JPH0510221B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液体を容れる紙製容器に関する。より
詳細には紙製容器を組み立てるための板紙切片の
裁断縁に被覆条片を施与する方法および装置に関
する。

〔従来の技術〕

紙製容器は、板紙から所定の寸法の板紙切片を
裁断し、その板紙切片に折り目や曲げを施して箱
あるいはコツプの形に組み立てられたものであ
る。従つて、容器に容れる液で板紙が湿潤されな
いように板紙の少なくとも一側面（容器の内側と
なる面）にはポリエチレン等の被膜が全面に施さ
れている。これだけでは不充分で、紙製容器の継
目のうち容器の内側に現れる板紙切片の裁断縁か
ら液が板紙切片内に入つて板紙をやわらかくした
り膨潤させたりするので、容器の内側の液に接す
る板紙切片の裁断縁には液体を通過させない被覆
条片（例えばアルミニウム箔）を施与しなければ
ならない。

第６図および第７図は板紙切片の裁断縁に被覆
条片をかぶせる従来の装置を示している。なお、
第６図は側面図であり、第７図は正面図である。
板紙切片１１は両側面をポリエチレン製の被膜で
防湿加工した板紙から裁断したものである。この
板紙切片１１の裁断縁１４にアルミニウム箔製の
被覆条片５をかぶせる。被覆条片５の幅は板紙切
片１１の厚みより数十倍大きく、被覆条片５の中
心長手方向軸線ｃを板紙切片１１の裁断縁１４に
当て、被覆条片５を半分に折り曲げて板紙切片１
１の表裏のポリエチレン製被膜に熱圧着させるこ
とにより、裁断縁１４が被覆条片５により保護さ
れる。被覆条片５はマガジンロール２２から連続
して引き出される条帯１から形成される。適当に
制動荷重２４を付与されているマガジンロール２
２から案内ロール２Ａを経て条帯１が連続的に引
き出され、これにつれて板紙切片１１も同じ速度
で同じ方向に移動せしめられている。この間、条
帯１は浅い馬蹄形の折り曲げ成形用案内具２１Ａ
から深い馬蹄形の折り曲げ成形用案内具２１Ｂを
通ることにより裁断縁１４のまわりに折り重ねら
れ、プレスと送りを兼ねたローラ２Ｂおよび２Ｃ
（駆動装置２３により駆動される）を通る。更に
この間、加熱装置２４で裁断縁１４付近と条帯１
とが加熱される。かくして、ローラ２Ｃより下方
の部分では条帯１は裁断縁１４のまわりで板紙１
１の表裏両面に熱圧着されて完全な被覆条片５と
なつている。なお、ローラ２Ｃより更に下方に設
けられているカツター（図示せず）により板紙切
片間の条帯１は切断除去される。被覆条帯の幅は
約10mmである。従つて被覆条片５がその長手方向
中心線ｃを中心にして半分に折り重ねられると、
約５mmの接着幅が板紙切片の両側面に形成され
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

かかる従来の装置は板紙切片と次の板紙切片と
の間の被覆条帯を切断除去しなければならないと
いう欠点がある。更に、相い続く板紙切片が送ら
れてくる方向と被覆すべき裁断縁ａ（第８図参照）
とが平行である場合にしか、従来の装置は作動し
ないという欠点がある。なぜならば第８図の裁断
縁ｂ（円錐形コツプの板紙切片の場合）の如く条
帯の走行中心線ｃに対して傾斜していると、順次
相い続く板紙切片の裁断縁ｂは鋸歯を形成するの
で、条帯１は一つの板紙切片から次の板紙切片に
有効につながらないからである。しからば、板紙
切片を前もつてそれらの裁断縁ｂが板紙切片の供
給方向（移動方向）に対して平行となるように配
列しなおせばよいのであるが、このための設備
と、この設備を配置するためのスペースとが必要
となる。あるいは、かかる設備を用いなくともよ
いように、板紙から板紙切片を裁断する際に前記
裁断縁ｂが板紙切片の供給方向と平行になるよう
にすることもできるが、このような裁断では板紙
の屑が激増する。

