JP4669164B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式或いは静電記録方式にて像担持体表面に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像装置で可視像化する画像形成装置、並びに該画像形成装置に設けられ、複数の現像剤担持体を有する現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写装置や画像記録装置、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置は、その画像形成部において、回転する像担持体である感光体を帯電装置により帯電し、露光光学系により原稿の画像を露光位置において露光して感光体の周面に静電潜像を形成し、この感光体の周面上に形成された静電潜像を現像装置で現像して現像剤(トナー)像を形成し、該トナー像を転写装置の電圧印加によって転写紙に転写し、転写後の感光体をクリーニング装置でクリーニングした後、帯電前露光を行い、残留電荷を除去し、再び上記の工程を繰り返して画像形成を行う。
【0003】
この画像形成部において現像動作を行う現像装置としては、現像剤担持体である現像スリーブを複数設けることで、現像スリーブの周速を上げずに高速対応可能とされた現像装置がある。このような現像装置では、現像スリーブを複数使用するため、現像装置が大型化してしまう傾向がある。そこで、複数の現像スリーブを近接させ一体構成されていることが多い。
【0004】
ところで、現像装置の現像容器内を循環移動する現像剤は、現像スリーブの表面に沿って軸受け方向に移送されたものが、現像スリーブの表面を伝わって端部へと移送され、現像スリーブの端面の軸受け部を介して外部へと漏出して、装置本体内部に飛散して、種々の不都合を引き起こすという問題があった。
【0005】
そこで、この問題に対して、従来までは、フェルトによって現像スリーブ上の現像剤を機械的にかきとる方法を用いていたが、この方法では現像スリーブを駆動させるトルクが大きくなり、モーターに大きな負荷をかけ、寿命を短くすると共に、端部昇温が生じて端部トナー固着などを引き起こす虞があった。
【0006】
従って、このような現像剤の上記端部への漏出を防止する方法として、特開平2−262171号公報にも開示されているように、現像スリーブの軸線方向両端部に、磁性の現像剤シール部材を設け、現像スリーブの表面と所定の間隔をもって、少なくとも一部の周面に沿って現像剤による磁気ブラシを形成し、該磁気ブラシによって、現像剤の現像スリーブの軸線方向両端部への漏出をシールする方法が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の現像装置のように高速化及び、小型化のために、像担持体(感光体)の回転方向に対し順方向に回転する複数の現像スリーブを近接させ、一体的に構成した現像装置では、現像能力を増大させるという点で利点があるが、磁性の現像剤シール部材を設けることによって、感光体の回転方向の上流側にて感光体と対向する現像スリーブ(第一スリーブ)に対して下流側で感光体に対向する現像スリーブ(第二スリーブ)端部の磁性シールとして形成された現像剤の磁気ブラシの流動が、第一スリーブ端部の磁性シールとして形成された現像剤の磁気ブラシの流動により阻害され、第二スリーブ−磁性シール間隙でトナーが滞留したり、溢れ出したり、又は、現像には寄与しない無駄なトナーを消費したりするという問題があった。
【0008】
又、現像スリーブの軸線方向端部でトナー飛散が生じると、それに伴い現像スリーブと感光体との距離を一定に維持するための感光体突き当てコロ等が汚れて、耐久してしまい、そして、突き当てコロのトナー付着により、現像スリーブと感光体との距離が一定に保てなくなる。言い換えれば、現像スリーブと感光体とのギャップが広がる。結果として、濃度低下や、ピッチむらを発生させる虞があった。これに関しては、特に、ギャップ精度の厳しい非接触現像方式を採用した一成分磁性現像剤を用いた方式、例えば一成分ジャンピング現像方式では不利であった。
【0009】
又、現像スリーブの軸線方向端部でトナー飛散が生じると、それに伴い、感光体である感光ドラム、ベルト端部にもトナーが付着し、付着したまま、画像形成装置を作動させると、感光体端部にトナーが融着してしまうといった現象が生じ、クリーニング部でのクリーニング不良や感光体の端部汚れを促進させる虞があった。
【0010】
又、現像スリーブの軸線方向端部でトナー飛散が生じると、それに伴い一次帯電器にへも飛散トナーが舞い、帯電器のワイヤー端部付近にワイヤー汚れが生じ、特に低湿状況下では帯電が不安定であるために、汚れがそのまま画像ムラとなる虞があった。
【0011】
従って、本発明の目的は、複数の現像剤担持体を備える現像装置に、一成分磁性現像剤を採用しても、現像剤担持体の軸線方向端部での現像剤の飛散、漏れを抑制し、現像剤を無駄に使用することや、現像剤担持体周辺に配設された像担持体、帯電体等の汚れを防止して、画像ムラやピッチムラ等の画像不良が生じることのない、高速な画像形成を実現可能な現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係る現像装置及び画像形成装置にて達成される。要約すれば、第一の本発明は、像担持体上に形成された潜像を現像剤によって可視像化する現像装置であって、
