JP6651071B2 - グラス収容具及びグラス収容システム - Google Patents

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Description

本発明は、グラス収容具及びグラス収容システムに係り、さらに詳しくは、グラスを収容するグラス収容具の改良に関する。
一般に、ワイングラスは、落下し、あるいは、テーブルなどと衝突することによって極めて容易に破損する。この様なグラスの破損を防止するためには、外部からグラスに加えられる衝撃や振動を抑制する必要がある。
そこで、ワイングラスをグラスケース内に収容して保護することが考えられる。具体的には、機械的強度の高い材料を加工し、上記衝撃や振動によって歪みが生じる程度の構造的柔軟性を備えたグラスケースを用いることが考えられる。例えば、ポリプロピレン(PP)のような機械的強度の高い材料をメッシュ状の板形状に加工し、グラスケースを製作することが考えられる。特に、落下時などに大きな力が加わる底部に衝撃や振動を吸収する柔軟性を備えたグラスケースを用いることが考えられる。
しかしながら、グラスケースの底部に外力が加えられ、底部に歪みが生じた場合、その変形状態によっては、グラスの損傷が発生し易いという問題があった。グラスは底部に接して収容されており、特にグラスが倒立状態で収容されている場合には、最も弱い飲み口部分が底部に接している。このため、底部に対し外力が加わった場合に、グラスが破損し易いという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、グラスの破損を防止することができるグラス収容具を提供することを目的とする。特に、底部に歪みが生じるような力が加えられた場合であっても、グラスが破損するのを防止することができるグラス収容具を提供することを目的とする。
また、本発明は、2以上のグラス収容具を互いに結合した際に、グラス収容具同士が容易に分離するのを防止することができるグラス収容システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様によるグラス収容具は、グラスを取り囲む側壁と、前記グラスが載置されるグラス載置部を有し、前記グラス載置部が前記側壁の下端よりも高い位置に保持される底板とを備える。前記グラス載置部は、略円形の開口と、前記開口内で略同心に配置される2以上の円環状支持部とを有し、最も外側の前記円環状支持部が径方向に延びる3以上のビーム部によって前記開口の周縁部に連結され、前記円環状支持部同士は、径方向に延びる3以上のビーム部によって連結される。
このグラス収容具では、底板のグラス載置部を側壁の下端よりも高い位置に保持することにより、底板が局所的に変形する際のスペースを確保することができる。また、底板に外力が加えられた場合、外力は円環状支持部及びビーム部に分散される。その際、ビーム部は、上下方向に撓み又は湾曲し易いため、径方向において相対的変位が生じ易いのに対し、円環状支持部は、ビーム部によって上下方向に変位可能に支持されるため、周方向において相対的変位が生じにくい。このため、外部からの衝撃を受けた際に、径方向におけるビーム部の相対的変位によって衝撃が吸収される一方、周方向における相対的変位が抑えられ、グラスの縁部の一部に力の集中が発生するのを抑制することができる。
また、グラスは、径が異なる2以上の円環状支持部によって支持されるため、様々な大きさのグラスを衝撃から保護することができる。さらに、円環状支持部は、周方向の位置が異なる3以上のビーム部によって支持されるため、グラスを安定して保持することができる。
本発明の第2の態様によるグラス収容具は、上記構成に加え、前記ビーム部が、前記円環状支持部の内側と外側とで周方向の位置を異ならせて形成される。この様な構成によれば、円環状支持部の内側のビーム部又は外側のビーム部の一方に生じた相対的変位によって他方のビーム部に相対的変位が生じるのが抑えられるため、衝撃や振動の吸収性能を向上させることができる。
本発明の第3の態様によるグラス収容具は、上記構成に加え、前記円環状支持部及び前記ビーム部が、いずれも厚さが幅の1/2以下であり、前記底板には、前記開口内において前記円環状支持部及び前記ビーム部間に形成される貫通孔を取り囲むリブが形成される。この様な構成によれば、円環状支持部及びビーム部が上下方向に撓み易くなるため、衝撃や振動の吸収性能を向上させることができる。また、貫通孔の周縁部がリブによって補強されるため、底板の剛性を向上させることができる。
