JP4674193B2 - プラズマジェット点火プラグの点火制御方法およびその方法を用いた点火装置 - Google Patents

プラズマジェット点火プラグの点火制御方法およびその方法を用いた点火装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4674193B2
JP4674193B2 JP2006250583A JP2006250583A JP4674193B2 JP 4674193 B2 JP4674193 B2 JP 4674193B2 JP 2006250583 A JP2006250583 A JP 2006250583A JP 2006250583 A JP2006250583 A JP 2006250583A JP 4674193 B2 JP4674193 B2 JP 4674193B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
ignition
plasma jet
timing
plasma
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006250583A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007170371A (ja
Inventor
聡史 長澤
克則 萩原
渉 松谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Spark Plug Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2006250583A priority Critical patent/JP4674193B2/ja
Priority to EP06023665.0A priority patent/EP1801413B1/en
Priority to US11/603,158 priority patent/US7827954B2/en
Publication of JP2007170371A publication Critical patent/JP2007170371A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4674193B2 publication Critical patent/JP4674193B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P9/00Electric spark ignition control, not otherwise provided for
    • F02P9/002Control of spark intensity, intensifying, lengthening, suppression
    • F02P9/007Control of spark intensity, intensifying, lengthening, suppression by supplementary electrical discharge in the pre-ionised electrode interspace of the sparking plug, e.g. plasma jet ignition
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/50Sparking plugs having means for ionisation of gap
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P17/00Testing of ignition installations, e.g. in combination with adjusting; Testing of ignition timing in compression-ignition engines
    • F02P17/12Testing characteristics of the spark, ignition voltage or current
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P5/00Advancing or retarding ignition; Control therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、プラズマを形成して混合気への点火を行う内燃機関用のプラズマジェット点火プラグの点火制御方法およびその方法を用いた点火装置に関するものである。
従来、例えば自動車用の内燃機関であるエンジンの点火プラグには、火花放電により混合気への着火を行うスパークプラグが使用されている。近年、内燃機関の高出力化や低燃費化が求められており、これを実現するため点火プラグには、燃焼の速さの向上や、空燃比(A/F)のより高い希薄混合気への確実な着火など、着火性の向上が求められている。
ところで、着火性の高い点火プラグとして、プラズマジェット点火プラグが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このようなプラズマジェット点火プラグは、中心電極と接地電極(側方電極)との間の火花放電間隙(点火間隙)の周囲をセラミックス等の絶縁材で包囲して小さな容積の放電空間を形成した構造を有している。そして、中心電極と接地電極との間に高電圧を印加して火花放電を行い、このときに生じた絶縁破壊によって比較的低電圧で電流を流すことができるようになるため、さらにエネルギーを供給することで放電状態を遷移させ、これにより放電空間内で形成されるプラズマを開口部(噴孔)から噴出させて、混合気への着火を行うものである。
このようなプラズマジェット点火プラグを内燃機関に用い、高いエネルギーを持ったプラズマを噴出して混合気中に曝し、接地電極等から離れた位置で混合気に着火させれば、接地電極等による消炎効果も薄れ、着火性をより向上させることができる。
特開昭57−2470号公報