前記現像剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部であって且つ前記像担持体と対向配設される位置に設けられ、前記像担持体の回転方向に対し順方向に回転し、内部に周方向に複数の磁極を有する略円筒状の磁界発生手段が固定配置されて、前記現像剤を担持して前記像担持体へと搬送する複数の現像剤担持体と、を有し、該複数の現像剤担持体の軸線方向両端部の少なくとも一部の周面に沿って、磁性物質で形成された現像剤シール部材が設けられ、該現像剤シール部材と前記現像剤担持体内部の前記磁界発生手段との間に発生した磁界により、前記現像剤シール部材の前記現像剤担持体に対する対向面と前記現像剤担持体周面両端部との間に磁気ブラシを形成する現像装置において、
前記複数の現像剤担持体のうち、前記像担持体の回転方向の下流側で対向する現像剤担持体は、前記像担持体の回転方向の上流側で対向する現像剤担持体よりも、前記現像剤シール部材との間隙が大きいことを特徴とする現像装置を提供する。
【0013】
第二の本発明は、像担持体と、該像担持体上に形成された現像剤にて静電潜像を現像する現像装置を有し、
該現像装置は、前記現像剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部で且つ前記像担持体と対向配設される位置に設けられ、前記像担持体の回転方向に対し順方向に回転し、内部に周方向に複数の磁極を有する略円筒状の磁界発生手段が固定配置されて、前記現像剤を担持して前記像担持体へと搬送する複数の現像剤担持体と、を有し、該複数の現像剤担持体の軸線方向両端部の少なくとも一部の周面に沿って、磁性部材で形成された現像剤シール部材が設けられ、該現像剤シール部材と前記現像剤担持体内部の前記磁界発生手段との間に発生した磁界により、前記現像剤シール部材の前記現像剤担持体に対する対向面と前記現像剤担持体周面両端部との間に磁気ブラシを形成する画像形成装置において、
前記複数の現像剤担持体のうち、前記像担持体の回転方向の下流側で対向する現像剤担持体は、前記像担持体の回転方向の上流側で対向する現像剤担持体よりも、前記現像剤シール部材との間隙が大きいことを特徴とする画像形成装置を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る現像装置及び画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。尚、本発明は、複写装置や画像記録装置、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置及びそれに設けられる現像装置に適用でき、以下の実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が無い限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定するものではない。
【0015】
実施例1
図6に、本発明の画像形成装置の概略構成の一例を示す。本実施例の画像形成装置にあっては、プロセススピードが450mm/secで毎分85枚の白黒デジタル複写機であって、像担持体たる感光体1として、外径108mmのa−Siドラム感光体を用いている。a−Siドラム感光体は、有機感光体に比べ、高耐久で寿命が300万枚以上あり、高速機に向いているという特徴がある。
【0016】
斯かる画像形成装置にあっては、感光体1が帯電器3により、例えば+400Vに一様帯電された後、600dpiで画像露光12がなされる。画像露光12は、不図示の半導体レーザーを光源として画像信号により変調されたレーザービームであり、レーザービームは不図示のモーターにより一定の回転数で回転する多面鏡により偏光され、結像レンズを経て、折り返しミラーで反射された後、感光体1上をラスタ走査されその露光部の表面電位を例えば+100Vに減衰させて像状の潜像を形成する。波長は680mmである。
【0017】
その後、現像装置2によって上記潜像をトナー像として現像する。本実施例においては、現像剤(トナー)Tとして、取り扱いが簡易で、現像スリーブ寿命2000k枚までメンテナンスの要らない高耐久な現像方式である黒の一成分磁性現像剤を用いた一成分磁性現像方式を採用して現像動作を行う。トナーTはポジトナーで粒径は7.3μmである。又、本実施例においては、後述にて詳しく説明する、複数の現像剤担持体たる現像スリーブ20、30を用いた反転現像を行う。
【0018】
本実施例では、現像装置2で静電潜像を現像像(トナー像)にした後、ポスト帯電器10で総電流−200μA(AC+DC)を流してトナー像を帯電させた後、矢印方向に進む転写材Pに転写帯電器4により転写し、定着装置たる定着器7に送ってトナー像を定着する。
【0019】
その後、感光ドラム1上の表面に残留したトナーは、クリーニング装置6により清掃される。
