が円滑に行われるようにするために請求項4記載の
本発明が採用した手段は、前記反転ローラ及び押付具
は、これらが一体的に揺動するように配置され、前記待
機位置から前記拭取作業位置まで進退するときの前記拭
取シートを前記フラップ起立箱の内面から離すように揺
動し、拭取作業を行うときの前記拭取シートを前記フラ
ップ起立箱の内面に押し付けできるように揺動する請求
項3記載のフラップ起立箱内面の拭取設備である。
【0012】請求項4記載の本発明にあっては、待機位
置から拭取作業位置まで進退するときの反転ローラ及び
押付具が、拭取シートをフラップ起立箱の内面から離す
ように揺動するので、フラップ起立箱に拭取シートを接
触させることなく進退が円滑に行われ、また、拭取作業
を行うときの反転ローラ及び押付具が、拭取シートをフ
ラップ起立箱の内面に押し付けできるように揺動するの
で、走行する拭取シートによる拭き取りが円滑に行われ
るようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るフラップ起立
箱内面の拭取方法及び拭取設備(以下、「本発明拭取方
法」及び「本発明拭取設備」という)を図面に示す実施
の形態に基づいて説明する。
【0014】図1乃至図5は本発明拭取設備の実施の形
態を示すものであって、図1は拭取装置を待機させた状
態を示す右側面図、図2は同状態の平面図、図3は主要
部を模式的に示すものであって、同図(A)は右側面
図、同図(B)は平面図、図4は拭取装置をフラップ起
立箱の内側へ侵入させた状態の右側面図、図5は拭取装
置でフラップ起立箱の内面を拭き取っている状態を示す
右側面図である。
【0015】本実施の形態に係る拭取設備1は、図1及
び図2に示す如く、拭取作業位置A1,A2(図2参
照)へフラップ起立箱Pを搬入・搬出する搬送装置2
と、フラップ起立箱Pの搬入・搬出の邪魔とならない待
機位置B1又はB2(図2参照)から拭取作業位置A1
又はA2まで進退する拭取装置3,3と、拭取装置3,
3を進退させる移動装置4とを備え、拭取作業位置A
1,A2で停止するフラップ起立箱Pの内面を拭取装置
3,3で拭き取るようにしてある。拭き取りの対象とな
るフラップ起立箱Pは、合成樹脂製の段ボール板又は合
成樹脂フィルムをラミネートした板紙等から成形され、
四周の側板Paの前後両側の開口側縁部Pb,Pbの各
々に接合している内フラップPc,Pc及び外フラップ
Pd,Pdを起立して前後側を開口Pc,Pcさせたも
のであり、この状態で拭取作業位置A1又はA2に停止
させられる。
【0016】前記搬送装置2は、右側の拭取作業位置A
1へフラップ起立箱Pを搬入し、拭取作業位置A1にお
ける拭取作業が終了後にフラップ起立箱Pを90度反転
させて拭取作業位置A2へ搬入し、拭取作業位置A2に
おける拭取作業が終了後に次の工程へ搬出するようにし
てある。前記搬送装置2は、フラップ起立箱Pの前後側
の開口Pe,Peした状態を維持するように、フラップ
起立箱Pの外側面の適所を吸盤等の保持具(図示略)で
保持するようにしてある。
【0017】前記拭取装置3は、拭取作業位置A1又は
A2で停止するフラップ起立箱Pの内面に、走行するテ
ープ状の拭取シートSを押し付けて拭き取るものであっ
て、ローラ状に巻き上げられている拭取シートSを巻き
出す巻出装置5と、巻き出した拭取シートSをシート走
行方向Gへ沿う引張力を付与しつつローラ状に巻き上げ
る巻取装置6と、巻出装置5から巻取装置6へ至る拭取
シート走行路Rの途中に配置して拭取シートSの走行方
向を180度反転させる反転ローラ7と、拭取シートS
をフラップ起立箱Pの内側の拭取面へ向かって押し付け
るための押付具8(図1参照)とを備えている。前記拭
取シートSは、織布又は不織布等からなり、長繊維の合
成繊維で成形することで、拭取作業中に抜け落ちる毛羽
を発生させないようにしてある。
【0018】各拭取装置3は、巻出装置5及び巻取装置
6を片持ち状態に保持する側板9と、側板9から前方へ
片持ち状態に張り出して先端に反転ローラ7を支持する
支持アーム10とを備え、前記移動装置4の移動部20
に側板9を揺動自在に軸支11してある。また、各拭取
装置3は、適所に複数本のガイドローラ12を配置し、
適宜のガイドローラ12に拭取シートSの走行距離を計
測する計測具(図示略)を接合して、一回の拭取作業に
必要な寸法長さの拭取シートSを繰り出すことができる
ようにしてある。
【0019】更に、各拭取装置3は、側板9と移動装置