本発明はこれら従来の方法および装置の欠点を
除去した全く新規な方法および装置を提供するこ
とを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の方法によれば、板紙切片の裁断縁の長
さに合致した幅を有した条帯から被覆条片を所要
の被覆幅だけ切断し、かくして得られた被覆条片
を平坦な状態で板紙切片の裁断縁に沿わせ、しか
も被覆条片と板紙切片とが直角に交わり、かつ被
覆条片の幅方向中央における長手方向軸線が裁断
縁と一致するように配置し、次いで被覆条片を板
紙切片に対して相対的に前進さるようになつてい
る。

本発明の装置によれば、板紙切片が被覆条片を
伴つて丁度入ることが出来る折り重ねスリツトを
有して、この折り重ねスリツトを塞ぐ状態で被覆
条片を平坦な状態で保持する折り重ね装置を備
え、この折り重ね装置を板紙切片の裁断縁が前記
折り重ねスリツトの中に入るように前進させる装
置を備えている。

〔作用〕

本発明によれば、被覆条片の長さは条帯の幅で
あるので、板紙切片の裁断縁毎に必要な長さだけ
が消費されて無駄がなくなる上、被覆条片を裁断
縁が横断することにより被覆条片が裁断縁のまわ
りに折り重ねられるので、被覆条片と裁断縁とを
互いに平行に移動させる必要はなく、板紙切片の
裁断縁が板紙切片の送り方向に対して傾斜したも
のであつても、簡単に被覆できる。

〔実施例〕

以下、第１ａ図乃至第５図を参照して本発明を
詳細に説明する。

先ず第１ａ図および第１ｂ図を参照して本発明
の装置の一実施例を説明する。板紙切片１１の裁
断縁１４の長さに等しい幅を有する条帯１を、上
方より矢印Ｄの方向から一対の供給ローラ２によ
り、カツター４の所へ、間欠的に送り込む。送り
込まれた条帯１の先端は折り重ね装置３（カツタ
ー４の下方にある）の正面７ａ，８ａに保持され
る（吸引力を発揮する保持装置６による）。カツ
ター４は、矢印Ｅ，Ｆの方向に運動することによ
り、折り重ね装置３の頂面７ｂの前方縁と共同し
て、条帯１の先端部から横断方向に被覆条片５を
切り取る。

切り取られた被覆条片５が落ちないように保持
している保持装置６は第１ａ図および第１ｂ図に
おいて平行な六本の矢印によつて模式的に示され
ている。これら六本の矢印で象徴される如く、保
持装置６は吸引作用を有する。従つて保持装置６
は具体的には吸引装置である。この吸引装置は折
り重ね装置３の上部７と下部８とに設けられて一
端がそれらの正面７ａ，８ａに開口する穿孔であ
る。これら穿孔の他端が低圧源に接続されてい
る。

被覆条片５を保持している折り重ね装置３の正
面７ａ，８ａには、被覆条片５の中心長手方向軸
線に沿つて、折り重ねスリツト２０が設けられて
いる。この折り重ねスリツト２０は折り重ね装置
３の上部７とこれに向けて（矢印Ｇ参照）ばね９
により押圧されている可動の下部８との間にあ
り、上部７の下向き平面１８とこれに平行な下部
８の上向き平面１９とにより形成される。また、
これら平面１８，１９はプレス面ともなる。

また折り重ね装置３の上部７には前記の下向き
平面１８の近くに誘導加熱装置１０が設けられて
いる。

かかる折り重ね装置３が、第１ａ図の位置か
ら、被覆条片５を保持して第１ｂ図の実線の位置
まで移動する。すなわち、第１ｂ図に一点鎖線で
示された場所Ａ（折り重ね装置３がカツター４と
共同する位置）から実線で示された場所Ｂ（被覆
条片の中心長手方向軸線が裁断縁１４と平行であ
りかつ折り重ねスリツト２０と板紙切片１１とが
同一平面内にある位置）へ移動する。