【0020】
次に、本発明の特徴部分である現像装置について詳しく説明する。本実施例の現像装置2に使用される現像剤(トナー)Tは、簡易でメンテナンスが要らなく高耐久高信頼性で生産性の高い一成分磁性現像剤(トナー)となっている。
【0021】
現像装置2は、図2に示すように、現像剤担持体として、第一スリーブ20及び第二スリーブ30の2つの現像スリーブを備えている。これらは、トナーを収容する現像容器21の、感光体1に対向した開口部29に、並ぶように、互いに近接して配設された筒状の回転体であり、ここでは、感光体1の回転に対し、上流側の現像スリーブを第一スリーブ20とし、下流側の現像スリーブを第二スリーブ30とする。又、現像装置2においては、図3に示すように、現像容器21の両側壁に、現像スリーブ20、30の軸20b、30bが、軸受け22を介して支持されている。
【0022】
又、第一スリーブ20と第二スリーブ30は同方向に回転しており、担持している外部の感光体1に搬送されるトナーが現像容器21より搬出される時、両現像スリーブ20、30の上方から搬出されるような回転方向、つまり、回転体1の回転に従動するように、図2にては反時計回りに回転している。
【0023】
第一スリーブ20は、非磁性部材である外径20mmのアルミA2017の上にFGB#300(JIS Z 8801で定められた粒形)でブラスト処理をした後、その表面にフェノール樹脂と結晶性グラファイト及びカーボンを100:36:4の割合で混合した膜が形成されている。これはゴースト画像を防止するとともに現像スリーブ20表面の耐久性を高めるためである。
【0024】
第一スリーブ20は、その内部に固定配置され、図2において時計回りにN1、S2、N3、N2、S1極を有し、表1に示すように、磁力60〜100mTの磁場パターンの磁界発生手段である固定マグネット20aを備えている。図2、表1に示すように、N1極とN2極は現像容器21の開口部29に並ぶ位置に対向して配置され、S2、N3極は、現像容器21内部側に配置され、S1極は現像容器21外部側に配置されている。
【0025】
【表1】
Figure 0004669164
【0026】
現像スリーブ20は、感光体1の周速度に対して150%の周速度で回転するようになっている。現像スリーブ20上のトナー量は、現像容器21開口部29に現像スリーブ20に近接させて設けられた層厚規制部材である磁気ブレード26によって層厚を規制して調整されるようになっている。尚、現像スリーブ20と磁気ブレード26との距離S−Bgapは230μmとなっており、第一スリーブ20と感光体1との距離S−Dgapは215μmとなっている。
【0027】
そして、現像スリーブ20には+300VのDCバイアスとVpp1000V、周波数2.7kHzの矩形波をACバイアスとして印加した一成分磁性非接触現像を行うようになっており、現像コントラストはトナーの飛翔方向に200V、かぶりとりコントラストが100Vとなる。
【0028】
第二スリーブ30は、非磁性部材である外径20mmのアルミA2017に、現像スリーブ20と同様な約10μmの膜を形成したものを用いている。
【0029】
現像スリーブ30は、その内部に固定配置され、図2において時計回りにN1、S1、N2、S2、極を有し、表2に示すように、磁力90〜100mTの磁場パターンの磁界発生手段である固定マグネット30aを備えている。図2、図3、表2に示すように、S1極とS2極は現像容器21の開口部に並ぶ位置に対向して配置され、N2極は、現像容器21内部側に配置され、N1極は現像容器21外部側に配置されている。又、S1極は第一スリーブ20内部のマグネット20aのN2極に対向している。
【0030】
【表2】
Figure 0004669164
【0031】
第二スリーブ30は、感光体1の周速度に対して150%の周速度で回転するようになっている。第二スリーブ30上のトナーは、第一スリーブ20によって層厚規制されるようになっている。尚、第一スリーブ20との距離Ggapは400μm、第二スリーブ30と感光体1との距離S−Dgapは215μmとなっている。
【0032】
そして、第一スリーブ20と同様に、第二スリーブ30も、+300VのDCバイアスとVpp1000V、周波数2.7kHzの矩形波をACバイアスとして印加した一成分磁性非接触現像を行うようになっており、現像コントラストはトナーの飛翔方向に200V、かぶりとりコントラストが100Vとなる。
【0033】
次に、現像装置2に備えられた現像剤シール部材27について説明する。
【0034】
上記に説明したように、第一スリーブ20は現像スリーブ20内部に5つの磁極たるN1,N2,N3,S1,S2,を有するマグネット20aを備え、第二スリーブ30は現像スリーブ30内部に4つの磁極たるN1、N2、S1、S2を有するマグネット30aを備えている。
【0035】
そして、図1の現像スリーブ20、30の軸線に交差する方向(短手方向)の正面図、図3の現像スリーブ20、30の軸線方向(長手方向)の正面図に詳しく示すように、これらの両現像スリーブ20、30の外周に沿って、磁性物質である現像スリーブ用の主に鉄で作成されたモルグロイ(KNメッキ、透磁率10.6)で作製した現像剤シール部材である磁気シール部材27を現像スリーブ20、30の軸体方向両端近傍に設けた。尚、図1においては、現像スリーブ20、30内の固定マグネット20a、30aは省略する。