しかしながら、例えば自動車の始動時やアイドリング運転時など、燃焼室内における混合気の空燃比が低い状況においては混合気の燃焼が不完全となったりする場合があり、こうしたときに特許文献1のプラズマジェット点火プラグでは、上記した放電空間の内部が汚損してしまう場合がある。汚損によって火花放電間隙における絶縁抵抗が低下すると接地電極と中心電極とが短絡した状態となり、火花放電が生じなくなるため汚損状態が解消できず、プラズマの噴出される開口部に目詰まりを生じてしまう虞があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、プラズマジェット点火プラグが自己清浄を行えるように点火時期を制御することができるプラズマジェット点火プラグの点火制御方法およびその方法を用いた点火装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明のプラズマジェット点火プラグの点火制御方法は、中心電極と接地電極との間で形成される火花放電間隙の少なくとも一部の周囲を包囲して放電空間を形成したキャビティを有し、そのキャビティに設けられた開口部から、前記火花放電間隙における火花放電に伴い前記キャビティ内で形成されるプラズマを噴出するプラズマジェット点火プラグが組み付けられた吸気・圧縮・膨張・排気の4工程を有する4サイクル内燃機関のための点火を制御する方法であって、前記4サイクル内燃機関の圧縮工程時もしくは膨張工程時に前記プラズマジェット点火プラグにおける第1の放電を行い、トリガー放電によって放電経路を形成した後にプラズマ遷移放電によって前記キャビティ内にてプラズマが形成されるように制御すると共に、前記第1の放電後から次の吸気工程の終了時までに、少なくとも前記キャビティ内にてトリガー放電による第2の放電を行うように制御することを特徴とする。
また、請求項2に係る発明のプラズマジェット点火プラグの点火制御方法は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記第2の放電は、排気工程時に行われることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明のプラズマジェット点火プラグの点火制御方法は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記内燃機関は直噴型の内燃機関であり、前記第2の放電は、吸気工程において、前記内燃機関の燃焼室内に空気を導入するための吸気弁が開いてから、前記燃焼室内に燃料を噴射するための噴射装置より燃料が噴射される前までに行われることを特徴とする。
また、請求項に係る発明のプラズマジェット点火プラグの点火装置は、請求項1乃至のいずれかに記載のプラズマジェット点火プラグの点火制御方法を用い、吸気・圧縮・膨張・排気の4工程を有する4サイクル内燃機関に組み付けられたプラズマジェット点火プラグの点火を制御することを特徴とする。
4サイクル内燃機関の圧縮工程時もしくは膨張工程時において、着火した混合気の燃焼が不完全となりカーボンが生じ、キャビティ内が汚損された場合、請求項1に係る発明のプラズマジェット点火プラグの点火制御方法のように、混合気への着火を行うための第1の放電とは別に、第1の放電後から吸気工程の終了時までのカーボンの発生源となる混合気が存在しない時期においてもプラズマジェット点火プラグによる第2の放電を行えば、混合気による新たな汚損が生ずることなく効率よくカーボンを焼き切ることができ、容易に汚損の清浄を行うことができる。
ところでプラズマジェット点火プラグでは、圧縮工程時もしくは膨張工程時に混合気に点火するため火花放電を行うタイミング、すなわち点火タイミングにおいて、キャビティ内の空気や混合気をプラズマ状態へと遷移させるための第1の放電が行われている。この第1の放電についてプラズマ発生の原理面から詳述すると、主に火花放電間隙の絶縁破壊を生じさせるための火花放電(以下、「トリガー放電」という。)と、絶縁破壊されたこの火花放電間隙へ高エネルギーを供給してプラズマを発生させるための放電(以下、「プラズマ遷移放電」という。)とに便宜上大別することができる。とりわけプラズマ遷移放電はエネルギーが高く、中心電極や接地電極へ与えるダメージが大きい。このため、汚損の清浄を行うため第2の放電を行うタイミング、すなわち捨火タイミングにおいて、点火タイミングに行った第1の放電と同じ点火制御による火花放電を行うと、内燃機関の1サイクル(吸気・圧縮・膨張・排気)の間に2回の高エネルギーによる放電が行われることとなるため、上記両電極の火花放電による消耗量は倍加してしまう。
プラズマジェット点火プラグの清浄のために捨火タイミングにおいて行われる第2の放電は、プラズマ遷移放電を伴わなくともよい。すなわち、点火タイミングではトリガー放電によって放電経路を形成した後に第1エネルギーが供給されるプラズマ遷移放電によってプラズマの形成を行うが、混合気への点火を行わない捨火タイミングではトリガー放電のみを行い、このトリガー放電によってプラズマジェット点火プラグの清浄を行ってもよい。この清浄では、キャビティや開口部に堆積したカーボン等を焼き切ることを目的としており、この目的を達成する限り、火花放電のエネルギー量は小さいほど電極の耐久性の面で優れるためである。
そして請求項2に係る発明のように、第2の放電を排気工程時に行えば、カーボンの発生源となる混合気が確実に存在しないため、さらに効率よくカーボンを焼き切ることができ、容易に汚損の清浄を行うことができる。
また、請求項3に係る発明のように、プラズマジェット点火プラグを直噴型の内燃機関に組み付けた場合、吸気弁が開いてから燃料が噴射される前までの間は、燃焼室内に空気が導入され、プラズマジェット点火プラグの周囲に多くの酸素が存在するものの燃料のない状態となっている。この時期に第2の放電を行えば、酸素によりプラズマの形成が促進され、より効率よくカーボンを焼き切ることができ、容易に汚損の清浄を行うことができる。
以上説明した点火制御方法のようにプラズマジェット点火プラグの放電を行うことによって、プラズマジェット点火プラグの自己清浄を実現することが可能となるが、このような制御を行うため、請求項に係る発明のプラズマジェット点火プラグの点火装置のように、単体の点火装置としてそれらを実現する手段を備えるようにしてもよいし、自動車に搭載されるECU(電子制御装置)から信号を受信して制御を行えるようにしてもよい。
以下、本発明を具体化したプラズマジェット点火プラグの点火装置および点火方法の一実施の形態として、第1の実施の形態について図面を参照して説明する。まず、図1,図2を参照して、本発明にかかる点火装置によって点火されるプラズマジェット点火プラグの一例としてのプラズマジェット点火プラグ100の構造について説明する。図1は、プラズマジェット点火プラグ100の部分断面図である。図2は、プラズマジェット点火プラグ100の先端部分を拡大した断面図である。なお、図1において、プラズマジェット点火プラグ100の軸線O方向を図面における上下方向とし、下側をプラズマジェット点火プラグ100の先端側、上側を後端側として説明する。
図1に示すように、プラズマジェット点火プラグ100は、概略、絶縁碍子10と、この絶縁碍子10を保持する主体金具50と、絶縁碍子10内に軸線O方向に保持された中心電極20と、主体金具50の先端部59に溶接された接地電極30と、絶縁碍子10の後端部に設けられた端子金具40とから構成されている。