本発明の第4の態様によるグラス収容具は、上記構成に加え、前記周縁部の上面が、径方向の内側ほど高さが低い傾斜面である。この様な構成によれば、グラスの中心がグラス載置部の中心からずれた状態で収容された場合に、グラスは、周縁部の傾斜面によってグラスの中心がグラス載置部の中心に近づくように誘導される。このため、グラスの縁部が円環状支持部から大きくずれた状態でグラスが保持されるのを抑制することができる。
本発明の第5の態様によるグラス収容システムは、グラスをそれぞれ収容する2以上のグラス収容具が縦方向又は横方向に結合され、前記グラス収容具が、グラスを取り囲む側壁と、前記グラスが載置されるグラス載置部が前記側壁の下端よりも高い位置に保持される底板とを有し、前記グラス載置部が、略円形の開口と、前記開口内で略同心に配置される2以上の円環状支持部とを有し、最も外側の前記円環状支持部が径方向に延びる3以上のビーム部によって前記開口の周縁部に連結され、前記円環状支持部同士が径方向に延びる3以上のビーム部によって連結されるグラス収容システムであって、前記側壁同士を対向させた状態で2つの前記グラス収容具を上下方向に相対的にスライドさせることにより、前記グラス収容具を互いに結合する収容具結合手段と、前記収容具結合手段により結合された2つの前記側壁のうちの一方の上端に設けられた係合孔を介して他方の上端に係合することにより、前記2つのグラス収容具の上下方向のスライドを制限するストッパとを備える。
このグラス収容システムでは、収容具結合手段によって結合された2つのグラス収容具間で上下方向のスライドがストッパによって制限されるため、2つのグラス収容具同士が強固に結合される。このため、2以上のグラス収容具を互いに結合した際に、グラス収容具同士が容易に分離するのを防止することができる。
本発明の第6の態様によるグラス収容システムは、上記構成に加え、前記収容具結合手段により結合された2つの前記側壁が、挿抜方向が反対の少なくとも2つの前記ストッパによって上下方向のスライドが制限される。この様な構成によれば、収容具結合手段によって結合された2つの側壁に係合している複数のストッパが落下時の衝撃や振動によって同時に外れることを抑制することができる。
本発明によるグラス収容具では、容易に破損しない状態でグラスを保持することができる。特に、グラスの縁部に対する力の集中が抑制されるため、グラス収容具の底部に歪みが生じるような力が加えられた場合であっても、グラスが破損するのを防止することができる。
また、本発明によるグラス収容システムでは、2つのグラス収容具同士が強固に結合されるため、2以上のグラス収容具を互いに結合した際に、グラス収容具同士が容易に分離するのを防止することができる。
本発明の実施の形態によるグラス収容具1の一構成例を示した斜視図である。 図1のグラス収容具1の広壁面、狭壁面及び底面を示した図である。 図2のグラス収容具1をA−A切断線により切断した場合の切断面の一部を拡大して示した断面図である。 グラス収容具1の側壁2を構成する側壁部材20を展開して示した図である。 グラス収容具1の底板4を示した図である。 グラス収容具1の仕切板3を示した図である。 2つのグラス収容具1を互いに結合する際に使用されるストッパ6を示した図である。 ストッパ6を示した斜視図である。 2つのグラス収容具1同士を結合する際の様子を示した図である。 2つのグラス収容具1同士を結合したグラス収容システムを示した斜視図である。 グラス収容具1内に収納されたグラス7を示した図である。
<グラス収容具1>
図1は、本発明の実施の形態によるグラス収容具1の一構成例を示した斜視図であり、グラス収容具1を斜め上方から見た様子が示されている。図2は、図1のグラス収容具1を示した図であり、(a)には、グラス収容具1の広壁面2Wが示され、(b)には、狭壁面2Nが示され、(c)には、底面2Bが示されている。図3は、図2のグラス収容具1をA−A切断線により切断した場合の切断面の一部を拡大して示した断面図である。
グラス収容具1は、グラスを収容する樹脂製のケースであり、グラスの保管、運搬及び洗浄に使用される。グラスは、ガラス製の飲料用食器である。グラス収容具1には、例えば、ワイングラスが収納される。
ワイングラスは、ボウルと呼ばれる本体部が、細長いステムと呼ばれる脚部を介して、円板状のプレートと呼ばれる台部に連結された構造を有する。本体部の縁部は、飲み口として使用されるため、薄く形成されており、破損し易いという性質を有している。
ワイングラスを使用している時を除いて、ワイングラスをグラス収容具1に収納しておくことにより、ワイングラスの破損を防止することができる。例えば、ワイングラスを収容したグラス収容具1を洗浄機に投入すれば、洗浄中におけるワイングラスの破損を防止することができる。また、洗浄後、グラス収容具1に収納した状態で保管することにより、保管中におけるワイングラスの破損を防止することができる。さらに、グラス収容具1に収納した状態で運搬することにより、給仕中におけるワイングラスの破損を防止することができる。ワイングラスは、例えば、本体部の開口を下方に向けた状態でグラス収容具1内に収納される。