【0036】
現像剤シール部材27は、図2、図3に示すように、第一スリーブ20、第二スリーブ30の、現像容器21内部側の両方の周面に連続して沿って設けられ、図1、図2の現像スリーブ20、30の軸線に交差する方向の断面図にては3字形状(右側が現像容器21内部)であり、弧状部分に両現像スリーブ20、30をはめ込む構成となっている。現像剤シール部材27は、図3に示すように、現像スリーブ20、30の長手方向両端部のみに設けられた、細幅の部材である。
【0037】
軸線方向長さL1=310mmの現像スリーブ20,30に対し、同軸線方向におけるマグネット20aの長さをL2=305mm、同様に、マグネット30aの長さをL2’=305mmとした時は、磁性スリーブ27の幅L3は、約4mm〜8mmで、本実施例の場合はL3=6mmである(図3)。
【0038】
このように、現像スリーブ20、30の両端部に現像剤シール部材27を配置することにより、図1に示すように、現像スリーブ20、30内のマグネット20a、30aの磁力によって現像剤シール部材27が磁化され、マグネット20a、30aと、現像剤シール部材27との間に磁気回路が形成され、現像剤シール部材27の現像スリーブ20、30と対向した端部に磁界が集中し、よって現像剤シール部材27と現像スリーブ20、30の間の空隙部20G、30Gに現像剤Tによる密な磁気ブラシ20B、30Bが形成される。
【0039】
この磁気ブラシ20B、30Bは、現像スリーブ20、30に沿って、現像容器21側壁と現像スリーブ20、30との間の空隙を通って、現像スリーブ20、30の軸受け22へと侵入する現像剤を阻止する作用をなす。
【0040】
つまり、現像剤シール部材27と現像スリーブ20、30との間の空隙部20G、30Gに形成されるトナーTによる磁気ブラシは端部シール部材としての機能をなす。
【0041】
マグネット20a、30aに対する現像剤シール部材27の適切な位置は、図3に示すように、現像スリーブ20,30の長手方向における、現像剤シール部材27の外側の端部位置とマグネット20a、30aの両端部位置とを一致させるのが最も好ましい。
【0042】
なぜならば、現像剤シール部材27の端部よりマグネット20a、30aが外側にはみ出ると、現像スリーブ20a、30a長手方向に、両端外部にも、磁力がはみ出て存在するために、その磁力によってトナーが外部に運ばれてしまい、トナー漏れを引き起こす虞があるからである。
【0043】
又、逆に現像剤シール部材27の外端に対してマグネット20a、30aの端部が中に入り過ぎると、本来、現像剤シール部材27とマグネット20a、30aとの間で磁気ブラシを形成してトナー漏れを無くす現像剤シール部材27が、現像剤シール部材27の外端部では、磁力が存在しないのにもかかわらず、その近辺の現像スリーブ20,30表面部分には現像剤シール部材27の幅で磁気ブラシを形成するために、外側のトナーは端部に漏れると同時に、トナー層厚も大きくなり、ボタ落ちする虞があるからである。
【0044】
更に、現像スリーブ20,30及びマグネット20a、30aの長手方向においては、現像スリーブ20,30とマグネット20a、30aとの関係等でマグネット20a、30aの伸縮や摩擦等によりガタがあるために、それらを考慮してマグネット端から1mm外側に現像剤シール部材27の外端が位置するようにした。
【0045】
又、第一スリーブ20表面と現像剤シール部材27との間隙(ギャップ)20Gは第一スリーブ20の周全体に亘って、400μm±100μmとなるようにし、更に、第二スリーブ30表面と現像剤シール部材27との間隙(ギャップ)30Gは現像スリーブ30の周全体に亘って600μm±100μmとなるようにした。
【0046】
本実施形態にかかる現像装置が、上述のように、現像剤シール部材27とのギャップが、第二スリーブ30と現像剤シール部材27のギャップ30Gを、第一スリーブ20と現像剤シール部材27とのギャップ20Gよりも大きくした構成をとる理由を以下に説明する。
【0047】
前記現像剤シール部材27が配設された現像スリーブ20、30端部の領域では、現像剤の磁気ブラシ20B、30Bが該ギャップ部20G、30Gに形成されるため、現像スリーブ20,30上のトナーコート量は端部以外の領域と比して多くなる。
【0048】
このため、第一、第二スリーブ20、30が近接する部分においてトナーの流れは、両現像スリーブ20、30が同方向に回転することから、図1に示すように、(1)第一スリーブ20に担持されたトナーが現像容器21内に戻る流れ(2)第二スリーブ30に担持されたトナーが感光体1と担持する領域側に流出する流れ(3)第一スリーブ20から第二スリーブ30へトナーが移る流れ、の3種の流れが、組み合わさったものとなる。
【0049】