4の移動部20との間に、側板9を上下方向へ揺動させ
るためのソレノイド等からなる揺動操作具13を備え、
揺動操作具13の操作で、待機位置B1又はB2から拭
取作業位置A1又はA2まで進退させるときの進退姿勢
J(図1及び図4参照)と、拭取作業位置A1又はA2
で拭き取り作業できる拭取姿勢K(図5参照)とを選択
できるようにしてある。各拭取装置3は、待機位置B1
又はB2から拭取作業位置A1又はA2まで進退すると
きの反転ローラ7及び押付具8が進退姿勢Jとなって、
拭取シートSをフラップ起立箱Pの内面から離すため、
フラップ起立箱Pに拭取シートSを接触させることなく
進退が円滑に行われ、また、拭取作業を行うときの反転
ローラ7及び押付具8が拭取姿勢Kとなって、拭取シー
トSをフラップ起立箱の内面に押し付けできるので、走
行する拭取シートSによる拭き取りが円滑に行われるよ
うになる。
【0020】前記拭取装置3の巻出装置5は、巻き出す
拭取シートSに引張力を付与するためのブレーキ手段1
4を備えている。前記巻取装置6は、拭取作業の終了し
た拭取シートSをロール状に巻き上げるための電動モー
タ等からなる駆動手段15を備えている。拭取装置3の
反転ローラ7は、図3に示す如く、反転部7aとなる筒
部の幅寸法W2が拭取シートSの幅寸法W1より短くな
っており、拭取シートSの内側領域Saに反転部7aを
接触させると共に、拭取シートSの左右の耳端側Sb,
Sbが反転部7aからはみ出るようにしてある。拭取シ
ートSの引張力は、拭取シートSに適度の弾性があるた
め、反転ローラ7の反転部7aに接触する内側領域Sa
に比べて、反転部7aからはみ出る耳端側Sb,Sbの
方が弱くなる。前記拭取装置3の支持アーム10は、拭
取シートSを案内する案内領域の幅寸法W3が拭取シー
トSの幅寸法W1より短くなっており、拭取シートSの
耳端側Sb,Sbを積極的にはみ出すようにしてある。
【0021】前記移動装置4は、図1及び図2に示す如
く、上下一組の拭取装置3,3を待機位置B1又はB2
から拭取作業位置A1又はA2まで前後方向へ進退させ
ると共に、拭取作業位置A1又はA2で拭取作業する上
下一組の拭取装置3,3を前後方向に沿って移動さるも
のであり、左右方向へ延びる前後のレール17,17
と、レール17,17に案内されて左右方向へ移動する
台車18と、台車18に設けた前後方向へ延びる上下の
レール19,19と、レール19,19に案内されて前
後方向へ移動する移動部20と、台車18を左右方向へ
移動させる駆動装置(図示略)と、移動部20を前後方
向へ移動させる駆動装置(図示略)とを備えている。
【0022】前記拭取装置3は、巻出装置5及び巻取装
置6から離れた前方位置に反転ローラ7を配置して、巻
出装置5及び巻取装置6と反転ローラ7との間に、反転
ローラ7の入側及び出側の拭取シート走行路R,Rどう
しを対向させる対向領域M(図3(A)参照)を形成し
て、この対向領域Mを巻出装置5及び巻取装置6から突
出させることで、フラップ起立箱Pの内側への進退が円
滑に行われるようにしてある。
【0023】前記拭取装置3の押付具8は、反転ローラ
7の入側又は出側に配置され、拭取シートSをシート裏
面側からフラップ起立箱Pの拭取面へ向かって押し付け
るスポンジ等からなる押圧部8a(図3(A)参照)を
進退自在に設け、押圧部8aをソレノイド等からなる操
作具(図示略)で進退させるようにしてある。押付具8
は、拭取作業位置A1又はA2へ進入した拭取装置3が
拭き取り作業できる拭取姿勢K(図5参照)となってい
るときに、押圧部8aを前進させて、拭取シートSをフ
ラップ起立箱Pの拭取面へ押し付けるようにしてある。
押付具8は、進退自在に設けることなく固定配置し、拭
取装置3が拭き取り作業できる拭取姿勢Kへ揺動したと
き、フラップ起立箱Pの内側の拭取面へ拭取シートSを
押し付ける状態となるようにすることもある。
【0024】前記拭取設備1は、各拭取装置3の側板9
に取着する等して清掃液付与具21を設け、走行する拭
取シートSの拭取前の部分にアルコール等の清掃液を付
与するようにしてある。清掃液の付与は、スプーノズル
から拭取シートSへ清掃液を噴霧する方法や、液溜具か
ら毛細管現象で清掃液を吸い上げた転移具を拭取シート
Sの表面へ接触させる方法等が選択される。
【0025】左右にそれぞれ配置した上下一組の拭取装
置3,3は、フラップ起立箱Pの拭取面の左右幅寸法に
応じて、拭取シートS、反転ローラ7及び支持アーム1
0の各々の幅寸法が適宜選択される。図2示す場合に