絶縁碍子10は、周知のようにアルミナ等を焼成して形成され、軸線O方向に軸孔12を有する筒状の絶縁部材である。軸線O方向の略中央には外径が最も大きな鍔部19が形成されており、これより後端側には後端側胴部18が形成されている。また、鍔部19より先端側には後端側胴部18より外径が小さな先端側胴部17と、その先端側胴部17よりも先端側で先端側胴部17よりもさらに外径の小さな脚長部13とが形成されている。この脚長部13と先端側胴部17との間は段状に形成されている。
図2に示すように、絶縁碍子10の軸孔12は脚長部13において縮径された軸孔縮径部15として形成されており、この軸孔縮径部15内には中心電極20が保持されている。また、軸孔12の先端側の開口部14に連続する軸孔12の部分は、軸孔縮径部15よりもさらに小径に形成されている。この部位には、軸孔12の内周面と中心電極20の先端部21の先端面(より具体的には中心電極20の先端部21にて中心電極20と一体に接合された電極チップ25の先端面)とで包囲された放電空間が形成され、この放電空間において形成されるプラズマを開口部14から噴出するためのキャビティ60として構成されている。なお、キャビティ60は、その内径よりも、その深さ(軸線O方向の長さ)の方が長くなるように構成されている。
次に、中心電極20は、インコネル(商標名)600または601等のNi系合金等で形成された円柱状の電極棒で、内部に熱伝導性に優れる銅等からなる金属芯23を有している。先端部21には貴金属からなる円盤状の電極チップ25が、中心電極20と一体となるように溶接されている。前述したように中心電極20は電極チップ25の部分をキャビティ60内に露出させた状態で軸孔縮径部15内に保持されている。中心電極20の後端側は鍔状に拡径されており、この鍔状の部分が軸孔12において軸孔縮径部15の起点となる段状の部位に当接して位置決めされている。
また図1に示すように、中心電極20は、軸孔12の内部に設けられた金属とガラスの混合物からなる導電性のシール体4を経由して、後端側の端子金具40に電気的に接続されている。このシール体4により、中心電極20および端子金具40は、軸孔12内で固定されると共に導通される。そして端子金具40にはプラグキャップ(図示外)を介して高圧ケーブル(図示外)が接続され、後述する点火装置200(図3参照)から高電圧が印加されるようになっている。
次に、図2に示す接地電極30は、耐火花消耗性に優れた金属から構成されており、一例としてインコネル(商標名)600または601等のNi系合金が用いられる。この接地電極30は中央に貫通孔31を有する円盤状に形成されており、その厚み方向を軸線O方向に揃え、絶縁碍子10の先端面16に当接した状態で、主体金具50の先端部59の内周面に形成された係合部58に係合されている。そして接地電極30は、先端面32を主体金具50の先端面57に揃えた状態で、外周縁が一周にわたって係合部58とレーザ溶接され、主体金具50と一体に接合されている。
次いで、図1に示す主体金具50は、図示外の内燃機関のエンジンヘッドにプラズマジェット点火プラグ100を固定するための円筒状の金具であり、絶縁碍子10を取り囲むようにして保持している。主体金具50は鉄系の材料より形成され、図示外のプラズマジェット点火プラグレンチが嵌合する工具係合部51と、図示外の内燃機関上部に設けられたエンジンヘッドに螺合するねじ部52とを備えている。
また、工具係合部51から加締め部53にかけての主体金具50と、絶縁碍子10の後端側胴部18との間には円環状のリング部材6,7が介在されており、さらに両リング部材6,7の間にタルク(滑石)9の粉末が充填されている。工具係合部51より後端側には加締め部53が設けられており、この加締め部53を加締めることにより、リング部材6,7およびタルク9を介して絶縁碍子10が主体金具50内で先端側に向け押圧される。これにより、脚長部13と先端側胴部17との間の段状の部位が、主体金具50の内周面に段状に形成された係止部56に環状のパッキン80を介して支持されて(図2参照)、主体金具50と絶縁碍子10とが一体にされる。主体金具50と絶縁碍子10との間の気密はパッキン80によって保持され、燃焼ガスの流出は防止される。また、工具係合部51とねじ部52との間には鍔部54が形成されており、ねじ部52の後端側近傍、すなわち鍔部54の座面55にはガスケット5が嵌挿されている。
ところで、前述した接地電極30の貫通孔31は、第1の実施の形態において、絶縁碍子10の開口部14よりも大径に形成されている。このため、接地電極30と中心電極20との間にて形成される火花放電間隙は、絶縁碍子10の表面に沿って放電が行われる沿面放電の形態で火花放電が行われる2つの沿面放電間隙によって構成される。すなわち、火花放電間隙は、キャビティ60の内周面に沿って放電が行われる内側沿面放電間隙(図中矢印Aで示す。)と、キャビティ60外で絶縁碍子10の表面(第1の実施の形態においては絶縁碍子10の先端面)に沿って放電が行われる外側沿面放電間隙(図中矢印Bで示す。)とから構成される。
次に、上記構成のプラズマジェット点火プラグ100への高電圧の印加の制御を行う点火装置の一例としての点火装置200の構成について、図3を参照して説明する。図3は、点火装置200の電気的な回路構成を概略的に示す図である。
図3に示すように、点火装置200には、例えばCDI型の電源回路からなる火花放電回路部210が設けられ、逆流防止用のダイオード201を介し、プラズマジェット点火プラグ100の中心電極20に電気的に接続されている。火花放電回路部210は、自動車のECU(電子制御回路)に接続された制御回路部220によって制御され、後述する点火タイミングおよび捨火タイミングにおいて火花放電間隙に高電圧(例えば−20kV)を印加することで絶縁破壊させ、火花放電を生じさせるトリガー放電を行うための電源回路部である。第1の実施の形態ではトリガー放電の際に、接地電極30側から中心電極20側に電流が流れるように、火花放電回路部210における電位の向きやダイオード201の向きが設定されている。
また、点火装置200には、上記同様、自動車のECU(電子制御回路)に接続された制御回路部240によって制御されるプラズマ放電回路部230が設けられており、同様に逆流防止用のダイオード202を介し、プラズマジェット点火プラグ100の中心電極20に接続されている。プラズマ放電回路部230は、火花放電回路部210によって行われるトリガー放電により絶縁破壊が生じた火花放電間隙に、プラズマを発生させるための高エネルギーを供給してプラズマ遷移放電を行うための電源回路部である。
プラズマ放電回路部230には、エネルギーとしての電荷を蓄えておくコンデンサ231が設けられており、一端が接地され他端が上記ダイオード202を介して中心電極20に電気的に接続されている。また、コンデンサ231の他端には負極性の高電圧(例えば−500V)を発生させる高電圧発生回路233が接続されており、高電圧発生回路233による充電が行えるように構成されている。高電圧発生回路233は制御回路部240と接続され、この制御回路部240からの信号に基づき、出力電力を調整することが可能なものとなっている。第1の実施の形態ではプラズマ遷移放電の際に、上記同様、接地電極30側から中心電極20側に電流が流れるように、高電圧発生回路233の電位の向きやダイオード202の向きが設定されている。なお、プラズマジェット点火プラグ100の接地電極30は、主体金具50(図1参照)を介し、接地されている。
