JP4670747B2 - 車両用シートのヘッドレスト - Google Patents
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Description
また、4節リンク機構は、支承部を前方に移動させた姿勢状態では、ストッパ構造やラッチの噛合構造によって、その姿勢状態で保持されるようになっている。詳しくは、4節リンク機構は、支承部を前方移動させることにより、可動リンクがストッパと当接し、その進行方向への移動が規制されるようになっている。更に、この規制と共に、可動リンクと一体に設けられたラッチ構造がヘッドレスト基部側に設けられた噛合部材と噛合するようになっている。これにより、支承部の後退方向への移動が規制される。したがって、支承部を前方移動させた姿勢状態では、衝突の勢いによって頭部が後傾してきても、支承部がこれに押し戻されることなくその位置で頭部を受け止められるようになる。これにより、頭部の過度な後傾を防ぐことができ、頸部にかかる負荷を軽減することができる。
第1の発明は、車両衝突時に、着座乗員の頭部を受け止める支承部をヘッドレスト基部に対して相対移動させる移動手段を備えた車両用シートのヘッドレストである。移動手段は、支承部とヘッドレスト基部との間に設けられた4節リンク機構と、4節リンク機構を車両衝突時に一方向に回動させて支承部を衝突対応位置に移動させる駆動装置と、を有する。4節リンク機構は、支承部とヘッドレスト基部とを原動リンクと従動リンクとによって4節リンクを構成するように連結し、車両衝突時に原動リンクと従動リンクとを一方向に回動させることにより支承部を初期位置から前方かつ上方側に移動させて衝突対応位置の状態にする構成となっている。駆動装置は、4節リンク機構を一方向に回動附勢する附勢部材と、附勢部材の附勢力に抗して4節リンク機構を初期位置に保持する保持部材と、を有する。保持部材は、ヘッドレスト基部に回動可能に軸連結されて設けられ、常時は附勢部材によって一方向に回動附勢された原動リンク又は従動リンクのうちの一方に対し、このリンクとは異なる位置でヘッドレスト基部に軸連結された構成により同リンクに形成された係合部と互いにリンク長方向に突き当てられた状態となって係合し同リンクの一方向への回動を規制する構成となっている。車両衝突時には、保持部材が回動されて係合部との係合状態から外されることにより、支承部が衝突対応位置に向かって動かされる。
この第1の発明によれば、保持部材は、原動リンク又は従動リンクのうちの一方に対し、同リンクに形成された係合部と互いにリンク長方向に突き当てられた状態となることにより、同リンクの一方向への回動を規制して、4節リンク機構を初期位置の状態に保持した状態となる。この回動規制状態は、車両衝突時に保持部材が回動されて係合部との係合状態から外されることにより解除される。これにより、4節リンク機構が附勢部材の附勢力によって一方向に回されて、支承部が衝突対応位置まで動かされる。
この第2の発明によれば、保持部材は、係合ピンが一方のリンクの長孔の一部に形成された引込溝内に引き込まれることにより、長孔内でのリンク長方向へのスライドが規制された状態となる。これにより、保持部材が、上記一方のリンクに対して、互いにリンク長方向に突き当てられた状態となって同リンクの一方向への回動を規制した状態となる。この回動規制状態は、保持部材が回動されて係合ピンが引込溝から外されることにより解除される。
この第3の発明によれば、保持部材に設けられた係合ピンは、4節リンク機構の回動に伴って、一方のリンクに形成された長孔内をリンク長方向にスライドする。そして、係合ピンは、支承部が衝突対応位置に到達する位置まで4節リンク機構が回動することにより、長孔の端部に到達し、上記リンクの回動を規制して4節リンク機構の回動を規制する。
先ず、第1の発明によれば、保持部材を、4節リンク機構を構成する原動リンク又は従動リンクのうちの一方に対し、互いにリンク長方向に突き当てられた状態となるように係合させて同リンクの回動を規制する構成としたことにより、同リンクと保持部材とを同じリンク長方向に向けた状態にして、これらを前後幅が小さくなるようにコンパクトに収めることができる。
更に、第2の発明によれば、係合ピンを長孔内に嵌め込んで、この長孔内の一部に形成した引込溝内に係合ピンを引き込むことで係合ピンのリンク長方向へのスライドを規制する構成としたことにより、誤作動を起こさせることなく保持部材による4節リンク機構の初期位置での保持を安定的に行うことができる。