は、反転ローラ7及び支持アーム10の各々の幅寸法
が、左側の上下一組の拭取装置3,3よりも右側の拭取
装置3の方を大きくしてある。
【0026】図6は、拭取設備1の別態様を示すもので
あり、図1に示す場合と大きく相違する点は、図1に示
す下方の拭取装置3を上下反転して配置することによ
り、上下一組の拭取装置3,3の前方へ突出する支持ア
ーム10,10どうしを接近さて、フラップ起立箱Pの
開口部Peの上下寸法Hが短い場合に対処できるように
したことである。この相違点以外の構成は、図1乃至図
5に示す場合と実質的に同一である。
【0027】次に、本発明拭取方法の実施の形態を前記
拭取設備1を用いて行う拭取作業に基づいて説明する。
第1工程では、図1及び図2に示す如く、左右各々に配
置した上下一組の拭取装置3,3を待機位置B1,B2
に後退させた状態で、拭取作業位置A1に搬入したフラ
ップ起立箱Pを、フラップを起立して前後端を開口P
e,Peした状態で停止させる。
【0028】第2工程では、図4に示す如く、右側の上
下一組の拭取装置3,3を待機位置B1から拭取作業位
置A1へ移動装置4で前進させた後に、図5に示す如
く、上下一組の拭取装置3,3の各支持アーム10を揺
動操作具13で揺動させて、支持アーム10どうしを離
反させるようにして拭取可能な状態にする。続けて、上
下一組の拭取装置3,3の各巻取装置6の駆動手段15
を起動して、各巻取装置5から拭取シートSを繰り出し
ながら清掃液付与具21で清掃液を付与すると共に、上
下一組の拭取装置3,3の各押付具8を前進させて拭取
シートSをフラップ起立箱Pの内側の拭取面(すなわ
ち、上下の各側板Paの内面及び上下の各外フラップP
dの内面)へ押し付け、この状態で上下一組の拭取装置
3,3を移動装置4で前後方向へ適宜回数だけ往復移動
させた後に、更に上下一組の拭取装置3,3を移動装置
4で左側へ移動して前後方向へ適宜回数だけ往復移動さ
せることにより、フラップ起立箱Pの内側の上下の拭取
面及び前後方向へ延びる内隅部(隣接する側板Pa,P
aが交差する箱内側の部分)を拭取シートSで拭き取
る。
【0029】フラップ起立箱Pの内隅部の拭取は、この
内隅部へ拭取シートSの耳端側Sb,Sb(図3参照)
を接触させた状態で行う。この拭取動作中は、拭取シー
トSの走行方向Gに沿う引張力が反転ローラ7に接触し
て案内される内側領域Saよりも反転ローラ7からはみ
出した耳端側Sb,Sbの方が弱いため、フラップ起立
箱Pの内隅部へ引張力の弱い状態で走行する該耳端側S
bを充分に侵入させることが可能となり、ジグザクに延
びる内隅部であっても充分に拭き取ることができる。こ
の第2工程中の拭取作業は、上下一組の拭取装置3,3
から設定した寸法長さの拭取シートSを繰り出すまで行
われる。
【0030】第3工程では、各巻取装置6の駆動手段1
5を停止すると共に、図4に示す如く、上下一組の拭取
装置3,3の各支持アーム10を揺動操作具13で揺動
させて支持アーム10どうしを離反させ、この状態で上
下一組の拭取装置3,3を拭取作業位置A1から待機位
置B1(図2参照)へ移動装置4で後退させ、次の拭取
作業まで待機させる。
【0031】第4工程では、内側の上下面の拭取が終了
したフラップ起立箱Pを90度反転して左側の拭取作業
位置A2へフラップ起立箱Pを搬入して停止させると共
に、左側の拭取作業位置A1へ新しいフラップ起立箱P
を搬入して停止させる。
【0032】第5工程では、左右に配置した上下一組の
拭取装置3,3の各々について、前記第2工程の動作を
行う。左側の上下一組の拭取装置3,3は、右側の上下
一組の拭取装置3,3が拭き残した側板Paの内側及び
内フラップPcの内面を、拭き取る。
【0033】第6工程では、左右両側の各々の上下一組
の拭取装置3,3について、前記第3工程の動作を行
う。必要に応じて、第4工程乃至第6工程を適宜回数繰
り返して複数個のフラップ起立箱Pの内面の拭取作業を
行う。
【0034】拭き取りの終了したフラップ起立箱Pは、
後工程の梱包に用いられる。梱包工程では、フラップ起
立箱Pの底側の内外フラップを折り曲げて箱底面を形成
し、次に、奇麗な箱内側に飲食物や飲食用包装材等の梱
包物を収納し、最後に、フラップ起立箱Pの上側の内外
フラップを折り曲げて粘着テープ等でシールして梱包を
完了させる。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の本発明拭取方法及び請求
項2記載の本発明拭取設備は、拭取シートの引張力の弱