次に、点火装置200に接続されたプラズマジェット点火プラグ100による混合気への着火の際の動作について、図2〜図4を参照して説明する。図4は、第1の実施の形態においてプラズマジェット点火プラグ100の点火時期を示すタイミングチャートである。なお、タイミングチャートに示される各タイミングを「T」と略記する。
第1の実施の形態の点火装置200では、4サイクルエンジンの圧縮工程において、点火タイミングに混合気に着火するように放電の制御を行っているが、排気工程においても、捨火タイミングに、プラズマジェット点火プラグ100で放電が行われるように制御を行っている。
図3に示すECUは、図示外のクランク角センサから得られる点火進角の情報に基づき混合気への点火タイミング、すなわち正規の点火時期を決定し、点火装置200の制御回路部220,240に対して点火タイミング信号を出力している。点火装置200では、制御回路部220,240がその点火タイミング信号を受信することで、その受信したタイミングを混合気への点火を伴う火花放電(本発明における「第1の放電」に相当する。)を行う点火タイミング(図4に示すT1)として特定している。また、点火装置200は4サイクルエンジンに用いられるため、制御回路部220,240では、点火タイミング信号の受信間隔の中間のタイミングに4サイクルエンジンが排気工程にあるとして、そのタイミングを、混合気への点火を伴わない放電(本発明における「第2の放電」に相当する。)を行う捨火タイミング、すなわち捨火の点火時期(図4に示すT2)として特定している。
図4に示す、点火タイミング(T1)には、制御回路部220の制御によって、火花放電回路部210からプラズマジェット点火プラグ100に高電圧が印加される。これにより、接地電極30と中心電極20との間の絶縁が破壊され、トリガー放電が生ずる。このトリガー放電としての火花放電は、図2に示すように、接地電極30と中心電極20との間の絶縁を破壊し、絶縁碍子10の先端面16およびキャビティ60の内周面に沿って火花が走る、いわゆる沿面放電の形態で行われる。すなわち図2において、接地電極30と中心電極20との間で外側沿面放電間隙Bと内側沿面放電間隙Aとを辿る火花放電が行われる。
一方、図3に示すプラズマ放電回路部230において、点火タイミング(T1)前の時期には火花放電間隙に絶縁破壊が生じておらず、また、ダイオード202により逆流が防止されているため、コンデンサ231と高電圧発生回路233とで閉回路が形成され、コンデンサ231が充電される。このとき、コンデンサ231にはエネルギー量E1のエネルギーが蓄えられる。なお、第1の実施の形態では、コンデンサ231にエネルギー量E1のエネルギーを蓄えるため、高電圧発生回路233から100%の出力で充電が行われるものとする。
そして、点火タイミング(T1)におけるトリガー放電によって火花放電間隙の絶縁が破壊されると、比較的低電圧で火花放電間隙に電流を流すことができるようになる。そのためコンデンサ231に蓄えられたエネルギー量E1のエネルギーが放出され、火花放電間隙に供給されてプラズマ遷移放電が行われる。これによりキャビティ60内でプラズマが生じ、絶縁碍子10の開口部14から接地電極30の貫通孔31を通り外方に、すなわち燃焼室内に向けて噴出される。そして燃焼室内の混合気に着火して形成された火炎核が成長し、燃焼が行われる。
次に、図4に示す、捨火タイミング(T2)において、火花放電回路部210では、点火タイミング(T1)と同様に、プラズマジェット点火プラグ100への高電圧の印加を行いトリガー放電を生じさせる。
一方、図3に示すプラズマ放電回路部230において、捨火タイミング(T2)前の時期には、上記同様、コンデンサ231への充電が行われるが、制御回路部240からの信号により高電圧発生回路233の出力は50%とされ、コンデンサ231に蓄えられるエネルギーが、点火タイミング前に蓄えられたエネルギー量E1より少ないエネルギー量E2となるように調整される。
そして同様に、捨火タイミング(T2)におけるトリガー放電に伴い、コンデンサ231からエネルギー量E2のエネルギーが供給されてプラズマ遷移放電が行われるが、4サイクルエンジンが排気工程にあるためキャビティ60の周囲にカーボンの発生源となる混合気が存在しない。このため、新たな汚損が生ずることなく、効率よくキャビティ60内や絶縁碍子10の先端部表面上に付着したカーボン等がプラズマの持つ高エネルギーの熱で焼き切られ、プラズマジェット点火プラグ100の清浄が行われる。
次に、プラズマジェット点火プラグの点火装置および点火方法の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態のプラズマジェット点火プラグの点火装置は、その機械的な構成については第1の実施の形態の点火装置200と同一であり、点火時期の決定条件を異ならせたものである。従って、第2の実施の形態においても点火装置200を用いるものとし、プラズマジェット点火プラグ100による混合気への着火の際の動作について、図2,図3および図5を参照して説明する。図5は、第2の実施の形態においてプラズマジェット点火プラグ100の点火時期を示すタイミングチャートである。なお、第2の実施の形態において、プラズマジェット点火プラグ100は、直噴型の4サイクルエンジンに組み付けられて使用される。
第2の実施の形態の点火装置200では、第1の実施の形態と同様に、ECUから受信する点火タイミング信号(正規の点火時期を知らせる信号)に基づいて、捨火タイミングの特定を行っている。具体的には図5に示すように、制御回路部220,240(図3参照)において、点火タイミング信号の受信タイミングが点火タイミング(T15)として特定される。また、制御回路部220,240では、ECUから進角マップ(吸排気弁の開閉時期や燃料の噴射時期、点火時期等を、クランク角センサから得た点火進角に対応させた情報で、4サイクルエンジンの稼働状態にあわせ各時期が変動するもの)を定期的に取得している。そして最新の進角マップと点火タイミング信号の受信間隔とが比較され、吸気弁の開放時期(T11)と燃料噴射時期(T14)との特定が行われる。制御回路部220,240では、このT11タイミングとT14タイミングとの間の任意のタイミング(一例として、T11タイミングとT14タイミングとの中間のタイミング)を捨火タイミング(T12)、すなわち捨火の点火時期とするタイミングの特定が行われる。