更に、第3の発明によれば、長孔と係合ピンとの嵌合構造を用いて、支承部が衝突対応位置に到達する位置で4節リンク機構の回動を係止させる機構を合理化して簡素に構成することができる。
ここで、図2〜図7では、本実施例の構成を分かり易く表すために、ヘッドレスト3やシートバック2の表皮構造を省略し内部の骨組み構造のみを表している。したがって、以下の説明において、ヘッドレスト3やシートバック2の表皮構造について述べる場合には、適宜図1を参照するものとする。
ところで、上記した4節リンク機構10の保持状態を解除する操作は、図2に示されている解除操作機構20の作動によって行われる。この解除操作機構20は、シートバック2の内部に配設されている。そして、この解除操作機構20は、4節リンク機構10を初期位置の状態に係合によって保持している保持部材30の解除操作を行う押動カム40に連結されている。ここで、解除操作機構20は、車両の後面衝突の発生により、その勢いで乗員の背部がシートバック2に大きく圧し掛かろうとする背凭れ荷重を受けて後方側に押し動かされる構造となっている。そして、解除操作機構20は、この押動によって、押動カム40を操作し、保持部材30と4節リンク機構10との係止状態を解除させるようになっている。
以下、4節リンク機構10や解除操作機構20等の各構成について詳しく説明する。
すなわち、4節リンク機構10は、図4に示されるように、可動リンク11、固定リンク12、原動リンク13及び従動リンク14を有する。これら各リンクは、樹脂によって形成されている。
詳しくは、可動リンク11は、前述した曲板形状の支承部3aとして構成されている。そして、固定リンク12は、厚板状に形成されており、ヘッドレスト3の各ステー3b,3bと一体的に連結されている。ここで、固定リンク12が本発明のヘッドレスト基部に相当する。そして、原動リンク13,13及び従動リンク14,14は、可動リンク11と固定リンク12とを繋ぐかたちでこれらにリンク連結されている。これら原動リンク13,13や従動リンク14,14は、ヘッドレスト3の幅長方向に左右一対の構成となっている。そして、原動リンク13,13や従動リンク14,14は、可動リンク11や固定リンク12に対して長尺棒状の連結軸10a〜10dによってそれぞれリンク連結されており、左右の動きが同期して行われるようになっている。
また、4節リンク機構10の連結軸10aと連結軸10cとの間には、引張ばねSaが掛け渡されている。ここで、引張ばねSaが本発明の附勢部材に相当する。この引張ばねSaにより、4節リンク機構10は、常時は、その進行の回動方向に附勢されている。ここで、4節リンク機構10の進行の回動方向とは、図5で見て、原動リンク13,13が連結軸10dを中心として時計回りに回動する方向のことである。
ここで、保持部材30は、樹脂によってリンク形状に形成されている。そして、保持部材30は、前述した各連結軸10a〜10dと平行な連結軸30aにより、その一端が固定リンク12に回動可能に軸支されている。詳しくは、連結軸30aは、連結軸10dに対してその前方かつ上方に離間した位置に配設されている。また、この保持部材30の他端には、軸方向に突出した係合ピン31が設けられている。この係合ピン31は、上述したように、原動リンク13の長孔13a内を長手方向にスライド移動自在に嵌め込まれている(図8参照)。これにより、保持部材30は、4節リンク機構10が進行方向(時計回り方向)に回動するときには、係合ピン31を長孔13a内で長手方向にスライド移動させながら、それ自身も進行方向に回動するようになっている。
ところで、図8に示されるように、前述した長孔13aは、連結軸10dにより軸支されている側の端部(一端)において、その長手方向に対して垂直方向に屈折した引込み形状の引込溝13bが形成されている。この引込溝13bは、同図の実線で示されているように、原動リンク13が初期位置の状態となったときに、係合ピン31をその内部に引き込めるように形成されている。そして、図5に示されるように、係合ピン31が引込溝13bに引き込まれた状態では、4節リンク機構10が引張ばねSaによって進行方向に回動附勢されることにより、係合ピン31によって保持部材30が原動リンク13に突き当てられた状態となる。
