JP4674359B2 - 運搬用容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ヨーグルト、アイスクリーム、蜜豆等のカップ製品を収納し、運搬、保管する運搬用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヨーグルト、アイスクリーム、蜜豆等のカップ製品は、一般に合成樹脂製運搬用容器に収納されて運搬、保管される。これらのカップ製品のカップには、通常、下方がやや窄まったコップ型のカップ容器や平面方形状のカップ容器が使用されている。そして、これらのカップ製品を収納する運搬用容器には、底板内面を水平な平滑面とし、容器内部に仕切壁を縦横に設けて区室を形成した構造のものがある。
【0003】
カップ製品は、前記区室内に個々に収納される。また、カップ製品を収納する運搬用容器には、収納するカップ製品の大きさに合わせて、仕切壁を設けることなく容器底板に円形凹部を形成した構造のものがある。これらの円形凹部を形成した運搬用容器には、主に、前記円形凹部にカップ容器の下端部を嵌合させて収納される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来使用されている運搬用容器は、特定のカップ製品を個々に収納する構造とされており、区室や円形凹部の大きさも収納するカップ容器に合わせて形成される。従って、大きさや形状の異なる二種類以上のカップ製品を収納するために同じ運搬用容器を共用することはできなかった。容器内部に設けた仕切壁によって独立した区室を形成した容器では、所定のカップよりも小さいカップを収納すると、カップの下方がやや窄まったコップ型であるために、運搬中、振動によって区室内でカップ製品が移動したり、転倒したりする恐れがある。
【0005】
また、容器底板に円形凹部を形成した運搬用容器では、円形凹部は所定の大きさに形成されているために、径の大きいカップ容器や形状の異なったカップ容器を前記円形凹部に嵌合して収納することができないという問題がある。
そこで、本願発明は、大きさや形状の異なる2種類以上の容器を安定した状態で収納することができる運搬用容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記目的を達成するために次のような構成とした。即ち、四周の側壁と平面方形状であって前記側壁の下端よりも上方に位置する底板とからなり、内部には側壁と平行に設けた縦横の仕切壁によって区室を形成し、各区室内の略中央部には、底板から下方に突出した凹部を設けたことを特徴とする。このように構成することによって、2種類以上のカップ製品を収納することができる。前記凹部の周壁は上方に向かって拡径しテーパー面とすることが好ましい。このように上方の開口部を大きくすることによって、径の異なるカップ製品を収納することができる。また、同一方向に凹部を3つ以上設け、その配列方向における中心部の凹部を除いて、他の凹部の周壁のうち前記中心部の凹部側を他の部分よりもテーパー面を大きくすることが好ましい。これによって、ケーサー(充填装置)が異なる場合にも、カップ容器をスムーズに運搬用容器に充填することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。運搬用容器1は、平面方形状であって底板3と四周の側壁5とからなり、容器内部には側壁5と平行に設けた縦横の仕切壁7によって6個の区室9が形成されている。仕切壁7は交差部分で高さが低く形成されており、従って、仕切壁7の上面は波形状に形成されている。前記底板3は、側壁5の下端よりも上方の位置に設けられている。
【0008】
区室9のほぼ中心を通る線上の両側に位置する仕切壁7及び側壁5の内面には、縦リブ10、10が突設されている。縦リブ10、10は、仕切壁7と略H字状をなしており、仕切壁7を補強するとともに、収納したカップ容器のガタを防止する。
【0009】
この区室9には、比較的大きなカップ容器や、後述する凹部に嵌合できない形状のカップ容器を底板3に載置することによって収納する。前記仕切壁7の底板3からの高さは、容器の大きさや収納するカップ容器の大きさ等により適宜決定することができるが、例えば、縦リブ10を設けた位置に置いて、30〜60mmの高さとすることが好ましい。仕切壁7の高さが低いと、収納した例えば、楕円形カップ容器の底部の一部が凹部に落ち込んだ時、カップ容器が傾いて上部が仕切壁7の上端に当たって痛めるおそれがあるから、前記のような高さに形成することが好ましい。
【0010】