点火タイミング(T15)には、第1の実施の形態のT1タイミングと同様に、トリガー放電と共にエネルギー量E1のエネルギーの放出を伴うプラズマ遷移放電が行われ、燃焼室内の混合気への着火が行われる。その後、膨張工程、排気工程を経て、次回の吸気工程が開始されるT11タイミングには、燃焼室内に空気を導入するため、吸気弁が開放される。そして、燃焼室内に導入される空気に燃料が混合される前のT12タイミングにおいて、第1の実施の形態のT2タイミングと同様に、トリガー放電と共にエネルギー量E2のエネルギーの放出を伴うプラズマ遷移放電が行われる。噴射装置による燃焼室内への燃料噴射が行われる前であるので周囲にカーボンの発生源となる混合気が存在しない。一方で、大気が導入されているため周囲に多くの酸素が存在し、プラズマの形成が促進される。このため、新たな汚損が生ずることなく、キャビティ60内や絶縁碍子10の先端部表面上に付着したカーボン等がプラズマの持つ高エネルギーの熱で効率よく焼き切られ、プラズマジェット点火プラグ100の清浄が行われる。その後のT14タイミングには噴射装置により燃焼室内に燃料が噴射され、燃焼室内の空気と混合された状態となり、T15タイミングにおいて、上記同様、混合気への着火が行われる。
なお、エンジンの設計によっては例えばT13タイミングにて示すように、燃料噴射時期が吸気工程中となる場合もある。こうした場合においても、捨火の点火時期(捨火タイミング)としてのT12タイミングが、吸気弁の開放時期であるT11タイミングから燃料噴射時期としてのT13タイミングまでの間に決定されればよく、プラズマジェット点火プラグ100の清浄を効率よく行うことが可能である。
なお、本発明は各種の変形が可能なことはいうまでもない。例えば、火花放電回路部210は、いわゆる公知のCDI電源回路としたが、フルトランジスター式、ポイント(接点)式など、その他のいかなる点火方式による点火回路であってもよい。
また、点火タイミングが圧縮工程時にあるとして説明を行ったが、点火タイミングは膨張工程時であってもよい。また、捨火タイミングについても、第1の実施の形態では排気工程中にあるとしたが、膨張工程の開始後にあってもよい。同様に、第2の実施の形態では捨火タイミングが吸気工程中にあるとして説明を行ったが、捨火タイミングは膨張工程時や排気工程時であってもよい。つまり、混合気が点火され周囲に混合気がなくなった時期であればよく、すなわち点火タイミング後から次の排気工程の終了時(直噴型4サイクルエンジンであれば次の吸気工程の終了時)までに捨火タイミングを設ければ、混合気による新たな汚損が生ずることなく、プラズマジェット点火プラグ100の清浄を効率よく行うことが可能である。
また、点火タイミング信号の受信間隔の中間のタイミングが排気工程中にあるとして、その時期を捨火タイミングとして決定したが、必ずしも中間のタイミングとする必要はない。例えば、受信間隔の中間のタイミングよりやや早いタイミングを捨火タイミングとしてもよいし、あるいは、点火タイミング信号の受信から所定期間経過後としてもよい。あるいは第2の実施の形態で説明したように進角マップを取得して、点火タイミング信号の受信間隔を基準に進角マップと比較することで狙いのタイミングを決定し、捨火タイミングとして特定すればよい。
また、第1,第2の実施の形態では、制御回路部220,240において、ECUから受信した点火タイミング信号に基づき点火タイミングや捨火タイミングの特定が行われたが、火花放電回路部210やプラズマ放電回路部230の制御をECUが直接行ってもよい。ECUにはクランク角センサの出力や燃焼圧検知センサの出力が入力されており、それらに基づいて燃料の噴射量や噴射タイミング等の制御がなされているが、上記の場合、これらの情報に基づきECU内部において点火タイミングと捨火タイミングとを決定し、各プラズマジェット点火プラグの火花放電の制御を行えばよい。また、ECUから各プラズマジェット点火プラグへ出力される点火タイミング信号の出力ラインに、例えば中間基板を介在させ、点火タイミング信号がこの中間基板に入力されるタイミングから捨火タイミングを算出・決定してもよい。また、制御回路部220,240を含め点火装置200の制御に関わる部分をASICなどから構成し、プログラムを用い、点火時期の特定や各放電回路部の制御等を行ってもよい。
また、中心電極20と接地電極30との間の絶縁抵抗値を測定し、汚損の度合い検知して、これに基づき捨火タイミングにおいてコンデンサ231に蓄えるエネルギー量E2を調整してもよい。この場合、汚損がひどいほど、すなわち絶縁抵抗値が低いほど、コンデンサ231に多くのエネルギー量を蓄え、汚損が少なければ蓄えるエネルギー量を減らして、プラズマ遷移放電を行うとよい。汚損の状態が特にひどい場合には、点火タイミング前にコンデンサ231に蓄えたエネルギー量E1よりも、捨火タイミング前にコンデンサ231に蓄えるエネルギー量E2を多くすれば、より確実に汚損を清浄することが可能となる。一方、汚損が少なければトリガー放電のみとし、プラズマ遷移放電を行わなくともよい。この場合、捨火タイミング前のコンデンサ231の充電を行わなければよい。こうした放電制御を行えば、エネルギーの消費状態を清浄の必要性に応じて調整できるので、省エネルギー化を図ることが可能となる。
また、点火タイミング前にコンデンサ231に蓄えるエネルギー量E1と、捨火タイミング前にコンデンサ231に蓄えるエネルギー量E2とを、高電圧発生回路233の出力を変えて充電電圧を異ならせることによって行ったが、静電容量の異なる2つのコンデンサを用い、点火タイミングには、静電容量の大きいコンデンサから火花放電間隙にエネルギーが供給され、捨火タイミングには、静電容量の小さいコンデンサから火花放電間隙にエネルギーが供給されるように制御を行ってもよい。また、高電圧発生回路233によるコンデンサ231への充電時間を異ならせ、蓄えられるエネルギー量が異なるように制御を行ってもよい。
また、第2の実施の形態では直噴型4サイクルエンジンにおける吸気工程中に捨火の放電を行ったが、この時期は大気の導入によりプラズマジェット点火プラグの周囲に酸素が多く存在する時期であるため、捨火のプラズマ遷移放電に利用するエネルギー量E2をさらに低減しても十分な清浄効果を得ることが可能である。
また、本発明では接地電極30側から中心電極20側に電流が流れる形態であるが、極性を入れ替え、中心電極20側から接地電極30側へ電流が流れるような電源や回路構成としてもよい。具体的には、高電圧発生回路233から発生される高電圧を正極性のものとし、ダイオード201,202の向きを逆方向とするとよい。なお、中心電極20に接合された電極チップ25は、その構成上、接地電極30に比較して小さいため、中心電極20側の電極の消耗を考慮すると、中心電極20側から接地電極30側へ電流が流れるような構成とすることが好ましい。