すなわち、保持部材30は、原動リンク13の軸支位置(連結軸10d)から径方向に離間した位置(連結軸30a)で軸支されており、原動リンク13とは異なる回動軌跡を有している。したがって、保持部材30は、係合ピン31が引込溝13bに引き込まれていない状態(長孔13a内にある状態)であれば、原動リンク13の回動に伴って、係合ピン31を長孔13a内でスライド移動させながら共に回動する。しかし、保持部材30は、係合ピン31が引込溝13bに引き込まれた状態では、係合ピン31の長手方向へのスライド移動が規制された状態となる。これにより、保持部材30は、進行方向に回動しようとする原動リンク13に突き当てられてその回動を規制した係止状態となる。
また、図8に示されるように、長孔13aの終端13c、すなわち、前述した回動中心とは反対側の端部は、係合ピン31のスライド移動を当接によって係止できるようになっている。ここで、長孔13aの終端13cが本発明の他端に相当する。この長孔13aの終端13cは、図5の仮想線で示されるように、4節リンク機構10の進行方向への回動により、支承部3aが衝突対応位置に到達したときに、係合ピン31が当接するようになっている。これにより、係合ピン31の長手方向へのスライド移動が規制された状態となり、保持部材30は、進行方向に回動しようとする原動リンク13に突き当てられてその回動を規制した係止状態となる。
この押動カム40は、樹脂によって形成されており、図5に良く示されるように、連結軸10dとの連結部を頂点とした略三角形状に形成されている。この押動カム40には、湾曲形状の案内孔41が形成されている。この案内孔41は、同図の実線で示さている押動カム40の紙面内右下方向に滑らかに湾曲した形状に形成されている。そして、この案内孔41には、後述するケーブル部材24のインナーケーブルの上端が案内孔41内をスライド移動自在な状態として掛け入れられている。
これにより、回動カムは、インナーケーブルが紙面内下方向に牽引操作されると、案内孔41の内周面がこのインナーケーブルによって押圧されるかたちで時計回り方向に押し動かされるようになっている。そして、この時計回り方向への回動により、押動カム40は、前述した引込溝13bの内部に引き込まれている保持部材30を下方側から押圧して引込溝13bから押し出す(図8参照)。これにより、係合ピン31は、長孔13a内での長手方向へのスライド移動が許容される状態となる。すなわち、原動リンク13(4節リンク機構10)の進行方向への回動が許容される状態となる。
したがって、車両の後面衝突の発生時には、支承部3aに後傾した乗員の頭部を受け止める受止荷重が作用しても、支承部3aは、進行方向とは逆方向(矢印の逆方向)に押し戻されない状態として保持される。
すなわち、解除操作機構20は、図6に示されるように、加圧板21と、軸支部材22と、腕部材23と、ケーブル部材24と、を有する。これら各部材は、シートバック2の形状内部に配設されている。詳しくは、各部材は、図7に示されるように、シートバック2の骨格を成すバックフレーム2fのサイドフレームFsの前後幅に収まるように配設されている。なお、ケーブル部材24については、その下端側はシートバック2の形状内部に配設されているが、上端側は、図2に示されるように、ヘッドレスト3の幅長方向左側に設けられたステー3bの内部に挿し通されることによってヘッドレスト3の形状内部に配設されている。
詳しくは、加圧板21は、図6に示されるように、その上側と下側の縁部がシートバック2の後方側に反り返った湾曲形状に形成されている。この加圧板21は、その後方下側の位置で、サイドフレームFsに対して軸回動可能に連結された軸支部材22と一体に固定されている。詳しくは、軸支部材22は、両サイドフレームFs,Fs間に掛け渡されて固定された補強部材Rfに対し、これに更に固定して設けられた軸支ブラケットRbによって軸回動可能に連結されている。これにより、加圧板21は、シートバック2に対して、その形状内部で前後方向に押引動可能な状態とされている。この加圧板21は、常時は図6や図7の実線で示されている前側の姿勢位置に保持されている。そして、車両の後面衝突の発生により、その勢いで乗員の背部がシートバック2に大きく圧し掛かろうとする背凭れ荷重を受けることにより、同図の仮想線で示されるように後方側に押し動かされる。
