JP4671875B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
保持枠に保持されたトッププレートに前記赤外線投光手段に対応して赤外線通光部が設けられ、前記本体ケースの上面開口部に装着された天板とからなり、
前記火力調整ダイヤルスイッチを押し出して火力調整の待機状態にすると前記赤外線投光手段からの赤外線信号が上方に設けた換気装置に受光されて該換気装置が駆動され、次に前記火力調整ダイヤルスイッチを回動して前記加熱部の出力を設定するように構成したものである。
図1は本発明の実施の形態1に係る一部を断面で示した加熱調理器の斜視図、図2は一部を省略して示した図1の天板を取外した状態を示す斜視図、図3は同じく図2の平面図である。
加熱調理器1は、上面及び前面が開口されて上面開口部の周縁にフランジ部3が設けられた本体ケース2と、保持枠26及び例えば板ガラスの如き非磁材からなり、外周縁が保持枠26に取付けられたトッププレート27から構成され、本体ケース2のフランジ部3に上面開口部を覆って装着された天板25とからなっている。
7は第1〜第3の加熱部4〜6の出力(火力)を制御する制御部、8は後面側に設けた吸気口9から外気を吸引し、第1〜第3の加熱部4〜6や制御部7などの発熱要素を冷却する送風機である。
23a,23b,23cは発光制御基板20に搭載され、後述の換気装置の受光部に赤外線信号を発信する赤外線発光手段(以下、赤外線LEDという)であり、かつこれらを制御する制御部が設けられている(以下の説明では、発光制御基板20を発光制御部と記すことがある)。
33a,33b,33cは発光制御基板20に設けた赤外線LED23a〜23cに対応してトッププレート27に設けられた赤外線通光部で、これは透明又は半透明の通過窓にしてもよく、あるいは赤外線が通過しうる程度にこの部分を薄くしてもよい。
また、タイマー設定ダイヤルスイッチ18a〜18cは、押し出すことによりONになり、ついで、これを回転することによりタイマー時間が設定され、設定された時間は観察窓32a,32b又は中央観察窓32cで観察される。
先ず、図5に示すように、被調理物が入れられた調理鍋40をトッププレート27のいずれかの載置部30a〜30c上に載置する。なお、以下の説明では調理鍋40を載置部30a(第1の加熱部4)上に載置した場合について述べる。ついで、前面操作部15のメインスイッチ16を投入し、火力調整ダイヤルスイッチ17aを押し出してON状態で保持し、待機状態にする。
調理が終わったときは、火力調整ダイヤルスイッチ17aを押し込んでOFFにし、第1の加熱部4の出力を停止する。このとき、換気装置55は第1の加熱部4の出力が停止した後も運転を続け、所定時間(例えば3分間、以下同様)経過すると赤外線LED23aから赤外線信号が発信され、停止する。
[例−1]
図1の加熱調理器においては、トッププレート27に設けた赤外線通光部33a〜33cを円形に形成した場合を示したが、発光制御基板20に搭載した赤外線LED23a〜23cが組立時のバラツキなどにより傾いたり倒れたりして、トッププレート27により赤外線信号の一部が遮断されて送信効率が低下したり、全部が遮断されて換気装置55の受光部58が受光できなくなるおそれがある。
本例はこのような場合にも対応しうるように、図8に示すように、トッププレート27に設けた赤外線通光部33a〜33cを前後方向に長い長方形状に形成したものである。
本実施の形態において、メインスイッチ16を投入し、第1〜第3のいずれかの加熱部(例えば、加熱部6)の火力調整ダイヤルスイッチ17cを押し出したとき(ONになったとき)に、換気装置55が処理(排気)能力「中」で動作を開始し、火力調整ダイヤルスイッチ17cを回動して第3の加熱部6の火力を調整し、調理が開始されると換気装置55の処理能力が「強」に変わる。
調理が終わって火力調整ダイヤルスイッチ17cを押し込んで第3の加熱部6への通電がOFFされると、換気装置55の処理能力が再び「中」に戻り、所定時間経過すると換気装置55が停止するようにしたものである。
また、換気装置55の適切な処理能力を提供することにより、調理中以外の換気装置55の不要な運転音を低減することができる。