プラズマジェット点火プラグ100の部分断面図である。 プラズマジェット点火プラグ100の先端部分を拡大した断面図である。 点火装置200の電気的な回路構成を概略的に示す図である。 第1の実施の形態においてプラズマジェット点火プラグ100の点火時期を示すタイミングチャートである。 第2の実施の形態においてプラズマジェット点火プラグ100の点火時期を示すタイミングチャートである。
10 絶縁碍子
14 開口部
30 接地電極
60 キャビティ
100 プラズマジェット点火プラグ
200 点火装置
210 火花放電回路部
220,240 制御回路
230 プラズマ放電回路部
231 コンデンサ
A 内側沿面放電間隙
B 外側沿面放電間隙

Claims (4)

  1. 中心電極と接地電極との間で形成される火花放電間隙の少なくとも一部の周囲を包囲して放電空間を形成したキャビティを有し、そのキャビティに設けられた開口部から、前記火花放電間隙における火花放電に伴い前記キャビティ内で形成されるプラズマを噴出するプラズマジェット点火プラグが組み付けられた吸気・圧縮・膨張・排気の4工程を有する4サイクル内燃機関のための点火を制御する方法であって、
    前記4サイクル内燃機関の圧縮工程時もしくは膨張工程時に前記プラズマジェット点火プラグにおける第1の放電を行い、トリガー放電によって放電経路を形成した後にプラズマ遷移放電によって前記キャビティ内にてプラズマが形成されるように制御すると共に、前記第1の放電後から次の吸気工程の終了時までに、少なくとも前記キャビティ内にてトリガー放電による第2の放電を行うように制御することを特徴とするプラズマジェット点火プラグの点火制御方法。
  2. 前記第2の放電は、排気工程時に行われることを特徴とする請求項1に記載のプラズマジェット点火プラグの点火制御方法。
  3. 前記内燃機関は直噴型の内燃機関であり、前記第2の放電は、吸気工程において、前記内燃機関の燃焼室内に空気を導入するための吸気弁が開いてから、前記燃焼室内に燃料を噴射するための噴射装置より燃料が噴射される前までに行われることを特徴とする請求項1に記載のプラズマジェット点火プラグの点火制御方法。
  4. 請求項1乃至のいずれかに記載のプラズマジェット点火プラグの点火制御方法を用い、吸気・圧縮・膨張・排気の4工程を有する4サイクル内燃機関に組み付けられたプラズマジェット点火プラグの点火を制御することを特徴とするプラズマジェット点火プラグの点火装置。
JP2006250583A 2005-11-22 2006-09-15 プラズマジェット点火プラグの点火制御方法およびその方法を用いた点火装置 Expired - Fee Related JP4674193B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006250583A JP4674193B2 (ja) 2005-11-22 2006-09-15 プラズマジェット点火プラグの点火制御方法およびその方法を用いた点火装置
EP06023665.0A EP1801413B1 (en) 2005-11-22 2006-11-14 Plasma-jet spark plug control method and device
US11/603,158 US7827954B2 (en) 2005-11-22 2006-11-22 Plasma-jet spark plug control method and device

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005337558 2005-11-22
JP2006250583A JP4674193B2 (ja) 2005-11-22 2006-09-15 プラズマジェット点火プラグの点火制御方法およびその方法を用いた点火装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007170371A JP2007170371A (ja) 2007-07-05
JP4674193B2 true JP4674193B2 (ja) 2011-04-20

Family

ID=37775480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006250583A Expired - Fee Related JP4674193B2 (ja) 2005-11-22 2006-09-15 プラズマジェット点火プラグの点火制御方法およびその方法を用いた点火装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7827954B2 (ja)
EP (1) EP1801413B1 (ja)
JP (1) JP4674193B2 (ja)

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4674219B2 (ja) * 2006-03-22 2011-04-20 日本特殊陶業株式会社 プラズマジェット点火プラグの点火システム
JP4669486B2 (ja) * 2006-03-22 2011-04-13 日本特殊陶業株式会社 プラズマジェット点火プラグおよびその点火システム
JP4272682B2 (ja) * 2006-10-30 2009-06-03 日本特殊陶業株式会社 内燃機関用スパークプラグ及びその製造方法
JPWO2008156035A1 (ja) * 2007-06-19 2010-08-26 日本特殊陶業株式会社 プラズマジェット点火プラグおよびその点火装置
US8033273B2 (en) * 2007-07-02 2011-10-11 Denso Corporation Plasma ignition system
JP5467219B2 (ja) * 2007-07-12 2014-04-09 イマジニアリング株式会社 内燃機関
JP5045286B2 (ja) * 2007-07-24 2012-10-10 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の点火装置
US7834529B2 (en) * 2007-09-07 2010-11-16 Wen-Fong Chang Spark plug with riveted sleeve
CN101910615A (zh) * 2008-01-08 2010-12-08 日本特殊陶业株式会社 等离子流火花塞点火控制
US8047172B2 (en) * 2008-02-06 2011-11-01 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Plasma jet ignition plug
JP5113106B2 (ja) * 2008-03-07 2013-01-09 日本特殊陶業株式会社 プラズマジェット点火プラグの製造方法