このグラス収容具1は、グラスを取り囲む側壁2と、グラスが載置される底板4と、側壁2によって取り囲まれた直方体形状の内部空間を2つのグラス収容室に分割する仕切板3とにより構成され、2つのグラスを同時に収納することができる。また、グラス収容具1は、上面に開口を有し、当該開口を介してグラスを収納することができる。側壁2、底板4及び仕切板3には、多数の貫通孔5が設けられており、グラスの洗浄時に洗浄液を通過させるとともに、グラスの水切り及び乾燥に適している。
側壁2には、2以上のグラス収容具1を水平面内において縦方向又は横方向に結合するための収容具結合部21と、2以上のグラス収容具1を上下方向に積み重ねるための係合凸部23a及び係合凹部23bと、後述するストッパ6を係合させる係合孔24及び25とが設けられている。
側壁2の外側の壁面には、水平方向の長さが長い広壁面2Wと、水平方向の長さが短い狭壁面2Nとがある。ここでは、広壁面2Wが延びる水平方向を縦方向と呼び、狭壁面2Nが延びる水平方向を横方向と呼ぶことにする。広壁面2Wの縦方向の長さは、狭壁面2Nの横方向の長さの略2倍である。
収容具結合部21は、側壁2同士を対向させた状態で2つのグラス収容具1を上下方向に相対的にスライドさせることにより、グラス収容具1を互いに結合する結合手段である。この収容具結合部21は、上下方向に延びるレール部21a及び係合溝21bと、側壁2の下端付近に設けられた突起部21c及び係合孔21dとにより構成される。一方のグラス収容具1のレール部21a及び突起部21cは、他方のグラス収容具1の係合溝21b及び係合孔21dにそれぞれ収容され、2つのグラス収容具1の間において、縦方向及び横方向の相対的な移動が制限される。
レール部21a及び突起部21cは、壁面から突出し、水平面による切断面の形状がL字状の2つの爪からなる。係合溝21b及び係合孔21dは、壁面を凹ませた凹部からなり、凹部の水平面による切断面の形状は、T字状である。広壁面2Wには、2つのレール部21aと2つの係合溝21bとが設けられ、レール部21a及び係合溝21bが縦方向に交互に配列されている。一方、狭壁面2Nには、1つのレール部21aと1つの係合溝21bとが設けられている。突起部21cは、レール部21aに対応して設けられ、係合孔21dは、係合溝21bに対応して設けられている。収容具結合部21を他のグラス収容具1の収容具結合部21と係合させることにより、広壁2W同士、狭壁2N同士又は広壁2Wと狭壁2Nとを連結することができる。
係合凹部23bは、他のグラス収容具1の係合凸部23aを収容する結合手段であり、側壁2の下端に設けられている。一方、係合凸部23aは、他のグラス収容具1の係合凹部23bに挿入する結合手段であり、側壁2の上端面から上方に向かって突出している。この係合凸部23aは、グラス収容具1の上部開口面2Uの4つの角部にそれぞれ形成されている。一方、係合凹部23bは、底面において係合凸部23aと対向する位置にそれぞれ形成されている。
一方のグラス収容具1の底面2Bを他方のグラス収容具1の上部開口面2Uと対向させた状態で当該2つのグラス収容具1を上下方向に積み重ねることができる。積み重ねられた2つのグラス収容具1は、4つの係合凸部23aが4つの係合凹部23bとそれぞれ係合することにより、縦方向及び横方向の相対的な移動が制限される。
係合孔24は、ストッパを水平方向に挿通させる貫通孔であり、側壁2の上端に設けられている。この係合孔24は、係合溝21bの上方に配置されている。係合孔25は、ストッパの先端部を収容するための水平方向に凹んだ凹部であり、側壁2の上端に設けられている。この係合孔25は、レール部21aの上方に配置されている。
底板4は、グラスがそれぞれ載置される2つのグラス載置部40と、底板4の外縁に沿って延び、グラス載置部40を取り囲むフレーム部41とにより構成される。グラス載置部40は、略円形の領域からなり、局所的に変形する際のスペースを確保するために、フレーム部41によって側壁2の下端よりも高い位置に保持されている。つまり、グラス載置部40の下面は、側壁2の下端よりも上側に配置される。このグラス載置部40は、略円形の開口401と、開口401内で略同心に配置される2以上の円環状支持部42と、開口401内で径方向に延びるビーム部43とを有する。また、グラス載置部40は、開口401を取り囲む周縁部402を含む。