ここで、第一スリーブ20端部と現像剤シール27のギャップ20Gと、第二スリーブ30端部と現像剤シール27のギャップ30Gに存在するトナー量を比較すると、第二スリーブ30端部と現像剤シール部材27のギャップ30Gにおいては、上記(2)の流れに由来するトナーと、上記(3)の流れに由来するトナーが足し合わさった量のトナーが担持されているため、ギャップ30G部分のトナー量は、ギャップ20G部分のトナー量よりも多くなる。従って、従来の第二スリーブ30端部と現像剤シール部材27とのギャップ30Gが、第一スリーブ20端部と現像剤シール部材27とのギャップ20Gと同じ大きさ(400μm±100μm)では、ギャップ部30Gからトナーが溢れ出し、トナーが漏れる虞があった。
【0050】
又、第一スリーブ20端部と現像剤シール27のギャップ20Gにおけるトナー量はギャップ30Gにおけるトナー量と比較して少なくなっているが、第一スリーブ20内マグネット20aと現像剤シール部材27により形成される磁界により、瞬時にトナーの磁気ブラシ20Bが形成され、ギャップ20Gはトナーで満たされる。
【0051】
一方、第二スリーブ30端部と現像剤シール部材27とのギャップ30G部分に形成されるトナーの磁気ブラシ30Bの流れはギャップ20G部分に比して量が多いにも関わらず、ギャップ20G部分が上記理由により満たされているため、ギャップ30Gからギャップ20G側にトナーが流れ込むことが困難である。
【0052】
ギャップ20Gに流れ込むことができなかったトナーは、ギャップ30G部分から現像剤容器21内部に戻ることとなる。しかし、ギャップ30Gが400μm±100μmと、少ない場合は現像容器21内部に戻れなかったトナーが、第一スリーブ20と第2スリーブ30の対向部で現像容器21内部側付近(図1のh部分)で詰まり始める。
【0053】
更に、ギャップ30G部分に形成されるトナー量の多い磁気ブラシ30Bの流れにより、ギャップ30G部分は、次々とトナーが供給されるため、トナーが滞留し、耐久枚数が増えるにつれ、トナーが漏れ出すという問題が発生する。
【0054】
従って、本実施例では第二スリーブ30と現像剤シール部材27とのギャップ30Gを従来の構成より拡大することで、第一スリーブ20と第2スリーブ30の対向部で現像容器21内部側付近(図1のh部分)でのトナーの詰まりを回避する。即ち、ギャップ30Gを拡大することで、トナーが現像剤容器21側に戻るための逃げ道を確保でき、第二スリーブと現像剤シール部材27とのギャップ部30Gでのトナー滞留を防ぐので、ギャップ部30Gからトナーが漏れるのを防止することが可能な構成となった。
【0055】
本実施例に斯かる現像装置2を備える画像形成装置の実力評価を表3に示す。
尚、表3は、長さ310mmの現像スリーブ20,30の軸線方向におけるマグネット20a及びマグネット30aの長さがともに305mmで、現像剤シール部材27として主に鉄よりなるモルグロイ(KNメッキ、透磁率10.6)を用いており、現像剤シール部材27の幅が6mmの場合について、第二スリーブ30表面と現像剤シール部材27の対面する周全体に亘ってのギャップ30Gの広さを変化させ、25k枚印刷による耐久試験にて現像装置2の実力の評価を行った。
【0056】
【表3】
Figure 0004669164
【0057】
表3に示すように、現像スリーブ30表面と現像剤シール部材27の対面する周全体に亘ってのギャップ30Gの広さが増大するほど、トナー端部漏れ、コロ汚れ、ドラム端部汚れのいずれに関してもギャップ30Gとギャップ20Gが同じ大きさの従来例に比べ良い評価を得ることができる。
【0058】
尚、現像剤シールギャップ30Gを広げすぎた場合(800±100μm)は現像剤シール部材27と第二スリーブ30内マグネット30aにより形成される磁界が弱くなるため、トナー端部漏れ、コロ汚れ、感光体であるドラム端部汚れの評価が低下する。
【0059】
従って、本実施例にあっては、現像スリーブ30表面と現像剤シール部材27の対面する周全体に亘っての現像剤シールギャップ30の広さを600±100μmとした。
【0060】
以上の結果より、従来例における現像剤シール部材の実力と本実施例の現像剤シール部材の実力との差は明らかであり、本発明は本実施例の構成の現像装置に限らず、複数の現像スリーブを有する構成のあらゆる現像装置において効果的である。
【0061】
即ち、感光体の回転方向の下流側で対向する現像スリーブ(第二スリーブ)が、感光体の回転方向の上流側で対向する現像スリーブ(第一スリーブ)よりも、前記現像剤シール部材との間隙(ギャップ)が大きいことによって、現像剤担持体である現像スリーブの軸線方向端部における、現像剤滞留、現像剤飛散や漏れ、現像には寄与しない無駄な現像剤を消費したりすることを防止した現像装置を提供することができ、特に、現像部で交番電界を用いた現像方式であり、且つ、キャリアを用いないために飛散し易い一成分磁性現像剤を用いる一成分ジャンピング現像方式に対応した現像装置を提供することができる。
【0062】
よって、現像スリーブ軸線方向端部でのトナー飛散を防ぐので、感光体突き当てコロ等へのトナー付着を防止でき、現像スリーブと感光体との距離が一定に保て、耐久試験での濃度低下や、ピッチむらを回避できる。
【0063】