ここで、ケーブル部材24は、可撓性を有するが比較的剛性の高い管状のアウターケーブル24bの内部に可撓性を有したインナーケーブル24aが挿し通された構成となっている。そして、アウターケーブル24bの下端は、上述したように腕部材23に固定されており、インナーケーブル24aの下端は、図6に示されるように、バックフレーム2fと一体に固定されている。また、アウターケーブル24bの上端は、図3に示されるように、ヘッドレスト3のステー3bと一体に固定されており、インナーケーブル24aの上端は、前述したように押動カム40の案内孔41に掛け入れられている。このインナーケーブル24aの上端は、比較的剛性の高いワイヤー部材によって形成されており、その牽引操作に伴って押動カム40を押し動かせるようになっている。
すなわち、図1の仮想線に示されるように、ヘッドレスト3の通常時の初期状態では、支承部3aが初期位置の状態で保持されている。そして、図6を参照して、車両の後面衝突が発生すると、その勢いで乗員の背部がシートバック2に大きく圧し掛かり、加圧板21が後方側に押し動かされる。これにより、図5に示されるように、ケーブル部材24が牽引操作され、保持部材30による4節リンク機構10の保持状態が解除される。そして、これにより、4節リンク機構10は、引張ばねSaの附勢によって、保持部材30の係合ピン31が長孔13aの終端13cと当接する位置まで進行方向(矢印方向)に回動する。これにより、同図の仮想線で示されるように、支承部3aが初期位置の状態(実線状態)から前方かつ上方に移動した衝突対応位置の状態となり、同位置で頭部が後傾してくるのを待ち受ける状態となる。そして、図1に戻って、支承部3aが衝突対応位置(実線位置)まで移動したことにより、支承部3aにかかる頭部の後傾に伴う受止荷重は、4節リンク機構10を進行方向に回動させる押圧力、すなわち係合ピン31を長孔13aの終端13cによって規制されている長手方向にスライド移動させる押圧力として作用する。したがって、支承部3aは、上記の受止荷重を受けても進行方向とは逆方向に押し戻されることはなく、乗員の頭部を衝突対応位置で受け止める。
なお、衝突対応位置(実線位置)まで移動させた支承部3aを元の初期位置(仮想線位置)の状態に戻すには、4節リンク機構10を引張ばねSaの附勢に抗して進行方向(矢印方向)とは逆の回動方向に戻し込むように操作すればよい。これにより、図5に示されるように、係合ピン31が自動的に引込溝13bに落ち込むため、支承部3aを再び初期位置の状態に保持することができる。
更に、保持部材30の動きを、係合ピン31が嵌め込まれた長孔13aや引込溝13bの形状の範囲内に規制することができるため、その作動時に誤作動が起こり難くすることができる。更に、長孔13aの長さ形状を利用して、支承部3aが衝突対応位置に到達したときの4節リンク機構10の進行方向への回動を規制することができる。すなわち、長孔13aの形状によって、4節リンク機構10の初期位置での保持と衝突対応位置での保持とを行うことができる。
なお、本実施例では、実施例1で示した各部材と実質的に同様の構成及び作用を奏する箇所については同一の符号を付して説明を簡略化し、相違する箇所について詳しく説明していく。
この保持部材30は、係合ピン31が押動カム40に押圧されて落込部13dから押し出されることにより、原動リンク13との突き当てによる係止状態から外される。これにより、保持部材30は、4節リンク機構10の進行方向への回動に伴って、係合ピン31を原動リンク13の上面に沿ってスライド移動させながら回動する(図10参照)。この4節リンク機構10は、図9に示されるように、支承部3aが衝突対応位置に到達することにより、従動リンク14の上面部が固定リンク12と一体的に形成されたストッパ部12sと当接し、その進行方向への回動が規制されるようになっている。
このように、本実施例の車両用シートのヘッドレストでは、原動リンク13の上面部に段差状に落ち込む落込部13dを形成したことにより、4節リンク機構10を初期位置の姿勢状態に保持する構造を比較的簡単な構成として具現化することができる。
例えば、4節リンク機構は、加圧板によって牽引操作されるケーブル部材によって、直接、進行方向に回動操作される構成であってもよい。このようなケーブル部材によって4節リンク機構を直接回動操作する構成は、特開2005−104259号公報等の文献に開示されている。
また、4節リンク機構は、衝突対応位置の姿勢状態では、原動リンクや従動リンクが共に水平よりも上を向いた姿勢状態となるものを示した。しかし、4節リンク機構の姿勢状態は、支承部によって乗員の頭部を受け止める受止荷重が4節リンク機構を更に進行方向に回動させる押圧力として作用する姿勢状態となっていればよく、特に限定されるものではない。