円環状支持部42は、グラスの縁部を支持するための周方向に延びるリング部材である。この底板4では、径が異なる2つの円環状支持部42がグラス載置部40と同心に配置されている。このうち、最も外側の円環状支持部42は、径方向に延びる3以上のビーム部43によって開口401の周縁部402に連結される。また、2つの円環状支持部42同士も、径方向に延びる3以上のビーム部43によって連結される。
具体的には、内側の円環状支持部42と外側の円環状支持部42とが、周方向の位置の異なる3つのビーム部43によって連結され、外側の円環状支持部42と周縁部402とが、周方向の位置の異なる6つのビーム部43によって連結されている。つまり、円環状支持部42は、外側のビーム部43の数は、より内側のビーム部43の数よりも多くなる様に配置されている。
また、上下方向の変位量が径方向の位置によって異なることを径方向における相対的変位と呼ぶと、この径方向における相対的変位が直接に伝わるのを防ぐために、ビーム部43は、円環状支持部42の内側と外側とで周方向の位置を異ならせて形成されている。各ビーム部43は、周方向に概ね等間隔に配置されている。円環状支持部42は、例えば、グラスの縁部に対向するサイズからなる。
グラス載置部40は、側壁2の下端よりも高い位置に保持され、局所的に変形する際のスペースが確保される。このため、落下時の衝撃や振動を吸収する性能を確保することができる。また、落下時の衝撃や振動が直接、グラス載置部40に付加されるのを抑制することができる。
底板4に外力が加えられた場合、外力は円環状支持部42及びビーム部43に分散される。その際、ビーム部43は、上下方向に撓み又は湾曲し易いため、上下方向の変位が径方向において局所的に大きくなり易い。つまり、ビーム部43は、径方向において相対的変位が生じ易い。これに対し、円環状支持部42は、ビーム部43によって上下方向に変位可能に支持されるため、上下方向の変位が周方向において局所的に大きくなりにくい。つまり、円環状支持部42は、周方向において相対的変位が生じにくい。このため、外部からの衝撃を受けた際に、径方向におけるビーム部43の相対的変位によって衝撃が吸収される一方、周方向における相対的変位が抑えられ、グラスの縁部の一部に力の集中が発生するのを抑制することができる。
また、グラスは、径が異なる2以上の円環状支持部42によって支持されるため、様々な大きさのグラスを衝撃から保護することができる。さらに、円環状支持部42は、周方向の位置が異なる3以上のビーム部43によって支持されるため、グラスを安定して保持することができる。
円環状支持部42及びビーム部43は、例えば、いずれも厚さが幅の1/2以下である。厚さを幅よりも薄くすることにより、円環状支持部42及びビーム部43が上下方向に撓み易くなるため、底板4の衝撃や振動に対する吸収性能を向上させることができる。
底板4には、内側の円環状支持部42によって形成される貫通孔5と、内側の円環状支持部42、外側の円環状支持部42及びビーム部43によって形成される貫通孔5と、外側の円環状支持部42及び周縁部402とビーム部43によって形成される貫通孔5とがある。底板4には、これらの貫通孔5を取り囲むリブ51が形成されている。リブ51は、貫通孔5の周縁に沿って延びる補強部である。
周縁部402は、径方向の内側に行くほど高さが低くなるような傾斜面403を有する。この傾斜面403は、グラス載置部40の上面の一部であり、開口401の周縁に沿って延び、開口401を取り囲んでいる。グラスの中心がグラス載置部40の中心からずれた状態で収容された場合に、グラスは、周縁部402の傾斜面403によってグラスの中心がグラス載置部40の中心に近づくように誘導される。
仕切板3は、2つのグラス収容室を隔てる隔壁であり、上下方向に延びる形状からなり、狭壁と対向させて配置される。各グラス収容室は、横方向において互いに対向する2つの広壁と、縦方向において互いに対向する狭壁及び仕切板3とにより囲まれた内部空間である。
<側壁部材20>
図4は、グラス収容具1の側壁2を構成する側壁部材20を展開して示した図であり、(a)には、側壁部材20の上端面が示され、(b)には、内側の壁面が示され、(c)には、側端面が示されている。図中では、側壁部材20の外形と貫通孔5の輪郭とが太線により描画されている。
側壁部材20は、1つの広壁と1つの狭壁とが互いに連結された平板形状からなり、L字状に折り曲げた状態で使用される。側壁部材20は、上下方向に延びる屈曲線Lに沿って折り曲げられる。側壁2は、折り曲げられた2つの側壁部材20を結合させることによって形成される。屈曲線Lを挟んで一対の傾斜面が設けられており、側壁部材20を直角に折り曲げることにより、一対の傾斜面が互いに会合する。これらの傾斜面には、突起部20c及び係合孔20dが設けられ、一方の傾斜面の突起部20cが、他方の傾斜面の係合孔20dと嵌合することにより、側壁部材20の折り曲げ状態が容易に解除されないように構成される。
この側壁部材20は、多数の貫通孔5による網目構造の部材からなり、側壁部材20同士を結合するための結合部20a及び20bと、仕切板3を係合させるためのレール部203と、底板4を係合させる底板係合部204と、レール部21a、係合溝21b、突起部21c、係合孔21d、係合凸部23a、係合凹部23b、係合孔24及び25とが設けられている。
側壁部材20は、レール部21a及び係合溝21bが形成された上部領域26と、上部領域26よりも下側の下部領域27とにより構成され、下部領域27には、上部領域26よりも多く貫通孔5が形成されている。
結合部20aは、他の側壁部材20の結合部20bに係合させる凸部であり、側壁部材20の側端面から突出している。結合部20bは、他の側壁部材20の結合部20aを収容し、結合部20aの爪を係合させる凹部である。結合部20a及び20bは、2つの側壁部材20を水平方向に相対的に移動させることによって結合される。結合部20a及び20bは、側壁部材20の上端付近と下端付近とにそれぞれ設けられている。
レール部203は、上下方向に延びる係合凸部であり、側壁部材20の内側の壁面から突出し、水平面による切断面の形状がL字状の2つの爪からなる。このレール部203は、広壁の幅方向の中央に設けられ、仕切板3の側端部と係合する。また、レール部203は、上部領域26の上側部分に設けられている。底板係合部204は、底板4が下方に抜け落ちないように係止するための係止部であり、側壁部材20の下端に設けられている。
リブ51は、側壁部材20の外側の壁面にのみ、貫通孔5を取り囲むように形成され、内側の壁面にはない。この様なリブ51により、側壁部材20の強度が多数の貫通孔5によって低下するのを抑制しつつ、内側の壁面を平滑化することができる。
レール部21a及び係合溝21bは、側壁部材20の上部領域26にのみ設けられ、下部領域27にはない。このため、多数の貫通孔5による開口の総面積は、上部領域26よりも下部領域27の方が大きくなっている。ワイングラスの洗浄時に、飲み口を下方に向けた状態でワイングラスを収納すると、側壁2の下部領域27はワイングラスの本体部に対向する。このため、下部領域27内の貫通孔5を介して洗浄液をワイングラスの本体部の全体に均一にかけることができる。
<底板4>
図5は、グラス収容具1の底板4を示した図であり、(a)には、底板4の下面が示され、(b)には、側端面が示されている。図中では、底板4の外形と貫通孔5の輪郭とが太線により描画されている。この底板4には、底板4を側壁2に取り付けた際に底板4の上方への移動を制限するための複数の突起44と、仕切板3を係合させる係合孔45とが設けられている。
突起44は、フレーム部41の外側の壁面から突出する形状からなり、底板4の縦方向の両側端面と横方向の両側端面とにそれぞれ設けられている。係合孔45は、横方向に延び、上方に向かって開口する差し込み口であり、縦方向の中央に形成されている。
リブ51は、底板4の下面にのみ、貫通孔5を取り囲むように形成され、上面にはない。この様なリブ51により、底板4の強度が多数の貫通孔5によって低下するのを抑制しつつ、内側の面を平滑化することができる。
<仕切板3>
図6は、グラス収容具1の仕切板3を示した図であり、(a)には、仕切板3の上端面が示され、(b)には、壁面が示され、(c)には、側端面が示されている。図中では、仕切板3の外形と貫通孔5の輪郭とが太線により描画されている。仕切板3は、上下方向に延びる平板であり、中央部の幅が他の部位よりも狭くなっている。
この仕切板3には、側壁2に係合させる係合凸部31と、底板4に係合させる係合凸部32と、側壁2のレール部203と係合するフレーム部33とが設けられている。係合凸部31は、側壁2の上端に係合させることにより、仕切板3の上方への移動を制限するストッパであり、仕切板3の上端に設けられている。この係合凸部31は、仕切板3の両側端面にそれぞれ設けられている。
係合凸部32は、仕切板3の下端面から突出する形状からなり、底板4の係合孔45に挿入することにより、仕切板3の水平方向の移動が制限される。フレーム部33は、上下方向に延び、仕切板3の両側端部にそれぞれ形成される。
リブ51は、貫通孔5を取り囲むように仕切板3の両壁面に形成され、他方の壁面にはない。この様なリブ51により、仕切板3の強度が多数の貫通孔5によって低下するのを抑制することができる。
上述した側壁部材20、底板4及び仕切板3は、剛性が高く、メッシュ状の板状体への成形性に優れた樹脂材料、例えば、耐熱性を有するポリプロピレン(PP)によって形成される。
グラス収容具1を2つの側壁部材20と底板4及び仕切板3とから組み立てる際の組立方法は、以下の通りである。まず、2つの側壁部材20をそれぞれ平坦な状態にして、一方の側壁部材20の結合部20aを他方の側壁部材20の結合部20b内に挿入し、反対側も他方の側壁部材20の結合部20aを一方の側壁部材20の結合部20b内に挿入する。次に、両側壁部材20をL字状に折り曲げながら、傾斜面の突起部20cと係合孔20dを係合することにより、これらの側壁部材20が互いに結合し、側壁2が完成する。
次に、側壁2の上部開口を介して底板4を下方に移動させ、側壁2の底板係合部204に係止させることにより、底板4が側壁2の下端に固定される。次に、狭壁に対向させた状態で、側壁2の上部開口を介して仕切板3を下方に移動させながらフレーム部33を側壁2のレール部203と係合させ、係合凸部32を底板4の係合孔45に挿入することにより、仕切板3が側壁2及び底板4に固定され、グラス収容具1が完成する。
<ストッパ6>
図7及び図8は、2つのグラス収容具1同士を結合する際に使用されるストッパ6を示した図である。図7(a)には、ストッパ6の上面が示され、図7(b)には、側端面が示され、図7(c)には、挿抜方向の後端面が示されている。また、図8(a)には、使用前のストッパ6の斜視図が示され、図8(b)には、使用中のストッパ6の斜視図が示されている。
ストッパ6は、収容具結合部21により結合された2つの側壁2のうちの一方の上端に設けられた係合孔24を通り、他方の上端に設けられた係合孔25に挿入されることにより、2つのグラス収容具1の上下方向のスライドを制限する係合部材である。
このストッパ6は、平板状の挿入部61と、挿入部61に設けられた切込み62と、挿入部61の後端に設けられた係止部63と、係止部63から後方に延びる抜け防止部64とにより構成される。
挿入部61は、側壁2の係合孔24,25に挿入される。切込み62は、ストッパ6の挿抜方向、すなわち、図7(a)の上下方向に延びる形状からなる。一方、係合孔25内には、ストッパ6の挿抜方向に延びる挟持板25Pが設けられている。このため、挿入部61が係合孔25内に挿入されると、切込み62が挟持板25Pを挟み込み、ストッパ6が係合孔25側の側壁2に係合される。このとき、係止部63は、係合孔24側の側壁2に当接している。このため、ストッパ6によって2つのグラス収容具1が連結され、上下方向のスライドが制限される。
抜け防止部64は、平板状の延伸部640と、その先端に設けられた3本のピン641〜643とにより構成される。延伸部640は、容易に折り曲げ可能な薄い形状からなり、延伸部640を折り曲げれば、3本のピン641〜643が、それぞれ挿入部61と交差するように配置される。このとき、両端のピン641及び643は、挿入部61を挟み込むように挿入部61の両脇に配置され、中央のピン642は、切り込み62内に挿入される。両端のピン641及び643は、挿入部61を挟むことによって切込み62が開くのを抑制する係止ピンであり、ストッパ6の脱落を防止している。中央のピン642は、挿入部61を挟み込むように両端のピン641及び643を配置するための位置決めピンであり、省略することもできる。また、両端のピン641及び643は、挿入部61と対向する面に係合突起が設けられ、挿入部61を挟み込んだ状態が容易に解除されないように構成されている。
2以上のグラス収容具1を縦方向又は横方向に結合する際の結合方法は、以下の通りである。まず、側壁2同士を対向させた状態で、2つのグラス収容具1を上下方向に相対的にスライドさせ、一方の側壁2のレール部21aを他方の側壁2の係合溝21bに収容させることにより、2つのグラス収容具1は、側壁2の上部領域26において互いに結合される。この状態において、一方の側壁2の突起部21cが他方の側壁2の係合孔21dに収容されることにより、2つのグラス収容具1は、側壁2の下端付近においても互いに結合される。
次に、収容具結合部21により結合された2つの側壁2のうちの一方の側壁2の上端に設けられた係合孔24を介して、ストッパ6を他方の側壁2の上端の係合孔25に係合させることにより、2つのグラス収容具1は、上下方向のスライドが制限される。さらに、さらに抜け防止部64の延伸部640を屈曲させ、ピン641〜643を差し込むことにより、ストッパの脱落を防止すれば、結合作業が完了する。
このグラス収容具1では、広壁の幅が狭壁の幅の2倍程度であり、1つの広壁に他の2つのグラス収容具1を隙間なく結合させることができる。つまり、2つのグラス収容具1同士をL字状に結合させることができる。このため、2以上のグラス収容具1を縦方向又は横方向に結合する場合に、結合の自由度が高い。例えば、4つのグラス収容具1を上方から見て正方形状に結合させることができる。
図9は、2つのグラス収容具1同士を結合する際の様子を示した図である。図10は、2つのグラス収容具1を連結したグラス収容システムを示した斜視図である。図9(a)には、側壁2同士を対向させた状態で2つのグラス収容具1を上下方向に相対的にスライドさせることにより、グラス収容具1を互いに結合する様子が示されている。同じ姿勢の2つのグラス収容具1を横方向に結合する場合、広壁同士を対向させた状態で、2つのグラス収容具1を上下方向に相対的にスライドさせながら、一方の広壁に設けられたレール部21aを他方の広壁に設けられた係合溝21bに収容させればよい。
図9(b)には、ストッパ6を挿入することによって、2つの側壁2の上下方向のスライドが制限される様子が示されている。収容具結合部21により結合された2つの側壁2は、挿抜方向が反対の少なくとも2つのストッパ6によって上下方向のスライドが制限される。広壁同士は、レール部21a及び係合溝21bによって縦方向の4つの部位で結合され、4つのストッパ6によって上下方向の移動が制限される。ストッパ6は、係合孔24の内側から水平に挿入され、抜け防止部64を屈曲させることによりストッパ6の脱落を抑制することができる。
レール部21a及び係合溝21bによって結合された2つのグラス収容具1間で上下方向のスライドがストッパ6によって制限されるため、2つのグラス収容具1同士が強固に結合される。このため、2以上のグラス収容具1を互いに結合した際に、グラス収容具1同士が容易に分離するのを防止することができる。
また、レール部21a及び係合溝21bによって結合された2つの側壁2に係合させる複数のストッパ6について、挿抜方向を異ならせることにより、落下時の衝撃や振動によって同時に外れることを抑制することができる。
図11は、グラス収容具1内に収納されたグラス7を示した図であり、広壁面2Wに平行な平面によってグラス収容具1を切断してグラス7が示されている。このグラス7は、ワイングラスであり、本体部71、脚部72及び台部73により構成される。グラス収容具1には、本体部71の飲み口(縁部)を下方に向けた状態、すなわち、倒立状態でグラス7が収納されている。本体部71の飲み口は、円環状である。
グラス7は、底板4のグラス載置部40上に載置される。このグラス載置部40は、側壁2の下端よりも高い位置に保持されるため、局所的に変形する際のスペースを確保することができる。従って、グラス収容具1の落下などによって底板4に外力が加えられた場合に、グラス載置部40の局所的な変形によって外力を吸収させることができる。また、ビーム部43は径方向において相対的変位が生じ易いのに対し、円環状支持部42は周方向において相対的変位が生じにくい。このため、径方向におけるビーム部43の相対的変位によって衝撃や振動が吸収される一方、周方向における相対的変位が抑えられ、本体部71の飲み口の一部に力の集中が発生するのを抑制することができる。
グラス載置部40の周縁部に傾斜面403を設けることにより、グラス7の中心がグラス載置部40の中心からずれた状態で収容された場合に、グラス7は、傾斜面403によってグラス7の中心がグラス載置部40の中心に近づくように誘導される。このため、本体部71の飲み口が円環状支持部42から大きくずれた状態でグラス7が保持されるのを抑制することができる。また、収容時の状態にかかわらず側壁2とグラス7との距離が確保されるため、グラス7を落下時の衝撃や振動から保護する性能を向上させることができる。
多数の貫通孔5による開口の総面積は、側壁2の上部領域26よりも下部領域27の方が大きく、かつ、下部領域27は、グラス7の本体部71と対向している。このため、グラス7の洗浄時に、下部領域27内の貫通孔5を介して洗浄液を本体部71の全体に均一にかけることができ、グラス7の洗浄性を向上させることができる。
なお、グラス収容具1には、本体部71の飲み口(縁部)を上方に向けた状態でグラス7を収納してもよい。飲み口(縁部)を上方に向けて収納することにより、運搬時などに飲み残しがこぼれるのを防止することができる。
本実施の形態によるグラス収容具1は、容易に破損しない状態でグラス7を保持することができる。特に、底板4が局所的に変形する際のスペースが確保されるため、落下時の衝撃や振動を吸収する性能を確保することができる。また、グラス7の縁部に対する力の集中が抑制されるため、グラス7の縁部が損傷するのを防止することができる。
また、2つのグラス収容具1同士がレール部21a、係合溝21b及びストッパ6によって強固に結合されるため、2以上のグラス収容具1を互いに結合した際に、グラス収容具1同士が容易に分離するのを防止することができる。
なお、本実施の形態では、ワイングラスがグラス収容具1に収納される場合の例について説明したが、本発明は、ワイングラス以外のグラス、例えば、シャンパングラスやカクテルグラスを収納する収容具にも適用可能である。
また、本実施の形態では、2つのグラス7が1つのグラス収容具1に収納される場合の例について説明したが、本発明は、グラス収容具1の構成をこれに限定するものではない。例えば、1つのグラス収容具1に対し、1つのグラス7を収納し、あるいは、3以上のグラス7を収納するものであってもよい。
また、本実施の形態では、2つの円環状支持部42がグラス載置部40の開口401内に配置される場合の例について説明したが、本発明は、グラス載置部40の構成をこれに限定するものではない。例えば、3以上の円環状支持部42が開口401内に配置されるような構成であってもよい。
1 グラス収容具
2 側壁
20 側壁部材
20a,20b 結合部
20c 突起部
20d 係合孔
203 レール部
204 底板係合部
21 収容具結合部
21a レール部
21b 係合溝
21c 突起部
21d 係合孔
23b 係合凹部
23a 係合凸部
24,25 係合孔
26 上部領域
27 下部領域
3 仕切板
4 底板
40 グラス載置部
401 開口
402 周縁部
403 傾斜面
41 フレーム部
42 円環状支持部
43 ビーム部
5 貫通孔
51 リブ
6 ストッパ
61 挿入部
62 切込み部
63 係止部
64 抜け防止部
7 グラス

Claims (6)

  1. グラスを取り囲む側壁と、
    前記グラスが倒立状態で載置されるグラス載置部を有し、前記グラス載置部が前記側壁の下端よりも高い位置に保持される底板とを備え、
    前記グラス載置部は、略円形の開口と、前記開口内で略同心に配置される2以上の円環状支持部とを有し、最も外側の前記円環状支持部が径方向に延びる3以上のビーム部によって前記開口の周縁部に連結され、前記円環状支持部同士は、径方向に延びる3以上のビーム部によって連結され、
    前記円環状支持部及び前記ビーム部は、いずれも厚さが幅の1/2以下であり、
    前記底板に加えられた外力により前記ビーム部が上下方向に撓み又は湾曲して衝撃を吸収することを特徴とするグラス収容具。
  2. 前記底板には、前記開口内において前記円環状支持部及び前記ビーム部間に形成される貫通孔を取り囲むリブが形成されることを特徴とする請求項1に記載のグラス収容具。
  3. 前記ビーム部は、前記円環状支持部の内側と外側とで周方向の位置を異ならせて形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のグラス収容具。
  4. 前記周縁部の上面は、径方向の内側ほど高さが低い傾斜面であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のグラス収容具。
  5. グラスをそれぞれ収容する2以上のグラス収容具が縦方向又は横方向に結合され、
    前記グラス収容具が、グラスを取り囲む側壁と、前記グラスが倒立状態で載置されるグラス載置部が前記側壁の下端よりも高い位置に保持される底板とを有し、
    前記グラス載置部が、略円形の開口と、前記開口内で略同心に配置される2以上の円環状支持部とを有し、最も外側の前記円環状支持部が径方向に延びる3以上のビーム部によって前記開口の周縁部に連結され、前記円環状支持部同士が径方向に延びる3以上のビーム部によって連結され、前記円環状支持部及び前記ビーム部は、いずれも厚さが幅の1/2以下であり、前記底板に加えられた外力により前記ビーム部が上下方向に撓み又は湾曲して衝撃を吸収するグラス収容システムであって、
    前記側壁同士を対向させた状態で2つの前記グラス収容具を上下方向に相対的にスライドさせることにより、前記グラス収容具を互いに結合する収容具結合手段と、
    前記収容具結合手段により結合された2つの前記側壁のうちの一方の上端に設けられた係合孔を介して他方の上端に係合することにより、前記2つのグラス収容具の上下方向のスライドを制限するストッパとを備えたことを特徴とするグラス収容システム。
  6. 前記収容具結合手段により結合された2つの前記側壁は、挿抜方向が反対の少なくとも2つの前記ストッパによって上下方向のスライドが制限されることを特徴とする請求項5に記載のグラス収容システム。
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