場所Ｂにおいて、折り重ね装置３′（折り重ね
装置３と同じであるが本来の折り重ね工程を行う
もの）が矢印Ｃの方向へ少なくとも被覆条片５の
幅の半分に相当する距離を運動することにより、
被覆条片５は板紙切片１１の裁断縁１４のまわり
に折り重ねられ熱圧着される。

これを第２図乃至第４図を参照して説明する。
折り重ね装置３′が矢印Ｃの方向へ運動すると、
板紙切片１１の裁断縁１４が折り重ね装置３′の
折り重ねスリツト２０中へ分け入るのであるが、
折り重ね装置３′の正面７ａ，８ａに被覆条片５
が保持装置６により保持されているので、板紙切
片１１の裁断縁１４は被覆条片５を引き連れて折
り重ねスリツト２０中へ入る。かくして被覆条片
５は裁断縁１４のまわりで板紙切片１１の両側面
へ折り重ねられる。そしてこの折り重ねられたも
のは誘導加熱装置１０により加熱され、かつ平面
１８，１９によりプレスされるので、被覆条片５
は板紙切片１１の両側面（例えばポリエチレン製
の被膜を有するもの）に熱圧着される。

次いで折り重ね装置３′を矢印Ｃとは反対の方
向へ動かすと、第５図に示すように、板紙切片の
裁断縁が被覆条片５により被覆され了つたものが
得られる。

一方、板紙切片１１をその裁断縁１４が露出す
るように挟持しているベルト対１２，１３が作動
して処理済の板紙切片１１を場所Ｂから運び去る
と同時に新しい板紙切片１１を場所Ｂにもたら
し、そこで短時間、ベルト対１２，１３は停止す
る。

板紙切片１１は場所Ｂにおいて熱風ノズル１
５，１６からの熱風により裁断縁１４のまわりで
加熱される。かかる熱風の吹き付けはベルト対１
２，１３により場所Ｂへ板紙切片１１が送られて
来る間にも連続して行うことも出来る。これによ
りサイクル数を高めることが出来る。

折り重ね装置３′の下部８はばね９により上部
へ押圧されているので折り重ねスリツト２０は通
常、閉じられている。そこで折り重ねスリツト２
０の入口に進入斜角１７を設けている。これによ
り折り重ね装置３′の前記の矢印Ｃ方向の運動の
際に板紙切片１１の裁断縁１４が平面１８，１９
を押し分けて折り重ねスリツト２０に自然に入る
こと出来る。

図示の折り重ね装置３′では折り重ねスリツト
２０の平行な平面１８，１９がプレス面となるよ
うに下部８は可動で、ばね９により上方へ押圧さ
れているが、ばね９によらず適当なギア制御で動
くようにしてもよい。あるいは平面１８，１９は
固定とし、別の加圧要素を備えてもよい。

また、図示の折り重ね装置３′はカツター４と
共同するように上面７ｂが形成されているが、カ
ツター４は折り重ね装置３′とは別に独自の対抗
刃を備えてもよい。

更に図示の折り重ね装置３′は加熱装置１０を
内蔵しているが、かかる内蔵の加熱装置１０の代
りに、折り重ね装置３′の正面７ａ，８ａに保持
されている被覆条片５に外部より熱風を吹きつけ
るか加熱キヤリツジをあてて加熱してもよい。あ
るいは被覆条片５を加熱する装置を何ら設けず
に、熱風ノズル１５，１６で板紙切片１１の裁断
縁１４付近を予め強く加熱しておくだけでもよ
い。

また、折り重ね装置３の正面７ａ，８ａにおけ
る保持装置６の吸引作用は、上部７と下部８とに
設けた穿孔を介して行つているが、上部７と下部
８との間にある折り重ねスリツト２０を介して空
気を吸引することにより行つてもよい。