本例は、実施の形態1において、先ず、メインスイッチ16を投入すると各火力表示部21a〜21cが発光し、ついで、上面操作部28に設けた複数個のロースターキーのいずれか(例えば、調理メニュー選択キー)を押すと、中央の火力表示部21cが別の色で発光し、同時に赤外線LED23cが赤外線信号を出力して換気装置55が作動し、ついで、例えばロースターキーを押すと、ロースター13の加熱部(図示せず)に通電され、調理が開始されるようにしたものである。
調理が終わったときは、上面操作部28のロースター停止キーを押すと加熱部への通電がOFFし、その後所定時間経過すると換気装置55が停止する。
さらに、ロースターキーを押すことにより、中央の火力表示部21cが別の色で発光するので、使用者に換気装置55の運転が始まったことを知らせることができる。
本例は、実施の形態1において、本体ケース1とロースター13の扉14との接触面に、発光制御部20に接続され、扉14の開閉によりON−OFFするスイッチ(図示せず)を設けたものである。
先ず、ロースター13の庫内に被調理物を入れて、メインスイッチ16を投入し、ついで、上面操作部28の例えばロースターの調理メニュー選択キーを押して被調理物に合ったメニューを選び、ロースタースタートキーを押して加熱部に通電し、調理(加熱)を開始する。このとき、換気装置55は、赤外線LED23cからの赤外線信号により例えば処理能力「中」で運転される。
そして、調理が終わった被加熱物を取出すためにロースター13を引き出すと、換気装置55の処理能力が「中」から「強」に変わり、ロースター13の庫内から大量に放出された煙や水蒸気を排出する。ロースター13を再度押し込むと換気装置55の処理能力は「中」に戻り、所定時間経過すると停止する。
さらに、必要に応じて換気装置55の処理能力を変えるようにしたので、必要時以外の換気装置55の運転音を低減することができる。
本例は、実施の形態1において、火力調整ダイヤルスイッチ17a〜17cを押し出してONすることにより、使用状態の表示部22a,22b又は中央表示部22cを点灯させ、換気装置55が火力調整ダイヤルスイッチ17a〜17cと連動して動作するタイミングを使用者に知らせるようにしたものである。
本例によれば、換気装置55の動作開始のタイミングを視覚的に確認できるので、例えば、周囲の騒音が大きい場合にも、換気装置55の動作開始を目視により知ることができる。
図10は本発明の実施の形態2に係る加熱調理器の平面図及びA−A拡大断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
実施の形態1においては、天板25のトッププレート27の前面側に赤外線通光部33a〜33cを設けたが、本実施の形態においては、トッププレート27を保持する保持枠26に赤外線通光部33a,33bを設けたものである。
また、図10〜図12には、赤外線通光部33a,33bが円形の場合を示したが、図9で説明したように、前後方向に長い長方形状又は橋円形状に形成してもよい。
さらに、赤外線通光部33a,33bを保持枠26の左右又は後面側に設けた場合は、使用者の手などによって赤外線信号が遮断されるおそれがなく、これらにより、換気装置55の受光部58の受光効率を高めることができる。
図13は本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の要部の説明図及びそのB−B断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、実施の形態1又は2の天板25の保持枠26の前面側に設けた上面操作部28の一方の端部(図には左端部の場合が示してある)に、換気扇・照明操作スイッチ29(以下、換気扇スイッチという)を設け、この換気扇スイッチ29を発光制御部20に接続したもので、そのタッチ部29aは円弧状のエンボス加工が施されている。
図14は換気扇スイッチ29のタッチ部29aの中央部に突起部29bを設けたもので、これにより換気扇スイッチ29の位置がわかり易く、調理中でも被調理物から目を離すことなく、換気扇57の処理能力の切換えや照明部59のON−OFF操作を行うことができる。