区室9のほぼ中央には、底板3から下方に突出した凹部11が設けられており、収納したカップ容器の下端部を嵌合する。平面において、前記凹部11の中心と、区室9の中心とはほぼ同一であって、凹部11の周壁12は底板3と連続して一体に形成されており、上方に向かって拡径したテーパ面とされている。また、凹部11の底面は、凹部11の中心を通り、側壁と平行に設けられた底リブ13によって形成されている。
【0011】
前記底リブ13は、凹部11の中心において十字をなして交差しており、嵌入されたカップ容器の底部を載置する。また、底リブ13は、側壁5の下端に設けられたフランジ15から下方に突出した底枠17と同一面に形成されている。底枠17は、運搬用容器同士を上下に積み重ねたときに下段容器の側壁上端部に嵌合し、フランジ15が、下段容器の側壁上端面に載置することによってスタッキングできるように構成されおり、従って、運搬用容器1は、相互に段積みすることができる。
【0012】
次いで、凹部11のうち、四隅に位置する凹部11Aについて説明すると、凹部11Aは、容器の長手方向における内側の周壁12Aのテーパー角が他の部分よりも大きく形成されている。即ち、凹部11Aは、開口部の上端における中心部を底部の中心部よりも長手方向にずらして形成されている。このように、凹部11を同一方向に3つ以上設けた場合には、その配列方向における中心部の凹部を除いて、他の凹部の周壁のうち、前記中心部の凹部側を他の部分よりもテーパー面を大きく形成することが好ましい。
【0013】
これは、運搬用容器にカップを充填する際のケーサーのピッチがカップ容器の大きさによって既に決まっているので、他の種類のカップを充填しようとすると、凹部11のピッチとケーサーのピッチが一致しないことになる。凹部11のピッチとケーサーのピッチが一致しないと、凹部11の上端開口部が干渉してスムーズな充填ができない。そこで、干渉部を切り欠くことによってスムーズな充填を可能とした。即ち、同一方向に3つ以上の凹部を設けた場合には、その配列方向における中心部の凹部を除いて、他の凹部の周壁のうち前記中心部の凹部側を他の部分よりもテーパー面を大きくした。
【0014】
また、仕切壁7の交差部における底板3は、一定の範囲において略菱型に穿設されており、仕切壁7と側壁5との交差部における底板3は、略三角形状あるいはホームベース型に穿設されている。また、側壁5の下部は、区室に面する部分と四隅部の部分に窓19が設けられている。
【0015】
上記構成の運搬用容器を使用するには、円形カップ容器の場合には、凹部11にカップ容器の下端部を嵌合させて収納すればよい。また多少の大きさの違いは、凹部11の周壁12がテーパー面に形成されているから、嵌合させて収納することができる。また、凹部11に嵌合できない大きさのカップ製品は、例えば、凹部11よりも底部の大きい楕円形カップや方形状カップ等は、底板3に載置して区室9内に収納すればよい。
【0016】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、区室内には収納したカップ容器を載置する底板に、さらに、凹部を形成したから、前記底板に載置するカップ容器と、凹部内に嵌合して収納するカップ容器の2種類以上のカップ容器を収納することが可能となる。また、凹部は、3つ以上の凹部を同一方向に設けた場合には、配列方向における中心部の凹部を除いて、他の凹部の周壁のうち中心部寄りの周壁の傾斜を大きくしたので、異なる大きさのカップ容器でもスムーズに充填することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を示し、左半分は底面図、右半分は平面図である。
【図2】左半分は正面図、右半分は図1におけるA−A線断面図である。
【図3】左半分は右側面図、右半分は図1におけるB−B線断面図である。
【図4】図1におけるC−C線断面図である。
【図5】図1におけるD−D線断面図である。
【図6】図1におけるE−E線断面図である。
【符号の説明】
1 運搬用容器
3 底板
5 側壁
7 仕切壁
9 区室
10 縦リブ
11 凹部
12 周壁
13 底リブ
15 フランジ
17 底枠
19 窓

Claims (1)

  1. 四周の側壁と平面方形状であって前記側壁の下端よりも上方に位置する底板とからなり、内部には側壁と平行に設けた縦横の仕切壁によって区室を形成し、各区室内の略中央部には、底板から下方に突出した凹部を同一方向に3つ以上設け、前記凹部の周壁を上方に向かって拡径しテーパー面とし、その配列方向における中心部の凹部を除いて、他の凹部の周壁のうち前記中心部の凹部側を他の部分よりもテーパー面を大きくしたことを特徴とする運搬用容器。
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