又、更に、感光体であるドラム、ベルト端部のトナー付着を防止し、耐久によるクリーニング部でのクリーニング不良や感光体の端部汚れの悪化を防ぐ現像装置を提供することができる。
【0064】
又、現像スリーブ端部からのトナー飛散によって生じる一次帯電器等のワイヤー汚れを防止するとともに画像ムラのない現像装置を提供することができる。
【0065】
更に、複数の現像剤担持体を近接させて高速化、省スペース化を同時にはかると共に、10万枚の耐久試験で、濃度が高濃度でかつ安定した現像装置を提供することができる。
【0066】
尚、現像剤担持体である現像スリーブの数は2個に限らず、もっと多くてもよい。この時は、像担持体である感光体の回転に対して、下流に行くほど、現像剤シール部材との間隙(ギャップ)も大きくなるのが好適である。
【0067】
実施例2
次に、本発明の実施例2について説明する。尚、実施例1と同様の構成に関しては、同一符号を付しその説明を省略する。本実施例の画像形成装置の概略構成は実施例1と同様であるので、その構成についての詳しい説明は省略する。
【0068】
実施例1にて、第二スリーブ30表面と現像剤シール部材27の対面する周全体に亘っての現像剤シールギャップ30Gの広さを増大させたため、ギャップ部30Gに形成される磁界が弱まり、耐久時に、徐々にトナーが飛散するという問題が残る。よって、250k枚耐久で端部トナー漏れ量が0.5g以下という条件が不可欠であるような、高速且つ、高耐久の画像形成装置には適応が難しいという課題があった。
【0069】
従って、本実施例においては、第二スリーブ30と現像剤シール27とのギャップ30Gの磁界を強め、トナーのシール性を高めるため、図4(a)に示すような、現像剤シール部材27aを設けた。図4(a)は、現像剤シール部材27aを、図4(b)の実施例1と同様の現像剤シール部材27と並べて、現像スリーブ20、30と周面部分と対向した部分を図示したものである。
【0070】
本実施例の特徴である現像剤シール部材27aは、現像剤シール部材27と同様の部材の現像スリーブ20、30の対向面部に、図4に示されるような、周方向に対して直角の溝271が入れられたものである。本実施例においては、溝271の幅を0.5mmで、溝の深さは1.0mmとした。
【0071】
表4、表5に、本実施形態の特徴である現像剤シール部材27aの設けられた溝271の効果に関するデータを示し、特に、表4に溝271の深さD及び、表5に溝271の幅Wを変化させたときのデータを示す。
【0072】
尚、現像剤シール部材27aとして主に鉄よりなるモルグロイ(KNメッキ、透磁率10.6)を用い、第二スリーブとのギャップG3の基準を600μmとした。そして実施例1にて記載した25k枚印刷による耐久試験より更に耐久枚数を増やして、250k枚印刷による耐久試験を行った。
【0073】
【表4】
Figure 0004669164
【0074】
【表5】
Figure 0004669164
【0075】
ここで、始めに、表4の検討結果を検証する。現像剤シール部材27aの溝271の深さを深くしていくと、溝の深さD=1.4mmになるまでは現像剤シール部のトナーシール性が増大することがわかる。これは、現像剤シール部材を溝入り構造にすることで、該現像剤シール部材の凸部に、磁力線が集中し、トナーをシールするための磁気拘束力が高められるからである。
【0076】
又、溝271の深さが深くなるにつれて現像剤シール部材27aのギャップG30のラチチュード(許容領域)が広くなるのは磁力線の集中の度合いが溝271の深さDに応じて高まるからである。ただし、溝271の深さDが1.6mm以上では溝271の凹部の磁気拘束力が弱まっている部分からトナーが漏れ出す。又、現像剤シール部材27aに極度に深い溝を掘ることは現像剤シール部材27a本体の強度を損ねることになり、製造過程の現像剤シール部材27a取り付け等の場合において不利になる。従って該現像剤シール部材の溝の深さは、この場合、0.8mm〜1.4mmが好適であり、本実施例では該現像剤シール部材の溝の深さが1.0mmのものを採用した。
【0077】
次に、表5の検討結果を検証する。現像剤シール部材27aの溝271の幅Wを0.5mmより小さくすると、現像剤シールギャップG3のラチチュードも減少する。これは溝271の幅Wが狭くなることによって、現像剤シール部材27aの凸部の表面積が増し、凸部への磁力線の集中が起こりにくくなるからである。又、現像剤シール部材27aの溝271の幅Wを0.5mmより広くした場合は、溝271の凹部の磁気拘束力が弱まっている部分からトナーが漏れ出す。従って、現像剤シール部材27aの溝271の幅Wは、0.25mm〜0.5mmが好適であり、本実施例では該現像剤シール部材27aの溝271の幅Wが0.5mmのものを採用した。
【0078】
ここで、現像剤シールギャップG30のラチチュードが広いということは、磁気シール27を取り付けるための精度をあまり必要としないという点で、現像装置製造上、コスト上非常に重要である。又、溝271の形状は矩形が好ましく、鋸歯等では、欠けやすく、その結果としてコストが高くなる。
【0079】