また、第１ａ図および第１ｂ図では折り重ね装
置３が場所Ａから垂直下方に場所Ｂへ単純に移動
すれば、被覆条片５の中心長手方向軸線が板紙切
片１１の裁断縁１４に隣接しかつ平行するように
なされているが、要は、折り重ね装置３が本来の
運動（すなわち矢印Ｃ）を開始する直前において
第１ｂ図の実線の状態（すなわち、被覆条片５が
板紙切片１１に対して垂直であり、かつ被覆条片
５の中心長手方向軸線が板紙切片１１と同じ高さ
にありしかも板紙切片１１の裁断縁１４と平行に
なつている状態）に達すればよい。

本発明の最も有利な実施例では、毎分約150〜
160枚の板紙切片の裁断縁に被覆条片をかぶせる
ことが出来た。板紙切片の裁断縁の長さが異なれ
ば、この長さに等しい幅を有する条帯のマガジン
ロールを使用すればよい。従つて、板紙切片の裁
断縁が短くても有効に被覆条片をかぶせることが
できる。また、長い裁断縁のうち、必要な長さに
わたつてだけ被覆条片をかぶせることも出来る。

〔発明の効果〕

本発明では板紙切片の裁断縁の長さに等しい幅
の条帯から、これを横断方向に切り取つて被覆条
帯を得、かかる被覆条帯で板紙切片の裁断縁をか
ぶせるので、板紙切片の裁断縁から次の板紙切片
の裁断縁との間に連なる無駄な被覆条帯を必要と
せず、材料を有効に利用できる。更に、被覆条帯
を所定長に切り取つてから板紙切片１１の裁断縁
１４に一挙にかぶせるので、間欠的な動作とな
り、従つて被覆すべき裁断縁が板紙切片の送り方
向と平行になつていなくともよく、種々なタイプ
の板紙切片を、スペースを取らない簡単な装置で
処理できる。