また、保持部材が押動カムによって押し出される構成を示したが、保持部材にケーブル部材が直接掛着されて押引操作されるようになっていても良い。
また、保持部材に設けられた係合ピンが原動リンクの引込溝(実施例1)や落込部(実施例2)に入り込むことで、保持部材が原動リンクに対して突き当てによる係止状態となるものを示した。しかし、例えば、係合ピンが原動リンクに対して垂直に突き当てられるように構成を採れば、上記のような段差形状を形成しなくても係合部を成り立たせることができる。
また、原動リンクに形成された長孔や引込溝(実施例1)や落込部(実施例2)は、原動リンク自体に直接形成されたものを示したが、これと一体的に構成された部材に形成されていても良い。また、係合部は、従動リンクに形成されていても良い。また、係合部を可動リンクに形成しても良いが、この場合には、保持部材を重力の作用に抗して可動リンクに当て交うための附勢部材が別途必要となることがある。
また、保持部材の係合ピンを、ばね等の附勢部材の附勢力によって引込溝(実施例1)や落込部(実施例2)に落とし込むようにしてもよい。
2 シートバック
2f バックフレーム
2s サポート
3 ヘッドレスト
3a 支承部
3b ステー
10 4節リンク機構
10a〜10d 連結軸
11 可動リンク
12 固定リンク(ヘッドレスト基部)
12s ストッパ部
13 原動リンク
13a 長孔
13b 引込溝
13c 終端(他端)
13d 落込部(係合部)
14 従動リンク
20 解除操作機構
21 加圧板
22 軸支部材
23 腕部材
24 操作ケーブル
24a インナーケーブル
24b アウターケーブル
30 保持部材
30a 連結軸
31 係合ピン
40 押動カム
41 案内孔
Sa 引張ばね(附勢部材)
Fs サイドフレーム
Fu アッパフレーム
Rf 補強部材
Rb 軸支ブラケット
Claims (3)
- 車両衝突時に、着座乗員の頭部を受け止める支承部をヘッドレスト基部に対して相対移動させる移動手段を備えた車両用シートのヘッドレストであって、
前記移動手段は、
前記支承部と前記ヘッドレスト基部との間に設けられた4節リンク機構と、
該4節リンク機構を車両衝突時に一方向に回動させて前記支承部を衝突対応位置に移動させる駆動装置と、を有し、
前記4節リンク機構は、前記支承部と前記ヘッドレスト基部とを原動リンクと従動リンクとによって4節リンクを構成するように連結し、車両衝突時に前記原動リンクと前記従動リンクとを一方向に回動させることにより前記支承部を初期位置から前方かつ上方側に移動させて前記衝突対応位置の状態にする構成となっており、
前記駆動装置は、
前記4節リンク機構を一方向に回動附勢する附勢部材と、
該附勢部材の附勢力に抗して前記4節リンク機構を初期位置に保持する保持部材と、を有し、
該保持部材は、前記ヘッドレスト基部に回動可能に軸連結されて設けられ、常時は前記附勢部材によって一方向に回動附勢された前記原動リンク又は前記従動リンクのうちの一方に対し当該一方のリンクとは異なる位置で前記ヘッドレスト基部に軸連結された構成により当該一方のリンクに形成された係合部と互いにリンク長方向に突き当てられた状態となって係合し当該一方のリンクの一方向への回動を規制する構成となっており、車両衝突時には前記保持部材が回動されて前記係合部との係合状態から外されることにより前記支承部が前記衝突対応位置に向かって動かされることを特徴とする車両用シートのヘッドレスト。 - 請求項1に記載の車両用シートのヘッドレストであって、
前記保持部材が前記一方のリンクと互いにリンク長方向に突き当てられた状態となって係合する構成は、前記保持部材に設けられた係合ピンが前記一方のリンクに形成されたリンク長方向に延びる長孔内にスライド可能な状態に嵌め込まれ、前記係合ピンが前記長孔の一部に形成されたリンク長方向とは垂直な方向に凹む引込溝内に引き込まれることにより当該引込溝が前記係合部となって前記係合ピンの前記長孔内でのリンク長方向へのスライドを規制する構成であることを特徴とする車両用シートのヘッドレスト。 - 請求項2に記載の車両用シートのヘッドレストであって、
前記支承部の移動を前記衝突対応位置に係止させるストッパ構造が、前記係合ピンが前記長孔の端部に到達することで前記4節リンク機構の一方向への回動が規制される構成から成ることを特徴とする車両用シートのヘッドレスト。
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