い状態で走行する耳端側を、フラップ起立箱の内隅部に
充分に侵入させた状態で拭き取るので、フラップ起立箱
の平坦な内面部分は勿論のこと、内隅部までも奇麗に拭
き取ることが可能となり、拭取作業能率を向上させるこ
とができる。
【0036】請求項3記載の本発明拭取設備は、フラッ
プ起立箱の内側へ拭取シートの拭取部分を円滑に進退さ
せることができるようになる。請求項4記載の本発明拭
取設備は、反転ローラ及び押付具を一体的に揺動させ
て、反転ローラ及び押付具の進退動作及び拭取作業を円
滑に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明拭取設備の実施の形態を示すものであっ
て、拭取装置を待機させた状態を示す右側面図である。
【図2】同実施の形態における同状態の平面図である。
【図3】同実施の形態における主要部を模式的に示すも
のであって、(A)は右側面図、(B)は平面図であ
る。
【図4】同実施の形態において、拭取装置をフラップ起
立箱の内側へ侵入させた状態の右側面図である。
【図5】同実施の形態において、拭取装置でフラップ起
立箱の内面を拭き取っている状態を示す右側面図であ
る。
【図6】本発明拭取設備の別態様の実施の形態を示すも
のであって、拭取装置を待機させた状態を示す右側面図
である。
【符号の説明】
1…拭取設備、2…搬送装置、3…拭取装置、5…巻出
装置、6…巻取装置、7反転ローラ、7a反転部、8…
押付具、A1,A2…拭取作業位置、B1,B2…待機
位置、P…フラップ起立箱、Pc,Pd…フラップ、P
e…開口、S…テープ状の拭取シート、R…拭取シート
走行路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フラップが起立して開口したフラップ起立
    箱の内面に、走行するテープ状の拭取シートを押し付け
    て拭き取る拭取方法であって、フラップ起立箱の拭取シ
    ート走行方向へ沿って延びる内隅部を拭き取りるとき
    に、拭取シートの耳端側を除く内側領域に走行方向に沿
    う引張力を付与しつつ、フラップ起立箱の内隅部に該内
    側領域より引張力の弱い該耳端側を接触させつつ拭き取
    ることを特徴とするフラップ起立箱内面の拭取方法。
  2. 【請求項2】フラップが起立して開口したフラップ起立
    箱の内面に、走行するテープ状の拭取シートを押し付け
    て拭き取る拭取設備において、拭取作業位置へフラップ
    起立箱を搬入・搬出する搬送装置と、フラップ起立箱の
    搬入・搬出の邪魔とならない待機位置から拭取作業位置
    まで進退する拭取装置とを備え、この拭取装置は、ロー
    ラ状に巻き上げられている拭取シートを巻き出す巻出装
    置と、巻き出した拭取シートを、シート走行方向へ沿う
    引張力を付与しつつローラ状に巻き上げる巻取装置と、
    巻出装置から巻取装置へ至る拭取シート走行路の途中に
    配置して拭取シートの走行方向を180度反転させるも
    のであって、反転部の幅寸法が拭取シートの幅寸法より
    短い反転ローラと、反転ローラの入側又は出側に配置し
    て拭取シートを拭取面へ向かって押し付ける押付具とを
    備えていることを特徴とするフラップ起立箱内面の拭取
    設備。
  3. 【請求項3】前記拭取装置は、前記の巻出装置及び巻取
    装置から離れた位置に前記反転ローラを配置し、前記の
    巻出装置及び巻取装置と前記反転ローラとの間に、前記
    反転ローラの入側及び出側の拭取シート走行路どうしを
    対向させる対向領域を形成し、前記反転ローラ及び該対
    向領域を、前記フラップ起立箱の外側の待機位置から前
    記ラップ起立箱のフラップが起立した開口部を介して箱
    内部の拭取作業位置まで進退させる請求項2記載のフラ
    ップ起立箱内面の拭取設備。
  4. 【請求項4】前記反転ローラ及び押付具は、これらが一
    体的に揺動するように配置され、前記待機位置から前記
    拭取作業位置まで進退するときの前記拭取シートを前記
    フラップ起立箱の内面から離すように揺動し、拭取作業
    を行うときの前記拭取シートを前記フラップ起立箱の内
    面に押し付けできるように揺動する請求項3記載のフラ
    ップ起立箱内面の拭取設備。
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