現像剤シール部材の現像スリーブ20、30に対向する面に深さD=1.0mm、幅W=0.5mmの矩形の溝を均等に設けることで、25万枚以上トナーシール効果が維持できるようになった。
【0080】
以上、本実施例によれば、上述の構成にすることで、実施例1に記載した効果に加えて、更に、トナーシール効果が長時間維持でき、高速械対応の現像システムであり、現像装置の製造、コストの面で有利な、ギャップラチチュードが広い磁気シール方法が提供でき、複数の現像剤担持体を近接させて高速化、省スペース化を同時にはかると共に、40万枚の耐久試験で、濃度が高濃度でかつ安定した現像装置を提供することができた。
【0081】
実施例3
次に、本発明の実施例3について説明する。尚、実施例1及び実施例2と同様の構成に関しては、同一符号を付しその説明を省略する。
【0082】
本実施例の画像形成装置の概略構成については、実施例1及び実施例2と同様であるので、詳しい説明は省略する。
【0083】
本実施例の特徴部分である現像剤シール部材27bを、図5(a)に示す。図5(a)は、現像剤シール部材27aを、図5(b)の実施例1と同様の現像剤シール部材27と並べて、現像スリーブ20、30と周面部分と対向した部分を図示したものである。本実施例に係る現像剤シール部材27bは、現像スリーブ20、30の対向面部に、現像スリーブ20、30の周方向に沿った溝272を形成した。溝272の幅は0.5mmで、溝272の深さは1.0mmとした。
【0084】
実施例2においては、図4に示すように、溝が周方向に直角に設けられているため、溝の凸部では磁力線が集まり磁気拘束力が最大限に高まるが、逆に、凹部では磁気拘束力が弱まり、この溝の凹部に沿ってトナーが徐々に漏れるという虞があった。
【0085】
従って、本実施形態においては、現像スリーブ20、30の対向面部に図5(a)のような周方向に沿った溝272を入れた構成とすることにより、上記溝の凹部に沿ってトナーが徐々に漏れるという課題を解決しつつ、磁気拘束力を最大限に高めることが可能である。
【0086】
ここで、本実施例に係る現像装置2を備える画像形成装置の実力評価を表5に示す。尚、表5は、現像スリーブ20,30の軸線方向におけるマグネット20a及びマグネット30aの長さがともに305mmで、現像剤シール部材27bとして主に鉄よりなるモルグロイ(KNメッキ、透磁率10.6)を用いており、現像剤シール部材27a、27bの幅が6mmの場合について、本実施例における周方向に溝272を設けた現像剤シール部材27b、及び、実施例2における周方向に交差する方向に溝271を設けた現像剤シール部材27aについて、250k枚耐久及び500k枚耐久試験にて、現像装置2の実力の評価を行った。
【0087】
【表6】
Figure 0004669164
【0088】
表6より本実施例で用いた現像剤シール部材27bのスリーブ20、30の溝272の方向を周方向に対して平行にした場合、50万枚以上の印刷にてもトナー漏れがほとんど起こらず、端部トナーシール性が実施例2と比較して向上していることがわかる。
【0089】
以上、本実施例によれば、上述のような現像剤シール部材に設ける溝の方向を現像スリーブ周方向に対して平行にした構成にすることで、実施例1、2に記載した効果が更に強化され、超高速械対応の現像システムであると共に、現像剤担持体軸方向のトナーシール性が向上することにより、高濃度の印刷が長時間可能となり、200万枚の現像器寿命で、現像装置の製造、コストの面で有利な、ギャップラチチュードが広い磁気シール方法を提供できた。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の現像装置及び画像形成装置は、内部に複数の磁極を有する円筒状の磁界発生手段を有する固定配置された現像剤担持体を複数有し、現像剤シール部材が、複数の現像剤担持体の軸体方向両端部の周面に沿って設けられ、該現像剤シール部材の現像剤担持体との対向面と現像剤担持体周面両端部との間に磁気ブラシを形成する現像装置において、複数の現像剤担持体のうち、像担持体の回転方向の下流側で対向する現像剤担持体が、像担持体の回転方向の上流側で対向する現像剤担持体よりも、現像剤シール部材との間隙が大きいので、
(1)現像剤担持体である現像スリーブの軸線方向端部における現像剤滞留、飛散、漏れ、及び現像には寄与しない無駄な現像剤の消費を防止でき、特に、現像部で交番電界を用いた現像方式であり、且つ、キャリアを用いず、飛散し易い一成分磁性現像剤を用いる一成分ジャンピング現像方式に対応した現像装置を実現できた。
(2)現像剤付着による感光体突き当てコロ等の汚れを防ぎ、現像スリーブと感光体との距離が一定に保ち、耐久試験での濃度低下や、ピッチむらの発生を回避できた。
(3)感光体であるドラム、ベルト端部のトナー付着を防止し、耐久によるクリーニング部でのクリーニング不良や感光体の端部汚れの悪化を防止できた。
(4)現像剤担持体端部からのトナー飛散によって生じる一次帯電器等のワイヤー汚れを防止するとともに画像ムラのない現像装置を提供することができた。
(5)複数の現像剤担持体を近接させて、高速化、省スペース化を同時にはかると共に、200万枚の現像器寿命で、濃度が高濃度でかつ安定した現像装置を提供することができる。
(6)更に、現像剤シール部材の現像剤担持体と対向する面に溝を設けることで、トナーシール効果が向上し、現像装置の製造、コストの面で有利な、ギャップラチチュードが広い磁気シール方法を実現でき、高耐久且つ高速の画像形成装置にも対応できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第一スリーブ及び第二スリーブの動作及び現像剤シール部材の機能を説明する説明図である。
【図2】本発明の現像装置を示す概略構成図である。
【図3】本発明に係る第一スリーブ及び第二スリーブの長手方向正面図である。
【図4】図4(a)は本発明の実施例2に係る現像剤シール部材を、図4(b)は実施例1に係る現像剤シール部材を示す正面図である。
【図5】図5(a)は本発明の実施例3に係る現像剤シール部材を、図5(b)は実施例1に係る現像剤シール部材を示す正面図である。
【図6】本発明の画像形成装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 感光体(像担持体)
2 現像装置
20 第一スリーブ(現像剤担持体)
20B 磁気ブラシ
20G 現像剤シールギャップ(間隙)
20a マグネット(磁界発生手段)
20b 現像スリーブ回転軸
21 現像容器
22 現像スリーブ軸受け
26 磁気ブレード
27 現像剤シール部材(現像剤シール部材)
29 現像容器開口部
30 第二スリーブ(現像剤担持体)
30B 磁気ブラシ
30G 現像剤シールギャップ(間隙)
30a マグネット(磁界発生手段)
30b 現像スリーブ回転軸

Claims (8)

  1. 像担持体上に形成された潜像を現像剤によって可視像化する現像装置であって、
    前記現像剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部であって且つ前記像担持体と対向配設される位置に設けられ、前記像担持体の回転方向に対し順方向に回転し、内部に周方向に複数の磁極を有する略円筒状の磁界発生手段が固定配置されて、前記現像剤を担持して前記像担持体へと搬送する複数の現像剤担持体と、を有し、該複数の現像剤担持体の軸線方向両端部の少なくとも一部の周面に沿って、磁性物質で形成された現像剤シール部材が設けられ、該現像剤シール部材と前記現像剤担持体内部の前記磁界発生手段との間に発生した磁界により、前記現像剤シール部材の前記現像剤担持体に対する対向面と前記現像剤担持体周面両端部との間に磁気ブラシを形成する現像装置において
    前記複数の現像剤担持体のうち、前記像担持体の回転方向の下流側で対向する現像剤担持体は、前記像担持体の回転方向の上流側で対向する現像剤担持体よりも、前記現像剤シール部材との間隙が大きいことを特徴とする現像装置。
  2. 前記像担持体の回転方向の下流側で対向する現像剤担持体と、前記像担持体の回転方向の上流側で対向する現像剤担持体とが、互いに近接して配設されていることを特徴とする請求項1の現像装置。
  3. 前記現像剤は、一成分磁性現像剤であることを特徴とする請求項1又は2の現像装置。
  4. 前記現像剤シール部材は、前記複数の現像剤担持体の周面と対向する面に複数の溝が形成されていることを特徴とする請求項1、2、又は3の現像装置。
  5. 像担持体と、該像担持体上に形成された現像剤にて静電潜像を現像する現像装置を有し、
    該現像装置は、前記現像剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部で且つ前記像担持体と対向配設される位置に設けられ、前記像担持体の回転方向に対し順方向に回転し、内部に周方向に複数の磁極を有する略円筒状の磁界発生手段が固定配置されて、前記現像剤を担持して前記像担持体へと搬送する複数の現像剤担持体と、を有し、該複数の現像剤担持体の軸線方向両端部の少なくとも一部の周面に沿って、磁性部材で形成された現像剤シール部材が設けられ、該現像剤シール部材と前記現像剤担持体内部の前記磁界発生手段との間に発生した磁界により、前記現像剤シール部材の前記現像剤担持体に対する対向面と前記現像剤担持体周面両端部との間に磁気ブラシを形成する画像形成装置において、
    前記複数の現像剤担持体のうち、前記像担持体の回転方向の下流側で対向する現像剤担持体は、前記像担持体の回転方向の上流側で対向する現像剤担持体よりも、前記現像剤シール部材との間隙が大きいことを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記像担持体の回転方向の下流側で対向する現像剤担持体と、前記像担持体の回転方向の上流側で対向する現像剤担持体とが、互いに近接して配設されていることを特徴とする請求項5の画像形成装置。
  7. 前記現像剤は、一成分磁性現像剤であることを特徴とする請求項5又は6の画像形成装置。
  8. 前記現像剤シール部材は、前記複数の現像剤担持体の周面と対向する面に複数の溝が形成されていることを特徴とする請求項5、6、又は7の画像形成装置。
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