また、図15は換気扇スイッチ29をほぼ四角形状に形成したもので、目視し又は手を触れることにより他のスイッチ類と容易に区別することができ、上記と同様の効果を得ることができる。
さらに、図16は換気扇スイッチ29の上面に、換気扇及び照明の図柄を表示したもので、これにより、視覚的に換気扇スイッチ29の位置が分かるようにしたもので、上記と同様の効果を得ることができる。
また、換気扇57の処理能力の切換えと照明部59のON−OFFを1個の切換スイッチ29で構成したので、構造が簡単で使用者の他のスイッチの選択が容易である。
上記の説明では、第1の加熱部4で調理を行う場合について説明したが、第2の加熱部17b及び第3の加熱部17cで調理を行う場合も同様である。
実施の形態1〜3では、メインスイッチ16を投入し、火力調整ダイヤルスイッチ17a〜17c又は換気扇スイッチ29を操作することにより、赤外線LED23a〜23cから赤外線信号を出力して換気装置55を駆動する場合を示したが、本実施の形態は、メインスイッチ16を投入すると、赤外線LED23a〜23cから赤外線信号を出力して換気装置55を駆動するようにしたものである。
なお、本実施の形態においても、前述の実施の形態2,3を実施することができる。
Claims (8)
- 加熱部、該加熱部の出力を制御する制御部、赤外線投光手段及び該赤外線投光手段の制御部等を有し、前面側にロースター及びメインスイッチや火力調整ダイヤルスイッチ等を有する前面操作部が設けられた本体ケースと、
保持枠に保持されたトッププレートに前記赤外線投光手段に対応して赤外線通光部が設けられ、前記本体ケースの上面開口部に装着された天板とからなり、
前記火力調整ダイヤルスイッチを押し出して火力調整の待機状態にすると前記赤外線投光手段からの赤外線信号が上方に設けた換気装置に受光されて該換気装置が駆動され、次に前記火力調整ダイヤルスイッチを回動して前記加熱部の出力を設定するように構成したことを特徴とする加熱調理器。 - 加熱部、該加熱部の出力を制御する制御部、上端部外周に設けたフランジ部上に配設された赤外線投光手段、該赤外線投光手段の制御部等を有し、前面側にロースター及びメインスイッチや火力調整ダイヤルスイッチ等を有する前面操作部が設けられた本体ケースと、
トッププレートの保持部に前記赤外線投光手段に対応して赤外線通光部が設けられ、前記本体ケースの上面開口部に装着された天板とからなり、
前記火力調整ダイヤルスイッチを押し出して火力調整の待機状態にすると前記赤外線投光手段からの赤外線信号が上方に設けた換気装置に受光されて該換気装置が駆動され、次に前記火力調整ダイヤルスイッチを回動して前記加熱部の出力を設定するように構成したことを特徴とする加熱調理器。 - 前記トッププレートを保持する保持枠の前面側に上面操作部を設け、該上面操作部に前記赤外線投光手段を制御する換気扇スイッチを設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の加熱調理器。
- 前記赤外線投光手段を、本体ケースの前面側のフランジ部上に設けたことを特徴とする請求項2または3に記載の加熱調理器。
- 前記赤外線投光手段を、本体ケースの左右のフランジ部上に設けたことを特徴とする請求項2または3に記載の加熱調理器。
- 前記赤外線投光手段を、本体ケースの後面側のフランジ部上に設けたことを特徴とする請求項2または3に記載の加熱調理器。
- 前記赤外線通光部を、前記赤外線投光手段が傾き又は倒れる方向に長い長方形状又は楕円形状に形成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の加熱調理器。
- 前記ロースターと本体ケースとの間に、該ロースターの出し入れにより前記赤外線投光手段を制御するスイッチ手段を設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の加熱調理器。
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