JP4738503B2 (ja) * 2008-03-07 2011-08-03 日本特殊陶業株式会社 プラズマジェット点火プラグの製造方法
US8528531B2 (en) * 2009-02-18 2013-09-10 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Ignition apparatus of plasma jet ignition plug
JP5158055B2 (ja) * 2009-02-19 2013-03-06 株式会社デンソー プラズマ式点火装置
EP2480771B1 (en) 2009-09-23 2015-04-15 Aerojet Rocketdyne of DE, Inc. A system and method of combustion for sustaining a continuous detonation wave with transient plasma
JP4966420B2 (ja) * 2010-03-09 2012-07-04 日本特殊陶業株式会社 プラズマジェット点火プラグ及び点火システム
US8896194B2 (en) 2010-03-31 2014-11-25 Federal-Mogul Ignition Company Spark ignition device and ground electrode therefor and methods of construction thereof
US8853924B2 (en) 2010-03-31 2014-10-07 Federal-Mogul Ignition Company Spark ignition device for an internal combustion engine, metal shell therefor and methods of construction thereof
JP4975132B2 (ja) * 2010-04-02 2012-07-11 三菱電機株式会社 プラズマ式点火装置
DE102010015343B4 (de) * 2010-04-17 2018-04-05 Borgwarner Ludwigsburg Gmbh HF-Zündeinrichtung und Verfahren zu ihrer Herstellung
DE102010029385A1 (de) * 2010-05-27 2011-12-01 Robert Bosch Gmbh Laserinduzierte Fremdzündung für eine Brennkraftmaschine
JP5210361B2 (ja) 2010-07-14 2013-06-12 日本特殊陶業株式会社 プラズマジェット点火プラグの点火装置、及び、点火システム
EP2633593A2 (en) 2010-10-28 2013-09-04 Federal-Mogul Ignition Company Non-thermal plasma ignition arc suppression
CN103210556B (zh) * 2010-12-14 2015-04-01 费德罗-莫格尔点火公司 改进电晕控制的电晕点火器
DE112011104667T5 (de) * 2011-01-04 2013-10-10 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Zündvorrichtung und Zündsystem
JP5161995B2 (ja) * 2011-01-04 2013-03-13 日本特殊陶業株式会社 プラズマジェット点火プラグの点火装置
JP5961871B2 (ja) * 2011-01-28 2016-08-02 イマジニアリング株式会社 内燃機関の制御装置
US8749126B2 (en) * 2011-06-27 2014-06-10 Federal-Mogul Ignition Company Corona igniter assembly including corona enhancing insulator geometry
CN103828149B (zh) * 2011-08-19 2016-05-04 费德罗-莫格尔点火公司 包括温度控制结构的电晕点火器
JP2013060869A (ja) * 2011-09-13 2013-04-04 Ngk Spark Plug Co Ltd 点火システム
US9048635B2 (en) 2013-03-13 2015-06-02 Federal-Mogul Ignition Company Spark plug with laser keyhole weld attaching ground electrode to shell
US8937427B2 (en) 2013-03-14 2015-01-20 Federal-Mogul Ignition Company Spark plug and method of manufacturing the same
EP3029784A4 (en) * 2013-08-01 2017-11-15 Imagineering, Inc. Spark plug and plasma generating device
US11053908B2 (en) * 2018-05-21 2021-07-06 Ford Motor Company Device and method for detecting a cylinder deactivation mode using inferred compression

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551830U (ja) * 1978-09-30 1980-04-05
JPS63123771U (ja) * 1987-02-04 1988-08-11
WO1997043544A1 (fr) * 1996-05-16 1997-11-20 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Dispositif d'allumage
JP2000161192A (ja) * 1998-11-20 2000-06-13 Nissan Motor Co Ltd 直噴火花点火式内燃機関の点火制御装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4369756A (en) * 1980-01-11 1983-01-25 Nissan Motor Co., Ltd. Plasma jet ignition system for internal combustion engine
JPS572470A (en) 1980-06-06 1982-01-07 Nissan Motor Co Ltd Plasma ignition unit