【図面の簡単な説明】

第１ａ図は本発明の装置が被覆条片を切断して
いる時の状態を示す図である。第１ｂ図は本発明
の装置が被覆条片を板紙切片の裁断縁と対接する
位置へもたらした時の状態を示す図である。第２
図乃至第４図は本発明の装置が被覆条片を板紙切
片の裁断縁のまわりに折り重ねて行く状態を順を
追つて示す図である。第５図は被覆条片が板紙切
片の裁断縁のまわりを完全に被覆した状態を示す
図である。第６図は従来の装置を示す概略側面図
である。第７図は第６図の装置の概略正面図であ
る。第８図は従来の装置の欠点を説明するための
図である。 図において、１は条帯、５は条帯１から切り取
られる被覆条片、３は被覆条片５を保持する折り
重ね装置、２０は折り重ね装置３に設けられた折
り重ねスリツト、１１は板紙切片、１４は板紙切
片１１の裁断縁である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 少なくとも片側に被膜を持つ板紙切片の裁断
   縁を、その裁断縁の周囲に折り重ねることができ
   て加熱およびプレスすることにより板紙切片の表
   面に接合できる被覆条片によつて、被覆するため
   の方法において、 被覆されるべき前記裁断縁の長さに合致した幅
   を有した条帯１から被覆条片５が所要の被覆幅を
   有するように切断され、この被覆条片が平坦な状
   態で板紙切片の平らな表面に対して垂直となりか
   つ被覆条片の幅方向中央における長手方向軸線が
   板紙切片の平らな表面と同じ面内に在りかつ被覆
   条片の前記長手方向軸線が被覆されるべき前記裁
   断縁と平行になるように配置され、次いで前記被
   覆条片および前記板紙切片の少なくとも一方が他
   方に向かう前進運動Ｃをして前記板紙切片の裁断
   縁が前記被覆条片の面を横断することにより前記
   被覆条片が前記板紙切片１１の裁断縁１４の周囲
   に折り重ねられることを特徴とする方法。 ２ 板紙切片１１および／または被覆条片５が、
   折り重ねられる前に熱風により、また場合によつ
   ては何度も繰り返して加熱されることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の方法。 ３ 条帯１が平坦に調整された板紙切片１１に垂
   直に供給され、被覆条片５が平坦に調整された形
   状に保持されて切断され、その後、既に配置され
   ている板紙切片の裁断縁の前方へ送られ、しかる
   後に、前記裁断縁１４へ向けての前記前進運動が
   始まることを特徴とする特許請求の範囲第１項ま
   たは第２項記載の方法。 ４ 少なくとも片側に被膜を持つ板紙切片の裁断
   縁を、その裁断縁の周囲に折り重ねることができ
   て加熱およびプレスすることにより板紙切片の表
   面に接合できる被覆条片によつて、被覆するため
   の被覆装置において、 被覆されるべき裁断縁の長さに合致した幅を有
   した条帯から被覆条片５を所要の被覆幅だけ切断
   する切断装置、 板紙切片１１の厚さに高さが適合できる折り重
   ねスリツト２０を構成する二つの互いに平行に延
   びたプレス面１８，１９を有し、前記被覆条片が
   平坦な状態でしかも前記折り重ねスリツト２０を
   塞ぐ状態で被覆条片を保持する折り重ね装置３、
   および 前記折り重ねスリツトに前記板紙切片の裁断縁
   が被覆条片を伴つて入るように、折り重ね装置と
   板紙切片のうち少なくとも一方を他方に向かつて
   前進運動させる装置を具備する ことを特徴とする被覆装置。 ５ 折り重ねスリツト２０のプレス面１８，１９
   が弾性的に相互に加圧できることを特徴とする特
   許請求の範囲第４項記載の装置。 ６ 折り重ね装置３が、被覆条片５の少なくとも
   半分の幅に相当する寸法だけ、板紙切片１１の裁
   断縁１４に交差する方向Ｃにスライドできること
   を特徴とする特許請求の範囲第４項または第５項
   記載の装置。 ７ 折り重ね装置３が平坦に当てられる被覆条片
   ５に対する、折り重ねスリツト２０に対して垂直
   に延びる保持面７ａ，８ａを具備することを特徴
   とする特許請求の範囲第４項〜第６項のいずれか
   一項に記載の装置。 ８ 保持面７ａ，８ａが、穿孔されており、また
   吸引装置６と接続していることを特徴とする特許
   請求の範囲第７項記載の装置。 ９ 折り重ね装置３が、二つの作業ステーシヨン
   Ａ，Ｂの間を往復的に動くことができ、少なくと
   も一方の作業ステーシヨンＢにおいて、板紙切片
   １１が折り重ねスリツト２０の延長を形成するよ
   うに板紙切片１１の裁断縁の前に保持面７ａ，８
   ａが位置することを特徴とする特許請求の範囲第
   ７項または第８項記載の装置。 １０ 折り重ね装置３が、その作業ステーシヨン
   Ａ，Ｂの間で板紙切片１１の表面に対し垂直に動
   くことができ、被覆条片５を条帯１から切断する
   ために共同で作用する切断面７ｂをそれらの部分
   の一方７のところに有することを特徴とする特許
   請求の範囲第９項記載の装置。 １１ 折り重ね装置３の少なくともひとつのプレ
   ス面１８が加熱できることを特徴とする特許請求
   の範囲第４項〜第１０項のいずれか一項に記載の
   装置。 １２ 折り重ね装置３により保持される被覆条片
   ５に対して向けられる少なくともひとつの熱風ノ
   ズルを具備することを特徴とする特許請求の範囲
   第４項〜第１０項のいずれか一項に記載の装置。 １３ 板紙切片１１の裁断縁１４に対して向けら
   れる熱風ノズル１５，１６を具備することを特徴
   とする特許請求の範囲第４項〜第１０項のいずれ
   か一項に記載の装置。 １４ 板紙切片１１が、その第二の作業ステーシ
   ヨンＢにおける折り重ね装置３に対して配置され
   ている二つの小ベルト１２，１３の間を案内さ
   れ、配置されることを特徴とする特許請求の範囲
   第４項〜第１３項のいずれか一項に記載の装置。