JPS5823281A (ja) * 1981-08-06 1983-02-10 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の点火装置
US5619959A (en) * 1994-07-19 1997-04-15 Cummins Engine Company, Inc. Spark plug including magnetic field producing means for generating a variable length arc
US5555862A (en) * 1994-07-19 1996-09-17 Cummins Engine Company, Inc. Spark plug including magnetic field producing means for generating a variable length arc
US6131555A (en) * 1998-04-20 2000-10-17 Cummins Engine Company, Inc. System for controlling ignition energy of an internal combustion engine
CA2383187C (en) * 1999-09-15 2009-11-17 Knite, Inc. Long-life traveling spark ignitor and associated firing circuitry
US6609507B2 (en) * 2001-08-20 2003-08-26 Pertronix, Inc. Second strike ignition system
JP4778301B2 (ja) * 2005-11-22 2011-09-21 日本特殊陶業株式会社 プラズマジェット点火プラグおよびその点火装置
JP4674219B2 (ja) * 2006-03-22 2011-04-20 日本特殊陶業株式会社 プラズマジェット点火プラグの点火システム
JP4669486B2 (ja) * 2006-03-22 2011-04-13 日本特殊陶業株式会社 プラズマジェット点火プラグおよびその点火システム
US7839065B2 (en) * 2007-03-30 2010-11-23 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Plasma jet spark plug and manufacturing method therefor

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551830U (ja) * 1978-09-30 1980-04-05
JPS63123771U (ja) * 1987-02-04 1988-08-11
WO1997043544A1 (fr) * 1996-05-16 1997-11-20 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Dispositif d'allumage
JP2000161192A (ja) * 1998-11-20 2000-06-13 Nissan Motor Co Ltd 直噴火花点火式内燃機関の点火制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7827954B2 (en) 2010-11-09
US20070114901A1 (en) 2007-05-24
EP1801413B1 (en) 2017-03-22
EP1801413A3 (en) 2011-11-23
JP2007170371A (ja) 2007-07-05
EP1801413A2 (en) 2007-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4674193B2 (ja) プラズマジェット点火プラグの点火制御方法およびその方法を用いた点火装置
JP4778301B2 (ja) プラズマジェット点火プラグおよびその点火装置
JP4669486B2 (ja) プラズマジェット点火プラグおよびその点火システム
WO2009088045A1 (ja) プラズマジェット点火プラグの点火制御
JP2007287665A (ja) プラズマジェット点火プラグおよびその点火システム
US8082897B2 (en) Plasma jet ignition plug and ignition device for the same
JP5858903B2 (ja) 点火装置
JP7413746B2 (ja) 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた内燃機関
JP2001234842A (ja) 内燃機関用点火システム
JP6366346B2 (ja) 点火装置
JP2010170996A (ja) 点火プラグおよび点火システム
US8558442B2 (en) Plasma jet ignition plug
JP2009193737A (ja) 点火プラグ
JP4968203B2 (ja) プラズマ式点火装置
JP2010174691A (ja) プラズマ式点火装置の点火制御方法およびその方法を用いたプラズマ式点火装置
JP2010015856A (ja) 内燃機関用スパークプラグ
JP2023135718A (ja) 点火装置
JPH1187014A (ja) 層状燃焼方式エンジン用スパークプラグ
JPH0560036A (ja) 高電圧流型燃料噴射点火装置
JP2008258077A (ja) 点火プラグ
JP5658647B2 (ja) 点火システム
JP2010209837A (ja) プラズマ点火装置
JPS5857078A (ja) エンジンの点火装置
JPH1187015A (ja) 層状燃焼方式エンジン用スパークプラグ
JP2010223051A (ja) プラズマ点火装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080223

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100824

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101228

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4674193

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140128

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees